JP2002149332A - 情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002149332A
JP2002149332A JP2000343661A JP2000343661A JP2002149332A JP 2002149332 A JP2002149332 A JP 2002149332A JP 2000343661 A JP2000343661 A JP 2000343661A JP 2000343661 A JP2000343661 A JP 2000343661A JP 2002149332 A JP2002149332 A JP 2002149332A
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JP2000343661A
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English (en)
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Katsura Sakai
桂 酒井
Yoshitsugu Hirose
吉嗣 広瀬
Tsutomu Oyama
努 大山
Hideto Yuzawa
秀人 湯澤
Hisae Mihira
寿江 三平
Kazuo Shibuta
一夫 澁田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報伝達効率の高い文書を構成するために役
立つ情報を提供することができる情報処理システムを提
供する。 【解決手段】 情報処理システム10は、ウェブページ
を閲覧するユーザの視線に関する視線情報を受信する視
線情報受信部16と、上記ウェブページを複数の領域に
分割するとともに、視線情報受信部16によって受信さ
れた視線情報に基づいて、上記ユーザの上記複数の領域
それぞれに対する視線に関する領域毎視線情報を生成す
る視線情報処理部18と、視線情報処理部18によって
生成された領域毎視線情報を表示出力する視線情報表示
部20とを備えて構成される。ここで、上記領域毎視線
情報は、上記ユーザが上記複数の領域それぞれを閲覧し
た時間に関する情報である。また、上記視線情報は、ユ
ーザ端末装置12に備えられた視線検出装置によって取
得され、情報処理システム10に対して送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理システ
ム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報伝達を目的として文書(図面、写真
等も含む)を構成し、当該文書を紙に印刷したりディス
プレイに表示したりすることが広く行われている。この
場合、文書の構成者は、情報伝達効率等を考慮して文書
を構成することが多い。すなわち、文書の構成者は、例
えば、文書の閲覧者が特に欲すると予想される情報を文
書の最上段に配置したり、文書の閲覧者が特に欲すると
予想される情報を大きなフォントや強調されたフォント
で表現することによって、文書の閲覧者が特に欲すると
予想される情報を強調した文書を構成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法に
おいて、文書の閲覧者が特に欲する情報が何であるかに
ついては、主として文書の構成者によって予想され、す
なわち、文書の構成者の主観によって判断される。従っ
て、文書の閲覧者が真に欲する情報と文書の構成者によ
る予測結果とは必ずしも一致せず、その結果、文書の構
成者が、必ずしも情報伝達効率の高い文書を構成するこ
とはできなかった。
【0004】そこで、本発明は、情報伝達効率の高い文
書を構成するために役立つ情報を提供することができる
情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の情報処理システムは、文書を閲覧するユー
ザの視線に関する視線情報を入力する視線情報入力手段
と、上記文書を複数の領域に分割するとともに、上記視
線情報入力手段によって入力された上記視線情報に基づ
いて、上記ユーザの上記複数の領域それぞれに対する視
線に関する領域毎視線情報を生成する視線情報処理手段
と、上記視線情報処理手段によって生成された上記領域
毎視線情報を出力する視線情報出力手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0006】ユーザの視線情報を入力し、かかる視線情
報に基づいて文書を構成する複数の領域それぞれに対す
る視線に関する領域毎視線情報を生成し、かかる領域毎
視線情報を出力することで、上記ユーザが上記文書を構
成する複数の領域それぞれをどの様に見ているかに関す
る情報を得ることができる。
【0007】また、本発明の情報処理システムにおいて
は、上記領域毎視線情報は、上記ユーザが上記複数の領
域それぞれを閲覧した時間に関する情報であることを特
徴とすることが好適である。
【0008】ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した時
間に関する情報を領域毎視線情報として生成すること
で、上記ユーザが上記文書を構成する複数の領域それぞ
れをどのくらいの時間だけ見ているかに関する情報を得
ることができる。
【0009】また、本発明の情報処理システムにおいて
は、上記領域毎視線情報は、上記ユーザが上記複数の領
域それぞれを閲覧した回数に関する情報であることを特
徴とすることが好適である。
【0010】ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した回
数に関する情報を領域毎視線情報として生成すること
で、上記ユーザが上記文書を構成する複数の領域それぞ
れをどのくらいの回数だけ見ているかに関する情報を得
ることができる。
【0011】また、本発明の情報処理システムにおいて
は、上記領域毎視線情報は、上記ユーザが上記複数の領
域それぞれを閲覧した順番に関する情報であることを特
徴とすることが好適である。
【0012】ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した順
番に関する情報を領域毎視線情報として生成すること
で、上記ユーザが上記文書を構成する複数の領域それぞ
れをどのような順番で見ているかに関する情報を得るこ
とができる。
【0013】また、本発明の情報処理システムにおいて
は、上記視線情報処理手段は、上記ユーザの操作による
スクロール情報をも用いて、上記領域毎視線情報を生成
することを特徴とすることが好適である。
【0014】ユーザの操作によるスクロール情報をも用
いて領域毎視線情報を生成することで、画面スクロール
をも考慮した領域毎視線情報が得られる。
【0015】また、本発明の情報処理システムにおいて
は、上記視線情報出力手段は、上記領域毎視線情報を上
記文書の上記複数の領域それぞれに対応させたグラフを
用いて、上記文書と上記領域毎視線情報とを表示出力す
ることを特徴とすることが好適である。
【0016】文書を構成する複数の領域と領域毎視線情
報とを対応させたグラフを用いて、当該文書と領域毎視
線情報とを表示出力することで、文書を構成する複数の
領域それぞれに含まれている情報と当該複数の領域それ
ぞれの領域毎視線情報との対応を明確にすることができ
る。
【0017】また、本発明の情報処理システムにおいて
は、上記視線情報出力手段は、上記ユーザが上記複数の
領域それぞれを閲覧した順番に関する情報を、先に閲覧
された領域から後に閲覧された領域に向かう矢印を用い
て表示出力することを特徴とすることが好適である。
【0018】文書を構成する複数の領域それぞれをユー
ザが閲覧した順番に関する情報を、先に閲覧された領域
から後に閲覧された領域に向かう矢印を用いて表示出力
することで、上記ユーザが上記文書を構成する複数の領
域それぞれをどのような順番で見ているかを視覚的に明
確にすることができる。
【0019】また、上記課題を解決するために、本発明
の情報処理方法は、文書を閲覧するユーザの視線に関す
る視線情報を入力する視線情報入力ステップと、上記文
書を複数の領域に分割するとともに、上記視線情報入力
ステップにおいて入力された上記視線情報に基づいて、
上記ユーザの上記複数の領域それぞれに対する視線に関
する領域毎視線情報を生成する視線情報処理ステップ
と、上記視線情報処理ステップにおいて生成された上記
領域毎視線情報を出力する視線情報出力ステップとを備
えたことを特徴としている。
【0020】ユーザの視線情報を入力し、かかる視線情
報に基づいて文書を構成する複数の領域それぞれに対す
る視線に関する領域毎視線情報を生成し、かかる領域毎
視線情報を出力することで、上記ユーザが上記文書を構
成する複数の領域それぞれをどの様に見ているかに関す
る情報を得ることができる。
【0021】また、本発明の情報処理方法においては、
上記領域毎視線情報は、上記ユーザが上記複数の領域そ
れぞれを閲覧した時間に関する情報であることを特徴と
することが好適である。
【0022】ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した時
間に関する情報を領域毎視線情報として生成すること
で、上記ユーザが上記文書を構成する複数の領域それぞ
れをどのくらいの時間だけ見ているかに関する情報を得
ることができる。
【0023】また、本発明の情報処理方法においては、
上記領域毎視線情報は、上記ユーザが上記複数の領域そ
れぞれを閲覧した回数に関する情報であることを特徴と
することが好適である。
【0024】ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した回
数に関する情報を領域毎視線情報として生成すること
で、上記ユーザが上記文書を構成する複数の領域それぞ
れをどのくらいの回数だけ見ているかに関する情報を得
ることができる。
【0025】また、本発明の情報処理方法においては、
上記領域毎視線情報は、上記ユーザが上記複数の領域そ
れぞれを閲覧した順番に関する情報であることを特徴と
することが好適である。
【0026】ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した順
番に関する情報を領域毎視線情報として生成すること
で、上記ユーザが上記文書を構成する複数の領域それぞ
れをどのような順番で見ているかに関する情報を得るこ
とができる。
【0027】また、本発明の情報処理方法においては、
上記視線情報処理ステップは、上記ユーザの操作による
スクロール情報をも用いて、上記領域毎視線情報を生成
することを特徴とすることが好適である。
【0028】ユーザの操作によるスクロール情報をも用
いて領域毎視線情報を生成することで、画面スクロール
をも考慮した領域毎視線情報が得られる。
【0029】また、本発明の情報処理方法においては、
上記視線情報出力ステップは、上記領域毎視線情報を上
記文書の上記複数の領域それぞれに対応させたグラフを
用いて、上記文書と上記領域毎視線情報とを表示出力す
ることを特徴とすることが好適である。
【0030】文書を構成する複数の領域と領域毎視線情
報とを対応させたグラフを用いて、当該文書と領域毎視
線情報とを表示出力することで、文書を構成する複数の
領域それぞれに含まれている情報と当該複数の領域それ
ぞれの領域毎視線情報との対応を明確にすることができ
る。
【0031】また、本発明の情報処理方法においては、
上記視線情報出力ステップは、上記ユーザが上記複数の
領域それぞれを閲覧した順番に関する情報を、先に閲覧
された領域から後に閲覧された領域に向かう矢印を用い
て表示出力することを特徴とすることが好適である。
【0032】文書を構成する複数の領域それぞれをユー
ザが閲覧した順番に関する情報を、先に閲覧された領域
から後に閲覧された領域に向かう矢印を用いて表示出力
することで、上記ユーザが上記文書を構成する複数の領
域それぞれをどのような順番で見ているかを視覚的に明
確にすることができる。
【0033】また、上記課題を解決するために、本発明
のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、文書を閲覧
するユーザの視線に関する視線情報を入力する視線情報
入力ステップと、上記文書を複数の領域に分割するとと
もに、上記視線情報入力ステップにおいて入力された上
記視線情報に基づいて、上記ユーザの上記複数の領域そ
れぞれに対する視線に関する領域毎視線情報を生成する
視線情報処理ステップと、上記視線情報処理ステップに
おいて生成された上記領域毎視線情報を出力する視線情
報出力ステップとを、コンピュータに実行させるための
プログラムを記録したことを特徴としている。
【0034】コンピュータを用いて上記プログラムを実
行し、ユーザの視線情報を入力し、かかる視線情報に基
づいて文書を構成する複数の領域それぞれに対する視線
に関する領域毎視線情報を生成し、かかる領域毎視線情
報を出力することで、上記ユーザが上記文書を構成する
複数の領域それぞれをどの様に見ているかに関する情報
を得ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態にかかる情報処
理システムについて図面を参照して説明する。本実施形
態にかかる情報処理システムは、文書を閲覧するユーザ
の視線に関する視線情報を処理する情報処理システムで
ある。ここで、文書とは、紙等に印刷された文書のみな
らずディスプレイ等に表示された電子文書(例えばイン
ターネットのウェブページ)も含む。また、ここで、文
書とは、文字情報のみで表現された文書のみならず、図
や写真等によって表現された文書も含む。
【0036】まず、本実施形態にかかる情報処理システ
ムの構成について説明する。図1は、本実施形態にかか
る情報処理システムの構成図である。本実施形態にかか
る情報処理システム10は、物理的には、CPU(中央
処理装置)、メモリ、マウスやキーボードなどの入力装
置、ディスプレイなどの表示装置、ハードディスクなど
の格納装置、通信ユニットなどの送受信装置などを備え
たサーバシステムとして構成され、図1に示すように、
複数のユーザ端末装置12とインターネット14を介し
て接続されている。
【0037】複数のユーザ端末装置12それぞれは、イ
ンターネットのユーザが利用する端末装置であって、物
理的には、CPU(中央処理装置)、メモリ、マウスや
キーボードなどの入力装置、ディスプレイなどの表示装
置、ハードディスクなどの格納装置、モデムなどの送受
信装置などを備えたコンピュータシステム(例えばパー
ソナルコンピュータ)として構成される。複数のユーザ
端末装置12それぞれは、また、当該ユーザ端末装置1
2のユーザの視線を検出する視線検出装置を備えてい
る。当該視線検出装置としては、例えば、特開平11−
232434号公報に記載されているように、人間の目
に赤外線を照射して、その反射方向に基づいて視線方向
を検出する視線検出装置などを用いることができる。
【0038】情報処理システム10は、機能的な構成要
素として、図1に示すように、視線情報受信部16(視
線情報入力手段)と、視線情報処理部18(視線情報処
理手段)と、視線情報表示部20(視線情報出力手段)
とを備えて構成される。以下、各構成要素について詳細
に説明する。
【0039】視線情報受信部16は、ウェブページ(文
書)を閲覧するユーザの視線に関する視線情報を受信
(入力)する。より詳細には、ユーザ端末装置12から
送信される当該ユーザ端末装置12のユーザの視線に関
する視線情報を受信する。かかる視線情報は、図2に示
すように、ユーザ端末装置12のディスプレイに表示さ
れる特定のウェブページ22に対するユーザの視線位置
の履歴を示す情報である。かかる視線情報は、ユーザ端
末装置12に備えられている視線検出装置を用いて、一
定時間(例えば1秒)毎にユーザがウェブページ内のど
の位置を見ているかを計測することによって得られる。
尚、図2においては、ウェブページ22に含まれる内容
(コンテンツ)は省略してある。
【0040】ここで、例えば図3及び図4に示すよう
に、ウェブページ22の全体をユーザ端末装置12のデ
ィスプレイに同時に表示することができず、スクロール
バー24を操作することによってウェブページ22の全
体が閲覧される場合、視線情報受信部16は、ディスプ
レイを単位とするユーザの視線情報ではなく、図5に示
すようなウェブページ22を単位とするユーザの視線情
報を受信する。この場合、ディスプレイに対するユーザ
の視線位置(ユーザがディスプレイのどこを見ている
か)はユーザ端末装置12に備えられている視線検出装
置によって計測することができるので、かかる計測結果
とウェブページのスクロール情報とから、ウェブページ
22に対するユーザの視線位置(ユーザがウェブページ
22のどこを見ているか)を算出することができる。つ
まり、ユーザのマウス操作によるブラウザのスクロール
に関する情報と、そのスクロール操作が行われた時点に
おける視線情報とから、ウェブページ22に対するユー
ザの視線位置を算出する。尚、図3〜5において、領域
A〜Fには異なる内容(コンテンツ)が配置されてい
る。
【0041】尚、ウェブページ22におけるユーザの視
線位置の算出はユーザ端末装置12が行っても良いし、
情報処理システム10の視線情報受信部16が行っても
良い。ユーザ端末装置12がウェブページ22における
ユーザの視線位置の算出を行う場合、情報処理システム
10の視線情報受信部16は、ユーザ端末装置12によ
って算出されたウェブページ22に対するユーザの視線
位置の履歴を視線情報として受信する。一方、情報処理
システム10の視線情報受信部16がウェブページ22
に対するユーザの視線位置の算出を行う場合、情報処理
システム10の視線情報受信部16は、ディスプレイに
対するユーザの視線位置とウェブページのスクロール情
報との履歴を視線情報として受信し、これらの情報を用
いてウェブページ22に対するユーザの視線位置の履歴
を算出することになる。
【0042】視線情報処理部18は、上記ウェブページ
22(文書)を複数の領域に分割するとともに、視線情
報受信部16によって受信(入力)された上記視線情報
に基づいて、上記ユーザの上記複数の領域それぞれに対
する視線に関する領域毎視線情報を生成する。ここで、
上記領域毎視線情報は、例えば、上記ユーザが上記複数
の領域それぞれを閲覧した時間である。
【0043】より具体的には、視線情報処理部18は、
まず、図6に示すように、上記ウェブページ22を縦横
それぞれ10等分し、合計100個の等面積の長方形
(あるいは正方形)の領域に分割する。視線情報処理部
18は、また、図7に示すように、視線情報受信部16
によって受信された視線情報、すなわち、ウェブページ
22に対するユーザの視線位置の履歴を、上記100個
の領域に分割されたウェブページ22に対応づける。こ
こで、視線情報処理部18は、視線情報受信部16によ
って受信された視線情報、すなわち、ウェブページ22
に対するユーザの視線位置の履歴に基づいて、上記ユー
ザが上記複数の領域それぞれを閲覧した時間を算出す
る。尚、図6及び図7においては、ウェブページ22に
含まれる内容(コンテンツ)は省略してある。
【0044】視線情報表示部20は、視線情報処理部1
8によって生成された領域毎視線情報を、情報処理シス
テム10のユーザが使用するディスプレイに表示出力す
る。より詳細には、視線情報表示部20は、上記領域毎
視線情報を上記ウェブページ22の上記複数の領域それ
ぞれに対応させた3次元グラフを用いて、上記ウェブペ
ージ22と上記領域毎視線情報(上記ユーザが上記複数
の領域それぞれを閲覧した時間)とを表示出力する。上
記3次元グラフは、例えば、図8に示すように、ウェブ
ページ22の内容(コンテンツ)と、当該ウェブページ
22の上記複数の領域それぞれに対応する位置に表示さ
れるとともに上記ユーザが上記複数の領域それぞれを閲
覧した時間に応じた高さを有するバー28とを含む3次
元グラフ26である。
【0045】続いて、本実施形態にかかる情報処理シス
テムの動作について説明し、併せて、本発明の実施形態
にかかる情報処理方法について説明する。図9は、本実
施形態にかかる情報処理システム10の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0046】本実施形態にかかる情報処理システム12
を用いて視線情報を処理する場合は、まず、視線情報受
信部16により、ウェブページを閲覧するユーザの視線
に関する視線情報が受信される(S12)。より詳細に
は、ユーザ端末装置12から送信される当該ユーザ端末
装置12のユーザの視線に関する視線情報が受信され
る。かかる視線情報は、図2に示すように、ユーザ端末
装置12のディスプレイに表示される特定のウェブペー
ジ22に対するユーザの視線位置の履歴を示す情報であ
る。かかる視線情報は、ユーザ端末装置12に備えられ
ている視線検出装置を用いて、一定時間(例えば1秒)
毎にユーザがウェブページ内のどの位置を見ているかを
計測することによって得られる。
【0047】視線情報受信部16によって視線情報が受
信されると、視線情報処理部18により、上記ウェブペ
ージ22が複数の領域に分割されるとともに、視線情報
受信部16によって受信された上記視線情報に基づい
て、上記ユーザの上記複数の領域それぞれに対する視線
に関する領域毎視線情報が生成される(S14)。ここ
で、上記領域毎視線情報は、例えば、上記ユーザが上記
複数の領域それぞれを閲覧した時間である。
【0048】より具体的には、まず、図6に示すよう
に、上記ウェブページ22が縦横それぞれ10等分さ
れ、合計100個の長方形(あるいは正方形)の領域に
分割される。続いて、図7に示すように、視線情報受信
部16によって受信された視線情報、すなわち、ウェブ
ページ22に対するユーザの視線位置の履歴が、上記1
00個の領域に分割されたウェブページ22に対応づけ
られる。その後、視線情報受信部16によって受信され
た視線情報、すなわち、ウェブページ22に対するユー
ザの視線位置の履歴に基づいて、上記ユーザが上記複数
の領域それぞれを閲覧した時間が算出される。
【0049】視線情報処理部18によって生成された領
域毎視線情報は、視線情報表示部20によって、情報処
理システム10のユーザが使用するディスプレイに表示
出力される(S16)。より詳細には、上記領域毎視線
情報を上記ウェブページ22の上記複数の領域それぞれ
に対応させた3次元グラフを用いて、上記ウェブページ
22と上記領域毎視線情報(上記ユーザが上記複数の領
域それぞれを閲覧した時間)とが表示出力される。上記
3次元グラフは、例えば、図8に示すように、ウェブペ
ージ22の内容(コンテンツ)と、当該ウェブページ2
2の上記複数の領域それぞれに対応する位置に表示され
るとともに上記ユーザが上記複数の領域それぞれを閲覧
した時間に応じた高さを有するバー28とを含む3次元
グラフである。
【0050】続いて、本実施形態にかかる情報処理シス
テムの作用及び効果について説明する。本実施形態にか
かる情報処理システム10は、視線情報受信部16によ
ってウェブページ22を閲覧するユーザの視線情報を受
信し、視線情報処理部18によってかかる視線情報に基
づいてウェブページ22を構成する複数の領域それぞれ
に対する視線に関する領域毎視線情報を生成し、視線情
報表示部20によってかかる領域毎視線情報を出力す
る。従って、上記ユーザが上記ウェブページ22を構成
する複数の領域それぞれをどの様に見ているかに関する
情報を得ることができる。ここで、上記ユーザが上記ウ
ェブページ22を構成する複数の領域それぞれをどの様
に見ているかに関する情報は、情報伝達効率の高いウェ
ブページを構成する上で極めて重要な情報である。従っ
て、本実施形態にかかる情報処理システム10は、情報
伝達効率の高いウェブページを構成するために役立つ情
報を提供することが可能となる。
【0051】また、上記実施形態にかかる情報処理シス
テム10は、視線情報処理部18によって、ユーザが複
数の領域それぞれを閲覧した時間に関する情報を領域毎
視線情報として生成し、当該ユーザが複数の領域それぞ
れを閲覧した時間に関する情報を視線情報表示部20に
よって表示出力する。従って、上記ユーザが上記ウェブ
ページ22を構成する複数の領域それぞれをどのくらい
の時間だけ見ているかに関する情報を得ることができ
る。ここで、上記ユーザが上記ウェブページを構成する
複数の領域それぞれをどのくらいの時間だけ見ているか
に関する情報は、ユーザの興味の有無(例えば、見てい
る時間が長い領域に含まれるコンテンツに関しては興味
が有るが、見ている時間が短い領域に含まれるコンテン
ツに関しては興味が無いなど)や、見やすさ(例えば、
見ている時間が長い領域に含まれるコンテンツは見にく
いが、見ている時間が短い領域に含まれるコンテンツは
見やすいなど)などの観点から、情報伝達効率の高いウ
ェブページを構成する上で極めて重要な情報である。従
って、本実施形態にかかる情報処理システム10は、特
に上記観点から、情報伝達効率の高いウェブページを構
成するために役立つ情報を提供することが可能となる。
【0052】また、本実施形態にかかる情報処理システ
ム10は、視線情報表示部20によって、ウェブページ
22を構成する複数の領域と領域毎視線情報(ユーザが
複数の領域それぞれを閲覧した時間に関する情報)とを
対応させた3次元グラフを用いて、当該ウェブページ2
2と領域毎視線情報とを表示出力する。従って、ウェブ
ページ22を構成する複数の領域それぞれに含まれてい
る情報と当該複数の領域それぞれの領域毎視線情報との
対応を明確にすることができる。その結果、情報伝達効
率の高いウェブページを構成するために役立つ情報を効
率よく提供することが可能となる。
【0053】上記実施形態にかかる情報処理システム1
0においては、視線情報処理部18がウェブページ22
を100個の等面積の長方形(あるいは正方形)の領域
に分割し、分割された100個の領域それぞれに対する
視線に関する領域毎視線情報を生成していたが、これ
は、必ずしもウェブページ22を等分割するものでなく
ても良い。すなわち、視線情報処理部18がウェブペー
ジ22をコンテンツに応じて複数の領域に分割し、かか
る分割された複数の領域それぞれに対する視線に関する
領域毎視線情報を生成してもよい。例えば、視線情報処
理部18は、図5に示すウェブページ22のように領域
A〜Gの7つ領域それぞれに異なる内容(コンテンツ)
を含むウェブページ22を、当該コンテンツ毎に7つの
領域に分割し、かかる分割された7つの領域それぞれに
対する視線に関する領域毎視線情報を生成してもよい。
この場合、領域の分割はウェブページ22を記述するH
TML言語に基づいて行われる。
【0054】また、上記実施形態にかかる情報処理シス
テム10においては、視線情報処理部18が、ユーザが
複数の領域それぞれを閲覧した時間に関する情報を領域
毎視線情報として生成していたが、これは、ユーザが複
数の領域それぞれを閲覧した回数に関する情報を領域毎
視線情報として生成するものであってもよい。ここで、
ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した回数をカウント
するためには、例えば、ユーザが特定の領域を閲覧した
ら当該特定の領域の閲覧回数を1とし、ユーザが一旦他
の領域を閲覧してから再度特定の領域を閲覧したら当該
特定の領域の閲覧回数を2とし、その後、ユーザが一旦
他の領域を閲覧してから再度特定の領域を閲覧するたび
に、当該特定の領域の閲覧回数を1ずつ加算していけば
よい。
【0055】ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した回
数に関する情報を領域毎視線情報として生成し、当該ユ
ーザが複数の領域それぞれを閲覧した回数に関する情報
を視線情報表示部20によって表示出力することで、上
記ユーザが上記ウェブページを構成する複数の領域それ
ぞれをどのくらいの回数だけ見ているかに関する情報を
得ることができる。ここで、上記ユーザが上記ウェブペ
ージを構成する複数の領域それぞれをどのくらいの回数
だけ見ているかに関する情報は、ユーザの興味の有無
(例えば、見た回数の多い領域に含まれるコンテンツに
関しては興味が有るが、見た回数が少ない領域に含まれ
るコンテンツに関しては興味が無いなど)や、他の領域
に含まれる情報との関連性の程度(例えば、見た回数の
多い領域に含まれるコンテンツは他の領域に含まれるコ
ンテンツとの関連性が高く、見た回数の少ない領域に含
まれるコンテンツは他の領域に含まれるコンテンツとの
関連性が低いなど)の観点から、情報伝達効率の高いウ
ェブページを構成する上で極めて重要な情報である。従
って、本実施形態にかかる情報処理システム10は、特
に上記観点から、情報伝達効率の高いウェブページを構
成するために役立つ情報を提供することが可能となる。
【0056】また、上記実施形態にかかる情報処理シス
テム10においては、視線情報処理部18が、ユーザが
複数の領域それぞれを閲覧した時間に関する情報を領域
毎視線情報として生成していたが、これは、ユーザが複
数の領域それぞれを閲覧した順番に関する情報を領域毎
視線情報として生成するものであっても良い。
【0057】ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した順
番に関する情報を領域毎視線情報として生成し、当該ユ
ーザが複数の領域それぞれを閲覧した順番に関する情報
を視線情報表示部20によって表示出力することで、上
記ユーザが上記ウェブページを構成する複数の領域それ
ぞれをどのような順番で見ているかに関する情報を得る
ことができる。ここで、上記ユーザが上記ウェブページ
を構成する複数の領域それぞれをどの様な順番で見てい
るかに関する情報は、ユーザの興味の有無(例えば、先
に見られた領域に含まれるコンテンツに関しては興味が
有るが、後に見られた領域に含まれるコンテンツに関し
ては興味が無いなど)や、デザインの斬新さ(例えば、
先に見られた領域はデザインが斬新であるが、後に見ら
れた領域はデザインが陳腐であるなど)の観点から、情
報伝達効率の高いウェブページを構成する上で極めて重
要な情報である。従って、本実施形態にかかる情報処理
システム10は、特に上記観点から、情報伝達効率の高
いウェブページを構成するために役立つ情報を提供する
ことが可能となる。
【0058】また、上記実施形態にかかる情報処理シス
テム10においては、特定の一人のユーザがウェブペー
ジ22を構成する複数の領域それぞれを閲覧した時間に
関する情報を領域毎視線情報として生成していたが、こ
れは、複数のユーザがウェブページ22を構成する複数
の領域それぞれを閲覧した時間に関する情報を領域毎視
線情報として生成してもよい。この場合、例えば、上記
複数のユーザそれぞれがウェブページ22を構成する複
数の領域それぞれを閲覧した時間を当該複数の領域毎に
加算した値、あるいは、平均した値などを領域毎視線情
報として生成し、表示出力することができる。
【0059】同様に、複数のユーザがウェブページ22
を構成する複数の領域それぞれを閲覧した回数に関する
情報を領域毎視線情報として生成してもよい。この場
合、例えば、上記複数のユーザそれぞれがウェブページ
22を構成する複数の領域それぞれを閲覧した回数を当
該複数の領域毎に加算した値、あるいは、平均した値な
どを領域毎視線情報として生成し、表示出力することが
できる。また、この場合は、特定のユーザによって複数
の領域それぞれが1回見られた場合と複数回見られた場
合とを区別せず、複数のユーザによる複数の領域それぞ
れの視聴率を生成し、表示出力してもよい。
【0060】同様に、複数のユーザがウェブページ22
を構成する複数の領域それぞれを閲覧した順番に関する
情報を領域毎視線情報として生成してもよい。この場
合、例えば、上記複数のユーザそれぞれが閲覧した順番
に応じて、複数の領域それぞれにポイントを付与し(例
えば、一番先に見られた領域は1.0ポイント、次に見
られた領域は0.9ポイント、その次に見られた領域は
0.8ポイント、以下順番が後になる毎に0.1ポイン
トずつ減っていくなど)、かかるポイントを複数の領域
毎に加算した値、あるいは、平均した値などを領域毎視
線情報として生成し、表示出力することができる。ここ
で、上記ポイントを加算した値、あるいは、平均した値
が大きいということは、他の領域と比較して先に見られ
る傾向にある(いわゆる誘目度が高い)ことを示してお
り、一方、上記ポイントを加算した値、あるいは、平均
した値が小さいということは、他の領域と比較して後に
見られる傾向にある(いわゆる誘目度が低い)ことを示
している。
【0061】具体的には、例えば、図5に示すようなウ
ェブページ22をX、Y、Zの3人が閲覧した場合を考
える。ウェブページ22を閲覧するに際し、Xは領域
A,D,Bの順に閲覧し、Yは領域A,B,Fの順に閲
覧し、Zは領域A,D,G,C,Bの順に閲覧したとす
る。この場合、上記ポイントを平均した値は、領域Aに
ついては1.0、領域Bについては0.77、領域Cに
ついては0.23、領域Dについては0.60、領域E
については0.0、領域Fについては0.27、領域G
については0.27となる。従って、領域Aや領域B
は、他の領域と比較して先に見られる傾向にあり、領域
Aや領域Bに重要な情報を記載した方が良いことがわか
る。
【0062】この場合、視線情報表示部20は、上記ユ
ーザが上記複数の領域それぞれを閲覧した順番に関する
情報を、図10に示すように、先に閲覧された(あるい
は先に閲覧された傾向のある)領域から後に閲覧された
(あるいは後に閲覧された傾向にある)領域に向かう矢
印を用いて表示出力するようにしてもよい。ウェブペー
ジ22を構成する複数の領域それぞれをユーザが閲覧し
た順番に関する情報を、先に閲覧された領域から後に閲
覧された領域に向かう矢印を用いて表示出力すること
で、上記ユーザが上記ウェブページを構成する複数の領
域それぞれをどのような順番で見ているかを視覚的に明
確にすることができる。
【0063】また、複数のユーザがウェブページ22を
構成する複数の領域それぞれを閲覧した順番に関する情
報は、例えば、以下に示すように確率分布を用いて生成
しても良い。すなわち、図5に示すウェブページ22を
構成する領域A〜領域Gまでの7つの領域のうち、ユー
ザが無作為に3つの領域を閲覧する場合、7つの領域そ
れぞれが閲覧される回数は、平均が3×3/7で分散が
3×3/7×(1−3/7)の2項分布に従う。一方、
ウェブページ22を閲覧するに際し、Xは領域A,D,
Bの順に閲覧し、Yは領域A,B,Fの順に閲覧し、Z
は領域A,D,Gの順に閲覧したとする。この場合、領
域Aが見られた回数は3、領域Bが見られた回数は2、
領域Cが見られた回数は0、領域Dが見られた回数は
2、領域Eが見られた回数は0、領域Fが見られた回数
は1、領域Gが見られた回数は1となる(ここで、4番
目以降に見られた領域に関してはカウントしない)。続
いて、上述の2項分布を平均が0で分散が1になるよう
に標準化するとともに、2項分布における上記7つの領
域それぞれが閲覧された回数も標準化する。この場合、
領域Aが見られた回数を標準化した値は2.33、領域
Bが見られた回数を標準化した値は0.97、領域Cが
見られた回数を標準化した値は−1.57、領域Dが見
られた回数を標準化した値は0.97、領域Eが見られ
た回数を標準化した値は−1.75、領域Fが見られた
回数を標準化した値は−0.39、領域Gが見られた回
数を標準化した値は−0.39となる。ここで、見られ
た回数を標準化した値が大きいということは、他の領域
と比較して先に見られる傾向にある(いわゆる誘目度が
高い)ことを示しており、一方、見られた回数を標準化
した値が小さいということは、他の領域と比較して後に
見られる傾向にある(いわゆる誘目度が低い)ことを示
している。
【0064】この場合も、視線情報表示部20は、上記
ユーザが上記複数の領域それぞれを閲覧した順番に関す
る情報を、図11に示すように、先に閲覧された(ある
いは先に閲覧された傾向のある)領域から後に閲覧され
た(あるいは後に閲覧された傾向にある)領域に向かう
矢印を用いて表示出力するようにしてもよい。図11
は、特に、ウェブページ22を構成する7つの領域A〜
Gそれぞれの重心に、上記見られた回数を標準化した値
に応じた電荷があると仮定して、当該ウェブページ22
における電場の様子(電場の大きさと向き)を算出し、
当該電場の様子を流線図で示すことによって得られる。
【0065】また、上記実施形態にかかる情報処理シス
テム10においては、視線情報表示部20が、ユーザが
複数の領域それぞれを閲覧した時間に関する情報、ユー
ザが複数の領域それぞれを閲覧した回数に関する情報、
ユーザが複数の領域それぞれを閲覧した順番に関する情
報のいずれかを領域毎視線情報として表示出力していた
が、これらの2つあるいは全部を併せて表示出力するよ
うにしても良い。
【0066】また、上記実施形態にかかる情報処理シス
テム10においては、領域毎視線情報を生成して表示出
力していたが、併せて、ユーザによって見られた領域の
数や、2以上の特定の領域が合わせてみられた回数など
を算出し、表示出力するようにしても良い。
【0067】最後に、本発明の実施形態にかかるコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体(以下、単に記録媒体と
いう)について説明する。ここで、記録媒体とは、コン
ピュータのハードウェア資源に備えられている読み取り
装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、
光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、そ
れに対応する信号の形式で、読み取り装置にプログラム
の記述内容を伝達できるものである。かかる記録媒体と
しては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、CD−R
OM、コンピュータに内蔵されるメモリなどが該当す
る。
【0068】図12は、本発明の実施形態にかかる記録
媒体の構成図である。記録媒体30は、図12に示すよ
うに、プログラムを記録するプログラム領域30aを備
えており、このプログラム領域30aには、情報処理プ
ログラム32が記録されている。情報処理プログラム3
2は、処理を統括するメインモジュール32aと、ユー
ザ端末装置12から送信される、ウェブページ22を閲
覧するユーザの視線に関する視線情報を受信する視線情
報受信モジュール32bと、ウェブページ22を複数の
領域に分割するとともに、視線情報受信モジュール32
bを動作させることによって受信された上記視線情報に
基づいて、上記ユーザの上記複数の領域それぞれに対す
る視線に関する領域毎視線情報を生成する視線情報処理
モジュール32cと、視線情報処理モジュール32cを
動作させることによって生成された上記領域毎視線情報
を表示出力する視線情報表示モジュール32dとを備え
て構成される。ここで、視線情報受信モジュール32
b、視線情報処理モジュール32c、視線情報表示モジ
ュール32dそれぞれを動作させることによって実現す
る機能は、上記情報処理システム10の視線情報受信部
16、視線情報処理部18、視線情報表示部20それぞ
れの機能と同様である。
【0069】図13は、記録媒体30に記録された情報
処理プログラム32を実行するためのコンピュータ(例
えばサーバシステム)のシステム構成図であり、図14
は、記録媒体30に記録された情報処理プログラム32
を実行するためのコンピュータの斜視図である。コンピ
ュータ100は、図13及び図14に示すように、読み
取り装置102と、オペレーティングシステム(OS)
を常駐させた作業用メモリ(RAM)104と、表示手
段であるディスプレイ106と、入力手段であるマウス
108及びキーボード110と、通信手段である通信ユ
ニット112と、情報処理プログラム32の実行等を制
御するCPU114とを備えている。ここで、記録媒体
30が読み取り装置102に挿入されると、記録媒体3
0に記録された情報が読み取り装置102からアクセス
可能となり、記録媒体30のプログラム領域30aに記
録された情報処理プログラム32が、コンピュータ10
0によって実行可能となる。
【0070】上記読み取り装置102としては、記録媒
体30に対応して、フレキシブルディスクドライブ装
置、CD−ROMドライブ装置、あるいは磁気テープド
ライブ装置などが用いられる。
【0071】
【発明の効果】本発明の情報処理システム及び情報処理
方法は、ユーザの視線情報を入力し、かかる視線情報に
基づいて文書を構成する複数の領域それぞれに対する視
線に関する領域毎視線情報を生成し、かかる領域毎視線
情報を出力する。従って、上記ユーザが上記文書を構成
する複数の領域それぞれをどの様に見ているかに関する
情報を得ることができる。ここで、上記ユーザが上記文
書を構成する複数の領域それぞれをどの様に見ているか
に関する情報は、情報伝達効率の高い文書を構成する上
で極めて重要な情報である。従って、本発明の情報処理
システム及び情報処理方法は、情報伝達効率の高い文書
を構成するために役立つ情報を提供することができる。
【0072】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に関しては、コンピュータを用いて上記プロ
グラムを実行し、ユーザの視線情報を入力し、かかる視
線情報に基づいて文書を構成する複数の領域それぞれに
対する視線に関する領域毎視線情報を生成し、かかる領
域毎視線情報を出力する。従って、上記ユーザが上記文
書を構成する複数の領域それぞれをどの様に見ているか
に関する情報を得ることができる。ここで、上記ユーザ
が上記文書を構成する複数の領域それぞれをどの様に見
ているかに関する情報は、情報伝達効率の高い文書を構
成する上で極めて重要な情報である。従って、本発明の
情報処理システム及び情報処理方法は、情報伝達効率の
高い文書を構成するために役立つ情報を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理システムの構成図である。
【図2】視線情報を示す図である。
【図3】ディスプレイに表示されたウェブページを示す
図である。
【図4】ディスプレイに表示されたウェブページを示す
図である。
【図5】ウェブページを示す図である。
【図6】ウェブページを複数の領域に分割する様子を示
す図である。
【図7】複数の領域に分割されたウェブページに視線情
報を対応づける様子を示す図である。
【図8】ウェブページと視線情報との表示出力結果を示
す図である。
【図9】情報処理システムの動作を示すフローチャート
である。
【図10】ウェブページと視線情報との表示出力結果を
示す図である。
【図11】ウェブページと視線情報との表示出力結果を
示す図である。
【図12】記録媒体の構成図である。
【図13】コンピュータのシステム構成図である。
【図14】コンピュータの斜視図である。
【符号の説明】
10…情報処理システム、12…ユーザ端末装置、14
…インターネット、16…視線情報受信部、18…視線
情報処理部、20…視線情報表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 努 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 湯澤 秀人 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 三平 寿江 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 澁田 一夫 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA09 CC02 CC21 CC26 CC31 DD09 5E501 AA13 AB15 AC15 AC33 BA01 BA05 BA13 CA02 CC08 EA14 EB05 FA23 FB03 FB23 FB43

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を閲覧するユーザの視線に関する視
    線情報を入力する視線情報入力手段と、 前記文書を複数の領域に分割するとともに、前記視線情
    報入力手段によって入力された前記視線情報に基づい
    て、前記ユーザの前記複数の領域それぞれに対する視線
    に関する領域毎視線情報を生成する視線情報処理手段
    と、 前記視線情報処理手段によって生成された前記領域毎視
    線情報を出力する視線情報出力手段とを備えたことを特
    徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記領域毎視線情報は、前記ユーザが前
    記複数の領域それぞれを閲覧した時間に関する情報であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記領域毎視線情報は、前記ユーザが前
    記複数の領域それぞれを閲覧した回数に関する情報であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記領域毎視線情報は、前記ユーザが前
    記複数の領域それぞれを閲覧した順番に関する情報であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記視線情報処理手段は、前記ユーザの
    操作によるスクロール情報をも用いて、前記領域毎視線
    情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理システム。
  6. 【請求項6】 前記視線情報出力手段は、前記領域毎視
    線情報を前記文書の前記複数の領域それぞれに対応させ
    たグラフを用いて、前記文書と前記領域毎視線情報とを
    表示出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処
    理システム。
  7. 【請求項7】 前記視線情報出力手段は、前記ユーザが
    前記複数の領域それぞれを閲覧した順番に関する情報
    を、先に閲覧された領域から後に閲覧された領域に向か
    う矢印を用いて表示出力することを特徴とする請求項4
    に記載の情報処理システム。
  8. 【請求項8】 文書を閲覧するユーザの視線に関する視
    線情報を入力する視線情報入力ステップと、 前記文書を複数の領域に分割するとともに、前記視線情
    報入力ステップにおいて入力された前記視線情報に基づ
    いて、前記ユーザの前記複数の領域それぞれに対する視
    線に関する領域毎視線情報を生成する視線情報処理ステ
    ップと、 前記視線情報処理ステップにおいて生成された前記領域
    毎視線情報を出力する視線情報出力ステップとを備えた
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. 【請求項9】 前記領域毎視線情報は、前記ユーザが前
    記複数の領域それぞれを閲覧した時間に関する情報であ
    ることを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 【請求項10】 前記領域毎視線情報は、前記ユーザが
    前記複数の領域それぞれを閲覧した回数に関する情報で
    あることを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  11. 【請求項11】 前記領域毎視線情報は、前記ユーザが
    前記複数の領域それぞれを閲覧した順番に関する情報で
    あることを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  12. 【請求項12】 前記視線情報処理ステップは、前記ユ
    ーザの操作によるスクロール情報をも用いて、前記領域
    毎視線情報を生成することを特徴とする請求項8に記載
    の情報処理方法。
  13. 【請求項13】 前記視線情報出力ステップは、前記領
    域毎視線情報を前記文書の前記複数の領域それぞれに対
    応させたグラフを用いて、前記文書と前記領域毎視線情
    報とを表示出力することを特徴とする請求項8に記載の
    情報処理方法。
  14. 【請求項14】 前記視線情報出力ステップは、前記ユ
    ーザが前記複数の領域それぞれを閲覧した順番に関する
    情報を、先に閲覧された領域から後に閲覧された領域に
    向かう矢印を用いて表示出力することを特徴とする請求
    項11に記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】 文書を閲覧するユーザの視線に関する
    視線情報を入力する視線情報入力ステップと、 前記文書を複数の領域に分割するとともに、前記視線情
    報入力ステップにおいて入力された前記視線情報に基づ
    いて、前記ユーザの前記複数の領域それぞれに対する視
    線に関する領域毎視線情報を生成する視線情報処理ステ
    ップと、 前記視線情報処理ステップにおいて生成された前記領域
    毎視線情報を出力する視線情報出力ステップとを、コン
    ピュータに実行させるためのプログラムを記録したこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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