JP2002149230A - 機器応動監視方法 - Google Patents
機器応動監視方法Info
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- JP2002149230A JP2002149230A JP2000345402A JP2000345402A JP2002149230A JP 2002149230 A JP2002149230 A JP 2002149230A JP 2000345402 A JP2000345402 A JP 2000345402A JP 2000345402 A JP2000345402 A JP 2000345402A JP 2002149230 A JP2002149230 A JP 2002149230A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開閉器,遮断器等の被制御機器の応動状態の
変化傾向を予測して不応動対策が遅れることなく確実に
行えるようにする。 【解決手段】 被制御機器7への制御出力から機器7の
状態が変化するまでの応動時間の計測をくり返して制御
回数に対する応動時間の変化特性を求め、所定の制御回
数毎に、変化特性の最新の傾きを求めて最新の寿命予測
直線を決定し、この予測直線から応動時間が不応動とみ
なす設定時間になる制御回数を寿命回数として予測する
ことをくり返し、予測した最新の寿命回数又は該寿命回
数と現在までの制御回数との差の残りの制御回数を、不
応動予告として通知する。
変化傾向を予測して不応動対策が遅れることなく確実に
行えるようにする。 【解決手段】 被制御機器7への制御出力から機器7の
状態が変化するまでの応動時間の計測をくり返して制御
回数に対する応動時間の変化特性を求め、所定の制御回
数毎に、変化特性の最新の傾きを求めて最新の寿命予測
直線を決定し、この予測直線から応動時間が不応動とみ
なす設定時間になる制御回数を寿命回数として予測する
ことをくり返し、予測した最新の寿命回数又は該寿命回
数と現在までの制御回数との差の残りの制御回数を、不
応動予告として通知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水処理設備,電力
設備等の監視制御対象設備の開閉器,遮断器等の被制御
機器の制御出力に対する応動状態を監視する機器応動監
視方法に関する。
設備等の監視制御対象設備の開閉器,遮断器等の被制御
機器の制御出力に対する応動状態を監視する機器応動監
視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水処理設備のポンプ発/停の開
閉器や電力設備の遮断器等の監視制御対象設備の被制御
機器は、制御出力によって開/閉等の2値挙動をくり返
すことにより、次第に制御出力に対する応動時間が長く
なり、最終的には故障(寿命)に至って不応動になる。
閉器や電力設備の遮断器等の監視制御対象設備の被制御
機器は、制御出力によって開/閉等の2値挙動をくり返
すことにより、次第に制御出力に対する応動時間が長く
なり、最終的には故障(寿命)に至って不応動になる。
【0003】そのため、この種の被制御機器について
は、設備の監視制御中にその応動状態を監視し、故障に
至る前に交換等の不応動対策を施し、重大事故の発生を
未然に防止する必要がある。
は、設備の監視制御中にその応動状態を監視し、故障に
至る前に交換等の不応動対策を施し、重大事故の発生を
未然に防止する必要がある。
【0004】そして、従来のこの種の機器応動監視は、
例えば図3の実線イに示す被制御機器の開又は閉の既知
の標準(規定)の応動特性から、この特性の不応動に至
るNmax 回目の制御より適当回数前のNA 回目の制御の
応動時間を、不応動とみなす設定時間TA とし、設備の
監視制御装置により、図4に示す機器応動監視プログラ
ムを実行して行われる。
例えば図3の実線イに示す被制御機器の開又は閉の既知
の標準(規定)の応動特性から、この特性の不応動に至
るNmax 回目の制御より適当回数前のNA 回目の制御の
応動時間を、不応動とみなす設定時間TA とし、設備の
監視制御装置により、図4に示す機器応動監視プログラ
ムを実行して行われる。
【0005】そして、ステップS1により初期条件とし
て設定時間TAが登録された後、被制御機器に開又は閉
の制御が出力される毎に、ステップS2を介してステッ
プS3に移行してその制御出力時刻TXをメモリ等に記憶
する。
て設定時間TAが登録された後、被制御機器に開又は閉
の制御が出力される毎に、ステップS2を介してステッ
プS3に移行してその制御出力時刻TXをメモリ等に記憶
する。
【0006】さらに、制御応動に基づく被制御機器から
の状態変化の信号を受信すると、ステップS3からステ
ップS4を介してステップS5 に移行し、その受信時刻
(応動時刻)TYをメモリ等に記憶する。
の状態変化の信号を受信すると、ステップS3からステ
ップS4を介してステップS5 に移行し、その受信時刻
(応動時刻)TYをメモリ等に記憶する。
【0007】そして、ステップS6によりTY−TXの演
算から応動時間TZを求め、ステップS7 により応動時
間TZが設定時間TAより短いか否か(TZ<TA)を判別
する。
算から応動時間TZを求め、ステップS7 により応動時
間TZが設定時間TAより短いか否か(TZ<TA)を判別
する。
【0008】このとき、応動が速く、TZ<TAで正常応
動であれば、その旨を画面表示等してステップS2に戻
り、このステップS2から処理をくり返す。
動であれば、その旨を画面表示等してステップS2に戻
り、このステップS2から処理をくり返す。
【0009】一方、制御・応動のくり返しにより、応動
が遅くなってTZ≧TAになると、ステップS7からステ
ップS8に移行し不応動の検出を画面表示等して通知す
る。
が遅くなってTZ≧TAになると、ステップS7からステ
ップS8に移行し不応動の検出を画面表示等して通知す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の機器応動監
視方法の場合、応動時間TZが実際に設定時間TAになっ
たときに、突然、不応動(故障)が通知され、それまで
は被制御機器の応動状態が全く分からない。
視方法の場合、応動時間TZが実際に設定時間TAになっ
たときに、突然、不応動(故障)が通知され、それまで
は被制御機器の応動状態が全く分からない。
【0011】そして、被制御機器の応動特性は同種の機
器であっても種々に異なり、機器によっては、制御回数
がNAに達する前又は達した後に、応動時間TZが設定時
間T Aになるものがある。
器であっても種々に異なり、機器によっては、制御回数
がNAに達する前又は達した後に、応動時間TZが設定時
間T Aになるものがある。
【0012】そのため、とくに制御回数がNA に達する
前に通知されるような場合には、前記の不応動の通知に
気付くのが遅れたりして対策が遅れる等の問題点があ
る。
前に通知されるような場合には、前記の不応動の通知に
気付くのが遅れたりして対策が遅れる等の問題点があ
る。
【0013】本発明は、被制御機器の現在の応動状態か
ら、その機器が不応動に至る制御回数を予測して通知
し、被制御機器の不応動対策が遅れることなく確実に行
えるようにする。
ら、その機器が不応動に至る制御回数を予測して通知
し、被制御機器の不応動対策が遅れることなく確実に行
えるようにする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の機器応動監視方法においては、監視制御
対象設備の監視制御に基づき、その設備の開閉器,遮断
器等の被制御機器への制御出力から被制御機器の状態が
変化するまでの応動時間の計測をくり返して制御回数に
対する応動時間の変化特性を求め、所定の制御回数毎
に、変化特性の最新の傾きより最新の寿命予測直線を決
定し、この寿命予測直線から応動時間が設定された不応
動とみなす設定時間になる制御回数を寿命回数として予
測することをくり返し、予測した最新の寿命回数又はこ
の寿命回数と現在までの制御回数との差の残りの制御回
数を、不応動の発生予告として通知する。
めに、本発明の機器応動監視方法においては、監視制御
対象設備の監視制御に基づき、その設備の開閉器,遮断
器等の被制御機器への制御出力から被制御機器の状態が
変化するまでの応動時間の計測をくり返して制御回数に
対する応動時間の変化特性を求め、所定の制御回数毎
に、変化特性の最新の傾きより最新の寿命予測直線を決
定し、この寿命予測直線から応動時間が設定された不応
動とみなす設定時間になる制御回数を寿命回数として予
測することをくり返し、予測した最新の寿命回数又はこ
の寿命回数と現在までの制御回数との差の残りの制御回
数を、不応動の発生予告として通知する。
【0015】したがって、監視制御対象設備の監視制御
に基づき、被制御機器の制御回数が所定回数に達する毎
に、最新の応動時間の変化特性の傾きが求められ、この
傾きの寿命予測直線,換言すれば、その時点での応動時
間の変化傾向から予測される寿命の直線を決定する。
に基づき、被制御機器の制御回数が所定回数に達する毎
に、最新の応動時間の変化特性の傾きが求められ、この
傾きの寿命予測直線,換言すれば、その時点での応動時
間の変化傾向から予測される寿命の直線を決定する。
【0016】そして、前記予測直線の不応動とみなす設
定時間に対応する制御回数から、寿命回数が予測され、
この寿命回数(総制御回数)又は残りの制御回数が最新
の不応動の発生予告として通知され、この通知のくり返
しにより、被制御機器の応動状態の変化傾向が分かり、
標準(規定)の制御回数より少ない制御回数で応動時間
が不応動とみなす設定時間になる場合にも、事前にその
傾向を把握して被制御機器の交換等の不応動対策を確実
にとることができる。
定時間に対応する制御回数から、寿命回数が予測され、
この寿命回数(総制御回数)又は残りの制御回数が最新
の不応動の発生予告として通知され、この通知のくり返
しにより、被制御機器の応動状態の変化傾向が分かり、
標準(規定)の制御回数より少ない制御回数で応動時間
が不応動とみなす設定時間になる場合にも、事前にその
傾向を把握して被制御機器の交換等の不応動対策を確実
にとることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1〜図3を参照して説明する。図2は本発明が適用され
る遠方監視制御装置1を示し、この装置1は例えばイー
サネット2にリアルタイム監視制御用のコンピュータ構
成の主制御装置(親局装置)3及び監視制御の情報伝送
装置4を接続し、この伝送装置4に有線又は無線の伝送
路5を介して監視制御現場の子局装置6を接続して形成
される。
1〜図3を参照して説明する。図2は本発明が適用され
る遠方監視制御装置1を示し、この装置1は例えばイー
サネット2にリアルタイム監視制御用のコンピュータ構
成の主制御装置(親局装置)3及び監視制御の情報伝送
装置4を接続し、この伝送装置4に有線又は無線の伝送
路5を介して監視制御現場の子局装置6を接続して形成
される。
【0018】そして、子局装置6は主制御装置3から送
られた制御情報に基づき、監視制御対象設備の各所の開
閉器,遮断器等の各被制御機器7の開/閉等の制御を行
うとともに、各被制御機器7の制御応動の状態表示信号
を収集し、情報伝送装置4を介して主制御装置3に送
る。
られた制御情報に基づき、監視制御対象設備の各所の開
閉器,遮断器等の各被制御機器7の開/閉等の制御を行
うとともに、各被制御機器7の制御応動の状態表示信号
を収集し、情報伝送装置4を介して主制御装置3に送
る。
【0019】主制御装置3は設定された監視制御のプロ
グラムを実行し、受信した各被制御機器7の状態表示信
号に基づいて設備の状態を監視し、CRT表示装置等の
モニタ表示装置8に、例えば各被制御機器7をシンボル
表示した設備のグラフィック監視画面を表示し、この表
示に基づく自動制御又はオペレータの制御操作により、
必要に応じて前記の制御情報を出力する。
グラムを実行し、受信した各被制御機器7の状態表示信
号に基づいて設備の状態を監視し、CRT表示装置等の
モニタ表示装置8に、例えば各被制御機器7をシンボル
表示した設備のグラフィック監視画面を表示し、この表
示に基づく自動制御又はオペレータの制御操作により、
必要に応じて前記の制御情報を出力する。
【0020】また、主制御装置3は図1の被制御機器7
毎の機器応動監視のプログラムも実行し、監視制御中
(運用中)に各被制御機器7の応動状態を監視する。
毎の機器応動監視のプログラムも実行し、監視制御中
(運用中)に各被制御機器7の応動状態を監視する。
【0021】そして、図1のステップQ1によりオペレ
ータが不応動とみなす設定時間TAを登録すると、ステ
ップQ2 により被制御機器7の例えば開又は閉の制御回
数Nを0に初期化した後、ステップQ3により被制御機
器7への開又は閉の制御出力の発生を待つ。
ータが不応動とみなす設定時間TAを登録すると、ステ
ップQ2 により被制御機器7の例えば開又は閉の制御回
数Nを0に初期化した後、ステップQ3により被制御機
器7への開又は閉の制御出力の発生を待つ。
【0022】さらに、被制御機器7への開又は閉の制御
出力が発生すると、ステップQ4 によりその時刻TXを
メモリ等に記憶し、ステップQ5によりその機器7の制
御回数Nを1カウントアップした後、ステップQ6 によ
り制御応動の状態変化の信号の受信を待つ。
出力が発生すると、ステップQ4 によりその時刻TXを
メモリ等に記憶し、ステップQ5によりその機器7の制
御回数Nを1カウントアップした後、ステップQ6 によ
り制御応動の状態変化の信号の受信を待つ。
【0023】そして、その機器7の状態変化の信号を受
信すると、ステップQ7 により受信時刻TYをメモリ等
に記憶し、ステップQ8 により応動時間TZ(=TY−T
X)を演算して求める。
信すると、ステップQ7 により受信時刻TYをメモリ等
に記憶し、ステップQ8 により応動時間TZ(=TY−T
X)を演算して求める。
【0024】さらに、ステップQ9により例えば横軸を
制御回数N,縦軸を応動時間TZとして制御回数Nが1
カウントアップする毎にその応動時間TZ をプロット
し、例えば図3の実線ロのような応動特性のパターンを
作成する。
制御回数N,縦軸を応動時間TZとして制御回数Nが1
カウントアップする毎にその応動時間TZ をプロット
し、例えば図3の実線ロのような応動特性のパターンを
作成する。
【0025】なお、図3の実線イはNA回目(N=NA)
の制御のときに応動時間TZ が不応動とみなす設定時間
TA になる既知の標準(規定)の応動特性を示し、実線
ロはNA’回目(NA’<NA)の制御のときに応動時間
TZが設定時間TA に達し、標準より早く故障する応動
特性の1例を示す。
の制御のときに応動時間TZ が不応動とみなす設定時間
TA になる既知の標準(規定)の応動特性を示し、実線
ロはNA’回目(NA’<NA)の制御のときに応動時間
TZが設定時間TA に達し、標準より早く故障する応動
特性の1例を示す。
【0026】また、図中のTB(<TA)は初期応動時間
を示し、Pn-1,Pn,Pn+1は実線ロの制御回数Nn
-1,Nn,Nn+1のプロットされた点を示す。そして、
ステップQ10により実際の応動特性の最新の傾きを演算
する。
を示し、Pn-1,Pn,Pn+1は実線ロの制御回数Nn
-1,Nn,Nn+1のプロットされた点を示す。そして、
ステップQ10により実際の応動特性の最新の傾きを演算
する。
【0027】すなわち、ステップQ9 で実線ロの点Pn
がプロットされると、例えば、点Pnの応動時間Tnと
直前にプロットされた点Pn-1の応動時間Tn-1との差
ΔTn=Tn−Tn-1を最新の傾き(単位制御回数当り
の応動時間の変化量)として求める。
がプロットされると、例えば、点Pnの応動時間Tnと
直前にプロットされた点Pn-1の応動時間Tn-1との差
ΔTn=Tn−Tn-1を最新の傾き(単位制御回数当り
の応動時間の変化量)として求める。
【0028】なお、この傾きは、現在までにプロットさ
れた各点から実線ハの特性式を求め、この式の点Pnに
おける接線の比例係数から求めてもよい。
れた各点から実線ハの特性式を求め、この式の点Pnに
おける接線の比例係数から求めてもよい。
【0029】つぎに、ステップQ11により実線イの標準
特性の登録された制御回数Nnの傾きと、ステップQ10
で求めた制御回数Nnの実際の傾きとを比較し、実際の
傾きが標準の傾きより大きいか否かを判別する。
特性の登録された制御回数Nnの傾きと、ステップQ10
で求めた制御回数Nnの実際の傾きとを比較し、実際の
傾きが標準の傾きより大きいか否かを判別する。
【0030】そして、実際の傾きが大きく標準の場合よ
り早く不応動状態になるおそれがある場合は、ステップ
Q11からステップQ12に移行し、演算して求めた実際の
傾きの寿命予測直線,すなわち最新の点(例えばPn)
とその直前の点(例えばPn -1)とを通る直線又は最新
の点の接線からなる図3の実線Lnの寿命予測直線を決
定する。なお、図中の実線Ln+1はつぎの点Pn+1につ
いての寿命予測直線である。
り早く不応動状態になるおそれがある場合は、ステップ
Q11からステップQ12に移行し、演算して求めた実際の
傾きの寿命予測直線,すなわち最新の点(例えばPn)
とその直前の点(例えばPn -1)とを通る直線又は最新
の点の接線からなる図3の実線Lnの寿命予測直線を決
定する。なお、図中の実線Ln+1はつぎの点Pn+1につ
いての寿命予測直線である。
【0031】そして、ステップQ13により、予測直線L
n ,Ln+1が設定時間TA を横切るときの制御回数N
n’,Nn+1’を、点Pn,Pn+1それぞれのときの寿
命回数として求める。
n ,Ln+1が設定時間TA を横切るときの制御回数N
n’,Nn+1’を、点Pn,Pn+1それぞれのときの寿
命回数として求める。
【0032】さらに、ステップQ14により寿命回数又は
寿命回数Nn’,Nn+1’と現在までの制御回数(例え
ばNn,Nn+1)との差の残りの制御回数Nn’−N
n,Nn+1’−Nn+1を最新の不応動の発生予告として
モニタ表示装置8に表示し、オペレータ等に通知する。
寿命回数Nn’,Nn+1’と現在までの制御回数(例え
ばNn,Nn+1)との差の残りの制御回数Nn’−N
n,Nn+1’−Nn+1を最新の不応動の発生予告として
モニタ表示装置8に表示し、オペレータ等に通知する。
【0033】ところで、実際の傾きが小さく、応動時間
の変化が正常な場合又は正常より緩やかな場合は、標準
の寿命回数NA で不応動対策を施せばよいため、ステッ
プQ 11からステップQ15に移行し、このステップQ15に
より、制御回数NA をその時点での寿命回数に決定し、
ステップQ14により寿命回数NA 又は残りの制御回数N
n’−NA,Nn+1’−NAを最新の不応動の発生予告と
してモニタ表示装置8に表示し、オペレータに通知す
る。
の変化が正常な場合又は正常より緩やかな場合は、標準
の寿命回数NA で不応動対策を施せばよいため、ステッ
プQ 11からステップQ15に移行し、このステップQ15に
より、制御回数NA をその時点での寿命回数に決定し、
ステップQ14により寿命回数NA 又は残りの制御回数N
n’−NA,Nn+1’−NAを最新の不応動の発生予告と
してモニタ表示装置8に表示し、オペレータに通知す
る。
【0034】そして、ステップQ14からステップQ16に
移行し、実際の応動時間TZ か設定時間TAになるまで
ステップQ16からステップQ3に戻り、制御回数が1カ
ウントアップする毎に、前記と同様にして新たな(最新
の)寿命回数を求め、この寿命回数又は前記の残りの制
御回数をモニタ表示装置8に表示することをくり返す。
移行し、実際の応動時間TZ か設定時間TAになるまで
ステップQ16からステップQ3に戻り、制御回数が1カ
ウントアップする毎に、前記と同様にして新たな(最新
の)寿命回数を求め、この寿命回数又は前記の残りの制
御回数をモニタ表示装置8に表示することをくり返す。
【0035】したがって、被制御機器7の現在の応動時
間から予測されたその機器7の寿命回数又は現在までの
制御回数と寿命回数との差の残りの制御回数が、モニタ
表示装置8に表示される。
間から予測されたその機器7の寿命回数又は現在までの
制御回数と寿命回数との差の残りの制御回数が、モニタ
表示装置8に表示される。
【0036】この場合、被制御機器7の最新の応動状態
から、その機器7の不応動に至る制御回数がくり返し予
測され、その予測結果がモニタ表示装置8に表示される
ため、この表示に基づき、被制御機器7の応動状態の変
化傾向が分かり、標準の制御回数より少ない制御回数で
応動時間TZが設定時間TAになる機器についても、事前
にその傾向を把握してその機器の交換等の不応動対策
を、遅れることなく、確実にとることができる。
から、その機器7の不応動に至る制御回数がくり返し予
測され、その予測結果がモニタ表示装置8に表示される
ため、この表示に基づき、被制御機器7の応動状態の変
化傾向が分かり、標準の制御回数より少ない制御回数で
応動時間TZが設定時間TAになる機器についても、事前
にその傾向を把握してその機器の交換等の不応動対策
を、遅れることなく、確実にとることができる。
【0037】ところで、前記実施の形態にあっては、応
動特性の傾きが標準の傾き以下のときに、寿命回数を標
準の寿命回数NAとみなし、遅くとも制御回数NがNAに
なると、不応動対策をとるようにして信頼性の向上等を
図るようにしたが、応動の変化特性の傾きが標準の傾き
以下のときにも、寿命予測直線を決定して寿命回数の予
測等を行うようにしてもよい。
動特性の傾きが標準の傾き以下のときに、寿命回数を標
準の寿命回数NAとみなし、遅くとも制御回数NがNAに
なると、不応動対策をとるようにして信頼性の向上等を
図るようにしたが、応動の変化特性の傾きが標準の傾き
以下のときにも、寿命予測直線を決定して寿命回数の予
測等を行うようにしてもよい。
【0038】また、前記実施の形態においては、所定の
制御回数を1回とし、被制御機器7の制御毎(制御回数
1回毎)に最新の寿命回数の予測を行うようにしたが、
所定の制御回数は2回以上であってもよく、被制御機器
7の種類,用途等に応じて適当に設定すればよい。
制御回数を1回とし、被制御機器7の制御毎(制御回数
1回毎)に最新の寿命回数の予測を行うようにしたが、
所定の制御回数は2回以上であってもよく、被制御機器
7の種類,用途等に応じて適当に設定すればよい。
【0039】そして、本発明は、種々の監視制御対象設
備の開閉器,遮断器等の2値挙動の種々の被制御機器の
メンテナンス等における応動監視に適用できるのは勿論
である。
備の開閉器,遮断器等の2値挙動の種々の被制御機器の
メンテナンス等における応動監視に適用できるのは勿論
である。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。監視制御対象設備の監視制御中に、被制御機器7の
制御回数が所定回数に達する毎に、最新の応動時間の変
化特性の傾きを求めて、この傾きの寿命予測直線Ln,
Ln+1を決定し、この直線Ln,Ln+1の設定時間TA
に対応する制御回数から、寿命回数Nn’,Nn+1’を
予測し、この寿命回数(総制御回数)Nn’,Nn+1’
又は、残りの制御回数Nn’−Nn,Nn+1’−Nn+1
を最新の不応動の発生予告として通知することができ
る。
る。監視制御対象設備の監視制御中に、被制御機器7の
制御回数が所定回数に達する毎に、最新の応動時間の変
化特性の傾きを求めて、この傾きの寿命予測直線Ln,
Ln+1を決定し、この直線Ln,Ln+1の設定時間TA
に対応する制御回数から、寿命回数Nn’,Nn+1’を
予測し、この寿命回数(総制御回数)Nn’,Nn+1’
又は、残りの制御回数Nn’−Nn,Nn+1’−Nn+1
を最新の不応動の発生予告として通知することができ
る。
【0041】そして、この不応動の発生予告の通知のく
り返しにより、被制御機器7の応動状態の変化傾向が分
かり、標準(規定)の制御回数より少ない制御回数で応
動時間が設定時間TA になる場合にも、事前にその傾向
を把握してその被制御機器7の交換等の不応動対策を確
実にとることができ、この種の機器応動監視の信頼性の
向上を図ることができる。
り返しにより、被制御機器7の応動状態の変化傾向が分
かり、標準(規定)の制御回数より少ない制御回数で応
動時間が設定時間TA になる場合にも、事前にその傾向
を把握してその被制御機器7の交換等の不応動対策を確
実にとることができ、この種の機器応動監視の信頼性の
向上を図ることができる。
【図1】本発明の実施の1形態の応動監視のフローチャ
ートである。
ートである。
【図2】図1の応動監視を行う遠方監視制御装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】図2の被制御機器の制御回数に対する応動時間
の1例の変化特性図である。
の1例の変化特性図である。
【図4】従来例の応動監視のフローチャートである。
7 被制御機器 Ln,Ln+1 寿命予測直線 Nn’,Nn+1’ 寿命回数 TA 不応動とみなす設定時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA24 BB03 BB11 BB74 DD08 DD34 EE07 FF01 FF02 FF04 FF19 FF20 GG08 GG14 GG18 GG30 GG54 GG66 5H223 AA19 BB08 CC03 EE05 EE22 FF08 FF09 5K101 KK13 LL01
Claims (1)
- 【請求項1】 監視制御対象設備の監視制御に基づき、
前記設備の開閉器,遮断器等の被制御機器への制御出力
から前記被制御機器の状態が変化するまでの応動時間の
計測をくり返して制御回数に対する応動時間の変化特性
を求め、 所定の制御回数毎に、前記変化特性の最新の傾きより最
新の寿命予測直線を決定し、 前記寿命予測直線から前記応動時間が不応動とみなす設
定時間になる制御回数を寿命回数として予測することを
くり返し、 予測した最新の寿命回数又は該寿命回数と現在までの制
御回数との差の残りの制御回数を、不応動の発生予告と
して通知することを特徴とする機器応動監視方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000345402A JP2002149230A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 機器応動監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000345402A JP2002149230A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 機器応動監視方法 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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