JP2002148968A5 - - Google Patents
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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタなどの画像形成装置に係り、特に、画像形成装置本体に回動支持される回動支持ユニットに転写ユニットを配設する態様の画像形成装置の改良に関する。
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタなどの画像形成装置に係り、特に、画像形成装置本体に回動支持される回動支持ユニットに転写ユニットを配設する態様の画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における画像形成装置として、例えば中間転写型の画像形成装置を例に挙げて説明すると、感光体ドラムなどの潜像担持体上に所定の色成分画像(電子写真方式であればトナー像)を形成し、潜像担持体上の色成分画像を中間転写ベルトなどの中間転写体に一次転写した後、二次転写用の転写ユニットにて中間転写体上の色成分画像を記録材に一括(二次)転写するようにしたものが既に提供されている。
この種の転写ユニットとしては、例えばユニットケースに転写ロールを回動自在に支承し、このユニットケースを扉ユニット(画像形成装置本体に開閉自在に設けられる)に支持するようにしたものが知られている。
また、転写ロールには、未転写トナー等が付着する懸念があるため、転写ユニットとしては、転写ロールを清掃するために清掃部材が設けられる態様も既に知られている。
【従来の技術】
従来における画像形成装置として、例えば中間転写型の画像形成装置を例に挙げて説明すると、感光体ドラムなどの潜像担持体上に所定の色成分画像(電子写真方式であればトナー像)を形成し、潜像担持体上の色成分画像を中間転写ベルトなどの中間転写体に一次転写した後、二次転写用の転写ユニットにて中間転写体上の色成分画像を記録材に一括(二次)転写するようにしたものが既に提供されている。
この種の転写ユニットとしては、例えばユニットケースに転写ロールを回動自在に支承し、このユニットケースを扉ユニット(画像形成装置本体に開閉自在に設けられる)に支持するようにしたものが知られている。
また、転写ロールには、未転写トナー等が付着する懸念があるため、転写ユニットとしては、転写ロールを清掃するために清掃部材が設けられる態様も既に知られている。
ところで、画像形成装置本体の扉ユニットの如き部材は、軽量化の観点から低剛性の位置精度の悪いモジュールであることが多く、転写ユニットは前記モジュールに対して位置決めするのではなく、転写ロールは、通常、中間転写体のバックアップロール(対向ロール)に所定のニップ域で接触した状態を画像形成用の動作位置であるセット位置とし、位置決めされるようになっている。
また、画像形成装置の作像工程が4サイクルである態様や、転写ロールの材質によっては長期の接触状態が転写ロールの変形につながる懸念がある場合には、記録材に転写するサイクル以外のサイクルや、電源をオフにした場合に、前記転写ロールをセット位置から離間したリトラクト位置に待機させるという手法が採られることが多い。
また、画像形成装置の作像工程が4サイクルである態様や、転写ロールの材質によっては長期の接触状態が転写ロールの変形につながる懸念がある場合には、記録材に転写するサイクル以外のサイクルや、電源をオフにした場合に、前記転写ロールをセット位置から離間したリトラクト位置に待機させるという手法が採られることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、扉ユニットのような回動支持ユニットに転写ユニットを配設した態様にあっては、以下に示すような技術的課題が見出された。
従来における転写ユニットの取付構造は、例えば図23(a)(b)に示すように、回動支点801を有する扉ユニット800に転写ユニット810を配設し、かつ、転写ユニット810としては、扉ユニット800に固定されたユニットケース811の開口部に転写ロール812を配設すると共に、ユニットケース811内には転写ロール812に接触する清掃ブラシ813を配設し、更に、前記転写ロール812をリトラクト機構820(例えば偏心カム821にて揺動する揺動アーム822で転写ロール812を支持し、前記揺動アーム822を付勢スプリング823で所定方向に付勢する機構)にてリトラクト可能に支持するようにしたものである。尚、図23(a)(b)中、符号830は中間転写ベルト831を有するベルトユニットであり、前記転写ロール812に対向する中間転写ベルト831背面には張架ロール兼用のバックアップロール832を備えている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、扉ユニットのような回動支持ユニットに転写ユニットを配設した態様にあっては、以下に示すような技術的課題が見出された。
従来における転写ユニットの取付構造は、例えば図23(a)(b)に示すように、回動支点801を有する扉ユニット800に転写ユニット810を配設し、かつ、転写ユニット810としては、扉ユニット800に固定されたユニットケース811の開口部に転写ロール812を配設すると共に、ユニットケース811内には転写ロール812に接触する清掃ブラシ813を配設し、更に、前記転写ロール812をリトラクト機構820(例えば偏心カム821にて揺動する揺動アーム822で転写ロール812を支持し、前記揺動アーム822を付勢スプリング823で所定方向に付勢する機構)にてリトラクト可能に支持するようにしたものである。尚、図23(a)(b)中、符号830は中間転写ベルト831を有するベルトユニットであり、前記転写ロール812に対向する中間転写ベルト831背面には張架ロール兼用のバックアップロール832を備えている。
この種の態様にあっては、転写ロール812のリトラクト動作を可能にするには、転写ロール812が揺動アーム822によって揺動支持されるため、必然的に、転写ロール812の揺動軌跡を考慮してユニットケース811の開口部面積を広く確保することが必要不可欠である。
このため、ユニットケース811の開口部と転写ロール812との間には比較的広い隙間が形成されてしまい、例えば図23(a)に示すように、転写ロール812をセット位置とリトラクト位置との間で移動させるような条件下では、前記ユニットケース811の隙間からトナークラウド840が吹き出してしまう懸念がある。
更に、図23(b)に示すように、ジャム処理やメンテナンス時には扉ユニット800を開放して作業することになるが、扉ユニット800を開閉する際にも、転写ユニット810のユニットケース811の隙間からトナークラウド840が吹き出してしまう懸念がある。
このため、ユニットケース811の開口部と転写ロール812との間には比較的広い隙間が形成されてしまい、例えば図23(a)に示すように、転写ロール812をセット位置とリトラクト位置との間で移動させるような条件下では、前記ユニットケース811の隙間からトナークラウド840が吹き出してしまう懸念がある。
更に、図23(b)に示すように、ジャム処理やメンテナンス時には扉ユニット800を開放して作業することになるが、扉ユニット800を開閉する際にも、転写ユニット810のユニットケース811の隙間からトナークラウド840が吹き出してしまう懸念がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第一の態様は、トナークラウドなどの清掃残留物の吹出しを改善したものであり、図1(a)に示すように、可視像を担持する像担持体2が含まれる作像エンジン1と、像担持体2の表面側に記録材を介して圧接し、像担持体2上の可視像を記録材に一括転写する転写部材3aとを備えた画像形成装置において、画像形成装置本体(以下 【課題を解決するための手段】 の欄では装置本体という)4に対して回動自在に支持された回動支持ユニット5と、前記転写部材3a及びこの転写部材3aを清掃する清掃部材3bを一つのユニットケース3cに組み込んだ転写ユニット3とを備え、転写部材3aが像担持体2に対して接離可能なように前記回動支持ユニット5に対して転写ユニット3をユニットケース3cごと移動自在に保持したことを特徴とするものである。
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第一の態様は、トナークラウドなどの清掃残留物の吹出しを改善したものであり、図1(a)に示すように、可視像を担持する像担持体2が含まれる作像エンジン1と、像担持体2の表面側に記録材を介して圧接し、像担持体2上の可視像を記録材に一括転写する転写部材3aとを備えた画像形成装置において、画像形成装置本体(以下 【課題を解決するための手段】 の欄では装置本体という)4に対して回動自在に支持された回動支持ユニット5と、前記転写部材3a及びこの転写部材3aを清掃する清掃部材3bを一つのユニットケース3cに組み込んだ転写ユニット3とを備え、転写部材3aが像担持体2に対して接離可能なように前記回動支持ユニット5に対して転写ユニット3をユニットケース3cごと移動自在に保持したことを特徴とするものである。
このような技術的手段において、本態様は、転写ユニット3内に転写部材3a及び清掃部材3bを収容した態様を前提とする。
ここで、転写部材3aにはロール、ベルトなど接触転写可能な部材であれば適宜選定して差し支えなく、清掃部材3bにはブラシ、ブレードなど各種態様を含む。
また、転写ユニット3を保持するユニット保持機構6はユニットケース3cごと移動自在に保持するものであればよく、回動支持する態様に限定されない。
ここで、ユニット保持機構6の代表的態様としては、回動支持ユニット5にユニットケース3cを回動支持し、このユニットケース3cの回転中心から離間した部位を昇降部材にて昇降させ、ユニットケース3cの回転中心を中心として前記ユニットケース3cを揺動させ、転写部材3aを像担持体2に対して接離可能とするものが挙げられる。
尚、作像エンジン1には各種態様のものが含まれ、像担持体2は可視像を担持するものであればよく、ベルト状、ドラム状などの形態に制限はなく、また、構成部材数についても単一、複数を問わない。
ここで、転写部材3aにはロール、ベルトなど接触転写可能な部材であれば適宜選定して差し支えなく、清掃部材3bにはブラシ、ブレードなど各種態様を含む。
また、転写ユニット3を保持するユニット保持機構6はユニットケース3cごと移動自在に保持するものであればよく、回動支持する態様に限定されない。
ここで、ユニット保持機構6の代表的態様としては、回動支持ユニット5にユニットケース3cを回動支持し、このユニットケース3cの回転中心から離間した部位を昇降部材にて昇降させ、ユニットケース3cの回転中心を中心として前記ユニットケース3cを揺動させ、転写部材3aを像担持体2に対して接離可能とするものが挙げられる。
尚、作像エンジン1には各種態様のものが含まれ、像担持体2は可視像を担持するものであればよく、ベルト状、ドラム状などの形態に制限はなく、また、構成部材数についても単一、複数を問わない。
特に、像担持体2が清掃せしめられる清掃部材を具備した態様においては、転写ユニット3の転写部材3aは、像担持体2に接触配置するセット過程で位置決め部材7に接触転動しながら位置決めされ、転写ユニット3の清掃部材3bは、位置決め部材7に接触転動する転写部材3aの回転方向に対し回転負荷が少ない方向に配置され、更に、像担持体2の清掃部材(図示せず)は、位置決め部材7に接触転動する転写部材3aとの接触に伴って回転する像担持体2の回転方向に対し回転負荷が少ない方向に配置されることが好ましい。
この場合、像担持体2の清掃部材を備えた態様において、転写ユニット3のセット時における転写部材3aの負荷変動を抑え、負荷変動による転写部材3aの位置再現性を改善することができる。
この場合、像担持体2の清掃部材を備えた態様において、転写ユニット3のセット時における転写部材3aの負荷変動を抑え、負荷変動による転写部材3aの位置再現性を改善することができる。
また、本発明の第二の態様は転写条件の変化を改善するものであり、図1(b)に示すように、可視像を担持する像担持体2が含まれる作像エンジン1と、像担持体2の表面側に記録材を介して圧接し、像担持体2上の可視像を記録材に一括転写する転写部材3aとを備えた画像形成装置において、装置本体4に対して回動自在に支持された回動支持ユニット5と、前記転写部材3aを一つのユニットケース3cに組み込み且つ転写部材3aが像担持体2に対して接離可能なように回動支持ユニット5に対してユニットケース3cごと移動自在に保持した転写ユニット3とを備え、転写ユニット3を保持するユニット保持機構6が、回動支持ユニット5にユニットケース3cを回動支持し、転写ユニット3のセット過程でユニットケース3cの回動支点3dから離れた部位にセット力Fを与えるもので、ユニットケース3cの回動支点3dからの反力Rを回動支持ユニット5の回動支点5d方向へ設定し、かつ、セット力Fの作用反力による回動支持ユニット5の回動支点5d周りのモーメントMを回動支持ユニット5を装置本体4側へ回転させる向きに設定したものであることを特徴とするものである。
尚、本態様の転写ユニット3は、ユニットケース3cに少なくとも転写部材3aを備えていればよく、清掃部材3bを備えることは必須ではない。
尚、本態様の転写ユニット3は、ユニットケース3cに少なくとも転写部材3aを備えていればよく、清掃部材3bを備えることは必須ではない。
本態様によれば、回動支持ユニット5に対する転写部材3aのニップ力により発生するモーメントをキャンセルすることで、回動支持ユニット5の変形を抑え、転写部材3aの位置精度を良好に保つことができる。
また、本発明の更に別の態様は、図1(b)に示すように、可視像を担持する像担持体2が含まれる作像エンジン1と、像担持体2の表面側に記録材を介して圧接し、像担持体2上の可視像を記録材に一括転写する転写部材3aとを備えた画像形成装置において、装置本体4に対して回動自在に支持された回動支持ユニット5と、前記転写部材3aを一つのユニットケース3cに組み込み且つ転写部材3aが像担持体2に対して接離可能なように回動支持ユニット5に対してユニットケース3cごと移動自在に保持した転写ユニット3とを備え、転写ユニット3を保持するユニット保持機構6が、回動支持ユニット5にユニットケース3cを回動支持し、転写ユニット3のセット過程でユニットケース3cの回動支点3dから離れた部位にセット力Fを与えるもので、ユニットケース3cの回動支点3dからの反力Rによる回動支持ユニット5の回動支点5d’(図1(b)中点線で示す)周りのモーメントと、セット力Fの作用反力による回動支持ユニット5の回動支点5d’周りのモーメントとの合計M’が回動支持ユニット5を装置本体4側へ回動させる向きであるか、あるいは、略0であることを特徴とするものである。
この場合、ユニットケース3cの回動支点3dからの反力による回動支持ユニット5の回動支点5d’周りのモーメントは、通常セット力Fの作用反力による回動支持ユニット5の回動支点5d’周りのモーメントとは逆向きになるため、回動支持ユニット5へ作用するモーメントを低減できる上で好ましい。
このため、回動支持ユニット5の剛性を低減しても、回動支持ユニット5の変形を抑えることが可能になる。
特に、両者のモーメント合計を略0にすれば、回動支持ユニット5の変形が略完全に防止される点で好ましい。
このため、回動支持ユニット5の剛性を低減しても、回動支持ユニット5の変形を抑えることが可能になる。
特に、両者のモーメント合計を略0にすれば、回動支持ユニット5の変形が略完全に防止される点で好ましい。
更に、本発明の第三の態様はメンテナンス作業性の低下を改善するものであり、図1(c)に示すように、可視像を担持する像担持体2が含まれる作像エンジン1と、像担持体2の表面側に記録材を介して圧接し、像担持体2上の可視像を記録材に一括転写する転写部材3aとを備えた画像形成装置において、装置本体4に対して回動自在に支持された回動支持ユニット5と、前記転写部材3aを一つのユニットケース3cに組み込み且つ転写部材3aが像担持体2に対して接離可能なように回動支持ユニット5に対してユニットケース3cごと移動自在に保持した転写ユニット3とを備え、転写ユニット3がセット位置に配置されている状態で作像エンジン1のメンテナンスパーツ(例えば像担持体2)が交換可能となるように作像エンジン1のメンテナンスパーツを移動可能に配設したものである。
尚、本態様の転写ユニット3は、ユニットケース3cに少なくとも転写部材3aを備えていればよく、清掃部材3bを備えることは必須ではない。
尚、本態様の転写ユニット3は、ユニットケース3cに少なくとも転写部材3aを備えていればよく、清掃部材3bを備えることは必須ではない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の実施の形態1を示す説明図である。
同図において、タンデム型画像形成装置は、本体ハウジング(画像形成装置本体に相当)21内に四つの色(本実施の形態ではブラック、イエロ、マゼンタ、シアン)の画像形成ユニット22(具体的には22a〜22d)を横方向に配列し、その上方には各画像形成ユニット22の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベルト230が含まれるベルトユニット(ベルト搬送装置)23を配設する一方、本体ハウジング21の下方には用紙等の記録材(図示せず)が収容される記録材供給カセット(図示せず)を配設すると共に、この記録材供給カセットからの記録材の搬送路となる記録材搬送路を垂直方向に配置したものである。
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の実施の形態1を示す説明図である。
同図において、タンデム型画像形成装置は、本体ハウジング(画像形成装置本体に相当)21内に四つの色(本実施の形態ではブラック、イエロ、マゼンタ、シアン)の画像形成ユニット22(具体的には22a〜22d)を横方向に配列し、その上方には各画像形成ユニット22の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベルト230が含まれるベルトユニット(ベルト搬送装置)23を配設する一方、本体ハウジング21の下方には用紙等の記録材(図示せず)が収容される記録材供給カセット(図示せず)を配設すると共に、この記録材供給カセットからの記録材の搬送路となる記録材搬送路を垂直方向に配置したものである。
更にまた、中間転写ベルト230の最上流画像形成ユニット22aの上流側にはベルトクリーナ53が配設されており、中間転写ベルト230上の残留トナーを除去するようになっている。
また、図示外の記録材供給カセットには記録材をピックアップするフィードロール(図示せず)が設けられ、このフィードロールの直後には記録材を送出するテイクアウェイロールが配設されると共に、記録材搬送路には適宜数の搬送ロール61が配設されると共に、二次転写部位の直前に位置する記録材搬送路には記録材を所定のタイミングで二次転写部位へ供給するレジストレーションロール(レジストロール)62が配設されている。
一方、二次転写部位の下流側に位置する記録材搬送路には定着装置66が設けられ、この定着装置66の下流側には記録材排出用の排出ロール(図示せず)が設けられており、本体ハウジング21の上部に形成された収容トレイ68に記録材が収容されるようになっている。
また、図示外の記録材供給カセットには記録材をピックアップするフィードロール(図示せず)が設けられ、このフィードロールの直後には記録材を送出するテイクアウェイロールが配設されると共に、記録材搬送路には適宜数の搬送ロール61が配設されると共に、二次転写部位の直前に位置する記録材搬送路には記録材を所定のタイミングで二次転写部位へ供給するレジストレーションロール(レジストロール)62が配設されている。
一方、二次転写部位の下流側に位置する記録材搬送路には定着装置66が設けられ、この定着装置66の下流側には記録材排出用の排出ロール(図示せず)が設けられており、本体ハウジング21の上部に形成された収容トレイ68に記録材が収容されるようになっている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作像プロセスについて説明する。
各画像形成ユニット22(22a〜22d)は感光体ドラム31上に各色成分画像(トナー像)を形成し、中間転写ベルト230上に各色成分画像を一次転写器51にて順次一次転写する。
一方、図示外からの記録材供給カセットからは記録材が供給され、レジストロール62を経て所定のタイミングで二次転写部位へと搬送される。
そして、中間転写ベルト230上に一次転写された多重転写画像は二次転写部位へと搬送され、二次転写ユニット52にて記録材に一括転写される。
この後、記録材は定着装置66を経て一括転写された画像を定着した後、図示外の排出ロールを通じて収容トレイ68へと排出される。
尚、各画像形成ユニット22では、感光体ドラム31上の残留トナーがクリーナ34にて清掃される一方、中間転写ベルト230上の残留トナーはベルトクリーナ53にて清掃される。
各画像形成ユニット22(22a〜22d)は感光体ドラム31上に各色成分画像(トナー像)を形成し、中間転写ベルト230上に各色成分画像を一次転写器51にて順次一次転写する。
一方、図示外からの記録材供給カセットからは記録材が供給され、レジストロール62を経て所定のタイミングで二次転写部位へと搬送される。
そして、中間転写ベルト230上に一次転写された多重転写画像は二次転写部位へと搬送され、二次転写ユニット52にて記録材に一括転写される。
この後、記録材は定着装置66を経て一括転写された画像を定着した後、図示外の排出ロールを通じて収容トレイ68へと排出される。
尚、各画像形成ユニット22では、感光体ドラム31上の残留トナーがクリーナ34にて清掃される一方、中間転写ベルト230上の残留トナーはベルトクリーナ53にて清掃される。
このような作像過程において、二次転写ユニット52は、二次転写動作を行う直前に二次転写ロール522をリトラクト位置(図5(b)参照)からセット位置(図5(a)参照)に移動させ、二次転写動作が終了した時点、若しくは、電源オフの時点でセット位置からリトラクト位置へ退避する。
ここで、二次転写ロール522がセット位置に位置するときのリトラクト機構80の動作状態を説明すると、リトラクト機構80では、偏心カム81のカム面が最も低位の状態(図5(a)参照)にある。
このとき、スライドレバー82の下端折曲部82aは偏心カム81のカム面と非接触状態にあり、スライドレバー82は付勢スプリング84にて下方に押し下げられる。
すると、ユニットケース521が回動支点524を中心として矢印方向に回動し、ユニットケース521内の二次転写ロール522がバックアップロール236側へと接近していき、位置決めプレート90の位置決め溝91に係合して位置決めされる。
ここで、二次転写ロール522がセット位置に位置するときのリトラクト機構80の動作状態を説明すると、リトラクト機構80では、偏心カム81のカム面が最も低位の状態(図5(a)参照)にある。
このとき、スライドレバー82の下端折曲部82aは偏心カム81のカム面と非接触状態にあり、スライドレバー82は付勢スプリング84にて下方に押し下げられる。
すると、ユニットケース521が回動支点524を中心として矢印方向に回動し、ユニットケース521内の二次転写ロール522がバックアップロール236側へと接近していき、位置決めプレート90の位置決め溝91に係合して位置決めされる。
一方、二次転写ロール522がリトラクト位置に位置するときのリトラクト機構80の動作状態を説明すると、リトラクト機構80では、偏心カム81のカム面が最も高位の状態(図5(b)参照)にある。
このとき、スライドレバー82の下端折曲部82aは偏心カム81によって押し上げられ、スライドレバー82は付勢スプリング84の付勢力に抗して上方へ押し上げられる。
すると、ユニットケース521が回動支点524を中心として回動し、ユニットケース521内の二次転写ロール522がバックアップロール236から離間する方向へ移動していき、セット位置から離間したリトラクト位置に達する。
このとき、スライドレバー82の下端折曲部82aは偏心カム81によって押し上げられ、スライドレバー82は付勢スプリング84の付勢力に抗して上方へ押し上げられる。
すると、ユニットケース521が回動支点524を中心として回動し、ユニットケース521内の二次転写ロール522がバックアップロール236から離間する方向へ移動していき、セット位置から離間したリトラクト位置に達する。
更に、本実施の形態では、前記清掃ブラシ523のブラシ体523aの向きについても工夫が施されている。
すなわち、本実施の形態では、図10(a)に示すように、扉ユニット70、二次転写ユニット52及びベルトユニット23が設けられており、二次転写ユニット52内の清掃ブラシ523の駆動系は、図10(b)に示すように、二次転写ロール522の一端部に駆動伝達ギア131を設ける一方、清掃ブラシ523の回転軸の一端には前記駆動伝達ギア131に噛合する被駆動伝達ギア132を設けたもので、二次転写ロール522に追従して清掃ブラシ523を回転駆動するようになっている。
このような態様において、二次転写ロール522は、セット過程において位置決めプレート90のV字状の位置決め溝91のエッジ部に支持軸部を当接させ、このエッジ部で当該支持軸部を接触転動させながら位置決めされるが、この二次転写ロール522の位置決め時における回転方向は、位置決め溝91のいずれの側のエッジ部かによって異なる。
すなわち、本実施の形態では、図10(a)に示すように、扉ユニット70、二次転写ユニット52及びベルトユニット23が設けられており、二次転写ユニット52内の清掃ブラシ523の駆動系は、図10(b)に示すように、二次転写ロール522の一端部に駆動伝達ギア131を設ける一方、清掃ブラシ523の回転軸の一端には前記駆動伝達ギア131に噛合する被駆動伝達ギア132を設けたもので、二次転写ロール522に追従して清掃ブラシ523を回転駆動するようになっている。
このような態様において、二次転写ロール522は、セット過程において位置決めプレート90のV字状の位置決め溝91のエッジ部に支持軸部を当接させ、このエッジ部で当該支持軸部を接触転動させながら位置決めされるが、この二次転写ロール522の位置決め時における回転方向は、位置決め溝91のいずれの側のエッジ部かによって異なる。
特に、本実施の形態では、ベルトユニット23側のベルトクリーナ53は、図10(a)に示す向きに清掃ブレード53aを備えている。
この清掃ブレード53aは中間転写ベルト230が矢印方向へ回転する時に回転負荷が少なくなる方向に配置されているため、清掃ブレード53aによる回転負荷の影響をも抑えるという観点からすれば、二次転写ロール522の位置決め過程において中間転写ベルト230に上述した向きの回転を与えるようにすればよい。
本例において、具体的には、例えば図11(b)に示すように、二次転写ロール522の支持軸部522aを位置決めプレート90の位置決め溝91の下側エッジ部91b側へ当接させ、位置決め時に二次転写ロール522を矢印方向に回転させる方式を採用すれば、二次転写ロール522が中間転写ベルト230に当接した際に中間転写ベルト230を図10(a)に示す矢印方向に回転させることが可能になり、これにより、二次転写ロール522の位置決め過程において二次転写ロール522への回転負荷をより少なく抑えることができる。
従って、二次転写ユニット52のセット時における二次転写ロール522の負荷変動がより少なく抑えられ、負荷変動による二次転写ロール522の位置再現性は良好に保たれる。
この清掃ブレード53aは中間転写ベルト230が矢印方向へ回転する時に回転負荷が少なくなる方向に配置されているため、清掃ブレード53aによる回転負荷の影響をも抑えるという観点からすれば、二次転写ロール522の位置決め過程において中間転写ベルト230に上述した向きの回転を与えるようにすればよい。
本例において、具体的には、例えば図11(b)に示すように、二次転写ロール522の支持軸部522aを位置決めプレート90の位置決め溝91の下側エッジ部91b側へ当接させ、位置決め時に二次転写ロール522を矢印方向に回転させる方式を採用すれば、二次転写ロール522が中間転写ベルト230に当接した際に中間転写ベルト230を図10(a)に示す矢印方向に回転させることが可能になり、これにより、二次転写ロール522の位置決め過程において二次転写ロール522への回転負荷をより少なく抑えることができる。
従って、二次転写ユニット52のセット時における二次転写ロール522の負荷変動がより少なく抑えられ、負荷変動による二次転写ロール522の位置再現性は良好に保たれる。
◎実施の形態2
図12は実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。
同図において、本実施の形態に係る画像形成装置は、実施の形態1と略同様な基本的構成を有し、更に、扉ユニット70へ作用する力関係を新たに設定したものである。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施の形態にあっては、図12に示すように、扉ユニット70に二次転写ユニット52のユニットケース521が回動支持され、二次転写ユニットのセット過程でユニットケース521の回動支点524から離れた部位にセット力Fが与えられるものであるが、ユニットケース521の回動支点524からの反力Rが扉ユニット70の回動支点71方向へ設定されており、しかも、セット力Fの作用反力による扉ユニット70の回動支点71周りのモーメントMが扉ユニット70を本体ハウジング21(図2参照)側へ回転させる向きに設定されている。
図12は実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。
同図において、本実施の形態に係る画像形成装置は、実施の形態1と略同様な基本的構成を有し、更に、扉ユニット70へ作用する力関係を新たに設定したものである。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施の形態にあっては、図12に示すように、扉ユニット70に二次転写ユニット52のユニットケース521が回動支持され、二次転写ユニットのセット過程でユニットケース521の回動支点524から離れた部位にセット力Fが与えられるものであるが、ユニットケース521の回動支点524からの反力Rが扉ユニット70の回動支点71方向へ設定されており、しかも、セット力Fの作用反力による扉ユニット70の回動支点71周りのモーメントMが扉ユニット70を本体ハウジング21(図2参照)側へ回転させる向きに設定されている。
ここで、ユニットケース521の回動支点524からの反力Rを扉ユニット70の回動支点71方向へ設定する方法としては、ブラケット73の長孔74の長手方向を扉ユニット70の回動支点71とユニットケース521の回動支点524とを結ぶ半径の円軌跡mの接線方向に設定するようにすればよい。
また、本例において、二次転写ユニット52セット時に二次転写ユニット52に作用する力は、図13に示すように、リトラクト機構80からのセット力F、回動支点524に作用する反力R及び二次転写ロール522側に加わる力Kであり、今、各力がいずれも略平行になるように設定されているとすれば、これらの力F、R、KはF+R+K=0の釣り合い関係にある。
この状態では、扉ユニット70周りのモーメントMを考えて見ると、扉ユニット70に作用する外力はF、Rであり、かつ、Rは扉ユニット70の回動支点71方向に向かっているため、回動支点71に対するセット力Fの作用点までのモーメントスパンをrとすれば、M=F・rという大きさになる。
また、本例において、二次転写ユニット52セット時に二次転写ユニット52に作用する力は、図13に示すように、リトラクト機構80からのセット力F、回動支点524に作用する反力R及び二次転写ロール522側に加わる力Kであり、今、各力がいずれも略平行になるように設定されているとすれば、これらの力F、R、KはF+R+K=0の釣り合い関係にある。
この状態では、扉ユニット70周りのモーメントMを考えて見ると、扉ユニット70に作用する外力はF、Rであり、かつ、Rは扉ユニット70の回動支点71方向に向かっているため、回動支点71に対するセット力Fの作用点までのモーメントスパンをrとすれば、M=F・rという大きさになる。
◎実施の形態3
図15は実施の形態3に係る画像形成装置を示す説明図である。
同図において、本実施の形態に係る画像形成装置は、実施の形態1と略同様の構成を有し、更に、メンテナンス作業性を改善するようにしたものである。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
本例においては、ベルトユニット23はベルトユニット支持機構600を有し、このベルトユニット支持機構は、操作アーム601を回動操作することでベルトユニット23を昇降させ、かつ、上昇した位置においてガイドレール602に沿ってベルトユニット23を抜き差しできるようにしたものである。
尚、感光体ユニット30は本体ハウジングの手前側から引き出し可能な感光体ユニット支持機構(図示せず)を備えている。
図15は実施の形態3に係る画像形成装置を示す説明図である。
同図において、本実施の形態に係る画像形成装置は、実施の形態1と略同様の構成を有し、更に、メンテナンス作業性を改善するようにしたものである。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
本例においては、ベルトユニット23はベルトユニット支持機構600を有し、このベルトユニット支持機構は、操作アーム601を回動操作することでベルトユニット23を昇降させ、かつ、上昇した位置においてガイドレール602に沿ってベルトユニット23を抜き差しできるようにしたものである。
尚、感光体ユニット30は本体ハウジングの手前側から引き出し可能な感光体ユニット支持機構(図示せず)を備えている。
また、本発明の第二の態様によれば、転写ユニットのセット過程で、転写部材のニップ負荷等を回動支持ユニットの回動支点で受け、回動支持ユニットを画像形成装置本体側へ回動させる方向へモーメントを与えるようにしたので、回動支持ユニットの剛性を低下させた状態でも、転写部材の位置再現性を確保することができる。
このため、転写部材による転写動作を常時良好に行うことが可能になり、記録材の剥離姿勢変化にディフェクト(ジャムなど)を有効に防止し、かつ、カラー画像等の画像品質を常時良好に保つことができる。
また、転写部材のニップ負荷等を回動支持ユニットの回動支点近傍で受け、しかも、回動支持ユニットを画像形成装置本体側へ回動させる方向へモーメントを与えるか、若しくは、そのモーメントを略0にするようにすれば、回動支持ユニットの剛性低下を図りながら、転写部材の位置再現性を良好に保つことができる。
このため、転写部材による転写動作を常時良好に行うことが可能になり、記録材の剥離姿勢変化にディフェクト(ジャムなど)を有効に防止し、かつ、カラー画像等の画像品質を常時良好に保つことができる。
また、転写部材のニップ負荷等を回動支持ユニットの回動支点近傍で受け、しかも、回動支持ユニットを画像形成装置本体側へ回動させる方向へモーメントを与えるか、若しくは、そのモーメントを略0にするようにすれば、回動支持ユニットの剛性低下を図りながら、転写部材の位置再現性を良好に保つことができる。
【図3】 (a)は本実施の形態に係る画像形成装置において扉ユニットが
閉じている状態を示す説明図、(b)は同画像形成装置において扉ユニットが開いた状態を示す説明図である。
閉じている状態を示す説明図、(b)は同画像形成装置において扉ユニットが開いた状態を示す説明図である。
【図11】 (a)は二次転写ロールの位置決め時の状態の一例を示す説明
図、(b)は二次転写ロールの位置決め時の状態の他の例を示す説明図、(c)は清掃ブラシのブラシ体の向きについての説明図、(d)は清掃ブラシに代えて清掃ブレードを用いる場合のレイアウト例を示す説明図である。
図、(b)は二次転写ロールの位置決め時の状態の他の例を示す説明図、(c)は清掃ブラシのブラシ体の向きについての説明図、(d)は清掃ブラシに代えて清掃ブレードを用いる場合のレイアウト例を示す説明図である。
Claims (8)
- 可視像を担持する像担持体が含まれる作像エンジンと、像担持体の表面側に記録材を介して圧接し、像担持体上の可視像を記録材に一括転写する転写部材とを備えた画像形成装置において、
画像形成装置本体に対して回動自在に支持された回動支持ユニットと、前記転写部材及びこの転写部材を清掃する清掃部材を一つのユニットケースに組み込んだ転写ユニットとを備え、
転写部材が像担持体に対して接離可能なように前記回動支持ユニットに対して転写ユニットをユニットケースごと移動自在に保持したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
転写ユニットを保持するユニット保持機構は、回動支持ユニットにユニットケースを回動支持し、このユニットケースの回転中心から離間した部位を昇降部材にて昇降させ、ユニットケースの回転中心を中心として前記ユニットケースを揺動させ、転写部材を像担持体に対して接離可能とするものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
転写ユニットは、ユニットケース内に清掃残留物収容部を具備し、ユニットケースには清掃部材配設部と清掃残留物収容部とが仕切られる仕切部を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
転写ユニットの転写部材は、像担持体に接触配置するセット過程で位置決め部材に接触転動しながら位置決めされ、
転写ユニットの清掃部材は、位置決め部材に接触転動する転写部材の回転方向に対し回転負荷が少ない方向に配置されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置のうち、像担持体が清掃せしめられる清掃部材を具備した態様において、
転写ユニットの転写部材は、像担持体に接触配置するセット過程で位置決め部材に接触転動しながら位置決めされ、
転写ユニットの清掃部材は、位置決め部材に接触転動する転写部材の回転方向に対し回転負荷が少ない方向に配置され、
更に、像担持体の清掃部材は、位置決め部材に接触転動する転写部材との接触に伴って回転する像担持体の回転方向に対し回転負荷が少ない方向に配置されることを特徴とする画像形成装置。 - 可視像を担持する像担持体が含まれる作像エンジンと、像担持体の表面側に記録材を介して圧接し、像担持体上の可視像を記録材に一括転写する転写部材とを備えた画像形成装置において、
画像形成装置本体に対して回動自在に支持された回動支持ユニットと、
前記転写部材を一つのユニットケースに組み込み且つ転写部材が像担持体に対して接離可能なように回動支持ユニットに対してユニットケースごと移動自在に保持した転写ユニットとを備え、
転写ユニットを保持するユニット保持機構は、回動支持ユニットにユニットケースを回動支持し、転写ユニットのセット過程でユニットケースの回動支点から離れた部位にセット力を与えるもので、ユニットケースの回動支点からの反力を回動支持ユニットの回動支点方向へ設定し、かつ、セット力の作用反力による回動支持ユニットの回動支点周りのモーメントを回動支持ユニットを画像形成装置本体側へ回転させる向きに設定したものであることを特徴とする画像形成装置。 - 可視像を担持する像担持体が含まれる作像エンジンと、像担持体の表面側に記録材を介して圧接し、像担持体上の可視像を記録材に一括転写する転写部材とを備えた画像形成装置において、
画像形成装置本体に対して回動自在に支持された回動支持ユニットと、
前記転写部材を一つのユニットケースに組み込み且つ転写部材が像担持体に対して接離可能なように回動支持ユニットに対してユニットケースごと移動自在に保持した転写ユニットとを備え、
転写ユニットを保持するユニット保持機構は、回動支持ユニットにユニットケースを回動支持し、転写ユニットのセット過程でユニットケースの回動支点から離れた部位にセット力を与えるもので、ユニットケースの回動支点からの反力による回動支持ユニットの回動支点周りのモーメントと、セット力の作用反力による回動支持ユニットの回動支点周りのモーメントとの合計が回動支持ユニットを画像形成装置本体側へ回動させる向きであるか、あるいは、略0であることを特徴とする画像形成装置。 - 可視像を担持する像担持体が含まれる作像エンジンと、像担持体の表面側に記録材を介して圧接し、像担持体上の可視像を記録材に一括転写する転写部材とを備えた画像形成装置において、
画像形成装置本体に対して回動自在に支持された回動支持ユニットと、
前記転写部材を一つのユニットケースに組み込み且つ転写部材が像担持体に対して接離可能なように回動支持ユニットに対してユニットケースごと移動自在に保持した転写ユニットとを備え、
転写ユニットがセット位置に配置されている状態で作像エンジンのメンテナンスパーツが交換可能となるように作像エンジンのメンテナンスパーツを移動可能に配設したことを特徴とする画像形成装置。
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