JP2002148095A - 液面レベル検出方法および検出装置 - Google Patents

液面レベル検出方法および検出装置

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JP2002148095A
JP2002148095A JP2000339450A JP2000339450A JP2002148095A JP 2002148095 A JP2002148095 A JP 2002148095A JP 2000339450 A JP2000339450 A JP 2000339450A JP 2000339450 A JP2000339450 A JP 2000339450A JP 2002148095 A JP2002148095 A JP 2002148095A
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Koji Hayashi
幸次 林
Kazuhiro Sugata
和広 須賀田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置が大規模になることなく、短時間で正確
な液面検出を行えるようにする。 【解決手段】 エアポンプ13からオリフィス15を介
して最小限の空気をノズル5に送り込む。このとき電磁
弁19は閉じておく。この状態でノズル5の先端をオイ
ル3が収容されているオイルパン1に対して規定位置ま
で挿入し、このときのノズル5内の圧力を圧力センサ2
3が検出し、検出した圧力に応じてノズル5の液面Lか
らの挿入量を算出して液面レベルを求める。液面レベル
検出後は、ノズル5をオイルパン1から引き抜き、電磁
弁19を開放した状態で、エアポンプ13から大量の空
気をノズル5に送出してノズル5の先端に残留するオイ
ルを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器中に収容さ
れている液体の液面レベルを検出する液面レベル検出方
法および検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来液面レベルを検出する方法として、
例えば特許第2911740号公報に、自動車の自動変
速機におけるオイルの量を検出する方法が開示されてい
る。これは、ノズル先端から空気を放出した状態で、ノ
ズルを下降させ、ノズル先端が液面に達したときのノズ
ル内の圧力上昇を捉え、そのときのノズル位置をオイル
の液面レベルとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た液面レベルの検出方法では、次のような問題がある。
【0004】(1)ノズル位置を検出するためのサーボ
機構が必要となるので、装置が大規模となり、コスト上
昇を招く。
【0005】(2)ノズル内圧の上昇が生じたノズル位
置を液面とするため、ノズルを上方からゆっくり下げて
いく必要があり、計測に時間がかかり、作業性の悪化を
招く。
【0006】(3)ノズルが液面より下がりすぎた場合
には、その分を検出できず、計測誤差が大きくなる。
【0007】そこで、この発明は、装置が大規模になる
ことなく、短時間で正確な液面計測を行えるようにする
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ノズル先端側を液体が収容され
ている容器に対し液面に向けて規定位置まで挿入し、ノ
ズル内に所定量の気体が供給されている状態のノズル内
の圧力に基づいて、ノズル先端の前記液面からの挿入量
を算出し、液面レベルを求める方法としてある。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明の方法
において、ノズル内に供給されている気体の量は、ノズ
ル先端が液面より僅かに挿入されている状態のとき、ノ
ズル内の液面がノズル先端に位置してノズル内の気体の
圧力と液体の圧力とがほぼ釣り合う状態となるよう設定
されている方法としてある。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の方法において、液面レベル検出後、ノズルを液体中
から引き抜いた状態で、ノズル内に気体を送出し、ノズ
ル先端に残留している液体を除去する方法としてある。
【0011】請求項4の発明は、請求項1または2の発
明の方法において、液面レベル検出後、ノズルを液体中
から引き抜いた状態で、ノズル内から気体を吸引し、ノ
ズル先端に残留している液体を吸引除去する方法として
ある。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかの発明の方法において、ノズル先端に温度センサ
を設け、この温度センサが検出した液体温度に基づい
て、液面レベルを補正する方法としてある。
【0013】請求項6の発明は、気体を先端から放出可
能で液体が収容されている容器の規定位置まで液面に向
けて挿入されるノズルと、このノズル内に気体を送出す
る気体送出手段と、この気体送出手段によってノズル内
に所定量の気体を送出しかつノズル先端が容器の規定位
置まで挿入されている状態で、ノズル内の圧力を検出す
る圧力検出手段と、この圧力検出手段が検出した圧力値
に基づいて、前記ノズル先端の液面からの挿入量を算出
して液面レベルを求める液面レベル算出手段とを有する
構成としてある。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、気体が供給さ
れているノズルの先端側を液面に向けて容器の規定位置
まで挿入し、そのときのノズル内圧力に基づき算出する
ノズル先端の液面からの挿入量により、液面レベルを求
めるようにしたため、ノズル位置を検出するサーボ機構
などの大規模化な装置を必要とすることなく、短時間で
正確に液面レベルを算出することができる。
【0015】請求項2の発明によれば、ノズル内に供給
されている気体の量は、ノズル先端が液面より僅かに挿
入されている状態のとき、ノズル内の液面がノズル先端
に位置してノズル内の気体の圧力と液体の圧力とがほぼ
釣り合う状態となるよう設定されているため、ノズル先
端から放出される気体による液面変化を抑制できるとと
もに、ノズル内圧の脈動も防止でき、より正確に液面レ
ベルを検出できる。
【0016】請求項3の発明によれば、液面レベル検出
後、ノズルを液体中から引き抜いた状態で、ノズル内に
気体を送出し、ノズル先端に残留している液体を除去す
るようにしたため、ノズル内の残留液体によるノズル内
圧の変化を防止でき、液面レベルの検出誤差を防止する
ことができる。
【0017】請求項4の発明によれば、液面レベル検出
後、ノズルを液体中から引き抜いた状態で、ノズル内か
ら気体を吸引し、ノズル先端に残留している液体を吸引
除去するようにしたため、ノズル内の残留液体によるノ
ズル内圧の変化を防止でき、液面レベルの検出誤差を防
止できるとともに、ノズル先端に残留している液体の落
下も防止することができる。
【0018】請求項5の発明によれば、ノズル先端に設
けた温度センサの液体検出温度に基づいて、液面レベル
を補正するようにしたため、温度変化があっても常に正
確な液面レベルを検出することができる。
【0019】請求項6の発明によれば、気体を先端から
放出可能で液体が収容されている容器の規定位置まで液
面に向けて挿入されるノズルと、このノズル内に気体を
送出する気体送出手段と、この気体送出手段によってノ
ズル内に所定量の気体を送出しかつノズル先端が容器の
規定位置まで挿入されている状態で、ノズル内の圧力を
検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段が検出した
圧力値に基づいて、前記ノズル先端の液面からの挿入量
を算出して液面レベルを求める液面レベル算出手段とを
有する構成としたので、ノズル位置を検出するサーボ機
構などの大規模化な装置を必要とすることなく、短時間
で正確に液面レベルを算出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0021】図1は、この発明の実施の一形態を示す液
面レベル検出装置の全体構成図である。この装置は、自
動車の自動変速機におけるオイルの液面レベルを検出す
るもので、容器としてのオイルパン1内に収容されてい
るオイル3中に、ノズル5の先端側を、オイルパン1に
対して規定位置となるよう液面Lに向けて挿入すること
で液面レベルを検出する。ノズル5の先端側付近の周囲
には、ストッパ7が固定され、ノズル5をオイルパン1
のオイル注入口1a周囲の上面に前記ストッパ7が当接
することで、ノズル5をオイルパン1に対して規定位置
まで挿入可能となる。
【0022】ノズル5の基端(上端)側は、ノズル側配
管9の一端に接続され、ノズル側配管9の他端は、ポン
プ側配管11を介して気体送出手段としてのエアポンプ
13に接続されている。ポンプ側配管11にはオリフィ
ス15が設けられ、このオフィス15をバイパスするバ
イパス配管17には、バイパス配管17を開閉する電磁
弁19が設けられている。ノズル側配管9とポンプ側配
管11との接続部には、センサ側配管21の一端が接続
され、センサ側配管21の他端には、圧力検出手段とし
ての圧力センサ23が接続されている。
【0023】圧力センサ23の検出値は液面レベル算出
手段としてのマイクロコンピュータなどで構成される算
出回路25に入力される。この算出回路25には、ノズ
ル5の先端に設けた熱電対やサーミスタなどからなる温
度センサ27の検出値も入力される構成となっている。
【0024】ノズル5は、内径4mmの耐熱、耐油素材の
ホースであり、そのホース内に温度センサ27のリード
線29を通し、リード線29をホースの上端から外部に
引き出して前記算出回路25に接続する。リード線29
のホースからの引き出し部は、エア漏れのないように、
シールを施す。
【0025】次に、作用を説明する。電磁弁19を閉じ
てバイパス配管17を遮断した状態で、エアポンプ13
により気体である空気を送出すると、送出された空気は
オリフィス15により絞られて、ノズル5の先端から放
出される空気の量が、0.1l/minとなるよう調整され
る。内径4mmのノズル5から0.1l/minの空気が放出
される状態で、ノズル5の先端をオイル3の液面Lより
僅かに挿入すると、ノズル5内に入り込むオイルの液面
がノズル5の先端開口部に位置して、ノズル5内の空気
の圧力とオイル3の圧力とがほぼ釣り合う状態となり、
ノズル5の先端からの空気の放出が極めて少ないものと
なる。
【0026】このように、ノズル5の先端から0.1l/
minの空気が放出される状態で、ノズル5の先端を、オ
イルパン1のオイル注入口1aから挿入し、ストッパ7
がオイル注入口1a周囲の上面に当接する規定位置まで
オイルパン1に対して挿入する。このとき図1では、ノ
ズル5の先端は、液面Lより下部に位置してオイル3中
に挿入されている。
【0027】ノズル5の先端がオイル3中に挿入される
ことで、ノズル5内の圧力が上昇する。ノズル5内の圧
力は、ノズル5の先端がオイル3の液面Lからより深く
挿入されるほど、言い換えればオイル3の量が多く液面
Lがより上方にあるほど、オイル3の圧力を受けて高く
なる。したがって、ノズル5内の圧力に応じてノズル5
の先端の液面Lからの挿入量Hを算出でき、これに応じ
て液面Lのレベルを求めることができる。
【0028】算出回路25のメモリには、ノズル内圧力
Pとノズル挿入量Hとの関係を示す図2のようなマップ
があらかじめ格納されており、このマップを参照して圧
力センサ23が検出した圧力P(kPa)に応じてノズル
5のオイル3への挿入量H(mm)が算出される。この挿入
量Hが大きいほど液面Lが上方にあってオイル3の量が
多いことになる。ノズル内圧力Pとノズル挿入量Hとの
関係は、オイル3の種類によって比重が変わることか
ら、複数種の前記ノズル内圧力Pとノズル挿入量Hとの
関係を示すマップをメモリに格納しておき、オイル種に
よってその対応するマップを検索するようにする。
【0029】このように、上記した液面レベル検出方法
によれば、ノズル5内に空気を供給しつつノズル5をオ
イルパン1の規定位置まで挿入することで、そのときの
ノズル5内の圧力に基づいて、ノズル5の液面Lからの
挿入量Hを算出して液面レベルを求めるようにしたの
で、従来のようにノズルの上下位置を検出するサーボ機
構など大規模な機構が不要であり、ノズル挿入作業も規
定位置まで挿入するだけなので容易であって検出時間が
短時間で済み、正確な液面レベルを検出することができ
る。
【0030】ノズル5に供給する空気の量は、0.1l/
minと少なくしてあり、これによりノズル5の先端から
オイル3中に放出される空気の量が極めて少ないので、
放出される空気による液面Lの変化が小さく抑えられる
とともに、ノズル5内の圧力の脈動も抑制でき、より正
確に液面レベルを検出することができる。
【0031】また、温度センサ27が検出したオイル3
の温度に応じ、あらかじめ算出回路25のメモリに設定
してある温度に対応した補正値を用いて、液面レベルを
補正することで、温度に応じたより正確な液面レベルを
検出することができる。
【0032】なお、自動車における自動変速機は形状が
複雑であるため、オイルの体積変化量に対するオイル
(液面)レベルの上昇量が一定ではなく、このため形状
の異なる自動変速機毎に、ノズル5内の圧力およびオイ
ルの温度と液面レベルとの関係を測定して、前記図2の
ようなマップを用意しておき、自動変速機の種類に応じ
てそのマップを選択するようにする。
【0033】液面レベルを検出した後は、ノズル5をオ
イル3中から引き抜き、この状態で、電磁弁19を開放
してバイパス配管17を介してノズル5とエアポンプ1
3とを連通させる。ここで、エアポンプ13を駆動して
空気を大量に送出し、ノズル5の先端内に表面張力によ
り残量しているオイルを、送出した空気によってノズル
先端から外部に放出し除去する。この作業は、ノズル5
の先端が液面Lより上方のオイルパン1内に位置してい
る状態で行うことで、放出したオイルをオイルパン1内
に戻すことができる。
【0034】ノズル5内に残留オイルが存在すると、次
回の液面レベル検出時でのノズル内圧が変化し、検出誤
差を生じてしまう。したがって、ノズル5内の残留オイ
ルを上記のように除去することで、より正確な液面レベ
ルを検出することができる。
【0035】図3は、液面レベルを検出後、ノズル5を
オイル3中から引き抜き大気中に出したときに、本来液
面レベルが0mmになるところが、上記した表面張力の影
響でノズル先端に残留オイルが存在することによる、液
面レベルの誤差(mm)を、ノズル5の内径に応じて示し
たものである。
【0036】これによれば、内径が4mmを下回る2mmの
ノズルでは、残留オイルが多くなるために、ノズル内圧
が高めとなり、1.5mm以上の誤差が発生していること
がわかる。4mmを越える内径でレベル誤差が大きくなっ
ているのは、ノズル5に供給する空気の量を絞っている
ため、ノズル5内のオイル残留分と空気とのバランスが
合っていないためと考えられる。このため、本実施形態
では、ノズル5の内径を4mmとしてある。
【0037】ノズル5の内径が上記した4mm以外であっ
ても、前記したように、大量の空気をノズル5内に供給
することで、ノズル先端に残留するオイルを外部に放出
除去できるので、ノズル5の内径としては、4mmに限る
ことはない。ノズル5の内径を4mm以外とした場合は、
その内径に応じて、液面レベル検出時にノズル5に供給
する空気量も変化させる必要がある。すなわち、内径が
4mmより小さい場合には空気量を0.1l/mmより少な
く、内径が4mmより大きい場合には空気量を0.1l/mm
より多くする。
【0038】図4は、この発明の他の実施形態を示す液
面レベル検出装置の全体構成図である。この実施形態
は、液面レベル検出後にノズル5内の空気を吸引するよ
うにしたものであり、図1の実施形態に対し、ノズル側
配管9にオイルキャッチタンク29を新たに設けるとと
もに、オリフィス15とエアポンプ13との間に、エア
ポンプ13の吸入口13aに接続される吸入側通路31
a,31bと、エアポンプ13の吐出口13bに接続さ
れる吐出側通路33a,33bとを、互いに並列に接続
し、これら各通路31a,31b相互間および33a,
33b相互間に、吸入側電磁弁35および吐出側電磁弁
37をそれぞれ設けている。また、図1における電磁弁
19を備えたバイパス配管17は設けていない。
【0039】吸入側電磁弁35は、吸入側通路31a,
31bの双方を開放してノズル5とエアポンプ13とを
吸入側通路31a,31bを介して連通する開放状態
と、吸入側通路31aを遮断し吸入側通路31bを大気
に開放する遮断状態とに切替可能である。また、吐出側
電磁弁37は、吐出側通路33a,33bの双方を開放
してノズル5とエアポンプ13とを吐出側通路33a,
33bを介して連通する開放状態と、吐出側通路33a
を遮断し吐出側通路33bを大気に開放する遮断状態と
に切替可能である。
【0040】このような構成で、液面レベル検出作業前
には、吸入側電磁弁35を開放状態としてノズル5とエ
アポンプ13の吸入口13aとを連通させる一方、吐出
側電磁弁37を遮断状態としてエアポンプ13の吐出口
13bを大気に開放する。この状態でエアポンプ13を
駆動すると、ノズル5内の空気が図4(a)のようにエ
アポンプ13に吸入され、前回検出時に発生したノズル
5内の残留オイルが吸引され、残留オイルはノズル5か
ら落下しない。なお、エアポンプ13による吸引力は小
さく、残留オイルはノズル側配管9内に残るが、例え吸
引力が高過ぎたとしても、オイルキャッチタンク29に
取り込まれるので、エアポンプ13内にオイルが入り込
んで損傷することはない。
【0041】その後、ノズル5の先端を、オイルパン1
に対して規定位置となるようオイル注入口1aから挿入
し、この状態で圧力センサ23の検出値が規定値以下と
なったときに、ノズル5の先端がオイル3の液面に到達
したとして、検出を開始する。検出の開始は、吸入側電
磁弁35を遮断状態としてエアポンプ13の吸入口13
aを大気に開放する一方、吐出側電磁弁37を開放状態
としてノズル5とエアポンプ13の吐出口13bと連通
させる。これにより、エアポンプ13から吐出された空
気が、前記図1の実施形態のときと同様にして、ノズル
5に供給されて液面Lのレベルが検出される。
【0042】特に、この例では負圧によりノズル5がオ
イル3の液面に到達したのを判定し、これにより正圧に
切換えて検出を開始するので、図1に示す実施形態の様
に、ノズル5がオイル3の液面に到達する前から正圧に
より検出を行なうのに比して、残留オイルによる検出精
度の影響がより少ないという特徴がある。検出終了後、
空気が継続して供給されているノズル5をオイル3中か
ら引き抜き、この状態での圧力センサ23の検出値が規
定値以下になった時点で、吸入側電磁弁35を開放状態
としてノズル5とエアポンプ13の吸入口13aとを連
通する一方、吐出側電磁弁37を遮断状態としてエアポ
ンプ13の吐出口13bを大気に開放し、図4(a)の
状態に戻す。これにより、エアポンプ13がノズル5内
の空気を吸引し、次回の検出作業に備える。
【0043】なお、検出作業前に、ノズル5内の空気を
吸引している図4(a)の状態で、図4(b)のように
ノズル5をオイルパン1に対して規定位置まで挿入後、
一定時間ノズル5内の圧力に変化がないときには、液面
Lがノズル5の先端より下方に位置し、ノズル5がオイ
ル3中に挿入されない状態と判断して、オイル無しと判
断する。
【0044】なお、上記各実施の形態では、自動変速機
のオイルの液面レベルを検出する場合を示したが、自動
変速機以外の機器のオイルの液面レベル、あるいはオイ
ル以外の液体の液面レベルについても、この発明を適用
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す液面レベル検出
装置の全体構成図である。
【図2】図1の液面検出装置におけるノズル内圧力とノ
ズル挿入量との相関図である。
【図3】図1の液面検出装置におけるノズル内径と液面
レベル検出誤差との相関図である。
【図4】この発明の他の実施形態を示す液面レベル検出
装置の全体構成図であり、(a)は液面レベル検出前後
の状態、(b)は液面レベル検出中の状態を示す。
【符号の説明】
1 オイルパン(容器) 3 オイル(液体) 5 ノズル 13 エアポンプ(気体送出手段) 23 圧力センサ(圧力検出手段) 25 算出回路(液面レベル算出手段) 27 温度センサ L 液面レベル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル先端側を液体が収容されている容
    器に対し液面に向けて規定位置まで挿入し、ノズル内に
    所定量の気体が供給されている状態のノズル内の圧力に
    基づいて、ノズル先端の前記液面からの挿入量を算出
    し、液面レベルを求めることを特徴とする液面レベル検
    出方法。
  2. 【請求項2】 ノズル内に供給されている気体の量は、
    ノズル先端が液面より僅かに挿入されている状態のと
    き、ノズル内の液面がノズル先端に位置してノズル内の
    気体の圧力と液体の圧力とがほぼ釣り合う状態となるよ
    う設定されていることを特徴とする請求項1記載の液面
    レベル検出方法。
  3. 【請求項3】 液面レベル検出後、ノズルを液体中から
    引き抜いた状態で、ノズル内に気体を送出し、ノズル先
    端に残留している液体を除去することを特徴とする請求
    項1または2記載の液面レベル検出方法。
  4. 【請求項4】 液面レベル検出後、ノズルを液体中から
    引き抜いた状態で、ノズル内から気体を吸引し、ノズル
    先端に残留している液体を吸引除去することを特徴とす
    る請求項1または2記載の液面レベル検出方法。
  5. 【請求項5】 ノズル先端に温度センサを設け、この温
    度センサが検出した液体温度に基づいて、液面レベルを
    補正することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の液面レベル検出方法。
  6. 【請求項6】 気体を先端から放出可能で液体が収容さ
    れている容器の規定位置まで液面に向けて挿入されるノ
    ズルと、このノズル内に所定量の気体を送出する気体送
    出手段と、この気体送出手段によってノズル内に気体を
    送出しかつノズル先端が容器の規定位置まで挿入されて
    いる状態で、ノズル内の圧力を検出する圧力検出手段
    と、この圧力検出手段が検出した圧力値に基づいて、前
    記ノズル先端の液面からの挿入量を算出して液面レベル
    を求める液面レベル算出手段とを有することを特徴とす
    る液面レベル検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100828697B1 (ko) 2004-09-29 2008-05-09 무사시노 컴퍼니 리미티드 기포식 액면계
KR101766346B1 (ko) * 2015-12-29 2017-08-08 주식회사 자스텍 연료 잔량 검출이 가능한 연료 드레인 플러그 및 그를 포함하는 연료 잔량 검출 시스템

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