JP2002147750A - バーナ及び該バーナを備えたグリル - Google Patents

バーナ及び該バーナを備えたグリル

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JP2002147750A
JP2002147750A JP2000343194A JP2000343194A JP2002147750A JP 2002147750 A JP2002147750 A JP 2002147750A JP 2000343194 A JP2000343194 A JP 2000343194A JP 2000343194 A JP2000343194 A JP 2000343194A JP 2002147750 A JP2002147750 A JP 2002147750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全一次空気式のバーナにおいて、ターンダウ
ン比を大きくすること及び、そのバーナを備えることに
よってガス消費量を抑えつつ調理時間を短縮するグリル
を提供することを目的とする。 【解決手段】 1つのグリルバーナ70に対して、2つ
のノズル71a,71bが設けられており、その一方の
ノズル71aへのガスの供給パターンをガス開閉機構1
00で切り替えることによって、グリルバーナ70への
ガスの供給量を切り替えて、火力調節を行う。そして、
このバーナをそなえたグリルは、グリル庫があったまる
までは、大きな燃焼能力で燃焼し、高温になった後は、
通常能力で燃焼することによってガス消費量を抑えつつ
調理時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全一次空気式自然
燃焼バーナとそのバーナを備えたグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、燃焼ガスをこもらせて、被調
理物を全面より加熱調理する、いわゆる、こもり焼ので
きるガスグリルにおいては、燃焼時に新鮮な二次空気を
必要としない全一次空気式バーナが用いられてきた。ま
た、このようなグリルは、少ないガス消費量で加熱調理
でき、省エネタイプのグリルとして高く評価されてお
り、被調理物の焼き脂を受ける受皿への輻射加熱を抑え
ることにより、受皿に水を張らない水無しグリルとして
適正に使用でき、被調理物をこんがりと焼くことができ
る。
【0003】図8は、この水無しグリルの側面図を示し
ている。グリル40は、被調理物Fを載せる焼網51
と、焼網51を載せたまま手前にスライドして引き出す
受皿52と、燃料ガスを燃焼させて被調理物Fを加熱す
る全一次空気式のグリルバーナ70と、これらを収める
グリル庫50と、グリル庫50の背部に設けられグリル
バーナ70の燃焼により発生した燃焼ガスを器体外に導
く排気室62とから構成され、排気室62の上端には、
排気口61が開口される。
【0004】グリル庫50と排気室62とを仕切る仕切
壁63には、連通口64が開口され、その開口部上端が
焼網51における被調理物Fの載置面より少し低い位置
となるように形成される。また、グリル庫50の底面に
は、排気室62底部と連通して冷却通路53が設けら
れ、その前部には外部空気が冷却通路53に進入できる
空気導入口54が開口される。
【0005】このグリル40に点火操作が行われると、
グリルバーナ70から噴出される燃料ガスに着火して燃
焼が開始される。発生した燃焼ガスは、グリル庫50上
方にこもり、被調理物Fを燃焼熱によって包み隅々まで
加熱して良好に調理し、その後、連通口64へあふれて
排気室62に流入し、ドラフト力により排気室62内を
上昇して器体外へ流出する。これに伴って外部空気が、
空気導入口54から流入し、冷却通路53に吸引されて
受皿52を冷却して受皿52の過熱を防止するため、水
無しグリルとして適正に使用できる。
【0006】このグリル40は、グリルバーナ70に燃
焼時に新鮮な二次空気を必要としない全一次空気式バー
ナを用いているため、燃焼を良好に維持したままグリル
庫50内に燃焼ガスをこもらせることができ、少ないガ
ス消費量で被調理物Fを加熱することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなこもり焼タ
イプのグリルは、ガス消費量が少なくても良好に調理で
きることから燃焼能力が抑えられている。このため、グ
リル庫内が高温状態になるまでに時間を要し、一般的な
グリルよりも調理時間が長くなる傾向があった。そこ
で、グリル庫内に燃焼排気が充満して高温になるまでの
間、バーナに供給されるガス量を増加させて燃焼能力を
大きくすれば、上記問題は解決できるものの、全一次空
気式バーナでは、ターンダウン比(燃焼増減幅)を大き
くとることができないので、困難な問題があった。なぜ
なら、全一次空気式バーナの火力調整は、ニードル弁開
度の調整によってノズルへのガスの供給圧を下げてガス
供給量を減らすことによって行っているが、ノズルへの
供給圧を下げてガス量を絞ると噴出圧が下がってしまう
ことにより、一次空気吸引量が大幅に減少してしまい、
燃焼が悪くなり、不完全燃焼の原因となる。例えば、ガ
ス供給量を2分の1にまで絞ろうとすると、一次空気吸
入量は、その二乗に比例して4分の1にまで低下してし
まい、良好な燃焼を維持できない。そのため、現状の全
一次空気式バーナにおいては、ガス量を絞る許容限界は
80%程度に制限されていた。
【0008】この結果、このようなこもり焼タイプのグ
リルでは、グリル庫内が高温状態になるまでグリルバー
ナを強火にしておき、高温になったら火力を弱めて通常
の省エネ運転にするといったことができず、グリル庫を
高温にするのに多くの時間を要し、一般的なグリルより
も調理時間が長くなる傾向となっていたのである。本発
明のバーナは上記課題を解決し、全一次空気式のバーナ
のターンダウン比を大きくすること、及び、そのバーナ
を用いてグリルのガス消費量を抑えつつ調理時間を短縮
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のバーナは、ノズルから燃料ガスをバ
ーナ本体内に噴出するとともに、該燃料ガスの噴出に伴
って燃焼に必要な燃焼用空気を吸引し、この混合気を炎
口の表面付近で燃焼させる全一次空気式のバーナにおい
て、上記ノズルを1つのバーナ本体に対して複数設ける
とともに、各ノズルの周囲に該ノズルから噴出される燃
料ガスを完全燃焼させるのに十分な量の一次空気がとり
こめる空気吸入口と、各ノズルへの燃料供給路の少なく
とも一部を独立して開閉するガス開閉手段とを備え、上
記ガス開閉手段により上記ノズルへの燃料ガス供給パタ
ーンを切り替えて、上記バーナ本体への燃料ガス供給量
を調整することにより、該調整にあわせて上記バーナ本
体への空気供給量調整を追従させたことを要旨とする。
【0010】また、本発明の請求項2記載のバーナは、
上記請求項1記載のバーナにおいて、上記複数のノズル
に対して共通の上記空気吸入口を設けることを要旨とす
る。
【0011】また、本発明の請求項3記載のグリルは、
被調理物を収納して加熱調理するためのグリル庫と、燃
料ガスを燃焼するグリルバーナと、該グリル庫に併設さ
れた排気室と、該グリル庫と該排気室とを連通する連通
口とを備え、上記グリルバーナの燃焼ガスを上記グリル
庫内に充満させると共に、該充満した燃焼ガスを上記連
通口から上記排気室にあふれさせるように排気経路を形
成したグリルにおいて、上記グリルバーナとして請求項
1記載のバーナを用いることを要旨とする。
【0012】また、本発明の請求項4記載のグリルは、
上記請求項3記載のグリルにおいて、グリル庫内の加熱
状態を検知する状態検知手段と、上記状態検知手段によ
り検知された加熱状態に応じて上記ガス開閉手段を作動
させ、グリル庫内が低温状態にあればバーナ本体への燃
料ガス供給量を増大側に切り替え、グリル庫内が高温状
態になれば該燃料ガス供給量を減少側に切り替える自動
切替手段とを備えたことを要旨とする。
【0013】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
バーナによれば、ガス開閉手段により、同一バーナに対
して備えられた複数個のノズルへの燃料ガスの供給パタ
ーンを切り替えて火力調節する。この時、各ノズルから
噴出する燃料ガス量に対して、完全燃焼させるのに十分
な一次空気を吸引できるため、燃料供給パターンを切り
替えても、常にその燃料量に応じた十分の一次空気が吸
入され、燃焼性能が常に良好に保たれる。
【0014】例えば、1つのバーナ本体に対して同一の
2つのノズルが設けられている場合を考えると、一方の
ノズルへのガスの供給をガス開閉手段によって止めて、
バーナ本体に供給されるガス量を2分の1にしても、吸
引される一次空気量も2分の1になるだけであり、燃焼
性能を良好に維持したまま燃焼能力を大幅に切り替える
ことができる。この結果、大きな燃焼能力を必要とする
時には、全てのノズルにガスを供給し、小さな燃焼能力
を必要とする場合には、一部のノズルへのガスの供給を
止めることによって、燃焼性能を良好に維持したまま全
一次空気式バーナにおける火力調節が可能となる。
【0015】また、本発明の請求項2記載のバーナによ
れば、複数のノズルへの空気吸入口を共通化しているの
で、バーナ本体の構造が簡略化できる。
【0016】また、本発明の請求項3記載のグリルによ
れば、バーナの燃焼により発生した燃焼ガスがグリル庫
内に充満して排気室からあふれるように排気経路が形成
されるため、被調理物はこの充満した燃焼ガスにより、
こんがりと均一に加熱調理される。そして、グリルバー
ナとして請求項1記載のターンダウン比の大きな全一次
空気式バーナを備えることにより、大幅な火力調節が自
由に行えるので、調理にあわせて適切な火力を用いるこ
とができる。従って、こもり焼タイプのグリルであって
も、火力調節により調理開始時の立ち上がり(庫内温度
上昇)を早くすることができる。
【0017】また、本発明の請求項4記載のグリルによ
れば、状態検知手段によって検知されたグリル庫内の加
熱状態に応じて、グリルバーナの燃焼能力を、低温であ
れば大能力へ、高温であれば小能力へ、自動切替手段を
用いて自動で切り替えることができる。従って、グリル
バーナの点火初期は、通常能力よりも大きな能力で燃焼
させて、短時間でグリル庫内に燃焼ガスを充満させて高
温状態にすることができ、庫内温度が所定温度よりも高
温となった後は、通常能力燃焼に切り替えて、グリル庫
内に充満した燃焼ガスで被調理物を包んで隅々まで加熱
し、本来の省エネタイプの機能を有効に活かすことがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のバーナ及び該
バーナを備えたグリルの好適な実施形態について説明す
る。
【0019】本発明の一実施形態としてのグリルについ
て図1〜図7を用いて説明する。図4は、グリル付きテ
ーブルこんろの外観図を示している。テーブルこんろ
は、トッププレート41に2組のこんろバーナ43a,
43bが設けられ、それらの周囲に設けられた五徳44
a,44b上に図示しない調理鍋を載せ、テーブルこん
ろの前面に設けられる操作ボタン42a,42bを押す
ことによりそれぞれのこんろバーナ43a,43bが点
火され、調理鍋が加熱されるものである。こんろバーナ
43a,43b間の器体の中心部には、魚等の被調理物
Fを焼くためのグリル40が設けられ、操作ボタン42
cを押して点火し加熱調理が行われる。
【0020】このグリル40は、図2及び図3に示すよ
うに、被調理物Fを収納して加熱するグリル庫50を備
える。このグリル庫50は、上下左右側面に設けられ燃
料ガスを燃焼させて被調理物Fを加熱する全一次空気式
のグリルバーナ70と、中段位置に被調理物Fを載せる
焼網51と、底面に設けられ焼網51を載せたまま手前
にスライドさせて引き出すことができる受皿52とを備
える。受皿52は、被調理物Fから落下する焼脂Gを受
けるための浅い皿で、上面がフッ素コーティングしてあ
る。
【0021】グリル庫50の正面中央には、受皿52と
一体的に固定され受皿52を手前に引き出す取手45
と、受皿52を引き出す時に連動して開閉する開閉扉4
6とが設けられ、その開閉扉46にはガラス製の覗き窓
46aが設けられる。取手45を手前に引き出すと、取
手45に固定された受皿52がグリル庫50の底面をス
ライドし、受皿52に載置された焼網51が同時に引き
出される。
【0022】グリル庫50の上段左右側面には、グリル
バーナ70が設けられ、このグリルバーナ70は、多孔
質セラミックスの平面プレートに多数の小炎口を貫通さ
せた燃焼面を有し、燃焼に必要な空気のほとんどを一次
空気として吸入する全一次空気式自然燃焼バーナで、そ
の燃焼面はグリル庫50の奥行方向に沿って形成され、
鉛直面に対してやや上方に傾けて設けられる。グリル庫
50の天井部となるグリル天板55は、正面から見てV
字形状に形成され、中央が下がっている。被調理物F
は、主に、破線矢印で示される燃焼ガス対流と、グリル
バーナ70からの輻射熱とにより加熱される。
【0023】グリル庫50の後方には、上方に開口する
排気口61を備えた排気室62が仕切壁63を介して並
設され、この仕切壁63の下部にグリル庫50と連通す
る連通口64が開口する。排気室62の上部には、複数
の通気孔を形成する多孔板を用いて形成したステンレス
製の遮炎装置65を、排気室62を流れる燃焼ガスの全
てが多孔板を通過するように燃焼ガスの流れ方向に沿っ
て設置する。また、グリル庫50の底面には、排気室6
2底部と連通して冷却通路53が設けられ、その前部に
は外部空気が冷却通路53に進入できる空気導入口54
が開口される。
【0024】次に、グリルバーナ70へのガス供給系に
ついて図1、図5、図6を用いて説明する。グリル40
のガス供給路入口には、操作ボタン42cの操作に連動
してガス流路を開閉するとともに火力調節ツマミ1の左
右への操作に連動してガス量を調節する点滅器10が設
けられる。尚、この時のガス調節量は燃焼を良好に保て
る範囲の80%程度までとしている。この点滅器10
は、ガス流路を開閉する開閉弁としてメイン弁12、マ
グネット弁13を備える。メイン弁12は、操作ボタン
42cの押し操作に連動して点火レバー2を介して進退
するスピンドル11の移動位置に応じて開閉する。一
方、マグネット弁13は、スピンドル11の先端により
弁体が押し開かれて開弁し、グリルバーナ70近傍に設
けられる図示しない熱電対により炎検知して通電されて
いる間開弁状態を保持する。
【0025】マグネット弁13とメイン弁12とが共に
開弁することにより、点滅器10に供給されたガスをガ
スガバナ15→火力調節弁14→ガス導管3を介してグ
リルバーナ70に送るガス流路が形成される。ここでガ
スガバナ15は、供給されるガスの最高ガス圧を制限し
て、その下流側が一定のガス圧となるよう調節する。ま
た火力調節弁14は、火力調節ツマミ1の左右への操作
に連動して上下に慴動するニードル弁の位置により流路
面積を調節してグリルバーナ70での若干の火力調節を
可能としている。尚、点滅器10には点火時の操作ボタ
ン42cの押し操作の間オンするマイクロスイッチ4が
設けられる。このマイクロスイッチ4がオンしている間
図示しない乾電池の電圧が図示しない点火用イグナイタ
に印加されて高電圧を発生し、グリルバーナ70近傍に
設けられる電極72が連続的にスパークする。
【0026】各グリルバーナ70は、途中で2本に分岐
されたガス導管3a,3bのそれぞれの先端部分に設け
られる2つのノズル71a,71bと、そのノズル71
a,71bから噴主するガス及びその際吸引される一次
空気からなる混合ガスを流入させるバーナ本体73と、
バーナ本体73の開口に設けられ多数の炎口を有するセ
ラミックプレート74とからなる。また、各バーナ本体
73には、それぞれ2つの吸入部75が設けられ、ノズ
ル71a,71bのうちの一方がそれぞれ挿入される。
この吸入部75のノズル71a,71bの周囲には、噴
主するガスに対して十分な一次空気を吸入できる空気吸
入口76が設けられる。ノズル71a,71bからバー
ナ本体73にガスが噴出すると、燃焼に必要な全空気が
一次空気として空気吸入口76から吸入され、バーナ本
体73で混合されてセラミックプレート74の表面に噴
出する。そして、点火用イグナイタの作動によりセラミ
ックプレート74の表面付近に直接スパーク点火して着
火させる構成となっている。
【0027】点滅器10とグリルバーナ70との間に
は、ガス導管3の流路をガス導管3aとガス導管3bと
に分岐する分岐部7と、各グリルバーナ70の片側のノ
ズル71aへのガス供給を独立して給断するガス開閉機
構100が設けられる。分岐部7は、ガス導管3が接続
されガス入口部となるガス流路8と、ガス導管3a及び
ガス導管3bがそれぞれ接続されガス出口部となるガス
流路8a及びガス流路8bとを備える。ガス開閉機構1
00は、2方へ分岐されたガス流路の一方の流路8aの
開閉を行う開閉弁部20と、開閉弁部20を動かす弁駆
動装置30とからなる。開閉弁部20は、分岐された一
方のガス流路8aを開閉する進退可能に設けらた開閉ス
ピンドル21と、開閉スピンドル21をガス流路8aと
は反対側へ付勢するバネ22と、バネ22の外周を覆っ
て開閉スピンドル21のガス流路8aとは反対側への移
動を規制する蓋23とからなる。また、開閉スピンドル
21の先端には、ガス流路8aを遮断するための開閉弁
体24が設けられる。
【0028】一方、弁駆動装置30は、有底箱体31と
蓋体32との間に皿バネ35を挟んで構成され、箱体3
1には、戻しバネ33をガイドする皿部34aを有する
駆動スピンドル34が、箱体31の底部開口で挿通され
進退可能となるように設けられる。この戻しバネ33
は、皿部34aを介して皿バネ35を蓋体32側に付勢
する。蓋体32内には、箱体31方向に皿バネ35を押
す押し棒36が設けられ、蓋体32底面には、容積が変
化するベローズ37が押し棒36と一体となって設けら
れる。
【0029】グリル庫50後部の排気室62上部には、
感熱部5が設けられ、毛細管のように径の細いキャピラ
リーチューブ6により弁駆動装置30のベローズ37と
接続され、水が感熱部5、キャピラリーチューブ6、ベ
ローズ37の共通空間に充満される。
【0030】上述した構成のグリル40では、グリル庫
50が所定温度以下となる低温時では、図5に示される
ように、弁駆動装置30の戻しバネ33が駆動スピンド
ル34を蓋体32側に付勢するため、開閉弁部20の開
閉スピンドル21はバネ22によって蓋23側に付勢さ
れたままとなる。つまり、開閉スピンドル21の先端に
取り付けられた開閉弁体24はガス流路8aを閉じない
ので、両方のノズル71a,71b共にガスが供給され
る。従って、グリルバーナ70の点火初期には、ガス供
給量が多く、さらに、各ノズルへの供給圧も十分な一次
空気を供給するだけの大きさがあるために、グリルバー
ナ70が大能力で良好に燃焼して速やかにグリル庫50
を高温状態に加熱する。
【0031】そして、グリル庫50内が高温に達する
と、感熱部5内の水は気化し、その体積を増して弁駆動
装置30のベローズ37を伸張させて、図6に示すよう
に、押し棒36を介して皿バネ35を箱体31側(圧縮
方向)に押す。この押し力が所定レベルに達すると、皿
バネ35が一気に変形して駆動スピンドル34の皿部3
4aを箱体31側に押し、駆動スピンドル34が開閉ス
ピンドル21をガス流路8a側に押し込むので、開閉弁
体24によってガス流路8aが閉じられ、グリルバーナ
70に備えられた2つのノズル71a,71bのうち一
方のノズル71aへのガスの供給が断たれる。従って、
グリル庫50内が高温に達した後は、グリルバーナ70
へのガスの供給量が減少し、さらに、ノズルへの供給圧
を絞ってガスの供給量を減らしているわけではないの
で、一次空気も片側のノズルから供給されるガス量に対
して十分な量で供給され、燃焼性能を良好に維持しなが
ら通常能力で燃焼する。
【0032】次に、このグリル40の作動を説明する。
メイン弁12とマグネット弁13とが共に閉弁している
状態で操作ボタン42cがいっぱいまで押されると、ス
ピンドル11が移動してメイン弁12が開弁し、スピン
ドル11の先端でマグネット弁13が押し開かれてメイ
ン流路が形成されて、グリルバーナ70にガスが供給さ
れる。この時、マイクロスイッチ4がオンされて図示し
ない点火用イグナイタが作動し、電極72からの連続ス
パークによりグリルバーナ70に直接点火される。そし
て図示しない熱電対が炎を検知すると、マグネット弁1
3の開弁状態が保持される。
【0033】この際、各グリルバーナ70に設けられた
2つのノズル71a,71bへ、同じガス供給圧力でガ
スが供給されるので、通常燃焼時に比べて大きな能力で
グリルバーナ70を燃焼させることができ、グリル庫5
0内を短時間で高温にすることができる。そして、グリ
ル庫50後部の排気室62上部に設けられた感熱部5の
温度が所定レベル以上になると、ガス開閉機構100に
よって一方のガス流路8aがふさがれ、1つのグリルバ
ーナ70に設けられた2つのノズル71a,71bのう
ち、一方のノズル71aへのガスの供給が遮られ、グリ
ルバーナ70へのガスの供給量が減少する。この時、ノ
ズルへのガスの供給圧を絞ってグリルバーナ70へのガ
スの供給量を減少させているわけではないので、グリル
バーナ70には、十分な一次空気が供給され、良好な燃
焼性能を維持しながら通常能力で燃焼する。
【0034】発生した燃焼ガスは、高温であるため図
2、図3中の破線矢印に示すように、連通口64より上
方のグリル庫50内で充満したのち連通口64から排気
室62にあふれて、上方の排気口61より外部へ排出さ
れる。
【0035】従って、グリル庫50の上部に溜まった高
温の燃焼ガスにより被調理物Fを加熱するため、熱エネ
ルギーを有効に利用できガス消費量が少なく省エネとな
る。また、グリルバーナ70から遠いために輻射熱によ
る受熱が少ない中央部分に載置された被調理物Fにも、
燃焼ガスの対流により加熱が補われ、被調理物F全体が
より均一に焼ける。しかも、グリル天板55がV字状に
形成されているため、燃焼ガスを図中破線矢印に示すよ
うに一層効果的に中央部分に集めることができ、より均
一に加熱できる。
【0036】こうしたこもり焼調理において、燃焼ガス
がグリル庫50内を充満し、連通口64からあふれ出る
と、排気室62内の空気の温度が上昇し、排気口61の
上流(排気室内)と下流(器体外部)との間に大きな温
度差が生じて、排気室62内で上向きの十分なるドラフ
ト力が発生する。この十分なドラフト力により、燃焼ガ
スが排気室62を通ってグリル外部へ円滑に排出される
と共に、グリル庫50底面の空気導入口54から外部空
気が冷却通路53に吸引され、受皿52下面に沿って流
れて受皿52を冷却する。
【0037】こうして、グリル40は、受皿52に水を
張らない水無しグリルとして適正に利用でき、被調理物
Fをこんがりと焼くことができる。また、グリルバーナ
70を消火し忘れる等により、落下した焼脂Gや乾燥し
た被調理物Fが過熱状態となって、万が一グリル庫50
内で発火した場合でも、排気室62に多孔板で形成され
た遮炎装置65を設けているため、その火炎は遮炎装置
65で遮られ、排気口61から器体の外部へあふれるこ
とはなく、極めて安全性が高い。
【0038】上述したグリルバーナ70によれば、1つ
のグリルバーナ70に対して2つのノズル71a,71
bが設けられており、その内の一方のノズル71aへの
ガス流路8aの開閉を、ガス開閉機構100を用いて行
うことにより、グリルバーナ70へのガスの供給量を大
きく2段階に切り替えることができる。この時、ノズル
へのガスの供給圧を変えることによってガスの供給量を
切り替えているわけではなく、ノズルへの供給圧は、常
に十分な一次空気が供給できる大きさで一定であり、空
気吸入口76から十分な一次空気が吸引されるため、良
好な燃焼性能を維持したまま燃焼能力を切り替えること
ができる。さらに、火力調節ツマミ1によって、ノズル
への供給圧の微調節が可能であり、これによっても燃焼
性能が良好に保てる範囲(ガス量を絞る許容限界は80
%程度)での、火力調節が可能である。例えば、2つの
ノズル71a,71bとして同じものを用い、ノズルへ
の供給圧を同一とした場合を考えると、1つのノズル7
1aへのガスの供給を止めるとノズルバーナ70へのガ
ス供給量は50%に減少し、さらに、火力調節ツマミ1
によりノズルへの供給圧を燃焼許容限界まで絞れば、ガ
ス供給量は最初の40%となる。すなわち、このグリル
バーナ70では、燃焼性能を良好に維持したまま燃焼能
力をMAX時の40%まで切り替えることが可能とな
る。
【0039】この結果、点火開始からグリル庫50内の
温度が所定レベルを越えるまでは、2つのノズル71
a,71bからガスを供給して、大能力で燃焼してグリ
ル庫50内の温度をすみやかに上昇させて調理時間を短
縮できる。そして、グリル庫内50の温度が高温に達し
た後は、一方のノズル71aへのガスの供給を止めて、
グリルバーナ70へのガス供給量を減らし、通常能力で
燃焼してガス消費量を抑えることができる。
【0040】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実
施形態では、弁駆動装置30を用いてグリル庫50内の
温度に応じて自動で開閉弁部20を動かしているが、例
えば開閉スピンドル21にレバーのようなものを取り付
け手動で開閉スピンドル21を操作できるようにしても
よい。この場合には、グリル庫50内の温度に関係な
く、グリルバーナ70の燃焼能力を切り替えることが可
能となるため、使用者の要求に合せて強火と弱火を使い
分けることができる。
【0041】また、本実施形態では、1つのバーナ本体
73に対して2つの吸入部75を設け、各吸入部75ご
とに1つのノズル71を設けているが、図7に示すよう
に、1つの吸入部75aに2つのノズル71a,71b
を並べて挿入する構造であってもよい。この場合、バー
ナ本体73の構造が単純になり、製造コストを下げるこ
とができる。また、本実施形態では、1つのグリルバー
ナに対して、2つのノズルが設けられているが、3つ以
上であってもかまわない。この場合は、より細かく、広
範囲の火力調整が可能となる。また、本実施形態では、
2つのノズルとして同一のものが用いられているが、例
えば、ガスの噴出量が8:2となるような異なるノズル
を用いてもよい。また、本実施形態では、排気室62に
感熱部5を設けたが、グリル庫50内に設けてグリル庫
50内の温度を直接検知してもよく、ようするに、グリ
ル庫50内の温度が所定温度より高いのか低いのかを検
知できればよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のバーナによれば、1つのバーナに対して複数個の
ノズルを設け、各ノズルへのガスの供給パターンを切り
替えることによってバーナへのガス供給量を切り替える
ため、ガス供給量を変化させても空気吸入口から燃焼に
必要な一次空気を十分吸引して、燃焼性能を良好に維持
できる。すなわち、燃焼性能を良好に維持したまま、タ
ーンダウン比を大きくできる全一次空気式バーナを提供
することができる。
【0043】更に、本発明の請求項2記載のバーナによ
れば、複数のノズルへの空気吸入口を共通化しているの
で、バーナ本体の構造が簡略化でき、製造コストを抑え
ることができる。
【0044】更に、本発明の請求項3記載のグリルによ
れば、グリル庫内に充満させた燃焼ガスにより加熱調理
するので、被調理物はこんがりと均一に加熱調理される
とともに、燃焼ガスの消費量を抑えることができ省エネ
ルギーとなる。さらに、グリルバーナとして請求項1記
載のターンダウン比が大きくとれる全一次空気式バーナ
を備えているので、大幅な火力調節が自由に行えるた
め、調理にあわせて適切な火力を用いることができ、調
理性能を向上させることができる。そして、このような
こもり焼タイプのグリルであっても、火力調節により調
理開始時の立ち上がり(グリル庫内温度上昇)を早くす
ることができる。
【0045】更に、本発明の請求項4記載のグリルによ
れば、グリル庫内の温度に応じて自動でグリルバーナの
燃焼能力が切り替わる。このため、こもり焼グリルの調
理の立ち上がり遅れを補うために、使用者がわざわざ強
火に切り替える手間がいらず、使い勝手がよい。さらに
使用者のカンで燃焼能力を切り替えずに、グリル庫内の
温度によって切り替えるので、ガス消費量を抑えつつ調
理時間を短縮する精度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のグリルの概略構成図である。
【図2】本実施形態のグリルを側面からみた断面図であ
る。
【図3】本実施形態のグリルを正面からみた断面図であ
る。
【図4】テーブルこんろの外観図である。
【図5】本実施形態のガス開閉機構を側面からみた断面
図である。
【図6】本実施形態のガス開閉機構を側面からみた断面
図である。
【図7】1つの吸入部に2つのノズルを挿入した場合の
グリルバーナを側面からみた断面図である。
【図8】従来例のグリルを側面からみた断面図である。
【符号の説明】
3,3a,3b…ガス導管、5…感熱部、7…分岐部、
8,8a,8b…ガス流路、20…開閉弁部、30…弁
駆動装置、50…グリル庫、62…排気室、64…連通
口、70…グリルバーナ、71a,71b…ノズル、7
3…バーナ本体、75,75a…吸入部、76…空気吸
入口、100…ガス開閉機構。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルから燃料ガスをバーナ本体内に噴
    出するとともに、該燃料ガスの噴出に伴って燃焼に必要
    な燃焼用空気を吸引し、この混合気を炎口の表面付近で
    燃焼させる全一次空気式のバーナにおいて、 上記ノズルを1つのバーナ本体に対して複数設けるとと
    もに、各ノズルの周囲に該ノズルから噴出される燃料ガ
    スを完全燃焼させるのに十分な量の一次空気がとりこめ
    る空気吸入口と、各ノズルへの燃料供給路の少なくとも
    一部を独立して開閉するガス開閉手段とを備え、 上記ガス開閉手段により上記ノズルへの燃料ガス供給パ
    ターンを切り替えて、上記バーナ本体への燃料ガス供給
    量を調整することにより、該調整にあわせて上記バーナ
    本体への空気供給量調整を追従させたことを特徴とする
    バーナ。
  2. 【請求項2】 上記複数のノズルに対して共通の上記空
    気吸入口を設けることを特徴とする請求項1記載のバー
    ナ。
  3. 【請求項3】 被調理物を収納して加熱調理するための
    グリル庫と、燃料ガスを燃焼するグリルバーナと、該グ
    リル庫に併設された排気室と、該グリル庫と該排気室と
    を連通する連通口とを備え、 上記グリルバーナの燃焼ガスを上記グリル庫内に充満さ
    せると共に、該充満した燃焼ガスを上記連通口から上記
    排気室にあふれさせるように排気経路を形成したグリル
    において、 上記グリルバーナとして請求項1記載のバーナを用いる
    ことを特徴とするグリル。
  4. 【請求項4】 グリル庫内の加熱状態を検知する状態検
    知手段と、 上記状態検知手段により検知された加熱状態に応じて上
    記ガス開閉手段を作動させ、グリル庫内が低温状態にあ
    ればバーナ本体への燃料ガス供給量を増大側に切り替
    え、グリル庫内が高温状態になれば該燃料ガス供給量を
    減少側に切り替える自動切替手段とを備えたことを特徴
    とする請求項3記載のグリル。
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