JP2002147524A - 動吸振器、吸振構造及び動吸振器の製造方法 - Google Patents
動吸振器、吸振構造及び動吸振器の製造方法Info
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Abstract
めて容易にかつ低コストにて設置して良好に制振させ
る。 【解決手段】 筒状のケース2内に、スペーサによって
間隔をあけて錘3を配設する。ケース2の内周面と錘3
との間に溶融させた弾性材4を流し込む。冷却されて硬
化された弾性材4によってケース2内に錘3が支持され
た動吸振器1の弾性材4を削ることにより、その量を調
整して吸振振動数の範囲を調整する。各種の範囲の吸振
振動数に調整された各種の動吸振器1を、そのケース2
に形成された取付片5を船舶のデッキプレートや、船舶
あるいは鉄鋼構造物の浮床構造における床に固定して取
り付けて分布させる。
Description
移動構造物あるいは劇場や橋などの大型構造物に用いて
好適な動吸振器、吸振構造及び動吸振器の製造方法に関
するものである。
あるいは劇場や橋などの大型構造物には、振動を抑制す
る動吸振器が用いられている。この動吸振器としては、
対象構造物に異なる振動系(質量−バネ−減衰系)を付
加して振動の応答を抑制するものが一般的に使用されて
いる。
な構造物に使用される動吸振器は、一般に対象構造物の
一点に集中して適用されるため、大型かつバネや流体を
用いた複雑なものとなってしまう。また、動吸振器は対
象構造物の振動数に合わせた最適作動状態とするための
バネや減衰の調整も極めて煩雑であり、この大型かつ複
雑な動吸振器を用いるには、多大な費用及び労力を要し
てしまう。しかも、この種の動吸振器を大型客船の居室
内に適用する場合、動吸振器が大型であるばかりか動吸
振器への配管を引き回さなければならず、このため、船
舶内の限られたスペースへの設置が困難であった。さら
には、この種の大型客船等にあっては、居室数の関係か
ら動吸振器によって振動を抑制させる範囲が広範囲とな
るため、大型かつ複雑であり、しかも調整が煩雑な動吸
振器は、適用が極めて難しいという問題があった。
ので、大型船舶などの適用範囲が広い場合にも極めて容
易にかつ低コストにて設置して良好に制振させることが
可能な動吸振器、吸振構造及び動吸振器の製造方法を提
供することを目的としている。
に、請求項1記載の動吸振器は、被吸振対象構造物に取
り付けられて、この被吸振対象構造物の振動を吸振する
動吸振器であって、前記被吸振対象構造物に固定される
筒状のケースと、該ケース内に配設された錘と、該錘の
外周と前記ケースの内周との間に設けられて前記ケース
に前記錘を支持する弾性材とを有し、該弾性材の量を調
節することにより吸振振動数の範囲が可変されることを
特徴としている。
が支持された単純な構造であるので、コストを大幅に低
減させることができる。また、弾性材の量を調整するこ
とにより極めて容易に吸振振動数の範囲を調整すること
ができるので、動吸振器を複数用意し、それぞれ弾性材
の量を調整して各種の吸振動振動数の範囲として設置す
ることにより、大型かつ複雑で高価な動吸振器を用いる
ことなく、広範囲の振動を吸収することができ、特に船
舶や車両などの設置スペースに限りがあり、しかも客室
数の関係から広範囲の振動を吸収する必要がある移動構
造物に用いて好適である。
の動吸振器において、前記ケースの少なくとも一方の端
部に、一部を折り返すことにより形成された取付片が形
成され、該取付片を前記被吸振対象構造物に固定するこ
とにより、前記被吸振対象構造物に取り付けられること
を特徴としている。
振対象構造物に固定することにより、極めて容易に所定
の場所に設置することができ、設置作業の容易化を図る
ことができる。
どの移動構造物あるいは劇場や橋などの大型構造物であ
る被吸振対象構造物の振動を吸振する吸振構造であっ
て、筒状のケースと、該ケース内に配設された錘と、該
錘の外周と前記ケースの内周との間に設けられて前記ケ
ースに前記錘を支持する弾性材とを有し、該弾性材の量
が調整されて各種の範囲の吸振振動数を有する複数の動
吸振器が、前記被吸振対象構造物に取り付けられている
ことを特徴としている。
るいは劇場や橋などの大型構造物からなる被吸振対象構
造物に、弾性材によってケース内に錘が支持され、弾性
材の量を調整することにより各種の範囲の吸振振動数に
調整された複数の動吸振器を設置したので、これら各種
の範囲の吸振振動数に調整された複数の動吸振器によっ
て被吸振対象構造物の振動を広範囲にて吸振することが
できる。つまり、大型かつ複雑で高価な動吸振器を用い
ることなく、被吸振対象構造物の床下などの既存のスペ
ースに分布させて、広範囲の振動を吸収することができ
る。
吸振対象構造物に取り付けられて、この被吸振対象構造
物の振動を吸振する動吸振器の製造方法であって、筒状
のケースの内部に、その内周面に対して周方向へわたっ
て間隔をあけて錘を配設し、該錘の外周面と前記ケース
の内周面との間に、前記ケースの内周面に前記錘を支持
する弾性材を溶融させて流し込み、その後、該弾性材を
冷却して硬化させることを特徴としている。
面と間隔をあけて錘を配設し、内周面と錘との間に溶融
させた弾性材を流し込み、この弾性材を冷却して硬化さ
せることにより、極めて容易にかつ低コストにて、弾性
材によってケース内に錘が支持された動吸振器を製造す
ることができる。
求項4記載の動吸振器の製造方法において、硬化した前
記弾性材の一部を削ることにより、前記弾性材の量を調
整し、吸振振動数の範囲を調整することを特徴としてい
る。
整することにより、極めて容易に、吸振振動数の範囲が
調整された動吸振器を製造することができる。
求項4または請求項5記載の動吸振器の製造方法におい
て、溶融させた弾性材を流し込む前に、前記ケースと前
記錘との間に、周方向へ間隔をあけて複数のスペーサを
配設しておき、前記弾性材の硬化後に取り外すことを特
徴としている。
前に、ケースと錘との間に配設したスペーサによってケ
ースと錘との間隔を容易に位置決めすることができ、錘
が偏りなく弾性材によってケース内に支持された高精度
な動吸振器を製造することができる。
造及び動吸振器の製造方法の実施の形態例を図面を参照
して説明する。図1〜図3において、符号1は、動吸振
器である。この動吸振器1は、船舶や車両などの移動構
造物あるいは劇場や橋などの大型構造物である被吸振対
象構造物に設置されるもので、周囲を囲うように設けら
れた例えば鋼板からなる矩形状の筒状に形成されたケー
ス2と、このケース2内に設けられた例えば鉄鋼からな
る錘3と、ケース2の内周面と錘3の外周面との間に設
けられてケース2の内周面に錘3を支持する、例えば、
合成ゴム、天然ゴム等の樹脂から形成された弾性材4と
から構成されている。また、ケース2には、その上端部
に、外周側へ屈曲された取付片5が形成されている。
の高さ寸法よりも小さくされ、これにより、この錘3の
上下面がケース2の上下端より内側に配置されて錘3の
上下にスペースが形成されている。また、錘3の角部に
は、弾性材4が除去された切欠部6が形成されている。
なお、上記構造の動吸振器1において、その寸法は、縦
寸法Hが約70mm、幅寸法Wが約200mm、長さ寸法L
が約250mmとされ、さらに、錘3の重量は約30kgと
されている。
合について説明する。この動吸振器1を製造する場合
は、図4に示すような製造治具11を用いる。この製造
治具11は、底板12と、この底板12の上面に立設さ
れて、この底板12上を複数単位Sの格子状に区画する
枠板13と、これら枠板13によって区画された単位S
内にて、底板12の上面に設けられた中子14とを有し
ている。
器1を製造する場合は、まず、この製造治具11の単位
Sにて、ケース2を、その取付片5を下方へ向けて設置
する。このようにすると、ケース2の取付片5が枠板1
3と中子14との間に入り込むとともに、ケース2内に
中子14が入り込む。この状態にて、図5に示すよう
に、ケース2内における中子14上に錘3を配設し、こ
の錘3の角部とケース2の隅部との間に、スペーサ15
を配設する。
3との間に溶融状態の弾性材4を流し込み、冷却させて
硬化させる。その後、製造治具11から取り外すととも
に、スペーサ15を取り外すことにより、ケース2内に
弾性材4によって錘3が支持された複数の動吸振器1が
得られる。さらに、このようにして製造した動吸振器1
の吸振振動数の調整は、スペーサ15によって形成され
た切欠部6にて、弾性材4を削ることにより行う。
吸振対象構造物の振動の振動部、入力部あるいは伝播部
のいずれにも設置することができる。次に、上記のよう
にして製造し、弾性材4を削って量を調整して各種の吸
振振動数に設定した複数の動吸振器1を被吸振対象構造
物に使用した吸振構造の例を説明する。
船舶のデッキプレート21の下面に取り付けた例であ
る。このように船舶のデッキプレート21には、その下
面側に防熱材22を配設するスペースAが形成されてお
り、この既存のスペースA内にて、複数の動吸振器1
を、その取付片5をデッキプレート21の下面に溶接あ
るいは接着によって固定する。
デッキプレート21の下面に取り付けることにより、振
動源からデッキプレート21に伝達される振動が、各動
吸振器1によって吸振され、このデッキプレート21が
確実に制振される。
鋼板からなる床31上に、スチールプレート32、デッ
キコンポジション33及びビニルタイルやカーペットか
らなる仕上げ材34を順に積層した浮床35を支持した
船舶用の浮床構造に設置した例である。この場合、これ
ら動吸振器1を、浮床35を支持している床31に、取
付片5を溶接あるいは接着によって取り付けることによ
り、この床31と浮床35との間の断熱材36が設けら
れた既存のスペースB内に設置されている。
床31に取り付けることにより、振動源から床31に伝
達される振動が、各動吸振器1によって吸振され、この
床31上に設置された浮床35への振動の伝達が確実に
抑えられる。
鋼材からなる床41に支承部材42によって浮床43を
支持した鉄鋼構造物の浮床構造に設置した例である。こ
の場合も、動吸振器1を、浮床43を支持している床4
1に、取付片5を溶接あるいは接着によって取り付ける
ことにより、床41と浮床43との間の既存のスペース
C内に設置されている。
床41に取り付けることにより、振動源から床41に伝
達される振動が、各動吸振器1によって吸振され、この
床41上に設置された浮床43への振動の伝達が確実に
抑えられる。
吸振器1を、大型船舶の振動源であるスクリュー51付
近における船体52の既存のスペースD内の底板53上
に設置した例である。つまり、振動源であるスクリュー
51の振動が船体52へ入力される入力部分に動吸振器
1が設置されている。
の振動が船体52へ入力される入力部に複数の動吸振器
1を設置することにより、スクリュー51から船体52
へ入力される振動が、各動吸振器1によって確実に吸振
される。なお、エンジンなどの動力源である振動の入力
部に動吸振器1を設置しても良い。
ば、弾性材4によってケース2内に錘3が支持された単
純な構造であるので、コストを大幅に低減させることが
できる。また、弾性材4の量を調整することにより極め
て容易に吸振振動数の範囲を調整することができるの
で、動吸振器1を複数用意し、それぞれ弾性材4の量を
調整して各種の吸振動振動数の範囲として設置すること
により、大型かつ複雑で高価な動吸振器を用いることな
く、広範囲の振動を吸収することができ、特に船舶や車
両などの設置スペースに限りがあり、しかも客室数の関
係から広範囲の振動を吸収する必要がある移動構造物に
用いて好適である。
吸振対象構造物に固定することにより、極めて容易に動
吸振器1を所定の場所に設置することができ、設置作業
の容易化を図ることができる。
によれば、船舶や車両などの移動構造物あるいは劇場や
橋などの大型構造物からなる被吸振対象構造物に、弾性
材4によってケース2内に錘3が支持され、弾性材4の
量を調整することにより各種の範囲の吸振振動数に調整
された複数の動吸振器1を設置したので、これら各種の
範囲の吸振振動数に調整された複数の動吸振器1によっ
て被吸振対象構造物の振動を広範囲にて吸振することが
できる。つまり、大型かつ複雑で高価な動吸振器を用い
ることなく、被吸振対象構造物の床下などの既存のスペ
ースA、B、C、D(図7〜図11参照)に分布させ
て、広範囲の振動を吸収することができる。
ば、筒状のケース2内に、その内周面と間隔をあけて錘
3を配設し、内周面と錘3との間に溶融させた弾性材4
を流し込み、この弾性材4を冷却して硬化させることに
より、極めて容易にかつ低コストにて、弾性材4によっ
てケース2内に錘3が支持された動吸振器1を製造する
ことができる。
調整することにより、極めて容易に、吸振振動数の範囲
が調整された動吸振器1を製造することができる。さら
には、溶融させた弾性材4を流し込む前に、ケース2と
錘3との間に配設したスペーサ15によってケース2と
錘3との間隔を容易に位置決めすることができ、錘3が
偏りなく弾性材4によってケース2内に支持された高精
度な動吸振器1を製造することができる。
平面視矩形状のものを例にとって説明したが、この動吸
振器1としては、平面視矩形状に限定されることはな
く、例えば、平面視円形であっても良い。つまり、円筒
状のケース2内に、円形に形成された錘3を配設し、こ
れらケース2と錘3との間に弾性材4を設け、この弾性
材4によって錘3を支持する構造としても良い。
例に限定されることなく、制振させる必要のあるあらゆ
る場所に設置することができる。また、上記の例では、
船舶や車両などの振動を生じさせる入力部であるスクリ
ュー51の近傍及び振動源によって振動される客室や走
行路面を形成する床部分に動吸振器1を設置したが、入
力部から振動部へ伝達される振動の伝播部に動吸振器1
を設置して、振動の伝達を抑制しても良い。
器、吸振構造及び動吸振器の製造方法によれば、下記の
効果を得ることができる。請求項1記載の動吸振器によ
れば、弾性材によってケース内に錘が支持された単純な
構造であるので、コストを大幅に低減させることができ
る。また、弾性材の量を調整することにより極めて容易
に吸振振動数の範囲を調整することができるので、動吸
振器を複数用意し、それぞれ弾性材の量を調整して各種
の吸振動振動数の範囲として設置することにより、大型
かつ複雑で高価な動吸振器を用いることなく、広範囲の
振動を吸収することができ、特に船舶や車両などの設置
スペースに限りがあり、しかも客室数の関係から広範囲
の振動を吸収する必要がある移動構造物に用いて好適で
ある。
に形成された取付片を被吸振対象構造物に固定すること
により、極めて容易に所定の場所に設置することがで
き、設置作業の容易化を図ることができる。
車両などの移動構造物あるいは劇場や橋などの大型構造
物からなる被吸振対象構造物に、弾性材によってケース
内に錘が支持され、弾性材の量を調整することにより各
種の範囲の吸振振動数に調整された複数の動吸振器を設
置したので、これら各種の範囲の吸振振動数に調整され
た複数の動吸振器によって被吸振対象構造物の振動を広
範囲にて吸振することができる。つまり、大型かつ複雑
で高価な動吸振器を用いることなく、被吸振対象構造物
の床下などの既存のスペースに分布させて、広範囲の振
動を吸収することができる。
ば、筒状のケース内に、その内周面と間隔をあけて錘を
配設し、内周面と錘との間に溶融させた弾性材を流し込
み、この弾性材を冷却して硬化させることにより、極め
て容易にかつ低コストにて、弾性材によってケース内に
錘が支持された動吸振器を製造することができる。
ば、弾性材の一部を削ってその量を調整することによ
り、極めて容易に、吸振振動数の範囲が調整された動吸
振器を製造することができる。
ば、溶融させた弾性材を流し込む前に、ケースと錘との
間に配設したスペーサによってケースと錘との間隔を容
易に位置決めすることができ、錘が偏りなく弾性材によ
ってケース内に支持された高精度な動吸振器を製造する
ことができる。
器の構成及び構造を説明する動吸振器の斜視図である。
器の構成及び構造を説明する動吸振器の平面図である。
器の構成及び構造を説明する動吸振器の断面図である。
器の製造方法を説明する製造治具の斜視図である。
器の製造方法を説明する製造途中の動吸振器の断面図及
び平面図である。
器の製造方法を説明する製造途中の動吸振器の平面図で
ある。
を説明する船舶の床部分の断面図である。
を説明する船舶の床部分の断面図である。
を説明する鉄鋼構造物の床部分の断面図である。
造を説明する船舶のスクリュー付近における船体の断面
図である。
造を説明する船舶のスクリュー付近における船体の側断
面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 被吸振対象構造物に取り付けられて、こ
の被吸振対象構造物の振動を吸振する動吸振器であっ
て、 前記被吸振対象構造物に固定される筒状のケースと、該
ケース内に配設された錘と、該錘の外周と前記ケースの
内周との間に設けられて前記ケースに前記錘を支持する
弾性材とを有し、 該弾性材の量を調節することにより吸振振動数の範囲が
可変されることを特徴とする動吸振器。 - 【請求項2】 前記ケースには、少なくとも一方の端部
に、一部を折り返すことにより形成された取付片が形成
され、該取付片を前記被吸振対象構造物に固定すること
により、前記被吸振対象構造物に取り付けられることを
特徴とする請求項1記載の動吸振器。 - 【請求項3】 船舶や車両などの移動構造物あるいは劇
場や橋などの大型構造物である被吸振対象構造物の振動
を吸振する吸振構造であって、 筒状のケースと、該ケース内に配設された錘と、該錘の
外周と前記ケースの内周との間に設けられて前記ケース
に前記錘を支持する弾性材とを有し、該弾性材の量が調
整されて各種の範囲の吸振振動数を有する複数の動吸振
器が、前記被吸振対象構造物に取り付けられていること
を特徴とする吸振構造。 - 【請求項4】 被吸振対象構造物に取り付けられて、こ
の被吸振対象構造物の振動を吸振する動吸振器の製造方
法であって、 筒状のケースの内部に、その内周面に対して周方向へわ
たって間隔をあけて錘を配設し、該錘の外周面と前記ケ
ースの内周面との間に、前記ケースの内周面に前記錘を
支持する弾性材を溶融させて流し込み、その後、該弾性
材を冷却して硬化させることを特徴とする動吸振器の製
造方法。 - 【請求項5】 硬化した前記弾性材の一部を削ることに
より、前記弾性材の量を調整し、吸振振動数の範囲を調
整することを特徴とする請求項4記載の動吸振器の製造
方法。 - 【請求項6】 溶融させた弾性材を流し込む前に、前記
ケースと前記錘との間に、周方向へ間隔をあけて複数の
スペーサを配設しておき、前記弾性材の硬化後に取り外
すことを特徴とする請求項4または請求項5記載の動吸
振器の製造方法。
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