JP2002147454A - 磁気軸受装置を備える回転機械 - Google Patents

磁気軸受装置を備える回転機械

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JP2002147454A
JP2002147454A JP2000347708A JP2000347708A JP2002147454A JP 2002147454 A JP2002147454 A JP 2002147454A JP 2000347708 A JP2000347708 A JP 2000347708A JP 2000347708 A JP2000347708 A JP 2000347708A JP 2002147454 A JP2002147454 A JP 2002147454A
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Japan
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signal
circuit
vibration
magnetic bearing
correction command
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JP2000347708A
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Inventor
Toshiaki Kawashima
敏明 川島
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/44Centrifugal pumps
    • F16C2360/45Turbo-molecular pumps

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 能動型磁気軸受装置を備える回転機械におい
て、磁気軸受から或る程度離れた場所の振動を低減する
こと。 【解決手段】 能動型磁気軸受装置を備える回転機械に
おいて、利用装置と前記回転機械との接続部に振動セン
サ27を設置し、この振動センサ27からの振動信号に
基づいて位置補正指令発生回路28により位置補正指令
信号を発生させ、この位置補正指令信号を前記能動型磁
気軸受装置の磁気軸受制御回路10の位相補償回路の入
力側に加えて振動フィードバック制御を行い、前記振動
を打消すように構成した。又は、振動センサ27からの
振動信号に基づいて力補正指令発生回路28により力補
正指令信号を発生させ、この力補正指令信号を前記能動
型磁気軸受装置の磁気軸受制御回路10の位相補償回路
の出力側に加えて振動フィードバック制御を行い、前記
振動を打消すように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、能動型磁気軸受装
置を備えた真空ポンプ等の回転機械に関し、特に、前記
回転機械の振動レベルを低減する能動型磁気軸受装置の
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】能動型磁気軸受装置を備える回転機械で
ある磁気軸受式ターボ分子ポンプは、ころがり軸受を備
えたターボ分子ポンプに比べて振動レベルが極めて低い
という特徴を有する。この特徴及びその他の特徴から、
磁気軸受式ターボ分子ポンプは半導体製造装置や電子顕
微鏡に広く採用されている。ところで、近年、半導体製
造装置や電子顕微鏡の性能或いは精度の維持向上に対す
る市場の要求が厳しくなり、これに伴って磁気軸受式タ
ーボ分子ポンプの振動レベルの更なる低減が求められて
きた。即ち、能動型磁気軸受装置を備える回転機械にお
いて、当該回転機械の振動レベルを更に低減するような
能動型磁気軸受装置の制御方法が求められてきた。
【0003】特開昭60−220219号公報には、回
転機械の振動レベルを更に低減するような能動型磁気軸
受装置の制御方法が開示されている。この従来の能動型
磁気軸受装置の制御方法は、少なくとも2個の振動検出
器とそれに付加した狭帯域で高ゲインの選択フィードバ
ックループを用いるものである。ところが、前記振動検
出器は磁気軸受のステータを構成する電磁石の直近に配
置されているため、磁気軸受のステータから或る程度離
れた場所の振動を低減することはできないという問題を
有している。例えば、電子顕微鏡に磁気軸受式ターボ分
子ポンプを利用する場合、その磁気軸受のステータから
離れたポンプのフランジ部の振動を低減することという
要求に、従来の能動型磁気軸受装置の制御方法は応える
ことができないという問題があった。
【0004】要するに、能動型磁気軸受装置を備える回
転機械と利用装置との接続部には磁気軸受のステータか
ら伝えられた好ましくない振動が存在しているが、従来
の能動型磁気軸受装置の制御方法ではこの振動を抑制す
ることができないという問題があった。なお、この明細
書で利用装置とは、回転機械が利用される電子顕微鏡な
どの装置をいう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、能動型磁気軸受装置を備える回転機械にお
いて、磁気軸受から或る程度離れた場所、特に利用装置
と前記回転機械との接続部の振動を低減することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明を、少なくとも一対の電磁石を備えたステー
タ、前記電磁石の磁気吸引力の平衡によって空中に保持
されるロータ、前記ロータの位置を検出する位置センサ
とからなる磁気軸受と、前記位置センサからの位置信号
に基づいてロータを定位置に戻すように前記電磁石の励
磁電流を制御する磁気軸受制御回路とから構成された磁
気軸受装置を備える回転機械において、利用装置と前記
回転機械との接続部に振動センサを設置し、前記振動セ
ンサからの振動信号に基づいて位置補正指令信号を発生
させ、これを前記磁気軸受制御回路の位相補償回路の入
力側に加えて振動フィードバック回路を形成し、前記振
動を打消すように構成した。そして、前記振動センサは
前記回転機械のフランジ部、又は利用装置のフランジ部
に設置した。
【0007】また、前記位置補正指令信号は請求項3に
記載する位置補正指令信号発生回路によって発生させら
れるものであって、前記位置補正指令信号発生回路は、
振動/変位変換回路、変位信号から位置信号を演算する
演算回路、パラメータ記憶部、及び前記演算回路が出力
する制御軸毎の位置信号のゲインを調整する制御軸数の
ゲイン調整回路を少なくとも含んで構成されたものであ
って、且つ前記パラメータ記憶部には前記振動/変位変
換回路に与える振動/変位変換用パラメータと前記演算
回路に与える信号演算用パラメータが記憶されている。
【0008】上記課題を解決する請求項2の発明を、少
なくとも一対の電磁石を備えたステータ、前記電磁石の
磁気吸引力の平衡によって空中に保持されるロータ、前
記ロータの位置を検出する位置センサとからなる磁気軸
受と、前記位置センサからの位置信号に基づいてロータ
を定位置に戻すように前記電磁石の励磁電流を制御する
磁気軸受制御回路とから構成された磁気軸受装置を備え
る回転機械において、利用装置と前記回転機械との接続
部に振動センサを設置し、前記振動センサからの振動信
号に基づいて力補正指令信号を発生させ、これを前記磁
気軸受制御回路の位相補償回路の出力側に加えて振動フ
ィードバック回路を形成し、前記振動を打消すように構
成した。そして、前記振動センサは前記回転機械のフラ
ンジ部、又は利用装置のフランジ部に設置した。
【0009】また、前記位置補正指令信号は請求項4に
記載する力補正指令信号発生回路によって発生させられ
るものであって、前記力補正指令信号発生回路は、振動
信号から力信号を演算する演算回路、前記演算回路の信
号演算のパラメータが記憶されたパラメータ記憶回路、
前記演算回路が出力する位置信号のゲインを調整するゲ
イン調整回路、及び前記パラメータを決定し前記パラメ
ータ記憶回路に記憶させるパラメータ決定手段とからな
る力補正指令信号発生部を制御軸毎に設けて構成された
ものであって、これら力補正指令信号発生部を制御する
シーケンス回路が付加されている。更に、前記パラメー
タ決定手段は、請求項5に記載する通り、前記力補正指
令信号発生部に振動を加える信号加振器と、前記力補正
指令信号発生部の入力信号と出力信号とに基づいて前記
パラメータを演算する伝達関数演算回路とから構成され
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の磁
気軸受装置を備える回転機械の制御部のブロック図であ
る。即ち、図1において10は磁気軸受制御回路、21
はスラスト変位センサ、22は第1ラジアル変位セン
サ、23は第2ラジアル変位センサ、24はスラスト変
位センサ21の検出信号に基づいて垂直位置信号Zを発
生する垂直位置信号発生回路、25は第1ラジアル変位
センサ22の検出信号に基づいてX軸成分信号XとY
軸成分信号Yを発生する第1位置信号発生回路、26
は第2ラジアル変位センサ23の検出信号に基づいてX
軸成分信号XとY軸成分信号Yを発生する第2位置
信号発生回路である。
【0011】また、27は振動センサであり、28は振
動センサ27が検出した振動信号に基づいて位置補正指
令信号又は力補正指令信号を発生し、これを磁気軸受制
御回路10に印加する補正指令発生回路である。
【0012】更に、31はスラスト軸受用電磁石、32
Xは第1ラジアル軸受のX軸用電磁石、32Yは第1ラ
ジアル軸受のY軸用電磁石、33Xは第2ラジアル軸受
のX軸用電磁石、33Yは第2ラジアル軸受のY軸用電
磁石である。
【0013】図2は、1つの振動信号に基づいて発生さ
せられた補正指令信号が2つの位置補正指令信号である
場合の制御部の一実施形態であり、図1の磁気軸受制御
回路10の構成をより詳細に示したブロック回路図であ
る。図2に示す如く、5軸制御用の磁気軸受制御回路1
0は、位相補償回路群11、極性変換器群12、パワー
アンプ群13、及び信号変換回路群14とから構成され
ている。
【0014】磁気軸受制御回路10に入力される信号
は、スラスト変位センサ21の検出信号に基づいて発生
させられた垂直位置信号Z、第1ラジアル変位センサ2
2の検出信号に基づいて発生させられた第1位置信号の
X軸成分信号XとY軸成分信号Y、第2ラジアル変
位センサ23の検出信号に基づいて発生させられた第2
位置信号のX軸成分信号XとY軸成分信号Yであ
る。更に、磁気軸受制御回路10には、振動センサ27
の検出信号に基づいて発生させられた位置補正指令信号
10とX20が入力されている。
【0015】磁気軸受制御回路10の出力信号は、スラ
スト軸受用電磁石31の駆動信号Z とZ、第1ラジ
アル軸受のX軸用電磁石の32Xの駆動信号Xh+とX
h−、第2ラジアル軸受のX軸用電磁石の33Xの駆動
信号Xb+とXb−、第1ラジアル軸受のY軸用電磁石
の32Yの駆動信号Yh+とYh−、第2ラジアル軸受
のY軸用電磁石の33Yの駆動信号Yb+とYb−であ
る。
【0016】信号変換回路14aは、X軸成分の位置信
号を並行成分信号と傾斜成分信号に変換する回路であ
る。信号変換回路14bは、Y軸成分の位置信号を並行
成分信号と傾斜成分信号に変換する回路である。信号変
換回路14cは、並行成分信号と傾斜成分信号を合成し
てX軸成分の位置信号に変換する回路である。更に、信
号変換回路14dは、並行成分信号と傾斜成分信号を合
成してY軸成分の位置信号に変換する回路である。
【0017】位相補償回路11aは、位置信号Zに位相
補償を施す回路である。位相補償回路11bは、信号補
償回路14aからの出力信号の並行成分信号に位相補償
を施し、その出力信号を信号変換回路14cに印加する
回路である。位相補償回路11cは、信号変換回路14
aからの出力信号の傾斜成分信号に位相補償を施し、そ
の出力信号を信号加算点15fに印加する回路である。
位相補償回路11dは、信号変換回路14aからの出力
信号の傾斜成分信号に位相補償を施し、その出力信号を
信号加算点15gに印加する回路である。位相補償回路
11eは、信号変換回路14bからの出力信号の並行成
分信号に位相補償を施し、その出力信号を信号加算点1
5fに印加する回路である。位相補償回路11fは、信
号変換回路14bからの出力信号の傾斜成分信号に位相
補償を施し、その出力信号を信号加算点15gに印加す
る回路である。更に、位相補償回路11gは、信号変換
回路14bからの出力信号の並行成分信号に位相補償を
施し、その出力信号を信号変換回路14dに印加する回
路である。
【0018】極性変換器12aはスラスト軸受のZ軸用
電磁石駆動信号の極性変換器、極性変換器12bは第1
ラジアル軸受のX軸用電磁石駆動信号の極性変換器、極
性変換器12cは第2ラジアル軸受のX軸用電磁石駆動
信号の極性変換器、極性変換器12dは第1ラジアル軸
受のY軸用電磁石駆動用信号の極性変換器、更に、極性
変換器12eは第2ラジアル軸受のY軸用電磁石駆動用
信号の極性変換器である。
【0019】パワーアンプ13aはスラスト軸受のZ軸
用電磁石駆動信号Zを出力する電力増幅器、パワーア
ンプ13bはスラスト軸受のZ軸用電磁石駆動信号Z
を出力する電力増幅器である。パワーアンプ13cは第
1ラジアル軸受のX軸用電磁石駆動信号Xh+を出力す
る電力増幅器、パワーアンプ13dは第1ラジアル軸受
のX軸用電磁石駆動信号Xh−を出力する電力増幅器で
ある。パワーアンプ13eは第2ラジアル軸受のX軸用
電磁石駆動信号Xb+を出力する電力増幅器、パワーア
ンプ13fは第2ラジアル軸受のX軸用電磁石駆動信号
b−を出力する電力増幅器である。パワーアンプ13
gは第1ラジアル軸受のY軸用電磁石駆動信号Yh+
出力する電力増幅器、パワーアンプ13hは第1ラジア
ル軸受のY軸用電磁石駆動信号Yh−を出力する電力増
幅器である。更に、パワーアンプ13iは第2ラジアル
軸受のY軸用電磁石駆動信号Yb+を出力する電力増幅
器、パワーアンプ13jは第2ラジアル軸受のY軸用電
磁石駆動信号Yb−を出力する電力増幅器である。
【0020】図3は、2つの振動信号に基づいて発生さ
せられた補正指令信号が5つの位置補正指令信号である
場合の制御部の一実施形態であり、図1の磁気軸受制御
回路10の構成をより詳細に示したブロック回路図であ
る。図3に示す如く、5軸制御用の磁気軸受制御回路1
0は、位相補償回路群11、極性変換器群12、パワー
アンプ群13、及び信号変換回路群14とから構成され
ている。
【0021】図2と図3を比較すれば明らかな如く、両
者は基本的には同じである。違いは、位置信号補正指令
信号の磁気軸受制御回路10への印加の仕方にある。図
2においては、2つの位置信号補正指令信号X10、X20
が磁気軸受制御回路10の位相補償回路群11の入力側
にある信号加算点15bと15cに夫々印加されてい
る。これに対して、図3においては、5つの位置信号補
正指令信号Z10、X10、X20、Y10、Y20が磁気軸受制
御回路10の位相補償回路群11の入力側にある信号加
算点15a、15b、15c、15d、15eに夫々印
加されている。
【0022】図4は、2つの振動信号に基づいて発生さ
せられた補正指令信号が5つの力補正指令信号である場
合の制御部の一実施形態であり、図1の磁気軸受制御回
路10の構成をより詳細に示したブロック回路図であ
る。図4に示す如く、5軸制御用の磁気軸受制御回路1
0は、位相補償回路群11、極性変換器群12、パワー
アンプ群13、及び信号変換回路群14とから構成され
ている。
【0023】図3と図4を比較すれば明らかな如く、両
者は基本的には同じであるが、磁気軸受制御回路10へ
補正指令信号を印加する方法が異なる。図3において
は、5つの位置信号補正指令信号Z10、X10、X20、Y
10、Y20が磁気軸受制御回路10の位相補償回路群11
の入力側にある信号加算点15a、15b、15c、1
5d、15eに夫々印加されている。これに対して、図
4においては、5つの力補正指令信号Z20、X30
40、Y30、Y40が磁気軸受制御回路10の位相補償回
路群11の出力側にある信号加算点15h、15i、1
5j、15k、15lに夫々印加されている。
【0024】図5は、2つの振動信号VaとVbに基づい
て5つの位置補正指令信号Z10、X 10、X20、Y10、Y
20を発生する補正指令発生回路28の一実施例のブロッ
ク回路図である。図5において、51は振動信号Va
bを変位信号に変換する振動/変位変換回路、52は
振動/変位変換回路51の出力信号に所定の演算を施し
位置補正指令信号Z10、X10、Y10、X20、Y20を出力
する演算回路、53はゲイン調整回路群である。更に、
54は振動/変位変換回路51の振動/変位変換の演算
に用いられるパラメータと、演算回路52の演算に用い
られるパラメータが記憶されたパラメータ記憶回路であ
る。
【0025】ゲイン調整回路群53において、53aは
スラスト軸受のZ軸用電磁石を含むフィードバック回路
に加えられる位置補正指令信号Z10の増幅度を調整し、
フィードバックの強さを設定するゲイン調整回路、53
bは第1ラジアル軸受のX軸用電磁石を含むフィードバ
ック回路に加えられる位置補正指令信号X10の増幅度を
調整し、フィードバックの強さを設定するゲイン調整回
路、53cは第1ラジアル軸受のY軸用電磁石を含むフ
ィードバック回路に加えられる位置補正指令信号Y10
増幅度を調整し、フィードバックの強さを設定するゲイ
ン調整回路、53dは第2ラジアル軸受のX軸用電磁石
を含むフィードバック回路に加えられる位置補正指令信
号X20の増幅度を調整し、フィードバックの強さを設定
するゲイン調整回路、更に、53eは第2ラジアル軸受
のY軸用電磁石を含むフィードバック回路に加えられる
位置補正指令信号Y20の増幅度を調整し、フィードバッ
クの強さを設定するゲイン調整回路である。
【0026】図6は、2つの振動信号VaとVbに基づい
て5つの力補正指令信号Z20、X30、Y30、X40、Y40
を発生する補正指令発生回路28の一実施例のブロック
回路図である。図6の補正指令発生回路は、Z軸用力補
正指令信号Z20を出力する力補正指令発生部60a、X
軸用力補正指令信号X30を出力する力補正指令発生部
60b、Y軸用力補正指令信号Y30を出力する力補正
指令発生部60c、X b軸用力補正指令信号X40を出力
する力補正指令発生部60d、Yb軸用力補正指令信号
40を出力する力補正指令発生部60e、及びこれら
を駆動する共通のシーケンス回路67とから構成されて
いる。
【0027】Z軸用力補正指令信号Z20を出力する力補
正指令発生部60aは、2つの振動信号VaとVbに基づ
いて力補正指令信号Z20を演算により求める演算回路6
1aと、力補正指令信号Z20の増幅度を調整し、フィー
ドバックの強さを設定するゲイン調整回路62a、演算
回路61aに演算用パラメータを与えるパラメータ記憶
回路63a、前記パラメータを演算により決定する伝達
関数演算回路64a、及びゲイン調整回路62aの出力
側にある信号加算点66aにパラメータ決定のための振
動信号を与える振動加振器65aとから構成されてい
る。X軸用力補正指令信号X30を出力する力補正指令
発生部60b、Y軸用力補正指令信号Y 30を出力する
力補正指令発生部60c、Xb軸用力補正指令信号X40
を出力する力補正指令発生部60d、Yb軸用力補正指
令信号Y40を出力する力補正指令発生部60eも、Z
軸用力補正指令信号Z20を出力する力補正指令発生部6
0aと同様に演算回路とゲイン調整回路を含んで構成さ
れている。
【0028】本発明を磁気軸受式ターボ分子ポンプに適
用した場合に、補正指令発生回路28がどのようにして
補正指令信号を発生するかについて、位置補正指令信号
と力補正指令信号に分けて、以下に詳細に説明する。
【0029】図13に示す磁気軸受式ターボ分子ポンプ
において、30は磁気軸受、31はスラスト軸受用電磁
石、32は第1ラジアル磁気軸受用電磁石、33は第2
ラジアル磁気軸受用電磁石、35は直流モータのステー
タコイル、36はロータである。スラスト軸受用電磁石
31、第1ラジアル磁気軸受用電磁石32及び第2ラジ
アル磁気軸受用電磁石33は磁気軸受30のステータを
構成する。また、37はタ−ボ分子ポンプのフランジ
で、38は利用装置、例えば電子顕微鏡のフランジで、
これらは回転機械と利用装置との接続部を形成してい
る。更に、21はスラスト変位センサ、22は第1ラジ
アル変位センサ、23は第2ラジアル変位センサであ
る。更にまた、27aは、タ−ボ分子ポンプのフランジ
37に取付けられた第1振動センサ、27bは電子顕微
鏡のフランジ38に取付けられた第2振動センサであ
る。このように、ポンプのフランジ部37又は利用装置
のフランジ部38の径方向の振動を低減させたい箇所
に、加速度を検出し加速度信号を出力する振動センサ2
7aと27bが配置されている。
【0030】図13に示す如く設置されたセンサの位置
関係を示せば、図11及び図12の通りである。即ち、
第1ラジアル変位センサ22と第2ラジアル変位センサ
23の間の距離はL1であり、第2ラジアル変位センサ
23と第1振動センサ27aとの間の距離はLaであ
り、更に第2ラジアル変位センサ23と第2振動センサ
27bとの間の距離はLbである。
【0031】このような配置関係において、図5の位置
補正指令信号を発生する補正指令発生回路28の動作は
以下の通りである。
【0032】振動/変位変換回路51は、加速度センサ
27の出力信号である加速度信号を2回積分して変位信
号Xにする。図11に示す如く第1ラジアル変位セン
サ22と第2ラジアル変位センサ23の間の距離が
1、第2ラジアル変位センサ23と第1振動センサ2
7aとの間がLaである。パラメータ記憶回路54に
は、これらの距離L1とLaが予め演算用パラメータとし
て記憶されている。また図11において、X10は第1ラ
ジアル変位センサ22の位置に換算した振動補正信号成
分即ち第1位置補正指令信号、X20は第2ラジアル変位
センサ23の位置に換算した振動補正信号成分即ち第2
位置補正指令信号、Xaは振動センサ27の変位信号で
ある。
【0033】振動センサが1個の場合は、数式1の関係
が成り立つようにX10とX20を計算する。
【数1】
【0034】従って、X20を用いないでX10のみを用い
る場合は、演算回路51は数式2に従って第1ラジアル
変位センサ22の位置に換算した振動補正信号成分即ち
第1位置補正指令信号X10を算出する。
【数2】
【0035】またX10を用いないでX20のみを用いる場
合は、演算回路51は数式3に従って第2ラジアル変位
センサ23の位置に換算した振動補正信号成分即ち第2
位置補正指令信号X20を算出する。
【数3】
【0036】また、図12に示す如く2個の振動センサ
27aと27bが用いられた場合、第1ラジアル変位セ
ンサ22と第2ラジアル変位センサ23との間の距離L
1、第2ラジアル変位センサ23と振動センサ27との
間の距離La、第2ラジアル変位センサ23と振動セン
サ27との間の距離Lは、パラメータ記憶回路54に
予め演算用パラメータとして記憶されている。また、図
12において、X10は第1ラジアル変位センサ22の位
置に換算した振動補正信号成分即ち第1位置補正指令信
号、X20は第2ラジアル変位センサ23の位置に換算し
た振動補正信号成分即ち第2位置補正指令信号、Xa
振動センサ27aの変位信号、Xは振動センサ27b
の変位信号である。
【0037】この場合、図8でX20、X10、Xa、Xb
一直線上に並ぶように、X20とX10を求めればよい。
【0038】そこで、演算回路52は数式4に従って第
1ラジアル変位センサ22の位置に換算した振動補正信
号成分、即ち第1位置補正指令信号X10を算出する。
【数4】
【0039】また、演算回路52は数式5に従って第2
ラジアル変位センサ23の位置に換算した振動補正信号
成分、即ち第2位置補正指令信号X20を算出する。
【数5】
【0040】図5の位置補正指令発生回路28の演算回
路52は、X軸用の位置補正指令信号X10とX20と同
様に、Y軸用の位置補正指令信号Y10とY20、並びに
Z軸用の位置補正指令信号Z10を算出する。
【0041】また、図10に示す如く、第1振動センサ
27aの振動検出方向が磁気軸受のX軸方向とY軸方向
のいずれとも一致しない場合、第1ラジアル変位センサ
22のX11平面上でX軸方向と振動検出方向とのなす
角度をθとし、振動センサ27aの振動信号をVaとす
ると、X軸方向成分VaxとY軸方向成分Vayは以下の数
式6と数式7で夫々求められる。
【0042】
【数6】
【0043】
【数7】 従って、図5のパラメータ記憶回路54には、X軸方向
と振動検出方向とのなす角度θが記憶される。
【0044】次に、図6の力補正指令信号を発生する補
正指令発生回路28の動作について以下に説明する。図
6において、力補正指令信号はZ20、X30、Y30
40、Y 40として5つの軸毎に示してあるが、説明を複
雑にしないために、以下の説明は入力と出力を一般化し
て数式を表示してある。また、力補正指令発生部のいず
れかを特定した説明ではないので、構成回路の符号は添
え字を省いてある。
【0045】図6において、シーケンス回路67によっ
て、磁気軸受起動時に各回路に信号を送り以下のように
動作させる。信号加振器65から伝達関数を測定したい
周波数の加振信号を発生させる。加振信号は、力補正指
令信号に加算され、磁気軸受を振動させる。この時、力
補正指令信号F(s)と振動信号X(s)との間の伝達関数G
(s)、即ち数式8で表される伝達関数G(s)を伝達関数演
算回路64で求める。
【数8】
【0046】この伝達関数G(s)の高次の項、例えば3
次以上を切り捨てると、数式9で表される。数式9の演
算が終了した時点で信号加振器を停止させる。
【数9】
【0047】この時、デジタル信号処理技術を用い、連
続時間系の伝達関数G(s)を離散時間系の伝達関数G(z)
に変換しておくと、数式10の伝達関数G(z)が求ま
る。
【数10】
【0048】パラメータ記憶回路63には、数式10の
係数C2、C1、C0、D2、D1、D0が記憶される。従っ
て、演算回路61はこれらのパラメータを用いて、デジ
タルフィルタ演算を実行し、力補正指令信号FCを算出
する。
【0049】また図示しないが、図6の信号振動器と伝
達関数演算回路を用いないで、力補正指令信号を生成す
る補正指令発生回路28を構成することもできる。これ
は、構造体のパラメータを予め実測又は計算で求めてお
くことにより、図6の信号加振器と伝達関数演算回路を
不要としたものである。以下、この力補正指令発生回路
28の動作を一般的に説明する。
【0050】振動センサ27の設置部位での変位をXと
し、外力Fと変位Xとの関係を一般的な二次式で近似し
たものは数式11の通りである。即ち、外力Fは、振動
センサ27の設置部位における振動信号の加速度のM倍
と振動信号の速度のD倍と変位のK倍を合計したものと
して表される。
【数11】
【0051】数式11における係数M、D、Kを実測テ
スト又はシミュレーション計算等で予め求め、パラメー
タ記憶回路に入力しておく。次に、振動センサ27の振
動信号から対応する加速度信号、速度信号及び変位信号
を生成する。例えば、振動センサが加速度センサである
場合、振動信号は加速度信号であるから、対応する速度
信号は前記加速度信号を1回積分して求め、対応する変
位信号は前記加速度信号を2回積分して求める。また、
振動センサが速度センサである場合、振動信号は速度信
号であるから、対応する加速度信号を前記速度信号を1
回微分して求め、対応する変位信号は前記速度信号を1
回積分して求める。勿論、振動センサ27を加速度信
号、速度信号及び変位信号を夫々出力するセンサとして
もよい。
【0052】このようにして求めた加速度信号、速度信
号及び変位信号、及びパラメータ記憶回路に記憶されて
いる係数M、D、Kに基づいて、演算回路52は数式1
2の演算を行って力補正指令信号FCを算出する。
【数12】
【0053】以上、図6の力補正指令信号を発生する補
正指令発生回路28の動作について入力と出力を一般化
して数式を用いて説明した。実際には、夫々が演算回路
とゲイン調整回路とからなる力補正指令発生部60a、
60b、60c、60d及び60eが、上述の一般化し
て数式を用いて力補正指令信号Z20、X30、Y30
40、Y40を夫々算出して出力することになる。
【0054】ところで、図5及び図6の回路において、
各ゲイン調整回路でゲイン調整された信号をそのまま補
正指令信号として出力している。しかしながら、振動フ
ィードバック回路が発振しにくくなるように信号の位相
を調整するPID補償回路と、低減したい周波数成分だ
けを通過させ、不要な信号をカットするバンドパスフィ
ルタ回路を、図5や図6の回路に追加してもよい。この
ようにすることで、振動フィードバック回路がより安定
する。
【0055】また、振動信号が極端に大きい場合、これ
に基づく大きな補正信号が磁気軸受に入力され、ロータ
を大きく移動させようとする。ところが、ロータが保護
用タッチベアリングに接触しないで動ける距離は通常1
mm以下で非常に狭い。このため、上述の如く、ロータ
を大きく移動させると回転中のロータが保護用タッチベ
アリングに接触して、保護用タッチベアリングの寿命が
短縮されてしまう。また、このような接触が起こると、
大きな振動が発生してしまう。そこで、本発明において
は、図7に示す振幅リミッタ回路を、補正指令発生回路
の出力側と、磁気軸受制御回路との間に挿入し、上述の
問題を解決した。即ち図7に示す振幅リミッタ回路は、
リミッタ回路71と、積分回路72と、整流平滑回路7
3とで構成されている。図7に示す振幅リミッタ回路
は、図8及び図9を参照すれば明らかな如く、大きな振
動を予め定めた上限値に制限するように動作する。
【0056】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるもの
ではないことは勿論である。特に、振動センサが設置さ
れる場所を磁気軸受装置を備える回転機械と利用装置と
の接続部とし、具体的には磁気軸受装置を備える回転機
械のフランジ部又は利用装置のフランジ部とした実施形
態を説明したが、前記接続部は夫々のフランジ部に隣接
する回転機械又は利用装置の固定部も当然に含むもので
ある。
【0057】
【発明の効果】本発明により、磁気軸受から少し離れた
特定の場所、特に磁気軸受装置を備える回転機械と電子
顕微鏡等の利用装置との接続部の振動を、従来より確実
に低減することができるようになった。そのため、電子
顕微鏡や半導体描画装置のように振動が性能悪化の原因
になるような利用装置に、本発明に係る磁気軸受装置を
備える回転機械、例えばターボ分子ポンプを用いた場
合、電子顕微鏡や半導体描画装置の画像の解像度向上が
可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のブロック構成図である。
【図2】位置補正指令信号が加えられた一実施形態の磁
気軸受制御回路のブロック構成図である。
【図3】位置補正指令信号が加えられた他の一実施形態
の磁気軸受制御回路のブロック構成図である。
【図4】力補正指令信号が加えられた一実施形態の磁気
軸受制御回路のブロック構成図である。
【図5】位置補正指令発生回路の一実施形態のブロック
構成図である。
【図6】力補正指令発生回路の一実施形態のブロック構
成図である。
【図7】振幅リミッタ回路の一実施形態のブロック構成
図である。
【図8】振幅リミッタ回路の入力信号波形と出力信号波
形を示した図である。
【図9】振幅リミッタ回路の入出力特性図である。
【図10】振動センサの設置位置と振動検出方向との関
係を示した図である。
【図11】振動センサが1個の場合の変位センサとの配
置関係を示した図である。
【図12】振動センサが2個の場合の変位センサとの配
置関係を示した図である。
【図13】本発明が適用されたターボ分子ポンプの一例
の断面図である。
【符号の説明】
10 磁気軸受制御回路 11 位相補償回路 12 極性変換器 13 パワーアンプ 14 信号変換回路 15 信号加算点 21 スラスト変位センサ 22 第1ラジアル変位センサ 23 第2ラジアル変位センサ 24 垂直位置信号発生回路 25 第1位置信号発生回路 26 第2位置信号発生回路 27 振動センサ 28 補正指令発生回路 30 磁気軸受 31 スラスト軸受用電磁石 32 第1ラジアル軸受用電磁石 33 第2ラジアル軸受用電磁石 35 モータのステータコイル 36 ロータの回転軸 37 ターボ分子ポンプのフランジ 38 電子顕微鏡のフランジ 51 振動/変位変換回路 52 演算回路 53 ゲイン調整回路 54 パラメータ記憶回路 61 演算回路 62 ゲイン調整回路 63 パラメータ記憶回路 64 伝達関数演算回路 65 信号加振器 66 信号加算点 67 シーケンス回路 71 リミッタ回路 72 積分回路 73 整流平滑回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/03 F16F 15/03 J G05D 19/02 G05D 19/02 D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対の電磁石を備えたステー
    タ、前記電磁石の磁気吸引力の平衡によって空中に保持
    されるロータ、前記ロータの位置を検出する位置センサ
    とからなる磁気軸受と、前記位置センサからの位置信号
    に基づいてロータを定位置に戻すように前記電磁石の励
    磁電流を制御する磁気軸受制御回路とから構成された磁
    気軸受装置を備える回転機械において、利用装置と前記
    回転機械との接続部に振動センサを設置し、前記振動セ
    ンサからの振動信号に基づいて位置補正指令信号を発生
    させ、これを前記磁気軸受制御回路の位相補償回路の入
    力側に加えて振動フィードバック回路を形成し、前記振
    動を打消すようにしたことを特徴とする磁気軸受装置を
    備える回転機械。
  2. 【請求項2】 少なくとも一対の電磁石を備えたステー
    タ、前記電磁石の磁気吸引力の平衡によって空中に保持
    されるロータ、前記ロータの位置を検出する位置センサ
    とからなる磁気軸受と、前記位置センサからの位置信号
    に基づいてロータを定位置に戻すように前記電磁石の励
    磁電流を制御する磁気軸受制御回路とから構成された磁
    気軸受装置を備える回転機械において、利用装置と前記
    回転機械との接続部に振動センサを設置し、前記振動セ
    ンサからの振動信号に基づいて力補正指令信号を発生さ
    せ、これを前記磁気軸受制御回路の位相補償回路の出力
    側に加えて振動フィードバック回路を形成し、前記振動
    を打消すようにしたことを特徴とする磁気軸受装置を備
    える回転機械。
  3. 【請求項3】 前記位置補正指令信号は、振動/変位変
    換回路、変位信号から位置信号を演算する演算回路、パ
    ラメータ記憶部、及び前記演算回路が出力する制御軸毎
    の位置信号のゲインを調整する制御軸数のゲイン調整回
    路を少なくとも含んで構成され、且つ前記パラメータ記
    憶部は前記振動/変位変換回路に与える振動/変位変換
    用パラメータと前記演算回路に与える信号演算用パラメ
    ータが記憶されている補正指令信号発生回路によって発
    生させられるものであることを特徴とする請求項1の磁
    気軸受装置を備える回転機械。
  4. 【請求項4】 前記力補正指令信号は、振動信号から力
    信号を演算する演算回路、前記演算回路の信号演算のパ
    ラメータが記憶されたパラメータ記憶回路、前記演算回
    路が出力する位置信号のゲインを調整するゲイン調整回
    路、及び前記パラメータを決定し前記パラメータ記憶回
    路に記憶させるパラメータ決定手段とからなる力補正指
    令信号発生部を制御軸毎に設けて構成され、更に、これ
    ら力補正指令信号発生部を制御するシーケンス回路が付
    加されて構成されたものであることを特徴とする請求項
    2の磁気軸受装置を備える回転機械。
  5. 【請求項5】 前記パラメータ決定手段は、前記力補正
    指令信号発生部のゲイン調整回路の出力側に振動信号を
    加える信号加振器と、前記力補正指令信号発生部の入力
    信号と出力信号とに基づいて前記パラメータを演算する
    伝達関数演算回路とから構成されていることを特徴とす
    る請求項4の磁気軸受装置を備える回転機械。
  6. 【請求項6】 前記振動センサが、前記回転機械のフラ
    ンジ部に設置されていることを特徴とする請求項1又は
    2の磁気軸受装置を備える回転機械。
  7. 【請求項7】 前記振動センサが、前記利用装置のフラ
    ンジ部に設置されていることを特徴とする請求項1又は
    2の磁気軸受装置を備える回転機械。
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