JP2002147194A - 鉄筋・型枠組立方法 - Google Patents

鉄筋・型枠組立方法

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JP2002147194A
JP2002147194A JP2000339293A JP2000339293A JP2002147194A JP 2002147194 A JP2002147194 A JP 2002147194A JP 2000339293 A JP2000339293 A JP 2000339293A JP 2000339293 A JP2000339293 A JP 2000339293A JP 2002147194 A JP2002147194 A JP 2002147194A
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Japan
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JP2000339293A
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Inventor
Kiyoshi Ishida
清 石田
Shinichi Fukai
慎一 深井
Kenjiro Sakiyama
健二郎 崎山
Tetsuya Kuroi
鉄弥 黒井
Masahiro Tomita
正浩 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishimatsu Construction Co Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
Nishimatsu Construction Co Ltd
East Japan Railway Co
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空頭制限がある条件下で、好適に組立鉄筋と
型枠を組み立てる。 【解決手段】 空頭制限がある条件下で、組立鉄筋10
と、該組立鉄筋10の下側の型枠35と、を組み立てる
鉄筋・型枠組立方法である。鉄筋支保20に支保された
状態に組立鉄筋10を組み立てる鉄筋組立工程を含む。
組立鉄筋10の下側において、型枠35の一部を、型枠
支保25に支保された状態に組み立てる第1の型枠組立
工程を含む。組立鉄筋10が鉄筋支保20に支保された
状態から、型枠支保25に支保された型枠35を介し
て、組立鉄筋10が、型枠支保25に支保された状態に
移行させる受け換え工程を含む。受け換え工程後に、型
枠支保25上に、型枠35の残りの一部を組み立てる第
2の型枠組立工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空頭制限がある条
件下で、組立鉄筋と該組立鉄筋の下側の型枠とを組み立
てる鉄筋・型枠組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、構造物頂版部の組立鉄筋
と型枠とを組み立てる際には、頂版部下面の型枠を組立
てた後に、型枠の上方に、頂版部の組立鉄筋を組み立て
るようにしていた。しかしながら、例えば、上方にパイ
プルーフがあるなどにより、型枠組立後の空頭に制限が
ある場合は、通常の組立作業を行うことができない。
【0003】このように、空頭が狭い場合の対策工とし
て、従来、以下に示すような技術があった。
【0004】<従来技術1> 型枠および組立鉄筋を水
平方向に多分割した分割要素毎に、順次組み立ておよび
接合を繰り返して、型枠と組立鉄筋の全体を組み立てる
技術。ここで、組み立て及び接合を繰り返すのは、作業
者の手が届く範囲でのみ配筋を行い、届かない範囲は、
次回以降の組み立て時に配筋を行うようにするためであ
る。
【0005】<従来技術2> 空頭を確保して型枠を組
み立てた後、型枠上方に組立鉄筋を組み立て、さらにそ
の後、型枠及び組立鉄筋を所定高さまで持ち上げて、こ
の持ち上げられた組立鉄筋を壁部の鉄筋と接続し、さら
にその後、壁部の型枠を取付ける技術。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1では、型枠
および組立鉄筋を組み立てるのは非常に工程数がかかる
作業であったため、費用がかかるといった問題があっ
た。さらに、従来技術1では、型枠および組立鉄筋の分
割要素毎に順次組み立ておよび接合を繰り返すため、鉄
筋の接合箇所が多くなり、良好な組立精度を得ることが
困難であるといった問題があった。
【0007】また、従来技術2では、空頭を確保して型
枠および型枠上方の組立鉄筋を組み立てるようにしてい
たため、型枠と組立鉄筋の組み立て後、これら型枠と組
立鉄筋とをともに、所定高さまで持ち上げる必要があ
る。組立鉄筋は大重量のものであるため、組立鉄筋と型
枠とをともに持ち上げるためには、大がかりな設備が必
要になり、コストがかかるといった問題がある。この設
備は、具体的には、例えば、図24、図25、図26に
示すように、各々が同調して昇降するように電子制御さ
れる多数のジャッキアップ装置100aを含む大がかり
なジャッキアップ設備100である。さらに、この大が
かりな設備を用いたとしても、所定高さまで均一に持ち
上げる精度が十分ではないという問題があった。加え
て、ジャッキアップ設備が大がかりなため、このジャッ
キアップ設備の支保部分の組立・解体には重機使用が不
可欠であるが、狭隘な場所での解体作業が容易ではない
という問題がある。
【0008】そこで、本発明の課題は、空頭制限がある
条件下で、少ない工程数で高精度、かつ低コストに、組
立鉄筋と、該組立鉄筋の下側の型枠とを組み立てる鉄筋
・型枠組立方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、空頭制限がある条件下で、
組立鉄筋10と、該組立鉄筋の下側の型枠35と、を組
み立てる鉄筋・型枠組立方法であって、鉄筋支保20
(200)に支保された状態に前記組立鉄筋を組み立て
る鉄筋組立工程と、前記組立鉄筋が前記鉄筋支保に支保
された状態から、型枠支保25に支保された状態に組み
立てられた型枠35を介して、前記組立鉄筋が、前記型
枠支保に支保された状態へと移行させる受け換え工程
と、を含むことを特徴としている。
【0010】請求項1記載の発明によれば、先ず、鉄筋
支保に支保された状態に組立鉄筋を組み立てる鉄筋組立
工程を行うことにより、型枠の組立てに先行して組立鉄
筋を組み立てることができる。従って、先に型枠を組み
立てた後に、型枠上の狭い空間内で鉄筋を組み立てる場
合のように、組み立て鉄筋を水平分割して組み立てる必
要がない。よって、工程数を低減でき、これにより低コ
スト化が可能となるとともに、組立鉄筋の良好な組み立
て精度が得られる。さらに、受け換え工程を行うことに
より、組立鉄筋が、型枠を介して型枠支保に支保された
状態にすることができるので、この段階では、空頭制限
がない場合に型枠と鉄筋とを組み立てた状態と同様な状
態にできる。つまり、本発明では、受け換え工程を行う
ことにより、空頭制限がある場合に、最初に上側の組立
鉄筋を組み立てた後に、下側の型枠を組み立てることが
できる。これにより、受け換え工程の他は、通常作業と
ほとんど工程数がかわらないようにできる。また、型枠
と組立鉄筋とをともに持ち上げたりする必要もないた
め、大がかりな設備を要せず、コストがかからない。
【0011】ここで、単に、請求項1のように、受け換
え工程を備えるだけでは、鉄筋支保に対応する位置に型
枠の間隔が生じてしまう可能性がある。また、受け換え
工程を、型枠支保のジャッキアップにより行う場合があ
るが、型枠支保を、正確に鉛直方向にジャッキアップす
るのは、それほど簡単ではないため、ジャッキアップ後
は、多少水平位置がずれる可能性がある。
【0012】そこで、請求項2記載の発明は、空頭制限
がある条件下で、組立鉄筋10と該組立鉄筋の下側の型
枠35とを組み立てる鉄筋・型枠組立方法であって、鉄
筋支保20(200)に支保された状態に組立鉄筋を組
み立てる鉄筋組立工程と、前記組立鉄筋の下側におい
て、型枠の一部を、型枠支保25に支保された状態に組
み立てる第1の型枠組立工程と、前記組立鉄筋が前記鉄
筋支保に支保された状態から、前記型枠支保に支保され
た型枠を介して、前記組立鉄筋が、前記型枠支保に支保
された状態に移行させる受け換え工程と、前記受け換え
工程後に、前記型枠支保上に、型枠の残りの一部を組み
立てる第2の型枠組立工程と、を含むことを特徴として
いる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、第1の型枠
組立工程により型枠の一部を組み立てた後、受け換え工
程を行い、さらにその後、第2の型枠組立工程により型
枠の残りの一部を組み立てるので、受け換え工程前には
鉄筋支保があった位置にも型枠を配設することができ、
型枠に間隔が生じないようにできる。また、受け換え工
程をジャッキアップにより行う場合、型枠の水平位置が
多少ずれても、受け換え工程後に配設する型枠の寸法や
鉛直位置を調節すれば、型枠に隙間が生じないようにし
たり、型枠に目違いや段差がないようにしたりできる。
【0014】ここで、型枠支保に支保された組立鉄筋
は、支保された箇所以外は、自重により、僅かに下方向
に撓んでしまう。
【0015】そこで、請求項3記載の発明は、請求項2
記載の鉄筋・型枠組立方法において、前記組立鉄筋10
が所定量だけ上に凸に撓んだ状態となるようにして、前
記受け換え工程を行うことを特徴としている。
【0016】請求項3記載の発明によれば、受け換え工
程後の組立鉄筋と型枠支保との間隔を十分に確保できる
ので、第2の型枠組立工程において型枠の配設を行う際
に、十分な余裕空間があるようにでき、好適に第2の型
枠組立工程を行える。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の鉄筋・型枠組立方法において、前記型枠
支保25に支保された型枠35と、前記組立鉄筋10
と、の間にスペーサ部材27を介在させて前記受け換え
工程を行うことにより、前記受け換え工程後の前記組立
鉄筋と型枠とを所定間隔に設定することを特徴としてい
る。
【0018】請求項4記載の発明によれば、受け換え工
程後の組立鉄筋と型枠とを所定間隔に設定することがで
きるので、組立鉄筋のコンクリートかぶり厚を十分に確
保できる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の鉄筋・型枠組立方法において、前記鉄筋
支保20には、前記組立鉄筋10の上部を支保する上部
鉄筋支保20が含まれ、前記鉄筋組立工程において、前
記上部鉄筋支保により前記組立鉄筋の上部を支保させな
がら、前記組立鉄筋を、該組立鉄筋の上部から下部に向
けて組み立てることを特徴としている。
【0020】請求項5記載の発明によれば、上部鉄筋支
保により、組立鉄筋を、該組立鉄筋の上部を介して支保
させながら、組立鉄筋の上部から下部に向けて組み立て
るので、空頭制限がある場合の鉄筋の組立てをより容易
になし得る。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の鉄筋・型枠組立方法において、前記型枠
支保25は、該型枠支保上の型枠35をジャッキアップ
可能なジャッキ機構を備え、前記受け換え工程におい
て、前記型枠支保35により、該型枠支保上の型枠35
をジャッキアップすることで、前記組立鉄筋10を、前
記型枠を介して前記型枠支保に支保させた状態に移行さ
せることを特徴としている。
【0022】請求項6記載の発明によれば、型枠支保に
より該型枠支保上の型枠をジャッキアップすることで受
け換え工程を行うので、型枠を、容易に所望の高さに調
節することができる。
【0023】ここで、例えば、受け換え工程後の組立鉄
筋は、型枠支保により支保された箇所から離れるほど、
自重により下方向に撓んだ状態となるなどの理由によ
り、組立鉄筋の水平面積が大きい場合は、組立鉄筋の全
体に対して一度に受け換え工程を施すことが困難な場合
がある。
【0024】そこで、請求項7記載の発明は、請求項1
〜6のいずれかに記載の鉄筋・型枠組立方法において、
前記受け換え工程を、前記組立鉄筋10を水平方向に複
数分割した区域毎に順次行うことを特徴としている。
【0025】請求項7記載の発明によれば、受け換え工
程を、組立鉄筋を水平方向に複数分割した区域毎に順次
行うことにより、受け換え工程後の組立鉄筋をほとんど
下方向に撓まさないようにして好適に受け換え工程を行
うことができる。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の鉄筋・型枠組立方法において、パイプル
ーフ工法におけるパイプルーフ50の内側で前記組立鉄
筋10および前記型枠35を組み立てることを特徴とし
ている。
【0027】請求項8記載の発明によれば、パイプルー
フ工法における組立鉄筋と型枠の組立を好適になし得
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る実施の形態を説明する。先ず、本実施の形態では、
本発明に係る鉄筋・型枠組立方法を、図23に示すよう
な構造物1を構築するのに適用する例について説明す
る。図23に示す構造物1は、先ず、底版部2を構築
し、次いで、外壁3,3および内壁4,4の下部3a,
3a、4a,4aを構築し、次いで、外壁3,3および
内壁4,4の中部3b,3b、4b,4bを構築し、最
終的に、構造物1の上部、即ち、頂版部5および外壁
3,3および内壁4,4の上部3c,3c、4c,4c
を構築するといった順序で完成させる。以下、構造物1
の構築手順を詳細に説明する。
【0029】先ず、図1には、パイプルーフ50の内側
領域の掘削後、該内側領域の底部に構造物1の底版部2
を構築した状態が示される。ここで、パイプルーフ50
は、多数の鋼管を、各々の長手方向を揃えた状態で、間
隔を詰めて並べて配置することで、総体として下側に開
口する略コ字状の構造体とされている。このパイプルー
フ50を構成する鋼管は、図4等に示すように、H型鋼
50bなどを介して各々の両端部において支柱50a,
…により支持されている。このようなパイプルーフ50
により、パイプルーフ50の上方に存在する構造物(図
示略)の重量やパイプルーフ50の周囲の土圧が受けら
れることで、掘削後もパイプルーフ50の内側領域を維
持可能とされている。
【0030】図1に示す状態の後、図2に示すように、
底版部2上に、該底版部2と一体的に構造部1の外壁
3,3および内壁4,4の下部3a,3a、4a,4a
を構築する。この下部3a,3a、4a,4aの構築の
際には、鉄筋と型枠を組み立てて、該型枠内にコンクリ
ートを打設する。ここで、最終的に構築される構造物1
のうち、内壁4,4に仕切られた左右両側部分は、例え
ば、歩道部1a,1aであり、内壁4,4に仕切られた
中央部分は、例えば、車道部1bである。
【0031】図2に示す状態の後、図3に示すように、
外壁3,3および内壁4,4の下部3a,3a、4a,
4aにコンクリートを打継いで、外壁3,3および内壁
4,4の中部3b,3b、4b,4bを構築する。この
際には、予め、車道部1bおよび歩道部1a,1aに、
それぞれ足場30,…を建て込み、この足場30,…を
利用して外壁3,3および内壁4,4の中部3b,3
b、4b,4bを構築するための鉄筋および型枠の組立
作業を行う。なお、図3の状態の側断面図を図4に示
す。
【0032】また、図3に示すように、外壁3,3およ
び内壁4,4の中部3b,3b、4b,4bの上端部か
ら上方に向けて、例えば、鋼板などからなる鉄筋受架台
19,…が突出した状態となるように、該鉄筋受架台1
9,…を外壁3,3および内壁4,4の各々に埋設して
おく。この鉄筋受架台19,…は、詳細は後述するよう
に、頂版部5の鉄筋を支えるために用いられるほか、外
壁3,3および内壁4,4の中部3b,3b、4b,4
bと外壁3,3および内壁4,4の上部3c,3c、4
c,4cとの結合力を高める結合鋼材としての機能を備
える。
【0033】さらに、外壁3,3および内壁4,4の上
部3c,3c、4c,4cと頂版部5の組立鉄筋および
型枠を組み立てるために、図5に示すように、足場3
0,…の高さを高くする。この足場30,…の高さは、
例えば、外壁3,3および内壁4,4の中部3b,3
b、4b,4bの上端部より若干高い程度である。ま
た、この状態の斜視図を図6に示す。
【0034】次いで、図7および図8に示すように、後
に組み立てられる組立鉄筋10を支保するための鉄筋支
保20を設ける。この鉄筋支保20は、図9に示すよう
に、組立鉄筋10(の上部主筋11,…)を直接的に支
保する鉄筋受台21と、この鉄筋受台21を保持する保
持部23を上部に有する支柱22とからなる。このう
ち、鉄筋受台21は、例えば、断面形状四角形の鋼管か
らなる大引である。また、支柱22は、その操作部22
aを手作業で回転させることで長手方向に伸縮するよう
なジャッキ機構を備えている。これにより、保持部23
を昇降動作可能となっている。ここで、図7等に示すよ
うに、支柱22は、その下端部が底版部2上面に達して
おり、この後で設けられる組立鉄筋10の荷重は、鉄筋
支保20を介して底版部2により受けられるようになっ
ている。なお、図7、図8、図9等においては、図面が
煩雑になるのを防止するために一部符号を省略している
が、鉄筋支保20,…は、それぞれ同様のものであると
する。また、その他の図においても、図面が煩雑になる
のを防止するために、一部符号を省略している。
【0035】このように鉄筋支保20,…を設けたら、
以下のようにして、頂版部5の組立鉄筋10を組み立て
る。
【0036】先ず、図9に示すように、鉄筋受台21の
上に、該鉄筋受台21と直交する方向に組立鉄筋10の
上部主筋11,…を配筋して、上部主筋11,…を鉄筋
受台21により支保させた状態にする。ここで、図7等
に示すように、上部主筋11,…は、鉄筋受台21以外
に、鉄筋受架台19によっても支保されている。
【0037】次いで、図10に示すように、水平面内に
おいて上部主筋11,…と直交する上部配力筋12,…
を配筋して、この上部配力筋12,…を上部主筋11,
…と結束する。さらに、図10に示すように、鉛直面内
において上部主筋11,…と直交するスターラップ1
3,…を配筋し、このスターラップ13,…(一部のみ
符号を図示)を上部主筋11と結束する。ここで、スタ
ーラップ13,…の中には、下部が略J字状の半円形フ
ック13aとなっているものがあり、この半円形フック
13aにより、この後で配設される下部主筋14が受け
られるようになっている。
【0038】次いで、図11に示すように、スターラッ
プ13の半円形フック13aにより受けさせて、上部主
筋11,…と平行となり、かつ、鉛直面内においてスタ
ーラップ13と直交する下部主筋14,…を配筋し、こ
の下部主筋14,…をスターラップ13の半円形フック
13aと結束する。さらに、図11に示すように、水平
面内において下部主筋14,…と直交する下部配力筋1
5,…を配筋して、この下部配力筋15,…を下部主筋
14,…と結束する。
【0039】これにより、図11、図12に示すよう
に、頂版部5の組立鉄筋10が、鉄筋支保20により支
保された状態に組み立てられる。また、このように、鉄
筋支保(上部鉄筋支保でもある)20は、組立鉄筋10
を、該組立鉄筋10の上部(上部主筋11,…)で支保
するものであり、上記説明したように、組立鉄筋10の
上部を構成する上部鉄筋11,…から、該組立鉄筋10
の下部を構成する下部主筋14,…に向けて組み立てる
ので、空頭制限がある場合の鉄筋の組立てを容易になし
得る。なお、組立鉄筋10は、一方の歩道部1aから他
方の歩道部1aにかけて一体的なものである。
【0040】この段階では、頂版部5の組立鉄筋10の
全体は、未だ、該組立鉄筋10の上部主筋11,…を介
して鉄筋支保20の鉄筋受台21により支保された状態
である。
【0041】一方で、図13、図14に示すように、ハ
ンチ部6(図23参照)の斜め鉄筋17,…の配筋を行
う。また、外壁3,3および内壁4,4の上部3c、3
c、4c、4cの鉄筋の配筋を行う。さらに、図14に
示すように、ハンチ部6の型枠31と、外壁3,3およ
び内壁4,4の上部3c,3c、4c,4cの型枠32
との組立てを行う。
【0042】以上において、頂版部5の組立鉄筋10、
ハンチ部6,…の斜め鉄筋17,…、外壁3,3および
内壁4,4の上部3c、3c、4c、4cの鉄筋が組み
上がり、しかも、外壁3,3および内壁4,4の上部3
c、3c、4c、4cと、ハンチ部6,…の型枠31,
32が組み上がった状態となる。
【0043】次ぎに、頂版部5下部の型枠35の組立て
について説明する。頂版部5下部の型枠35、即ち、組
立鉄筋10の下側の型枠は、一方の歩道部1a(例え
ば、図16における右側の歩道部1a)に対応する部位
→車道部1bの右半分に対応する部位→車道部1bの左
半分に対応する部位→他方の歩道部1aに対応する部位
の順で組み立てる。以下、型枠35の組立手順を、順を
追って説明する。
【0044】<一方の歩道部の型枠組立>頂版部5の型
枠35は、図16に示すような型枠支保25上に組み立
てられた後、該型枠支保25によりジャッキアップされ
て、組立鉄筋10の下側に配設される。
【0045】ただし、ここで、図15に示すように、組
立鉄筋10は、歩道部1aにおいては、ハンチ部6脇に
相当する部位が継ぎ手位置10aとなっている。これ
は、歩道部1aの中央付近を継ぎ手位置10aとする
と、組立鉄筋10の十分な強度、ひいては、構造物1の
頂版部5の十分な強度が得られないという不都合が生じ
る可能性があるためである。さらに、歩道部1aにおけ
る鉄筋支保20は、継ぎ手位置10aで組立鉄筋10を
支保する必要があるため、図15に示すように、鉄筋支
保20がハンチ部6の近傍に位置している。このため、
このままでは、鉄筋支保20からハンチ部6までの間隔
には、幅の狭い型枠しか配設できないことになってしま
う。
【0046】このため、図15に示すように、歩道部1
aにおける型枠35の組立てに先立って、先ず、組立鉄
筋10を、ハンチ部6脇の鉄筋支保20により支保され
た状態から、歩道部1a中央の鉄筋支保200により支
保された状態に受け換えておく。図14には、この受け
換え後に鉄筋支保20を撤去した状態が示される。この
状態では、ハンチ部6から鉄筋支保200までの間隔
に、より幅の広い型枠を配設できる。なお、この鉄筋支
保200,…は、鉄筋受台201と、この鉄筋受台20
1を支持する支持台202と、この支持台202が上部
に設けられ、操作部200aを手作業で回転操作するこ
とにより伸縮する支柱203とを備えている。
【0047】図14に示す状態の後、図15および図1
6に示すように、歩道部1aの型枠35を支保するため
の型枠支保25を、足場30上に組み立てる。この型枠
支保25は、例えば、上方、側方、正面、後方のいずれ
から見ても概略格子状となるように鋼管を組むことによ
り構成された本体25aと、この本体25aの上方に掲
げられた複数の保持部25bと、長手方向が水平方向と
なるように、複数の保持部25bに保持された型枠支持
台25c(例えば、断面形状四角形の鋼管からなる大引
である)とから概略構成されている。さらに、型枠支保
25は、保持部25cを本体に対して昇降させるための
ジャッキ機構を備えている。このジャッキ機構は、鉄筋
支保20のジャッキ機構と同様のものである。なお、歩
道部1aにおける図示は省略するが、後述するように、
型枠支保25上に根太材26や型枠35や鉄筋スペーサ
ブロック27の配設作業を行うに足るだけの十分な余裕
空間を確保するために、この段階の型枠支保25は、図
17に示す程度の高さに設定されていることとする。
【0048】このような型枠支保25を組み立てたら、
型枠支保25の型枠支持台25c上に、型枠35の一部
(例えば、鉄筋支保200の片側の部分)を組み立て
る。なお、型枠支持台25cと型枠35の間には、例え
ば、鋼板などからなる根太材26(図18参照)を介在
させておく。型枠35の一部を組み立てたら、この型枠
35上に、鉄筋スペーサブロック(スペーサ部材)27
(図18参照)を配置しておく。この鉄筋スペーサブロ
ック27は、この後で行われる受け換え後における組立
鉄筋10と型枠35との間隔を所定間隔にして、組立鉄
筋10のコンクリートかぶり厚を確保するためのもので
ある。
【0049】このように、組立鉄筋10の下側に、型枠
支保25、根太材26、型枠35および鉄筋スペーサブ
ロック27を配設したら、型枠支保25のジャッキ機構
を操作して、型枠支保25の保持部25c以上の部分を
略水平に保ってジャッキアップする。これにより、組立
鉄筋10は、鉄筋スペーサブロック27、型枠35、お
よび根太材26を介して、型枠支保25により支保され
た状態となる。
【0050】ここで、組立鉄筋10が、所定量だけ上に
凸に撓む程度にジャッキアップしておくことが望まし
い。
【0051】このように、組立鉄筋10が鉄筋支保20
0に支保された状態から、組立鉄筋10が型枠支保25
に支保された状態に移行させる受け換え工程を行った
後、鉄筋支保200を撤去する。さらに、型枠支保25
上に、型枠35の残りの部分を組み立てる。これによ
り、一方の歩道部1aにおける型枠35の組立が完了す
る。
【0052】<車道部の型枠組立>次いで、車道部1b
における型枠35の組立を説明する。先ず、図16、図
17に示すように、車道部1bの右半分の部位の足場3
0上に、型枠支保25を組み立てる。型枠支保25を組
み立てたら、型枠支保25の型枠支持台25c上に、根
太材26を配置した上で、型枠35の一部(車道部1b
の右半分に対応する型枠35のうちの一部)を組み立
て、組み立てた型枠35上に鉄筋スペーサブロック27
を配置する。
【0053】その後、型枠支保25のジャッキ機構の操
作により保持部25c以上の部分をジャッキアップし
て、組立鉄筋10を、鉄筋スペーサブロック27、型枠
35、および根太材26を介して、型枠支保25により
支保された状態とする。
【0054】このように、組立鉄筋10が鉄筋支保20
に支保された状態から、組立鉄筋10が型枠支保25に
支保された状態に移行させる受け換え工程を行った後、
鉄筋支保20を撤去する。さらに、型枠支保25上に、
型枠35の残りの部分を組み立てる。これにより、車道
部1bの右半分における型枠35の組立が完了して、ま
さに図16に示す状態となる。
【0055】次いで、車道部1bの右半分における作業
と同様に、車道部1bの左半分においても、型枠支保2
5の組立て、型枠35の一部の組立て、受け換え工程、
および型枠35の残りの組立を行う。
【0056】<他方の歩道部の型枠組立>次いで、一方
の歩道部1aにおける作業と同様に、他方の歩道部1a
でも、鉄筋支保20から鉄筋支保200への受け換え、
型枠支保25の組立て、型枠35の一部の組立て、受け
換え工程、および型枠35の残りの組立を行う。これに
より、図19に示すように、歩道部1aと、車道部1b
において、それぞれ型枠35が組み立てられ、構造物1
の頂版部5の型枠35の全体が施工される。
【0057】このように、頂版部5の型枠35を施工し
たら、図20、図21、図22に示すように、外壁3,
3と内壁4,4の上部3c、3c,4c,4c、ハンチ
部6,…および頂版部5を構成するコンクリートを打設
する。コンクリートが硬化したら、図23に示すよう
に、型枠支保25、型枠35、足場30等を撤去して、
構造物1が完成する。
【0058】以上のような実施の形態によれば、先ず、
鉄筋支保20に支保された状態に組立鉄筋10を組み立
てる鉄筋組立工程を行うことにより、型枠35の組立て
に先行して組立鉄筋10を組み立てることができる。従
って、先に型枠35を組み立てた後に、型枠35上の狭
い空間内で鉄筋を組み立てる場合のように、組立鉄筋1
0を水平分割して組み立てる必要がない。よって、工程
数を低減でき、これにより低コスト化が可能となるとと
もに、組立鉄筋10の良好な組み立て精度が得られる。
さらに、受け換え工程を行うことにより、組立鉄筋10
が、型枠35を介して型枠支保25に支保された状態に
することができるので、この段階では、空頭制限がない
場合に型枠35と組立鉄筋10とを組み立てた状態と同
様な状態にできる。つまり、本発明では、受け換え工程
を行うことにより、空頭制限がある場合に、最初に上側
の組立鉄筋10を組み立てて、次いで、組立鉄筋10の
下側の型枠35を組み立てることができる。これによ
り、受け換え工程の他は、通常作業とほとんど工程数が
かわらないようにできる。また、型枠35と組立鉄筋1
0とをともに持ち上げたりする必要もないため、大がか
りな設備を要せず、コストがかからない。
【0059】さらに、型枠35の一部(一度にジャッキ
アップされる型枠支保25上に組み立てられる型枠35
のうちの一部)を組み立てた後、受け換え工程を行い、
さらにその後、型枠35の残りの一部を組み立てるの
で、受け換え工程前には鉄筋支保20、200があった
位置にも型枠35を配設することができ、型枠35に間
隔が生じないようにできる。また、受け換え工程の際
に、ジャッキアップによって型枠35(先に配設する型
枠35の一部)の水平位置が多少ずれても、受け換え工
程後に配設する型枠35(後で配設する型枠の残りの一
部)の寸法や鉛直位置を調節すれば、型枠35に隙間が
生じないようにしたり、型枠35に目違いがないように
したりできる。
【0060】さらに、組立鉄筋10が所定量だけ上に凸
に撓んだ状態となるようにして、受け換え工程を行うこ
とにより、受け換え工程後の組立鉄筋10と型枠支保2
5との間隔を十分に確保できるので、型枠35の残りの
一部の配設(第2の型枠組立工程)を行う際に、十分な
余裕空間があるようにできる。
【0061】しかも、型枠支保25に支保された型枠3
5と、組立鉄筋10と、の間にスペーサ部材27を介在
させて受け換え工程を行うことにより、受け換え工程後
の組立鉄筋10と型枠35とを所定間隔に設定すること
ができ、結果、組立鉄筋10のコンクリートかぶり厚を
十分に確保できる。
【0062】また、上部鉄筋支保20により、組立鉄筋
10を、該組立鉄筋10の上部を介して支保させなが
ら、組立鉄筋10の上部から下部に向けて組み立てるの
で、空頭制限がある場合の鉄筋の組立てをより容易にな
し得る。
【0063】さらに、型枠支保25により該型枠支保2
5上の型枠35をジャッキアップすることで受け換え工
程を行うので、型枠35を、容易に所望の高さに調節す
ることができる。
【0064】加えて、受け換え工程を、組立鉄筋10を
水平方向に複数分割した区域(歩道部1a,1aと、車
道部1bの半分ずつ)毎に順次行うことにより、受け換
え工程後の組立鉄筋10をほとんど下方向に撓まさない
ようにして好適に受け換え工程を行うことができる。
【0065】なお、上記の実施の形態では、頂版部5
と、外壁3、内壁4の上部3c、4cとを構築する場合
に、本発明を適用する例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば、頂版部5と柱の上部との構築、
或いは、梁と柱の上部との構築を行う場合に適用しても
良い。また、本発明に係る鉄筋・型枠組立方法を、パイ
プルーフ工法に適用する例について説明したが、本発明
に係る鉄筋・型枠組立方法を、橋桁下等の空頭制限があ
る場所での工事や、アンダーピニングにおいて適用する
こととしてもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る鉄筋・型枠組
立方法によれば、組み立て鉄筋を水平分割して組み立て
る必要がない。これにより、工程数を低減できて低コス
ト化が可能となるとともに、組立鉄筋の良好な組み立て
精度が得られる。さらに、受け換え工程を行うことによ
り、空頭制限がある場合に、最初に上側の組立鉄筋を組
み立てた後に、下側の型枠を組み立てることができる。
これにより、受け換え工程の他は、通常作業とほとんど
工程数がかわらないようにできる。また、型枠と組立鉄
筋とをともに持ち上げたりする必要もないため、大がか
りな設備を要せず、コストがかからない。
【0067】請求項2記載の発明に係る鉄筋・型枠組立
方法によれば、型枠に間隔、目違いおよび段差が生じな
いようにできる。
【0068】請求項3記載の発明に係る鉄筋・型枠組立
方法によれば、好適に第2の型枠組立工程を行える。
【0069】請求項4記載の発明に係る鉄筋・型枠組立
方法によれば、組立鉄筋のコンクリートかぶり厚を十分
に確保できる。
【0070】請求項5記載の発明に係る鉄筋・型枠組立
方法によれば、組立鉄筋の上部から下部に向けて組み立
てるので、空頭制限がある場合の鉄筋の組立てをより容
易になし得る。
【0071】請求項6記載の発明に係る鉄筋・型枠組立
方法によれば、型枠を、容易に所望の高さに調節するこ
とができ、好適に受け換え工程を行うことができる。
【0072】請求項7記載の発明に係る鉄筋・型枠組立
方法によれば、受け換え工程後の組立鉄筋をほとんど下
方向に撓まさないようにして好適に受け換え工程を行う
ことができる。
【0073】請求項8記載の発明に係る鉄筋・型枠組立
方法によれば、パイプルーフ工法における組立鉄筋と型
枠の組立を好適になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】構造物の底版部を構築した状態を示す正面断面
図である。
【図2】構造物の壁部の下部を構築した状態を示す正面
断面図である。
【図3】構造物の壁部の中部を構築した状態を示す正面
断面図である。
【図4】図3の状態を示す側断面図である。
【図5】構造物の上部の組立鉄筋および構造物の上部の
型枠を組み立てるための足場を建て込んだ状態を示す正
面断面図である。
【図6】図5の状態を示す斜視図である。
【図7】構造物の頂版部の組立鉄筋を受ける鉄筋受台を
組み立て、この鉄筋受台に受けさせて組立鉄筋を組み立
てる状態を示す正面断面図である。
【図8】図7の状態を示す側断面図である。
【図9】鉄筋受台上に頂版部の組立鉄筋のうちの上部主
筋を配置した状態を示す斜視図である。
【図10】上部主筋にスターラップを取り付けた状態を
示す斜視図である。
【図11】頂版部の組立鉄筋の完成状態を示す斜視図で
ある。
【図12】頂版部の組立鉄筋の完成状態を、該組立鉄筋
の下側から見た斜視図である。
【図13】ハンチ部の鉄筋を組み立てた状態を示す斜視
図である。
【図14】ハンチ部の型枠を組み立てた状態を示す斜視
図である。
【図15】頂版部の組立鉄筋上部の継ぎ手位置を示す正
面図である。
【図16】頂版部の型枠の半分の組立が完了した状態を
示す正面断面図である。
【図17】型枠支保を組み立てた状態を示す斜視図であ
る。
【図18】頂版部の型枠の組立がほぼ完了した状態を示
す斜視図である。
【図19】頂版部の型枠の組立が完了した状態を示す正
面断面図である。
【図20】構造物の上部を構成するコンクリートを打設
した状態を示す正面断面図である。
【図21】図20の状態を示す側断面図である。
【図22】図20の状態における妻部を示す側面図であ
る。
【図23】完成した構造物を示す正面断面図である。
【図24】従来の技術を説明するための正面断面図であ
る。
【図25】従来の技術を説明するための側断面図であ
る。
【図26】図24の状態の平面図である。
【符号の説明】
10 組立鉄筋 35 型枠 20 鉄筋支保(上部鉄筋支保) 200 鉄筋支保 25 型枠支保 27 鉄筋スペーサブロック(スペーサ部材) 50 パイプルーフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 崎山 健二郎 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 黒井 鉄弥 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 富田 正浩 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AB05 AC15 AD23 2D055 AA02 BB03 CA06 CA07 CA08 CA10 DA02 GA05 2E174 EA02 EA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空頭制限がある条件下で、組立鉄筋と、該
    組立鉄筋の下側の型枠と、を組み立てる鉄筋・型枠組立
    方法であって、 鉄筋支保に支保された状態に前記組立鉄筋を組み立てる
    鉄筋組立工程と、 前記組立鉄筋が前記鉄筋支保に支保された状態から、 型枠支保に支保された状態に組み立てられた型枠を介し
    て、前記組立鉄筋が、前記型枠支保に支保された状態へ
    と移行させる受け換え工程と、を含むことを特徴とする
    鉄筋・型枠組立方法。
  2. 【請求項2】空頭制限がある条件下で、組立鉄筋と該組
    立鉄筋の下側の型枠とを組み立てる鉄筋・型枠組立方法
    であって、 鉄筋支保に支保された状態に組立鉄筋を組み立てる鉄筋
    組立工程と、 前記組立鉄筋の下側において、型枠の一部を、型枠支保
    に支保された状態に組み立てる第1の型枠組立工程と、 前記組立鉄筋が前記鉄筋支保に支保された状態から、前
    記型枠支保に支保された型枠を介して、前記組立鉄筋
    が、前記型枠支保に支保された状態へと移行させる受け
    換え工程と、 前記受け換え工程後に、前記型枠支保上に、型枠の残り
    の一部を組み立てる第2の型枠組立工程と、を含むこと
    を特徴とする鉄筋・型枠組立方法。
  3. 【請求項3】前記組立鉄筋が所定量だけ上に凸に撓んだ
    状態となるようにして、前記受け換え工程を行うことを
    特徴とする請求項2記載の鉄筋・型枠組立方法。
  4. 【請求項4】前記型枠支保に支保された型枠と、前記組
    立鉄筋と、の間にスペーサ部材を介在させて前記受け換
    え工程を行うことにより、 前記受け換え工程後の前記組立鉄筋と型枠とを所定間隔
    に設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の鉄筋・型枠組立方法。
  5. 【請求項5】前記鉄筋支保には、前記組立鉄筋の上部を
    支保する上部鉄筋支保が含まれ、 前記鉄筋組立工程において、 前記上部鉄筋支保により前記組立鉄筋の上部を支保させ
    ながら、前記組立鉄筋を、該組立鉄筋の上部から下部に
    向けて組み立てることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の鉄筋・型枠組立工法。
  6. 【請求項6】前記型枠支保は、該型枠支保上の型枠をジ
    ャッキアップ可能なジャッキ機構を備え、 前記受け換え工程において、 前記型枠支保により、該型枠支保上の型枠をジャッキア
    ップすることで、 前記組立鉄筋を、前記型枠を介して前記型枠支保に支保
    させた状態に移行させることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の鉄筋・型枠組立方法。
  7. 【請求項7】前記受け換え工程を、 前記組立鉄筋を水平方向に複数分割した区域毎に順次行
    うことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の鉄
    筋・型枠組立方法。
  8. 【請求項8】パイプルーフ工法におけるパイプルーフの
    内側で前記組立鉄筋および前記型枠を組み立てることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の鉄筋・型枠
    組立方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101312686B1 (ko) 2011-10-20 2013-09-27 홍성창 활성산소 부산물 측정용 시약 조성물
JP2013241756A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Kajima Corp 地下構造物の構築方法
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