JP2002146605A - 身体保護用衣服 - Google Patents

身体保護用衣服

Info

Publication number
JP2002146605A
JP2002146605A JP2000336013A JP2000336013A JP2002146605A JP 2002146605 A JP2002146605 A JP 2002146605A JP 2000336013 A JP2000336013 A JP 2000336013A JP 2000336013 A JP2000336013 A JP 2000336013A JP 2002146605 A JP2002146605 A JP 2002146605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoulder
belt
cloth
garment
body protection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000336013A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sasame
淳 笹目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SASAME KK
Original Assignee
SASAME KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SASAME KK filed Critical SASAME KK
Priority to JP2000336013A priority Critical patent/JP2002146605A/ja
Publication of JP2002146605A publication Critical patent/JP2002146605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベスト型の身体保護用衣服において、その肩
部が、着用者の肩から腕方向に位置ずれすることを防止
する。 【解決手段】 本発明の身体保護用衣服1は、身頃と、
この身頃に取り付けられる補強用ベルト部材5と、自動
車に装備されたシートベルトに接続される接続部4とを
備えた身体保護用衣服であって、肩部の位置ずれを防止
するための滑り止め部6が設けられている。滑り止め部
6は、着用者自身の衣服と密着して、その摩擦により着
用者の肩から腕方向に位置ずれすることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車事故などか
ら乗車している者の身体を保護する身体保護用衣服に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車事故から子供を保護するため、チ
ャイルドシートが普及している。しかし、自動車用のチ
ャイルドシートは、通常、バケット型で、自動車に装着
した場合にはスペースをとられるし、重量が重いため、
持ち運びに不便で脱着も面倒であるという欠点を有す
る。もちろん、一旦装着した後、外すことがなければさ
ほど問題とならないが、大人だけで乗車する場合や、他
人の自動車に子供を乗せてもらう場合など、チャイルド
シートの装着、脱着を行わなければならない機会も多
い。このような問題を解消するため、このチャイルドシ
ートに代わるものとして、近年、シートベルトとの接続
部を備えたベスト型、半袖の洋服等の布地からなる身体
保護用衣服が開発されている。
【0003】この身体保護用衣服は、着衣、脱衣が容易
であると共に、布地からなるため軽量で持ち運びも容易
であるという利点を有する。かかる身体保護用衣服は、
万一の事故に備え、相当の荷重がかかった場合でも身頃
が破損等したりすることがないように、また、着用者の
身体を保持することができるように作られている必要が
あり、身頃には、その肩、胸、腰等の部位に補強用ベル
ト部材が付設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】身体保護用衣服は、上
記のような利点を有するが、着用中の自動車の振動や着
用者である子供の激しい動きなどにより、特にベスト型
の身体保護用衣服において、その肩部が、着用者の肩か
ら腕方向に位置ずれする場合がある。これでは、身体保
護用衣服の保護機能を十分には発揮できない。また、購
入者は、経済的な観点に鑑み、着用者である子供の体格
よりも多少大きめのものを購入し、できるだけ長期間使
用しようとする傾向にあり、このような場合には上記の
肩部の位置ずれの発生頻度がより大きくなる。
【0005】本発明は上記した点に鑑みなされたもので
あり、着用者の肩からの肩部の位置ずれを防止すること
ができる身体保護用衣服を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、請求項1記載の本発明の身体保護用衣服は、身頃
と、この身頃に取り付けられる補強用ベルト部材と、自
動車に装備されたシートベルトに接続される接続部とを
備えた身体保護用衣服であって、肩部の位置ずれを防止
するための滑り止め部を設けたことを特徴とする。請求
項2記載の本発明の身体保護用衣服は、請求項1記載の
身体保護用衣服であって、前記身頃を形成する布地と、
前記補強用ベルト部材を構成する肩ベルトとが重なり合
っており、内側に配置される布地又は肩ベルトの内面
に、前記滑り止め部が設けられていることを特徴とす
る。請求項3記載の本発明の身体保護用衣服は、請求項
1又は2記載の身体保護用衣服であって、ベスト型であ
ることを特徴とする。請求項4記載の本発明の身体保護
用衣服は、請求項1〜3のいずれか1に記載の身体保護
用衣服であって、前記身頃を形成する布地が、メッシュ
状の布地であることを特徴とする。
【0007】(作用)請求項1〜4に記載の本発明によ
れば、着用者である子供が動いたとしても、滑り止め部
を有するため、身体保護用衣服の肩部が、着用者の肩か
ら腕方向へと位置ずれすることを防止できる。また、請
求項4記載の本発明によれば、身頃がメッシュ状の布地
から形成されているため、通気性に優れており、繊維間
の間隙が密に編まれた通常の布地と比較して、比較的高
温になりやすい自動車の室内環境における着用時の快適
性を向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1(a)は本発明の一の実施の
形態にかかる身体保護用衣服1を正面側からみた斜視図
であり、図1(b)はこの身体保護用衣服1を背面側か
らみた斜視図である。この身体保護用衣服1は、前身頃
2及び後身頃3を構成する布地を、所定部位を縫製する
ことにより袖なしのベスト型に形成されている。このよ
うに身体保護用衣服をベスト型にすれば着衣、脱衣が容
易であって、布地からなるため軽量で持ち運びも容易で
あるという面からも好ましいが、半袖、長袖型のもので
あっても良い。
【0009】前身頃2の略中央には、襟ぐり1aから裾
1bにかけて着衣又は脱衣のための開閉部21が設けら
れ、この開閉部21はファスナにより開閉するようにな
っている。後身頃3には、その両端が後身頃3を形成す
る布地に強固に縫合されたベルト通し部4が設けられて
おり、後身頃3とベルト通し部4との間に形成される隙
間に、自動車に装着されているシートベルト7を挿通す
る構成となっている。すなわち、この後身頃3とベルト
通し部4との隙間がシートベルト7との接続部として機
能する。
【0010】図2は身体保護用衣服1の内部に付設され
た補強用ベルト部材5を正面側からみた斜視図である。
この補強用ベルト部材5は、前身頃2の裏面側と後身頃
3の裏面側に縫製されており、両側の肩部に位置する肩
ベルト51と、胸部に位置する胸ベルト52と、裾部に
位置する裾ベルト53とを有して構成されている。かか
る補強用ベルト部材5は、前身頃2及び後身頃3を構成
する布地のみで構成した場合よりも、耐荷重強度を大き
くするために設けられるものである。また、胸ベルト5
2及び裾ベルト53は正面の中途で分断され、それぞ
れ、その端部にバックル52a,53aが設けられてお
り、これらのバックル52a,53aによって胸ベルト
52又は裾ベルト53を締めると、着用者の身体にフィ
ットさせることができる。
【0011】上記した身体保護用衣服1の肩部、本実施
形態では補強用ベルト部材を構成する肩ベルト51の内
面に着用者の肩からの位置ずれを防止する滑り止め部6
が設けられている。滑り止め部6はかかる機能を果たす
ものであればどのような素材であってもよいが、例えば
ナイロン不織布、ポリエステル不織布、ポリエステルポ
ンジなどを基布として、これらにアクリル系樹脂等の合
成樹脂、あるいはゴム等をコーティングして構成される
シート状の部材を用いることができる。肩ベルト51へ
の固着方法は任意であり、接着も可能であるが固着強度
の点からは縫合により取り付けることが好ましい。具体
的には、例えば、有限会社笹目製「SSJ(商品名)」
を用いることができ、これによれば、ずれ防止効果が高
い上、容易に縫合することが可能であり、かつ柔軟性に
富み違和感も少ない。滑り止め部6としては、シート状
の部材に限らず、薄板状に加工したゴム、合成樹脂等を
縫合、接着、溶着等して用いることができる。
【0012】滑り止め部6の表面は平らなものであって
もよいが、必要に応じ、表面に凸部を設けたり、粗面と
することで更に滑り止め効果を高めることが出来る。
【0013】上記した身体保護用衣服1は、自動車に乗
車する者が着用し、後身頃3を形成する布地とベルト通
し部4との間に形成される隙間(接続部)に、自動車に
装着されたシートベルト7を挿通して接続し、使用され
る。
【0014】そして、衝突等により大きな振動や衝撃が
生じた場合には、前身頃2及び後身頃3を構成する布地
及び補強用ベルト部材5により、着用者の上半身が前方
へ飛び出さないように保持される。また、肩ベルト51
に沿って設けられた滑り止め部6により、自動車の振動
等がかかっても肩部が、着用者の肩から腕方向に位置ず
れすることが防止されるため、突発的な衝突振動等によ
って前方へ飛び出そうとする着用者を保持する身体保護
用衣服1の機能を有効に発揮できる。すなわち、身体保
護用衣服1の自重により、滑り止め部6が着用者の衣服
の表面に密着することで摩擦を生じ、容易に位置ずれを
起こすことはなく、常に肩ベルト5が一定位置に確保さ
れることになる。
【0015】尚、身頃は比較的高温となりやすい車内環
境を考慮して、その全体をメッシュ状の布地で形成する
ことが出来る。また、上記した説明では、肩ベルト51
の内面に滑り止め部6を設けているが、少なくとも肩ベ
ルト51を含む補強用ベルト5を身頃の外面に積層して
いるタイプの身体保護用衣服においては、肩部における
身頃の内面に滑り止め部6を設けることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の身体保護
用衣服は、身頃と、この身頃に取り付けられる補強用ベ
ルト部材と、自動車に装備されたシートベルトに接続さ
れる接続部とを備えた身体保護用衣服であって、肩部の
位置ずれを防止するための滑り止め部を設けたことを特
徴とする身体保護用衣服である。これにより、着用者の
肩からの肩部の位置ずれを防止することができ、身体保
護用衣服の機能を有効に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一の実施の形態にかかる
身体保護用衣服を正面側からみた斜視図であり、(b)
はこの身体保護用衣服を背面側から見た斜視図である。
【図2】図2は上記実施の形態にかかる身体保護用衣服
の内部に付設された補強用ベルト部材を正面側から見た
斜視図である。
【符号の説明】
1 身体保護用衣服 2 前身頃 3 後身頃 4 ベルト通し部 5 補強用ベルト部材 51 肩ベルト 52 胸ベルト 53 裾ベルト 6 滑り止め部 7 シートベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 22/14 B60R 22/14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身頃と、この身頃に取り付けられる補強
    用ベルト部材と、自動車に装備されたシートベルトに接
    続される接続部とを備えた身体保護用衣服であって、 肩部の位置ずれを防止するための滑り止め部を設けたこ
    とを特徴とする身体保護用衣服。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の身体保護用衣服であっ
    て、前記身頃を形成する布地と、前記補強用ベルト部材
    を構成する肩ベルトとが重なり合っており、内側に配置
    される布地又は肩ベルトの内面に、前記滑り止め部が設
    けられていることを特徴とする身体保護用衣服。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の身体保護用衣服で
    あって、ベスト型であることを特徴とする身体保護用衣
    服。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1に記載の身体
    保護用衣服であって、前記身頃を形成する布地が、メッ
    シュ状の布地であることを特徴とする身体保護用衣服。
JP2000336013A 2000-11-02 2000-11-02 身体保護用衣服 Pending JP2002146605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000336013A JP2002146605A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 身体保護用衣服

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000336013A JP2002146605A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 身体保護用衣服

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002146605A true JP2002146605A (ja) 2002-05-22

Family

ID=18811663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000336013A Pending JP2002146605A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 身体保護用衣服

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002146605A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6902193B2 (en) Supplemental restraint system
US6820902B2 (en) Supplemental restraint system
KR102098518B1 (ko) 하니스 시스템용 의복
EP1737710B1 (en) Shoulder pad for vehicle seat belt
US20180125124A1 (en) Garment Adapted for Child Car Seat and Method of Use
WO2005035327A1 (en) Vehicle safety device
EP1138560A1 (en) Seat belt auxiliary device
JP2936429B2 (ja) 自動車用シートカバー
US5482324A (en) Supplemental car seat belt for protecting users wtih stomas
JP2002146605A (ja) 身体保護用衣服
JP2000225918A (ja) 安全保護服
CN208925273U (zh) 一种多功能安全行装
WO1988000848A1 (en) Cushioning pad for a strap
JP2000328319A (ja) 人体保護服
US20170320409A1 (en) Cushioned buckle guard for child's car seat
US20020047252A1 (en) Supplemental restraint system
JP2002180307A (ja) ハーネス型衝撃防止服
JP2002294506A (ja) 身体保護用補助具及び身体保護具
KR200311850Y1 (ko) 자동차용 어깨 보호패드 고정구조
JP2001315616A (ja) シートベルト結合具及びその使用方法
JP2000302005A (ja) 子供用補助シートベルト
JP2001011713A (ja) 安全被服
JP2004243856A (ja) 救命胴衣
JP2005170355A (ja) 衣類保護
KR19990018480U (ko) 리어시트의 콘솔에 장착된 유아용 시트