JP2002180307A - ハーネス型衝撃防止服 - Google Patents

ハーネス型衝撃防止服

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JP2002180307A
JP2002180307A JP2000379525A JP2000379525A JP2002180307A JP 2002180307 A JP2002180307 A JP 2002180307A JP 2000379525 A JP2000379525 A JP 2000379525A JP 2000379525 A JP2000379525 A JP 2000379525A JP 2002180307 A JP2002180307 A JP 2002180307A
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harness
shock
shoulder
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Yuji Hori
祐二 堀
Kenichi Sako
健一 酒匂
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Brains Kk K
K BRAINS KK
Fujikura Parachute Co Ltd
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Brains Kk K
K BRAINS KK
Fujikura Parachute Co Ltd
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    • B60R22/10Safety belts or body harnesses in vehicles specially adapted for children or animals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトでフィット性及び快適性が良く且
つより身体の動きの自由度が保証されるハーネス型衝撃
防止服を提供する。 【解決手段】背面腰部から肩部を介して胸面に垂下した
左右一対の肩渡し帯と、背面にて該肩渡し帯1を左右に
連結する背面上連絡帯2及び背面下連絡帯3と、胸面に
て肩渡し帯1を左右に連結する胸面連絡帯5及び胸保護
パット布6と、胸面に垂下した肩渡し帯1と背面下連絡
帯3との間に取り付けられた左右一対の脚拘束帯7とを
備えるハーネス型衝撃防止服。また前方に垂下した肩渡
し帯1と胸面連絡帯5と脚拘束帯7は、リング体8を介
して連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衝撃防止服に関
し、更に詳しくは、自動車等に乗車した状態において衝
突事故時及び急ブレーキを掛けた時に身体が前方へ飛び
出すのを防止して極力姿勢を正常に近い状態に保つこと
ができるハーネス型衝撃防止服に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車等においては、衝突事
故時等の飛び出しを防止し身体全体をその衝撃から保護
するためのチャイルドシートが採用されている。このチ
ャイルドシートは「設置型チャイルドシート」と呼ばれ
るもので、背もたれ部と座部とを備え、幼児が腰掛けた
状態で身体を囲むように拘束する構造のものである。
【0003】しかし、このような構造のチャイルドシー
トでは、堅牢ではあるが嵩張る上、幼児が着座した状態
のまま拘束力が強く作用するために、身体の動きの自由
度が大きく低下する。また身体とチャイルドシートとの
間に空間が生じ、いわゆるフィット性に劣るために装着
感が極めて悪い。
【0004】このようなことから、設置型のチャイルド
シート以外のタイプのチャイルドシートが開発された。
これはいわゆるベスト状をした、布製のいわゆる「着衣
型チャイルドシート」と呼ばれるもので、あたかも幼児
服のように着用可能である。衣服のように着用するタイ
プであることから、従来の設置型チャイルドシートとは
全く構造が異なるものである。
【0005】このような着衣型チャイルドシートについ
ては、最近、種々のものが提案されてきており、本発明
者も、例えば特願平11ー133381号にあるような
「人体保護服」として既に特許出願も行っている。一般
に着衣型のチャイルドシートは、布体で身体の胴部を包
むようにして拘束するために、従来の設置型チャイルド
シートに比べて着用後は身体の動きの自由度が高いもの
となる。
【0006】しかし、着衣型のチャイルドシートも、特
に右前身頃と左前身頃とがファスナーにより閉じられた
状態では、身体の胴部前面の殆どを布部で拘束すること
になる。そして右前身頃や左前身頃に縫い付けられてい
る補強帯体により、前身頃全体の柔軟さがなくなり強く
胴部に当接して窮屈である。そのため幼児が好むソフト
な着用感(フィット感)もなく、夏季には暑苦しさもあ
る。また、補強帯体を有する前身頃で胴部前面を広く覆
う構造であるために、折り畳んだ後も、衣服の如くコン
パクトにならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点の解決を意図したものである。即ち、本発明の目的
は、コンパクトでフィット性及び快適性が良く且つより
身体の動きの自由度が保証されるハーネス型衝撃防止服
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明者等
は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、
従来の着衣型チャイルドシートの前身頃の広さを小さく
して身体の前面部接触面積を極力少なくすることにより
ハーネス状に近く形成することで、よりコンパクトでフ
ィット性及び快適性に富んだ着衣型チャイルドシートを
提供することができることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成させたものである。
【0009】即ち、本発明は、(1)、背面腰部から肩
部を介して胸面に垂下した左右一対の肩渡し帯と、背面
にて該肩渡し帯を左右に連結する背面上連絡帯及び背面
下連絡帯と、胸面にて肩渡し帯を左右に連結する胸面連
絡帯及び胸保護パット布と、胸面に垂下した肩渡し帯と
背面下連絡帯との間に取り付けられた左右一対の脚拘束
帯とを備えるハーネス型衝撃防止服に存する。
【0010】そして、(2)、胸面に垂下した左右一対
の肩渡し帯と胸面連絡帯と左右一対の脚拘束帯とは、リ
ング体を介して連結されているハーネス型衝撃防止服に
存する。
【0011】そしてまた、(3)、背面で左右一対の肩
渡し帯の間に背当て布が取り付けられているハーネス型
衝撃防止服に存する。
【0012】そしてまた、(4)、胸保護パット布は一
方の肩渡し帯に対して縫合固定され、他方の肩渡し帯に
対して脱離自在に取り付けられているハーネス型衝撃防
止服に存する。
【0013】そしてまた、(5)、左右一対の脚拘束帯
は、背面下連絡帯の延長端部の中を遊挿されているハー
ネス型衝撃防止服に存する。
【0014】そしてまた、(6)、背面下連絡帯に取り
付けられた第2連結金具に脚拘束帯の自由端に取り付け
られた第1連結金具が係合可能となっており、脚拘束帯
の長さが調整可能となっているハーネス型衝撃防止服に
存する。
【0015】そしてまた、(7)、胸面連絡帯が中央部
で分割されて第1連結金具と第2連結金具とにより分離
又は連結可能となっているハーネス型衝撃防止服に存す
る。
【0016】そしてまた、(8)、連結金具をカバー体
により覆うことが可能となっているハーネス型衝撃防止
服に存する。
【0017】そしてまた、(9)、左右一対の肩渡し帯
の肩部にシートベルトに対する位置決めベルトが取り付
けられているハーネス型衝撃防止服に存する。
【0018】そしてまた、(10)、左右一対の肩渡し
帯に肩渡しパット布が逢着されているハーネス型衝撃防
止服に存する。
【0019】そしてまた、(11)、左右一対の脚拘束
帯に脚パット布がスライド自在に取り付けられているハ
ーネス型衝撃防止服に存する。
【0020】そしてまた、(12)、各帯体には、その
中央線上に目印となる縫いラインが形成されているハー
ネス型衝撃防止服。
【0021】本発明は、その目的に沿ったものであれ
ば、上記1〜12の中から選ばれた2つ以上を組み合わ
せた構成も採用可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施の形態を挙げ
図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明のハ
ーネス型衝撃防止服の実施の形態を示す図であり、
(A)は正面図、また(B)は背面図である。図2は、
ハーネス型衝撃防止服の胸面連絡帯及び胸保護パット布
を外し前身頃を開いた状態を示す正面図である。本発明
のハーネス型衝撃防止服Aは、特に自動車等の移動体に
乗車している際、その衝突時等、人体が前方に飛び出さ
ないように保護するためのものであり、衝突時にも、後
倒れ現象やジャックナイフ現象が避けられて、極力、通
常時の着座姿勢が保たれるようになっている。
【0023】本発明の衝撃防止服は、前身頃と後身頃と
を有しており、それらの骨組が補強用の各帯でハーネス
状に形成され、さらに各帯に各布が縫着又は挿通される
ことによりハーネス型衝撃防止服Aとなっている(以下
身体に着用している状態で説明する)。詳しくは、本発
明のハーネス型衝撃防止服Aは、背面腰部から肩部を介
して胸面に垂下した(すなわち肩部を介して胸面と背面
に垂下した)左右一対の肩渡し帯1と、背面にて該肩渡
し帯1を左右に連結する背面上連絡帯2及び背面下連絡
帯3と、胸面にて肩渡し帯1を左右に連結する胸面連絡
帯5及び胸保護パット布6と、胸面に垂下した肩渡し帯
1と背面下連絡帯3との間に取り付けられた左右一対の
脚拘束帯7と、背面にて左右一対の肩渡し帯1の間に取
り付けられた背当て布4とを備えている。
【0024】ここに、左右一対の肩渡し帯1は、背面の
上部で背面上連絡帯2により、下部で背面下連絡帯3
(いわゆる「腰ベルト」ともいう)によりそれぞれ左右
に連結されており、言わば矩形状となって後身頃を形成
する。この場合、背面上連絡帯2は、左右一対の肩渡し
帯1の間に縫い付けによって取り付けられているが、こ
の背面上連絡帯2により少なくとも左右一対の肩渡し帯
1の肩部における間隔が規制される。そして、この背面
にて左右一対の肩渡し帯1の間に背当て布4が縫い付け
により取り付けられており、この背当て布4により少な
くとも後身頃としての保形性が保たれる。
【0025】一方、胸面においては、左右一対の肩渡し
帯1の間には、胸面連絡帯5が取り付けられている。こ
の胸面連絡帯5は、中央部で連結金具9により分離又は
連結可能となっている。図3は、胸面連絡帯の連結金具
を取り付ける手順を示す図であり、(A)は、係合前、
(B)は、係合時、(C)は、係合後、(D)は、カバ
ー体で連結金具を覆った後を、それぞれ示す。
【0026】胸面連絡帯5は、中央部で分割されてそれ
ぞれの自由端に連結金具9、すなわち、第1連結金具9
Aと第2連結金具9Bとが取り付けられており、これら
を係合することにより胸面連絡帯5は連結され、逆に係
合を外すことにより分離される〔図3(A),(B),
(C)参照〕。なお連結金具9は、その周囲をカバー体
5Aで覆っておくことによって、外れ防止及び身体に対
する衝撃防止の効果を発揮する〔図3(D)参照〕。
【0027】また、カバー体5Aの位置は正面から極め
て視認し易い部分であるために、カバー体5Aに例え
ば、緊急時の注意文等を付与することが好ましい。少な
くとも胸面において肩渡し帯1の裏側(すなわち身体に
接触する側)には、肩渡しパット布1Aが縫着されてい
る。そのため肩渡し帯1に衝撃が加わった場合、身体に
対する衝撃を極力緩和することができ、またフィット性
も良くなる。
【0028】また肩渡し帯1の肩部には位置決めベルト
10が縫い付けによって取り付けられている(図1参
照)。これは自動車用シートに着座しシートベルトをセ
ットした後、人が自由に移動しないようにするためであ
る。この位置決めベルト10は、図4に示すように、返
し止めと順止めの両方の止め方が可能となっており、返
し止め(C)は、順止め(B)に比べて外し易いことが
異なる。
【0029】胸面において胸面連絡帯5に対応する位置
にて、左右一対の肩渡し帯1の間に胸保護パット布6が
縫い付けによって取り付けられている。この胸保護パッ
ト布6は一方の肩渡し帯1に対して縫合固定され、他方
の肩渡し帯1に対して、例えば面ファスナ等により脱離
自在に取り付けられている。このように、胸面連絡帯5
と前面の左右一対の肩渡し帯1と胸保護パット布6とに
より前身頃が形成される。
【0030】ハーネス型衝撃防止服Aを着用する場合、
先ず、この胸保護パット布6により前身頃を閉じること
によって(すなわち他方の肩渡し帯1に胸保護パット布
6の自由端を留めることによって)、その後、胸面連絡
帯5の連結金具9を余裕を持って係合することができ
る。一方、ハーネス型衝撃防止服Aを脱ぐ場合は、その
逆を行えばよい。この時、胸保護パット布6により前身
頃は閉じた状態となっているため、胸面連絡帯5の連結
金具9の係合を外しても、いきなり前身頃が開口する危
険はない。
【0031】一方、胸面に垂下した左右一対の肩渡し帯
1と背面下連絡帯3(腰ベルト)との間にそれぞれ左右
一対の脚拘束帯7が取り付けられている。この脚拘束帯
7には、脚パット布7Aが取り付けられている。具体的
に言うと、脚パット布7Aには可撓性ガイド7Cが取り
付けられており、その可撓性ガイド7Cに脚拘束帯7を
通すことで脚パット布7Aがスライド自在となってい
る。そのため、脚パット布7Aの位置を自在にずらすこ
とができ、着用した後の脚部に対する脚パット布7Aの
当接位置を適宜選択できる。
【0032】またこの脚拘束帯7と背面下連絡帯3とは
連結金具9(第1連結金具9A及び第2連結金具9B)
により連結されている。すなわち、脚拘束帯7の自由端
には第1連結金具9Aが取り付けられており、これを背
面下連絡帯の延長端部3Aに取り付けられた第2連結金
具9Bに係合させることで、脚拘束帯7は、脚部を拘束
できるように輪状となる。なお、この連結金具9は、先
述した胸面連絡帯5の連結金具9と同じ構造のものであ
る。
【0033】しかしこの場合、脚拘束帯7を第1連結金
具9Aに対しスライドさせることにより、脚拘束帯7の
長さの調整が可能である。図5は、その脚拘束帯の長さ
調整を説明する図である。脚拘束帯7の自由端を引き込
んで第1連結金具9Aに対しスライドさせて短くし止め
輪9Cを使って自由端の金具近傍を押さえておく。な
お、自由端の先端は折り返されて厚肉部7Dとなってお
り、そのために第1連結金具9Aの抜け止めとなる。
【0034】さて、本発明のハーネス型衝撃防止服Aに
おいては、胸面連絡帯5と肩渡し帯1、肩渡し帯1と脚
拘束帯7とが、胸面にてリング体8を介して連結されて
いることが大きい特徴の一つである(図1の拡大部)。
すなわち、肩渡し帯1の端部がリング体8を通して折り
返され縫い付けられており、胸面連絡帯5、脚拘束帯7
も同様である。そのため、これら胸面連絡帯5、肩渡し
帯1、脚拘束帯7は、リング体8に沿って自由にスライ
ド又は回動することが可能である。また、身体が前方に
飛び出すような衝突時には、リング体8を介して胸面連
絡帯5、肩渡し帯1、及び脚拘束帯7にその衝撃力が分
散するため、身体への負担が軽減される。
【0035】前身頃においては、胸面連絡帯5、肩渡し
帯1、及び脚拘束帯7がこのように自由な動きができる
ために、ハーネス型衝撃防止服Aを着用した状態におい
ても身体の前面に動く余裕が生じて窮屈感が全くない。
そのため、幼児が好むソフトなフィット感及び快適感を
得ることができる。
【0036】ここで、このリング体8の裏側位置には先
述したような胸保護パット布6が配置されているために
リング体8が身体に直接強く圧接するようなことはな
い。また脚拘束帯7は背面下連絡帯の延長端部3Aの中
を遊挿しており、自由にスライドできる。そのため脚拘
束帯7を股下に通して脚部を拘束セットする場合等にお
いては、その操作が容易に行え、且つサイズ調整が極め
て簡単である。
【0037】ここで、前述した各「帯」、すなわち、肩
渡し帯1、背面上連絡帯2、背面下連絡帯3、胸面連絡
帯5、及び脚拘束帯7の材料としては、後述する運輸省
の定める年少者用補助乗車装置型式指定基準を満足する
ような強度及び性能を有するものを使うことが好まし
い。
【0038】ところで、上記各帯には、その中央線上に
縫いラインLが形成されている。これらの縫いラインL
は極力目立つように、帯が例えば黒ならば、赤や黄色等
の区別できる糸で縫い込まれている(図1及び図2参
照)。これは、製造工程或いは検査工程において、位置
決めの際の「目印」とするもので、これにより、例えば
帯間の距離が正確に視認できる。
【0039】また、前述した肩渡しパット布1A、胸保
護パット布6、及び脚パット布7Aの材料としては編地
が使用され、特にダブルラッセル編地が好ましい。この
ダブルラッセル編地は、メッシュ部分(多数の小穴を有
する部分)と、天笠部分と、それらの間のクッション部
分とを備える3層構造となっているため、メッシュ部分
が吸湿機能を、天笠部分が発汗機能を、またクッション
部分が衝撃吸収機能をそれぞれ発揮するために着用性が
非常に良い。また、前述した肩渡しパット布1A、胸保
護パット布6、及び脚パット布7Aの材料としては、上
記のダブルラッセル編地を2枚重ねたものが採用される
ことが好ましい。
【0040】本発明のハーネス型衝撃防止服Aは以上の
ような構造となっているために、着用する場合に簡単で
あり、特に幼児にとって極めて便利である。以下、ハー
ネス型衝撃防止服Aを着用する手順を示す。いま、ハー
ネス型衝撃防止服Aは前身頃が開口された状態にあると
する。 1.まず、肩渡し帯1により形成されたアームホールH
に腕を通す。 2.胸保護パット布6の自由端を、他方の肩渡し帯1に
取り付ける。 この場合の取り付けは面ファスナの固着力により行う。 3.その後、胸面連絡帯5の各連結金具9A,9Bを係
合して左右一対の肩渡し帯1を連結する。係合した後、
カバー体5Aを連結金具9に覆うようにセットする。 4.脚拘束帯7の自由端に取り付けられた第1連結金具
9Aを股下に通して幼児の脚部を包囲し背面下連絡帯3
の第2連結金具9Bに係合する。係合した後、脚拘束帯
7の長さを調整して適度な圧で脚部を拘束する。また、
カバー体7Bを各連結金具9A,9Bに覆うようにセッ
トする。このようにしてハーネス型衝撃防止服Aの着用
は完了する(図6参照)。
【0041】この後、自動車用シートに座り、その状態
で、後身頃(すなわち背面の肩渡し帯1、背当て布4、
背面上連絡帯2、及び背面下連絡帯3で構成する)と身
体の間の間隙にシートベルトを挿通させる。そして、位
置決めベルト10によりシートベルトを固定し、自動車
用シートに対する身体の固定は終了する(図7参照)。
なお、ハーネス型衝撃防止服Aを使用した後はコンパク
トに折り畳むことができる。
【0042】さて本発明のハーネス型衝撃防止服Aは、
たとえば、運輸省の定める年少者用補助乗車装置型式指
定基準の衝突事故時の安全性を保証する指数である、頭
部重心位置の移動量L1を下記の範囲とすることが好ま
しい。1)頭部重心位置の移動量L1≦550〜600
mm(試験方法によって設定が異なる)
【0043】この年少者用補助乗車装置型式指定基準
は、ハーネス型衝撃防止服Aを着用したダミー人形をシ
ートベルトにより試験用シートに着座固定させ、静止状
態にある時から、座席を時速50kmの速さで後方へ打
ち出し(すなわち、時速50kmで衝突した状態を再現
する)、その時の、上記L1を計測するものである(詳
しくは運輸省の定める年少者用補助乗車装置型式指定基
準参照のこと)。頭部重心位置の移動量L1を上記のよ
うな範囲に抑えるように補強することで安定した着座姿
勢が保証される。従って、ハーネス型衝撃防止服Aを使
用した場合、衝突時の身体への負担が大きく軽減するの
である。
【0044】以上、本発明を説明してきたが、本発明
は、実施の形態に限定されるものではなく、その本質か
ら逸脱しない範囲で他の種々な変形例が可能である。各
パット布の取り付け位置は自由に可能である。また、リ
ング体にワンポイントマークとしてワッペン等を取り付
けることにより商品価値を上げることができる。また、
実施の形態としてはベスト型で示したが、袖を有する上
衣型のものでもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明のハーネス型衝撃防止服は、前身
頃の部分の実質的な面積が小さいのでコンパクトとな
る。従って、不使用時は衣服の如く小さく折り畳んで収
納しておくことができる。また、前身頃のリング体によ
り、胸面連絡帯、肩渡し帯、脚拘束帯とが連結されてい
るために身体の動きに前身頃が自由に追従できフィット
性及び快適性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明における実施の形態のハーネス
型衝撃防止服を示す図であり(A)は正面図、(B)は
背面図である。
【図2】図2は、本発明における図1のハーネス型衝撃
防止服の胸面連絡帯及び胸保護パット布を外し前身頃を
開いた状態を示す正面図である
【図3】図3は、本発明におけるハーネス型衝撃防止服
の胸面連絡帯に備わった連結金具を示した図である。
【図4】図4は、本発明におけるハーネス型衝撃防止服
の位置決めベルトを示した図である。
【図5】図5は、本発明におけるハーネス型衝撃防止服
の脚拘束帯の長さ調整を説明する図である。
【図6】図6は、本発明におけるハーネス型衝撃防止服
を着用した状態の正面図である。
【図7】図7は、本発明におけるハーネス型衝撃防止服
にシートベルトを通した状態を示す背面図である。
【符号の説明】
1…肩渡し帯 1A…肩渡しパット布 2…背面上連絡帯 3…背面下連絡帯 3A…延長端部 4…背当て布 5…胸面連絡帯 5A…カバー体 6…胸保護パット布 7…脚拘束帯 7A…脚パット布 7B…カバー体 7C…可撓性ガイド 7D…厚肉部 8…リング体 9…連結金具 9A…第1連結金具 9B…第2連結金具 9C…止め輪 10…位置決めベルト A…ハーネス型衝撃防止服 L…縫いライン H…アームホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B60N 2/28 B60N 2/28 (72)発明者 酒匂 健一 東京都品川区荏原2−4−46 藤倉航装株 式会社内 Fターム(参考) 3B011 AB00 AC04 AC22 3B035 AA02 AA03 AA05 AA07 AA21 AA22 AB07 AB12 AB14 AB18 AC15 AC21 AC22 AC24 AD03 3B087 CD04 CE06 3B088 CA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面腰部から肩部を介して胸面に垂下し
    た左右一対の肩渡し帯と、背面にて該肩渡し帯を左右に
    連結する背面上連絡帯及び背面下連絡帯と、胸面にて肩
    渡し帯を左右に連結する胸面連絡帯及び胸保護パット布
    と、胸面に垂下した肩渡し帯と背面下連絡帯との間に取
    り付けられた左右一対の脚拘束帯とを備えることを特徴
    とするハーネス型衝撃防止服。
  2. 【請求項2】 胸面に垂下した左右一対の肩渡し帯と胸
    面連絡帯と左右一対の脚拘束帯とは、リング体を介して
    連結されていることを特徴とする請求項1記載のハーネ
    ス型衝撃防止服。
  3. 【請求項3】 背面で左右一対の肩渡し帯の間に背当て
    布が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
    のハーネス型衝撃防止服。
  4. 【請求項4】 胸保護パット布は一方の肩渡し帯に対し
    て縫合固定され、他方の肩渡し帯に対して脱離自在に取
    り付けられていることを特徴とする請求項1記載のハー
    ネス型衝撃防止服。
  5. 【請求項5】 左右一対の脚拘束帯は、背面下連絡帯の
    延長端部の中を遊挿されていることを特徴とする請求項
    1記載のハーネス型衝撃防止服。
  6. 【請求項6】 背面下連絡帯に取り付けられた第2連結
    金具に脚拘束帯の自由端に取り付けられた第1連結金具
    が係合可能となっており、脚拘束帯の長さが調整可能と
    なっていることを特徴とする請求項1記載のハーネス型
    衝撃防止服。
  7. 【請求項7】 胸面連絡帯が中央部で分割されて第1連
    結金具と第2連結金具とにより分離又は連結可能となっ
    ていることを特徴とする請求項1記載のハーネス型衝撃
    防止服。
  8. 【請求項8】 連結金具をカバー体により覆うことが可
    能となっていることを特徴とする請求項7記載のハーネ
    ス型衝撃防止服。
  9. 【請求項9】 左右一対の肩渡し帯の肩部にシートベル
    トに対する位置決めベルトが取り付けられていることを
    特徴とする請求項1記載のハーネス型衝撃防止服。
  10. 【請求項10】 左右一対の肩渡し帯に肩渡しパット布
    が逢着されていることを特徴とする請求項1記載のハー
    ネス型衝撃防止服。
  11. 【請求項11】 左右一対の脚拘束帯に脚パット布がス
    ライド自在に取り付けられていることを特徴とする請求
    項1記載のハーネス型衝撃防止服。
  12. 【請求項12】 各帯体には、その中央線上に目印とな
    る縫いラインが形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のハーネス型衝撃防止服。
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