JP2002145822A - フッ素含有ベンズアルデヒドの製造方法 - Google Patents

フッ素含有ベンズアルデヒドの製造方法

Info

Publication number
JP2002145822A
JP2002145822A JP2001286553A JP2001286553A JP2002145822A JP 2002145822 A JP2002145822 A JP 2002145822A JP 2001286553 A JP2001286553 A JP 2001286553A JP 2001286553 A JP2001286553 A JP 2001286553A JP 2002145822 A JP2002145822 A JP 2002145822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorine
catalyst
hydrogen
reaction
chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001286553A
Other languages
English (en)
Inventor
Kathe Baumann
ケーテ・バウマン
Albrecht Marhold
アルブレヒト・マルホルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JP2002145822A publication Critical patent/JP2002145822A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/41Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by hydrogenolysis or reduction of carboxylic groups or functional derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高い空時収率で有毒廃棄物の発生なしにフッ
素含有ベンズアルデヒドを製造する方法の提供。 【解決手段】 対応する芳香族酸塩化物をパラジウム触
媒及び触媒調節剤の存在下に水素と反応させる一般式I
のフッ素含有ベンズアルデヒドの製造方法。具体例とし
て3−ブロモ−4−トリフルオロメトキシベンゾイルク
ロライドから3−ブロモ−4−トリフルオロメトキシベ
ンズアルデヒドを得る方法がある。 (nは1又は2を、R〜Rは独立して水素、フッ
素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、C〜C
フルオロアルキル、C〜C−フルオロアルコキシ又
はC〜C−フルオロアルキルチオを表し、R〜R
の一つ以上はフッ素又はフッ素含有基であり、R
の二つ以上は臭素、C〜C−フルオロアルコキ
シ及び/又はC〜C−フルオロアルキルチオではな
い。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はフッ素−含有ベンズアルデヒドの
対応する芳香族酸塩化物の還元による製造方法に関す
る。
【0002】フッ素化ベンズアルデヒドは医薬部門にお
ける活性化合物のための構成単位として重要である。そ
れらはまた還元することにより医薬部門において活性化
合物のために同様に幅広い範囲の用途を有するベンジル
アルコールに転化することができる。
【0003】フッ素−含有ベンズアルデヒドの製造方法
は知られている。かくしてフッ素化ベンゾイルクロライ
ドを、溶媒としてスルホラン中でローゼンムンド反応
(Rosenmund reaction)(Org.
React. 第4巻、362頁参照)により対応する
ベンズアルデヒドに還元される(欧州特許出願(EP−
A)第171065号)。この方法により高い収率が得
られるがしかし溶媒を使用することによりこの方法は低
い空時収率及び高い材料コストという欠点を有する。さ
ら3,5−ビス−(トリフルオロメチル)−ベンゾイル
クロライドの場合特にベンゾイルクロライドの対応する
ベンゼンへの過水素化(overhydrogenat
ion)の増加が観察される。
【0004】3,5−ビス−(トリフルオロメチル)−
ベンズアルデヒドの製造の場合特に多くの製造方法が知
られているがしかしそれらのすべてが比較的大規模な製
造に適してはいない。かくして対応するブロモベンゼン
をブチルリチウム及びN,N−ジメチルホルムアミドと
反応させていた(J. Med. Chem. 16,
1399(1973)及びChem. Ber. 1
29,233(1966))。発火性の有機リチウム化
合物を取り扱うことから、この方法は殊に高い安全性に
関する要求が存する。
【0005】対応するブロモベンゼンとマグネシウムと
トリエチルオルトホルメートのグリニヤール反応(Eu
r. J. Med. Chem. Chim.The
r.14,411(1979))の場合も同様で、有機
マグネシウム化合物の取扱に同様の高度の安全に対する
要求が存在する。
【0006】工業的に入手が困難な3,5−ビス−(ト
リフルオロメチル)−ベンジルアルコールもまたピリジ
ニウムジクロメートを用いてそこそこの収率で酸化され
る(J.Amer.Chem. Soc. 107,
2442(1985))。これは有毒なクロム−含有廃
棄物が生成し、コストのかかる廃棄処分が必要である。
【0007】塩化錫(II)/塩化水素ガスを使用した対
応するニトリルのステファン還元(J. Chem.
Soc. Perkin Trans. 2,198
7,639)では化学量論量の有毒な錫塩が廃棄生成物
として発生する。
【0008】ベンゾイルクロライドのジグリム(dig
lyme)中のトリ−t−ブトキシ−リチウムアルミニ
ウムハイドライドを使用した還元もまた記述されている
(J. Med. Chem. 15,775(197
2))。我々の経験ではアルミニウムハイドライドがト
リフルオロメチル基に作用する。さらなる不利益は廃棄
が必要とされる化学量論量のアルミニウム塩の生成にあ
る。
【0009】我々はついに下記式
【0010】
【化3】
【0011】式中、nは1又は2を表し、R1、R2及び
3はそれぞれ互いに独立して水素、フッ素、塩素、臭
素、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−フルオロアルキ
ル、C1〜C6−フルオロアルコキシ又はC1〜C6−フル
オロアルキルチオを表し、ここで基R1〜R3の少なくと
も一つはフッ素又はフッ素含有基を表しそして基R1
3の二つより多くは臭素、C1〜C6−フルオロアルコ
キシ及び/又はC1〜C6−フルオロアルキルチオを表わ
さない、のフッ素含有ベンズアルデヒドの製造方法であ
って、下記式
【0012】
【化4】
【0013】式中、使用される記号は式(I)で定義さ
れた通りである、の芳香族酸塩化物を担持パラジウム触
媒及び触媒調節剤の存在下に水素と反応させることを特
徴とする方法を見いだした。
【0014】もし基R1〜R3がC1〜C6−フルオロアル
キル、C1〜C6−フルオロアルコキシ又はC1〜C6−フ
ルオロアルキルチオであるならば、それらは1フッ素
化、多フッ素化、又はペルフッ素化(perfluor
inated)C1〜C6−アルキル−、C1〜C6−アル
コキシ−又はC1〜C6−フルオロアルキルチオ基である
ことができる。
【0015】基R1〜R3は好ましくはそれぞれ互いに独
立してH、F、Cl、Br、CH3、C25、CF3、C
2CH3、C25、OCF3又はSCF3であり、ここで
基R1〜R4の少なくとも一つはF、CF3、CF2
3、C25、OCF3又はSCF3を表しそして基R1
4の1つより多くは臭素、OCF3又はSCF3を表わ
さない。
【0016】もし基R1〜R3が水素ではなくそしてCO
Cl基が一つのみ存在するならば、それは好ましくはC
OCl基に対して3、4及び5の位置に存在する。
【0017】本発明の方法及び対応するフッ素含有ベン
ズアルデヒドの製造においてモノ−、ジ−及びトリフル
オロベンゾイルクロライド、モノ−及びビス−トリフル
オロメチルベンゾイルクロライド、モノトリフルオロメ
トキシベンゾイルクロライド並びにモノクロロ−及びモ
ノブロモトリフルオロメチルベンゾイルクロライドの使
用が殊に好ましい。
【0018】水素は例えば0.5乃至3バールの範囲の
圧力で用いることができる。大気圧で用いることが好ま
しい。水素は反応混合物中を例えばチューブ又はフリッ
トを用いて通過させることができる。水素をまた混合物
上のスペースに通過させることができる。水素は好まし
くは反応混合物中を通過する。
【0019】担持パラジウム触媒のための好適な担体材
料は例えばカーボン、酸化アルミニウム、シリケート、
シリカ及び硫酸バリウムである。カーボン及び硫酸バリ
ウムが好適である。担持パラジウム触媒は例えば1乃至
10重量%のパラジウムを含有することができる。担持
パラジウム触媒の使用される芳香族酸塩化物に対する重
量比は例えば1:2乃至1:1000である。それは好
ましくは1:5乃至1:500である。
【0020】好適な触媒調節剤は例えば有機硫黄化合物
である。好ましくはチオフェノール、チオアンソール、
チオ尿素、スルホラン及びキノリン−硫黄錯体(complex
es)である。特に好ましくは例えばオルグ・リアクショ
ンズ(Org.Reactions)第4巻362に記
載されるキノリン−硫黄錯体であるか又は本明細書の実
施例1に記載されるとおりに得ることができるもの又は
それらと類似する方法により得ることができるものであ
る。
【0021】触媒調節剤の担持パラジウム触媒に対する
重量比は例えば1:1〜1500であることができる。
それは好ましくは1:10乃至1:200である。
【0022】触媒調節剤は例えば芳香族酸塩化物と触媒
と共に最初に充填することができる。また担持パラジウ
ム触媒を必要により助剤の存在下にまず触媒調節剤と接
触させ、そして触媒/調節剤の組合せを次に本発明の方
法において使用することも可能である。
【0023】反応が完了した後触媒を例えば濾過により
分離しそして次の反応に再使用することができる。この
再利用は5回又はそれ以上繰り返すことができる。再利
用触媒は一般に触媒調節剤をさらに添加することなく使
用することできる。
【0024】助剤は例えば少量の芳香族炭化水素、ハロ
ゲン化炭化水素、ハロゲノ芳香族、非プロトン性アミ
ド、非環式又は環式エーテル又はスルホンである。本発
明の目的において「少量」という用語は例えば使用され
る芳香族酸塩化物100g当り2.5mlまでの量であ
る。この量は好ましくは使用される芳香族酸塩化物10
0g当り0.02乃至0.5mlである。
【0025】助剤は担持パラジウム触媒と触媒調節剤と
の間の接触を改善するばかりでなく、例えば芳香族酸塩
化物の添加前に触媒調節剤をすでに含有する担持パラジ
ウム触媒のスラリー化に役立つことができる。
【0026】本発明の反応は出発材料が液体である温
度、例えば20乃至200℃の範囲の温度で行われる。
もし出発材料が20℃以上の融点を有する場合、出発材
料の融点が可能な最低の反応温度である。もし出発材料
が大気圧下で200℃より低い温度で沸騰するならば出
発材料が液体状態を保持するように反応を過圧(sup
eratmospheric pressure)下で
行うことができる。本発明の反応を個々の生成物が液体
である温度及び圧力で行うことも又有利である。一般に
本発明の反応は70乃至130℃の温度範囲で大気圧で
行うことができる。特に好ましい反応温度は80乃至1
20℃の範囲である。
【0027】本発明の反応は例えばまず芳香族酸塩化
物、触媒調節剤を含有する担持パラジウム触媒及び必要
により少量の助剤を充填しそして水素を導入しながら反
応条件を設定することにより行うことができる。芳香族
酸塩化物、担持パラジウム触媒、触媒調節剤及び必要に
より少量の助剤をまず充填しそして水素を導入しながら
反応条件を設定することも可能である。
【0028】反応から発生する排出ガスが酸反応を示さ
なくなるとき反応が完了する。必要により冷却及び減圧
後反応混合物の処理(work−up)は様々な方法、
例えば反応混合物から直接調製された弗素含有ベンズア
ルデヒドを必要により減圧下に蒸留することにより行う
ことができる。
【0029】まず例えば濾過により触媒を分離し、そし
て生成物を次に濾液から必要により減圧下に蒸留するこ
とにより単離することも可能である。この場合、少量の
過水素化生成物(overhydrogenated
product)(=ベンゼン誘導体)及び/又は少量
の使用されたいずれかの助剤が最初の留分として得るこ
とがあるかもしれない。
【0030】触媒を分離した後得られる粗生成物をしば
しばそのままさらに例えば還元によりフッ素化ベンジル
アルコールの製造のために使用することができる。
【0031】本発明の方法により式(I)のフッ素化ベ
ンズアルデヒドをより高い空時収率で、溶媒を使用せず
そしてこれまでの方法よりもベンゼン段階への過水素化
が少なく、有毒廃棄物が発生せずそして特別な安全方法
を講じることなく製造することが可能となる。
【0032】
【実施例】実施例1 60gの新たに蒸留されたキノリン及び10gの硫黄を
5時間撹拌しながら還流した。冷却された混合物を70
0mlのトルエンを用いて希釈した。これにより1ml
当り100mgの錯体を含有するキノリン−硫黄錯体溶
液が得られた。
【0033】硫酸バリウム上に担持された2.5gの5
%パラジウム、0.25mlの錯体溶液及び250gの
3,5−ビス−(トリフルオロメチル)−ベンゾイルク
ロライドを反応容器中に水を排除して室温で導入した。
水素ガスの穏やかな流れを次に大気圧で混合物中に通過
させた。混合物を続いて100〜110℃に加熱しそし
て水素を連続して大気圧下に導入した。酸性の排出ガス
の発生が止んだ後(12時間)、混合物を冷却し、触媒
を濾過により分離しそして濾液を27ミリバールで蒸留
した。沸点79℃の収量190.0gの3,5−ビス−
(トリフルオロメチル)−ベンズアルデヒドが得られ
た。これは理論量の86%の収率に相当する。少量のト
ルエンと3,5−ビス−(トリフルオロメチル)−ベン
ゼンの混合物が最初の留分として得られた。 実施例2 硫酸バリウム上に担持された1gの5%パラジウム(実
施例1からの回収物)及び100gの4−トリフルオロ
メチルベンゾイルクロライドを反応容器中に水を排除し
て室温で導入した。水素ガスの穏やかな流れを次に大気
圧で導入した。混合物を続いて100〜110℃に加熱
しそして水素を連続して大気圧下に導入した。酸性の排
出ガスの発生が止んだ後(6.5時間)、混合物を室温
に冷却し、触媒を濾過により分離しそして濾液を33ミ
リバールで蒸留した。沸点82〜86℃を有する4−ト
リフルオロメチルベンズアルデヒドが45.9gの収量
で得られた。これは理論量の54%の収率に相当する。 実施例3 硫酸バリウム上に担持された0.5gの5%パラジウム
(実施例1からの回収物)及び48gの3−ブロモ−4
−トリフルオロメトキシベンゾイルクロライドを反応容
器中に水を排除して室温で導入した。水素ガスの穏やか
な流れを次に大気圧で導入した。混合物を続いて100
〜110℃に加熱しそして水素を連続して大気圧下に導
入した。酸性の排出ガスの発生が止んだ後(11時
間)、混合物を室温に冷却し、触媒を濾過により分離し
そして濾液を25ミリバールで蒸留した。沸点112℃
を有する3−ブロモ−4−トリフルオロメトキシベンズ
アルデヒドが31.3gの収量で得られた。これは理論
量の74%の収率に相当する。 実施例4 硫酸バリウム上に担持された0.5gの5%パラジウム
(実施例1からの回収物)及び50gの3−フルオロベ
ンゾイルクロライドを反応容器中に水を排除して室温で
導入した。水素ガスの穏やかな流れを次に大気圧で混合
物中に通過させた。混合物を続いて80〜90℃に加熱
しそして水素を連続して大気圧下に導入した。酸性の排
出ガスの発生が止んだ後(9.5時間)、混合物を冷却
し、触媒を濾過により分離しそして濾液を28ミリバー
ルで蒸留した。沸点73℃を有する3−フルオロベンズ
アルデヒドが23.0gの収量で得られた。これは理論
量の57%の収率に相当する。 実施例5(本発明に従うものではない) 37gの3,5−ビス−(トリフルオロメチル)−ベン
ズアルデヒド及び4gのラネーニッケルを150mlの
トルエンともに室温で反応容器中に導入した。容器を3
0バールの水素ガスを用いて加圧しそして混合物を撹拌
しながら50℃で7.5時間水素化した。混合物を続い
て室温に冷却し圧抜きしそして触媒を濾過して分離し
た。濾液を蒸発させそしてこの方法で得られた粗生成物
を17ミリバールで蒸留した。沸点97℃の3,5−ビ
ス−(トリフルオロメチル)−ベンジルアルコールが収
量31.5g及び純度97.7%で得られた。これは理
論量の82.5%の収率に相当する。
【0034】本発明の主な構成と態様は以下の通りであ
る。
【0035】1.下記式
【0036】
【化5】
【0037】式中、nは1又は2を表し、R1、R2及び
3はそれぞれ互いに独立して水素、フッ素、塩素、臭
素、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−フルオロアルキ
ル、C1〜C6−フルオロアルコキシ又はC1〜C6−フル
オロアルキルチオを表し、ここで基R1〜R3の少なくと
も一つはフッ素又はフッ素含有基でありそして基R1
3の二つより多くは臭素、C1〜C6−フルオロアルコ
キシ及び/又はC1〜C6−フルオロアルキルチオを表わ
さない、のフッ素含有ベンズアルデヒドの製造方法であ
って、下記式
【0038】
【化6】
【0039】式中、使用される記号は式(I)で定義さ
れた通りである、の芳香族酸塩化物を担持パラジウム触
媒及び触媒調節剤の存在下に水素と反応させることを特
徴とする方法。
【0040】2.それぞれ式(I)及び(II)において
基R1〜R3はそれぞれ互いに独立してH、F、Cl、B
r、CH3、C25、CF3、CF2CH3、C25、OC
3又はSCF3であり、ここで基R1〜R3の少なくとも
一つはF、CF3、CF2CH3、C25、OCF3又はS
CF3を表しそして基R1〜R3の1つより多くは臭素を
表わさないことを特徴とする上記記載の方法。
【0041】3.水素が0.5〜3バールの範囲の圧力
でそして20〜200℃の反応温度で用いられることを
特徴とする上記1又は上記2記載の方法。
【0042】4.担持パラジウム触媒が担体材料として
カーボン、酸化アルミニウム、シリケート、シリカ又は
硫酸バリウム、及び1乃至10重量%のパラジウムを含
んでなることを特徴とする上記1乃至上記3記載の方
法。
【0043】5.担持パラジウム触媒の使用される芳香
族酸塩化物に対する重量比が1:2乃至1:1000で
あることを特徴とする上記1乃至上記4記載の方法。
【0044】6.使用される触媒調節剤が有機硫黄化合
物を含んでなることを特徴とする上記1乃至上記5記載
の方法。
【0045】7.触媒調節剤の担持パラジウム触媒に対
する重量比が1:1〜1:500であることを特徴とす
る上記1乃至上記6記載の方法。
【0046】8.触媒が反応の完了後に分離されそして
さらに触媒調節剤を添加することなしに再使用されるこ
とを特徴とする上記1乃至上記6記載の方法。
【0047】9.助剤として芳香族炭化水素、ハロゲン
化炭化水素、ハロゲノ芳香族、非プロトン性アミド、非
環式又は環式エーテル又はスルホンが、使用される芳香
族酸塩化物100g当り2.5mlまでの量で使用され
ることを特徴とする上記1乃至上記7記載の方法。
【0048】10.製造されたフッ素含有ベンズアルデ
ヒドを反応完了後、必要により触媒から分離した後に、
必要により減圧下に蒸留することにより単離することを
特徴とする上記1乃至上記9記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591063187 Bayerwrk,Leverkuse n,BRD Fターム(参考) 4H006 AA02 AC45 BA25 BA51 BA52 BA81 BE20 4H039 CA62 CE40 CG20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式 【化1】 式中、 nは1又は2を表し、 R1、R2及びR3はそれぞれ互いに独立して水素、フッ
    素、塩素、臭素、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−フル
    オロアルキル、C1〜C6−フルオロアルコキシ又はC1
    〜C6−フルオロアルキルチオを表し、 ここで基R1〜R3の少なくとも一つはフッ素又はフッ素
    含有基を表しそして基R1〜R3の二つより多くは臭素、
    1〜C6−フルオロアルコキシ及び/又はC1〜C6−フ
    ルオロアルキルチオを表わさない、のフッ素含有ベンズ
    アルデヒドの製造方法であって、下記式 【化2】 式中、使用される記号は式(I)で定義された通りであ
    る、の芳香族酸塩化物を担持パラジウム触媒及び触媒調
    節剤の存在下に水素と反応させることを特徴とする方
    法。
JP2001286553A 2000-09-25 2001-09-20 フッ素含有ベンズアルデヒドの製造方法 Withdrawn JP2002145822A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10047293A DE10047293A1 (de) 2000-09-25 2000-09-25 Verfahren zur Herstellung von Fluor enthaltenden Benzaldehyden
DE10047293.1 2000-09-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002145822A true JP2002145822A (ja) 2002-05-22

Family

ID=7657439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001286553A Withdrawn JP2002145822A (ja) 2000-09-25 2001-09-20 フッ素含有ベンズアルデヒドの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6596906B2 (ja)
EP (1) EP1191012B1 (ja)
JP (1) JP2002145822A (ja)
DE (2) DE10047293A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184976A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Central Glass Co Ltd 1−ブロモ−3−フルオロ−5−ジフルオロメチルベンゼンの製造方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006015317A2 (en) 2004-07-30 2006-02-09 Acrymed, Inc. Antimicrobial devices and compositions
US8525131B2 (en) 2009-11-25 2013-09-03 The Regents Of The University Of Michigan Phosphorescent organic compounds
WO2012061831A1 (en) 2010-11-05 2012-05-10 Salutaris Llp Ergonomic protective air filtration devices and methods for manufacturing the same
US20140228579A1 (en) * 2013-02-14 2014-08-14 Brock Unviersity Method for the catalytic reduction of acid chlorides and imidoyl chlorides
CN114195635A (zh) * 2021-11-30 2022-03-18 江西永通科技股份有限公司 一种邻三氟甲基苯甲酰氯的合成方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3129273A1 (de) 1981-07-24 1983-02-10 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von aldehyden
EP0071065A1 (de) * 1981-07-24 1983-02-09 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von durch Fluor substituierten Carbonsäurechloriden und Aldehyden

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184976A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Central Glass Co Ltd 1−ブロモ−3−フルオロ−5−ジフルオロメチルベンゼンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1191012B1 (de) 2007-01-17
DE50111886D1 (de) 2007-03-08
US6596906B2 (en) 2003-07-22
US20020038055A1 (en) 2002-03-28
EP1191012A1 (de) 2002-03-27
DE10047293A1 (de) 2002-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5097392B2 (ja) フルオロハロゲンエーテルの製造方法
US7795477B2 (en) Process for preparing fluorohalogenethers
JP4934940B2 (ja) 含フッ素エステル化合物の製造方法
JP4905214B2 (ja) 含フッ素スルホニルフルオリド化合物の製造方法
JP2002145822A (ja) フッ素含有ベンズアルデヒドの製造方法
US6198011B1 (en) Solvents for use in fluorination reactions
JP2001139509A (ja) 熱分解反応による不飽和化合物の製造方法
KR20030038667A (ko) 불소 함유 아실플루오라이드의 제조방법 및 불소 함유비닐에테르의 제조방법
US7615669B2 (en) Process for producing fluoro-compounds
JP2000086553A (ja) フッ素化ベンジルアルコ―ルおよびベンズアルデヒドの製造法
US20030125583A1 (en) Process for preparing fluorine-containing benzaldehydes
JPS5913749A (ja) 4−トリフルオロメチル−4′−ニトロジフエニルエ−テル類の製造法
JP4956856B2 (ja) フルオリド化合物の製造方法
EP1462435B1 (en) Process for producing diene compound
WO2002026693A1 (fr) Procede de preparation d'un compose fluoroamine
JPWO2002026682A1 (ja) 含フッ素ビニルエーテル化合物の製造方法
WO2005042456A1 (ja) 含フッ素エーテル化合物
Okazoe et al. Synthesis of perfluorinated ketones by utilizing liquid-phase direct fluorination
WO2004005225A1 (ja) 含フッ素アルキルハロゲン化物の製造方法
JPH09136882A (ja) ヘキサフルオロプロピレンとヘキサフルオロプロピレンオキシドの分離方法
JPS6236336A (ja) ベンゾトリフルオライド誘導体の製法
JP2000351751A (ja) 含フッ素エステル及びそれを用いたペルフルオロプロピオン酸ハライドの製造方法
JPH0327338A (ja) ビス(2―ヒドロキシヘキサフルオロ―2―プロピル)ベンゼン誘導体の製造方法
JP2006257006A (ja) 含フッ素アルキル基を有するアレンの製造方法
JPS5943934B2 (ja) ナフタレン誘導体側鎖モノ塩素化物の分離精製法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070814

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080202

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080905

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100203