JP2002145690A - 融雪肥料 - Google Patents

融雪肥料

Info

Publication number
JP2002145690A
JP2002145690A JP2000336889A JP2000336889A JP2002145690A JP 2002145690 A JP2002145690 A JP 2002145690A JP 2000336889 A JP2000336889 A JP 2000336889A JP 2000336889 A JP2000336889 A JP 2000336889A JP 2002145690 A JP2002145690 A JP 2002145690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
snow
snowmelt
snow melting
melting agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000336889A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobukazu Kudo
遵一 工藤
Akihiro Mori
明弘 森
Masayuki Hanazaki
雅行 花崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUI TOUATSU HIRYO KK
Original Assignee
MITSUI TOUATSU HIRYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUI TOUATSU HIRYO KK filed Critical MITSUI TOUATSU HIRYO KK
Priority to JP2000336889A priority Critical patent/JP2002145690A/ja
Publication of JP2002145690A publication Critical patent/JP2002145690A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 融雪剤の飛散を実質上ほとんどなくし、
坪当たりの融雪剤の散布量を増やすことなく、さらに融
雪後のぬかるんだ圃場に入ることなく追肥しうる融雪肥
料を提供する。 【解決手段】 肥料成分、多孔質物質及び融雪剤を含
有してなる融雪肥料とし、好ましくは、肥料成分及び多
孔質物質を含有する粒状物又は造粒物に融雪剤をコーテ
ィングして融雪肥料とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融雪剤としての機
能を有する融雪肥料に関する。
【0002】
【従来の技術】秋播型品種である麦類や菜種のごとき冬
作物では、生育の一定期間冬の低温にさらされることに
よって、はじめて花芽形成能力を生じ、その後春の長日
と温度の上昇により、花芽が分化・発達し、出穂・開花
する性質がある。
【0003】例えば一般に、小麦は晩秋に播種し、幼芽
で越冬せしめ、初夏に収穫するのが通常の作型である。
しかして、麦が正常な生育を行うためには、窒素、リン
酸、カリなど各要素のバランスをとって適期に供給する
ことが大切であり、特に、越冬後新葉が伸び始める3月
から4月に行われる追肥は、穂数を増加し、しかも1穂
当たりの粒数を著しく増加させるため、極めて重要な作
業である。このため、北海道等の積雪地帯では、かかる
追肥を雪解けと同時に行うことが励行されている。しか
しながら、現実には、施肥機を広大な圃場に乗り入れて
機械的に追肥を行おうとするも、大量の積雪が溶解した
雪解け直後の圃場は、当該大量の水を吸収して、全面が
軟弱なぬかるみ状となっており、重量のある施肥機は、
車輪等が当該ぬかるみ内にめり込んでしまい、とてもス
ムースに運行できるような状態ではなく、効率の良い施
肥が出来ないという大きな悩みがあった。
【0004】一方、積雪の大きい地帯では、小麦の収量
を上げるために、出来るだけ、圃場の融雪を早める必要
があった。この融雪を早めるために、融雪剤を雪上に散
布することが行われており、農業用には、作物に害を及
ぼさない、カーボンブラック等の融雪剤が広く利用され
ている。これらの融雪剤は、融雪剤の重量当たりの融雪
効率を上げるために、より微粉状で散布されることが好
ましいが、微粉状にすると、散布時に、少しの風によっ
ても飛散してしまう問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発明者らはこれらの問
題点を解決すべく、鋭意検討した結果、肥料成分と融雪
剤を特定の条件で複合化することにより、融雪剤の飛散
を実質上ほとんどなくし、しかも、坪当たりの融雪剤の
散布量を増やすことなく、その上、融雪後のぬかるんだ
圃場に入ることなく追肥しうることを見いだした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、請求項
に記載されている以下の発明が提供される。
【0007】請求項1に記載される融雪肥料は、肥料成
分、多孔質物質及び融雪剤を含有してなる融雪肥料であ
る。
【0008】請求項2に記載される融雪肥料は、ここ
で、肥料成分及び多孔質物質を含有する粒状物又は造粒
物に融雪剤をコーティングしてなる融雪肥料である。
【0009】請求項3に記載の融雪肥料は、ここで、肥
料成分、多孔質物質及び融雪剤を含有する混合物を造粒
してなる融雪肥料である。
【0010】請求項4に記載の融雪肥料は、ここで、前
記多孔質物質がゼオライト、泥炭、バーク堆肥、木炭、
バーミキュライト、ベントナイト、パーライト、パルプ
スラッジ灰、活性灰類及び珪藻土焼成粒からなる群より
選択される少なくとも一種である融雪肥料である。
【0011】請求項5に記載の融雪肥料は、ここで、前
記融雪剤がカーボンブラック、フライアッシュ、腐植、
黒色酸化鉄及びベンガラからなる群より選択される少な
くとも一種である融雪肥料である。
【0012】請求項6に記載の融雪肥料は、ここで、前
記肥料成分が尿素、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム及びリン酸アンモニウムからなる
群から選択される少なくとも一種である融雪肥料であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0014】本発明の融雪肥料の肥料成分は、基本的
に、例えば麦等に対し3月から4月ごろにかけて行う追
肥の成分となるものであり、通常主成分として肥料三要
素(N、P、K)のうち、少なくとも窒素成分を含むも
のである。例えば、尿素、硫酸アンモニウム、塩化アン
モニウム、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝
酸ソーダ、硝酸石灰、アセトアルデヒド縮合尿素、イソ
ブチルアルデヒド縮合尿素、硫酸グアニル尿素、オキサ
ミド、石灰窒素等の窒素質肥料が使用される。このう
ち、特に即効性の点から、尿素、硫酸アンモニウム、塩
化アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウ
ムが好ましい。なお、その他所望により、過リン酸石
灰、重過リン酸石灰、熔成リン肥、焼成リン肥等のリン
酸質肥料、塩化カリ、硫酸カリ、硫酸カリ苦土、重炭酸
カリ等のカリ肥料をさらに含んでいてもよい。
【0015】本発明においては、上記肥料成分とともに
多孔質物質を使用することを特徴とする。多孔質物質
は、多数の細孔を有する固体物質であって、液体の分子
やイオンを吸着しうるものであれば特に限定するもので
はなく、また層状化合物であってもよい。かかる多孔質
物質としては、例えば、ゼオライト、活性炭、泥炭、バ
ーク堆肥、木炭、バーミキュライト、ベントナイト、パ
ーライト、パルプスラッジ灰、活性灰類、珪藻土焼成
粒、多孔質シリコン等が好ましいものとして挙げられ
る。
【0016】本発明で使用する上記尿素、硫酸アンモニ
ウム(硫安とも略記する。)、塩化アンモニウム(塩安
とも略記する。)、硝酸アンモニウム(硝安とも略記す
る。)、リン酸アンモニウム(リン安とも略記する。)
等の肥料成分は、冬の内に雪上に施肥することを基本と
するが、冬の間は、そのまま雪中に保持され、雪が溶け
て当該肥料が土壌に接触するとともに、肥料が効き始め
ることが好ましい態様である。しかしながら、これらの
肥料は、吸湿性(又は潮解性)があるため、そのまま又
は単に融雪剤と共に雪上に施肥した場合、雪が溶けると
共に水分を吸ってその形状が失われ、溶けだした肥料成
分は、残雪中を下方に移動して雪解け水とともに大部分
が流亡してしまう。
【0017】これに対して本発明においては、肥料成分
は、多孔質物質であるゼオライト、泥炭、バーク堆肥、
木炭等とともに、そして、より好ましくは、両者は、均
一に混合されて雪上に施肥されるので、もし肥料成分が
溶解や潮解した場合でも、当該溶解した肥料成分は、こ
れらの多孔質物資に吸着・保持されるため、実質的に流
亡することはないと考えられる。また、実際上、肥料成
分と多孔質物質を造粒物とした場合、当該造粒物を長期
間雪中に放置してもその形状は、保持されており、肥料
成分の流亡はほとんど見られないことが確認される。
【0018】かくして、多孔質物質に保持された肥料成
分は、融雪の過程で流亡することなく、融雪後、初めて
土壌表面に到達した時点から、肥効の発現が開始する。
本発明においては、このように、雪上に施肥された肥料
成分は、上記メカニズムにより融雪後に肥効が開始す
る。従って、通常の仕方で、融雪後に圃場に肥料成分を
施肥したのと実質的に同じ効果が得られるのである。な
お、これらの多孔質物質は、基本的に農業用として、政
令でその使用が認められている土壌改良資材でもあり、
この用途に問題なく使用することが出来る。
【0019】さらに本発明においては、肥料成分が多孔
質物質に吸着保持されているので、麦の葉等に当該肥料
成分が直接付着することなく、土壌表面に移動するの
で、高濃度の肥料成分が葉に付いて起こす葉焼けの心配
が極めて少ないという特徴をも有する。
【0020】本発明の融雪肥料は、上記肥料成分及び多
孔質物質とともに融雪剤を含有させる。
【0021】融雪剤としては、特に限定するものではな
く、通常農業用として使用されているものがいずれも好
適に使用される。例えば、カーボンブラック、フライア
ッシュ、腐植(フミン)、黒色酸化鉄、ベンガラ、木炭
の粉末、乾燥植物の燃焼灰、亜炭粉末、カーボンブラッ
ク入り炭酸カルシウム等が挙げられる。特に黒色系の微
粉末が好ましい。このような黒色系微粉末による融雪
は、当該黒色物体が太陽光線を受けて熱線を放出するこ
とにより融雪が促されるメカニズムに基づく。融雪剤の
施用量は、融雪剤の種類や粒径に合わせて適宜変更可能
である。例えば、常用されている平均粒径2mmのカー
ボンブラックの場合、圃場10アール当たり、50〜6
0kg程度である。なお、融雪剤として、塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、酢酸カルシウム等の道路用等に使
用されているものは、本発明の目的には好ましくない。
【0022】本発明において、肥料成分、多孔質物質及
び融雪剤の割合は、肥料成分100gに対して、多孔質
物質50〜500g、融雪剤0.1〜30g程度であ
る。また、本発明の融雪肥料の形態としては、肥料成
分、多孔質物質及びこの融雪剤を単に十分に混合して粉
体組成物としてもよいが、より好ましくは、肥料成分、
多孔質物質及びこの融雪剤を含有する混合物を造粒する
ことである。さらに好ましくは、肥料成分及び多孔質物
質を含有する粒状物に融雪剤をコーティングするか、又
は、肥料成分及び多孔質物質をまず適当な粒度に造粒
し、得られた造粒物に融雪剤をコーティングすることで
ある。融雪剤は、粒子内部ではなく、太陽光の照射を十
分に受けうる造粒物等の表面にコーティングすることが
好ましいからである。
【0023】上記コーティングした粒状物又は造粒物の
粒径は、0.1〜10mm、好適には1〜5mm程度で
ある。一般的に粒状物等の粒径が小さいほど、単位質量
当たりの表面積は大きくなるが、0.1mmより小さい
と、施用時に風に飛ばされやすく、また10mmより大
きいと、被覆面積が少なくなり施用効率が悪くなり好ま
しくない。
【0024】融雪剤のコーティング量は、当該融雪剤の
種類やその粒径等によって変わりうるが、通常の粉状の
融雪剤の場合、肥料成分と多孔質物質からなる粒状物1
kgに対して、0.2〜500gであり、好ましくは
0.5〜30g程度である。
【0025】融雪剤があまり少なすぎると、融雪効果を
充分奏することができず、また多すぎると、融雪剤が無
駄になるうえに、コーティングした融雪剤がハンドリン
グ中に剥離して、見かけが悪くなる。
【0026】本発明において、肥料成分、多孔質物質及
び融雪剤の混合は、特に限定するものではないが、スク
リューミキサー、パンミキサー、パグミキサー等の粉体
混合機により行うことが好ましい。
【0027】また、本発明で肥料成分及び多孔質物質を
造粒したり、当該粒状物に融雪剤をコーティングする場
合は、例えば回転ドラム式造粒装置(ドラムコータ)や
回転パン式造粒装置(パンコータ)等それ自身公知の造
粒操作(コーティング操作)により行われる。
【0028】すなわち、粉体状の肥料成分及び多孔質物
質を、傾けて配置された回転する皿(パン)または円筒
(ドラム)の上部から、別々に、より好ましくは、あら
かじめ充分混合した混合物として、供給するとともに、
スプレーノズルから、水(及び澱粉、PVA、CMC、
ゼラチン等の水溶性高分子からなるバインダーを含んで
いてもよい)を当該転動する粉体上に噴霧することによ
り、当該粉体を付着・凝集・成長せしめて、球状の造粒
物とする。
【0029】また、融雪剤を上記造粒物にコーティング
するには、回転ドラム式造粒装置(ドラムコータ)等の
中に、水や水溶性高分子を噴霧するスプレーノズルとと
もに、カーボンブラック等の粉体若しくは粒状の融雪剤
を供給する粉体供給用のフィーダーやシューターを設
け、一方のノズルからは、バインダー水溶液を、他のフ
ィーダー等からはカーボンブラック、フラッシュアイ、
腐植等の粉体を供給しながら、肥料成分等からなる造粒
物を回動させ、当該肥料造粒物表面にカーボンブラック
等をよく付着させればよい。なお、肥料成分等がある程
度の粒状物である場合は、この造粒を行うことなく、当
該粒状物を回動させながら、上記したごとく、これにカ
ーボンブラック等を供給し、コーティングを行ってもよ
い。
【0030】本発明の融雪肥料は、小麦ばかりでなく、
タマネギ、アスパラガス等の越冬を要する栽培作物に対
し好適に適用できる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。実施
例中、部又は%とあるのは、特に断りなき限り質量部又
は質量%である。
【0032】〔実施例1〕 (造粒物に融雪剤をコーティングした融雪肥料の製造)
硫安(平均粒度16メッシュ)1部と多孔質物質として
ゼオライト(粒径0.1〜3.0mm)1部を混合して
転動造粒し、ついで乾燥した。当該造粒物を篩い分け
し、粒径0.1〜3.0mmの造粒物を得た。
【0033】この造粒物に対して融雪剤であるカーボン
ブラック(粒度100メッシュ)0.5%、微粉砕フミ
ン(粒度10メッシュ)3.0%を加えてドラムコータ
ーでコーティングし、粒径1〜3mmの融雪肥料を得
た。
【0034】(融雪効果測定)試験は、北海道砂川で実
施した。56〜85cmの積雪のある雪面上を30cm
×30cmの枠で区切り、試験区A、及び試験区B、C
を形成した。なお、実験の開始は、3月15日午前10
時、散布時の風速は、2〜3m/secであった。試験
区Aにおけるものが本発明の実施例であり、比較区Bに
おけるものは、比較例に、比較区Cは、基準値(ブラン
ク)に相当する(以下の実施例において同じ。)。
【0035】(A)試験区−1 上記30cm×30cmの試験区の雪上に、上記で作っ
た融雪肥料12gを出来るだけ均一に散布した。なお、
この散布量は、実際の圃場における施肥量として、10
アール当たり40kgの施用に相当する。
【0036】(B)比較区−1 30cm×30cmの比較区Bの雪上に、融雪剤とし
て、フライアッシュ(くみあいアッシュ)を12g均一
に散布した。
【0037】(C)比較区−2 30cm×30cmの比較区Cの雪上に、硫安を1.6
g撒いた。なお、硫安量は融雪肥料中の硫安と同量とし
た。結果を表1に示した。
【0038】
【表1】 (注)表中、短縮日数とは、比較区Cを基準とし、これ
より融雪が何日早かったかを示す。
【0039】〔実施例2〕 (造粒物に融雪剤をコーティングした融雪肥料の製造)
硝安(平均粒度14メッシュ)1部と多孔質物質として
ゼオライト(平均粒度8メッシュ)2.3部を混合し
た。
【0040】この混合物に対して融雪剤である黒色酸化
鉄(粒度80メッシュ)0.5%を加えて転動造粒し、
粒径1〜3mmの融雪肥料を得た。
【0041】(融雪効果測定)試験は、北海道砂川で実
施した。56〜85cmの積雪のある雪面上を30cm
×30cmの枠で区切り、実施例1と同様に試験区A、
及び試験区B、Cを形成した。なお、実験の開始は、3
月15日午前10時、散布時の風速は、2〜3m/se
cであった。
【0042】(A)試験区−1 上記30cm×30cmの試験区の雪上に、上記で作っ
た融雪肥料12gを出来るだけ均一に散布した。なお、
この散布量は、実際の圃場における施肥量として、10
アール当たり40kgの施用に相当する。
【0043】(B)比較区−1 30cm×30cmの比較区Bの雪上に、融雪剤とし
て、アッシュ(くみあいアッシュ)を12g均一に散布
した。
【0044】(C)比較区−2 30cm×30cmの比較区C雪上に、硝安を1.6g
撒いた。なお、硝安量は融雪肥料中の硝安と同量とし
た。結果を表2に示した。
【0045】
【表2】
【0046】〔実施例3〕 (造粒物に融雪剤をコーティングした融雪肥料の製造)
塩安(平均粒度 14メッシュ)1部と多孔質物質とし
て木炭粉1.4部を混合して転動造粒し、ついで乾燥し
た。当該造粒物を篩い分けし粒径0.1〜3.0mmの
造粒物を得た。
【0047】この造粒物に対して融雪剤であるカーボン
ブラック(粒度100メッシュ)0.5%、微粉砕フミ
ン(粒度10メッシュ)3.0%を加えてドラムコータ
ーでコーティングし、粒径1〜3mmの融雪肥料を得
た。
【0048】(融雪効果測定)試験は、北海道砂川で実
施した。56〜85cmの積雪のある雪面上を30cm
×30cmの枠で区切り、実施例1と同様に試験区A、
及び試験区B、Cを形成した。なお、実験の開始は、3
月15日午前10時、散布時の風速は、2〜3m/se
cであった。
【0049】(A)試験区−1 上記30cm×30cmの試験区の雪上に、上記で作っ
た融雪肥料を12g出来るだけ均一に散布した。なお、
この散布量は、実際の圃場における施肥量として、10
アール当たり40kgの施用に相当する。
【0050】(B)比較区−1 30cm×30cmの比較区Bの雪上に、融雪剤とし
て、フライアッシュ(くみあいアッシュ)を12g均一
に散布した。
【0051】(C)比較区−2 30cm×30cmの比較区Cの雪上に、塩安を1.6
g散布した。なお、塩安量は融雪肥料中の塩安と同量と
した。結果を表3に示した。
【0052】
【表3】
【0053】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の融雪肥料によれ
ば、これを雪上に施肥するときに、従来のごとく、紛状
の融雪剤を散布するのと異なり、融雪剤の飛散は、実質
上ほとんど起こらない。また、圃場単位面積当たりの融
雪剤の散布量を増加させる必要はない。
【0054】また、本発明の融雪肥料によれば、雪上に
施肥することが可能であり、この肥料成分は、雪解け中
にも多孔質物質により流亡が防止されて形状が保持さ
れ、かつ当該肥料成分は、融雪後の土壌表面に接触した
時点から肥効が開始するので、雪解け後のぬかるみ状の
圃場に入り、施肥する必要はないという大きな効果があ
り、その産業上の利用可能性は、きわめて大きい。
フロントページの続き (72)発明者 花崎 雅行 北海道砂川市豊沼町1番地 三井化学株式 会社北海道工場内 Fターム(参考) 2B052 CA01 CA05 4H020 AA01 AB01 4H061 AA01 BB03 BB10 BB11 BB15 BB32 DD01 DD18 DD20 EE16 EE43 EE44 EE45 EE46 EE70 FF08 GG26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肥料成分、多孔質物質及び融雪剤を含有
    してなる融雪肥料。
  2. 【請求項2】 肥料成分及び多孔質物質を含有する粒状
    物又は造粒物に融雪剤をコーティングしてなる請求項1
    に記載の融雪肥料。
  3. 【請求項3】 肥料成分、多孔質物質及び融雪剤を含有
    する混合物を造粒してなる請求項1に記載の融雪肥料。
  4. 【請求項4】 前記多孔質物質がゼオライト、泥炭、バ
    ーク堆肥、木炭、バーミキュライト、ベントナイト、パ
    ーライト、パルプスラッジ灰、活性灰類及び珪藻土焼成
    粒からなる群から選択される少なくとも一種である請求
    項1〜3のいずれかに記載の融雪肥料。
  5. 【請求項5】 前記融雪剤がカーボンブラック、フライ
    アッシュ、腐植、黒色酸化鉄及びベンガラからなる群よ
    り選択される少なくとも一種である請求項1〜3のいず
    れかに記載の融雪肥料。
  6. 【請求項6】 前記肥料成分が尿素、硫酸アンモニウ
    ム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム及びリン酸ア
    ンモニウムからなる群より選択される少なくとも一種で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の融雪肥料。
JP2000336889A 2000-11-06 2000-11-06 融雪肥料 Withdrawn JP2002145690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000336889A JP2002145690A (ja) 2000-11-06 2000-11-06 融雪肥料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000336889A JP2002145690A (ja) 2000-11-06 2000-11-06 融雪肥料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002145690A true JP2002145690A (ja) 2002-05-22

Family

ID=18812362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000336889A Withdrawn JP2002145690A (ja) 2000-11-06 2000-11-06 融雪肥料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002145690A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1609065B (zh) * 2004-10-26 2010-04-28 冉孟达 新型环保生化肥料
JP2011162424A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Kuretake Co Ltd 液性融雪肥料
WO2011114221A1 (en) * 2010-03-19 2011-09-22 Stellenbosch University Fertilizer composition
JP2012029586A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Yamaichi New Technology:Kk 培養土
CN102432401A (zh) * 2011-09-02 2012-05-02 史丹利化肥股份有限公司 高塔造粒缓释长效硫基氮磷复合肥料及其制备方法
CN102603386A (zh) * 2011-09-02 2012-07-25 史丹利化肥股份有限公司 高塔造粒缓释长效高氮硫基复合肥料及其制备方法
JP2016006010A (ja) * 2015-07-24 2016-01-14 株式会社呉竹 液性融雪肥料
CN107603563A (zh) * 2017-09-29 2018-01-19 徐州得铸生物科技有限公司 一种新型市政用环保融雪剂
KR101963435B1 (ko) * 2018-05-30 2019-03-28 (주)상록농산 질소 비료 조성물
CN114292626A (zh) * 2022-01-18 2022-04-08 北京奥科瑞检测技术开发有限公司 一种有机无氯环保液态融雪剂
JP2024177559A (ja) * 2020-10-20 2024-12-19 株式会社フジタ 堆肥

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1609065B (zh) * 2004-10-26 2010-04-28 冉孟达 新型环保生化肥料
JP2011162424A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Kuretake Co Ltd 液性融雪肥料
WO2011114221A1 (en) * 2010-03-19 2011-09-22 Stellenbosch University Fertilizer composition
JP2012029586A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Yamaichi New Technology:Kk 培養土
CN102432401A (zh) * 2011-09-02 2012-05-02 史丹利化肥股份有限公司 高塔造粒缓释长效硫基氮磷复合肥料及其制备方法
CN102603386A (zh) * 2011-09-02 2012-07-25 史丹利化肥股份有限公司 高塔造粒缓释长效高氮硫基复合肥料及其制备方法
JP2016006010A (ja) * 2015-07-24 2016-01-14 株式会社呉竹 液性融雪肥料
CN107603563A (zh) * 2017-09-29 2018-01-19 徐州得铸生物科技有限公司 一种新型市政用环保融雪剂
KR101963435B1 (ko) * 2018-05-30 2019-03-28 (주)상록농산 질소 비료 조성물
JP2024177559A (ja) * 2020-10-20 2024-12-19 株式会社フジタ 堆肥
CN114292626A (zh) * 2022-01-18 2022-04-08 北京奥科瑞检测技术开发有限公司 一种有机无氯环保液态融雪剂
CN114292626B (zh) * 2022-01-18 2023-12-15 北京奥科瑞检测技术开发有限公司 一种有机无氯环保液态融雪剂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10894749B2 (en) Polyhalite granulation process
JP6170035B2 (ja) 多目的リグニン−炭水化物結合システム
EP3529226B1 (en) Fertilizer composition comprising a binder
JP4141678B2 (ja) 肥料、肥料の製造方法、および尿素−脂肪族アルデヒド縮合物の無機化速度制御方法
CN102264218A (zh) 肥料组合物
AU2008312121A1 (en) Improvements in and relating to soil treatments
JPH11278973A (ja) 硝化抑制粒剤、硝化抑制粒剤配合肥料、及び作物の栽培方法
JP2002145690A (ja) 融雪肥料
CN106116854A (zh) 一种含有高功能性包膜材料的肥料
CN105294356A (zh) 一种炭基盐碱土改良剂及其制备方法和应用
JP3969810B2 (ja) 肥料培地
AU2006207886A1 (en) Fertiliser
JP2000053481A (ja) 被覆硝抑剤配合肥料
US10798885B2 (en) Granular compositions and methods for drought mitigation
CN107311755A (zh) 一种提高盐碱地作物耐盐性的专用长效肥料及其制备方法
JPH11302646A (ja) 粒状培地及びこれを用いた混合培地
WO2001021555A1 (fr) Granules enrobes inhibant la nitrification
JPH0753291A (ja) 微量要素含有被覆粒状肥料
JP2001340017A (ja) 粒状培地、これを用いた育苗容器施肥用材料、および作物の栽培方法
JP4487097B2 (ja) 粒状緩効性窒素肥料
JP2003327956A (ja) 融雪剤
JPH01239076A (ja) 葉面散布用肥料
JPS5946916B2 (ja) 化成肥料
JP2017066010A (ja) 畑作用グアニル尿素含有粒状肥料
JPH0712249B2 (ja) 被覆種子肥料混合体

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070625

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108