JP2002144910A - 自走型作業車輌のクラッチ操作装置 - Google Patents
自走型作業車輌のクラッチ操作装置Info
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- JP2002144910A JP2002144910A JP2000345284A JP2000345284A JP2002144910A JP 2002144910 A JP2002144910 A JP 2002144910A JP 2000345284 A JP2000345284 A JP 2000345284A JP 2000345284 A JP2000345284 A JP 2000345284A JP 2002144910 A JP2002144910 A JP 2002144910A
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- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 17
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Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自走型作業車輌のクラッチ操作装置における
デッドマンレバ−がクラッチ「切」位置にある場合に、
同レバ−が誤操作などで不用意に押されて不測にクラッ
チ「入」位置に移行することを防止する。 【解決手段】 デッドマンレバ−のクラッチ「切」位置
からクラッチ「入」位置への移行を阻止する体勢とその
移行を許容する体勢とに切換えでき、デッドマンレバ−
がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」位置に復帰し
たときには移行阻止体勢に自動復帰するクラッチレバ−
係止手段を設けて、不測にデッドマンレバ−がクラッチ
「入」位置に移行するのを防止する。
デッドマンレバ−がクラッチ「切」位置にある場合に、
同レバ−が誤操作などで不用意に押されて不測にクラッ
チ「入」位置に移行することを防止する。 【解決手段】 デッドマンレバ−のクラッチ「切」位置
からクラッチ「入」位置への移行を阻止する体勢とその
移行を許容する体勢とに切換えでき、デッドマンレバ−
がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」位置に復帰し
たときには移行阻止体勢に自動復帰するクラッチレバ−
係止手段を設けて、不測にデッドマンレバ−がクラッチ
「入」位置に移行するのを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走型作業車輌
(例えば、ロ−ンモア等)のクラッチ操作装置に関す
る。
(例えば、ロ−ンモア等)のクラッチ操作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ロ−ンモア等の自走型作業車輌における
クラッチ操作装置は、搭載エンジンから走行部や作業部
に動力伝達する伝動系のクラッチ(走行クラッチ、作業
クラッチなど)を、操縦部に設けられているクラッチレ
バ−にボ−デンワイヤなどの操作連繋具を介して接続
し、クラッチレバ−をオペレ−タが揺動操作することに
より前記クラッチを「入」「切」できるように構成され
るのが一般的であるが、この種のクラッチ操作装置にお
いては、クラッチ入り位置に移行させたクラッチレバ−
をオペレ−タが握って同位置に保持している間はクラッ
チ入り状態が継続され、オペレ−タがクラッチレバ−か
ら手を放すとクラッチレバ−がクラッチ切り位置に自動
的に復帰するように構成する、つまり、デッドマンレバ
−構造にするのが安全面で好ましく、従来から、自走型
作業車輌の走行クラッチ或いは作業クラッチを「入」
「切」するクラッチ操作装置をデッドマンレバ−構造に
することが行われている。
クラッチ操作装置は、搭載エンジンから走行部や作業部
に動力伝達する伝動系のクラッチ(走行クラッチ、作業
クラッチなど)を、操縦部に設けられているクラッチレ
バ−にボ−デンワイヤなどの操作連繋具を介して接続
し、クラッチレバ−をオペレ−タが揺動操作することに
より前記クラッチを「入」「切」できるように構成され
るのが一般的であるが、この種のクラッチ操作装置にお
いては、クラッチ入り位置に移行させたクラッチレバ−
をオペレ−タが握って同位置に保持している間はクラッ
チ入り状態が継続され、オペレ−タがクラッチレバ−か
ら手を放すとクラッチレバ−がクラッチ切り位置に自動
的に復帰するように構成する、つまり、デッドマンレバ
−構造にするのが安全面で好ましく、従来から、自走型
作業車輌の走行クラッチ或いは作業クラッチを「入」
「切」するクラッチ操作装置をデッドマンレバ−構造に
することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のもの
では、搭載エンジンが稼動している状態において、クラ
ッチ切り位置にあるデッドマンレバ−が誤操作などによ
って不用意に押圧されることがあると、それによってデ
ッドマンレバ−がクラッチ入り位置に移行されてしま
い、意図していないのに車輌が発進するとか作業部が作
動するといった危険事態を招来する問題点があった。
では、搭載エンジンが稼動している状態において、クラ
ッチ切り位置にあるデッドマンレバ−が誤操作などによ
って不用意に押圧されることがあると、それによってデ
ッドマンレバ−がクラッチ入り位置に移行されてしま
い、意図していないのに車輌が発進するとか作業部が作
動するといった危険事態を招来する問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の危険事
態を未然に回避できるようにすることを目的としてなさ
れたものであり、デッドマンレバ−構造のクラッチレバ
−のクラッチ「切」位置からクラッチ「入」位置への移
行を阻止する体勢と、同クラッチレバ−のクラッチ
「切」位置からクラッチ「入」位置への移行を許容する
体勢とに人為操作で切換えることができ、しかも、クラ
ッチレバ−がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」位
置に復帰したときにはクラッチレバ−の移行を許容する
体勢から同クラッチレバ−の移行を阻止する体勢に自動
的に復帰するクラッチレバ−係止手段をクラッチレバ−
に関連させて設けることによって、クラッチレバ−が不
測にクラッチ「入」状態にならないようにしたものであ
る。
態を未然に回避できるようにすることを目的としてなさ
れたものであり、デッドマンレバ−構造のクラッチレバ
−のクラッチ「切」位置からクラッチ「入」位置への移
行を阻止する体勢と、同クラッチレバ−のクラッチ
「切」位置からクラッチ「入」位置への移行を許容する
体勢とに人為操作で切換えることができ、しかも、クラ
ッチレバ−がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」位
置に復帰したときにはクラッチレバ−の移行を許容する
体勢から同クラッチレバ−の移行を阻止する体勢に自動
的に復帰するクラッチレバ−係止手段をクラッチレバ−
に関連させて設けることによって、クラッチレバ−が不
測にクラッチ「入」状態にならないようにしたものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、自走型作業車輌の一つであ
るロ−ンモアの作業クラッチ操作装置に本発明を適用し
た実施例について図面を参照して説明する。図1は本発
明装置の要部の側面図、図2は本発明装置の要部を図1
の矢印方向からみた背面図、図3は本発明装置の作動態
様説明図であり、また、図4は本発明装置が実施された
ロ−ンモアの側面図、図5は本発明装置が実施されたロ
−ンモアの平面図、図6はロ−ンモアの作業クラッチ部
の断面図、図7は図6の作業クラッチ部を上方からみた
平面部分図である。
るロ−ンモアの作業クラッチ操作装置に本発明を適用し
た実施例について図面を参照して説明する。図1は本発
明装置の要部の側面図、図2は本発明装置の要部を図1
の矢印方向からみた背面図、図3は本発明装置の作動態
様説明図であり、また、図4は本発明装置が実施された
ロ−ンモアの側面図、図5は本発明装置が実施されたロ
−ンモアの平面図、図6はロ−ンモアの作業クラッチ部
の断面図、図7は図6の作業クラッチ部を上方からみた
平面部分図である。
【0006】先ず、ロ−ンモアの全体的な構成から説明
すると、図4及び図5にみられるように、ロ−ンモア
は、左右一対の前輪10・10と後輪11・11からな
る走行部12を備えた本体13の上方にエンジン14を
搭載し、そのエンジン14の動力でもって前記走行部1
2の左右一対の後輪11・11と、本体13の内腔部に
収容設置される作業部15(図6参照)とを回転駆動
し、本体13から後方に延設するル−プハンドル16の
ア−チ状操縦部17において前記エンジン14、走行部
12、作業部15の作動・停止や機体操舵などの各種運
転操作を行う歩行型の自走作業車輌に構成されている。
すると、図4及び図5にみられるように、ロ−ンモア
は、左右一対の前輪10・10と後輪11・11からな
る走行部12を備えた本体13の上方にエンジン14を
搭載し、そのエンジン14の動力でもって前記走行部1
2の左右一対の後輪11・11と、本体13の内腔部に
収容設置される作業部15(図6参照)とを回転駆動
し、本体13から後方に延設するル−プハンドル16の
ア−チ状操縦部17において前記エンジン14、走行部
12、作業部15の作動・停止や機体操舵などの各種運
転操作を行う歩行型の自走作業車輌に構成されている。
【0007】前記本体13は、椀伏せ状にして下方が開
放されたケ−シング18の前側に左右一対の前輪10・
10を遊転状に支持する前輪支持部を連設するととも
に、同ケ−シング18の後側に左右一対の後輪11・1
1を支持してそれらを回転駆動する後輪支持駆動部を連
設して形成されている。
放されたケ−シング18の前側に左右一対の前輪10・
10を遊転状に支持する前輪支持部を連設するととも
に、同ケ−シング18の後側に左右一対の後輪11・1
1を支持してそれらを回転駆動する後輪支持駆動部を連
設して形成されている。
【0008】なお、詳細な図示は省略しているが、上記
前輪10・10及び後輪11・11は、本体13に対し
て上下方向に相対位置を変更調節することができる構造
で設けられていて、必要に応じて前輪10・10及び後
輪11・11の上下位置を変えることにより本体13の
対地高さを調節できるようになっている。
前輪10・10及び後輪11・11は、本体13に対し
て上下方向に相対位置を変更調節することができる構造
で設けられていて、必要に応じて前輪10・10及び後
輪11・11の上下位置を変えることにより本体13の
対地高さを調節できるようになっている。
【0009】そして、前記本体13の上方に搭載される
エンジン14の出力伝動部にクラッチ(図示省略)を介
して連動連結される後輪駆動軸19が設けられ、その後
輪駆動軸19が上記後輪支持駆動部に動力伝達可能に連
動結合されて、クラッチ「入」のときにエンジン14の
動力によって後輪11・11が回転駆動されるようにな
っており、上記クラッチは、前出のア−チ状操縦部17
に設けられる走行クラッチレバ−20を揺動操作するこ
とにより「入」「切」できるように構成される。なお、
上記後輪駆動軸19は、後輪11・11の上下移動を許
容するために屈曲及び伸縮が自在な伝動軸に構成されて
いる。
エンジン14の出力伝動部にクラッチ(図示省略)を介
して連動連結される後輪駆動軸19が設けられ、その後
輪駆動軸19が上記後輪支持駆動部に動力伝達可能に連
動結合されて、クラッチ「入」のときにエンジン14の
動力によって後輪11・11が回転駆動されるようにな
っており、上記クラッチは、前出のア−チ状操縦部17
に設けられる走行クラッチレバ−20を揺動操作するこ
とにより「入」「切」できるように構成される。なお、
上記後輪駆動軸19は、後輪11・11の上下移動を許
容するために屈曲及び伸縮が自在な伝動軸に構成されて
いる。
【0010】また、図6にみられるように、エンジン1
4の出力伝動部から鉛直に垂下する作業出力軸21が前
記ケ−シング18の内腔中心部分に垂設され、その垂下
端部にカッタ−ブレ−ド22が装備されて前述の作業部
15が構成されている。そして、カッタ−ブレ−ド22
の切断作用部22a・22aが、前記ケ−シング18の
内腔部に形成されている排草路39に位置され、各々の
切断作用部22a・22aの回転方向後方部位に羽根板
22b・22bが形設されていて、切断作用部22a・
22aで切断した刈草を排草路39に沿って移行させて
排草路終端の排出口部に着脱自在に装備されているキャ
ッチャ−40内に放てき集草するようになっている。
4の出力伝動部から鉛直に垂下する作業出力軸21が前
記ケ−シング18の内腔中心部分に垂設され、その垂下
端部にカッタ−ブレ−ド22が装備されて前述の作業部
15が構成されている。そして、カッタ−ブレ−ド22
の切断作用部22a・22aが、前記ケ−シング18の
内腔部に形成されている排草路39に位置され、各々の
切断作用部22a・22aの回転方向後方部位に羽根板
22b・22bが形設されていて、切断作用部22a・
22aで切断した刈草を排草路39に沿って移行させて
排草路終端の排出口部に着脱自在に装備されているキャ
ッチャ−40内に放てき集草するようになっている。
【0011】また、上記カッタ−ブレ−ド22は、作業
出力軸21の下端部に軸受23を介して遊転状に嵌着さ
れているブレ−ド取付板24に着脱自在に取付けられ、
そのブレ−ド取付板24が同板24の上方側に組成され
る作業クラッチ25によって前記作業出力軸21に動力
断続自在に連動連結されている。
出力軸21の下端部に軸受23を介して遊転状に嵌着さ
れているブレ−ド取付板24に着脱自在に取付けられ、
そのブレ−ド取付板24が同板24の上方側に組成され
る作業クラッチ25によって前記作業出力軸21に動力
断続自在に連動連結されている。
【0012】より具体的には、前記作業クラッチ25
が、作業出力軸21に楔着固定されて同軸21と共に回
転するクラッチ駆動盤26と、クラッチ駆動盤26の下
側において前記ブレ−ド取付板24に上下摺動自在に支
持されクラッチバネ27でもって上方に弾圧付勢される
クラッチ受動盤28と、クラッチ受動盤28を前記クラ
ッチバネ27のバネ力に抗して下方に押し下げることが
できるクラッチ作動具29とで構成され、また、クラッ
チ作動具29は、ケ−シング18の内腔部に垂設される
複数本の支持ピン30に上下移動可能に支持され圧縮バ
ネ31でもって上方に弾圧付勢される押圧板32と、そ
の押圧板32の上側において作業出力軸21に回転自在
に軸受支承する回転板33と、両板32・33の間にあ
ってリテ−ナに保持されている複数のボ−ル34とで構
成されている。
が、作業出力軸21に楔着固定されて同軸21と共に回
転するクラッチ駆動盤26と、クラッチ駆動盤26の下
側において前記ブレ−ド取付板24に上下摺動自在に支
持されクラッチバネ27でもって上方に弾圧付勢される
クラッチ受動盤28と、クラッチ受動盤28を前記クラ
ッチバネ27のバネ力に抗して下方に押し下げることが
できるクラッチ作動具29とで構成され、また、クラッ
チ作動具29は、ケ−シング18の内腔部に垂設される
複数本の支持ピン30に上下移動可能に支持され圧縮バ
ネ31でもって上方に弾圧付勢される押圧板32と、そ
の押圧板32の上側において作業出力軸21に回転自在
に軸受支承する回転板33と、両板32・33の間にあ
ってリテ−ナに保持されている複数のボ−ル34とで構
成されている。
【0013】そして、図6及び図7にみられるように、
クラッチ作動具29の回転板33がケ−シング18との
間に介装する複数の引張りバネ35で付勢されて回転方
向の定常位置に保たれ、回転板33が通常位置にある場
合にはボ−ル34により押圧板32が押し下げられ、そ
の押し下げによりクラッチ受動盤28がクラッチバネ2
7に抗して下降されて、図6において作業出力軸21の
軸芯より右側に図示しているように、クラッチ受動盤2
7の上面側に設けられた摩擦板36がクラッチ駆動盤2
5の下面周縁部に形成されている摩擦面から下方に適宜
離間するクラッチ「切」状態となり、回転板33が引張
りバネ35に抗して通常位置から一定角度回転移行され
た場合には、ボ−ル34による下方への押圧が解かれて
圧縮バネ31のバネ力により押圧板32が上昇し、ま
た、クラッチ受動盤27もクラッチバネ35のバネ力で
上昇されて、摩擦板36がクラッチ駆動盤25の摩擦面
に圧接するクラッチ「入」状態となるように構成されて
いる。
クラッチ作動具29の回転板33がケ−シング18との
間に介装する複数の引張りバネ35で付勢されて回転方
向の定常位置に保たれ、回転板33が通常位置にある場
合にはボ−ル34により押圧板32が押し下げられ、そ
の押し下げによりクラッチ受動盤28がクラッチバネ2
7に抗して下降されて、図6において作業出力軸21の
軸芯より右側に図示しているように、クラッチ受動盤2
7の上面側に設けられた摩擦板36がクラッチ駆動盤2
5の下面周縁部に形成されている摩擦面から下方に適宜
離間するクラッチ「切」状態となり、回転板33が引張
りバネ35に抗して通常位置から一定角度回転移行され
た場合には、ボ−ル34による下方への押圧が解かれて
圧縮バネ31のバネ力により押圧板32が上昇し、ま
た、クラッチ受動盤27もクラッチバネ35のバネ力で
上昇されて、摩擦板36がクラッチ駆動盤25の摩擦面
に圧接するクラッチ「入」状態となるように構成されて
いる。
【0014】クラッチ作動具29の回転板33には操作
連繋具37であるボ−デンワイヤのインナ−37aの先
端部が接続され、そのインナ−37aの後端部が前出の
ア−チ状操縦部17に設けられている作業クラッチレバ
−38に連結されて、作業クラッチレバ−38を揺動操
作することにより回転板33を通常位置から一定角度回
転移行させたり一定角度回転移行した位置から通常位置
に回動復帰させたりすることができる、つまり、作業ク
ラッチ25を「切」「入」できるようになっている。
連繋具37であるボ−デンワイヤのインナ−37aの先
端部が接続され、そのインナ−37aの後端部が前出の
ア−チ状操縦部17に設けられている作業クラッチレバ
−38に連結されて、作業クラッチレバ−38を揺動操
作することにより回転板33を通常位置から一定角度回
転移行させたり一定角度回転移行した位置から通常位置
に回動復帰させたりすることができる、つまり、作業ク
ラッチ25を「切」「入」できるようになっている。
【0015】次に、作業クラッチレバ−38とそれが設
置されるア−チ状操縦部付近の構成について、図1〜図
5を参照して説明する。ル−プハンドル16の後部を側
面視(図1及び図4参照)において斜め前上方に立ち上
がらせてア−チ状の操縦部17が形成され、そのア−チ
状操縦部17の左側における前後向きのハンドル杆に前
記エンジン14のスロットルレバ−41等を備えた制御
ボックス42が配設され、また、制御ボックス42より
後方においてア−チ状操縦部17の左側下端部にクラッ
チレバ−支持体43が設けられている。
置されるア−チ状操縦部付近の構成について、図1〜図
5を参照して説明する。ル−プハンドル16の後部を側
面視(図1及び図4参照)において斜め前上方に立ち上
がらせてア−チ状の操縦部17が形成され、そのア−チ
状操縦部17の左側における前後向きのハンドル杆に前
記エンジン14のスロットルレバ−41等を備えた制御
ボックス42が配設され、また、制御ボックス42より
後方においてア−チ状操縦部17の左側下端部にクラッ
チレバ−支持体43が設けられている。
【0016】そして、クラッチレバ−支持体43の前方
寄り内側部位に、ア−チ状に形成されている走行クラッ
チレバ−20の左側脚部が横方向の枢支軸心周りに前後
回動自在に枢支されるとともに、その枢支部より後方の
部位に、横向きの枢軸44によって作業クラッチレバ−
38が前後方向に回動自在に支承されている。なお、図
示を省略しているが、前記走行クラッチレバ−20の右
側脚部は、ア−チ状操縦部17の右側部位に設けられて
いる右側レバ−支持部に、前記左側脚部の枢支軸心と同
心にして前後回動自在に支承されている。
寄り内側部位に、ア−チ状に形成されている走行クラッ
チレバ−20の左側脚部が横方向の枢支軸心周りに前後
回動自在に枢支されるとともに、その枢支部より後方の
部位に、横向きの枢軸44によって作業クラッチレバ−
38が前後方向に回動自在に支承されている。なお、図
示を省略しているが、前記走行クラッチレバ−20の右
側脚部は、ア−チ状操縦部17の右側部位に設けられて
いる右側レバ−支持部に、前記左側脚部の枢支軸心と同
心にして前後回動自在に支承されている。
【0017】走行クラッチレバ−20のボス部から反対
方向に揺動腕45が延設され、その揺動腕45に戻しス
プリング46を介してボ−デンワイヤのインナ−47が
接続されて、同インナ−47の他端が走行伝動系を断続
するクラッチの作動部に連結されており、通常時には前
記戻しスプリング46のバネ力によって走行クラッチレ
バ−20が図1に実線で示しているようにア−チ状操縦
部17から後方に離間する後傾姿勢に保たれて前記クラ
ッチが「切」状態となり、また、図1に仮想線で示して
いるように走行クラッチレバ−20を戻しスプリング4
6のバネ力に抗して前方に回動させてア−チ状操縦部1
7に沿う位置に移行させると、前記クラッチが「入」状
態となるように構成されている。そして、ア−チ状操縦
部17に沿う位置に移行した走行クラッチレバ−20
は、それをア−チ状操縦部17と共に握って同位置に保
持できるようになっている。
方向に揺動腕45が延設され、その揺動腕45に戻しス
プリング46を介してボ−デンワイヤのインナ−47が
接続されて、同インナ−47の他端が走行伝動系を断続
するクラッチの作動部に連結されており、通常時には前
記戻しスプリング46のバネ力によって走行クラッチレ
バ−20が図1に実線で示しているようにア−チ状操縦
部17から後方に離間する後傾姿勢に保たれて前記クラ
ッチが「切」状態となり、また、図1に仮想線で示して
いるように走行クラッチレバ−20を戻しスプリング4
6のバネ力に抗して前方に回動させてア−チ状操縦部1
7に沿う位置に移行させると、前記クラッチが「入」状
態となるように構成されている。そして、ア−チ状操縦
部17に沿う位置に移行した走行クラッチレバ−20
は、それをア−チ状操縦部17と共に握って同位置に保
持できるようになっている。
【0018】一方、走行クラッチレバ−20よりも後方
位において前後回動する作業クラッチレバ−38は、図
2にみられるように背面視で上下逆のL字状に形成され
て上端から内向きに延出する握り部38aを備えてお
り、また、作業クラッチレバ−38の下部はクラッチレ
バ−支持体43の左右の側板間に挿入されて、左右の側
板に横架支承する前記枢軸44によって前後回動自在に
支承されている。
位において前後回動する作業クラッチレバ−38は、図
2にみられるように背面視で上下逆のL字状に形成され
て上端から内向きに延出する握り部38aを備えてお
り、また、作業クラッチレバ−38の下部はクラッチレ
バ−支持体43の左右の側板間に挿入されて、左右の側
板に横架支承する前記枢軸44によって前後回動自在に
支承されている。
【0019】そして、作業クラッチレバ−38の下部に
は前記枢軸44によって支承される部分よりも下方に延
出するワイヤ連結部が一体的に設けられ、そのワイヤ連
結部に、先に説明している操作連繋具(ボ−デンワイヤ
37)のインナ−37aの後端部が連結され、また、同
インナ−37aの先端部が作業クラッチ25におけるク
ラッチ作動具29の回転板33に連結されて、回転板3
3を定常位置に復帰させて維持する引張りバネ35のバ
ネ力でもって作業クラッチレバ−38が図1及び図3に
実線で示しているようにア−チ状操縦部17から後方に
離間する後傾通常位置に保たれて作業クラッチ25が
「切」状態となり、その後傾通常位置から作業クラッチ
レバ−38を前方へ回動させて図1及び図3に仮想線で
示しているようにア−チ状操縦部17に沿う位置に移行
させると、作業クラッチが「入」状態となるように構成
されている。
は前記枢軸44によって支承される部分よりも下方に延
出するワイヤ連結部が一体的に設けられ、そのワイヤ連
結部に、先に説明している操作連繋具(ボ−デンワイヤ
37)のインナ−37aの後端部が連結され、また、同
インナ−37aの先端部が作業クラッチ25におけるク
ラッチ作動具29の回転板33に連結されて、回転板3
3を定常位置に復帰させて維持する引張りバネ35のバ
ネ力でもって作業クラッチレバ−38が図1及び図3に
実線で示しているようにア−チ状操縦部17から後方に
離間する後傾通常位置に保たれて作業クラッチ25が
「切」状態となり、その後傾通常位置から作業クラッチ
レバ−38を前方へ回動させて図1及び図3に仮想線で
示しているようにア−チ状操縦部17に沿う位置に移行
させると、作業クラッチが「入」状態となるように構成
されている。
【0020】なお、作業クラッチレバ−38の前方へ回
動は同クラッチレバ−の握り部38aを手持ちして行
い、ア−チ状操縦部17に沿う位置に移行した握り部3
8aをア−チ状操縦部17と共握りして保持することに
よって作業クラッチの「入」状態を継続できるのであ
り、その際には、握り部38aの一部がア−チ状操縦部
17に沿う位置に移行しているクラッチが「入」状態の
走行クラッチレバ−20の一部分に重なり合うようにな
っている。したがって、作業クラッチレバ−38の握り
部38aをア−チ状操縦部17と共に片手で共握りして
おれば、それによって走行クラッチレバ−20もクラッ
チ「入」状態に保つことができる。
動は同クラッチレバ−の握り部38aを手持ちして行
い、ア−チ状操縦部17に沿う位置に移行した握り部3
8aをア−チ状操縦部17と共握りして保持することに
よって作業クラッチの「入」状態を継続できるのであ
り、その際には、握り部38aの一部がア−チ状操縦部
17に沿う位置に移行しているクラッチが「入」状態の
走行クラッチレバ−20の一部分に重なり合うようにな
っている。したがって、作業クラッチレバ−38の握り
部38aをア−チ状操縦部17と共に片手で共握りして
おれば、それによって走行クラッチレバ−20もクラッ
チ「入」状態に保つことができる。
【0021】前記作業クラッチレバ−38は、それから
手を離すと、前記引張りバネ35のバネ力でもって直ち
に作業クラッチ「切」の後傾通常位置に復動して維持さ
れるのであるが、同位置に復帰している作業クラッチレ
バ−38が誤操作や他物との接触などによって不用意に
押圧されることがあると、それによりクラッチ入り位置
に移行されて意図していないのに作業部15が作動する
ことになる。そこで、本発明においては上記の事態を回
避するため、以下に説明するクラッチレバ−係止手段を
設けている。
手を離すと、前記引張りバネ35のバネ力でもって直ち
に作業クラッチ「切」の後傾通常位置に復動して維持さ
れるのであるが、同位置に復帰している作業クラッチレ
バ−38が誤操作や他物との接触などによって不用意に
押圧されることがあると、それによりクラッチ入り位置
に移行されて意図していないのに作業部15が作動する
ことになる。そこで、本発明においては上記の事態を回
避するため、以下に説明するクラッチレバ−係止手段を
設けている。
【0022】まず、図1〜図3にみられるように、作業
クラッチレバ−38のワイヤ連結部にボ−デンワイヤの
インナ−37a後端部を連結するピン軸48を中心とし
て前後シ−ソ−状に揺動するレバ−状のロック体49
を、作業クラッチレバ−38の下部に内装して設け、そ
のロック体49の前端部に前記クラッチレバ−支持体4
3の下端前面縁部に形成されている係止部に係脱する係
止爪49aを形設するとともに、ロック体49の後端側
には指押え部49bを形成して、その指押え部49bが
僅かに作業クラッチレバ−38から外方に露出するよう
に構成している。
クラッチレバ−38のワイヤ連結部にボ−デンワイヤの
インナ−37a後端部を連結するピン軸48を中心とし
て前後シ−ソ−状に揺動するレバ−状のロック体49
を、作業クラッチレバ−38の下部に内装して設け、そ
のロック体49の前端部に前記クラッチレバ−支持体4
3の下端前面縁部に形成されている係止部に係脱する係
止爪49aを形設するとともに、ロック体49の後端側
には指押え部49bを形成して、その指押え部49bが
僅かに作業クラッチレバ−38から外方に露出するよう
に構成している。
【0023】そして、作業クラッチレバ−38が図1及
び図3に実線で示している作業クラッチ「切」位置にあ
る場合にはロック体49の係止爪49aがクラッチレバ
−支持体43の係止部に掛止してその掛止状態がロック
体49とクラッチレバ−38との間に掛装されるバネ5
0により維持され、ロック体49の指押え部49bを人
為操作で押し下げて前記係止爪49aをクラッチレバ−
支持体43の係止部から離脱させたときにのみ作業クラ
ッチレバ−38を作業クラッチ「切」位置から作業クラ
ッチ「入」位置に回動移行させることができるようにし
ている。
び図3に実線で示している作業クラッチ「切」位置にあ
る場合にはロック体49の係止爪49aがクラッチレバ
−支持体43の係止部に掛止してその掛止状態がロック
体49とクラッチレバ−38との間に掛装されるバネ5
0により維持され、ロック体49の指押え部49bを人
為操作で押し下げて前記係止爪49aをクラッチレバ−
支持体43の係止部から離脱させたときにのみ作業クラ
ッチレバ−38を作業クラッチ「切」位置から作業クラ
ッチ「入」位置に回動移行させることができるようにし
ている。
【0024】なお、ロック体49の係止爪49aを前記
係止部から離脱させて作業クラッチレバ−38を作業ク
ラッチ「切」位置から作業クラッチ「入」位置に回動移
行させる際には、ロック体49の係止爪49aは図3に
仮想線で示しているようにクラッチレバ−支持体43の
底壁上面に摺接して後方に移行し、また、逆に作業クラ
ッチレバ−38が作業クラッチ「入」位置から作業クラ
ッチ「切」位置に復動する際には前記係止爪49aがク
ラッチレバ−支持体43の底壁上面に摺接しながら前方
に移行してクラッチレバ−支持体43の底壁前端から外
れると前記バネ50のバネ力によってクラッチレバ−支
持体43の係止部に掛止する状態に自動的に復帰する。
係止部から離脱させて作業クラッチレバ−38を作業ク
ラッチ「切」位置から作業クラッチ「入」位置に回動移
行させる際には、ロック体49の係止爪49aは図3に
仮想線で示しているようにクラッチレバ−支持体43の
底壁上面に摺接して後方に移行し、また、逆に作業クラ
ッチレバ−38が作業クラッチ「入」位置から作業クラ
ッチ「切」位置に復動する際には前記係止爪49aがク
ラッチレバ−支持体43の底壁上面に摺接しながら前方
に移行してクラッチレバ−支持体43の底壁前端から外
れると前記バネ50のバネ力によってクラッチレバ−支
持体43の係止部に掛止する状態に自動的に復帰する。
【0025】また、図8及び図9に示している第1変形
例においては、クラッチレバ−支持体43の内側上部に
固設する支持金具51に、内外方向(左右方向)のピン
軸状ロック体52を軸心方向に移動可能に支承して、こ
のピン軸状のロック体52を支持金具51との間に介装
する圧縮スプリング53でもって軸心方向外方(左方)
に弾圧付勢し、該状態のロック体52の外端係止部(前
出の係止爪に相当)が作業クラッチレバ−38の回動移
行圏内に突出して作業クラッチ「切」位置にある作業ク
ラッチレバ−38の前縁に衝合し、又、ロック体52を
人為操作により圧縮スプリング53のバネ力に抗して軸
心方向の内側(右方)に移行させると、ロック体52の
外端係止部が作業クラッチレバ−38の回動移行圏から
退避するように構成している。
例においては、クラッチレバ−支持体43の内側上部に
固設する支持金具51に、内外方向(左右方向)のピン
軸状ロック体52を軸心方向に移動可能に支承して、こ
のピン軸状のロック体52を支持金具51との間に介装
する圧縮スプリング53でもって軸心方向外方(左方)
に弾圧付勢し、該状態のロック体52の外端係止部(前
出の係止爪に相当)が作業クラッチレバ−38の回動移
行圏内に突出して作業クラッチ「切」位置にある作業ク
ラッチレバ−38の前縁に衝合し、又、ロック体52を
人為操作により圧縮スプリング53のバネ力に抗して軸
心方向の内側(右方)に移行させると、ロック体52の
外端係止部が作業クラッチレバ−38の回動移行圏から
退避するように構成している。
【0026】つまり、通常時には、作業クラッチレバ−
38の回動移行圏内に突出するロック体52の外端係止
部が、作業クラッチレバ−38の作業クラッチ「切」位
置から作業クラッチ「入」位置への移行を阻止し、ま
た、そのロック体52を人為操作でもって作業クラッチ
レバ−38の回動移行圏から退避させたときにのみ作業
クラッチレバ−38の作業クラッチ「切」位置から作業
クラッチ「入」位置への移行が可能になるようにしてい
る。
38の回動移行圏内に突出するロック体52の外端係止
部が、作業クラッチレバ−38の作業クラッチ「切」位
置から作業クラッチ「入」位置への移行を阻止し、ま
た、そのロック体52を人為操作でもって作業クラッチ
レバ−38の回動移行圏から退避させたときにのみ作業
クラッチレバ−38の作業クラッチ「切」位置から作業
クラッチ「入」位置への移行が可能になるようにしてい
る。
【0027】なお、作業クラッチレバ−38の回動移行
圏から退避したロック体52はその外端係止部の端面が
作業クラッチ「切」位置と「入」位置間を移行する作業
クラッチレバ−38の内側壁面に摺接することによって
退避状態に維持され、作業クラッチレバ−38が手放さ
れて作業クラッチ「切」位置に復動すると、クラッチレ
バ−38の内側壁面との摺接による退避維持が解かれて
圧縮スプリング53のバネ力でもって作業クラッチレバ
−38の回動移行圏内に突出する通常状態に自動的に復
帰する。
圏から退避したロック体52はその外端係止部の端面が
作業クラッチ「切」位置と「入」位置間を移行する作業
クラッチレバ−38の内側壁面に摺接することによって
退避状態に維持され、作業クラッチレバ−38が手放さ
れて作業クラッチ「切」位置に復動すると、クラッチレ
バ−38の内側壁面との摺接による退避維持が解かれて
圧縮スプリング53のバネ力でもって作業クラッチレバ
−38の回動移行圏内に突出する通常状態に自動的に復
帰する。
【0028】さらに、図10〜図11に示している第2
変形例においては、板バネ材で形成したロック体54を
クラッチレバ−支持体43から内方側に突設する支持台
55に上下方向の支持軸56を中心にして内外方向に回
動できるように枢支して、ロック体54の前端部から外
向き(左方向き)に延出する係止爪54aを形成すると
ともに、ロック体54の後方内側部分に指押え部54b
を形設し、また、クラッチレバ−支持体43に対面する
部位に戻しバネ部54cを一体形成している。
変形例においては、板バネ材で形成したロック体54を
クラッチレバ−支持体43から内方側に突設する支持台
55に上下方向の支持軸56を中心にして内外方向に回
動できるように枢支して、ロック体54の前端部から外
向き(左方向き)に延出する係止爪54aを形成すると
ともに、ロック体54の後方内側部分に指押え部54b
を形設し、また、クラッチレバ−支持体43に対面する
部位に戻しバネ部54cを一体形成している。
【0029】しかして、作業クラッチレバ−38が、図
10に仮想線で示している作業クラッチ「切」位置にあ
るとき、ロック体54は戻しバネ部54cのバネ作用で
図11に実線で示している通常位置に保たれて、係止爪
54aが作業クラッチレバ−38の回動移行圏内に突出
して作業クラッチレバ−38の作業クラッチ「切」位置
から作業クラッチ「入」位置への移行を阻止し、また、
指押え部49bを外方に押圧するとロック体54が図1
1に仮想線で示しているように回動して、前端の係止爪
54aが作業クラッチレバ−38の回動移行圏から退動
し、作業クラッチレバ−38の作業クラッチ「切」位置
から作業クラッチ「入」位置への移行が可能になる。
10に仮想線で示している作業クラッチ「切」位置にあ
るとき、ロック体54は戻しバネ部54cのバネ作用で
図11に実線で示している通常位置に保たれて、係止爪
54aが作業クラッチレバ−38の回動移行圏内に突出
して作業クラッチレバ−38の作業クラッチ「切」位置
から作業クラッチ「入」位置への移行を阻止し、また、
指押え部49bを外方に押圧するとロック体54が図1
1に仮想線で示しているように回動して、前端の係止爪
54aが作業クラッチレバ−38の回動移行圏から退動
し、作業クラッチレバ−38の作業クラッチ「切」位置
から作業クラッチ「入」位置への移行が可能になる。
【0030】また、第2変形例においても、作業クラッ
チレバ−38の回動移行圏から退避したロック体54
は、その係止爪54aが作業クラッチ「切」位置と
「入」位置間を移行する作業クラッチレバ−38の内側
壁面に摺接することによって退避状態に維持され、作業
クラッチレバ−38が手放されて作業クラッチ「切」位
置に復動すると、係止爪54aとクラッチレバ−38の
内側壁面との摺接による退避維持が解かれ、戻しバネ部
54cのバネ力でもって作業クラッチレバ−38の回動
移行圏内に突出する通常状態に自動的に復帰する。
チレバ−38の回動移行圏から退避したロック体54
は、その係止爪54aが作業クラッチ「切」位置と
「入」位置間を移行する作業クラッチレバ−38の内側
壁面に摺接することによって退避状態に維持され、作業
クラッチレバ−38が手放されて作業クラッチ「切」位
置に復動すると、係止爪54aとクラッチレバ−38の
内側壁面との摺接による退避維持が解かれ、戻しバネ部
54cのバネ力でもって作業クラッチレバ−38の回動
移行圏内に突出する通常状態に自動的に復帰する。
【0031】なお、実施例ではロ−ンモアの作業クラッ
チ操作装置に本発明を適用しているが、本発明は走行ク
ラッチ操作装置など他のクラッチ操作装置にも適用で
き、また、ロ−ンモアだけでなく他の自走型作業車輌の
各種クラッチ操作装置にも適用できるものである。
チ操作装置に本発明を適用しているが、本発明は走行ク
ラッチ操作装置など他のクラッチ操作装置にも適用で
き、また、ロ−ンモアだけでなく他の自走型作業車輌の
各種クラッチ操作装置にも適用できるものである。
【0032】
【発明の効果】本発明装置は、デッドマンレバ−構造の
クラッチレバ−のクラッチ「切」位置からクラッチ
「入」位置への移行を阻止する体勢と、同クラッチレバ
−のクラッチ「切」位置からクラッチ「入」位置への移
行を許容する体勢とに人為操作で切換えでき、かつ、ク
ラッチレバ−がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」
位置に復帰したときには前記移行許容体勢から移行阻止
体勢に自動的に復帰するクラッチレバ−係止手段を設け
てあるので、搭載エンジンが稼動している状態でクラッ
チ「切」位置にあるクラッチレバ−が不用意に押圧され
ることによって不測にクラッチ「入」位置に移行される
ことが防止される。
クラッチレバ−のクラッチ「切」位置からクラッチ
「入」位置への移行を阻止する体勢と、同クラッチレバ
−のクラッチ「切」位置からクラッチ「入」位置への移
行を許容する体勢とに人為操作で切換えでき、かつ、ク
ラッチレバ−がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」
位置に復帰したときには前記移行許容体勢から移行阻止
体勢に自動的に復帰するクラッチレバ−係止手段を設け
てあるので、搭載エンジンが稼動している状態でクラッ
チ「切」位置にあるクラッチレバ−が不用意に押圧され
ることによって不測にクラッチ「入」位置に移行される
ことが防止される。
【0033】そして、デッドマンレバ−構造のクラッチ
レバ−にシ−ソ−状に揺動可能にロック体を軸着してそ
の一端部に係止爪を形成するとともに、該係止爪に対応
する係止部をクラッチレバ−が支持されるクラッチレバ
−支持体に形成し、クラッチレバ−がクラッチ「切」位
置にあるときには前記ロック体の係止爪がクラッチレバ
−支持体の係止部に掛止してクラッチ「入」位置へのク
ラッチレバ−の移行を阻止し、ロック体を人為操作で揺
動させて前記係止爪を前記係止部から離脱させるとクラ
ッチレバ−のクラッチ「切」位置からクラッチ「入」位
置への移行が許容され、かつ、クラッチレバ−がクラッ
チ「入」位置からクラッチ「切」位置に復帰したときに
はロック体がクラッチレバ−との間に掛装するバネによ
って前記係止部に掛止する体勢に自動的に復帰するよう
に構成することにより、クラッチレバ−係止手段を備え
ながらもクラッチレバ−周りの全体構成を簡潔コンパク
トにすることができる。
レバ−にシ−ソ−状に揺動可能にロック体を軸着してそ
の一端部に係止爪を形成するとともに、該係止爪に対応
する係止部をクラッチレバ−が支持されるクラッチレバ
−支持体に形成し、クラッチレバ−がクラッチ「切」位
置にあるときには前記ロック体の係止爪がクラッチレバ
−支持体の係止部に掛止してクラッチ「入」位置へのク
ラッチレバ−の移行を阻止し、ロック体を人為操作で揺
動させて前記係止爪を前記係止部から離脱させるとクラ
ッチレバ−のクラッチ「切」位置からクラッチ「入」位
置への移行が許容され、かつ、クラッチレバ−がクラッ
チ「入」位置からクラッチ「切」位置に復帰したときに
はロック体がクラッチレバ−との間に掛装するバネによ
って前記係止部に掛止する体勢に自動的に復帰するよう
に構成することにより、クラッチレバ−係止手段を備え
ながらもクラッチレバ−周りの全体構成を簡潔コンパク
トにすることができる。
【0034】また、上記のように構成する場合に、クラ
ッチ操作連繋具をクラッチレバ−に連結するピン軸を利
用してロック体をクラッチレバ−に取付けることにより
部品点数が削減されてクラッチレバ−周りの全体構成が
一層に簡潔化され、更に、前記ロック体をクラッチレバ
−に内装して設けそのロック体の一部をクラッチレバ−
から外方に露出させて人為操作のための指押え部にする
ことによって、クラッチレバ−周りの構成が益々コンパ
クトになり、また、ロック体に他物が触れて不測に作動
することも少い。
ッチ操作連繋具をクラッチレバ−に連結するピン軸を利
用してロック体をクラッチレバ−に取付けることにより
部品点数が削減されてクラッチレバ−周りの全体構成が
一層に簡潔化され、更に、前記ロック体をクラッチレバ
−に内装して設けそのロック体の一部をクラッチレバ−
から外方に露出させて人為操作のための指押え部にする
ことによって、クラッチレバ−周りの構成が益々コンパ
クトになり、また、ロック体に他物が触れて不測に作動
することも少い。
【図1】本発明装置の要部の側面図である。
【図2】本発明装置の要部を図1の矢印方向からみた背
面図である。
面図である。
【図3】本発明装置の作動態様説明図である。
【図4】本発明装置が実施されたロ−ンモアの側面図で
ある。
ある。
【図5】本発明装置が実施されたロ−ンモアの平面図で
ある。
ある。
【図6】ロ−ンモアの作業クラッチ部の断面図である。
【図7】図6の作業クラッチ部を上方からみた平面部分
図である。
図である。
【図8】本発明装置の第1変形例を示す要部側面図であ
る。
る。
【図9】第1変形例の要部平面図である。
【図10】本発明装置の第2変形例を示す要部側面図で
ある。
ある。
【図11】第2変形例の要部平面図である。
20 走行クラッチレバ− 25 作業クラッチ 37 操作連繋具 38 作業クラッチレバ− 43 クラッチレバ−支持体 48 ピン軸 49 レバ−状のロック体 49a 係止爪 49b 指押え部 50 バネ 52 ピン軸状のロック体 53 圧縮スプリング 54 板バネ材のロック体 56 支持軸 54a 係止爪 54b 指押え部 54c 戻しバネ部
Claims (6)
- 【請求項1】クラッチ「入」位置にあるクラッチレバ−
を握持して同位置に保持している間はクラッチ「入」状
態が継続され、クラッチレバ−を手放すと同クラッチレ
バ−がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」位置に自
動的に復動するデッドマンレバ−構造のクラッチ操作装
置において、前記クラッチレバ−のクラッチ「切」位置
からクラッチ「入」位置への移行を阻止する体勢と同ク
ラッチレバ−のクラッチ「切」位置からクラッチ「入」
位置への移行を許容する体勢とに人為操作で切換でき、
かつ、クラッチレバ−がクラッチ「入」位置からクラッ
チ「切」位置に復帰したときには前記移行許容体勢から
移行阻止体勢に自動的に復帰するクラッチレバ−係止手
段を設けてあることを特徴とする自走型作業車輌のクラ
ッチ操作装置。 - 【請求項2】クラッチ「入」位置にあるクラッチレバ−
を握持して同位置に保持している間はクラッチ「入」状
態が継続され、クラッチレバ−を手放すと同クラッチレ
バ−がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」位置に自
動的に復動するデッドマンレバ−構造のクラッチ操作装
置において、前記クラッチレバ−にシ−ソ−状に揺動可
能にロック体を軸着してその一端部に係止爪を形成する
とともに、該係止爪に対応する係止部をクラッチレバ−
が支持されるクラッチレバ−支持体に形成し、クラッチ
レバ−がクラッチ「切」位置にあるときには前記ロック
体の係止爪がクラッチレバ−支持体の係止部に掛止して
クラッチ「入」位置へのクラッチレバ−の移行を阻止
し、ロック体を人為操作で揺動させて前記係止爪を前記
係止部から離脱させるとクラッチレバ−のクラッチ
「切」位置からクラッチ「入」位置への移行が許容さ
れ、かつ、クラッチレバ−がクラッチ「入」位置からク
ラッチ「切」位置に復帰したときにはロック体がクラッ
チレバ−との間に掛装するバネによって前記係止部に掛
止する体勢に自動的に復帰するようにしてあることを特
徴とする自走型作業車輌のクラッチ操作装置。 - 【請求項3】クラッチレバ−に装設するロック体を、前
記クラッチレバ−にボ−デンワイヤ等のクラッチ操作連
繋具を連結するピン軸によって支承し、そのピン軸を支
点にしてシ−ソ−状に揺動するように装設してあること
を特徴とする請求項2に記載の自走型作業車輌のクラッ
チ操作装置。 - 【請求項4】クラッチ「入」位置にあるクラッチレバ−
を握持して同位置に保持している間はクラッチ「入」状
態が継続され、クラッチレバ−を手放すと同クラッチレ
バ−がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」位置に自
動的に復動するデッドマンレバ−構造のクラッチ操作装
置であって、前記クラッチレバ−にシ−ソ−状に揺動可
能にロック体を軸着してその一端部に係止爪を形成する
とともに、該係止爪に対応する係止部をクラッチレバ−
が支持されるクラッチレバ−支持体に形成し、クラッチ
レバ−がクラッチ「切」位置にあるときには前記ロック
体の係止爪がクラッチレバ−支持体の係止部に掛止して
クラッチ「入」位置へのクラッチレバ−の移行を阻止
し、ロック体を人為操作で揺動させて前記係止爪を前記
係止部から離脱させるとクラッチレバ−のクラッチ
「切」位置からクラッチ「入」位置への移行が許容さ
れ、かつ、クラッチレバ−がクラッチ「入」位置からク
ラッチ「切」位置に復帰したときにはロック体がクラッ
チレバ−との間に掛装するバネによって前記係止部に掛
止する体勢に自動的に復帰するようにしたものにおい
て、前記ロック体をクラッチレバ−に内装して設け、そ
のロック体の一部をクラッチレバ−から外方に露出させ
て人為操作のための指押え部に形成してあることを特徴
とする自走型作業車輌のクラッチ操作装置。 - 【請求項5】 クラッチ「入」位置にあるクラッチレバ
−を握持して同位置に保持している間はクラッチ「入」
状態が継続され、クラッチレバ−を手放すと同クラッチ
レバ−がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」位置に
自動的に復動するデッドマンレバ−構造のクラッチ操作
装置において、前記クラッチレバ−を支持するクラッチ
レバ−支持体に、クラッチレバ−の回動移行圏内に側方
から突出するピン軸状のロック体を軸心方向に進退可能
に支承装設して、クラッチレバ−がクラッチ「切」位置
にあるときには前記ピン軸状のロック体がクラッチレバ
−の回動移行圏内に突出してクラッチ「切」位置からク
ラッチ「入」位置へのクラッチレバ−の移行を阻止し、
前記ロック体を人為操作でクラッチレバ−の回動移行圏
から退避させたときにのみクラッチレバ−のクラッチ
「切」位置からクラッチ「入」位置への移行が許容さ
れ、クラッチレバ−がクラッチ「入」位置からクラッチ
「切」位置に復帰したときには前記ロック体が前記係止
部に掛止する体勢に自動的に復帰するようにしてあるこ
とを特徴とする自走型作業車輌のクラッチ操作装置。 - 【請求項6】クラッチ「入」位置にあるクラッチレバ−
を握持して同位置に保持している間はクラッチ「入」状
態が継続され、クラッチレバ−を手放すと同クラッチレ
バ−がクラッチ「入」位置からクラッチ「切」位置に自
動的に復動するデッドマンレバ−構造のクラッチ操作装
置において、前記クラッチレバ−を支持するクラッチレ
バ−支持体の横側部に、板バネ材からなるロック体を上
下方向の支持軸中心で回動できるように枢支して、その
ロック体の一端に係止爪を、他方端に指押え部を形設す
るとともに、前記クラッチレバ−支持体の側面に対向す
る部位に戻しバネ部を一体に形設して、前記クラッチレ
バ−がクラッチ「切」位置にあるときにはロック体の係
止爪が、クラッチレバ−の回動移行圏内に側方から突出
してクラッチ「切」位置からクラッチ「入」位置へのク
ラッチレバ−の移行を阻止し、前記ロック体を人為操作
でクラッチレバ−の回動移行圏から退避させたときにの
みクラッチレバ−のクラッチ「切」位置からクラッチ
「入」位置への移行が許容され、クラッチレバ−がクラ
ッチ「入」位置からクラッチ「切」位置に復帰したとき
には前記戻しバネ部のバネ力でロック体が前記係止部に
掛止する体勢に自動的に復帰するようにしてあることを
特徴とする自走型作業車輌のクラッチ操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000345284A JP2002144910A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 自走型作業車輌のクラッチ操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000345284A JP2002144910A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 自走型作業車輌のクラッチ操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002144910A true JP2002144910A (ja) | 2002-05-22 |
Family
ID=18819345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000345284A Withdrawn JP2002144910A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 自走型作業車輌のクラッチ操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002144910A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008074177A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Yanmar Co Ltd | クラッチ操作装置 |
JP2014212767A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | ヤンマー株式会社 | クラッチ操作ユニット |
-
2000
- 2000-11-13 JP JP2000345284A patent/JP2002144910A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008074177A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Yanmar Co Ltd | クラッチ操作装置 |
JP2014212767A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | ヤンマー株式会社 | クラッチ操作ユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071016 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090910 |