JP2002144026A - ろう付け装置 - Google Patents
ろう付け装置Info
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- JP2002144026A JP2002144026A JP2000337553A JP2000337553A JP2002144026A JP 2002144026 A JP2002144026 A JP 2002144026A JP 2000337553 A JP2000337553 A JP 2000337553A JP 2000337553 A JP2000337553 A JP 2000337553A JP 2002144026 A JP2002144026 A JP 2002144026A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/0001—Technical content checked by a classifier
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- General Induction Heating (AREA)
Abstract
で急速に高めることのできるろう付け装置を提供する。 【解決装置】2つの加熱コイル28A,28Bが両側の
発熱体9の外周側にそれぞれ設けられ、加熱コイル28
A,28B同士の間に隙間32が形成されるようにす
る。
Description
ドのウェハー同士のろう付け装置に関し、特に、加熱時
間が短くて済むろう付け装置に関する。
示す一部破砕側面図である。シリコンユニット3Aがウ
ェハー1A同士の積層体よりなり、そのウェハー1A
は、はんだ2Aを介して互いに固着されている。ウェハ
ー1Aには、高圧整流素子とするために不純物が拡散さ
れP側とN側とが形成されている。シリコンユニット3
Aの上下にはヘッダーリード4が取り付けらている。シ
リコンユニット3Aとヘッダーリード4とは、ヘッダー
リード4の上下端の一部を残してエポキシ樹脂5でもっ
てモールドされている。このエポキシ樹脂5の表面下部
にはカソードマーク6が記され、積層型ダイオード31
の方向が表示されている。シリコンユニット3Aは、次
に示すように被加熱体から切り出すことによって製造さ
れる。
る。被加熱体3が、ウェハーとなる円板状の部品1とは
んだ2との積層体よりなる。この被加熱体3は、後述さ
れるように上下から軸方向に圧力が加えられた状態で加
熱され、部品1が互いにろう付けされる。図7の(A)
は図6の被加熱体からシリコンユニットを切り出す装置
の構成を示す斜視図であり、(B)は図7の(A)の装
置によって切り出されたシリコンユニットの構成を示す
斜視図である。図7の(A)において、まず、被加熱体
3の上部から等間隔に並ぶ複数の並行ワイヤ12が垂直
に下げられ、被加熱体3が細長状に切られる。次に、被
加熱体3の上部から等間隔に並ぶとともに、並行ワイヤ
12とは直交する複数の並行ワイヤ11が垂直に下げら
れ、被加熱体3が網目状に切られる。それによって、図
7の(B)のような、複数のウェハー1Aがはんだ2A
でもってろう付けされたシリコンユニット3Aが形成さ
れる。
う付けする装置として、従来は図8のような装置が用い
られていた。すなわち、図8は、従来のろう付け装置の
構成を示す断面図であり、上下の支え板14が支え棒1
5でもって固定されている。下の支え板14には断熱台
13が載置され、断熱台13の上にさらに断熱プレート
12が配されている。断熱プレート12の上には、黒鉛
などの発熱体9が載せられ、黒鉛部9の上面に金属プレ
ート8,7を介して被加熱体3が置かれている。一方、
上の支え板14には、スライド軸16,18が上下方向
に貫通している。スライド軸16,18は、支え板14
側に固定されたガイド17,19と摺動することによっ
て上下方向に移動可能である。スライド軸16の下端面
には非金属断熱プレート21が固定され、その非金属断
熱プレート21の下端部にガラス押さえ23を介してガ
ラス筒22が固着されている。非金属断熱プレート21
には、スライド軸18が貫通し、そのスライド軸18
は、非金属断熱プレート21側に固定されたガイド26
とも摺動するようになっている。また、スライド軸18
の下端面には断熱プレート12が固定され、その断熱プ
レート12の下部にもう一つの発熱体9が固定されてい
る。また、この上側の発熱体9の下面にも金属プレート
8が固着されている。なお、ガラス筒22上部の内部空
間は、非金属断熱プレート21でもって密閉状態になっ
ていて、非金属断熱プレート21を貫通する排気筒20
の先には図示されていない排気装置が接続されている。
さらに、被加熱体3の外周には加熱コイル10が巻回さ
れ、この加熱コイル10の両端が引出し線10A,10
Bを介して図示されていない高周波電源に接続されてい
る。後述されるように、高周波励磁された加熱コイル1
0から発生する磁束でもって発熱体9に渦電流が流れ、
その渦電流損によって発熱体9が発熱するようになって
いる。この発熱体9から伝わる熱でもって、被加熱体3
がろう付けされるようになっている。
棒15が支え板14の四隅にそれぞれ固定されている。
また、4本のスライド軸16が非金属断熱プレート21
の四隅を貫通している。さらに、1本のスライド軸18
が非金属断熱プレート21の中心を貫通している。加熱
コイル10の引出し線10A,10Bともに、右側へ引
き出されている。
ス筒22を下げた状態にして実施される。図10は、図
8のろう付け装置でもって被加熱体3がろう付けされて
いる最中の状態を示す断面図である。すなわち、スライ
ド軸16でもって非金属断熱プレート21を下げ、ガラ
ス筒22を断熱台13のパッキング部24の上に配す
る。さらに、スライド軸18を下げることによって、断
熱プレート12と発熱体9とを介して被加熱体3を押し
圧する。それによって、ガラス筒22内部の下部空間も
密閉状態になるので、排気筒20から排気することによ
ってガラス筒22内を真空状態にする。この状態で、加
熱コイル10を数十kHzの高周波電流で励磁すると、
上下の発熱体9に渦電流が流れて発熱体9自体が発熱す
るようになる。この熱が上下の金属プレート7,8を通
して被加熱体3へ伝わり、被加熱体3が加熱される。そ
れによって、図3の被加熱体3のはんだ2が溶融されて
部品1同士がろう付けされる。
がろう付けされている最中の磁界分布図である。図の上
部に加熱コイル10の励磁回路が示されている。すなわ
ち、加熱コイル10の両端に高周波電源25が接続され
ている。図の下部が磁界分布図であり、左側の枠線27
Aが中心軸、下側の枠線27Bが被加熱体3の軸方向の
中央面である。26が計算された磁束線である。磁束線
26が発熱体9の外周から浸入し、それによって、発熱
体9に渦電流が流れるようになる。
たような従来のろう付け装置は、被加熱体3全体が均一
に加熱されないという問題があった。すなわち、図11
において、金属プレート7,8は、発熱体9からの熱を
被加熱体3に均等に伝えるためのものであるが、加熱コ
イル10の励磁による磁束線26が被加熱体3とも鎖交
しているので、被加熱体3自体にも渦電流が流れ、被加
熱体3の外周部が発熱するようになる。そのために、被
加熱体3全体が均一に加熱されず、被加熱体3の外周側
の温度上昇が中心側より高くなる。被加熱体3が全体的
に均一に加熱されないと、ろう付けが局所的に進み部品
同士が接着不良になる。従来は、加熱コイル10への励
磁電流を少しずつ大きくするようにするようにして加熱
温度を徐々に上げ、被加熱体3が均一に加熱されるのを
待ちながらろう付けがなされていた。そのために、被加
熱体3のろう付けに非常に長い時間がかかっていた。
を均一な状態に保ったままで急速に高めることのできる
ろう付け装置を提供することにある。
に、この発明の装置によれば、部品同士の間にはんだが
介装されてなる被加熱体を発熱体の間に配置し、前記発
熱体の外周側に設けられた加熱コイルが高周波励磁され
ることによって前記発熱体が誘導加熱され、前記発熱体
からの熱が前記被加熱体に伝えられ前記はんだを溶融さ
せることによって部品同士を固着させてなるろう付け装
置において、前記加熱コイルが2つに分割されて両側の
前記発熱体の外周側にそれぞれ設けられ、その分割され
た前記加熱コイル同士の間に隙間が形成されてなるよう
にするとよい。それによって、被加熱体の外周側に加熱
コイルの隙間が形成されて、磁束線が被加熱体と鎖交し
難くなる。そのために、被加熱体自体が誘導加熱され難
くなり、被加熱体の加熱が発熱体側からの熱伝導加熱だ
けになる。したがって、従来のように被加熱体の温度が
徐々に上がるのを待つ必要がなくなり、加熱コイルの励
磁電流をいきなり大きくすることができ、被加熱体全体
の温度を均一な状態に保ったままで急速に高めることが
できる。
熱体の外周側にそれぞれ設けられた加熱コイルが互いに
逆方向に励磁されてなるようにしてもよい。それによっ
て、加熱コイルからの磁束線が被加熱体とさらに鎖交し
難くなり、被加熱体全体の温度をさらに均一な状態に保
ったままで急速に高めることができる。
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる装置で
もって被加熱体がろう付けされている最中の状態を示す
断面図である。2つに分割された加熱コイル28A,2
8Bが上下の発熱体9の外周側にそれぞれ設けられ、加
熱コイル28A,28B同士の間に隙間32が形成され
ている。図1のその他は、図10の従来の構成と同じで
あり、従来と同じ部分は同一参照符号を付けることによ
って詳細な説明は省略する。
ろう付けされている最中の磁界分布図である。図の上部
に加熱コイル28A,28Bの励磁回路が示されてい
る。すなわち、加熱コイル28A,28B同士が同じ方
向に励磁されるように直列接続され、その直列回路の両
端に高周波電源25が接続されている。図の下部が磁界
分布図であり、26Aが計算された磁束線である。図2
のその他は、図11と同じである。
場合の磁束線26と比べると、被加熱体3と鎖交し難く
なっている。その理由は、被加熱体3の外周側に隙間3
2が形成され、加熱コイル28A,28Bが来ないよう
になっているためである。それによって、被加熱体3自
体が誘導加熱され難くなり、被加熱体3の加熱が発熱体
9側からの熱伝導加熱だけになる。したがって、従来の
ように被加熱体3の温度が徐々に上がるのを待つ必要が
なくなる。加熱コイル28A,28Bの励磁電流をいき
なり大きくすることができるので、被加熱体3全体の温
度を均一な状態に保ったままで急速に高めることがで
き、被加熱体3のろう付け時間を従来より短くすること
ができる。
装置でもって被加熱体3がろう付けされている最中の磁
界分布図である。図の上部に加熱コイル28A,28B
の励磁回路が示され、加熱コイル28A,28B同士が
互いに異なる方向に励磁されるように直列接続され、そ
の直列回路の両端に高周波電源25が接続されている。
図の下部が磁界分布図であり、26Bが計算された磁束
線である。図3のその他は図2と同じである。
合の磁束線26Aと比べると、被加熱体3とさらに鎖交
し難くなっている。それによって、被加熱体3全体の温
度をさらに均一な状態に保ったままで急速に高めること
ができ、被加熱体3のろう付け時間をさらに短くするこ
とができる。図4は、この発明のさらに異なる実施例に
かかる装置でもって被加熱体3がろう付けされている最
中の磁界分布図である。加熱コイル28A,28Bの隙
間32が、図3の場合より多少小さく配設されている。
図4のその他は、図3の構成と同じであり、26Cが計
算された磁束線である。
合の磁束線26Aよりは被加熱体3と鎖交し易くなって
いる。その理由は、隙間32が小さくなったために、加
熱コイル28A,28Bによる磁束線26Cが被加熱体
3の外周側から浸入し易くなったためである。すなわ
ち、加熱コイル28A,28Bはできるだけ被加熱体3
の外周側には配設せずに、発熱体9の外周側だけに配設
した方が効果があることが分かる。
図4の実施例に限定されるものではなく、被加熱体3と
して、必ずしも積層型ダイオードのシリコンユニットを
切り出すためのものに限る必要はない。一般的に、被加
熱体3として、部品同士がろう付けされるものであるな
らば、この発明されたろう付け装置を適用することがで
きる。
2つに分割されて両側の発熱体の外周側にそれぞれ設け
られ、その分割された加熱コイル同士の間に隙間が形成
されてなるようにすることによって、被加熱体のろう付
け時間が従来より短縮される。また、かかる装置におい
て、両側の前記発熱体の外周側にそれぞれ設けられた加
熱コイルが互いに逆方向に励磁されてなるようにするこ
とによって、被加熱体のろう付け時間がさらに短縮され
る。
を示す断面図
いる最中の磁界分布図
被加熱体がろう付けされている最中の磁界分布図
もって被加熱体がろう付けされている最中の磁界分布図
を切り出す装置の構成を示す斜視図であり、(B)は図
7の(A)の装置によって切り出されたシリコンユニッ
トの構成を示す斜視図
付けされている最中の状態を示す断面図
ている最中の磁界分布図
加熱体、3A:シリコンユニット、9:発熱体、10,
28A,28B:加熱コイル、25:高周波電源、3
2:隙間
Claims (2)
- 【請求項1】部品同士の間にはんだが介装されてなる被
加熱体を発熱体の間に配置し、前記発熱体の外周側に設
けられた加熱コイルが高周波励磁されることによって前
記発熱体が誘導加熱され、前記発熱体からの熱が前記被
加熱体に伝えられ前記はんだを溶融させることによって
部品同士を固着させてなるろう付け装置において、前記
加熱コイルが2つに分割されて両側の前記発熱体の外周
側にそれぞれ設けられ、その分割された前記加熱コイル
同士の間に隙間が形成されてなることを特徴とするろう
付け装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のろう付け装置において、
両側の前記発熱体の外周側にそれぞれ設けられた加熱コ
イルが互いに逆方向に励磁されてなることを特徴とする
ろう付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000337553A JP2002144026A (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | ろう付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000337553A JP2002144026A (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | ろう付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002144026A true JP2002144026A (ja) | 2002-05-21 |
Family
ID=18812919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000337553A Withdrawn JP2002144026A (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | ろう付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002144026A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009140664A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Shizuki Electric Co Inc | 誘導加熱コイル |
JP2012079818A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Nikon Corp | 基板貼り合せ装置、加熱装置、積層半導体装置の製造方法及び積層半導体装置 |
JP2012089537A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-05-10 | Nikon Corp | ステージ装置、基板貼り合せ装置、積層半導体装置の製造方法及び積層半導体装置 |
-
2000
- 2000-11-06 JP JP2000337553A patent/JP2002144026A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009140664A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Shizuki Electric Co Inc | 誘導加熱コイル |
JP2012079818A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Nikon Corp | 基板貼り合せ装置、加熱装置、積層半導体装置の製造方法及び積層半導体装置 |
JP2012089537A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-05-10 | Nikon Corp | ステージ装置、基板貼り合せ装置、積層半導体装置の製造方法及び積層半導体装置 |
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