JP2002143525A - 遊技機の電動役物 - Google Patents

遊技機の電動役物

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JP2002143525A JP2000339494A JP2000339494A JP2002143525A JP 2002143525 A JP2002143525 A JP 2002143525A JP 2000339494 A JP2000339494 A JP 2000339494A JP 2000339494 A JP2000339494 A JP 2000339494A JP 2002143525 A JP2002143525 A JP 2002143525A
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雅史 峰野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球が通過するまでは特定領域を通過可能
とし、通過後は一般領域のみ通過可能とする遊技機の電
動役物において、特定領域遮蔽部材を駆動するソレノイ
ドの通電時間を短くし、発熱による他の装置の損傷を回
避する。 【解決手段】 大入賞口10内部に特定領域となる開口22
を有する特別領域遮蔽部材21とソレノイド26とを非連結
で配設し、大入賞口扉19の開口当初はソレノイド26を非
通電として、開口22全開となる後退位置に特定領域遮蔽
部材21を保持し、大入賞口10に入賞した遊技球を開口22
により区画される特定領域に導く。また、遊技球が特定
領域を通過した後はソレノイド26を通電して、開口22が
塞がれ遊技球が通過できなくなる前進位置に特定領域遮
蔽部材21を移動させ、その後直ちにソレノイド26は非通
電とし特定領域遮蔽部材21はそのまま前進位置に保持さ
せて、大入賞口10に入賞した遊技球を左右側方の一般領
域に導かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、賞媒体払出の契
機を発生させる一般領域と賞媒体払出に加えて遊技者に
とって相対的に有利性の高い状態への移行の契機を発生
させる特定領域とを有し、遊技媒体が特定領域を通過す
るまでは特定領域を遊技媒体が通過容易な状態に保持
し、遊技媒体が特定領域を通過した後は、切換手段によ
り所定期間特定領域を遊技媒体が通過困難な状態に保持
する遊技機の電動役物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えば1種パチンコ機に
おいては、遊技盤面に設けられた普通図柄作動ゲートを
遊技球が通過すると普通図柄表示装置が図柄変動を開始
して、所定時間後に確定した普通図柄を停止表示し、そ
の停止表示した図柄が当たり図柄であると、普通電動役
物が作動して第1種始動口を所定時間開放する。そし
て、第1種始動口に遊技球が入賞すると特別図柄表示装
置が図柄変動を開始して、所定時間後に確定した特別図
柄を停止表示し、その停止表示した図柄が大当たり図柄
であると、特別電動役物が作動して大入賞口を所定時間
開口させる。
【0003】また、特別電動役物の大入賞口内部には、
賞媒体払出の契機を発生させる一般領域と賞球払出に加
えて大入賞口を連続して開放状態に保持する役物連続作
動装置の作動契機を発生させる特定領域とが設けられて
いて、大当たり図柄のうちの特定の図柄が停止表示され
たときは、大入賞口が開口されるとともに、所定時間が
経過するかまたは大入賞口に概ね10個の遊技球が入賞
するまでを1ラウンドとして、ラウンド中に特定領域を
遊技球が通過した場合に最高例えば16ラウンドまで大
当たりが継続して、大入賞口の開口状態が続き、ラウン
ド中に特定領域を遊技球が通過しなかった場合には、そ
のラウンドで大当たりが終了し、通常遊技状態に戻る。
【0004】こうした遊技機において、遊技球が特定領
域を通過し、役物連続作動装置が作動すると、そのラウ
ンドが終了するまでは再度特定領域を通過させる必要が
なくなる。また、特定領域を通過する遊技球の数は、全
体の入賞数の数の概ね1/3を越えてはならないという
規則がある。そのため、こうした遊技機は、特定領域を
遊技球が通過すると、ソレノイド駆動の切換手段により
特定領域を塞いだり、入賞した遊技球が一般領域に向か
うように流路を変えたりするような構成となっている。
【0005】そして、例えば特定領域を塞ぐ切換手段の
場合、その構成は具体的には、特定領域を塞ぐ部材とソ
レノイドとが連結されたもので、大入賞口開口と同時に
ソレノイドをON(通電)状態にすることにより特定領
域を開口させ、遊技球が通過するとソレノイドをOFF
(非通電)状態とすることにより特定領域を閉口させる
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の切換手段のように特定領域を塞ぐ部材とソレノイド
とが連結され、大入賞口開口と同時にソレノイドをON
状態にすることにより特定領域を開口させ、遊技球が通
過するとソレノイドがOFF状態となって特定領域を閉
口させる構成では、大入賞口が開口されて、ソレノイド
がON状態となり、特定領域を遊技球が通過可能な状態
になっても、遊技釘の調整が悪かったり、発射装置の異
常などで遊技球がいつまでも特定領域を通過しない場合
があり、そうした場合に、ソレノイドが長時間ON状態
のままとなって、長時間駆動によりソレノイド自体の寿
命が短くなくとともに、発熱により他の装置を損傷させ
る等の問題が生ずる。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、賞媒体払出の契機を発生させる一般領
域と賞媒体払出に加えて、大入賞口を連続的に開口状態
に保持する役物連続作動装置の作動契機を発生させるな
ど、遊技者にとって相対的に有利性の高い状態への移行
の契機を発生させる特定領域とを有し、遊技媒体が特定
領域を通過するまでは特定領域を遊技媒体が通過容易な
状態に保持し、遊技媒体が特定領域を通過した後は切換
手段により所定期間特定領域を遊技媒体が通過困難な状
態に保持する遊技機の電動役物において、特定領域を塞
ぐためのソレノイドの通電時間が長くなって、長時間駆
動によりソレノイド自体の寿命が短くなるとともに発熱
により他の装置を損傷をさせるのを回避できるようにす
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、遊技媒体流
入口の内部に賞媒体払出の契機を発生させる一般領域と
賞媒体払出に加えて遊技者にとって相対的に有利性の高
い状態への移行の契機を発生させる特定領域とを備える
とともに、遊技媒体が上記特定領域を通過するまでは上
記特定領域を遊技媒体が通過容易な状態に保持し、遊技
媒体が上記特定領域を通過した後は所定期間上記特定領
域を遊技媒体が通過困難な状態に保持する切換手段を備
えた遊技機の電動役物において、上記切換手段はソレノ
イドを有し、このソレノイドを通電することにより上記
特定領域を遊技媒体が通過容易な状態から通過困難な状
態へ移行させ、このソレノイドを通電後非通電とした後
も上記特定領域を遊技媒体が通過困難な状態に保持する
よう構成したものである。
【0009】この電動役物において、特別領域は、遊技
媒体が特別領域を通過するまではソレノイドが非通電と
されることによって遊技媒体通過容易な状態に保持さ
れ、遊技媒体が特別領域を通過すると、ソレノイドが通
電されることにより切換手段が作動して遊技媒体通過困
難な状態へ移行し、ソレノイドが再び非通電とされた後
もその通過困難な状態に保持される。
【0010】こうして特定領域は遊技媒体が通過するま
では通過容易な状態に保持し、遊技媒体が通過した後は
通過困難な状態に保持するようにできる。そして、その
特定領域を遊技媒体が通過した後通過困難な状態へ変換
する切換手段の駆動ソレノイドは、1回の通電で切換手
段を作動させて特定領域を通過困難な状態に変換でき、
その後非通電でその通過困難な状態を保持できるので、
長時間駆動によりソレノイド自体の寿命が短くなった
り、発熱により他の装置を損傷させる等の問題を回避で
きる。
【0011】この発明による上記電動役物は、より具体
的には、例えば遊技媒体流入口を開閉する開閉部材を備
え、上記切換手段は上記特定領域を開口する位置とこの
特定領域を塞ぐ位置との間を移動自在な特別領域遮蔽部
材を有し、この特別領域遮蔽部材が上記開閉部材の閉口
動作により上記特定領域を開口する位置に移動し、上記
開閉部材の開口状態において上記ソレノイドを通電する
ことにより上記特定領域を塞ぐ位置に移動するよう構成
するのがよい。
【0012】この場合、遊技媒体が特定領域を通過する
と、ソレノイドが通電されることによって特別領域遮蔽
部材が特定領域を塞ぐ位置に移動し、その後直ちにソレ
ノイドを非通電状態としても特別領域遮蔽部材はその位
置に保持される。そして、1ラウンドが終わり、開閉部
材が閉じると、開閉部材の閉口動作に連動して特別領域
遮蔽部材が特定領域を開口する位置に移動する。電動役
物の次回作動時には、開閉部材が開いた後も特別領域遮
蔽部材はこの位置に保持され、特定領域への遊技媒体の
通過が可能である。
【0013】また、この構成では、特定領域遮蔽部材と
ソレノイドとを連結しないため、保守やリユース等の際
にソレノイドを取り外す作業が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の図面
に基づいて説明する。
【0015】図1〜図4は1種パチンコ機に適用した本
発明の実施の形態の一例を示している。図1は実施の形
態の一例の遊技機の盤面図、図2はその特別電動役物の
内部構造を大入賞口閉口時の状態で示す縦断面図であ
る。また、図3は特定領域開口時の特別電動役物の動作
状態を示す縦断面図(a)及び分解斜視図(b)、図4
は特定領域閉口時の特別電動役物の動作状態を示す縦断
面図(a)及び分解斜視図(b)である。
【0016】図1において、1は遊技盤で、盤面にレー
ル2によって遊技領域3が画定され、この遊技領域3の
略中央に特別図柄表示装置4が設けられている。そし
て、特別図柄表示装置4の上部には、横一列の3個のL
EDランプからなる普通図柄表示装置5と、左右2個ず
つ上下に並べた普通図柄始動記憶表示ランプ6と、天入
賞口7とが配置されている。
【0017】また、特別図柄表示装置4の下方には第1
種始動口8を備えた普通電動役物9が設けられ、その更
に下方に、大入賞口10を備えた特別電動役物11が配設さ
れ、この特別電動役物11の下部には左右2個ずつ特別図
柄始動記憶表示ランプ12が設けられ、また、左右側方に
左下入賞口13および右下入賞口14が設けられている。
【0018】また、特別図柄表示装置4の左右側方に普
通図柄作動左ゲート15及び普通図柄作動右ゲート16が配
置され、第1種始動口8の左右側方に左袖入賞口17及び
右袖入賞口18が配置されている。
【0019】普通図柄表示装置5は、左右のLEDラン
プが赤色で、中央のLEDランプが緑色である。
【0020】特別図柄表示装置4は、右図柄表示領域、
左図柄表示領域、中図柄表示領域の三つの図柄表示領域
を有するもので、それら三つの領域に各々例えば0から
9までの10種類の数字を表示し、それら数字の組み合
わせによって特別図柄を表示する。
【0021】特別電動役物11は、大入賞口10を開閉する
大入賞口扉19を備えている。この大入賞口扉19は、相互
に回動自在に連結された上下2枚の扉部材19a、19bか
らなり、下部扉部材19bが大入賞口10の入口下部に前後
回動自在に支承され、上部扉部材19aが大入賞口10の入
口側部両側に上下スライド自在に係止され、ソレノイド
(図示せず)により開閉駆動されて、閉口時には上下の
扉部材19a、19bが図2に示すように略一直線に立ち上
がって大入賞口10を塞ぎ、開口時には上下の扉部材19
a、19bが図3に示すように中折れ状態で前方に傾いて
大入賞口10を開く。
【0022】大入賞口扉19は、図3(a)及び(b)に
示すように大入賞口10開口時に上扉部材19aの外面が遊
技球の案内面として大入賞口10内側へ向け前方から後方
へやや下降傾斜するよう構成され、また、その案内面と
なる外面は、大入賞口10開口時に左右両側から大入賞口
10の幅方向中央に向けて下降傾斜して大入賞口10に入賞
した遊技球を後部中央に案内する形状とされ、その外面
後部の幅方向中央には、案内された遊技球を集めて大入
賞口10の後部幅方向中央から落下させるよう溝部20が形
成されている。
【0023】また、特別電動役物11の内部には、前後に
長い略矩形シャッター状の特定領域遮蔽部材21が配置さ
れている。この特定領域遮蔽部材21には、中央に矩形の
開口22が形成され、前端側には衝き板部23が形成され、
後端側には幅方向中央の後端位置を頂点として前方及び
左右両側の三方に傾斜する山型の遮蔽・案内部24が形成
され、また、遮蔽・案内部24の先端には押し棒部25が連
設されている。この特定領域遮蔽部材21は、特別電動役
物本体ケースに設けられたガイド部26に支持され、大入
賞口10の幅方向中央下部にあって、上扉部材19aの溝部
20の下方を前後に移動可能である。
【0024】そして、特定領域遮蔽部材21の後方には、
特定領域遮蔽部材21駆動用のソレノイド26が配設されて
いる。このソレノイド26は、通電することにより前方へ
伸張し通電カットにより収縮するプランジャ27を有する
もので、図2に示すように大入賞口扉19の閉口時には、
ソレノイド26が非通電でプランジャ27が収縮し、その収
縮したプランジャ27の頭部が特定領域遮蔽部材21の押し
棒部25に当接して、特定領域遮蔽部材21を衝き板部23が
大入賞口扉19の下扉部材19bに衝き当たった状態に保持
する。この時、特定領域遮蔽部材21の開口22は図2に示
すように全開状態である。
【0025】大入賞口10の内部は、上記特定領域遮蔽部
材21の開口22により区画される領域が特定領域とされ、
その左右両側が一般領域とされる。一般領域は、賞球払
出の契機を発生させる領域であり、特定領域は、賞球払
出に加えてこの大入賞口10を連続して開口状態に保持す
る役物連続作動装置(図示せず)の作動契機を発生させ
る領域である。
【0026】大入賞口扉19が開口すると、ソレノイド26
が通電されるまではプランジャ27は収縮したままで、図
3(a)及び(b)に示すように特定領域遮蔽部材21は
開口22が全開の位置を保つ。この時、遊技球は特定領域
を通過可能である。
【0027】また、大入賞口扉19が開口した状態でソレ
ノイド26を通電すると、プランジャ27が伸張し、プラン
ジャ27に押されて特定領域遮蔽部材21が前進し、中折れ
状態で前方に傾いて開口した大入賞口扉19の下扉部材19
bに衝き板部23が衝き当たる。そして、図4(a)及び
(b)に示すようにソレノイド26への通電がカットされ
プランジャ27が収縮した後も特定領域遮蔽部材21はその
まま前進位置を保つ。この時、特定領域遮蔽部材21の開
口22は半分塞がれる。この状態では、遊技球は特定領域
を通過できず、左右側方に案内され、一般領域を通過す
ることとなる。
【0028】この遊技機は、遊技球が大入賞口10へ流入
(入賞)した時は、入賞球1個につき例えば15個の遊
技球が獲得でき、それ以外の入賞口(第1種始動口8を
含む)に入賞した時は例えば5個の遊技球が獲得でき
る。
【0029】また、遊技球が普通図柄作動左ゲート15又
は普通図柄作動右ゲート16を通過すると、その通過を作
動契機として、普通図柄表示装置5により表示される普
通図柄が赤図柄と緑図柄の2図柄で変動(赤色と緑色の
交互点灯)を開始し、所定の停止時間(例えば30秒)
が経過すると図柄変動が停止し、確定した普通図柄が停
止表示される。
【0030】そして、確定した普通図柄が赤図柄を表示
した時は当たりとなり、当該図柄の組み合わせの表示を
作動契機として、普通電動役物9が作動し、第1種始動
口8が所定時間(例えば0.5秒)拡開する。
【0031】また、遊技球が第1種始動口8に入賞する
と、特別図柄表示装置4が図柄変動を開始して、所定時
間(例えば平均約10秒)後に確定した特別図柄を停止
表示し、その停止表示した特別図柄が大当たり図柄であ
ると、特別電動役物11の扉駆動用のソレノイドが作動し
て、大入賞口扉19を開駆動し、大入賞口10を開口させ
る。
【0032】大入賞口10の内部は、上述のように特定領
域遮蔽部材21の開口22により区画される領域が、賞球払
出に加えてこの大入賞口10を連続して開口状態に保持す
る役物連続作動装置の作動契機を発生させる特定領域と
され、その左右両側が、賞球払出の契機を発生させる一
般領域とされていて、大入賞口10の閉口時(大入賞口扉
19の閉口時)には、特定領域遮蔽部材21は特定領域を遊
技球が通過可能な状態に保持されている(図2)。そし
て、大入賞口扉19が開き大入賞口10が開口すると、当
初、特別電動役物11の内部は遮蔽手段駆動用のソレノイ
ド26が非通電でプランジャ27が収縮し、図3(a)及び
(b)に示すように特定領域遮蔽部材21は後退位置にあ
って、開口22が全開され、遊技球が特定領域を通過可能
な状態のままである。この時、大入賞口10に入賞した遊
技球は、大入賞口扉19の上扉部材19aに形成された溝部
20に案内され、この溝部20から特定領域遮蔽部材21の開
口22によって区画された特定領域に導かれる。
【0033】こうして遊技球が特定領域を通過すると、
ソレノイド26は通電状態となり、プランジャ27が伸張す
る。そして、そのプランジャ27に押圧されて特定領域遮
蔽部材21は前進し、衝き板部23が大入賞口扉19の下扉部
材19bに衝き当たり、開口22が半分塞がれて、遊技球が
通過できない位置に移動する。そして、直ちにソレノイ
ド26が非通電状態とされて、図4(a)及び(b)に示
すようにプランジャ27は収縮して待機し、特定領域遮蔽
部材21はそのまま前進位置に保持される。この時、大入
賞口10に入賞した遊技球は、遊技球は特定領域を通過で
きず、左右側方に位置する一般領域に導かれることとな
る。
【0034】こうして特定領域は遊技媒体が通過するま
では通過可能な状態に保持され、遊技媒体が通過した後
は、大入賞口が開口されてから例えば所定時間が経過す
るか、または、大入賞口に例えば10個の遊技球が入賞
するまでの1ラウンドが終了するまでの期間は、通過不
可能な状態に変換されて、大入賞口10に入賞した遊技球
は一般領域に導かれる。そして、所定時間経過するか1
0個の入賞が検出されると大入賞口扉19が閉口し、その
閉口する大入賞口扉19に押されて特定領域遮蔽部材21は
図2に示す元の特定領域開口位置に戻る。
【0035】以上、実施の形態として図示の例を説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の
技術思想の範囲で適宜態様を変更して実施できるもので
ある。
【0036】また、本発明はパチンコ機に限定されるも
のではなく、スロットマシン等の他の遊技機にも適用で
きることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、賞媒体払出の契機を発生させる一般領域と賞
媒体払出に加えて遊技者にとって相対的に有利性の高い
状態への移行の契機を発生させる特定領域とを有し、遊
技媒体が特定領域を通過するまでは特定領域を遊技媒体
が通過容易な状態に保持し、遊技媒体が特定領域を通過
した後は、切換手段により所定期間特定領域を遊技媒体
が通過困難な状態に保持する遊技機の電動役物におい
て、特定領域を塞ぐためのソレノイドの通電時間を短く
でき、長時間駆動とならないようにできるため、ソレノ
イド自体の寿命を長くすることができるとともに、発熱
により他の装置を損傷をさせるのを回避することができ
る。
【0038】また、特定領域遮蔽部材とソレノイドとを
連結しない構成とすることができ、保守やリユース等の
際にソレノイドを取り外す作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の一例の遊技機の盤面図である。
【図2】特別電動役物の内部構造を大入賞口閉口時の状
態で示す縦断面図である。
【図3】特定領域開口時の特別電動役物の動作状態を示
す縦断面図(a)及び分解斜視図(b)である。
【図4】特定領域閉口時の特別電動役物の動作状態を示
す縦断面図(a)及び分解斜視図(b)である。
【符号の説明】
10 大入賞口 11 特別電動役物 19 大入賞口扉(開閉部材) 20 溝部 21 特定領域遮蔽部材 22 開口(特定領域) 26 ソレノイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体流入口の内部に賞媒体払出の契
    機を発生させる一般領域と賞媒体払出に加えて遊技者に
    とって相対的に有利性の高い状態への移行の契機を発生
    させる特定領域とを備えるとともに、遊技媒体が上記特
    定領域を通過するまでは上記特定領域を遊技媒体が通過
    容易な状態に保持し、遊技媒体が上記特定領域を通過し
    た後は所定期間上記特定領域を遊技媒体が通過困難な状
    態に保持する切換手段を備えた遊技機の電動役物におい
    て、 上記切換手段はソレノイドを有し、このソレノイドを通
    電することにより上記特定領域を遊技媒体が通過容易な
    状態から通過困難な状態へ移行させ、このソレノイドを
    通電後非通電とした後も上記特定領域を遊技媒体が通過
    困難な状態に保持するよう構成したことを特徴とする遊
    技機の電動役物。
  2. 【請求項2】 遊技媒体流入口を開閉する開閉部材を備
    え、上記切換手段は上記特定領域を開口する位置とこの
    特定領域を塞ぐ位置との間を移動自在な特別領域遮蔽部
    材を有し、この特別領域遮蔽部材が上記開閉部材の閉口
    動作により上記特定領域を開口する位置に移動し、上記
    開閉部材の開口状態において上記ソレノイドを通電する
    ことにより上記特定領域を塞ぐ位置に移動するよう構成
    したことを特徴とする請求項1記載の遊技機の電動役
    物。
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