JP2002143453A - 遊技機および記録媒体 - Google Patents

遊技機および記録媒体

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JP2002143453A
JP2002143453A JP2000348512A JP2000348512A JP2002143453A JP 2002143453 A JP2002143453 A JP 2002143453A JP 2000348512 A JP2000348512 A JP 2000348512A JP 2000348512 A JP2000348512 A JP 2000348512A JP 2002143453 A JP2002143453 A JP 2002143453A
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JP2000348512A
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Hiroshi Kanazawa
広嗣 金沢
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Maruhon Industry Co Ltd
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Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来にはない図柄の表示方法を提供すること
により、飽き難い遊技機を実現する。 【解決手段】 特別図柄表示器32aに特別図柄を多数
表示した後、特別図柄を所定個数ずつ消して行き、最後
に大当り図柄またはハズレ図柄の表示を残す。つまり、
スクロールにより図柄が変動表示する従来の表示とは異
なる表示を行うことができるため、従来の演出に飽きた
遊技者も新鮮な感覚で遊技できる。また、図柄が消えて
行く過程において、遊技者は、自身が希望する図柄が消
えてしまわないか、ハラハラしながら遊技を楽しむこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばパチンコ機
に代表されるように、コンピュータにより遊技を制御す
る遊技機に関し、詳しくは、図柄表示装置により特定の
図柄が表示された場合に大当りが発生する遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ機として、たと
えば図22に示すものが知られている。図22(A)
は、そのパチンコ機に設けられた遊技盤の正面説明図で
あり、図22(B)は、図22(A)に示す遊技盤に設
けられた特別図柄表示装置の画面の説明図である。パチ
ンコ機500は、遊技盤501に特別図柄表示装置50
2と、第1種始動口503と、変動入賞装置510とを
備える。そして、遊技者が図示しない操作ハンドルを操
作して発射された遊技球が第1種始動口503に入賞す
ると、図22(B)に示すように、特別図柄表示装置5
02が、「0」〜「9」などの複数の図柄を表示領域A
〜Cにおいて上から下方向にスクロール表示し、各表示
領域における停止図柄が「777」などの特定の図柄
(大当り図柄)に揃った場合に大当りが発生し、変動入
賞装置510に設けられた大入賞口511を所定時間開
放する。そして、大入賞口511の予め設定された開放
時間が経過するか、あるいは大入賞口511に予め設定
された所定数の遊技球が入賞すると大入賞口511が閉
口する。このとき、大入賞口511の内部に設けられた
特定領域512を遊技球が通過すると、連続して大入賞
口511が開放する。このように、大入賞口511が開
放してから閉口するまでを1ラウンドと云い、予め設定
された最大ラウンド数を終了すると大当りによる遊技を
終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のパチンコ機における図柄の表示方法は、図柄を各表示
領域において上から下方向にスクロールさせるものであ
り、最終の図柄の決定方法は、スクロールを停止したと
きに表示されている図柄に決定するものであるが、それ
らの方法は、長年変化していないため、新鮮味に欠けて
きたという問題がある。
【0004】そこでこの発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、従来にはない図柄の表示方法
を提供することにより、飽き難い遊技機を実現すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発
明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明
では、図柄を表示する図柄表示手段を備えており、前記
図柄表示手段により所定の図柄が表示された場合に、遊
技状態が遊技者に有利な遊技状態に変化する遊技機にお
いて、前記図柄表示手段は、複数の図柄を表示した後
に、前記所定の図柄および前記所定の図柄以外の図柄の
一方が残るように、前記表示されている図柄を消して行
く消去機能を備えたという技術的手段を用いる。
【0006】消去機能は、複数の図柄を表示した後に、
前記所定の図柄および前記所定の図柄以外の図柄の一方
が残るように、前記表示されている図柄を消して行く。
つまり、スクロールにより図柄が変動表示する従来の表
示とは異なる表示を行うことができる。したがって、従
来の演出に飽きた遊技者も新鮮な感覚で遊技できる。ま
た、図柄が消えて行く過程において、遊技者は、自身が
希望する図柄が消えてしまわないか、ハラハラしながら
遊技を楽しむことができる。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の遊技機において、前記消去機能は、複数の図柄を表
示した後に、前記所定の図柄および前記所定の図柄以外
の図柄の一方が残るように、前記表示されている図柄の
うち、異なる表示領域に表示されている図柄をそれぞれ
消して行くという技術的手段を用いる。
【0008】つまり、同じ表示領域に表示されている図
柄を所定個数ずつ消して行く場合は、遊技者が注目する
範囲が同じ表示領域になり、どの図柄が消え、どの図柄
が残るかを容易に把握し易いが、異なる表示領域に表示
されている図柄をそれぞれ消して行くことにより、上記
把握をし難くなるため、その分、ハラハラする感じを高
めることができる。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の遊技機において、前記消去機能は、前記異なる表示
領域に表示されている図柄をそれぞれ異なるタイミング
で消して行くという技術的手段を用いる。
【0010】つまり、異なる表示領域に表示されている
図柄を同じタイミングで消して行く場合よりも、異なる
タイミングで消して行く方が、遊技者は図柄が消えるタ
イミングを採り難いため、その分、ハラハラする感じを
高めることができる。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記消去機能は、前記表示されている図柄を消して行く速
度を可変であるという技術的手段を用いる。
【0012】つまり、表示されている図柄を消して行く
速度を可変とすることにより、図柄が消えて行くに要す
る時間的な演出を行うことができる。たとえば、3つの
図柄が所定の組み合わせである場合に遊技状態が遊技者
に有利な遊技状態に変化するパチンコ機において、多く
の図柄の中に上記所定の組み合わせが存在した状態で図
柄の消去が開始され、表示されている残り少ない図柄の
中に上記所定の組み合わせが残っているときに、図柄を
消して行く速度をそれまでよりも遅くすることにより、
遊技者は、上記所定の組み合わせが消えてしまわない
か、ハラハラした感じを長く持続できる。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記図柄表示手段は、前記消去機能により特別図柄が消さ
れた表示領域に特別図柄を再表示する再表示機能を備え
ており、前記消去機能は、前記再表示機能により再表示
された特別図柄を消して行くことができるという技術的
手段を用いる。
【0014】つまり、特別図柄を所定個数ずつ消して行
くパターンに、特別図柄を再表示するという新しいパタ
ーンを加えることができるため、遊技に対する新鮮味を
より一層増すことができる。また、遊技者は、最後まで
表示が残ることを希望していた特別図柄が消えてしまっ
た場合であっても、再表示される可能性があるため、最
後まで遊技に集中できる。
【0015】請求項6に記載の発明では、図柄を表示す
る図柄表示手段を備えており、前記図柄表示手段により
所定の図柄が表示された場合に、遊技状態が遊技者に有
利な遊技状態に変化する遊技機において前記図柄表示手
段を機能させるためのコンピュータプログラムが記録さ
れた記録媒体であって、前記図柄表示手段が、複数の図
柄を表示した後に、前記所定の図柄および前記所定の図
柄以外の図柄の一方が残るように、前記表示されている
図柄を消して行く消去処理をコンピュータが実行するた
めのコンピュータプログラムが記録された記録媒体とい
う技術的手段を用いる。
【0016】つまり、コンピュータによって遊技を制御
する遊技機にあっては、たとえば、後述する発明の実施
の形態に記載するように、遊技機に設けられたROMに
記録されたコンピュータプログラムをCPUが実行する
ことにより機能することから、請求項14または請求項
15に記載のコンピュータプログラムを記録したROM
を使用することにより、請求項1ないし請求項4のいず
れか1つに記載の遊技機を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る遊技機の実
施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記
載する各実施形態では、この発明に係る遊技機として第
1種のパチンコ機を例に挙げて説明する。 [全体の主要構成]まず、この実施形態に係るパチンコ
機の主要構成について図1を参照して説明する。図1
は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視説
明図である。パチンコ機10には、前枠11が開閉可能
に備えられており、その前枠11には、ガラス枠13が
開閉可能に取付けられている。前枠11の右側には、ガ
ラス枠13開閉用の鍵を差し込む鍵穴12が設けられて
いる。ガラス枠13の内部には、遊技盤14が設けられ
ており、前枠11の右下には、遊技球を遊技盤14へ発
射する発射モータ(図4に符号15eで示す)を操作す
るための発射ハンドル15aが回動可能に取付けられて
いる。
【0018】ガラス枠13の下方には、賞球や貸球が供
給される賞球・貸球供給口20aが形成されており、こ
の賞球・貸球供給口20aの供給側には、その賞球・貸
球供給口20aから供給された賞球や貸球を溜めておく
ための上受け皿20が取り付けられている。上受け皿2
0の下方には、上受け皿20の収容可能数を超えて流下
した賞球や上受け皿球抜きレバー20bの操作により上
受け皿20から排出された遊技球などを排出する排出口
21aが形成されている。排出口21aの排出側には、
その排出口21aから排出された遊技球を収容しておく
ための下受け皿21が設けられている。また、下受け皿
21の左側には、灰皿17が設けられている。
【0019】[遊技盤14の主要構成]次に、遊技盤1
4の主要構成について図2および図3を参照して説明す
る。図2は、遊技盤14の主要構成を示す正面説明図で
ある。図3(A)は、図2に示す遊技盤14に設けられ
たセンターケースの正面説明図であり、図3(B)は、
図3(A)に示すセンターケースに設けられた特別図柄
表示装置により表示された特別図柄が変動している状態
を示す説明図である。図2に示すように、遊技盤14の
略中央には、センターケース30が備えられている。図
3(A)に示すように、センターケース30には、天入
賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄表示装置3
4と、この普通図柄表示装置34の作動回数を表示する
4個のLEDからなる普通図柄記憶表示LED35と、
複数の図柄、たとえば「1」〜「9」の数字などの特別
図柄を液晶で変動表示する特別図柄表示装置32と、こ
の特別図柄表示装置32の始動可能な回数を表示する4
個のLEDからなる特別図柄記憶表示LED36とが備
えられている。
【0020】図2に示すように、センターケース30の
左右には、普通図柄表示装置34を作動させるための普
通図柄作動ゲート26,26が設けられている。センタ
ーケース30の下方には、特別図柄表示装置32を作動
させる機能を有する第1種始動口27が設けられてお
り、この第1種始動口27の下方には普通図柄表示装置
34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放
する普通電動役物28が設けられている。両翼を開放し
た普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に特別
図柄表示装置32を作動開始させる機能を備えている。
普通電動役物28の下方には、特別図柄表示装置32の
停止図柄が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞
装置40が設けられている。
【0021】この変動入賞装置40には、大当りの発生
時に開放される扉形式の大入賞口41が、その下部両端
を回動軸にして前後に開閉可能に取り付けられており、
この大入賞口41の両側には、普通入賞口29,29が
それぞれ設けられている。また、大入賞口41の内部に
は、大入賞口41を連続して開放する機能を有する特定
領域42と、この特定領域42を通過した遊技球を検出
する特定領域スイッチ(図4に符号42aで示す)と、
大入賞口41に入賞した遊技球の数をカウントする大入
賞口スイッチ(図4に符号43aで示す)とが設けられ
ている。その他、遊技盤14には、複数の風車23と、
袖入賞口24,24と、コーナー飾りランプ18a,1
8aと、サイド飾りランプ18b,18bと、入賞しな
かった遊技球をアウト球として回収するアウト口45と
が設けられている。また、遊技盤14には、多くの釘4
7が打ち込まれており、遊技盤14に発射された遊技球
は、釘47間を乱舞しながら落下する。
【0022】[パチンコ機10の電気的構成]次に、パ
チンコ機10の電気的構成についてそれをブロックで示
す図4を参照して説明する。パチンコ機10には、主基
板100が設けられており、この主基板100には、マ
イクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプ
ロセッサ110には、遊技の制御を実行するメインCP
U112と、このメインCPU112が各種制御を実行
するための各種制御プログラムや各種コマンドが記録さ
れたROM114と、メインCPU112が各種制御プ
ログラムを実行する際にROM114から読出された制
御プログラムや遊技中に発生する入賞や大当りに関する
データなどの各種データを一時的に格納するRAM11
6とが搭載されている。
【0023】主基板100には、次に記載するものが電
気的に接続されている。電源基板80、賞球の払出しな
どを制御する払出制御基盤200、特別図柄表示装置3
2、遊技盤14に設けられたランプやLEDを制御する
ランプ制御装置300、遊技中の効果音などを制御する
音声制御装置79、遊技球の第1種始動口27の通過を
検出する第1種始動口スイッチ27a、入賞や大当りな
どに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに
設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための
遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中
継基板53である。
【0024】払出制御基盤200には、主基板100か
ら送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロ
プロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッ
サ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU
212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの
制御を実行するための各種制御プログラムが記録された
ROM214と、サブCPU212が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM214から読出された制御プロ
グラムや主基板100から送出された入賞数などの各種
データを一時的に格納するRAM216とが搭載されて
いる。また、払出制御基盤200には、電源基板80、
CR接続基板56、発射モータ15eを駆動するための
発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52お
よび払出中継基板55が電気的に接続されている。発射
モータ駆動基板15cには、発射モータ駆動基板15c
から発射モータ15eへ駆動信号を出力させるための発
射スイッチ15dが接続されている。
【0025】遊技枠中継基板53には、下受け皿21が
賞球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ2
1bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続されてい
る。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えら
れた賞球払出センサ(払出された賞球を検出するセン
サ)62a,62bおよび払出中継基板55と電気的に
接続されている。賞球の払出機構は、賞球の払出しを効
率良く行うために2カ所設けられており、各払出機構は
賞球ユニット62に備えられた賞球払出モータ62cに
よって駆動される。また、賞球払出センサ62aは一方
の払出機構に設けられており、賞球払出センサ62bは
他方の払出機構に設けられている。
【0026】払出中継基板55には、貸球がなくなった
ことを検出する貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ
62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されてい
る。盤面中継基板51には、次に記載するものが電気的
に接続されている。普通電動役物28を開閉させる普通
電動役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置34、普
通図柄作動ゲート26に設けられたゲートスイッチ26
a(1つは図示省略)、大入賞口スイッチ43a、袖入
賞口24への入賞を検出する袖入賞口スイッチ24a
(1つは図示省略)、下入賞口29への入賞を検出する
下入賞口スイッチ29a、天入賞口31への入賞を検出
する天入賞口スイッチ31aおよび大入賞口中継基板5
0である。
【0027】大入賞口中継基板50には、特定領域ソレ
ノイド42b、大入賞口ソレノイド43bおよび特定領
域スイッチ42aが電気的に接続されている。電源基板
80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、
CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数
を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装
置などを備える遊技機外装置部分22と電気的に接続さ
れている。電源基板80は、AC24V(50Hz/6
0Hz)の主電源70から電源の供給を受ける。
【0028】[画像制御コマンドの流れ]次に、メイン
CPU112から、特別図柄表示装置32に設けられた
サブCPU32e(図6)への画像制御コマンドの流れ
について図5を参照して説明する。図5(A)は、画像
制御コマンドの流れを示す説明図であり、図5(B)
は、転送信号および画像制御コマンドのタイミングチャ
ートである。メインCPU112は、画像制御コマンド
をメインCPUバス118を介して出力ポート120に
出力し、転送信号を出力ポート122に出力する。出力
ポート120に出力した画像制御コマンドは、メインC
PUパラレル出力ポート124を介して出力バッファ1
26に一時的に保存された後、サブCPU32eに接続
された入力バッファ32mに一時的に保存される。ま
た、出力ポート122に出力された転送信号が、出力バ
ッファ128および入力バッファ32nを介してサブC
PU32eのトリガ入力(TRG2)32kに入力され
ると、入力バッファ32mに保存されている画像制御コ
マンドがサブCPUパラレル入力ポート32pを介して
サブCPU32eの入力ポート32jに取込まれ、サブ
CPU32eはコマンド入力処理を実行する。
【0029】[特別図柄表示装置32の電気的構成]次
に、特別図柄表示装置32の主な電気的構成について図
6および図7を参照して説明する。図6は、特別図柄表
示装置32の主な電気的構成をブロックで示す説明図で
ある。図7は、図6に示す特別図柄表示装置32に備え
られたキャラクタROM32iの記憶内容を示す説明図
である。図6に示すように、特別図柄表示装置32は、
特別図柄表示器32a、液晶インバータ基板32b、液
晶アナログ基板32cおよび特別図柄制御基板32dを
備える。特別図柄制御基板32dに搭載されたサブCP
U32eは、主基板100からライン100aを介して
送出された画像制御コマンドを受信するとともに、その
受信した画像制御コマンドの内容をROM32fに記録
されたコンピュータプログラムに従って解析する。
【0030】続いてサブCPU32eは、その解析結果
をVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)32g
へ送出する。続いてVDP32gは、キャラクタROM
32iから上記解析結果に対応した図柄やキャラクタな
どを所定の図柄配列で読出す。キャラクタROM32i
には、図7に示すように、「1」〜「9」の数字を示す
特別図柄、優勝カップの絵柄を示す特別図柄、金の延べ
棒の絵柄を示す特別図柄および金貨の絵柄を示す特別図
柄、特別図柄の背景に表示する背景画像、ズームインす
る範囲を特定するための枠を示す画像、遊技が行われて
いないときに表示する客待ちデモンストレーション用の
画像、大当り時に表示する「大当り」という文字などの
画像、大当り時の実行ラウンド数を「ラウンド1」など
と表示する画像、大当り終了時に表示する「END」と
いう文字などの画像、「ラッキーチャンスあと1回」な
どのメッセージを表示する画像、大入賞口41に入賞し
た遊技球が特定領域42を通過したときに「V」を表示
する画像、画像を正常に表示できない場合に「Sエラ
ー」などを表示する画像データが記憶されている。
【0031】また、VDP32gは、キャラクタROM
32iから読出した図柄やキャラクタなどのドットのア
ドレス、表示色、回転、拡大および縮小などを上記解析
結果に基づいて演算し、その演算結果を内蔵のパレット
RAM32hに一時的に格納する。続いてVDP32g
は、パレットRAM32hに格納されている演算結果に
基づいてRGB信号を液晶アナログ基板32cへ送出す
る。続いて液晶アナログ基板32cは、取込んだRGB
信号の色補正および輝度調整を行い、その信号を液晶イ
ンバータ基板32bへ送出する。液晶インバータ基板3
2bは、バックライト電源の役割を果たし、取込んだ信
号を昇圧(たとえば、12Vから600V)し、特別図
柄表示器32aへ送出する。そして特別図柄表示器32
aは、取込んだ信号に対応する液晶ドットをスイッチン
グして表示する。これにより、特別図柄の変動表示、停
止図柄の表示、アニメーション画像の表示、大当りの表
示、ラウンド数の表示、前述の各種メッセージの表示な
どを行う。なお、この実施形態では、特別図柄表示器3
2aを構成する液晶は、TFTを用いる。
【0032】[画像制御コマンド]次に、画像制御コマ
ンドについて図8を参照して説明する。図8は、画像制
御コマンドテーブルの内容を一部を省略して示す説明図
である。図8に示すように、画像制御コマンドは、E0
H〜E6Hで表される1バイトおよび00H〜0BHで
表される1バイトの計2バイトで構成されており、画像
制御コマンドテーブル114bには、以下に示す画像制
御コマンドが記憶されている。
【0033】(1)どの特別図柄をどのような配列順序
で表示するかを示す配列パターンを1〜19の中から選
択して指定するための配列パターン1指定コマンド(E
0H00H)〜配列パターン19指定コマンド(E0H
12H)。(2)特別図柄を画面上から消すための消去
パターンを1〜18の中から選択して指定するための消
去パターン1指定コマンド(E2H00H)〜消去パタ
ーン18指定コマンド(E2H11H)。(3)特別図
柄を「1」〜「9」、「優勝カップ」、「金の延べ棒」
および「金貨」の中から選択して指定するための図柄1
指定コマンド(E5H00H)〜図柄金貨指定コマンド
(E5H0BH)。(4)拡大表示するための特別図柄
を「1」〜「9」、「優勝カップ」、「金の延べ棒」お
よび「金貨」の中から選択して指定するための図柄1拡
大指定コマンド(E6H00H)〜図柄金貨拡大指定コ
マンド(E6H0BH)。なお、図示しないが、画像制
御コマンドテーブル114bには、キャラクタROM3
2i(図7)に記憶されている画像を指定して表示する
ための画像制御コマンドが記憶されている。
【0034】[特別図柄表示の流れ]次に、特別図柄表
示の流れについて図9ないし図19を参照して説明す
る。図9は、特別図柄表示器32aの表示画面に多くの
特別図柄が表示された状態を示す説明図であり、図10
は、図9に示す表示状態から所定個数の特別図柄が消え
た第1段階の表示状態を示す説明図である。図11は、
図10に示す表示状態から所定個数の特別図柄が消えた
第2段階の表示状態を示す説明図であり、図12は、図
11に示す表示状態から所定個数の特別図柄が消えた第
3段階の表示状態を示す説明図である。図13は、図1
2に示す表示状態から所定個数の特別図柄が消えた第4
段階の表示状態を示す説明図であり、図14は、図13
に示す表示状態から所定個数の特別図柄が消えた第5段
階の表示状態を示す説明図である。図15は、最終図柄
が表示された状態を示す説明図である。
【0035】図16は、特別図柄が表示されてから最終
の特別図柄が拡大表示されるまでのタイミングチャート
である。図17はメインCPU112が実行する特別図
柄始動口処理の流れを示すフローチャートである。図1
8はメインCPU112が実行する特別図柄表示処理の
流れを示すフローチャートであり、図19は図18の流
れの続きを示すフローチャートである。なお、この例で
は、メインCPU112は、図17〜図19に示す処理
をROM114に記録されたコンピュータプログラムに
従って実行する。
【0036】(特別図柄始動口処理)遊技球が第1種始
動口27(図2)を通過し、第1種始動口スイッチ27
a(図4)がONすると、メインCPU112は、第1
種始動口スイッチ27aに接続されている入力ポートの
電圧変化を検出することにより、第1種始動口スイッチ
27aがONしたことを検出する(図17のステップ
(以下、Sという)10:Yes)。続いてメインCP
U112は、特別図柄始動記憶数U1が「4」未満であ
る場合は(S12:Yes)、特別図柄始動記憶数U1
に「1」を加算し(S14)、大当りか否かを決定する
値をカウントする大当りカウンタのカウント値を1つ取
得し(S16)、その取得したカウント値をRAM11
6に一時的に格納する(S18)。なお、上記大当りカ
ウンタは、たとえば0〜946の計947コマの値をカ
ウントする。
【0037】(特別図柄表示処理)そしてメインCPU
112は、特別図柄の表示または消去を行うための画像
制御コマンドを特別図柄表示装置32へ出力する処理を
行っているか否かを判定し(図18のS30)、処理中
でないと判定すると(S30:No)、特別図柄始動記
憶数U1が「1」以上であるか否かを判定する(S3
2)。続いてメインCPU112は、特別図柄始動記憶
数U1が「1」以上であると判定すると(S32:Ye
s)、特別図柄始動記憶数U1から「1」を減算し(S
34)、S18においてRAM116に一時的に格納さ
れている値を参照し(S36)、その値が予めROM1
14に記憶されている大当り値(たとえば「7」、「1
13」、「223」)である場合は、大当りと判定し
(S38:Yes)、その大当り値以外の大当り値であ
る場合は、ハズレと判定する(S38:No)。続いて
メインCPU112は、大当りと判定した場合は(S3
8:Yes)、特別図柄表示装置32に表示する大当り
図柄を決定し(S40)、ハズレと判定した場合は(S
38:No)、ハズレ図柄を決定する(S42)。
【0038】大当り図柄の決定は、大当り図柄と大当り
図柄決定乱数とを対応付けた大当り図柄決定乱数テーブ
ル(図示省略)を使用し、メインCPU112が、無作
為に選択した大当り図柄決定乱数と対応付けられた大当
り図柄を選択することにより行う。また、ハズレ図柄の
決定は、ハズレ図柄とハズレ図柄決定乱数とを対応付け
たハズレ図柄決定乱数テーブル(図示省略)を使用し、
メインCPU112が、無作為に選択したハズレ図柄決
定乱数と対応付けられたハズレ図柄を選択することによ
り行う。続いてメインCPU112は、どんな特別図柄
をどのような配列で表示するかを示す図柄配列を乱数を
使用して決定する(S44)。この例では、図柄配列の
パターンは、19種類用意されており、メインCPU1
12は、その中から1つのパターンを無作為に選択す
る。そしてその選択したパターンの中に、大当りの場合
には、S40において決定した大当り図柄を含め、ハズ
レの場合には、S42において決定したはず図柄を含め
る。なお、上記決定した図柄配列の中に大当り図柄また
はハズレ図柄を配置する個所は、乱数を利用して無作為
に決定する。
【0039】続いてメインCPU112は、特別図柄表
示器32aに表示した特別図柄を消して行く消去パター
ンを消去パターン1〜19の中から乱数を利用して無作
為に1つ決定する(S46)。この実施形態では、各パ
ターンの違いは、一度に消去する特別図柄の個数、消去
する表示領域、消去する表示領域を展開して行くパター
ン(方向、速度など)などである。続いてメインCPU
112は、S44において決定した図柄配列を指定する
配列パターン指定コマンドを画像制御コマンドテーブル
114b(図8)から読出して特別図柄表示装置32へ
送出する(S48)。これにより、特別図柄表示装置3
2は、取込んだ配列パターン指定コマンドに従って特別
図柄を特別図柄表示器32aに表示する準備を行う。続
いてメインCPU112は、特別図柄の表示および消去
のタイミングなどを計測するタイマTをスタートさせる
(S50)。
【0040】そしてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまり特別図柄
を表示する時間t0に達したと判定すると(S52:Y
es)、特別図柄表示装置32へ特別図柄の表示命令を
送出する(S54)。これにより、特別図柄表示器32
aは、S48においてメインCPU112から受信した
画像制御コマンドに示される配列パターンに従って特別
図柄を表示する(図9、図16のt0)。この例では、
図9に示すように、横6図柄×縦10図柄の計60図柄
の特別図柄が、特別図柄表示器32aに表示される。そ
してメインCPU112は、タイマTの計測時間tが予
め設定されている時間、つまり第1段階の消去を実行す
る時間t1に達したと判定すると(S56:Yes)、
S46において決定した消去パターンに従って所定個数
の特別図柄の表示を画面上から消す(S58、図10、
図16のt1)。この例では、図10に示すように、画
面左下の9個の特別図柄が消える。
【0041】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまり第2段階
の消去を実行する時間t2に達したと判定すると(S6
0:Yes)、S46において決定した消去パターンに
従って所定個数の特別図柄の表示を画面上から消す(S
62、図11、図16のt2)。この例では、図11に
示すように、画面左上の9個の特別図柄が消える。続い
てメインCPU112は、タイマTの計測時間tが予め
設定されている時間、つまり第3段階の消去を実行する
時間t3に達したと判定すると(S64:Yes)、S
46において決定した消去パターンに従って所定個数の
特別図柄の表示を画面上から消す(S66、図12、図
16のt3)。この例では、図12に示すように、画面
右側ほぼ中央の9個の特別図柄が消える。
【0042】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまり第4段階
の消去を実行する時間t4に達したと判定すると(S6
8:Yes)、S46において決定した消去パターンに
従って所定個数の特別図柄の表示を画面上から消す(S
70、図13、図16のt4)。この例では、図13に
示すように、画面右下の9個の特別図柄および画面左側
上下の6個の特別図柄が消える。続いてメインCPU1
12は、タイマTの計測時間tが予め設定されている時
間、つまり第5段階の消去を実行する時間t5に達した
と判定すると(S72:Yes)、S46において決定
した消去パターンに従って所定個数の特別図柄の表示を
画面上から消す(S74、図14、図16のt5)。こ
の例では、図14に示すように、画面左側の6個の特別
図柄および画面右上の3個の特別図柄が消える。
【0043】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまり最終の特
別図柄を拡大表示する時間t6に達したと判定すると
(S76:Yes)、図15に示すように、図14に示
した計9個の特別図柄を画面に拡大表示する(S78、
図16のt6)。図15に示す例では、横方向の中央の
列に大当り図柄である「優勝カップ」を3つ揃えて表示
しているが、S38(図18)においてハズレと判定さ
れた場合は、上記中央の列に所定のハズレ図柄を表示す
る。なお、大当りの場合は、変動入賞装置40(図2)
が作動して大入賞口41が開放し、第1ラウンドが開始
する。そして、大入賞口41の予め設定された開放時間
(たとえば30秒)が経過するか、あるいは大入賞口4
1に予め設定された所定数(たとえば10個)の遊技球
が入賞すると大入賞口41が閉口する。このとき、大入
賞口41の内部に設けられた特定領域42を遊技球が通
過すると、連続して大入賞口41が開放する。そして最
大ラウンド数(たとえば16ラウンド)を終了すると大
当りによる遊技を終了する。
【0044】[第1実施形態の効果] 以上のように、上記第1実施形態のパチンコ機10を
使用すれば、複数の特別図柄を表示した後に、大当り図
柄およびハズレ図柄の一方が残るように、表示されてい
る特別図柄を消して行くことができる。つまり、スクロ
ールにより図柄が変動表示する従来の表示とは異なる表
示を行うことができる。したがって、従来の演出に飽き
た遊技者も新鮮な感覚で遊技できる。また、図柄が消え
て行く過程において、遊技者は、自身が希望する図柄が
消えてしまわないか、ハラハラしながら遊技を楽しむこ
とができる。 また、異なる表示領域に表示されている特別図柄をそ
れぞれ消して行くことができるため、遊技者は、どの図
柄が消え、どの図柄が残るかを把握し難くなるので、そ
の分、ハラハラする感じを高めることができる。 さらに、異なる表示領域に表示されている特別図柄を
それぞれ異なるタイミングで消して行くことができるた
め、遊技者は、同じタイミングで消して行く場合より
も、特別図柄が消えるタイミングを採り難いため、その
分、ハラハラする感じを高めることができる。
【0045】<第2実施形態>次に、この発明の第2実
施形態に係るパチンコ機について説明する。この実施形
態のパチンコ機は、消去機能により特別図柄が消された
表示領域に再度特別図柄を表示して行く機能(再表示機
能)を設け、特別図柄の消去および表示を所定回数繰り
返すことを特徴とする。図20は、第1実施形態におい
て説明した特別図柄表示処理のうち、図19に示す処理
の変更例を示すフローチャートである。S90〜S10
2は、図19のS52〜S64と同じ処理内容である
が、タイマTの計測時間tが時間t3に達すると(S1
02:Yes)、S96において特別図柄が消えた表示
領域に再度特別図柄を表示する(S104、第1再表
示)。この再表示される特別図柄は、S96において消
えた特別図柄と同じ特別図柄でも良いし、他の特別図柄
でも良い。また、S100において特別図柄が消えた表
示領域に再度特別図柄を表示しても良い。
【0046】そして、第3および第4段階の消去を行っ
た後(S106〜S112)、タイマTの計測時間tが
時間t6に達すると(S114:Yes)、S108に
おいて特別図柄が消えた表示領域に再度特別図柄を表示
する(S116、第2再表示)。この再表示される特別
図柄は、S108において消えた特別図柄と同じ特別図
柄でも良いし、他の特別図柄でも良い。また、S112
において特別図柄が消えた表示領域に再度特別図柄を表
示しても良い。そして、タイマTの計測時間tが時間t
7に達すると(S118:Yes)、図19のS74〜
S80と同じように、第5段階の消去を行い(S12
0)、時間t8に達すると(S122:Yes)、最終
の特別図柄を拡大表示し(S124)、タイマTをリセ
ットする(S126)。
【0047】[第2実施形態の効果]以上のように、第
2実施形態のパチンコ機を使用すれば、特別図柄を消し
て行くパターンに、特別図柄を再表示するという新しい
パターンを加えることができるため、遊技に対する新鮮
味をより一層増すことができる。また、遊技者は、最後
まで表示が残ることを希望していた特別図柄が消えてし
まった場合であっても、再表示される可能性があるた
め、最後まで遊技に集中できる。
【0048】<他の実施形態> (1)図21は、特別図柄の他の消去機能を示す説明図
である。同図に示すように、これから消そうとする表示
領域に枠Wを表示する。この場合、遊技者は、枠Wによ
り、特別図柄が消される表示領域が予め表示されるた
め、消去の対象となる表示領域を探す必要がなく、枠W
により囲まれた範囲を注目すれば良いため、安心して遊
技に集中できるという効果がある。 (2)また、表示されている特別図柄を消して行く速度
を変えることもできる。つまり、表示されている特別図
柄を消して行く速度を途中で変えることにより、特別図
柄が消えて行くに要する時間的な演出を行うことができ
る。たとえば、3つの特別図柄が所定の組み合わせであ
る場合に遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変化する
パチンコ機において、多くの特別図柄の中に上記所定の
組み合わせが存在した状態で特別図柄の消去が開始さ
れ、表示されている残り少ない特別図柄の中に上記所定
の組み合わせが残っているときに、特別図柄を消して行
く速度をそれまでよりも遅くすることにより、遊技者
は、上記所定の組み合わせが消えてしまわないか、ハラ
ハラした感じを長く持続できる。なお、この構成を備え
たパチンコ機が、請求項4に係るパチンコ機に対応す
る。
【0049】(3)さらに、特別図柄をフェードアウト
して消すこともできる。ここで、フェードアウトとは、
表示されている特別図柄が次第にぼんやりと消えていく
ことを意味する。つまり、特別図柄を遊技者がはっきり
と認識できる状態から次第に認識できない状態に変化さ
せることができるため、特別図柄の全体が瞬時に消える
態様や、図柄の一部が消え、その後、見えている部分が
次第に消えて行く態様とは異なる感覚を遊技者に提供で
きる。また、特別図柄をフェードインして表示すること
もできる。ここで、フェードインとは、ぼんやり表示さ
れている特別図柄をその姿が次第にはっきりしてくるよ
うに表示することを意味する。つまり、特別図柄の表示
状態を遊技者が認識できない状態から次第に認識できる
状態に変化させることができるため、特別図柄の全体が
瞬時に現れる態様や、特別図柄の一部が現れ、その後、
見えていない部分が次第に現れてくる態様とは異なる感
覚を遊技者に提供できる。 (4)また、最初は、大きいモザイクをかけることによ
り、特別図柄がぼんやり見えるように隠しておき、その
モザイクを次第に小さくして行き、最後にモザイクがな
くなるようにすることにより、特別図柄が次第にはっき
り見えてくるようにすることもできる。また、逆に、最
初は、小さいモザイクを特別図柄にかけておき、そのモ
ザイクを次第に大きくして行き、最後に特別図柄の表示
を消すことにより、特別図柄が次第にぼんやりして行く
ようにすることもできる。なお、上記モザイクとは、映
像がモザイク模様で覆われているように見える映像効果
の一種である。
【0050】[各請求項と実施形態との対応関係]特別
図柄表示装置32が、請求項1に記載の図柄表示手段に
対応し、大当り図柄が所定の図柄に対応し、大当りの発
生が、遊技者に有利な遊技状態に対応する。また、RO
M114が請求項6に記載の記録媒体に対応する。そし
て、メインCPU112が実行するS46〜S74が、
消去機能および請求項6に記載の消去処理に対応する。
また、S104およびS116が、請求項5に記載の再
表示機能に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を
示す斜視説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機10に備えられた遊技盤
14の主要構成を示す説明図である。
【図3】図3(A)は、図2に示す遊技盤14に設けら
れたセンターケースの正面説明図であり、図3(B)
は、図3(A)に示すセンターケースに設けられた特別
図柄表示装置により表示された特別図柄が変動している
状態を示す説明図である。
【図4】パチンコ機10の電気的構成をブロックで示す
説明図である。
【図5】図5(A)は、画像制御コマンドの流れを示す
説明図であり、図5(B)は、転送信号および画像制御
コマンドのタイミングチャートである。
【図6】特別図柄表示装置32の主な電気的構成をブロ
ックで示す説明図である。
【図7】図6に示す特別図柄表示装置32に備えられた
キャラクタROM32iの記憶内容を示す説明図であ
る。
【図8】画像制御コマンドテーブルの内容を一部を省略
して示す説明図である。
【図9】特別図柄表示器32aの表示画面に多くの特別
図柄が表示された状態を示す説明図である。
【図10】図9に示す表示状態から所定個数の特別図柄
が消えた第1段階の表示状態を示す説明図である。
【図11】図10に示す表示状態から所定個数の特別図
柄が消えた第2段階の表示状態を示す説明図である。
【図12】図11に示す表示状態から所定個数の特別図
柄が消えた第3段階の表示状態を示す説明図である。
【図13】図12に示す表示状態から所定個数の特別図
柄が消えた第4段階の表示状態を示す説明図である。
【図14】図13に示す表示状態から所定個数の特別図
柄が消えた第5段階の表示状態を示す説明図である。
【図15】最終図柄が表示された状態を示す説明図であ
る。
【図16】特別図柄が表示されてから最終の特別図柄が
拡大表示されるまでのタイミングチャートである。
【図17】メインCPU112が実行する特別図柄始動
口処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】メインCPU112が実行する特別図柄表示
処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】図18の流れの続きを示すフローチャートで
ある。
【図20】第1実施形態において説明した特別図柄表示
処理のうち、図19に示す処理の変更例を示すフローチ
ャートである。
【図21】特別図柄の他の消去機能を示す説明図であ
る。
【図22】図22(A)は、従来のパチンコ機に設けら
れた遊技盤の正面説明図であり、図22(B)は、図2
2(A)に示す遊技盤に設けられた特別図柄表示装置の
画面の説明図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機) 32 特別図柄表示装置(図柄表示手段) 32a 特別図柄表示器 112 メインCPU 114 ROM(記録媒体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄を表示する図柄表示手段を備えてお
    り、前記図柄表示手段により所定の図柄が表示された場
    合に、遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変化する遊
    技機において、 前記図柄表示手段は、 複数の図柄を表示した後に、前記所定の図柄および前記
    所定の図柄以外の図柄の一方が残るように、前記表示さ
    れている図柄を消して行く消去機能を備えたことを特徴
    とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記消去機能は、 複数の図柄を表示した後に、前記所定の図柄および前記
    所定の図柄以外の図柄の一方が残るように、前記表示さ
    れている図柄のうち、異なる表示領域に表示されている
    図柄をそれぞれ消して行くことを特徴とする請求項1に
    記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記消去機能は、 前記異なる表示領域に表示されている図柄をそれぞれ異
    なるタイミングで消して行くことを特徴とする請求項2
    に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記消去機能は、 前記表示されている図柄を消して行く速度を可変である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
    つに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記図柄表示手段は、 前記消去機能により特別図柄が消された表示領域に特別
    図柄を再表示する再表示機能を備えており、前記消去機
    能は、前記再表示機能により再表示された特別図柄を消
    して行くことができることを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれか1つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 図柄を表示する図柄表示手段を備えてお
    り、前記図柄表示手段により所定の図柄が表示された場
    合に、遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変化する遊
    技機において前記図柄表示手段を機能させるためのコン
    ピュータプログラムが記録された記録媒体であって、 前記図柄表示手段が、複数の図柄を表示した後に、前記
    所定の図柄および前記所定の図柄以外の図柄の一方が残
    るように、前記表示されている図柄を消して行く消去処
    理をコンピュータが実行するためのコンピュータプログ
    ラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
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