JP2003164619A - 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体

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JP2003164619A
JP2003164619A JP2001368246A JP2001368246A JP2003164619A JP 2003164619 A JP2003164619 A JP 2003164619A JP 2001368246 A JP2001368246 A JP 2001368246A JP 2001368246 A JP2001368246 A JP 2001368246A JP 2003164619 A JP2003164619 A JP 2003164619A
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computer
game
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JP2001368246A
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Hiroshi Kanazawa
広嗣 金沢
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Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演出手段が行った演出内容を遊技機の外部に
知らせることができる遊技機を実現する。 【解決手段】 特別図柄制御基板32dは、特別図柄の
変動パターンに対応する変動パターン情報、左確定図柄
情報、中確定図柄情報および右確定図柄情報を盤用外部
端子基板57からライン57aを通じてホールコンピュ
ータHCへ送信する。ホールコンピュータHCは受信し
た各情報を記憶装置に台番号別に記憶する。ホールコン
ピュータHCに備えられた表示装置により、どの台番号
のパチンコ機においてどんな変動パターンが表示された
か、たとえばどんなリーチ演出画像が表示されたかを知
ることができる。したがって、珍しいリーチ演出画像が
表示されたパチンコ機で遊技をしている遊技者に対して
景品を付与するなどのサービスを提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技の進行内容に対
応する制御コマンドを送信する制御手段と、この制御手
段から出力された制御コマンドを受信するとともに、そ
の受信した制御コマンドにより示される進行内容に基い
て演出を行う演出手段とを備えた遊技機、その遊技機を
機能させるためのコンピュータプログラムおよびそのコ
ンピュータプログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機として、たとえば
図19および図20に示すパチンコ機が知られている。
図19は、そのパチンコ機の正面説明図であり、図20
は、図19に示すパチンコ機の電気的構成の一部を示す
説明図である。遊技者がパチンコ機500に備えられた
操作ハンドル501を操作して発射された遊技球が、普
通図柄作動ゲート502を通過すると、3個の発光ダイ
オード(以下、LEDと略す)により構成された普通図
柄表示装置503が各LEDの点滅を開始する。点灯ま
たは消灯したLEDの表示態様が普通図柄と呼ばれてお
り、所定時間経過すると、各LEDの点滅が停止し、そ
のとき点灯しているLEDの組合せが当りの組合せ、た
とえば、●○●(●は点灯状態を表し、○は消灯状態を
表す)であると、普通電動役物504が両翼を開放す
る。そして、遊技球が、第1種始動口505または両翼
を開放した普通電動役物504に入賞すると、特別図柄
表示器506が「0」〜「9」などの複数の特別図柄を
縦に並べた図柄列を、画面上の横方向3個所において上
下方向にスクロール表示する。そして、所定時間経過後
に上記3個所における特別図柄のスクロールが停止し、
それら3個所において停止した特別図柄が同じ図柄、た
とえば、図19に示すように「777」に揃うと大当り
が発生する。大当りが発生すると、扉式の開閉部材50
7が開放動作して大入賞口508が開口する。そして、
開閉部材507の予め設定された開放時間が経過する
か、あるいは、予め設定された所定数の遊技球が大入賞
口508に入賞すると開閉部材507が閉口動作して大
入賞口508が閉口する。大入賞口508に入賞した遊
技球が大入賞口508の内部に設けられた特定領域50
9を通過すると、連続して開閉部材507が開放動作し
て大入賞口508が開口する。このように、大入賞口5
08が開口してから閉口するまでを1ラウンドと云い、
予め設定された最大ラウンド数を終了すると大当りによ
る遊技を終了する。また、大当り図柄が特定の図柄(た
とえば、「333」、「777」などの奇数図柄)であ
った場合は、その大当りの遊技が終了した後の所定期
間、大当りの発生確率が高い遊技状態に変化する。以
下、その遊技状態を確率変動と称し、前記特定の図柄で
の大当りを確変大当りと称する。
【0003】図20に示すように、パチンコ機500に
は、遊技上の主な制御を実行する主基板520と、賞球
および貸球の払出しを制御する払出制御基板521とが
備えられている。主基板520は、遊技球が普通図柄作
動ゲート502を通過したことを示す普通図柄作動ゲー
ト情報と、第1種始動口505または両翼を開放した普
通電動役物504に入賞したことを示す第1種始動口情
報と、停止した特別図柄が確定したことを示す特別図柄
確定情報と、停止した普通図柄が確定したことを示す普
通図柄確定情報と、大当りが発生したことを示す大当り
情報と、確率変動の開始および終了を示す確率変動情報
とを、端子522を介してパチンコホールの管理室など
に設置されたホールコンピュータHCへ送信する。ま
た、主基板520は、賞球切れの発生を示す球切れ情報
と、払出した賞球数を示す賞球情報とを端子523を介
してホールコンピュータHCへ送信する。さらに、払出
制御基板521は、貸球として払出された遊技球の数を
示す球貸し情報を端子523を介してホールコンピュー
タHCへ送信する。ホールコンピュータHCに送信され
た上記各種の情報は、ホールコンピュータHCに備えら
れたモニタの画面に表示され、各パチンコ機の遊技状態
を知ることができるようになっている。そして、パチン
コホール側は、大当りの発生したパチンコ機の台番号を
ホール内でアナウンスし、他の遊技者に大当りの発生し
た台番号を知らせたり、その台番号のパチンコ機にて遊
技している遊技者の元へ、大型の球受け箱を運んだりす
るなどのサービスを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特別図柄表
示器506の3個所のうち、2個所において同一の特別
図柄が確定表示された状態、いわゆるリーチになると、
残る1個所における特別図柄の変動速度を低速にし、大
当り図柄に揃うか否か、遊技者をハラハラドキドキさせ
るリーチ特有の演出画像が表示される。その演出画像に
は様々な内容が用意されており、表示される確率の低い
ものから高いものまでがある。その一方、表示される確
率の低い演出画像が表示された後に大当りになった場合
でも、表示される確率の高い演出画像が表示された後に
大当たりになった場合でも同じ大当りとして扱われる。
このため、遊技者は、折角、表示される確率の低い演出
画像に巡り会えた後に大当たりを獲得したにも係わら
ず、何か物足りない感じがしていた。しかし、そのよう
な遊技者に対して遊技店側が何か特典を与えるサービス
を提供しようとしても、どのパチンコ機でどんな演出画
像が表示されたのかを知ることは困難である。つまり、
演出画像が表示されたときに遊技店の係員が直ぐ近くに
いるという希な場合を除き、遊技者が遊技店の係員を呼
んだとしても、係員が来たときには、既に演出画像が消
えてしまっていることが多い。また、遊技者の虚偽の申
告も想定されることから、演出画像を撮影した写真やビ
デオテープなどの証拠提示も考えられるが、非現実的で
ある。
【0005】そこでこの発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、遊技の進行内容を決定すると
ともに、その決定された進行内容に対応する制御コマン
ドを送信する制御手段と、この制御手段から出力された
制御コマンドを受信するとともに、その受信した制御コ
マンドにより示される進行内容に基いて演出を行う演出
手段とを備えた遊技機において、前記演出手段が行った
演出内容を遊技機の外部に知らせることができる遊技機
を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発
明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明
では、遊技の進行内容を決定するとともに、その決定さ
れた進行内容に対応する制御コマンドを送信する制御手
段と、この制御手段から出力された前記制御コマンドを
受信するとともに、その受信した制御コマンドにより示
される進行内容に基いて演出を行う演出手段とを備えた
遊技機において、前記演出手段は、前記演出の内容に対
応する情報を、この遊技機の外部に設けられたコンピュ
ータへ送信するという技術的手段を用いる。
【0007】制御手段は、遊技の進行内容を決定すると
ともに、その決定された進行内容に対応する制御コマン
ドを送信し、演出手段は、制御手段から出力された制御
コマンドを受信するとともに、その受信した制御コマン
ドにより示される進行内容に基いて演出を行い、さら
に、演出の内容に対応する情報を、この遊技機の外部に
設けられたコンピュータへ送信する。つまり、演出手段
が行う演出の内容に対応する情報を、この遊技機の外部
に設けられたコンピュータへ送信することができるた
め、そのコンピュータに備えられた表示装置などによ
り、上記情報の内容を表示することができるので、その
表示を見ることにより、演出手段が行う演出の内容を知
ることができる。したがって、上記遊技機を設置してい
る遊技店は、遊技者に対して演出の内容に対応したサー
ビスを提供することができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の遊技機において、前記演出手段は、前記受信した制
御コマンドにより示される進行内容に基いて図柄を変動
表示した後に所定の図柄を確定表示し、かつ、少なくと
も前記変動表示の種類に対応する情報を前記コンピュー
タへ送信するという技術的手段を用いる。
【0009】つまり、演出手段が図柄を変動表示した場
合のその変動表示の種類に対応する情報を、この遊技機
の外部に設けられたコンピュータへ送信することができ
るため、そのコンピュータに備えられた表示装置などに
より、上記変動表示の種類を表示することができるの
で、その表示を見ることにより、図柄の変動表示の種類
を知ることができる。したがって、上記遊技機を設置し
ている遊技店は、遊技者に対して図柄の変動表示の種類
に対応したサービスを提供することができる。たとえ
ば、特別図柄表示器(演出手段の一例)により、表示さ
れる確率の低いリーチの演出画像が表示された場合に、
その演出画像が表示されたパチンコ機(遊技機の一例)
により遊技をしている遊技者に対して景品を付与するな
どのサービスを提供することができる。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の遊技機において、前記演出手段は、
前記受信した制御コマンドにより示される進行内容に基
いて図柄を変動表示した後に所定の図柄を確定表示し、
かつ、少なくとも前記確定表示した所定の図柄の種類に
対応する情報を前記コンピュータへ送信するという技術
的手段を用いる。
【0011】つまり、演出手段が図柄を変動表示した後
に所定の図柄を確定表示した場合のその所定の図柄の種
類に対応する情報を、この遊技機の外部に設けられたコ
ンピュータへ送信することができるため、そのコンピュ
ータに備えられた表示装置などにより、上記所定の図柄
の種類を表示することができるので、その表示を見るこ
とにより、上記所定の図柄の種類を知ることができる。
したがって、上記遊技機を設置している遊技店は、遊技
者に対して確定表示された所定の図柄の種類に対応した
サービスを提供することができる。たとえば、特別図柄
表示器(演出手段の一例)により、表示される確率の低
い大当り図柄(所定の図柄の一例)が表示された場合
に、その大当り図柄が表示されたパチンコ機(遊技機の
一例)により遊技をしている遊技者に対して景品を付与
するなどのサービスを提供することができる。また、確
定表示された図柄がハズレ図柄であっても、そのハズレ
図柄が所定の図柄(たとえば、「123」など、所定の
規則性を有する図柄の組合せ)であった場合に、その遊
技者に対して景品を付与するなどのサービスを提供する
ことができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記演出手段は、前記受信した制御コマンドにより示され
る進行内容に基いて発光手段を発光させ、かつ、その発
光の内容に対応する情報を前記コンピュータへ送信する
という技術的手段を用いる。
【0013】つまり、演出手段が進行内容に基いて発光
手段を発光させた場合のその発光の内容に対応する情報
を、この遊技機の外部に設けられたコンピュータへ送信
することができるため、そのコンピュータに備えられた
表示装置などにより、上記発光の内容を表示することが
できるので、その表示を見ることにより、上記発光の内
容を知ることができる。したがって、上記遊技機を設置
している遊技店は、遊技者に対して確定表示された所定
の図柄の種類に対応したサービスを提供することができ
る。たとえば、ランプ制御装置(演出手段の一例)によ
り、制御される確率の低い点滅パターン(発光の内容の
一例)により、パチンコ機(遊技機の一例)に備えられ
た装飾用のLED(発光手段の一例)が点灯した場合
に、その点灯が行われたパチンコ機により遊技をしてい
る遊技者に対して景品を付与するなどのサービスを提供
することができる。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記演出手段は、前記受信した制御コマンドにより示され
る進行内容に基いて音声を出力し、かつ、その出力した
内容に対応する情報を前記コンピュータへ送信するとい
う技術的手段を用いる。
【0015】つまり、演出手段が進行内容に基いて音声
を出力した場合のその出力した内容に対応する情報を、
この遊技機の外部に設けられたコンピュータへ送信する
ことができるため、そのコンピュータに備えられた表示
装置などにより、上記出力の内容を表示することができ
るので、その表示を見ることにより、上記出力の内容を
知ることができる。したがって、上記遊技機を設置して
いる遊技店は、遊技者に対して出力された音声の内容に
対応したサービスを提供することができる。たとえば、
パチンコ機(遊技機の一例)の音声制御装置(演出手段
の一例)に備えられたスピーカにより、演奏される確率
の低いメロディー(出力した内容の一例)が演奏された
場合に、その演奏が行われたパチンコ機により遊技をし
ている遊技者に対して景品を付与するなどのサービスを
提供することができる。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記制御手段は、遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変
化するか否かを判定するとともに、その判定結果に対応
する制御コマンドを送信し、前記演出手段は、前記制御
手段から出力された前記制御コマンドを受信するととも
に、その受信した制御コマンドに基いて演出を行い、か
つ、前記制御コマンドにより示される判定結果に対応す
る情報を前記コンピュータへ送信するという技術的手段
を用いる。
【0017】つまり、演出手段は、遊技状態が遊技者に
有利な遊技状態に変化するか否かの判定結果に対応する
制御コマンドを受信した場合に、その制御コマンドによ
り示される判定結果に対応する情報を、この遊技機の外
部に設けられたコンピュータへ送信するため、制御手段
は、上記情報をコンピュータへ送信する処理を実行する
必要がない。したがって、従来のように、主基板(制御
手段の一例)が上記情報をコンピュータへ送信する場合
と比較して、主基板の処理負担を軽減することができ
る。
【0018】請求項7に記載の発明では、遊技の進行内
容を決定するとともに、その決定された進行内容に対応
する制御コマンドを送信する制御手段と、この制御手段
から出力された前記制御コマンドを受信するとともに、
その受信した制御コマンドにより示される進行内容に基
いて演出を行う演出手段とを備えた遊技機をコンピュー
タにより機能させるためのコンピュータプログラムであ
って、前記演出手段に備えられたコンピュータが、前記
演出の内容に対応する情報を、この遊技機の外部に設け
られたコンピュータへ送信するための処理を含む処理を
実行するためのコンピュータプログラムという技術的手
段を用いる。
【0019】つまり、請求項1に記載の遊技機は、たと
えば、後述する発明の実施の形態に記載するように、パ
チンコ機(遊技機の一例)に内蔵されたCPU(コンピ
ュータの一例)により機能するため、上記コンピュータ
プログラムをROM(記録媒体の一例)に記憶してお
き、その記憶されたコンピュータプログラムを上記コン
ピュータが実行することにより、請求項1に記載の遊技
機を実現することができる。
【0020】請求項8に記載の発明では、遊技の進行内
容を決定するとともに、その決定された進行内容に対応
する制御コマンドを送信する制御手段と、この制御手段
から出力された前記制御コマンドを受信するとともに、
その受信した制御コマンドにより示される進行内容に基
いて演出を行う演出手段とを備えた遊技機をコンピュー
タにより機能させるためのコンピュータプログラムが記
録された記録媒体であって、前記演出手段に備えられた
コンピュータが、前記演出の内容に対応する情報を、こ
の遊技機の外部に設けられたコンピュータへ送信するた
めの処理を含む処理を実行するためのコンピュータプロ
グラムが記録された記録媒体という技術的手段を用い
る。
【0021】つまり、コンピュータにより遊技を制御す
る遊技機にあっては、たとえば、後述する発明の実施の
形態に記載するように、パチンコ機(遊技機の一例)に
設けられたROM(記録媒体の一例)に記録されたコン
ピュータプログラムをCPU(コンピュータの一例)が
実行することにより機能することから、上記コンピュー
タプログラムを記録した記録媒体を使用することによ
り、請求項1に記載の遊技機を実現することができる。
なお、前記「演出」には、図柄の変動表示から確定表
示、発光手段による発光、音声の出力の他、振動装置
(たとえば、遊技球の発射を行う発射ハンドルや遊技者
が座る椅子を遊技状態に対応して振動させる装置)な
ど、人の五感を通じて行う演出を含む。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る遊技機の実
施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記
載する各実施形態では、この発明に係る遊技機として第
1種のパチンコ機を例に挙げて説明する。 [全体の主要構成]まず、この実施形態に係るパチンコ
機の主要構成について図1を参照して説明する。図1
は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視説
明図である。パチンコ機(以下、台ともいう)1には、
前枠2がヒンジ8を回動軸として開閉可能に備えられて
おり、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能に取付け
られている。前枠2の右側には、ガラス枠4開閉用の鍵
を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠4の内部
には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右側下方に
は、遊技球を遊技盤5へ発射する発射モータ(図3にお
いて符号15eで示す)を操作するための発射ハンドル
15aが回動可能に取付けられている。ガラス枠4の下
方には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6a
が形成されており、この賞球・貸球供給口6aの供給側
には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や
貸球を溜めておくための上受け皿6が取り付けられてい
る。上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を
超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作
により上受け皿6から排出された遊技球などを排出する
排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側に
は、その排出口7aから排出された遊技球を収容してお
くための下受け皿7が設けられている。また、遊技盤5
の上方には、枠ランプ9が設けられており、下受け皿7
の左側には、灰皿7bが設けられている。
【0023】[遊技盤5の主要構成]次に、遊技盤5の
主要構成について図2を参照して説明する。図2は、遊
技盤5の主要構成を示す正面説明図である。遊技盤5の
略中央には、センターケース30が設けられている。セ
ンターケース30には、天入賞口31と、3個のLED
からなる普通図柄表示装置34と、この普通図柄表示装
置34の始動可能な回数として始動を保留している数
(以下、普通図柄始動記憶数と称する)を4個のLED
により表示する普通図柄始動記憶表示LED35と、特
別図柄、背景画像、リーチの演出画像、大当り遊技中の
演出画像などを液晶で表示する特別図柄表示器32aと
が備えられている。なお、特別図柄の始動可能な回数と
して始動を保留している数(特別図柄始動記憶数と称す
る)は、特別図柄表示器32aの画面に表示される。ま
た、確定表示とは、最終的に確定した特別図柄を表示し
たという意味であり、確定表示の態様には、変動が完全
に停止した状態の他、完全に停止しないで上下または左
右に振動するなど、所定の動きを伴っている状態などが
含まれる。さらに、以下の説明では、特別図柄制御装置
32の画面左側に変動表示される図柄列を左図柄列、画
面中央に変動表示される図柄列を中図柄列、画面右側に
変動表示される図柄列を右図柄列と称する。また、左図
柄列を構成する特別図柄を左図柄、中図柄列を構成する
特別図柄を中図柄、右図柄列を構成する特別図柄を右図
柄と称し、画面左側に確定表示される特別図柄を左確定
図柄、画面中央に確定表示される特別図柄を中確定図
柄、画面右側に確定表示される特別図柄を右確定図柄を
称する。
【0024】センターケース30の両側上方には、LE
Dにより装飾された装飾風車46がそれぞれ設けられて
いる。右側の装飾風車46の右斜め下方には、遊技球の
通過により普通図柄表示装置34を作動させる機能を有
する普通図柄作動右ゲート25が設けられており、左側
の装飾風車46の左斜め下方には、同機能の普通図柄作
動左ゲート26が設けられている。センターケース30
の両側下方には、風車24がそれぞれ設けられており、
右側の風車24の下方には、右入賞口12が設けられて
おり、左側の風車24の下方には、左入賞口13が設け
られている。右入賞口12の右方には、右袖入賞口22
が設けられており、左入賞口13の左方には、左袖入賞
口23が設けられている。センターケース30の下方に
は、特別図柄表示器32aに対して特別図柄の変動表示
を行わせる機能を有する第1種始動口27が設けられて
おり、この第1種始動口27の下部には普通図柄表示装
置34の確定図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開
放する普通電動役物28が設けられている。両翼を開放
した普通電動役物28は、第1種始動口27と同じ機能
を備えている。
【0025】普通電動役物28の下方には、大当りが発
生した場合に作動する変動入賞装置40が設けられてい
る。この変動入賞装置40には、大当りの発生時に開放
動作して大入賞口41を開口する板状の開閉部材43が
扉式に開閉可能に取り付けられている。変動入賞装置4
0の右側には、右下入賞口14が設けられており、変動
入賞装置40の左側には、左下入賞口44が設けられて
いる。また、変動入賞装置40の内部には、遊技球の通
過により開閉部材43を連続して開放動作させる機能を
有する特定領域と、この特定領域を通過した遊技球を検
出する特定領域スイッチ(図3に符号42aで示す)が
設けられている。また、遊技盤5には、発射された遊技
球を遊技領域へ案内するレール16が取付けられてお
り、そのレール16により、円形の遊技領域が形成され
ている。そのレール16の上方部分により遊技領域と画
された外側であって、遊技盤5の上方の左右角部には、
コーナー飾り11が取付けられている。さらに、遊技盤
5の左右には、サイド飾り20がそれぞれ設けられてい
る。さらに、遊技盤5には、入賞しなかった遊技球をア
ウト球として回収するアウト口45が設けられている。
そして、遊技盤5には、多くの釘(図示省略)が打ち込
まれており、遊技盤5に発射された遊技球は、釘の間を
乱舞しながら落下し、各入賞口や第1種始動口27に入
賞したり、普通図柄作動ゲート25,26を通過した
り、あるいはアウト口45から回収されたりする。
【0026】[パチンコ機1の電気的構成]次に、パチ
ンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示
す図3を参照して説明する。パチンコ機1には、主基板
100が設けられており、この主基板100には、マイ
クロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロ
セッサ110には、大当りか否かの判定、入賞の検出、
大当りの遊技におけるラウンドの制御などの遊技の主な
制御を実行するメインCPU112と、このメインCP
U112が各種制御などを実行するためのコンピュータ
プログラムなどが記録されたROM114と、遊技球が
第1種始動口27を通過したことの検出結果や入賞など
の遊技中に発生する各種データ、ROM114から読出
されたコンピュータプログラムなどを一時的に格納する
RAM116とが搭載されている。主基板100には、
次に記載するものが電気的に接続されている。遊技球が
第1種始動口27を通過したことを検出する第1種始動
口スイッチ27a、特別図柄制御装置32、発光ダイオ
ードやランプ類を制御するランプ制御装置300、電源
基板80、賞球の払出しなどを制御する払出制御基板2
00、遊技中の効果音などを制御する音声制御装置79
が電気的に接続されている。
【0027】払出制御基板200には、主基板100か
ら送信される制御コマンドを受信するマイクロプロセッ
サ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210
には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU212
と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの制御を
実行するための各種制御プログラムが記録されたROM
214と、サブCPU212が各種制御プログラムを実
行する際にROM214から読出された制御プログラム
や遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種データを
一時的に格納するRAM216とが搭載されている。ま
た、払出制御基板200には、電源基板80、発射モー
タ15eを駆動するための発射モータ駆動基板15cお
よび払出中継基板55が電気的に接続されている。発射
モータ駆動基板15cには、発射モータ駆動基板15c
から発射モータ15eへ駆動信号を出力させるための発
射スイッチ15dが接続されている。さらに、払出制御
基板200は遊技枠中継基板53と、枠用外部端子基板
52とに電気的に接続されている。
【0028】遊技枠中継基板53には、満杯検出スイッ
チ72、前部賞球切れスイッチ73a、後部賞球切れス
イッチ73bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続
されている。センサ中継基板54は、賞球ユニット62
に備えられた前部賞球払出センサ62a、後部賞球払出
センサ62bおよび払出中継基板55と電気的に接続さ
れている。払出中継基板55には、貸球切れスイッチ6
1、賞球払出モータ62cおよび貸球ユニット63が電
気的に接続されている。また、遊技枠中継基板53は、
払出制御基板200と電気的に接続されている。盤面中
継基板51には、普通電動役物28を駆動する普通電動
役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置34、普通図
柄作動右ゲート25を通過した遊技球を検出する右ゲー
トスイッチ25a、普通図柄作動左ゲート26を通過し
た遊技球を検出する左ゲートスイッチ26a、大入賞口
41に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ41
a、右袖入賞口22に入賞した遊技球を検出する右袖入
賞口スイッチ22a、左袖入賞口23に入賞した遊技球
を検出する左袖入賞口スイッチ23a、右入賞口12に
入賞した遊技球を検出する右入賞口スイッチ12a、左
入賞口13に入賞した遊技球を検出する左入賞口スイッ
チ13a、右下入賞口14に入賞した遊技球を検出する
右下入賞口スイッチ14a、左下入賞口44に入賞した
遊技球を検出する左下入賞口スイッチ44a、天入賞口
31に入賞した遊技球を検出する天入賞口スイッチ31
aおよび大入賞口中継基板50である。大入賞口中継基
板50には、特定領域スイッチ42a、特定領域を変化
させる部材を駆動する特定領域ソレノイド42bおよび
開閉部材43を駆動する大入賞口ソレノイド41bが電
気的に接続されている。電源基板80は、AC24V
(50Hz/60Hz)の主電源70から電源の供給を
受け、各基板および装置などへ必要電源を供給する。ま
た、電源基板80は、CR接続基板56に電源を供給し
ており、CR接続基板56は、プリペイドカードの残り
の度数を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読
み取る装置などを備える遊技機外装置部分71が電気的
に接続されている。
【0029】[特別図柄制御装置32の電気的構成]次
に、特別図柄制御装置32の主な電気的構成について、
それをブロックで示す図4を参照して説明する。特別図
柄制御装置32は、特別図柄表示器32a、液晶インバ
ータ基板32b、液晶アナログ基板32cおよび特別図
柄制御基板32dを備える。特別図柄制御基板32dに
搭載されたサブCPU32eは、主基板100からライ
ン100aを介して送出された画像制御コマンドを受信
するとともに、その受信した画像制御コマンドの内容を
ROM32fに記録されたコンピュータプログラムに従
って解析する。続いてサブCPU32eは、その解析結
果をVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)32
gへ送出する。続いてVDP32gは、キャラクタRO
M32iから上記解析結果に対応した図柄やキャラクタ
などを所定の配列で読出す。キャラクタROM32iに
は、複数種類の特別図柄(たとえば、1〜12の数字を
示す12種類の特別図柄)が記憶されている。また、キ
ャラクタROM32iには、特別図柄の背景に表示する
背景画像、リーチになったときの演出画像、大当り発生
時に表示する大当り用演出画像、遊技が行われていない
ときに表示する客待ちデモンストレーション用の画像な
どを表示するための画像データなどが記憶されている。
【0030】また、VDP32gは、キャラクタROM
32iから読出した特別図柄やキャラクタなどを構成す
るドットのアドレス、表示色などを上記解析結果に基づ
いて演算し、その演算結果を内蔵のパレットRAM32
hに一時的に格納する。続いてVDP32gは、パレッ
トRAM32hに格納されている演算結果に基づいてR
GB信号を液晶アナログ基板32cへ送出する。続いて
液晶アナログ基板32cは、取込んだRGB信号の色補
正および輝度調整を行い、その信号を液晶インバータ基
板32bへ送出する。液晶インバータ基板32bは、バ
ックライト電源の役割を果たし、取込んだ信号を昇圧
(たとえば、12Vから600V)し、特別図柄表示器
32aへ送出する。そして特別図柄表示器32aは、取
込んだ信号に対応する液晶ドットをスイッチングして表
示する。これにより、特別図柄の変動表示、確定図柄の
表示、背景画像などの表示などを行う。また、特別図柄
制御基板32dには、盤用外部端子基板57が設けられ
ている。盤用外部端子基板57は、サブCPU32eと
接続されており、さらにライン57aにより、パチンコ
ホールの管理室などに設置されたホールコンピュータH
Cと接続されている。なお、この実施形態では、特別図
柄表示器32aは、TFT(Thin Film Transistor)を
画素駆動素子とするアクティブマトリックス方式の液晶
表示装置である。
【0031】[音声制御装置79の電気的構成]次に、
音声制御装置79の主な電気的構成について、それをブ
ロックで示す図5参照して説明する。音声制御装置79
は、スピーカ79a、スピーカ中継基板79b、アンプ
79c、音源用IC79dおよび音声制御基板79fを
備える。音声制御基板79fに搭載されたサブCPU7
9gは、メインCPU112から送信された音声制御コ
マンドを受信し、その受信した音声制御コマンドの内容
をROM79hに記録されたコンピュータプログラムに
従って解析し、その解析結果を一時的にRAM79iに
格納する。続いてサブCPU79gは、上記解析結果を
音源用IC79dへ送出する。続いて音源用IC79d
は、解析結果に対応した音源データを音源用ROM79
eから読出すとともに、その読出した音源データをアナ
ログの音声信号に変換する。音源用ROM79eには、
入賞時や大当り発生時の効果音など、遊技中に演奏する
音楽の音源データが記録されている。上記の変換された
アナログの音声信号は、アンプ79cによって所定の大
きさに増幅され、スピーカ中継基板79bを介してスピ
ーカ79aに出力される。また、音声制御基板79fに
は、盤用外部端子基板58が設けられている。盤用外部
端子基板58は、サブCPU79gと接続されており、
さらにライン58aにより、ホールコンピュータHCと
接続されている。
【0032】[ランプ制御装置300の電気的構成]次
に、ランプ制御装置300の主な電気的構成について、
それをブロックで示す図6を参照して説明する。ランプ
制御装置300には、分配基板301が設けられてお
り、この分配基板301には、次に記載するものが電気
的に接続されている。大入賞口41の周囲を装飾する大
入賞口LED302、センターケース30を装飾するセ
ンターケースLED303、普通図柄始動記憶表示LE
D34a、コーナー飾り11に設けられたコーナーLE
D11a、右側の装飾風車21に設けられた右装飾風車
LED21a、左側の装飾風車21に設けられた左装飾
風車LED21b、右側のサイド飾り20に設けられた
右サイド飾りLED20a、左側のサイド飾り20に設
けられた左サイド飾りLED20b、普通図柄作動右ゲ
ート25に設けられた右ゲートLED25b、普通図柄
作動左ゲート26に設けられた左ゲートLED26b、
枠ランプ9に設けられたランプ本体である枠ランプ本体
9a。
【0033】また、ランプ制御装置300には、分配基
板301と電気的に接続されたランプ制御基板305が
設けられており、ランプ制御基板305には、サブCP
U306と、ROM307と、RAM308とが搭載さ
れている。サブCPU306は、メインCPU112か
ら送信されたランプ制御コマンドを入力し、ROM30
7に記録されたコンピュータプログラムに従って上記ラ
ンプ制御コマンドの内容を解析し、その解析結果をRA
M308に一時的に格納する。続いてサブCPU306
は、点灯すべきLED、点灯間隔、発光色および点灯時
間などを決定し、その決定に対応した信号を分配基板3
01に送出する。そして、分配基板301に接続された
所定のLEDが点灯または点滅あるいは消灯する。さら
に、ランプ制御基板305には、盤用外部端子基板59
が設けられている。盤用外部端子基板59は、サブCP
U306と接続されており、さらにライン59aによ
り、ホールコンピュータHCと接続されている。
【0034】[遊技の流れとホールコンピュータHCへ
送信される情報]次に、遊技の流れとホールコンピュー
タHCへ送信される情報について図7ないし図18を参
照して説明する。図7は、各基板からホールコンピュー
タHCへ送信される各種情報の流れを示す説明図であ
る。図8は、各基板が主基板から送信されたコマンドを
受信するタイミングと、各基板からホールコンピュータ
HCへ情報を送信するタイミングとを示すタイムチャー
トである。図9(A)は、変動パターン3指定コマンド
の信号波形を示す説明図であり、図9(B)は、左図柄
1指定コマンドの信号波形を示す説明図であり、図9
(C)は、中図柄2指定コマンドの信号波形を示す説明
図であり、図9(D)は、右図柄3指定コマンドの信号
波形を示す説明図である。図10(A)は、特別図柄確
定情報の信号波形を示す説明図であり、図10(B)
は、普通図柄確定情報の信号波形を示す説明図であり、
図10(C)は、大当り情報の信号波形を示す説明図で
ある。図11(A)は、高確率中に大当りした場合の確
率変動情報の信号波形を示す説明図であり、図11
(B)は、高確率中に大当りしなかった場合の確率変動
情報の信号波形を示す説明図である。図12(A)は、
球切れ情報の信号波形を示す説明図であり、図12
(B)は、賞球情報の信号波形を示す説明図であり、図
12(C)は、球貸し情報の信号波形を示す説明図であ
る。図13は、メインCPU112が実行する普通図柄
作動ゲート処理の流れを示すフローチャートである。図
14は、メインCPU112が実行する普通図柄変動処
理の流れを示すフローチャートである。図15は、メイ
ンCPU112が実行する第1種始動口処理の流れを示
すフローチャートである。図16は、メインCPU11
2が実行する特別図柄変動処理の流れを示すフローチャ
ートである。図17は、サブCPU32eが実行する特
別図柄表示処理の流れを示すフローチャートである。図
18は、図17に示す処理の続きを示すフローチャート
である。
【0035】(普通図柄作動ゲート処理)遊技球が普通
図柄作動右ゲート25(図2)を通過すると、右ゲート
スイッチ25a(図3)がONし、普通図柄作動左ゲー
ト26を通過すると、左ゲートスイッチ26aがONす
る。そして、メインCPU112は、右ゲートスイッチ
25aまたは左ゲートスイッチ26aがONしたと判定
すると(図13のステップA10:Yes)、普通図柄
始動記憶数U1が「4」未満であるか否かを判定する
(ステップA12)。ここで、「4」未満であると判定
すると(ステップA12:Yes)、普通図柄始動記憶
数U1に「1」を加算する(ステップA14)。続いて
メインCPU112は、普通図柄始動記憶数U1が
「1」増加したことを示す普通図柄作動ゲート情報をラ
イン100aを介して特別図柄制御基板32dへ送信す
る(ステップA16)。この特別図柄制御基板32dへ
送信された普通図柄作動ゲート情報は、特別図柄制御基
板32dに設けられた盤用外部端子基板57からライン
57aを介してホールコンピュータHCへ送信される
(図7)。そして、ホールコンピュータHCに備えられ
た記憶装置(たとえば、ハードディスク、ROMなど)
において、パチンコ機の台番号毎の普通図柄作動ゲート
通過数として記憶されている回数に「1」が加算され
る。続いてメインCPU112は、普通図柄抽選用カウ
ンタのカウント値を1つ取得し(ステップA18)、そ
の取得したカウント値をRAM116に一時的に格納す
る(ステップA20)。なお、普通図柄抽選用カウンタ
は、普通図柄表示装置34により確定表示する普通図柄
を何にするか、つまり普通図柄の当りハズレを決定する
ためのカウンタであり、複数の数値、たとえば「1」〜
「10」の計11の数値をカウントする。また、上記普
通図柄作動ゲート処理は、ROM114に記録されたコ
ンピュータプログラムに従って実行される。
【0036】(普通図柄変動処理)メインCPU112
は、普通図柄表示装置34へ制御コマンドを送信してい
るか否かに基いて、普通図柄表示装置34が普通図柄を
変動表示中であるか否かを判定し(図14のステップA
30)、変動表示中でないと判定すると(ステップA3
0:No)、普通図柄始動記憶数U1が「1」以上であ
るか否かを判定する(ステップA32)。ここで、
「1」以上である場合は(ステップA32:Yes)、
普通図柄始動記憶数U1から「1」を減算し(ステップ
A34)、前述の普通図柄作動ゲート処理のステップA
20においてRAM116に一時的に格納したカウント
値を読出し(ステップA36)、その読出したカウント
値が予めROM114に格納されている当り値(たとえ
ば、「3」,「5」,「7」)のいずれかと同一値であ
るか否かに基いて、当りかハズレかを判定する(ステッ
プA38)。ここで、当りと判定すると(ステップA3
8:Yes)、普通図柄の当りの発生を示す普通図柄当
りフラグをセットし(ステップA40)、当り普通図柄
の表示を指示する当り普通図柄表示コマンドをROM1
14から読出す(ステップA42)。
【0037】また、メインCPU112は、当りではな
い、つまりハズレと判定すると(ステップA38:N
o)、ハズレの普通図柄の表示を指示するハズレ普通図
柄表示コマンドをROM114から読出す(ステップA
44)。続いてメインCPU112は、遊技状態が確率
変動に変化していることを示す確変フラグがセットされ
ているか否かを判定し(ステップA46)、確変フラグ
がセットされている場合は(ステップA46:Ye
s)、普通図柄の変動開始から停止までの時間(以下、
普通図柄変動時間という)として短縮された普通図柄変
動時間(たとえば10秒)をセットし(ステップA4
8)、確変フラグがセットされていない場合は(ステッ
プA46:No)、短縮されていない通常の普通図柄変
動時間(たとえば30秒)をセットする(ステップA5
0)。そしてメインCPU112は、ステップA48ま
たはステップA50においてセットした普通図柄変動時
間の計測を開始し(ステップA52)、普通図柄の変動
表示の開始を指示する普通図柄変動開始コマンドを普通
図柄表示装置34へ送信する(ステップA54)。そし
て、メインCPU112から送信されてきた普通図柄変
動開始コマンドを受信した普通図柄表示装置34は、3
個のLEDを「●○○」、「○●○」および「○○●」
(●は点灯、○は消灯を示す)などのパターンで点滅さ
せる。
【0038】そしてメインCPU112は、ステップA
52において計測を開始した普通図柄変動時間がタイム
アップしたか否かを判定し(ステップA56)、タイム
アップしたと判定すると(ステップA56:Yes)、
普通図柄の変動表示の停止を指示する変動停止コマンド
を普通図柄表示装置34へ送信し(ステップA58)、
ステップA42において読出した当り普通図柄表示コマ
ンド、または、ステップA44において読出したハズレ
普通図柄表示コマンドを普通図柄表示装置34へ送信す
る(ステップA60)。続いてメインCPU112は、
普通図柄が確定表示されたことを示す普通図柄確定情報
をライン100aを介して特別図柄制御基板32dへ送
信する(ステップA62)。この特別図柄制御基板32
dへ送信された普通図柄確定情報は、特別図柄制御基板
32dに設けられた盤用外部端子基板57からライン5
7aを介してホールコンピュータHCへ送信される(図
7)。そして、ホールコンピュータHCに備えられた記
憶装置(たとえば、ハードディスク、ROMなど)にお
いて、パチンコ機の台番号毎の普通図柄確定回数として
記憶されている回数に「1」が加算される。また、メイ
ンCPU112から送信されてきた変動停止コマンドを
受信した普通図柄表示装置34は、普通図柄の変動表示
を停止し、受信した普通図柄表示コマンドにより示され
る普通図柄を確定表示する。
【0039】(第1種始動口処理)遊技球が第1種始動
口27または両翼を開放した普通電動役物28(図2)
に入賞し、第1種始動口スイッチ27a(図3)がON
すると、メインCPU112は、第1種始動口スイッチ
27aがONしたと判定する(図15のステップA7
0:Yes)。続いてメインCPU112は、特別図柄
始動記憶数U2が「4」未満であるか否かを判定し(ス
テップA72)、「4」未満であると判定すると(ステ
ップA72:Yes)、特別図柄始動記憶数U2に
「1」を加算する(ステップA74)。続いてメインC
PU112は、大当り抽選用カウンタのカウント値を1
つ取得し(ステップA76)、その取得したカウント値
をRAM116に一時的に格納する(ステップA7
8)。なお、大当り抽選用カウンタは、大当りか否かを
決定するためのカウンタであり、複数の数値、たとえば
「0」〜「299」の計300の数値をカウントする。
また、上記第1種始動口処理は、ROM114に記録さ
れたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0040】(特別図柄変動処理)メインCPU112
は、特別図柄表示器32aにより特別図柄を変動表示さ
せるための制御コマンドを特別図柄制御装置32へ出力
しているか否か、つまり特別図柄が変動中であるか否か
を判定し(図16のステップA90)、変動中でないと
判定すると(A90:No)、特別図柄始動記憶数U2
が「1」以上であるか否かを判定する(ステップA9
2)。ここで、特別図柄始動記憶数U2が「1」以上で
あると判定すると(ステップA92:Yes)、特別図
柄始動記憶数U2から「1」を減算する(ステップA9
4)。続いてメインCPU112は、第1種始動口処理
のステップA78(図15)においてRAM116に一
時的に格納したカウント値を読出す(ステップA9
6)。続いてメインCPU112は、確変フラグがセッ
トされているか否かを判定する(ステップA98)。こ
こで、確変フラグがセットされている場合は(ステップ
A98:Yes)、遊技状態が確率変動になっている
時、つまり大当りの発生確率が高い時に用いる大当り値
テーブルを参照し(ステップA100)、確変フラグが
セットされていない場合は(ステップA98:No)、
遊技状態が確率変動になっていない時、つまり大当りの
発生確率が通常の時に用いる大当り値テーブルを参照す
る(ステップA102)。たとえば、高確率時に参照す
る大当り値テーブルには、「7」,「17」,「7
7」,「177」および「277」の計5個の大当り値
が設定されており、通常確率時の大当り値テーブルに
は、1個の大当り値「7」が設定されている。つまり、
高確率時において大当りが発生する確率は、通常確率時
の5倍になっている。
【0041】続いてメインCPU112は、ステップA
96において読出したカウント値と同一の大当り値が大
当り値テーブルに設定されているか否かに基いて大当り
か否かを判定し(ステップA104)、大当りと判定す
ると(ステップA104:Yes)、大当りの発生を示
す大当りフラグをセットする(ステップA106)。続
いてメインCPU112は、大当り図柄を決定する(ス
テップA110)。大当り図柄の決定は、乱数(たとえ
ば、「1」〜「12」)と大当り図柄(たとえば、特別
図柄「1」〜「12」)とを対応付けて構成された大当
り図柄テーブルを参照し、ランダムに選択した乱数に対
応付けられている特別図柄を大当り図柄に決定する。た
とえば、乱数「7」を選択した場合は、大当り図柄「7
77」に決定する。続いてメインCPU112は、決定
した大当り図柄が確変図柄であるか否かを判定する(ス
テップA112)。ここで、確変図柄とは、今回発生し
た大当りが終了してから所定期間、確率変動に変化する
権利が発生する大当り図柄のことである。そしてメイン
CPU112は、確変図柄である場合は(ステップA1
12:Yes)、確率変動の権利が発生したことを示す
確変フラグをセットする(ステップA114)。たとえ
ば、奇数の大当り図柄が確変図柄に設定されている場合
においてステップA110にて決定した大当り図柄が
「777」であった場合は、確変フラグをセットする。
【0042】また、メインCPU112は、大当りでは
ない、つまりハズレと判定した場合は(ステップA10
4:No)、ハズレ図柄を決定する(ステップA11
6)。ハズレ図柄の決定は、乱数(たとえば、「1」〜
「12」)とハズレ図柄(たとえば、特別図柄「1」〜
「12」)とを対応付けて構成されたハズレ図柄テーブ
ルを参照し、ランダムに選択した乱数に対応付けられて
いる特別図柄をハズレ図柄に決定する。たとえば、乱数
「2」を選択した場合は、ハズレ図柄「2」に決定す
る。なお、ハズレ図柄の決定は、左確定図柄、中確定図
柄および右確定図柄の計3つの確定図柄に対して行う。
続いてメインCPU112は、特別図柄の変動開始か
ら、左確定図柄、中確定図柄および右確定図柄が確定表
示されるまでの時間(以下、特別図柄変動時間という)
および変動パターンを決定する(ステップA118)。
特別図柄の変動パターンには、複数種類(たとえば変動
パターン1〜60の60種類)が設定されており、それ
らは、大きく分けて大当りの場合とハズレの場合とに区
別されており、それらはさらに、確変の場合とリーチを
行う場合とに条件別に分かれている。メインCPU11
2は、条件を満足した変動パターンをランダムに選択す
る。ただし、メインCPU112は、変動パターンのみ
を決定するだけであり、変動開始から確定表示までの細
かな演出内容や背景画像の内容までは決定せず、その決
定は、サブCPU32eに任されている。
【0043】続いてメインCPU112は、ステップA
118にて決定した変動パターンに対応する特別図柄変
動時間の計測を開始し(ステップA120)、特別図柄
の変動開始を指示する制御コマンドを示す変動開始コマ
ンドをサブCPU32eへ送信する(ステップA12
2)。上記特別図柄変動開始コマンドには、ステップA
110にて決定した大当り図柄、または、ステップA1
16にて決定したハズレ図柄、ステップA118にて決
定した変動パターンなどを指示する制御コマンドが含ま
れている。なお、上記特別図柄変動処理は、ROM11
4に記録されたコンピュータプログラムに従って実行さ
れる。
【0044】(特別図柄表示処理)一方、特別図柄制御
装置32のサブCPU32eは、メインCPU112か
ら送信されてきたコマンドを受信したか否かを判定し
(図17のステップB10、図8のt1)、受信したと
判定すると(ステップB10:Yes)、その受信した
コマンドを解析する(ステップB12)。続いてサブC
PU32eは、その解析により、受信したコマンドは、
変動開始コマンドであるか否かを判定し(ステップB1
4)、変動開始コマンドであると判定した場合は(ステ
ップB14:Yes)、その変動開始コマンドにおいて
大当り図柄が指定されているか否かを判定する(ステッ
プB16)。ここで、大当り図柄が指定されている場合
は(ステップB16:Yes)、大当りが開始されるこ
とを示す大当り開始情報を作成する(ステップB1
8)。続いてサブCPU32eは、遊技球が第1種始動
口27または両翼を開放した普通電動役物28に入賞し
たことを示す第1種始動口情報を作成する(ステップB
20)。また、サブCPU32eは、変動パターンに対
応する画像を表示する準備を行う。たとえば、変動パタ
ーンにおいてリーチ変動が指示されている場合は、その
リーチ変動に対応する画像の表示パターンを選択し、そ
れに使用する背景画像の種類を選択する。そして、その
選択した画像の表示パターンおよび背景画像の種類を示
す変動パターン情報を作成する。さらに、サブCPU3
2eは、前記解析により得られた左確定図柄を示す左確
定図柄情報と、中確定図柄を示す中確定図柄情報と、右
確定図柄を示す右確定図柄情報とを作成する(ステップ
B20)。このように、サブCPU32eは、サブCP
U32eのみが知り得、メインCPU112では知り得
ない情報を作成する。なお、ここで作成された各情報に
は、パチンコ機の台番号がヘッダ情報として付与され
る。
【0045】続いてサブCPU32eは、ステップB2
0にて作成した各情報を盤用外部端子基板57からライ
ン57aを通じてホールコンピュータHCへ送信する
(ステップB22、図8のt2)。ホールコンピュータ
HCは、盤用外部端子基板57から送信されてきた各情
報をホールコンピュータHCに備えられた記憶装置(た
とえば、ハードディスク、ROMなど)に格納する。受
信された各情報は、パチンコ機の台番号毎に設定された
記憶領域にそれぞれ格納され、ホールコンピュータHC
に備えられた表示装置により表示される。たとえば、台
番号10のパチンコ機から大当り開始情報を受信した場
合は、台番号10に割り当てられた記憶領域のうち、大
当り開始情報を記憶する記憶領域に大当りの開始を示す
フラグ「1」がセットされる。サブCPU32eからホ
ールコンピュータHCへ送信される大当り開始情報を示
す信号は、たとえば、図10(C)に示すように、大当
りの開始から終了までの期間thの間、立上がった状態
の信号である。また、台番号10のパチンコ機から第1
種始動口情報を受信した場合は、台番号10のパチンコ
機における第1種始動口入賞数として記憶されている数
に「1」が加算される。
【0046】また、台番号10のパチンコ機から受信し
た変動パターン情報が変動パターン3を指定する変動パ
ターン3情報である場合は、台番号10のパチンコ機に
おいて変動パターン3が表示された回数に「1」が加算
される。サブCPU32eからホールコンピュータHC
へ送信される変動パターン3情報を示す信号は、たとえ
ば、図9(A)に示すように、3つのパルスを周期ta
(たとえば1010ms)で出力する形態である。記憶
装置に格納されている台番号毎の変動パターンの実行数
は、ホールコンピュータHCに備えられた表示装置の画
面に表示されるため、パチンコホールの者は、その表示
を見ることにより、どの台においてどんな変動パターン
が実行されたかを知ることができる。たとえば、変動パ
ターン3情報が、出現率の低いリーチを実行するための
変動パターン情報である場合は、その変動パターンが実
行された台で遊技をしている遊技者に対して景品などを
付与し、めずらしいリーチが出現したことを祝福するこ
とができる。
【0047】また、たとえば、台番号10のパチンコ機
から受信した左確定図柄情報が左確定図柄として特別図
柄「1」を確定表示することを指定する左確定図柄1情
報である場合は、左確定図柄情報として「1」が格納さ
れる。サブCPU32eからホールコンピュータHCへ
送信される左確定図柄1情報を示す信号は、たとえば、
図9(B)に示すように、1つのパルスを周期tb(た
とえば650ms)で出力する形態である。さらに、た
とえば、台番号10のパチンコ機から受信した中確定図
柄情報が中確定図柄として特別図柄「2」を確定表示す
ることを指定する中確定図柄2情報である場合は、中確
定図柄情報として「2」が格納される。サブCPU32
eからホールコンピュータHCへ送信される中確定図柄
2情報を示す信号は、たとえば、図9(C)に示すよう
に、2つのパルスを周期tc(たとえば830ms)で
出力する形態である。さらに、たとえば、台番号10の
パチンコ機から受信した右確定図柄情報が右確定図柄と
して特別図柄「3」を確定表示することを指定する右確
定図柄3情報である場合は、中確定図柄情報として
「3」が格納される。サブCPU32eからホールコン
ピュータHCへ送信される右確定図柄3情報を示す信号
は、たとえば、図9(D)に示すように、3つのパルス
を周期td(たとえば1010ms)で出力する形態で
ある。ホールコンピュータHCに備えられた表示装置の
画面には、台番号毎に確定図柄の種類を表示することが
できるため、パチンコホールの者は、特定の確定図柄を
表示したパチンコ機で遊技をしている遊技者に対して景
品を付与するなどのサービスを提供することができる。
たとえば、確変図柄での大当りが発生したパチンコ機、
複数種類の確変図柄のうち、特定の確変図柄(たとえ
ば、「777」)での大当りが発生したパチンコ機、あ
るいは、ハズレ図柄であるが特定種類の確定図柄(たと
えば、「123」、「321」など、数字が連番になっ
ている確定図柄)が表示されたパチンコ機で遊技をして
いる遊技者に対して景品を付与するなどのサービスを提
供することができる。
【0048】そしてサブCPU32eは、受信した変動
開始コマンドに従って特別図柄の変動表示を開始する
(ステップB24)。一方、メインCPU112は、ス
テップA120において計測を開始した特別図柄変動時
間がタイムアップしたと判定すると(図16のステップ
A124:Yes)、特別図柄表示器32aにより画面
上の3個所にて変動表示されている特別図柄の変動表示
の停止を指示する全図柄停止コマンドをサブCPU32
eへ送信し(ステップA126)、特別図柄変動時間を
リセットする(ステップA128)。また、サブCPU
32eは、メインCPU112から送信されてきた全図
柄停止コマンドを受信すると(図17のステップB2
6:Yes、図8のt3)、画面上の複数個所における
特別図柄の変動表示を停止させる処理を開始し(ステッ
プB28)、特別図柄が変動表示されていた総ての個所
において特別図柄が確定表示されたことを示す特別図柄
確定情報を作成し(ステップB30)、その作成した特
別図柄確定情報を盤用外部端子基板57からライン57
aを通じてホールコンピュータHCへ送信する(ステッ
プB32、図8のt4)。そして、ホールコンピュータ
HCに備えられた記憶装置(たとえば、ハードディス
ク、ROMなど)において、パチンコ機の台番号毎の特
別図柄確定回数として記憶されている回数に加算され
る。
【0049】そして、大当りが発生し、所定数のラウン
ド(たとえば、最大の15ラウンド)が終了すると、メ
インCPU112は、大当りの終了を知らせる画像の表
示を指示する大当り終了コマンドをサブCPU32eへ
送信する。サブCPU32eは、その大当り終了コマン
ドを受信すると(図18のステップB32:Yes、図
8のt5)、大当りの終了時に表示する画像を特別図柄
表示器32aにより表示する(ステップB34)。続い
てサブCPU32eは、大当りが終了したことを示す大
当り終了情報を作成し(ステップB36)、その大当り
終了情報を盤用外部端子基板57からライン57aを通
じてホールコンピュータHCへ送信する(ステップB3
8、図8のt6)。これにより、図10(C)に示した
ように、大当り開始情報を示していた信号は立下がり、
ホールコンピュータHCは、大当りの終了を判定し、大
当りの開始を示すフラグをリセットする。
【0050】また、メインCPU112は、上述した大
当りが、確変図柄による大当りであった場合は、その大
当りの遊技が終了すると、確率変動が開始することを示
す画像の表示を指示する確変開始画像表示コマンドをサ
ブCPU32eへ送信する。サブCPU32eは、その
確変開始画像表示コマンドを受信すると(図18のステ
ップB40:Yes、図8のt7)、確率変動が開始す
ることを示す画像を特別図柄表示器32aにより表示す
る(ステップB42)。続いてサブCPU32eは、確
率変動が開始したことを示す確変開始情報を作成し(ス
テップB44)、その確変開始情報を盤用外部端子基板
57からライン57aを通じてホールコンピュータHC
へ送信する(ステップB46、図8のt8)。たとえ
ば、台番号10のパチンコ機から確変開始情報を受信し
た場合は、台番号10に割り当てられた記憶領域のう
ち、確変開始情報を記憶する記憶領域に確率変動の開始
を示すフラグ「1」がセットされる。サブCPU32e
からホールコンピュータHCへ送信される確変開始情報
を示す信号は、たとえば、図11に示すように、確率変
動が有効となっている期間tiの間、立上がった状態の
信号である。
【0051】ここで、確率変動が終了する場合として
は、図11(A)に示すように、確率変動が有効になっ
ている期間に大当りが発生して終了する場合と、図11
(B)に示すように、確率変動が有効になっている期間
に特別図柄の変動表示が所定回数実行された場合とがあ
る。通常、確率変動に突入すると、大当りが発生する確
率が高くなる他、特別図柄変動時間が短縮される。その
短縮の利益を享受できる期間は有限であり、たとえば特
別図柄の変動回数が所定回数(たとえば、100回とか
300回)に達した場合に終了する。図11(B)は、
その例である。そして、メインCPU112は、確率変
動が終了であると判定すると、確率変動が終了すること
を示す画像の表示を指示する確変終了画像表示コマンド
をサブCPU32eへ送信する。サブCPU32eは、
その確変終了画像表示コマンドを受信すると(図18の
ステップB48:Yes、図8のt9)、確率変動が終
了することを示す画像を特別図柄表示器32aにより表
示する(ステップB50)。続いてサブCPU32e
は、確率変動が終了したことを示す確変終了情報を作成
し(ステップB52)、その確変終了情報を盤用外部端
子基板57からライン57aを通じてホールコンピュー
タHCへ送信する(ステップB54、図8のt10)。
たとえば、台番号10のパチンコ機から確変終了情報を
受信した場合は、台番号10に割り当てられた記憶領域
にセットされている確率変動の開始を示すフラグ「1」
がリセットされる。なお、上記特別図柄表示処理は、R
OM32fに記録されたコンピュータプログラムに従っ
て実行される。
【0052】(音声情報)また、メインCPU112
は、サブCPU32eへ変動開始コマンドを送信したと
きに(図16のステップA122)、音声制御基板79
fのサブCPU79gへ音声出力開始コマンドを送信す
る(図8のt1)。その音声出力開始コマンドには、演
奏する効果音のメロディーを指定するコマンドと、演奏
時間を指定するコマンドとが含まれており、サブCPU
79gは、メインCPU112から送信されてきた音声
出力開始コマンドに従ってスピーカ79aから音声を出
力する。また、サブCPU79gは、その出力した音声
の内容を示す音声情報に台番号を付して盤用外部端子基
板58からライン58aを通じてホールコンピュータH
Cへ送信する(図8のt2)。そして、ホールコンピュ
ータHCは、受信した音声情報を対応する台番号の記憶
領域に格納する。これにより、ホールコンピュータHC
に備えられた表示装置の画面に台番号毎の音声情報を表
示することができるため、どの台番号のパチンコ機にお
いてどんなメロディーが演奏されたのかを知ることがで
きる。したがって、たとえば、ある台で演奏されたメロ
ディーが、プレミアムリーチのときにのみ演奏される珍
しいメロディーであった場合に、遊技店側は、その台で
遊技をしている遊技者に景品を付与するなどのサービス
をすることができる。
【0053】(点滅情報)また、メインCPU112
は、サブCPU32eへ変動開始コマンドを送信したと
きに(図16のステップA122)、ランプ制御基板3
05のサブCPU306へ点滅開始コマンドを送信する
(図8のt1)。その点滅開始コマンドには、所定のL
EDを所定のパターンで点滅させるためのコマンドと、
所定のパターンにより点滅を行う時間を指定するコマン
ドとが含まれており、サブCPU306は、メインCP
U112から送信されてきた点滅開始コマンドに従って
所定のLEDを所定のパターンで点滅させる。また、サ
ブCPU306は、上記所定のパターンの内容に対応す
る点滅情報に台番号を付して盤用外部端子基板59から
ライン59aを通じてホールコンピュータHCへ送信す
る(図8のt2)。そして、ホールコンピュータHC
は、受信した点滅情報を対応する台番号の記憶領域に格
納する。これにより、ホールコンピュータHCに備えら
れた表示装置の画面に台番号毎の点滅情報を表示するこ
とができるため、どの台番号のパチンコ機においてどん
なパターンでLEDが点滅したのかを知ることができ
る。したがって、たとえば、ある台で行われたLEDの
点滅パターンが、プレミアムリーチのときにのみ行われ
る珍しい点滅パターンであった場合に、遊技店側は、そ
の台で遊技をしている遊技者に景品を付与するなどのサ
ービスをすることができる。
【0054】(球切れ情報)賞球ユニット62(図3)
が備えられた賞球払出装置(図示省略)には、その賞球
払出装置のタンクに貯留している遊技球が不足状態であ
ることを検出するための前部賞球切れスイッチと後部賞
球切れスイッチとが設けられている。そして、払出制御
基板200のサブCPU212は、前部賞球切れスイッ
チおよび後部賞球切れスイッチが共に時間tj(たとえ
ば、0.500秒)の間、ONしていることを検出する
と、球切れ情報に台番号を付して枠用外部端子基板52
からライン52aを通じてホールコンピュータHCへ送
信する(図12(A))。そして、サブCPU212
は、前部賞球切れスイッチまたは後部賞球切れスイッチ
が時間tj(たとえば、0.500秒)の間、OFFに
なっていることを検出するまでの期間tkの間、球切れ
情報をホールコンピュータHCへ出力し続ける。そし
て、球切れ情報を受信したホールコンピュータHCは、
遊技球補給装置へ遊技球の補給を指示する。このよう
に、サブCPU212が球切れ情報をホールコンピュー
タHCへ送信することができるため、従来のように、主
基板が球切れ情報をホールコンピュータへ送信する場合
と比較して、主基板の処理負担を軽減することができ
る。
【0055】(賞球情報)賞球ユニット62には、払出
された賞球を検出する前部賞球払出センサ62aおよび
後部賞球払出センサ62bが設けられており、サブCP
U212は、両センサにより検出された賞球数が10個
になったときに、10個の賞球が払出されたことを示す
賞球情報に台番号を付して枠用外部端子基板52からラ
イン52aを通じてホールコンピュータHCへ送信する
(図12(B))。賞球情報を示す信号がONしている
期間tmは、たとえば0.200秒である。そして、賞
球情報を受信したホールコンピュータHCは、台番号に
対応する記憶領域に記憶されている賞球数に10を加算
する。このように、サブCPU212が賞球情報をホー
ルコンピュータHCへ送信するため、従来のように、主
基板が賞球情報をホールコンピュータへ送信する場合と
比較して、主基板の処理負担を軽減することができる。 (球貸し情報)貸球ユニット63には、払出された貸球
を検出する貸球センサ63aが設けられており、サブC
PU212は、貸球センサ63aにより検出された貸球
数が25個になったときに、25個の貸球が払出された
ことを示す球貸し情報に台番号を付して枠用外部端子基
板52からライン52aを通じてホールコンピュータH
Cへ送信する(図12(C))。球貸し情報を示す信号
がONしている期間tnは、たとえば0.200秒であ
る。そして、球貸し情報を受信したホールコンピュータ
HCは、台番号に対応する記憶領域に記憶されている貸
球数に25を加算する。
【0056】[実施形態の効果] (1)以上のように、上記実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、特別図柄制御基板32dのサブCPU32e
が変動パターン情報を盤用外部端子基板57からライン
57aを通じてホールコンピュータHCへ送信し、ホー
ルコンピュータHCに備えられた表示装置の画面に、台
番号毎の変動パターンを表示することができる。したが
って、パチンコホールの者は、どの台でどんな変動パタ
ーンが表示されたのかを知ることができるため、特定の
変動パターン、たとえば珍しいリーチの演出画像が表示
された台で遊技をしている遊技者に対して景品を付与す
るなどのサービスを提供することができる。また、上記
特定の変動パターンが表示されているパチンコ機を見に
行く必要がないため、サービス提供のための作業効率を
向上することができる。さらに、遊技者自身の虚偽の申
告によるサービスの提供を要求されることもない。 (2)また、サブCPU32eが左確定図柄情報、中確
定図柄情報および右確定図柄情報を盤用外部端子基板5
7からライン57aを介してホールコンピュータHCへ
送信し、ホールコンピュータHCに備えられた表示装置
の画面に、台番号毎の確定図柄を表示することができ
る。したがって、パチンコホールの者は、どの台でどん
な確定図柄が表示されたのかを知ることができるため、
確定図柄が特定の種類であった場合に、その台で遊技を
している遊技者に対して景品を付与するなどのサービス
を提供することができる。
【0057】(3)さらに、ランプ制御基板305のサ
ブCPU306が点滅情報を盤用外部端子基板59から
ライン59aを介してホールコンピュータHCへ送信
し、ホールコンピュータHCに備えられた表示装置の画
面に、台番号毎の点滅情報を表示することができる。し
たがって、たとえば、ある台で行われたLEDの点滅パ
ターンが、特定の種類の点滅パターンであった場合に、
パチンコホールの者は、その台で遊技をしている遊技者
に景品を付与するなどのサービスをすることができる。
また、上記特定の種類の点滅パターンを実際に見て判断
する手法では、様々な光が交錯する店内では目立ち難い
ため、上記サービスの実現が困難であるが、ホールコン
ピュータHCにより情報として表示することができるた
め、上記サービスを実現することができる。 (4)さらに、音声制御基板79fのサブCPU79g
が音声情報を盤用外部端子基板58からライン58aを
介してホールコンピュータHCへ送信し、ホールコンピ
ュータHCに備えられた表示装置の画面に、台番号毎の
音声情報を表示することができる。したがって、たとえ
ば、ある台で演奏されたメロディーが、特定の種類のメ
ロディーであった場合に、パチンコホールの者は、その
台で遊技をしている遊技者に景品を付与するなどのサー
ビスをすることができる。また、上記特定の種類のメロ
ディーを実際に聞いて判断する手法では、店内の騒音に
消されてしまうため、上記サービスの実現が困難である
が、ホールコンピュータHCにより情報として表示する
ことができるため、上記サービスを実現することができ
る。 (5)サブCPU32eが、大当り情報を盤用外部端子
基板57からライン57aを通じてホールコンピュータ
HCへ送信するため、従来のように、主基板が大当り情
報をホールコンピュータへ送信する場合と比較して、主
基板の処理負担を軽減することができる。
【0058】[他の実施形態] (1)メインCPU112からサブCPU32eに対し
て、大当りの発生を予告する大当り予告画像の表示を指
示するコマンドが送信された場合に、そのことに対応す
る情報をサブCPU32eからホールコンピュータHC
へ送信し、ホールコンピュータHCに備えられた記憶装
置に記憶することもできる。そして、ホールコンピュー
タHCに備えられた表示装置により、どの台番号のパチ
ンコ機において上記大当り予告画像が表示されたのかを
表示すれば、パチンコホールの者は、その大当り予告画
像が表示されたパチンコ機で遊技をしている遊技者に対
して景品を付与するなどのサービスを提供することがで
きる。また、上記大当り予告画像が複数種類用意されて
いる場合は、特定の大当り予告画像が表示されたパチン
コ機で遊技をしている遊技者に対して景品を付与するな
どのサービスを提供することもできる。
【0059】(2)メインCPU112からサブCPU
32eに対して、リーチの発生を予告するリーチ予告画
像の表示を指示するコマンドが送信された場合に、その
ことに対応する情報をサブCPU32eからホールコン
ピュータHCへ送信し、ホールコンピュータHCに備え
られた記憶装置に記憶することもできる。そして、ホー
ルコンピュータHCに備えられた表示装置により、その
台番号のパチンコ機において上記リーチ予告画像が表示
されたのかを表示すれば、パチンコホールの者は、その
リーチ画像が表示されたパチンコ機で遊技をしている遊
技者に対して景品を付与するなどのサービスを提供する
ことができる。また、上記リーチ予告画像が複数種類用
意されている場合は、特定のリーチ予告画像が表示され
たパチンコ機で遊技をしている遊技者に対して景品を付
与するなどのサービスを提供することもできる。 (3)大当りかハズレかの抽選に複数回連続してはずれ
た場合に、特定の種類のハズレ図柄が連続して発生した
パチンコ機をホールコンピュータHCにおいて抽出し、
そのパチンコ機で遊技をしている遊技者に景品を付与す
るなどのサービスを提供することもできる。この場合、
特定の種類の同一のハズレ図柄が連続して表示された場
合(たとえば、「123」が連続した場合など)、ある
いは、複数組のハズレ図柄が所定の組合せであった場合
(たとえば、「123」、「456」というように2組
のハズレ図柄が連番であるなど)などの条件を設定する
ことができる。
【0060】(4)リーチ予告画像、大当り予告画像、
確変図柄での大当り予告画像、背景画像、画面に登場す
るキャラクタ、リーチの種類、大当り図柄、ハズレ図柄
など、特別図柄表示器32aの表示内容のうち、2つ以
上の組合せが、所定の種類の組合せであったパチンコ機
で遊技をしている遊技者に対して景品を付与するなどの
サービスを提供することもできる。 (5)特別図柄表示器32aの表示内容、LEDの発光
パターンおよび演奏されるメロディーの種類のうち、2
つ、あるいは3つが特定の組合せであったパチンコ機で
遊技をしている遊技者に対して景品を付与するなどのサ
ービスを提供することもできる。 (6)特別図柄確定表示回数が所定回数に達しても大当
りが発生していないパチンコ機において、上述した各種
の条件が満たされた場合に、そのパチンコ機で遊技をし
ている遊技者に対して景品を付与するなどのサービスを
提供することもできる。 (7)遊技球の入賞を検出するとともに、その検出に対
応した賞球の払出しを命令するコマンドを送信するコマ
ンド送信手段と、この送信手段から送信されたコマンド
を受信するとともに、そのコマンドに対応する賞球の払
出しを行い、かつ、その払出した賞球数に対応する情報
を、この遊技機の外部に設けられたコンピュータへ送信
する賞球払出手段とを備えたパチンコ機という構成を使
用することもできる。この構成を使用すれば、払出した
賞球数に対応する情報は、その払出しを行った賞球払出
手段自身が上記コンピュータへ送信するため、送信手段
は、上記情報をコンピュータへ送信する処理を実行する
必要がない。したがって、従来のように、主基板(送信
手段の一例)が上記情報をコンピュータへ送信する場合
と比較して、主基板の処理負担を軽減することができ
る。なお、前述の実施形態における主基板100が上記
コマンド送信手段に対応し、払出制御基板200および
賞球ユニット62が賞球払出手段に対応する。 (8)上記各実施形態では、この発明に係る遊技機とし
て第1種パチンコ機を例に挙げて説明したが、第2種パ
チンコ機、第3種パチンコ機、あるいは、第1種ないし
第3種のパチンコ機の構成を2つ以上組み合わせたパチ
ンコ機、スロットマシンなどにも、この発明を適用する
ことができる。
【0061】[各請求項と実施形態との対応関係]メイ
ンCPU112が、請求項1に記載の制御手段に対応
し、特別図柄制御装置32、音声制御装置79、払出制
御基板200およびランプ制御装置300が演出手段に
対応する。また、変動パターン情報が請求項2に記載の
「変動表示の種類に対応する情報」に対応し、左確定図
柄情報、中確定図柄情報および右確定図柄情報が請求項
3に記載の「確定表示した所定の図柄の種類に対応する
情報」に対応し、点滅情報が請求項4に記載の「発光の
内容に対応する情報」に対応し、音声情報が請求項5に
記載の「出力した内容に対応する情報」に対応し、大当
り情報が請求項6に記載の「判定結果に対応する情報」
に対応する。そして、メインCPU112が実行する特
別図柄変動処理(図16)が請求項1に記載の制御手段
として機能し、サブCPU32eが実行する特別図柄表
示処理(図17、図18)が演出手段として機能する。
また、サブCPU32eが特別図柄表示処理において実
行するステップB22、B32、B38、B46および
B54が請求項7または請求項8に記載の「コンピュー
タへ送信するための処理」に対応する。そして、サブC
PU32eが特別図柄表示処理を実行するためのコンピ
ュータプログラム(図17、図18)が請求項7に係る
コンピュータプログラムに対応し、そのコンピュータプ
ログラムが記録されたROM32fが請求項8に係る記
録媒体に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を
示す斜視説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機1に備えられた遊技盤5
の主要構成を示す正面説明図である。
【図3】パチンコ機1の電気的構成をブロックで示す説
明図である。
【図4】特別図柄制御装置32の主な電気的構成をブロ
ックで示す説明図である。
【図5】音声制御装置79の主な電気的構成をブロック
で示す説明図である。
【図6】ランプ制御装置300の主な電気的構成をブロ
ックで示す説明図である。
【図7】各基板からホールコンピュータHCへ送信され
る各種情報の流れを示す説明図である。
【図8】各基板が主基板から送信されたコマンドを受信
するタイミングと、各基板からホールコンピュータHC
へ情報を送信するタイミングとを示すタイムチャートで
ある。
【図9】図9(A)は、変動パターン3指定コマンドの
信号波形を示す説明図であり、図9(B)は、左図柄1
指定コマンドの信号波形を示す説明図であり、図9
(C)は、中図柄2指定コマンドの信号波形を示す説明
図であり、図9(D)は、右図柄3指定コマンドの信号
波形を示す説明図である。
【図10】図10(A)は、特別図柄確定情報の信号波
形を示す説明図であり、図10(B)は、普通図柄確定
情報の信号波形を示す説明図であり、図10(C)は、
大当り情報の信号波形を示す説明図である。
【図11】図11(A)は、高確率中に大当りした場合
の確率変動情報の信号波形を示す説明図であり、図11
(B)は、高確率中に大当りしなかった場合の確率変動
情報の信号波形を示す説明図である。
【図12】図12(A)は、球切れ情報の信号波形を示
す説明図であり、図12(B)は、賞球情報の信号波形
を示す説明図であり、図12(C)は、球貸し情報の信
号波形を示す説明図である。
【図13】メインCPU112が実行する普通図柄作動
ゲート処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】メインCPU112が実行する普通図柄変動
処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】メインCPU112が実行する第1種始動口
処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】メインCPU112が実行する特別図柄変動
処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】サブCPU32eが実行する特別図柄表示処
理の流れを示すフローチャートである。
【図18】図17に示す処理の続きを示すフローチャー
トである。
【図19】従来のパチンコ機の正面説明図である。
【図20】図19に示すパチンコ機の電気的構成の一部
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 32 特別図柄制御装置(演出手段) 79 音声制御装置(演出手段) 112 メインCPU(制御手段) 200 払出制御基板(演出手段) 300 ランプ制御装置(演出手段) HC ホールコンピュータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の進行内容を決定するとともに、そ
    の決定された進行内容に対応する制御コマンドを送信す
    る制御手段と、 この制御手段から出力された前記制御コマンドを受信す
    るとともに、その受信した制御コマンドにより示される
    進行内容に基いて演出を行う演出手段とを備えた遊技機
    において、 前記演出手段は、 前記演出の内容に対応する情報を、この遊技機の外部に
    設けられたコンピュータへ送信することを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記演出手段は、 前記受信した制御コマンドにより示される進行内容に基
    いて図柄を変動表示した後に所定の図柄を確定表示し、
    かつ、少なくとも前記変動表示の種類に対応する情報を
    前記コンピュータへ送信することを特徴とする請求項1
    に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記演出手段は、 前記受信した制御コマンドにより示される進行内容に基
    いて図柄を変動表示した後に所定の図柄を確定表示し、
    かつ、少なくとも前記確定表示した所定の図柄の種類に
    対応する情報を前記コンピュータへ送信することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記演出手段は、 前記受信した制御コマンドにより示される進行内容に基
    いて発光手段を発光させ、かつ、その発光の内容に対応
    する情報を前記コンピュータへ送信することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 前記演出手段は、 前記受信した制御コマンドにより示される進行内容に基
    いて音声を出力し、かつ、その出力した内容に対応する
    情報を前記コンピュータへ送信することを特徴とする請
    求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、遊技状態が遊技者に有
    利な遊技状態に変化するか否かを判定するとともに、そ
    の判定結果に対応する制御コマンドを送信し、 前記演出手段は、前記制御手段から出力された前記制御
    コマンドを受信するとともに、その受信した制御コマン
    ドに基いて演出を行い、かつ、前記制御コマンドにより
    示される判定結果に対応する情報を前記コンピュータへ
    送信することを特徴とする請求項1ないし請求項5のい
    ずれか1つに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 遊技の進行内容を決定するとともに、そ
    の決定された進行内容に対応する制御コマンドを送信す
    る制御手段と、この制御手段から出力された前記制御コ
    マンドを受信するとともに、その受信した制御コマンド
    により示される進行内容に基いて演出を行う演出手段と
    を備えた遊技機をコンピュータにより機能させるための
    コンピュータプログラムであって、 前記演出手段に備えられたコンピュータが、前記演出の
    内容に対応する情報を、この遊技機の外部に設けられた
    コンピュータへ送信するための処理を含む処理を実行す
    るためのコンピュータプログラム。
  8. 【請求項8】 遊技の進行内容を決定するとともに、そ
    の決定された進行内容に対応する制御コマンドを送信す
    る制御手段と、この制御手段から出力された前記制御コ
    マンドを受信するとともに、その受信した制御コマンド
    により示される進行内容に基いて演出を行う演出手段と
    を備えた遊技機をコンピュータにより機能させるための
    コンピュータプログラムが記録された記録媒体であっ
    て、 前記演出手段に備えられたコンピュータが、前記演出の
    内容に対応する情報を、この遊技機の外部に設けられた
    コンピュータへ送信するための処理を含む処理を実行す
    るためのコンピュータプログラムが記録された記録媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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