JP2002143298A - 血液処理器 - Google Patents
血液処理器Info
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- JP2002143298A JP2002143298A JP2000349170A JP2000349170A JP2002143298A JP 2002143298 A JP2002143298 A JP 2002143298A JP 2000349170 A JP2000349170 A JP 2000349170A JP 2000349170 A JP2000349170 A JP 2000349170A JP 2002143298 A JP2002143298 A JP 2002143298A
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- JP
- Japan
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- hollow fiber
- blood
- less
- mmhg
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Abstract
(57)【要約】
【課題】透過性能に優れ、かつ、小型化された血液処理
器を提供する。 【解決手段】中空糸有効長が20cm以上40cm未
満、中空糸内径が150μm以上190μm未満、中空
糸膜厚が20μm以上45μm未満、糸束充填率が55
%以上70%未満、牛血濾過係数が50ml/m2・hr・mmHg
以上、純水濾過係数が200ml/m2・hr・mmHg以上である
ことを特徴とする血液処理器。
器を提供する。 【解決手段】中空糸有効長が20cm以上40cm未
満、中空糸内径が150μm以上190μm未満、中空
糸膜厚が20μm以上45μm未満、糸束充填率が55
%以上70%未満、牛血濾過係数が50ml/m2・hr・mmHg
以上、純水濾過係数が200ml/m2・hr・mmHg以上である
ことを特徴とする血液処理器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な血液処理器に
関する。高性能および/もしくは小型の血液処理用器と
して、医療用分野などに用いられる。
関する。高性能および/もしくは小型の血液処理用器と
して、医療用分野などに用いられる。
【0002】
【従来の技術】血液透析療法は30年以上の歴史があ
り、初期にはセルロース平膜が用いられていた。しか
し、透析効率を向上させるために膜形状や膜素材の研究
がこれまで多くなされてきており、現在そのほとんど
は、中空糸型と呼ばれる中空糸膜を円筒状のハウジング
に充填し両端を樹脂で封止した血液処理器が使われてい
る。
り、初期にはセルロース平膜が用いられていた。しか
し、透析効率を向上させるために膜形状や膜素材の研究
がこれまで多くなされてきており、現在そのほとんど
は、中空糸型と呼ばれる中空糸膜を円筒状のハウジング
に充填し両端を樹脂で封止した血液処理器が使われてい
る。
【0003】近年、この血液透析器に対する性能の要求
はますます高まり多様化している。かつては血液中の低
分子尿毒素、水を除去し透析患者の生命を維持すること
が重要であったのに対して、アルブミン分子量近傍以下
の高分子量領域物質の除去を行い、長期合併症に陥る危
険性の少ないような血液処理器が望まれている。このた
め、膜の孔径が大きい高性能膜が開発されている。
はますます高まり多様化している。かつては血液中の低
分子尿毒素、水を除去し透析患者の生命を維持すること
が重要であったのに対して、アルブミン分子量近傍以下
の高分子量領域物質の除去を行い、長期合併症に陥る危
険性の少ないような血液処理器が望まれている。このた
め、膜の孔径が大きい高性能膜が開発されている。
【0004】一方、中空糸、血液処理器のデザインを変
えて、高性能化させることも可能である。しかし、中空
糸膜の内径、厚み、長さに対する物質移動の理論計算で
は、細くて、薄く、長い膜が良いことは明らかであるが
(酒井清孝、透析スタッフのための血液浄化の基礎、1
16〜134頁、1989年、株式会社アイピーシ
ー)、当時の血液処理器の理論計算は尿素などの低分子
量物質を除去対象とした濾過のない拡散のみ、もしくは
血液から透析液側への濾過のみを考慮した考えであり、
アルブミン分子量近傍の高分子領域の物質除去に関して
は膜自体の透過性の寄与が大きいと考えられていた。近
年、血液透析器の設計を見直し、血液透析器内での濾過
を積極的に起こすものの研究がなされており、内部濾過
量が多いものほど、β2−ミクログロブリンなどのアル
ブミン近傍の分子量物質の除去が優れるという事実がわ
かりつつある。これらの具体的改良法として、内部に特
殊な狭窄体をもたせたり、中空糸内径を小さくしたり、
中空糸長さを長くしたり、中空糸の充填率を高くしたも
のが提案されている。ただし、ある構造のみの改良のみ
で高い効果を得ようとした場合においては、非現実的な
値にまで変える必要があり、生産性、性能に対する悪影
響も無視することができなかった。
えて、高性能化させることも可能である。しかし、中空
糸膜の内径、厚み、長さに対する物質移動の理論計算で
は、細くて、薄く、長い膜が良いことは明らかであるが
(酒井清孝、透析スタッフのための血液浄化の基礎、1
16〜134頁、1989年、株式会社アイピーシ
ー)、当時の血液処理器の理論計算は尿素などの低分子
量物質を除去対象とした濾過のない拡散のみ、もしくは
血液から透析液側への濾過のみを考慮した考えであり、
アルブミン分子量近傍の高分子領域の物質除去に関して
は膜自体の透過性の寄与が大きいと考えられていた。近
年、血液透析器の設計を見直し、血液透析器内での濾過
を積極的に起こすものの研究がなされており、内部濾過
量が多いものほど、β2−ミクログロブリンなどのアル
ブミン近傍の分子量物質の除去が優れるという事実がわ
かりつつある。これらの具体的改良法として、内部に特
殊な狭窄体をもたせたり、中空糸内径を小さくしたり、
中空糸長さを長くしたり、中空糸の充填率を高くしたも
のが提案されている。ただし、ある構造のみの改良のみ
で高い効果を得ようとした場合においては、非現実的な
値にまで変える必要があり、生産性、性能に対する悪影
響も無視することができなかった。
【0005】我々は、特定の範囲の構造をもつ血液透析
器と膜の組み合わせにより、透過性能を飛躍的に高くす
ることができる膜を見いだした。
器と膜の組み合わせにより、透過性能を飛躍的に高くす
ることができる膜を見いだした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記従来技術の問題点を解消し、透過性能等に優れ、か
つ、小型化された高性能の血液処理器を提供することを
目的とする。
記従来技術の問題点を解消し、透過性能等に優れ、か
つ、小型化された高性能の血液処理器を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために下記の構成を有する。 「(1)中空糸有効長が20cm以上40cm未満、中
空糸内径が150μm以上190μm未満、中空糸膜厚
が45μm未満、糸束充填率が55%以上70%未満、
牛血濾過係数が50ml/m2・hr・mmHg以上、純水濾過係数
が200ml/m2・hr・mmHg以上であることを特徴とする血
液処理用器。」
成するために下記の構成を有する。 「(1)中空糸有効長が20cm以上40cm未満、中
空糸内径が150μm以上190μm未満、中空糸膜厚
が45μm未満、糸束充填率が55%以上70%未満、
牛血濾過係数が50ml/m2・hr・mmHg以上、純水濾過係数
が200ml/m2・hr・mmHg以上であることを特徴とする血
液処理用器。」
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で言う血液処理器は、円筒
状のプラスチックケースに中空糸の束が挿入されており
中空糸の両端部を樹脂で封止し、中空糸内部には血液
が、外部には透析液、生食、濾過水が流れるようにそれ
ぞれ入口、出口のポートが設けられている構造のものが
一般的である。
状のプラスチックケースに中空糸の束が挿入されており
中空糸の両端部を樹脂で封止し、中空糸内部には血液
が、外部には透析液、生食、濾過水が流れるようにそれ
ぞれ入口、出口のポートが設けられている構造のものが
一般的である。
【0009】中空糸有効長(L)は、血液処理器の内部
濾過を促進させるたまには長い方が良く、20cm以上
であることが必要であり、更には25cm以上であるこ
とが好ましい。ただし、長すぎる場合には血液が流れる
場合の圧力損失が大きくなりすぎてしまうため、40c
m未満であることが必要である。
濾過を促進させるたまには長い方が良く、20cm以上
であることが必要であり、更には25cm以上であるこ
とが好ましい。ただし、長すぎる場合には血液が流れる
場合の圧力損失が大きくなりすぎてしまうため、40c
m未満であることが必要である。
【0010】ここでいう「有効」とは中空糸膜のうち、
濾過や透析が起こり実際に半透膜として機能している部
分を示すものであり、中空糸の両端部の樹脂で封止して
いる部分は有効長には含まれない。すなわち有効長は封
止樹脂間の長さであり、糸によって長さが異なる場合は
平均値を用いる。
濾過や透析が起こり実際に半透膜として機能している部
分を示すものであり、中空糸の両端部の樹脂で封止して
いる部分は有効長には含まれない。すなわち有効長は封
止樹脂間の長さであり、糸によって長さが異なる場合は
平均値を用いる。
【0011】中空糸内径(DH)とはこの有効部分にあ
る中空糸の内側の血液接触面の直径の平均値を意味す
る。この血液接触面の断面形状は円であることが好まし
いが、扁平しているなどして円形でない場合は断面積か
ら直径に換算した値を用いる。この内径は小さい方が透
析効率が向上するが、小さすぎると血液処理器入り口、
出口の圧力差、いわゆる圧力損失が大きくなり実際には
使用できなくなったり、血液が凝固し中空糸が閉塞して
しまう。このために中空糸内径は150μm以上である
ことが必要であり、170μm以上であることが望まし
い。また、本発明の目的である、高性能化を達成するた
めには190μm未満であることが必要であり、185
μm未満であることが好ましく、さらに180μm未満
であることが好ましい。
る中空糸の内側の血液接触面の直径の平均値を意味す
る。この血液接触面の断面形状は円であることが好まし
いが、扁平しているなどして円形でない場合は断面積か
ら直径に換算した値を用いる。この内径は小さい方が透
析効率が向上するが、小さすぎると血液処理器入り口、
出口の圧力差、いわゆる圧力損失が大きくなり実際には
使用できなくなったり、血液が凝固し中空糸が閉塞して
しまう。このために中空糸内径は150μm以上である
ことが必要であり、170μm以上であることが望まし
い。また、本発明の目的である、高性能化を達成するた
めには190μm未満であることが必要であり、185
μm未満であることが好ましく、さらに180μm未満
であることが好ましい。
【0012】本発明においては、中空糸膜厚が45μm
未満であることが必要である。中空糸膜の平均膜厚とは
中空糸膜の多孔質部分の厚みであり、場所によって厚み
が異なる場合は平均値を用いる。膜厚は薄い方が物質透
過性が良くなり、小型化することもできる。本発明の目
的である高性能化小型化の点で、45μm未満であるこ
とが必要である。
未満であることが必要である。中空糸膜の平均膜厚とは
中空糸膜の多孔質部分の厚みであり、場所によって厚み
が異なる場合は平均値を用いる。膜厚は薄い方が物質透
過性が良くなり、小型化することもできる。本発明の目
的である高性能化小型化の点で、45μm未満であるこ
とが必要である。
【0013】本発明においては、充填密度は50%以上
であることが必要であり、好ましくは55%以上、更に
は60%以上であることが好ましい。充填密度があまり
高いと中空糸が局所的に変形し、血液が流れにくい部分
が発生するので好ましくない。このため、中空糸充填密
度が70%未満とすることが好ましく、65%以下にな
るようにすることはさらに好ましい。この充填密度は血
液処理器筒部の平均内径(D)から算出される断面積に
対する中空糸外径から算出される中空糸部分の断面積の
総和の比である。ここで、平均内径(D)とは血液処理
器筒部の内径を示しており、場所によって径が異なる場
合は血液処理器長さ方向に対する中心の場所の値を用い
る。また、円形でない場合は断面積から直径に換算した
値を用いる。この内径が小さいと同じ中空糸を同量充填
した場合の充填密度が上がり、透析物質移動抵抗が低下
するため性能の向上には好ましい。
であることが必要であり、好ましくは55%以上、更に
は60%以上であることが好ましい。充填密度があまり
高いと中空糸が局所的に変形し、血液が流れにくい部分
が発生するので好ましくない。このため、中空糸充填密
度が70%未満とすることが好ましく、65%以下にな
るようにすることはさらに好ましい。この充填密度は血
液処理器筒部の平均内径(D)から算出される断面積に
対する中空糸外径から算出される中空糸部分の断面積の
総和の比である。ここで、平均内径(D)とは血液処理
器筒部の内径を示しており、場所によって径が異なる場
合は血液処理器長さ方向に対する中心の場所の値を用い
る。また、円形でない場合は断面積から直径に換算した
値を用いる。この内径が小さいと同じ中空糸を同量充填
した場合の充填密度が上がり、透析物質移動抵抗が低下
するため性能の向上には好ましい。
【0014】中空糸の有効長(L)と血液処理器筒部の
内径(D)の比(L/D)は大きい方が圧力損失を少な
くする上で好ましく、6.0以上であることが好まし
く、さらに7.0以上である方が好ましい。
内径(D)の比(L/D)は大きい方が圧力損失を少な
くする上で好ましく、6.0以上であることが好まし
く、さらに7.0以上である方が好ましい。
【0015】D2/4×3.14×Lで定義される血液
処理器容積(V)と中空糸膜有効面積(S)との比(V
/S)は中空糸内径、膜厚、中空糸充填率の組み合わせ
で決められるものであるが、この数値が小さいものは小
面積であっても高性能になるので好ましい。また、小型
であるために、製造、輸送コストを下げることが可能で
あるし、医師、技師、看護婦などの使用する側にとって
は使いやすくなる。このため、200ml/m2 未満で
あることが好ましく、さらに180ml/m2未満、1
50ml/m2 未満である方が好ましい。ただし、あま
り小さいと樹脂による中空糸端部の封止ができないなど
の充填密度が高いことによる弊害が起こるため、50m
l/m2 以上であることが好ましい。
処理器容積(V)と中空糸膜有効面積(S)との比(V
/S)は中空糸内径、膜厚、中空糸充填率の組み合わせ
で決められるものであるが、この数値が小さいものは小
面積であっても高性能になるので好ましい。また、小型
であるために、製造、輸送コストを下げることが可能で
あるし、医師、技師、看護婦などの使用する側にとって
は使いやすくなる。このため、200ml/m2 未満で
あることが好ましく、さらに180ml/m2未満、1
50ml/m2 未満である方が好ましい。ただし、あま
り小さいと樹脂による中空糸端部の封止ができないなど
の充填密度が高いことによる弊害が起こるため、50m
l/m2 以上であることが好ましい。
【0016】本発明で用いる中空糸の素材は特に限定し
ないが、血液の流れを良くし、残血などの不都合を起こ
させないためには、親水性化された高分子を用いること
が好ましい。親水性化された高分子とは膜素材として用
いられる疎水性高分子を何らかの方法で親水性化した膜
のことであり、親水性の単量体と疎水性の単量体を共重
合させたものや、親水性の高分子と疎水性の高分子をブ
レンド製膜したものや、疎水性の高分子からなる膜の表
面に親水性ポリマーを結合、付着させたもの、疎水性の
高分子からなる膜の表面を化学処理、プラズマ処理した
ものなどがあげられるが親水化されていればその方法は
特に限定しない。この親水化された高分子のために用い
られる親水性成分は特に限定しないが、ポリエチレング
リコールなどのポリアルキレンオキサイド、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエ
チルメタクリレートなどの親水性高分子は血小板付着を
抑制する効果が高いために好ましい。疎水性成分として
はメタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、エチレ
ン、プロピレン等のオレフィン、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等の炭素−炭素二重結合を有する付加
重合性化合物からなる重合体や、ポリスルホン、セルロ
ースなどの重合体を例示することができるが、膜素材と
して用いることができるものであれば特に限定されるも
のではない。
ないが、血液の流れを良くし、残血などの不都合を起こ
させないためには、親水性化された高分子を用いること
が好ましい。親水性化された高分子とは膜素材として用
いられる疎水性高分子を何らかの方法で親水性化した膜
のことであり、親水性の単量体と疎水性の単量体を共重
合させたものや、親水性の高分子と疎水性の高分子をブ
レンド製膜したものや、疎水性の高分子からなる膜の表
面に親水性ポリマーを結合、付着させたもの、疎水性の
高分子からなる膜の表面を化学処理、プラズマ処理した
ものなどがあげられるが親水化されていればその方法は
特に限定しない。この親水化された高分子のために用い
られる親水性成分は特に限定しないが、ポリエチレング
リコールなどのポリアルキレンオキサイド、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエ
チルメタクリレートなどの親水性高分子は血小板付着を
抑制する効果が高いために好ましい。疎水性成分として
はメタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、エチレ
ン、プロピレン等のオレフィン、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等の炭素−炭素二重結合を有する付加
重合性化合物からなる重合体や、ポリスルホン、セルロ
ースなどの重合体を例示することができるが、膜素材と
して用いることができるものであれば特に限定されるも
のではない。
【0017】親水化された高分子からなる膜を例示する
とポリエチレンオキサイド−ポリアクリロニトリル共重
合体、ポリエチレンオキサイド−ポリメチルメタクリレ
ート共重合体等のポリエチレンオキサイド共重合体から
なる中空糸膜、ポリビニルピロリドン−ポリスルホンブ
レンド膜、ポリビニルピロリドン−ポリアミドブレンド
膜、ポリビニルアルコールーポリエチレン共重合膜、ポ
リエチレングリコールグラフトセルロース膜があげられ
る。
とポリエチレンオキサイド−ポリアクリロニトリル共重
合体、ポリエチレンオキサイド−ポリメチルメタクリレ
ート共重合体等のポリエチレンオキサイド共重合体から
なる中空糸膜、ポリビニルピロリドン−ポリスルホンブ
レンド膜、ポリビニルピロリドン−ポリアミドブレンド
膜、ポリビニルアルコールーポリエチレン共重合膜、ポ
リエチレングリコールグラフトセルロース膜があげられ
る。
【0018】中空糸の製造法は、特に限定されるもので
はなく、これまでに開示された方法を使用すればよい。
性能の高い血液処理器を得るためには中空糸の長さ、中
空糸内径、中空糸膜厚、中空糸充填率の組み合わせだけ
では不十分であり、特定の透過性を有する膜との組み合
わせが必須である。本発明においては、牛血濾過係数が
50ml/m2・hr・mmHg以上であることが必要である。中
空糸の中空部から外側への濾過量の多いことが好ましい
ためである。さらには、牛血濾過係数係数が55ml/m2
・hr・mmHg以上であることが好ましい。
はなく、これまでに開示された方法を使用すればよい。
性能の高い血液処理器を得るためには中空糸の長さ、中
空糸内径、中空糸膜厚、中空糸充填率の組み合わせだけ
では不十分であり、特定の透過性を有する膜との組み合
わせが必須である。本発明においては、牛血濾過係数が
50ml/m2・hr・mmHg以上であることが必要である。中
空糸の中空部から外側への濾過量の多いことが好ましい
ためである。さらには、牛血濾過係数係数が55ml/m2
・hr・mmHg以上であることが好ましい。
【0019】本発明においては、純水濾過係数が200
ml/m2・hr・mmHg以上であることが必要である。中空糸長
さ、中空糸径、中空糸膜厚、中空糸充填率、牛血濾過係
数が本発明範囲の時に、血液処理器の一部で発生する透
析液の血液への流入現象の流入量を多くするためであ
る。さらに純水濾過係数は300ml/m2・hr・mmHg以上、
600ml/m2・hr・mmHg以上であることが好ましい。この
ためには、用いられる膜構造は中空糸の内面に最も緻密
な構造を有する非対称構造の膜であることが好ましい。
ml/m2・hr・mmHg以上であることが必要である。中空糸長
さ、中空糸径、中空糸膜厚、中空糸充填率、牛血濾過係
数が本発明範囲の時に、血液処理器の一部で発生する透
析液の血液への流入現象の流入量を多くするためであ
る。さらに純水濾過係数は300ml/m2・hr・mmHg以上、
600ml/m2・hr・mmHg以上であることが好ましい。この
ためには、用いられる膜構造は中空糸の内面に最も緻密
な構造を有する非対称構造の膜であることが好ましい。
【0020】得られた中空糸は、必要な長さに切断し、
必要本数を束ねた後、血液処理用血液処理器の筒部分と
なるプラスチックケースに入れる。その後両端に仮のキ
ャップをし、中空糸両端部に樹脂を入る。このとき遠心
機で血液処理器を回転させながらキャップもしくは透析
液用のポートから樹脂を入れる方法は樹脂が均一に充填
されるために好ましい方法である。樹脂が固化した後両
端を切断し、中空糸が樹脂で閉塞している部分をカッタ
ーで取り除き、ヘッダーと呼ばれる血液入り口、出口ポ
ートを取り付けて血液処理器を得る。膜の濾過性能や透
水性、β2−ミクログロブリンの除去性能は、透析医会
の機能分類評価法(透析会誌32(12):1465〜
1469、1999、透析会誌29(8):1231〜
1245,1996)に従って測定する。
必要本数を束ねた後、血液処理用血液処理器の筒部分と
なるプラスチックケースに入れる。その後両端に仮のキ
ャップをし、中空糸両端部に樹脂を入る。このとき遠心
機で血液処理器を回転させながらキャップもしくは透析
液用のポートから樹脂を入れる方法は樹脂が均一に充填
されるために好ましい方法である。樹脂が固化した後両
端を切断し、中空糸が樹脂で閉塞している部分をカッタ
ーで取り除き、ヘッダーと呼ばれる血液入り口、出口ポ
ートを取り付けて血液処理器を得る。膜の濾過性能や透
水性、β2−ミクログロブリンの除去性能は、透析医会
の機能分類評価法(透析会誌32(12):1465〜
1469、1999、透析会誌29(8):1231〜
1245,1996)に従って測定する。
【0021】本発明の、血液処理器は、血液透析、血液
濾過、血液透析濾過、血漿分離等に用いることができ
る。また、家庭透析、携帯用人工腎臓、埋め込み型人工
腎臓用血液処理器としても有用である。
濾過、血液透析濾過、血漿分離等に用いることができ
る。また、家庭透析、携帯用人工腎臓、埋め込み型人工
腎臓用血液処理器としても有用である。
【0022】以下、実施例によってさらに詳しく説明す
るが、本発明はこれらの実施例により限定されるもので
はない。
るが、本発明はこれらの実施例により限定されるもので
はない。
【0023】
【実施例】実施例1 ポリスルホン(アモコ社 Udel−P3500)18
部、ポリビニルピロリドン(BASF K90)3部、
ポリビニルピロリドン(BASF K30)6部をジメ
チルアセトアミド72部、水1部に加え、加熱溶解し、
製膜原液とした。原液粘度は30℃で70ポイズであっ
た。この原液を外径0.3mm、内径0.2mmの2重
スリット管から、芯液としてジメチルアセトアミド65
部、水35部からなる溶液を用いて吐出させ、内径18
0μm、膜厚40μmの中空糸膜を製膜した。この中空
糸膜を31cmの長さに切断し10000本束ねて内径
36mmφ、透析液入口、出口ポートを設けたポリスチ
レン管に入れ、両端を樹脂で固定化し、ヘッダーを取り
付け、中空糸有効長28cm、有効膜面積約1.6m2
の血液処理器を作成した。血液処理器の糸束充填率は6
0%であり、L/Dは8.3、V/Sは155であっ
た。血液透析器の牛血濾過性能は55ml/hr/m2
/mmHg、純水濾過係数は700ml/hr/m2/
mmHgであった。β2−ミクログロブリンのクリアラ
ンスは90ml/minであった。 実施例2 ポリスルホン(アモコ社 Udel−P3500)18
部、ポリビニルピロリドン(BASF K90)4部、
ポリビニルピロリドン(BASF K30)5部をジメ
チルアセトアミド72部、水1部に加え、加熱溶解し製
膜原液とした。原液粘度は30℃で120ポイズであっ
た。実施例1と同様の工程を経て内径185μm、膜厚
40μmの中空糸膜を製膜し、有効長さ21cm、有効
膜面積約1.6m2 の血液処理器を作成した。血液処理
器の糸束充填率は58%であり、L/Dは5.0、V/
Sは165であった。血液透析器の牛血濾過性能は50
ml/hr/m2/mmHg、透水性能は300ml/
hr/m2/mmHg、β2−ミクログロブリンのクリ
アランスは55ml/minであった。 比較例1 実施例2の製膜原液を外径0.3mm、内径0.2mm
の2重スリット管から芯液としてジメチルアセトアミド
65部、水35部からなる溶液を用いて、吐出させ、内
径200μm、膜厚40μmの中空糸膜を製膜した。こ
の中空糸膜を22cmの長さに切断し12960本束ね
て内径44mmφ、透析液入口、出口ポートを設けたポ
リスチレン管に入れ、両端を樹脂で固定化し、ヘッダー
を取り付け、中空糸有効長19.5cm、有効膜面積
1.6m2 の血液処理器を作成した。この血液処理器の
糸束充填率は52%であり、L/Dは4.4、V/Sは
185であった。血液透析器の牛血濾過性能は50ml
/hr/m2/mmHg、透水性能は300ml/hr
/m2/mmHg、β2−ミクログロブリンのクリアラ
ンスは47ml/minであった。 比較例2 ポリスルホン(アモコ社 Udel−P3500)20
部、ポリビニルピロリドン(BASF K90)4部、
ポリビニルピロリドン(BASF K30)5部をジメ
チルアセトアミド72部、水1部に加え、加熱溶解し製
膜原液とした。この原液を、外径0.3mm、内径0.
2mmの2重スリット管から芯液としてジメチルアセト
アミド30部、水70部からなる溶液を用いて、吐出さ
せ、内径180μm、膜厚40μmの中空糸膜を製膜し
た。この中空糸膜を31cmの長さに切断し10000
本束ねて内径36mmφ、透析液入口、出口ポートを設
けたポリスチレン管に入れ、両端を樹脂で固定化し、ヘ
ッダーを取り付け、有効長さ28cm、有効膜面積1.
6m2の血液処理器を作成した。この血液処理器の糸束
充填率は60%であり、L/Dは8.3、V/Sは15
5であった。血液透析器の牛血濾過性能は20ml/h
r/m2/mmHg、透水性能は100ml/hr/m2
/mmHg、β2−ミクログロブリンのクリアランスは
48ml/minであった。
部、ポリビニルピロリドン(BASF K90)3部、
ポリビニルピロリドン(BASF K30)6部をジメ
チルアセトアミド72部、水1部に加え、加熱溶解し、
製膜原液とした。原液粘度は30℃で70ポイズであっ
た。この原液を外径0.3mm、内径0.2mmの2重
スリット管から、芯液としてジメチルアセトアミド65
部、水35部からなる溶液を用いて吐出させ、内径18
0μm、膜厚40μmの中空糸膜を製膜した。この中空
糸膜を31cmの長さに切断し10000本束ねて内径
36mmφ、透析液入口、出口ポートを設けたポリスチ
レン管に入れ、両端を樹脂で固定化し、ヘッダーを取り
付け、中空糸有効長28cm、有効膜面積約1.6m2
の血液処理器を作成した。血液処理器の糸束充填率は6
0%であり、L/Dは8.3、V/Sは155であっ
た。血液透析器の牛血濾過性能は55ml/hr/m2
/mmHg、純水濾過係数は700ml/hr/m2/
mmHgであった。β2−ミクログロブリンのクリアラ
ンスは90ml/minであった。 実施例2 ポリスルホン(アモコ社 Udel−P3500)18
部、ポリビニルピロリドン(BASF K90)4部、
ポリビニルピロリドン(BASF K30)5部をジメ
チルアセトアミド72部、水1部に加え、加熱溶解し製
膜原液とした。原液粘度は30℃で120ポイズであっ
た。実施例1と同様の工程を経て内径185μm、膜厚
40μmの中空糸膜を製膜し、有効長さ21cm、有効
膜面積約1.6m2 の血液処理器を作成した。血液処理
器の糸束充填率は58%であり、L/Dは5.0、V/
Sは165であった。血液透析器の牛血濾過性能は50
ml/hr/m2/mmHg、透水性能は300ml/
hr/m2/mmHg、β2−ミクログロブリンのクリ
アランスは55ml/minであった。 比較例1 実施例2の製膜原液を外径0.3mm、内径0.2mm
の2重スリット管から芯液としてジメチルアセトアミド
65部、水35部からなる溶液を用いて、吐出させ、内
径200μm、膜厚40μmの中空糸膜を製膜した。こ
の中空糸膜を22cmの長さに切断し12960本束ね
て内径44mmφ、透析液入口、出口ポートを設けたポ
リスチレン管に入れ、両端を樹脂で固定化し、ヘッダー
を取り付け、中空糸有効長19.5cm、有効膜面積
1.6m2 の血液処理器を作成した。この血液処理器の
糸束充填率は52%であり、L/Dは4.4、V/Sは
185であった。血液透析器の牛血濾過性能は50ml
/hr/m2/mmHg、透水性能は300ml/hr
/m2/mmHg、β2−ミクログロブリンのクリアラ
ンスは47ml/minであった。 比較例2 ポリスルホン(アモコ社 Udel−P3500)20
部、ポリビニルピロリドン(BASF K90)4部、
ポリビニルピロリドン(BASF K30)5部をジメ
チルアセトアミド72部、水1部に加え、加熱溶解し製
膜原液とした。この原液を、外径0.3mm、内径0.
2mmの2重スリット管から芯液としてジメチルアセト
アミド30部、水70部からなる溶液を用いて、吐出さ
せ、内径180μm、膜厚40μmの中空糸膜を製膜し
た。この中空糸膜を31cmの長さに切断し10000
本束ねて内径36mmφ、透析液入口、出口ポートを設
けたポリスチレン管に入れ、両端を樹脂で固定化し、ヘ
ッダーを取り付け、有効長さ28cm、有効膜面積1.
6m2の血液処理器を作成した。この血液処理器の糸束
充填率は60%であり、L/Dは8.3、V/Sは15
5であった。血液透析器の牛血濾過性能は20ml/h
r/m2/mmHg、透水性能は100ml/hr/m2
/mmHg、β2−ミクログロブリンのクリアランスは
48ml/minであった。
【0024】
【発明の効果】本発明の血液処理用血液処理器は、高性
能の血液処理用血液処理器として、血液透析、血液濾
過、血液透析濾過、血漿分離に用いることができる。ま
た、家庭透析、携帯用人工腎臓、埋め込み型人工腎臓用
血液処理器としても有用である。
能の血液処理用血液処理器として、血液透析、血液濾
過、血液透析濾過、血漿分離に用いることができる。ま
た、家庭透析、携帯用人工腎臓、埋め込み型人工腎臓用
血液処理器としても有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】中空糸有効長が20cm以上40cm未
満、中空糸内径が150μm以上190μm未満、中空
糸膜厚が45μm未満、糸束充填率が55%以上70%
未満、牛血濾過係数が50ml/m2・hr・mmHg以上、純水濾
過係数が200ml/m2・hr・mmHg以上であることを特徴と
する血液処理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000349170A JP2002143298A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 血液処理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000349170A JP2002143298A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 血液処理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002143298A true JP2002143298A (ja) | 2002-05-21 |
Family
ID=18822626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000349170A Pending JP2002143298A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 血液処理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002143298A (ja) |
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-
2000
- 2000-11-16 JP JP2000349170A patent/JP2002143298A/ja active Pending
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20071116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20101005 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101007 |
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Effective date: 20110308 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |