JP2002141838A - Agc制御方法及びagc制御装置 - Google Patents

Agc制御方法及びagc制御装置

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JP2002141838A
JP2002141838A JP2000336371A JP2000336371A JP2002141838A JP 2002141838 A JP2002141838 A JP 2002141838A JP 2000336371 A JP2000336371 A JP 2000336371A JP 2000336371 A JP2000336371 A JP 2000336371A JP 2002141838 A JP2002141838 A JP 2002141838A
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agc
polarity
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signal
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Teruaki Hasegawa
照晃 長谷川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅器の出力電圧極性と、増幅器の出力信号
の利得を制御するAGC回路の出力電圧極性を整合をと
るのを短時間に実現し、一定レベルかつ歪み等の少ない
信号を得ることが可能なAGC制御方法及びAGC制御
装置を提供する。 【解決手段】 AGC制御装置において、入力信号を増
幅する増幅手段と、前記増幅手段の制御信号を発生する
AGC(Automatic Gain Contro
l)手段と、前記増幅手段の出力を入力とし、前記増幅
手段の出力信号と前記AGC手段の出力信号の極性の一
致、不一致を判断する極性判断手段と、前記増幅手段と
AGC手段の出力信号の極性が異なる場合、前記AGC
手段から出力される制御信号の極性を自動的に切換える
自動極性切換え手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はAGC(Autom
atic Gain Control;自動利得制御)
回路に関するものであり、特に、ディジタル変調された
信号を含むキャリアを増幅するAGC制御方法及びAG
C制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル通信技術と半導体集積
技術の進歩に伴い、テレビ放送のディジタル化が進めら
れている。その中で、ディジタル衛星放送に用いられる
変調方式の一つにQPSK変調がある。このQPSK変
調により変調されたキャリアを増幅する時に、AGC回
路を用いて増幅器を制御し、一定レベルかつ歪等の少な
い出力信号を得る。このとき、AGC回路の出力と増幅
器の出力の極性が異なる場合、AGC回路の出力極性を
反転させる必要があり、増幅器から所望の振幅レベルの
出力信号を得る場合には、AGC回路の出力極性を早期
に判断することが重要な課題となっている。
【0003】AGC制御方法及び装置の一例として、特
公平7−48622号公報に記載されたものが知られて
いる。該公報記載のAGC制御方法及び装置では、制御
端子に受けた制御信号に応じて利得を制御され、入力信
号を該利得に応じて増幅し出力信号として出力する可変
利得増幅器と、前記利得を自動制御するための第1の制
御回路と、手動制御するための第2の制御回路と、前記
第1及び第2の制御信号のうち一方を前記制御端子に与
える切り替え器と、を備える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の回
路では、可変利得増幅器とそれを制御するAGC回路の
出力信号の極性が異なる場合、信号が正しく増幅され
ず、また、手動による極性切換えが可能な場合でも、前
記可変利得増幅器の制御信号を測定し、前記可変利得増
幅器とAGC回路の出力極性の整合を判断した後、制御
信号の極性切換えを行うため、前記可変利得増幅器から
所望の利得で増幅された信号が出力されるまで、ある程
度の時間を必要とした。
【0005】本発明では、上記状況に鑑みてなされたも
のであり、前記増幅器の出力電圧極性とAGC回路の出
力電圧極性の整合を短時間で判断し、両方の極性が異な
る場合は、AGC回路の出力極性の切換えを自動的に行
うことが可能なAGC制御方法及びAGC制御装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
AGC制御方法は、入力信号を増幅する増幅手段と、前
記増幅手段の制御信号を発生するAGC(Automa
tic Gain Control)手段とを備えたA
GC制御装置において行うAGC制御方法であって、前
記増幅手段の出力信号をモニタし、前記増幅手段の出力
信号と前記AGC手段の出力信号の極性の一致、不一致
を判断する極性判断ステップと、前記増幅手段とAGC
手段の出力信号の極性が異なる場合、前記AGC手段か
ら出力される制御信号の極性を自動的に切換える自動極
性切換えステップとを具備する、ことを特徴とするもの
である。
【0007】本発明の請求項2に係るAGC制御方法
は、請求項1記載のAGC制御方法において、前記極性
判断ステップは、前記増幅手段の出力信号と上限の第1
基準値或いは下限の第2基準値を比較するステップと、
前記増幅手段の出力信号が第1基準値より大きい場合或
いは第2基準値より小さい場合のレートを測定するステ
ップと、前記測定したレートが設定値以上である場合、
前記増幅手段と前記AGC手段の出力信号の極性が異な
ることを判定するステップとを具備する、ことを特徴と
するものである。
【0008】本発明の請求項3に係るAGC制御方法
は、請求項1記載のAGC制御方法において、前記極性
判断ステップは、前記増幅手段の出力信号をA/D変換
するステップと、前記変換されたディジタルデータのオ
ーバーフロー或いはアンダーフローのレートを測定する
ステップと、前記測定したレートが設定値以上である場
合、前記増幅手段と前記AGC手段の出力信号の極性が
異なることを判定するステップとを具備する、ことを特
徴とするものである。
【0009】本発明の請求項4に係るAGC制御方法
は、請求項1記載のAGC制御方法において、前記極性
判断ステップは、前記増幅手段の制御信号発生手段から
第2の制御信号を出力し、該第2の制御信号の振幅を変
化させるステップと、前記第2の制御信号の振幅の変化
に伴う前記増幅手段の出力信号の振幅の変化を検出し、
前記増幅手段の特性が単調増加特性または単調減少特性
であることを判定するステップと、前記増幅手段の特性
が単調減少特性である場合、前記増幅手段と前記AGC
手段の出力信号の極性が異なることを判定するステップ
とを具備する、ことを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項5に係るAGC制御方法
は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のAGC制
御方法において、前記極性判断ステップは、前記増幅手
段の入力信号の遮断を検出するステップと、前記増幅手
段の入力信号が遮断された場合、前記増幅手段及びAG
C手段の出力信号の極性の一致、不一致を判断するため
の処理を中断するステップとを具備する、ことを特徴と
するものである。
【0011】本発明の請求項6に係るAGC制御方法
は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のAGC制
御方法において、前記AGC手段の出力信号の極性を手
動制御により切換える手動極性切換えステップと、前記
自動または手動極性切換えステップのうち一方で得られ
た制御信号を前記増幅手段に与えるステップとを具備す
る、ことを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項7に係るAGC制御装置
は、入力信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段の制
御信号を発生するAGC(Automatic Gai
n Control)手段と、前記増幅手段の出力を入
力とし、前記増幅手段の出力信号と前記AGC手段の出
力信号の極性の一致、不一致を判断する極性判断手段
と、前記増幅手段とAGC手段の出力信号の極性が異な
る場合、前記AGC手段から出力される制御信号の極性
を自動的に切換える自動極性切換え手段とを備えた、こ
とを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項8に係るAGC制御装置
は、請求項7記載のAGC制御装置において、前記極性
判断手段は、前記増幅手段の出力信号と上限の第1基準
値または下限の第2基準値とを比較する比較手段と、前
記増幅手段の出力信号が第1基準値より大きい場合或い
は第2基準値より小さい場合のレートを測定する測定手
段とを備え、前記測定手段により測定したレートが設定
値以上である場合、前記増幅手段と前記AGC手段の出
力信号の極性が異なることを判断する、ことを特徴とす
るものである。
【0014】本発明の請求項9に係るAGC制御装置
は、請求項7記載のAGC制御装置において、前記増幅
手段の出力信号をA/D変換する手段を備え、前記極性
判断手段は、前記A/D変換手段によって変換されたデ
ィジタルデータのオーバフロー或いはアンダーフローを
検出するオーバーフロー/アンダーフロー検出手段と、
前記オーバーフロー/アンダーフロー検出手段により検
出されたオーバーフロー或いはアンダーフローのレート
を測定する測定手段とを備え、前記測定手段により測定
したレートが設定値以上である場合、前記増幅手段と前
記AGC手段の出力信号の極性が異なることを判断す
る、ことを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項10に係るAGC制御装置
は、請求項7記載のAGC制御装置において、前記極性
判断手段は、前記増幅手段を制御する第2の制御信号を
任意に発生し、該第2の制御信号の振幅を変化させる制
御信号発生手段と、前記AGC手段または制御信号発生
手段を選択し、前記第1または第2の制御信号のうち一
方を前記増幅手段に出力する選択手段と、前記選択手段
によって前記制御信号発生手段を選択し、前記第2の制
御信号の振幅の変化に伴う前記増幅手段の出力信号の振
幅の変化の割合を検出し、前記増幅手段の特性が単調増
加特性または単調減少特性であることを判定する変化割
合検出手段とを備え、前記増幅手段の特性が単調減少特
性である場合、前記増幅手段と前記AGC手段の出力信
号の極性が異なることを判断する、ことを特徴とするも
のである。
【0016】本発明の請求項11に係るAGC制御装置
は、請求項7乃至請求項10のいずれかに記載のAGC
制御装置において、前記増幅手段の入力信号の遮断を検
出する信号遮断検出手段を備え、前記増幅手段の入力信
号が遮断されたことを前記信号遮断検出手段により検出
した場合、前記極性判断手段を初期化及び停止させる、
ことを特徴とするものである。
【0017】本発明の請求項12に係るAGC制御装置
は、請求項7乃至請求項11のいずれかに記載のAGC
制御装置において、前記AGC手段の出力信号の極性を
手動制御により切換える手動極性切換え手段と、前記自
動または手動極性切換え手段のうち一方で得られた制御
信号を前記増幅手段に与える切換え手段を備えた、こと
を特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態のAGC
回路について、図面を参照しながら説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1によるAGC制御装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1はディジタル変調されたキャリア
の信号、2はAGCamp(増幅手段)、3はAGCa
mp2の出力信号、4はA/D変換器(A/D変換手
段)、5はロール・オフ・フィルタ(以下、フィルタと
略記する)、6は復調回路、7はレベル検出回路、8は
AGC回路、9はダイオード9a,インバータ9b,及
びセレクタ9cを備えたAGC制御信号極性切換え手段
(自動極性切換え手段)、10はD/A変換器、11は
AGC制御信号、12はAGCamp増幅極性判断手段
(極性判断手段)、13は信号遮断検出回路(信号遮断
検出手段)、14はフレーム同期検出回路である。
【0020】AGC制御信号極性切換え手段9におい
て、セレクタ9cはダイオード9aまたはインバータ9
bに接続されており、AGC回路8から入力される信号
の極性を変更せずに、若しくは極性を切換えてD/A変
換器10に出力する。
【0021】AGCamp増幅極性判断手段12におい
て、12aはA/D変換後のディジタルデータのオーバ
ーフロー、アンダーフローを検出するオーバーフロー/
アンダーフロー検出回路、12bはA/D変換後の信号
のオーバーフロー或いはアンダーフローをカウントする
カウンタである。
【0022】以上のように構成されたAGC制御装置に
ついて、以下図1を用いてその動作を説明する。ディジ
タル変調された入力信号1はAGCamp2へ入力され
る。AGC制御信号11で制御されるAGCamp2に
よって信号1は一定レベルの振幅をもつ信号3に変換さ
れる。AGCamp2の出力信号3はA/D変換器4に
よってディジタルデータに変換された後、フィルタ5を
介して復調回路6に入力され復調される。
【0023】また、フィルタ5の出力であるディジタル
データはレベル検出回路7に入力され、信号3の振幅レ
ベルが検出される。レベル検出回路7により検出された
出力信号3の振幅レベルに基づき、AGC回路8によっ
てAGC制御信号11が生成される。この時、AGCa
mp2の出力信号3の極性とAGC制御信号11の極性
が不一致である場合は、AGCamp2により所定のレ
ベルの出力信号3を得ることができない。そこで、両極
性の不一致を防止するために、AGCamp2の出力信
号3を検出して、セレクタ9cを調整する。
【0024】以下、AGCamp2の出力信号3とAG
C制御信号11の極性不一致をいかに検出するかについ
て説明する。AGCamp2の出力信号3とAGC制御
信号11の極性が不一致であった場合、AGCamp2
によって入力信号1は最大増幅されるか若しくは最小増
幅され、オーバフロー/アンダーフロー検出回路12a
によりディジタルデータのオーバーフロー又はアンダー
フローが検出される。
【0025】このとき、A/D変換器4から8ビット量
子化及び2の補数形式にてディジタルデータが出力され
た場合には、下位7ビット(10進数で0〜127)が
振幅の絶対値となり、カウンタ12bがレジスタ(図示
せず)の設定回数「127」を一定期間内に検出した場
合、AGCamp2の出力信号3とAGC制御信号11
の極性が不一致であると判断する。極性の不一致を判断
された場合には、セレクタ9cをダイオード9aまたは
インバータ9bに切換えることで、AGC制御信号11
の出力極性を自動で切り替えることができる。また、レ
ジスタにおける設定回数とは別に、カウンタ12bは任
意のビット幅及び任意のクロックで動作させることによ
り、オーバーフロー、アンダーフローのレートを自由に
設定することができる。
【0026】次に、AGCamp2の極性の判断処理に
ついてフローチャートを用いて具体的に説明する。図2
は図1のAGCamp2の極性の判断処理の動作を示す
フローチャートである。まず、カウンタ12bをスター
トし、A/D変換器4の出力であるディジタルデータの
オーバーフロー、アンダーフローをカウンタ12bによ
りカウントする(ステップS1)。ステップS2におい
て、カウンタ12bによる一定期間におけるカウント数
がレジスタに設定されている回数以上かどうかを検出
し、設定回数以上であった場合は、セレクタ9cの出力
を切換える(ステップS3)。
【0027】ステップS2で一定期間おけるカウンタ1
2bによるカウントが設定回数に満たない場合、及びス
テップS3において設定回数を満たしてセレクタ9cの
出力を切換えた場合は、フレーム同期検出回路14によ
り復調回路6の出力信号の同期が確立されているかを判
断する(ステップS4)。
【0028】フレーム同期検出回路14が入力された信
号の同期が確立されていないことを検出した場合は、ス
テップS1に進み、AGCamp増幅極性判断手段12
によるAGC回路8の出力極性の判断処理を再び開始す
る。またフレーム同期検出回路14が入力された信号の
同期が確立されたことを検出した場合には、AGC回路
8の出力極性を固定させるため、カウンタ12bを停止
させる。このカウンタ12bは次にハードリセットが掛
かるまで、停止させておく(ステップS5)。
【0029】次に、ステップS1〜S5に示した、AG
Camp2の増幅極性の判断処理の動作中に発生する割
り込み処理について図3を用いて説明する。ステップS
1、S2の処理中において、信号遮断検出回路13によ
りフィルタ5の出力信号の遮断が検出された場合には、
カウンタ12bを極性の不一致以外でカウントアップさ
せてしまう可能性があるので、カウンタ12bを初期化
及びリセットする必要がある。そこで、AGCamp2
の出力信号3の極性判断期間(ステップS1〜S4)は
常にタイマ割り込みを発生させる(ステップS6)。
【0030】このとき、まず、信号遮断検出回路13に
より信号の遮断が発生しているかどうかを検出し(ステ
ップS7)、信号の遮断が検出されない場合は、AGC
amp増幅極性判断手段12は現在まで行っていた極性
判断処理を継続し(ステップS8)、信号の遮断が検出
された場合は、カウンタ12bを停止及び初期化する
(ステップS9)。その後、信号遮断検出回路13は、
再び信号の遮断が発生したかどうかを判断する(ステッ
プS10)。ここで、信号の遮断が検出された場合に
は、再び、カウンタ12bを停止及び初期化し(ステッ
プS9)、信号の遮断が検出されない場合には、AGC
amp増幅極性判断手段12による極性判断処理を開始
する。
【0031】以上のように、本実施の形態1によれば、
AGCamp2の増幅極性をオーバーフロー/アンダー
フロー検出回路12a及びカウンタ12bによって判別
し、セレクタ9cの切換え処理によって、AGCamp
2の出力信号3とAGC制御信号11の極性の整合をと
ることが可能であるので、早期に所望の振幅レベルの信
号3を得ることができ、本装置と外部装置との同期が確
立するまでの時間を短縮することができる。
【0032】なお、上記実施の形態1では、AGCam
p2の出力信号3がA/D変換されたディジタルデータ
のオーバーフロー、アンダーフローを検出することによ
り、AGCamp2とAGC回路8の出力極性が不一致
であるかどうかを判別したが、これをAGC回路8の出
力を検出し、AGCamp2の出力極性との整合を判別
する構成とすることで、アナログ処理が可能である。
【0033】また、実施の形態1では、AGCamp2
の出力信号3をA/D変換したディジタルデータを用い
て、AGCamp2とAGC回路8の出力極性が不一致
であるかどうかを判別したが、2つの基準値とAGCa
mp2の出力値を比較する比較手段と、AGCamp2
の出力信号3の上側或いは下側の張り付きを検出する検
出手段とを設けた構成とすることで、アナログ処理が可
能である。また、実施の形態1では、AGC回路8の出
力値をCPUによりモニタする構成とすることで、回路
規模を増加させることなくソフト的に処理することも可
能である。
【0034】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2によるAGC制御装置の構成を示すブロック図であ
る。図4において、図1と同一符号は同一または相当部
分である。AGCamp増幅極性判断手段22におい
て、22aはAGCamp2の出力である出力信号3の
変化の割合を検出する傾き検出回路、22bは任意のA
GC制御信号が発生可能な制御信号発生回路、22cは
セレクタである。
【0035】以上のように構成されたAGC制御装置に
ついて、以下図5を用いてその動作を説明する。アナロ
グ変調されたキャリアの入力信号1は、AGCamp2
へ入力される。AGC制御信号11で制御されるAGC
amp2によって信号1の一定レベルの振幅をもつ信号
3に変換される。AGCamp2の出力信号3はフィル
タ5を通った後、復調回路6に入力され復調される。
【0036】また、フィルタ5の出力信号はレベル検出
回路7に入力され、信号の振幅レベルが検出される。レ
ベル検出回路7により検出された信号の振幅レベルに基
づき、AGC回路8によってAGC制御信号11が生成
される。この時、AGCamp2の出力信号3とAGC
制御信号10の極性が不一致である場合は、AGCam
p2により所定のレベルの信号3を得ることができな
い。そこで、両極性の極性不一致を防ぐために、AGC
amp2の出力極性を判別し、セレクタ9cを調整す
る。
【0037】以下、AGCamp2の出力信号3の増幅
極性をいかにして判別するかについて説明する。まず、
セレクタ22cを制御信号発生回路22b側に接続する
ことにより、AGCamp2は制御信号発生回路22b
側から出力されるAGC制御信号11を受信する。同時
にフィルタ5を介した出力信号3の振幅レベル(第1の
振幅レベル)をレベル検出回路7で検出し、傾き検出回
路22aによって保持する。
【0038】次に、制御信号発生回路22bによって、
AGC制御信号11のレベルを増加させ、この時のフィ
ルタ5の出力信号3bの振幅レベル(第2の振幅レベ
ル)をレベル検出回路7において検出する。この第2の
振幅レベルと前回傾き検出回路22aによって保持され
ている第1の振幅レベルを比較し、第1の振幅レベルよ
りも第2の振幅レベルが大きい場合は、AGCamp2
は単調増加特性であり、第1の振幅レベルよりも第2の
振幅レベルが小さい場合は、AGCamp2は単調減少
特性であると判別できる。
【0039】傾き検出回路22aでのAGCamp2の
増幅極性の判別結果に応じて、AGCamp2とAGC
回路8の極性が一致するようにセレクタ9cをダイオー
ド9a又はインバータ9bに接続する。最後に、傾き検
出回路22aによりセレクタ22cをAGC回路8側に
切換えることにより、AGCamp2は出力信号3の極
性と一致するAGC制御信号11を受信し、信号1を所
定の振幅レベルに正しく増幅することができる。
【0040】次に、AGCamp2の極性判断の処理に
ついてフローチャートを用いて具体的に説明する。図5
は図4のAGCamp2の極性判断の処理の動作を示す
フローチャートである。まず、セレクタ22は制御信号
発生回路22b側に接続を切換え(ステップS11)、
制御信号発生回路22bはAGC制御信号11を出力す
る(ステップS12)。この時、レベル検出回路7は、
フィルタ5の出力信号の振幅レベル(第1の振幅レベ
ル)を検出し、傾き検出回路22aのレジスタ(図示せ
ず)にその値を保持する(ステップS13)。
【0041】次に、制御信号発生回路17はAGC制御
信号11のレベルを増加させ(ステップS14)、傾き
検出回路15はフィルタ5の出力信号の振幅レベル(第
2の振幅レベル)を検出し、レジスタ(図示せず)にそ
の値を保持する(ステップS15)。
【0042】次に、傾き検出回路22aは、第2の振幅
レベルと第1の振幅レベルとの差を求める(ステップS
16)。ここで、両方の値の差が正である場合は、AG
Camp2は単調増幅極性であるため、傾き検出回路2
2aはセレクタ9cを切換え、AGC回路8の出力を同
相出力とし、AGCamp2の出力極性との整合をとる
(ステップS17)。また、両方の値の差が負である場
合は、AGCamp2は単調減少極性であるため、傾き
検出回路22aはセレクタ9cを切換え、AGC回路8
の出力を逆相出力とし、AGCamp2の出力極性との
整合をとる(ステップS18)。
【0043】最後に、傾き検出回路22aによりセレク
タ22cをAGC回路8側に切換えることにより、AG
Camp2は出力信号3の極性と一致するAGC制御信
号11を受信し、信号1を所定のレベルに正しく増幅す
ることができる。
【0044】次に、ステップS11〜S16に示した、
AGCamp2の増幅極性についての判断処理中に発生
する割り込み処理について説明する。ステップS12〜
S15の処理中において、信号遮断検出回路13により
フィルタ5の出力信号の遮断が検出された場合には、レ
ベル信号検出回路7による信号のレベル検出結果に偽デ
ータを含む可能性があるので、傾き検出回路22aを初
期化及びリセットする必要がある。そこで、AGCam
pの出力信号3の極性判断期間(ステップS12〜S1
5)は常にタイマ割り込みを発生させる(ステップS2
0)。
【0045】このとき、まず、信号遮断検出回路13に
より信号の遮断が発生しているかどうかを判断し(ステ
ップS21)、信号の遮断が検出されない場合は、AG
Camp増幅極性判断手段22は現在まで行っていた極
性判断処理を継続し(ステップS22)、信号の遮断が
検出された場合は、傾き検出回路22aを停止及び初期
化する(ステップS23)。その後、信号遮断検出回路
13は、再び信号の遮断が発生したかどうかを判断する
(ステップS24)。ここで、信号の遮断が検出された
場合には、再び、傾き検出回路22aを停止及び初期化
する(ステップS23)、信号遮断が検出されない場合
には、AGCamp増幅極性判断手段22による極性判
断処理を開始する。
【0046】以上のように、本実施の形態2によれば、
AGCamp2の増幅極性を、傾き検出回路22a,制
御信号発生回路22b,及びセレクタ22cによって判
別し、セレクタ9cの切換え処理によって、AGCam
p2の出力信号3とAGC制御信号11の極性の整合を
とることが可能であるので、早期に所望の振幅レベルの
信号3を得ることができ、本装置と外部装置との同期が
確立するまでの時間を短縮することができる。
【0047】なお、実施の形態1,2では、信号遮断検
出回路13によるタイマ割り込みの発生期間を限定して
いるが、設定により割り込み発生期間を任意に変えるよ
うに構成してもよい。例えば、割り込み発生期間を極性
判断処理期間の一部に限定して設定することで全体の処
理を早くすることができ、または確実な処理が必要な場
合には、全期間を通じて割り込み処理を発生させるよう
に設定してもよい。
【0048】また、実施の形態1,2では、信号遮断検
出回路13による信号遮断の検出により、割り込み処理
を発生させたが、この割り込み発生処理をなくすように
構成することで、より早い処理を実現することも可能で
ある。
【0049】また、実施の形態1,2において、前記A
GC回路8から出力されるAGC制御信号11の極性を
自動的に切換えるAGC制御信号切換え手段9だけでな
く、手動で前記AGC制御信号11の極性を切換える手
動極性切換え手段(図示せず)をさらに備えるように
し、前記AGC制御信号切換え手段9または、前記手動
極性切換え手段のうち一方で得られたAGC制御信号1
1を、前記AGCamp2に出力するようにしてもよ
い。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
AGC制御方法によれば、入力信号を増幅する増幅手段
と、前記増幅手段の制御信号を発生するAGC(Aut
omatic Gain Control)手段とを備
えたAGC制御装置において行うAGC制御方法であっ
て、前記増幅手段の出力信号をモニタし、前記増幅手段
の出力信号と前記AGC手段の出力信号の極性の一致、
不一致を判断する極性判断ステップと、前記増幅手段と
AGC手段の出力信号の極性が異なる場合、前記AGC
手段から出力される制御信号の極性を自動的に切換える
自動極性切換えステップとを具備するようにしたので、
前記増幅手段の出力信号の処理がディジタル処理若しく
はアナログ処理であっても、前記AGC手段の極性の一
致、不一致を判別し、前記AGC手段から出力される制
御信号の極性を自動で切換えることができる。
【0051】本発明の請求項2記載のAGC制御方法に
よれば、請求項1記載のAGC制御方法において、前記
極性判断ステップは、前記増幅手段の出力信号と上限の
第1基準値或いは下限の第2基準値を比較するステップ
と、前記増幅手段の出力信号が第1基準値より大きい場
合或いは第2基準値より小さい場合のレートを測定する
ステップと、前記測定したレートが設定値以上である場
合、前記増幅手段と前記AGC手段の出力信号の極性が
異なることを判定するステップとを具備するようにした
ので、前記増幅手段からの出力をモニタするのみで、前
記AGC手段からの出力をモニタする必要なく前記増幅
手段と前記AGC手段との極性の一致、不一致を判別
し、短期間で正しい出力を得ることができる。
【0052】本発明の請求項3記載のAGC制御方法に
よれば、請求項1記載のAGC制御方法において、前記
極性判断ステップは、前記増幅手段の出力信号をA/D
変換するステップと、前記変換されたディジタルデータ
のオーバーフロー或いはアンダーフローのレートを測定
するステップと、前記測定したレートが設定値以上であ
る場合、前記増幅手段と前記AGC手段の出力信号の極
性が異なることを判定するステップとを具備するように
したので、前記増幅手段からの出力をディジタル変換し
てモニタするのみで、前記AGC手段からの出力をモニ
タする必要なく前記増幅手段と前記AGC手段との極性
の一致、不一致を判別し、短期間で正しい出力を得るこ
とができる。
【0053】本発明の請求項4記載のAGC制御方法に
よれば、請求項1記載のAGC制御方法において、前記
極性判断ステップは、前記増幅手段の制御信号発生手段
から第2の制御信号を出力し、該第2の制御信号の振幅
を変化させるステップと、前記第2の制御信号の振幅の
変化に伴う前記増幅手段の出力信号の振幅の変化を検出
し、前記増幅手段の特性が単調増加特性または単調減少
特性であることを判定するステップと、前記増幅手段の
特性が単調減少特性である場合、前記増幅手段と前記A
GC手段の出力信号の極性が異なることを判定するステ
ップとを具備するようにしたので、前記増幅手段の増幅
極性を判定するのみで、前記AGC手段からの出力をモ
ニタする必要なく前記増幅手段と前記AGC手段との極
性の一致、不一致を判別し、短期間で正しい出力を得る
ことができる。
【0054】本発明の請求項5記載のAGC制御方法に
よれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のAG
C制御方法において、前記極性判断ステップは、前記増
幅手段の入力信号の遮断を検出するステップと、前記増
幅手段の入力信号が遮断された場合、前記増幅手段及び
AGC手段の出力信号の極性の一致、不一致を判断する
ための処理を中断するステップとを具備するようにした
ので、前記増幅手段と前記AGC手段との極性の一致、
不一致を判別する処理を、より確実なものにすることが
できる。
【0055】本発明の請求項6記載のAGC制御方法に
よれば、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のAG
C制御方法において、前記AGC手段の出力信号の極性
を手動制御により切換える手動極性切換えステップと、
前記自動または手動極性切換えステップのうち一方で得
られた制御信号を前記増幅手段に与えるステップとを具
備するようにしたので、前記AGC手段から出力される
制御信号の極性を手動で切換えることもできる。
【0056】本発明の請求項7記載のAGC制御装置に
よれば、入力信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段
の制御信号を発生するAGC(Automatic G
ain Control)手段と、前記増幅手段の出力
を入力とし、前記増幅手段の出力信号と前記AGC手段
の出力信号の極性の一致、不一致を判断する極性判断手
段と、前記増幅手段とAGC手段の出力信号の極性が異
なる場合、前記AGC手段から出力される制御信号の極
性を自動的に切換える自動極性切換え手段とを備えるよ
うにしたので、前記増幅手段の出力信号の処理がディジ
タル処理若しくはアナログ処理であっても、前記AGC
手段の極性の一致、不一致を判別し、前記AGC手段か
ら出力される制御信号の極性を自動で切換えることがで
きる。
【0057】本発明の請求項8記載のAGC制御装置に
よれば、請求項7記載のAGC制御装置において、前記
極性判断手段は、前記増幅手段の出力信号と上限の第1
基準値または下限の第2基準値とを比較する比較手段
と、前記増幅手段の出力信号が第1基準値より大きい場
合或いは第2基準値より小さい場合のレートを測定する
測定手段とを備え、前記測定手段により測定したレート
が設定値以上である場合、前記増幅手段と前記AGC手
段の出力信号の極性が異なることを判断するようにした
ので、前記増幅手段からの出力をモニタするのみで、前
記AGC手段からの出力をモニタする必要なく前記増幅
手段と前記AGC手段との極性の一致、不一致を判別
し、短期間で正しい出力を得ることができる。
【0058】本発明の請求項9記載のAGC制御装置に
よれば、請求項7記載のAGC制御装置において、前記
増幅手段の出力信号をA/D変換する手段を備え、前記
極性判断手段は、前記A/D変換手段によって変換され
たディジタルデータのオーバフロー或いはアンダーフロ
ーを検出するオーバーフロー/アンダーフロー検出手段
と、前記オーバーフロー/アンダーフロー検出手段によ
り検出されたオーバーフロー或いはアンダーフローのレ
ートを測定する測定手段とを備え、前記測定手段により
測定したレートが設定値以上である場合、前記増幅手段
と前記AGC手段の出力信号の極性が異なることを判断
するようにしたので、前記増幅手段からの出力をディジ
タル変換してモニタするのみで、前記AGC手段からの
出力をモニタする必要なく前記増幅手段と前記AGC手
段との極性の一致、不一致を判別し、短期間で正しい出
力を得ることができる。
【0059】本発明の請求項10記載のAGC制御装置
によれば、請求項7記載のAGC制御装置において、前
記極性判断手段は、前記増幅手段を制御する第2の制御
信号を任意に発生し、該第2の制御信号の振幅を変化さ
せる制御信号発生手段と、前記AGC手段または制御信
号発生手段を選択し、前記第1または第2の制御信号の
うち一方を前記増幅手段に出力する選択手段と、前記選
択手段によって前記制御信号発生手段を選択し、前記第
2の制御信号の振幅の変化に伴う前記増幅手段の出力信
号の振幅の変化の割合を検出し、前記増幅手段の特性が
単調増加特性または単調減少特性であることを判定する
変化割合検出手段とを備え、前記増幅手段の特性が単調
減少特性である場合、前記増幅手段と前記AGC手段の
出力信号の極性が異なることを判断するようにしたの
で、前記増幅手段の増幅極性を判定するのみで、前記A
GC手段からの出力をモニタする必要なく前記増幅手段
と前記AGC手段との極性の一致、不一致を判別し、短
期間で正しい出力を得ることができる。
【0060】本発明の請求項11記載のAGC制御装置
によれば、請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の
AGC制御装置において、前記増幅手段の入力信号の遮
断を検出する信号遮断検出手段を備え、前記増幅手段の
入力信号が遮断されたことを前記信号遮断検出手段によ
り検出した場合、前記極性判断手段を初期化及び停止さ
せるようにしたので、前記増幅手段と前記AGC手段と
の極性の一致、不一致を判別する処理を、より確実なも
のにすることができる。
【0061】本発明の請求項12記載のAGC制御装置
によれば、請求項7乃至請求項11のいずれかに記載の
AGC制御装置において、前記AGC手段の出力信号の
極性を手動制御により切換える手動極性切換え手段と、
前記自動または手動極性切換え手段のうち一方で得られ
た制御信号を前記増幅手段に与える切換え手段を備える
ようにしたので、前記AGC手段から出力される制御信
号の極性を手動で切換えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるAGC制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のAGCamp2の極性判断の処理手順を
示すフローチャートである。
【図3】図2のAGCamp2の極性判断の処理中に発
生する割り込み処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2によるAGC制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】図4のAGCamp2の極性判断の処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】図5のAGCamp2の極性判断の処理中に発
生する割り込み処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 AGCamp 4 A/D変換器 5 フィルタ 6 復調回路 7 レベル検出回路 8 AGC回路 9 AGC制御信号極性切換え手段 9a ダイオード 9b インバータ 9c、22c セレクタ 10 D/A変換器 12,22 AGCamp増幅極性判断手段 12a オーバーフロー/アンダーフロー検出回路 12b カウンタ 13 信号遮断検出回路 22a 傾き検出回路 22b 制御信号発生回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅する増幅手段と、前記増
    幅手段の制御信号を発生するAGC(Automati
    c Gain Control)手段とを備えたAGC
    制御装置において行うAGC制御方法であって、 前記増幅手段の出力信号をモニタし、前記増幅手段の出
    力信号と前記AGC手段の出力信号の極性の一致、不一
    致を判断する極性判断ステップと、 前記増幅手段とAGC手段の出力信号の極性が異なる場
    合、前記AGC手段から出力される制御信号の極性を自
    動的に切換える自動極性切換えステップとを具備する、 ことを特徴とするAGC制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のAGC制御方法におい
    て、 前記極性判断ステップは、 前記増幅手段の出力信号と上限の第1基準値或いは下限
    の第2基準値を比較するステップと、 前記増幅手段の出力信号が第1基準値より大きい場合或
    いは第2基準値より小さい場合のレートを測定するステ
    ップと、 前記測定したレートが設定値以上である場合、前記増幅
    手段と前記AGC手段の出力信号の極性が異なることを
    判定するステップとを具備する、 ことを特徴とするAGC制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のAGC制御方法におい
    て、 前記極性判断ステップは、 前記増幅手段の出力信号をA/D変換するステップと、 前記変換されたディジタルデータのオーバーフロー或い
    はアンダーフローのレートを測定するステップと、 前記測定したレートが設定値以上である場合、前記増幅
    手段と前記AGC手段の出力信号の極性が異なることを
    判定するステップとを具備する、 ことを特徴とするAGC制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のAGC制御方法におい
    て、 前記極性判断ステップは、 前記増幅手段の制御信号発生手段から第2の制御信号を
    出力し、該第2の制御信号の振幅を変化させるステップ
    と、 前記第2の制御信号の振幅の変化に伴う前記増幅手段の
    出力信号の振幅の変化を検出し、前記増幅手段の特性が
    単調増加特性または単調減少特性であることを判定する
    ステップと、 前記増幅手段の特性が単調減少特性である場合、前記増
    幅手段と前記AGC手段の出力信号の極性が異なること
    を判定するステップとを具備する、 ことを特徴とするAGC制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のAGC制御方法において、 前記極性判断ステップは、 前記増幅手段の入力信号の遮断を検出するステップと、 前記増幅手段の入力信号が遮断された場合、前記増幅手
    段及びAGC手段の出力信号の極性の一致、不一致を判
    断するための処理を中断するステップとを具備する、 ことを特徴とするAGC制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のAGC制御方法において、 前記AGC手段の出力信号の極性を手動制御により切換
    える手動極性切換えステップと、 前記自動または手動極性切換えステップのうち一方で得
    られた制御信号を前記増幅手段に与えるステップとを具
    備する、 ことを特徴とするAGC制御方法。
  7. 【請求項7】 入力信号を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段の制御信号を発生するAGC(Autom
    atic GainControl)手段と、 前記増幅手段の出力を入力とし、前記増幅手段の出力信
    号と前記AGC手段の出力信号の極性の一致、不一致を
    判断する極性判断手段と、 前記増幅手段とAGC手段の出力信号の極性が異なる場
    合、前記AGC手段から出力される制御信号の極性を自
    動的に切換える自動極性切換え手段とを備えた、 ことを特徴とするAGC制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のAGC制御装置におい
    て、 前記極性判断手段は、 前記増幅手段の出力信号と上限の第1基準値または下限
    の第2基準値とを比較する比較手段と、 前記増幅手段の出力信号が第1基準値より大きい場合或
    いは第2基準値より小さい場合のレートを測定する測定
    手段とを備え、 前記測定手段により測定したレートが設定値以上である
    場合、前記増幅手段と前記AGC手段の出力信号の極性
    が異なることを判断する、 ことを特徴とするAGC制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のAGC制御装置におい
    て、 前記増幅手段の出力信号をA/D変換する手段を備え、 前記極性判断手段は、 前記A/D変換手段によって変換されたディジタルデー
    タのオーバフロー或いはアンダーフローを検出するオー
    バーフロー/アンダーフロー検出手段と、 前記オーバーフロー/アンダーフロー検出手段により検
    出されたオーバーフロー或いはアンダーフローのレート
    を測定する測定手段とを備え、 前記測定手段により測定したレートが設定値以上である
    場合、前記増幅手段と前記AGC手段の出力信号の極性
    が異なることを判断する、 ことを特徴とするAGC制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載のAGC制御装置におい
    て、 前記極性判断手段は、 前記増幅手段を制御する第2の制御信号を任意に発生
    し、該第2の制御信号の振幅を変化させる制御信号発生
    手段と、 前記AGC手段または制御信号発生手段を選択し、前記
    第1または第2の制御信号のうち一方を前記増幅手段に
    出力する選択手段と、 前記選択手段によって前記制御信号発生手段を選択し、
    前記第2の制御信号の振幅の変化に伴う前記増幅手段の
    出力信号の振幅の変化の割合を検出し、前記増幅手段の
    特性が単調増加特性または単調減少特性であることを判
    定する変化割合検出手段とを備え、 前記増幅手段の特性が単調減少特性である場合、前記増
    幅手段と前記AGC手段の出力信号の極性が異なること
    を判断する、 ことを特徴とするAGC制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至請求項10のいずれかに
    記載のAGC制御装置において、 前記増幅手段の入力信号の遮断を検出する信号遮断検出
    手段を備え、 前記増幅手段の入力信号が遮断されたことを前記信号遮
    断検出手段により検出した場合、前記極性判断手段を初
    期化及び停止させる、 ことを特徴とするAGC制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至請求項11のいずれかに
    記載のAGC制御装置において、 前記AGC手段の出力信号の極性を手動制御により切換
    える手動極性切換え手段と、 前記自動または手動極性切換え手段のうち一方で得られ
    た制御信号を前記増幅手段に与える切換え手段を備え
    た、 ことを特徴とするAGC制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012186833A (ja) * 2003-03-14 2012-09-27 Interdigital Technology Corp タイムスロット式データ伝送のための機能強化された自動利得制御機構

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