JP2002141684A - サブラック装置及びプラグインユニット - Google Patents

サブラック装置及びプラグインユニット

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JP2002141684A
JP2002141684A JP2000331344A JP2000331344A JP2002141684A JP 2002141684 A JP2002141684 A JP 2002141684A JP 2000331344 A JP2000331344 A JP 2000331344A JP 2000331344 A JP2000331344 A JP 2000331344A JP 2002141684 A JP2002141684 A JP 2002141684A
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JP2000331344A
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Yoshikatsu Masubuchi
芳克 増渕
Hideki Koyama
英樹 小山
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブラック装置の前面開口の電磁波シールド
を信頼性良く実現することを課題とする。 【解決手段】 複数のプラグインユニット70がサブラ
ック51に挿入されて並んで実装されており、各プラグ
インユニット70のフロントパネル73が並んでサブラ
ック51の前面開口57を塞いでいる。プラグインユニ
ット70のフロントパネル73の裏面側に、挿抜レバー
74Uの操作によって回動される導電性の当接部材82
を設けてある。プラグインユニット70がサブラック5
1内に挿入され、挿抜レバー74Uが操作されて実装さ
れたときに、当接部材82がフロントパネル73の裏面
に近づくように回動されて、隣り合うプラグインユニッ
ト70のフロントパネル73に跨って、シールドガスケ
ット80,81を介してフロントパネル73の裏面に接
触して隣り合うフロントパネル73の間の隙間110を
塞ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のプラグインユ
ニットがサブラック内に挿入されて並んで実装されてい
る構成を有するサブラック装置に係り、特に、サブラッ
ク装置の前面側の電磁波妨害雑音対策であるEMI(El
ectromagnetic Interference)対策の構造に関する。
【0002】通信局舎内に設置される通信装置は、複数
のサブラック装置が架に搭載された構造となっている。
一般的には、EMI対策は通信装置に対してなされてい
る。近年、通信装置は、処理速度が年々高速化してお
り、回路基板に実装してある電子部品の駆動電圧は低電
圧化しており、電磁波に対する対策が更に重要となって
おり、サブラック装置についてもEMI対策が必須とな
ってきている。
【0003】ここで、サブラック装置は、複数のプラグ
インユニットがサブラック内に挿入されて実装されてい
る構成であり、保守点検等にプラグインユニットがサブ
ラックから抜かれる構成である。よって、サブラック装
置の前面側のEMI対策は、プラグインユニットが挿入
抜去されることを考慮した構造であることが必要であ
る。
【0004】
【従来の技術】図1は従来のサブラック装置10を示
す。サブラック装置10は、二点鎖線で示す架30に搭
載されて使用される。架30は、通信局舎内に設置して
あり、アースされている。サブラック装置10は、複数
のプラグインユニット20がサブラック11内にY1方
向に挿入されてX1−X2方向に並んで実装されている
構成である。プラグインユニット20は、回路基板パッ
ケージ21、金属板製のフロントパネル22、挿抜レバ
ー23、及びシールドガスケット24を有する構成であ
る。シールドガスケット24は、薄い金属板製であり略
半円状であるばね片が櫛歯状に並んでいる形状であり、
フロントパネル22のX1側の曲げ板部22aに沿って
取り付けてある。
【0005】サブラック11の前側の開口12は、図2
(B)に示すように、X1−X2方向に並んでいる複数
のフロントパネル22によって塞がれている。シールド
ガスケット24はX2方向に少し押し潰されて弾性的に
撓んだ状態にあり、X1側に位置するフロントパネル2
2のX2側の曲げ板部22bに押し当っている。よっ
て、隣り合うフロントパネル22の間の隙間25は、シ
ールドガスケット24により塞がれている。
【0006】このように、X1−X2方向に並んでいる
複数のフロントパネル22同士は、シールドガスケット
24によって電気的に接続されており、サブラック11
及びキャビネット30を通してアースされており、且
つ、隣り合うフロントパネル22の間の隙間25がシー
ルドガスケット24により塞がれているため、サブラッ
ク装置10の前面側は、電磁的にシールドされている。
【0007】上記のサブラック装置10は、複数のプラ
グインユニット20を一つづつサブラック11内に挿入
して実装することによって組立てられる。一つのプラグ
インユニット20の実装は、プラグインユニット20を
サブラック11のガイドレールに案内されつつサブラッ
ク11内に挿入し、最後に、上下側の挿抜レバー23を
Y1方向に押すように回動操作することによって行われ
る。図2(A)は、挿抜レバー23を操作する直前の状
態を示す。
【0008】また、保守点検のために一つのプラグイン
ユニット20を引き抜く作業は、最初に挿抜レバー23
を手前に引いて回動操作して、プラグインユニット20
を少し引き抜き、次いで、プラグインユニット20のう
ちサブラック11の前側の開口12より突き出した部分
を手で掴んでプラグインユニット20をY2方向に引き
抜くことによって行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図1の従来のサブラッ
ク装置10は以下の問題点を有する。
【0010】(1) プラグインユニット20をサブラ
ック11内に挿入して実装するときに、シールドガスケ
ット24は隣に位置して既に実装されているプラグイン
ユニット20のフロントパネル22の曲げ板部22bを
擦りつつY1方向に移動する。よって、シールドガスケ
ット24は、Y2方向の力、即ち、シールドガスケット
24を横にずらす方向の力F2を作用される。また、シ
ールドガスケット24はフロントパネル22に当たり始
めるときにX2方向に押し潰されるため、シールドガス
ケット24がフロントパネル22に当たり始めるときに
作用する力F2は大きくなる。
【0011】また、プラグインユニット20を引き抜く
ときにも、シールドガスケット24は隣に位置している
プラグインユニット20のフロントパネル22を擦りつ
つY2方向に移動し、シールドガスケット24には、Y
1方向の力、即ち、シールドガスケット24を横にずら
す方向の力F1が作用する。
【0012】このため、シールドガスケット24が曲が
ったりして破損してしまう虞れがあった。シールドガス
ケット24が一部破損すると、その箇所が開口となっ
て、電磁波シールドが悪くなってしまう。
【0013】(2) シールドガスケット24の弾性復
元力は、X1―X2方向に作用するため、実装されたプ
ラグインユニット20はX1又はX2方向に押されてX
1又はX2方向に寄せられる傾向となる。このため、サ
ブラック11の片側から順番に実装を行ってきたとき
に、最後のプラグインユニット20を挿入するためのス
ロットが狭くなり、プラグインユニット20を挿入して
実装を行うことが困難となる場合がある。
【0014】このことを回避するために、図1に示すよ
うに、ねじ26をしめて実装されたプラグインユニット
20のフロントパネル22の上下をサブラック11に固
定していた。しかし、実装のときにはねじ26をしめる
作業が必要となり、引き抜く場合にはねじ26を弛めて
外す作業が必要となり、作業性が良くなかった。
【0015】そこで、本発明は、上記課題を解決したサ
ブラック装置及びプラグインユニットを提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、挿抜レバーを
有する複数のプラグインユニットがサブラック内に挿入
されて並んで実装されており、各プラグインユニットの
フロントパネルが並んでサブラックの前面開口を塞いで
いる構成のサブラック装置において、プラグインユニッ
トのフロントパネルの裏面側に、挿抜レバーの操作によ
って回動される導電性の当接部材を設け、プラグインユ
ニットがサブラック内に挿入され、挿抜レバーが操作さ
れて実装されたときに、当接部材がフロントパネルの裏
面に近づくように回動されて、隣り合うプラグインユニ
ットのフロントパネルに跨って、シールドガスケットを
介してフロントパネルの裏面に接触して隣り合うフロン
トパネルの間の隙間を塞ぐ構成としたものである。
【0017】隣り合うフロントパネルの隙間は当接部材
によって塞がれ、且つ、当接部材はフロントパネルと同
じグランド電位とされる。よって、サブラックの前面開
口側に良好な電磁波シールドが形成される。
【0018】また、当接部材のフロントパネルの裏面に
接触する動きは挿抜レバーの通常の操作に関連して行わ
れるため、当接部材をフロントパネルの裏面に接触させ
るために特別の操作を行う必要はない。
【0019】また、当接部材が当る場所がフロントパネ
ルの裏面であり、挿抜レバーを実装を解除するように操
作するときに当接部材がフロントパネルの裏面から離れ
るように移動するため、プラグインユニットをサブラッ
クから引き抜くに際して特別の作業は必要ではなく、通
常と同じに行えばよい。
【0020】また、シールドガスケットは通常に押し付
けられて変形され、シールドガスケットには横にずれる
力は作用しない。よって、シールドガスケットが破損す
ることは起きない。
【0021】
【発明の実施の形態】図3及び図4は本発明の一実施例
になるサブラック装置50を示す。サブラック装置50
は、二点鎖線で示す架90に搭載されて使用される。架
90は、通信局舎内に設置してあり、アースされてい
る。架90に上記のサブラック装置50が複数台、上下
に配置されて搭載されて通信装置を構成している。
【0022】説明の便宜上、まず、サブラック装置50
の基本的構成について説明する。
【0023】サブラック装置50は、複数のプラグイン
ユニット70がサブラック51内にY1方向に挿入され
てX1−X2方向に並んで実装されている構成である。
【0024】サブラック51は、金属板金部材を組合わ
せてなる四角枠形状のサブラック本体52と、サブラッ
ク本体52の背面側を塞いでいるバックプレーン53と
よりなり、箱形状を有する。バックプレーン53のY2
側の面には、複数のコネクタ54が並んで実装してあ
る。バックプレーン53のY1側の面には、裏面シール
ド55が取り付けてある。サブラック本体52の天板及
び底板には、プラグインユニット70を案内するガイド
レール56が形成してある。サブラック51の前面側
は、上下側の水平梁部材58、59及び左右側のフラン
ジ部60,61によって四角枠状に構成されており、開
口57となっている。
【0025】プラグインユニット70は、図5(A)、
(B)、(C)に併せて示すように、Y1方向端側にコ
ネクタ71を有する回路基板パッケージ72と、回路基
板パッケージ72のY2方向端側に固定してあり、Z1
−Z2方向に細長い金属板製のフロントパネル73と、
フロントパネル73の上下端に回動可能に取り付けてあ
る挿抜レバー74U、74Lと、回動操作された挿抜レ
バー74をその位置に掛止する掛止ストッパ75U、7
5Lを有する構成である。
【0026】プラグインユニット70は、図3及び図4
に示すように、開口57を通ってサブラック51内にガ
イドレール56に案内されてY1方向に挿入され、コネ
クタ71がコネクタ54と接続されて、且つフロントパ
ネル73の裏面の上下端側の部分が水平梁部材58、5
9に押し当った状態で実装されている。複数のプラグイ
ンユニット70がサブラック51内に挿入されて並んで
実装されており、図6(A)に示すように、及び図7に
概略的に示すように、各プラグインユニット70のフロ
ントパネル73は、X1−X2方向に並んでサブラック
52の前面開口57を塞いでおり、且つ、サブラック5
1及び架90を介してアースされており、グランド電位
となっている。
【0027】なお、プラグインユニット70を実装する
ときの最後の段階で、上下の挿抜レバー74U、74L
をフロントパネル73上に重なるように、ストッパ75
U、75Lに掛止されるまで回動操作することによっ
て、挿抜レバー74U、74Lが水平梁部材58、59
のL字状係止部58a,59aに係止され、てこの原理
でプラグインユニット70にY1方向に強い力が作用さ
れ、コネクタ71がコネクタ54に接続される。実装さ
れているプラグインユニット70を引き抜くときには、
最初に挿抜レバー74U、74LをY2方向に引いてフ
ロントパネル73から起こすように操作することによっ
て、同じくてこの原理でプラグインユニット70にY2
方向に強い力が作用され、コネクタ71がコネクタ54
から引き抜かれる。
【0028】次に、サブラック装置50の前面開口57
の部分を電磁波シールドする構造について説明する。
【0029】図8、図9及び図10に併せて示すよう
に、プラグインユニット70は更に、シールドガスケッ
ト80、81及び当接部材82を有する。
【0030】シールドガスケット80は、両面テープに
よって接着されて、フロントパネル73の裏面のX1側
の縁に沿って、フロントパネル73の略全長に亘って設
けてある。別のシールドガスケット81は、同じく両面
テープによって接着されて、フロントパネル73の裏面
のX2側の縁に沿って、フロントパネル73の略全長に
亘って設けてある。シールドガスケット80、81は、
共に、薄い金属板製であり略半円状であるばね片が櫛歯
状に並んでいる形状である。この形状のシールドガスケ
ット80、81がフロントパネル73の裏面に取り付け
てあることによって、シールドガスケット80、81の
半円部分がフロントパネル73の裏面からY1方向に突
き出しており、Y2方向の力を作用されたときに押し潰
されて弾性的に撓んだ状態となるようになっている。
【0031】当接部材82は、シールドガスケット8
0、81と略同じ長さの細長い板金製であり、細長い形
状の当接板部82aと、当接板部82aの幅方向上一側
に沿って当接板部82aを補強するように曲げてある曲
がり部82bと、当接板部82aの幅方向上反対側の、
Z1側部分、Z2側部分、中央の部分に張出している張
り出し部82c、82L、82eと、各張り出し部82
c、82L、82eの端に折り曲げて形成してある腕部
82f、82g、82hと、を有する。当接板部82a
は、隣り合うフロントパネル73の間に跨るだけの幅w
を有する。
【0032】この当接部材82は、腕部82f、82
g、82hをフロントパネル73の裏面に固定してある
L字形状のブラケット83,84,85にピン86,8
7,88によって回動可能に支持されている。各ピン8
6,87,88はEワッシャ89によって抜け止めして
ある。即ち、当接部材82は、その上下の端と中央の3
箇所を支持されて、フロントパネル73の裏面側であっ
て、回路基板パッケージ72よりX1方向側の場所に設
けてある。
【0033】また、図10(A),(B)に示すよう
に、中央のピン88には、捩じりコイルばね90が設け
てある。この捩じりコイルばね90の一の腕部90aが
フロントパネル73の裏面のフック部材91に掛止して
あり、別の腕部90bが当接部材82上のフック部材9
2に掛止してある。当接部材82は、Z1側から見て捩
じりコイルばね90のばね力で反時計方向に回動されて
おり、図10(B)に示す回動位置に位置している。当
接板部82a及び曲がり部82bは、フロントパネル7
3のX1方向側の端よりY1方向に延在する面93より
X1方向には突き出さずに、面93よりX2方向側に位
置している。
【0034】また、図9、図5(A)、(B)に示すよ
うに、挿抜レバー74U、74Lは、挿抜レバー74
U、74Lから直角に突き出している棒状のカム74U
a、74Laを有する。プラグインユニット70がサブ
ラック51内に実装される前の状態では、図5(B)に
示すように、上下側の挿抜レバー74U、74Lは水平
の位置にあり、棒状のカム74UaはZ2方向に、棒状
のカム74LaはZ1方向に向いている。各棒状のカム
74Ua、74Laは、先端が細くなっており、傾斜面
74Ua、74Laを有している。
【0035】また、フロントパネル73には、棒状のカ
ム74Ua、74Laに対応する開口窓95U,95L
が形成してある。開口窓95U,95Lは、挿抜レバー
74U、74Lを回動操作したときに、棒状のカム74
Ua、74Laが入り込む位置に形成してある。
【0036】また、挿抜レバー74U、74Lと当接部
材82とは、挿抜レバー74U、74Lを回動操作した
ときに棒状のカム74Ua、74Laが当接部材82に
当るように配置してある。更に詳細には、最初には、図
11(A)に示すように、棒状のカム74Uaの先端
が、当接部材82の張り出し部82cのうち、ピン86
よりX2方向側の箇所に当り、その後には、図12
(A)及び図13(A)に示すように、棒状のカム74
Uaの側面が張り出し部82cの縁に当るように配置し
てある。
【0037】なお、サブラック51のX1側のフランジ
部60の内側には、L字状のブラケット100が固定し
てあり、このブラケット100の裏面にシールドガスケ
ット101が取り付けてある。サブラック51のX2側
のフランジ部61の内側には、L字状のブラケット10
2が固定してある。
【0038】次に、プラグインユニット70を実装する
操作に伴う当接部材82の動作について説明する。
【0039】複数のプラグインユニット70は、サブラ
ック51のX1側から順に挿入されて実装される。
【0040】当接部材82は捩じりコイルばね90のば
ね力で回動されており、当接板部82aが回路基板パッ
ケージ72に近い位置に寄せられており、プラグインユ
ニット70のサブラック51内への挿入は、図6(A)
及び図11(A)に示すように、当接部材82が既に実
装されているX1側の隣のプラグインユニット70のフ
ロントパネル73にぶつかることなく、円滑になされ
る。よって、作業者は、当接部材82を寄せる操作を行
うことなく、即ち、当接部材82の位置を気にせずに単
に挿入するだけでよく、プラグインユニット70を実装
するときの操作性がよい。
【0041】プラグインユニット70を実装するときの
最後の段階で上下の挿抜レバー74U、74Lをフロン
トパネル73上に重なるように回動操作するときに、プ
ラグインユニット70はY1方向に移動され、フロント
パネル73は、図6に示すように、既に実装されている
X1側の隣のプラグインユニット70のフロントパネル
73と整列し、当接部材82は、図11→図12→図1
3→図6に示すように動作する。
【0042】上側の挿抜レバー76Uについてみると、
回動操作によって、棒状のカム74Uaが水平の方向に
向きつつ開口窓95U内に入り込み、フロントパネル7
3の裏側に突き出して、図11(A)に示すように、棒
状のカム74Uaの先端が、当接部材82の張り出し部
82cのうち、ピン86よりX2方向側の箇所に当って
Y1方向に押す。これによって、図12(A)に示すよ
うに、当接部材82がピン86に関して時計方向に回動
される。続いて、図13(A)に示すように、棒状のカ
ム74Uaの傾斜面74Ua1が張り出し部82cの縁
82c1をX1方向に押し退け、当接部材82は更に時
計方向に回動され、図6(A)に示す位置まで回動され
る。下側の挿抜レバー76Lも、当接部材82の張り出
し部82Lに対して、上記の挿抜レバー76Uと同様に
作用する。よって、当接部材82は、上端側と下端側と
に回動力を作用されて、時計方向に図6(A)に示す位
置まで回動され、戻ることを制限される。
【0043】当接板部82aは、フロントパネル73の
裏側から離れた位置からフロントパネル73の裏側に近
づき、フロントパネル73の裏面に、隣り合って並んで
いるフロントパネル73を跨いで当接する。
【0044】また、当接板部82aは、既に実装されて
いるX1側の隣のプラグインユニット70のフロントパ
ネル73上のシールドガスケット81と、今、実装され
たプラグインユニット70のフロントパネル73上のシ
ールドガスケット80とに、Y1側から押し当る。シー
ルドガスケット80、81は押し潰されて弾性的に撓ん
だ状態にあり、シールドガスケット80、81自身の弾
性力によって当接板部82aとシールドガスケット8
0、81とが押し当っており、当接板部82aと隣り合
って並んでいるフロントパネル73との電気的接続は確
実になされている。
【0045】なお、図6(A)に示すように、最もX1
側のプラグインユニット70については、当接部材82
の当接板部82aは、フロントパネル73とブラケット
100とに跨って、シールドガスケット80、101と
に当接している。最もX2側のプラグインユニット70
については、シールドガスケット81がブラケット10
2に当接している。
【0046】よって、複数のプラグインユニット70が
サブラック51内にX1−X2方向に並んで実装されて
いる状態において、第1には、隣りあって並んでいるフ
ロントパネル73の間の隙間110は、図6(A)及び
図7(A)、(B)に示すように、当接部材82の当接
板部82aによって塞がれており、第2には、当接部材
82の電位がフロントパネル73と同じグランド電位と
されている。よって、サブラック装置50の前面開口5
7の部分は電磁波シールドされている。
【0047】ここで、当接板部82aはフロントパネル
73上のシールドガスケット80、81に対して、Y1
側から押し当る。シールドガスケット80、81にとっ
て、Y1側は本来的に押し当るときの方向であり、シー
ルドガスケット80、81には横にずらす方向の力は全
く作用しない。よって、シールドガスケット80、81
が破損する危険はない。また、プラグインユニット70
をサブラック51から引き抜くときには、最初に行う挿
抜レバー76U、76Lの操作によって、当接部材82
は回動の制限を解除されて捩じりコイルばね90のばね
力で反時計方向に回動され、当接板部82aはY1方向
に移動してフロントパネル73上のシールドガスケット
80、81から離れる。よって、この場合にもシールド
ガスケット80、81には横にずらす方向の力は全く作
用せず、シールドガスケット80、81が破損する危険
はない。よって、サブラック装置50の前面開口57の
部分の電磁波シールドは高い信頼性で形成される。
【0048】なお、上記のように、プラグインユニット
70をサブラック51から引き抜くときの挿抜レバー7
6U、76Lの操作によって、当接部材82はその当接
板部82aがフロントパネル73の裏面から離れるよう
に回動するため、プラグインユニット70をサブラック
51から引き抜く操作は通常と同じく行えばよく、操作
性は良い。
【0049】次に本発明の別の実施例について説明す
る。
【0050】図14(A)、(B)は、シールドガスケ
ット120を当接部材82Aに設け、フロントパネル7
3はシールドガスケットを有しない構成である。
【0051】図14(A)に示すように、シールドガス
ケット120は、発泡ウレタン製の扁平な芯121の周
面を導電性布122で覆った構成である。当接部材82
Aは、このシールドガスケット120が、図8に示す当
接部材82と同じ寸法形状の板金部材121に接着して
ある構成である。
【0052】当接部材82Aは、フロントパネル73の
裏面に、隣り合っているフロントパネル73の間を跨ぐ
ように当接している。シールドガスケット120がフロ
ントパネル73の裏面に押し当っている。潰された芯1
21の弾性復元力によって導電性布122がフロントパ
ネル73の裏面に押し当っている。
【0053】図15(A)、(B)は、当接部材82B
自身をその一部に弾性変形しうるシールドガスケット部
82Baを一体的に有する構成とし、フロントパネル7
3はシールドガスケットを有しない構成である。
【0054】当接部材82Bのシールドガスケット部8
2Baが、フロントパネル73の裏面に、隣り合ってい
るフロントパネル73の間を跨ぐように当接している。
【0055】図16及び図17は、図9中の挿抜レバー
74Uの変形例を示す。この挿抜レバー74UCは、挿
抜レバー74UAの回動の中心Oを中心とする円の円弧
120に沿う形状の湾曲棒状のカム74UCaを有す
る。
【0056】カム74UCaが湾曲状であることによっ
て、フロントパネル73の開口窓95UCは、図9に示
す開口窓95Uに比べて小さくて済む。よって、開口窓
95Uに比べてて小さくなった分、サブラック装置50
の前面開口57の部分を電磁波シールド性は向上したも
のとなる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、挿抜レ
バーを有する複数のプラグインユニットがサブラック内
に挿入されて並んで実装されており、各プラグインユニ
ットのフロントパネルが並んでサブラックの前面開口を
塞いでいる構成のサブラック装置において、プラグイン
ユニットのフロントパネルの裏面側に、挿抜レバーの操
作によって回動される導電性の当接部材を設け、プラグ
インユニットがサブラック内に挿入され、挿抜レバーが
操作されて実装されたときに、当接部材がフロントパネ
ルの裏面に近づくように回動されて、隣り合うプラグイ
ンユニットのフロントパネルに跨って、シールドガスケ
ットを介してフロントパネルの裏面に接触して隣り合う
フロントパネルの間の隙間を塞ぐ構成としたものである
ため、隣り合うフロントパネルの隙間は当接部材によっ
て塞がれ、且つ、当接部材はフロントパネルと同じグラ
ンド電位とされ、よって、サブラックの前面開口側に良
好な電磁波シールドを高い信頼性で形成することが出来
る。
【0058】また、シールドガスケットは通常に押し付
けられて変形され、シールドガスケットには横にずれる
力は作用しないため、シールドガスケットが破損するこ
とが起きないように出来る。
【0059】また、当接部材のフロントパネルの裏面に
接触する動きは挿抜レバーの通常の操作に関連して行わ
れるため、当接部材をフロントパネルの裏面に接触させ
るために特別の操作を行う必要はない。また、当接部材
が当る場所がフロントパネルの裏面であり、挿抜レバー
を実装を解除するように操作するときに当接部材がフロ
ントパネルの裏面から離れるように移動するため、プラ
グインユニットをサブラックから引き抜くに際して特別
の作業は必要ではなく、通常と同じに行えばよく、良好
な操作性を実現出来る。
【0060】また、本発明によれば、プラグインユニッ
トのフロントパネルの裏面側に、挿抜レバーの操作によ
って回動される導電性の当接部材を設けた構成であるた
め、サブラック内に挿入されて並んで実装された状態
で、サブラックの前面開口側に良好な電磁波シールドを
高い信頼性で形成することが出来るプラグインユニット
を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のサブラック装置を示す図である。
【図2】図1のサブラック装置における前面開口の電磁
波シールド構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施例のサブラック装置を分解して
示す斜視図である。
【図4】サブラック装置を示す図である。
【図5】プラグインユニットを示す図である。
【図6】サブラック装置の前面開口の電磁波シールド構
造を示す図である。
【図7】図6(A)に示す電磁波シールド構造を概略的
に示す図である。
【図8】図5に示すプラグインユニットのフロントパネ
ルの裏面側の構造を分解して示す図である。
【図9】図8中、当接部材の取り付け部分を拡大して示
す図である。
【図10】図8中、捩じりコイルばねの取り付け部分を
拡大して示す図である。
【図11】プラグインユニットを実装するときの当接部
材の最初の動作状態を示す図である。
【図12】図11に続く、当接部材の動作状態を示す図
である。
【図13】図12に続く、当接部材の動作状態を示す図
である。
【図14】電磁波シールドの第1の別の構造を示す図で
ある。
【図15】電磁波シールドの第2の別の構造を示す図で
ある。
【図16】挿抜レバーの変形例を示す図である。
【図17】図16の挿抜レバーを回動させたときの状態
を示す側面図である。
【符号の説明】
50 サブラック装置 51 サブラック 70 プラグインユニット 73 フロントパネル 74U、74L 挿抜レバー 74Ua カム 80,81 シールドガスケット 82 当接部材 82a 当接板部 90 捩じりコイルばね 110 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々が回路基板パッケージ、導電性のフ
    ロントパネル及び実装するときに回動操作される挿抜レ
    バーを有する構成の複数のプラグインユニットがサブラ
    ック内に挿入されて並んで実装されており、各プラグイ
    ンユニットのフロントパネルが並んで該サブラックの前
    面開口を塞いでいる構成のサブラック装置において、 隣り合うプラグインユニットのフロントパネルに跨って
    該フロントパネルの裏面に接触して、隣り合うフロント
    パネルの間の隙間を塞ぐ導電性の当接部材を有する構成
    としたことを特徴とするサブラック装置。
  2. 【請求項2】 夫々が回路基板パッケージ、導電性のフ
    ロントパネル及び実装するときに回動操作される挿抜レ
    バーを有する構成の複数のプラグインユニットがサブラ
    ック内に挿入されて並んで実装されており、各プラグイ
    ンユニットのフロントパネルが並んで該サブラックの前
    面開口を塞いでいる構成のサブラック装置において、 隣り合うプラグインユニットのフロントパネルに跨っ
    て、シールドガスケットを介して、該フロントパネルの
    裏面に接触して、隣り合うフロントパネルの間の隙間を
    塞ぐ導電性の当接部材を有する構成としたことを特徴と
    するサブラック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のサブラック
    装置において、 上記当接部材は、各プラグインユニットのフロントパネ
    ルの裏面側に、フロントパネルの裏面に近づく方向及び
    フロントパネルの裏面から離れる方向に回動するよう
    に、且つ、フロントパネルの裏面に近づいたときには、
    一部がフロントパネルから横方向に突き出すように支持
    してあり、 該挿抜レバーは、操作したときに上記当接部材に作用し
    て該当接部材をフロントパネルの裏面に近づく方向に回
    動させるカムを有する構成としたことを特徴とするサブ
    ラック装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のサブラック装置におい
    て、 上記挿抜レバーのカムは、挿抜レバーの回動中心を中心
    とする円弧に沿う湾曲形状を有する構成としたことを特
    徴とするサブラック装置。
  5. 【請求項5】 回路基板パッケージ、フロントパネル及
    び実装するときに回動操作される挿抜レバーを有し、サ
    ブラック内に挿入されて並んで実装されるプラグインユ
    ニットにおいて、 該フロントパネルの裏面側に、フロントパネルの裏面に
    近づく方向及びフロントパネルの裏面から離れる方向に
    回動するように、且つ、フロントパネルの裏面に近づい
    たときには、一部がフロントパネルから横方向に突き出
    すように支持してある当接部材と、 該当接部材を、フロントパネルの裏面から離れる方向に
    回動付勢するばね部材とを有し、 該挿抜レバーは、操作したときに上記当接部材に作用し
    て該当接部材をフロントパネルの裏面に近づく方向に回
    動させるカムを有する構成としたことを特徴とするプラ
    グインユニット。
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