JPH0974293A - プリント配線板実装装置 - Google Patents

プリント配線板実装装置

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JPH0974293A
JPH0974293A JP23006295A JP23006295A JPH0974293A JP H0974293 A JPH0974293 A JP H0974293A JP 23006295 A JP23006295 A JP 23006295A JP 23006295 A JP23006295 A JP 23006295A JP H0974293 A JPH0974293 A JP H0974293A
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JP
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shield
printed wiring
wiring board
shelf
plate
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Withdrawn
Application number
JP23006295A
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English (en)
Inventor
Hideki Zenitani
英樹 銭谷
Hisao Hayashi
久夫 林
Katsuya Fujii
克弥 藤井
Kenji Shinohara
建次 篠原
Yuji Yoshitake
裕二 吉武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エジェクタを備えたプリント配線板をシェル
フに装着したプリント配線板実装装置に関し、電磁波障
害が発生する恐れがなく、両面実装プリント配線板に適
用してプリント配線板の挿抜作業に支障がなく、且つエ
ジェクタ等が損傷する恐れが少ないプリント配線板実装
装置を提供する。 【解決手段】 シェルフ10に挿着する複数のプリント配
線板20と、前面側が開口するようプリント配線板20の前
側縁部の両側にそれぞれ固着された平面視がUの字形の
2つのシールド部を有する高さがシェルフ10の高さにほ
ぼ等しい金属板よりなるシールドパネル30と、シールド
部32の上部及び下部の開口部内に揺動自在に収容・装着
され後倒することでプリント配線板20をシェルフ10に挿
着するエジェクタ40とを備えたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エジェクタを備え
たプリント配線板をシェルフに装着したプリント配線板
実装装置に係わり、特にシェルフの前面開口が電磁波的
にシールドされたプリント配線板実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のプリント配線板実装装置
の斜視図、図12は従来例の側面図であり、図13は従
来例の平面図である。
【0003】図において、10は、天井板11と底板12と左
右の側板13と、奥行側の面を塞ぐバックボード2とから
なる前面が開口した金属材よりなる箱形のシェルフであ
る。天井板11と底板12とにプリント配線板用のガイドを
対向して多数並列に設け、バックボード2にそれぞれの
プリント配線板用のガイドに対応して、バックボードコ
ネクタを配設している。
【0004】底板12に冷却用空気を吸入する空気吸入孔
を多数配設し、また天井板11に冷却用空気を排出する空
気排出孔を多数配設している。これらの空気吸入孔及び
空気排出孔は、所定の高周波の電磁波の出入を遮断する
小さい内形寸法である。なお図示した空気排出孔は実際
より大きく描いてある。
【0005】また、開口側の上側縁部及び下部側縁部
に、後述するエジェクタが係合する凹溝形の前面枠部材
14をそれぞれ設けている。20は、半導体部品等の実装部
品21を搭載したプリント配線板である。プリント配線板
20の挿入側の側縁に、バックボードコネクタに嵌合する
プリント板コネクタを搭載している。
【0006】多数の接触子を有するバックボードコネク
タに、プリント板コネクタを挿入したり,或いはバック
ボードコネクタからプリント板コネクタを抜去する際に
は、コンタクト部の接触圧に対抗するような、大きい挿
抜力をプリント配線板20に付与しなければならない。
【0007】したがって、プリント配線板20の前側縁の
上下の角のそれぞれに貫通孔を設けこの孔にピンを挿着
し、このピンを軸にして揺動運動可能とするエジェクタ
40を装着し、エジェクタ40の梃子作用により、小さい力
でプリント配線板20を挿抜できるようにしている。
【0008】エジェクタ40は、モールド成形されたもの
で、本体部の前面が縦方向に舌片状に延伸した操作板部
と、前面枠部材14の前側壁を跨ぎ得るような形状に本体
部の下部に形成された欠切部と、欠切部を挟んで対向す
るよう形成された前部突片,後部突片とからなるもので
ある。
【0009】3は、プリント配線板20の前面に直交する
よう取付ける金属板よりなる正面板である。このように
正面板3をプリント配線板20に取付けているので、すべ
てのプリント配線板20をシェルフ10に収容すると、それ
ぞれの正面板3が並列してシェルフ10の開口を塞ぐ。
【0010】プリント配線板20の側縁の上下にエジェク
タ40を搭載しているので、この正面板3の高さは、ほぼ
(プリント配線板の前側縁長ー2×エジェクタ長)であ
る。
【0011】このために、図11に図示したプリント配
線板実装装置は、エジェクタ40を搭載したために、シェ
ルフの前面開口が電磁波的にシールドされていない。ま
た、正面板3の側縁と隣接するプリント配線板20に搭載
した正面板の側縁との間に間隙があり、この点からもシ
ェルフの前面開口が電磁波的にシールドされていない。
【0012】したがって、シェルフ10内に収容したプリ
ント配線板20が発生する電磁波がシェルフ10の外に洩れ
て外部に設置した他の電子装置が誤動作する恐れがあ
る。また、外部に設置した他の電子装置の発生する電磁
波がシェルフ10に侵入して誤動作が発生する恐れがあ
る。
【0013】シェルフ前面を電磁波的にシールドして、
電磁波障害処置を施した従来のプリント配線板実装装置
を図12,13に示す。図において60は、主面板部材62
と、主面板部材62の両側縁をそれぞれ内側に直角に折り
曲げて形成された側板部材61とで構成された金属板から
なるチャンネル形正面板である。
【0014】チャンネル形正面板60の高さプリント配線
板20の高さにほぼ等しい。チャンネル形正面板60は、主
面板部材62がプリント配線板20に直交するように、一方
の側板部材61の内側面をプリント配線板20の前側縁の側
面に密着させ、リベット等を用いてプリント配線板20に
固着している。
【0015】また、他方の側板部材61の外側面に、舌片
状の板ばね65を取付けている。チャンネル形正面板60を
取付けたプリント配線板20を、シェルフ10に収容する
と、それぞれのチャンネル形正面板60が並列してその主
面板部材62がシェルフ10の開口を塞ぐとともに、板ばね
65がチャンネル形正面板60の側板部材61の外側面に圧接
する。
【0016】したがって、シェルフ10の前面開口が電磁
波的にシールドされる。一方、プリント配線板20を挿抜
するエジェクタ40は、チャンネル形正面板60の主面板部
材62の外側面に手前側に突出するように搭載している。
【0017】詳述すると、主面板部材62の上部及び下部
に、それぞれアングル形金具69を取付け、このアングル
形金具69に前面枠部材14に平行するピン(主面板部材62
に平行で水平方向を指向するピン)を取付けている。
【0018】そして、このピンを軸にして揺動運動する
ように、エジェクタ40を装着している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エジェ
クタをチャンネル形正面板の手前側に搭載することで、
シェルフの前面開口のシールド性を向上させた構成の、
従来のプリント配線板実装装置は、一方の側板部材の内
側面をプリント配線板の前側縁の側面に密着させて、チ
ャンネル形正面板をプリント配線板に搭載しているの
で、プリント配線板の裏面(この側面部材が密着した
面)と隣接するプリント配線板のチャンネル形正面板に
取付けた板ばねとの間の間隔が殆どない。
【0020】したがって、プリント配線板を挿抜する際
に、先にシェルフに挿着したプリント配線板のシールド
パネルに、実装部品の端子先端(プリント配線板の裏面
側に突出した端子の先端)があたり、実装部品の端子が
損傷する恐れがあった。
【0021】また間隔が小さいことによりプリント配線
板の裏面側に実装部品を搭載することができないという
問題点があった。一方、エジェクタ全体がプリント配線
板実装装置の前面に大きく突出しているので、実質的に
プリント配線板実装装置の奥行きが大きくなり、実装装
置の小型化を阻害する恐れがあった。
【0022】また、エジェクタが実装装置の前面に大き
く突出しているので、人或いは実装装置の前面を運搬す
る物体が、エジェクタに当たりエジェクタが損傷する恐
れがあった。
【0023】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、シェルフの前面開口が電磁波的にシールドされ
て電磁波障害が発生する恐れがなく、また、両面実装プ
リント配線板に適用してプリント配線板の挿抜作業に支
障がなく、且つエジェクタ等が損傷する恐れが少ないプ
リント配線板実装装置を提供することを目的としてい
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に例示したように、シェルフ10に挿
着する複数のプリント配線板20と、前面側が開口するよ
うプリント配線板20の前側縁部の両側にそれぞれ固着さ
れた平面視がUの字形の2つのシールド部32,33 を有す
る、高さがシェルフ10の高さにほぼ等しい金属板よりな
るシールドパネル30と、シールド部の上部及び下部の開
口部内に揺動自在に収容・装着され後倒することでプリ
ント配線板20をシェルフ10に挿着するエジェクタ40とを
備える。
【0025】シールドパネル30は、プリント配線板20を
シェルフ10に挿着するとシェルフ10の前面開口に並列し
シールド部32,33 のそれぞれの主面板32B,33B がシェル
フ10の前面開口を塞ぐとともに、シールド部32,33 のシ
ールド部側板32A,33A が、隣接したプリント配線板20に
搭載されたシールドパネル30のシールド部側板32A,33A
に密接する構成とする。
【0026】図3に例示したように、シールドパネル30
の一方のシールド部32のシールド部側板32A の開口側の
側縁に、隣接する他のシールドパネルのシールド部側板
に圧接する湾曲ばね34を備えたものとする。
【0027】図4に例示したように、シールドパネル30
の主面板32B,33B の上側縁及び下側縁のそれぞれに折曲
35を設けるとともに、シェルフ10の上・下の前面枠部材
14にそれぞれ接地ばね15を設け、プリント配線板20をシ
ェルフに挿着すると、接地ばね15が折曲35に圧接する構
成とする。
【0028】図5,6に例示したようにエジェクタ40の
シールド部側板32A 側の側面42に傾斜部43を設け、エジ
ェクタ40を後倒してプリント配線板20をシェルフ10に挿
着すると、傾斜部43がシールド部側板32A を押圧して、
シールド部側板32A を隣接する他のシールドパネル30の
シールド部側板33A に圧接する構成とする。
【0029】図7,8に例示したように、シールドパネ
ル30の一部が欠切し、欠切に対応するプリント配線板20
の領域に実装された表示灯25と、カバー主面板51が表示
灯25の前面側を塞ぐようシールドパネル30の開口部に嵌
着する、表示灯25側が開口した箱形カバー50とを備え
る。
【0030】箱形カバー50は、表示灯25の頭部が嵌入す
る窓55をカバー主面板51に設けたものとする。さらにま
た、シールドパネル30のシールド部側板の内側に、箱形
カバー50のカバー側板52に圧接する舌片状ばね36を設け
た構成とする。
【0031】図9に例示したように、シールド部32の主
面板32B に穿孔した孔30H から切換レバー26A がシール
ド部32の開口側に突出し、エジェクタ40の揺動運動に連
動して切換レバー26A が作動する、プリント配線板20に
実装された切換レバー付スイッチ26を備えた構成とす
る。
【0032】本発明によれば、シールドパネル30は、プ
リント配線板20の表裏の両面側にそれぞれ箱形のシール
ド部32,33 を設けている。そして、総てのプリント配線
板20をシェルフ10に挿着すると、シールドパネル30が並
列してシェルフ10の前面開口を塞ぐ、そしてシールドパ
ネル30のシールド部側板が隣接したシールドパネル30の
シールド部側板に圧接する。
【0033】したがって、シェルフ10の前面開口を電磁
波的にシールドすることができる。また、プリント配線
板20の表裏の両面側にそれぞれ箱形のシールド部32,33
を設けたことにより、プリント配線板の表裏の両面に実
装部品を搭載しても、先にシェルフ10に挿着したプリン
ト配線板のシールドパネル30に、実装部品の頭部等が衝
突することがない。
【0034】一方、プリント配線板20をシェルフ10に挿
着した時に、エジェクタ40は後倒され、エジェクタ40は
シールドパネル30のシールド部内に収容されている。し
たがって、プリント配線板実装装置の奥行を実質的に小
さくすることができる。
【0035】またエジェクタ40がシールドパネル30のシ
ールド部内に収容されているので、エジェクタに人又は
他の物品が衝突することがなくなり、エジェクタが損傷
することがない。
【0036】請求項5の発明によれば、装置の前面側に
表示灯25を搭載したプリント配線板実装装置に適用し
て、シェルフ10の前面開口を電磁波的にシールドするこ
とができる。
【0037】請求項7の発明によれば、エジェクタ40の
揺動運動に連動して作動するスイッチ26を搭載したプリ
ント配線板実装装置に適用して、シェルフ10の前面開口
を電磁波的にシールドすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下図を参照しながら、本発明を
具体的に説明する。なお、全図を通じて同一符号は同一
対象物を示す。
【0039】図1は本発明の第1の実施の形態の図で、
(A) は斜視図、(B) は要所斜視図、図2は本発明の第1
の実施の形態の平面図である。図3は第2の実施の形態
の斜視図、図4は第3の実施の形態の斜視図、図5は第
4の実施の形態の図で、 (A),(B),(C)はそれぞれ要所を
示す図である。
【0040】図6は第4の実施の形態の平面図、図7は
第5の実施の形態の斜視図、図8は第5の実施の形態の
平面断面図である。図9は第6の実施の形態の図で、
(A)は斜視図,(B)は側面図であり、図10は本発明のプ
リント配線板実装装置の斜視図である。
【0041】図1及び図10に図示したように多数のプ
リント配線板20を並列に収容するシェルフ10は、天井板
11と底板12と左右の側板13と、奥行側の面を塞ぐバック
ボード2とからなる前面が開口した金属材よりなる箱形
である。
【0042】天井板11と底板12とにプリント配線板用の
ガイドを対向して多数並列に設け、バックボード2にそ
れぞれのプリント配線板用のガイドに対応して、バック
ボードコネクタを配設している。
【0043】底板12に冷却用空気を吸入する空気吸入孔
を多数配設し、また天井板11に冷却用空気を排出する空
気排出孔を多数配設している。これらの空気吸入孔及び
空気排出孔は、所定の高周波の電磁波の出入を遮断する
小さい内形寸法である。
【0044】開口側の上側縁部及び下部側縁部に、エジ
ェクタ40が係合する凹溝形の前面枠部材14をそれぞれ設
けている。半導体部品等の実装部品21を搭載したプリン
ト配線板20の挿入側の側縁に、バックボードコネクタに
嵌合するプリント板コネクタを搭載している。
【0045】図1,2において、30は、2 枚の側面板が
プリント配線板20の前側縁部を挟むように構成された平
面視が逆Uの字形の固着板部31と、固着板部31の両側面
板を前面側が開口するよう平面視でUの字形に折り曲げ
て、プリント配線板20の表裏の両面に位置するように設
けた2つのシールド部32,33 とからなる、シールドパネ
ルである。
【0046】シールドパネル30は金属板からなり、その
高さはシェルフ10の高さにほぼ等しい。固着板部31の逆
Uの字形の懐内にプリント配線板20の前側縁部を嵌入さ
せ、2枚の側面板でプリント配線板20を挟持した状態
で、プリント配線板20と側面板を貫通するリベット39に
より、シールドパネル30をプリント配線板20に固着して
いる。
【0047】シールドパネル30の一方のシールド部32
(プリント配線板20の表面側に設けたシールド部) は、
プリント配線板20に平行するシールド部側板32A と、シ
ールド部側板32A の後部側縁が直角に折り曲げられ、固
着板部31の側面板に連結する主面板32B とからなる。
【0048】このシールド部32の幅(主面板32B の正面
視の幅)を、他方のシールド部33の幅よりも充分に大き
くして、プリント配線板20の表面側に実装高の大きい実
装部品21を搭載するようにしている。
【0049】シールドパネル30の他方のシールド部33
(プリント配線板20の裏面側に設けたシールド部) は、
プリント配線板20に平行するシールド部側板33A と、シ
ールド部側板33A の後部側縁が直角に折り曲げられ、固
着板部31の側面板に連結する主面板33B とからなる。
【0050】この一方のシールド部32のシールド部側板
32A の手前側の側縁を外側に屈曲した、隣接するプリン
ト配線板20に搭載したシールドパネル30の他方のシール
ド部33のシールド部側板33A に圧接するようにしてい
る。
【0051】エジェクタ40は、シールドパネル30の前面
でこの両シールド部32,33 に跨がり、且つ大半の部分が
このシールド部32,33 内に位置するように、シールドパ
ネル30の上部及び下部の開口部内にピン41を軸にして揺
動自在に収容・装着されている。
【0052】上述のようにそれぞれのプリント配線板20
にシールドパネル30を設けているので、総てのプリント
配線板20をシェルフ10に挿着すると、シールドパネル30
が並列してシールド部32,33 の主面板32B,33B がシェル
フ10の前面開口を塞ぐ、また、シールドパネル30の一方
のシールド部32のシールド部側板32A が、隣接したシー
ルドパネル30のシールド部33のシールド部側板33A に圧
接する。
【0053】したがって、シェルフ10の前面開口が電磁
波的にシールドされる。また、プリント配線板20の表裏
の両面側にそれぞれ箱形のシールド部32,33 を設けてあ
るので、図2に図示したように、プリント配線板20の表
裏の両面に実装部品21を搭載しても、先にシェルフ10に
挿着したプリント配線板20のシールドパネル30に、実装
部品21の頭部等が衝突することがない。
【0054】さらにまた、プリント配線板20をシェルフ
10に挿着した時に、エジェクタ40は後倒されており、エ
ジェクタ40の大半の部分がシールドパネル30のシールド
部内に収容されている。
【0055】よって、エジェクタ40に人又は他の物品が
衝突することがなくなり、エジェクタが損傷することが
ない。また、プリント配線板実装装置の奥行を実質的に
小さくすることができるという効果を有する。
【0056】図3,4に図示したように、シールドパネ
ル30の一方のシールド部32のシールド部側板32A の開口
側の側縁を外側に折り返し曲げして、隣接する他のシー
ルドパネルのシールド部33のシールド部側板33A に圧接
するように、湾曲ばね34を設けている。
【0057】この湾曲ばね34は、スリットを設けて舌片
状のばね片が配列したものである。このような湾曲ばね
34を設けることで、シールドパネル30間の間隙が無くな
りシールド性能が向上する。
【0058】なお、図3に図示した41A はエジェクタ40
のピン41を差し込む貫通孔である。また、シールドパネ
ル30のシールド部32,33 のそれぞれの主面板32B,33B の
上側縁及び下側縁を、それぞれ手前側に折り曲げて、そ
れぞれに折曲35を設けている。
【0059】一方、図4に図示したように、シェルフ10
の上・下の前面枠部材14に沿って、断面がへの字形の接
地ばね15を取り付けている。このことにより、プリント
配線板20をシェルフ10に挿着すると接地ばね15が折曲35
に圧接する。したがって、シールドパネル30の上部と上
側の前面枠部材14との間隙がなくなるとともに、シール
ドパネル30の下部と下側の前面枠部材14との間隙がなく
なるので、シェルフ10の前面開口が、ほぼ完全に電磁波
的にシールドされる。
【0060】図5,6、特に詳細を図5の(A) に図示し
たように、モールド成形されたエジェクタ40は、本体部
の前面が縦方向に舌片状に延伸した操作板部と、前面枠
部材14の前側壁を跨ぎ得るような形状に本体部の上部
(又は下部) に形成された欠切部と、欠切部を挟んで対
向するよう形成された前部突片と後部突片とから構成さ
れている。
【0061】エジェクタ40は、後部突片近傍に設けた貫
通孔41A とシールドパネル30の貫通孔41A とプリント配
線板20の貫通孔41A を貫通するピン41によって、シール
ドパネル30の上部(又は下部)に揺動自在に装着されて
いる。
【0062】そして、シールドパネル30のシールド部側
板32A に対向する、エジェクタ40の側面42に、エジェク
タ40の表面側(操作部の表面)が高く、奥向き側が低い
ように形成した傾斜部43(図示ハッチングした面)を設
けている。
【0063】プリント配線板20をシェルフ10に装着する
には、図5の(B) に図示したようにエジェクタ40を回転
し操作部がほぼ水平になるように起こした状態(この際
傾斜部43はシールド部32の手前側に引き出されている)
で、プリント配線板20をシェルフ10内に挿入し、バック
ボードコネクタの先端にプリント板コネクタの先端が達
するまで押し込む。
【0064】次に図5の(C) に図示したように、エジェ
クタ40を後倒してエジェクタ40の梃子作用によりプリン
ト配線板20をさらに奥深く押し込んで、プリント板コネ
クタをバックボードコネクタに挿着する。
【0065】図5の(C) のようにエジェクタ40を後倒す
ると、図6に図示したように、傾斜部43がシールドパネ
ル30のシールド部側板32A を拡開する方向に押圧する。
したがって、シールド部側板32A が隣接する他のシール
ドパネル30のシールド部側板33A に圧接する。
【0066】図7,8は、プリント配線板20のシールド
パネル30の搭載領域に、例えばLED等の表示灯25を実
装したプリント配線板実装装置に適用される実施の形態
を示す図である。
【0067】表示灯25は、電源が接続されているか否
か、或いは障害の発生の有無等を、プリント配線板実装
装置の前面で目視し確認するものである。図示したよう
に、シールドパネル30の一部(固着板部31の側面板の一
部及びシールド部32の主面板32B の一部) を切り欠いて
欠切30K を設けてプリント配線板20の表面側を裸出し、
この裸出した領域に表示灯25を実装している。
【0068】シールドパネル30に欠切30K を設けたこと
により、この欠切30K 部分から不要な電磁波が出入す
る。このために、箱形カバー50をシールドパネル30に嵌
着して、欠切30K 部分をシールドしている。
【0069】箱形カバー50は、表示灯25の前面側を塞ぐ
カバー主面板51と、外側面がシールド部32のシールド部
側板32A の内側面に密接する一対のカバー側板52と、カ
バー上・下板53からなり、シールド部32の主面板32B 側
が開口した箱形である。
【0070】箱形カバー50のカバー主面板51には、表示
灯25の頭部が顔出しする窓55を設け、プリント配線板実
装装置の正面側から表示灯25の点灯の有無等を目視でき
るようにしている。
【0071】表示灯25の頭部が嵌入する窓55をカバー主
面板51に設けている。このような箱形カバー50をシール
ドパネル30のシールド部32に嵌着することで、欠切30K
部分から不要な電磁波が出入するのが阻止される。
【0072】なお、箱形カバー50の幅(カバー主面板51
の幅)を高精度に設定することで、箱形カバー50がシー
ルドパネル30から脱落するのを阻止できるが、下記のよ
うにすれは箱形カバー50の幅を高精度に仕上げなくて箱
形カバー50の脱落を防止できる。
【0073】シールドパネル30のシールド部側板32A の
要所要所を内側に起曲して、舌片状ばね36を配設する。
箱形カバー50をシールド部32に嵌着すると、この舌片状
ばね36が箱形カバー50のカバー側板52に圧接するので、
箱形カバー50が脱落しない。
【0074】図9は、エジェクタ40の揺動運動に連動し
て作動するスイッチ26を搭載したプリント配線板実装装
置に適用される実施の形態を示す図である。図9におい
て、26は、プリント配線板20の電気回路を断続するプリ
ント配線板20に実装されたスイッチであって、その切換
レバー26A をシールド部32の主面板32B に穿孔した孔30
H からシールド部32の開口側に突出させている。
【0075】エジェクタ40に、この切換レバー26A が係
合してする係合凹部を設けている。プリント配線板20を
シェルフ10に挿着するためにエジェクタ40を後倒する
と、切換レバー26A が所定の方向に倒れて、スイッチ26
がオンになってプリント配線板20の電源回路等がオンに
なる。
【0076】またプリント配線板20をシェルフ10から抜
去するために、エジェクタ40を引き起こすと、切換レバ
ー26A が反対方向に倒れて、電源回路等がオフとなる。
シールドパネル30に孔30H を設けたことにより、この孔
30H 部分から不要な電磁波が出入することがない。
【0077】なお、エジェクタ40の全表面を金属膜40P
で被覆すれば、シールド性がさらに向上する。
【0078】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0079】2つのシールド部を備えシールドパネルを
プリント配線板に搭載したものは、総てのプリント配線
板をシェルフに挿着すると、シールドパネルが並列して
シェルフの前面開口を塞ぐとともに、シールドパネルの
シールド部側板が隣接したシールドパネルのシールド部
側板に圧接するので、シェルフの前面開口を電磁波的に
シールドする。また、プリント配線板の挿抜時にプリン
ト配線板に搭載した実装部品が損傷することがない。
【0080】また、プリント配線板実装装置の奥行を実
質的に小さくすることができ、且つエジェクタに人又は
他の物品が衝突することがなくなり、エジェクタが損傷
することがない。
【0081】シェルフ側に接地ばねを設けたものは、シ
ェルフの前面開口のシールドの信頼度がさらに向上す
る。装置の前面側に表示灯を搭載したプリント配線板実
装装置に適用して、シェルフの前面開口を電磁波的にシ
ールドすることができる。
【0082】エジェクタの揺動運動に連動して作動する
スイッチを搭載したプリント配線板実装装置に適用し
て、シェルフの前面開口を電磁波的にシールドすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の図で、(A) は斜視
図、(B) は要所斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の平面図である。
【図3】第2の実施の形態の斜視図である。
【図4】第3の実施の形態の斜視図である。
【図5】第4の実施の形態の図で、 (A),(B),(C)はそれ
ぞれ要所を示す図である。
【図6】第4の実施の形態の平面図である。
【図7】第5の実施の形態の斜視図である。
【図8】第5の実施の形態の平面断面図である。
【図9】第6の実施の形態の図で、(A)は斜視図,(B)は
側面図である。
【図10】本発明のプリント配線板実装装置の斜視図で
ある。
【図11】従来のプリント配線板実装装置の斜視図であ
る。
【図12】従来例の側面図である。
【図13】従来例の平面図である。
【符号の説明】
3 正面板 10 シェルフ 14 前面枠部材 15 接地ばね 20 プリント配線板 21 実装部品 25 表示灯 26 スイッチ 30 シールドパネル 32,33 シールド部 32A,33A シールド部側板 34 湾曲ばね 35 折曲 36 舌片状ばね 40 エジェクタ 41 ピン 42 側面 43 傾斜部 50 箱形カバー 51 カバー主面板 55 窓 60 チャンネル形正面板 65 板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 克弥 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 篠原 建次 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 吉武 裕二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルフに挿着する複数のプリント配線
    板と、 前面側が開口するよう該プリント配線板の前側縁部の両
    側にそれぞれ固着された平面視がUの字形の2つのシー
    ルド部を有する、高さが該シェルフの高さにほぼ等しい
    金属板よりなるシールドパネルと、 該シールド部の上部及び下部の開口部内に揺動自在に収
    容・装着され、後倒することで該プリント配線板を該シ
    ェルフに挿着するエジェクタとを備え、 該シールドパネルは、該プリント配線板を該シェルフに
    挿着すると、該シェルフの前面開口に並列し該シールド
    部のそれぞれの主面板が該シェルフの前面開口を塞ぐと
    ともに、該シールド部のシールド部側板が、隣接したプ
    リント配線板に搭載されたシールドパネルのシールド部
    側板に密接するものであることを特徴とするプリント配
    線板実装装置。
  2. 【請求項2】 前記シールドパネルの一方のシールド部
    のシールド部側板の開口側の側縁に、隣接する他のシー
    ルドパネルのシールド部側板に圧接する湾曲ばねを備え
    たことを特徴とする請求項1記載のプリント配線板実装
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のシールドパネルの
    主面板の上側縁及び下側縁のそれぞれに折曲を設けると
    ともに、シェルフの上・下の前面枠部材にそれぞれ接地
    ばねを設け、 プリント配線板を該シェルフに挿着すると、該接地ばね
    が該折曲に圧接するようにしたことを特徴とするプリン
    ト配線板実装装置。
  4. 【請求項4】 前記エジェクタのシールド部側板側の側
    面に傾斜部を設け、該エジェクタを後倒してプリント配
    線板をシェルフに挿着すると、該傾斜部が該シールド部
    側板を押圧し該シールド部側板を、隣接する他のシール
    ドパネルのシールド部側板に圧接するようにしたことを
    特徴とする、請求項1,2又は3記載のプリント配線板
    実装装置。
  5. 【請求項5】 前記シールドパネルの一部が欠切し、該
    欠切に対応するプリント配線板の領域に実装された表示
    灯と、 カバー主面板が該表示灯の前面側を塞ぐよう該シールド
    パネルの開口部に嵌着する、該表示灯側が開口したる箱
    形カバーとを備え、 該箱形カバーは、該表示灯の頭部が嵌入する窓を該カバ
    ー主面板に設けたものであることを特徴とする請求項
    1,2,3,又は4記載のプリント配線板実装装置。
  6. 【請求項6】 前記シールドパネルのシールド部側板の
    内側に、前記箱形カバーのカバー側板に圧接する舌片状
    ばねを設けたことを特徴とする請求項5記載のプリント
    配線板実装装置。
  7. 【請求項7】 シールド部の主面板に穿孔した孔から切
    換レバーが該シールド部の開口側に突出し、エジェクタ
    の揺動運動に連動して該切換レバーが作動する、プリン
    ト配線板に実装された切換レバー付スイッチを備えたこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のプリ
    ント配線板実装装置。
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