JP2002141015A - 基体検査装置及び方法 - Google Patents

基体検査装置及び方法

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JP2002141015A
JP2002141015A JP2000314059A JP2000314059A JP2002141015A JP 2002141015 A JP2002141015 A JP 2002141015A JP 2000314059 A JP2000314059 A JP 2000314059A JP 2000314059 A JP2000314059 A JP 2000314059A JP 2002141015 A JP2002141015 A JP 2002141015A
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Masatoshi Tsuneoka
正年 恒岡
Keiko Ogawa
慶子 小河
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Applied Materials Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基体上の観察領域叉は検査領域の立体的な情
報を取得する際に、処理時間を短縮でき、これにより、
基体の観察叉は検査におけるスループットを向上できる
基体検査装置及び方法を提供する。 【解決手段】 本発明の基体検査方法においては、ま
ず、SEM装置1に備わる筐体2内のステージ11上に
載置された半導体ウエハW上に、電子源3からの電子ビ
ームEを照射する。次に、この照射により生じた二次電
子線の異なる一部を有感部16a,16bに独立に且つ
略同時に入射させる。次いで、有感部16a,16bに
対向して設置された電極板17a,17bから出力され
る複数の検出信号を演算部9で処理する。その結果、電
子ビームEが照射された半導体ウエハW上の領域の立体
的な形状情報が一括に取得され、従来に比して検査時間
を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体検査装置及び
方法に関し、特に、基体上に放射線を照射してその基体
上の観察叉は検査を行なう基体検査装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、メモリ素子等の半導体装置や液晶
装置では、微細化及び高集積化が加速されると共に、そ
れらの製造に用いられる半導体ウエハ等の基体の大口径
化が進んでおり、製造工程における歩留り管理等のプロ
セス管理がますます重要となってきた。このような半導
体装置等の微細化、高集積化に伴い、半導体装置の素子
パターン上の欠陥叉は異物の検査叉は観察に用いられる
DR−SEM(Defect Review Scanning Electron Micr
oscope)の更なる高性能化が望まれている。
【0003】ところで、DR−SEMにおいて、SEM
イメージとして、観察領域の立体的な情報を取得するこ
とは、ADC(Auto Defect Classification)を行う観
点から利点が大きい。従来より、このような立体的な形
状情報を取得するために、基体から出射される二次電子
を検出する複数の検出器を備えるDR−SEM装置が使
用されている。また、このような従来装置、例えば検出
器を二台備えるものを用いた検査方法としては、一方の
検出器で一つのSEMイメージを撮像した後、他方の検
出器でもう一つのSEMイメージを撮像するといった方
法が、一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のD
R−SEM装置及びそれを用いた従来の検査方法では、
上述の如く、時分割で複数のSEMイメージを取得する
ので、検査におけるスループットを十分に向上できない
という問題を有していた。
【0005】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
てなされたものであり、基体上の観察領域叉は検査領域
の立体的な情報を取得する際に、処理時間を短縮でき、
これにより、基体の観察叉は検査におけるスループット
を向上できる基体検査装置及び方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による基体検査装置は、基体上に放射線を照
射してその基体の観察叉は検査を行なうものであって、
放射線を発生する放射線発生源と、基体を支持する基体
支持部と、放射線の少なくとも一部を放射線発生源から
基体支持部により支持された基体上の所定の領域へ導く
放射線誘導部と、放射線の周囲に配置され、放射線が照
射された所定の領域から出射される二次放射線のうち異
なる複数の部分をそれぞれ独立に且つ同時叉は略同時に
検出する複数の検出部と、複数の検出部から出力された
複数の検出信号を用いて所定の領域の形状に関する情報
を取得する演算部と、を備えることを特徴とする。
【0007】このような構成を有する基体検査装置にお
いては、放射線発生源で発生した放射線が、放射線誘導
部により基体上の所定の領域に導かれて照射される。こ
れにより、放射線と基体上の物質とが相互作用して二次
放射線が発生する。そして、この二次放射線の異なる複
数の部分がそれぞれ独立に且つ同時叉は略同時に検出部
に検出される。よって、各検出部からの検出信号が略同
時に得られ、これらの検出信号から、複数のSEMイメ
ージが一括して得られることとなる。そして、これらの
複数の検出信号を用いた演算処理(概念的には複数のS
EMイメージの複合等に係る演算処理)により、基体上
の所定の領域の立体的な情報が取得される。
【0008】また、このとき、各検出部を上記所定の領
域との距離が略等しくなるように配置すると好ましく、
更には、各検出部と上記所定の領域との距離を、各検出
部における二次放射線の検出感度が過度に低下しない程
度となるように配置すると一層好ましい。こうすれば、
各検出部へ入射する二次放射線の強度を略同等とするこ
とができ、取得した画像(SEMイメージ)の画質が均
一化され易くなり、更には、それらの二次放射線の強度
が十分に高められて画像がより明瞭化され得る。この場
合、検出効率の補正等が不要となり得る。
【0009】なお、本発明における「放射線」とは、J
IS Z 4005に規定されるものであり、具体的に
は、(1)周波数叉は発生源で決められる電磁放射線、
例えば、RF波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガ
ンマ線等、及び(2)粒子叉は発生源で決められる粒子
放射線、例えば、アルファ線、ベータ線、電子線、中性
子線等を示す。また、本発明における「二次放射線」と
は、「放射線」とこの「照射線」が照射された領域にあ
る物質との相互作用によって基体から放出される放射線
を示し、この放射線は上述した「放射線」と同様であ
る。
【0010】また、各検出部は、二次放射線の入射によ
り電子が放出される少なくとも一つの電子増倍器を有す
る有感部と、その電子が収集叉は捕集される電極部と、
を有するものであると好適である。
【0011】こうすれば、二次放射線が有感部に入射す
ると、有感部において電子が放出され、この電子が電子
増倍器により十分に増倍されて電極部に収集叉は捕集さ
れる。これにより、基体上の所定の領域から発生する二
次放射線が微小であっても、十分な検出感度が実現され
得る。また、複数の電子増倍器を備える場合には、検出
感度を更に向上でき、二次放射線の入射位置検出をも行
ない得る。また、有感部に対応する電極部において独立
に電荷収集が行われるので、各検出部で検出される異な
る二次放射線の弁別性が高められる。
【0012】なお、このような有感部を構成するものと
しては、電子増倍管、マイクロチャネルプレート(Micr
o-Channel Plate;以下、「MCP」という)、CCD
(Charge coupled devise)、シンチレータと光電子増
倍管(Photomultiplier)叉はフォトダイオード等とを
組み合わせたもの、等が挙げられる。また、MCPを用
いた場合には、画像増強管(Image Intensifier;I.
I)を後段に設置してもよい。
【0013】このようなMCP、CCD、叉は、MCP
及びI.Iを用いると、二次放射線の入射位置検出を行
う際の位置分解能の向上に優位であり、特にMCPは、
例えばガラスマトリックスに微細径の電子増倍管が複数
設けられており、高感度且つ取扱性にも優れた検出部を
実現し得る。さらに、シンチレータのみを有感部として
用いた場合には、このシンチレータに光学的に接続され
た光ファイバを介して光子を導出してもよく、シンチレ
ーションファイバを用いて上記光ファイバの機能を兼用
してもよい。
【0014】さらに、複数の有感部が集合して叉は一体
に構成されており、各有感部に対向する各電極部がそれ
ぞれ独立して設けられたものであると好ましい。こうす
れば、各電極が電気的に分割されるので、有感部が一体
化されたものでも、実質的に複数の検出部が構成され
る。この場合、電極部を適宜の数量設ければ、任意の数
の検出部を簡易に形成できる利点がある。しかも、各検
出部が互いに近接して配置されるので、それらの検出部
からの検出信号に基づいて得られるSEMイメージ等の
画像の均一化が一層図られる。
【0015】またさらに、上記の各有感部が、単一のM
CPが仮想的に分割された各部位から成るものであると
有用である。上述の如く、MCPは、例えばガラスマト
リックスに微細径の電子増倍管が二次元的に複数設けら
れた構成を有しており、平板状叉は円盤状に成形され易
い。よって、電極部を対向配置させ易く、これにより、
複数の検出部への仮想的な分割を平易に実現し得る。
【0016】さらにまた、複数の検出部が放射線の出射
軸叉は光軸の周囲に、より好ましくは出射軸叉は光軸の
周囲に且つ近傍に、略環状に配置されて成るとより好適
である。こうすることにより、複数の検出部は、基体に
向けて出射される(導かれる)放射線の影響を殆ど叉は
全く受けることがない。また、複数の検出部が、放射線
が照射される所定の領域のより近傍に且つ集合して配置
され得る。さらに、各検出部と基体上の所定の領域との
距離を同等にし易い。これらのことにより、各検出部に
対する幾何学的効率が実質的に等しくされ易くなると共
に、検出効率が十分に高められ得る。しかも、複数の検
出部の設置スペースを削減できる点からも好ましい。
【0017】また、本発明による基体検査方法は、本発
明の基体検査装置を用いて有効に実施される方法であ
り、放射線を基体上の所定の領域に照射する照射工程
と、所定の領域から出射される二次放射線のうち異なる
複数の部分をそれぞれ独立に且つ同時叉は略同時に検出
する検出工程と、二次放射線の複数の部分に応じた複数
の検出信号を用いて所定の領域の形状に関する情報を取
得する演算工程と、を備えることを特徴とする。
【0018】加えて、上記の演算工程においては、
(A)複数の検出信号のうち最大の信号強度を選択する
演算、叉は、(B)複数の検出信号から選択される任意
の二つの検出信号の差の絶対値を求める演算を実施し、
この演算の結果に基づいて上記の所定の領域の形状に関
する情報を取得することが望ましい。このような(A)
叉は(B)の演算を実施すると、基体上の所定の領域に
凹部叉は凸部のように立体的な形状を有する部位がある
ときに、その部位のエッジ等の縁部が強調されたSEM
イメージが得られる。特に、(B)の演算では、バック
グラウンドを顕著に軽減でき、SEMイメージの鮮明さ
や明瞭さが向上される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基体検査装置
及び基体検査方法の好適な実施形態について添付図面を
参照しながら詳細に説明する。なお、同一の要素には同
一の符号を用い、重複する説明を省略する。また、上下
左右等の位置関係は、特に断りのない限り、図面に示す
位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率
は図示の比率に限られるものではない。
【0020】図1は、本発明による基体検査装置の好適
な一実施形態の構成を模式的に示す概略断面図である。
SEM装置1(基体検査装置)は、真空容器である筐体
2の内部に、電子ビームE(放射線)の発生源であるシ
ョットキエミッタ等の電子源3(放射線発生源)と、検
査試料である半導体ウエハW(基体)が載置されるステ
ージ11(基体支持部)とを備えるものである。このス
テージ11には図示しない駆動機構が備えられており、
これにより、ステージ11に載置された半導体ウエハW
が図示水平方向に移動且つ停止され、所望の検査領域に
電子ビームEが照射される。なお、この半導体ウエハW
は、チャック等の固着方法によりステージ11上に固定
される。
【0021】また、電子源3とステージ11との間に
は、電子源3から発生する電子を電子ビームEとして半
導体ウエハW上の所定の領域に導く電子線誘導部5(放
射線誘導部)が設けられている。この電子線誘導部5
は、電子ビームEを半導体ウエハWに向かって加速させ
る陽極51、及びアパーチャを兼ねる最終段電極である
陽極52と備えている。さらに、この電子線誘導部5に
は、陽極52を通過した電子ビームEの光路の周囲に配
置された略筒状を成すリニアチューブ61と、このリニ
アチューブ61の側壁の周囲叉は側周面上に多段に設け
られたアライメントコイル62と、アライメントコイル
62の側方の周囲に設けられたコンデンサコイル63と
が設けられている。
【0022】また、電子線誘導部5は、リニアチューブ
61の下方に設置され且つリニアチューブ61内を通過
した電子ビームEを更に集束叉は偏向させる磁場レンズ
7及び静電レンズ8を有している。このように構成され
た電子線誘導部5により、電子源3から発生した電子ビ
ームEが半導体ウエハW上の所定の領域に照射されると
共に走査される。
【0023】また、リニアチューブ61と磁場レンズ7
との間には、電子ビームEが通過可能な中空部を有する
略環状の電子線検出部10が設置されている。この電子
線検出部10は、円環状のMCP15(有感部)の一方
面15aに対向して、半円環状を成す二つの電極板17
a,17b(電極部)が略平行に配置されたものであ
る。さらに、これらの電極板17a,17bには、高圧
電源19が接続されている。このように、電極板17
a,17bは、単一のMCP15に対して独立に且つ電
気的に分割されて設けられている。
【0024】また、電極板17a,17bは、略同面積
を有しており、このような電極板17a,17bの配置
により、単一のMCP15が、略相似な形状を有する二
つの有感部16a,16bに仮想的に分割されている。
すなわち、有感部16a及び電極板17a、並びに、有
感部16b及び電極板17bにより、電子線検出部10
に二つの検出部が構成されている。
【0025】さらに、電極板17a,17bは、ケーブ
ル18a,18bを介して、例えば、プリアンプ、リニ
アアンプ、ADコンバータ、マルチチャネルアナライザ
ー等を有する回路系90に接続されている。この回路系
90は、ディスプレイ、プリンタ等の表示装置95が接
続された演算部9に接続されており、演算部9に備わる
CPU91には、回路系90で波形整形等が行われた電
極板17a,17bからの検出信号が入力インターフェ
イス92を介して入力される。またさらに、演算部9で
は、これらの入力信号を用いた後述する所定の演算処理
が行なわれ、その処理信号が出力インターフェイス93
を介して表示装置95へ出力されるようになっている。
【0026】このように構成されたSEM装置1を用い
た本発明による基体検査方法の一例について説明する。
まず、半導体ウエハWをSEM装置1の筐体2内へ搬入
し、ステージ11上に載置した後、真空ポンプ(図示せ
ず)により筐体2内の圧力が所定の圧力となるように筐
体2の内部を減圧する。次に、ステージ11を移動し
て、半導体ウエハW上の観察対象領域が所望の位置とな
るように半導体ウエハWの位置決めを行なう。
【0027】次いで、電子源3から電子を発生させ、陽
極51,52で加速且つコリメートして電子ビームEと
し、これをリニアチューブ61内へ導入する。さらに、
コンデンサコイル63により電子ビームEを全体として
集束させると共に、複数のアライメントコイル62によ
り電子ビームEの光路調整、偏向、ビーム形状の修正等
を行なう。
【0028】ここで、図2は、図1におけるSEM装置
1及び半導体ウエハWのそれぞれの一部を示す模式図
(一部斜視)であり、電子ビームEの照射によって半導
体ウエハWから放出された二次電子線Sa,Sb(二次
放射線)が電子線検出部10に入射している状態を示す
図でもある。なお、図2には、磁場レンズ7及び静電レ
ンズ8をまとめて示した。
【0029】アライメントコイル62により光路調整
(出射軸調整)等が行われた電子ビームEは、電子線検
出部10の中空部の略中心部を通過する。換言すれば、
電子線検出部10は、電子ビームEの光軸、つまり出射
軸と略同軸状に配置されており、有感部16a,16b
は、この光軸に対して略対称に配設されている。
【0030】次いで、電子線検出部10を通過した電子
ビームEを磁場レンズ7及び静電レンズ8により更に集
束し、観察対象領域へその電子ビームEを照射する(図
1参照;照射工程)。このとき、静電レンズ8等を調節
して電子ビームEを微小幅で走査させると共に、観察対
象領域(例えば、図2に示すAl配線部Lを含む領域)
から二次電子線を放出させる。このように生じた二次電
子線のうちの異なる一部、例えば、図2における二次電
子線Sa,Sbは、磁場レンズ7及び静電レンズ8によ
って形成された静電場(例えば、8kV)で加速され、
さらに、磁場によって偏向等が行われた後、MCP15
上に仮想的に分割形成された有感部16a,16bにそ
れぞれ入射する。
【0031】また、MCP15は、筒状の電子増倍器が
複数設けられた無機部材から成っており、有感部16
a,16bに入射した二次電子線Sa,Sbは、有感部
16a,16b内の複数の電子増倍器でそれぞれ増倍さ
れる。このような電子増倍は、電極板17a,17bに
正電位を印加することによって有効に行なわれる。ま
た、この正電位により、増倍された各々の増倍電子(二
次電子)を電極板17a,17bに入射させて補集する
(検出工程)。このように電極板17a,17bに補集
された電子は、それらの各電荷量に応じた電気信号、具
体的には電圧信号、電流信号、叉は、それらの複合信号
として、ケーブル18a,18bを通して回路系90へ
出力される。
【0032】回路系90では、必要に応じて電気信号の
整形、増幅等の処理が行われ、その処理信号が二次電子
線Sa,Sbの検出信号として出力され、それらの検出
信号が入力インターフェイス92を介して演算部9のC
PU91に入力される。次いで、演算部9において、こ
れらの検出信号を用いた所定の処理演算が実施される。
以下に、その処理演算について、図2、図3(A)〜
(C)及び図4(A)〜(C)を参照して説明する。
【0033】図3(A)は、図2に示す半導体ウエハW
のAl配線部Lを含む一部を模式的に示す断面図であ
り、図3(B)及び(C)は、図3(A)に示す半導体
ウエハW上に電子ビームEをAl配線部Lの延在方向と
交差する方向に走査したときに得られる二次電子線S
a,Sbの検出信号の変化をそれぞれ模式的に示すグラ
フである。なお、図3(B)及び(C)に示すグラフの
横軸は、上記の交差する方向に沿う位置を、縦軸は上記
の検出信号の強度を表し、「A.U.」は任意単位(Ar
bitrary Unit)であることを示す。
【0034】このような電子ビームEの走査を行なう
と、CPU91において各走査位置における検出信号の
強度が算出される。有感部16aは、Al配線部Lのエ
ッジ部Laとの距離が、同エッジ部Lbとの距離よりも
短い。逆に、有感部16bは、エッジ部Lbとの距離
が、エッジ部Laとの距離よりも短い。よって、有感部
16a,16bに入射した二次電子線Sa,Sbの検出
信号の強度は、それぞれ図3(B)及び(C)のように
変化する。つまり、二次電子線Saの検出信号強度は、
エッジ部Laに対応する位置Paにおける方が、エッジ
部Lbに対応する位置Pbにおける値よりも大きい。ま
た、二次電子線Sbについては、その逆となる。
【0035】また、図2に示す各部材の配置では、電子
線検出部10がAl配線部Lの幅員方向の中心部と同軸
上に設けられると共に、Al配線部Lの断面が良好な矩
形状を成している。よって、有感部16a,16bが軸
対称に配置されることと相まって、図3(A)及び
(B)にそれぞれ示す曲線SR,SLの形状は、Al配線
部Lに有意な欠陥等がなければ、略左右対称となる。す
なわち、信号強度の変化度合叉はその傾向が略同等とな
る。そして、演算部9のCPU91では、得られた検出
信号の強度データを、図3(B)及び(C)に示す位置
情報に関連させて、例えば以下のように演算処理する
(演算工程)。
【0036】図4(A)〜(C)は、図1に示すCPU
91においてそれぞれ下記式(1)〜(3); S(L+R)=S(L)+S(R) …(1) Smax(L,R)=max(S(L),S(R)) …(2) Abs(S(L−R))=|S(L)−S(R)| …(3) で表される演算を行なった結果の一例を示すグラフであ
る。
【0037】ここで、式中、S(R)及びS(L)は、
それぞれ電極板17aで補集された二次電子線Sa由来
の検出信号強度、及び、電極板17bで補集された二次
電子線Sb由来の検出信号強度を示す。また、各式の左
辺は関数を示し、(L+R)は加算を、max(L+
R)は最大値を選択することを、(L−R)は減算を、
Absは絶対値を求めることを示す。なお、図中の曲線
A,B,Cは、上記各演算の結果として得られる信号強
度の走査位置に対する変化を示す。
【0038】式(1)で表される演算を行なった場合、
言わばいずれの検出信号も取捨されることなく用いら
れ、図4(A)の曲線Aに示すように、信号強度は全体
的に大きくなる。この曲線Aに示す信号強度の変化から
得られるSEMイメージは、Al配線部Lを人が目視で
観察したときに認識される自然な印象を与えるイメージ
となる傾向にある。
【0039】一方、式(2)で表される演算によると、
図4(B)の曲線Bに示す如く、図3(A)に示すエッ
ジ部La,Lbに対応する信号の相対強度が、図4
(A)に示す曲線Aに比して大きくなる傾向にある。こ
の曲線Bに示す信号強度の変化から得られるSEMイメ
ージは、Al配線部Lの各エッジ部La,Lbが強調さ
れたものとなる。
【0040】他方、式(3)表される演算を行なえば、
図4(C)の曲線Cに示す如く、エッジ部La,Lbに
対応する相対的な信号強度が更に増大し、且つ、バック
グラウンドレベルを十分に低減できる。この曲線Cに示
す信号強度の変化から得られるSEMイメージは、Al
配線部Lの各エッジ部La,Lbがより強調され、しか
も一層明瞭な或いは鮮明なイメージとなり得る。
【0041】上述のように構成されたSEM装置1及び
これを用いた本発明による基体検査方法によれば、電子
源3で発生した電子が電子ビームEとして半導体ウエハ
W上の所定の領域に照射されて二次電子線が発生し、こ
の二次電子線の異なる2つの部分、つまり二次電子線S
a,Sbを、有感部16a及び電極板17a、並びに、
有感部16b及び電極板17bから構成される2つの検
出部によって独立に検出する。
【0042】そして、これらの二次電子線Sa,Sb由
来の検出信号を用いて演算処理することにより、所定の
領域の立体的な形状の情報を取得できる。このとき、二
次電子線Sa,Sbの検出を略同時に行うので、同一の
所定の領域に対する二つのSEMイメージが一括で取得
される。よって、その所定の領域の立体的な形状情報を
取得するための所用時間を十分に短縮できる。したがっ
て、従来のDR-SEM装置及び方法を用いた場合に比
して、検査における処理時間を格段に短縮できる。その
結果、検査全体のスループットを十分に向上することが
可能となる。
【0043】また、有感部16a,16bが、半導体ウ
エハW上の所定の領域、具体的にはAl配線部Lとの距
離がそれぞれ略等しくなるように配置されるので、有感
部16a,16bへ入射する二次電子線Sa,Sbの幾
何学的効率が略同等とされる。よって、有感部16a,
16bと観察対象領域との距離が異なる場合に必要な検
出効率の補正等を行わなくても、取得したSEMイメー
ジ等の画質を均一化叉は均質化できる。しかも、そのよ
うな補正を要しないので、処理時間の増大を抑制できる
と共に、補正に必要な補正用回路、ソフトウェア等が不
要であり、装置構成を簡略化できる。
【0044】さらに、電子線検出部10の有感部16
a,16bは、単一のMCP15が仮想的に分割した各
部位から成るので、両者が極めて近接して配置される。
よって、有感部16a,16bへ入射する二次電子線S
a,Sbの幾何学的効率をより等しくでき、取得される
SEMイメージ等の画質を一層均一化叉は均質化でき
る。
【0045】またさらに、電子線検出部10が略環状を
成し、その中空部を電子ビームEが通過するように配置
されるので、半導体ウエハW上の観察領域、つまり、二
次電子線Sa,Sbが出射される部位と、有感部16
a,16bとの距離が十分に短くされる。よって、二次
電子線Sa,Sbの検出効率を十分に高めることがで
き、これにより、得られるSEMイメージ等の画像をよ
り明瞭なものとできる。
【0046】さらにまた、電子線検出部10が略環状を
成し、その中空部を電子ビームEが通過するように配置
されるので、電子線検出部10の設置スペースの増大を
有効に防止できる。よって、SEM装置1の小型化を図
ることができ、SEM装置1の設置スペースを削減可能
である。
【0047】また、電子線検出部10の有感部16a,
16bとして、複数の電子増倍管が形成されたMCP1
5を仮想的に分割した各部位を用いているので、二次電
子線Sa,Sbが十分に増倍された検出信号が得られ
る。よって、二次電子線Sa,Sbが微小であっても、
二次電子線の弁別性が高められ、十分な明瞭度及び解像
度を有するSEMイメージを取得できる。その結果、観
察領域の検査性能、例えば分解能、欠陥等が存在する場
合の識別判定性を向上できる。
【0048】加えて、演算部9において、二次電子線S
a,Sb由来の検出信号に対して、式(2)叉は式
(3)で表される演算を行うと、Al配線部Lのエッジ
部La,Lbが強調された画像を取得できる。よって、
断面凸状を成すAl配線部Lの識別性が向上され、欠陥
等が存在する場合の欠陥判定性及び確度若しくは精度を
改善できる利点がある。特に、式(3)で表される演算
を行うと、Al配線部Lのエッジ部La,Lbが一層強
調され、且つ、バックグラウンドレベルを有意に低減で
きる。したがって、取得画像がより明瞭化され、これに
よりAl配線部Lの形状識別性がより向上される。その
結果、欠陥等が存在する場合の欠陥判定性及び確度若し
くは精度を更に改善できる。
【0049】図5(A)及び(B)は、本発明による基
体検査装置の他の実施形態の一部である検出部を模式的
に示す斜視図である。図5(A)に示す検出部は、単一
のMCP15に対向して、略同面積を有する三つの電極
板20a,20b,20cが設けられたものである。こ
れにより、MCP15が略相似形を成す三つの有感部2
1a,21b,21cに仮想的に分割され、その結果、
三つの検出部が構成される。
【0050】また、図5(B)に示す検出部は、単一の
MCP15に対向して、略同面積を有する四つの電極板
30a,30b,30c,30dが設けられたものであ
る。これにより、MCP15が略相似形を成す四つの有
感部31a,31b,31c,31dに仮想的に分割さ
れ、その結果、四つの検出部が構成される。
【0051】このようにすれば、観察対象領域を三つ叉
は四つの方向から同時叉は略同時に観察叉は検査できる
ので、処理時間の増大を招くことなく、その領域の形状
に関する情報量を増大でき、検査精度をより高めること
ができる。また、このようにMCP15の仮想的な分割
数の増大により感度の低下が懸念されるが、MCP15
の厚みを増大し叉はMCP15に形成される電子増倍管
の数量を増大することにより、このような感度低下を十
分に補償可能である。さらに、電子ビームEの走査回数
を低減できるので、更なる検査時間の短縮が達成され、
検査におけるスループットを一層向上できる。
【0052】なお、上述した各実施形態においては、M
CP15の仮想的な分割数、すなわち電極板の数量は複
数であれば特に限定されず、五つ以上であってもよい。
MCP15の代わりに、電子線に感度を有する他の有感
部を用いてもよく、例えば、先に述べたように、電子増
倍管、CCD、シンチレータと光電子増倍管叉はフォト
ダイオードとを組み合わせたもの、等を用いてもよい。
さらに、MCP15の後段に画像増強管を設置してもよ
い。
【0053】また、電極板17a,17bに代えて、複
数のピン状の電極を配置してもよい。このとき、各ピン
状電極への高電圧の印加を制御すれば、電極の仮想的な
分割数、ひいては検出部の仮想的な分割数を平易に所望
の値とすることができる。またさらに、シンチレータの
みを有感部として用いた場合には、このシンチレータに
光学的に接続された光ファイバを介して光子を導出して
もよく、シンチレーションファイバを用いてその光ファ
イバの機能を兼用してもよい。
【0054】さらにまた、回路系90の一部叉は全部は
必ずしも必要ではなく、インターフェイス92が回路系
90の機能を有していても構わず、或いは、演算部91
が、回路系90の少なくとも一部と同等の機能、例え
ば、電気信号積分、計数、マルチチャネルアナライジン
グ(波高分析)等の機能を有する処理プログラムを格納
する記憶媒体部を兼ねてもよい。
【0055】またさらに、演算部9で実施される演算と
しては、式(1)〜(3)で表される演算に限られず、
例えば所定の重み付けを行なうようにしてもよい。こう
すれば、観察領域の形状をより強調することも可能であ
る。さらにまた、これらの各種演算を適宜選択して、叉
は、複数組み合わせて実施してもよい。また、本発明に
よる基体検査装置及び方法は、DR−SEM装置以外、
叉は、一般的なSEM装置以外にも適用可能である。さ
らに、放射線及び二次放射線としては、電子線に限定さ
れない。また、基体は、半導体ウエハWに限定されず、
他の基体としては、例えば液晶装置が形成される基板等
を例示できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基体検査
装置及び方法によれば、基体上の観察領域叉は検査領域
の立体的な情報を十分に取得できる。また、その際に、
処理時間を短縮でき、これにより基体の観察叉は検査に
おけるスループットを向上できると共に、得られる画像
及び検査性能の改善を図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基体検査装置の好適な一実施形態
の構成を模式的に示す概略断面図である。
【図2】図1におけるSEM装置及び半導体ウエハのそ
れぞれの一部を示す模式図(一部斜視)である。
【図3】図3(A)は、図2に示す半導体ウエハの一部
を模式的に示す断面図であり、図3(B)及び(C)
は、図3(A)に示す半導体ウエハ上に電子ビームを走
査したときに得られる二次電子線の検出信号の変化をそ
れぞれ模式的に示すグラフである。
【図4】図4(A)〜(C)は、図1に示すCPUにお
いてそれぞれ所定の演算を行なった結果の一例を示すグ
ラフである。
【図5】図5(A)及び(B)は、本発明による基体検
査装置の他の実施形態の一部である検出部を模式的に示
す斜視図である。
【符号の説明】
1…SEM装置(基体検査装置)、3…電子源(放射線
発生源)、5…電子線誘導部(放射線誘導部)、9…演
算部、10…電子線検出部、11…ステージ(基体支持
部)、15…MCP、16a,16b,21a,21
b,21c,31a,31b,31c,31d…有感部
(検出部)、17a,17b,20a,20b,20
c,30a,30b,30c,30d…電極板(検出
部)、E…電子ビーム(放射線)、Sa,Sb…二次放
射線(二次電子線)、W…半導体ウエハ(基体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恒岡 正年 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 小河 慶子 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 Fターム(参考) 2G001 AA03 BA07 CA03 DA01 DA02 DA06 DA09 DA10 GA04 JA02 JA14 KA03 LA11 MA05 PA07 PA11 QA03 5C033 NN01 NP05 NP06 UU04 UU05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に放射線を照射して該基体の観察
    叉は検査を行なう基体検査装置であって、 前記放射線を発生する放射線発生源と、 前記基体を支持する基体支持部と、 前記放射線の少なくとも一部を前記放射線発生源から前
    記基体支持部により支持された前記基体上の所定の領域
    へ導く放射線誘導部と、 前記放射線の周囲に配置され、前記放射線が照射された
    前記所定の領域から出射される二次放射線のうち異なる
    複数の部分をそれぞれ独立に且つ略同時に検出する複数
    の検出部と、 前記複数の検出部から出力された複数の検出信号を用い
    て前記所定の領域の形状に関する情報を取得する演算部
    と、を備えることを特徴とする基体検査装置。
  2. 【請求項2】 前記各検出部は、前記二次放射線の入射
    により電子が放出される少なくとも一つの電子増倍器を
    有する有感部と、該電子が収集される電極部とを有する
    ものである、ことを特徴とする請求項1記載の基体検査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の有感部が集合して叉は一体に
    構成されており、該各有感部に対向する前記各電極部が
    それぞれ独立して設けられたものである、ことを特徴と
    する請求項2記載の基体検査装置。
  4. 【請求項4】 前記各有感部は、単一のマイクロチャネ
    ルプレートが仮想的に分割された各部位から成るもので
    ある、ことを特徴とする請求項2叉は3に記載の基体検
    査装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の検出部が前記放射線の出射軸
    の周囲に略環状に配置されて成る、ことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の基体検査装置。
  6. 【請求項6】 基体上に放射線を照射して該基体の観察
    叉は検査を行なう基体検査方法であって、 前記放射線を、前記基体上の所定の領域に照射する照射
    工程と、 前記所定の領域から出射される二次放射線のうち異なる
    複数の部分をそれぞれ独立に且つ略同時に検出する検出
    工程と、 前記二次放射線の複数の部分に応じた複数の検出信号を
    用いて前記所定の領域の形状に関する情報を取得する演
    算工程と、を備えることを特徴とする基体検査方法。
  7. 【請求項7】 前記演算工程においては、前記複数の検
    出信号のうち最大の信号強度を選択する演算、叉は、該
    複数の検出信号から選択される任意の二つの検出信号の
    差の絶対値を求める演算を実施し、該演算の結果に基づ
    いて前記所定の領域の形状に関する情報を取得する、こ
    とを特徴とする請求項6記載の基体検査方法。
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