JP2002140741A - リストバンド自動精算機 - Google Patents

リストバンド自動精算機

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JP2002140741A
JP2002140741A JP2000333964A JP2000333964A JP2002140741A JP 2002140741 A JP2002140741 A JP 2002140741A JP 2000333964 A JP2000333964 A JP 2000333964A JP 2000333964 A JP2000333964 A JP 2000333964A JP 2002140741 A JP2002140741 A JP 2002140741A
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JP
Japan
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wristband
wrist band
rollers
antenna
housing
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Application number
JP2000333964A
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English (en)
Inventor
Koji Kawakami
浩二 川上
Koji Kamiyama
浩二 上山
Minoru Yonejima
稔 米島
Motoji Yasuda
基司 安田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リストバンドを確実に搬送でき、アンテナ選
定の自由度が高いリストバンド回収ユニットを備えたリ
ストバンド自動精算機を提供すること。 【解決手段】 搬送機構は、リストバンド挿入口19付
近に上下に配設した一組のローラ115,116と、導
入されたリストバンド5を挟持して搬送するために上下
に配設した一組の搬送ベルト117,118とを備えて
形成され、搬送されたリストバンド5のタグ部5aがア
ンテナ160による検知位置に位置したことをリストバ
ンド5形状の寸法変化に基づいて検知し、当該搬送機構
の搬送動作を一時停止させるアクチュエータ140およ
びセンサ144を備えた。また、リストバンド5の搬出
は、プーリ128の上下動をセンサ131で検知して確
認できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リストバンド自
動精算機に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、いわゆる健康ランドのような
24時間営業の利用施設等では、営業中であっても施設
利用者の利用を妨げずにリストバンド自動精算機のメン
テナンスができることが要請される。そこで、本願出願
人は、特願2000−200309号等において、前面
扉側および背面扉側の双方から各種構成機器を容易にメ
ンテナンスできるリストバンド自動精算機を提案するに
至った。
【0003】まず、このリストバンド自動精算機の全体
構成について説明する。ここで、図7は、リストバンド
自動精算機を示す背面斜視図、図8は、リストバンド自
動精算機を示す正面斜視図、図9は、リストバンド自動
精算機を示す正面図、図10は、リストバンドを示す平
面図である。
【0004】各構成機器を収納する本体ケース1は、開
閉自在に設けられた前面扉2および背面扉3と棚4を備
えている。なお、背面扉3に設けられた開口部3aは、
背面扉3を閉じた状態でも、リストバンド回収ボックス
35を本体ケース1の外部に取り出せるようにしたもの
である。
【0005】リストバンド5は、タグ部5aとバンド部
5bとキー5cとからなり、このタグ部5aには電池不
要のEEPROMからなるIDタグメモリが内蔵されて
いる。すなわち、このタグ部5aに施設利用者の個人情
報(たとえば、ロッカー番号等)が書き込まれている。
【0006】リストバンド回収ユニット10は、精算時
に投入されるリストバンド5を回収するためのものであ
り、前面扉2側および背面扉3側の両方向にスライド移
動自在に形成され、前面扉2側および背面扉3側の双方
からメンテナンス作業をできるように形成されている。
【0007】背面扉3の内面に設けられたリストバンド
一時保留ユニット40は、リストバンド回収ユニット1
0によって回収されたリストバンド5を、リストバンド
返却口96またはリストバンド回収ボックス35に振り
分ける際に一時的に保留するためのものである。背面扉
3の内面に設けることにより、前面扉2を閉めたままで
も、コインメカニズム90およびコインホッパ60のメ
ンテナンスができるようになっている。
【0008】コインホッパ60は、釣銭用コインを収納
し必要時に払い出すためのものであり、前面扉2側およ
び背面扉3側の両方向にスライド移動自在に形成され、
前面扉2側および背面扉3側の双方からメンテナンス作
業をできるように形成されている。なお、コイン投入口
92から投入されたコインは、投入コイン回収ボックス
52に回収され、売り上げ締め作業時に払い出したコイ
ンは、コインホッパ用回収ボックス53に回収されるよ
うになっている。
【0009】紙幣識別装置70は、紙幣挿入口93から
支払われた紙幣を識別するためのものであり、前面扉2
側および背面扉3側の両方向にスライド移動自在に形成
され、前面扉2側および背面扉3側の双方からメンテナ
ンス作業をできるように形成されている。また、この紙
幣識別装置70は、鉛直方向を軸にして所定角度、回動
自在に形成されている。
【0010】領収書発行ユニット80は、精算後に領収
書を発行するためのものであり、前面扉2側および背面
扉3側の両方向にスライド移動自在に形成されていると
ともに、本体部の前部を支点にして、後部を持ち上げら
れるように形成されている。また、退場カード発行ユニ
ット88は、精算後に退場カードを発行するためのもの
であり、前面扉2側および背面扉3側の両方向にスライ
ド移動自在に形成されている。コインメカニズム90
は、コイン投入口92から投入されたコインを識別する
ためのものである。
【0011】また、前面扉2には、リストバンド挿入口
91、コイン投入口92、紙幣挿入口93、紙幣返却口
94、コイン返却口95、リストバンド返却口96、操
作部たるタッチパネルディスプレイ97、操作要領等を
発声するスピーカ98、クレジットカード挿入口99、
退場カード取出口100、領収書取出口101、利用者
を検知し、精算手続待機状態とするための人体センサ1
02、クレジットカードリーダ105等を備えている。
また、本体ケース1内には、装置全体の制御を行うコン
トロールボックス103、コントロールボックス103
に各種の入力操作を行うキーボード104、無停電式の
電源装置106、ドアスイッチ107、盗難防止ブザー
スイッチ108等を備えている。
【0012】つぎにリストバンド回収ユニット10につ
いて図11〜図13に基づいて説明する。ここで、図1
1は、リストバンド回収ユニット(上部筐体を閉じた状
態)を示す斜視図、図12は、リストバンド回収ユニッ
ト(上部筐体を開いた状態)を示す斜視図、図13は、
リストバンド回収ユニットの内部構成を模式的に示す断
面図である。
【0013】筐体11は、筐体12に対して開閉自在に
形成されている。筐体12は、基台13上に設けられ、
この基台13は、スライド式レール機構14によって前
面扉2側および背面扉3側の両方向にスライド移動自在
に形成されている。筐体12内には、リストバンド5を
搬送するためのゴムローラ15が複数(たとえば、6
つ)配設されており、駆動歯車22、減速歯車23およ
び歯車列24によって回転駆動される。
【0014】また、必要時(タグ部5aの読み取りエラ
ー時やいたずら投入時等の投入キャンセル時)には、駆
動歯車22を逆回転させることにより、投入されたリス
トバンド5をリストバンド挿入口91から搬出(返却)
できるように形成されている。ゴムローラ15,15間
には、リストバンド5の噛み込みを防止するガイド板1
7が設けられている。
【0015】歯車列24の歯車のうち、第一番目のゴム
ローラ15を駆動するための歯車24aは、クラッチ2
6によって駆動力を解除できるようになっている。すな
わち、リストバンド5の投入を拒否できるようになって
いる。また、歯車解放機構27は、減速歯車23と歯車
24cの間から歯車24bを外すことにより、歯車列2
4をフリーにして、ゴムローラ15の回転をフリーに
し、掃除等のメンテナンスをし易くしたものである。
【0016】筐体11には、ゴムローラ15に対向して
ゴムローラ16が従動自在に配設され、かつ、凹凸吸収
機構16aによってリストバンド5の凹凸を吸収し、円
滑な搬送を可能にしている。また、ガイド板17に対向
して押さえ用ローラ18が配設されている。前方から2
番目のゴムローラ15と最後のゴムローラ15には、周
方向に4つの溝15aが形成されており、リストバンド
5の凸部と係合させて、円滑かつ確実な搬送を可能にし
ている。
【0017】リストバンド5の投入位置には、タグ部5
aを確実に検知するために、一対の透過型センサである
投光部30および受光部31が3組設けられている。投
光部30の投光は、リストバンド挿入部19の穴19a
を透過して、受光部31に検知されるようになってい
る。
【0018】アンテナ部21内には、リストバンド5の
タグ部5aのIDデータを読みとるためのアンテナ20
が内蔵されている。このアンテナ20の近傍には、一対
の透過型センサである投光部30および受光部31が3
組設けられ、当該位置に搬送されてきたリストバンド5
のタグ部5aを確実に検知できるように形成してある。
穴17a,21aは、投光部30からの投光を受光部3
1に透過させるためのものである。なお、投光部30に
は、リストバンド5に付着した水分や塵の影響を排除す
るために、透明なカバー32が設けられている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リストバンド回収ユニット10では、ゴムローラ15,
16による搬送方式であるため、確実な搬送力を得るに
は、リストバンド5を上下から確実に挟めるようにでき
るだけ多くのゴムローラ15,16を配設する必要があ
る。その一方で、タグ部5aの情報を読み取るためにア
ンテナ20を搬送路内に設ける必要があり、このアンテ
ナ20の寸法が大きい場合には、その分ローラ15,1
6を間引いてアンテナ20の設置スペースを確保しなけ
ればならない。すなわち、大きなアンテナ20を設置し
たい場合には、ローラ15,16の設置数が減少し、搬
送力が低下してしまう。したがって、搬送力の低下を回
避するためには、設置できるアンテナの大きさに制限が
生じ、アンテナ選定の自由度が制限されてしまうという
課題があった。
【0020】また、歯車解放機構27を設けて歯車列2
4への駆動力の伝達を切ってゴムローラ15の回転をフ
リーにし、掃除等のメンテナンスをし易くしているが、
歯車解放機構27の手動操作に手間がかかるため、さら
にメンテナンスをし易くできる機構の提供が望まれてい
た。
【0021】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、リストバンドを確実に搬送でき、アンテナ選定
の自由度が高いリストバンド回収ユニットを備えたリス
トバンド自動精算機を提供することを目的とする。
【0022】また、この発明は、メンテナンスが容易な
リストバンド回収ユニットを備えたリストバンド自動精
算機を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかるリストバンド自動精
算機は、投入されたリストバンドのIDタグ情報を検知
するアンテナ手段を内蔵し、当該リストバンドを当該ア
ンテナ手段による検知位置に搬送し、検知後の当該リス
トバンドを当該検知位置外に搬送する搬送機構を有した
リストバンド回収ユニットを備えたリストバンド自動精
算機において、前記搬送機構は、リストバンド投入口付
近に上下に配設した一組のローラと、前記ローラによっ
て導入された前記リストバンドを挟持して搬送するため
に上下に配設した一組の搬送ベルト手段とを備えて形成
され、前記搬送機構によって搬送されたリストバンドの
タグ部が前記アンテナ手段による検知位置に位置したこ
とを当該リストバンド形状の寸法変化に基づいて検知
し、当該搬送機構の搬送動作を一時停止させるアクチュ
エータおよびセンサ手段を備えたものである。
【0024】リストバンドがリストバンド回収ユニット
に投入されると、駆動モータが動作することによって搬
送ベルト手段およびローラが駆動する。そして、リスト
バンドがアンテナ手段の検知位置に搬送されてくると、
当該リストバンド形状の寸法変化がアクチュエータおよ
びセンサ手段によって検知される。この検知信号に基づ
いて駆動モータを一時停止して搬送ベルト手段による搬
送を停止し、アンテナ手段によってリストバンドのタグ
情報を読む。そして、投入されたリストバンドが回収す
べきものと判定された場合には、駆動モータをリストバ
ンド取り込み時と同方向に回転させて、リストバンドを
リストバンド回収ユニットから搬出させて回収する。投
入されたリストバンドが回収すべきものでないと判定さ
れた場合には、駆動モータをリストバンド取り込み時と
逆方向に回転させて、当該リストバンドをリストバンド
挿入口から排出する。
【0025】このように、搬送ベルト手段を設けること
によってタグ情報を読み取るアンテナ手段が大きい場合
でもリストバンドを確実に搬送でき、アクチュエータお
よびセンサ手段を設けることによって搬送ベルト手段を
精度良く停止でき、タグ情報の読み取りを確実にでき
る。
【0026】また、この発明の請求項2にかかるリスト
バンド自動精算機は、搬送ベルト手段は、その終端部近
傍が、搬送されたリストバンドの厚みによって上下方向
に変位自在に形成され、当該変位を検知することによっ
て当該リストバンドの搬出を検知するセンサ手段を備え
たものである。これにより、タグ情報読み取り後のリス
トバンドの搬出を確実に検知できる。
【0027】また、この発明の請求項3にかかるリスト
バンド自動精算機は、搬送機構の搬送ベルト手段および
ローラは、歯車列によって駆動力を伝達されるように形
成され、当該歯車列の一部の歯車を上下に開閉可能な筐
体に分散配置し、当該筐体を開けたときに当該歯車列の
噛み合わせが解除され、前記搬送ベルト手段およびロー
ラが手動で回転できるように形成したものである。これ
により、筐体を開くだけで搬送ベルト手段およびローラ
を手動で回転できるので、清掃等のメンテナンスを容易
にできる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるリストバ
ンド自動精算機の実施の形態につき図面を参照しつつ詳
細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が
限定されるものではない。
【0029】図1は、この発明の実施の形態にかかるリ
ストバンド回収ユニットの内部構成を模式的に示す断面
図、図2は、アクチュエータを示す平面図、図3は、上
部の筐体を開けて歯車の噛み合わせを解除し搬送ベルト
およびローラをフリー状態にする様子を示す側面図、図
4は、リストバンド回収ユニット(上部筐体を閉じた状
態)を示す斜視図、図5は、リストバンド回収ユニット
(上部筐体を開いた状態)を示す斜視図、図6は、リス
トバンドを示す斜視図である。なお、以下の説明におい
て、本発明の要部たるリストバンド回収ユニット10に
ついて従来技術と異なる点を中心に説明するものとし、
すでに説明した部材と同一もしくは相当する部材には、
同一の符号を付して重複説明を省略または簡略化する。
【0030】筐体11は、筐体12に対して軸12aを
中心に開閉自在に形成されている。筐体12は、基台1
3上に設けられ、この基台13は、スライド式レール機
構14によって前面扉2側および背面扉3側の両方向に
スライド移動自在に形成されている。筐体11,12に
は、リストバンド挿入部19から投入されたリストバン
ド5を機内に搬送するために、ゴムローラ115,11
6および搬送ベルト117,118が設けられている。
ゴムローラ116は、凹凸吸収機構116aによってリ
ストバンド5の凹凸を吸収し、円滑な搬送を可能にして
いる。
【0031】搬送ベルト117は、プーリ120,12
1,122,123によって駆動され、搬送ベルト11
8は、プーリ125,126,127,129によって
駆動されるようになっている。プーリ123は、凹凸吸
収機構123aによってリストバンド5の凹凸を吸収
し、円滑な搬送を可能にしている。プーリ129は、ス
プリング129aによって付勢されており、搬送ベルト
118の張力を調整できるように構成されている。
【0032】プーリ121は、歯車156に連結されて
おり、モータ150からの駆動力が歯車151,15
2,153,154,155を介して伝達され、駆動す
るようになっている。プーリ120は、歯車157に連
結されており、ゴムローラ115は、歯車159に連結
されている。すなわち、搬送ベルト117の動作により
プーリ120が回転すると、駆動力が歯車157,15
8を介して歯車159に伝達され、ゴムローラ115を
駆動するように構成されている。なお、ゴムローラ11
5の駆動力は、クラッチ26によって必要時に切れるよ
うになっている。ガイド板132,133は、リストバ
ンド5の噛み込みを防止するために設けたものである。
【0033】プーリ126は、歯車153に連結されて
おり、モータ150からの駆動力が歯車151,152
を介して伝達されるようになっている。歯車153は、
筐体11側に設けられており、ラッチ161を解除して
筐体11を筐体12に対して開くと、歯車153が歯車
152,154との噛み合わせから解かれ、両歯車15
2,154間に介在しなくなることで、搬送ベルト11
7,118およびゴムローラ115がモータ150の駆
動から外されて、手動で回転できるように構成されてい
る。これにより、筐体11を開くだけで清掃等のメンテ
ナンスを容易にできるようになる。
【0034】アクチュエータ140は、アンテナ160
によってリストバンド5のタグ情報を読むために、リス
トバンド5がアンテナ160の直下に位置したことを検
知して搬送ベルト117,118を一時停止させるため
に設けたものである。このアクチュエータ140は、軸
142によって回動自在に支持され、先端部に回転自在
なローラ143を備え、スプリング141aによってロ
ーラ143,143間の間隔を縮める方向に付勢された
1対のアーム141からなっている。また、このアーム
141の後端部は、回動時(リストバンド5検知時)に
透過型のセンサ144を遮蔽するように形成されてい
る。
【0035】ローラ143,143の配設間隔は、搬送
ベルト117,118の幅以上であり、かつ、リストバ
ンド5のタグ部5aの幅未満となっている。すなわち、
搬送ベルト117,118によってリストバンド5がア
ンテナ160の直下に搬送されてくると、タグ部5aが
ローラ143,143と当接し、アーム141がスプリ
ング141aの付勢力に抗して回動するので、これをセ
ンサ144で検知することによってリストバンド5の定
位置を検知するようにしたものである。また、ストッパ
145を設けることによってアーム141の回動範囲を
規制し、リストバンド5の姿勢を適正に維持することで
確実な検知を可能にしている。
【0036】筐体11内には、リストバンド5の搬出部
119への搬出を確実に検知できるように、最終のプー
リ121に対向配置したプーリ128を備えている。こ
のプーリ128は、軸130aによって回動自在に支持
されたアーム130の先端に設けられ、アーム130に
設けたスプリング130bの付勢力によってプーリ12
1側に付勢されている。そして、リストバンド5がプー
リ121,128間を通過するときにプーリ128が押
し上げられてアーム130が回動し、その回動動作をセ
ンサ131で検知できるように構成されている。
【0037】つぎに、リストバンド回収ユニット10の
動作について説明する。リストバンド挿入部19からリ
ストバンド5が投入されると、投光部30および受光部
31によって投入が検知され、モータ150が動作する
ことによって搬送ベルト117,118およびゴムロー
ラ115が駆動する。そして、リストバンド5がアンテ
ナ160の直下に搬送されてくると、タグ部5aがロー
ラ143,143と当接してアーム141がスプリング
141aの付勢力に抗して回動し、センサ144で検知
される。このとき、ストッパ145によってアーム14
1の回動範囲が規制され、リストバンド5の姿勢が適正
に維持されるので、確実な検知と搬送が可能となる。
【0038】この検知信号に基づいてモータ150を一
時停止して搬送ベルト117,118による搬送を停止
し、アンテナ160によってリストバンド5のタグ情報
を読む。そして、投入されたリストバンド5が回収すべ
きものと判定された場合には、モータ150をリストバ
ンド5取り込み時と同方向に回転させて、リストバンド
5を搬出部119から搬出させて回収する。
【0039】リストバンド5の搬出部119への搬出
は、プーリ128の上下方向の動作をセンサ131で検
知することにより検知され、つぎのリストバンド5の投
入準備に移行する。搬出部119を経たリストバンド5
は、リストバンド一時保留ユニット40にて一時的に保
留され、リストバンド回収ボックス35に回収される。
なお、投入されたリストバンド5が回収すべきものでな
いと判定された場合には、モータ150をリストバンド
5取り込み時と逆方向に回転させて、当該リストバンド
5をリストバンド挿入部19、リストバンド挿入口91
から排出する。
【0040】搬送ベルト117,118やゴムローラ1
15等の清掃等のメンテナンスをする場合には、ラッチ
161を解除して筐体11を筐体12に対して開く。す
ると、歯車153が歯車152,154との噛み合わせ
から解かれ、両歯車152,154間に介在しなくなる
ので、搬送ベルト117,118およびゴムローラ11
5がモータ150の駆動から外されて、手動で回転でき
るようになる。これにより、筐体11を開くだけで清掃
等のメンテナンスを容易にできるようになる。
【0041】以上のように、この実施の形態にかかるリ
ストバンド自動精算機によれば、タグ情報を読み取るア
ンテナ160が大きい場合でも、リストバンド5を確実
に搬送でき、タグ情報の読み取り時に搬送ベルト11
7,118を精度良く停止できる。また、タグ情報読み
取り後のリストバンド5の搬出を確実に検知できる。さ
らに、筐体11を開くだけで搬送ベルト117,118
およびゴムローラ115を手動で回転でき、清掃等のメ
ンテナンスを容易にできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
リストバンド自動精算機(請求項1)によれば、投入さ
れたリストバンドのIDタグ情報を検知するアンテナ手
段を内蔵し、当該リストバンドを当該アンテナ手段によ
る検知位置に搬送し、検知後の当該リストバンドを当該
検知位置外に搬送する搬送機構を有したリストバンド回
収ユニットを備えたリストバンド自動精算機において、
前記搬送機構は、リストバンド投入口付近に上下に配設
した一組のローラと、前記ローラによって導入された前
記リストバンドを挟持して搬送するために上下に配設し
た一組の搬送ベルト手段とを備えて形成され、前記搬送
機構によって搬送されたリストバンドのタグ部が前記ア
ンテナ手段による検知位置に位置したことを当該リスト
バンド形状の寸法変化に基づいて検知し、当該搬送機構
の搬送動作を一時停止させるアクチュエータおよびセン
サ手段を備えたので、タグ情報を読み取るアンテナ手段
が大きい場合でもリストバンドを確実に搬送でき、タグ
情報の読み取り時に搬送ベルト手段を精度良く停止して
タグ情報の読み取りを確実にできる。
【0043】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項2)によれば、搬送ベルト手段は、その
終端部近傍が、搬送されたリストバンドの厚みによって
上下方向に変位自在に形成され、当該変位を検知するこ
とによって当該リストバンドの搬出を検知するセンサ手
段を備えたので、タグ情報読み取り後のリストバンドの
搬出を確実に検知できる。
【0044】また、この発明にかかるリストバンド自動
精算機(請求項3)によれば、搬送機構の搬送ベルト手
段およびローラは、歯車列によって駆動力を伝達される
ように形成され、当該歯車列の一部の歯車を上下に開閉
可能な筐体に分散配置し、当該筐体を開けたときに当該
歯車列の噛み合わせが解除され、前記搬送ベルト手段お
よびローラが手動で回転できるように形成したので、筐
体を開くだけで搬送ベルト手段およびローラを手動で回
転でき、清掃等のメンテナンスを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかるリストバンド回
収ユニットの内部構成を模式的に示す断面図である。
【図2】アクチュエータを示す平面図である。
【図3】上部の筐体を開けて歯車の噛み合わせを解除し
搬送ベルトおよびローラをフリー状態にする様子を示す
側面図である。
【図4】リストバンド回収ユニット(上部筐体を閉じた
状態)を示す斜視図である。
【図5】リストバンド回収ユニット(上部筐体を開いた
状態)を示す斜視図である。
【図6】リストバンドを示す斜視図である。
【図7】リストバンド自動精算機を示す背面斜視図であ
る。
【図8】リストバンド自動精算機を示す正面斜視図であ
る。
【図9】リストバンド自動精算機を示す正面図である。
【図10】リストバンドを示す平面図である。
【図11】リストバンド回収ユニット(上部筐体を閉じ
た状態)を示す斜視図である。
【図12】リストバンド回収ユニット(上部筐体を開い
た状態)を示す斜視図である。
【図13】リストバンド回収ユニットの内部構成を模式
的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 前面扉 3 背面扉 5 リストバンド 5a タグ部 10 リストバンド回収ユニット 11、12 筐体 12a 軸 30 投光部 31 受光部 35 リストバンド回収ボックス 40 リストバンド一時保留ユニット 60 コインホッパ 70 紙幣識別装置 80 領収書発行ユニット 88 退場カード発行ユニット 90 コインメカニズム 96 リストバンド返却口 115、116 ゴムローラ 117、118 搬送ベルト 120、121、122、123 プーリ 125、126、127、128、129 プーリ 129a、130b スプリング 130 アーム 130a 軸 131 センサ 140 アクチュエータ 141 アーム 141a スプリング 142 軸 143 ローラ 144 センサ 145 ストッパ 151、152、153 歯車 154、155、156、157、158、159 歯
車 160 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米島 稔 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 安田 基司 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E027 EA05 EA10 EC07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたリストバンドのIDタグ情報
    を検知するアンテナ手段を内蔵し、当該リストバンドを
    当該アンテナ手段による検知位置に搬送し、検知後の当
    該リストバンドを当該検知位置外に搬送する搬送機構を
    有したリストバンド回収ユニットを備えたリストバンド
    自動精算機において、 前記搬送機構は、リストバンド投入口付近に上下に配設
    した一組のローラと、 前記ローラによって導入された前記リストバンドを挟持
    して搬送するために上下に配設した一組の搬送ベルト手
    段と、 を備えて形成され、 前記搬送機構によって搬送されたリストバンドのタグ部
    が前記アンテナ手段による検知位置に位置したことを当
    該リストバンド形状の寸法変化に基づいて検知し、当該
    搬送機構の搬送動作を一時停止させるアクチュエータお
    よびセンサ手段を備えたことを特徴とするリストバンド
    自動精算機。
  2. 【請求項2】 搬送ベルト手段は、その終端部近傍が、
    搬送されたリストバンドの厚みによって上下方向に変位
    自在に形成され、当該変位を検知することによって当該
    リストバンドの搬出を検知するセンサ手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載のリストバンド自動精算
    機。
  3. 【請求項3】 搬送機構の搬送ベルト手段およびローラ
    は、歯車列によって駆動力を伝達されるように形成さ
    れ、当該歯車列の一部の歯車を上下に開閉可能な筐体に
    分散配置し、当該筐体を開けたときに当該歯車列の噛み
    合わせが解除され、前記搬送ベルト手段およびローラが
    手動で回転できるように形成したことを特徴とする請求
    項1または2に記載のリストバンド自動精算機。
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