JP2002140359A - 広告配信システム、広告コンテンツおよび広告配信装置ならびに広告配信方法 - Google Patents

広告配信システム、広告コンテンツおよび広告配信装置ならびに広告配信方法

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JP2002140359A
JP2002140359A JP2000334598A JP2000334598A JP2002140359A JP 2002140359 A JP2002140359 A JP 2002140359A JP 2000334598 A JP2000334598 A JP 2000334598A JP 2000334598 A JP2000334598 A JP 2000334598A JP 2002140359 A JP2002140359 A JP 2002140359A
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Masayuki Hasegawa
雅之 長谷川
Arihiro Yoshida
有宏 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信者にとって広告情報を有効利用しやすく
すると共に、所望の広告に容易に辿りつけるようにし、
広告主にとっては自社製品の購買層となる受信者に対し
てより効率よく自社広告を配信することが可能な広告配
信システム、広告コンテンツおよび広告配信装置ならび
に広告配信方法を提供する 【解決手段】 受信者5に対し高速通信網2を介して広
告を配信する広告配信システムにおいて、予め所定のタ
ーゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有し、かつ
その広告と関連するWEBサイト3aとのリンク関係を
示すアドレス部を有する広告コンテンツ7と、この広告
コンテンツ7を配信する広告配信装置1と、を高速通信
網2上に配置し、受信者5の要求に基づいて広告コンテ
ンツ7を受信者5に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信者に対し高速
通信網等の通信網を介して広告を配信する広告配信シス
テム、広告コンテンツおよび広告配信装置ならびに広告
配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ放送の一般的な広告配信方
法としては、テレビ局が一方的に送信する広告画像をテ
レビ用受信装置が受信し、これを受信者が閲覧する方法
が採用されている。なお、良く知られているように、広
告画像は正規の番組の合間に流される。したがって、受
信者に自社広告を効率よく見せるためには、広告主が自
社製品の購買層が視聴する可能性の高い番組のスポンサ
ーとなって広告画像をその番組の合間に配信することが
重要となっている。
【0003】また、インターネットの場合、ホームペー
ジを利用して広告を配信する方法もある。例えば、ホー
ムページ上にバナー広告を設け、そのバナー広告を見た
受信者がそのホームページ上の広告ページへのリンク部
分をクリック動作することによりバナー広告元のサイト
へ接続可能となっている。なお、このバナー広告方式に
よる広告配信方法においても、テレビ放送を利用した広
告配信方法と同様、自社製品の購買層となる受信者に自
社サイトへのアクセスをより多くさせるためには、広告
主は、自社製品の購買層がアクセスする可能性の高いホ
ームページにバナー広告を掲載することが重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のテレビ放送を介
して配信される広告は、テレビ局から広告画像及び音声
が一方向に配信されるだけであるため、受信者(ユーザ
ー)が複数の広告の中から所望のものを選択したり、あ
るいは閲覧した広告のさらに詳細な情報を取得すること
は不可能である。また、受信者が番組の合間に流される
広告画像等を本当に視聴しているか否かは、送信者側に
は不明である。すなわち、その番組の視聴率を調べるこ
とはできるが、番組の合間等に流される広告画像等を受
信者が視聴しているか否かは不明であり、視聴していな
い可能性も高い。
【0005】一方、インターネット上のバナー広告は、
受信者がホームページ上の複数のバナー広告の中から所
望のものを選択したり、選択した広告ページに接続した
後にさらに詳細な情報を取得したりすることが可能であ
る。しかも、受信者が主体的にクリック動作をすること
により、その広告ページを閲覧する訳であるから、バナ
ー広告をクリックした受信者は自社の広告ページを確実
に閲覧したと考えて良い。
【0006】加えて、受信者がどのホームページを経由
して自社の広告ページを閲覧したかが、履歴に記録され
るため、そのホームページへバナー広告を掲載する効果
を把握し易い。さらに、インターネット上には、各種の
売買サイトも存在しており、バナー広告経由で売買サイ
トを訪れて、自社製品を購入する場合もある。このよう
な受信者のネット上での動作の流れをつかむことによ
り、広告主はバナー広告の掲載と自社製品の購入とを関
連づけることができる。したがって、バナー広告等、イ
ンターネットを介する広告配信に関しては、その掲載の
効果を把握し易い。
【0007】しかしながら、バナー広告の場合、テレビ
放送を利用する広告画像等の配信に比べると受信者の数
が圧倒的に少ない。しかも、自社製品の購買層となる受
信者が、ネット上に存在する膨大な数のホームページの
中からどのホームページを選択して閲覧しているのか、
言い換えるとどのホームページに自社のバナー広告を掲
載すればよいのかを広告主が推理決定するのは困難であ
る。
【0008】加えて、受信者側も数あるホームページの
中から自分の所望する広告サイトにリンクされたバナー
広告を有するホームページにたどり着いたり、あるいは
所望の広告サイト自体を検索し閲覧することは大変困難
である。さらにバナー広告の場合、テレビ放送を媒体と
する広告配信とは異なり、動画や音声などの情報が不十
分で、広告媒体としてそれほど魅力的であるとはいえな
い。そのため、このような広告配信方法は、今現在、ビ
ジネスとして確立しているとはいえない状況にある。
【0009】また、電子メールを利用して強制的に広告
情報を送信したり、また、電子メールの一部に広告情報
を付加することも行われているが、これらは単に送信す
るのみであるため、受信者がその広告情報を見たか否か
の把握が困難である。さらに、このような電子メール形
式の場合、容量の大きいデータを添付することはでき
ず、単純な文字データの広告のみとなり面白味に欠ける
ものとなっている。
【0010】さらに、従来の広告は、テレビ放送であっ
てもインターネット利用であっても、いずれにしても、
広告主のものはそれぞれ独立しており、有機的な結合や
リンクはされていない。このため、広告情報は、商品や
サービスを選択する上で極めて重要でありながら、受信
者(ユーザー)にとっては、その情報の収集が困難であ
り利用しにくいものとなっている。
【0011】本発明の目的は、上述の問題点を解決する
ためになされたものであり、受信者にとって広告情報を
有効利用しやすくすると共に、所望の広告に容易に辿り
つけるようにし、広告主にとっては自社製品の購買層と
なる受信者に対してより効率よく自社広告を配信するこ
とが可能な広告配信システム、広告コンテンツおよび広
告配信装置ならびに広告配信方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の広告配信システムは、受信者に対し高速
通信網を介して広告を配信する広告配信システムにおい
て、予め所定のターゲットに絞り込みを行った広告を1
つ以上有し、かつその広告と関連するWEBサイトとの
リンク関係を示すアドレス部を有する広告コンテンツ
と、この広告コンテンツを配信する広告配信装置とを高
速通信網上に配置し、受信者の要求に基づいて広告コン
テンツを受信者に配信することを特徴としている。
【0013】上述の発明によれば、予め所定のターゲッ
トに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コンテ
ンツと、この広告コンテンツを配信する広告配信装置
と、を高速通信網上に配置させているため、受信者はこ
の広告コンテンツにリンク関係を有するWEBサイトに
容易にたどり着くことができる。広告主側から見ると、
自社広告用のWEBサイトを上述の広告コンテンツにリ
ンクさせることにより、自社製品の購買層に属する受信
者を効率よく自社広告用のWEBサイトへ導くことがで
きる。
【0014】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有し、かつその広告と関連する他
の広告コンテンツとのリンク関係を示すアドレス部を有
する広告コンテンツと、この広告コンテンツを配信する
広告配信装置と、を高速通信網上に配置し、受信者の要
求に基づいて広告コンテンツを受信者に配信することを
特徴としている。
【0015】上述の発明によれば、予め所定のターゲッ
トに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コンテ
ンツと、この広告コンテンツを配信する広告配信装置
と、を高速通信網上に配置させているため、受信者はこ
の広告コンテンツとリンク関係を有するアドレス部を利
用して自分の所望する他の広告コンテンツに容易にたど
り着くことができる。広告主側から見ると、所定のター
ゲットに絞り込んだ広告コンテンツに自社広告用の広告
コンテンツやWEBサイトをリンクさせておくだけで、
自社製品の購買層に属する受信者を効率よく自社広告用
のWEBサイト等へ導くことができる。
【0016】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、広告データに管理情報を付加した広
告コンポーネントを1つ以上有し、広告を所定のジャン
ル、所定のカテゴリー、所定のコンセプトの少なくとも
いずれか1つで所定のターゲットに絞り込み、かつ任意
の時間で構成される広告コンテンツを受信者に対し配信
することを特徴としている。そのため、受信者は、自分
の所望するジャンルやカテゴリーやコンセプトに応じて
絞り込まれた広告を有する広告コンテンツの配信を受け
ることができる。
【0017】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、広告データに管理情報を付加した広
告コンポーネントを1つ以上有する広告コンテンツを受
信者に配信することを特徴としている。
【0018】また、他の発明は、上述の各広告配信シス
テムにおいて、広告コンポーネントが、関連するWEB
サイトもしくは他の広告コンテンツとのリンク関係を示
すアドレス部を少なくとも1つ以上有していることを特
徴としている。
【0019】また、他の発明は、上述の各広告配信シス
テムにおいて、広告コンテンツ内に、複数の広告コンポ
ーネントにより構成される1つの広告を備えたことを特
徴としている。
【0020】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、複数の受信者の視聴履歴、配信履歴
及び売買履歴の少なくとも1つに基づいた新たな広告コ
ンテンツを自動的に作成する広告コンテンツ自動作成機
能を備えてなることを特徴としている。このように、複
数の受信者の視聴履歴や配信履歴や売買履歴等に基づい
て新たな広告コンテンツが作成されていくため、受信者
の視聴履歴等が反映された広告コンテンツを次々に受信
者に対して供給することが可能となり、受信者から飽き
られることのない広告コンテンツの配信を行える。
【0021】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有する広告コンテンツと、この広
告コンテンツを配信する広告配信装置と、広告コンテン
ツを閲覧できる受信装置と、絞り込みを行った広告とリ
ンク関係を有するWEBサイトとを備えることを特徴と
している。
【0022】そのため、受信者は、予め所定のターゲッ
トに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コンテ
ンツを受信装置を用いて閲覧でき、かつその広告コンテ
ンツとリンク関係を有するWEBサイトの中から自分の
所望するサイトに容易にたどり着くことができる。広告
主側から見ると、自社広告用のWEBサイトを上述の広
告コンテンツにリンクさせることにより、自社製品の購
買層に属する受信者を効率よく自社広告用のWEBサイ
トへ導くことができる。
【0023】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有する広告コンテンツと、この広
告コンテンツを閲覧できる受信装置とを有し、受信者が
受信装置で上記広告コンテンツの配信を受け、この広告
コンテンツの閲覧動作を行うと、その閲覧動作を視聴履
歴としてとることを特徴としている。そのため、このよ
うにしてとられた受信者の視聴履歴を、その後、種々の
形で利用することが可能となる。
【0024】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有する広告コンテンツと、この広
告コンテンツを閲覧できる受信装置とを有し、受信者が
受信装置で広告コンテンツの配信を受け、その広告コン
テンツの閲覧動作を所定時間以上継続した場合に、視聴
履歴をとることを特徴としている。そのため、このよう
にしてとられる受信者の視聴履歴を、その後種々の形で
利用することが可能となる。しかも、ある程度興味を持
って、所定時間以上その広告コンテンツを閲覧したかど
うかを、視聴履歴に反映させることが可能となる。その
結果、収集された視聴履歴が受信者の趣向をより反映さ
せたものとなる。
【0025】また、他の発明は、上述の各広告配信シス
テムにおいて、視聴履歴は、受信装置から広告コンテン
ツを配信する広告配信装置へ送信されることを特徴とし
ている。そのため、例えば、広告配信装置で広告コンテ
ンツの作成を行う時等において、上述の視聴履歴を利用
することが可能となる。
【0026】また、他の発明は、上述の各広告配信シス
テムにおいて、視聴履歴をとると共に、その視聴履歴を
広告配信装置へ送信するための視聴履歴管理プログラム
が、広告コンテンツの配信時に受信者の受信装置に組み
込まれることを特徴としている。そのため、広告配信装
置側から見ると、広告コンテンツを受信者に配信するだ
けで、受信者の視聴履歴を容易に得ることが可能とな
る。
【0027】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有し、かつその広告と関連するW
EBサイトとリンク関係を有するアドレス部を有する広
告コンテンツと、この広告コンテンツを配信する広告配
信装置と、広告コンテンツを閲覧できる受信装置とを有
し、広告配信装置は、受信装置へ広告コンテンツを配信
した際の配信履歴、及び受信装置が広告コンテンツの配
信を受けて受信者がこの広告コンテンツの閲覧動作を行
い、さらにこの広告コンテンツが当該広告配信装置経由
でWEBサイトへの接続を行った場合のWEBサイトへ
の接続を含む情報となる配信履歴の少なくともいずれか
一方を配信履歴としてとることを特徴としている。その
ため、このようにしてとられた配信履歴を、その後種々
の形で利用することが可能となる。
【0028】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有し、かつその広告と関連するW
EBサイトとのリンク関係を有するアドレス部を有する
広告コンテンツと、この広告コンテンツを配信する広告
配信装置と、広告コンテンツを閲覧できる受信装置とを
有し、少なくとも1回以上上記広告コンテンツの配信を
受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこ
の広告コンテンツが上記広告配信装置経由で上記WEB
サイトへの接続を行った受信者の上記WEBサイトへの
接続であって、かつその接続されたWEBサイトが売買
サイトであった場合、受信者の売買サイトの利用情報を
売買履歴としてとることを特徴としている。そのため、
このようにしてとられた売買履歴を、その後種々の形で
利用することが可能となる。
【0029】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有する広告コンテンツと、この広
告コンテンツを配信する広告配信装置とが高速通信網上
に配置されていると共に、受信者が広告コンテンツを閲
覧した際にとられる視聴履歴、受信者が広告コンテンツ
の配信を受けた際にとられる配信履歴、受信者が広告コ
ンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作
を行い、さらにこの広告コンテンツが広告配信装置経由
で絞り込みを行った広告とリンク関係を有するWEBサ
イトへの接続を行った際にとられる配信履歴及び少なく
とも1回以上上記広告コンテンツの配信を受けて当該広
告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこの広告コンテ
ンツが上記広告配信装置経由で上記WEBサイトへの接
続を行った受信者の上記WEBサイトへの接続であっ
て、かつその接続されたWEBサイトが売買サイトであ
った場合に当該売買サイトの利用情報としてとられる売
買履歴の4つの各履歴からなる収集情報と、広告コンテ
ンツのターゲットとなるユーザーグループ毎に設定され
た特定市場の市場動向情報と、ユーザーグループの属す
るさらに大枠の市場の方向性情報からなる3つの情報を
基に、新規の広告コンテンツを作成してこれを広告配信
装置に保存しておくと共に、当該新規の広告コンテンツ
が広告配信装置に保存されていることを受信者に所定の
手段によって開示可能とすることを特徴としている。
【0030】上述の発明によれば、受信者の視聴履歴等
の4つの履歴からなる収集情報と、特定市場の動向情報
と、さらに大きな枠でくくられる全体的な市場の方向性
情報の3つの情報を基に、特定のユーザーグループ向け
の新しい広告コンテンツを作成し、受信者に対して開示
可能な状態とする。このため、当該広告配信システムで
は、特に、各広告主のターゲットユーザーに属する受信
者に、各広告主の自社広告を含む広告コンテンツを効率
よく配信できる。しかも、収集情報や現在の市場の流れ
等を考慮することにより、さらに将来有望な新しい特定
市場を次々に生み出し、その特定市場に属する新しいユ
ーザーへの遅滞ない広告配信が可能となる。一方、受信
者側は、広告配信システム側で効率よく関連付けされた
広告コンテンツの配信を受けられる。このため、この広
告コンテンツからさらに自分が知りたい広告情報を容易
に引き出せる。
【0031】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有する広告コンテンツと、この広
告コンテンツを配信する広告配信装置とが高速通信網上
に配置されていると共に、受信者が広告コンテンツを閲
覧した際にとられる視聴履歴、受信者が広告コンテンツ
の配信を受けた際にとられる配信履歴、受信者が広告コ
ンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作
を行い、さらにこの広告コンテンツが広告配信装置経由
で絞り込みを行った広告とリンク関係を有するWEBサ
イトへの接続を行った際にとられる配信履歴及び少なく
とも1回以上上記広告コンテンツの配信を受けて当該広
告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこの広告コンテ
ンツが上記広告配信装置経由で上記WEBサイトへの接
続を行った受信者の上記WEBサイトへの接続であっ
て、かつその接続されたWEBサイトが売買サイトであ
った場合に当該売買サイトの利用情報としてとられる売
買履歴の4つの各履歴の少なくとも1つからなる収集情
報と、広告コンテンツのターゲットとなるユーザーグル
ープ毎に設定された特定市場の市場動向情報と、ユーザ
ーグループの属するさらに大枠の市場の方向性情報から
なる3つの情報を基に、新規の広告コンテンツを作成し
てこれを広告配信装置に保存しておくと共に、当該新規
の広告コンテンツが広告配信装置に保存されていること
を受信者に所定の手段によって開示可能とすることを特
徴としている。
【0032】上述の発明によれば、受信者の視聴履歴等
の4つの履歴の少なくとも1つからなる収集情報と、特
定市場の動向情報と、さらに大きな枠でくくられる全体
的な市場の方向性情報の3つの情報を基に、特定のユー
ザーグループ向けの新しい広告コンテンツを作成し、受
信者に対して開示可能な状態とする。このため、当該広
告配信システムでは、特に、各広告主のターゲットユー
ザーに属する受信者に、各広告主の自社広告を含む広告
コンテンツを効率よく配信できる。しかも、収集情報及
び現在の市場の流れ等を考慮することにより、さらに将
来有望な新しい特定市場を次々に生み出し、その特定市
場に属する新しいユーザーへの遅滞ない広告配信が可能
となる。一方、受信者側は、広告配信システム側で効率
よく関連付けされた広告コンテンツの配信を受けられ
る。このため、この広告コンテンツからさらに自分が知
りたい広告情報を容易に引き出せる。
【0033】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有する広告コンテンツと、この広
告コンテンツを配信する広告配信装置とが高速通信網上
に配置されていると共に、受信者が広告コンテンツを閲
覧した際にとられる視聴履歴、受信者が広告コンテンツ
の配信を受けた際にとられる配信履歴、受信者が広告コ
ンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作
を行い、さらにこの広告コンテンツが広告配信装置経由
で絞り込みを行った広告とリンク関係を有するWEBサ
イトへの接続を行った際にとられる配信履歴及び少なく
とも1回以上上記広告コンテンツの配信を受けて当該広
告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこの広告コンテ
ンツが上記広告配信装置経由で上記WEBサイトへの接
続を行った受信者の上記WEBサイトへの接続であっ
て、かつその接続されたWEBサイトが売買サイトであ
った場合に当該売買サイトの利用情報としてとられる売
買履歴の4つの各履歴からなる収集情報と、広告コンテ
ンツのターゲットとなるユーザーグループ毎に設定され
た特定市場の市場動向情報と、ユーザーグループの属す
るさらに大枠の市場の方向性情報からなる3つの情報を
基に、既存の広告コンテンツを更新してこれを広告配信
装置に保存しておくと共に、更新された広告コンテンツ
が広告配信装置に保存されたことを受信者に所定の手段
によって開示可能とすることを特徴としている。
【0034】上述の発明によれば、受信者の視聴履歴等
の4つの履歴からなる収集情報と、特定市場の動向情報
と、さらに大きな枠でくくられる全体的な市場の方向性
情報の3つの情報を基に、既に配信可能な状態となって
いる広告コンテンツの更新を行って、再度広告配信装置
に保存し直し、これを受信者に対して開示可能な状態と
する。このため、当該広告配信システムでは、特に、各
広告主のターゲットユーザーに属する受信者に、各広告
主の自社広告を含む広告コンテンツを効率よく配信でき
る。しかも、収集情報及び現在の市場の流れ等を考慮す
ることにより、さらに将来有望な新しい特定市場を次々
に生み出し、その特定市場に属する新しいユーザーへの
遅滞ない広告配信が可能となる。一方、受信者側は、広
告配信システム側で効率よく関連付けられた広告コンテ
ンツの配信を受けられる。このため、この広告コンテン
ツからさらに自分が知りたい広告情報を容易に引き出せ
る。
【0035】また、他の発明の広告配信システムは、受
信者に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信
システムにおいて、予め所定のターゲットに絞り込みを
行った広告を1つ以上有する広告コンテンツと、この広
告コンテンツを配信する広告配信装置とが高速通信網上
に配置されていると共に、受信者が広告コンテンツを閲
覧した際にとられる視聴履歴、受信者が広告コンテンツ
の配信を受けた際にとられる配信履歴、受信者が広告コ
ンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作
を行い、さらにこの広告コンテンツが広告配信装置経由
で絞り込みを行った広告とリンク関係を有するWEBサ
イトへの接続を行った際にとられる配信履歴及び少なく
とも1回以上上記広告コンテンツの配信を受けて当該広
告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこの広告コンテ
ンツが上記広告配信装置経由で上記WEBサイトへの接
続を行った受信者の上記WEBサイトへの接続であっ
て、かつその接続されたWEBサイトが売買サイトであ
った場合に当該売買サイトの利用情報としてとられる売
買履歴の4つの各履歴の少なくとも1つからなる収集情
報と、広告コンテンツのターゲットとなるユーザーグル
ープ毎に設定された特定市場の市場動向情報と、ユーザ
ーグループの属するさらに大枠の市場の方向性情報から
なる3つの情報を基に、既存の広告コンテンツを更新し
てこれを広告配信装置に保存しておくと共に、更新され
た広告コンテンツが広告配信装置に保存されたことを受
信者に所定の手段によって開示可能とすることを特徴と
している。
【0036】上述の発明によれば、受信者の視聴履歴等
の4つの履歴の少なくとも1つからなる収集情報と、特
定市場の動向情報と、さらに大きな枠でくくられる全体
的な市場の方向性情報の3つの情報を基に、既に配信可
能な状態となっている広告コンテンツの更新を行って、
再度広告配信装置に保存し直し、これを受信者に対して
開示可能な状態とする。このため、当該広告配信システ
ムでは、特に、各広告主のターゲットユーザーに属する
受信者に、各広告主の自社広告を含む広告コンテンツを
効率よく配信できる。しかも、収集情報及び現在の市場
の流れ等を考慮することにより、さらに将来有望な新し
い特定市場を次々に生み出し、その特定市場に属する新
しいユーザーへの遅滞ない広告配信が可能となる。一
方、受信者側は、広告配信システム側で効率よく関連付
けられた広告コンテンツの配信を受けられる。このた
め、この広告コンテンツからさらに自分が知りたい広告
情報を容易に引き出せる。
【0037】また、他の発明は、上述の各広告配信シス
テムにおいて、広告コンテンツは、さらに1つ以上の他
の広告コンテンツとのリンク関係を有し、各広告コンテ
ンツ間は多階層構造をとり、少なくとも最下層の広告コ
ンテンツにWEBサイトへのリンク関係を有するアドレ
ス部を備えていることを特徴としている。そのため、多
階層構造となっている各広告コンテンツ間の移動が容易
である。例えば、上層に位置する広告コンテンツの絞り
込みが大きなくくりとなっており、この広告コンテンツ
を基準として下層に配置された広告コンテンツに移動し
て行くにしたがい徐々に絞り込みが小さなくくりで構成
されているとすると、受信者は広い概念から狭い概念へ
の絞り込みが容易となる。一方、広告主側から見ると、
受信者を自社広告用のWEBサイトへ導きやすく、受信
者及び広告主の両者にとって利便性がさらに向上する。
【0038】また、本発明の広告コンテンツは、受信者
に対し高速通信網を介して配信される広告コンテンツに
おいて、受信者が自己の使用する受信装置で当該広告コ
ンテンツの配信を受け、この広告コンテンツの閲覧動作
を行うと、その閲覧動作を視聴履歴としてとるようにプ
ログラムされたことを特徴としている。そのため、受信
者が当該広告コンテンツの配信を受けこれを閲覧する
と、この動作が視聴履歴としてとられ、これにより受信
者の視聴履歴を、その後種々の形で利用することが可能
となる。
【0039】また、他の発明の広告コンテンツは、受信
者に対し高速通信網を介して配信される広告コンテンツ
において、受信者が自己の使用する受信装置で当該広告
コンテンツの配信を受け、この広告コンテンツの閲覧動
作を所定時間以上継続した場合に、視聴履歴としてとる
ようにプログラムされたことを特徴としている。そのた
め、このようにしてとられた受信者の視聴履歴を、その
後種々の形で利用することが可能となる。しかも、ある
程度興味を持って、所定時間以上その広告コンテンツを
閲覧したかどうかを、視聴履歴に反映させることが可能
となる。その結果、収集されたデータが受信者の趣向を
より反映させたものとなる。
【0040】また、他の発明は、上述の各広告コンテン
ツにおいて、視聴履歴が、受信装置から当該広告コンテ
ンツを配信する広告配信装置へ送信されるようにプログ
ラムされたことを特徴としている。そのため、当該広告
配信広告コンテンツを配信する広告配信装置がこの広告
コンテンツを配信するシステムを運用する際、上述の視
聴履歴を利用するすることが可能となる。
【0041】また、他の発明は、上述の各広告コンテン
ツにおいて、視聴履歴をとると共に、その視聴履歴を前
記当該広告コンテンツを配信する広告配信装置へ送信す
るための視聴履歴管理プログラムが、当該広告コンテン
ツの配信時に受信者の受信装置に組み込まれるようにプ
ログラムされたことを特徴としている。そのため、この
広告コンテンツを配信する広告配信装置側から見ると、
当該広告コンテンツを受信者に配信すると受信者の受信
装置に上述の視聴履歴管理プログラムが組み込まれるた
め、それだけで受信者の視聴履歴を容易に得ることが可
能となる。
【0042】また、他の発明の広告コンテンツは、受信
者に対し高速通信網を介して配信される広告コンテンツ
において、少なくとも1つ以上のWEBサイトとのリン
ク関係を有するアドレス部を有し、受信者が当該広告コ
ンテンツの配信を受け、この広告コンテンツの閲覧動作
を行い、さらに当該広告コンテンツがこの広告コンテン
ツの配信を行うための広告配信装置経由でWEBサイト
への接続を行った場合に、当該広告コンテンツを配信し
た履歴及びその後のWEBサイトへの接続情報を共に配
信履歴としてとるようにプログラムされたことを特徴と
している。そのため、このようにしてとられた各配信履
歴を、その後種々の形で利用することが可能となる。
【0043】また、他の発明の広告コンテンツは、受信
者に対し高速通信網を介して配信される広告コンテンツ
において、少なくとも1つ以上のWEBサイトとのリン
ク関係を有するアドレス部を有し、少なくとも1回以上
当該広告コンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツ
の閲覧動作を行い、さらにこの広告コンテンツが当該広
告コンテンツを上記受信者へ配信するための上記広告配
信装置経由で上記WEBサイトへの接続を行った受信者
のWEBサイトへの接続であって、WEBサイトが売買
サイトでしかも受信者がこの売買サイトを利用した場合
における利用情報を売買履歴としてとるようにプログラ
ムされたことを特徴としている。このように1度以上当
該広告コンテンツを配信する広告配信装置経由での売買
サイトへの接続を行った受信者の当該売買サイトの利用
情報を売買履歴としてとると、広告コンテンツの配信と
売買サイトの利用の相関関係をデータ化できる等、履歴
をとった後に種々の形で利用することが可能となる。
【0044】また、他の発明の広告コンテンツは、受信
者に対し高速通信網を介して配信される広告コンテンツ
において、所定の広告コンテンツ間においてリンク関係
を有する多階層構造の所定の階層に配置されたものであ
ることを特徴としている。そのため、多階層構造となっ
ている各広告コンテンツ間の移動が容易である。例え
ば、上層に位置する広告コンテンツの絞り込みが大きな
くくりとなっており、この広告コンテンツを基準として
下層に配置された広告コンテンツに移動して行くにした
がい徐々に絞り込みが小さなくくりで構成されていると
すると、受信者は広い概念から狭い概念への絞り込みが
容易となる。一方、広告主側から見ると、受信者を自社
広告用のWEBサイトへ導きやすく、受信者及び広告主
の両者にとって利便性がさらに向上する。
【0045】また、他の発明は、上述の広告コンテンツ
において、当該広告コンテンツと関連するWEBサイト
とリンク関係を有するアドレス部が備えられたことを特
徴としている。また、他の発明は、上述のリンク関係を
有するアドレス部が備えられた広告コンテンツにおい
て、多階層構造の最下層に配置されたことを特徴として
いる。
【0046】また、本発明の広告配信装置は、受信者に
対し高速通信網を介して広告コンテンツを配信する広告
配信装置において、所定のターゲットに絞り込みを行う
ための各種要素を管理する広告作成要素管理部と、広告
コンテンツを構成する広告データを管理する広告データ
管理部と、受信者が広告コンテンツを閲覧した際にとら
れる視聴履歴、受信者が広告コンテンツの配信を受けた
際にとられる配信履歴、受信者が広告コンテンツの配信
を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行いさらに広
告コンテンツが当該広告配信装置経由で広告コンテンツ
に関連するWEBサイトへの接続を行った際にとられる
配信履歴及び少なくとも1回以上上記広告コンテンツの
配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行い、さ
らにこの広告コンテンツが上記広告配信装置経由で上記
WEBサイトへの接続を行った受信者が上記WEBサイ
トへ接続し、この接続されたWEBサイトが売買サイト
である場合であって受信者が当該売買サイトを利用した
際に利用情報としてとられる売買履歴の4つの各履歴か
らなる収集情報の少なくとも1つ以上の履歴情報を管理
する収集情報管理部と、広告作成要素管理部で管理され
ている各種要素および収集情報管理部で管理されている
履歴情報を考慮し広告データ管理部から広告データを選
択して所定のターゲットに絞り込みを行った広告を1つ
以上有する広告コンテンツを作成する広告コンテンツ作
成部と、この広告コンテンツ作成部で作成された広告コ
ンテンツを高速通信網を介して受信者に配信することが
可能な広告コンテンツ配信部とを備えたことを特徴とし
ている。このため、所定のターゲットに対して最適な広
告コンテンツを作成できると共に、それを受信者に配信
することができる。
【0047】また、他の発明は、上述の広告配信装置に
おいて、所定のターゲットに絞り込みを行うための各種
要素には、所定のターゲットとなるユーザーグループ毎
に設定された特定市場の市場動向情報と、ユーザーグル
ープの属するさらに大枠の市場の方向性情報と、広告コ
ンテンツに含まれる広告の広告主の意向とが含まれると
共に、市場動向情報を分析する第1の分析手段と、方向
性情報を分析する第2の分析手段とを備えたことを特徴
としている。そのため、特定市場の動向及びさらに大枠
の市場の方向性の分析がなされた上で作成された、さら
に最適な広告コンテンツを受信者に配信することができ
る。
【0048】また、他の発明の広告配信装置は、所定の
ターゲットに絞り込みを行うための各種要素を管理する
広告作成要素管理部と、広告コンテンツを構成する広告
データを管理する広告データ管理部と、受信者が広告コ
ンテンツを閲覧した際にとられる視聴履歴、受信者が広
告コンテンツの配信を受けた際にとられる配信履歴、受
信者が広告コンテンツの配信を受けて当該広告コンテン
ツの閲覧動作を行いさらに広告コンテンツが当該広告配
信装置もしくは他の広告配信装置経由で広告コンテンツ
に関連するWEBサイトへの接続を行った際にとられる
配信履歴及び少なくとも1回以上上記広告コンテンツの
配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行い、さ
らにこの広告コンテンツが上記広告配信装置経由で上記
WEBサイトへの接続を行った受信者が上記WEBサイ
トへ接続し、この接続されたWEBサイトが売買サイト
である場合であって受信者が当該売買サイトを利用した
際に利用情報としてとられる売買履歴の4つの各履歴か
らなる収集情報の少なくとも1つ以上の履歴情報を管理
する収集情報管理部と、広告作成要素管理部で管理され
ている各種要素および収集情報管理部で管理されている
履歴情報を考慮し広告データ管理部から広告データを選
択して所定のターゲットに絞り込みを行った広告を1つ
以上有する広告コンテンツを作成する広告コンテンツ作
成部を備えたことを特徴としている。このため、所定の
ターゲットに対して最適な広告コンテンツを作成するこ
とができる。なお、これを受信者に対して配信するため
の装置は、内部に備えず専用線もしくは高速通信網等で
接続された別構成の装置であっても良いし、内部に備え
るように構成されていても良い。
【0049】また、他の発明の広告配信装置は、所定の
ターゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広
告コンテンツを高速通信網を介して受信者に配信するこ
とが可能な広告コンテンツ配信部を有することを特徴と
している。このため、最適な条件で絞り込みが行った広
告を1つ以上有する広告コンテンツを、受信者に対して
高速通信網を介して配信することが可能となる。なお、
広告コンテンツを作成するための装置は、内部に備えず
専用線もしくは高速通信網等で接続された別構成の装置
であっても良いし、内部に備えるように構成されていて
も良い。
【0050】また、他の発明の広告配信装置は、所定の
ターゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広
告コンテンツを高速通信網を介して受信者に配信し、受
信者が広告コンテンツを閲覧した際にとられる視聴履
歴、受信者が広告コンテンツの配信を受けた際にとられ
る配信履歴、受信者が広告コンテンツの配信を受けて当
該広告コンテンツの閲覧動作を行いさらに広告コンテン
ツが当該広告配信装置もしくは他の広告配信装置経由で
広告コンテンツに関連するWEBサイトへの接続を行っ
た際にとられる配信履歴及び少なくとも1回以上上記広
告コンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧
動作を行い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信
装置経由で上記WEBサイトへの接続を行った受信者が
上記WEBサイトへ接続し、この接続されたWEBサイ
トが売買サイトである場合であって受信者が当該売買サ
イトを利用した際に利用情報としてとられる売買履歴の
4つの各履歴からなる収集情報の少なくとも1つ以上の
履歴情報を管理する収集情報管理部を備えたことを特徴
としている。
【0051】そのため、広告コンテンツを作成する上で
重要となる各履歴情報を一元的に収集しこれらを管理す
ることができるため、その後の情報の整理が容易とな
る。なお、広告コンテンツを作成するための装置や作成
された広告コンテンツを受信者に配信するための装置
は、内部に備えず専用線もしくは高速通信網等で接続さ
れた別構成の装置であっても良いし、内部に備えるよう
に構成されていても良い。
【0052】また、他の発明の広告配信装置は、受信者
に対し高速通信網を介して広告コンテンツを配信する広
告配信装置において、所定のターゲットに絞り込みを行
うための各種要素を管理する広告作成要素管理部と、広
告コンテンツを構成する広告データを管理する広告デー
タ管理部と、受信者が広告コンテンツを閲覧した際にと
られる視聴履歴、受信者が広告コンテンツの配信を受け
た際にとられる配信履歴、受信者が広告コンテンツの配
信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行いさらに
広告コンテンツが当該広告配信装置経由で広告コンテン
ツに関連するWEBサイトへの接続を行った際にとられ
る配信履歴及び少なくとも1回以上上記広告コンテンツ
の配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行い、
さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装置経由で上
記WEBサイトへの接続を行った受信者が上記WEBサ
イトへ接続し、この接続されたWEBサイトが売買サイ
トである場合であって受信者が当該売買サイトを利用し
た際に利用情報としてとられる売買履歴の4つの各履歴
からなる収集情報の少なくとも1つ以上の履歴情報を管
理する収集情報管理部と、広告作成要素管理部で管理さ
れている各種要素および収集情報管理部で管理されてい
る履歴情報を考慮し広告データ管理部から広告データを
選択して所定のターゲットに絞り込みを行った広告を1
つ以上有する広告コンテンツを作成する広告コンテンツ
作成部と、広告コンテンツを高速通信網を介して受信者
に配信することが可能な広告コンテンツ配信部とを備
え、広告コンテンツ作成部は、当該広告コンテンツ作成
部で作成された広告コンテンツを、広告コンテンツ配信
部内に元々備えている既存の広告コンテンツで上記ター
ゲットが一致するものもしくは一致しないものの中で任
意のものと入れ替えることにより、広告コンテンツ配信
部内の広告コンテンツの更新を行うことを特徴としてい
る。そのため、当該広告配信装置では、次々に各種履歴
を考慮して広告コンテンツの更新を行いこれを受信者に
配信することができる。
【0053】また、他の発明の広告配信装置は、受信者
に対し高速通信網を介して広告コンテンツを配信する広
告配信装置において、所定のターゲットに絞り込みを行
った広告を1つ以上有する広告コンテンツを作成する広
告コンテンツ作成部と、広告コンテンツを構成する広告
データを管理する広告データ管理部と、広告コンテンツ
を高速通信網を介して受信者に配信することが可能な広
告コンテンツ配信部と、広告データ管理部内及び高速通
信網を介してあるいは介さず当該広告配信装置に接続さ
れている他の広告配信装置内の少なくともいずれか一方
から広告データを検索して抽出する検索部とを備え、受
信者が当該広告配信装置に検索要求を出すと、検索部が
検索要求に基づいて検索し抽出した広告データを基に、
広告コンテンツ作成部が新たな広告コンテンツを作成
し、この作成された広告コンテンツが広告コンテンツ配
信部より受信者に配信されることを特徴としている。
【0054】そのため、受信者は、自分の所望する分類
等をキーボード入力やボタン選択等により選択すれば、
この選択されたキーワード等に合致する広告データを有
する広告コンテンツが作成され、これを閲覧することが
できる。従って、受信者が当該広告配信装置に対して、
より主体的な動作を起こすことができ、利便性が向上す
る。
【0055】また、他の発明の広告配信装置は、受信者
に対し高速通信網を介して広告コンテンツを配信する広
告配信装置において、所定のターゲットに絞り込みを行
った広告を1つ以上有する広告コンテンツを作成する広
告コンテンツ作成部と、広告コンテンツを構成する広告
データを管理する広告データ管理部と、広告コンテンツ
を高速通信網を介して受信者に配信することが可能な広
告コンテンツ配信部と、広告データ管理部内及び高速通
信網を介してあるいは介さず当該広告配信装置に接続さ
れている他の広告配信装置内の少なくともいずれか一方
から広告データを検索して抽出する検索部とを備え、こ
の検索部が検索開始命令により広告データの検索及び抽
出を開始し、さらに広告コンテンツ作成部がその抽出さ
れた広告データを基に新たな広告コンテンツを作成する
ことを特徴としている。そのため、検索部が検索開始命
令を受けると、検索内容に合致する広告データを有する
広告コンテンツが作成される。
【0056】また、他の発明の広告配信装置は、高速通
信網を介してあるいは介さず当該広告配信装置に接続さ
れている他の広告配信装置内から広告データを検索して
抽出する検索部を備えたことを特徴としている。そのた
め、接続関係にある他の広告配信装置内にある最適な広
告データを利用することができる。
【0057】また、他の発明の広告配信装置は、受信者
に対し高速通信網を介して広告コンテンツを配信する広
告配信装置において、所定のターゲットに絞り込むため
の各種要素を管理する広告作成要素管理部と、広告コン
テンツを構成する広告データを管理する広告データ管理
部と、受信者が広告コンテンツを閲覧した際にとられる
視聴履歴、受信者が広告コンテンツの配信を受けた際に
とられる配信履歴、受信者が広告コンテンツの配信を受
けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行いさらに広告コ
ンテンツが当該広告配信装置経由で広告コンテンツに関
連するWEBサイトへの接続を行った際にとられる配信
履歴及び少なくとも1回以上上記広告コンテンツの配信
を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行い、さらに
この広告コンテンツが上記広告配信装置経由で上記WE
Bサイトへの接続を行った受信者が上記WEBサイトへ
接続し、この接続されたWEBサイトが売買サイトであ
る場合であって受信者が当該売買サイトを利用した際に
利用情報としてとられる売買履歴の4つの各履歴からな
る収集情報の少なくとも1つ以上の履歴情報を管理する
収集情報管理部と、広告作成要素管理部で管理されてい
る各種要素および収集情報管理部で管理されている履歴
情報を考慮し広告データ管理部から広告データを選択し
て所定のターゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上
有する広告コンテンツを作成する広告コンテンツ作成部
と、この広告コンテンツ作成部で作成された広告コンテ
ンツを高速通信網を介して受信者に配信することが可能
な広告コンテンツ配信部と、広告データ管理部内及び高
速通信網を介してあるいは介さず当該広告配信装置に接
続されている他の広告配信装置内の少なくともいずれか
一方から広告データを検索して抽出する検索部とを備え
たことを特徴としている。
【0058】そのため、所定のターゲットに対して最適
な広告コンテンツを作成できると共に、それを受信者に
配信することができる。加えて、受信者は、自分の所望
する分類等をキーボード入力やボタン選択等により選択
すれば、この選択されたキーワード等に合致する広告デ
ータを有する広告コンテンツが作成され、これを閲覧す
ることができる。従って、受信者が当該広告配信装置に
対してより主体的な動作を起こすことができ、利便性が
向上する。
【0059】また、本発明の広告配信方法は、受信者に
対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信方法に
おいて、予め所定のターゲットに絞り込みを行った広告
を1つ以上有し、かつその広告と関連するWEBサイト
とリンク関係を有するアドレス部を有する広告コンテン
ツを高速通信網上に配置しておき、受信者の要求に基づ
いて、受信者に配信することを特徴としている。
【0060】また、他の発明の広告配信方法は、受信者
に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信方法
において、予め所定のターゲットに絞り込みを行った広
告を1つ以上有し、かつその広告と関連する他の広告コ
ンテンツとリンク関係を有するアドレス部を有する広告
コンテンツを高速通信網上に配置しておき、受信者の要
求に基づいて広告コンテンツを受信者に配信することを
特徴としている。
【0061】また、他の発明の広告配信方法は、受信者
に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信方法
において、広告データに管理情報を付加した広告コンポ
ーネントを1つ以上有し、広告を所定のジャンル、所定
のカテゴリー、所定のコンセプトの少なくともいずれか
1つで所定のターゲットに絞り込み、かつ任意の時間で
構成される広告コンテンツを受信者に対し配信するよう
にしたことを特徴としている。
【0062】また、他の発明の広告配信方法は、受信者
に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信方法
において、複数の受信者の視聴履歴、配信履歴及び売買
履歴の少なくとも一つに基づいた新たな広告コンテンツ
を自動的に作成し、これを高速通信網上に配置して受信
者の配信要求に基づいて配信することを特徴としてい
る。
【0063】また、他の発明の広告配信方法は、受信者
に対し高速通信網を介して広告を配信する広告配信方法
において、予め所定のターゲットに絞り込みを行った広
告を1つ以上有し、かつその広告と関連するWEBサイ
トとリンク関係を有するアドレス部を有する広告コンテ
ンツを受信者の配信要求に基づいて配信した際にその配
信履歴をとり、さらに受信者が広告コンテンツを閲覧し
た際にはその視聴履歴をとり、さらに受信者が広告コン
テンツを閲覧し加えてこの広告コンテンツが当該広告コ
ンテンツを配信する広告配信装置経由でWEBサイトへ
接続した際には配信履歴をとり、さらに少なくとも1回
以上上記広告コンテンツの配信を受けて当該広告コンテ
ンツの閲覧動作を行い、さらにこの広告コンテンツが上
記広告配信装置経由で上記WEBサイトへの接続を行っ
た受信者が上記WEBサイトへ接続し、この接続したW
EBサイトが売買サイトでかつ受信者がその売買サイト
を利用した際には売買履歴をとると共に、各履歴の少な
くとも1つ以上を広告コンテンツを作成する際に利用す
ることを特徴としている。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、本発明の広告配信システ
ム、広告コンテンツ及び広告配信装置ならびに広告配信
方法の第1の実施の形態を、図1から図11に基づいて
説明する。
【0065】なお、本発明の実施の形態の説明に先立
ち、本発明の主な特徴点についてその概要を説明する。
【0066】本発明の第1の特徴点は、受信者が自発的
に広告コンテンツ(この内容の詳細は後述)の配信を受
けることにある。従来の広告は、配信者が一方的に広告
を配信するか、バナー広告のようにユーザー(受信者)
がリンクを辿って所定のサイトや広告にたどり着くもの
であり、広告そのものの配信を受ける形式とはなってい
ない。
【0067】本発明の第2の特徴点は、広告コンテンツ
の中味が従来とは全く異なるものとなっている点であ
る。本発明における広告コンテンツは、その内部に他の
広告コンテンツにリンクしたり、所定のホームページに
リンクしたりするアドレス部を有している。このため、
この広告コンテンツの配信を受けると、受信者は、配信
を受けた広告コンテンツからネット上に配置される他の
広告コンテンツへ接続したり、所定のホームページやサ
イトに接続したりすることができる。
【0068】本発明の第3の特徴点は、広告コンテンツ
が所定のターゲットに対し精度良く絞り込まれたものと
することができる点である。従来の広告も、広告によっ
てはターゲットが絞り込まれているが、その絞り込みが
妥当であったか否かのチェックはできなかった。本発明
では、絞り込まれた広告コンテンツが受信者の配信要求
に基づいて配信されるとその配信履歴が記録されたり、
また、他の種類の履歴がとられることでターゲットの絞
り込みの精度が良くなる。
【0069】本発明の第4の特徴点は、広告コンテンツ
に関して各種の履歴をとることが可能になっている点で
ある。従来の広告は、流しっぱなし、受け取りっぱなし
がほとんどであり、効果等の把握のための各種のデータ
はほとんど取られていないか、もしくは非常な金額をか
けて別途追跡調査をして取得したりしていた。
【0070】本発明では、 受信者が広告コンテンツの配信を受けこれを閲覧した
際の視聴履歴、 受信者が広告コンテンツの配信を受けた際にとられる
配信履歴、 受信者が広告コンテンツの配信を受けこれを閲覧し、
さらに広告コンテンツを配信する広告配信装置経由でW
EBサイトに接続した際の配信履歴、 受信者が広告コンテンツの配信を受けこれを閲覧し、
さらに広告コンテンツを利用してWEBサイトに接続し
た場合であって、このWEBサイトが売買サイトであ
り、かつ受信者がこの売買サイトを利用した際にとられ
る売買履歴、の4種類の履歴をとることが可能となって
いる。
【0071】本発明の第5の特徴点は、この発明がイン
ターネット等のネット網のみならず、ケーブルテレビ、
衛星放送、携帯電話等の電話回線網等、種々の高速通信
網に適用できる等、適用範囲が広い点である。なお、適
用範囲が広いという意味では、本発明における広告コン
テンツの仕組みをテレビ番組に応用することもできる。
すなわち、例えば、30分番組を3分間ずつ10個の番
組コンテンツに分け、そのコンテンツの配信履歴や視聴
履歴をとることで番組の正確な視聴率等を取得すること
ができる。
【0072】図1は、上述した特徴を有する本発明の第
1の実施の形態の広告配信システムの全体を示したブロ
ック図である。図2は、本実施の形態の広告配信システ
ムを利用して配信する広告コンテンツとWEBサイトや
他の広告コンテンツとの接続関係を示したブロック図で
ある。図3は、本実施の形態の広告配信システムの一部
となる広告配信装置の構成の一例を示したブロック図で
ある。図4は、本実施の形態の広告配信システムの詳細
な全体構成及び当該広告配信システムを取り巻くインフ
ラ等について説明するためのシステム概要図である。
【0073】図5は、本実施の形態の広告配信システム
における広告コンテンツの構成を説明するためのブロッ
ク図である。図6は、本実施の形態の広告配信システム
の主要部となる広告コンテンツが他の広告コンテンツと
のリンク関係を備え、かつ各広告コンテンツ間が多階層
構造に配置される場合のレイヤについて説明するための
図である。図7は、本実施の形態の広告配信システムを
利用する受信者から見た、各広告コンテンツがそれぞれ
配置された各レイヤへのアクセスイメージを示した図で
ある。
【0074】図8は、本実施の形態の広告配信システム
による広告配信サービスを受ける受信者を取り巻く社会
環境について説明するための図である。図9は、本実施
の形態の広告配信システムを運用する際の各履歴等の情
報の流れや相互関係の仕組みを説明するためのブロック
図である。図10は、本実施の形態の広告配信システム
を用いて受信者へ配信する広告コンテンツを、受信者が
閲覧しかつWEBサイトに接続するまでの第1の配信履
歴及び視聴履歴の各履歴の収集等の動作フローを示した
ブロック図である。図11は、本実施の形態の広告配信
システムを用いて受信者へ配信する広告コンテンツを、
受信者が閲覧しかつWEBサイトに接続した後の第2の
配信履歴及び売買履歴の各履歴の収集等の動作フローを
示したブロック図である。
【0075】本発明の第1の実施の形態の広告配信シス
テムの主な構成要素は、高速通信網2に接続された広告
配信用WEBサーバー(以下、広告配信装置という)1
と、高速通信網2に接続されると共に広告コンテンツ7
がリンクするWEBサイト3aが保存されているサイト
用WEBサーバー3と、高速通信網2を介して広告配信
装置1から広告コンテンツ7の配信を受ける受信者5が
使用する受信装置4となっている。なお、サイト用WE
Bサーバー3と受信装置4とは、それぞれ多数存在する
が、図1では代表してそれぞれ1つずつを示す。
【0076】広告配信装置1は、この広告配信システム
の管理者である広告配信会社6が、広告コンテンツ7の
運用管理を行うものである。より具体的には、高速通信
網2に接続された広告配信装置1には、当該広告配信会
社6へ自社広告用のWEBサイト3aの運用を依頼する
依頼主となる広告主10(図4参照)の広告や、広告配
信会社6自身の広告等、種々雑多にある広告を所定のタ
ーゲットに絞り込んでまとめた広告コンテンツ7が配置
される。そして、各広告コンテンツ7は、新規作成もし
くは更新されると共に、受信者5が閲覧可能となるよう
に広告配信装置1に保存される。
【0077】上述したように、広告配信会社6は当該広
告配信装置1を利用して、予め所定のターゲットに絞り
込みを行った広告を1つ以上有する広告コンテンツ7を
新規に作成したり、あるいは既に高速通信網2上に配置
している既存の広告コンテンツ7に新たな広告を追加/
古い広告を削除(以下、広告コンテンツ7の更新とい
う)し、これらを高速通信網2上に配置する。
【0078】高速通信網2は、インターネットへの接続
を高速イーサーネット等の高速通信網で行うものやケー
ブルテレビにおける高速通信網等を指している。サイト
用WEBサーバー3は、上述の広告配信会社6に自社広
告の運用を依頼した広告主10のWEBサイト等のサイ
トであって広告コンテンツ7がリンクするWEBサイト
3aを格納している。なお、サイト用WEBサーバー3
は、特に、上述の広告主10が所有するものもしくは管
理するものとは限らない。受信装置4は、高速通信網2
に接続されるパソコン、テレビ、各種の携帯端末等とな
っている。
【0079】なお、WEBサイト3aとは、インターネ
ット等のネット網上に置かれる全てのサイトを指し、売
買行為や役務提供を行うための売買サイトと、このよう
な売買サイト以外の他の全てのサイト(以下、情報サイ
トという)とに分かれる。ここでいう売買サイトとは、
高速イーサーネット網等で構成された高速通信網2を利
用して、商品や情報やサービスなどを売買したり提供し
たりすることを前提(目的)としたWEBサイト3aを
指す。なお、直接、オンライン売買が出来なくとも、他
の手段を利用して売買が成立するもの、例えば引換券が
発行され、その引換券を現実の商店に持ち込むことで商
品を入手できるようなものは全て売買サイトに該当す
る。情報サイトは、売買サイト以外のサイト全てが該当
する。例えば、ニュースやドキュメント番組、あるいは
チャットを行えるサイトやテレビ電話を行えるサイトな
どもこれに含まれる。
【0080】図1を利用してこの広告配信システムの概
要を説明する。受信者5は、受信装置4を利用して広告
コンテンツ7の配信要求を広告配信装置1に対し行う。
すると、広告配信装置1は、高速通信網2を介して受信
装置4へ広告コンテンツ7の配信を行う。なお、配信さ
れる広告コンテンツ7は、所定のターゲットに絞り込み
を行った広告(詳細は後述)であって、所定のターゲッ
トユーザー向けに作成/更新されたものとなっている。
【0081】そして、図2(A)に示すように、その配
信を受けた広告コンテンツ7に上述したWEBサイト3
aへのリンク関係が書き込まれているアドレス部が含ま
れている場合は、受信者5は当該広告コンテンツ7を配
信する広告配信装置1経由でそのWEBサイト3aへの
接続ができる。また、図2(B)に示すように、その配
信を受けた広告コンテンツ7に他の広告コンテンツ7へ
のリンク関係が書き込まれたアドレス部が含まれている
場合は、受信者5は当該広告コンテンツ7を配信する広
告配信装置1経由で他の広告コンテンツ7の配信を受け
ることができる。
【0082】図1に示される広告配信装置1の詳細な構
成を図3に示す。広告配信装置1は、所定のターゲット
に絞り込むための各種要素を管理する広告作成要素管理
部11と、広告コンテンツ7を構成する各種広告データ
55(図5参照)を蓄積しこれを管理する広告データ管
理部12と、視聴履歴や配信履歴や売買履歴を収集しこ
れらの収集情報を管理する収集情報管理部13と、各種
の作成要素や各種の収集情報を基に最適な広告データ5
5を選択して広告コンテンツ7を作成する広告コンテン
ツ作成部14と、作成した広告コンテンツ7をその内部
に備え、これを高速通信網2を介して受信者5の受信装
置4に配信すると共に配信履歴を記録することが可能な
広告コンテンツ配信部15とを備えている。
【0083】広告作成要素管理部11で管理することと
なる所定のターゲットに絞り込むための各種要素とは、
当該広告コンテンツ7のターゲットとなるユーザーグル
ープが属する特定市場の市場動向情報や、このユーザー
グループが属するさらに大枠の市場の方向性情報や、依
頼主となる広告主10の意志決定等を指す。また、広告
データ管理部12が蓄積し管理する広告データ55は、
静止画像や動画像からなるデータや、音声データ等、各
種の広告を表示するためのデータからなる。
【0084】また、広告配信装置1の収集情報管理部1
3が収集する視聴履歴とは、受信者5が広告コンテンツ
7の配信を受け、その広告コンテンツ7を受信装置4で
閲覧した際にとられる履歴のことをいう。この視聴履歴
は、受信装置4側で記録するようになっている。そし
て、その記録された視聴履歴は、受信装置4から広告配
信装置1の収集情報管理部13に送られて、収集情報管
理部13で管理されることとなる。
【0085】また、広告配信装置1の収集情報管理部1
3が収集する配信履歴には、広告コンテンツ7を広告配
信装置1から受信者5の受信装置4に配信した際に広告
配信装置1によってとられる履歴と、配信した広告コン
テンツ7のアドレス部に書き込まれたリンクを利用して
当該広告コンテンツ7とリンク関係を有するWEBサイ
ト3aに接続した際に広告配信装置1によってとられる
履歴とがある。これらの配信履歴は、広告コンテンツ配
信部15が記録し、その記録した配信履歴は収集情報管
理部13に送られ、収集情報管理部13で管理されるこ
ととなる。
【0086】また、広告配信装置1の収集情報管理部1
3が収集する売買履歴とは、配信された広告コンテンツ
7が広告配信装置1経由で当該広告コンテンツ7とリン
ク関係を有するWEBサイト3aに接続した場合、また
は少なくとも1回以上広告配信装置1経由でWEBサイ
ト3aに接続した受信者5が例えば2回目以降等の接続
において広告配信装置1を経由しないで直接的にWEB
サイト3aに接続した場合であって、この接続したWE
Bサイト3aが売買サイトである場合に、受信者5がそ
の売買サイトを利用した情報を記録したものである。こ
の売買履歴は、売買サイト側でとられ、何らかの方法で
売買サイトから広告配信装置1の収集情報管理部13に
送られ、収集情報管理部13で管理されることとなる。
なお、ここでいう売買サイトの利用とは、オンライン売
買やその他の方法による売買行為そのものだけではな
く、例えば、見積もり依頼や商品カタログの閲覧請求
等、売買に関連する行為等も含むものとする。
【0087】なお、本実施の形態では、広告コンテンツ
7を受信者5の受信装置4に配信した際にとられる履歴
と、配信した広告コンテンツ7が上述の広告配信装置1
経由で当該広告コンテンツ7とリンク関係を有するWE
Bサイト3aに接続した際にとられる履歴からなる2種
類の配信履歴を、広告コンテンツ配信部15が記録する
ようになっているが、広告コンテンツ配信部15は2種
類の配信履歴のうちのいずれか一方のみを記録するよう
にしても良い。
【0088】また、本実施の形態では、上述の視聴履歴
は受信装置4で記録され、売買履歴はWEBサイト3a
で記録され、それらが共に広告配信装置1の収集情報管
理部13へ直接送られるように構成されている。しか
し、これらは広告配信装置1の他の部を経由して収集情
報管理部13へ送られるようにしても良い。
【0089】また、本実施の形態では、収集情報管理部
13が、上述の視聴履歴、および広告コンテンツ7を受
信者に配信した際にとられる履歴と、配信した広告コン
テンツ7が上述の広告配信装置1経由で当該広告コンテ
ンツ7とリンク関係を有するWEBサイト3aに接続し
た際にとられる履歴からなる2種類の配信履歴ならびに
上述の売買履歴の4つの履歴の全てを収集し管理するよ
うに構成されているが、たとえば、上述の4つの履歴の
うちの1つのみ、あるいは2つもしくは3つを収集管理
するようにしても良い。
【0090】広告コンテンツ作成部14では、収集情報
管理部13から視聴履歴等の収集情報を受け取り、これ
らの収集情報と広告作成要素管理部11で管理された市
場動向情報等の各種要素とを考慮して、所定のターゲッ
トの絞り込みが行われた広告コンテンツ7の作成が行わ
れる。すなわち、所定のターゲットに合うような広告デ
ータ55を広告データ管理部12から抽出し組み合わせ
て所定のターゲットに絞り込まれた広告コンテンツ7を
作成する。なお、ターゲットの絞り込みは、所定のジャ
ンル、所定のカテゴリー、所定のコンセプトの少なくと
も1つに基づいて行われる。このようにして構成された
広告コンテンツ7は、広告コンテンツ配信部15から高
速通信網2を介して受信者5の受信装置4に配信され
る。
【0091】次に、リンク関係が書き込まれたアドレス
部を有すると共に視聴履歴等を収集するようにプログラ
ムされた、従来とは全く異なる広告コンテンツ7、及び
この広告コンテンツ7全体を作成する機能を有する広告
配信装置1を備えた広告配信システムの詳細な構成およ
びこのシステムを動かすためのインフラについて説明す
る。図4は、本発明の第1の実施の形態の広告配信シス
テムの詳細な全体構成及び当該広告配信システムを取り
巻くインフラ等について説明するためのシステム概要図
である。
【0092】図1に示したと同様に、広告配信装置1、
WEBサイト3aが格納されたサイト用WEBサーバー
3及び受信者5の受信装置4は、高速インターネット網
で構成された高速通信網2に接続されている。また、こ
の広告配信システムにおいて広告配信装置1の一部を構
成する放送会社8や広告配信会社6が、図4に示すよう
に、高速通信網2に接続されている。
【0093】なお、高速インターネット網とは、衛星、
高速無線LAN、高速LANなど含むイーサネット(登
録商標)網に代表される高速なネットであって、インタ
ーネットに接続されるネット網のことをいう。本実施の
形態におけるイーサネットの速度は、ファーストイーサ
ネット、ギガビットイーサネット、テラビットイーサネ
ット又はそれ以上のイーサネットを想定している。
【0094】また、受信者5の受信装置4は、いわゆる
インターネット機器であって、インターネットに接続で
き、画像表示機器を含む入出力装置である。例として
は、BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上波デジ
タル放送等のデジタル放送をデジタル放送会社61から
受信可能なデジタル放送受像用テレビ41、携帯電話会
社62との間で音声データ、文字データ、画像データ等
を送受信可能な携帯電話(図示省略)や次世代携帯電話
42、ケーブルテレビ会社63に専用線65により接続
されたケーブルテレビ放送受像用のテレビ43、インタ
ーネットテレビ受像器44、この広告配信システムのた
めに開発された専用機45、パーソナルコンピュータ4
6、などである。なお、次世代携帯電話42とは、高速
通信機能と大量画像を高速に処理できる機能を有する携
帯電話を想定している。
【0095】また、専用機45とは、インターネット網
に接続して、広告情報や広告番組を配信するかあるいは
双方向サービスを行うことができるこの広告配信システ
ム専用機のことである。例としては、店舗内や野外や電
車内などに設置して広告サービスなどを行う機器等のこ
とを想定している。
【0096】放送会社8とは、この広告配信システムで
は、広告配信装置1の一部の機能を担うものであり、広
告コンテンツ7を含む各種データを受信装置4に配信す
る。この放送会社8は、受信者5に画像や音声やその他
の情報を配信または双方向サービスをしている会社の総
称でもあり、具体的には、上述したようにデジタル放送
会社61や携帯電話会社62やケーブルテレビ会社63
等が含まれる。
【0097】なお、図4に示すように、広告配信会社6
に当該広告配信システムを利用した広告の運用を依頼す
る依頼人は、広告主10もしくは広告代理店10aとな
る。すなわち、広告主10とは、広告を行いたい人また
は企業であり、例えば、情報サイトや売買サイトで構成
されたWEBサイト3aにおいて実施する自社広告の運
用を広告配信会社6に依頼する人又は企業等を指す。な
お、広告代理店10aとは、広告商社のことである。ま
た、図4中に示された制作会社10bとは、広告主10
や広告代理店10aあるいは広告配信会社6等の依頼を
受けて、実際の広告(広告画像やその他の広告データ
等)情報を作成する企業のことである。
【0098】次に、広告コンテンツ7について、図5お
よび図6に基づいて詳述する。
【0099】最初に、上述した広告配信装置1で作成さ
れる広告コンテンツ7の機能概要を説明する。すなわ
ち、広告コンテンツ7は、明確なターゲットユーザーを
持ち、広告を行う対象マーケットに適するように構成さ
れる。広告コンテンツ7は、広告データ55に管理情報
56が付加された1つの広告としての最終単位である広
告コンポーネント54を1つ以上持ち、所定のジャン
ル、所定のカテゴリー、所定のコンセプトの少なくとも
いずれか1つに分類化されて所定のターゲットに絞り込
まれ、任意の時間で構成されている。
【0100】なお、広告コンポーネント54は、所定の
WEBサイト3a等へのアクセスを実現するアドレス部
を有している。また、広告コンポーネント54は、その
WEBサイト3a等のアドレスへの接続要求イベント
(プログラム)を有している。広告コンテンツ7は、こ
のアドレス部と接続要求イベント(プログラム)が動作
することにより、広告コンテンツ制御部59の動作を開
始させ、この広告コンテンツ制御部59の制御により他
のWEBサイト3a等へリンクできるようになってい
る。なお、広告コンポーネント54のアドレス部は、図
5に示す管理情報56に配置され広告コンポーネント制
御部57の接続要求イベント(プログラム)によって制
御される。この実施の形態では、このような動作を行う
ように構成したが、広告コンテンツ制御部59の制御を
介さずにアドレス部と接続要求イベント(プログラム)
が直接にWEBサイト3a等への接続を行うようにプロ
グラムされていても良い。
【0101】また、広告コンテンツ7は、配信日時等、
視聴した広告、最後に視聴した広告などの各種情報を保
存する機能をもっている。また、広告コンテンツ7は、
受信者5が閲覧する広告コンテンツ7を随時最新広告に
する機能(=更新機能)を持っている。なお、更新機能
としては、受信者5が自動的に更新するか、あるいは更
新しようとしている際に受信者5にその是非の問い合わ
せをするか、さらには受信者5が自ら更新するという選
択をした時のみ更新をするか、を受信者5が選択可能と
なっていることもその機能の一つである。
【0102】なお、上述したような機能を有する広告コ
ンテンツ7は、1つの広告コンポーネント54で構成さ
れる場合や多数の広告コンポーネント54で構成される
場合がある。なお、図6は、そのような場合を想定した
図となっているが、広告コンテンツ7が備える広告コン
ポーネント54は1つでも良い。
【0103】また、広告コンテンツ7は、1つ以上の他
の広告コンテンツ7とのリンク関係を持つこともでき
る。そして、リンク関係にある各広告コンテンツ7間が
階層式に配置される関係となり、それぞれの広告コンテ
ンツ7は多階層構造のいずれかの階層に配置することが
できる。すなわち、各広告コンテンツ7は、他の広告コ
ンテンツ7とのリンク関係を示すアドレス部が配置され
ただけであるが、受信者5側からみると各広告コンテン
ツ7が多階層構造に配置されるイメージとなる。なお、
広告コンテンツ7が複数のアドレス部を持つ場合、それ
らを各広告コンポーネント54に1つずつ持たせるよう
にしても良いし、1つの広告コンポーネント54に複数
のアドレス部を持たせるようにしても良い。
【0104】図6に、各広告コンテンツ7が多階層構造
に配置され、上層階に配置された広告コンテンツ7がそ
の下の層に配置された複数の広告コンテンツ7とリンク
関係を有し、かつ最下層に配置される広告コンテンツ7
が多数の広告コンポーネント54から形成されていると
いうイメージを示した、各広告コンテンツ7のレイヤを
示す。図6に示すように、各広告コンテンツ7は、多階
層構造のいずれかの階層に配置されている。すなわち、
上層階に配置された広告コンテンツ7のいずれかには、
その下の層に配置された広告コンテンツ7とリンク関係
を有するアドレス部が備えられている。上層階に配置さ
れた広告コンテンツ7は、比較的大きな概念でくくられ
る。これに比べて、下層に配置された広告コンテンツ7
は、比較的小さな概念でくくられる。このため、受信者
5は上層階に配置された広告コンテンツ7のうち、下層
の広告コンテンツ7へのリンク関係を有するものの配信
を受けると、この広告コンテンツ7からその下の階層
へ、概念を絞り込みながら移動することが行えるように
なっている。
【0105】なお、以下の説明では、各レイヤ毎にその
層に配置された広告コンテンツ7単体にそれぞれ名称を
付けて説明するが、各レイヤに存在する広告単体は、い
ずれも本発明でいう広告コンテンツ7となる。すなわ
ち、以下に説明する広告チャンネル51、広告コンテン
ツ・セレクション52も、また最下層に位置する基本広
告コンテンツ53も全て広告コンテンツ7となる。
【0106】なお、各階層に配置された各広告コンテン
ツ7の中には、当該広告コンテンツ7と関連するWEB
サイト3aとリンク関係を有するアドレス部もしくは他
の広告コンテンツ7とリンク関係を有するアドレス部の
いずれか一方もしくは双方をもったものが存在する。言
い換えると、全てが上述のアドレス部を有する広告コン
テンツ7の場合もあるし、一部に上述のアドレス部を全
く持っていないものが存在する場合もある。上述のアド
レス部を有する広告コンテンツ7は、そのアドレス部を
利用してリンク関係となっている他の広告コンテンツ7
やWEBサイト3aへの移動が可能となっている。
【0107】図6において最上層階に示した広告情報チ
ャンネル層51aは、上述した放送会社8(図4参照)
が設定した広告を専用に扱う広告チャンネル51が配置
された層であり、この広告情報チャンネル層51aの広
告チャンネル51からその下層に位置する広告コンテン
ツ・セレクション層52aへの移動ができる。すなわ
ち、1つの広告チャンネル51を受信者5が選択して配
信を受けると、その広告チャンネル51内にはその下層
の広告コンテンツ・セレクション52へリンク関係を有
するアドレス部が複数配置されており、それらの一つを
受信者5が選択すると、受信者5はその選択した広告コ
ンテンツ・セレクション52の配信を受けることとな
る。なお、放送会社8は、広告チャンネル51を用いず
に独自の方法で広告コンテンツ・セレクション52との
リンク関係を有する番組等を広告情報チャンネル層51
aに配置しても良い。
【0108】また、同様に、広告コンテンツ・セレクシ
ョン層52aからその下層となる最下層に位置する基本
広告コンテンツ層53aへの移動ができる。なお、図6
においては、最下層の基本広告コンテンツ53の下層に
広告コンポーネント54が配置され、さらにその下層に
広告データ55が配置しているように示されているが、
これらは下層に配置されているのではなく基本広告コン
テンツ53が有するものと位置づけることができる。加
えて、上述したように、広告チャンネル51および広告
コンテンツ・セレクション52も、この図6における広
告コンポーネント54及び広告データ55を備えた広告
コンテンツ7の一つである。
【0109】広告チャンネル51は、例えば、受信者5
が使用する受信装置4の表示画面にマルチウインドウの
ような形で表示されるようになっており、受信者5がそ
の番組選択画面60(図6参照)に配置された複数の広
告チャンネル51のうちの任意の1つを選択することに
より、複数の広告コンテンツ・セレクション52とリン
ク関係を有するアドレス部を備えた広告チャンネル51
に接続される。
【0110】そして、受信者5が、この広告チャンネル
51のうちのいずれかの広告コンテンツ・セレクション
52を選択することにより、複数の基本広告コンテンツ
53とリンク関係を有するアドレス部を備えた広告コン
テンツ・セレクション52に接続される。そして、さら
に広告コンテンツ・セレクション52のうちの所定の基
本広告コンテンツ53を選択することにより、所望の基
本広告コンテンツ53の閲覧が可能となる。
【0111】なお、広告コンテンツ7の中には、下層階
に配置された他の広告コンテンツ7にリンクされるアド
レス部ではなく、同層階もしくは上層階に配置された他
の広告コンテンツ7にリンクされるアドレス部を持たせ
たものが存在していても良い。このように、いずれかの
階層に配置された少なくとも1つ以上の広告コンテンツ
7に、WEBサイト3aや他の広告コンテンツ7とリン
ク関係を有するアドレス部が設けられるように構成する
のが好ましいが、他へのリンク関係を有しないような広
告コンテンツ7を上述の多階層構造の中に混入させた
り、多階層構造とせずリンク関係を有しない広告コンテ
ンツ7のみとしても良い。
【0112】ここで、上述した広告コンテンツ7のアク
セスレイヤ及びその運用管理についてさらに説明する。
受信者5は、複数の広告コンテンツ7の中から選択、ま
たは特定の広告コンポーネント54を指定するなど複数
のアクセス経路を介して広告情報を受けられる。図7に
は、それを実現する各レイヤへのアクセスイメージが示
されている。
【0113】上述したように広告チャンネル51とは、
デジタル放送会社61やケーブルテレビ会社63が回線
として広告情報を専用に扱うチャンネルを開設した場合
のチャンネルを示す。本実施の形態で、受信者5がデジ
タル放送会社61やケーブルテレビ会社63経由で広告
コンテンツ7の配信を受けるという行為は、広告情報を
専門に扱うチャンネルである広告情報チャンネル層51
aから所定の広告チャンネル51をまず選択することに
始まる。
【0114】なお、この広告チャンネル51の配信を受
けるという行為だけでも、広告コンテンツ7の配信を受
ける行為に相当するが、さらに下層に移動しながら次々
とその下層の広告コンテンツ7(広告コンテンツ・セレ
クション52や基本広告コンテンツ53を意味する)の
配信を受けることをも広告コンテンツ7の配信を受ける
行為という。すなわち、一般的なTVチャンネルの一つ
の形態として、この広告情報だけを専用に扱うチャンネ
ル層が存在し、その中の広告チャンネル51自体または
この広告情報チャンネル層51a全体を広告コンテンツ
7と考えても良い。
【0115】また、広告コンテンツ・セレクション52
とは、所定のジャンル、カテゴリー、コンセプト等によ
って絞り込みが行われたものであり、その絞り込みの内
容に関連づけられた少なくとも1つ以上の基本広告コン
テンツ53とリンク関係を有するものである。なお、広
告コンテンツ・セレクション52は、ジャンル、カテゴ
リー、コンセプト等のうちのいずれか1つで絞り込みが
行われたものでも良いし、ジャンル、カテゴリー、コン
セプトのうちの複数を組み合わせて絞り込みが行われた
ものであっても良い。受信者5は、このサービスによ
り、所定のジャンル等によって絞り込まれた複数の広告
コンテンツ・セレクション52から自分の希望に沿った
広告コンテンツ・セレクション52の選択が可能とな
る。
【0116】また、最下層に配置される基本広告コンテ
ンツ53は、上述したように1つ以上の広告コンポーネ
ント54から構成され、所定のジャンル、カテゴリー、
コンセプトの少なくともいずれか1つ(複数を組み合わ
せた場合もある)によって分類化された、所定の広告情
報量を持った広告番組の最小単位を示している。なお、
本実施の形態では、最下層に配置される基本広告コンテ
ンツ53は、少なくとも1つ以上のWEBサイト3aへ
リンク関係を有するアドレス部を有するように構成され
ており、受信者5は、当該基本広告コンテンツ53の配
信を受けると、当該基本広告コンテンツ53を配信する
広告配信装置1経由でWEBサイト3aへの接続をさせ
ることができるようになっている。
【0117】また、図5に示すように、広告コンポーネ
ント54は、広告データ55に管理情報56を付加した
データであり、その管理情報56には、サイトアドレス
および制御データなどが含まれる。この管理情報56と
広告データ55は、広告コンポーネント制御部57によ
って制御される。また、広告コンポーネント制御部57
には、視聴率を管理する視聴率管理プログラム57aが
格納されている。なお、視聴率管理プログラム57a
は、この広告コンポーネント制御部57内に加え、広告
コンテンツ制御部59にも分割して配置するようにして
も良い。
【0118】なお、図6及び図7においては、この広告
コンポーネント54は、最下層に配置された基本広告コ
ンテンツ53に属するように記載されているが、上述の
広告チャンネル51や広告コンテンツ・セレクション5
2にも同様に広告コンポーネント54は備えられてい
る。なお、広告コンポーネント54が1つのみで基本広
告コンテンツ53や広告コンテンツ・セレクション52
や広告チャンネル51を構成する場合も存在する。
【0119】次に、上述した広告配信システムの主な各
構成部の機能について詳細に説明する。
【0120】上述した広告配信装置1の主な機能は、広
告コンテンツ7を作成及び更新すると共に、これらを受
信者5に配信することにある。受信者5に配信する広告
コンテンツ7には、それぞれ明確なターゲットユーザー
層が設けられている。すなわち、各広告コンテンツ7の
特徴は、的確なターゲットユーザの絞り込みを狙った明
確なジャンルやカテゴリーやコンセプトに関連付けられ
た能動的(ダイレクト)な広告構成を持つことである。
加えて、広告コンテンツ7は、広告主10が持つターゲ
ットユーザの意向、マーケット動向情報、さらに大枠の
市場の方向性情報(トレンド)、広告主10の意志決定
が考慮された広告構成となっている。
【0121】広告配信装置1によって作り出される広告
コンテンツ7が提供する広告情報サービスは、受信者5
と、例えば広告主10の広告用のWEBサイト3aとな
る売買サイトや情報サイトとをつなぐための広告媒体と
して、広告コンテンツ7を利用してもらうことを目的と
している。
【0122】この広告情報サービスの特徴は、広告配信
装置1の持つ、上述した視聴履歴、配信履歴、売買履歴
を収集する機能を利用して、現状の広告宣伝効果を定量
的に評価できることにある。なお、広告配信装置1が持
つ広告作成機能の中に、例えば、上述したような各種情
報を収集することによりその収集情報を利用して自動的
に広告コンテンツ7を作成する機能を持たせても良い。
このような自動作成機能を持たせると、新たにマーケッ
トを創出したり、またはターゲットの絞込みを行ったり
して、広告コンテンツ7が自動的に作成される。
【0123】また、さらに、自動作成機能の中に、検索
機能を持たせても良い。このような検索機能を持たせる
と、受信者5が視聴したい広告を自分で能動的に検索す
れば、その検索結果が反映された新たな広告コンテンツ
7が作成される。そして、受信者5は、その自分で検索
したことにより作成された広告コンテンツ7を閲覧する
ことができる。具体的には、所定のジャンルやカテゴリ
ーやコンセプト等をキーワード入力するかあるいは検索
ボタンの選択等を行うことにより、その検索結果を広告
コンテンツ7として閲覧できる。すなわち、「検索す
る」という能動的な行為を取り入れることにより、より
積極的な(目的意識を持った)ユーザーの取り込みが可
能となる。
【0124】なお、上述した広告配信装置1が有する特
徴は、所定のターゲットに絞り込みを行った広告データ
55を1つ以上有する広告コンテンツ7を、高速通信網
2上に配置された広告配信装置1によって、受信者5に
配信することがベースとなっている。このため、上述し
た付加的な各機能(自動作成機能や当該機能中の検索機
能)を保有していない場合にも、十分に本来の機能、本
来の効果を発揮するものである。自動作成機能や当該機
能中の検索機能は、このような特徴をさらに補足的に強
化したものであるという位置づけとなる。
【0125】次に、図5を用いて、広告コンテンツ7や
広告コンポーネント54と、この広告コンポーネント5
4等に対しての広告配信装置1の役割や機能の説明を行
う。
【0126】広告コンテンツ7は、上述したように、1
つの広告としての最終単位である広告コンポーネント5
4を複数持ち、任意の時間で構成されている。この広告
コンテンツ7は、広告コンテンツ7を視聴(動画、音声
などの「再生」「停止」「早送り」「後戻り」「スキッ
プ」などをさせる機能を含む)させるための機能を有し
ている。この機能は、広告コンテンツ7の中の広告コン
テンツ制御部59に設けられている。
【0127】広告コンポーネント54は、1つで1つの
広告を表現する場合もあるし、複数個で1つの広告を表
現する場合もある。複数個の広告コンポーネント54で
1つの広告が構成される場合は、これらを連続的に一連
のものとして配信する必要があるが、このような制御は
広告コンテンツ制御部59で行われる。これによって、
受信者5は、複数の広告コンポーネント54で構成され
ているにも拘わらず、それらを連続的に表現された1つ
の広告であると認識することができる。
【0128】なお、このような広告コンテンツ7及び広
告コンポーネント54に関する構成は、特にその配信す
る情報を広告情報と限定する必要が無く、広告以外の情
報に関しても同様に適用できるものである。例えば、上
述の広告コンテンツ7に相当するものを情報番組コンテ
ンツとして存在させ、この情報番組コンテンツが1つの
情報としての基本単位である情報コンポーネントを複数
持つ構成としても良い。そして、このような情報番組コ
ンテンツを、例えばWEBテレビ等の受信装置で受信で
きるようにしても良い。
【0129】この情報番組コンテンツは、広告コンテン
ツ7の構成と同様、情報番組コンテンツを視聴(動画、
音声などの「再生」「停止」「早送り」「後戻り」「ス
キップ」などをさせる機能を含む)させるための機能を
有しており、この機能を制御する上述の広告コンテンツ
制御部59に相当する制御部を有した構成となってい
る。
【0130】なお、上述の情報コンポーネントも、1つ
で1つの情報番組を表現する場合もあるし、複数個で1
つの情報番組を表現する場合もある。複数個の情報コン
ポーネントで1つの情報番組が構成される場合は、これ
らを連続的に一連のものとして配信する必要があるが、
このような制御は上述の制御部で行われる。これによっ
て、受信者5は、複数の情報コンポーネントで構成され
ているにも拘わらず、それらを連続的に表現された1つ
の情報番組であると認識することができる。
【0131】具体的には、時間にして30分で構成され
る1つの情報番組を、時間にして3分ずつの単位に分割
された各情報コンポーネント10個で構成し、これらを
情報番組コンテンツ内の制御部で制御しながら次々に再
生する。これにより、受信者5は、連続した30分の情
報番組として閲覧することができる。なお、この情報番
組を構成する情報コンポーネントに、当該情報コンポー
ネントで構成された画像や音声等に関連する情報サイト
や売買サイト等のWEBサイト3aとリンク関係を有す
るアドレス部、すなわちサイトアドレスを設けたり、視
聴履歴や配信履歴等をとれる構成としても良い。これに
より、以上説明した情報番組コンテンツを配信する配信
装置経由でのWEBサイト3aへのアクセスや視聴率の
把握が可能となる。
【0132】なお、情報番組コンテンツの例を示して、
コンテンツ及びコンポーネントに関する構成について説
明したが、上述したようにこの構成は情報の種類を問わ
ない。すなわち、インターネット機器で受信できる情報
であれば、どのような種類でも上述した広告コンテンツ
7及び広告コンポーネント54と同様の形態で配信する
ことが可能である。また、上述した例では、情報コンポ
ーネントを構成するデータとして、画像及び音とした
が、データとしては画像もしくは音のいずれか一方でも
良い。加えて、画像は、静止画像でも動画像でも良い。
【0133】次に、広告コンテンツ7について詳細に説
明する。
【0134】広告コンテンツ7は、受信者5の受信装置
4の形態に応じて閲覧する仕方が異なるが、広告コンポ
ーネント54が有している広告データ55を閲覧して、
その後、その広告コンポーネント54からWEBサイト
3a又は他の広告コンテンツ7への接続を実現する機能
を有している。また、広告コンテンツ7は、当該広告コ
ンテンツ7を配信する広告配信装置1経由でのWEBサ
イト3aへの接続要求の選択機能や、配信日時の情報及
び視聴した広告データ55ならびに最後に視聴した広告
データ55などの情報を、管理情報56と広告コンテン
ツ制御部59の一方もしくは双方に保存させる機能を有
している。すなわち、広告コンテンツ7は、上述した機
能を実現するようにプログラムされている。
【0135】また、広告コンテンツ7は、受信者5の受
信装置4が視聴率管理プログラムを有していない場合に
この視聴率管理プログラムを配信し受信装置4に組み込
む機能、及び受信装置4に組み込まれた視聴率管理プロ
グラムの起動などを制御する機能を有している。
【0136】すなわち、この広告コンテンツ7は、受信
者5が自己の使用する受信装置4で当該広告コンテンツ
7の配信を受けこれを閲覧すると、その閲覧動作が視聴
履歴としてとられるようにプログラムされている。すな
わち、本実施の形態では、受信者5が当該広告コンテン
ツ7の配信を受け、これを閲覧した際に視聴履歴を受信
装置4の、例えばメモリーもしくはハードディスク等の
記憶手段に記録させるように、広告コンテンツ7がプロ
グラムされている。また、受信装置4に記録させた視聴
履歴を、受信装置4から広告配信装置1へ送信するよう
に、広告コンテンツ7がプログラムされている。なお、
これらを実現するための視聴率管理プログラム57aを
備えた広告コンポーネント制御部57は、広告コンポー
ネント54内に設けられ、視聴履歴を基にした視聴率デ
ータ59aは広告コンテンツ7内の広告コンテンツ制御
部59に設けられている。
【0137】なお、当該広告コンテンツ7の配信を受け
た後、この広告コンテンツ7の閲覧動作を所定時間以上
継続した場合に、視聴履歴をとるようにプログラムされ
る方が望ましい。配信を受けた後、すぐにWEBサイト
3aや他の広告コンテンツ7へ接続した場合は、当該広
告コンテンツ7にはそれ程興味を示していない場合が多
く、視聴履歴をとっても実状に沿っていないためであ
る。
【0138】なお、本実施の形態では、広告コンテンツ
7は、当該広告コンテンツ7を配信する広告配信装置1
経由でWEBサイト3aへの接続が行われた場合に、そ
の接続情報(接続先のサイトアドレス等の情報)を配信
履歴として記録するように設定されている。
【0139】また、本実施の形態では、当該広告コンテ
ンツ7を配信する広告配信装置1経由でWEBサイト3
aに接続し、さらにそのWEBサイト3aが売買サイト
であって、受信者5が当該WEBサイト3aを利用して
見積もり依頼や売買行為等を行った場合、その利用情報
を売買履歴として売買サイト側で記録するようになって
いる。そして、この売買履歴を、売買サイト側から広告
配信装置1へ何らかの方法にて送るようになっている。
しかし、この売買履歴の記録を広告配信装置1側に行わ
せるように、当該広告コンテンツ7がプログラムされて
いても良い。
【0140】一方、広告コンポーネント54の機能とし
ては、上述したように、受信者5が閲覧している広告コ
ンポーネント(動画、静止画、タイトル)54からのサ
イト接続を実現するサイトアドレス(上述のアドレス部
と同義語)とそのサイトアドレスへの接続要求イベント
(プログラム)を持っている。なお、広告コンポーネン
ト54が有するサイトアドレスは、1つではなく複数で
も良い。
【0141】広告コンポーネント54のデータ構造は、
図5に示すように、広告データ55に管理情報56を付
加したものであって、これらを制御する広告コンポーネ
ント制御部57を有している。管理情報56には、サイ
トアドレス、制御データ(広告データ管理番号などの広
告全般を管理する為の情報)などがある。広告データ5
5とは、広告そのものであって従来の(既存の)広告デ
ータのことを意味し、各データは動画像や静止画像や音
に関する情報等の少なくとも1つ以上から構成されてい
る。
【0142】そして、広告コンポーネント制御部57に
は、サイトアドレス接続要求イベント(プログラム)、
広告データ55と管理情報56を関連付けたり各プログ
ラムを起動させるプログラムや上述した視聴率管理プロ
グラム57a及び広告コンテンツ7内の広告コンテンツ
制御部59とのインターフェースなどがある。
【0143】そして、上述のようなデータ構成を備えた
広告コンポーネント54は、受信者5が閲覧している動
画、静止画、タイトル等で構成されている広告データ5
5を選択する行為により、広告データ55に関連付けら
れたWEBサイト3aへリンクできる機能を有してい
る。
【0144】なお、上述の広告コンテンツ7は、専用の
閲覧ソフトを受信装置4に配信しその専用閲覧ソフト
(専用ブラウザー)で閲覧させるようにしても良いし、
汎用の閲覧ソフト(汎用ブラウザー)で閲覧させるよう
にしても良い。また、専用ブラウザーで広告コンテンツ
7を閲覧した際は、その視聴履歴をとった後に専用ブラ
ウザーを広告配信装置1に送信するように、広告コンテ
ンツ7をプログラムしても良い。なお、専用ブラウザー
の配信を自動的とせず、その都度受信者5に配信して良
いか否かの意志確認を行うようにしても良い。また、視
聴履歴を収集しかつ送信するソフトの受信装置4への配
信は、専用ブラウザーの配信で一括してなされるように
しても良いし、当該配信とは別の配信としても良い。な
お、視聴履歴は、上述の専用ブラウザーを利用しなくて
も、汎用のブラウザーを利用して閲覧しても、受信装置
4側で取られ、それが広告配信装置1へ送られる。
【0145】なお、この広告コンテンツ7の形態として
は、上述したように広告主10が提供する広告を集めた
ものの他、例えば、当該広告コンテンツ7自体を宣伝す
るもの、当該広告コンテンツ7よりさらに上層に配置さ
れる広告コンテンツ7を宣伝するもの等も考えられる。
【0146】さらに、広告コンテンツ7の形態として
は、上述した広告チャンネル51以外のメディアを宣伝
するもの、例えば、デジタル放送番組の広告を行うよう
なものも考えられる。また、上述した広告配信装置1に
広告コンテンツ7の自動作成機能を持たせた場合に、そ
の自動作成機能を利用して自動的に作成された広告コン
テンツ7を広告するもの等も、広告コンテンツ7の形態
として考えられる。また、上述した広告配信装置1に自
動作成機能及び検索機能を持たせた場合、これらの各機
能を利用して受信者5の選択等によって検索され作成さ
れた広告コンテンツ7を広告するものも、広告コンテン
ツ7の一形態として考えられる。
【0147】上述した広告コンテンツ7は、従来のホー
ムページに形成されるバナー広告とは異なり、この広告
コンテンツ7全体が広告専用もしくはそのほとんどを広
告情報が占めるもので、しかも連続性のある動画もしく
は静止画等を駆使したものとなっている。そして、動画
もしくは静止画の所定のパートを選択すると、その部位
に関連のある商品群をラインナップさせたWEBサイト
3aや他の広告コンテンツ7に直接飛んだり、あるいは
各広告コンテンツ7間が多階層構造にリンク関係を有し
た構造となっており、ジャンルやカテゴリーやコンセプ
ト等をさらに絞った下層の広告コンテンツ7を配信する
広告配信装置1に接続したりできるようになっている。
【0148】この広告コンテンツ7が有する広告コンポ
ーネント54に設けられた管理情報56には、各WEB
サイト3a(売買サイトもしくは情報サイト)のアドレ
ス、すなわちサイトアドレス、制御データ及び視聴率を
管理する管理プログラム等を付加したデータが設けられ
ており、受信者5がアドレス部を選択動作するとこれら
のデータが配信履歴情報として送信されるようになって
いる。
【0149】なお、上述の条件に合わせ、広告コンテン
ツ7は、所定のジャンル、所定のカテゴリー、所定のコ
ンセプトに分類化することによりターゲットを絞り込ん
だものとなっている。ジャンルで分類化した例として
は、車のディーラーのWEBサイト3aへアクセスする
ためのアドレス部を複数備えるような形態のもの等が考
えられる。すなわち、ジャンルによる分類化とは、商品
群(商品には情報やサービス等も含む)別に関連付けて
分類化することである。また、カテゴリーで分類化した
例としては、コンビニエンスストア内や電車内に設置さ
れる公共の受像器に表示させる広告群等が考えられる。
すなわち、カテゴリーによる分類化とは、商品群やサー
ビス内容等には特にこだわらないが、その配信する地域
(場所)や配信する時間に関連付けて分類化することで
ある。
【0150】また、コンセプトで分類化した例として
は、「30代の働く女性」や「20代独身男性の休日」
等が考えられる。すなわち、コンセプトによる分類化と
は、商品群等や分野等に関係なく、ターゲットとなるユ
ーザーをそのユーザーの視点や考え方に関連付けて分類
化することである。
【0151】いずれにしても、本発明の広告配信システ
ムにおける広告コンテンツ7は、以下に記述するような
手段を用いて、明確なターゲットユーザーを持つ特定の
市場(マーケット)に適するように作成もしくは更新さ
れていく。すなわち、漠然とした市場を、ジャンルやカ
テゴリーやコンセプトで分類化し、これを広告主10が
要求する考え方(意志決定)と合致させて広告コンテン
ツ7を作成していくこととなる。言い換えると、広告主
10のWEBサイト3aへアクセスするためのアドレス
部を、そのWEBサイト3aの分類に従って最適な広告
コンテンツ7に設けることである。なお、依頼を受けた
広告主10の考え方と合致する既存の広告コンテンツ7
がない場合には、新しい市場を開拓すべく新規の広告コ
ンテンツ7を創造する。
【0152】次に、当該広告配信システムを利用した広
告配信サービスを受ける受信者5について説明する。
【0153】受信者5とは、上述した受信装置4を利用
して上述した広告コンテンツ7の配信を受けることによ
り、当該広告配信システムの広告配信サービスを受領す
るサービス受領者のことを指す。すなわち、ここでいう
受信者5とは、インターネット機器を使用するユーザー
のことではなく、実際に広告コンテンツ7の配信サービ
スを受ける者のことをいう。しかしながら、インターネ
ット機器を使用するユーザーであれば、ある段階までは
当該広告配信システムを利用した広告配信サービスを受
けていないとしても、将来的には(今すぐにでも)この
サービスを受けることができる。従って、インターネッ
ト機器を使用する全ての人は、潜在的には、受信者5と
なり得る。
【0154】なお、当該広告配信システムを利用して作
成/更新される広告コンテンツ7は、所定のターゲット
に絞り込まれるという説明をしたが、その絞り込み方に
ついてさらに図8を用いて述べる。
【0155】図8において符号9Aは、広告主10の商
品の購買層となるターゲットユーザーを示している。す
なわち、このターゲットユーザー9Aとは、上述の広告
配信会社6が依頼を受けた広告主10の広告を有する広
告コンテンツ7のターゲットのことであって、上述した
受信装置4を使用する受信者5か否かは問わない。言い
換えると、受信装置4を持たない購買層もこのターゲッ
トユーザ9Aに含まれるし、逆にこのターゲットユーザ
ー9Aの中に受信者5も存在する。なお、さらに言及す
ると、このターゲットユーザー9Aを購買層とする特定
市場が存在することになる。なお、上述の商品は、広告
主10が提供するサービスや情報等も含むものである。
【0156】また、符号9B,9Cは、ターゲットユー
ザー9Aをターゲットとする広告コンテンツ7とは異な
る広告コンテンツ7、すなわち他の広告コンテンツ7の
ターゲットユーザーである。このターゲットユーザー9
B,9Cも、ターゲットユーザー9Aと同様、受信装置
4を使用する受信者5か否かは問わない。すなわち、受
信装置4を持たない購買層もこれらのターゲットユーザ
9B,9Cに含まれるし、逆にこれらのターゲットユー
ザー9B,9Cの中に受信者5も存在する。なお、さら
に言及すると、これらのターゲットユーザー9B,9C
を購買層とする特定市場も存在することになる。
【0157】図8に示すように、ターゲットユーザー9
A,9B,9Cは、それぞれ互いに一部重なり合う部分
もあり、3つが重なる部分もある。言い換えると、ター
ゲットユーザー9A,9Bもしくは9Cのどれか1つに
しか属さない人(上述した受信者5という意味ではなく
単に人の意味である)もいれば、2つのターゲットユー
ザー9Aと9B(もしくは9Aと9Cまたは9Bと9
C)が重なる位置に配置される人もいれば、3つのター
ゲットユーザー9A,9B,9Cとなる人もいる。
【0158】このように示した各ターゲットユーザー9
A,9B,9Cを購買層とする各特定市場は、さらに大
枠の市場9の中に存在する。この大枠の市場9は、上述
した各ターゲットユーザー9A,9B,9Cにおける説
明とも一致するが、高速通信網2に接続可能で当該広告
配信システムを利用した広告配信サービスが受けられる
か否かに関係なく、人間が存在する限り続く営みの場を
示している。なお、ある時点において、既に配信可能な
状態となっている広告コンテンツ7のいずれかターゲッ
トユーザーに属していない人であっても、時の変化や心
境の変化等によりいずれかのターゲットユーザー群に属
してしまう場合もあるし、あるいはその後に作成された
新たな広告コンテンツ7のターゲットユーザーに属して
しまう場合もある。
【0159】当該広告配信システムを利用して作成/更
新される広告コンテンツ7は、上述の大枠の市場9の方
向性情報も考慮しながら形成される。これは、インター
ネットユーザーとして生活していない非インターネット
ユーザーであっても、当然ながら広告の目的となる目的
商品の購買層となっている人は多数存在し、しかもこれ
らの人々もトレンドの形成と無関係には存在しないから
である。すなわち、本実施の形態では、商品の流行や市
場動向等の判断をする場合に、インターネット利用者た
る受信者5か否かに関係なく、大枠の市場9の市場動向
情報を考慮すべきであるという認識に基づいている。
【0160】なお、当該広告配信システムを利用した情
報サービスは、例えば、ターゲットユーザー9Aに属す
る受信者5向けの広告コンテンツ7を作成して配信する
ことにより、その受信者5にとっては利用価値の高いも
のとなる。しかし、この情報サービスをターゲットユー
ザー9Aに属する受信者5のみが、この配信を受けられ
るという意味ではなく、全ての受信者5が平等に当該配
信を受けることができる。
【0161】なお、上述したようにある特定のターゲッ
トユーザー(例えば、9Aで示されるユーザー)に絞り
込まれた広告を1つ以上有する広告コンテンツ7は、そ
の作成もしくは更新後に、単に広告配信装置1内に格納
し受信者5に対して配信可能な状態とするのみでもよい
が、作成もしくは更新したことを、電子メール等、何等
かの方法により特にターゲットユーザー9Aに属する受
信者5に知らしめるようにしても良い。
【0162】ここで、この広告配信システムにおいて使
用されているソフトウェア部分について説明する。
【0163】上述したように構成された当該広告配信シ
ステムは、広告コンテンツ7を配信する機能と、現状の
広告コンテンツ7を定量的に評価する機能とを有してい
る。なお、広告コンテンツ7の自動作成機能や、専用ブ
ラウザーを配信する機能等を備えるようにしても良い。
【0164】広告情報サービスを行う機能とは、広告主
10が持つターゲットユーザーの意向(特定の市場動向
情報)とトレンド(市場の方向性情報)、実際に広告コ
ンテンツ7を閲覧した受信者5の視聴履歴等を考慮した
広告構成を持った広告コンテンツ7を作成しこれを受信
者5に配信する機能であって、この広告配信システムと
広告コンテンツ7が提供するサービスの内容を示してい
る。
【0165】なお、この広告配信システムは、広告コン
テンツ7の配信要求を受信する受信機能を有している。
すなわち、広告コンテンツ7からの配信要求を広告配信
装置1が受信すると、配信履歴を広告配信装置1が収集
する機能である。また、この広告配信システムは、広告
コンテンツ7の配信制御機能を有している。さらに、広
告配信システムは、受信者5の受信装置4に広告コンテ
ンツ7を配信する機能や、オンラインで広告コンテンツ
7の配信を行う機能も有している。また、この広告配信
システムは、サイトアドレスに対しての接続要求を受信
する機能や接続情報を取得後にWEBサイト3aに対し
て接続要求を実行する機能や配信履歴を、上述の広告コ
ンテンツ配信部15から収集情報管理部13(図3参
照)へ引き渡す機能を有している。
【0166】広告コンテンツ7のソフトウェアの基本機
能は、広告コンテンツ7の中の広告の所定の部位、例え
ば、動画や静止画やタイトル等で構成されている部位を
選択すると、WEBサイト3aのリンク先に接続する機
能を有している。なお、この機能は、上述した専用ブラ
ウザーを配信するような構成とした場合、その専用ブラ
ウザー内の閲覧ソフトウェアを介することによりコント
ロールされる。また、この広告コンテンツ7を再生する
ソフトウェアは、動画や音声等を再生し視聴可能とする
ための機能を備えている。なお、広告コンテンツ7のソ
フトウエアの機能は、専用ブラウザーを介さなくても視
聴履歴を取る等、その他の全ての動作を起動できるもの
となっている。
【0167】さらに、広告コンテンツ7を再生するソフ
トウェアは、例えば、受信者5が閲覧する広告を随時最
新広告に自動更新するモードとするか手動によって切り
換えるかを選択可能とする機能や、サイト接続要求の選
択機能とその実行を管理する機能や、視聴率を管理する
視聴率管理プログラムの配信及び視聴率管理プログラム
の起動などを制御する機能や、視聴率管理プログラムが
起動されてから、管理されている視聴履歴情報を広告配
信装置1に送信させる機能等を備えている。
【0168】なお、視聴率とは、受信者5が上述の広告
コンテンツ7を閲覧したときの情報であって、そのデー
タは受信者5が広告コンテンツ7の閲覧をしたときに記
録される視聴履歴である。データ構成としては、ヘッダ
情報、視聴データ及び管理関係情報を有している。ヘッ
ダ情報とは、収集条件パラメータ全体の内容のことであ
る。視聴データとは、後述する収集条件で指定したデー
タ類のことであり、時間軸でのイベント情報(広告デー
タ管理番号やチャンネル番号やその他の情報)などを収
集したデータのことである。また、管理関係情報とは、
上述の広告配信会社6が管理する情報のことである。
【0169】視聴率データ(視聴履歴)の収集方法は、
対象者となる受信者5に対して事前に視聴率管理プログ
ラムを受信装置4に配信するか、または視聴率管理機能
を有する受信装置4に対して収集条件パラメータを設定
するか、上述したように広告コンテンツ7内に予め視聴
率管理プログラムを埋め込んでおくことによって自動で
行われる。
【0170】視聴率収集処理の開始/停止や、収集条件
の設定変更は、広告コンテンツ7の新規登録及び更新時
に収集条件パラメータを設定変更することによって、視
聴率管理プログラムが視聴率データの収集を自動で実施
する。また、広告配信装置1から送信され受信装置4で
受信した受信メール内のパラメータによって、収集条件
パラメータの設定変更を行うような仕組みとしても良
い。受信装置4で収集したデータは、広告配信装置1に
送られる。収集条件パラメータは、識別情報パラメータ
と、データ収集の開始/停止パラメータと、収集条件パ
ラメータと、管理関係情報パラメータとからなる。
【0171】識別情報パラメータは、広告ターゲットグ
ループ別や地域情報などの識別情報である。データの収
集の開始/停止パラメータは、視聴率データの収集開始
や終了を制御するデータで、指定の日時の間で自動的に
視聴率データの収集を行うものである。なお、指定の日
時に関係なく、オンラインで収集の開始/停止を行うよ
うな構成となっていても良い。また、収集条件パラメー
タは、サンプリング時間と広告コンテンツ7の受信者5
が視聴した内容をパラメータで指定するものとなってい
る。例えば、秒間隔、分間隔などからなる時間軸パラメ
ータや、広告データ管理番号、広告チャンネル51の番
号などのデータ類の指定パラメータ等である。また、管
理関係情報パラメータは、上述の広告配信会社6が管理
する情報の収集の有無を指定したパラメータである。
【0172】次に配信履歴管理の具体的内容について説
明する。配信履歴の管理には、上述の広告配信会社6が
管理する情報の管理と、アクセスされたWEBサイト3
aからの情報の管理とがある。すなわち、受信者5が広
告コンテンツ7を有する制御サーバーとなる広告配信装
置1(図1参照)にアクセスすることにより得た広告コ
ンテンツ7の配信内容や配信回数などの履歴を管理する
こと、及び受信者5がWEBサイト3aにアクセスした
履歴情報をWEBサイト3a側からの情報として管理す
ることである。なお、上述した広告配信装置1の広告コ
ンテンツ配信部15が記録する配信履歴は、WEBサイ
ト3a側からの情報を除いたものであり、WEBサイト
3a側で記録された履歴情報はWEBサイト3a側から
広告配信装置1へ送られる。
【0173】なお、WEBサイト3aが売買サイトの場
合、その売買サイトへのアクセス履歴は、そのサイトで
の動作が発生することで売買履歴情報となる。また、W
EBサイト3aが情報サイトの場合、その情報サイトで
の行動は単にアクセス回数などの履歴情報となる。な
お、オンライン売買とは、電子取引でおこなう売買方法
のことをいう。また、売買履歴情報とは、売買サイト側
で管理する情報で顧客情報と購入内容、購入回数、見積
もり依頼回数、見積もり対象商品(サービス)などの情
報である。配信履歴情報は、受信者5から広告配信装置
1へ、どのくらい配信要求があったかを広告コンテンツ
7(又は、WEBサイト3a)単位で履歴として収集す
る情報のことを指す。
【0174】次に、上述した広告配信システムにおける
各情報の流れや相互関係の仕組みを図9に基づいて説明
する。なお、以下の説明において、上述の説明で用いた
構成部分に対応する部分を表す場合は、同一符号を用い
て説明するものとする。加えて、図9では、運用方法も
しくは行為自体を示しているが、その行為等を行う部分
を図3で説明した広告配信装置1に対応させて説明する
ものとする。
【0175】図9中の符号1は、上述の広告配信装置1
を示している。なお、この広告配信装置1を管理運用す
ることにより当該広告配信システムを用いたビジネスモ
デルが運用される。この広告配信システムを使用して広
告情報を扱い、ビジネスとして成立・確立させる団体
を、本説明中では広告配信会社6としている。
【0176】図9中の符号7(広告コンテンツ配信部1
5中に示されているもの)は、当該広告配信システムを
実現するための装置である広告配信装置1内の広告コン
テンツ配信部15に配置された広告コンテンツ7を示し
ている。上述したように、本実施の形態においては、広
告配信会社6がサービスとして提供する広告情報の単位
は、広告コンテンツ7である。この広告コンテンツ7
は、多階層構造となっている場合には、基本広告コンテ
ンツ53、広告コンテンツ・セレクション52、広告チ
ャンネル51などがある(図6及び図7参照)。また、
基本広告コンテンツ53が複数存在し、選択可能にする
ものを上述したように広告コンテンツ・セレクション5
2という。
【0177】本実施の形態では、基本広告コンテンツ5
3または広告コンテンツ・セレクション52(図6及び
図7参照)を配信するために、この広告配信システムが
使用される。なお、当然ながら、広告コンテンツ・セレ
クション52のさらに上層階に配置される広告チャンネ
ル51(図6及び図7参照)を広告配信会社6が配信す
るような仕組みとしても良い。なお、逆に、単一の基本
広告コンテンツ53のみを専門に配信する仕組みとして
も良い。
【0178】複数の広告コンテンツ・セレクション52
を有するものである場合、先ず広告コンテンツ・セレク
ション層52aから受信者5が選択した広告コンテンツ
・セレクション52を配信し、次に広告コンテンツ・セ
レクション52中の選択された基本広告コンテンツ53
の配信を行う。なお、広告コンテンツ・セレクション5
2の情報の大きさによっては、基本広告コンテンツ53
も広告コンテンツ・セレクション52と同じタイミング
で配信することは可能である。
【0179】広告コンテンツ7は、明確なターゲットユ
ーザー9Aを持ち、このターゲットユーザー9Aを対象
とするマーケットに適するように構成される。すなわ
ち、漠然としたマーケットをグループ化しこのマーケッ
トのターゲットとなるターゲットユーザー9Aに関連付
けた広告コンテンツ7を配信することが、広告配信会社
6が提供するビジネスの主たる目的である。
【0180】図9中の大枠の市場9内に示されている符
号74は、マーケティングを示している。ここで示すマ
ーケティングには、以下に記述するように3つの意味
(要素)がある。第1の要素は、ターゲットユーザー9
Aの情報を、広告配信装置1の機能(視聴履歴情報、配
信履歴情報、売買履歴情報などを収集する機能)を使用
しないで、客観的な手段を用いてマーケット動向として
調査することである。第2の要素は、ターゲットユーザ
ー9Aに合う広告、情報、商品などを調査することであ
る。すなわち、広告主10及び広告代理店10aを特定
することを意味する。第3の要素は、広告主10及び広
告代理店10aが広告を行いたい対象や、商品を開発す
る上での市場調査に於けるマーケットの絞込み=商品コ
ンセプトの作成を行うための市場調査のことである。
【0181】図9に示す大枠の市場9とは、上述したよ
うに、高速通信網2への接続(参加)をするかしないか
に関係なく、人間が存在する限り続く営みの場を指す。
すなわち高速通信網2へ接続(参加)しない潜在的に存
在するユーザーをも含んでいる。よって、ターゲットユ
ーザー9Aもこの潜在的に存在するユーザーを含んでい
る。
【0182】大枠の市場9内に示される符号5及び5'
は、広告配信会社6が運営する広告配信装置1より広告
コンテンツ7の配信を受ける受信者を示している。な
お、符号5で示した受信者は、ターゲットユーザー9A
に属する受信者で、符号5'で示した受信者はそれ以外
の受信者を示す。なお、図9では、説明の便宜上、ター
ゲットユーザー9Aに属する受信者とそれ以外の受信者
を符号5,5'で示すが、他の図ではこれらは同じもの
として単に受信者5として示すものとする。
【0183】また、図9中の符号77(大枠の市場9中
の広告コンテンツ7の配信を受けた受信者5,5'の受
信装置4からそれぞれ広告配信装置1に向けて引かれた
線)は、広告コンテンツ7の配信要求を示している。配
信要求77とは、受信者5及び5'が広告コンテンツ7
の配信を受けるために広告配信装置1に対して行う行為
を指す。広告コンテンツ7を配信するための広告コンテ
ンツ配信部15への接続は、上述したように(図7参
照)、広告チャンネル51または他の基本広告コンテン
ツ53もしくは広告コンテンツ・セレクション52から
行われる間接的接続方法と、既に、以前接続経験があ
り、受信者5及び5'の受信装置4に接続先が保存され
ている場合や、接続先を接続機器に入力することで行わ
れる直接的接続方法とがある。
【0184】図9中の符号78(広告配信装置1から大
枠の市場9中の広告コンテンツ7の配信を受けた受信者
5,5'の受信装置4へ向けてそれぞれ引かれた線)
は、広告コンテンツ7の配信を示している。すなわち、
配信78とは、配信要求77を受けて、受信者5及び
5'に対して広告コンテンツ7の配信を行う行為を指
す。また、このタイミングで広告コンテンツ配信部15
が第1の配信履歴を記録し、その後広告コンテンツ配信
部15から収集情報管理部13へその第1の配信履歴を
送ることにより、配信履歴情報の収集87aを行う。な
お、この第1の配信履歴とその配信履歴情報について
は、後で説明する。
【0185】図9中の符号79(大枠の市場9中の広告
コンテンツ7の配信を受けた受信者5,5'の受信装置
4からそれぞれ広告配信装置1に向けて引かれた線)
は、配信された広告コンテンツ7の広告コンポーネント
54からその広告コンポーネント54に書き込まれてい
るサイトアドレスへの接続要求を示している。広告コン
テンツ7は、上述したように最終単位である広告コンポ
ーネント54を1つ以上持ち(図5,図6及び図7参
照)、任意の時間で構成されている。配信された広告コ
ンテンツ7は、受信者5及び5'の受信装置4に応じて
閲覧する仕方が異なるが、広告コンポーネント54が有
している広告データ55を閲覧してその後にサイト接続
を実現するために必要であるサイトアドレス(アドレス
部)とそのサイトアドレスへの接続要求イベント(プロ
グラム)を持つ。この場合、サイトアドレスは、広告コ
ンポーネント54の構成(プログラム)によっては1サ
イトアドレスを有する場合と、複数のサイトアドレスを
有する場合がある。
【0186】なお、受信者5及び5'は、広告配信装置
1の広告コンテンツ配信部15を経由しないでWEBサ
イト3aへ直接的に接続することができる。また、受信
者5及び5'は、広告コンテンツ配信部15経由の接続
設定を無効とすることもできる。受信者5,5'が無効
設定を行う場合には、広告コンポーネント54のサイト
アドレスが示すWEBサイト3aへ接続する。
【0187】図9中の符号80(広告配信装置1からサ
イト用WEBサーバー3に向けて引かれた線)は、サイ
トアドレスに対しての接続要求79を広告配信装置1が
取得後に、広告配信装置1がWEBサイト3aに対し接
続を実行する行為を示している。すなわち、広告コンポ
ーネント54中のサイトアドレスへの接続要求79を受
け取ると、接続要求がされた対象となるサイトアドレス
を用いてWEBサイト3aへの接続要求を行う。また、
このタイミングで広告コンテンツ配信部15が第2の配
信履歴を記録し、その後広告コンテンツ配信部15から
収集情報管理部13へその第2の配信履歴を送ることに
より、配信履歴情報の収集87bを行う。
【0188】サイト用WEBサーバー3からターゲット
ユーザー9A中の受信者5の受信装置4に向けて引かれ
た線(本来、図9中には、サイト用WEBサーバー3か
ら大枠の市場9中の広告コンテンツ7の配信を受けた受
信者5'の受信装置4に向けて引かれた線もあるはずで
あるが、図が複雑となるため省略する)を示す図9中の
符号83は、受信者5及び5'に配信された広告コンテ
ンツ7を配信するための広告コンテンツ配信部15を経
由して(符号79,80参照)、WEBサイト3aが受
信者5及び5'の受信装置4と接続していることを示し
ている。なお、WEBサイト3aへ直接的に接続するこ
ともできる。受信者5及び5'の視点で捉えると、広告
コンテンツ配信部15経由の場合、配信された広告コン
テンツ7の中の広告を選択(厳密には、広告コンポーネ
ント54中の接続要求イベントを起動させること)し、
リンク関係にあるWEBサイト3aに接続することにな
る。
【0189】ターゲットユーザー9A中の受信者5の受
信装置4とサイト用WEBサーバー3とを結ぶ符号84
(本来、図9中には、大枠の市場9中の広告コンテンツ
7の配信を受けた受信者5'の受信装置4とサイト用W
EBサーバー3とを結ぶ線もあるはずであるが、図が複
雑となるため省略する)は、受信者5,5'とWEBサ
イト3aとの間の売買/コミュニケーションを示してい
る。売買行為は、受信者5及び5'が主に売買サイトと
の間で行われる双方向な行為を指す。コミュニケーショ
ンは、売買サイト以外のサイト(情報サイト)に対して
接続された場合における双方向な行為を指す。接続され
る方法としては、上述したように2通りある。
【0190】図9中の符号85(サイト用WEBサーバ
ー3から収集情報管理部13に向けて引かれている線)
は、売買履歴情報等の情報の収集を示している。当該広
告配信システムが効率良く広告コンテンツ7を配信する
システムであることを定量的に判断するための機能の1
つである。すなわち、売買サイトからは売買履歴情報
(売買行為以外の売買サイト中の行為を含む)とその売
買サイトの接続情報を、また情報サイトからはどれだけ
利用(活用)したかなどのデータを収集する。これらに
より、WEBサイト3aとリンク関係を有する広告コン
テンツ7の配信を受けた受信者5及び5'が、WEBサ
イト3a(売買サイト/情報サイト)に対して行った貢
献度や広告の効果を算出するための基礎情報を収集す
る。なお、売買履歴等のサイトにおける情報は、上述し
たようにWEBサイト3a側で記録され、そしてWEB
サイト3aから広告配信装置1に対して送られることと
なる。
【0191】図9中の符号86(大枠の市場9中の広告
コンテンツ7の配信を受けた受信者5,5'から収集情
報管理部13に向けてそれぞれ引かれている線)は、視
聴履歴情報の収集を示している。これは、売買履歴情報
の収集85と同じく、当該広告配信システムが効率良く
広告コンテンツ7を配信するシステムであることを定量
的に判断するための機能の1つである。この視聴履歴情
報の収集86とは、受信者5及び5'が、どのような広
告コンテンツ7の配信を受け、どのような広告を視聴し
たのかを視聴率データとして収集することを指す。これ
は、ターゲットユーザー9Aのようなマーケットと、実
際の受信者5及び5'との関係・関連を比較検証できる
有効な手段である。
【0192】なお、比較検証のポイントは、以下の通り
である。すなわち、第1に、ターゲットの絞り込みの的
確性と妥当性の検証を行うことである。第2に、1つの
マーケットとして捉えたターゲットユーザー9Aのよう
なマーケット自体の検証を行うことである。そして、第
3に、ターゲットの絞り込みと広告主10の意図(広告
主の商品コンセプトやマーケティング)との差異を検証
することである。なお、この視聴履歴情報は、上述した
ように受信者5および5'の受信装置4側で記録され、
そして受信装置4から広告配信装置1に対して送られる
こととなる。
【0193】広告コンテンツ配信部15から収集情報管
理部13へ向かう線を示す符号87a,87bは、それ
ぞれ第1及び第2の配信履歴情報の収集を示している。
これらは、売買履歴情報の収集85および視聴履歴情報
の収集86と同じく、当該広告配信システムが効率良く
広告コンテンツ7を配信するシステムであることを定量
的に判断するための機能の1つである。
【0194】第1の配信履歴情報は、受信者5及び5'
から広告配信装置1へ、どのくらい配信要求があったか
を広告コンテンツ7単位で履歴として収集する情報のこ
とを指す。第2の配信履歴情報は、広告コンテンツ7の
配信を受けた受信者5及び5'が、当該広告コンテンツ
7を配信する広告配信装置1を経由して、どのくらいW
EBサイト3aへの接続を行ったかをWEBサイト3a
単位で履歴として収集する情報のことを指す。
【0195】第1の配信履歴を取るポイントは、広告配
信装置1が広告コンテンツ7の配信要求77を受けたタ
イミングである。第2の配信履歴を取るポイントは、広
告コンポーネント54中のサイトアドレスへの接続要求
79を広告配信装置1が受けたタイミングである。な
お、図9においては、第1の配信履歴情報の収集を符号
87aで、第2の配信履歴情報の収集を符号87bでそ
れぞれ示している。
【0196】広告主10もしくは広告代理店10aから
広告配信装置1に向かう線を示す符号88は、広告主1
0もしくは広告代理店10aから広告配信装置1を管理
運営する広告配信会社6への広告依頼を示している。広
告主10もしくは広告代理店10aが当該広告配信シス
テムを利用した広告依頼88をすることにより、広告主
10もしくは広告代理店10aにとって、時間枠に制限
されない広告が可能となり、また、より自由な発想の広
告表現方法が可能となる。更に、その広告情報となる広
告コンテンツ7は、ジャンル、カテゴリー、コンセプト
の少なくとも1つに分類されるので、広告主10等が意
図したターゲットユーザー9Aのようなマーケットに対
して効率良く広告を行うことができる。
【0197】この広告依頼88で示す線は、広告主10
もしくは広告代理店10aが検討する宣伝方法の一つと
して当該広告配信システムを選択した場合の広告配信会
社6へのアクセスをも指す。なお、符号88は、単に依
頼を表すだけでなく、自社広告が掲載されている広告コ
ンテンツ7の評価等も含まれる。
【0198】広告作成要素管理部11内に示される符号
89は、広告配信料を示している。例えば、放送会社8
(図4参照)が提供する独自の高速イーサーネット網を
利用する場合、その施設使用料が発生する。また、放送
会社8が広告チャンネル51(図6及び図7参照)を開
設し、これを広告配信会社6が広告コンテンツ7の配置
先として利用する場合は、その開設費や維持管理費が発
生すると考えられる。その費用は、広告配信会社6が提
供する広告コンテンツ7の配信サービスへの報酬とは別
に発生する。このように、この広告配信料89とは、広
告配信会社6における広告コンテンツ7の配信サービス
代価そのものには含まれない料金を指す。
【0199】図9の広告作成要素管理部11内に示され
る符号90は、広告料一覧を示している。この広告料一
覧90は、広告配信会社6がサービスとして提供する広
告コンテンツ7への掲載料金を指す。その価格設定は、
広告コンテンツ7のマーケット認知度、広告コンテンツ
7が持つターゲットユーザー9Aのようなマーケットの
規模、ターゲットユーザー9Aと広告主10の意図との
合致度、上述した売買履歴情報の収集85、視聴履歴情
報の収集86及び2種類の配信履歴情報の収集87a,
87bが示す広告コンテンツ7の定量的な数値情報から
来る対投資効果の優位性(優位度)等を勘案し、対投資
効果に見合う料金体系(時価評価価格)となるように決
定され維持される。
【0200】広告料一覧90の下方に示されている符号
91は、広告主10の選択を示している。この広告主1
0の選択91は、厳密には、広告主10もしくは広告代
理店10aが行う行為である。広告料一覧90で示す広
告コンテンツ7への掲載料が、広告主10の対投資効果
に見合う宣伝効果であるか判断し、吟味することを指
す。
【0201】図9中の符号92(広告作成要素管理部1
1から広告データ管理部12に向けて引かれた線)は、
広告掲載の準備を示している。広告配信会社6と広告主
10もしくは広告代理店10aとの契約内容によるが、
広告コンテンツ7へ取り込む広告データ55(図5参
照)の取り扱い方によって大きく準備形態が異なる。例
えば、広告主10もしくは広告代理店10a側で既に広
告データ55を有している場合は、その広告データ55
を、そのデータベースとなる広告データ管理部12へ登
録する。
【0202】一方、新規で作成した広告データ55を広
告コンテンツ7へ取り込む場合は、まず広告データ55
を新規に作成して広告データ管理部12への登録をす
る。広告掲載の準備92とは、上述した行為のことを指
す。
【0203】広告作成要素管理部11内には、広告コン
テンツ7を作成するための各種の要素が示されている。
広告コンテンツ7は、ターゲットユーザーの絞り込みが
全てである。この絞り込まれたターゲットユーザーに対
して、収集情報管理部13に収集され管理される広告コ
ンテンツ7の視聴履歴等の収集情報(符号94参照)
と、この広告作成要素管理部11に取り込まれるマーケ
ット動向95とトレンド96との関連付けを行うことに
より、広告コンテンツ7は、広告情報としての商品価値
(付加価値)が上がる。
【0204】この絞り込み作業は、ターゲットユーザー
9Aのような既に決まった枠内に存在するマーケットに
関しては明確と言える。しかし、新たにマーケットを創
出したり、あるいは新たな絞込みを行う場合、新たに当
該広告配信システムに興味を示すユーザーに対してなさ
れる、コンセプト等による分類が定義不足であったり、
無力や無意味である場合が有り得る。逆に言えば、コン
セプト等による分類が明確であれば、その絞り込み作業
は完全なるものであるといえる。なお、当該広告配信シ
ステムに、広告自動作成機能を付加することにより、こ
の機能を利用して定義付け等を実現し、マーケットの創
作や新規ユーザーの取り込みを行うようにしても良い。
【0205】収集情報管理部13内に配置され、符号9
4で示されるものは、広告コンテンツ7の視聴履歴及び
2種類の配信履歴ならびに売買履歴の収集管理を示して
いる。広告コンテンツ7は、コンセプト等で分類するこ
とにより絞込みが行われたターゲットユーザー9Aのよ
うなマーケットに向けて、より的確に、より適した内容
で配信されることを目的としている。
【0206】広告コンテンツ7自体のコンセプトは、広
告配信会社6が提供するビジネス形態に於ける大切な要
素である。その広告コンテンツ7のコンセプトをシステ
ムとしてサポートするのが、2種類の配信履歴と視聴履
歴と売買履歴の収集管理94である。視聴履歴等の収集
管理94は、当該広告配信システムが効率良く広告コン
テンツ7を配信するために必要とされる機能である。広
告配信装置1は、上述した第1及び第2の配信履歴を集
計したものを集計配信履歴情報として管理し、視聴履歴
として収集されそれを集計したものを視聴率情報として
管理する。また、広告配信装置1は、売買履歴として収
集されそれを集計したものを集計売買履歴情報として管
理する。
【0207】なお、本実施の形態では、上述の各履歴情
報を全て収集し管理するようにしたが、いずれか1つま
たは2つあるいは3つを収集してこれを管理し、その収
集情報を基に広告コンテンツ7の作成/更新を行うよう
にしても良い。また、収集および管理は全て行った上
で、広告コンテンツ7を作成する基の情報としてその中
から任意のものを抽出して利用するようにしても良い。
【0208】マーケット動向95は、上述したマーケテ
ィング74を行って収集した情報、すなわち当該広告配
信システムが提供する機能(視聴履歴等の情報を収集す
る機能)を使用しないで、ターゲットユーザー9Aに対
してマーケティング74を行い得られたマーケットに関
する情報を指す。なお、このように、当該広告配信シス
テムが提供する機能を用いずにマーケット動向95を調
査する目的は、以下の通りである。
【0209】第1に、当該広告配信システムにより生み
出された広告コンテンツ7の配信を、ターゲットユーザ
ー9Aに属する全ての受信者5が受ける訳ではない。言
い換えると、ターゲットユーザー9Aに属する全ての人
が受信装置4を持っているわけではない。加えて、ター
ゲットユーザー9Aに属しかつ受信装置4を持っている
人の全てが、当該広告コンテンツ7の配信を受けるとは
限らない。このような状況から、ターゲットユーザー9
Aに属する人の中で当該広告コンテンツ7の配信を受け
た人は、一部の人であるということが言える。当該広告
配信システムにおいては、ターゲットユーザー9Aの一
部の人を対象にマーケティングをしてもそれ程大きな効
果は無いと考える。
【0210】第2に、ターゲットユーザー9Aに属さな
い受信者5'に対して、当該広告コンテンツ7の配信が
行われる場合もある。この受信者5'にとっては、当該
広告コンテンツ7はそれほど興味のないものである可能
性が高い。そのため、閲覧動作もターゲットユーザー9
Aに属する受信者5と比べると、全く違ったものとな
る。すなわち、興味がなく、すぐに閲覧をやめてしまっ
たりということが予想される。当該広告配信システムに
おいては、そのような人の視聴履歴等をマーケット動向
としてとらえることに意味は少ないと考える。
【0211】すなわち、視聴履歴や配信履歴が示す情報
は、ターゲットユーザー9Aを対象とするマーケットに
関する市場動向情報とは等価とはならない。ターゲット
ユーザー9Aによる当該広告コンテンツ7の評価をより
正確に行うために、上述のマーケット動向95を調査
し、その調査結果を広告コンテンツ7の作成要素として
いる。なお、視聴履歴や配信履歴や売買履歴は、現状を
定量的に把握する上では有効であり、マーケット分析
(新たなマーケットの創出や新たなマーケットの取り込
みなど)を行う上では必須情報と成り得るが、時代を先
読み・先取りするための情報ではない。広告主10の意
図を反映し易い広告コンテンツ7にするためには、当該
広告配信システムを運営する広告配信会社6が、広告主
10の立場に立ったマーケティングを行う必要がある。
【0212】トレンド96とは、マーケティング74か
ら得られたマーケット動向95とは異なり、時代が向か
っている方向、業界の方針や方向、世代が持つ特性や特
色のことを指す。また、民族が持つ文化(特性や特
徴)、国や経済圏が有する法律や規制も大きな意味(時
間的空間の上)でマーケットに影響を与えるものとなる
ため、当該広告配信システムでは、このようなものをト
レンド96に含むものとする。
【0213】広告データ管理部12は、先に示したよう
に、広告データ55を管理するデータベースを指す。な
お、本実施の形態では、広告配信会社6が管理運営する
広告配信装置1(図3参照)内に広告データ管理部12
が設けられている。しかし、この広告データ管理部12
は、広告配信装置1とは独立した装置構成としても良
い。また、広告データ管理部12は、広告配信会社6が
直接、管理・運営しても良いし、広告配信会社6が認定
した広告データウエアハウス(広告データなどのデータ
を管理する独立会社)で管理・運営しても良い。また、
さらには、この広告データ管理部12は、放送会社8が
管理・運営しても良い。
【0214】広告データ管理部12から広告コンテンツ
作成部14に向かう線を示す符号98は、広告データ管
理部12から広告コンテンツ7への広告データ55の組
み込みを示している。すなわち、この組み込みとは、広
告コンテンツ7が対象とするターゲットユーザー9Aの
絞り込みに従い掲載予定の広告データ55を広告コンテ
ンツ作成部14へ取り込む行為を指す。
【0215】広告作成要素管理部11から広告コンテン
ツ作成部14に向けて引かれた線を示す符号99は、新
規の広告コンテンツ7の開発を行うことを示している。
新規の広告コンテンツ7の開発には、開発しようとして
いる新規の広告コンテンツ7のターゲットを導き出すこ
とが必要であり大切である。その広告コンテンツ7のタ
ーゲットの開発形態としては、既にターゲットユーザー
9Aのようなマーケットが有り、そのマーケットに合わ
せて広告コンテンツ7の開発を行う場合と、所定のジャ
ンルやカテゴリーやコンセプトをベースとして新たな分
類化を行いこれに即した広告コンテンツ7を開発する場
合とがある。
【0216】また、上述したように、当該広告配信シス
テムは、広告自動作成機能を付加することが可能となっ
ている。この機能を付加した場合、この機能を用いて新
たにマーケットを創出したり、あるいは自動的な絞込み
を行ってターゲットユーザーを確定することにより、そ
のターゲットユーザーに合わせた広告コンテンツ7の開
発をしたりすることができる。さらには、マーケット動
向95やトレンド96や既存の広告コンテンツ7の情報
から、自動的にターゲットユーザーを確定することによ
り、そのターゲットユーザーに合わせた広告コンテンツ
7の開発をしても良い。
【0217】また、この広告自動作成機能を利用して、
既存の広告コンテンツ7から派生させた広告コンテンツ
7を開発しても良い。またさらに、広告主10の意図を
反映できる広告自動作成機能とし、広告主10の意図を
反映する広告コンテンツ7の開発を行っても良い。例え
ば、1つの広告コンテンツ7全てが1つの企業で構成さ
れていたり、業界や団体が、後押して1つの広告コンテ
ンツ7を構成するようなものの開発を行うようにしても
良い。
【0218】収集情報管理部13から広告コンテンツ作
成部14に向けて引かれた線を示す符号100は、既存
の広告コンテンツ7をより洗練させるため、すなわち更
新させるために視聴履歴等の収集情報を利用することを
示している。上述したターゲットユーザー9Aは、トレ
ンド96が示す時間的空間の進みによって変化する。よ
って、広告コンテンツ7は、広告コンテンツ7の視聴履
歴等の収集情報やマーケット動向95やトレンド96に
関する情報を収集し、これを広告コンテンツ7の更新要
素として取り入れることにより商品価値(付加価値)を
維持しなければならない。広告コンテンツ7の更新と
は、そのことを指す。すなわち、具体的には、広告デー
タ55の入れ替えや、広告コンポーネント54の入れ替
えを収集情報管理部13で収集された情報に基づいて行
うこととなる。
【0219】広告コンテンツ作成部14は、広告データ
管理部12に登録された各種広告データ55の中から必
要な広告データ55を受け取り、WEBサイト3aのサ
イトアドレスなどの情報を取り込んだ広告コンポーネン
ト54にその広告データ55を入力する作業を行う。す
なわち、広告コンポーネント54を作成する。なお、広
告コンテンツ作成部14は、広告コンテンツ7そのもの
を新規開発し広告を行う場合もある。その場合は、広告
データ55の広告コンポーネント54への組み込み作業
の他に、新規のターゲットユーザーの絞り込み及びその
ターゲットユーザー向けの広告コンテンツ7の開発99
を行う必要がある。
【0220】図9中の符号101(広告コンテンツ作成
部14から広告コンテンツ配信部15に向かう線を示
す)は、広告コンテンツ7を広告コンテンツ配信部15
へ登録する行為を示している。広告コンテンツ配信部1
5への登録行為は、広告コンテンツ7の特性により異な
る。すなわち、新規の広告コンテンツ7の場合は新規登
録、既存の広告コンテンツ7の場合は更新(置き換え)
を意味する。但し、その運営(更新するか否かの判断)
は、広告配信システムの運用を決定する広告配信会社6
に委ねられる。
【0221】図9中の符号102(広告コンテンツ作成
部14や広告コンテンツ配信部15から広告作成要素管
理部11へ向かう点線で示された矢印)は、広告コンテ
ンツ7のカタログの新規登録及び更新ならびに削除を示
している。広告主10もしくは広告代理店10aは、広
告料一覧90やターゲットとなるユーザーを記述した広
告コンテンツ7のカタログの内容を、広告主10の選択
91の際に参考とする。よって、広告コンテンツ7のカ
タログは、広告配信会社6のサービス内容自体を示すも
のである。広告コンテンツ7のカタログの新規登録及び
更新ならびに削除は、そのカタログに新規広告コンテン
ツ7や既存の広告コンテンツ7の情報を反映する行為を
指す。
【0222】各情報の流れや相互関係の仕組みを示した
図9に基づいた、広告配信システムの動作について、以
下に説明する。
【0223】広告配信会社6は広告主10から自社広告
等の広告の運用を依頼されると、広告主10の広告デー
タ55を持つ広告コンポーネント54を備えた広告コン
テンツ7を作成する。なお、この広告コンポーネント5
4には、広告主10の自社広告用のWEBサイト3aと
リンク関係を有するアドレス部(サイトアドレス)が設
けられている。従って、受信者5が、作成された広告コ
ンテンツ7の配信を受けると、当該広告コンテンツ7内
の広告を閲覧できると共に、その広告の所定位置を選択
すること等により、広告主10のWEBサイト3aへ接
続できる。
【0224】なお、当該広告コンテンツ7は、広告主1
0の取り扱い商品(広告主10が取り扱っている情報や
サービス等も含む)の購買(利用)層であるユーザーグ
ループ毎に設定された特定市場の市場動向情報や、受信
者5及び5'の視聴履歴等の収集情報等を考慮し、これ
に合致した広告コンテンツ7となるように作成されてい
る。このため、この広告コンテンツ7に広告主10の広
告が掲載されると、広告主10が意図するターゲットユ
ーザー9Aに属する受信者5やもしくはそれ以外の受信
者5'の自社広告の閲覧、及びその閲覧後の自社広告用
のWEBサイト3aへの引き込みを効率良く成功させる
可能性が高くなる。
【0225】なお、作成時点において、広告主10の意
図するターゲットに絞り込まれた既存の広告コンテンツ
7がない場合、広告配信会社6は、新たなターゲットに
絞り込みを行った広告コンテンツ7を作成する。そし
て、この新規の広告コンテンツ7に当該広告主10の広
告を掲載する。これにより、広告主10は、自社商品
(情報やサービス等も含む)の購買層となるターゲット
ユーザー9Aに対する広告宣伝を効率よく行える。受信
者5及び5'は、この新規の広告コンテンツ7の配信を
受け、広告配信装置1経由で当該広告主10の自社商品
等の広告用のWEBサイト3aへ接続をすることが可能
となる。
【0226】なお、広告主10が自社商品等の広告用の
WEBサイト3aを有していない場合は、受信者5及び
5'が高速通信網2を介して閲覧可能なWEBサイト3
aを新たに制作する。本発明の目的の一つは、広告配信
装置1を介して広告主10の自社商品等の広告用のWE
Bサイト3aへ受信者5及び5'を導くことにあるから
である。
【0227】このWEBサイト3aの制作は、広告主1
0が自身で行っても良いし、広告代理店10aに依頼し
て広告代理店10aが制作会社10b(図4参照)に作
成依頼を行うようにしても良い。またさらに、広告主1
0が広告配信会社6にWEBサイト3aの運用のみを依
頼するのではなく、WEBサイト3aの作成をも依頼
し、この依頼を受けて広告配信会社6が制作会社10b
に広告主10のWEBサイト3aの作成依頼を行うよう
にしても良い。
【0228】さらに、広告主10が最初に広告代理店1
0aにWEBサイト3aの作成依頼をし、その広告代理
店10aがWEBサイト3aの作成をさらに制作会社1
0bに依頼するようにし、できあがったWEBサイト3
aの運用を広告配信会社6に依頼するようにしても良
い。
【0229】なお、受信者5及び5'は、自分が属する
ターゲットグループが分かった上で、そのターゲットグ
ループに絞り込まれた広告コンテンツ7を閲覧すれば、
自分の好みの広告を閲覧することができ、さらにその広
告から好みのWEBサイト3aへの接続もできることと
なる。なお、広告コンテンツ7が他の広告コンテンツ7
とのリンク関係を有し、かつ各広告コンテンツ7間が多
階層構造で構成されていれば、目的の広告コンテンツ7
に容易にたどり着くことができると共に、自分をどのタ
ーゲットグループに絞り込むかという選択も容易とな
る。
【0230】広告コンテンツ7を広告配信会社6から高
速通信網2を介して、又はその他の手段で放送会社8に
送るようにすると、放送会社8は、その広告コンテンツ
7を組み込んだ放送やデータ通信を行うことが可能とな
る。このようにすると、受信者5及び5'は、広告コン
テンツ7を高速通信網2から直接インターネットテレビ
受像器44や専用機45やパーソナルコンピュータ46
で受信して閲覧することが可能である。
【0231】この場合も、受信者5及び5'がどのよう
な広告コンテンツ7を閲覧したかが視聴履歴として記録
される。加えて、広告コンテンツ7を配信した際の配信
履歴や当該広告コンテンツ7の配信を受けた後に広告配
信装置1経由でWEBサイト3aへ接続した際の配信履
歴も記録される。上述したように、広告配信会社6は、
それらの各履歴情報を参照して、新たな放送用やデータ
送信用の広告コンテンツ7の作成や更新を行う。
【0232】また、受信者5及び5'は、上述の広告コ
ンテンツ7の配信を高速通信網2を介して所定の放送会
社8を経由して所定の機器で受けることも可能である。
すなわち、デジタル放送会社61から通信衛星64を介
して送られてくるデジタル信号をデジタル放送用チュー
ナーを備えたデジタル放送受像用テレビ41で受信して
閲覧することも可能であるし、携帯電話会社62から送
られてくるデジタル信号を次世代携帯電話42で受信し
て閲覧することも可能であるし、さらにはケーブルテレ
ビ会社63から専用回線65を介して送られてくる信号
をケーブルテレビ放送受像用のテレビ43で受信して閲
覧することも可能である。
【0233】次に、受信者5が自分の所有する受信装置
4を用いて、広告配信装置1へ接続して広告コンテンツ
7の配信を受け、さらに広告配信装置1経由でWEBサ
イト3aへ接続するための手順及びその際の広告配信シ
ステムの動作を、図10及び図11を用いて以下に説明
する。なお、以下の説明において付された符号は、上述
の構成の説明において使用したものである。
【0234】まず、受信者5は、受信装置4を利用し高
速通信網2を介して広告コンテンツ7の配信要求を出す
(ステップS1)。広告配信装置1は、この配信要求が
きたタイミングで第1の配信履歴をとる(ステップS
2)。
【0235】なお、広告コンテンツ7が、上述したよう
に他の広告コンテンツ7とのリンク関係を示すアドレス
部を備えており、各広告コンテンツ7間が多階層構造と
なっている場合には、この時点で受信者5は、番組選択
画面60の配信要求を行う。その後、そこから広告チャ
ンネル51、広告コンテンツ・セレクション52、基本
広告コンテンツ53というように絞り込みを行う場合も
あるし、広告チャンネル51を最初に配信要求し、順に
基本広告コンテンツ53への絞り込みを要求する場合も
ある。また、広告コンテンツ・セレクション52を配信
要求した後に基本広告コンテンツ53への絞り込みを要
求する場合、さらには直接的に基本広告コンテンツ53
の配信要求を行う場合もある。
【0236】そして、いずれかの方法により上述した広
告配信装置1に対して広告情報の配信要求が出される
と、広告配信装置1に保存された広告コンテンツ7が、
受信者5の受信装置4に配信される(ステップS3)。
これにより、受信者5は、広告コンテンツ7の配信を受
けて、それを閲覧することができる。なお、上述したよ
うに、受信者5の受信装置4は、何らかの手段により受
信者5の広告コンテンツ7の視聴履歴をとる(ステップ
S4)。
【0237】受信者5が広告コンテンツ7を閲覧してい
る際に、視聴した広告の中のリンク関係を有する所定の
部位を選択したとする。この行為は、広告コンテンツ7
の広告コンポーネント54に設けられたアドレス部(サ
イトアドレス)の選択(ステップS5)となる。受信者
5によって選択されたアドレスが、WEBサイト3aの
サイトアドレスとなっている場合(条件J1)、広告コ
ンポーネント54中のイベントプログラムが起動し、W
EBサイト3aへの接続要求を行う(ステップS6)。
これにより、受信者5の受信装置4は、WEBサイト3
aへ接続される(ステップS7)。
【0238】一方、ステップS5において選択されたア
ドレスが、他の広告コンテンツ7とリンク関係を有する
アドレスであった場合(条件J2)、選択されたアドレ
スに配置された他の広告コンテンツ7の配信要求が広告
コンポーネント54から出される。すなわち、ステップ
S1へ戻ることとなる。なお、ステップS1へ戻ってか
らの動作フローは、上述の説明と同様である。
【0239】また、サイトアドレスを選択したところ、
そのアドレスが存在しない場合やそのアドレスが何も示
していない場合(時にはサイトアドレスがない場合もあ
る)(条件J3)、受信装置4は、当該広告コンテンツ
7との接続状態を維持する(ステップS21)。
【0240】また、図11に示すように、ステップS7
で受信装置4がWEBサイト3aに接続されると、広告
配信装置1は第2の配信履歴をとる(ステップS1
1)。なお、この接続したWEBサイト3aが売買サイ
トである場合(ステップS12においてYes)は、ス
テップS13に進む。一方、この接続したWEBサイト
3aが売買サイト以外のサイト、すなわち情報サイトで
ある場合(ステップS12においてNo)は、この時点
で受信者5に関する履歴情報の収集活動が一旦終了する
(ステップS15)。
【0241】ステップS12においてYesであって、
受信者5が接続した売買サイト内で、見積もり依頼や売
買行為等の行動を起こした場合、すなわちこの売買サイ
トを利用した場合(ステップS13においてYes)
は、その行動に対応した売買履歴を売買サイト側で取り
(ステップS14)、その後、売買サイトから何らかの
方法によりその売買履歴を広告配信装置1へ送る。
【0242】これにより、広告配信装置1がその送られ
てきた売買履歴を受け取り、上述した収集情報管理部1
3でこの売買履歴情報の収集管理を行う。これにより、
この時点で、受信者5に関する履歴情報の収集活動が一
旦終了する(ステップS15)。
【0243】なお、上述した第1の実施の形態の広告配
信システムでは、広告自動作成機能や検索機能等を付加
することにより、さらに充実した広告情報配信サービス
を行えるという説明をしたが、これらの機能を有する装
置構成の説明を特に行っていない。そこで、上述した広
告配信システムを運用するための広告配信装置1の他の
装置構成について、第2の実施の形態から第10の実施
の形態として説明する。なお、第1の実施の形態と同じ
機能を有する部分についての機能説明や動作説明等に関
しては省略または簡略化するものとし、かつ第1の実施
の形態の構成と同一または類似の部分については同一の
符号を使用するものとする。
【0244】本発明の第2の実施の形態における広告配
信装置112について、図12を用いて説明する。
【0245】図12に示すように、広告配信装置112
は、所定のターゲットに絞り込むための各種要素を管理
する広告作成要素管理部11と、広告コンテンツ7を構
成する各種の広告データ55を蓄積しこれを管理する広
告データ管理部12と、視聴履歴や配信履歴や売買履歴
を収集しこれらの収集情報を管理する収集情報管理部1
3と、各種の作成要素や各種の収集情報を基に最適な広
告データ55を選択して広告コンテンツ7を作成する広
告コンテンツ作成部14と、作成した広告コンテンツ7
を高速通信網2を介して受信者5の受信装置4に配信し
かつその際の配信履歴を記録することが可能であると共
にWEBサイト3aへの接続要求を行える広告コンテン
ツ配信部15とを備えている。
【0246】なお、所定のターゲットに絞り込むための
各種要素とは、上述した第1の実施の形態と同様、当該
広告コンテンツ7のターゲットとなるユーザーグループ
が属する特定市場のマーケット動向95(市場動向情
報)や、このユーザーグループが属するさらに大枠の市
場9の方向性情報(トレンド96)や、依頼主となる広
告主10の意志決定(広告主の選択91)等からなる。
【0247】この第2の実施の形態では、収集情報管理
部13で収集したこれらの各種要素のうち、当該広告コ
ンテンツ7のターゲットとなるユーザーグループが属す
る特定市場の市場動向情報(マーケット動向95)を分
析する第1の分析手段14aと、このユーザーグループ
が属するさらに大枠の市場9の方向性情報(トレンド9
6)を分析する第2の分析手段14bとを、上述の広告
コンテンツ作成部14に備えている。なお、これらの各
分析手段14a,14bは、当該広告配信装置112内
のどこに配置しても良い。例えば、収集情報管理部13
に両分析手段14a,14bを持たせた構成としても良
い。
【0248】なお、上述した第2の実施の形態における
広告配信装置112の主な機能は、上述した第1の実施
の形態と同様であり、この第2の実施の形態では、特
に、当該装置112内に上述した各種要素を分析する分
析手段14a,14bを一体的に持たせたことに特徴が
ある。
【0249】本発明の第3の実施の形態における広告配
信装置113について、図13を用いて説明する。
【0250】図13に示すように、広告配信装置113
は、第1の実施の形態の広告配信装置1と比較し、広告
コンテンツ配信部15を有しない構成となっている。す
なわち、この広告配信装置113は、所定のターゲット
に絞り込むための各種要素を管理する広告作成要素管理
部11と、広告コンテンツ7を構成する各種の広告デー
タ55を蓄積しこれを管理する広告データ管理部12
と、視聴履歴や配信履歴や売買履歴を収集しこれらの収
集情報を管理する収集情報管理部13と、各種の作成要
素や各種の収集情報を基に最適な広告データ55を選択
して広告コンテンツ7を作成する広告コンテンツ作成部
14と、を備えている。
【0251】なお、この第3の実施の形態における広告
配信装置113は、広告コンテンツ配信部15を有して
いないが、広告コンテンツ配信部に相当する装置を別に
用意し、この広告配信装置113に高速通信網2を介し
てあるいは介さずにその配信部に相当する装置を直接接
続するようにしても良い。このように構成すると、広告
コンテンツ作成部14で最終的に作成された広告コンテ
ンツ7をその別構成となる配信装置に送り、この配信装
置から受信者5に配信することが可能となる。これによ
って、上述の第1の実施の形態で示した広告配信システ
ムの運用を行うことが可能となる。
【0252】本発明の第4の実施の形態における広告配
信装置114について、図14を用いて説明する。
【0253】図14に示すように、この広告配信装置1
14は、上述の第1及び第2の実施の形態における広告
コンテンツ配信部15の機能のみを有する装置となって
いる。すなわち、この広告配信装置114は、広告コン
テンツ7の作成を行う機能や収集情報管理部13に相当
する機能は、他の装置で行うようにし、他の装置で作成
された広告コンテンツ7を受け取りその広告コンテンツ
7をその内部に備えることが可能となっている。また、
この広告配信装置114は、この内部に備えた広告コン
テンツ7を高速通信網2を介して受信者5の受信装置4
に配信することが可能であると共に、サイト用WEBサ
ーバー3に格納されたWEBサイト(売買サイトや情報
サイト)3aへの接続要求を行えるものとなっている。
【0254】このため、受信者5は、受信装置4を用い
てこの広告配信装置114の広告コンテンツ7の配信を
受け、その配信された広告コンテンツ7の広告データ5
5の所定の位置を選択する等すると、選択された部位に
設けられたサイトアドレスに示されたWEBサイト3a
への接続要求が、広告コンテンツ7から当該広告配信装
置114を経由してそのWEBサイト3aに対して出さ
れる。これによって、受信装置4は、サイト用WEBサ
ーバー3内のWEBサイト3aに接続できる。なお、当
然ながら、受信装置4は、広告配信装置114を介さず
に直接WEBサイト3aへ接続要求を出し、これによっ
てWEBサイト3aへ接続することも可能である。
【0255】なお、この第4の実施の形態の広告配信装
置114は、上述したように広告コンテンツ7を作成す
る機能を有していないが、例えば、上述の第3の実施の
形態の広告配信装置113に接続すれば、広告配信装置
113で作成された広告コンテンツ7を広告配信装置1
13から当該広告配信装置114へ送信してもらうこと
ができ、これを内部に格納することが可能となる。これ
により、上述の第1の実施の形態で示した広告配信シス
テムの運用を行うことが可能となる。
【0256】本発明の第5の実施の形態における広告配
信装置115について、図15を用いて説明する。
【0257】図15を示すように、この広告配信装置1
15は、上述の第1及び第2の実施の形態における収集
情報管理部13の機能のみを有する装置となっている。
すなわち、この広告配信装置115は、視聴履歴を受信
者5の受信装置4から送信してもらいこれを収集する機
能を有している。また、広告配信装置115は、配信機
能及び配信制御機能を備えた広告配信装置115'から
受信者5に対して広告コンテンツ7の配信がなされた際
の配信履歴および当該広告コンテンツ7を配信する上述
の広告配信装置115'経由で受信者5がWEBサイト
3aへ接続した際の配信履歴の少なくとも一方(双方で
も良い)を送信してもらい、これを収集する機能を有し
ている。
【0258】さらに、広告配信装置115は、受信者5
が上述の広告配信装置115'から受信者5に対して広
告コンテンツ7の配信がなされ、受信者5がその配信さ
れた広告コンテンツ7から広告配信装置115'経由で
サイト用WEBサーバー3内のWEBサイト3aへ接続
した場合や、または少なくとも1回以上広告配信装置1
15'経由でWEBサイト3aに接続した受信者5が例
えば2回目以降等の接続において広告配信装置115'
を経由しないで直接的にWEBサイト3aに接続した場
合であって、そのWEBサイト3aが売買サイトである
場合における受信者5の売買サイトの利用情報となる売
買履歴を売買サイトから送信してもらい、これを収集す
る機能を有している。すなわち、この広告配信装置11
5は、上述した第1の実施の形態において説明した視聴
履歴や配信履歴や売買履歴を収集する機能を備えてい
る。
【0259】なお、この第5の実施の形態の広告配信装
置115は、上述したように広告コンテンツ7を作成す
る機能及び作成された広告コンテンツ7を配信する機能
等を有していないが、例えば、これらの機能を有する第
1及び第2の実施の形態の広告配信装置1,112の外
部装置として存在しても良い。
【0260】なお、上述の第1及び第2の実施の形態の
広告配信装置1,112は、それぞれこの第5の実施の
形態の広告配信装置115が有する機能に相当する部位
を備えた構成となっているが、この部分を無くし、第5
の実施の形態の広告配信装置115で代替して使用する
ようにしても良いし、第5の実施の形態の広告配信装置
115でこの部分を補うような構成としても良い。いず
れにしてもこのような接続により、上述の第1の実施の
形態で示した広告配信システムの運用を行うことが可能
となる。
【0261】次に、本発明の第6の実施の形態における
広告配信装置116について、図16を用いて説明す
る。
【0262】図16に示すように、広告配信装置116
は、所定のターゲットに絞り込むための各種要素を管理
する広告作成要素管理部11と、広告コンテンツ7を構
成する各種の広告データ55を蓄積しこれを管理する広
告データ管理部12と、視聴履歴や配信履歴や売買履歴
を収集しこれらの収集情報を管理する収集情報管理部1
3と、各種の作成要素や各種の収集情報を基に最適な広
告データ55を選択して広告コンテンツ7を作成する広
告コンテンツ作成部14と、作成した広告コンテンツ7
を高速通信網2を介して受信者5の受信装置4に配信し
かつ配信履歴を記録することが可能であると共に、WE
Bサイト3aへの接続要求を行える広告コンテンツ配信
部15とを備えている。
【0263】なお、この第6の実施の形態における広告
配信装置116と、上述の第1及び第2の実施の形態の
装置構成との相違点は、この広告配信装置116内の広
告コンテンツ作成部14が広告コンテンツ7を自動的に
作成する機能を有している点である。
【0264】この自動作成機能とは、新たなマーケット
を創出する場合や絞り込みを行って新規の広告コンテン
ツ7を自動的に作成する機能である。すなわち、新規の
広告コンテンツ7の開発を行なう場合に、新しいコンセ
プト等に従い既存の広告コンポーネント54を組み合わ
せて広告コンテンツ7を自動作成する機能である。
【0265】この機能は、生成パラメータを設定し、当
該広告配信装置116内のプログラムによって自動作成
される。この自動作成機能により、例えば、各広告コン
テンツ7で視聴率の高い広告コンポーネント54のみを
集めた広告コンテンツ7を新たに生成することや、広告
のジャンルや視聴年齢層を想定した広告コンテンツ7を
作成することができる。なお、上述した第1の実施の形
態で、自動作成機能を持たせた場合における作用につい
て述べたが、この第6の実施の形態の自動作成機能は上
述したものと同様である。
【0266】本発明の第7の実施の形態における広告配
信装置117について、図17を用いて説明する。
【0267】なお、以下に説明する第7の実施の形態の
広告配信装置117は、上述した第1〜第6の実施の形
態の装置構成では実現できない機能である検索機能を備
えている。なお、この検索機能は、上述した第6の実施
の形態で説明した自動作成機能の中に含まれる機能であ
る。
【0268】第7の実施の形態の広告配信装置117
は、自動作成機能の中の検索機能を有していることによ
り、受信者5が自分が属することとなるターゲットや広
告を、単に多階層構造に配置された複数の広告コンテン
ツ7の中から探すだけでなく、主体的にキーワード入力
等により検索することが可能となる。すなわち、第7の
実施の形態の広告配信装置117は、受信者5が当該広
告配信装置117に対して所定の分類等を指定するかあ
るいはキーワード入力等をすることにより、その検索条
件に合致した広告データ55を抽出して新たな広告コン
テンツ7を作成する機能を有している。
【0269】図17に示すように、広告配信装置117
は、広告コンテンツ7を構成する各種の広告データ55
を蓄積しこれを管理する広告データ管理部12と、各種
の作成要素や各種の収集情報を基に最適な広告データ5
5を選択することにより所定のターゲットに絞り込んだ
広告を有する広告コンテンツ7を作成する広告コンテン
ツ作成部14と、広告コンテンツ7を内部に備えかつこ
れを受信者5の要求に応じて配信すると共に、配信した
際に配信履歴を記録する広告コンテンツ配信部15と、
広告データ管理部12内や当該広告配信装置117に接
続されている他の広告配信装置117'内から広告デー
タ55を検索して抽出する検索部16とを有している。
【0270】上述した構成を有する広告配信装置117
は、受信者5が自己の受信装置4を用いて、自分が検索
したい分類や単語をキーワード入力等することにより、
その検索条件に関連づけられた広告データ55を広告デ
ータ管理部12や他の広告配信装置117'から抽出し
て広告コンテンツ7を作成する。すなわち、キーワード
入力等の内容が広告コンテンツ配信部15を介して広告
コンテンツ作成部14に入力され、これに基づいて広告
コンテンツ作成部14は入力された検索条件に関連付け
られた広告データ55の検索開始を検索部16に指示す
る。
【0271】検索部16は、上述した広告コンテンツ作
成部14からの指示に基づいて検索動作を開始する。な
お、広告データ管理部12には、上述した第1及び第2
の実施の形態等と同様、広告画像や音声等の各種の広告
データ55が、所定の分類毎に整理され保存されてい
る。検索部16は、受信者5が設定した検索条件に関連
付けられる広告データ55を、当該広告配信装置117
に高速通信網2を介して接続されている他の広告配信装
置(当該広告配信装置117を管理運営している広告配
信会社6以外の会社等が管理運営を行っている場合もあ
る)117'及び上記広告データ管理部12から抽出し
て、それを広告コンテンツ作成部14へ送る。
【0272】広告コンテンツ作成部14は、広告データ
管理部12や他の広告配信装置117'から集められた
広告データ55を1つの広告コンテンツ7内に組み込ん
で、広告コンテンツ配信部15に配置する。これによ
り、広告コンテンツ配信部15が、この広告コンテンツ
7を受信者5の受信装置4に対して配信する。
【0273】次に、本発明の第8の実施の形態における
広告配信装置118について、図18を用いて説明す
る。なお、以下に説明する第8の実施の形態の広告配信
装置118は、上述した第7の実施の形態とほぼ同様で
あるが、受信者5の入力等の行為とは無関係に当該装置
118が自動的に検索動作を開始してしまう点に相違点
がある。
【0274】図18に示すように、広告配信装置118
は、広告コンテンツ7を構成する各種の広告データ55
を蓄積しこれを管理する広告データ管理部12と、各種
の作成要素や各種の収集情報を基に最適な広告データ5
5を選択することにより所定のターゲットに絞り込んだ
広告を有する広告コンテンツ7を作成する広告コンテン
ツ作成部14と、広告コンテンツ7を内部に備えかつこ
れを受信者5の要求に応じて配信すると共に広告コンテ
ンツ7を配信した際に配信履歴を記録する広告コンテン
ツ配信部15と、広告データ管理部12内や当該広告配
信装置118に接続されている他の広告配信装置11
8'内から広告データ55を検索して抽出する検索部1
6とを有している。
【0275】上述した構成を有する広告配信装置118
は、例えば、広告配信装置118に送られてくる視聴履
歴等の収集情報のデータ量が一定量以上となった時とか
あるいは毎回決められたある時間の到来等によって、当
該広告配信装置118が自発的に上述の検索を開始して
しまうことに特徴がある。
【0276】上述の検索条件等が整うことにより、その
検索条件に関連づけられた広告データ55を広告データ
管理部12や他の広告配信装置118'から抽出して広
告コンテンツ7を作成する。
【0277】すなわち、上述した検索部16は、検索条
件に基づいて検索動作を開始する。なお、広告データ管
理部12には、広告画像や音声等の各種の広告データ5
5が所定の分類毎に整理され保存されている。検索部1
6は、検索条件に関連付けられる広告データ55を、当
該広告配信装置118に高速通信網2を介して接続され
ている他の広告配信装置(当該広告配信装置118を管
理運営している広告配信会社6以外の会社等が管理運営
を行っている場合もある)118'及び上記広告データ
管理部12から抽出して、それを広告コンテンツ作成部
14へ送る。
【0278】広告コンテンツ作成部14は、広告データ
管理部12や他の広告配信装置118'から集められた
広告データ55を1つの広告コンテンツ7内に組み込ん
で、広告コンテンツ配信部15内に配置する。これによ
り、広告コンテンツ配信部15が、この広告コンテンツ
7を受信者5の受信装置4に対して配信する。
【0279】次に、本発明の第9の実施の形態における
広告配信装置119について、図19を用いて説明す
る。
【0280】この広告配信装置119は、上述の第7及
び第8の実施の形態における検索部16の機能のみを有
する装置となっている。すなわち、この広告配信装置1
19は、広告コンテンツ7を作成するための広告データ
55の検索のみを行える装置であって、当該広告配信装
置119に接続された他の広告配信装置119'から広
告データ55を抽出して検索するのみの装置である。な
お、他の広告配信装置119'は、単なる広告データ5
5を集積したデータベースであっても良い。
【0281】最後に、本発明の第10の実施の形態にお
ける広告配信装置120について、図20を用いて説明
する。
【0282】図20に示すように、広告配信装置120
は、所定のターゲットに絞り込むための各種要素を管理
する広告作成要素管理部11と、広告コンテンツ7を構
成する各種の広告データ55を蓄積しこれを管理する広
告データ管理部12と、視聴履歴や配信履歴や売買履歴
を収集しこれらの収集情報を管理する収集情報管理部1
3と、各種の作成要素や各種の収集情報を基に最適な広
告データ55を選択して広告コンテンツ7を作成する広
告コンテンツ作成部14と、作成した広告コンテンツ7
を高速通信網2を介して受信者5の受信装置4に配信し
かつこの配信時に配信履歴を記録すると共に、WEBサ
イト3aへの接続要求を行える広告コンテンツ配信部1
5と、広告データ管理部12内や当該広告配信装置12
0に接続されている他の広告配信装置120'内から広
告データ55を検索して抽出する検索部16とを有して
いる。すなわち、上述した第1〜第9の実施の形態で説
明した各装置の各機能を全て1つの装置に持たせたもの
となっている。
【0283】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の各例であるが、これに限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の変形実施が可能である。例えば、上述の各実施の形態
では、広告配信会社6が広告コンテンツ7を配信等する
広告配信装置を管理運営するという前提で説明したが、
これは便宜上、このような説明をしただけであり、特に
広告配信会社6は存在せず、放送会社8のみが存在した
り、他の広告関係会社が存在するようにしても良い。
【0284】また、上述の説明では、各実施の形態で
は、受信者5が広告コンテンツ7の配信を受けた際の配
信履歴、及びこの広告コンテンツ7を配信する広告配信
装置1経由でWEBサイト3aへの接続を行った場合の
配信履歴が、広告配信装置1で記録されるようになって
いる。しかし、広告コンテンツ7が、これらの配信履歴
を記録するようにプログラムされていても良い。また、
上述の説明では、各実施の形態では、少なくとも1回以
上広告コンテンツ7の配信を受けた受信者5が売買サイ
トに接続し、その売買サイトで何らかの行動を起こす
と、売買サイトがその売買履歴を取りその履歴を広告配
信装置1へ送るように構成されている。しかし、広告コ
ンテンツ7が、この売買履歴を記録するようにプログラ
ムされていても良い。
【0285】また、上述の説明では、各実施の形態で
は、広告配信装置というハードウエアが必ず存在するも
のとして説明したが、特にハードウエアに限定されるの
ではない。すなわち、上述した各実施の形態における広
告配信装置の各機能を備えたソフトウエアであっても良
いし、さらにはこのような各種機能を実行させるプログ
ラムが記録された記録媒体であっても良い。
【0286】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の広告配信
システム及び広告配信装置ならびに広告配信方法によれ
ば、予め所定のターゲットに絞り込んだ広告を1つ以上
有し、かつ所定のWEBサイトや他の広告コンテンツと
リンク関係を有するアドレス部を備えた広告コンテンツ
を高速通信網上に配置させているため、受信者は当該広
告コンテンツを配信する広告配信装置経由で自分の所望
するWEBサイト等に容易にたどり着くことができる。
加えて、受信者自身が属するターゲットに合致した広告
コンテンツの配信を受信者が受ければ、この配信を受け
た広告コンテンツ自体の閲覧も興味深いものとなり、か
つそこからリンクされるWEBサイト等も、受信者にと
って興味深いものとなる。
【0287】従って、広告主側から見ると、自社製品の
購買層となるターゲットユーザーを受信者として効率よ
く自社広告が掲載された広告コンテンツや自社広告用の
WEBサイト等へ導くことができる。なお、ターゲット
の絞り込みの際に、ターゲットユーザーの視聴履歴等の
収集情報や現在の市場の流れを考慮することにより、さ
らに将来有望な新しい特定市場を次々に生み出し、その
特定市場に属する新しいユーザーへの遅滞ない広告コン
テンツの配信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の広告配信システム
の全体を示したブロック図である。
【図2】図1の広告配信システムを利用して配信される
広告コンテンツとの接続関係を示したブロック図で、
(A)はWEBサイトとの接続、(B)は他の広告コン
テンツとの接続を示した図である。
【図3】図1の広告配信システムの一部となる広告配信
装置の構成の一例を示したブロック図である。
【図4】図1の広告配信システムの詳細な全体構成及び
当該広告配信システムを取り巻くインフラ等について説
明するためのシステム概要図である。
【図5】図1の広告配信システムを利用して配信される
広告コンテンツの構成を説明するためのブロック図であ
る。
【図6】図1の広告配信システムの主要部となる広告コ
ンテンツが他の広告コンテンツとのリンク関係を備え、
かつ各広告コンテンツ間が多階層構造に配置される場合
のレイヤについて説明するための図である。
【図7】図1の広告配信システムを利用する受信者から
見た、各広告コンテンツがそれぞれ配置された各レイヤ
へのアクセスイメージを示した図である。
【図8】図1の広告配信システムによる広告配信サービ
スを受ける受信者を取り巻く社会環境について説明する
ための図である。
【図9】図1の広告配信システムを運用する際の各履歴
等の情報の流れや相互関係の仕組みを説明するためのブ
ロック図である。
【図10】図1の広告配信システムを用いて受信者へ配
信する広告コンテンツを、受信者が閲覧しかつWEBサ
イトに接続するまでの第1の配信履歴及び視聴履歴の各
履歴の収集等の動作フローを示したブロック図である。
【図11】図1の広告配信システムを用いて受信者へ配
信する広告コンテンツを、受信者が閲覧しかつWEBサ
イトに接続した後の第2の配信履歴及び売買履歴の各履
歴の収集等の動作フローを示したブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の広告配信装置の
装置構成を示したブロック図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態の広告配信装置の
装置構成を示したブロック図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態の広告配信装置の
装置構成を示したブロック図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態の広告配信装置の
装置構成を示したブロック図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態の広告配信装置の
装置構成を示したブロック図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態の広告配信装置の
装置構成を示したブロック図である。
【図18】本発明の第8の実施の形態の広告配信装置の
装置構成を示したブロック図である。
【図19】本発明の第9の実施の形態の広告配信装置の
装置構成を示したブロック図である。
【図20】本発明の第10の実施の形態の広告配信装置
の装置構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 広告配信装置 2 高速通信網 3 サイト用WEBサーバー 3a WEBサイト 4 受信装置 5 受信者 7 広告コンテンツ 9A ターゲットユーザー 9B ターゲットユーザー 9C ターゲットユーザー 11 広告作成要素管理部 12 広告データ管理部 13 収集情報管理部 14 広告コンテンツ作成部 14a 第1の分析手段 14b 第2の分析手段 15 広告コンテンツ配信部 16 検索部 54 広告コンポーネント 55 広告データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 504 G06F 17/60 504

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信者に対し高速通信網を介して広告を
    配信する広告配信システムにおいて、予め所定のターゲ
    ットに絞り込みを行った広告を1つ以上有し、かつその
    広告と関連するWEBサイトとのリンク関係を示すアド
    レス部を有する広告コンテンツと、この広告コンテンツ
    を配信する広告配信装置と、を上記高速通信網上に配置
    し、上記受信者の要求に基づいて上記広告コンテンツを
    上記受信者に配信することを特徴とする広告配信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 受信者に対し高速通信網を介して広告を
    配信する広告配信システムにおいて、予め所定のターゲ
    ットに絞り込みを行った広告を1つ以上有し、かつその
    広告と関連する他の広告コンテンツとのリンク関係を示
    すアドレス部を有する広告コンテンツと、この広告コン
    テンツを配信する広告配信装置と、を上記高速通信網上
    に配置し、上記受信者の要求に基づいて上記広告コンテ
    ンツを上記受信者に配信することを特徴とする広告配信
    システム。
  3. 【請求項3】 受信者に対し高速通信網を介して広告を
    配信する広告配信システムにおいて、広告データに管理
    情報を付加した広告コンポーネントを1つ以上有し、広
    告を所定のジャンル、所定のカテゴリー、所定のコンセ
    プトの少なくともいずれか1つで所定のターゲットに絞
    り込み、かつ任意の時間で構成される広告コンテンツを
    上記受信者に対し配信することを特徴とする広告配信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 受信者に対し高速通信網を介して広告を
    配信する広告配信システムにおいて、広告データに管理
    情報を付加した広告コンポーネントを1つ以上有する広
    告コンテンツを、上記受信者に配信することを特徴とす
    る広告配信システム。
  5. 【請求項5】 前記広告コンポーネントが、関連するW
    EBサイトもしくは他の広告コンテンツとのリンク関係
    を示すアドレス部を少なくとも1つ以上有していること
    を特徴とする請求項3または4記載の広告配信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記広告コンテンツ内に、複数の前記広
    告コンポーネントにより構成される1つの広告を備えた
    ことを特徴とする請求項3,4または5記載の広告配信
    システム。
  7. 【請求項7】 受信者に対し高速通信網を介して広告を
    配信する広告配信システムにおいて、複数の受信者の視
    聴履歴、配信履歴及び売買履歴の少なくとも1つに基づ
    いた新たな広告コンテンツを自動的に作成する広告コン
    テンツ自動作成機能を備えてなることを特徴とする広告
    配信システム。
  8. 【請求項8】 受信者に対し高速通信網を介して広告を
    配信する広告配信システムにおいて、予め所定のターゲ
    ットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コン
    テンツと、この広告コンテンツを配信する広告配信装置
    と、上記広告コンテンツを閲覧できる受信装置と、上記
    絞り込みを行った広告とリンク関係を有するWEBサイ
    トとを備えることを特徴とする広告配信システム。
  9. 【請求項9】 受信者に対し高速通信網を介して広告を
    配信する広告配信システムにおいて、予め所定のターゲ
    ットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コン
    テンツと、この広告コンテンツを閲覧できる受信装置と
    を有し、受信者が受信装置で上記広告コンテンツの配信
    を受け、この広告コンテンツの閲覧動作を行うと、その
    閲覧動作を視聴履歴としてとることを特徴とする広告配
    信システム。
  10. 【請求項10】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信システムにおいて、予め所定のター
    ゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コ
    ンテンツと、この広告コンテンツを閲覧できる受信装置
    とを有し、受信者が受信装置で上記広告コンテンツの配
    信を受け、その広告コンテンツの閲覧動作を所定時間以
    上継続した場合に、視聴履歴をとることを特徴とする広
    告配信システム。
  11. 【請求項11】 前記視聴履歴は、前記受信装置から前
    記広告コンテンツを配信する広告配信装置へ送信される
    ことを特徴とする請求項9または10記載の広告配信シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記視聴履歴をとると共に、その視聴
    履歴を前記広告配信装置へ送信するための視聴履歴管理
    プログラムが、前記広告コンテンツの配信時に前記受信
    者の受信装置に組み込まれることを特徴とする請求項1
    1記載の広告配信システム。
  13. 【請求項13】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信システムにおいて、予め所定のター
    ゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有し、かつそ
    の広告と関連するWEBサイトとリンク関係を有するア
    ドレス部を有する広告コンテンツと、この広告コンテン
    ツを配信する広告配信装置と、上記広告コンテンツを閲
    覧できる受信装置とを有し、上記広告配信装置は、上記
    受信装置へ上記広告コンテンツを配信した際の配信履
    歴、及び上記受信装置が上記広告コンテンツの配信を受
    けて受信者がこの広告コンテンツの閲覧動作を行い、さ
    らにこの広告コンテンツが当該広告配信装置経由で上記
    WEBサイトへの接続を行った場合の上記WEBサイト
    への接続を含む情報となる配信履歴の少なくともいずれ
    か一方を配信履歴としてとることを特徴とする広告配信
    システム。
  14. 【請求項14】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信システムにおいて、予め所定のター
    ゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有し、かつそ
    の広告と関連するWEBサイトとのリンク関係を有する
    アドレス部を有する広告コンテンツと、この広告コンテ
    ンツを配信する広告配信装置と、上記広告コンテンツを
    閲覧できる受信装置とを有し、少なくとも1回以上上記
    広告コンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲
    覧動作を行い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配
    信装置経由で上記WEBサイトへの接続を行った受信者
    の上記WEBサイトへの接続であって、かつその接続さ
    れたWEBサイトが売買サイトであった場合、上記受信
    者の上記売買サイトの利用情報を売買履歴としてとるこ
    とを特徴とする広告配信システム。
  15. 【請求項15】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信システムにおいて、予め所定のター
    ゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コ
    ンテンツと、この広告コンテンツを配信する広告配信装
    置とが上記高速通信網上に配置されていると共に、上記
    受信者が上記広告コンテンツを閲覧した際にとられる視
    聴履歴、上記受信者が上記広告コンテンツの配信を受け
    た際にとられる配信履歴、上記受信者が上記広告コンテ
    ンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行
    い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装置経由
    で上記絞り込みを行った広告とリンク関係を有するWE
    Bサイトへの接続を行った際にとられる配信履歴及び少
    なくとも1回以上上記広告コンテンツの配信を受けて当
    該広告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこの広告コ
    ンテンツが上記広告配信装置経由で上記WEBサイトへ
    の接続を行った受信者の上記WEBサイトへの接続であ
    って、かつその接続されたWEBサイトが売買サイトで
    あった場合に当該売買サイトの利用情報としてとられる
    売買履歴の上記4つの各履歴からなる収集情報と、上記
    広告コンテンツのターゲットとなるユーザーグループ毎
    に設定された特定市場の市場動向情報と、上記ユーザー
    グループの属するさらに大枠の市場の方向性情報からな
    る上記3つの情報を基に、新規の広告コンテンツを作成
    してこれを上記広告配信装置に保存しておくと共に、当
    該新規の広告コンテンツが上記広告配信装置に保存され
    ていることを上記受信者に所定の手段によって開示可能
    とすることを特徴とする広告配信システム。
  16. 【請求項16】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信システムにおいて、予め所定のター
    ゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コ
    ンテンツと、この広告コンテンツを配信する広告配信装
    置とが上記高速通信網上に配置されていると共に、上記
    受信者が上記広告コンテンツを閲覧した際にとられる視
    聴履歴、上記受信者が上記広告コンテンツの配信を受け
    た際にとられる配信履歴、上記受信者が上記広告コンテ
    ンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行
    い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装置経由
    で上記絞り込みを行った広告とリンク関係を有するWE
    Bサイトへの接続を行った際にとられる配信履歴及び少
    なくとも1回以上上記広告コンテンツの配信を受けて当
    該広告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこの広告コ
    ンテンツが上記広告配信装置経由で上記WEBサイトへ
    の接続を行った受信者の上記WEBサイトへの接続であ
    って、かつその接続されたWEBサイトが売買サイトで
    あった場合に当該売買サイトの利用情報としてとられる
    売買履歴の上記4つの各履歴の少なくとも1つからなる
    収集情報と、上記広告コンテンツのターゲットとなるユ
    ーザーグループ毎に設定された特定市場の市場動向情報
    と、上記ユーザーグループの属するさらに大枠の市場の
    方向性情報からなる上記3つの情報を基に、新規の広告
    コンテンツを作成してこれを上記広告配信装置に保存し
    ておくと共に、当該新規の広告コンテンツが上記広告配
    信装置に保存されていることを上記受信者に所定の手段
    によって開示可能とすることを特徴とする広告配信シス
    テム。
  17. 【請求項17】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信システムにおいて、予め所定のター
    ゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コ
    ンテンツと、この広告コンテンツを配信する広告配信装
    置とが上記高速通信網上に配置されていると共に、上記
    受信者が上記広告コンテンツを閲覧した際にとられる視
    聴履歴、上記受信者が上記広告コンテンツの配信を受け
    た際にとられる配信履歴、上記受信者が上記広告コンテ
    ンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行
    い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装置経由
    で上記絞り込みを行った広告とリンク関係を有するWE
    Bサイトへの接続を行った際にとられる配信履歴及び少
    なくとも1回以上上記広告コンテンツの配信を受けて当
    該広告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこの広告コ
    ンテンツが上記広告配信装置経由で上記WEBサイトへ
    の接続を行った受信者の上記WEBサイトへの接続であ
    って、かつその接続されたWEBサイトが売買サイトで
    あった場合に当該売買サイトの利用情報としてとられる
    売買履歴の上記4つの各履歴からなる収集情報と、上記
    広告コンテンツのターゲットとなるユーザーグループ毎
    に設定された特定市場の市場動向情報と、上記ユーザー
    グループの属するさらに大枠の市場の方向性情報からな
    る上記3つの情報を基に、既存の広告コンテンツを更新
    してこれを上記広告配信装置に保存しておくと共に、更
    新された広告コンテンツが上記広告配信装置に保存され
    たことを上記受信者に所定の手段によって開示可能とす
    ることを特徴とする広告配信システム。
  18. 【請求項18】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信システムにおいて、予め所定のター
    ゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コ
    ンテンツと、この広告コンテンツを配信する広告配信装
    置とが上記高速通信網上に配置されていると共に、上記
    受信者が上記広告コンテンツを閲覧した際にとられる視
    聴履歴、上記受信者が上記広告コンテンツの配信を受け
    た際にとられる配信履歴、上記受信者が上記広告コンテ
    ンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行
    い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装置経由
    で上記絞り込みを行った広告とリンク関係を有するWE
    Bサイトへの接続を行った際にとられる配信履歴及び少
    なくとも1回以上上記広告コンテンツの配信を受けて当
    該広告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこの広告コ
    ンテンツが上記広告配信装置経由で上記WEBサイトへ
    の接続を行った受信者の上記WEBサイトへの接続であ
    って、かつその接続されたWEBサイトが売買サイトで
    あった場合に当該売買サイトの利用情報としてとられる
    売買履歴の上記4つの各履歴の少なくとも1つからなる
    収集情報と、上記広告コンテンツのターゲットとなるユ
    ーザーグループ毎に設定された特定市場の市場動向情報
    と、上記ユーザーグループの属するさらに大枠の市場の
    方向性情報からなる上記3つの情報を基に、既存の広告
    コンテンツを更新してこれを上記広告配信装置に保存し
    ておくと共に、更新された広告コンテンツが上記広告配
    信装置に保存されたことを上記受信者に所定の手段によ
    って開示可能とすることを特徴とする広告配信システ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記広告コンテンツは、さらに1つ以
    上の他の広告コンテンツとのリンク関係を有し、各広告
    コンテンツ間は多階層構造をとり、少なくとも最下層の
    広告コンテンツに前記WEBサイトへのリンク関係を有
    するアドレス部を備えていることを特徴とする請求項1
    5から18のいずれか1項記載の広告配信システム。
  20. 【請求項20】 受信者に対し高速通信網を介して配信
    される広告コンテンツにおいて、上記受信者が自己の使
    用する受信装置で当該広告コンテンツの配信を受け、こ
    の広告コンテンツの閲覧動作を行うと、その閲覧動作を
    視聴履歴としてとるようにプログラムされたことを特徴
    とする広告コンテンツ。
  21. 【請求項21】 受信者に対し高速通信網を介して配信
    される広告コンテンツにおいて、上記受信者が自己の使
    用する受信装置で当該広告コンテンツの配信を受け、こ
    の広告コンテンツの閲覧動作を所定時間以上継続した場
    合に、視聴履歴としてとるようにプログラムされたこと
    を特徴とする広告コンテンツ。
  22. 【請求項22】 前記視聴履歴が、前記受信装置から当
    該広告コンテンツを配信する広告配信装置へ送信される
    ようにプログラムされたことを特徴とする請求項20ま
    たは21記載の広告コンテンツ。
  23. 【請求項23】 視聴履歴をとると共に、その視聴履歴
    を前記当該広告コンテンツを配信する広告配信装置へ送
    信するための視聴履歴管理プログラムが、当該広告コン
    テンツの配信時に前記受信者の受信装置に組み込まれる
    ようにプログラムされたことを特徴とする請求項22記
    載の広告コンテンツ。
  24. 【請求項24】 受信者に対し高速通信網を介して配信
    される広告コンテンツにおいて、少なくとも1つ以上の
    WEBサイトとのリンク関係を有するアドレス部を有
    し、上記受信者が当該広告コンテンツの配信を受け、こ
    の広告コンテンツの閲覧動作を行い、さらに当該広告コ
    ンテンツがこの広告コンテンツの配信を行うための広告
    配信装置経由で上記WEBサイトへの接続を行った場合
    に、当該広告コンテンツを配信した履歴及びその後のW
    EBサイトへの接続情報を共に配信履歴としてとるよう
    にプログラムされたことを特徴とする広告コンテンツ。
  25. 【請求項25】 受信者に対し高速通信網を介して配信
    される広告コンテンツにおいて、少なくとも1つ以上の
    WEBサイトとのリンク関係を有するアドレス部を有
    し、少なくとも1回以上当該広告コンテンツの配信を受
    けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行い、さらにこの
    広告コンテンツが当該広告コンテンツを上記受信者へ配
    信するための上記広告配信装置経由で上記WEBサイト
    への接続を行った受信者の上記WEBサイトへの接続で
    あって、上記WEBサイトが売買サイトでしかも上記受
    信者がこの売買サイトを利用した場合における利用情報
    を売買履歴としてとるようにプログラムされたことを特
    徴とする広告コンテンツ。
  26. 【請求項26】 受信者に対し高速通信網を介して配信
    される広告コンテンツにおいて、所定の広告コンテンツ
    間においてリンク関係を有する多階層構造の所定の階層
    に配置されたものであることを特徴とする広告コンテン
    ツ。
  27. 【請求項27】 当該広告コンテンツと関連するWEB
    サイトとリンク関係を有するアドレス部が備えられたこ
    とを特徴とする請求項26記載の広告コンテンツ。
  28. 【請求項28】 前記多階層構造の最下層に配置された
    ことを特徴とする請求項27記載の広告コンテンツ。
  29. 【請求項29】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    コンテンツを配信する広告配信装置において、所定のタ
    ーゲットに絞り込みを行うための各種要素を管理する広
    告作成要素管理部と、上記広告コンテンツを構成する広
    告データを管理する広告データ管理部と、上記受信者が
    上記広告コンテンツを閲覧した際にとられる視聴履歴、
    上記受信者が上記広告コンテンツの配信を受けた際にと
    られる配信履歴、上記受信者が上記広告コンテンツの配
    信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行いさらに
    上記広告コンテンツが当該広告配信装置経由で上記広告
    コンテンツに関連するWEBサイトへの接続を行った際
    にとられる配信履歴及び少なくとも1回以上上記広告コ
    ンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作
    を行い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装置
    経由で上記WEBサイトへの接続を行った受信者が上記
    WEBサイトへ接続し、この接続されたWEBサイトが
    売買サイトである場合であって上記受信者が当該売買サ
    イトを利用した際に利用情報としてとられる売買履歴の
    上記4つの各履歴からなる収集情報の少なくとも1つ以
    上の履歴情報を管理する収集情報管理部と、上記広告作
    成要素管理部で管理されている各種要素および上記収集
    情報管理部で管理されている履歴情報を考慮し上記広告
    データ管理部から広告データを選択して所定のターゲッ
    トに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コンテ
    ンツを作成する広告コンテンツ作成部と、この広告コン
    テンツ作成部で作成された広告コンテンツを上記高速通
    信網を介して受信者に配信することが可能な広告コンテ
    ンツ配信部とを備えたことを特徴とする広告配信装置。
  30. 【請求項30】 前記所定のターゲットに絞り込みを行
    うための各種要素には、前記所定のターゲットとなるユ
    ーザーグループ毎に設定された特定市場の市場動向情報
    と、上記ユーザーグループの属するさらに大枠の市場の
    方向性情報と、前記広告コンテンツに含まれる広告の広
    告主の意向とが含まれると共に、前記市場動向情報を分
    析する第1の分析手段と、前記方向性情報を分析する第
    2の分析手段とを備えたことを特徴とする請求項29記
    載の広告配信装置。
  31. 【請求項31】 所定のターゲットに絞り込みを行うた
    めの各種要素を管理する広告作成要素管理部と、上記広
    告コンテンツを構成する広告データを管理する広告デー
    タ管理部と、上記受信者が上記広告コンテンツを閲覧し
    た際にとられる視聴履歴、上記受信者が上記広告コンテ
    ンツの配信を受けた際にとられる配信履歴、上記受信者
    が上記広告コンテンツの配信を受けて当該広告コンテン
    ツの閲覧動作を行いさらに上記広告コンテンツが当該広
    告配信装置もしくは他の広告配信装置経由で上記広告コ
    ンテンツに関連するWEBサイトへの接続を行った際に
    とられる配信履歴及び少なくとも1回以上上記広告コン
    テンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を
    行い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装置経
    由で上記WEBサイトへの接続を行った受信者が上記W
    EBサイトへ接続し、この接続されたWEBサイトが売
    買サイトである場合であって上記受信者が当該売買サイ
    トを利用した際に利用情報としてとられる売買履歴の上
    記4つの各履歴からなる収集情報の少なくとも1つ以上
    の履歴情報を管理する収集情報管理部と、上記広告作成
    要素管理部で管理されている各種要素および上記収集情
    報管理部で管理されている履歴情報を考慮し上記広告デ
    ータ管理部から広告データを選択して所定のターゲット
    に絞り込みを行った広告を1つ以上有する上記広告コン
    テンツを作成する広告コンテンツ作成部を備えたことを
    特徴とする広告配信装置。
  32. 【請求項32】 所定のターゲットに絞り込みを行った
    広告を1つ以上有する広告コンテンツを高速通信網を介
    して受信者に配信することが可能な広告コンテンツ配信
    部を有することを特徴とする広告配信装置。
  33. 【請求項33】 所定のターゲットに絞り込みを行った
    広告を1つ以上有する広告コンテンツを高速通信網を介
    して受信者に配信し、受信者が上記広告コンテンツを閲
    覧した際にとられる視聴履歴、上記受信者が上記広告コ
    ンテンツの配信を受けた際にとられる配信履歴、上記受
    信者が上記広告コンテンツの配信を受けて当該広告コン
    テンツの閲覧動作を行いさらに上記広告コンテンツが当
    該広告配信装置もしくは他の広告配信装置経由で上記広
    告コンテンツに関連するWEBサイトへの接続を行った
    際にとられる配信履歴及び少なくとも1回以上上記広告
    コンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動
    作を行い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装
    置経由で上記WEBサイトへの接続を行った受信者が上
    記WEBサイトへ接続し、この接続されたWEBサイト
    が売買サイトである場合であって上記受信者が当該売買
    サイトを利用した際に利用情報としてとられる売買履歴
    の上記4つの各履歴からなる収集情報の少なくとも1つ
    以上の履歴情報を管理する収集情報管理部を備えたこと
    を特徴とする広告配信装置。
  34. 【請求項34】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    コンテンツを配信する広告配信装置において、所定のタ
    ーゲットに絞り込みを行うための各種要素を管理する広
    告作成要素管理部と、上記広告コンテンツを構成する広
    告データを管理する広告データ管理部と、上記受信者が
    上記広告コンテンツを閲覧した際にとられる視聴履歴、
    上記受信者が上記広告コンテンツの配信を受けた際にと
    られる配信履歴、上記受信者が上記広告コンテンツの配
    信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行いさらに
    上記広告コンテンツが当該広告配信装置経由で上記広告
    コンテンツに関連するWEBサイトへの接続を行った際
    にとられる配信履歴及び少なくとも1回以上上記広告コ
    ンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作
    を行い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装置
    経由で上記WEBサイトへの接続を行った受信者が上記
    WEBサイトへ接続し、この接続されたWEBサイトが
    売買サイトである場合であって上記受信者が当該売買サ
    イトを利用した際に利用情報としてとられる売買履歴の
    上記4つの各履歴からなる収集情報の少なくとも1つ以
    上の履歴情報を管理する収集情報管理部と、上記広告作
    成要素管理部で管理されている各種要素および上記収集
    情報管理部で管理されている履歴情報を考慮し上記広告
    データ管理部から広告データを選択して所定のターゲッ
    トに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コンテ
    ンツを作成する広告コンテンツ作成部と、上記広告コン
    テンツを上記高速通信網を介して受信者に配信すること
    が可能な広告コンテンツ配信部とを備え、上記広告コン
    テンツ作成部は、当該広告コンテンツ作成部で作成され
    た広告コンテンツを、上記広告コンテンツ配信部内に元
    々備えている既存の広告コンテンツで上記ターゲットが
    一致するものもしくは一致しないものの中で任意のもの
    と入れ替えることにより、上記広告コンテンツ配信部内
    の広告コンテンツの更新を行うことを特徴とする広告配
    信装置。
  35. 【請求項35】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    コンテンツを配信する広告配信装置において、所定のタ
    ーゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告
    コンテンツを作成する広告コンテンツ作成部と、上記広
    告コンテンツを構成する広告データを管理する広告デー
    タ管理部と、上記広告コンテンツを上記高速通信網を介
    して上記受信者に配信することが可能な広告コンテンツ
    配信部と、上記広告データ管理部内及び上記高速通信網
    を介してあるいは介さず当該広告配信装置に接続されて
    いる他の広告配信装置内の少なくともいずれか一方から
    広告データを検索して抽出する検索部とを備え、上記受
    信者が当該広告配信装置に検索要求を出すと、上記検索
    部が上記検索要求に基づいて検索し抽出した広告データ
    を基に、上記広告コンテンツ作成部が新たな広告コンテ
    ンツを作成し、この作成された広告コンテンツが上記広
    告コンテンツ配信部より上記受信者に配信されることを
    特徴とする広告配信装置。
  36. 【請求項36】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    コンテンツを配信する広告配信装置において、所定のタ
    ーゲットに絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告
    コンテンツを作成する広告コンテンツ作成部と、上記広
    告コンテンツを構成する広告データを管理する広告デー
    タ管理部と、上記広告コンテンツを上記高速通信網を介
    して上記受信者に配信することが可能な広告コンテンツ
    配信部と、上記広告データ管理部内及び上記高速通信網
    を介してあるいは介さず当該広告配信装置に接続されて
    いる他の広告配信装置内の少なくともいずれか一方から
    広告データを検索して抽出する検索部とを備え、この検
    索部が検索開始命令により広告データの検索及び抽出を
    開始し、さらに上記広告コンテンツ作成部がその抽出さ
    れた広告データを基に新たな広告コンテンツを作成する
    ことを特徴とする広告配信装置。
  37. 【請求項37】 高速通信網を介してあるいは介さず当
    該広告配信装置に接続されている他の広告配信装置内か
    ら広告データを検索して抽出する検索部を備えたことを
    特徴とする広告配信装置。
  38. 【請求項38】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    コンテンツを配信する広告配信装置において、所定のタ
    ーゲットに絞り込むための各種要素を管理する広告作成
    要素管理部と、上記広告コンテンツを構成する広告デー
    タを管理する広告データ管理部と、上記受信者が上記広
    告コンテンツを閲覧した際にとられる視聴履歴、上記受
    信者が上記広告コンテンツの配信を受けた際にとられる
    配信履歴、上記受信者が上記広告コンテンツの配信を受
    けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行いさらに上記広
    告コンテンツが当該広告配信装置経由で上記広告コンテ
    ンツに関連するWEBサイトへの接続を行った際にとら
    れる配信履歴及び少なくとも1回以上上記広告コンテン
    ツの配信を受けて当該広告コンテンツの閲覧動作を行
    い、さらにこの広告コンテンツが上記広告配信装置経由
    で上記WEBサイトへの接続を行った受信者が上記WE
    Bサイトへ接続し、この接続されたWEBサイトが売買
    サイトである場合であって上記受信者が当該売買サイト
    を利用した際に利用情報としてとられる売買履歴の上記
    4つの各履歴からなる収集情報の少なくとも1つ以上の
    履歴情報を管理する収集情報管理部と、上記広告作成要
    素管理部で管理されている各種要素および上記収集情報
    管理部で管理されている履歴情報を考慮し上記広告デー
    タ管理部から広告データを選択して所定のターゲットに
    絞り込みを行った広告を1つ以上有する広告コンテンツ
    を作成する広告コンテンツ作成部と、この広告コンテン
    ツ作成部で作成された広告コンテンツを上記高速通信網
    を介して受信者に配信することが可能な広告コンテンツ
    配信部と、上記広告データ管理部内及び上記高速通信網
    を介してあるいは介さず当該広告配信装置に接続されて
    いる他の広告配信装置内の少なくともいずれか一方から
    広告データを検索して抽出する検索部とを備えたことを
    特徴とする広告配信装置。
  39. 【請求項39】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信方法において、予め所定のターゲッ
    トに絞り込みを行った広告を1つ以上有し、かつその広
    告と関連するWEBサイトとリンク関係を有するアドレ
    ス部を有する広告コンテンツを上記高速通信網上に配置
    しておき、上記受信者の要求に基づいて、上記受信者に
    配信することを特徴とする広告配信方法。
  40. 【請求項40】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信方法において、予め所定のターゲッ
    トに絞り込みを行った広告を1つ以上有し、かつその広
    告と関連する他の広告コンテンツとリンク関係を有する
    アドレス部を有する広告コンテンツを上記高速通信網上
    に配置しておき、上記受信者の要求に基づいて上記広告
    コンテンツを上記受信者に配信することを特徴とする広
    告配信方法。
  41. 【請求項41】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信方法において、広告データに管理情
    報を付加した広告コンポーネントを1つ以上有し、広告
    を所定のジャンル、所定のカテゴリー、所定のコンセプ
    トの少なくともいずれか1つで所定のターゲットに絞り
    込み、かつ任意の時間で構成される広告コンテンツを上
    記受信者に対し配信するようにしたことを特徴とする広
    告配信方法。
  42. 【請求項42】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信方法において、複数の受信者の視聴
    履歴、配信履歴及び売買履歴の少なくとも一つに基づい
    た新たな広告コンテンツを自動的に作成し、これを上記
    高速通信網上に配置して上記受信者の配信要求に基づい
    て配信することを特徴とする広告配信方法。
  43. 【請求項43】 受信者に対し高速通信網を介して広告
    を配信する広告配信方法において、予め所定のターゲッ
    トに絞り込みを行った広告を1つ以上有し、かつその広
    告と関連するWEBサイトとリンク関係を有するアドレ
    ス部を有する広告コンテンツを上記受信者の配信要求に
    基づいて配信した際にその配信履歴をとり、さらに上記
    受信者が上記広告コンテンツを閲覧した際にはその視聴
    履歴をとり、さらに上記受信者が上記広告コンテンツを
    閲覧し加えてこの広告コンテンツが当該広告コンテンツ
    を配信する広告配信装置経由で上記WEBサイトへ接続
    した際には配信履歴をとり、さらに少なくとも1回以上
    上記広告コンテンツの配信を受けて当該広告コンテンツ
    の閲覧動作を行い、さらにこの広告コンテンツが上記広
    告配信装置経由で上記WEBサイトへの接続を行った受
    信者が上記WEBサイトへ接続し、この接続したWEB
    サイトが売買サイトでかつ上記受信者がその売買サイト
    を利用した際には売買履歴をとると共に、上記各履歴の
    少なくとも1つ以上を上記広告コンテンツを作成する際
    に利用することを特徴とする広告配信方法。
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