JP2002139691A - ガルバノミラーの製造方法およびガルバノミラー - Google Patents
ガルバノミラーの製造方法およびガルバノミラーInfo
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Abstract
ことができるガルバノミラーの製造方法を提供する。 【解決手段】ミラー基板と少なくとも1つの電極基板と
を具備しているガルバノミラーを製造するための方法で
あって、第1の材料基板4に、上記ミラー基板の各部に
対応した構成をそれぞれ有する複数のミラー基板原型部
1’を作製する工程と、第2の材料基板4A,4Bに、
上記電極基板の各部に対応した構成をそれぞれ有する複
数の電極基板原型部2A',2B'を作製する工程と、各ミ
ラー基板原型部1’と各電極基板原型部2A',2B'とを
対向させるようにして、第1および第2の材料基板4,
4A,4Bを互いに積層させて接合する工程と、第1お
よび第2の材料基板4,4A,4Bを切断することによ
り、複数のミラー基板原型部1’どうしおよび複数の電
極基板原型部2A',2B'どうしを分離する工程と、を有
している。
Description
スク装置に組み込まれることにより、光源から進行して
くるレーザ光を所定の位置に導くといった用途に利用さ
れる静電駆動方式のガルバノミラーを製造するための方
法、およびその方法によって製造されるガルバノミラー
に関する。
特開平8−211320号公報に記載のものがある。こ
の従来のガルバノミラーは、図26(a),(b)に示
すように、ミラー基板8と、2つの電極基板9A,9B
とを具備している。これらは、2つの電極基板9A,9
Bの間にミラー基板8が挟まれるようにして互いに積層
されている。ミラー基板8は、ミラー面80を有する可
動部81と、この可動部81を一対の支持部82を介し
て支持する枠状のフレーム83とを有しており、可動部
81のミラー面以外の箇所は、正極および負極のいずれ
かに帯電可能な電極となっている。電極基板9Aは、可
動部81に対面する一対の電極90a,90bを具備し
ている。電極基板9Bは、図面では表われていないが、
電極基板9Aと同様に可動部81に対面する一対の電極
を具備している。この電極基板9Bには、外部から進行
してくる光をミラー面80に導くための開口窓91が設
けられている。
おいては、たとえば可動部81を正極に帯電させた状態
において、電極90aとこれに対応する電極基板9Bの
1つの電極とを負極にすると、これらの電極と可動部8
1との間には静電力が発生し、可動部81は支持部82
を捩じりながらこの支持部82を中心として矢印N1方
向に回転する。電極基板9A,9Bの上記とは異なる側
の電極を負極にすると、上記方向とは反対方向に可動部
81を回転させることができる。このように可動部81
を回転させると、ミラー面80の姿勢(角度)が変更さ
れるため、このミラー面80によって反射される光の進
路を制御することができる。
を製造するには、図26(b)に示すように、ミラー基
板8と一対の電極基板9A,9Bとのそれぞれを別々の
工程によって製造した後に、これらを互いに重ね合わせ
て接着していた。
来のミラー基板8と一対の電極基板9A,9Bとを別々
の工程によって製造した後に、これらを互いに接着する
方法においては、それらの製造作業が煩雑であり、生産
性が悪い。したがって、ガルバノミラーの製造コストが
高くなっていた。
ぞれ別々の工程で製造していたのでは、その製造工程ご
とに各部品の寸法などにバラツキが生じ易い。とくに、
ガルバノミラーのミラー面80の回転制御性能を高める
には、互いに対向する電極間の寸法精度を高める必要が
あるのに対し、上記従来の方法によれば、そのような寸
法の精度にもバラツキが生じ易くなり、品質の高いガル
バノミラーを量産することが難しいものとなっていた。
出されたものであって、品質の高いガルバノミラーを効
率良く製造することができるガルバノミラーの製造方法
を提供することをその課題としている。また、本願発明
は、そのような製造方法によって製造されるガルバノミ
ラーを提供することを他の課題としている。
は、次の技術的手段を講じている。
ガルバノミラーの製造方法は、ミラー面と第1電極とが
形成されている可動部およびこの可動部を支持するフレ
ームを有するミラー基板と、このミラー基板に積層さ
れ、かつ上記第1電極に対向する第2電極を有する少な
くとも1つの電極基板と、を具備している、ガルバノミ
ラーを製造するための方法であって、第1の材料基板
に、上記ミラー基板の各部に対応した構成をそれぞれ有
する複数のミラー基板原型部を作製する工程と、少なく
とも1つの第2の材料基板に、上記電極基板の各部に対
応した構成をそれぞれ有する複数の電極基板原型部を作
製する工程と、上記各ミラー基板原型部と上記各電極基
板原型部とを対向させるようにして、上記第1および第
2の材料基板を互いに積層させて接合する工程と、上記
第1および第2の材料基板を切断することにより、上記
複数のミラー基板原型部どうしおよび上記複数の電極基
板原型部どうしを分離する工程と、を有していることを
特徴としている。
によれば、ミラー基板と電極基板とが互いに積層して接
合された形態の複数のガルバノミラーを、上記第1およ
び第2の材料基板から一括して製造することができる。
従来とは異なり、別々に製作されたミラー基板と電極基
板とを個々に積層させて接合する必要はない。したがっ
て、本願発明によれば、従来よりもガルバノミラーの生
産効率を高めることができ、その製造コストを低くする
ことができる。
ー基板原型部や上記複数の電極基板原型部については、
それぞれ同一の工程で製造することができるために、そ
れらから得られる複数のミラー基板や複数の電極基板の
寸法に大きなバラツキを生じないようにすることができ
る。さらに、上記複数のミラー基板原型部と上記複数の
電極基板原型部とを互いに対向させる作業も一括して行
うことができるために、最終的に得られるガルバノミラ
ーの第1電極と第2電極との間の寸法にも大きなバラツ
キが生じないようにすることができる。したがって、本
願発明に係るガルバノミラーの製造方法は、各所の寸法
に誤差が少なく、かつミラー面の回転制御性能にも優れ
る品質の高いガルバノミラーを量産するのにも好適とな
る。
は、上記第1および第2の材料基板のそれぞれは、シリ
コンウェハである。
によって上記シリコンウェハの表面への酸化膜の形成
や、酸化膜が形成されていない箇所のエッチング処理な
どを比較簡単に行うことができ、複数のミラー基板原型
部や電極基板原型部の作製作業が容易化される。また、
シリコンウェハの切断作業も、たとえば反応性イオンエ
ッチング(RIE:Reactive Ion Etching) などのドラ
イエッチングの手法を用いることによって、比較的簡単
に、かつ精度良く行うことができる。
ては、2つの第2の材料基板を用いることにより、これ
ら2つの第2の材料基板のそれぞれに上記複数の電極基
板原型部を作製するとともに、これら2つの第2の材料
基板と上記第1の材料基板とを積層させるときには、上
記2つの第2の材料基板の間に上記第1の材料基板を配
置することにより、2つの電極基板の間に1つのミラー
基板が挟まれた構造のガルバノミラーを製造する。
ノミラーは、2つの電極基板にそれぞれ設けられている
第2電極とミラー基板の第1電極との間に静電力を発生
させることによって可動部を動作させ得るものとなる。
このような構造によれば、静電力を発生させるための電
極数を多くすることができるために、ガルバノミラーを
低電圧駆動が可能なものとすることができる。
ては、上記第1および第2の材料基板を1つずつ用いる
ことにより、1つのミラー基板の片側に1つの電極基板
が積層された構造のガルバノミラーを製造する。
バノミラーを簡易かつコンパクトな構造にすることがで
きる。
は、上記第1および第2の材料基板の少なくとも一方
に、上記各ミラー基板原型部どうしまたは上記各電極基
板原型部どうしを区画するリブを設ける工程をさらに有
しており、かつ上記第1および第2の材料基板を互いに
積層させるときには、上記リブをこれら第1および第2
の材料基板の間に配置させる。
第2の材料基板どうしを積層させる場合に、これら第1
および第2の材料基板が上記リブを挟んで互いに対向し
合う形態となる。このような形態にすれば、上記リブを
利用して、上記第1および第2の材料基板どうしを簡単
かつ適切に接合することが可能となる。
ては、上記第1および第2の材料基板の切断は、上記リ
ブをその幅方向略中央部分で分断するように行う。
第2の材料基板を切断した場合に、その切断によって得
られたミラー基板と電極基板とは、上記切断作業によっ
て分断されたリブを介して互いに接合されたままの状態
にすることができる。
ては、上記第1の材料基板には、エッチング処理が施さ
れていない平面部分を設けておき、この平面部分に膜を
形成することにより上記ミラー面を設ける。
を、平面度の高いものにすることができる。たとえば、
金属の薄膜を上記第1の材料基板上に付着形成すること
によって上記ミラー面を形成する場合に、その下地とな
る面がエッチング処理がなされた粗面であると、その上
に形成される薄膜の表面も粗面となり、ミラー面の平面
度が低くなる。これに対し、上記構成によれば、そのよ
うな不具合を解消し、または軽減することができる。ガ
ルバノミラーをたとえば光ディスク装置に組み込むこと
によってレーザ光の制御に使用する場合には、上記ミラ
ー面の平面度をできる限り高める必要があるが、上記構
成によればそのような要請に合致するガルバノミラーを
製造するのに好適となる。
ては、上記第1および第2の材料基板に、上記第1電極
および上記第2電極にそれぞれ導通する複数の端子部を
形成する工程をさらに有しているとともに、上記第1お
よび第2の材料基板を互いに積層させるときには、上記
複数の端子部の一部分をそれら第1および第2の材料基
板の間に配置し、かつ上記第1および第2の材料基板の
切断は、エッチング処理によって行うことにより、この
エッチング処理において、上記第1および第2の材料基
板のうち、これら第1および第2の材料基板の間に配置
された端子部に対向する領域を除去する。
よび上記第2電極にそれぞれ導通した複数の端子部が、
外部に露出した状態に設けられた構造のガルバノミラー
が製造される。このようなガルバノミラーにおいては、
上記複数の端子部に対する電気配線接続を容易に行うこ
とができる。
ては、上記第1および第2の材料基板のいずれか一方
に、複数の端子部を形成する工程と、上記第1および第
2の材料基板の少なくとも一方に、これら第1および第
2の材料基板を互いに積層させたときに上記第1電極お
よび上記第2電極の少なくとも一方を上記複数の端子部
に導通させるためのスルーホールを含む配線部を形成す
る工程と、をさらに有している。
び電極基板のいずれか一方に、上記第1電極および上記
第2電極にそれぞれ導通した複数の端子部が纏めて設け
られた構造のガルバノミラーを製造することができる。
このような構造のガルバノミラーにおいても、上記複数
の端子部に対する電気配線接続を容易に行うことができ
る。
ては、上記第1および第2の材料基板の少なくとも一方
に、これら第1および第2の材料基板を互いに積層させ
たときにこれらの間において上記スルーホールの開口部
またはその近傍を囲み込むことが可能な環状の凸部を形
成する工程と、上記第1および第2の材料基板を互いに
積層させた後に、上記スルーホール内に導電性物質を充
填する工程と、をさらに有している。
の存在により、上記スルーホールを含む配線部の電気的
導通を確実なものにすることができる。また、上記スル
ーホール内に充填された導電性物質が、上記スルーホー
ルの開口部からはみ出すような事態を生じても、この導
電性物質は上記凸部によってせき止められる。したがっ
て、上記第1および第2の材料基板どうしの隙間内に上
記導電性物質が不当に流れ込むといったことを防止する
ことができる。
ては、上記各ミラー基板原型部どうしまたは上記各電極
基板原型部どうしを区画するように上記第1および第2
の材料基板の少なくとも一方に設けられるリブと、上記
各凸部とは、同一の薄膜形成工程により設ける。
各凸部とを1つの作業工程によって同時に形成すること
ができ、それらを設ける作業が容易化される。
ては、上記第1の材料基板に上記複数のミラー基板原型
部を作製するときには、上記可動部が第1および第2の
支持部のそれぞれを介して上記フレームに対応する部分
に支持された構造とし、かつ、上記第1および第2の材
料基板を切断するときには、上記第2の支持部を分断す
る。
るガルバノミラーは、上記可動部が上記第2の支持部に
よっては支持されておらず、上記第1の支持部を介して
上記フレームに支持された構造を有するものとなる。上
記第1の支持部は、上記可動部の回転動作などを許容す
るものであり、その剛性は比較的小さくされる。これに
対し、上記第1および第2の材料基板を切断するまで
は、上記可動部は上記第1および第2の支持部のそれぞ
れを介して支持される。したがって、上記第1および第
2の材料基板を取り扱っている最中に上記可動部が不安
定に振動するといったことを適切に抑制することができ
る。その結果、製造過程において上記可動部がダメージ
を受けないようにし、製品の歩留りを良くすることが可
能となる。また、上記第2の支持部は、上記第1および
第2の材料基板の切断工程において切断するため、全体
の作業工程数が増加しないようにすることもできる。
ガルバノミラーは、本願発明の第1の側面によって提供
されるガルバノミラーの製造方法によって製造されたこ
とを特徴としている。
ーによれば、本願発明の第1の側面によって提供される
ガルバノミラーの製造方法によって得られるのと同様な
効果が期待できる。
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
本願発明に係るガルバノミラーの製造方法の説明に先立
ち、ガルバノミラーの構成の一例を説明する。図1〜図
6は、本願発明に係るガルバノミラーの一例を示してい
る。
に、本実施形態のガルバノミラーAは、ミラー基板1
と、一対の電極基板2A,2Bとを具備して構成されて
いる。これらは、一対の電極基板2A,2Bの間にミラ
ー基板1を挟み込むようにして積層され、かつ接合され
ている。
10が設けられている可動部11と、この可動部11を
支持する矩形枠状のフレーム12とを具備している。図
4によく表われているように、可動部11は、たとえば
矩形状であり、軸状の一対の支持部13a,13bを介
してフレーム12に支持されている。このミラー基板1
には、可動部11と一対の支持部13a,13bとのそ
れぞれ外形をかたち取るスリット19が形成されてお
り、可動部11の外周縁の略全周囲はこのスリット19
を介してフレーム12から分離した構造となっている。
膜、あるいは誘電体多層膜によって形成されている。高
密度光ディスクのように光源に青色LDを用いる場合に
は、金属の薄膜による光の反射率は低くなるが、このよ
うな場合には光反射率を高める上で誘電体多層膜が好ま
しいものとなる。可動部11の第1面11aには、ミラ
ー面10を一定方向において挟む形状を有する第1電極
14aが設けられている。可動部11の第1面11aと
は反対の第2面11bには、図6によく表われているよ
うに、第1電極14aと同様な形状の第1電極14bが
設けられている。これら一対の第1電極14a,14b
は、1または複数のスルーホール15aを介して互いに
導通している。
3aの表面とフレーム12の第1面12aとには、第1
電極14aに導通する配線部16aが形成されている。
フレーム12の第2面12bには、配線部16aとスル
ーホール15bを介して導通する配線部16bが形成さ
れている(図6参照)。この配線部16bは、電気配線
接続を行うための端子部17を含んでいる。フレーム1
2の第1面12aの外周縁には、その一部分を除き、リ
ブ18が突設されている。
図2によく表われているように、ミラー基板1のリブ1
8に当接するようにしてミラー基板1に重ね合わされて
おり、かつリブ18の先端面に接着されている。この接
着手段については後述する。図面においては、リブ18
の厚みを比較的大きく示しているが、このリブ18の厚
みは、たとえば十分の数μm程度である。本実施形態に
おいては、リブ18がミラー基板1のみに設けられてい
るが、本願発明はこれに限定されない。本願発明におい
ては、リブ18が電極基板2Aのみに設けられていても
よい。さらには、図8に示すように、ミラー基板1と電
極基板2Aとのそれぞれにリブ18を設けることによ
り、これらリブ18どうしを当接させるようにしてもか
まわない。これは、ミラー基板1と電極基板2Bとの間
に挟まれる後述のリブ24についても同様である。すな
わち、図1〜図6に示す実施形態においては、リブ24
が電極基板2Bのみに設けられているが、このリブ24
はミラー基板1のみ、あるいはミラー基板1と電極基板
2Bとのそれぞれに設けられた構成とすることもでき
る。
0に導くための開口窓20が設けられている。電極基板
2Aのミラー基板1に対向する片面には、凹部21と、
一対の第2電極22a,22bとが設けられている。凹
部21は、図3によく表われているように、可動部11
が一対の支持部13a,13bを中心として回転すると
きの可動部11の移動スペースを確保するのに役立つ。
電極基板2Bにも、凹部21aと同様な凹部21bが設
けられているが、この凹部21bの役割も凹部21aと
同様である。一対の第2電極22a,22bは、第1電
極14aに所定の間隔を隔てて対面するように設けられ
ている。図6によく表われているように、電極基板2A
には、一対の第2電極22a,22bに導通する一対の
端子部23が設けられている。
ミラー基板1の第1電極14bが設けられている面に対
向するようにしてミラー基板1に積層されている。ただ
し、図4によく表われているように、この電極基板2B
の片面の外周縁には、その一部を除きリブ24が突設さ
れており、このリブ24の先端面がフレーム12の第2
面12bに当接し、かつ接着している。この接着手段の
具体例も後述する。電極基板2Bには、可動部11に対
向する貫通孔25が設けられている。この貫通孔25
は、可動部11が回転動作するときのダンピングを抑制
するためのものである。すなわち、ガルバノミラーAの
内部が密閉空間に近いと、可動部11が回転するときの
空気抵抗が大きくなり、可動部11の回転動作が不安定
となる。これに対して、貫通孔25を設けておけば、そ
のような不具合を解消することができる。ただし、ミラ
ー基板1と電極基板2Bとの電極間隔が広い場合には、
ダンピングが小さくなるため、貫通孔25を必ずしも設
ける必要はない。
面には、一対の第2電極22c,22dと、これらに導
通した配線部26とが設けられている。電極基板2Bの
反対の片面には、図6によく表われているように、一対
の第2電極22c,22dとスルーホール27を介して
導通した一対の端子部28と、これら一対の端子部28
とは非導通状態にある他の複数の端子部29とが設けら
れている。これら複数の端子部29は、図7(a)を参
照して後述する使用の際に利用されるものである。
板1および一対の電極基板2A,2Bのそれぞれの一定
方向の長さは、互いに相違しており、それらの一側縁部
は階段状に位置ずれした構造となっている。より具体的
には、電極基板2Bの一側縁部からはミラー基板1の一
側縁部がはみ出すとともに、このミラー基板1の一側縁
部からは電極基板2Aの一側縁部がはみ出す構造とされ
ている。これにより、電極基板2Bの一側方には、ミラ
ー基板1の端子部17が露出しているとともに、ミラー
基板1の一側方には、電極基板2Aの一対の端子部23
が露出した構造となっている。
においては、図7(a)に示すように、端子部17およ
び一対の端子部23のそれぞれを、複数の端子部29に
ワイヤWを介して接続することができる。このようにす
ると、第1電極14a,14bおよび第2電極22a〜
22dのそれぞれを、複数の端子部28,29に導通さ
せることができる。これら複数の端子部28,29は、
電極基板2Bの同一面に纏めて設けられているために、
これらに対する電気配線接続は容易に行えることとな
る。なお、ミラー基板1の第1電極14a,14bは同
一極性でよいため、第1電極14a,14bと第2電極
22a〜22dとに電圧を印加するための端子部の総数
は、5つあれば足りる。これに対し、本実施形態におい
ては、端子部28,29の総数を6つとし、端子部29
を1つ余分に設けている。この余分の端子部29は、共
通アース用の端子部として適宜利用することができる。
(b)に示すような態様の配線接続を行うこともでき
る。すなわち、同図に示す構成においては、フレキシブ
ル・フラットケーブルなどの可撓性を有する配線部材3
0の一部を階段状に折り曲げて、この配線部材30の導
電部を端子部17,23,28のそれぞれに導通させる
ようにしている。このような手段によっても、第1電極
14a,14bと第2電極22a〜22dとのそれぞれ
に適切に電圧を印加することが可能な電気配線接続が達
成される。
度変更動作の基本的な原理は、従来技術のものと同様で
ある。すなわち、図2に示す状態において、たとえば第
1電極14a,14bを負極とし、かつ第2電極22
b,22cを正極とする電圧印加を行うと、第2電極2
2bと第1電極14aとの間、および第2電極22cと
第1電極14bとの間に、これらを互いに接近させよう
とする静電力が発生する。このため、図3に示すよう
に、可動部11は、支持部13a,13bを捩じり変形
させながら、これら支持部13a,13bを中心とし
て、矢印Na方向に回転することとなる。第2電極22
b,22cに代えて、第2電極22a,22dを正極に
した場合には、可動部11は上記とは反対方向に回転す
ることとなる。したがって、第2電極22a〜22dへ
の電圧印加の切り替えによって、可動部11の回転方向
を選択することができる。可動部11の回転動作は、電
極間に発生する静電力と支持部13a,13bの捩じり
抵抗とが釣り合う角度において停止する。その一方、上
記静電力は、印加電圧が高いほど大きい。したがって、
印加電圧値を制御することにより、可動部11の回転量
を制御することもできる。この可動部11の回転によ
り、ミラー面10の角度が変更され、光の反射方向を制
御することができる。
造方法について、上記したガルバノミラーAを製造する
場合を一例として説明する。図9〜図19は、本願発明
に係るガルバノミラーの製造方法の一例を示している。
(a)に示すように、3枚のウェハ4,4A,4Bを用
いる。これらのウェハ4,4A,4Bは、シリコンウェ
ハであり、本願発明でいう材料基板の一例に相当するも
のである。これらのウェハ4,4A,4Bには、複数の
ミラー基板原型部1’や複数の電極基板原型部2A',2
B'をそれぞれ作製する。
バノミラーAのミラー基板1に対応した構成を有してい
る。より具体的には、図10および図11において、ウ
ェハ4の互いに直交する仮想線La,Lbによって区画
された複数の矩形状領域のそれぞれが、ミラー基板原型
部1’である。各ミラー基板原型部1’には、ミラー面
10や第1電極14a,14bを有する可動部11、ミ
ラー基板1のフレーム12に対応するフレーム12A、
端子部17を含む配線部16a,16b、およびミラー
基板1の上記以外の部分に対応する要素が設けられてい
る。図11によく表われているように、ウェハ4の片面
には、互いに隣り合う複数のミラー基板原型部1’どう
しの間を仕切る複数条のリブ18Aが設けられている。
これら複数条のリブ18Aは、ミラー基板1のリブ18
に対応するものであり、互いに直交する縦横方向に延び
て、格子状に繋がっている。後述するように、各リブ1
8Aは、ポリシリコンやガラス材料などの後述するエッ
チング処理が可能な物質をウェハ4上に堆積付着させる
ことによって形成される。ウェハ4の表裏両面の略全域
は、酸化膜によって覆われているが、後述するように、
一部の領域についてはウェハ4に対するエッチングを可
能とするために酸化膜が除去された構成となっている。
えば次のようにして作製される。
化処理を施すなどして、同図(b)に示すように、この
ウェハ4の表裏両面の全面に、酸化膜40a,40bを
形成する。その後、同図(c)に示すように、ウェハ4
にスルーホール用の複数の貫通孔41を形成する。この
ような各貫通孔41の形成作業は、酸化膜40a,40
b上にフォトレジストを塗布する第1の工程、そのレジ
スト層の露光・現像処理を行うことにより、各貫通孔4
1の形成箇所に該当する箇所が開口したレジスト層を形
成する第2の工程、上記レジスト層の開口部分に露出す
る酸化膜40a,40bをエッチングする第3の工程、
および酸化膜40a,40bがエッチングされた箇所に
おいてウェハ4に貫通孔を形成するようにシリコンをエ
ッチングする第4の工程からなる。各貫通孔41の形成
後には、ウェハ4に対して再度酸化膜形成処理を施す。
これにより、同図(d)に示すように、ウェハ4の表裏
面を覆う酸化膜40a,40bを成長させつつ、各貫通
孔41の内壁面を覆う酸化膜40cを形成する。
面10および第1電極14a,14bを形成する。同図
では表われていないが、端子部17を含む配線部16
a,16bも形成する。この処理は、酸化膜40a〜4
0cの表面にスパッタなどによって金属膜を形成した後
に、この金属膜を所定のパターンにエッチングすること
によって行う。この金属膜の形成処理においては、複数
の貫通孔41の内壁面にも金属膜が形成されることとな
り、スルーホール15a,15bも同時に形成される。
これら第1電極14a,14bや配線部16a,16b
の形成後は、好ましくは、端子部17を除き、そられを
覆う絶縁膜の形成処理を行う。なお、ミラー面10と第
1電極14a,14bとの形成を別々の工程で行っても
よいことは言うまでもない。
ェハ4にスリット19を形成し、可動部11の外形をか
たち取る。同図においては示されていないが、このスリ
ット19によって一対の支持部13a,13bも形成さ
れる。スリット19は、図12(c)に示した各貫通孔
41の形成処理と同様な工程によって形成することがで
きる。次いで、同図(g)に示すように、酸化膜40
a,40bの符号n1,n2で示す部分をエッチングす
る。エッチング部分n1は、図11で示したウェハ4の
片面のうち、複数条のリブ18Aがその後に形成される
格子状の部分である。エッチング部分n2は、ウェハ4
の反対面のうち、複数条のリブ18Aに対応する箇所で
あり、具体的には、図10の仮想線La,Lbに沿った
格子状の部分である。また、図13(g)には表われて
いないが、図10および図11において仮想線で示す矩
形の環状領域n3についても、酸化膜40a,40bの
エッチング処理を施す。この帯状領域n3は、後に行う
反応性イオンエッチングなどによるウェハ4の切断処理
工程において、シリコンのエッチングを可能とし、ミラ
ー基板1を電極基板2Bよりも短い寸法に切断するため
の部分である。
(h)に示すように、酸化膜40aのエッチングがなさ
れた領域n1上に複数条のリブ18Aを形成する。これ
ら複数条のリブ18Aは、たとえば領域n1に相当する
部分が開口したレジスト層を酸化膜40a上に形成した
後に、ポリシリコンやガラス材料などの適当な物質を蒸
着などによってウェハ4上に堆積付着させることにより
形成することができる。
は、複数条のリブ18Aによって区画された複数のミラ
ー基板原型部1’が作製される。なお、スルーホール1
5a,15bの導通を確実にするための手段として、そ
れらの内部に導電物質を充填してもかまわない。
うに、ウェハ4Aに設けられた複数の電極基板原型部2
A'は、前述した電極基板2Aに対応した構成を有してい
る。より具体的には、互いに直交する仮想線Lc,Ld
によって区画されたウェハ4Aの複数の矩形状領域のそ
れぞれが、電極基板原型部2A'である。各電極基板原型
部2A'には、開口窓20、一対の第2電極22a,22
b、一対の端子部2323、および電極基板2Aの他の
部分に対応する要素が設けられている。
4Aに凹部21aを形成する工程、ウェハ4Aの表裏両
面の全面に酸化膜を形成する工程、その酸化膜上に第2
電極22a,22bや一対の端子部23をパターン形成
する工程、および開口窓20をエッチングにより形成す
る工程などを経て作製することができる。ただし、本実
施形態においては、各電極基板原型部2A'の作製後に、
図14および図15の仮想線で示す格子状の領域n4に
ついては、ウェハ4Aの表裏面を覆う酸化膜をエッチン
グしておく。この領域n4は、後に行われる切断工程に
おいて、ウェハ4Aを切断するための領域であり、図1
0および図11で示したウェハ4のリブ18Aに対応し
ている。
うに、ウェハ4Bに設けられた複数の電極基板原型部2
B'は、前述した電極基板2Bに対応した構成を有してい
る。より具体的には、互いに直交する仮想線Le,Lf
によって区画されたウェハ4Bの複数の矩形状領域のそ
れぞれが、電極基板原型部2B'である。各電極基板原型
部2B'には、貫通孔25、一対の第2電極22c,22
d、複数の端子部28,29、およびその他の電極基板
2Bの構成要素に対応する要素が設けられている。
4Bに凹部21bを形成する工程、ウェハ4Bの表裏両
面の全面に酸化膜を形成する工程、その酸化膜上に第2
電極22c,22dや複数の端子部28,29をパター
ン形成する工程、および貫通孔25をエッチングにより
形成する工程などを経て作製することができる。ただ
し、各電極基板原型部2B'の作製後には、ウェハ4Bの
片面を覆う酸化膜のうち、図16の仮想線で示す格子状
の領域n5、および複数の端子部28,29の一側方の
矩形の環状領域n6をエッチングする。領域n5は、図
19を参照して後に説明するウェハの切断工程におい
て、ウェハの切断開始箇所となる部分であり、その幅
は、後述するリブ24の幅よりもかなり細くされてい
る。環状領域n6は、その後の工程において、各電極基
板原型部2B'をミラー基板1よりも短い寸法に切断する
ための部分である。ウェハ4Bの反対の片面について
は、図17に示すように、格子状の複数条のリブ24A
を形成する。ただし、リブ24Aを形成する前には、こ
のリブ24Aの形成される部分の酸化膜を予めエッチン
グしておく。また、図16の環状領域n6に対応する環
状領域n7についても、酸化膜をエッチングしておく。
リブ24Aは、図11で示したウェハ4のリブ18Aと
同様に、ポリシリコンやガラス材料などをたとえば蒸着
によって、ウェハ4B上に堆積付着させることにより形
成することができる。
A,4Bに、複数のミラー基板原型部1’や複数の電極
基板原型部2A',2B'を造り込んだ後には、図9(b)
に示すように、ウェハ4をウェハ4A,4Bの間に挟み
込むようにして、これらを積層させ、かつ互いに接着さ
せる。その際、ウェハ4,4A,4Bは、図18に示す
ような表裏関係とし、ミラー基板原型部1’と2つの電
極基板原型部2A',2B'とが互いに対向し合うように位
置決めする。3枚のウェハ4,4A,4Bを積層させる
ときには、ウェハ4の各リブ18Aをウェハ4Aの片面
に接触させるとともに、ウェハ4Bの各リブ24Aをウ
ェハ4の片面に接触させる。ウェハ4,4A,4Bの接
着は、それら複数のリブ18A,24Aを介して行う。
この接着手段としては、半導体製造分野において用いら
れる種々の接合方法を用いることができ、たとえば陽極
接合や静電接合と称される方法を用いることができる。
このように、リブ18A,24Aを利用してウェハ4,
4A,4Bを互いに接合させれば、接着面積を小さくし
つつ、それら3枚のウェハどうしを確実に接合すること
ができる。
は、ウェハ4上に薄膜を形成する手段に代えて、ウェハ
4の片面のリブ18Aの形成箇所以外をエッチングする
ことによって凹状に形成することも考えられる。ただ
し、このような手段によれば、ミラー面10を構成する
金属膜の下地がエッチング処理された粗面となり、ミラ
ー面10の平面度が低くなる。これに対し、リブ18A
を薄膜によって形成すれば、ウェハ4の予め鏡面状に仕
上げられている平面上に金属膜を形成してミラー面10
を設けることが可能となり、その平面度を高めることが
できる。
には、これらを切断する。この切断工程を、図19を参
照して説明する。なお、同図において、ウェハ4,4
A,4Bの表裏面のうち、黒塗りされている部分は、酸
化膜が形成されている箇所を示しており、この部分は、
次に述べる反応性イオンエッチング処理のエッチングマ
スクとしての役割を果たす。
Bを最上層に設定した状態において、このウェハ4Bに
反応性イオンエッチング処理を施す。反応性イオンエッ
チングは、異方性エッチングであり、ウェハの厚み方向
にエッチング処理を深く進めてゆくことができる。した
がって、この処理により、酸化膜が除去されている領域
n5,n6に対応する部分をエッチングすることができ
る。同図(b)に示すように、領域n5が設けられてい
た箇所にはスリット50を形成し、ウェハ4Bを矩形状
に切断することができる。複数のスリット50は、各リ
ブ24Aをその幅方向中央部において分断するように形
成され、この分断されたリブが、前述したガルバノミラ
ーAのリブ24となる。また、ウェハ4Bの領域n6
は、環状であるため、この領域n6に対応する部分をエ
ッチングすると、この領域n6に囲まれていた部分の全
域を一括して除去することができる。このようなエッチ
ング処理により、複数の電極基板原型部2B'は複数の電
極基板2Bとして分断されることとなる。領域n6に囲
まれていた部分を除去すると、その下方には、ウェハ4
の一部分(端子部17が設けられている部分)が現出す
ることとなる。
継続することにより、ウェハ4の酸化膜が形成されてい
ない領域n2,n3に対応する部分をエッチングする。
これにより、同図(c)に示すように、スリット50を
さらに深くして、各リブ18Aがその幅方向中央部にお
いて分断された2つのリブ18として形成されるように
して、ウェハ4を矩形状に切断することができる。ウェ
ハ4の領域n3は、環状であるため、この領域n3で囲
まれている部分の全域も一括して除去することができ
る。この部分の下方からはウェハ4Aの一部分(端子部
23が設けられている部分)が現出する。このようなエ
ッチング処理により、複数のミラー基板原型部1’は複
数のミラー基板1として分断されることとなる。
継続すると、同図(d)に示すように、スリット50を
さらに深くすることができる。これによりウェハ4Aに
ついても切断することができ、複数の電極基板原型部2
A'を複数の電極基板2Aとして分断することができる。
各電極基板2Aには、ウェハ4,4Bの残片51が付着
しているが、この残片51は極めて微小であり、その後
の適当な処理によって簡単に除去することが可能であ
る。
数のミラー基板原型部1’、およびウェハ4A,4Bの
電極基板原型部2A',2B'は、互いに1つずつ積層され
たミラー基板原型部1’と電極基板原型部2A',2B'と
の組み合わせに分離されることとなり、図1〜図6に示
した構成を有する複数のガルバノミラーAが一括して製
造されることとなる。したがって、本実施形態の製造方
法は、ミラー基板や電極基板を別々に製作した後にそれ
らを1つずつ互いに組み合わせて接着していた従来のガ
ルバノミラーの製造方法と比較すると、その生産効率を
飛躍的に高めることができる。また、複数のミラー基板
1および複数の電極基板2A,2Bは、それぞれ同一工
程で製造されているために、複数のガルバノミラーAの
各部品の寸法に大きなバラツキを生じないようにするこ
ともできる。さらには、ミラー基板1と一対の電極基板
2A,2Bとは、ウェハの状態で積層され、かつ接着さ
れているために、複数のガルバノミラーAのそれぞれの
ミラー基板1の第1電極14a,14bと一対の電極基
板2A,2Bの第2電極22a〜22dとの間の寸法に
も大きなバラツキを生じないようにすることができる。
したがって、本実施形態の製造方法は、品質の高いガル
バノミラーAを量産するのに適している。
ルバノミラーの製造方法の他の例を示している。図22
は、その製造方法によって製造されたガルバノミラーの
斜視図である。なお、図20以降の図面においては、先
の実施形態と同一または類似の要素には、先の実施形態
と同一の符号を付している。
形態においては、ウェハ4Bの各電極基板原型部2B'の
端子部29aおよび一対の端子部29bに、スルーホー
ル49,48Aを設けている。ウェハ4の各ミラー基板
原型部1’には、パッド部48bに導通するスルーホー
ル48Bを設けている。スルーホール49,48Aのそ
れぞれは、ウェハ4の端子部17とスルーホール48B
とにそれぞれ導通させるためのものであり、図21
(a)によく表われているように、ウェハ4Bのウェハ
4に対面する片面には、これらの各スルーホール49,
48Aにそれぞれ導通するパッド部49a,48aを設
けている。各スルーホール48Bは、ウェハ4Aの各端
子部23に導通させるためのものであり、ウェハ4のウ
ェハ4Aに対面する片面には、各スルーホール48Bに
導通するパッド部48cを設けている。
Bの一端開口部とパッド部48cとを囲む環状の複数の
凸部47Aを設けている。また同様に、ウェハ4Bの片
面には、各スルーホール48A,49の一端開口部とパ
ッド部48a,49aとをそれぞれ囲む環状の複数の凸
部47Bを設けている。これらの凸部47A,47B
は、リブ18A,24Aを形成するときに、これらリブ
18A,24Aと同時に形成したものであり、ウェハ
4,4Bの片面に所定のマスキングを施してから、ポリ
シリコンやガラス材料などをたとえば蒸着によってウェ
ハ4,4B上に堆積付着させることにより形成すること
ができる。凸部47A,47Bとリブ18A,24Aと
の高さ(厚み)は同一である。
部2B'を上記した構成を具備するものに作製した後に
は、図21(a)に示したように、3枚のウェハ4,4
A,4Bを積層させて接着させる。この状態において
は、スルーホール48A,48Bが端子部23の直上に
位置するとともに、スルーホール49が端子部17の直
上に位置することとなる。また、凸部47A,47Bの
各先端面は、リブ18A,24Aと同様に、ウェハ4A
またはウェハ4に当接することとなる。
ホール48A,48B,49のそれぞれの内部に、ハン
ダペースト、導電性樹脂、あるいはその他の導電ペース
トmを充填する。これにより、各端子部23をスルーホ
ール48A,48Bの導電膜や導電ペーストmを介して
各端子部29bに確実に導通させることができる。同様
に、各端子部17をスルーホール49の導電膜や導電ペ
ーストmを介して各端子部29aに確実に導通させるこ
とができる。スルーホール48A,48Bどうしの接続
部分、スルーホール48Bと端子部23との対向部分、
およびスルーホール49と端子部17との対向部分は、
環状の凸部47A,47Bによって囲まれており、これ
らの凸部47A,47Bは、上記各部分からはみ出そう
とする導電ペーストmをせき止める役割を果たす。した
がって、導電ペーストmがウェハ4,4Bどうしの間
や、ウェハ4,4Aどうしの間に不当に流れ込まないよ
うにすることもできる。
の仮想線Lgで示すように、リブ18A,24Aをそれ
らの幅方向において分断する箇所で3枚のウェハ4,4
A,4Bを切断する。この切断は、上記実施形態と同様
に、反応性イオンエッチング処理によって行うことがで
きる。ただし、本実施形態においては、上記実施形態と
は異なり、ミラー基板1と一対の電極基板2A,2Bと
のそれぞれの長さを相違させる必要はない。
示すような構成の複数のガルバノミラーAaが得られ
る。電極基板2Bの複数の端子部28,29a,29b
は、第1電極14a,14bおよび第2電極22a〜2
2dに適切に導通している。複数の端子部28,29
a,29bは、電極基板2Bの片面に纏めて設けられて
いるために、それら複数の端子部への電気配線部材の接
続を容易に行うことができる。
の製造方法の他の例を示している。
ト19を設けることによって、可動部11の外形をかた
ち取るときに、可動部11の外周縁の一部には、一対の
支持部13a,13bに加えて、この可動部11をフレ
ーム12Aに繋ぐ他の一対の支持部13cを設けてい
る。これら一対の支持部13cについては、その後ウェ
ハ4を他の2枚のウェハ4A,4Bに積層させてから反
応性イオンエッチングによって3枚のウェハ4,4A,
4Bを切断するときに、同時にエッチングする。すなわ
ち、一対の支持部13cの表面には酸化膜が形成されて
いない構成としておき、3枚のウェハ4,4A,4Bを
積層させたときに、一対の支持部13cがウェハ4Bに
設けられている貫通孔25から外部に露出させておけ
ば、それら一対の支持部13cを反応性イオンエッチン
グ処理によって適切にエッチングすることが可能であ
る。
4A,4Bを積層させて切断するまでは、各ミラー基板
原型部1’の可動部11を複数の支持部13a〜13c
を利用してフレーム12Aに支持させておくことができ
る。したがって、ウェハを取り扱うときの振動などに起
因して可動部11が不用意に動かないようにして、その
保護を図ることができる。本実施形態から理解されるよ
うに、本願発明においては、ウェハ(材料基板)にミラ
ー基板原型部を作製するときには、このミラー基板原型
部は、必ずしも最終的に得られるミラー基板と完全に一
致した構成とされている必要はなく、その後に適当な処
理を施すことにより、最終的に意図するミラー基板が得
られるようにしてもかまわない。これは、電極基板原型
部についても同様である。
ルバノミラーの他の例を示している。
1つのミラー基板1Aと、1つの電極基板2Cとを組み
合わせて構成されている。ミラー基板1Aの可動部11
は、ミラー面10が設けられている片面とは反対側の片
面のみに一対の第1電極14c,14dが設けられた構
成とされている。図面上は表われていないが、ミラー基
板1Aの適所には、それら一対の第1電極14c,14
dに電圧を印加するための端子部が設けられている。電
極基板2Cは、第1電極14c,14dに対向する一対
の第2電極22e,22fと、これらに導通する一対の
端子部23aとを有している。
えば第1電極14c,14dを負極にするとともに、第
2電極22eを正極にする電圧印加を行うと、第1電極
14cと第2電極22eとの間に静電力が発生し、可動
部11は矢印Nb方向に回転する。上記とは異なり、第
2電極22fを正極にした場合には、可動部11は上記
矢印Nbとは反対方向に回転する。
は、上記したガルバノミラーAbを製造する場合にも適
用することができる。ガルバノミラーAbを製造するに
は、材料基板としてたとえば2枚のシリコンウェハを準
備した後に、これら2枚のウェハに、ミラー基板1Aに
対応した構成の複数のミラー基板原型部と、電極基板2
Bに対応した構成の複数の電極基板原型部とを作製す
る。次いで、それら2枚のウェハを積層させて接合させ
てから切断する。ミラー基板と電極基板とを組み合わせ
た構造のガルバノミラーであれば、電極基板が1つであ
るか2つであるかには関係なく、本願発明を適用するこ
とが可能である。なお、図24および図25に示したい
わゆる2層構造のガルバノミラーに比べて、図1〜図6
に示したいわゆる3層構造のガルバノミラーは、電極数
が多い分だけ可動部11の回転トルクを大きくすること
が可能である。このことは、3層構造のガルバノミラー
は、2層構造のガルバノミラーと比較すると、可動部1
1の回転トルクを同一にする場合に、各電極の面積を小
さくするとともに、各電極への印加電圧を低くすること
ができることを意味する。
の各作業工程の具体的な構成は、上述した実施形態に限
定されない。たとえば、複数のミラー基板原型部や複数
の電極基板原型部が作製された材料基板を切断するため
の手段は、反応性イオンエッチングに限定されず、これ
以外のエッチング処理、あるいはエッチング以外の切断
手段を用いることができる。また、本願発明に係るガル
バノミラーの各部の具体的な構成についても、種々に設
計変更自在である。
されている可動部およびこの可動部を支持するフレーム
を有するミラー基板と、このミラー基板に積層され、か
つ上記第1電極に対向する第2電極を有する少なくとも
1つの電極基板と、を具備している、ガルバノミラーを
製造するための方法であって、第1の材料基板に、上記
ミラー基板の各部に対応した構成をそれぞれ有する複数
のミラー基板原型部を作製する工程と、少なくとも1つ
の第2の材料基板に、上記電極基板の各部に対応した構
成をそれぞれ有する複数の電極基板原型部を作製する工
程と、上記各ミラー基板原型部と上記各電極基板原型部
とを対向させるようにして、上記第1および第2の材料
基板を互いに積層させて接合する工程と、上記第1およ
び第2の材料基板を切断することにより、上記複数のミ
ラー基板原型部どうしおよび上記複数の電極基板原型部
どうしを分離する工程と、を有していることを特徴とす
るガルバノミラーの製造方法。 (付記2) 上記第1および第2の材料基板のそれぞれ
は、シリコンウェハである、付記1に記載のガルバノミ
ラーの製造方法。 (付記3) 2つの第2の材料基板を用いることによ
り、これら2つの第2の材料基板のそれぞれに上記複数
の電極基板原型部を作製するとともに、これら2つの第
2の材料基板と上記第1の材料基板とを積層させるとき
には、上記2つの第2の材料基板の間に上記第1の材料
基板を配置することにより、2つの電極基板の間に1つ
のミラー基板が挟まれた構造のガルバノミラーを製造す
る、付記1または2に記載のガルバノミラーの製造方
法。 (付記4) 上記第1および第2の材料基板を1つずつ
用いることにより、1つのミラー基板の片側に1つの電
極基板が積層された構造のガルバノミラーを製造する、
付記1または2に記載のガルバノミラーの製造方法。 (付記5) 上記第1および第2の材料基板の少なくと
も一方に、上記各ミラー基板原型部どうしまたは上記各
電極基板原型部どうしを区画するリブを設ける工程をさ
らに有しており、かつ、上記第1および第2の材料基板
を互いに積層させるときには、上記リブをこれら第1お
よび第2の材料基板の間に配置させる、付記1ないし4
のいずれかに記載のガルバノミラーの製造方法。 (付記6) 上記第1および第2の材料基板の切断は、
上記リブをその幅方向略中央部分で分断するように行
う、付記5に記載のガルバノミラーの製造方法。 (付記7) 上記第1の材料基板には、エッチング処理
が施されていない平面部分を設けておき、この平面部分
に膜を形成することにより上記ミラー面を設ける、付記
1ないし6のいずれかに記載のガルバノミラーの製造方
法。 (付記8) 上記第1および第2の材料基板に、上記第
1電極および上記第2電極にそれぞれ導通する複数の端
子部を形成する工程をさらに有しているとともに、上記
第1および第2の材料基板を互いに積層させるときに
は、上記複数の端子部の一部分をそれら第1および第2
の材料基板の間に配置し、かつ、上記第1および第2の
材料基板の切断は、エッチング処理によって行うことに
より、このエッチング処理において、上記第1および第
2の材料基板のうち、これら第1および第2の材料基板
の間に配置された端子部に対向する領域を除去する、付
記1ないし7のいずれかに記載のガルバノミラーの製造
方法。 (付記9) 上記第1および第2の材料基板のいずれか
一方に、複数の端子部を形成する工程と、上記第1およ
び第2の材料基板の少なくとも一方に、これら第1およ
び第2の材料基板を互いに積層させたときに上記第1電
極および上記第2電極の少なくとも一方を上記複数の端
子部に導通させるためのスルーホールを含む配線部を形
成する工程と、をさらに有している、付記1ないし7の
いずれかに記載のガルバノミラーの製造方法。 (付記10) 上記第1および第2の材料基板の少なく
とも一方に、これら第1および第2の材料基板を互いに
積層させたときにこれらの間において上記スルーホール
の開口部またはその近傍を囲み込むことが可能な環状の
凸部を形成する工程と、上記第1および第2の材料基板
を互いに積層させた後に、上記スルーホール内に導電性
物質を充填する工程と、をさらに有している、付記9に
記載のガルバノミラーの製造方法。 (付記11) 上記各ミラー基板原型部どうしまたは上
記各電極基板原型部どうしを区画するように上記第1お
よび第2の材料基板の少なくとも一方に設けられるリブ
と、上記各凸部とは、同一の薄膜形成工程により設け
る、付記10に記載のガルバノミラーの製造方法。 (付記12) 上記第1の材料基板に上記複数のミラー
基板原型部を作製するときには、上記可動部が第1およ
び第2の支持部のそれぞれを介して上記フレームに対応
する部分に支持された構造とし、かつ、上記第1および
第2の材料基板を切断する工程において、上記第2の支
持部を分断する、付記1ないし11のいずれかに記載の
ガルバノミラーの製造方法。 (付記13) 付記1ないし12のいずれかに記載のガ
ルバノミラーの製造方法によって製造されたことを特徴
とする、ガルバノミラー。
発明によれば、ガルバノミラーの生産効率を高めて、そ
の製造コストを従来よりも廉価にすることができる。ま
た、ガルバノミラーの品質のバラツキも抑えることがで
き、品質の高いガルバノミラーを得ることもできる。
視図である。
る。
る。
視図である。
解斜視図である。
の使用状態の説明図である。
分解断面図である。
の説明図である。
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
である。
程を示す断面図である。
他の例を示す斜視図である。
ミラーの製造方法の他の例を示す断面図である。
す斜視図である。
他の例を示す斜視図である。
す断面図である。
ある。
体斜視図であり、(b)は、その分解斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 ミラー面と第1電極とが形成されている
可動部およびこの可動部を支持するフレームを有するミ
ラー基板と、このミラー基板に積層され、かつ上記第1
電極に対向する第2電極を有する少なくとも1つの電極
基板と、を具備している、ガルバノミラーを製造するた
めの方法であって、 第1の材料基板に、上記ミラー基板の各部に対応した構
成をそれぞれ有する複数のミラー基板原型部を作製する
工程と、 少なくとも1つの第2の材料基板に、上記電極基板の各
部に対応した構成をそれぞれ有する複数の電極基板原型
部を作製する工程と、 上記各ミラー基板原型部と上記各電極基板原型部とを対
向させるようにして、上記第1および第2の材料基板を
互いに積層させて接合する工程と、 上記第1および第2の材料基板を切断することにより、
上記複数のミラー基板原型部どうしおよび上記複数の電
極基板原型部どうしを分離する工程と、 を有していることを特徴とするガルバノミラーの製造方
法。 - 【請求項2】 上記第1および第2の材料基板の少なく
とも一方に、上記各ミラー基板原型部どうしまたは上記
各電極基板原型部どうしを区画するリブを設ける工程を
さらに有しており、かつ、 上記第1および第2の材料基板を互いに積層させるとき
には、上記リブをこれら第1および第2の材料基板の間
に配置させる、請求項1に記載のガルバノミラーの製造
方法。 - 【請求項3】 上記第1および第2の材料基板の切断
は、上記リブをその幅方向略中央部分で分断するように
行う、請求項2に記載のガルバノミラーの製造方法。 - 【請求項4】 上記第1の材料基板には、エッチング処
理が施されていない平面部分を設けておき、この平面部
分に膜を形成することにより上記ミラー面を設ける、請
求項1ないし3のいずれかに記載のガルバノミラーの製
造方法。 - 【請求項5】 上記第1および第2の材料基板に、上記
第1電極および上記第2電極にそれぞれ導通する複数の
端子部を形成する工程をさらに有しているとともに、 上記第1および第2の材料基板を互いに積層させるとき
には、上記複数の端子部の一部分をそれら第1および第
2の材料基板の間に配置し、かつ、 上記第1および第2の材料基板の切断は、エッチング処
理によって行うことにより、このエッチング処理におい
て、上記第1および第2の材料基板のうち、これら第1
および第2の材料基板の間に配置された端子部に対向す
る領域を除去する、請求項1ないし4のいずれかに記載
のガルバノミラーの製造方法。 - 【請求項6】 上記第1および第2の材料基板のいずれ
か一方に、複数の端子部を形成する工程と、 上記第1および第2の材料基板の少なくとも一方に、こ
れら第1および第2の材料基板を互いに積層させたとき
に上記第1電極および上記第2電極の少なくとも一方を
上記複数の端子部に導通させるためのスルーホールを含
む配線部を形成する工程と、 をさらに有している、請求項1ないし4のいずれかに記
載のガルバノミラーの製造方法。 - 【請求項7】 上記第1および第2の材料基板の少なく
とも一方に、これら第1および第2の材料基板を互いに
積層させたときにこれらの間において上記スルーホール
の開口部またはその近傍を囲み込むことが可能な環状の
凸部を形成する工程と、 上記第1および第2の材料基板を互いに積層させた後
に、上記スルーホール内に導電性物質を充填する工程
と、 をさらに有している、請求項6に記載のガルバノミラー
の製造方法。 - 【請求項8】 上記各ミラー基板原型部どうしまたは上
記各電極基板原型部どうしを区画するように上記第1お
よび第2の材料基板の少なくとも一方に設けられるリブ
と、上記各凸部とは、同一の薄膜形成工程により設け
る、請求項7に記載のガルバノミラーの製造方法。 - 【請求項9】 上記第1の材料基板に上記複数のミラー
基板原型部を作製するときには、上記可動部が第1およ
び第2の支持部のそれぞれを介して上記フレームに対応
する部分に支持された構造とし、かつ、 上記第1および第2の材料基板を切断するときには、上
記第2の支持部を分断する、請求項1ないし8のいずれ
かに記載のガルバノミラーの製造方法。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
ガルバノミラーの製造方法によって製造されたことを特
徴とする、ガルバノミラー。
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