JP2002139187A - 自動スイングベンド及び接続センサ - Google Patents

自動スイングベンド及び接続センサ

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JP2002139187A
JP2002139187A JP2000338114A JP2000338114A JP2002139187A JP 2002139187 A JP2002139187 A JP 2002139187A JP 2000338114 A JP2000338114 A JP 2000338114A JP 2000338114 A JP2000338114 A JP 2000338114A JP 2002139187 A JP2002139187 A JP 2002139187A
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flange
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JP2000338114A
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Yuzo Sakata
有造 坂田
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Asahi Beer Engineering Ltd
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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の固定管の接続の組み合わせを切り替える
スイングベンドの切り替え動作を自動化して、作業性を
向上させる。 【解決手段】固定管1に接続した伸縮継手6と回転可動
管9とを、空気圧シリンダ14a〜14cによって接続
させる。回転可動管9は、モータ13によって回転駆動
され、回転可動管9の他端には、U字型ベンド17の一
端17aが固定される。固定管1と選択的に接続させる
固定管2〜4には、伸縮継手7を介して前後可動管10
〜12が固定される。前後可動管10〜12とU字型ベ
ンド17の他端17bとは、空気圧シリンダ18a〜1
8cによって接続される。接続の切り替え時には、接続
部を開放し、U字型ベンド17を新たな接続位置にまで
回転駆動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の固定管の相
互に平行な開放端をU字型ベンドによって選択的に接続
して、前記複数の固定管の接続の組み合わせを切り替え
る構成の飲料製品の製造プラントなどに用いられるスイ
ングベンドに関し、特に、前記切り替え作業の自動化を
実現した自動スイングベンドに関すると共に、該自動ス
イングベンドに好適な接続センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、飲料製品の製造プラントなど
においては、例えば製造した飲料をタンクに貯蔵させた
り、一旦貯蔵した飲料を出荷のために搬出させたり、ま
た、洗浄作業のために前記タンクに洗浄液を送液し、更
に、送液した洗浄液を排出させるなど、流通させる液体
及び該液体の流通ルートの切り替えが必要になる場合が
あり、このような切り替えを行う装置としてスイングベ
ンドと呼ばれる装置が使われていた。
【0003】前記スイングベンドは、相互に選択的に接
続させる複数の固定管を、その開放端が同方向に向けて
相互に平行にかつ同じ間隔で並ぶように配置し、前記間
隔に合わせて形成されたU字型ベンドで、接続させたい
固定管同士を接続するものであり、前記固定管の先端部
外周に形成した雌ねじに、U字型ベンドの端部に形成さ
れるフランジに係止されるボルトを締め付けることで、
U字型ベンドを接続させたい固定管にそれぞれ接続され
る構成となっていた。
【0004】上記のようなスイングベンドを用いる構成
とすれば、プロセスラインを簡素化でき、作業性が向上
するという利点があると共に、例えばダブルシールバル
ブを用いて流路の切り替えを行うシステムに比べ、滑ら
かな流路を確保でき、衛生性に優れると共に、システム
のコストを低下させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
イングベンドは、切り替え作業において、ナットを緩
め、U字型ベンドを新たな接続位置に移動させ、再度、
ナットの締め付けを行う必要があり、作業が煩雑で然も
時間を要するという問題があると共に、特に大型で重い
U字型ベンドを用いる場合、作業性が大きく悪化すると
いう問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、U字型ベンドの切り替え作業を自動化できる自動
スイングベンドを提供することを目的とする。また、上
記自動スイングベンドにおいて、配管の接続不良の検出
に好適な接続センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に係
る自動スイングベンドは、固定管に伸縮継手を介して一
端が着脱可能に接続されると共に、U字型ベンドの一方
端に他端が一体的に接続され、かつ、回転可能に支持さ
れる回転可動管と、該回転可動管を軸回りに回転駆動す
る回転駆動手段と、前記回転可動管が接続される前記固
定管に対して選択的に接続させる固定管に伸縮継手を介
して一端が一体的に接続されると共に、前記U字型ベン
ドの他方端に他端が着脱可能に接続され、かつ、軸方向
前後に移動可能に支持される前後可動管と、を含んで構
成される。
【0008】上記構成によると、回転可動管を回転駆動
手段で回転駆動することで、U字型ベンドの一方端を固
定管と同軸に回転駆動することが可能であり、U字型ベ
ンドの他方端は、前記一方端を中心とする同心円上を移
動し、前記U字型ベンドの他方端を接続させる前後可動
管が選択される。また、前記U字型ベンドの他方端を接
続させる前後可動管は、軸方向前後に移動可能に支持さ
れるので、U字型ベンドを回転駆動して接続相手を変更
するときには、伸縮継手を縮める方向に前後可動管が移
動可能で、前後可動管をU字型ベンドの移動空間から退
避させることが可能である。
【0009】更に、回転可動管と固定管との間に介装さ
れる伸縮継手を縮めて、軸回りに回転駆動される回転可
動管と固定管とを軸方向に離間させることが可能であ
る。請求項2記載の発明では、前記U字型ベンドの他方
端と前記前後可動管との接続部を押圧・開放する第1押
圧手段を設ける構成とした。上記構成によると、前記U
字型ベンドの他方端は、一方端を中心とする同心円上を
移動して、回転軸と同軸である固定管以外の固定管と同
軸になるように位置合わせされ、U字型ベンドの他方端
と前後可動管とを接続させるときには、第1押圧手段の
押圧動作によって相互を押圧させて接続し、他の固定管
に接続を切り替えるときには、第1押圧手段の開放動作
によって押圧力を無くしてU字型ベンドを回転させるこ
とができる自由状態とする。
【0010】請求項3記載の発明では、前記U字型ベン
ドの他方端と前記前後可動管とがフランジにより接続さ
れる構成であり、前記第1押圧手段が、流体圧グリッパ
によって両フランジを挟み込んでフランジ面相互を押圧
する構成とした。上記構成によると、U字型ベンドの他
方端と前後可動管とをフランジにより接続するときに、
両配管のフランジを流体圧グリッパで挟み込み、これに
よってフランジ面相互を押圧させて接続する。
【0011】請求項4記載の発明では、前記第1押圧手
段による前記U字型ベンドの他方端と前記前後可動管と
の接続部の開放状態で、前記接続部を離間させるべく前
記前後可動管を軸方向に変位させる第1離間駆動手段を
設ける構成とした。上記構成によると、第1押圧手段に
よりU字型ベンドの他方端と前後可動管との接続部を開
放したときに、第1離間駆動手段が伸縮継手を縮めるよ
うに前後可動管を軸方向に変位させ、前記接続部の接触
面相互を軸方向に離間させる。
【0012】請求項5記載の発明では、前記回転可動管
と伸縮継手との接続部を押圧・開放する第2押圧手段を
設ける構成とした。上記構成によると、回転可動管を回
転駆動するときには、第2押圧手段により回転可動管と
伸縮継手との接続部を開放することで、回転可動管が伸
縮継手から離れて回転可能な状態とする一方、U字型ベ
ンドを所望の位置にまで回転させた後は、第2押圧手段
により回転可動管と伸縮継手との接続部を押圧させて接
続し、密閉された管路を形成させる。
【0013】請求項6記載の発明では、前記回転可動管
と伸縮継手とがフランジにより接続される構成であり、
前記第2押圧手段が、流体圧シリンダによって前記伸縮
継手を伸張させる方向に前記伸縮継手のフランジを押圧
して、フランジ面相互を押圧する構成とした。上記構成
によると、回転可動管と伸縮継手とをフランジにより接
続するときに、前記第2押圧手段が、前記伸縮継手のフ
ランジを伸縮継手の伸張方向に押圧することで、フラン
ジ面相互を押圧させて接続する。
【0014】請求項7記載の発明では、前記第2押圧手
段による前記回転可動管と伸縮継手との接続部の開放状
態で、前記接続部を離間させるべく前記伸縮継手を縮め
る方向に変位させる第2離間駆動手段を設ける構成とし
た。上記構成によると、回転可動管と伸縮継手との接続
部が、第2押圧手段により開放されたときに、伸縮継手
を積極的に縮めることで、回転可動管と伸縮継手との接
続部を離間させる。
【0015】一方、請求項8に係る自動スイングベンド
は、前記U字型ベンドの一方端を、前記複数の固定管の
少なくとも1つと同軸に回転駆動する回転駆動手段を備
える一方、前記複数の固定管それぞれと前記U字型ベン
ドとが伸縮継手を介して接続されるよう構成し、前記回
転駆動手段による回転駆動時に、前記伸縮継手を縮める
ことで回転側と固定側とを軸方向に離間させるよう構成
した。
【0016】上記構成によると、U字型ベンドをその一
方端を中心に回転させるときには、伸縮継手を縮めて回
転駆動される側の配管を固定側の配管から軸方向に切り
離し、固定側と回転側との接続部が擦れ合ったり干渉す
ることなく回転するようにする。請求項9記載の発明で
は、前記伸縮継手が、前記U字型ベンドを介した前記固
定管相互の接続状態で、自由長よりも長い緊張状態とな
るよう構成した。
【0017】上記構成によると、接続状態が開放される
と、伸縮継手が自由長に戻ろうとして縮まり、該縮み動
作に伴って接続部が相対的に軸方向に離れることにな
る。請求項10に係る自動スイングベンドでは、前記伸
縮継手が、伸縮外筒と、該伸縮外筒の内方に略同心に配
設され、前記伸縮外筒の内面を液密に覆う伸縮性を有し
た筒状膜とから構成されるものとした。
【0018】上記構成によると、筒状膜の内部を流体が
流れ、伸縮外筒(例えばベローズ式外筒や滑り管など)
に直接接触することがなく、かつ、筒状膜は伸縮外筒に
よってその径方向への変形が規制され、筒状膜が流体圧
で径方向に膨張しても、滑らかな平面が保持される。請
求項11に係る自動スイングベンドは、複数の固定管の
相互に平行な開放端をU字型ベンドによって選択的に接
続して、前記複数の固定管の接続の組み合わせを切り替
えるスイングベンドにおいて、前記U字型ベンドの一方
端の軸回りに、前記U字型ベンドを回転駆動する回転駆
動手段と、前記U字型ベンドと前記複数の固定管とを軸
方向に離間させる離間駆動手段と、を含んで構成され
る。
【0019】上記構成によると、回転駆動手段によって
U字型ベンドが回転駆動されると共に、離間駆動手段に
よってU字型ベンドが固定管に対して離間し、離間状態
で回転駆動した後に、U字型ベンドと固定管とを近づけ
ることで、新たな接続状態が形成される。請求項12に
係る発明では、前記離間駆動手段により離間される接続
部を押圧・開放する押圧手段を設ける構成とした。
【0020】上記構成によると、離間駆動手段により離
間される接続部を押圧手段で押圧して液密に接続させ
る。請求項13に係る発明では、上記自動スイングベン
ドにおいて、前記接続部に介装されるシール部材に加圧
導電ゴムを埋設し、該加圧導電ゴムの通電・遮断によっ
て、接続の良・不良を判定する接続センサを設ける構成
とした。
【0021】上記構成によると、接続が良好に行われて
加圧導電ゴムが厚み方向に歪むと、加圧導電ゴムの抵抗
値が大きく低下して通電されるが、接続が不良である
と、抵抗値が下がらずに通電が遮断されることに基づ
き、接続の良・不良、即ち、U字型ベンドを介した接続
の良・不良を判定する。請求項15に係る接続センサ
は、配管相互の接続部に介装されるシール部材に加圧導
電ゴムを埋設し、該加圧導電ゴムの通電・遮断によっ
て、接続の良・不良を判定する構成とした。
【0022】上記構成によると、接続が良好に行われて
加圧導電ゴムが厚み方向に歪むと、加圧導電ゴムの抵抗
値が大きく低下して通電されるが、接続が不良である
と、抵抗値が下がらずに通電が遮断されることに基づ
き、接続の良・不良を判定する。請求項14,16に係
る発明では、前記シール部材に加圧導電ゴムを複数埋設
し、該複数の加圧導電ゴムの通電・遮断状態の論理演算
を行う構成とした。
【0023】上記構成によると、複数の加圧導電ゴムの
1つでも遮断状態であるときに、接続の不良が判定され
るように構成することが可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、伸縮継手
により回転駆動側と固定側との軸方向へ切り離しが可能
になるので、相互に干渉することなくU字型ベンドを新
たな接続位置まで回転駆動させることができ、U字型ベ
ンドの接続状態の切り替えを自動的かつ確実に行えると
いう効果がある。
【0025】請求項2記載の発明によると、U字型ベン
ドの他方端と前後可動管とを着脱可能に接続させるの
で、U字型ベンドによる接続相手の変更を容易かつ確実
に行わせることができるという効果がある。請求項3記
載の発明によると、U字型ベンドの他方端と前後可動管
とのフランジによる接続部を確実に押圧することができ
るという効果がある。
【0026】請求項4記載の発明によると、U字型ベン
ドの他方端と前後可動管との接続部を、U字型ベンドを
回転駆動するときに確実に離間させることができ、接続
部が相互に干渉して、シール材を損傷させたり、U字型
ベンドの回転駆動が不能になることを確実に回避できる
という効果がある。請求項5記載の発明によると、伸縮
継手と回転可動管とを着脱可能に接続させるので、回転
駆動される回転可動管と、回転方向に固定の伸縮継手と
を、容易かつ確実に着脱することができるという効果が
ある。
【0027】請求項6記載の発明によると、伸縮継手と
回転可動管との接続部を確実に押圧することができると
いう効果がある。請求項7記載の発明によると、伸縮継
手と回転可動管との接続部を、U字型ベンドを回転駆動
するときに確実に離間させることができ、伸縮継手と回
転可動管との接続部が擦れあって、シール材を損傷させ
たり、U字型ベンドの回転駆動の負荷が増大することを
確実に回避できるという効果がある。
【0028】請求項8記載の発明によると、U字型ベン
ドを回転駆動させて接続する固定管の組み合わせを切り
替えるときに、接続部分が干渉し合うことがなく、U字
型ベンドの自動切り替えを確実に行えるという効果があ
る。請求項9記載の発明によると、配管の接続状態が開
放されたときに、伸縮継手が自由長に戻ろうとして縮ま
ることで接続部分が軸方向に離間し、アクチュエータを
備えなくても、接続部分の離間を図れるという効果があ
る。
【0029】請求項10記載の発明によると、流体が流
れる内周面に凹凸が発生することがなく、流体の滞留を
防止でき、高い衛生性を保持しつつ配管の切り替えを行
わせることができるという効果がある。請求項11記載
の発明によると、伸縮継手を用いることなく、回転駆動
されるU字型ベンドと固定管とを離間させて、U字型ベ
ンドによる接続状態の自動切り替えを行えるという効果
がある。
【0030】請求項12記載の発明によると、配管相互
の接続部を確実に液密に接続させることができるという
効果がある。請求項13〜16記載の発明によると、配
管相互の接続部の接続不良を、簡便な構成で精度良く検
出させることができるという効果がある。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1,2は本発明に係る自動スイングベンドの実
施形態を示す図であり、図1は正面図(図2のI方向矢
視図)、図2は側面図(図1のII方向矢視図)である。
【0032】本実施形態における自動スイングベンド
は、例えば、ビール等の飲料品の製造プラントに使用さ
れるものであり、図2における左側から、4本の固定管
1〜4が相互に平行に、かつ、固定管1の軸を中心とす
る同一円周上に他の固定管2〜4が90°間隔で並ぶよ
うに、スイングベンドパネル5の近傍位置まで延設され
る。
【0033】前記固定管1は例えば製品飲料の貯蔵タン
クに接続されるものであり、また、その他の固定管2〜
4は、固定管1に対して選択的に接続されて、前記貯蔵
タンクに対する流体の供給経路や前記貯蔵タンクからの
流体の排出経路などを構成する。前記流体には、製品飲
料の他、洗浄液などが含まれる。前記スイングベンドパ
ネル5は、前記固定管1〜4の延設方向に直交する平面
となるように固定される。
【0034】前記固定管1の先端にはフランジ1aが形
成され、該フランジ1aには、両端にフランジ6a,6
bを備える伸縮継手6が、フランジ1aとフランジ6a
とをボルトで締結することで一体的に接続される。同様
に、固定管2〜4の先端にもそれぞれフランジが形成さ
れ、該フランジそれぞれには、両端にフランジを備える
伸縮継手7が、フランジをボルトで締結することで一体
的に接続される。
【0035】図2には、固定管2〜4のうちの固定管3
のみを図示してあり、固定管3の先端に形成されたフラ
ンジ3aに対して、両端にフランジ7a,7bを備える
伸縮継手7が、フランジ3aとフランジ7aとをボルト
で締結することで一体的に接続される様子を示すが、他
の固定管2,4についても同様に、フランジをボルトで
締結することで伸縮継手7が一体的に接続される。
【0036】前記スイングベンドパネル5には、前記固
定管1〜4の軸が交差する部分に対応して4つの貫通孔
が形成されており、該4つの貫通孔それぞれには、固定
管1〜4に一端が接続される4本の可動管9〜12が挿
通され、4本の可動管9〜12の他端が、前記スイング
ベンドパネル5の固定管1〜4が配置される側の反対側
に位置するように構成される。
【0037】前記可動管9〜12の両端にはフランジが
形成され、固定管2〜4に一端が接続された伸縮継手7
の他端には、可動管10〜12の一端が、フランジをボ
ルトで締結することで一体的に接続される。図2には、
前記可動管10〜12のうち固定管3に接続される可動
管11のみを図示してあり、伸縮継手7のフランジ7b
と、可動管11の一端に形成されたフランジ11aとを
ボルトで締結することで一体的に接続される様子を示す
が、他の可動管10,12も同様に、伸縮継手7に対し
てフランジをボルトで締結することで一体的に接続され
る。
【0038】尚、前記可動管10〜12は、前記伸縮継
手7を伸縮させつつ、軸方向前後に移動できるように、
前記スイングベンドパネル5に支持されており、以下で
は、前記可動管10〜12を前後可動管10〜12とし
て、可動管9と区別して示す。また、可動管9は、前記
スイングベンドパネル5に対して回転可能に支持され、
前記スイングベンドパネル5に固定された回転駆動手段
としてのモータ13によって軸回りに回転駆動されるよ
う構成されており、以下では、回転駆動管9として、前
記前後可動管10〜12と区別して示す。
【0039】前記モータ13は、スイングベンドパネル
5に固定される一方、回転部に回転可動管9を挿通支持
するものであり、エンコーダを内蔵している。尚、前記
モータ13として、横河プレシジョン株式会社製のDY
NASERV1060Bを用いている。前記回転駆動管
9の一端に形成されたフランジ9aと、伸縮継手6のフ
ランジ6bとを突き当てることで回転駆動管9と伸縮継
手6とが接続されるが、該フランジによる接続部は、ボ
ルトによる固定が行われず、3つの空気圧シリンダ14
a〜14c(第2押圧手段)による押圧によってフラン
ジ面相互を押圧させる構成として、フランジ接続部が空
気圧シリンダ14a〜14cによって着脱できるように
してある。
【0040】前記3つの空気圧シリンダ14a〜14c
は、回転可動管9の固定管1側端部の周壁に、ロッド1
5が回転可動管9と平行でかつ固定管1側に向くよう
に、120°間隔で固定される。尚、空気圧シリンダ1
4a〜14cの数は3つに限定されず、1つ、2つ或い
は4つ以上であっても良い。前記空気圧シリンダ14a
〜14cは、空気圧によってロッド15を伸縮駆動する
と共に回転駆動するものであり、ロッド15の先端に
は、ロッド15の軸に対して直交する方向に延設される
押圧部材16が固定される。
【0041】ロッド15は、回転可動管9と伸縮継手6
とのフランジによる接続部の外径よりも、回転可動管9
の軸から離れた位置に配置され、ロッド15を回転させ
て押圧部材16の延設方向を回転可動管9の軸に向ける
と、押圧部材16が伸縮継手6の回転可動管9側のフラ
ンジ6bと干渉するようになっている。回転可動管9と
伸縮継手6とをフランジによって接続させる場合には、
ロッド15の押圧部材16が、伸縮継手6のフランジ6
bよりも固定管1に近い位置になるように、ロッド15
を延ばした状態で、ロッド15を回転させて押圧部材1
6の延設方向を回転可動管9の軸に向ける。
【0042】この状態のまま、ロッド15を縮めると、
押圧部材16がフランジ6bの固定管1側の面に接触
し、更に、ロッド15を縮めることで、フランジ6bが
回転可動管9のフランジ9aに押圧され、図2に示すよ
うに回転可動管9と伸縮継手7とがフランジにより接続
される状態となる。一方、回転可動管9と伸縮継手6と
のフランジによる接続を開放する場合に、図2に示すよ
うな状態から、フランジ6bから押圧部材16が離れる
までロッド15を延ばす。
【0043】ここで、回転可動管9と伸縮継手6とをフ
ランジ接続させた状態で、伸縮継手6は自由長よりも長
い緊張状態になるようにしてあり、回転可動管9と伸縮
継手6とのフランジによる接続を開放する場合には、伸
縮継手6が自由長に戻ろうとして縮むため、ロッド15
を固定管1に向けて延ばしても伸縮継手6が自由長にな
るまでは、押圧部材16とフランジ6bとの接触状態が
保持され、伸縮継手6が自由長になってから押圧部材1
6が離れることになる。
【0044】従って、回転可動管9と伸縮継手6とのフ
ランジによる接続を開放すると、回転可動管9と伸縮継
手6とをフランジで接続させた状態での伸縮継手6の長
さと伸縮継手6の自由長との差分だけ、フランジ6bと
フランジ9aとは軸方向に離間することになる。上記回
転可動管9の他端にはフランジ9bが形成され、U字型
ベンド17の一端17aに形成されたフランジ17cと
前記フランジ9bとをボルトで締結することで、回転可
動管9にU字型ベンド17が一体的に接続される。
【0045】これにより、モータ13で回転可動管9を
回転駆動すると、U字型ベンド17が一体的に回転する
ことになる。尚、上記のフランジをボルトで締結する接
続部において、ボルトによる締結に代えて、溶接やクラ
ンプ部材を用いた締結などを行わせても良く、ボルトに
よる締結に限定されるものではない。
【0046】前記U字型ベンド17の両端17a,17
bは相互に平行に形成されると共に、その間隔(回転半
径)が固定管1と固定管2〜4との距離に合わせてあ
り、モータ13で回転可動管9を回転駆動すると、U字
型ベンド17の他端17bが、固定管2〜4が並ぶ円周
と同一の円周上を動くことになり、モータ13の駆動角
度の制御によって他端17bが前後可動管10〜12
(固定管2〜4)のいずれかと同軸になる位置に駆動さ
れる。
【0047】U字型ベンド17の他端17bに形成され
たフランジ17dと、前後可動管10〜12の端部に形
成されたフランジとを相互に押圧させることで、U字型
ベンド17の他端17bと前後可動管10〜12のいず
れかとを接続させるが、該フランジによる接続部は、ボ
ルトによる固定が行われず、3つの空気圧シリンダ18
a〜18c(第1押圧手段)による押圧によってフラン
ジ面相互を押圧させる構成として、フランジ接続部が空
気圧シリンダ18a〜18cによって着脱できるように
してある。
【0048】尚、図2には、前後可動管11の端部に形
成されたフランジ11bと、U字型ベンド17の他端1
7bに形成されたフランジ17dとが相互に押圧接続さ
れた状態を示してある。前記3つの空気圧シリンダ18
a〜18cは、U字型ベンド17の端部17bの周壁
に、ロッド19がU字型ベンド17の端部17bと平行
でかつスイングベンドパネル5側に向くように、120
°間隔で固定される。尚、空気圧シリンダ18a〜18
cの数は3つに限定されず、1つ、2つ或いは4つ以上
であっても良い。
【0049】前記空気圧シリンダ18a〜18cは、空
気圧によってロッド19を伸縮駆動すると共に回転駆動
するものであり、ロッド19の先端には、空気圧平行グ
リッパ20が支持される。前記空気圧平行グリッパ20
は、ロッド19に対して偏心して取り付けられると共
に、ロッド19と平行な方向に空気圧で相互に離接する
1対の押圧部材21a,21bを備える。
【0050】ロッド19は、前後可動管10〜12とU
字型ベンド17の端部17bとのフランジによる接続部
の外径よりも、U字型ベンド17の軸から離れた位置に
配置され、ロッド19を回転させて空気圧平行グリッパ
20がフランジ接続部から最も離れた位置に支持される
ようにすれば、フランジと干渉することなく、ロッド1
9を伸縮させることができる一方、ロッド19を回転さ
せて空気圧平行グリッパ20をフランジ接続部に向ける
と、前記1対の押圧部材21a,21bが、前後可動管
10〜12の軸に平行な方向においてフランジ接続部を
構成するフランジと干渉するようになっている。
【0051】前後可動管10〜12のいずれかとU字型
ベンド17の端部17bとを接続させる場合には、ロッ
ド19が縮んでいてかつ空気圧平行グリッパ20が接続
部の反対側に位置する退避状態から、ロッド19を延ば
す。そして、この状態でロッド19を回転させ、両フラ
ンジが押圧部材21a,21bの間に挟み込まれるよう
にし、次に、空気圧平行グリッパ20を動作させ、押圧
部材21a,21bの間隔が縮む方向に駆動すること
で、前記伸縮継手7を自由長よりも延ばしつつ、前後可
動管10〜12をU字型ベンド17側に近づけて、フラ
ンジ面相互を押圧して接続させる。
【0052】一方、前後可動管10〜12とU字型ベン
ド17の端部17bとの接続を開放する場合に、まず、
空気圧平行グリッパ20を動作させて押圧部材21a,
21bの間隔を広げ、その後、ロッド19を回転させて
空気圧平行グリッパ20をフランジから離し、更に、ロ
ッド19を縮めて退避させる。ここで、前後可動管10
〜12とU字型ベンド17とを接続させた状態で、伸縮
継手7は自由長よりも長い緊張状態になり、前後可動管
10〜12とU字型ベンド17との接続を開放する場合
には、押圧部材21a,21bの間隔を広げると伸縮継
手7が自由長に戻ろうとして、前後可動管10〜12が
U字型ベンド17から離れる方向に移動し、前後可動管
10〜12とU字型ベンド17との接続部が軸方向に離
間することになる。
【0053】また、本実施形態では、前後可動管10〜
12とU字型ベンド17との接続部を開放状態でより確
実に離間させるべく、前後可動管10〜12を固定管2
〜4側に向けて移動させる第1離間駆動手段としての両
側ロッド形シリンダ22を、各前後可動管10〜12毎
に設けてある。前記両側ロッド形シリンダ22は、スイ
ングベンドパネル5にステー23aを介して固定される
本体部23と、該本体部23に対して前後可動管10〜
12と平行に支持され、本体部23の両側に突出し、そ
の両端部が前後可動管10〜12にステー24を介して
固定されるロッド25とからなる。
【0054】そして、前後可動管10〜12をU字型ベ
ンド17から離すときには、本体部23に対してロッド
25を固定管2〜4に向けて変位させると、伸縮継手7
を縮めつつ、ロッド25と一体的に前後可動管10〜1
2が固定管2〜4に向けて移動し、前後可動管10〜1
2とU字型ベンド17との接続部を構成するフランジ面
が相互に離間される。
【0055】尚、前述したフランジによる接続部それぞ
れには、押圧面にシール部材(パッキン)が介装されて
いる。また、前記空気圧シリンダ14a〜14c及び空
気圧シリンダ18a〜18cとして、黒田精工株式会社
製のハイブリッドアームHA−40を、両側ロッド形シ
リンダ22として、黒田精工株式会社製のフラットシリ
ンダX07を、空気圧平行グリッパ20として、黒田精
工株式会社製の平行グリッパーGPK−25を用いてい
る。但し、アクチュエータを空気圧シリンダに限定する
ものではなく、油圧シリンダやモータなどを用いること
もできる。
【0056】図3は、前記伸縮継手6,7を例示するも
のである。図3において、テフロン(登録商標)製のベ
ローズ式外筒71は、軸方向に3つの環状山部を有し、
その外周面の谷部それぞれに、断面円形の金属製補強リ
ング72が嵌め込まれ、内部流体圧力によりベローズ式
外筒71が外方に過度に膨張するのを防止している。
【0057】前記ベローズ式外筒71の内周面の谷部に
は、低硬度の弾性樹脂充填リング76がそれぞれ内装さ
れて、これら弾性樹脂充填リング76の内周面とベロー
ズ式外筒71の内周面とが略面一となり、連続して実質
的に平坦な筒状内面を構成する。前記ベローズ式外筒7
1の内周には、筒状樹脂膜73がベローズ式外筒71の
内周面を覆うように同心に嵌挿される。
【0058】前記筒状樹脂膜73は、伸縮性に優れ、ま
た、耐熱性・耐薬品性・耐久性が望まれ、例えばシリコ
ン、ゴム等で形成される。前記ベローズ式外筒71及び
筒状樹脂膜73の軸方向両端には、それぞれフレア部7
4、74a及び75、75aが軸直角な面に沿って広が
っており、これらのフレア部74、74a及び75、7
5aは、継手の軸方向両端を構成する内側フランジ8
1、81a及び外側フランジ51,51aによって挟持
される。
【0059】具体的には、内側フランジ81、81aの
周方向等間隔にそれぞれ開設した雌ねじ部82、82a
に、前記雌ねじ部82、82aに位置合わせして外側フ
ランジ51,51aに形成したボルト挿通孔に挿通させ
た連結ボルト83、83aを締め付けることで、ベロー
ズ式外筒71のフレア部74、74aは、前記内側フラ
ンジ81、81aの軸方向外面に接触し、筒状樹脂膜7
3のフレア部75、75aは、前記外側フランジ51,
51aの軸方向内面に接触して、共に内側フランジ8
1、81aと外側フランジ81、81a間に液密に挟持
される。
【0060】前記筒状樹脂膜73のフレア部75、75
aの外周部は、ベローズ式外筒71のフレア部74、7
4aよりも外方に突出して放射方向に大きく延びてお
り、その周方向等間隔に設けたボルト挿通孔77、77
aに、前記連結ボルト83,83aが挿通されて、筒状
樹脂膜73を引っ張り、その軸方向にプリテンションを
付与している。
【0061】その為、筒状樹脂膜73がその軸方向に伸
縮しても、弛緩することがなく、筒状樹脂膜73の内部
を流体が円滑に流れ、滞留することがない。尚、上記構
成の伸縮継手は衛生性に優れ、特に飲料製造プラントに
適用する場合に好ましいが、伸縮継手6,7を上記図3
に示したものに限定するものではなく、公知の種々の伸
縮継手を用いることが可能である。
【0062】次に上記構成の自動スイングベンドの作用
を説明する。上記構成において、固定管1と接続させる
固定管2〜4を変更する場合、空気圧平行グリッパ20
(空気圧シリンダ18a〜18c)及び空気圧シリンダ
14a〜14cによりフランジの接続部を押圧していた
状態を開放する。このとき、緊張状態にあった伸縮継手
6,7が自由長に戻ろうとするため、各接続部は軸方向
に離間することになるが、更に、前後可動管10〜12
とU字型ベンド17の他端17bとの接続部について
は、両側ロッド形シリンダ22によって積極的に軸方向
に離間させ、確実に所定距離を有してフランジが対峙す
るようにする。
【0063】上記のように、両側ロッド形シリンダ22
によって前後可動管10〜12とU字型ベンド17の他
端17bとの接続部を積極的に離間させる構成とすれ
ば、U字型ベンド17の他端17bの回転軌跡が大きく
ばらついても、前後可動管10〜12トの干渉を確実に
回避できるだけの余裕代を確保できる。尚、U字型ベン
ド17の撓みによって他端17bの回転軌跡が大きくば
らつくことを回避すべく、U字型ベンド17の両端部1
7a,17b間に、補強部材を掛け渡すようにしても良
い。
【0064】ここで、両側ロッド形シリンダ22を用い
た前後可動管10〜12の固定管2〜4側への退避は、
接続変更前にU字型ベンド17と接続されていた前後可
動管、及び、接続変更後にU字型ベンド17と新たに接
続させる前後可動管について行わせると共に、U字型ベ
ンド17の移動途中に位置する前後可動管についても同
様に退避させる必要がある。
【0065】但し、両側ロッド形シリンダ22を用いた
退避動作を行わせる前後可動管をその都度選択するの
は、制御を複雑にするので、接続の切り替えを行うとき
に全ての前後可動管10〜12について両側ロッド形シ
リンダ22による退避移動を行わせる構成としても良
い。前後可動管10〜12とU字型ベンド17との接続
部を充分に離間させないと、U字型ベンド17を回転駆
動するときに、U字型ベンド17のフランジ17dが、
可動管10〜12側のフランジに当たって引っかかり、
所望の位置まで回転させることができなくなったり、フ
ランジのシール部材を損傷させる可能性があるので、上
記のように、両側ロッド形シリンダ22を用いて確実に
軸方向に離間させる。
【0066】この状態で、モータ13によってU字型ベ
ンド17を回転駆動させれば、前後可動管10〜12の
フランジに干渉することなく固定管1の軸回りにU字型
ベンド17を回転させることができる。また、伸縮継手
6と回転可動管9との接続部については、伸縮継手6が
自由長さに戻ることで接続部が離間されるので、フラン
ジ(シール部材)が大きな圧力で擦り合わされることな
く、シール部材の保護を図りつつ回転可動管9を軸回り
に無理なく回転駆動することができる。
【0067】前記モータ13には前述のようにエンコー
ダが内蔵されており、該エンコーダによる位置情報に基
づいて、U字型ベンド17の端部17bが前後可動管1
0〜12のいずれかと同軸になる位置にU字型ベンド1
7を回転駆動できるようになっており、新たに接続させ
る前後可動管10〜12(固定管2〜4)と同軸になる
位置まで回転させて、その位置で停止させる。
【0068】そして、選択された前後可動管10〜12
のいずれかとU字型ベンド17の端部17bとの接続
を、空気圧平行グリッパ20(空気圧シリンダ18a〜
18c)で行わせる一方、空気圧シリンダ14a〜14
cにより伸縮継手6と回転可動管9との接続を行わせ
る。上記構成によると、作業者は、固定管1と接続させ
る固定管2〜4を選択する指令を与えるだけで、接続の
組み合わせが切り替えられるから、煩雑で然も工具を必
要とする作業が不要となり、作業性が大幅に向上し、ま
た、遠隔操作も可能となる。
【0069】上記実施形態では、U字型ベンド17が一
体的に接続される固定管1を中心とする同一円周上に、
3つの固定管2〜4を配置する構成とし、3つの固定管
2〜4の中から固定管1と接続させる固定管を選択する
構成としたが、選択対象として配置させる固定管の数を
3つに限定するものではなく、2つ以上の任意の数を設
定できる。また、選択対象として同一円周上に配置され
る固定管の間隔は等間隔であっても良いし、不等間隔で
配置しても良い。
【0070】また、1つのスイングベンドパネル5に2
つ以上のU字型ベンド17を回転可能に支持しても良
く、また、1つのスイングベンドパネル5に2つ以上の
U字型ベンド17を回転可能に支持する構成において、
1つの固定管に対して異なるU字型ベンド17を選択的
に接続する構成としても良い。例えば、図4に示す例で
は、1つのスイングベンドパネル5に、2つのU字型ベ
ンド17A,17Bを、固定管x1,x2を回転軸とし
て回転可能に支持し、かつ、各U字型ベンド17A,1
7Bの他端の回転移動軌跡s1,s2が交差する2つの
位置α,βに、それぞれ接続対象としての固定管y1,
y2を配置してあり、s1,s2に配置される固定管y
1,y2はU字型ベンド17A,17Bいずれもが接続
できるようになっている。
【0071】即ち、固定管x1と固定管y1とを接続す
ることが可能であると共に、固定管x2と固定管y1と
を接続することが可能であり、同様に、固定管x1と固
定管y2とを接続することが可能であると共に、固定管
x2と固定管y2とを接続することが可能である。ま
た、伸縮継手6と回転可動管9との接続部をより積極的
に離間させるべく、伸縮継手6のフランジ6bを、伸縮
継手6を縮める方向に押圧する第2離間駆動手段として
のシリンダを設ける構成としても良い。ここで、第2離
間駆動手段としてのシリンダを追加して設けても良い
が、前記空気圧シリンダ14a〜14cが第2離間駆動
手段を兼ねるように構成することも可能である。
【0072】図5は、第2離間駆動手段を兼ねる空気圧
シリンダ14a〜14cの構成を示すものであり、ロッ
ド15の軸方向の前後に押圧部材16を挟み込むよう
に、伸縮継手6のフランジ6bの固定管1側の端面にL
字状部材61を固定してある。上記構成において、回転
可動管9と伸縮継手6との接続を開放すべく、空気圧シ
リンダ14a〜14cのロッド15を伸張させると、押
圧部材16がL字状部材61を固定管1に向けて押圧す
ることになり、該押圧力によって伸縮継手6が縮んで、
回転可動管9と伸縮継手6とのフランジによる接続部が
離間されることになる。
【0073】また、上記実施形態では、フランジの平ら
な端面を相互を押圧する構成とした接続部を採用した
が、接続部をフランジの平らな端面の突き当てに限定す
るものではなく、種々の形状の接続を採用でき、例えば
図6に示すような構成としても良い。図6に示す例で
は、接続させる一方の配管101の開放端内周にすり鉢
状の雌側接続面102を形成する一方、他方の配管10
3の先端部外周に、前記雌側接続面102の傾斜に対応
する傾斜とした先細りの雄側接続面104を形成し、前
記接続面102,104がシール部材105a,105
bを介して突き当てられることで、両配管101,10
3が接続される構成としてある。
【0074】ここで、図6に示した構成の接続部は、着
脱可能とする必要がある伸縮継手6と回転可動管9との
接続部、及び、前後可動管10〜12とU字型ベンド1
7との接続部に適用することが好ましい。上記のように
傾斜面を突き当てる構成であれば、雄側接続面104が
形成される配管103の位置ずれの矯正が図られると共
に、より確実に接続面を密着させることが可能である。
【0075】また、上記図1,2に示した実施形態で
は、前後可動管10〜12を軸方向に移動させる両側ロ
ッド形シリンダ22を備えたが、該両側ロッド形シリン
ダ22を省略することが可能であり、また、前後可動管
10〜12とU字型ベンド17との接続・開放を行わせ
るアクチュエータは、空気圧平行グリッパ20に限定さ
れるものではない。
【0076】図7,8は、両側ロッド形シリンダ22を
省略し、かつ、前後可動管10〜12とU字型ベンド1
7との接続・開放を行わせるアクチュエータを変更した
実施形態を示すものであり、図7は正面図(図8のVII
方向矢視図)、図8は側面図(図7のVIII方向矢視図)
である。図7,8に示す実施形態では、図1,2に示し
た実施形態において備えられた両側ロッド形シリンダ2
2(第1離間駆動手段)を省略してあり、前後可動管1
0〜12のいずれかとU字型ベンド17の端部17bと
の接続が開放されたときに、伸縮継手7の弾性復帰力の
みによって前後可動管10〜12のフランジとU字型ベ
ンド17の端部17bのフランジ17dとを軸方向に離
間させる。
【0077】また、図7,8に示す実施形態では、空気
圧平行グリッパ20を備えた空気圧シリンダ18a〜1
8cに代えて、空気圧シリンダ14a〜14cと同様
に、ロッド先端に押圧部材が固定される空気圧シリンダ
25a〜25cを設けてある。前記空気圧シリンダ25
a〜25cは、空気圧によってロッド26を伸縮駆動す
ると共に回転駆動するものであり、ロッド26の先端に
は、ロッド26の軸に対して直交する方向に延設される
押圧部材27が固定される。
【0078】そして、前後可動管10〜12のフランジ
とU字型ベンド17の端部17bのフランジ17dとを
押圧接続させる場合には、ロッド26の押圧部材27
が、可動管10〜12のフランジよりもスイングベンド
パネル5に近い位置になるように、ロッド26を延ばし
た状態で、ロッド26を回転させて押圧部材27の延設
方向を可動管10〜12の軸に向ける。
【0079】この状態のまま、ロッド26を縮めると、
押圧部材27が前後可動管10〜12のフランジのパネ
ル5側の面に接触し、更に、ロッド26を縮めること
で、前後可動管10〜12が伸縮継手7を伸ばしつつ移
動して、前後可動管10〜12のフランジがU字型ベン
ド17の端部17bのフランジ17dに押圧される。一
方、前後可動管10〜12のフランジとU字型ベンド1
7の端部17bのフランジ17dとの接続部を開放する
場合に、前後可動管10〜12のフランジのパネル5側
の面から押圧部材27が離れるまでロッド26を延ばし
た後、ロッド26を回転させて、押圧部材27をフラン
ジに干渉する位置から退避させたのち、ロッド26を縮
める。
【0080】上記構成の実施形態によると、接続部が開
放されて伸縮継手7が自由長に戻るときに、前後可動管
10〜12のフランジとU字型ベンド17の端部17b
のフランジ17dとを必要充分に離間させることができ
れば、両側ロッド形シリンダ22を省略しつつ、図1,
2に示した実施形態と同様に、U字型ベンド17の端部
17bが前後可動管10〜12に干渉することなく回転
移動することができる。また、空気圧平行グリッパ20
も省略でき、全体として低コストに自動スイングベンド
を構成できる。
【0081】尚、両側ロッド形シリンダ22を省略した
図7,8に示す実施形態において、前後可動管10〜1
2のフランジとU字型ベンド17の端部17bのフラン
ジ17dとを押圧接続する第1押圧手段として、図1,
2に示した実施形態に示した空気圧平行グリッパ20を
備えた空気圧シリンダ18a〜18cをそのまま用いる
構成であっても良い。
【0082】上記各実施の形態では、伸縮継手を縮める
ことで回転駆動される側と固定側とを離間させる構成と
したが、伸縮継手を用いることなく回転駆動される側と
固定側とを離間させる構成とすることができ、係る構成
とした実施の形態を、図9〜図11に従って説明する。
図9〜図11に示す実施形態では、上記各実施形態と同
様に、4本の固定管1〜4が相互に平行に、かつ、固定
管1の軸を中心とする同一円周上に他の固定管2〜4が
90°間隔で並ぶように、スイングベンドパネル5の近
傍位置まで延設される。
【0083】前記固定管2〜4の先端にそれぞれ形成さ
れるフランジ(図10,11に固定管3のフランジ3a
を示す)には、スイングベンドパネル5を貫通して設け
られる接続管31〜33の一方端にそれぞれ形成される
フランジ(図10,11に接続管32のフランジ32a
を示す)が接続され、各フランジの接続部がそれぞれボ
ルト34で固定される。
【0084】前記接続管31〜33は、スイングベンド
パネル5に対して回転方向及び軸方向の双方について固
定される構成であっても良いし、スイングベンドパネル
5に開口される貫通孔に遊嵌される構成であっても良
い。一方、前記固定管1と同軸にスイングベンドパネル
5に開口される貫通孔に対し、回転可動管35が回転可
能でかつ軸方向前後に移動可能に遊嵌される。
【0085】前記回転可動管35の一端には、U字型ベ
ンド17の一方端が溶接され、前記回転可動管35の他
端に形成されるフランジ35aは、固定管1の先端に形
成されたフランジ1aに対して接続されるようになって
いる。このフランジ1a、35bの接続部は、ボルトに
よる固定が行われず、押圧手段としての3つの空気圧シ
リンダ36によって着脱可能に接続されるように構成さ
れる。
【0086】前記空気圧シリンダ36は、スイングベン
ドパネル5に固定され、回転可動管35の軸に直交する
方向に伸縮するロッドの先端に、先端ほど広がる溝部が
形成された押圧部材37が支持されている。前記空気圧
シリンダ36のロッドを伸ばして前記押圧部材37の溝
部にフランジを挟み込むと、ロッドを伸ばす力が溝部を
形成する傾斜面によって、フランジ面相互を押圧する力
に変換される構成であり、それぞれの空気圧シリンダ3
6によって、前記回転可動管35のフランジ35aと固
定管1のフランジ1aとを、周方向の3箇所で挟み込む
ことで、フランジ35aをフランジ1aに押圧して接続
させる。
【0087】尚、フランジ接続部に設ける押圧手段とし
ての空気圧シリンダ36の数を3つに限定するものでは
なく、3つ以外の数の空気圧シリンダ36を設けても良
い。また、前記回転可動管35を軸方向前後に移動させ
る離間駆動手段としての空気圧シリンダ38がスイング
ベンドパネル5に固定されている。前記空気圧シリンダ
38は、回転可動管35の軸と平行な軸に沿って伸縮す
るロッド38aを備え、該ロッド38aの先端には前記
回転可動管35が遊嵌される穴が形成される押圧部材3
8bが固定される。
【0088】前記押圧部材38bの穴に遊嵌される回転
可動管35には、前記押圧部材38bを軸方向前後に挟
む一対のカラー部(つば部)35b、35cが一体的に
形成されており、前記ロッド38aを縮めると、押圧部
材38bがカラー部35bをスイングベンドパネル5に
向けて押すことで、回転可動管35がU字型ベンド17
と一体に図10で左方向に移動し、逆に、前記ロッド3
8aを延ばすと、押圧部材38bがカラー部35cをス
イングベンドパネル5から離れる方向に押すことで、回
転可動管35がU字型ベンド17と一体に図10で右方
向に移動する。
【0089】また、前記回転可動管35の中間部には、
同軸に平歯車39が設けられ、該平歯車39には、スイ
ングベンドパネル5に固定され、ピッチ方向に駆動され
るラック40が噛み合わされる。これにより、ラック4
0をピッチ方向に駆動すると、平歯車39が回転し、回
転可動管35とU字型ベンド17とが一体に、回転可動
管35の軸回りに回転駆動され、上記ラック40と平歯
車39とのよって回転駆動手段が構成される。
【0090】尚、回転可動管35が空気圧シリンダ38
によって軸方向前後に移動しても、平歯車39とラック
40との噛み合わせ状態が保持されるように、ラック4
0の歯の長さ及び位置を設定してある。但し、ラック4
0の代わりに、モータ等で駆動される平歯車を前記平歯
車39に噛み合わせる構成としても良い。
【0091】前記U字型ベンド17の他端にはフランジ
17dが形成され、該フランジ17dが接続管31〜3
3の他端にそれぞれ形成されるフランジ(図10,11
に接続管32のフランジ32bを示す)のいずれかと選
択的に接続されるようになっている。フランジ17dと
接続管31〜33のいずれかのフランジとの接続は、フ
ランジ35bとフランジ1aとの接続と同様に、先端ほ
ど広がる溝部が形成される押圧部材41をロッドの先端
に支持してなる3つの空気圧シリンダ42によって着脱
可能に行われる。
【0092】前記3つの空気圧シリンダ42は、U字型
ベンド17のフランジ17d付近に固定される。上記構
成において、U字型ベンド17を介して固定管1と例え
ば固定管3とを接続させる状態では、図10に示すよう
に、空気圧シリンダ38のロッド38aを本体側に縮め
て、フランジ35aとフランジ1aとを突き当て、同時
に、フランジ17dとフランジ32bとを突き当て、各
フランジ接続部を、空気圧シリンダ36,空気圧シリン
ダ42のロッドを伸長させて先端の押圧部材37,41
で挟み込むことで圧接させる。
【0093】一方、上記のような接続状態から、固定管
1と接続させる相手側を変更する場合には、まず、空気
圧シリンダ36,空気圧シリンダ42のロッドを、先端
の押圧部材37,41がフランジに干渉しない位置まで
縮めて、フランジの圧接状態を開放させる。次いで、空
気圧シリンダ38のロッドを伸ばして、回転可動管35
とU字型ベンド17とを一体に固定管1〜4から離れる
方向に移動させる。係る移動動作によって、フランジ3
5bとフランジ1aとの接続部、及び、フランジ17d
とフランジ32bとの接続部が離間される(図11参
照)。
【0094】この状態で、ラック40を駆動して、U字
型ベンド17のフランジ17dと新たに接続させる接続
管のフランジとが対向する位置まで、回転可動管35と
U字型ベンド17とを一体に回転させる。回転可動管3
5及びU字型ベンド17を、新たな接続位置まで回転さ
せると、空気圧シリンダ38のロッドを本体側に縮め
て、回転可動管35とU字型ベンド17とを一体に固定
管1〜4に向けて移動させることで、フランジ35bと
フランジ1aとを突き当て、同時に、フランジ17dと
新たに接続させる接続管のフランジとを突き当てる。
【0095】ここで、各空気圧シリンダ36,空気圧シ
リンダ42のロッドを、先端の空気圧平行グリッパの間
にフランジが挟み込まれる位置まで伸ばして、各フラン
ジ接続部を押圧接続させる。尚、図9〜図11に示す構
成では、固定管2〜4の先端に接続管31〜33を接続
し、該接続管31〜33の先端に形成したフランジによ
って、U字型ベンド17と接続させる構成としたが、固
定管2〜4がスイングベンドパネル5を貫通してU字型
ベンド17側まで延設されるようにし、固定管2〜4の
先端に形成されるフランジと、U字型ベンド17のフラ
ンジ17dとを接続させるようにしても良い。
【0096】ところで、上記各実施の形態において、配
管の接続が確実に行われているか否かを検出するセンサ
を設け、該センサで接続不良が検出されたときに、空気
圧シリンダによる押圧力を調整したり、ランプやブザー
による警告を発生させる構成とすることも可能である。
前記配管接続の良・不良を検出するセンサとしては、図
12及び図13に示すようなセンサを用いることができ
る。
【0097】図12及び図13に示すセンサは、フラン
ジ121a、121bの接続面に装着される円板状のシ
ール部材122に、周方向等間隔に複数(図13に示す
例では12個)の加圧導電ゴム123を埋設させて構成
される。前記加圧導電ゴム123は、シリコンゴムの厚
み方向に金属粒子を配列したもので、厚み方向の加圧に
より金属粒子が接触し、異方導電性を示す素材である。
従って、接続が良好に行われて加圧導電ゴム123が厚
み方向に歪むと、加圧導電ゴム123の抵抗値が大きく
低下して通電されるが、接続が不良であると、抵抗値が
下がらずに通電が遮断されることになる。
【0098】前記フランジ121a、121bは、周方
向に等間隔に配置した3つの空気圧シリンダ131〜1
33で相互に押圧されるようになっており、前記12個
の加圧導電ゴム123は、各空気圧シリンダ131〜1
33による押圧部分に対応して4個ずつの3グループ1
23a〜123cに分けられる。そして、各グループ1
23a〜123c毎に、図14に示すように、4個の加
圧導電ゴム123が介装される通電回路それぞれのON・
OFFをAND回路124で論理積演算させ、4個の加圧
導電ゴム123がすべて通電状態となったときに、前記
論理積の結果が「1」となるように構成する。そして、
論理積の結果が「1」であれば、接続が良好に行われて
いると判断し、論理積の結果が「0」であれば、接続の
不良を判断するようにする。
【0099】上記構成により、グループ123a〜12
3c毎、換言すれば、各空気圧シリンダ131〜133
毎に、接続の良・不良が判断されることになり、例え
ば、空気圧シリンダ131に対応するグループ123a
のAND処理の結果が0であれば、空気圧シリンダ13
1による押圧力を増大させる制御を行い、該増大制御に
よっても接続不良が解消されなかったときには、ランプ
やブザーによる警告を発生させるようにする。
【0100】尚、各空気圧シリンダ131〜133に割
り当てる加圧導電ゴム123の数を4個に限定するもの
ではなく、また、空気圧シリンダの数を3個に限定する
ものでもない。更に、シール部材122に埋設させたす
べての加圧導電ゴム123のON・OFFを同じ論理演
算回路に入力させ、不良個所の区別を行わないで接続の
良・不良を検出させるようにしても良い。
【0101】また、論理演算を論理積に限定するもので
はなく、例えば、各加圧導電ゴム123の通電状態を
「1」とする否定論理積演算を行わせ、否定論理積の結
果が「1」であるときに接続不良と判断させる構成とし
たり、各加圧導電ゴム123の通電状態を「0」とする
論理和演算を行わせ、論理和の結果が「1」であれば、
接続が不良であり、論理和の結果が「0」であれば、接
続が良好に行われていると判断する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動スイングベンドの実施形態を
示す正面図。
【図2】前記実施形態を示す側面図。
【図3】前記実施形態における伸縮継手を詳細に示す部
分断面図。
【図4】U字型ベンド及び固定管の配置パターンを例示
する図。
【図5】第2離間手段を備えた実施形態を示す部分拡大
図。
【図6】配管接続の別の例を示す部分拡大断面図。
【図7】第1離間手段を省略した実施形態を示す正面
図。
【図8】第1離間手段を省略した実施形態を示す側面
図。
【図9】伸縮継手を用いない構成とした実施形態を示す
正面図。
【図10】伸縮継手を用いない構成とした実施形態にお
けるフランジの接続状態を示す側面図。
【図11】伸縮継手を用いない構成とした実施形態にお
けるフランジの離間状態を示す側面図。
【図12】フランジの接続状態を検出するセンサを示す
側面断面図。
【図13】フランジの接続状態を検出するセンサを示す
正面図。
【図14】フランジの接続状態を検出するセンサの処理
回路を示す回路図。
【符号の説明】
1〜4…固定管 5…スイングベンドパネル 6,7…伸縮継手 9…回転可動管 10〜12…前後可動管 13…モータ 17…U字型ベンド 14a,14b,14c…空気圧シリンダ 18a,18b,18c…空気圧シリンダ 20…空気圧平行グリッパ 22…両側ロッド形シリンダ 31〜33…接続管 35…回転可動管 36,38,42…空気圧シリンダ 39…平歯車 40…ラック 122…シール部材 123…加圧導電ゴム 124…AND回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B67D 3/00 F16L 23/02 C Fターム(参考) 3E082 BB03 CC01 FF05 3H016 AC06 AD05 EA01 3H104 JA08 JB02 JC10 JD09 LB16 LB23 LB37 LC02 LC15 LG03 LG30 3J106 AB01 AB06 BA01 BB06 BC11 BD05 BD07 BE13 BE29 CA01 FA11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の固定管の相互に平行な開放端をU字
    型ベンドによって選択的に接続して、前記複数の固定管
    の接続の組み合わせを切り替えるスイングベンドにおい
    て、 前記固定管に伸縮継手を介して一端が着脱可能に接続さ
    れると共に、前記U字型ベンドの一方端に他端が一体的
    に接続され、かつ、回転可能に支持される回転可動管
    と、 該回転可動管を軸回りに回転駆動する回転駆動手段と、 前記回転可動管が接続される前記固定管に対して選択的
    に接続させる固定管に伸縮継手を介して一端が一体的に
    接続されると共に、前記U字型ベンドの他方端に他端が
    着脱可能に接続され、かつ、軸方向前後に移動可能に支
    持される前後可動管と、 を含んで構成されることを特徴とする自動スイングベン
    ド。
  2. 【請求項2】前記U字型ベンドの他方端と前記前後可動
    管との接続部を押圧・開放する第1押圧手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動スイングベンド。
  3. 【請求項3】前記U字型ベンドの他方端と前記前後可動
    管とがフランジにより接続される構成であり、前記第1
    押圧手段が、流体圧グリッパによって両フランジを挟み
    込んでフランジ面相互を押圧することを特徴とする請求
    項2記載の自動スイングベンド。
  4. 【請求項4】前記第1押圧手段による前記U字型ベンド
    の他方端と前記前後可動管との接続部の開放状態で、前
    記接続部を離間させるべく前記前後可動管を軸方向に変
    位させる第1離間駆動手段を設けたことを特徴とする請
    求項2又は3記載の自動スイングベンド。
  5. 【請求項5】前記回転可動管と伸縮継手との接続部を押
    圧・開放する第2押圧手段を設けたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1つに記載の自動スイングベン
    ド。
  6. 【請求項6】前記回転可動管と伸縮継手とがフランジに
    より接続される構成であり、前記第2押圧手段が、流体
    圧シリンダによって前記伸縮継手を伸張させる方向に前
    記伸縮継手のフランジを押圧して、フランジ面相互を押
    圧することを特徴する請求項5記載の自動スイングベン
    ド。
  7. 【請求項7】前記第2押圧手段による前記回転可動管と
    伸縮継手との接続部の開放状態で、前記接続部を離間さ
    せるべく前記伸縮継手を縮める方向に変位させる第2離
    間駆動手段を設けたことを特徴とする請求項5又は6記
    載の自動スイングベンド。
  8. 【請求項8】複数の固定管の相互に平行な開放端をU字
    型ベンドによって選択的に接続して、前記複数の固定管
    の接続の組み合わせを切り替えるスイングベンドにおい
    て、 前記U字型ベンドの一方端を、前記複数の固定管の少な
    くとも1つと同軸に回転駆動する回転駆動手段を備える
    一方、前記複数の固定管それぞれと前記U字型ベンドと
    が伸縮継手を介して接続されるよう構成し、前記回転駆
    動手段による回転駆動時に、前記伸縮継手を縮めること
    で回転側と固定側とを軸方向に離間させるよう構成した
    ことを特徴とする自動スイングベンド。
  9. 【請求項9】前記伸縮継手が、前記U字型ベンドを介し
    た前記固定管相互の接続状態で、自由長よりも長い緊張
    状態となるよう構成したことを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1つに記載の自動スイングベンド。
  10. 【請求項10】前記伸縮継手が、伸縮外筒と、該伸縮外
    筒の内方に略同心に配設され、前記伸縮外筒の内面を液
    密に覆う伸縮性を有した筒状膜とから構成されることを
    特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の自動ス
    イングベンド。
  11. 【請求項11】複数の固定管の相互に平行な開放端をU
    字型ベンドによって選択的に接続して、前記複数の固定
    管の接続の組み合わせを切り替えるスイングベンドにお
    いて、 前記U字型ベンドの一方端の軸回りに、前記U字型ベン
    ドを回転駆動する回転駆動手段と、 前記U字型ベンドと前記複数の固定管とを軸方向に離間
    させる離間駆動手段と、 を含んで構成されることを特徴とする自動スイングベン
    ド。
  12. 【請求項12】前記離間駆動手段により離間される接続
    部を押圧・開放する押圧手段を設けたことを特徴とする
    請求項11記載の自動スイングベンド。
  13. 【請求項13】前記接続部に介装されるシール部材に加
    圧導電ゴムを埋設し、該加圧導電ゴムの通電・遮断によ
    って、接続の良・不良を判定する接続センサを設けたこ
    とを特徴とする請求項2〜7又は12のいずれか1つに
    記載の自動スイングベンド。
  14. 【請求項14】前記シール部材に加圧導電ゴムを複数埋
    設し、該複数の加圧導電ゴムの通電・遮断状態の論理演
    算を行うことを特徴とする請求項13記載の自動スイン
    グベンド。
  15. 【請求項15】配管相互の接続部に介装されるシール部
    材に加圧導電ゴムを埋設し、該加圧導電ゴムの通電・遮
    断によって、接続の良・不良を判定することを特徴とす
    る接続センサ。
  16. 【請求項16】前記シール部材に加圧導電ゴムを複数埋
    設し、該複数の加圧導電ゴムの通電・遮断状態の論理演
    算を行うことを特徴とする請求項15記載の接続セン
    サ。
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