JP2002138942A - ポンプ逆転水車による水道送水管内圧力回収式発電装置 - Google Patents

ポンプ逆転水車による水道送水管内圧力回収式発電装置

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JP2002138942A
JP2002138942A JP2000334361A JP2000334361A JP2002138942A JP 2002138942 A JP2002138942 A JP 2002138942A JP 2000334361 A JP2000334361 A JP 2000334361A JP 2000334361 A JP2000334361 A JP 2000334361A JP 2002138942 A JP2002138942 A JP 2002138942A
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water supply
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Masato Doi
正人 土居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡略化され、ポンプ逆転水車外部の設
置スペースを不要にすることでスペース上の制約が緩和
されて、既存のポンプ場への設置が可能であるばかり
か、水道送水管系の所望する任意の位置に介設して発電
することができるポンプ逆転水車による水道送水管内圧
力回収式発電装置を提供する。 【解決手段】 ポンプ逆転水車PTをインライン型ポン
プ逆転水車PTとして水道送水管Pに介設し、水道送水
管P内を圧送される水道水によって、ランナ10を逆回
転させ、該ランナ10の逆回転によってポンプ主軸6と
電動機4の回転子4Aを逆回転させ、電動機4に発電機
能を与えて発電して電力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ逆転水車に
よる水道送水管内圧力回収式発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば図3に示すように、
片吸込うず巻ポンプ50におけるうず巻ケーシング51
の吐出口51Aに送水管52の一次側52Aを接続し、
うず巻ケーシング51の吸込口51Bに送水管52の二
次側52Bを接続するとともに、うず巻ケーシング51
に回転自在に収容されているランナ(図示省略)を同時
回転可能に取付けたポンプ主軸53には、軸受54Aや
カップリング54Bなどの動力伝達手段54を介して、
発電機55の入力回転軸55Aを連結し、片吸込うず巻
ポンプ50をポンプ逆転水車としたポンプ逆転水車発電
装置が知られている。
【0003】このポンプ逆転水車発電装置によれば、送
水管52の一次側52Aに発電用水を圧送して、吐出口
51Aからうず巻ケーシング51内に流入させ、図示さ
れていないランナと、このランナが同時回転可能に取付
けられているポンプ主軸53を逆回転させることで、発
電機55の入力回転軸55Aを回転させることによって
発電して電力を供給することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
ポンプ逆転水車発電装置では、ポンプ逆転水車として機
能する片吸込うず巻ポンプ50の外部にポンプ主軸53
を導出し、この導出されたポンプ主軸53の動力を発電
機55の入力回転軸55Aに伝達する軸受54Aやカッ
プリング54Bなどの動力伝達手段54が必要であるか
ら、構造が複雑になるとともに、片吸込うず巻ポンプ5
0の外部、つまりポンプ逆転水車の外部に大きい設置ス
ペースが必要になる。このため、既存のポンプ場ではス
ペース上の制約により設置不能になるおそれを有してい
る。
【0005】なお、ポンプ逆転水車としては、前記片吸
込うず巻ポンプ50のみならず、発電用水の水量に応じ
て軸流形立軸ポンプ、斜流形立軸ポンプ、両吸込うず巻
ポンプ、多段うず巻ポンプなどの他のポンプを選択して
使用しているが、他のいずれのポンプをポンプ逆転水車
とした発電装置であっても、前記片吸込うず巻ポンプ5
0をポンプ逆転水車とした発電装置と同様に、構造が複
雑であり、かつポンプの外部に大きい設置スペースが必
要になるので、既存のポンプ場ではスペース上の制約に
より設置不能になるおそれを有している。
【0006】そこで、本発明は、構造が簡略化され、ポ
ンプ逆転水車外部の設置スペースを不要にすることでス
ペース上の制約が緩和されて、既存のポンプ場への設置
が可能であるばかりか、水道送水管系の所望する任意の
位置に介設して発電することができるポンプ逆転水車に
よる水道送水管内圧力回収式発電装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る逆転水車による水道送水管内圧力回収
式発電装置は、電動機フレームに収容された電動機の回
転子と同時に回転する主軸と、この主軸に固着したラン
ナを回転自在に収容したランナケーシングと、このラン
ナケーシングと前記電動機フレームおよび該電動機フレ
ームを断面環状の第1水路を介して取り囲むアウターケ
ーシングとの間に配置されて前記断面環状の第1水路と
前記ランナケーシングの出口に通じる断面環状の第2水
路が設けられている吐出しケ−シング部と、前記アウタ
ーケーシングと電動機フレームの前記吐出しケ−シング
部の反対側に配置されて外周部の入口を断面環状の第1
水路に連通させた吐出通路が設けられている吐出側ケー
シングとを備えたポンプ逆転水車を設け、このポンプ逆
転水車の前記吐出側ケーシングにおける前記吐出通路の
出口を水道送水管の一次側に接続するとともに、前記ポ
ンプ逆転水車の前記ランナケーシングの入口を前記水道
送水管の二次側に接続して、前記水道送水管に前記ポン
プ逆転水車を介設してなることを特徴としている。
【0008】本発明のポンプ逆転水車は、電動機への電
力供給によって回転子、ポンプ主軸およびランナを回転
させることにより、ランナケーシング(吸込みベル)の
入口から水を吸込み、この吸込んだ水を吐出しケ−シン
グ部の断面環状の第2水路7に吐出し、断面環状の第2
水路から断面環状の第1水路を経て吐出側ケーシングの
吐出通路に圧送し、この吐出通路の出口から吐出するポ
ンプ機能を保有している。
【0009】一方、前記ポンプ逆転水車は、吐出側ケー
シングにおける吐出通路の出口を水道送水管の一次側に
接続するとともに、ランナケーシングの入口を水道送水
管の二次側に接続することによって、インライン型ポン
プ逆転水車として水道送水管に介設されているので、水
道送水管内を圧送される水道水は、一次側から吐出側ケ
ーシングの吐出通路に流入し、断面環状の第1水路から
断面環状の第2水路を経てランナケーシングに流入し、
ここでランナを逆回転させたのち二次側に流下する。前
記ランナの逆回転によって、ポンプ主軸と電動機の回転
子を逆回転させ、電動機に発電機能を与えて発電して電
力を供給することができる。このため、ポンプ逆転水車
の外部に発電機を設置したり、ポンプ逆転水車の外部に
導出したポンプ主軸に発電機の入力回転軸を連結する必
要がなくなるので、軸受やカップリングなどの動力伝達
手段が不要になって、発電設備の構造を簡略化すること
ができるとともに、ポンプ逆転水車外部の設置スペース
を不要にすることができる。これにより、スペース上の
制約が緩和されて、既存のポンプ場への設置を可能にす
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るポンプ逆転
水車による水道送水管内圧力回収式発電装置の一実施の
形態を示す系統図、図2は本発明に適用されるポンプ逆
転水車の一実施の形態を示す縦断面図である。
【0011】図1および図2において、ポンプ逆転水車
PTは、水道送水管Pの一次側P1と二次側P2の間に
インライン型ポンプ逆転水車PTとして介設される。ポ
ンプ逆転水車PTは、筒状のアウターケーシング1と、
断面環状の第1水路2を介してアウターケーシング1の
内部に同心に配置された筒状の電動機フレーム3と、こ
の電動機フレーム3に収容された電動機4と、電動機フ
レーム3の軸方向両端部で軸受ボックス50内の軸受5
Aと軸受ボックス51内の軸受5Bによって回転自在に
支持されて、電動機フレーム3から導出され電動機4の
ロータ(回転子)4Aと同時に回転するポンプ主軸6
と、アウターケーシング1と電動機フレーム3の軸方向
一端に取付けられて外周部に断面環状の第1水路2に連
通する断面環状の第2水路7が設けられている吐出しケ
−シング部9と、出口を断面環状の第2水路7に臨ませ
て吐出しケ−シング部9の先端に取付けられるととも
に、内部に主軸6に取付けられて該主軸6と同時に回転
する斜流羽根車(ランナ)10を回転自在に収容したラ
ンナケーシング(吸込みベル)11と、アウターケーシ
ング1と電動機フレーム3の軸方向他端に取付けられて
外周部の入口を断面環状の第1水路2に連通させ、出口
を一か所に合流させた吐出通路12が設けられている吐
出側ケーシング13とを備えている。したがって、吐出
側ケーシング13における吐出通路12の出口を水道送
水管Pの一次側P1に接続するとともに、ランナケーシ
ング11の入口を水道送水管Pの二次側P2に接続する
ことによって、ポンプ逆転水車PTを水道送水管Pの一
次側P1と二次側P2の間にインライン型ポンプ逆転水
車PTとして介設されることになる。
【0012】吐出しケ−シング部9における断面環状の
第2水路の内周部には、ランナケーシング11側に片寄
った位置に大きい中心孔15Aを設けた第1の隔壁15
が軸方向に直交して設けられ、この第1の隔壁15から
ランナケーシング11より離れる方向、つまり、電動機
フレーム3に近付く方向に所定の間隔を隔ててポンプ主
軸6を回転自在に挿通できる小さい中心孔16Aを設け
た第2の隔壁16が軸方向に直交して設けられている。
【0013】第1の隔壁15の中心孔15Aは、ポンプ
主軸6を回転自在に挿通できる中心孔のある環状のシー
ルカバー17がボルト締結によって第1の隔壁15に着
脱可能に取付けられることによって塞がれており、第1
の隔壁15、第2の隔壁16、シールカバー17および
断面環状の第2水路の内周面で囲まれたメカニカルシー
ル収容室18を構成し、このメカニカルシール収容室1
8にメカニカルシール8を収容している。また、メカニ
カルシール収容室18の軸方向の電動機フレーム3側に
隣接して中空部19が設けられ、この中空部19は、円
周方向で所定の間隔を隔てて設けた複数の通路20(図
示例では二つの通路20が示されている)を介して外部
(大気)に開放され、それぞれの外側開口部はカバ−2
1によって開放可能に閉じられている。
【0014】メカニカルシール収容室18には、密封潤
滑液供給系22によって清水または液状パラフィンなど
の無害の密封潤滑液が供給されて、メカニカルシール8
を密封潤滑する。この密封潤滑液供給系22は、一方の
通路20の外側開口部を閉じている一方のカバ−21に
取付けられて、常時はプラグ27により閉じられている
注液口22Aと、この注液口22Aとメカニカルシール
収容室18とを結ぶ注液管22Bとを備えている。ま
た、軸受5A,5Bには、潤滑油供給系23によってグ
リースを供給して潤滑を行なうようになっている。軸受
5Aにグリースを供給する潤滑油供給系23は、前記一
方のカバ−21に取付けられたグリースニップル23A
と、このグリースニップル23Aと軸受5Aとを結ぶグ
リース供給管23Bとを備え、軸受5Bにグリースを供
給する潤滑油供給系23は、導電ケーブル挿入孔24を
塞ぐ蓋25に取付けられたグリースニップル23Aと、
このグリースニップル23Aと軸受5Bとを結ぶグリー
ス供給管23Bとを備えている。なお、軸受ボックス5
0には、ポンプ主軸6の外周に対応する軸シール5C,
5Cが設けられ、これら軸シール5C,5Cによってグ
リースが中空部19および電動機フレーム3の内部に漏
れ出すのを防止している。また、軸受ボックス51に
は、軸シール5Cと閉塞板5Dが設けられ、これら軸シ
ール5Cと閉塞板5Dによってグリースが電動機フレー
ム3の内部および吐出側ケーシング13の内部に洩れ出
すのを防止している。
【0015】一方、メカニカルシール収容室18は、密
封潤滑液排出系26を介して外部に連通している。この
密封潤滑液排出系26は、他方の通路20の外側開口部
を閉じている他方のカバ−21に取付けられて、常時は
プラグ27により閉じられている排液口26Aと、この
排液口26Aとメカニカルシール収容室18とを結ぶ排
液管26Bとを備えている。なお、密封潤滑液供給系2
2によりメカニカルシール収容室18に密封潤滑液を初
めて供給する場合には、密封潤滑液排出系26を開放し
て排気系として活用してもよいし、独立した排気系を別
途設けてもよい。これにより、メカニカルシール収容室
18を空気から密封潤滑液に置換することができる。ま
た、他方のカバ−21にはドレン孔28を設けて、中空
部19を外部(大気)に開放している。図中、29は導
電ケーブル、30は保護ケーブルを示し、導電ケーブル
29は電動機4に電気的に接続されている。
【0016】前記構成によれば、矢印Fで示すように、
水道送水管P内を圧送される水道水は、一次側P1から
吐出側ケーシング13の吐出通路12に流入し、断面環
状の第1水路2から断面環状の第2水路7を経てランナ
ケーシング11に流入し、ここでランナ10を逆回転さ
せたのち二次側P2に流下する。ランナ10の逆回転に
よって、ポンプ主軸6と電動機4のロータ(回転子)4
Aを逆回転させ、電動機4に発電機能を与えて発電して
電力を供給することができる。このため、従来例のよう
に、ポンプ逆転水車PTの外部に発電機を設置したり、
ポンプ逆転水車PTの外部に導出したポンプ主軸に発電
機の入力回転軸を連結する必要がなくなるので、軸受や
カップリングなどの動力伝達手段が不要になって、発電
設備の構造を簡略化することができるとともに、ポンプ
逆転水車PTの外部の設置スペースを不要にすることが
できる。これにより、スペース上の制約が緩和されて、
既存のポンプ場への設置を可能にすることができる。し
かも、断面環状の第1水路2を通過する発電用水によ
り、電動機フレーム3を介して発電機4を冷却する水冷
作用を得ることができるので、発電機4の発熱を抑えて
発電機4の耐連続運転性能を高めることもできる。
【0017】また、メカニカルシール収容室18には、
一旦、プラグ27を除去した密封潤滑液供給系22の注
液口22Aから清水または液状パラフィンなどの無害の
密封潤滑液を供給して、メカニカルシール8を密封潤滑
することができるので、この密封潤滑液によって発電用
水が汚染されることはない。つまり、メカニカルシール
8の密封潤滑液による発電用水の汚染を避けることがで
きる。さらに、メカニカルシール収容室18から中空部
19に洩れ出た密封潤滑液や発電用水は、他方側の通路
20およびドレン孔28を通って外部に排出されること
になるので、中空部19に洩れ出た密封潤滑液や発電用
水が電動機フレーム3内に侵入するのを確実に防止し
て、発電機4に電気的に不都合な事態が発生するのを回
避することができる。したがって、水道送水管Pにポン
プ逆転水車PTを介設しても高い信頼性を有するインラ
イン型ポンプ逆転水車PTとして発電に使用することが
できる。なお、潤滑油供給系23によって軸受5A,5
Bにグリースを供給して潤滑できるように構成してある
ので、耐連続運転性能を向上させて信頼性を高めること
ができる。
【0018】さらに、二点鎖線で示すように、密封潤滑
液貯留タンク31を外部に設置し、この密封潤滑液貯留
タンク31と、プラグ27を除去した密封潤滑液供給系
22の注液口22Aとを一次供給管32で結んでおけ
ば、経時的にメカニカルシール8がシール劣化して、密
封潤滑液や発電用水が中空部19へ過剰に洩れ出した場
合には、密封潤滑液貯留タンク31内の密封潤滑液のレ
ベル(液位)が急激に低下することになるので、この状
態を確認してメカニカルシール8の点検を行なうことが
できる。また、ドレン孔28を閉塞することによって、
中空部19を外部(大気)から遮断しておき、中空部1
9に洩れ出た密封潤滑液や発電用水を初期の段階で浸水
検知器(図示省略)によって検知するように構成しても
よい。
【0019】なお、前記電動機4の機種は任意であり、
同期電動機、誘導電動機あるいは磁石内蔵形電動機など
が使用され、ポンプ逆転水車として使用した場合には、
同期発電機、誘導発電機あるいは磁石内蔵形発電機とし
て機能する。
【0020】また、前記実施の形態では、発電用水をほ
ぼ円錐状に流すことで、斜流羽根車10を回転させる斜
流形水中ポンプをインライン型ポンプ逆転水車PTとし
て発電に使用している構造で説明しているが、本発明
は、発電用水をほぼ円筒状に流すことで、軸流羽根車を
回転させる軸流形水中ポンプあるいはうず巻状に形成し
た吐出しケ−シング部9によってある程度の旋回が与え
られた発電用水でランナ10を回転させる片吸込うず巻
ポンプ、両吸込うず巻ポンプ、多段うず巻ポンプなどを
発電用水の水量、つまり水道送水管P内を圧送される水
道水の水量に応じて選択して、インライン型ポンプ逆転
水車PTとして発電に使用してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るポン
プ逆転水車による水道送水管内圧力回収式発電装置は構
成されているので、以下のような格別の効果を奏する。
【0022】すなわち、吐出側ケーシングにおける吐出
通路の出口を水道送水管の一次側に接続するとともに、
ランナケーシングの入口を水道送水管の二次側に接続す
ることによって、インライン型ポンプ逆転水車として水
道送水管の任意の位置に介設されることにより、水道送
水管内を圧送される水道水によってランナを逆回転させ
てポンプ主軸と電動機の回転子を逆回転させ、電動機に
発電機能を与えて発電して電力を供給することができる
ので、ポンプの外部に発電機を設置したり、ポンプの外
部に導出したポンプ主軸に発電機の入力回転軸を連結す
る必要がなくなる。したがって、軸受やカップリングな
どの動力伝達手段が不要になって、発電設備の構造を簡
略化することができるとともに、ポンプ逆転水車外部の
設置スペースを不要にすることができる。これにより、
スペース上の制約が緩和されて、既存のポンプ場への設
置を可能にすることができるとともに、水道送水管が地
下に埋設されていても、小さいピットを掘って設置する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す系統図である。
【図2】本発明に適用されるポンプ逆転水車の一実施の
形態を示す縦断面図である。
【図3】従来のポンプ逆転水車発電装置の一例を示す概
略構成図である。
【符号の説明】
1 筒状のアウターケーシング 2 断面環状の第1水路 3 電動機フレーム 4 電動機(発電機) 4A ロータ(回転子) 6 ポンプ主軸(主軸) 7 断面環状の第2水路 9 吐出しケ−シング部 10 羽根車(ランナ) 11 羽根車ケーシング(ランナケーシング) 12 吐出通路 13 吐出側ケーシング PT ポンプ逆転水車 P 水道送水管 P1 水道送水管の一次側 P2 水道送水管の二次側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 7/18 H02K 7/18 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機フレームに収容された電動機の回
    転子と同時に回転する主軸と、この主軸に固着したラン
    ナを回転自在に収容したランナケーシングと、このラン
    ナケーシングと前記電動機フレームおよび該電動機フレ
    ームを断面環状の第1水路を介して取り囲むアウターケ
    ーシングとの間に配置されて前記断面環状の第1水路と
    前記ランナケーシングの出口に通じる断面環状の第2水
    路が設けられている吐出しケ−シング部と、前記アウタ
    ーケーシングと電動機フレームの前記吐出しケ−シング
    部の反対側に配置されて外周部の入口を断面環状の第1
    水路に連通させた吐出通路が設けられている吐出側ケー
    シングとを備えたポンプ逆転水車を設け、このポンプ逆
    転水車の前記吐出側ケーシングにおける前記吐出通路の
    出口を水道送水管の一次側に接続するとともに、前記ポ
    ンプ逆転水車の前記ランナケーシングの入口を前記水道
    送水管の二次側に接続して、前記水道送水管に前記ポン
    プ逆転水車を介設してなることを特徴とするポンプ逆転
    水車による水道送水管内圧力回収式発電装置。
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