JP2002137945A - 着色細骨材の製造方法 - Google Patents

着色細骨材の製造方法

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JP2002137945A
JP2002137945A JP2000327410A JP2000327410A JP2002137945A JP 2002137945 A JP2002137945 A JP 2002137945A JP 2000327410 A JP2000327410 A JP 2000327410A JP 2000327410 A JP2000327410 A JP 2000327410A JP 2002137945 A JP2002137945 A JP 2002137945A
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JP2000327410A
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Masayuki Kano
雅行 加納
Takeshi Tanaka
毅 田中
Toru Ida
徹 井田
Noboru Nakao
昇 中尾
Riki Hasegawa
理貴 長谷川
Kenji Yamagishi
健司 山岸
Koji Okawa
浩司 大川
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B18/00Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B18/02Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates
    • C04B18/023Fired or melted materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリカ含有泥土スラッジを利用して、割れ
や欠けが発生しても色彩が損なわれない、付加価値が高
く用途の広い着色細骨材の製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 シリカ含有泥土スラッジにカルシウム化
合物及び着色用顔料を混合して泥土質原料を得る混合工
程と、前記泥土質原料を原料として造粒を行って造粒物
を得る造粒工程と、前記造粒物を水熱処理により固化し
て固化物を得る水熱固化工程とからなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリカ(Si
2 )を含有する泥土スラッジを用いた着色細骨材の製
造方法に係り、特に、建設汚泥、浚渫土処理濁水、砕石
プラント(含む砂利プラント)で発生する濁水、同プラ
ントで発生する石粉などシリカ含有副産物の各泥土ケー
キ(シリカ含有泥土スラッジ)を利用して、化粧ブロッ
ク、道路舗装材、神社の敷砂等に広く使用できる付加価
値の高い着色細骨材を製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】土木建材用に使用される細骨材の付加価
値を高める重要な要素として色彩が挙げられる。特に近
年、化粧ブロック、道路舗装材、神社の敷砂など、カラ
フルな有色細骨材に対する需要が増大している。ところ
が従来は、国内や海外の特定の地域でのみ産出される天
然の有色細骨材を使用しており、輸送コストがかかるう
え安定した供給を確保できない問題があった。
【0003】この問題を解決するため、例えば、細砂以
下の粒子径のものをほとんど含まない粗砂から礫にいた
る粒子径の範囲内で複数に分級された各粒子径の処理原
土に対して着色用顔料で着色し、シリコーンで撥水性を
施す方法(特開平09−255403号公報)や、細骨
材に塗料等で着色して使用する方法などが提案されてい
るが、処理原土や細骨材に割れや欠けが発生した場合に
地肌が露出して製品価値が低下するため広く普及してい
ないのが現状である。なお、石灰石原料と珪酸質原料と
を含む混合物に水を加えて水熱反応によって生成させた
珪酸カルシウム水和物スラリーを成形・乾燥して得られ
る珪酸カルシウム成形体が、珪酸カルシウム水和物10
0重量部に対して官能基を有する染料0.01〜20重
量部により、該成形体の内部まで均一に着色されるとす
る開示(特開平10−251053号公報)があるが、
一般に用いられる着色用顔料ではなく官能基を有する染
料を必要とすること、および水和物反応で水和物スラリ
ーを生成させる工程と別に成形・乾燥工程とを必要とす
ることから、成形物のコストが高くなるものと考えられ
る。
【0004】一方、道路や建築用等の砕石、砕砂を生産
する砕石プラントは、石切り場で発破した1m程度の大
きさの石をプラント上流部分にある原料工場(破砕室)
に投入し、破砕機により破砕し、篩で砕石の粒度別に篩
分けし、規格外の大きな砕石については破砕と篩分け選
別を繰り返して行き、最終的に規格粒度別に破砕選別さ
れた砕石、砕砂を製品として出荷するようにしたもので
あり、粒度5mm以下のコンクリート用細骨材を生産す
る製砂設備はプラント下流部分に設置されている。
【0005】砕石プラントの製砂設備では、製品品質の
向上を目的として付着泥分、不要微細石粒子などを除去
すべく破砕品を水で洗浄するようにしている。特にコン
クリート用細骨材(砕砂)では製品中に含まれる75μ
m以下の微細石粒子の含有量が制限されており、細骨材
生産の際には、前記微細石粒子を除去するなどのために
粒度5mmアンダーの破砕品の水洗が行われる。この水
洗を行う湿式の設備での使用後の洗浄水は、75μm以
下程度の微細な石粒子及び/又は泥分を重量で5〜10
%程度含む泥水であり、「濁水」と呼ばれている。そし
て濁水は、シックナとフィルタプレス等の濃縮・脱水用
の機械設備、あるいは沈殿池式設備により、水と分離さ
れた泥分が濃縮脱水されて、シリカを含有し水分を含む
泥土スラッジである泥土ケーキにされる。なお、このよ
うな濁水の処理による泥土ケーキは「濁水ケーキ」と呼
ばれており、例えばコンクリート用細骨材を生産する場
合、重量で細骨材生産量の約10%程度発生する。
【0006】そして近年、環境保全の観点から廃棄物の
減少を図るべく、この泥土ケーキは生石灰、セメント等
と単に混合されて、埋立て材、盛土材などの低強度材と
して利用されている。
【0007】ところがこの方法では、得られる製品の強
度(一軸圧縮強度)が10kg/cm2 程度以下と低
く、用途が前述の埋立て材、盛土材など低強度の土木資
材に限られてしまい、常時安定的に大量需要がなく利用
量の拡大が期待できず、有効な廃棄物低減化になってい
ないのが実情である。
【0008】次に、同じく副産物である石粉(乾燥石
粉)について説明する。砕石プラントの製砂設備では、
粒度5mmアンダーの破砕品について、前述した75μ
m以下の微細石粒子を除去するためにエアセパレータ等
の乾式分級機で分級し、しかる後、除去仕切れずに残っ
た微細石粒子の除去を前述の水洗により行うという製砂
工程を採用している設備もある。このような製砂工程の
場合、前記エアセパレータ等による分級によって主に7
5μm以下の微細石粒子が副産物として発生する。この
微細な石粒子は石粉(乾燥石粉)と呼ばれている。コン
クリート用細骨材を生産する場合、石粉は重量で細骨材
生産量の約10%程度発生する。
【0009】また、砕石プラントにおいて製砂設備の上
流部分には、前述したように粒度別に砕石を生産するた
めの破砕機や篩装置などが備えられており、これらの装
置では集塵機によって捕集される集塵ダストとして微細
な石粒子(粒度:平均15μm)である石粉(乾燥石
粉)が副産物として発生する。
【0010】ところがこのような石粉についても、高流
動コンクリートの混合材である石灰石粉の代替え品とし
て利用すべく開発が進められているものの、現状ではこ
れ以外には用途がなく、実質的に廃棄物となっているの
が実情である。なお、河川の岩石を原石とするいわゆる
砂利プラントで副産物として発生する濁水、石粉につい
ても、資源として利用されていないのが実情であり、こ
こではこの砂利プラントをも含めて砕石プラントとい
う。
【0011】また、他のシリカ含有副産物として、浚渫
土処理濁水、建設汚泥がある。浚渫土処理濁水について
説明すると、通常、浚渫土(湖沼、川、ダム湖など浚渫
する際に発生する土砂)は含水率が高く、ふるい分け機
などによって浚渫土を大・中・小の石、砂などに分離す
る際には、水洗に伴う濁水が発生する。また、建設汚泥
は、周知のように、地中連続壁工法、泥水式シールド工
法、高圧噴射攪拌工法などの土木建設工事に伴って発生
する含水率が高く粒子の微細な泥状の掘削物である。
【0012】ところが、このような浚渫土処理濁水や建
設汚泥については、その大部分が減容化のために泥土ケ
ーキ(シリカ含有泥土スラッジ)にされているだけであ
り、環境保全の観点からも廃棄物の低減につながる有用
なプロセスが強く希求されている。
【0013】そこで本発明者らは、建設汚泥、浚渫土処
理濁水、砕石プラント(含む砂利プラント)で発生する
濁水、同プラントで発生する石粉などのシリカ含有副産
物について、これらの各泥土ケーキ(シリカ含有泥土ス
ラッジ)を処理して、用途が広く需要量の多いコンクリ
ート用細骨材、道路用路盤材などとして利用可能で強度
と低吸水性に優れた固化物を得ることができ、ひいては
廃棄物の減少化を図ることができるシリカ含有泥土スラ
ッジの処理方法を開発し、特願2000−2124に開
示した。特願2000−2124に開示した発明は、シ
リカ含有泥土スラッジにカルシウム化合物を混合して泥
土質原料を得る混合工程と、前記泥土質原料を原料とし
て造粒を行って造粒物を得る造粒工程と、前記造粒物を
水熱処理により固化して固化物を得る水熱固化工程とか
らなることを特徴とするシリカ含有泥土スラッジの処理
方法であり、これによりシリカ含有泥土スラッジを処理
して、コンクリート用細骨材、道路用路盤材などとして
利用できるようになった。
【0014】さらに本発明者らは、前述の有色細骨材の
需要増大に鑑みて、コンクリート用細骨材、道路用路盤
材などよりさらに付加価値の高い着色細骨材の製造に着
目し、研究、開発を行った。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、上
記のシリカ含有泥土スラッジの処理方法を基にさらに改
良を加えて細骨材に着色し、その着色細骨材に割れや欠
けが発生しても色彩が損なわれない着色細骨材の製造方
法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本願発明は以下の手段を講じている。なお以降に
おいて、含水率、吸水率、着色用顔料の添加(混合)率
の値についてはいずれも質量%を意味し、単に%と略記
している。
【0017】請求項1の発明は、シリカ含有泥土スラッ
ジにカルシウム化合物及び着色用顔料を混合して泥土質
原料を得る混合工程と、前記泥土質原料を原料として造
粒を行って造粒物を得る造粒工程と、前記造粒物を水熱
処理により固化して固化物を得る水熱固化工程とからな
ることを特徴とする着色細骨材の製造方法である(第1
の着色細骨材の製造方法)。
【0018】請求項2の発明は、シリカ含有泥土スラッ
ジに対して含有水分量の調整とカルシウム化合物及び着
色用顔料の混合とを行い、含水率が5〜35%の範囲内
の泥土質原料を得る水分調整・混合工程と、前記泥土質
原料を原料として造粒を行って造粒物を得る造粒工程
と、前記造粒物を水熱処理により固化して固化物を得る
水熱固化工程とからなることを特徴とする着色細骨材の
製造方法である(第2の着色細骨材の製造方法)。
【0019】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
着色細骨材の製造方法において、前記シリカ含有泥土ス
ラッジが、砕石プラントで発生する濁水、砕石プラント
で発生する石粉、建設汚泥及び浚渫土処理濁水のいずれ
かを処理した泥土ケーキであることを特徴とするもので
ある。
【0020】請求項4の発明は、請求項2記載の着色細
骨材の製造方法において、前記水分調整・混合工程での
水分調整が、脱水機による水分調整を行う脱水工程、乾
燥機による水分調整を行う乾燥工程、石粉の添加による
水分調整を行う水分吸着工程、天日乾燥による水分調整
を行う天日乾燥工程、加水による水分調整を行う加水工
程のうちの少なくとも一つによりなされることを特徴と
するものである。請求項5の発明は、請求項4記載の着
色細骨材の製造方法において、前記乾燥工程では、前記
水熱固化工程で発生する廃熱を利用して乾燥を行うこと
を特徴とするものである。
【0021】また、請求項6の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の着色細骨材の製造方法において、
混合と造粒には逆流式高速流動型混合機を用いることを
特徴とするものである。
【0022】請求項7の発明は、前記カルシウム化合物
が、白色セメントを含むものであることを特徴とする請
求項1〜6のいずれか1項に記載の着色細骨材の製造方
法である。また、請求項8の発明は、前記着色用顔料
が、白色顔料であることを特徴とする請求項7に記載の
着色細骨材の製造方法である。
【0023】請求項9の発明は、シリカ含有泥土スラッ
ジに対して着色用顔料を1〜8%混合することを特徴と
する請求項1〜8のいずれか1項に記載の着色細骨材の
製造方法である。また、請求項10の発明は、シリカ含
有泥土スラッジに対して着色用顔料を3〜5%混合する
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の
着色細骨材の製造方法である。
【0024】前記のような特徴を有する本発明に係る第
1、第2の着色細骨材の製造方法では、利用対象のシリ
カ含有泥土スラッジとしては、建設汚泥、浚渫土処理濁
水または砕石プラントで発生する濁水を濃縮脱水処理し
てなる泥土ケーキ、あるいは砕石プラントで発生する石
粉に水を加えてなる泥土ケーキが挙げられる。
【0025】そして、本発明に係る第1の着色細骨材の
製造方法は、砕石プラント等から供給された泥土ケーキ
の含有水分量が適正範囲にあり、強度と低吸水性に優れ
た固化物を製造するための泥土質原料をつくる際に水分
調整を行う必要がない場合に適用される。この第1の着
色細骨材の製造方法においては、まず、泥土ケーキにカ
ルシウム化合物及び着色用顔料を混合して泥土質原料を
つくる(混合工程)。カルシウム化合物としては、酸化
カルシウム(生石灰)、水酸化カルシウム(消石灰)、
セメントなどが挙げられる。特に、白色セメントを用い
れば、後述するように、発色効果を高めることができる
ので好ましい。着色用顔料としては例えば、酸化鉄や酸
化亜鉛を主成分とするものなど、無毒で環境汚染の問題
がなく、比較的安価なものが好ましい。
【0026】この泥土質原料は後述の造粒工程と水熱固
化工程を経て粒状の固化物とされるものである。泥土ケ
ーキへのカルシウム化合物の添加は、後述の水熱固化工
程でトバモライト(5CaO・6SiO2 ・5H2 O)
などのカルシウムシリケート(ケイ酸カルシウム)を生
成させることにある。そして、トバモライトの結晶のC
aとSiの重量比(Ca/Si)が5/6であることか
ら、カルシウム化合物は、泥土質原料における重量比
(Ca/Si)が5/6以下となるように泥土ケーキに
添加すればよい。この値を超えて添加しても余分で無駄
となる。また、着色用顔料は、泥土ケーキ(シリカ含有
泥土スラッジ)に対して1〜8%、より好ましくは3〜
5%添加すればよく、1%未満の添加では着色が不十分
となり、8%を超える添加は余分で無駄となるばかりで
なく、細骨材の強度が低下するおそれがある。また、泥
土質原料は、造粒性及び固化物強度の点から、後述のよ
うに含水率が5〜35%の範囲内のものがよい。カルシ
ウム化合物の添加混合後の含水率が前記範囲を満たすよ
うな、砕石プラント等からの泥土ケーキについては水分
調整を行う必要がないことになる。
【0027】なお、混合には、造粒機と兼用になった複
合機能を備えた高速縦ブレード式混合機、高速アジテー
タ式混合機などのいわゆる高速流動混合機を用いること
がよい。高速流動混合機は混合の際にはその回転羽根
(ブレード)を回転数1250〜3000rpm程度の
範囲で回転させるように運転が行われ、原料素材(粉粒
体)を混合槽(容器)内で流動化し主たる混合機構とし
てせん断混合を行うものである。これにより、着色用顔
料が原料中に均一に分配され、養生後の細骨材の内部ま
で均一に着色される。
【0028】次に前記泥土質原料を原料として造粒を行
って粒状の造粒物を得る(造粒工程)。この造粒物が水
熱処理工程に供される固化物素地となる。造粒には前記
のように混合機と兼用になった複合機能を備えた高速縦
ブレード式混合機などの高速流動混合機を用いるとよ
い。高速流動混合機を造粒時にその回転羽根を500〜
800rpm程度の範囲で回転させるように運転し、基
本的にはいわゆる成長様式の造粒(自足造粒)における
攪拌造粒に分類される造粒物生成機構により、粒子同士
の結合性を高め空隙率を小さくして細密化された造粒物
が得られる。
【0029】ここで、高速流動混合機には、高速縦ブレ
ード式混合機などのように、固定された容器内において
上下方向に延びる垂直回転軸を持つブレードが回転する
ようにした構造の容器固定型のものと、垂直回転軸を持
つブレードが容器中心から偏心した位置に配され、水平
回転する容器の中で容器回転方向とは反対の方向に該ブ
レードが回転するようにした構造の逆流式(容器回転
型)のものとがある。解砕、混合、造粒を行う混合機と
しては、高速流動混合機の中でも前記逆流式の高速流動
混合機が好適である。
【0030】次いで、得られた造粒物を水熱処理である
オートクレーブ養生する(水熱固化工程)。飽和蒸気圧
下でのオートクレーブ養生により、造粒物中のSiO2
とCaO等のカルシウム化合物とが反応してカルシウム
シリケート(ケイ酸カルシウム)が生成される。この結
果、粒子同士が強固に固着し空隙率の小さい固化物が得
られる。造粒物中に着色用顔料が泥土ケーキの8%以下
含有されても後述するように固化物の強度にはほとんど
影響を与えない。水熱処理では、カルシウムシリケート
のうちでも、130〜300℃程度の比較的低温で結晶
が成長し強度の高いトバモライトを生成させることがよ
い。水熱処理条件としては、反応温度(オートクレーブ
養生温度):130〜300℃、反応時間(養生時
間):1〜24時間が適切である。代表的条件は温度1
80℃で5時間である。反応温度130〜300℃はト
バモライトの結晶成長がよく促進される温度範囲であ
り、反応温度が高いほど反応速度は大きいので、同じ品
質(強度、吸水率)のものであれば反応時間は短くてす
む。また、着色用顔料を添加していない場合には、反応
温度が高いほどトバモライトの結晶が粗大化し光の散乱
力が変わることによって固化物が白っぽくなることが知
られている。したがって、着色用顔料を添加した本願発
明においては、原料本来の色の影響が少なくなり、固化
物を鮮やかに発色させることができる。特に、カルシウ
ム化合物として白色セメントを用いれば、さらに発色の
効果(鮮やかさ)を高めることができる。また、カルシ
ウム化合物として白色セメントを用い、かつ着色用顔料
に白色顔料を用いれば、天然の白砂に匹敵する白色の固
化物(白色砂)が得られ、神社の敷砂などとして用途が
広まる。
【0031】このような第1の着色細骨材の製造方法に
対して、本発明に係る第2の着色細骨材の製造方法は、
砕石プラント等からの泥土ケーキの含有水分量が適当で
なく、泥土質原料をつくる際に水分調整を行う必要があ
る場合に適用される方法である。前記第1の着色細骨材
の製造方法との相違点はこの水分調整を行う点にあり、
これ以外の造粒工程及び水熱固化工程については前記第
1の着色細骨材の製造方法と共通である。
【0032】この第2の着色細骨材の製造方法において
は、泥土ケーキに対して含有水分量の調整とカルシウム
化合物及び着色用顔料の混合とを行い、含水率が5〜3
5%の範囲内の泥土質原料をつくる(水分調整・混合工
程)。泥土質原料の含水率が35%を上回ると該泥土質
原料の性状が軟弱すぎて、次の造粒において造粒性が悪
く適正強度の粒状の造粒物が得られず、そのため水熱処
理しても強度に優れた固化物が得られないためである。
一方、5%を下回ると後の水熱処理で得られる固化物の
強度が低く、付加価値が高く用途の広い化粧ブロック用
や道路舗装材用などの細骨材として利用しうる固化物が
得られないためである。
【0033】よって水分調整・混合工程においては、カ
ルシウム化合物添加後の含水率が5〜35%の範囲を外
れるような泥土ケーキについては該範囲を満たすように
水分調整を行う。水分調整は、脱水機による水分調整
を行う脱水工程、乾燥機による水分調整を行う乾燥工
程、石粉の添加による水分調整を行う水分吸着工程
(石粉添加工程)、天日乾燥による水分調整を行う天
日乾燥工程、加水による水分調整を行う加水工程のう
ちの少なくとも一つによりなされる。
【0034】この場合、供給された過剰水分の濁水ケー
キについては同じ砕石プラントにて発生する乾燥粉であ
る石粉を添加することにより該濁水ケーキの水分調整に
コストをかけなくてすむという利点がある。そしてこれ
ら〜の水分調整については、供給される泥土ケーキ
の含有水分量の大小や現場の設備などに応じて適宜選択
されるとともに、カルシウム化合物の添加に対して先か
後かという実施順序が適宜決定される。このように所定
範囲の含水率に調整された泥土質原料がつくられ、以後
は第1の着色細骨材の製造方法と同様に造粒工程と水熱
固化工程が行われる。
【0035】このように本発明に係る第1、第2の着色
細骨材の製造方法によると、泥土ケーキを利用して内部
まで均一にかつ鮮やかに着色され、比重1.5以上、吸
水率25%以下の強度と低吸水性に優れた粒状の固化物
を得ることができ、付加価値が高く用途の広い着色細骨
材としてこの粒状の固化物を利用することができ、ひい
ては廃棄物の減少化を図ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し説明する。図1は本発明に係る第1の着
色細骨材の製造方法の一実施形態を示すフロー図であ
る。
【0037】本発明に係る第1の着色細骨材の製造方法
は、図1に示す工程に従って実施される。利用対象のシ
リカ含有泥土スラッジとしては、前述のように建設汚
泥、浚渫土処理濁水、砕石プラントで発生する濁水のい
ずれかを濃縮脱水処理してなる泥土ケーキ、あるいは砕
石プラントで発生する石粉に水を加えてなる泥土ケーキ
である。そして、供給されたいずれの泥土ケーキもその
水分含有量が、該ケーキにカルシウム化合物が混合され
て泥土質原料となされたときに該泥土質原料の含水率が
5〜35%の範囲を満たすようなものであり、砕石プラ
ント等から供給されたままでよく、水分調整する必要の
ないものである。本例ではシリカ含有泥土スラッジは砕
石プラントで発生する濁水を処理してなる泥土ケーキ
(濁水ケーキ)である。
【0038】さて図1に示すように、先ず、砕石プラン
トからの泥土ケーキにカルシウム化合物及び着色用顔料
を混合して泥土質原料をつくる(混合工程S1A)。本
例ではカルシウム化合物として酸化カルシウム微粉末を
使用し、泥土質原料におけるCaとSiの重量比(Ca
/Si)が5/6以下、本例では1/4となるように添
加し、また着色用顔料として、Fe2 3 を主成分とす
る無機顔料を泥土ケーキに対して1〜8%の範囲、本例
では3%添加し、混合した。本例では混合には前述した
高速縦ブレード式混合機を使用し、泥土質原料の含水率
は約25%であった。
【0039】次に、前記泥土質原料を原料として造粒を
行って粒状の造粒物を得た(造粒工程S1B)。この造
粒には本例では混合の場合と同様に高速縦ブレード式混
合機を使用した。すなわち、同じ高速縦ブレード式混合
機により混合と造粒とを行い、本例では該混合機の回転
羽根の回転数を前記の混合時には1300〜2500r
pmの範囲で設定し、造粒時には400〜800rpm
の範囲で設定した。この運転条件にて粒径(直径)が約
1〜10mmの範囲の造粒物をつくり、粒子同士の結合
性が高く空隙率が小さくて細密化された粒状の造粒物が
得られた。
【0040】次いで、これら粒状の造粒物を水熱処理用
反応容器にて水熱反応させて固化する(水熱固化工程S
1C)。水熱処理条件は反応温度180℃で反応時間5
時間とした。その結果、造粒物中のSiO2 とCaOと
が反応してトバモライトが生成されて、粒子同士が強固
に固着し空隙率の小さい固化物となり、内部まで均一に
かつ鮮やかに着色された、比重:1.5以上(1.50
〜1.95)、吸水率:25%以下(10.0〜24.
4%)の固化物が得られた。
【0041】このようにして得られた粒状の固化物は内
部まで着色されているので破砕しても美観性が低下する
ことはなく、分級・破砕して人工細骨材(人工砂)と
し、化粧ブロック、道路舗装材用等の着色細骨材として
用いることが可能である。
【0042】図2は本発明に係る第2の着色細骨材の製
造方法の一実施形態を示すフロー図である。第2の着色
細骨材の製造方法は、供給されたシリカ含有泥土スラッ
ジ(泥土ケーキ)の含有水分量が適当でなく、泥土質原
料をつくる際に水分調整を行う必要がある場合に適用さ
れる方法である。
【0043】図2においてシリカ含有泥土スラッジは、
砕石プラントで発生した濁水を処理してなる泥土ケーキ
(濁水ケーキ)である。このままでは供給された該泥土
ケーキの水分が高すぎることから、まず、供給された泥
土ケーキに前記砕石プラントで発生した石粉を添加し、
石粉添加による水分調整を行う(水分吸着工程S2A
1)。この場合、混合工程S2A2でのカルシウム化合
物添加混合による水分除去作用を考慮して、混合工程S
2A2で得られる泥土質原料の含水率が5〜35%の範
囲を満たすように石粉による水分調整を行う。
【0044】次に、石粉添加による水分調整がなされた
泥土ケーキにカルシウム化合物及び着色用顔料を混合し
て泥土質原料をつくる(混合工程S2A2)。本例では
酸化カルシウム微粉末を泥土質原料におけるCaとSi
の重量比(Ca/Si)が1/4となるように添加し、
また着色用顔料は、Fe2 3 を主成分とする無機顔料
を泥土ケーキに対して3%添加し、混合した。得られた
泥土質原料の含水率は約25%であり、混合には高速縦
ブレード式混合機を使用した。なお当然ながら、図2中
に破線で示すように、泥土ケーキ、石粉、酸化カルシウ
ム、及び着色用顔料の四者を一度にいっしょに混合して
泥土質原料をつくるようにしても差し支えない。前記の
水分吸着工程S2A1及び混合工程S2A2は、シリカ
含有泥土スラッジに対して含有水分量の調整とカルシウ
ム化合物及び着色用顔料の混合とを行い、含水率が5〜
35%の範囲内の泥土質原料を得る水分調整・混合工程
S2Aを構成している。
【0045】次に、高速縦ブレード式混合機を用いて前
記泥土質原料を原料として造粒を行って粒状の造粒物を
得た(造粒工程S2B)。すなわち、同じ高速縦ブレー
ド式混合機により混合と造粒とを行い、本例では該混合
機の回転羽根の回転数を前記の混合時には1300〜2
500rpmの範囲内に設定し、造粒時には400〜8
00rpmの範囲内に設定した。この運転条件にて粒径
(直径)が約1〜10mmの範囲の造粒物をつくり、粒
子同士の結合性が高く空隙率が小さくて細密化された粒
状の造粒物が得られた。
【0046】次いで、これら粒状の造粒物を水熱処理用
反応容器にて水熱反応させて固化する(水熱固化工程S
2C)。水熱処理条件は反応温度180℃で反応時間5
時間とした。その結果、造粒物中のSiO2 とCaOと
が反応してトバモライトが生成されて、粒子同士が強固
に固着し空隙率の小さい固化物となり、内部まで均一に
かつ鮮やかに着色された、比重:1.5以上、吸水率:
25%以下の固化物が得られた。このようにして得られ
た粒状の固化物は破砕・分級して化粧ブロック、道路舗
装材用等の着色細骨材として用いることが可能である。
【0047】なお、前記の水分調整・混合工程S2Aで
の水分調整として、石粉の添加による水分調整を行う前
記水分吸着工程S2A1に代えて天日乾燥による水分調
整を行う天日乾燥工程を採用するようにしてもかまわな
い。
【0048】図3は本発明に係る第2の着色細骨材の製
造方法の別の実施形態を示すフロー図である。
【0049】図3において、シリカ含有泥土スラッジ
は、例えば、砕石プラントで発生した濁水を処理してな
る泥土ケーキ(濁水ケーキ)である。このままでは供給
された泥土ケーキの含水率が高すぎることから、まず、
脱水機により泥土ケーキを脱水する(脱水工程S3A
1)。この場合、次の混合工程S3A2でのカルシウム
化合物添加混合による水分除去作用を考慮して、該混合
工程S3A2で得られる泥土質原料の含水率が5〜35
%の範囲を満たすように、脱水機による水分調整を行
う。使用する脱水機としては、フィルタープレス、ベル
トプレスなどが挙げられる。
【0050】次に、脱水機による水分調整がなされた前
記泥土ケーキにカルシウム化合物及び着色用顔料を混合
して泥土質原料をつくる(混合工程S3A2)。本例で
は泥土質原料におけるCaとSiの重量比(Ca/S
i)が1/4となるように酸化カルシウム微粉末を添加
し、また着色用顔料は、Fe2 3 を主成分とする無機
顔料を泥土ケーキに対して3%添加し、混合した。得ら
れた泥土質原料の含水率は約25%であり、混合には高
速縦ブレード式混合機を使用した。前記の脱水工程S3
A1と混合工程S3A2とは、含水率が5〜35%の範
囲内の泥土質原料を得る水分調整・混合工程S3Aを構
成している。なお、水分調整・混合工程S3Aでの水分
調整は、脱水工程S3A1のみで行ったが、脱水機によ
る水分調整を行い、次いで乾燥機による水分調整を行う
ようにしてもかまわない。
【0051】次に、高速縦ブレード式混合機を用いて前
記泥土質原料を原料として造粒を行って粒状の造粒物を
得た(造粒工程S3B)。すなわち、同じ高速縦ブレー
ド式混合機により混合と造粒とを行い、本例では該混合
機の回転羽根の回転数を前記の混合時には1300〜2
500rpmの範囲内に設定し、造粒時には400〜8
00rpmの範囲内に設定した。この運転条件にて粒径
(直径)が約1〜10mmの範囲の造粒物をつくり、粒
子同士の結合性が高く空隙率が小さくて細密化された粒
状の造粒物が得られた。
【0052】次いで、これら粒状の造粒物を水熱処理用
反応容器にて水熱反応させて固化する(水熱固化工程S
3C)。水熱処理条件は反応温度180℃で反応時間5
時間とした。その結果、造粒物中のSiO2 とCaOと
が反応してトバモライトが生成されて、粒子同士が強固
に固着し空隙率の小さい固化物となり、内部まで均一に
かつ鮮やかに着色された、比重:1.5以上、吸水率:
25%以下の固化物を得ることができた。このようにし
て得られた粒状の固化物は破砕・分級して化粧ブロッ
ク、道路舗装材用等の着色細骨材として用いることが可
能である。
【0053】図4は本発明に係る第2の着色細骨材の製
造方法の別の実施形態を示すフロー図である。ここで、
混合工程と脱水工程との工程順が逆になっている点以外
は、前記図3に示す着色細骨材の製造方法と同一なの
で、両方法に共通する造粒工程S3B及び水熱固化工程
S3Cについては説明を省略し、異なる点について説明
する。
【0054】先ず、砕石プラントからの泥土ケーキにカ
ルシウム化合物を添加、混合する(混合工程S3A’
1)。本例では酸化カルシウム粉末を、後述の脱水処理
後の泥土質原料におけるCaとSiの重量比(Ca/S
i)が1/4となるように添加し、また着色用顔料は、
Fe2 3 を主成分とする無機顔料を泥土ケーキに対し
て3%添加した。混合には高速縦ブレード式混合機を使
用した。このカルシウム添加混合物はそのまま泥土質原
料とするには含有水分量が多すぎるものであった。そこ
で、脱水機により該混合物の脱水を行い(脱水工程S3
A’2)、これにより含水率が約25%の泥土質原料を
得た。
【0055】前記の混合工程S3A’1と脱水工程S3
A’2とは、泥土ケーキに対して含有水分量の調整とカ
ルシウム化合物の混合とを行い、含水率が5〜35%の
範囲内の泥土質原料を得る水分調整・混合工程S3A’
を構成している。なお、この水分調整・混合工程S3
A’での水分調整は、脱水工程S3A’2のみで行った
が、脱水機による脱水を行い、次いで乾燥機による脱水
を行うようしてもかまわない。そして脱水工程S3A’
2に引き続き、前記図3の工程と同様にして、高速縦ブ
レード式混合機により造粒工程S3Bを実施し、しかる
後に水熱固化工程S3Cを実施して、内部まで均一にか
つ鮮やかに着色された、比重:1.5以上、吸水率:2
5%以下の強度と低吸水性に優れた粒状の固化物が得ら
れた。このようにして得られた粒状の固化物は破砕・分
級して化粧ブロック、道路舗装材用等の着色細骨材とし
て用いることが可能である。
【0056】図5は本発明に係る第2の着色細骨材の製
造方法の別の実施形態を示すフロー図である。
【0057】図5において、シリカ含有泥土スラッジ
は、例えば、砕石プラントで発生した濁水を処理してな
る泥土ケーキ(濁水ケーキ)である。このままでは供給
された泥土ケーキの含水率が高すぎることから、まず、
乾燥機DRにより該泥土ケーキの水分調整を行う(乾燥
工程S4A1)。この場合、次の混合工程S4A2での
カルシウム化合物添加混合による水分除去作用を考慮し
て、該混合工程S4A2にて得られる泥土質原料の含水
率が5〜35%の範囲を満たすように、乾燥機DRによ
る水分調整を行う。
【0058】ところで前記の乾燥工程S4A1では、後
述の水熱固化工程S4Cで発生する廃熱を利用して泥土
ケーキの乾燥を行っている。水熱固化工程S4Cで用い
られるオートクレーブACの加熱用ボイラBOからのボ
イラ燃焼廃ガス(排ガス)を乾燥機DRに供給し、該燃
焼廃ガスの通風によって前記泥土ケーキの水分調整を行
うようにしている。この場合、乾燥機DRとしては、攪
拌式ドライヤ、ドラムドライヤなどが挙げられる。な
お、前記加熱用ボイラBOからの高温排出蒸気、あるい
はオートクレーブACからの低温排出蒸気により熱交換
器HEにて乾燥用空気を加熱し、この加熱された乾燥用
空気を乾燥機DRに供給することにより前記泥土ケーキ
の水分調整を行うようにしてもよい。
【0059】次に、乾燥機DRによる水分調整がなされ
た泥土ケーキにカルシウム化合物を混合して泥土質原料
をつくる(混合工程S4A2)。本例では泥土質原料に
おけるCaとSiの重量比(Ca/Si)が1/4とな
るように酸化カルシウム微粉末を添加し、また着色用顔
料は、Fe2 3 を主成分とする無機顔料を泥土ケーキ
に対して3%添加し、混合した。得られた泥土質原料の
含水率は約25%であり、混合には高速縦ブレード式混
合機を使用した。前記の乾燥工程S4A1と混合工程S
4A2とは、含水率が5〜35%の範囲内の泥土質原料
を得る水分調整・混合工程S4Aを構成している。な
お、水分調整・混合工程S4Aでの水分調整は、乾燥工
程S4A1のみで行ったが、脱水機による脱水を行い、
次いで乾燥機による脱水を行うようにしてもかまわな
い。
【0060】次に、高速縦ブレード式混合機を用いて前
記泥土質原料を原料として造粒を行って粒状の造粒物を
得る(造粒工程S4B)。すなわち、同じ高速縦ブレー
ド式混合機により混合と造粒とを行い、本例では該混合
機の回転羽根の回転数を前記の混合時には1300〜2
500rpmの範囲内に設定し、造粒時には400〜8
00rpmの範囲内に設定した。この運転条件にて粒径
(直径)が約1〜10mmの範囲の造粒物をつくり、粒
子同士の結合性が高く空隙率が小さくて細密化された粒
状の造粒物が得られた。
【0061】次いで、これら粒状の造粒物を水熱処理用
反応容器にて水熱反応させて固化する(水熱固化工程S
4C)。水熱処理条件は反応温度180℃で反応時間5
時間とした。その結果、造粒物中のSiO2 とCaOと
が反応してトバモライトが生成されて、粒子同士が強固
に固着し空隙率の小さい固化物となり、内部まで均一に
かつ鮮やかに着色された、比重:1.5以上、吸水率:
25%以下の固化物を得ることができた。このようにし
て得られた粒状の固化物は破砕・分級して化粧ブロッ
ク、道路舗装材用等の着色細骨材として用いることが可
能である。
【0062】図6は本発明に係る第2の着色細骨材の製
造方法の別の実施形態を示すフロー図である。
【0063】図6において、シリカ含有泥土スラッジ
は、例えば、砕石プラントで発生する石粉よりなる泥土
ケーキである。このままでは供給された該泥土ケーキの
含水率が低すぎることから、まず、石粉よりなる泥土ケ
ーキに加水による水分調整を行う(加水工程S5A
1)。この場合、混合工程S5A2でのカルシウム化合
物添加混合による水分除去作用を考慮し、該混合工程S
5A2で得られる泥土質原料の含水率が5〜35%の範
囲を満たすように、水分調整を行う。
【0064】次に、水添加により水分調整がなされた泥
土ケーキにカルシウム化合物及び着色用顔料を混合して
泥土質原料をつくる(混合工程S5A2)。本例では泥
土質原料におけるCaとSiの重量比(Ca/Si)が
1/4となるように酸化カルシウム微粉末を添加し、ま
た着色用顔料は、Fe2 3 を主成分とする無機顔料を
泥土ケーキに対して3%添加し、混合した。得られた泥
土質原料の含水率は約25%であり、混合には高速縦ブ
レード式混合機を使用した。前記加水工程S5A1と混
合工程S5A2とは、含水率が5〜35%の範囲内の泥
土質原料を得る水分調整・混合工程S5Aを構成してい
る。なお当然ながら、水分調整・混合工程S5Aでは高
速縦ブレード式混合機により、砕石プラントより供給さ
れた泥土ケーキ、水分調整用の水、酸化カルシウム粉
末、及び着色用顔料の四者を一度にいっしょに混合して
泥土質原料をつくるようにしても差し支えない。
【0065】次に、高速縦ブレード式混合機を用いて前
記泥土質原料を原料として造粒を行って粒状の造粒物を
得る(造粒工程S5B)。すなわち、同じ高速縦ブレー
ド式混合機により混合と造粒とを行い、本例では該混合
機の回転羽根の回転数を前記の混合時には1300〜2
500rpmの範囲で設定し、造粒時には400〜80
0rpmの範囲で設定した。この運転条件にて粒径(直
径)が約1〜10mmの範囲の造粒物をつくり、粒子同
士の結合性が高く空隙率が小さくて細密化された粒状の
造粒物が得られた。
【0066】次いで、これら粒状の造粒物を水熱処理用
反応容器にて水熱反応させて固化する(水熱固化工程S
4C)。水熱処理条件は反応温度180℃で反応時間5
時間とした。その結果、造粒物中のSiO2 とCaOと
が反応してトバモライトが生成されて、粒子同士が強固
に固着し空隙率の小さい固化物となり、内部まで均一に
かつ鮮やかに着色された、比重:1.5以上、吸水率:
25%以下の固化物を得ることができた。このようにし
て得られた粒状の固化物は破砕・分級して化粧ブロッ
ク、道路舗装材用等の着色細骨材として用いることが可
能である。
【0067】なおここで、解砕、混合、造粒を行う複合
機能を備えた混合機としては、前記の図1〜図6に示す
実施形態では容器固定型の高速流動混合機である高速縦
ブレード式混合機を用いたが、より好ましいものとして
逆流式高速流動混合機が挙げられる。
【0068】図7は逆流式高速流動混合機の概略構成を
示す図である。同図において、1は原料(シリカ含有泥
土スラッジ、カルシウム化合物、着色用顔料など)を入
れて例えば時計方向に回転する断面円形の容器である。
2は容器1の中心から図における左側に偏心して位置し
容器1内にて該容器回転方向とは反対の反時計方向に高
速回転する複数段のブレード(アジテータとも呼ばれ
る)であり、上下方向に延びるその垂直回転軸が回転し
ない上部構造体5に設けられた軸受6によって支持され
ている。3は原料をまんべんなく流動させるための混合
補助工具で、容器中心から図における右側に偏心して位
置し容器1内にて該容器回転方向とは反対の反時計方向
に回転するものであり、上下に延びるその垂直回転軸が
上部構造体5にある軸受7によって支持されている。
【0069】前記容器1、ブレード2及び混合補助工具
3は、それぞれ独立して、モータによって回転駆動され
るようになっている。4は容器1の内周面に付着する原
料(混合物)を掻き落とすためのスクレーパ(scraper
)である。なお、前記混合補助工具3の底面部分もス
クレーパの役割を担っており、容器1底面においても原
料(混合物)の付着がないようになされている。また、
上部構造体5に設けられた図示しない原料供給口から容
器1内に原料が供給され、その処理後、容器1底部の中
央に設けられた図示しない開閉可能な排出口から処理さ
れたものが排出されるようになっている。
【0070】このように構成される逆流式高速流動混合
機を用いると、容器1とブレード(アジテータ)2との
回転方向を互いに逆方向になるように運転することによ
り、容器1内での解砕・分散・流動が促進されて、容器
固定型のものよりも良好な均一混合を行うことができる
とともに、高含水率の濁水ケーキを処理する場合でも、
容器1内で濁水ケーキが過剰に練られてブリッジングを
起こし容器底部へ落下移動しなくなるというブリッジ現
象(詰まり状態)を引き起こすようなことがないので、
混合不能になることなく均一混合を行うことができる。
また、石粉、水、カルシウム化合物、及び着色用顔料を
混合して泥土質原料をつくる場合でも逆流式高速流動混
合機を用いると、未混合部分が極めて少なく、均一混合
を行うことができる。また、混合補助工具3を備えてお
り、混合補助工具3と高速回転されるブレード2とを容
器1とは逆方向にそれぞれ異なる速度で回転させて、容
器1内における原料(混合物)の位置と速度とを常に変
化させることで、より高い混合効果を得ることができ
る。さらに、原料に対してブレード2と容器1の双方の
駆動源から動力を投入できて、単位投入動力(kW/リ
ットル)を増加させることができるので、短時間で均一
な混合を行うことができる。
【0071】この逆流式高速流動混合機では、解砕・混
合の際にはブレード2を高速回転し、造粒の際にはブレ
ード2を低速回転させるように運転が行われる。例え
ば、含水率20%の濁水ケーキと該濁水ケーキに対する
重量比で3%の生石灰とを容器内に投入して混合・造粒
を行って粒径が約1〜10mmの造粒物をつくる場合、
逆流式高速流動混合機の自動運転条件の一例は、混合条
件の設定がブレード回転数:2500rpm(回/
分)、容器回転数:45rpm、処理時間:2分であ
り、造粒条件の設定がブレード回転数:750rpm、
容器回転数:45rpm、処理時間:4分間である。
【0072】
【実施例】(実施例1)固化物の強度に及ぼす着色用顔
料の添加量の影響の確認試験 生石灰を5%添加した泥土質原料に、さらに酸化鉄(F
2 3 )を主成分とする無機顔料(着色用顔料)を0
%、4%、8%添加し、25mm径×40mm高さの円
筒状サンプルに成形後、180℃、水蒸気圧1.1MP
a、5h養生し、着色用顔料の添加による固化物の強度
の変化について調査した。その結果、着色用顔料が8%
以下であれば、圧縮強度:14.4〜18.8MPa、
引張強度:5.3〜6.6MPaの範囲内の強度値が確
認でき、この添加量の範囲では、着色用顔料の添加は問
題のないことが確認できた。 (実施例2)着色用顔料の添加による発色効果の確認試
験 硬質砂岩の泥土ケーキ(含水率28%)に生石灰10%
を添加し、さらに着色用顔料として、赤、緑、青色の3
種類の無機顔料(主成分Fe2 3 )のうちの一種を3
%添加した泥土質原料2kgを小型の高速アジテータ式
混合機を用いて1720rpm、2minの条件で混合
後、同じ混合機により1032rpm、4minの条件
で造粒を行い、2〜5mm径のほぼ球形の造粒物を製造
した。次いで、オートクレーブにより180℃、水蒸気
圧1.1MPa、5hの条件で養生して得られた固化物
の発色状態を、同じ顔料を同じ量だけ添加したモルタル
(常温養生)の発色状態と目視で比較観察した。その結
果、本願発明の方法により得られた固化物の発色状態は
3色とも、モルタルの発色状態と同等またはそれ以上の
鮮やかさであった。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1〜6に係る
着色細骨材の製造方法によると、建設汚泥、浚渫土処理
濁水、砕石プラント(含む砂利プラント)で発生する濁
水、同プラントで発生する石粉などのシリカ含有副産物
について、これらの各泥土ケーキ(シリカ含有泥土スラ
ッジ)を利用して、付加価値が高く用途が広い、内部ま
で均一にかつ鮮やかに着色され、強度と低吸水性にも優
れた着色細骨材が製造でき、ひいては廃棄物の減少化を
も図ることができる。
【0074】請求項7に係る着色細骨材の製造方法によ
ると、さらに発色効果が高い着色細骨材を製造すること
ができる。
【0075】請求項8に係る着色細骨材の製造方法によ
ると、さらに付加価値の高い白色細骨材(白色砂)を製
造することができる。
【0076】請求項9、10に係る着色細骨材の製造方
法によると、着色用顔料の量を節約でき、製造コストを
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の着色細骨材の製造方法の一
実施形態を示すフロー図である。
【図2】本発明に係る第2の着色細骨材の製造方法の一
実施形態を示すフロー図である。
【図3】本発明に係る第2の着色細骨材の製造方法の別
の実施形態を示すフロー図である。
【図4】本発明に係る第2の着色細骨材の製造方法の別
の実施形態を示すフロー図である。
【図5】本発明に係る第2の着色細骨材の製造方法の別
の実施形態を示すフロー図である。
【図6】本発明に係る第2の着色細骨材の製造方法の別
の実施形態を示すフロー図である。
【図7】逆流式高速流動混合機の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
S1A…混合工程 S1B…造粒工程 S1C…水熱固
化工程 S2A,S3A,S3A’,S4A,S5A…
水分調整・混合工程、S2B,S3B,S4B,S5B
…造粒工程 S2C,S3C,S4C,S5C…水熱固
化工程 DR…乾燥機 HE…熱交換器 BO…加熱用
ボイラ AC…オートクレーブ 1…容器 2…ブレー
ド 3…混合補助工具 4…スクレーパ 5…上部構造
体 6,7…軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 11/00 101 C02F 11/00 101Z (72)発明者 井田 徹 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 中尾 昇 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 長谷川 理貴 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 山岸 健司 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 大川 浩司 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 Fターム(参考) 4D059 AA09 AA30 BD18 BE16 BE26 BE53 BF02 BG00 BK09 CA01 CC04 4G035 AB48 AE13 4G036 AA23 4G037 DA15 EA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ含有泥土スラッジにカルシウム化
    合物及び着色用顔料を混合して泥土質原料を得る混合工
    程と、前記泥土質原料を原料として造粒を行って造粒物
    を得る造粒工程と、前記造粒物を水熱処理により固化し
    て固化物を得る水熱固化工程とからなることを特徴とす
    る着色細骨材の製造方法。
  2. 【請求項2】 シリカ含有泥土スラッジに対して含有水
    分量の調整とカルシウム化合物及び着色用顔料の混合と
    を行い、含水率が5〜35質量%の範囲内の泥土質原料
    を得る水分調整・混合工程と、前記泥土質原料を原料と
    して造粒を行って造粒物を得る造粒工程と、前記造粒物
    を水熱処理により固化して固化物を得る水熱固化工程と
    からなることを特徴とする着色細骨材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記シリカ含有泥土スラッジが、砕石プ
    ラントで発生する濁水、砕石プラントで発生する石粉、
    建設汚泥及び浚渫土処理濁水のいずれかを処理した泥土
    ケーキであることを特徴とする請求項1又は2記載の着
    色細骨材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記水分調整・混合工程での水分調整
    が、脱水機による水分調整を行う脱水工程、乾燥機によ
    る水分調整を行う乾燥工程、石粉の添加による水分調整
    を行う水分吸着工程、天日乾燥による水分調整を行う天
    日乾燥工程、加水による水分調整を行う加水工程のうち
    の少なくとも一つによりなされることを特徴とする請求
    項2記載の着色細骨材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記乾燥工程では、前記水熱固化工程で
    発生する廃熱を利用して乾燥を行うことを特徴とする請
    求項4記載の着色細骨材の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の着
    色細骨材の製造方法において、混合と造粒には逆流式高
    速流動混合機を用いることを特徴とする着色細骨材の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記カルシウム化合物が、白色セメント
    を含むものであることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の着色細骨材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記着色用顔料が、白色顔料であること
    を特徴とする請求項7に記載の着色細骨材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記シリカ含有泥土スラッジに対して前
    記着色用顔料を1〜8質量%混合することを特徴とする
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の着色細骨材の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記シリカ含有泥土スラッジに対して
    前記着色用顔料を3〜5質量%混合することを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載の着色細骨材の製
    造方法。
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