JP2002137878A - 油圧エレベ−タ装置 - Google Patents
油圧エレベ−タ装置Info
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- JP2002137878A JP2002137878A JP2000334150A JP2000334150A JP2002137878A JP 2002137878 A JP2002137878 A JP 2002137878A JP 2000334150 A JP2000334150 A JP 2000334150A JP 2000334150 A JP2000334150 A JP 2000334150A JP 2002137878 A JP2002137878 A JP 2002137878A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】油圧パワ−ユニットの搬入、据付けが容易で、
保守点検も容易にできる油圧パワ−ユニットを備えた油
圧エレベ−タ装置を提供する。 【解決手段】本発明は、エレベ−タ昇降路2内に設けら
れ、かつベ−ス7上のガイドレ−ル台3から上方に向け
設けられた一対のエレベ−タガイドレ−ル1、1と、エ
レベ−タかご5と、このエレベ−タかご5に装着される
とともに当該エレベ−タガイドレ−ル1、1と係合する
かごフレ−ム4と、当該ベ−ス7上のほぼ中央に設けら
れ、当該かごフレ−ムを支承するとともに上昇、下降さ
せる油圧ジャッキ8と、油タンク10と、油圧ユニット
6から構成されるエレベ−タ装置において、上記油タン
ク1、1を上記かごフレ−ム4を構成する2本のたて枠
のいずれか1本と上記油圧ジャッキ8との間に並設した
ことを特徴とする油圧エレベ−タ装置。
保守点検も容易にできる油圧パワ−ユニットを備えた油
圧エレベ−タ装置を提供する。 【解決手段】本発明は、エレベ−タ昇降路2内に設けら
れ、かつベ−ス7上のガイドレ−ル台3から上方に向け
設けられた一対のエレベ−タガイドレ−ル1、1と、エ
レベ−タかご5と、このエレベ−タかご5に装着される
とともに当該エレベ−タガイドレ−ル1、1と係合する
かごフレ−ム4と、当該ベ−ス7上のほぼ中央に設けら
れ、当該かごフレ−ムを支承するとともに上昇、下降さ
せる油圧ジャッキ8と、油タンク10と、油圧ユニット
6から構成されるエレベ−タ装置において、上記油タン
ク1、1を上記かごフレ−ム4を構成する2本のたて枠
のいずれか1本と上記油圧ジャッキ8との間に並設した
ことを特徴とする油圧エレベ−タ装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧エレベ−タ装
置に関する。さらに詳しくは、保守点検作業が容易で、
戸建住宅等、比較的狭い場所に設置するのに適した油圧
エレベ−タ装置に関する。
置に関する。さらに詳しくは、保守点検作業が容易で、
戸建住宅等、比較的狭い場所に設置するのに適した油圧
エレベ−タ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加圧された油を油圧ジャッキに供
給することによりエレベ−タかごを上昇させ、また油圧
ジャッキから油を排出することによりエレベ−タかごを
下降させる油圧エレベ−タ装置に関しては種々の技術が
開示されている。例えば、実開昭57−96159号、
特開平3−133892号、特開平9−58949号、
特開平11−335034号等の先行公開公報があげら
れる。上記油圧エレベ−タ装置は油圧ユニットにより動
作し、この油圧ユニットは、作動油を収納する油タンク
と、この作動油を適当な圧力にまで加圧して油圧ジャッ
キに供給する油圧パワ−ユニットから構成されている。
また、この油圧パワ−ユニットは、油圧ポンプ、この油
圧ポンプを駆動する駆動モ−タ、油の流量を制御する流
量制御弁、逆止弁等を含んでいる。
給することによりエレベ−タかごを上昇させ、また油圧
ジャッキから油を排出することによりエレベ−タかごを
下降させる油圧エレベ−タ装置に関しては種々の技術が
開示されている。例えば、実開昭57−96159号、
特開平3−133892号、特開平9−58949号、
特開平11−335034号等の先行公開公報があげら
れる。上記油圧エレベ−タ装置は油圧ユニットにより動
作し、この油圧ユニットは、作動油を収納する油タンク
と、この作動油を適当な圧力にまで加圧して油圧ジャッ
キに供給する油圧パワ−ユニットから構成されている。
また、この油圧パワ−ユニットは、油圧ポンプ、この油
圧ポンプを駆動する駆動モ−タ、油の流量を制御する流
量制御弁、逆止弁等を含んでいる。
【0003】ところで、上記油圧ユニットを構成する各
機器類を平面的に配置しようとすれば、広い設置床面積
を必要とするため、コンパクトにまとめて据付ける技術
が提案されている。実開昭57−96159号公報に
は、油タンクを床下に埋設し、油圧ジャッキと油圧パワ
−ユニットとを一体化した技術が開示され、特開平9−
58949号公報には、フレ−ム下部のベ−スに油圧ポ
ンプと駆動モ−タを設置し、油圧ポンプ上方のフレ−ム
上部に油タンクを載置し、設置面積を少なくした技術が
開示されている。また、特開平3−133892号公報
には、油タンクを油圧ジャッキの位置に対し相対的に高
い位置に、かつ、油圧パワ−ユニットとは別に設置する
技術が開示されている。
機器類を平面的に配置しようとすれば、広い設置床面積
を必要とするため、コンパクトにまとめて据付ける技術
が提案されている。実開昭57−96159号公報に
は、油タンクを床下に埋設し、油圧ジャッキと油圧パワ
−ユニットとを一体化した技術が開示され、特開平9−
58949号公報には、フレ−ム下部のベ−スに油圧ポ
ンプと駆動モ−タを設置し、油圧ポンプ上方のフレ−ム
上部に油タンクを載置し、設置面積を少なくした技術が
開示されている。また、特開平3−133892号公報
には、油タンクを油圧ジャッキの位置に対し相対的に高
い位置に、かつ、油圧パワ−ユニットとは別に設置する
技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記以外にも種々の従
来技術が知られているが、その一例の概略斜視図を図4
に示す。すなわち、一対のエレベ−タガイドレ−ル1、
1は、エレベ−タ昇降路2内において、ベ−ス7(地
面)に設置されたガイドレ−ル台3の両側から、上方向
に向けて設けられている。このエレベ−タガイドレ−ル
1、1の間にはかごフレ−ム4のたて枠41、42が昇
降自在に摺動係合されている。このたて枠41、42の
上部はかごフレ−ム4の上枠43により結合されてい
る。また、エレベ−タかご5は、かごフレ−ム4に装
着、固定されているため、かごフレ−ム4とともに上
昇、下降する。一方、加圧油を油圧ジャッキ8に圧入す
るための油圧ユニット46は、エレベ−タかご5の下面
のベ−ス7に設けられたピット部12内に設置される。
この油圧ユニット46は、油タンク(図示せず)と、油
圧ジャッキに給油するための油圧ポンプ及び駆動モ−タ
等を含む油圧パワ−ユニット(図示せず)とから一体的
に構成されている。油圧ユニット46から吐出された加
圧油は、油管9を経由して、油圧ジャッキ8内に圧入さ
れそのプランジャが、かごフレ−ム4の上枠43を介し
てエレベ−タかご5を上昇させ、また、エレベ−タかご
5を下降させる場合、油圧ジャッキ8内の油は、逆の経
路を辿り、油圧ユニット46内の油タンクに回収され
る。図4からよくわかるように、油圧ユニット46は、
油タンク(図示せず)と、油圧ジャッキに給油するため
の油圧ポンプ及び駆動モ−タ等を含む油圧パワ−ユニッ
ト(図示せず)を一体化しているため嵩高く、重い。し
たがって、この油圧ユニット46を搬入して据付けるた
めには、ベ−ス7にピット部12を広く、深く設けた上
で設置する必要がある。また、油圧ユニット46の保
守、点検のためのスペ−スも必要とするため、さらに、
広く、深いピット部を必要とするという問題がある。
来技術が知られているが、その一例の概略斜視図を図4
に示す。すなわち、一対のエレベ−タガイドレ−ル1、
1は、エレベ−タ昇降路2内において、ベ−ス7(地
面)に設置されたガイドレ−ル台3の両側から、上方向
に向けて設けられている。このエレベ−タガイドレ−ル
1、1の間にはかごフレ−ム4のたて枠41、42が昇
降自在に摺動係合されている。このたて枠41、42の
上部はかごフレ−ム4の上枠43により結合されてい
る。また、エレベ−タかご5は、かごフレ−ム4に装
着、固定されているため、かごフレ−ム4とともに上
昇、下降する。一方、加圧油を油圧ジャッキ8に圧入す
るための油圧ユニット46は、エレベ−タかご5の下面
のベ−ス7に設けられたピット部12内に設置される。
この油圧ユニット46は、油タンク(図示せず)と、油
圧ジャッキに給油するための油圧ポンプ及び駆動モ−タ
等を含む油圧パワ−ユニット(図示せず)とから一体的
に構成されている。油圧ユニット46から吐出された加
圧油は、油管9を経由して、油圧ジャッキ8内に圧入さ
れそのプランジャが、かごフレ−ム4の上枠43を介し
てエレベ−タかご5を上昇させ、また、エレベ−タかご
5を下降させる場合、油圧ジャッキ8内の油は、逆の経
路を辿り、油圧ユニット46内の油タンクに回収され
る。図4からよくわかるように、油圧ユニット46は、
油タンク(図示せず)と、油圧ジャッキに給油するため
の油圧ポンプ及び駆動モ−タ等を含む油圧パワ−ユニッ
ト(図示せず)を一体化しているため嵩高く、重い。し
たがって、この油圧ユニット46を搬入して据付けるた
めには、ベ−ス7にピット部12を広く、深く設けた上
で設置する必要がある。また、油圧ユニット46の保
守、点検のためのスペ−スも必要とするため、さらに、
広く、深いピット部を必要とするという問題がある。
【0005】しかしながら、油圧エレベ−タ装置、とく
に油圧直昇式と呼ばれるエレベ−タは、主として戸建住
宅に用いられ、通常、エレベ−タかごの下方のベ−スを
十分に取ることができないため、保守、点検に十分な、
広さと深さを持つピット部を設けることは困難であっ
た。また設置面積が小さいため、その搬入、据付けも困
難であった。本発明は、このような状況の下で考え出さ
れたものであって、主として油圧ポンプとこの油圧ポン
プを駆動する駆動モ−タ等から構成される油圧パワ−ユ
ニットの保守点検が容易であるとともに、上記油圧パワ
−ユニットの据付けも容易に行うことのできる油圧エレ
ベ−タ装置を提供することをその課題とする。
に油圧直昇式と呼ばれるエレベ−タは、主として戸建住
宅に用いられ、通常、エレベ−タかごの下方のベ−スを
十分に取ることができないため、保守、点検に十分な、
広さと深さを持つピット部を設けることは困難であっ
た。また設置面積が小さいため、その搬入、据付けも困
難であった。本発明は、このような状況の下で考え出さ
れたものであって、主として油圧ポンプとこの油圧ポン
プを駆動する駆動モ−タ等から構成される油圧パワ−ユ
ニットの保守点検が容易であるとともに、上記油圧パワ
−ユニットの据付けも容易に行うことのできる油圧エレ
ベ−タ装置を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、ベ−ス上に設けられたガイドレ−ル台の両側に立設
されたエレベ−タガイドレ−ルと、エレベ−タかごと、
該エレベ−タガイドレ−ルに昇降自在に係合して該エレ
ベ−タかごの背面に装着されたかごフレ−ムと、該ガイ
ドレ−ル台上に設けられ、該かごフレ−ムを介してエレ
ベ−タかごを昇降自在に支承する油圧ジャッキと、油タ
ンクと、該油圧ジャッキと油タンクとの間の油流を制御
する油圧パワ−ユニットとをエレベ−タ昇降路内に設け
たエレベ−タ装置において、該油タンクと該油圧ジャッ
キとを並設させた状態で該ガイドレ−ル台上に設けたこ
とを特徴とする油圧エレベ−タ装置が提供される。
ば、ベ−ス上に設けられたガイドレ−ル台の両側に立設
されたエレベ−タガイドレ−ルと、エレベ−タかごと、
該エレベ−タガイドレ−ルに昇降自在に係合して該エレ
ベ−タかごの背面に装着されたかごフレ−ムと、該ガイ
ドレ−ル台上に設けられ、該かごフレ−ムを介してエレ
ベ−タかごを昇降自在に支承する油圧ジャッキと、油タ
ンクと、該油圧ジャッキと油タンクとの間の油流を制御
する油圧パワ−ユニットとをエレベ−タ昇降路内に設け
たエレベ−タ装置において、該油タンクと該油圧ジャッ
キとを並設させた状態で該ガイドレ−ル台上に設けたこ
とを特徴とする油圧エレベ−タ装置が提供される。
【0007】上記構成とすることによって、従来の油圧
ユニットから油タンクを分離した油圧パワ−ユニットを
構成でき、その設置が容易となる。すなわち、任意の位
置に設置された上記油圧パワ−ユニットと上記油圧ジャ
ッキ及び油圧タンクとを油管によって連結することが可
能で、エレベ−タ上昇時には、上記油圧パワ−ユニット
からの加圧油が上記油管を経由して上記油圧ジャッキに
供給される。一方、下降時には、上記加圧油はこの供給
経路を逆に通り、油タンクに戻る。したがって、油タン
クが油圧パワ−ユニットとは分離設置されていることに
よって、ピット部の省スペ−ス化を図ることができ、ピ
ット部も浅くすることができる。その結果、保守、点検
を容易に行うことができるとともに、上記油圧パワ−ユ
ニットの搬入、据付けも容易となる。
ユニットから油タンクを分離した油圧パワ−ユニットを
構成でき、その設置が容易となる。すなわち、任意の位
置に設置された上記油圧パワ−ユニットと上記油圧ジャ
ッキ及び油圧タンクとを油管によって連結することが可
能で、エレベ−タ上昇時には、上記油圧パワ−ユニット
からの加圧油が上記油管を経由して上記油圧ジャッキに
供給される。一方、下降時には、上記加圧油はこの供給
経路を逆に通り、油タンクに戻る。したがって、油タン
クが油圧パワ−ユニットとは分離設置されていることに
よって、ピット部の省スペ−ス化を図ることができ、ピ
ット部も浅くすることができる。その結果、保守、点検
を容易に行うことができるとともに、上記油圧パワ−ユ
ニットの搬入、据付けも容易となる。
【0008】さらに、上記油圧パワ−ユニットを油圧ポ
ンプと駆動用モ−タ等とで構成するとともに、エレベ−
タかごの下面のべ−スに設けたピット部に設置すること
によって、上記機器類をよりコンパクトに一体化するこ
とができ、上記と同じ効果を得ることができる。
ンプと駆動用モ−タ等とで構成するとともに、エレベ−
タかごの下面のべ−スに設けたピット部に設置すること
によって、上記機器類をよりコンパクトに一体化するこ
とができ、上記と同じ効果を得ることができる。
【0009】また、上記油圧パワ−ユニットを構成する
油圧ポンプをガイドレ−ル台上に設置することにより、
油圧パワ−ユニットを更にコンパクトにでき、エレベ−
タガイドレ−ル間のスペ−スを有効利用できる。
油圧ポンプをガイドレ−ル台上に設置することにより、
油圧パワ−ユニットを更にコンパクトにでき、エレベ−
タガイドレ−ル間のスペ−スを有効利用できる。
【0010】上記油タンクは、円筒形とすることが好ま
しい。このようにすることによって、円筒形の油タンク
が、同じく円筒形の油圧ジャッキとコンパクトに並設さ
れ、外観的にも優れたものとなる。さらに、上記円筒形
の油タンクは、上記油圧ジャッキのシリンダと同種のも
のを用いることが好ましい。
しい。このようにすることによって、円筒形の油タンク
が、同じく円筒形の油圧ジャッキとコンパクトに並設さ
れ、外観的にも優れたものとなる。さらに、上記円筒形
の油タンクは、上記油圧ジャッキのシリンダと同種のも
のを用いることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照してより詳細に説明する。図1
は、本発明の油圧エレベ−タ装置の概略構成を示す斜視
図である。すなわち、一対のエレベ−タガイドレ−ル
1、1は、エレベ−タ昇降路2内において、ベ−ス7
(地面)上に設置されたガイドレ−ル台3の両端部に立
設されている。このガイドレ−ル1、1に、かごフレ−
ム4のたて枠41、42が昇降自在に摺動係合されてい
る。このたて枠41、42の上部はかごフレ−ム4の上
枠43により結合されている。該かごフレ−ム4はエレ
ベ−タかご5の背面に装着されており、エレベ−タかご
5はかごフレ−ム4とともに上昇、下降する。8は油圧
ジャッキであり、該油圧ジャッキ8はガイドレ−ル台3
上に設置されてかごフレ−ム4の上枠43の中央部を昇
降自在に支承している。
態について、図面を参照してより詳細に説明する。図1
は、本発明の油圧エレベ−タ装置の概略構成を示す斜視
図である。すなわち、一対のエレベ−タガイドレ−ル
1、1は、エレベ−タ昇降路2内において、ベ−ス7
(地面)上に設置されたガイドレ−ル台3の両端部に立
設されている。このガイドレ−ル1、1に、かごフレ−
ム4のたて枠41、42が昇降自在に摺動係合されてい
る。このたて枠41、42の上部はかごフレ−ム4の上
枠43により結合されている。該かごフレ−ム4はエレ
ベ−タかご5の背面に装着されており、エレベ−タかご
5はかごフレ−ム4とともに上昇、下降する。8は油圧
ジャッキであり、該油圧ジャッキ8はガイドレ−ル台3
上に設置されてかごフレ−ム4の上枠43の中央部を昇
降自在に支承している。
【0012】一方、加圧油を油圧ジャッキ8に送入する
ための油圧パワ−ユニット6は、エレベ−タかご5の下
方のベ−ス7上に設置される。この油圧パワ−ユニット
6は図1においては、油圧ポンプ61と駆動モ−タ62
等によって構成されており、油圧ポンプ61から吐出さ
れた加圧油は、油管9を経由して、油圧ジャッキ8に圧
入される。油圧ジャッキ8に圧入された加圧油は、その
内部に組み込まれたプランジャを押し上げてエレベ−タ
かご5をかごフレ−ム4の上枠43を介して上昇させ、
また、エレベ−タかご5を下降させる場合、油圧ジャッ
キ8内の加圧油は、逆の経路を辿り、油タンク10に回
収される。この油タンク10は、ガイドレ−ル台3の上
で、たて枠41と油圧ジャッキ8の間に設置される。図
1からよくわかるように、円筒形とされた油タンク10
は、油圧ジャッキ8とともに、コンパクトに並設され
る。
ための油圧パワ−ユニット6は、エレベ−タかご5の下
方のベ−ス7上に設置される。この油圧パワ−ユニット
6は図1においては、油圧ポンプ61と駆動モ−タ62
等によって構成されており、油圧ポンプ61から吐出さ
れた加圧油は、油管9を経由して、油圧ジャッキ8に圧
入される。油圧ジャッキ8に圧入された加圧油は、その
内部に組み込まれたプランジャを押し上げてエレベ−タ
かご5をかごフレ−ム4の上枠43を介して上昇させ、
また、エレベ−タかご5を下降させる場合、油圧ジャッ
キ8内の加圧油は、逆の経路を辿り、油タンク10に回
収される。この油タンク10は、ガイドレ−ル台3の上
で、たて枠41と油圧ジャッキ8の間に設置される。図
1からよくわかるように、円筒形とされた油タンク10
は、油圧ジャッキ8とともに、コンパクトに並設され
る。
【0013】油タンク10と油圧パワ−ユニット6は別
にされているため、油圧パワ−ユニット6はベ−ス7上
において、任意の位置に設置することができる。したが
って、上記油圧パワ−ユニット6を設置するためのピッ
ト部を適切な大きさに構築できる。上記の状態を図2
(a)、(b)に示す。図2(a)は図1に示した実施
例の主要部の平断面図であり、図2(b)には、図1に
示した実施例の主要部の部分側面図である。なお、図2
(a)、(b)における符号は図1における符号と同一
部分を示す。以上説明したように、本発明の油圧エレベ
−タ装置によれば、ベ−ス7上にピット部12を合理的
な最小の大きさに設けることができる。したがって、油
圧パワ−ユニット6やその他の付属装置の保守点検のた
めの作業空間を広く取ることができるとともに、油圧パ
ワ−ユニット6等の搬入据付けも容易に行うことができ
る。
にされているため、油圧パワ−ユニット6はベ−ス7上
において、任意の位置に設置することができる。したが
って、上記油圧パワ−ユニット6を設置するためのピッ
ト部を適切な大きさに構築できる。上記の状態を図2
(a)、(b)に示す。図2(a)は図1に示した実施
例の主要部の平断面図であり、図2(b)には、図1に
示した実施例の主要部の部分側面図である。なお、図2
(a)、(b)における符号は図1における符号と同一
部分を示す。以上説明したように、本発明の油圧エレベ
−タ装置によれば、ベ−ス7上にピット部12を合理的
な最小の大きさに設けることができる。したがって、油
圧パワ−ユニット6やその他の付属装置の保守点検のた
めの作業空間を広く取ることができるとともに、油圧パ
ワ−ユニット6等の搬入据付けも容易に行うことができ
る。
【0014】なお、上記図2(a)、(b)に示した形
態においては、油圧ジャッキ8及び油タンク10と油圧
パワ−ユニット6の油圧ポンプ61とは油管9で連結さ
れているが、図3(a)、(b)に示すように、該油管
9に代えてソケット11を用いることにより、油圧ジャ
ッキ8、油タンク10及び油圧ポンプ61とを一体的に
構成し、これらをガイドレ−ル台3に設置してもよい。
この場合は油圧パワ−ユニット6の駆動用モ−タ62は
ベ−ス7上に設置される。このようにすることによっ
て、油圧パワ−ユニット6、その他油圧パワ−ユニット
の付属装置の保守点検のための作業空間を広く取ること
ができるとともに、油圧パワ−ユニット6等の搬入据付
けも容易に行うことができる。
態においては、油圧ジャッキ8及び油タンク10と油圧
パワ−ユニット6の油圧ポンプ61とは油管9で連結さ
れているが、図3(a)、(b)に示すように、該油管
9に代えてソケット11を用いることにより、油圧ジャ
ッキ8、油タンク10及び油圧ポンプ61とを一体的に
構成し、これらをガイドレ−ル台3に設置してもよい。
この場合は油圧パワ−ユニット6の駆動用モ−タ62は
ベ−ス7上に設置される。このようにすることによっ
て、油圧パワ−ユニット6、その他油圧パワ−ユニット
の付属装置の保守点検のための作業空間を広く取ること
ができるとともに、油圧パワ−ユニット6等の搬入据付
けも容易に行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の油圧エレベ
−タ装置は、ベ−ス7上に設けられたガイドレ−ル台3
の両側に立設されたエレベ−タガイドレ−ル1、1と、
エレベ−タかご5と、該エレベ−タガイドレ−ル1、1
に昇降自在に係合して該エレベ−タかご5の背面に装着
されたかごフレ−ム4と、該ガイドレ−ル台3上に設け
られ、該かごフレ−ム4を介してエレベ−タかご5を昇
降自在に支承する油圧ジャッキ8と、油タンク10と、
該油圧ジャッキ8と油タンク10との間の油流を制御す
る油圧パワ−ユニット6とをエレベ−タ昇降路2内に設
けたエレベ−タ装置において、該油タンク10と該油圧
ジャッキ8とを並設させた状態で該ガイドレ−ル台3上
に設けたことを特徴とする。このような構成とすること
によって、従来の油圧ユニットから油タンクを分離した
油圧パワ−ユニットを構成でき、その設置が容易とな
る。すなわち、任意の位置に設置された上記油圧パワ−
ユニットと上記油圧ジャッキ及び油圧タンクとを油管に
よって連結することが可能で、エレベ−タ上昇時には、
上記油圧パワ−ユニットからの加圧油が上記油管を経由
して上記油圧ジャッキに供給される。一方、下降時に
は、上記加圧油はこの供給経路を逆に通り、油タンクに
戻る。したがって、油タンクが油圧パワ−ユニットとは
分離設置されていることによって、ピット部の省スペ−
ス化を図ることができ、ピット部も浅くすることができ
る。その結果、保守、点検を容易に行うことができると
ともに、上記油圧パワ−ユニットの搬入、据付けも容易
となる。
−タ装置は、ベ−ス7上に設けられたガイドレ−ル台3
の両側に立設されたエレベ−タガイドレ−ル1、1と、
エレベ−タかご5と、該エレベ−タガイドレ−ル1、1
に昇降自在に係合して該エレベ−タかご5の背面に装着
されたかごフレ−ム4と、該ガイドレ−ル台3上に設け
られ、該かごフレ−ム4を介してエレベ−タかご5を昇
降自在に支承する油圧ジャッキ8と、油タンク10と、
該油圧ジャッキ8と油タンク10との間の油流を制御す
る油圧パワ−ユニット6とをエレベ−タ昇降路2内に設
けたエレベ−タ装置において、該油タンク10と該油圧
ジャッキ8とを並設させた状態で該ガイドレ−ル台3上
に設けたことを特徴とする。このような構成とすること
によって、従来の油圧ユニットから油タンクを分離した
油圧パワ−ユニットを構成でき、その設置が容易とな
る。すなわち、任意の位置に設置された上記油圧パワ−
ユニットと上記油圧ジャッキ及び油圧タンクとを油管に
よって連結することが可能で、エレベ−タ上昇時には、
上記油圧パワ−ユニットからの加圧油が上記油管を経由
して上記油圧ジャッキに供給される。一方、下降時に
は、上記加圧油はこの供給経路を逆に通り、油タンクに
戻る。したがって、油タンクが油圧パワ−ユニットとは
分離設置されていることによって、ピット部の省スペ−
ス化を図ることができ、ピット部も浅くすることができ
る。その結果、保守、点検を容易に行うことができると
ともに、上記油圧パワ−ユニットの搬入、据付けも容易
となる。
【0016】さらに、上記油圧パワ−ユニット6を油圧
ポンプ61と駆動用モ−タ62とで構成するとともに、
エレベ−タかご5の下面のべ−ス7に設けたピット部1
2に設置することによって、上記機器類をよりコンパク
トに一体化することができ、上記と同じ効果を得ること
ができる。
ポンプ61と駆動用モ−タ62とで構成するとともに、
エレベ−タかご5の下面のべ−ス7に設けたピット部1
2に設置することによって、上記機器類をよりコンパク
トに一体化することができ、上記と同じ効果を得ること
ができる。
【0017】また、上記油圧パワ−ユニット6を構成す
る油圧ポンプ61をガイドレ−ル台3上に設置すること
により、油圧パワ−ユニットを更にコンパクトにでき、
エレベ−タガイドレ−ル1、1間のスペ−スを有効利用
できる。更に、円筒形の油タンクが、同じく円筒形の油
圧ジャッキとコンパクトに並設され、外観的にも優れた
ものとなる。また、上記円筒形の油タンクは、上記油圧
ジャッキのシリンダと同種のものを用いているから、外
観が統一される。
る油圧ポンプ61をガイドレ−ル台3上に設置すること
により、油圧パワ−ユニットを更にコンパクトにでき、
エレベ−タガイドレ−ル1、1間のスペ−スを有効利用
できる。更に、円筒形の油タンクが、同じく円筒形の油
圧ジャッキとコンパクトに並設され、外観的にも優れた
ものとなる。また、上記円筒形の油タンクは、上記油圧
ジャッキのシリンダと同種のものを用いているから、外
観が統一される。
【0018】
【図1】本発明にかかる油圧エレベ−タ装置の概略斜視
図である。
図である。
【図2】(a)図1における主要部の平断面図である。 (b)図1における主要部の部分側面図である。
【図3】(a)本発明の他の実施形態にかかる主要部の
平断面図である。 (b)本発明の他の実施形態にかかる主要部の部分側面
図である。
平断面図である。 (b)本発明の他の実施形態にかかる主要部の部分側面
図である。
【図4】公知の油圧エレベ−タ装置の概略斜視図であ
る。
る。
1 エレベ−タガイドレ−ル 10 油タンク 11 ソケット 12 ピット部 2 エレベ−タ昇降路 3 ガイドレ−ル台 4 かごフレ−ム 41 たて枠 42 たて枠 43 上枠 46 油圧ユニット 5 エレベ−タかご 6 油圧パワ−ユニット 61 油圧ポンプ 62 駆動用モ−タ 7 ベ−ス 8 油圧ジャッキ 9 油管
Claims (5)
- 【請求項1】 ベ−ス上に設けられたガイドレ−ル台の
両側に立設されたエレベ−タガイドレ−ルと、エレベ−
タかごと、該エレベ−タガイドレ−ルに昇降自在に係合
して該エレベ−タかごの背面に装着されたかごフレ−ム
と、該ガイドレ−ル台上に設けられ、該かごフレ−ムを
介してエレベ−タかごを昇降自在に支承する油圧ジャッ
キと、油タンクと、該油圧ジャッキと油タンクとの間の
油流を制御する油圧パワ−ユニットとをエレベ−タ昇降
路内に設けたエレベ−タ装置において、該油タンクと該
油圧ジャッキとを並設させた状態で該ガイドレ−ル台上
に設けたことを特徴とする油圧エレベ−タ装置。 - 【請求項2】 上記油圧パワ−ユニットを油圧ポンプと
駆動用モ−タとで構成するとともに、エレベ−タかごの
下面のべ−ス上に設けたピット部に設置したことを特徴
とする請求項1記載の油圧エレベ−タ装置。 - 【請求項3】 上記油圧パワ−ユニットを構成する油圧
ポンプをガイドレ−ル台上に設置したことを特徴とする
請求項1記載の油圧エレベ−タ装置。 - 【請求項4】 上記油タンクが円筒形である、請求項1
乃至請求項3のいずれか1項に記載の油圧エレベ−タ装
置。 - 【請求項5】 上記油タンクが上記油圧ジャッキのシリ
ンダと同種のものである、請求項1乃至請求項4のいず
れか1項に記載の油圧エレベ−タ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334150A JP2002137878A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | 油圧エレベ−タ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334150A JP2002137878A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | 油圧エレベ−タ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002137878A true JP2002137878A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18810118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000334150A Pending JP2002137878A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | 油圧エレベ−タ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002137878A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023348A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Panasonic Home Elevator Co Ltd | エレベータ昇降装置 |
JP2013023347A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Panasonic Home Elevator Co Ltd | エレベータ昇降装置 |
-
2000
- 2000-11-01 JP JP2000334150A patent/JP2002137878A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023348A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Panasonic Home Elevator Co Ltd | エレベータ昇降装置 |
JP2013023347A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Panasonic Home Elevator Co Ltd | エレベータ昇降装置 |
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