JP2002137528A - ハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッド孔版印刷装置の印刷方法 - Google Patents
ハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッド孔版印刷装置の印刷方法Info
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- JP2002137528A JP2002137528A JP2000332833A JP2000332833A JP2002137528A JP 2002137528 A JP2002137528 A JP 2002137528A JP 2000332833 A JP2000332833 A JP 2000332833A JP 2000332833 A JP2000332833 A JP 2000332833A JP 2002137528 A JP2002137528 A JP 2002137528A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷用紙の紙質にかかわらずインクジェット
印刷部でインク滲みのない印刷画像を印刷できるハイブ
リッド孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 孔版印刷部6と、この孔版印刷部6の搬
送下流側に配置されインクジェット印刷部26とを有
し、装置本体1に装着されている版胴18をインクの代
わりにインクジェット印刷用のプレコート液材を転写す
るものに交換し、孔版印刷部6ではインクジェット印刷
部26による印刷用紙15の印刷面にプレコート液材を
微細な点状配置又は網目状配置となるように塗布した。
印刷部でインク滲みのない印刷画像を印刷できるハイブ
リッド孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 孔版印刷部6と、この孔版印刷部6の搬
送下流側に配置されインクジェット印刷部26とを有
し、装置本体1に装着されている版胴18をインクの代
わりにインクジェット印刷用のプレコート液材を転写す
るものに交換し、孔版印刷部6ではインクジェット印刷
部26による印刷用紙15の印刷面にプレコート液材を
微細な点状配置又は網目状配置となるように塗布した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷部と該孔
版印刷部の搬送下流側にインクジェット印刷部とそれぞ
れを有するハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッ
ド孔版印刷装置の印刷方法に関する。
版印刷部の搬送下流側にインクジェット印刷部とそれぞ
れを有するハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッ
ド孔版印刷装置の印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置は、所望の画像データに基
づき穿孔して製版された孔版原紙を版胴に装着し、回転
する版胴に押圧ロールで印刷圧を作用させながら印刷用
紙を搬送して画像を印刷用紙に転写するものである。従
って、孔版印刷装置は、単一の孔版原紙について1パタ
ーンの印刷画像しか形成することができず、印刷画像の
一部のみを異なる画像とする場合にも版胴に装着される
孔版原紙を交換しなければならない。又、印刷画像の一
部をカラーとしたい場合にはその部分のみを他の印刷装
置で印刷する必要がある。つまり、上記した孔版印刷装
置は同一印刷内容で、且つ、単一色の印刷を高速で印刷
する高速印刷性能には優れているが、印刷内容の可変対
応性能には劣る。
づき穿孔して製版された孔版原紙を版胴に装着し、回転
する版胴に押圧ロールで印刷圧を作用させながら印刷用
紙を搬送して画像を印刷用紙に転写するものである。従
って、孔版印刷装置は、単一の孔版原紙について1パタ
ーンの印刷画像しか形成することができず、印刷画像の
一部のみを異なる画像とする場合にも版胴に装着される
孔版原紙を交換しなければならない。又、印刷画像の一
部をカラーとしたい場合にはその部分のみを他の印刷装
置で印刷する必要がある。つまり、上記した孔版印刷装
置は同一印刷内容で、且つ、単一色の印刷を高速で印刷
する高速印刷性能には優れているが、印刷内容の可変対
応性能には劣る。
【0003】そこで、高速印刷性能に優れている孔版印
刷部と、印刷内容の可変対応性に優れているインクジェ
ット印刷部とを有し、それぞれの利点を活用して各種要
望に対しフレキシブルに応えられるハイブリット孔版印
刷装置が提案されている。このようなハイブリッド孔版
印刷装置では、孔版印刷部の前方又は後方に他方式印刷
部を配置し、印刷用紙を孔版印刷部と他方式印刷部とに
連続的に供給することによって双方の印刷を施すように
設けられる。
刷部と、印刷内容の可変対応性に優れているインクジェ
ット印刷部とを有し、それぞれの利点を活用して各種要
望に対しフレキシブルに応えられるハイブリット孔版印
刷装置が提案されている。このようなハイブリッド孔版
印刷装置では、孔版印刷部の前方又は後方に他方式印刷
部を配置し、印刷用紙を孔版印刷部と他方式印刷部とに
連続的に供給することによって双方の印刷を施すように
設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、孔版印刷
は、孔版原紙の穿孔から滲み出るインクによって印刷を
行うため、ある程度粘度の高いインクが使用されるが、
インクジェット印刷はインクを噴射することによって印
刷を行うため、粘度の低いインクが使用される。そのた
め、きめの粗い印刷用紙(例えばざら紙)を使用した場
合には、孔版印刷部では良好な印刷画像が得られるが、
インクジェット印刷部ではインク滲みのある印刷画像し
か得られないという問題がある。
は、孔版原紙の穿孔から滲み出るインクによって印刷を
行うため、ある程度粘度の高いインクが使用されるが、
インクジェット印刷はインクを噴射することによって印
刷を行うため、粘度の低いインクが使用される。そのた
め、きめの粗い印刷用紙(例えばざら紙)を使用した場
合には、孔版印刷部では良好な印刷画像が得られるが、
インクジェット印刷部ではインク滲みのある印刷画像し
か得られないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、印刷媒体の材質にかかわらず
インクジェット印刷部でインク滲みのない印刷画像を印
刷できるハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッド
孔版印刷装置の印刷方法を提供することを目的とする。
べくなされたものであり、印刷媒体の材質にかかわらず
インクジェット印刷部でインク滲みのない印刷画像を印
刷できるハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッド
孔版印刷装置の印刷方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、装置
本体に版胴が着脱自在に設けられ、この版胴に穿孔され
た孔版原紙を装着し、この孔版原紙が装着された前記版
胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に前記孔版原
紙の穿孔からインクを転写して印刷を施す孔版印刷部
と、この孔版印刷部の搬送下流側に配置され、前記印刷
媒体にインクを噴射して印刷を施すインクジェット印刷
部とを有するハイブリッド孔版印刷装置において、イン
クの代わりにインクジェット印刷用のプレコート液材を
転写するものを前記版胴として前記装置本体に装着し、
前記孔版印刷部では前記インクジェット印刷部による前
記印刷媒体の印刷面にプレコート液材を塗布したことを
特徴とするハイブリッド孔版印刷装置である。
本体に版胴が着脱自在に設けられ、この版胴に穿孔され
た孔版原紙を装着し、この孔版原紙が装着された前記版
胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に前記孔版原
紙の穿孔からインクを転写して印刷を施す孔版印刷部
と、この孔版印刷部の搬送下流側に配置され、前記印刷
媒体にインクを噴射して印刷を施すインクジェット印刷
部とを有するハイブリッド孔版印刷装置において、イン
クの代わりにインクジェット印刷用のプレコート液材を
転写するものを前記版胴として前記装置本体に装着し、
前記孔版印刷部では前記インクジェット印刷部による前
記印刷媒体の印刷面にプレコート液材を塗布したことを
特徴とするハイブリッド孔版印刷装置である。
【0007】このハイブリッド孔版印刷装置によれば、
インクジェット印刷部ではプレコート液材が塗布された
印刷媒体にインクが噴射され、印刷媒体に着弾したイン
クがプレコート液材によって不要に広がることがない。
インクジェット印刷部ではプレコート液材が塗布された
印刷媒体にインクが噴射され、印刷媒体に着弾したイン
クがプレコート液材によって不要に広がることがない。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のハイブ
リッド孔版印刷装置であって、前記孔版印刷部がプレコ
ート液材を塗布する範囲は、前記インクジェット印刷部
の印刷エリアに対応するエリアのみとしたことを特徴と
するハイブリッド孔版印刷装置である。
リッド孔版印刷装置であって、前記孔版印刷部がプレコ
ート液材を塗布する範囲は、前記インクジェット印刷部
の印刷エリアに対応するエリアのみとしたことを特徴と
するハイブリッド孔版印刷装置である。
【0009】このハイブリッド孔版印刷装置では、請求
項1の発明の作用に加え、プレコート液材の塗布エリア
を必要最低限度に抑えることができる。
項1の発明の作用に加え、プレコート液材の塗布エリア
を必要最低限度に抑えることができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1記載のハイブ
リッド孔版印刷装置であって、前記プレコート液材は、
エマルション液材であることを特徴とするハイブリッド
孔版印刷装置である。
リッド孔版印刷装置であって、前記プレコート液材は、
エマルション液材であることを特徴とするハイブリッド
孔版印刷装置である。
【0011】このハイブリッド孔版印刷装置では、請求
項1の発明の作用に加え、プレコート液材のインクの広
がり防止は、印刷媒体に塗布されたプレコート液材の水
分が印刷媒体内に吸収され、プレコート液材の油分が印
刷媒体の表面に残り、この油分がインクジェット印刷部
で噴射されるインクの不要な広がりを抑えることによっ
てなされる。
項1の発明の作用に加え、プレコート液材のインクの広
がり防止は、印刷媒体に塗布されたプレコート液材の水
分が印刷媒体内に吸収され、プレコート液材の油分が印
刷媒体の表面に残り、この油分がインクジェット印刷部
で噴射されるインクの不要な広がりを抑えることによっ
てなされる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1記載のハイブ
リッド孔版印刷装置であって、前記孔版印刷部は、前記
プレコート液材を前記印刷媒体に微細な点状に塗布する
ことを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置である。
リッド孔版印刷装置であって、前記孔版印刷部は、前記
プレコート液材を前記印刷媒体に微細な点状に塗布する
ことを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置である。
【0013】このハイブリッド孔版印刷装置では、請求
項1の発明の作用に際し、微細な点状に配置されたプレ
コート液材によってインクの広りが防止される。
項1の発明の作用に際し、微細な点状に配置されたプレ
コート液材によってインクの広りが防止される。
【0014】請求項5の発明は、請求項1記載のハイブ
リッド孔版印刷装置であって、前記孔版印刷部は、前記
プレコート液材を前記印刷媒体に微細な網目状に塗布す
ることを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置である。
リッド孔版印刷装置であって、前記孔版印刷部は、前記
プレコート液材を前記印刷媒体に微細な網目状に塗布す
ることを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置である。
【0015】このハイブリッド孔版印刷装置では、請求
項1の発明の作用に際し、網目状に配置されたプレコー
ト液材によってインクの広りが防止される。
項1の発明の作用に際し、網目状に配置されたプレコー
ト液材によってインクの広りが防止される。
【0016】請求項6の発明は、装置本体に版胴が着脱
自在に設けられ、この版胴に穿孔された孔版原紙を装着
し、この孔版原紙が装着された前記版胴に印刷媒体を押
圧搬送して前記印刷媒体にインクを転写して印刷を施す
孔版印刷部と、この孔版印刷部の搬送下流側に配置さ
れ、前記印刷媒体にインクを噴射して印刷を施すインク
ジェット印刷部とを有し、前記装置本体に装着されてい
る前記版胴をインクの代わりにインクジェット印刷用の
プレコート液材を転写するものに交換し、前記孔版印刷
部では前記インクジェット印刷部による前記印刷媒体の
印刷面にプレコート液材を塗布したことを特徴とするハ
イブリッド孔版印刷装置の印刷方法である。
自在に設けられ、この版胴に穿孔された孔版原紙を装着
し、この孔版原紙が装着された前記版胴に印刷媒体を押
圧搬送して前記印刷媒体にインクを転写して印刷を施す
孔版印刷部と、この孔版印刷部の搬送下流側に配置さ
れ、前記印刷媒体にインクを噴射して印刷を施すインク
ジェット印刷部とを有し、前記装置本体に装着されてい
る前記版胴をインクの代わりにインクジェット印刷用の
プレコート液材を転写するものに交換し、前記孔版印刷
部では前記インクジェット印刷部による前記印刷媒体の
印刷面にプレコート液材を塗布したことを特徴とするハ
イブリッド孔版印刷装置の印刷方法である。
【0017】このハイブリッド孔版印刷装置の印刷方法
では、インクジェット印刷部ではプレコート液材が塗布
された印刷媒体にインクが噴射され、印刷媒体に着弾し
たインクがプレコート液材によって不要に広がることが
ない。
では、インクジェット印刷部ではプレコート液材が塗布
された印刷媒体にインクが噴射され、印刷媒体に着弾し
たインクがプレコート液材によって不要に広がることが
ない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0019】図1〜図4は本発明の第1実施形態を示
し、図1はハイブリッド孔版印刷装置1Aの概略構成
図、図2はプレコート層が形成された印刷用紙にインク
ジェット印刷部で印刷する状態の断面模式図、図3は点
状配置のプレコート層を形成された印刷用紙にインクジ
ェット印刷部で「T」の字を印刷した状態の平面模式
図、図4は網目状配置のプレコート層が形成された印刷
用紙にインクジェット印刷部で「T」の字を印刷した状
態の平面模式図である。
し、図1はハイブリッド孔版印刷装置1Aの概略構成
図、図2はプレコート層が形成された印刷用紙にインク
ジェット印刷部で印刷する状態の断面模式図、図3は点
状配置のプレコート層を形成された印刷用紙にインクジ
ェット印刷部で「T」の字を印刷した状態の平面模式
図、図4は網目状配置のプレコート層が形成された印刷
用紙にインクジェット印刷部で「T」の字を印刷した状
態の平面模式図である。
【0020】図1に示すように、ハイブリッド孔版印刷
装置1Aは、孔版印刷機2と多段式インクジェット印刷
機3とを連結したものであり、孔版印刷機2は、所望の
画像情報に基づいて孔版原紙10に穿孔する製版部4
と、印刷媒体である印刷用紙13を給紙する給紙部5
と、この給紙された印刷用紙15に孔版印刷を施す孔版
印刷部6と、孔版印刷された印刷用紙15を多段式イン
クジェット印刷機3の給紙台28に搬送する排紙部7
と、版胴18に装着された孔版原紙10を廃棄する排版
部8とを有する。
装置1Aは、孔版印刷機2と多段式インクジェット印刷
機3とを連結したものであり、孔版印刷機2は、所望の
画像情報に基づいて孔版原紙10に穿孔する製版部4
と、印刷媒体である印刷用紙13を給紙する給紙部5
と、この給紙された印刷用紙15に孔版印刷を施す孔版
印刷部6と、孔版印刷された印刷用紙15を多段式イン
クジェット印刷機3の給紙台28に搬送する排紙部7
と、版胴18に装着された孔版原紙10を廃棄する排版
部8とを有する。
【0021】製版部4は、ロールされた長尺状の孔版原
紙10を収容する図示しない原紙収容部と、この収容さ
れた孔版原紙10の搬送下流に配置されたサーマルヘッ
ド11及びプラテンロール12と、このサーマルヘッド
11及びプラテンロール12の搬送下流に配置された原
紙カッタ13と、この原紙カッタ13の搬送下流に配置
された一対の搬送ロール14,14とを有する。そし
て、プラテンロール12と一対の搬送ロール14,14
の回転により孔版原紙10を搬送し、この孔版原紙10
に所望画像データに基づきサーマルヘッド11で感熱穿
孔し、この製版した孔版原紙10の後流を原紙カッタ1
3で切断して所定長さの孔版原紙10を作成する。又、
サーマルヘッド11は、プレコートモードが選択された
場合には後述するインクジェット印刷部26の印刷エリ
アに対応するエリアに微細な点状が形成される穿孔パタ
ーンを孔版原紙10に形成する。又、インクジェット印
刷部の印刷エリアに対応するエリアに微細な網目状が形
成される穿孔パターンを孔版原紙10に形成する。
紙10を収容する図示しない原紙収容部と、この収容さ
れた孔版原紙10の搬送下流に配置されたサーマルヘッ
ド11及びプラテンロール12と、このサーマルヘッド
11及びプラテンロール12の搬送下流に配置された原
紙カッタ13と、この原紙カッタ13の搬送下流に配置
された一対の搬送ロール14,14とを有する。そし
て、プラテンロール12と一対の搬送ロール14,14
の回転により孔版原紙10を搬送し、この孔版原紙10
に所望画像データに基づきサーマルヘッド11で感熱穿
孔し、この製版した孔版原紙10の後流を原紙カッタ1
3で切断して所定長さの孔版原紙10を作成する。又、
サーマルヘッド11は、プレコートモードが選択された
場合には後述するインクジェット印刷部26の印刷エリ
アに対応するエリアに微細な点状が形成される穿孔パタ
ーンを孔版原紙10に形成する。又、インクジェット印
刷部の印刷エリアに対応するエリアに微細な網目状が形
成される穿孔パターンを孔版原紙10に形成する。
【0022】給紙部5は、印刷用紙15が積載される給
紙台16と、この給紙台16に積載された最上位置の印
刷用紙15のみ順次搬送する1次給紙ロール17と、こ
の1次給紙ロール17によって搬送された印刷用紙15
を孔版印刷部6に所定タイミングで給紙する2次給紙ロ
ール9とを有している。
紙台16と、この給紙台16に積載された最上位置の印
刷用紙15のみ順次搬送する1次給紙ロール17と、こ
の1次給紙ロール17によって搬送された印刷用紙15
を孔版印刷部6に所定タイミングで給紙する2次給紙ロ
ール9とを有している。
【0023】孔版印刷部6は、装置本体1に対して着脱
自在に設けられ、多孔構造によるインク通過性部材で外
周壁が設けられた版胴18と、この版胴18の外周壁に
設けられ、製版された孔版原紙10の先端をクランプす
るクランプ部19と、版胴18の外周壁に内周面側から
インクを供給する図示しないインク供給部と、回転する
版胴18の外周壁に押圧する押圧位置と版胴18の外周
壁から離間する離間位置との間で変移自在な押圧ロール
20とを有する。版胴18は装置本体1に回転自在で設
けられ、先端をクランプ部19にてクランプされた孔版
原紙10が巻き付け装着される。そして、印刷用紙15
が給紙されると、孔版原紙10が装着された版胴18に
押圧ロール20が押圧し、版胴18と押圧ロール20と
の間を印刷用紙15が押圧搬送される過程で孔版原紙1
0の穿孔箇所を通過するインクが印刷用紙15に転写さ
れることによって所定の印刷画像が形成される。
自在に設けられ、多孔構造によるインク通過性部材で外
周壁が設けられた版胴18と、この版胴18の外周壁に
設けられ、製版された孔版原紙10の先端をクランプす
るクランプ部19と、版胴18の外周壁に内周面側から
インクを供給する図示しないインク供給部と、回転する
版胴18の外周壁に押圧する押圧位置と版胴18の外周
壁から離間する離間位置との間で変移自在な押圧ロール
20とを有する。版胴18は装置本体1に回転自在で設
けられ、先端をクランプ部19にてクランプされた孔版
原紙10が巻き付け装着される。そして、印刷用紙15
が給紙されると、孔版原紙10が装着された版胴18に
押圧ロール20が押圧し、版胴18と押圧ロール20と
の間を印刷用紙15が押圧搬送される過程で孔版原紙1
0の穿孔箇所を通過するインクが印刷用紙15に転写さ
れることによって所定の印刷画像が形成される。
【0024】一方、装置本体1に装着できる版胴18と
して内部の図示しないインク供給部からインクの代わり
にプレコート液材を供給するものが用意されている。つ
まり、装置本体1に装着する版胴18としてインク供給
用のものとプレコート液材供給用のものとをが用意され
ており、これらを自由に交換できる。プレコート液材
は、油分:水分の割合が3:7〜4:6の範囲で構成さ
れたエマルション液材であって、乳白色であるが印刷用
紙に塗布されると無色透明となるものが使用されてい
る。
して内部の図示しないインク供給部からインクの代わり
にプレコート液材を供給するものが用意されている。つ
まり、装置本体1に装着する版胴18としてインク供給
用のものとプレコート液材供給用のものとをが用意され
ており、これらを自由に交換できる。プレコート液材
は、油分:水分の割合が3:7〜4:6の範囲で構成さ
れたエマルション液材であって、乳白色であるが印刷用
紙に塗布されると無色透明となるものが使用されてい
る。
【0025】排紙部7は、孔版印刷部6より排出された
印刷用紙15を図示しない吸引ファンでベルト面に吸引
しつつ搬送するベルト搬送部21を有し、このベルト搬
送部21より印刷用紙15を上述のように多段式インク
ジェット印刷機3の給紙台28に排紙する。
印刷用紙15を図示しない吸引ファンでベルト面に吸引
しつつ搬送するベルト搬送部21を有し、このベルト搬
送部21より印刷用紙15を上述のように多段式インク
ジェット印刷機3の給紙台28に排紙する。
【0026】排版部8は、版胴18の外周近傍に配置さ
れ、版胴18から離間した孔版原紙10の先端を導き、
且つ、搬送する一対の排版ロール22,22と、この一
対の排版ロール22,22にて搬送されてくる孔版原紙
10を収容する排版ボックス23とを有する。
れ、版胴18から離間した孔版原紙10の先端を導き、
且つ、搬送する一対の排版ロール22,22と、この一
対の排版ロール22,22にて搬送されてくる孔版原紙
10を収容する排版ボックス23とを有する。
【0027】多段式インクジェット印刷機3は、孔版印
刷機2から排出された印刷用紙15に載置する給紙台2
8を有し、この印刷用紙15を給紙する給紙部25と、
この給紙部25より給紙される印刷用紙15にそれぞれ
印刷を施す6段のインクジェット印刷部26と、この6
段のインクジェット印刷部26から排出された印刷用紙
15を搬送して排紙台に積層状態で載置する排紙部27
とを備えている。
刷機2から排出された印刷用紙15に載置する給紙台2
8を有し、この印刷用紙15を給紙する給紙部25と、
この給紙部25より給紙される印刷用紙15にそれぞれ
印刷を施す6段のインクジェット印刷部26と、この6
段のインクジェット印刷部26から排出された印刷用紙
15を搬送して排紙台に積層状態で載置する排紙部27
とを備えている。
【0028】給紙部25は、積層された印刷用紙15が
載置される給紙台28と、この給紙台28上に載置され
た最下方位置の印刷用紙15に圧接され、最下方位置の
印刷用紙15のみを順次給紙する給紙ロール29と、こ
の給紙ロール29により搬送された印刷用紙15を垂直
方向に方向変更させるガイドプレート30と、このガイ
ドプレート30で導かれた印刷用紙15を上方に搬送す
る垂直ベルト搬送機構31と、この垂直ベルト搬送機構
31により搬送されてくる印刷用紙15を各インクジェ
ット印刷部26に導く図示しない複数の方向変更爪とを
有する。垂直ベルト搬送機構31は、一対のプーリ3
2,32間に掛け渡されたエンドレスのベルト33と、
このベルト33の用紙搬送路側を吸引する図示しない吸
引手段とから構成されている。そして、この給紙部25
より給紙された印刷用紙15は一対の搬送ロール34,
34を介して対応する段のインクジェット印刷部26に
それぞれ導かれる。
載置される給紙台28と、この給紙台28上に載置され
た最下方位置の印刷用紙15に圧接され、最下方位置の
印刷用紙15のみを順次給紙する給紙ロール29と、こ
の給紙ロール29により搬送された印刷用紙15を垂直
方向に方向変更させるガイドプレート30と、このガイ
ドプレート30で導かれた印刷用紙15を上方に搬送す
る垂直ベルト搬送機構31と、この垂直ベルト搬送機構
31により搬送されてくる印刷用紙15を各インクジェ
ット印刷部26に導く図示しない複数の方向変更爪とを
有する。垂直ベルト搬送機構31は、一対のプーリ3
2,32間に掛け渡されたエンドレスのベルト33と、
このベルト33の用紙搬送路側を吸引する図示しない吸
引手段とから構成されている。そして、この給紙部25
より給紙された印刷用紙15は一対の搬送ロール34,
34を介して対応する段のインクジェット印刷部26に
それぞれ導かれる。
【0029】6段のインクジェット印刷部26は、上下
方向に多段に配置され、各インクジェット印刷部26は
それぞれ別個独立に印刷動作を実行できるように構成さ
れている。各インクジェット印刷部26は、下方にイン
クを噴射させるインクジェット記録ヘッド35と、この
インクジェット記録ヘッド35の搬送上流側に配置され
た上下一対の上流側搬送ロール36,36と、インクジ
ェット記録ヘッド35の搬送下流側に配置された上下一
対の下流側搬送ロール37,37とを有する。インクジ
ェット記録ヘッド35は、印刷用紙15より一定間隔だ
け離れた上方位置に配置されている。そして、一対の上
流側搬送ロール36,36間と一対の下流側搬送ロール
37,37間とでそれぞれ挟持された印刷用紙15が各
ロール36,37の回転によって所定のインクジェット
印刷スピードで搬送され、この搬送される印刷用紙15
にインクジェット記録ヘッド35がインクを噴射して印
刷用紙15に印刷を施すものである。
方向に多段に配置され、各インクジェット印刷部26は
それぞれ別個独立に印刷動作を実行できるように構成さ
れている。各インクジェット印刷部26は、下方にイン
クを噴射させるインクジェット記録ヘッド35と、この
インクジェット記録ヘッド35の搬送上流側に配置され
た上下一対の上流側搬送ロール36,36と、インクジ
ェット記録ヘッド35の搬送下流側に配置された上下一
対の下流側搬送ロール37,37とを有する。インクジ
ェット記録ヘッド35は、印刷用紙15より一定間隔だ
け離れた上方位置に配置されている。そして、一対の上
流側搬送ロール36,36間と一対の下流側搬送ロール
37,37間とでそれぞれ挟持された印刷用紙15が各
ロール36,37の回転によって所定のインクジェット
印刷スピードで搬送され、この搬送される印刷用紙15
にインクジェット記録ヘッド35がインクを噴射して印
刷用紙15に印刷を施すものである。
【0030】排紙部27は、複数のインクジェット印刷
部26から一対の搬送ロール38,38を介して排出さ
れる印刷用紙15を垂直下方に搬送する垂直ベルト搬送
機構40と、この垂直ベルト搬送機構40の下方に配置
され、略水平方向に設置された水平ベルト搬送機構41
と、この水平ベルト搬送機構41の下流側の印刷用紙1
5の落下位置に配置された排紙台42とを備えている。
垂直ベルト搬送機構40及び水平ベルト搬送機構41
は、一対のプーリ43,44間に掛け渡されたエンドレ
スのベルト45,46と、このベルト45,46の用紙
搬送路側を吸引する図示しない吸引手段とからそれぞれ
構成されている。
部26から一対の搬送ロール38,38を介して排出さ
れる印刷用紙15を垂直下方に搬送する垂直ベルト搬送
機構40と、この垂直ベルト搬送機構40の下方に配置
され、略水平方向に設置された水平ベルト搬送機構41
と、この水平ベルト搬送機構41の下流側の印刷用紙1
5の落下位置に配置された排紙台42とを備えている。
垂直ベルト搬送機構40及び水平ベルト搬送機構41
は、一対のプーリ43,44間に掛け渡されたエンドレ
スのベルト45,46と、このベルト45,46の用紙
搬送路側を吸引する図示しない吸引手段とからそれぞれ
構成されている。
【0031】上記構成において、インク供給用の版胴1
8が装着されている場合にあっては、所望画像データに
基づき製版された孔版原紙10が版胴18に装着され
る。そして、孔版印刷機2の給紙部5より給紙された印
刷用紙15が版胴18と押圧ロール20間を押圧搬送さ
れ、この押圧搬送過程で印刷用紙15に孔版原紙10か
らインク画像が転写される。孔版印刷された印刷用紙1
5は排紙部7よりインクジェット印刷機3の給紙台28
に排紙される。この給紙台28に載置された印刷用紙1
5がその最下方位置のものから給紙部25によって各イ
ンクジェット印刷部26に順次給紙される。この各イン
クジェット印刷部26に給紙された印刷用紙15には各
インクジェット記録ヘッド35にて所定個所にインクが
噴射され、この着弾インクによって所望画像がそれぞれ
印刷される。このようにインクジェット印刷された各印
刷用紙15は、排紙部27にて搬送されて排紙台42に
積載される。排紙台42からは孔版印刷及びインクジェ
ット印刷の双方がなされた印刷用紙15が得られる。
8が装着されている場合にあっては、所望画像データに
基づき製版された孔版原紙10が版胴18に装着され
る。そして、孔版印刷機2の給紙部5より給紙された印
刷用紙15が版胴18と押圧ロール20間を押圧搬送さ
れ、この押圧搬送過程で印刷用紙15に孔版原紙10か
らインク画像が転写される。孔版印刷された印刷用紙1
5は排紙部7よりインクジェット印刷機3の給紙台28
に排紙される。この給紙台28に載置された印刷用紙1
5がその最下方位置のものから給紙部25によって各イ
ンクジェット印刷部26に順次給紙される。この各イン
クジェット印刷部26に給紙された印刷用紙15には各
インクジェット記録ヘッド35にて所定個所にインクが
噴射され、この着弾インクによって所望画像がそれぞれ
印刷される。このようにインクジェット印刷された各印
刷用紙15は、排紙部27にて搬送されて排紙台42に
積載される。排紙台42からは孔版印刷及びインクジェ
ット印刷の双方がなされた印刷用紙15が得られる。
【0032】又、この第1実施形態では、孔版印刷機2
で孔版印刷された印刷用紙15が6台のインクジェット
記録ヘッド35にて同時に並列印刷可能であるため、印
刷処理スピードの高速化になる。
で孔版印刷された印刷用紙15が6台のインクジェット
記録ヘッド35にて同時に並列印刷可能であるため、印
刷処理スピードの高速化になる。
【0033】又、この第1実施形態では、孔版印刷部6
とインクジェット印刷部26との間の用紙搬送の実質的
搬送距離Lが最大用紙サイズ長以上であることから孔版
印刷が完全に終了した後にインクジェット印刷がなされ
るため、孔版印刷部6とインクジェット印刷部26のよ
うに印刷スピードが異なる場合にあっても画像が伸びた
り、縮んだりする悪影響等が発生しない。
とインクジェット印刷部26との間の用紙搬送の実質的
搬送距離Lが最大用紙サイズ長以上であることから孔版
印刷が完全に終了した後にインクジェット印刷がなされ
るため、孔版印刷部6とインクジェット印刷部26のよ
うに印刷スピードが異なる場合にあっても画像が伸びた
り、縮んだりする悪影響等が発生しない。
【0034】次に、きめの粗い印刷用紙(例えばざら
紙)15を用いてインクジェット印刷を行う場合には、
インク供給用の版胴18を装置本体1より取り外してプ
レコート液材供給用の版胴18を装置本体1に装着す
る。そして、プレコートモードを選択すると、孔版原紙
10には点状パターンとなる感熱穿孔が施されて版胴1
8に装着される。そして、孔版印刷機2の給紙部5より
給紙された印刷用紙15が版胴18と押圧ロール20間
を押圧搬送され、この押圧搬送過程で印刷用紙15に孔
版原紙10からプレコート液材が転写される。プレコー
ト液材はその水分が印刷用紙15内に吸収されて油分だ
け印刷用紙15の表面に残り、これによって、図2及び
図3に示すように、印刷用紙15の表面には微細な点状
のプレコート層50が形成される。プレコート層50が
形成された印刷用紙15は排紙部7よりインクジェット
印刷機3の給紙台28に排紙される。この給紙台28に
載置された印刷用紙15がその最下方位置のものから給
紙部25によって各インクジェット印刷部26に順次給
紙される。この各インクジェット印刷部26に給紙され
た印刷用紙15には各インクジェット記録ヘッド35に
て所定個所にインクが噴射され、この着弾インクによっ
て所望画像がそれぞれ印刷される。このようにインクジ
ェット印刷された各印刷用紙15は、排紙部27にて搬
送されて排紙台42に積載される。排紙台42からはイ
ンクジェット印刷のみされた印刷用紙15が得られる。
紙)15を用いてインクジェット印刷を行う場合には、
インク供給用の版胴18を装置本体1より取り外してプ
レコート液材供給用の版胴18を装置本体1に装着す
る。そして、プレコートモードを選択すると、孔版原紙
10には点状パターンとなる感熱穿孔が施されて版胴1
8に装着される。そして、孔版印刷機2の給紙部5より
給紙された印刷用紙15が版胴18と押圧ロール20間
を押圧搬送され、この押圧搬送過程で印刷用紙15に孔
版原紙10からプレコート液材が転写される。プレコー
ト液材はその水分が印刷用紙15内に吸収されて油分だ
け印刷用紙15の表面に残り、これによって、図2及び
図3に示すように、印刷用紙15の表面には微細な点状
のプレコート層50が形成される。プレコート層50が
形成された印刷用紙15は排紙部7よりインクジェット
印刷機3の給紙台28に排紙される。この給紙台28に
載置された印刷用紙15がその最下方位置のものから給
紙部25によって各インクジェット印刷部26に順次給
紙される。この各インクジェット印刷部26に給紙され
た印刷用紙15には各インクジェット記録ヘッド35に
て所定個所にインクが噴射され、この着弾インクによっ
て所望画像がそれぞれ印刷される。このようにインクジ
ェット印刷された各印刷用紙15は、排紙部27にて搬
送されて排紙台42に積載される。排紙台42からはイ
ンクジェット印刷のみされた印刷用紙15が得られる。
【0035】上記インクジェット記録ヘッド35のみの
インクジェット印刷動作にあって、図2に示すように、
印刷用紙15上に着弾したインク51はその低粘度性故
に広がろうとするが点状に配置されたプレコート層50
によってその広がりを阻止される。従って、印刷用紙1
5に着弾したインク51が不要に広がることがないた
め、印刷用紙15の紙質にかかわらずインクジェット印
刷部26でインク滲みのない印刷画像を印刷できる。
インクジェット印刷動作にあって、図2に示すように、
印刷用紙15上に着弾したインク51はその低粘度性故
に広がろうとするが点状に配置されたプレコート層50
によってその広がりを阻止される。従って、印刷用紙1
5に着弾したインク51が不要に広がることがないた
め、印刷用紙15の紙質にかかわらずインクジェット印
刷部26でインク滲みのない印刷画像を印刷できる。
【0036】この第1実施形態では、孔版印刷部6がプ
レコート液材を塗布する範囲は、インクジェット印刷部
26の印刷エリアに対応するエリアのみとしたので、プ
レコート液材の塗布エリアを必要最低限度に抑えること
ができるため、プリコート液材の無駄を防止できる。例
えば印刷用紙15の一部のみがインクジェット印刷エリ
アの場合にはその一部エリアのみにプレコート液材を塗
布する。
レコート液材を塗布する範囲は、インクジェット印刷部
26の印刷エリアに対応するエリアのみとしたので、プ
レコート液材の塗布エリアを必要最低限度に抑えること
ができるため、プリコート液材の無駄を防止できる。例
えば印刷用紙15の一部のみがインクジェット印刷エリ
アの場合にはその一部エリアのみにプレコート液材を塗
布する。
【0037】又、上記印刷動作では、図3に示すよう
に、孔版印刷部6がプレコート液材を印刷用紙15に微
細な点状に塗布してプレコート層50が点状に配置され
るようにしたが、図4に示すように、孔版印刷部6がプ
レコート液材を印刷用紙15に微細な網目状に塗布して
プレコート層52が網目状に配置されるようにしても同
様にインク51の広りを防止できる。尚、図3及び図4
に示すように、プレコート液材の塗布パターンとして点
状と網目状を示したが、塗布パターンは印刷用紙15に
着弾したインクの広がりを防止できるパターンであれば
よい。
に、孔版印刷部6がプレコート液材を印刷用紙15に微
細な点状に塗布してプレコート層50が点状に配置され
るようにしたが、図4に示すように、孔版印刷部6がプ
レコート液材を印刷用紙15に微細な網目状に塗布して
プレコート層52が網目状に配置されるようにしても同
様にインク51の広りを防止できる。尚、図3及び図4
に示すように、プレコート液材の塗布パターンとして点
状と網目状を示したが、塗布パターンは印刷用紙15に
着弾したインクの広がりを防止できるパターンであれば
よい。
【0038】図5は、本発明の第2実施形態を示し、ハ
イブリッド孔版印刷装置1Bの概略構成図である。図5
において、ハイブリッド孔版印刷装置1Bは、所望の画
像情報に基づいて孔版原紙に穿孔する図示しない製版部
と、印刷媒体である印刷用紙15を給紙する給紙部5
と、この給紙された印刷用紙15に孔版印刷を施す孔版
印刷部6と、孔版印刷された印刷用紙15を搬送し、イ
ンクジェット印刷部54に給紙する用紙搬送部53と、
用紙搬送部53により搬送された印刷用紙15にインク
ジェット印刷を施すインクジェット印刷部54と、イン
クジェット印刷部54から排出された印刷用紙15を排
紙台55に排紙する排紙部7と、版胴18に装着された
孔版原紙を廃棄する図示しない排版部とを有している。
イブリッド孔版印刷装置1Bの概略構成図である。図5
において、ハイブリッド孔版印刷装置1Bは、所望の画
像情報に基づいて孔版原紙に穿孔する図示しない製版部
と、印刷媒体である印刷用紙15を給紙する給紙部5
と、この給紙された印刷用紙15に孔版印刷を施す孔版
印刷部6と、孔版印刷された印刷用紙15を搬送し、イ
ンクジェット印刷部54に給紙する用紙搬送部53と、
用紙搬送部53により搬送された印刷用紙15にインク
ジェット印刷を施すインクジェット印刷部54と、イン
クジェット印刷部54から排出された印刷用紙15を排
紙台55に排紙する排紙部7と、版胴18に装着された
孔版原紙を廃棄する図示しない排版部とを有している。
【0039】給紙部5及び孔版印刷部6の構成は、前記
第1実施形態と略同一であるため、同一構成個所には同
一符号を付してその説明を省略する。又、孔版印刷部6
の版胴18は、前記第1実施形態と同様に装置本体17
に着脱自在であると共にプレコート液材供給用の版胴1
8も用意されている。
第1実施形態と略同一であるため、同一構成個所には同
一符号を付してその説明を省略する。又、孔版印刷部6
の版胴18は、前記第1実施形態と同様に装置本体17
に着脱自在であると共にプレコート液材供給用の版胴1
8も用意されている。
【0040】用紙搬送部53は、版胴18から印刷用紙
15を引き剥がす分離爪56と、版胴18から離間した
印刷用紙15を搬送する一対の搬送ロール57,57
と、この一対の搬送ロール57,57から排出される印
刷用紙15を吸引ファン58でベルト面に吸引しつつ搬
送する搬送するベルト搬送部59の上流部分と、このベ
ルト搬送部59のベルト面に印刷用紙15を密着させる
複数のガイドロール60とから構成されている。ベルト
搬送部59は、後述するようにインクジェット印刷部5
4の搬送手段を兼用している。そして、用紙搬送部53
は、孔版印刷部6の印刷位置とインクジェット印刷部5
4の印刷位置との間の実質的搬送距離Lが少なくとも使
用可能な印刷用紙15の最大用紙サイズ長(印刷用紙1
5の最大用紙サイズ長以上)有するように設けられてい
る。一対の搬送ロール57,57及びベルト搬送部59
のベルト面によって形成される用紙搬送部53の搬送経
路は、水平方向にストレートな経路に形成されてあり、
この第2実施形態では直線距離が少なくとも使用可能な
印刷用紙15の最大用紙サイズ長(印刷用紙15の最大
用紙サイズ長以上)有するように設定されている。
15を引き剥がす分離爪56と、版胴18から離間した
印刷用紙15を搬送する一対の搬送ロール57,57
と、この一対の搬送ロール57,57から排出される印
刷用紙15を吸引ファン58でベルト面に吸引しつつ搬
送する搬送するベルト搬送部59の上流部分と、このベ
ルト搬送部59のベルト面に印刷用紙15を密着させる
複数のガイドロール60とから構成されている。ベルト
搬送部59は、後述するようにインクジェット印刷部5
4の搬送手段を兼用している。そして、用紙搬送部53
は、孔版印刷部6の印刷位置とインクジェット印刷部5
4の印刷位置との間の実質的搬送距離Lが少なくとも使
用可能な印刷用紙15の最大用紙サイズ長(印刷用紙1
5の最大用紙サイズ長以上)有するように設けられてい
る。一対の搬送ロール57,57及びベルト搬送部59
のベルト面によって形成される用紙搬送部53の搬送経
路は、水平方向にストレートな経路に形成されてあり、
この第2実施形態では直線距離が少なくとも使用可能な
印刷用紙15の最大用紙サイズ長(印刷用紙15の最大
用紙サイズ長以上)有するように設定されている。
【0041】インクジェット印刷部54は、用紙搬送部
53のベルト搬送部59の下流部分と、この下流部分の
上方位置に配置されたインクジェット記録ヘッド61と
を有している。
53のベルト搬送部59の下流部分と、この下流部分の
上方位置に配置されたインクジェット記録ヘッド61と
を有している。
【0042】この第2実施形態においても前記第1実施
形態と同様にプレコート供給用の版胴18を装着したイ
ンクジェット記録ヘッド61のインクジェット印刷にあ
って、印刷用紙15上に着弾したインクの広がりをプレ
コート層によって阻止できるため、印刷用紙15の紙質
にかかわらずインクジェット印刷部54でインク滲みの
ない印刷画像を印刷できる。又、前記第1実施形態のよ
うに印刷スピードの高速化が望めない点を除いて前記第
1実施形態と同様の作用、効果が得られる。又、孔版印
刷部6の印刷位置とインクジェット印刷部54の印刷位
置との間の実質的搬送距離Lが少なくとも使用可能な印
刷用紙15の最大用紙サイズ長(印刷用紙15の最大用
紙サイズ長以上)有するので、孔版印刷部6とインクジ
ェット印刷部54のように印刷スピードが異なる場合に
あっても画像が伸びたり、縮んだりする悪影響等が発生
しない。
形態と同様にプレコート供給用の版胴18を装着したイ
ンクジェット記録ヘッド61のインクジェット印刷にあ
って、印刷用紙15上に着弾したインクの広がりをプレ
コート層によって阻止できるため、印刷用紙15の紙質
にかかわらずインクジェット印刷部54でインク滲みの
ない印刷画像を印刷できる。又、前記第1実施形態のよ
うに印刷スピードの高速化が望めない点を除いて前記第
1実施形態と同様の作用、効果が得られる。又、孔版印
刷部6の印刷位置とインクジェット印刷部54の印刷位
置との間の実質的搬送距離Lが少なくとも使用可能な印
刷用紙15の最大用紙サイズ長(印刷用紙15の最大用
紙サイズ長以上)有するので、孔版印刷部6とインクジ
ェット印刷部54のように印刷スピードが異なる場合に
あっても画像が伸びたり、縮んだりする悪影響等が発生
しない。
【0043】図6は、本発明の第3実施形態を示し、ハ
イブリッド孔版印刷装置1Cの概略構成図である。図6
において、ハイブリッド孔版印刷装置1Cは、所望の画
像情報に基づいて孔版原紙に穿孔する図示しない製版部
と、印刷媒体である印刷用紙13を給紙する給紙部5
と、この給紙された印刷用紙15に孔版印刷を施す孔版
印刷部6と、孔版印刷された印刷用紙15を搬送し、イ
ンクジェット印刷部71に給紙する用紙搬送部70と、
用紙搬送部70により搬送された印刷用紙15にインク
ジェット印刷を施すインクジェット印刷部71と、イン
クジェット印刷部71から排出された印刷用紙15を排
紙台55に排紙する排紙部7と、版胴18に装着された
孔版原紙を廃棄する図示しない排版部とを有している。
イブリッド孔版印刷装置1Cの概略構成図である。図6
において、ハイブリッド孔版印刷装置1Cは、所望の画
像情報に基づいて孔版原紙に穿孔する図示しない製版部
と、印刷媒体である印刷用紙13を給紙する給紙部5
と、この給紙された印刷用紙15に孔版印刷を施す孔版
印刷部6と、孔版印刷された印刷用紙15を搬送し、イ
ンクジェット印刷部71に給紙する用紙搬送部70と、
用紙搬送部70により搬送された印刷用紙15にインク
ジェット印刷を施すインクジェット印刷部71と、イン
クジェット印刷部71から排出された印刷用紙15を排
紙台55に排紙する排紙部7と、版胴18に装着された
孔版原紙を廃棄する図示しない排版部とを有している。
【0044】給紙部5及び孔版印刷部6の構成は、前記
第1実施形態と略同一であるため、同一構成個所には同
一符号を付してその説明を省略する。又、孔版印刷部6
の版胴18は、前記第1実施形態と同様に装置本体1に
着脱自在であると共に、プレコート液材供給用の版胴1
8も用意されている。
第1実施形態と略同一であるため、同一構成個所には同
一符号を付してその説明を省略する。又、孔版印刷部6
の版胴18は、前記第1実施形態と同様に装置本体1に
着脱自在であると共に、プレコート液材供給用の版胴1
8も用意されている。
【0045】用紙搬送部70は、版胴18から印刷用紙
15を引き剥がす分離爪72と、版胴18から離間した
印刷用紙15を搬送する一対の搬送ロール73,73
と、この一対の搬送ロール73,73から排出される印
刷用紙15を搬送する一対の上流側たわみ用ロール7
4,74と、これより下流に配置された一対の下流側た
わみ用ロール75,75とを有する。そして、用紙搬送
部70は一対の上流側たわみ用ロール74,74と一対
の下流側たわみ用ロール75,75との間で印刷用紙1
5を撓ませることによって屈曲経路を形成する。そし
て、用紙搬送部70の搬送経路は、印刷用紙15を撓ま
せることによって孔版印刷部6の印刷位置とインクジェ
ット印刷部71の印刷位置との間の実質的搬送距離Lが
少なくとも使用可能な印刷用紙15の最大用紙サイズ長
(印刷用紙15の最大用紙サイズ長以上)有するように
設けられている。
15を引き剥がす分離爪72と、版胴18から離間した
印刷用紙15を搬送する一対の搬送ロール73,73
と、この一対の搬送ロール73,73から排出される印
刷用紙15を搬送する一対の上流側たわみ用ロール7
4,74と、これより下流に配置された一対の下流側た
わみ用ロール75,75とを有する。そして、用紙搬送
部70は一対の上流側たわみ用ロール74,74と一対
の下流側たわみ用ロール75,75との間で印刷用紙1
5を撓ませることによって屈曲経路を形成する。そし
て、用紙搬送部70の搬送経路は、印刷用紙15を撓ま
せることによって孔版印刷部6の印刷位置とインクジェ
ット印刷部71の印刷位置との間の実質的搬送距離Lが
少なくとも使用可能な印刷用紙15の最大用紙サイズ長
(印刷用紙15の最大用紙サイズ長以上)有するように
設けられている。
【0046】インクジェット印刷部71は、印刷用紙1
5を吸引ファン76でベルト面に吸引しつつ搬送するベ
ルト搬送部77と、このベルト搬送部77の上方位置に
配置されたインクジェット記録ヘッド78と、ベルト搬
送部77のベルト面に印刷用紙15を密着させる複数の
ガイドロール79とから構成されている。
5を吸引ファン76でベルト面に吸引しつつ搬送するベ
ルト搬送部77と、このベルト搬送部77の上方位置に
配置されたインクジェット記録ヘッド78と、ベルト搬
送部77のベルト面に印刷用紙15を密着させる複数の
ガイドロール79とから構成されている。
【0047】この第3実施形態においても前記第1実施
形態と同様にプレコート供給用の版胴18を装着したイ
ンクジェット記録ヘッド78のインクジェット印刷にあ
って、印刷用紙15上に着弾したインクの広がりをプレ
コート層によって阻止できるため、印刷用紙15の紙質
にかかわらずインクジェット印刷部71でインク滲みの
ない印刷画像を印刷できる。又、前記第1実施形態のよ
うに印刷スピードの高速化が望めない点を除いて前記第
1実施形態と同様の作用、効果が得られる。又、孔版印
刷部6の印刷位置とインクジェット印刷部71の印刷位
置との間の実質的搬送距離Lが少なくとも使用可能な印
刷用紙15の最大用紙サイズ長(印刷用紙15の最大用
紙サイズ長以上)有するので、孔版印刷部6とインクジ
ェット印刷部71のように印刷スピードが異なる場合に
あっても画像が伸びたり、縮んだりする悪影響等が発生
しない。
形態と同様にプレコート供給用の版胴18を装着したイ
ンクジェット記録ヘッド78のインクジェット印刷にあ
って、印刷用紙15上に着弾したインクの広がりをプレ
コート層によって阻止できるため、印刷用紙15の紙質
にかかわらずインクジェット印刷部71でインク滲みの
ない印刷画像を印刷できる。又、前記第1実施形態のよ
うに印刷スピードの高速化が望めない点を除いて前記第
1実施形態と同様の作用、効果が得られる。又、孔版印
刷部6の印刷位置とインクジェット印刷部71の印刷位
置との間の実質的搬送距離Lが少なくとも使用可能な印
刷用紙15の最大用紙サイズ長(印刷用紙15の最大用
紙サイズ長以上)有するので、孔版印刷部6とインクジ
ェット印刷部71のように印刷スピードが異なる場合に
あっても画像が伸びたり、縮んだりする悪影響等が発生
しない。
【0048】又、この第3実施形態では、用紙搬送部7
0が印刷用紙15を撓ませて搬送させることから孔版印
刷部6とインクジェット印刷部71とを近接配置できる
ため、ハイブリッド孔版印刷装置1Cをコンパクトにで
きる。
0が印刷用紙15を撓ませて搬送させることから孔版印
刷部6とインクジェット印刷部71とを近接配置できる
ため、ハイブリッド孔版印刷装置1Cをコンパクトにで
きる。
【0049】尚、第1実施形態〜第3実施形態では、孔
版印刷部6は、孔版原紙10が装着された版胴18に印
刷用紙15を押圧搬送して孔版原紙10の印刷画像を直
接に印刷用紙15に転写するように構成されているが、
本発明では、版胴に転写胴を押圧して孔版原紙の印刷画
像を転写胴に一旦転写し、転写胴を介して印刷用紙に印
刷画像を形成する場合をも含むものとする。
版印刷部6は、孔版原紙10が装着された版胴18に印
刷用紙15を押圧搬送して孔版原紙10の印刷画像を直
接に印刷用紙15に転写するように構成されているが、
本発明では、版胴に転写胴を押圧して孔版原紙の印刷画
像を転写胴に一旦転写し、転写胴を介して印刷用紙に印
刷画像を形成する場合をも含むものとする。
【0050】尚、第1実施形態〜第3実施形態では、プ
レコート液材としてエマルション液材を用いているが、
印刷用紙15に着弾されたインクの広がりを防止できる
ものであれば良い。
レコート液材としてエマルション液材を用いているが、
印刷用紙15に着弾されたインクの広がりを防止できる
ものであれば良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
ハイブリッド孔版印刷装置によれば、インクジェット印
刷部ではプレコート液材が塗布された印刷媒体にインク
が噴射され、印刷媒体に着弾したインクがプレコート液
材によって不要に広がることがないため、印刷媒体の材
質にかかわらずインクジェット印刷部でインク滲みのな
い印刷画像を印刷できる。
ハイブリッド孔版印刷装置によれば、インクジェット印
刷部ではプレコート液材が塗布された印刷媒体にインク
が噴射され、印刷媒体に着弾したインクがプレコート液
材によって不要に広がることがないため、印刷媒体の材
質にかかわらずインクジェット印刷部でインク滲みのな
い印刷画像を印刷できる。
【0052】請求項2の発明のハイブリッド孔版印刷装
置によれば、プレコート液材の塗布エリアを必要最低限
度に抑えることができるため、プリコート液材の無駄を
防止できる。
置によれば、プレコート液材の塗布エリアを必要最低限
度に抑えることができるため、プリコート液材の無駄を
防止できる。
【0053】請求項3の発明のハイブリッド孔版印刷装
置によれば、プレコート液材はエマルション液材である
ので、プレコート液材のインクの広がり防止は、印刷媒
体に塗布されたプレコート液材の水分が印刷媒体内に吸
収され、プレコート液材の油分が印刷媒体の表面に残
り、この油分がインクジェット印刷部で噴射されるイン
クの不要な広がりを抑えることによってなされる。
置によれば、プレコート液材はエマルション液材である
ので、プレコート液材のインクの広がり防止は、印刷媒
体に塗布されたプレコート液材の水分が印刷媒体内に吸
収され、プレコート液材の油分が印刷媒体の表面に残
り、この油分がインクジェット印刷部で噴射されるイン
クの不要な広がりを抑えることによってなされる。
【0054】請求項4の発明のハイブリッド孔版印刷装
置によれば、孔版印刷部はプレコート液材を印刷媒体に
微細な点状に塗布するので、微細な点状に配置されたプ
レコート液材によってインクの広りが防止される。
置によれば、孔版印刷部はプレコート液材を印刷媒体に
微細な点状に塗布するので、微細な点状に配置されたプ
レコート液材によってインクの広りが防止される。
【0055】請求項5の発明のハイブリッド孔版印刷装
置によれば、孔版印刷部はプレコート液材を印刷媒体に
微細な網目状に塗布するので、網目状に配置されたプレ
コート液材によってインクの広りが防止される。
置によれば、孔版印刷部はプレコート液材を印刷媒体に
微細な網目状に塗布するので、網目状に配置されたプレ
コート液材によってインクの広りが防止される。
【0056】請求項6の発明のハイブリッド孔版印刷装
置の印刷方法によれば、インクジェット印刷部ではプレ
コート液材が塗布された印刷媒体にインクが噴射され、
印刷媒体に着弾したインクがプレコート液材によって不
要に広がることがないため、印刷媒体の紙質にかかわら
ずインクジェット印刷部でインク滲みのない印刷画像を
印刷できる。
置の印刷方法によれば、インクジェット印刷部ではプレ
コート液材が塗布された印刷媒体にインクが噴射され、
印刷媒体に着弾したインクがプレコート液材によって不
要に広がることがないため、印刷媒体の紙質にかかわら
ずインクジェット印刷部でインク滲みのない印刷画像を
印刷できる。
【図1】本発明の第1実施形態を示し、ハイブリッド孔
版印刷装置の概略構成図である。
版印刷装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、プレコート層が
形成された印刷用紙にインクジェット印刷部で印刷する
状態の断面模式図である。
形成された印刷用紙にインクジェット印刷部で印刷する
状態の断面模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、点状配置のプレ
コート層を形成された印刷用紙にインクジェット印刷部
で「T」の字を印刷した状態の平面模式図である。
コート層を形成された印刷用紙にインクジェット印刷部
で「T」の字を印刷した状態の平面模式図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、網目状配置のプ
レコート層を形成された印刷用紙にインクジェット印刷
部で「T」の字を印刷した状態の平面模式図である。
レコート層を形成された印刷用紙にインクジェット印刷
部で「T」の字を印刷した状態の平面模式図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、ハイブリッド孔
版印刷装置の概略構成図である。
版印刷装置の概略構成図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示し、ハイブリッド孔
版印刷装置の概略構成図である。
版印刷装置の概略構成図である。
1A,1B,1C ハイブリッド孔版印刷装置 1 装置本体 6 孔版印刷部 10 孔版原紙 15 印刷用紙(印刷媒体) 18 版胴 26,54,71 インクジェット印刷部 50,52 プレコート層 51 インク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 秀夫 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA30 HA42 2H113 AA01 AA04 AA05 AA06 BA00 BA09 BB02 BC00 FA10 FA50
Claims (6)
- 【請求項1】 装置本体に版胴が着脱自在に設けられ、
この版胴に穿孔された孔版原紙を装着し、この孔版原紙
が装着された前記版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印
刷媒体に前記孔版原紙の穿孔からインクを転写して印刷
を施す孔版印刷部と、この孔版印刷部の搬送下流側に配
置され、前記印刷媒体にインクを噴射して印刷を施すイ
ンクジェット印刷部とを有するハイブリッド孔版印刷装
置において、 インクの代わりにインクジェット印刷用のプレコート液
材を転写するものを前記版胴として前記装置本体に装着
し、前記孔版印刷部では前記インクジェット印刷部によ
る前記印刷媒体の印刷面にプレコート液材を塗布したこ
とを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のハイブリッド孔版印刷装
置であって、 前記孔版印刷部がプレコート液材を塗布する範囲は、前
記インクジェット印刷部の印刷エリアに対応するエリア
のみとしたことを特徴とするハイブリッド孔版印刷装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載のハイブリッド孔版印刷装
置であって、 前記プレコート液材は、エマルション液材であることを
特徴とするハイブリッド孔版印刷装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のハイブリッド孔版印刷装
置であって、 前記孔版印刷部は、前記プレコート液材を前記印刷媒体
に微細な点状に塗布することを特徴とするハイブリッド
孔版印刷装置。 - 【請求項5】 請求項1記載のハイブリッド孔版印刷装
置であって、 前記孔版印刷部は、前記プレコート液材を前記印刷媒体
に微細な網目状に塗布することを特徴とするハイブリッ
ド孔版印刷装置。 - 【請求項6】 装置本体に版胴が着脱自在に設けられ、
この版胴に穿孔された孔版原紙を装着し、この孔版原紙
が装着された前記版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印
刷媒体にインクを転写して印刷を施す孔版印刷部と、こ
の孔版印刷部の搬送下流側に配置され、前記印刷媒体に
インクを噴射して印刷を施すインクジェット印刷部とを
有し、 前記装置本体に装着されている前記版胴をインクの代わ
りにインクジェット印刷用のプレコート液材を転写する
ものに交換し、前記孔版印刷部では前記インクジェット
印刷部による前記印刷媒体の印刷面にプレコート液材を
塗布したことを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置の
印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000332833A JP2002137528A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | ハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッド孔版印刷装置の印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000332833A JP2002137528A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | ハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッド孔版印刷装置の印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002137528A true JP2002137528A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18808990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000332833A Pending JP2002137528A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | ハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッド孔版印刷装置の印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002137528A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100372690C (zh) * | 2004-02-18 | 2008-03-05 | 东北理光株式会社 | 混合式印刷装置 |
-
2000
- 2000-10-31 JP JP2000332833A patent/JP2002137528A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100372690C (zh) * | 2004-02-18 | 2008-03-05 | 东北理光株式会社 | 混合式印刷装置 |
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