JP2002137357A - 水着けローラの駆動方法および駆動装置 - Google Patents
水着けローラの駆動方法および駆動装置Info
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- JP2002137357A JP2002137357A JP2000331648A JP2000331648A JP2002137357A JP 2002137357 A JP2002137357 A JP 2002137357A JP 2000331648 A JP2000331648 A JP 2000331648A JP 2000331648 A JP2000331648 A JP 2000331648A JP 2002137357 A JP2002137357 A JP 2002137357A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷不良が発生しても正規印刷枚数には直
接影響しない場所が印刷ユニットを通過する時に版胴に
付着したごみを除去し、ヒッキーを未然に防止する水着
けローラの駆動方法およびその駆動装置を提供するこ
と。 【解決手段】 印刷ユニットの水供給装置部で、湿し
水を版胴50に付着させる水着けローラ65を版胴50
の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる同速駆動
回路31と、前記水着けローラ65を版胴50の周速度
よりも遅い速度で回転駆動させる減速駆動回路32とを
設け、正規印刷運転時には同速駆動回路31に切替え、
ウェブ継ぎ時が検出されると、正規印刷を中断して減速
駆動回路32に切替え、版胴50に付着したごみを水着
けローラ65側に移して除去するようにした。
接影響しない場所が印刷ユニットを通過する時に版胴に
付着したごみを除去し、ヒッキーを未然に防止する水着
けローラの駆動方法およびその駆動装置を提供するこ
と。 【解決手段】 印刷ユニットの水供給装置部で、湿し
水を版胴50に付着させる水着けローラ65を版胴50
の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる同速駆動
回路31と、前記水着けローラ65を版胴50の周速度
よりも遅い速度で回転駆動させる減速駆動回路32とを
設け、正規印刷運転時には同速駆動回路31に切替え、
ウェブ継ぎ時が検出されると、正規印刷を中断して減速
駆動回路32に切替え、版胴50に付着したごみを水着
けローラ65側に移して除去するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙部から送り出
されるウェブに絵柄等を印刷する印刷ユニットを備えた
オフセット輪転印刷機の水着けローラの駆動方法および
駆動装置に関する。
されるウェブに絵柄等を印刷する印刷ユニットを備えた
オフセット輪転印刷機の水着けローラの駆動方法および
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、一般的なオフセット
輪転印刷機1は、連続した状態のウェブ(印刷物)Wを
供給する給紙部2があり、この給紙部2からウェブWを
下流(図中右側方向)に送り出す送出部3、そして送出
部3から送り出されたウェブWに絵柄を印刷する内部に
ブランケット胴4が設置されている複数の印刷ユニット
5A〜5D等から構成される。更にウェブWに印刷され
たインキを乾燥させる乾燥部6、およびこの乾燥部6か
ら出たウェブWの冷却を行う冷却部7、そしてウェブW
を裁断して折り畳む折機8等から構成されている。
輪転印刷機1は、連続した状態のウェブ(印刷物)Wを
供給する給紙部2があり、この給紙部2からウェブWを
下流(図中右側方向)に送り出す送出部3、そして送出
部3から送り出されたウェブWに絵柄を印刷する内部に
ブランケット胴4が設置されている複数の印刷ユニット
5A〜5D等から構成される。更にウェブWに印刷され
たインキを乾燥させる乾燥部6、およびこの乾燥部6か
ら出たウェブWの冷却を行う冷却部7、そしてウェブW
を裁断して折り畳む折機8等から構成されている。
【0003】このようなオフセット輪転印刷機1の各印
刷ユニット5A〜5D(以下、印刷ユニット5Aで示
す)は、図6に示すように、刷版を備えた版胴50と、
この版胴50からインキを転写してウェブWに印刷を行
うブランケット胴4と、版胴50側にインキを供給す
る、インキ伝達ローラ群54を含むインキ供給装置51
と、版胴50側に湿し水を供給する、水伝達ローラ群6
7を含む水供給装置61とを備えている。なお、印刷ユ
ニット5Aには、ウェブWへの両面印刷を行うために、
ウェブWを挟んで上下に前記版胴50、インキ供給装置
51および水供給装置61等が設けられている。
刷ユニット5A〜5D(以下、印刷ユニット5Aで示
す)は、図6に示すように、刷版を備えた版胴50と、
この版胴50からインキを転写してウェブWに印刷を行
うブランケット胴4と、版胴50側にインキを供給す
る、インキ伝達ローラ群54を含むインキ供給装置51
と、版胴50側に湿し水を供給する、水伝達ローラ群6
7を含む水供給装置61とを備えている。なお、印刷ユ
ニット5Aには、ウェブWへの両面印刷を行うために、
ウェブWを挟んで上下に前記版胴50、インキ供給装置
51および水供給装置61等が設けられている。
【0004】水供給装置61は、湿し水を溜める水舟6
2と、この水舟62から湿し水を引き出す水出しローラ
63、この水出しローラ63から湿し水を下流に移す水
移しローラ64、版胴50に湿し水を付着させる水着け
ローラ65および水ライダ66から構成されている。水
出しローラ63により引き出された湿し水は、これらの
ローラを通る間に均一化されて版胴50に供給されるよ
うになっている。
2と、この水舟62から湿し水を引き出す水出しローラ
63、この水出しローラ63から湿し水を下流に移す水
移しローラ64、版胴50に湿し水を付着させる水着け
ローラ65および水ライダ66から構成されている。水
出しローラ63により引き出された湿し水は、これらの
ローラを通る間に均一化されて版胴50に供給されるよ
うになっている。
【0005】従来のオフセット輪転印刷機では、インキ
の乾燥した固形物や紙粉あるいは他のごみ等が版胴50
に付着して印刷面のところどころに白点状になる通称ヒ
ッキーと呼ばれる印刷抜け現象(以降ヒッキーと言う)
が発生する。このヒッキーが発生した場合には印刷物が
不良品となるため、作業者は手動操作により版胴50に
付着したごみを除去したり、機械を一時停止して版胴5
0を清掃した後に再度印刷を行っていた。また、特開2
000−141613号公報には、インキ伝達ローラ群
54および水伝達ローラ群67をそれぞれ版胴50とは
別個に単独駆動させるものが記載され、各ローラ群5
4、67は変速可能である。
の乾燥した固形物や紙粉あるいは他のごみ等が版胴50
に付着して印刷面のところどころに白点状になる通称ヒ
ッキーと呼ばれる印刷抜け現象(以降ヒッキーと言う)
が発生する。このヒッキーが発生した場合には印刷物が
不良品となるため、作業者は手動操作により版胴50に
付着したごみを除去したり、機械を一時停止して版胴5
0を清掃した後に再度印刷を行っていた。また、特開2
000−141613号公報には、インキ伝達ローラ群
54および水伝達ローラ群67をそれぞれ版胴50とは
別個に単独駆動させるものが記載され、各ローラ群5
4、67は変速可能である。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】前記公報に記載の発明
は、インキの種類、粘度、印刷物の質等により水着けロ
ーラ65と版胴50とが最適な周速度比率となる様に水
着けローラ65を回転駆動出来るようになってはいる
が、しかしヒッキーを除去するために常時水着けローラ
65を版胴50の周速度よりも遅い速度で回転させてい
たので、印刷物の網点形状およびインキの着肉状態が悪
く、なお印刷品質という点では問題があった。
は、インキの種類、粘度、印刷物の質等により水着けロ
ーラ65と版胴50とが最適な周速度比率となる様に水
着けローラ65を回転駆動出来るようになってはいる
が、しかしヒッキーを除去するために常時水着けローラ
65を版胴50の周速度よりも遅い速度で回転させてい
たので、印刷物の網点形状およびインキの着肉状態が悪
く、なお印刷品質という点では問題があった。
【0007】本発明の目的は、従来の問題点を解消し、
正規印刷運転時には水着けローラを版胴の周速度とほぼ
同一の周速度で回転駆動させて印刷品質の向上を図り、
一方印刷不良が発生しても正規印刷枚数には直接影響し
ない場所が印刷ユニットを通過する時に前記水着けロー
ラを版胴の周速度よりも遅い速度で回転駆動させ、版胴
に付着したごみを除去し、ヒッキーを未然に防止する水
着けローラの駆動方法および駆動装置を提供することに
ある。
正規印刷運転時には水着けローラを版胴の周速度とほぼ
同一の周速度で回転駆動させて印刷品質の向上を図り、
一方印刷不良が発生しても正規印刷枚数には直接影響し
ない場所が印刷ユニットを通過する時に前記水着けロー
ラを版胴の周速度よりも遅い速度で回転駆動させ、版胴
に付着したごみを除去し、ヒッキーを未然に防止する水
着けローラの駆動方法および駆動装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、オフセット輪転印刷機の印刷ユニットの
水供給装置部で、湿し水を版胴に付着させる水着けロー
ラの駆動方法において、この水着けローラを版胴の周速
度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる同速駆動回路
と、前記水着けローラを版胴の周速度よりも遅い周速度
で回転駆動させる減速駆動回路とを設け、正規印刷運転
時には同速駆動回路に切替え、ウェブ継ぎ時には、前記
正規印刷を中断して前記減速駆動回路に切替え、版胴に
付着したごみを水着けローラ側に移して除去する駆動方
法とした。
に、本発明は、オフセット輪転印刷機の印刷ユニットの
水供給装置部で、湿し水を版胴に付着させる水着けロー
ラの駆動方法において、この水着けローラを版胴の周速
度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる同速駆動回路
と、前記水着けローラを版胴の周速度よりも遅い周速度
で回転駆動させる減速駆動回路とを設け、正規印刷運転
時には同速駆動回路に切替え、ウェブ継ぎ時には、前記
正規印刷を中断して前記減速駆動回路に切替え、版胴に
付着したごみを水着けローラ側に移して除去する駆動方
法とした。
【0009】この発明により版胴に付着したごみを除去
出来、ヒッキーを未然に防止することが出来ると共に、
前記ごみの除去は正規運転ではないウェブ継ぎ時に行う
ので省資源を図ることも出来るようになった。
出来、ヒッキーを未然に防止することが出来ると共に、
前記ごみの除去は正規運転ではないウェブ継ぎ時に行う
ので省資源を図ることも出来るようになった。
【0010】また、本発明は、オフセット輪転印刷機の
印刷ユニットの水供給装置部で、湿し水を版胴に付着さ
せる水着けローラの駆動方法において、この水着けロー
ラを版胴の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる
同速駆動回路と、前記水着けローラを版胴の周速度より
も遅い周速度で回転駆動させる減速駆動回路とを設け、
正規印刷運転時には同速駆動回路に切替え、印刷枚数が
設定印刷枚数に到達した時、前記正規印刷を中断して前
記減速駆動回路に切替え、版胴に付着したごみを水着け
ローラ側に移して除去する方法とした。
印刷ユニットの水供給装置部で、湿し水を版胴に付着さ
せる水着けローラの駆動方法において、この水着けロー
ラを版胴の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる
同速駆動回路と、前記水着けローラを版胴の周速度より
も遅い周速度で回転駆動させる減速駆動回路とを設け、
正規印刷運転時には同速駆動回路に切替え、印刷枚数が
設定印刷枚数に到達した時、前記正規印刷を中断して前
記減速駆動回路に切替え、版胴に付着したごみを水着け
ローラ側に移して除去する方法とした。
【0011】この発明により版胴に付着したごみを除去
出来、ヒッキーを未然に防止することが出来ると共に、
前記ごみの除去は印刷不良が発生しても正規印刷枚数に
は直接影響しない場所が印刷ユニットを通過する時に行
うので印刷効率の向上を図ることが出来るようになっ
た。
出来、ヒッキーを未然に防止することが出来ると共に、
前記ごみの除去は印刷不良が発生しても正規印刷枚数に
は直接影響しない場所が印刷ユニットを通過する時に行
うので印刷効率の向上を図ることが出来るようになっ
た。
【0012】請求項1または2における水着けローラの
回転駆動の切替えは運転制御装置内に予めプログラミン
グして行えば好適である。
回転駆動の切替えは運転制御装置内に予めプログラミン
グして行えば好適である。
【0013】また、本発明は、オフセット輪転印刷機の
印刷ユニットの水供給装置部で、湿し水を版胴に付着さ
せる水着けローラの駆動装置において、この水着けロー
ラを版胴の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる
同速駆動回路と、前記水着けローラを版胴の周速度より
も遅い周速度で回転駆動させる減速駆動回路と、ウェブ
継ぎ時であることを検出して信号を発生する検出手段
と、正規印刷運転時には同速駆動回路に切替え、前記検
出手段からの前記信号により正規印刷を中断して前記減
速駆動回路に切替える駆動回路切替え装置とを備えたこ
とを特徴とする水着けローラの駆動装置とした。この様
にすれば、請求項1の方法は自動的に行うことが出来
る。
印刷ユニットの水供給装置部で、湿し水を版胴に付着さ
せる水着けローラの駆動装置において、この水着けロー
ラを版胴の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる
同速駆動回路と、前記水着けローラを版胴の周速度より
も遅い周速度で回転駆動させる減速駆動回路と、ウェブ
継ぎ時であることを検出して信号を発生する検出手段
と、正規印刷運転時には同速駆動回路に切替え、前記検
出手段からの前記信号により正規印刷を中断して前記減
速駆動回路に切替える駆動回路切替え装置とを備えたこ
とを特徴とする水着けローラの駆動装置とした。この様
にすれば、請求項1の方法は自動的に行うことが出来
る。
【0014】また、本発明は、オフセット輪転印刷機の
印刷ユニットの水供給装置部で、湿し水を版胴に付着さ
せる水着けローラの駆動装置において、この水着けロー
ラを版胴の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる
同速駆動回路と、前記水着けローラを版胴の周速度より
も遅い周速度で回転駆動させる減速駆動回路と、印刷枚
数が設定印刷枚数に到達したことを検出して信号を発生
する検出手段と、正規印刷運転時には同速駆動回路に切
替え、前記検出手段からの前記信号により正規印刷を中
断して前記減速駆動回路に切替える駆動回路切替え装置
とを備えたことを特徴とする水着けローラの駆動装置と
した。この様にすれば、請求項2の方法は自動的に行う
ことが出来る。
印刷ユニットの水供給装置部で、湿し水を版胴に付着さ
せる水着けローラの駆動装置において、この水着けロー
ラを版胴の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる
同速駆動回路と、前記水着けローラを版胴の周速度より
も遅い周速度で回転駆動させる減速駆動回路と、印刷枚
数が設定印刷枚数に到達したことを検出して信号を発生
する検出手段と、正規印刷運転時には同速駆動回路に切
替え、前記検出手段からの前記信号により正規印刷を中
断して前記減速駆動回路に切替える駆動回路切替え装置
とを備えたことを特徴とする水着けローラの駆動装置と
した。この様にすれば、請求項2の方法は自動的に行う
ことが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1実施形態を
図面に基づいて説明する。従来の印刷ユニット5Aと同
様の部分には同一番号を付す。図1に示すように、本第
1実施形態に係る印刷ユニット5Aに設けられたインキ
伝達ローラ群用駆動装置10はインキ伝達ローラ群54
を駆動し、水伝達ローラ群用駆動装置20は水伝達ロー
ラ群67を駆動する。各々の駆動装置は版胴50とは別
個に単独駆動することが出来るように構成されている。
図面に基づいて説明する。従来の印刷ユニット5Aと同
様の部分には同一番号を付す。図1に示すように、本第
1実施形態に係る印刷ユニット5Aに設けられたインキ
伝達ローラ群用駆動装置10はインキ伝達ローラ群54
を駆動し、水伝達ローラ群用駆動装置20は水伝達ロー
ラ群67を駆動する。各々の駆動装置は版胴50とは別
個に単独駆動することが出来るように構成されている。
【0016】図2に示すように、水伝達ローラ群用駆動
装置20は、可変速モータである水着けローラ駆動用モ
ータ(以降水用モータと言う)21を備えている。この
水用モータ21は、印刷ユニット5Aのフレーム9に取
り付けられており、その軸にはタイミングプーリ22が
取り付けられている。このタイミングプーリ22には、
タイミングベルト23を介して連結軸24の一端に取り
付けられたタイミングプーリ25が連結されている。連
結軸24の他端には平歯車26が設けられており、この
平歯車26には連結軸27の一端に取り付けられた水着
けローラ駆動歯車28が噛合っている。連結軸27の他
端には前記水着けローラ65が取り付けられている。従
って水用モータ21を駆動させることにより、その動力
が水着けローラ65にまで伝達し、湿し水が版胴50に
付着されるようになっている。
装置20は、可変速モータである水着けローラ駆動用モ
ータ(以降水用モータと言う)21を備えている。この
水用モータ21は、印刷ユニット5Aのフレーム9に取
り付けられており、その軸にはタイミングプーリ22が
取り付けられている。このタイミングプーリ22には、
タイミングベルト23を介して連結軸24の一端に取り
付けられたタイミングプーリ25が連結されている。連
結軸24の他端には平歯車26が設けられており、この
平歯車26には連結軸27の一端に取り付けられた水着
けローラ駆動歯車28が噛合っている。連結軸27の他
端には前記水着けローラ65が取り付けられている。従
って水用モータ21を駆動させることにより、その動力
が水着けローラ65にまで伝達し、湿し水が版胴50に
付着されるようになっている。
【0017】図3に示すように、水着けローラ駆動装置
36は、水着けローラ65を版胴50の周速度とぴった
りと一致しなくても良いほぼ同一の周速度で回転駆動さ
せる電気回路で構成された同速駆動回路31と、前記水
着けローラ65を版胴50の周速度よりも遅い速度で回
転駆動させる電気回路で構成された減速駆動回路32
と、図5に示すように、給紙部2において片側のウェブ
Wが無くなり、次のウェブWを印刷ユニット5A〜5D
に供給するためのウェブ継ぎが行われたことを、光学的
な検出手段等によりウェブ継ぎ目を検出することにより
検出して信号を発生する検出装置34と、前記信号を受
けてウェブ継ぎ目が印刷ユニット5A〜5Dを通過する
時またはその前後に、同速駆動回路31から減速駆動回
路32へ切替える駆動回路切替え装置33と、インキの
種類、粘度、印刷物の質等により印刷運転時に最適な水
着けローラ65と版胴50の周速度比率、および版胴5
0に付着したごみを水着けローラ65側に移すための最
適な水着けローラ65の周速度、および減速駆動時間を
プログラミングさせておく運転制御装置(図示せず)と
から構成されている。
36は、水着けローラ65を版胴50の周速度とぴった
りと一致しなくても良いほぼ同一の周速度で回転駆動さ
せる電気回路で構成された同速駆動回路31と、前記水
着けローラ65を版胴50の周速度よりも遅い速度で回
転駆動させる電気回路で構成された減速駆動回路32
と、図5に示すように、給紙部2において片側のウェブ
Wが無くなり、次のウェブWを印刷ユニット5A〜5D
に供給するためのウェブ継ぎが行われたことを、光学的
な検出手段等によりウェブ継ぎ目を検出することにより
検出して信号を発生する検出装置34と、前記信号を受
けてウェブ継ぎ目が印刷ユニット5A〜5Dを通過する
時またはその前後に、同速駆動回路31から減速駆動回
路32へ切替える駆動回路切替え装置33と、インキの
種類、粘度、印刷物の質等により印刷運転時に最適な水
着けローラ65と版胴50の周速度比率、および版胴5
0に付着したごみを水着けローラ65側に移すための最
適な水着けローラ65の周速度、および減速駆動時間を
プログラミングさせておく運転制御装置(図示せず)と
から構成されている。
【0018】なお、ウェブ継ぎ時の検出は、供給部2で
のウェブ継ぎ動作の開始指令を検出することなどにより
行っても良い。
のウェブ継ぎ動作の開始指令を検出することなどにより
行っても良い。
【0019】このように構成されている本第1実施形態
について図3に従って説明すると、まず、正規印刷運転
時には、駆動切替え装置33は同速駆動回路31に切替
え、水用モータ21を回転駆動させ印刷運転を開始す
る。この時、運転制御装置は現在の印刷に最適な水着け
ローラ65と版胴50の周速度比率を運転制御装置内に
プログラミングされている中から水着けローラ65の最
適回転速度を選択し、前記同速駆動回路31を制御して
水用モータ21の回転駆動を行う。水用モータ21の回
転力は図2に示すように水伝達ローラ群用駆動装置20
のタイミングプーリ22からタイミングベルト23を介
してタイミングプーリ25に伝達され、更に同軸上の平
歯車26から平歯車28を経て水着けローラ65が回転
され、水着けローラ65から版胴50への水着けが版胴
50とほぼ同一の周速度で行われる。
について図3に従って説明すると、まず、正規印刷運転
時には、駆動切替え装置33は同速駆動回路31に切替
え、水用モータ21を回転駆動させ印刷運転を開始す
る。この時、運転制御装置は現在の印刷に最適な水着け
ローラ65と版胴50の周速度比率を運転制御装置内に
プログラミングされている中から水着けローラ65の最
適回転速度を選択し、前記同速駆動回路31を制御して
水用モータ21の回転駆動を行う。水用モータ21の回
転力は図2に示すように水伝達ローラ群用駆動装置20
のタイミングプーリ22からタイミングベルト23を介
してタイミングプーリ25に伝達され、更に同軸上の平
歯車26から平歯車28を経て水着けローラ65が回転
され、水着けローラ65から版胴50への水着けが版胴
50とほぼ同一の周速度で行われる。
【0020】図5に示す給紙部2において片側のウェブ
Wが無くなり、次のウェブWを印刷ユニット5A〜5D
に供給するためのウェブ継ぎが行われると、ウェブ継ぎ
目を検出装置34が検出して信号を発生する。この信号
により駆動回路切替え装置33は正規印刷を中断して減
速駆動回路32に切替え、水用モータ21を回転駆動さ
せる。この時、運転制御装置は版胴50に付着したごみ
を水着けローラ65側に移すための最適な水着けローラ
65の周速度、および減速駆動時間を運転制御装置内に
プログラミングされている中から選択し、前記減速駆動
回路32を制御して前記水用モータ21の回転駆動を行
う。この減速駆動では版胴50に付着したごみが水着け
ローラ65側に移って除去される。プログラミングされ
た時間減速駆動を行った後、駆動回路切替え装置33は
同速駆動回路31に切替えて、正規印刷運転に復帰させ
る。
Wが無くなり、次のウェブWを印刷ユニット5A〜5D
に供給するためのウェブ継ぎが行われると、ウェブ継ぎ
目を検出装置34が検出して信号を発生する。この信号
により駆動回路切替え装置33は正規印刷を中断して減
速駆動回路32に切替え、水用モータ21を回転駆動さ
せる。この時、運転制御装置は版胴50に付着したごみ
を水着けローラ65側に移すための最適な水着けローラ
65の周速度、および減速駆動時間を運転制御装置内に
プログラミングされている中から選択し、前記減速駆動
回路32を制御して前記水用モータ21の回転駆動を行
う。この減速駆動では版胴50に付着したごみが水着け
ローラ65側に移って除去される。プログラミングされ
た時間減速駆動を行った後、駆動回路切替え装置33は
同速駆動回路31に切替えて、正規印刷運転に復帰させ
る。
【0021】図4は本発明に係る第2実施形態の減速駆
動回路32の切替え要領を示すフローチャートである。
第1実施形態では水着けローラ65の駆動回路の切替え
がウェブ継ぎ時を検出して発生させた信号であったのに
対し、第2実施形態では印刷枚数が設定印刷枚数に到達
したことを検出して発生させた信号によるものである。
動回路32の切替え要領を示すフローチャートである。
第1実施形態では水着けローラ65の駆動回路の切替え
がウェブ継ぎ時を検出して発生させた信号であったのに
対し、第2実施形態では印刷枚数が設定印刷枚数に到達
したことを検出して発生させた信号によるものである。
【0022】印刷枚数が多い場合、印刷運転の途中で定
期的に、例えば5000枚毎に版胴50に付着したごみ
を除去し、ヒッキーを未然に防止することを目的とし、
図3に示す水着けローラ駆動装置36の駆動を、減速駆
動回路32に切替える。そのため本第2実施形態では図
2に示すように、版胴50の同軸上に設けた、版胴50
の1回転に1回カウントする印刷枚数カウンタ35と、
設定印刷枚数およびインキの種類、粘度、印刷物の質等
により正規印刷運転時に最適な水着けローラ65と版胴
50の周速度比率、および版胴50に付着したごみを水
着けローラ65側に移すための最適な水着けローラ65
の周速度、および減速駆動時間をプログラミングさせて
おく運転制御装置(図示せず)とから構成されている。
その他の構成は前記第1実施形態と同じである。
期的に、例えば5000枚毎に版胴50に付着したごみ
を除去し、ヒッキーを未然に防止することを目的とし、
図3に示す水着けローラ駆動装置36の駆動を、減速駆
動回路32に切替える。そのため本第2実施形態では図
2に示すように、版胴50の同軸上に設けた、版胴50
の1回転に1回カウントする印刷枚数カウンタ35と、
設定印刷枚数およびインキの種類、粘度、印刷物の質等
により正規印刷運転時に最適な水着けローラ65と版胴
50の周速度比率、および版胴50に付着したごみを水
着けローラ65側に移すための最適な水着けローラ65
の周速度、および減速駆動時間をプログラミングさせて
おく運転制御装置(図示せず)とから構成されている。
その他の構成は前記第1実施形態と同じである。
【0023】以下、図4に沿って説明する。運転制御装
置は印刷状態を常時監視し、印刷枚数カウンタ35の値
が設定印刷枚数に到達したか前記運転制御装置に予めプ
ログラミングされている設定印刷枚数と比較判定を行い
(S1)、合致すると運転制御装置は印刷枚数が設定印
刷枚数に到達した信号を駆動回路切替え装置33に出力
すると同時に減速駆動時間を設定する。駆動回路切替え
装置33は前記信号を受けると減速駆動回路32に切替
える(S2)。次に減速駆動が設定時間に達したか判定
を行ない(S3)、合致すると前記駆動回路切替え装置
33は同速駆動回路31に切替え、水着けローラ65を
版胴50の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させ正
規印刷運転に復帰させる(S4)。
置は印刷状態を常時監視し、印刷枚数カウンタ35の値
が設定印刷枚数に到達したか前記運転制御装置に予めプ
ログラミングされている設定印刷枚数と比較判定を行い
(S1)、合致すると運転制御装置は印刷枚数が設定印
刷枚数に到達した信号を駆動回路切替え装置33に出力
すると同時に減速駆動時間を設定する。駆動回路切替え
装置33は前記信号を受けると減速駆動回路32に切替
える(S2)。次に減速駆動が設定時間に達したか判定
を行ない(S3)、合致すると前記駆動回路切替え装置
33は同速駆動回路31に切替え、水着けローラ65を
版胴50の周速度とほぼ同一の周速度で回転駆動させ正
規印刷運転に復帰させる(S4)。
【0024】運転制御装置が各同速駆動回路31、減速
駆動回路32を制御して前記水用モータ21の回転駆動
を行うことは第1実施形態と同じである。
駆動回路32を制御して前記水用モータ21の回転駆動
を行うことは第1実施形態と同じである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水着けロ
ーラの駆動方法および駆動装置によれば、正規印刷運転
時には水着けローラを版胴の周速度とほぼ同一の周速度
で回転駆動させて印刷品質の向上を図り、一方印刷不良
が発生しても正規印刷枚数には直接影響しない場所が印
刷ユニットを通過する時に前記水着けローラを版胴の周
速度よりも遅い速度で回転駆動させ、版胴に付着したご
みを除去し、ヒッキーを未然に防止出来るようになっ
た。同時に省資源を図ることも出来るようになる。
ーラの駆動方法および駆動装置によれば、正規印刷運転
時には水着けローラを版胴の周速度とほぼ同一の周速度
で回転駆動させて印刷品質の向上を図り、一方印刷不良
が発生しても正規印刷枚数には直接影響しない場所が印
刷ユニットを通過する時に前記水着けローラを版胴の周
速度よりも遅い速度で回転駆動させ、版胴に付着したご
みを除去し、ヒッキーを未然に防止出来るようになっ
た。同時に省資源を図ることも出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のインキ伝達ローラ
群と水伝達ローラ群との駆動系を示す全体図である。
群と水伝達ローラ群との駆動系を示す全体図である。
【図2】本発明に係る第1および第2実施形態のインキ
伝達ローラ群と水伝達ローラ群との駆動系の断面図であ
る。
伝達ローラ群と水伝達ローラ群との駆動系の断面図であ
る。
【図3】本発明に係る第1および第2実施形態の水着け
ローラの駆動回路を示すブロック図である。
ローラの駆動回路を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態の水着けローラの駆
動回路切替え要領を示すフローチャートである。
動回路切替え要領を示すフローチャートである。
【図5】オフセット輪転印刷機を示す全体図である。
【図6】従来のオフセット輪転印刷機における印刷ユニ
ットの各ローラの配列状態を示す全体図である。
ットの各ローラの配列状態を示す全体図である。
1 オフセット輪転印刷機 4 ブランケット胴 5A〜5D 印刷ユニット 10 インキ伝達ローラ群用駆動装置 20 水伝達ローラ群用駆動装置 21 水着けローラ駆動用モータ(水用モータ) 31 同速駆動回路 32 減速駆動回路 33 駆動回路切替え装置 34 検出装置 35 印刷枚数カウンタ 36 水着けローラ駆動装置 50 版胴 54 インキ伝達ローラ群 61 水供給装置 62 水舟 63 水出しローラ 64 水移しローラ 65 水着けローラ 66 水ライダ 67 水伝達ローラ群 W ウェブ(印刷物)
Claims (5)
- 【請求項1】 オフセット輪転印刷機の印刷ユニットの
水供給装置部で、湿し水を版胴に付着させる水着けロー
ラの駆動方法において、この水着けローラを版胴の周速
度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる同速駆動回路
と、前記水着けローラを版胴の周速度よりも遅い周速度
で回転駆動させる減速駆動回路とを設け、正規印刷運転
時には同速駆動回路に切替え、ウェブ継ぎ時には、前記
正規印刷を中断して前記減速駆動回路に切替え、版胴に
付着したごみを水着けローラ側に移して除去することを
特徴とする水着けローラの駆動方法。 - 【請求項2】 オフセット輪転印刷機の印刷ユニットの
水供給装置部で、湿し水を版胴に付着させる水着けロー
ラの駆動方法において、この水着けローラを版胴の周速
度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる同速駆動回路
と、前記水着けローラを版胴の周速度よりも遅い周速度
で回転駆動させる減速駆動回路とを設け、正規印刷運転
時には同速駆動回路に切替え、印刷枚数が設定印刷枚数
に到達した時、前記正規印刷を中断して前記減速駆動回
路に切替え、版胴に付着したごみを水着けローラ側に移
して除去することを特徴とする水着けローラの駆動方
法。 - 【請求項3】 前記水着けローラの回転駆動の切替えは
運転制御装置内に予めプログラミングして行うことを特
徴とする請求項1または2記載の水着けローラの駆動方
法。 - 【請求項4】 オフセット輪転印刷機の印刷ユニットの
水供給装置部で、湿し水を版胴に付着させる水着けロー
ラの駆動装置において、この水着けローラを版胴の周速
度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる同速駆動回路
と、前記水着けローラを版胴の周速度よりも遅い周速度
で回転駆動させる減速駆動回路と、ウェブ継ぎ時である
ことを検出して信号を発生する検出手段と、正規印刷運
転時には同速駆動回路に切替え、前記検出手段からの前
記信号により正規印刷を中断して前記減速駆動回路に切
替える駆動回路切替え装置とを備えたことを特徴とする
水着けローラの駆動装置。 - 【請求項5】 オフセット輪転印刷機の印刷ユニットの
水供給装置部で、湿し水を版胴に付着させる水着けロー
ラの駆動装置において、この水着けローラを版胴の周速
度とほぼ同一の周速度で回転駆動させる同速駆動回路
と、前記水着けローラを版胴の周速度よりも遅い周速度
で回転駆動させる減速駆動回路と、印刷枚数が設定印刷
枚数に到達したことを検出して信号を発生する検出手段
と、正規印刷運転時には同速駆動回路に切替え、前記検
出手段からの前記信号により正規印刷を中断して前記減
速駆動回路に切替える駆動回路切替え装置とを備えたこ
とを特徴とする水着けローラの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000331648A JP2002137357A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 水着けローラの駆動方法および駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000331648A JP2002137357A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 水着けローラの駆動方法および駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002137357A true JP2002137357A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18807960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000331648A Pending JP2002137357A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 水着けローラの駆動方法および駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002137357A (ja) |
-
2000
- 2000-10-31 JP JP2000331648A patent/JP2002137357A/ja active Pending
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