JP2002137271A - プラスチック成形機の冷却装置及び冷却方法 - Google Patents

プラスチック成形機の冷却装置及び冷却方法

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JP2002137271A
JP2002137271A JP2000337000A JP2000337000A JP2002137271A JP 2002137271 A JP2002137271 A JP 2002137271A JP 2000337000 A JP2000337000 A JP 2000337000A JP 2000337000 A JP2000337000 A JP 2000337000A JP 2002137271 A JP2002137271 A JP 2002137271A
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cooling
cooling medium
temperature
molding machine
plastic molding
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JP2000337000A
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Minoru Araki
稔 荒木
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KANNETSU KK
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KANNETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却設備のコスト低減と、不良率の低下及び
生産性向上を図ることができるプラスチック成形機の冷
却装置を提供することにある。 【解決手段】 冷却媒体Mを貯留する冷却媒体タンク2
と、送り配管3・戻り配管4を介して冷却媒体Mを冷却
媒体タンク2とプラスチック成形機のホッパー下冷却部
50との間で循環させる冷却媒体ポンプ5と、冷却媒体タ
ンク2内の冷却媒体Mを冷却可能な冷却媒体冷却部6
と、を備える。さらに、冷却媒体タンク2内の冷却媒体
Mを加温可能なヒータ7と、冷却媒体Mの温度を検出す
る温度センサ8と、温度センサ8からの検出信号にて上
記ヒータ7をON・OFF又は比例制御する温度制御部
9と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック成形
機の冷却装置及び冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からプラスチック成形工程において
は、乾燥された固形のプラスチック原料樹脂が一旦ホッ
パーに貯えられ、樹脂の溶融射出に必要な加熱シリンダ
に導入される。加熱シリンダ内に導入された原料樹脂
は、シリンダ外部のヒータにより加熱されて溶融する。
そして、溶融樹脂は金型内に射出され、金型内部で冷却
固化し、十分に冷却された後、金型外部に取出され、プ
ラスチック成形品が製造されている。
【0003】このようなプラスチック成形機は、油圧駆
動式が主流であり、オイルポンプにより昇圧された油圧
を駆動原として、金型の開閉、樹脂の射出注入に必要な
動作が行われ、このときオイルポンプの駆動により作動
油が昇温される。そこで、昇温を防止するためにオイル
冷却器が設けられている。一般的に、油圧駆動プラスチ
ック成形機には、オイルクーラー、金型、ホッパー下の
3箇所が冷却・温調を必要とし、通常のプラスチック成
形工場には屋外に冷却塔を設け、成形機1台毎に配管さ
れ、冷却水がオイルクーラーとホッパー下冷却部に給水
され、冷却される。同時に、金型冷却部には、この冷却
水が送られたり、あるいはチラーを経由して作られる冷
水が金型温調機を経由又は直接に送られ、冷却される。
【0004】また最近では、コスト低減、生産性の向
上、着色、仕上げ作業の不要化、省エネルギー化、高精
密安定成形の必要等から、従来の油圧動力源から電動化
へ急速に進行している。電動式射出成形機では、モータ
での直接駆動を標準として金型開閉、射出動作が行われ
る。そのため、オイルクーラーが省略され、その冷却も
不要であるため、冷却必要箇所は金型とホッパー下の2
箇所で良く、冷却熱量負荷も低減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、依然と
してプラスチック成形工場には、その冷却設備として冷
却塔、チラー、冷却水配管、冷水配管、水槽、循環ポン
プ、給水ポンプ等が必要であり、大きな設備投資が工場
側の負担となっていた。
【0006】一方、成形時に於て、加熱シリンダからの
熱がホッパーに伝わり、それによってホッパー内部の原
料樹脂が溶融固化し、原料樹脂の加熱シリンダへの導入
が妨げられる場合があり、そのため、上述したホッパー
下冷却部により、加熱シリンダからの熱がホッパー下に
伝わらないようにしているが、ホッパー下の冷却工程
は、外部に設けられた冷却塔からの冷却水、金型冷却チ
ラーからの冷水を常時通水するか、センサにより電磁弁
を単にON・OFFする等の方法により冷却され、あま
り温度制御に対して重視されていなかった。そのため、
ホッパー下冷却部が冷えすぎてホッパー内部の空気中の
水分が結露して原料樹脂に付着し、樹脂の水分量が増加
して不良品が発生するという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、冷却設備のコスト低減
と、不良率の低下及び生産性向上を図ることができるプ
ラスチック成形機の冷却装置及び冷却方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るプラスチック成形機の冷却装置は、
冷却媒体を所定の温度に調整してプラスチック成形機の
ホッパー下冷却部に供給するホッパー下温調部を備え、
上記プラスチック成形機のホッパー下冷却部の温度制御
を、金型冷却部に対して独立して行うように構成したも
のである。
【0009】また、冷却媒体を貯留する冷却媒体タンク
と、送り配管・戻り配管を介して冷却媒体を上記冷却媒
体タンクとプラスチック成形機のホッパー下冷却部との
間で循環させる冷却媒体ポンプと、冷却媒体タンク内の
冷却媒体を冷却可能な冷却媒体冷却部と、冷却媒体タン
ク内の冷却媒体を加温可能なヒータと、冷却媒体の温度
を検出する温度センサと、該温度センサからの検出信号
にて上記ヒータをON・OFF又は比例制御する温度制
御部と、を備え、上記プラスチック成形機のホッパー下
冷却部の温度制御を、金型冷却部に対して独立して行う
ように構成したものである。
【0010】このとき、冷却媒体冷却部が空冷式冷凍機
であるのが、好ましい。また、冷却媒体タンクを配管に
て熱交換器と接続すると共に、空冷式冷凍機を構成する
コンプレッサと、送風機にて空冷される凝縮機と、キャ
プラリーチューブとを冷媒用配管にて上記熱交換器と接
続し、さらに、上記冷媒用配管の両端側に熱交換器を迂
回するバイパス配管を設けると共に、該バイパス配管の
途中に電磁弁を設け、かつ、上記冷媒用配管における上
記コンプレッサの吐出口近傍に冷媒温度を検出する温度
センサを配設し、上記冷媒温度が所定温度を越えると上
記電磁弁が開いて液化された冷媒を直接コンプレッサへ
供給するように構成しても良い。また、冷却媒体冷却部
が冷却塔や循環ポンプ等を備えた冷却水循環設備であっ
ても良い。あるいは、冷却媒体冷却部が送風機であるの
も良い。
【0011】また、冷却媒体を所定の温度に加温してプ
ラスチック成形機のホッパー下冷却部に供給するホッパ
ー下温調部と、冷却媒体を所定の温度に加温して上記プ
ラスチック成形機の金型冷却部に供給する金型温調部
と、上記ホッパー下冷却部及び金型冷却部から帰還した
冷却媒体を冷却しかつホッパー下温調部と金型温調部に
各々冷却媒体を供給する冷却媒体冷却供給部とを備え、
ホッパー下冷却部及び金型冷却部の温度制御を、各々独
立して行うように構成したものである。
【0012】また、冷却媒体を貯留する冷却媒体タンク
と、該冷却媒体タンクとプラスチック成形機のホッパー
下冷却部との間に設けられた第1送り配管・第1戻り配
管と、上記冷却媒体タンクと上記プラスチック成形機の
金型冷却部との間に設けられた第2送り配管・第2戻り
配管と、上記第1送り配管の途中部に設けられると共に
内部に第1ヒータを有するホッパー下温調タンクと、上
記第2送り配管の途中部に設けられると共に内部に第2
ヒータを有する金型温調タンクと、冷却媒体を冷却媒体
タンクから上記ホッパー下温調タンク・金型温調タンク
を経由してホッパー下冷却部・金型冷却部に供給しかつ
冷却媒体タンクに循環させる冷却媒体ポンプと、熱交換
器を介して冷却媒体タンク内の冷却媒体を冷却可能な空
冷式冷凍機と、上記第1送り配管側及び第2送り配管側
の冷却媒体の温度を検出する第1温度センサ・第2温度
センサと、該第1・第2温度センサからの検出信号にて
上記第1・第2ヒータを各々ON・OFF又は比例制御
する第1温度制御部・第2温度制御部とを備え、ホッパ
ー下冷却部及び金型冷却部の温度制御を、各々独立して
行うように構成したものである。
【0013】このとき、空冷式冷凍機をプラスチック成
形機から分離状として配置するも、好ましい。また、空
冷式冷凍機の冷媒として自然冷媒を使用するも良い。
【0014】また、本発明に係るプラスチック成形機の
冷却方法は、ホッパー下温調部にて冷却媒体を所定の温
度に温調してプラスチック成形機のホッパー下冷却部に
供給し、かつ、該ホッパー下冷却部から上記ホッパー下
温調部に帰還した冷却媒体を冷却又は加温するものであ
る。また、ホッパー下温調部にて冷却媒体を所定の温度
に温調してプラスチック成形機のホッパー下冷却部に供
給し、かつ、該ホッパー下冷却部から帰還した冷却媒体
を温調して上記ホッパー下温調部に供給すると共に、金
型温調部にて冷却媒体を所定の温度に温調して上記プラ
スチック成形機の金型冷却部に供給し、かつ、該金型冷
却部から帰還した冷却媒体を温調して上記金型温調部に
供給するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0016】図1は、本発明に係るプラスチック成形機
の冷却装置の実施の一形態を示す。このプラスチック成
形機の冷却装置は、冷却媒体Mを所定の温度に調整して
プラスチック成形機Pのホッパー下冷却部50に供給する
ホッパー下温調部1を備え、プラスチック成形機Pのホ
ッパー下冷却部50の温度制御を、プラスチック成形機P
の金型冷却部53に対して独立して行うように構成された
ものである。
【0017】プラスチック成形機Pは、例えば電動式プ
ラスチック成形機であり、外部に設けられたヒータによ
り加熱される加熱シリンダ51と、加熱シリンダ51の内部
に固形のプラスチック原料樹脂を導入するためのホッパ
ー52と、加熱シリンダ51とホッパー52との間に設けられ
た上記ホッパー下冷却部50と、金型を冷却する金型冷却
部53と、金型の開閉及び樹脂の射出動作を行う駆動手段
等を有している。
【0018】しかして、冷却装置の上記ホッパー下温調
部1は、冷却媒体M(例えば冷水や冷却水)を貯留する
冷却媒体タンク2と、送り配管3・戻り配管4を介して
冷却媒体Mを冷却媒体タンク2とプラスチック成形機P
のホッパー下冷却部50との間で循環させる冷却媒体ポン
プ5と、冷却媒体タンク2内の冷却媒体Mを冷却可能な
冷却媒体冷却部6と、冷却媒体タンク2内の冷却媒体M
を加温可能なヒータ7と、冷却媒体Mの温度を検出する
温度センサ8と、温度センサ8からの検出信号にてヒー
タ7をON・OFF又は比例制御する温度制御部9とを
備え、全体として1つにユニット化されている。そし
て、プラスチック成形機Pの1台毎に1台のホッパー下
温調部1が、成形機Pの近傍に配置される。
【0019】具体的に説明すると、冷却媒体タンク2に
は、その側壁下部に内部突出状に上記ヒータ7が付設さ
れると共に、側壁の上下略中間部に内方突出状に上記温
度センサ8が付設されている。なお、10は凍結防止用サ
ーモスタットであり、11はレベルスイッチである。
【0020】送り配管3は、その一端が冷却媒体タンク
2の底壁の流出口に接続されると共に、他端がホッパー
下冷却部50の流入口に接続されている。戻り配管4は、
その一端がホッパー下冷却部50の流出口に接続されると
共に、他端が冷却媒体タンク2の側壁上部の流入口に接
続されている。なお、冷却媒体タンク2の底壁の排出口
には、排出配管12が接続されている。
【0021】冷却媒体ポンプ5は、送り配管3の途中部
に設けられている。また、18は熱交換器であり、熱交換
器18の高温側には、冷却媒体ポンプ5にて冷却媒体Mを
熱交換器18を通して冷却媒体タンク2へ循環させる配管
22,23が設けられている。
【0022】冷却媒体冷却部6は、コンプレッサ14と、
凝縮機15と、凝縮機15を空冷する送風機16と、キャプラ
リーチューブ17と、を備える空冷式冷凍機13とされる。
このとき、コンプレッサ14と、凝縮機15と、キャプラリ
ーチューブ17とを直列に接続する冷媒用配管19の両端
は、熱交換器18の低温側と接続される。また、20は熱交
換器18を迂回するバイパス配管20であり、このバイパス
配管20は途中部に冷却用電磁弁21が設けられると共に、
その両端は上記冷媒用配管19の両端側に接続されてい
る。
【0023】ところで、ホッパー下冷却用の冷却媒体M
の設定温度が高い場合、例えば30℃以上の場合等では、
熱交換器18で熱交換された空冷式冷凍機13の冷媒の温度
が高くなり、圧縮機(コンプレッサ14)への吸入温度が
高くなる。全密閉式圧縮機では、この気化された冷媒ガ
スにより圧縮機内部のモータが冷却されているために、
吸入ガスの温度が高くなれば冷却不足が起き、モータが
焼損する虞れがある。これを防止するために、コンプレ
ッサ14の出口に温度センサ62を設けてコンプレッサ14か
ら吐出された冷媒ガスの温度を検出し、設定温度よりも
高い場合には、電磁弁21が開いて液化された冷媒を直接
コンプレッサ14へ供給噴霧し、吸入冷媒温度を低下させ
モータを冷却することにより、コンプレッサ14の焼損を
防止することができる。なお、空冷式冷凍機13の冷媒と
しては、例えばプロパンガス等の自然冷媒(合成製造さ
れた物質ではなく自然界に存在する物質)を使用するの
が、環境保全の観点から好ましい。
【0024】温度制御部9は、冷却媒体タンク2内の冷
却媒体Mを加温するヒータ7と、冷却媒体タンク2内の
冷却媒体Mの温度を検出する温度センサ8と、冷却媒体
タンク2内の冷却媒体Mを冷却する空冷式冷凍機13に電
気接続されている。この温度制御部9の作動制御につい
ては後述する。
【0025】なお、本実施の形態では、プラスチック成
形機Pの金型冷却部53には、例えば、冷却媒体を所定の
温度に調整して金型冷却部53に循環供給する(従来の)
金型温調機54が接続される。
【0026】しかして、本発明のプラスチック成形機の
冷却方法は、ホッパー下温調部1にて冷却媒体Mを所定
の温度に加温してプラスチック成形機Pのホッパー下冷
却部50に供給し、かつ、ホッパー下冷却部50から帰還し
た冷却媒体Mを冷却してホッパー下温調部1に供給す
る。
【0027】具体的にこの冷却装置によるプラスチック
成形時の動作・作用について説明すると、プラスチック
成形時は、冷却媒体ポンプ5は通常作動状態にあり、冷
却媒体タンク2内の冷却媒体Mは熱交換器18に循環供給
されると共に、ホッパー下冷却部50に循環供給されてい
る。このとき、冷却媒体タンク2内の冷却媒体Mの温度
は温度センサ8により検出され、その検出信号が温度制
御部9に送信されており、温度制御部9は冷却媒体タン
ク2内の冷却媒体Mの温度が所定の温度(例えば15℃〜
80℃)となるようヒータ7と冷凍機13をON・OFF又
は比例制御する。
【0028】例えば、冷却媒体Mが設定温度以下となる
と、ヒータ7がONして冷却媒体タンク2内の冷却媒体
Mが加温(加熱)されて温度が上昇し、所定の温度(所
定の温度範囲)に昇温した冷却媒体Mがホッパー下冷却
部50に循環供給される。また、冷却媒体Mが設定温度以
上となると、ヒータ7がOFFすると共に、空冷式冷凍
機13が作動して冷媒が熱交換器18に循環供給され、それ
によって熱交換器18を通過する冷却媒体Mとの間に熱交
換が行われ、タンク2内の冷却媒体Mの温度が低下し、
所定の温度に低下した冷却媒体Mがホッパー下冷却部50
に循環供給される。
【0029】このように、タンク2内の冷却媒体Mは、
所定の温度に温度調整され、送り配管3を通ってプラス
チック成形機Pのホッパー下冷却部50に供給される。こ
のとき、ホッパー下冷却部50においては、加熱シリンダ
51からの熱を冷却媒体Mにて吸収し、かつ、冷却媒体M
にてホッパー52下部が(冷却媒体Mの温度に近い温度
に)加温される。その後、ホッパー下冷却部50を通過し
た冷却媒体Mは戻り配管4を通って冷却媒体タンク2へ
帰還する。
【0030】なお、熱交換器18で冷却媒体との熱交換に
より蒸発した冷媒は、空冷式冷凍機13のコンプレッサ14
にて吸引、昇圧されると共に空冷式凝縮機15にて液化さ
れ、膨張弁で減圧され、熱交換器18に入り冷却媒体Mと
熱交換して気体となる。この工程を繰り返すことによ
り、プラスチック成形機Pからの排熱は、空冷式凝縮機
15から空気中に放出される。
【0031】このように、本発明の冷却装置によれば、
ホッパー下温調部1がホッパー下冷却部50の温度制御を
独立的に行うように構成されているため、最適温度の冷
却媒体Mが確実にホッパー下冷却部50に供給され、それ
によりホッパー52内部から加熱シリンダ51へ供給される
プラスチック原料樹脂の吸湿が防止されると共に、原料
樹脂の温度の恒温一定化となり、不良品の発生を防止し
て、高品質・高精度のプラスチック成形品を能率良く製
造することができる。
【0032】次に、図2は、プラスチック成形機の冷却
装置の冷却媒体冷却部6(図1参照)の第1の変形例を
示し、この場合、冷却媒体冷却部6として、プラスチッ
ク工場の既設の冷却水循環設備26を利用する。即ち、冷
却水循環設備26は、冷却塔24や循環ポンプ25や冷却水水
槽27等を備えた一般的な冷却設備である。この場合、冷
却塔24の近傍の冷却水水槽27から循環ポンプ25にて汲み
上げた冷却水28は、配管29を介して熱交換器18に供給さ
れ、熱交換器18から配管30を介して冷却塔24に送られ、
冷却塔24を通過して冷えた冷却水28が水槽27に帰還す
る。
【0033】また、図3は冷却媒体冷却部6の第2の変
形例を示し、冷却媒体冷却部6を送風機31としたもので
あり、この場合、冷却媒体タンク2に接続される配管2
2,23に、蛇行状の配管32に多数枚の放熱フィン33…が
付設されて成る空気冷却器34を接続し、空気冷却器34に
送風機31からの風を当てて冷却媒体Mを空冷する。即
ち、プラスチック成形機Pのホッパー下冷却部50(図1
参照)に常温よりも高い温度の冷却媒体Mを供給する場
合(冷却媒体Mを常温以下の低温まで冷却せずに済む場
合)に好適である。
【0034】次に、図4は、本発明の第4の実施の形態
を示す。このプラスチック成形機の冷却装置は、図4と
図5に示すように、冷却媒体Mを所定の温度に加温して
プラスチック成形機Pのホッパー下冷却部50に供給する
ホッパー下温調部35と、冷却媒体Mを所定の温度に加温
してプラスチック成形機Pの金型冷却部53に供給する金
型温調部36と、ホッパー下冷却部50及び金型冷却部53か
ら帰還した冷却媒体Mを冷却しかつホッパー下温調部35
と金型温調部36に各々冷却媒体Mを供給する冷却媒体冷
却供給部37とを備え、ホッパー下冷却部50及び金型冷却
部53の温度制御を、各々独立して行うように構成したも
のであり、全体として1つにユニット化され、プラスチ
ック成形機Pの1台毎にかつ成形機Pの近傍に配置され
る。
【0035】具体的に説明すると、冷却媒体冷却供給部
37は、冷却媒体を貯留する冷却媒体タンク2と、熱交換
器18を介して冷却媒体タンク2内の冷却媒体Mを冷却可
能な空冷式冷凍機13と、冷却媒体Mを冷却媒体タンク2
からホッパー下冷却部50・金型冷却部53に供給しかつ冷
却媒体タンク2に循環させる冷却媒体ポンプ5と、を備
える。
【0036】また、冷却媒体タンク2とプラスチック成
形機Pのホッパー下冷却部50との間には、第1送り配管
38・第1戻り配管39が設けられると共に、冷却媒体タン
ク2とプラスチック成形機Pの金型冷却部53との間に
は、第2送り配管40・第2戻り配管41が設けられてい
る。そして、第1送り配管38の途中部には上記ホッパー
下温調部35が設けられると共に、第2送り配管40の途中
部には上記金型温調部36が設けられている。
【0037】ホッパー下温調部35は、内部に第1ヒータ
42を有するホッパー下温調タンク43と、冷却媒体ポンプ
5側から第1送り配管38を通って送られた冷却媒体Mを
中継してホッパー下温調タンク43に送るホッパー下冷却
媒体ポンプ44と、を具備する。また、金型温調部36は、
内部に第2ヒータ45を有する金型温調タンク46と、冷却
媒体ポンプ5側から第2送り配管40を通って送られた冷
却媒体Mを中継して金型温調タンク46に送る金型冷却媒
体ポンプ47と、を具備する。
【0038】また、第1送り配管38及び第2送り配管40
には、冷却媒体Mの温度を検出する第1温度センサ48・
第2温度センサ49が配設されると共に、第1・第2温度
センサ48,49からの検出信号にて第1・第2ヒータ42,
45を各々ON・OFF又は比例制御する第1温度制御部
55・第2温度制御部56が設けられている。
【0039】さらに詳しく説明すると、冷却媒体冷却供
給部37の冷却媒体ポンプ5は、配管57を介して第1送り
配管38と第2送り配管40に接続されている。また、第1
送り配管38におけるホッパー下冷却媒体ポンプ44の手前
(上記配管57側)には第1電磁弁58が設けられると共
に、第2送り配管40における金型冷却媒体ポンプ47の手
前(上記配管57側)には第2電磁弁59が設けられてい
る。
【0040】さらに、第1送り配管38における第1電磁
弁58とホッパー下冷却媒体ポンプ44の間と、第1戻り配
管39とは、バイパス配管60にて接続されると共に、第2
送り配管40における第2電磁弁59と金型冷却媒体ポンプ
47の間と、第2戻り配管41とは、バイパス配管61にて接
続されている。
【0041】また、第1ヒータ42と第1温度センサ48に
電気接続された第1温度制御部55は、第1電磁弁58にも
電気接続されると共に、第2ヒータ45と第2温度センサ
49に電気接続された第2温度制御部56は、第2電磁弁59
にも電気接続される。即ち、第1・第2温度制御部55,
56は、第1・第2温度センサ48,49からの検出信号にて
第1・第2電磁弁58,59を各々ON・OFF(開閉)制
御する。
【0042】しかして、この冷却装置によるプラスチッ
ク成形機の冷却方法は、ホッパー下温調部35にて冷却媒
体Mを所定の温度に加温してプラスチック成形機Pのホ
ッパー下冷却部50に供給し、かつ、ホッパー下冷却部50
から帰還した冷却媒体Mを冷却してホッパー下温調部35
に供給すると共に、金型温調部36にて冷却媒体Mを所定
の温度に加温してプラスチック成形機Pの金型冷却部53
に供給し、かつ、金型冷却部53から帰還した冷却媒体M
を冷却して金型温調部36に供給する。
【0043】具体的にこの冷却装置によるプラスチック
成形時の動作・作用について説明すると、プラスチック
成形時は、冷却媒体冷却供給部37は通常作動状態にあ
り、空冷式冷凍機13の冷媒が熱交換器18に循環供給され
ると共に、冷却媒体タンク2内の冷却媒体Mが冷却媒体
ポンプ5にて熱交換器18に循環供給され、冷却媒体タン
ク2内の冷却媒体Mは設定温度に冷却されている。
【0044】そして、ホッパー下冷却媒体ポンプ44及び
金型冷却媒体ポンプ47が駆動して冷却媒体Mをホッパー
下冷却部50及び金型冷却部53に循環供給する冷却時に於
て、第1送り配管38・第2送り配管40を通る冷却媒体M
の温度は、第1温度センサ48・第2温度センサ49により
検出され、その検出信号が第1温度制御部55・第2温度
制御部56に送信されており、第1・第2温度制御部55,
56はホッパー下温調タンク43・金型温調タンク46の内部
の冷却媒体Mの温度が所定の温度となるよう第1ヒータ
42・第2ヒータ45及び第1電磁弁58(又は電動弁)・第
2電磁弁59(又は電動弁)を各々ON・OFF又は比例
制御する。
【0045】例えば、ホッパー下温調部35側に於て、冷
却媒体Mが設定温度以下となると、第1電磁弁58が閉じ
て冷却媒体タンク2からの冷却媒体Mの供給がストップ
し、ホッパー下冷却部50を通過した冷却媒体Mは第1戻
り配管39からバイパス配管60を通ってホッパー下温調タ
ンク43へ循環されると共に、第1ヒータ42がONしてホ
ッパー下温調タンク43内にて冷却媒体Mが加温(加熱)
され、所定温度に昇温した冷却媒体Mがホッパー下冷却
部50に循環供給される。
【0046】また、冷却媒体Mが設定温度以上となる
と、第1ヒータ42がOFFすると共に、第1電磁弁58が
開き、冷却媒体タンク2から低温の冷却媒体Mがホッパ
ー下温調タンク43に送られ、それによりホッパー下温調
タンク43内の冷却媒体Mの温度が低下し、所定温度に低
下した冷却媒体Mがホッパー下冷却部50に循環供給され
る。
【0047】これと同様に、金型温調部36側に於ても、
冷却媒体Mが設定温度以下となると、第2電磁弁59が閉
じて冷却媒体タンク2からの冷却媒体Mの供給がストッ
プし、金型冷却部53を通過した冷却媒体Mは第2戻り配
管41からバイパス配管61を通って金型温調タンク46へ循
環されると共に、第2ヒータ45がONして金型温調タン
ク46内にて冷却媒体Mが加温(加熱)され、所定温度に
昇温した冷却媒体Mが金型冷却部53に循環供給される。
【0048】また、冷却媒体Mが設定温度以上となる
と、第2ヒータ45がOFFすると共に、第2電磁弁59が
開き、冷却媒体タンク2から低温の冷却媒体Mが金型温
調タンク46に送られ、それにより金型温調タンク46内の
冷却媒体Mの温度が低下し、所定温度に低下した冷却媒
体Mが金型冷却部53に循環供給される。
【0049】このように、本発明の冷却装置によれば、
ホッパー下冷却部50及び金型冷却部53の温度制御を、各
々独立して行うことができるため、最適温度の冷却媒体
Mが確実にホッパー下冷却部50及び金型冷却部53に供給
され、それによりホッパー52内部から加熱シリンダ51へ
供給されるプラスチック原料樹脂の吸湿が防止されると
共に、プラスチック原料樹脂の温度の恒温一定化とな
り、また、射出後に金型による安定した冷却成形工程を
行うことができ、より高品質・高精度のプラスチック成
形品を能率良く製造することができる。
【0050】また、本発明のプラスチック成形機の冷却
装置は、図1と図4で説明した空冷式冷凍機13(特にコ
ンプレッサ14)を、プラスチック成形機Pから分離状と
して配置するも、好ましい。つまり、プラスチック成形
機Pの金型の開閉、樹脂の射出時においては固有の振動
が発生するため、プラスチック成形機Pの冷却装置に空
冷式冷凍機13を設ける場合に、上記振動によってコンプ
レッサ14が破損することがあり、コンプレッサ14をプラ
スチック成形機Pから離した状態に配置することで破損
防止をすることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0052】(請求項1又は2によれば)プラスチック
成形機Pのホッパー下冷却部50の温度制御を、金型冷却
部53に対して独立して行うことができるため、最適温度
の冷却媒体Mが確実にホッパー下冷却部50に供給され、
それによってホッパー52内部から加熱シリンダ51へ供給
されるプラスチック原料樹脂の吸湿が防止されると共
に、原料樹脂の温度の恒温一定化となり、不良品の発生
を防止して、高品質・高精度のプラスチック成形品を能
率良く製造することができる。
【0053】(請求項3によれば)冷却媒体冷却部6の
電動化に対応することができる。(請求項4によれば)
熱交換器18で熱交換された空冷式冷凍機13の冷媒の温度
が上昇し、コンプレッサ14から吐出した冷媒ガスが所定
温度を越えると、電磁弁21が開いて液化された低い温度
の冷媒がバイパス配管20を通ってコンプレッサ14に供給
噴霧され、吸入冷媒温度を低下させてコンプレッサ14の
モータを冷却することができ、モータの焼損を防止るこ
とができる。
【0054】(請求項5によれば)冷却媒体冷却部6と
してプラスチック工場の既設の冷却水循環設備26を利用
することができる。(請求項6によれば)プラスチック
成形機Pのホッパー下冷却部50に常温よりも高い温度の
冷却媒体Mを供給する場合(冷却媒体Mを常温以下の低
温まで冷却せずに済む場合)に好適である。
【0055】(請求項7又は8によれば)プラスチック
成形機Pのホッパー下冷却部50及び金型冷却部53の温度
制御を、各々独立して行うことができるため、最適温度
の冷却媒体Mが確実にホッパー下冷却部50及び金型冷却
部53に供給され、それによりホッパー52内部から加熱シ
リンダ51へ供給されるプラスチック原料樹脂の吸湿が防
止されると共に、プラスチック原料樹脂の温度の恒温一
定化となり、また、射出後に金型による安定した冷却成
形工程を行うことができ、より高品質・高精度のプラス
チック成形品を能率良く製造することができる。また、
ホッパー下冷却部50及び金型冷却部53の2箇所の冷却が
必要な電動式プラスチック成形機用の冷却装置として好
適である。
【0056】(請求項8によれば)プラスチック成形機
Pの冷却装置として全体を1つにユニット化することが
でき、(従来の冷却設備に比して)小規模にかつ低コス
トにてプラスチック成形工場に導入することができる。
また、空冷式冷凍機13の使用により、プラスチック成形
工場に冷却設備が不要であると共に、電動式プラスチッ
ク成形機用の冷却装置として電動化に対応することがで
きる。
【0057】(請求項9によれば)プラスチック成形機
Pの金型の開閉、樹脂の射出時における固有の振動にて
空冷式冷凍機13が破損するのを防止をすることができ
る。(請求項10によれば)オゾン層の破壊防止や地球温
暖化防止等の環境保全となる。
【0058】(請求項11によれば)ホッパー下冷却部50
の温度制御を独立的に行って最適温度の冷却媒体Mをホ
ッパー下冷却部50に供給するため、ホッパー52内部から
加熱シリンダ51へ供給されるプラスチック原料樹脂の吸
湿が防止されると共に、原料樹脂の温度の恒温一定化と
なり、不良品の発生を防止して高品質・高精度のプラス
チック成形品を能率良く製造することができる。
【0059】(請求項12によれば)ホッパー下冷却部50
及び金型冷却部53の温度制御を、各々独立して行って、
最適温度の冷却媒体Mをホッパー下冷却部50及び金型冷
却部53に各々供給するため、ホッパー52内部から加熱シ
リンダ51へ供給されるプラスチック原料樹脂の吸湿が防
止されると共に、プラスチック原料樹脂の温度の恒温一
定化となり、また、射出後に金型による安定した冷却成
形工程を行うことができ、より高品質・高精度のプラス
チック成形品を能率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラスチック成形機の冷却装置の
第1の実施の形態を示す構成説明図である。
【図2】冷却媒体冷却部の第1の変形例を示す要部説明
図である。
【図3】冷却媒体冷却部の第2の変形例を示す要部説明
図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す構成説明図で
ある。
【図5】プラスチック成形機のホッパー下冷却部及び金
型冷却部に冷却媒体を循環供給する状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ホッパー下温調部 2 冷却媒体タンク 3 送り配管 4 戻り配管 5 冷却媒体ポンプ 6 冷却媒体冷却部 7 ヒータ 8 温度センサ 9 温度制御部 13 空冷式冷凍機 14 コンプレッサ 15 凝縮機 16 送風機 17 キャプラリーチューブ 18 熱交換器 19 冷媒用配管 20 バイパス配管 21 電磁弁 22 配管 23 配管 24 冷却塔 25 循環ポンプ 26 冷却水循環設備 35 ホッパー下温調部 36 金型温調部 37 冷却媒体冷却供給部 38 第1送り配管 39 第1戻り配管 40 第2送り配管 41 第2戻り配管 42 第1ヒータ 43 ホッパー下温調タンク 45 第2ヒータ 46 金型温調タンク 48 第1温度センサ 49 第2温度センサ 50 ホッパー下冷却部 53 金型冷却部 55 第1温度制御部 56 第2温度制御部 62 温度センサ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却媒体Mを所定の温度に調整してプラ
    スチック成形機のホッパー下冷却部50に供給するホッパ
    ー下温調部1を備え、上記プラスチック成形機のホッパ
    ー下冷却部50の温度制御を、金型冷却部53に対して独立
    して行うように構成したことを特徴とするプラスチック
    成形機の冷却装置。
  2. 【請求項2】 冷却媒体Mを貯留する冷却媒体タンク2
    と、送り配管3・戻り配管4を介して冷却媒体Mを上記
    冷却媒体タンク2とプラスチック成形機のホッパー下冷
    却部50との間で循環させる冷却媒体ポンプ5と、冷却媒
    体タンク2内の冷却媒体Mを冷却可能な冷却媒体冷却部
    6と、冷却媒体タンク2内の冷却媒体Mを加温可能なヒ
    ータ7と、冷却媒体Mの温度を検出する温度センサ8
    と、該温度センサ8からの検出信号にて上記ヒータ7を
    ON・OFF又は比例制御する温度制御部9と、を備
    え、上記プラスチック成形機のホッパー下冷却部50の温
    度制御を、金型冷却部53に対して独立して行うように構
    成したことを特徴とするプラスチック成形機の冷却装
    置。
  3. 【請求項3】 冷却媒体冷却部6が空冷式冷凍機13であ
    る請求項2記載のプラスチック成形機の冷却装置。
  4. 【請求項4】 冷却媒体タンク2を配管22,23にて熱交
    換器18と接続すると共に、空冷式冷凍機13を構成するコ
    ンプレッサ14と、送風機16にて空冷される凝縮機15と、
    キャプラリーチューブ17とを冷媒用配管19にて上記熱交
    換器18と接続し、さらに、上記冷媒用配管19の両端側に
    熱交換器18を迂回するバイパス配管20を設けると共に、
    該バイパス配管20の途中に電磁弁21を設け、かつ、上記
    冷媒用配管19における上記コンプレッサ14の吐出口近傍
    に冷媒温度を検出する温度センサ62を配設し、上記冷媒
    温度が所定温度を越えると上記電磁弁21が開いて液化さ
    れた冷媒を直接コンプレッサ14へ供給するように構成し
    た請求項3記載のプラスチック成形機の冷却装置。
  5. 【請求項5】 冷却媒体冷却部6が冷却塔24や循環ポン
    プ25等を備えた冷却水循環設備26である請求項2記載の
    プラスチック成形機の冷却装置。
  6. 【請求項6】 冷却媒体冷却部6が送風機16である請求
    項2記載のプラスチック成形機の冷却装置。
  7. 【請求項7】 冷却媒体Mを所定の温度に加温してプラ
    スチック成形機のホッパー下冷却部50に供給するホッパ
    ー下温調部35と、冷却媒体Mを所定の温度に加温して上
    記プラスチック成形機の金型冷却部53に供給する金型温
    調部36と、上記ホッパー下冷却部50及び金型冷却部53か
    ら帰還した冷却媒体Mを冷却しかつホッパー下温調部35
    と金型温調部36に各々冷却媒体Mを供給する冷却媒体冷
    却供給部37とを備え、ホッパー下冷却部50及び金型冷却
    部53の温度制御を、各々独立して行うように構成したこ
    とを特徴とするプラスチック成形機の冷却装置。
  8. 【請求項8】 冷却媒体Mを貯留する冷却媒体タンク2
    と、該冷却媒体タンク2とプラスチック成形機のホッパ
    ー下冷却部50との間に設けられた第1送り配管38・第1
    戻り配管39と、上記冷却媒体タンク2と上記プラスチッ
    ク成形機の金型冷却部53との間に設けられた第2送り配
    管40・第2戻り配管41と、上記第1送り配管38の途中部
    に設けられると共に内部に第1ヒータ42を有するホッパ
    ー下温調タンク43と、上記第2送り配管40の途中部に設
    けられると共に内部に第2ヒータ45を有する金型温調タ
    ンク46と、冷却媒体Mを冷却媒体タンク2から上記ホッ
    パー下温調タンク43・金型温調タンク46を経由してホッ
    パー下冷却部50・金型冷却部53に供給しかつ冷却媒体タ
    ンク2に循環させる冷却媒体ポンプ5と、熱交換器18を
    介して冷却媒体タンク2内の冷却媒体Mを冷却可能な空
    冷式冷凍機13と、上記第1送り配管38側及び第2送り配
    管40側の冷却媒体Mの温度を検出する第1温度センサ48
    ・第2温度センサ49と、該第1・第2温度センサ48,49
    からの検出信号にて上記第1・第2ヒータ42,45を各々
    ON・OFF又は比例制御する第1温度制御部55・第2
    温度制御部56とを備え、ホッパー下冷却部50及び金型冷
    却部53の温度制御を、各々独立して行うように構成した
    ことを特徴とするプラスチック成形機の冷却装置。
  9. 【請求項9】 空冷式冷凍機13をプラスチック成形機か
    ら分離状として配置した請求項3、7又は8記載のプラ
    スチック成形機の冷却装置。
  10. 【請求項10】 空冷式冷凍機13の冷媒として自然冷媒を
    使用した請求項3,4,7,8又は9記載のプラスチッ
    ク成形機の冷却装置。
  11. 【請求項11】 ホッパー下温調部1にて冷却媒体Mを所
    定の温度に温調してプラスチック成形機のホッパー下冷
    却部50に供給し、かつ、該ホッパー下冷却部50から上記
    ホッパー下温調部1に帰還した冷却媒体Mを冷却又は加
    温することを特徴とするプラスチック成形機の冷却方
    法。
  12. 【請求項12】 ホッパー下温調部35にて冷却媒体Mを所
    定の温度に温調してプラスチック成形機のホッパー下冷
    却部50に供給し、かつ、該ホッパー下冷却部50から帰還
    した冷却媒体Mを温調して上記ホッパー下温調部35に供
    給すると共に、金型温調部36にて冷却媒体Mを所定の温
    度に温調して上記プラスチック成形機の金型冷却部53に
    供給し、かつ、該金型冷却部53から帰還した冷却媒体M
    を温調して上記金型温調部36に供給することを特徴とす
    るプラスチック成形機の冷却方法。
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