JP2002136725A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002136725A
JP2002136725A JP2000336907A JP2000336907A JP2002136725A JP 2002136725 A JP2002136725 A JP 2002136725A JP 2000336907 A JP2000336907 A JP 2000336907A JP 2000336907 A JP2000336907 A JP 2000336907A JP 2002136725 A JP2002136725 A JP 2002136725A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動的表示の最大待機回数を、遊技者が遊技を
中断しない程度の適切な回数に設定することができる遊
技機を提供すること。 【解決手段】 図3(b)に示すように、50時間の試
し打ちの結果、図柄作動口への合計入賞個数は1826
5個であり、1分間の平均入賞個数は6.1個/分、1
分間の最小入賞個数は4.0個/分、1分間の最大入賞
個数は8.2個/分であった。本実施例では、図柄作動
口への1分間の平均入賞個数に基づいて、変動表示の最
大保留回数を6回に設定しているので、遊技者が遊技を
中断しない程度の適切な回数に設定することができ、パ
チンコホールの売り上げ向上を図ることができる。な
お、従来、変動表示の最大保留回数は、1分間の最小入
賞個数に相当する4個に設定されていたので、遊技者は
頻繁に球の発射を止めて遊技を中断することになり、パ
チンコホールの売り上げ低下を招いていた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシンに代表される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般に、パチンコ機には、複数種類の
図柄を変動表示可能な表示装置が設けられており、遊技
領域に打ち込まれた球が所定のゲート(例えば図柄作動
口)を通過(入賞)すると、その表示装置で変動表示が
開始される。表示装置は縦方向又は横方向に分割された
3つの表示領域を備えており、かかる図柄の変動表示は
各表示領域においてそれぞれ行われる。
【0003】表示領域が横方向に分割された表示装置で
は、変動表示は、所定時間の経過後に、上、下、中の順
に停止される。全ての表示領域において変動表示が停止
され、その停止された図柄の組み合わせが、予め定めら
れた組み合わせの一つと一致すると、大当たりとなっ
て、遊技者に所定の遊技価値が付与される。この所定の
遊技価値が付与されることにより、遊技領域に設けられ
た特定入賞口などの入賞口が、球が入賞しやすいように
所定時間開放される。よって、遊技者は図柄の変動表示
が開始されると、停止される図柄の組み合わせが所定の
遊技価値を生ずる組み合わせ、即ち、大当たりとなるこ
とを期待する。
【0004】この図柄の変動表示の最中に、遊技領域に
打ち込まれた球が図柄作動口を通過すると、その通過に
よる変動表示を直ちに開始することはできない。この場
合には、その変動表示は前の変動表示が終了するまで保
留(待機)されるが、かかる保留(待機)回数は最大4
回に設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、変動
表示の最中に、立て続けに球が図柄作動口を通過する
と、変動表示の保留回数が最大値の4回に達することが
ある。変動表示の保留回数が最大値である4回に達した
状態では、球が図柄作動口を通過しても、その通過は保
留されず、その通過による変動表示は行われない。前記
した通り、大当たりは図柄の変動表示の結果により発生
するので、遊技者は、変動表示の保留回数が4回に達す
ると、一旦、球の発射を止めて、遊技を中断してしまう
という問題点がある。かかる遊技の中断は、パチンコホ
ールの売り上げ低下を招くので、好ましくない。
【0006】そこで、変動表示の保留回数を、より多く
記憶できるようにすることが考えられるが、一般に、保
留回数の表示は、保留回数分のランプを点灯させること
により行われているので、保留回数を多くすればするほ
ど、その分、保留回数表示用のランプが数多く必要とな
り、パチンコ機のコストを上昇させてしまうという問題
点がある。しかも、保留回数表示用のランプ数が多くな
ればなるほど、その分、それらのランプの配設スペース
を遊技盤に確保することが困難になるという問題点があ
る。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、動的表示の最大待機回数を、遊技
者が遊技を中断しない程度の適切な回数に設定すること
ができる遊技機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機は、所定の指示を検出する検
出手段と、その検出手段により所定の指示が検出された
場合に識別情報の動的表示を行う表示手段とを備えてお
り、その表示手段による動的表示が予め定められた状態
で終了した場合に大当たりとなって所定条件下で所定の
遊技価値が付与されるものであり、前記表示手段による
動的表示の最中に前記検出手段によって所定の指示が検
出された場合には、新たな動的表示の開始を待機させる
待機手段と、その待機手段による待機回数を記憶する待
機回数記憶手段とを備えており、その待機回数記憶手段
が記憶可能な最大待機回数は、前記検出手段による所定
の指示の検出回数に基づいて設定されている。
【0009】この請求項1記載の遊技機によれば、表示
手段による識別情報の動的表示が予め定められた状態で
終了した場合には、大当たりとなって所定条件下で所定
の遊技価値が付与される。かかる動的表示は、検出手段
によって所定の指示が検出されると表示手段によって開
始されるが、動的表示の最中に、検出手段によって所定
の指示が検出された場合には、新たな動的表示の開始が
待機手段によって待機される。待機手段による待機回数
は、待機回数記憶手段により記憶される。この待機回数
記憶手段が記憶可能な最大待機回数は、検出手段による
所定の指示の検出回数に基づいて、予め設定されてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や、コイン遊技
機、スロットマシン等の他の遊技機に用いることは、当
然に可能である。
【0011】図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤
の正面図である。遊技盤1の周囲には、球が入賞するこ
とにより5個から15個の球が払い出される複数の入賞
口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、複
数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶(L
CD)ディスプレイ3が設けられている。このLCDデ
ィスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されており、
3分割された各表示領域において、それぞれ右から左へ
横方向にスクロールしながら図柄の変動表示(動的表
示)が行われる。
【0012】LCDディスプレイ3の下方には、図柄作
動口(第1種始動口)4が設けられ、球がこの図柄作動
口4を通過(入賞)することにより、前記したLCDデ
ィスプレイ3の変動表示が開始される。LCDディスプ
レイ3の変動表示の最中に、球が新たに図柄作動口4を
通過した場合、その通過による変動表示を即座に開始す
ることはできないので、実行中の変動表示が終了するま
で、その変動表示の開始を保留(待機)する。本実施例
のパチンコ機Pでは、この変動表示の保留(待機)回数
が最大6回に設定されている。この最大保留回数の6回
に対応した6つのランプ7a〜7fが、LCDディスプ
レイ3の左右にそれぞれ3つずつ配設されており、各ラ
ンプ7a〜87fの点灯状態により、遊技者に変動表示
の保留回数が示される。なお、最大保留回数の設定につ
いては、後述する。
【0013】図柄作動口4の下方には、特定入賞口(大
入賞口)5が設けられている。この特定入賞口5は、L
CDディスプレイ3の変動後の表示結果が予め定められ
た図柄の組み合わせの1つと一致する場合に、大当たり
となって、球が入賞しやすいように所定時間(例えば、
30秒経過するまで、あるいは、球が10個入賞するま
で)開放される。この特定入賞口5内には、Vゾーン5
aが設けられており、特定入賞口5の開放中に、球がV
ゾーン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入
賞口5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間
(又は、特定入賞口5に球が所定個数入賞するまで)開
放される。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16
回(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動
作の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与
された状態(特別遊技状態)である。
【0014】次に、図2を参照して、変動表示の最大保
留回数の設定について説明する。前述した通り、本実施
例のパチンコ機Pでは、変動表示の最大保留回数は、6
回に設定されている。
【0015】図2は、本実施例のパチンコ機Pを、実際
に50時間(3000分)試し打ちした結果、10分毎
の図柄作動口4への入賞個数を示した表である。即ち、
表中の「時間」は10分毎の区切りを示しており、「入
賞個数」はその10分間における図柄作動口4への入賞
個数を示している。例えば、「時間」の欄「1」では
「入賞個数」が「48」となっているが、これは、試し
打ち開始後「0〜10分」の10分間で48個の球が図
柄作動口4へ入賞したことを表している。また、「時
間」の欄「36」では「入賞個数」が「69」となって
いるが、これは、試し打ち開始後「350〜360分」
の10分間で69個の球が図柄作動口4へ入賞したこと
を表している。なお、球は1分間に略100発、即ち1
0分間に略1000発の単位で発射されている。
【0016】図3(a)(b)は、図2に示す50時間
の試し打ちの結果をまとめた表である。図3(a)の
「入賞幅」の欄は、図柄作動口4への入賞個数を3個単
位で区切ったものであり、「該当回数」の欄は、その入
賞幅に対応する10分間が何回あったかを示している。
更に「割合」の欄は、その入賞幅が全体の何%にあたる
のかを示している。また、図3(b)は、図3(a)の
内容を更にまとめたものである。
【0017】図3(b)に示すように、50時間(30
00分)の試し打ちの結果、図柄作動口4への合計入賞
個数は「18265個」であり、1分間の平均入賞個数
は「6.09個/分」、1分間の最小入賞個数は「4.
0個/分」、1分間の最大入賞個数は「8.2個/分」
であった。本実施例のパチンコ機Pでは、図柄作動口4
への1分間の平均入賞個数に基づいて、変動表示の最大
保留回数を6回に設定している。
【0018】従来、変動表示の最大保留回数は、1分間
の最小入賞個数に相当する4個に設定されていたので、
遊技者は頻繁に球の発射を止めて遊技を中断することに
なり、パチンコホールの売り上げ低下を招いていた。し
かし、本実施例のパチンコ機Pでは、図柄作動口4への
1分間の平均入賞個数に基づいて変動表示の最大保留回
数を設定しているので(本実施例では6回)、遊技者が
遊技を中断しない程度の適切な回数に設定することがで
き、パチンコホールの売り上げ向上を図ることができる
のである。
【0019】なお、図柄作動口4への1分間の最大入賞
個数は8.2個であるので、変動表示の最大保留回数を
8回に設定するようにしても良い。即ち、変動表示の最
大保留回数は、1分間の略平均入賞個数以上かつ最大入
賞個数以下の範囲で設定することが好ましい。
【0020】このように、変動表示の最大保留回数を図
柄作動口4への入賞個数に基づいて設定することによ
り、保留回数を表示するためのランプ7a〜7fを適当
な数に止めることができる。よって、ランプ数の増大に
よる大幅なコストアップや各ランプの配設位置の設計的
自由度の減少を招くことのなく、低コストで、且つ、設
計的自由度のあるパチンコ機Pを提供することができ
る。
【0021】図4は、パチンコ機Pの電気的な構成を概
略的に示したブロック図である。図4に示すように、パ
チンコ機Pは、主制御基板Cに、複数の制御基板H,
D,S,Lが接続されて構成されている。主制御基板C
は、遊技内容の制御を行うためのものであり、この主制
御基板Cに接続された各種スイッチSWから出力される
信号と、主制御基板C内に設けられるカウンタ値などと
に基づいて、各制御基板H,D,S,Lへ制御コマンド
を送信して遊技の制御を行っている。遊技領域へ打ち込
まれた球の図柄作動口4への入賞は、第1種始動口スイ
ッチ14により検出される。この第1種始動口スイッチ
14は、各種スイッチSWの1つとして、その出力が主
制御基板Cへ入力されている。
【0022】主制御基板Cには、ナック(NAC)IC
であるワンチップマイコンとしてのMPU11が搭載さ
れている。MPU11は、演算装置としてのCPUと、
図5に示すフローチャートの制御プログラム等を記憶す
るROM12と、制御プログラムの実行時に各種のデー
タを書き替え可能に記憶するRAM13と、タイマ割り
込み回路と、フリーランニングカウンタと、ウォッチド
ッグタイマと、チップセレクトロジックなどとの各種の
回路をワンチップに内蔵したものであり、これらの回路
の他に、パチンコ機Pの遊技の制御(大当たりの有無を
決定する制御)に使用される乱数を発生するための乱数
発生回路や、このMPU11に固有の識別番号(ID番
号)を記憶してその識別番号を所定の操作により出力す
るID出力回路を有している。
【0023】MPU11には、電源断時においてもバッ
クアップ電圧が供給されている。よって、停電などの発
生によって電源がオフされても、MPU11のRAM1
3のデータは保持(バックアップ)される。RAM13
には、賞球の払い出し残数が記憶されるので、停電時に
おいても賞球の払い出し残数を記憶し続けて、停電の解
消後に残りの賞球の払い出しを行うことができる。な
お、本実施例のRAM13は、その全データがバックア
ップされており、前記した賞球の払い出し残数以外のデ
ータもバックアップされる。しかし、必ずしもRAM1
3の全データをバックアップする必要はなく、全データ
のバックアップに代えて、RAM13の一部分のデータ
のみをバックアップするように構成しても良いのであ
る。
【0024】払出制御基板Hは、各種スイッチSWから
出力される信号や主制御基板Cから送信される制御コマ
ンドに基づいて、賞球や貸し球の払出制御を行うもので
あり、主制御基板Cの他に、遊技盤1内の遊技領域へ球
を発射するための発射モータ17を制御する発射制御基
板Bと、賞球や貸し球を払い出すための払出モータ18
とが接続されている。
【0025】この払出制御基板HのRAM16には、電
源断時においてもバックアップ電圧が供給されている。
よって、停電などの発生によって電源がオフされた場合
にも、RAM16のデータは保持(バックアップ)され
る。RAM16には、賞球や貸し球の払い出し残数が記
憶されるので、停電時にもこれらを記憶し続けて、停電
の解消後に残りの賞球や貸し球を払い出すことができ
る。なお、本実施例のRAM16は、前記したMPU1
1のRAM13の場合と同様に、その全データがバック
アップされているので、賞球や貸し球の払い出し残数以
外のデータもバックアップされる。しかし、必ずしもR
AM16の全データをバックアップする必要はなく、全
データのバックアップに代えて、RAM16の一部分の
データのみをバックアップするように構成しても良い。
【0026】主制御基板Cおよび払出制御基板Hにバッ
クアップされるデータは、パチンコ機Pの裏面側に設け
られたクリアスイッチ(図示せず)を押下することによ
り、消去(クリア)することができる。なお、かかるバ
ックアップデータのクリアは、そのクリアが誤って行わ
れないように、クリアスイッチが所定のタイミングで操
作された場合に限り行われるようにされている。例え
ば、クリアスイッチを操作した状態で電源が投入された
場合や、クリアスイッチを操作した状態で電源がオフさ
れた場合、クリアスイッチが所定時間内に複数回操作さ
れた場合、或いは、クリアスイッチを2以上設け、その
クリアスイッチが所定の順序で若しくは同時に操作され
た場合に、バックアップデータのクリアを行うようにし
ている。
【0027】表示用制御基板Dは、主制御基板Cから送
信される制御コマンドに基づいて、LCDディスプレイ
3の変動表示を制御するためのものである。効果音制御
基板Sは、主制御基板Cから送信される制御コマンドに
基づいて、遊技の進行に合わせた効果音をスピーカ19
から出力するためのものであり、ランプ制御基板Lは、
主制御基板Cから送信される制御コマンドに基づいて、
各ランプ7(7a〜7fを含む)の点灯及び消灯を制御
するためのものである。
【0028】これら主制御基板Cと各制御基板H,D,
S,Lとの間には、入力及び出力が固定的なバッファ1
5がそれぞれ接続されている(図4では、バッファ15
の1つのみを図示している)。よって、主制御基板Cと
各制御基板H,D,S,Lとの送受信は、主制御基板C
から各制御基板H,D,S,Lへの一方向にのみ行わ
れ、各制御基板H,D,S,Lから主制御基板Cへ行う
ことはできない。
【0029】次に、図5を参照して、主制御基板CのM
PU11により定期的に実行される保留球処理について
説明する。この保留球処理は、球が図柄作動口4へ入賞
して第1種始動口スイッチ14により検出された場合
に、図柄の変動表示が行われていなければ変動表示を実
行し、図柄の変動表示が行われていれば、変動表示の実
行を保留(待機)させる処理である。
【0030】保留球処理では、まず、第1種始動口スイ
ッチ14が球を検出したか否かを判断する(S1)。第
1種始動口スイッチ14により、球が検出されれば(S
1:Yes)、球が図柄作動口4へ入賞したということ
であるので、変動表示の保留(待機)回数が最大の6回
になっているか否かを確認する(S2)。変動表示の保
留回数が6回未満であれば(S2:No)、更に変動表
示を保留することができるので、今回の検出に伴う変動
表示を保留して(S3)、変動表示の保留回数を1加算
し(S4)、ランプ制御基板Lへ制御コマンドを送信し
て、加算後の変動表示の保留回数を報せる(S5)。こ
れによりランプ制御基板Lは、加算された保留回数に相
当するランプ7a〜7fを点灯して、遊技者に変動表示
の保留回数を報知する。
【0031】S1の処理において、第1種始動口スイッ
チ14が球を検出しない場合や(S1:No)、第1種
始動口スイッチ14が球を検出しても既に変動表示の保
留回数が最大の6回になっている場合には(S1:Ye
s,S2:Yes)、それ以上の変動表示を保留するこ
とはできないので、それらの場合にはS3〜S5の各処
理をスキップして、処理をS6へ移行する。
【0032】S6の処理では、表示用制御基板Dによる
図柄の変動表示中であるか否かを判断し(S6)、図柄
の変動表示中でなければ(S6:No)、変動表示の保
留回数が1以上であるか否かを確認する(S7)。初め
ての変動表示であっても、既にS1〜S5の処理が実行
され、その結果、S4の処理により変動表示の保留回数
は1加算されているので、第1種始動口スイッチ14が
球を検出した場合には変動表示の保留回数は最低でも1
になっている。
【0033】よって、変動表示の保留回数が1以上であ
れば(S7:Yes)、保留されている変動表示がある
ので、表示用制御基板Dへ制御コマンドを送信して、最
も古く保留した変動表示を開始する(S8)。その後、
変動表示の保留回数を1減算すると共に(S9)、ラン
プ制御基板Lへ制御コマンドを送信して、減算後の変動
表示の保留回数を報せる(S10)。これによりランプ
制御基板Lは、減算された保留回数に相当するランプ7
a〜7fを点灯して、遊技者に変動表示の保留回数を報
知する。
【0034】S6の処理において、図柄の変動表示中で
ある場合や(S6:Yes)、図柄の変動表示中でなく
とも、変動表示の保留回数が0である場合には(S6:
No,S7:No)、表示用制御基板Dに変動表示を行
わせることはできないので、それらの場合にはS8〜S
10の各処理をスキップして、この保留球処理を終了す
る。
【0035】なお、上記実施例において、請求項1記載
の検出手段としては、図柄作動口4内に設けられ、その
図柄作動口4への球の入賞を検出する第1始動口スイッ
チ14が該当し、その検出手段により検出される所定の
指示としては、遊技者により発射された球の図柄作動口
4への入賞(通過)、即ち第1始動口スイッチ14によ
る球の検出が該当する。また、識別情報の動的表示とし
ては、図柄の変動表示が該当する。更に、待機手段とし
ては、S6のYesの分岐処理が、待機回数記憶手段と
しては、MPU11のRAM13に設けられた変動表示
の保留回数を記憶するメモリが、それぞれ該当する。
【0036】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0037】本発明を上記実施例とは異なるタイプのパ
チンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりす
ると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当た
り状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるよ
うなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称さ
れる)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表
示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要
条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施し
ても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀
球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマ
シンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施す
るようにしても良い。
【0038】なお、スロットマシンは、例えばコインを
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」とな
り、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例と
して挙げられる。
【0039】また、パチンコ機とスロットマシンとが融
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないも
のが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)
に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操
作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボ
タンの操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄
がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊
技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者に
は、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0040】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機において、前記待機回数記憶手段が記憶可能
な最大待機回数は、前記検出手段による所定の指示の略
平均検出回数以上/分に設定されていることを特徴とす
る遊技機1。これにより、動的表示の最大待機回数を、
遊技者が遊技を中断しない程度の適切な回数以上に設定
することができる。
【0041】請求項1記載の遊技機において、前記待機
回数記憶手段が記憶可能な最大待機回数は、前記検出手
段による所定の指示の略平均検出回数以上/分かつ最大
検出回数以下/分に設定されていることを特徴とする遊
技機2。これにより、動的表示の最大待機回数を、遊技
者が遊技を中断しない程度の適切な回数以上であって且
つ必要充分な回数以下に設定することができる。よっ
て、かかる動的表示の待機回数を示す指示装置の数を必
要以上に増大させることなく、適切な数に止めることが
できる。
【0042】請求項1記載の遊技機において、前記待機
回数記憶手段が記憶可能な最大待機回数は、前記検出手
段による所定の指示の略平均検出回数/分に設定されて
いることを特徴とする遊技機3。これにより、動的表示
の最大待機回数を、遊技者が遊技を中断しない程度の適
切な回数に設定することができると共に、かかる動的表
示の待機回数を示す指示装置の数を適切な数に止めるこ
とができる。
【0043】請求項1記載の遊技機において、その遊技
機はパチンコ機で構成されると共に、前記待機回数記憶
手段が記憶可能な最大待機回数は、そのパチンコ機の平
均始動入賞回数に設定されていることを特徴とする遊技
機4。これにより、動的表示の最大待機回数を、パチン
コ機に適した回数に設定することができる。なお、この
平均始動入賞回数は、図柄作動口への1分間における平
均入賞個数であり、パチンコ機を設計する段階において
設計書に記載されるものである。
【0044】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機である
ことを特徴とする遊技機4。中でも、パチンコ機の基本
構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの
操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領
域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動
口を通過)することを必要条件として、表示装置におい
て変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止
されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時
には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装
置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可
能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみな
らず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付
与されるものが挙げられる。
【0045】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンで
あることを特徴とする遊技機5。中でも、スロットマシ
ンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別
情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変
表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)
の操作に起因して、或いは、所定時間経過することによ
り、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別
情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技
者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生
手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体は
コイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0046】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とスロ
ットマシンとを融合させたものであることを特徴とする
遊技機6。中でも、融合させた遊技機の基本構成として
は、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示し
た後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始
動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識
別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばスト
ップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過
することにより、識別情報の変動が停止され、その停止
時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件
として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別
遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用す
ると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の
球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球
が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
【0047】
【発明の効果】 本発明の遊技機によれば、識別情報の
動的表示の最大待機回数は、検出手段による所定の指示
の検出回数に基づいて予め設定されているので、動的表
示の最大待機回数を、遊技者が遊技を中断しない程度の
適切な回数に設定することができるという効果がある。
よって、かかる動的表示の待機回数を示す指示装置を適
切な数に止めることができるので、低コストで、且つ、
その指示装置の配設位置に大きな設計的自由度のある遊
技機を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤
の正面図である。
【図2】 本実施例のパチンコ機を、実際に50時間
(3000分)試し打ちした場合の10分毎の図柄作動
口への入賞個数を示した図である。
【図3】 図2に示す50時間の試し打ちの結果をまと
めた図である。
【図4】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図
である。
【図5】 主制御基板で実行される保留球処理のフロー
チャートである。
【符号の説明】
11 MPU 12 ROM 13 RAM C 主制御基板 D 表示用制御基板(表示手段) P パチンコ機(遊技機)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の指示を検出する検出手段と、その
    検出手段により所定の指示が検出された場合に識別情報
    の動的表示を行う表示手段とを備えており、その表示手
    段による動的表示が予め定められた状態で終了した場合
    に大当たりとなって所定条件下で所定の遊技価値が付与
    される遊技機において、 前記表示手段による動的表示の最中に前記検出手段によ
    って所定の指示が検出された場合には、新たな動的表示
    の開始を待機させる待機手段と、 その待機手段による待機回数を記憶する待機回数記憶手
    段とを備えており、 その待機回数記憶手段が記憶可能な最大待機回数は、前
    記検出手段による所定の指示の検出回数に基づいて設定
    されていることを特徴とする遊技機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010051242A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Meiji Milk Prod Co Ltd クリームソース、クリームソースの製造方法および冷凍食品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000140250A (ja) * 1998-11-04 2000-05-23 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ機

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