JP2002136242A - 海産物の処理方法、及びその方法により製造した人工魚礁 - Google Patents

海産物の処理方法、及びその方法により製造した人工魚礁

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JP2002136242A JP2000335859A JP2000335859A JP2002136242A JP 2002136242 A JP2002136242 A JP 2002136242A JP 2000335859 A JP2000335859 A JP 2000335859A JP 2000335859 A JP2000335859 A JP 2000335859A JP 2002136242 A JP2002136242 A JP 2002136242A
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Kikuo Tachibana
紀久夫 橘
Tatsuji Tanahashi
達治 棚橋
Hiroaki Suzuki
裕明 鈴木
Tokio Matsui
時雄 松井
Taku Ono
卓 大野
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Artificial Fish Reefs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】これまで廃棄物として扱われてきたカキ殻等の
海産物の有効な処理方法を提供し、さらにその方法に伴
って製造される有用な人工魚礁を提供する。 【解決手段】貝殻や魚類の骨、甲殻類の殻等のカルシウ
ムを含有する海産物のの形状又は性状を変更し魚礁とし
ての機能を付与する処理を行う。さらにこの方法によっ
て形成される人工魚礁が海産物混入ブロックを備えたも
のとし、複数の海産物混入ブロック間又は単独の海産物
混入ブロックに、餌料生物が棲息可能な隙間を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収穫した魚介類の
殻や骨等の海産物の処理方法、及びその方法によって形
成される人工魚礁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より漁業地域において、カキやホタ
テ貝に代表される貝殻、魚の骨、エビやカニ等の甲殻類
の殻等の海産物は、一般に廃棄物として処理されてい
る。このような海産物はそのまま海に投棄すると海洋汚
染につながるため、特に可食部を取り外した後のカキ殻
等が漁港や加工工場の一角に堆高く積み上げられている
様子がしばしば見受けられるところであるが、積み上げ
られたカキ殻から発生される腐敗臭が大きな問題となっ
ている。また、カキ殻が占有しているスペースも増大す
る一方であり、廃棄物処理業者にカキ殻の処理を依頼す
るとコストが極めて高くつくことになる。
【0003】一方、カキ殻等のような海産物はカルシウ
ムを多量に含有しており、有用魚介類が餌とする餌料生
物を培養し得る効果があることが予想される。そこで、
網状をなす通水性ケースにカキ殻を入れて海中に投入す
るようにした「人工魚礁用集魚ケース」(特開平6−1
41727号)や、収納籠に充填したカキ殻をモルタル
によって一体に固めて海中に投入するようにした「餌料
培養礁及び餌料培養礁を備えた人工魚礁」(特開平11
−225612号)などが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記「人工
魚礁用集魚ケース」では、集魚ケース内のカキ殻同士が
衝突して破壊したり経時変化によってカキ殻が脆くなっ
て崩壊すると、集魚ケースからカキ殻が流出するため、
餌料培養効果が低下するという不具合がある。また、前
記「餌料培養礁及び餌料培養礁を備えた人工魚礁」で
は、多量のカキ殻をモルタルで固めているため、餌料培
養礁内部すなわちカキ殻同士の間に形成された空間への
潮通りが悪く、培養礁内部での高い餌料培養性能が期待
できず、表層部のみが主たる餌料培養領域となるため、
餌料培養効果が低いという不具合がある。さらに前記い
ずれのものにしても、餌料培養可能な部位の周囲を細か
い網状のケースや籠で囲んだ構成を有しているため、漁
業の目的とする魚介類が餌料生物を捕食しづらいという
問題もある。
【0005】本発明は、以上のような諸問題を解決する
ため、これまで廃棄物として扱われてきたカキ殻に代表
される海産物の有効な処理方法を提供するとともに、そ
の方法に伴って製造される有用な人工魚礁を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、貝
殻や魚類の骨、甲殻類の殻等のカルシウムを含有する海
産物の処理方法であって、当該海産物の形状又は性状を
変更し魚礁としての機能を付与する処理を行うことを特
徴としている。
【0007】なお、魚礁としての機能とは、基本的には
海底に安定設置し得る程度のアンカーとしての機能や、
海藻を生育させたり餌料生物や有用魚介類を集め得る機
能をいうが、集まってきた餌料生物や有用魚介類をその
場で培養・増殖させ得る機能も含まれる。また、「海産
物の形状や性状の変更」とは、例えばカキ殻等の海産物
を砕いて元の形状から変化させることや、海産物に付着
した不要な物体や物質を除去すること、海産物を固めて
成型品に加工することなどを意味している。
【0008】このような方法によると、カキ殻等の廃棄
物として扱われてきた海産物を、魚礁機能を持たせて有
効利用することができ、廃棄物の減量やそれに伴うスペ
ースや費用の削減、資源の有効利用に寄与するととも
に、有用魚介類が餌とする餌料生物の有効な培養ができ
ると考えられている含カルシウム海産物を利用した好適
な魚礁を形成して漁獲高の向上や良好な漁場の形成にも
貢献することができる。
【0009】具体的に、好適に魚礁機能を付与し得るよ
うな本発明の方法としては、海産物の形状又は性状を変
更しセメントやモルタル等のコンクリート組成物に混合
した状態で硬化させることによって海産物に魚礁として
の機能を付与する処理を行うようにする方法が挙げられ
る。この場合、海産物をコンクリート工場などに運搬す
る手間や費用を省き、魚介類が漁獲された海辺でその殻
等の海産物を簡便且つ低コストで処理できるようにする
ためには、カップ、ペットボトル、弁当容器等の人手で
取り扱い得る程度の小型軽量な市販汎用容器を型枠とし
て、この型枠内で前記海産物及びコンクリート組成物を
硬化させるようにすることが好ましい。特に型枠として
利用する容器が使用済のものであれば、廃棄物の再利用
に寄与し得ることにもなる。なお、型枠としては市販汎
用容器に限定するものではなく、本目的のために新たに
製造された型枠を使用してもよい。
【0010】また、海産物の形状の変更として好ましい
方法、具体的にはコンクリート組成物と混入するのに適
した海産物の形状変更の方法を採用するには、上述の方
法において海産物を粉砕する工程を含むことが望まし
い。
【0011】カキ殻等を積み上げておくと、それに付着
した有機物が腐敗して悪臭が発生するが、餌料生物の培
養効果を低減することなく腐敗臭の発生を抑制するため
には、上述の方法において海産物を洗浄して当該海産物
に付着した有機物を洗い流す工程を含むことが好まし
い。なお、この洗浄工程を含まない方法を採用する場合
には、海産物を長期間放置することなくできるだけ早く
処理することが望ましいが、有機物が付着したままの状
態であってもその有機物を餌とする海中の微生物などが
発生することも考えられ、その微生物を目当てに魚介類
を集めることも期待できる。
【0012】また、本発明の人工魚礁は、上述した方法
により成型した海産物を含有するコンクリート製の複数
の海産物混入ブロックを具備してなり、隣接する海産物
混入ブロック同士の間に、餌料生物が棲息し得る隙間を
形成していることを特徴としている。
【0013】従来の人工魚礁には、魚介類を集めてそれ
を獲るという蝟集作用が望まれていたが、最近ではより
高い漁獲高と安定した漁場を形成するために人工魚礁に
おいて魚介類を培養して増殖させるという効果が求めら
れるようになってきている。このような考えに基づく
と、本発明の人工魚礁であれば、海産物混入ブロックに
は餌料生物の培養効果があると考えられるカルシウム成
分を多く含むカキ殻等の海産物が含まれているうえに、
それをコンクリートで安定化しているため、複数の海産
物混入ブロックの間に形成される隙間に多毛類や小型甲
殻類等の餌料生物を効率的に蝟集させることができ、そ
れを餌とする魚介類を効率よく培養・増殖させて、良好
な漁場を形成し漁獲高を向上することができる。また、
海産物混入ブロック間の隙間は、稚魚の隠れ場所として
も適している。しかも各海産物混入ブロックは、上述の
方法に基づいて成型されるものであるため、資源の有効
利用、廃棄物の有効利用を適切に図ることができる。
【0014】複数の海産物混入ブロック間の隙間を簡単
に形成するためには、隣接する海産物混入ブロックの少
なくとも一方に湾曲面又は凹凸面を形成し、その湾曲面
又は凹凸面とそれに対向する他方の海産物混入ブロック
の面との間に前記隙間を形成することが好ましい。
【0015】その他にも前記隙間を簡単に形成するとと
もに安定した人工魚礁を構成するためには、各海産物混
入ブロックをブロック本体とそれを支持する脚部とから
構成するとともに、それら複数の海産物混入ブロックを
積み重ねて、少なくとも下段側の海産物混入ブロックの
ブロック本体と上段側の海産物混入ブロックのブロック
本体及びその脚部とによって形成される空間に前記隙間
を設定することが有効である。
【0016】複数の海産物混入ブロックの海中での安定
化を図り、長期に亘って安定した人工魚礁を形成するた
めには、人工魚礁に、複数の海産物混入ブロックを同時
に保持する保持手段を設けることが好ましい。
【0017】具体的に好ましい保持手段としては、複数
の海産物混入ブロックを収容可能な収容部を具備しその
収容部及び前記隙間に海水が出入可能な籠や網等の収容
器具が挙げられる。このような籠や網の通水性を確保す
るための目の大きさは、あまり小さくては餌料生物を捕
食しようとする魚介類が入ることができず、あまり大き
くては収容された海産物混入ブロックが流失してしまう
ため、これらの不具合が起こらない程度の適宜の大きさ
に設定すればよい。
【0018】その他の保持手段として好ましい構成のも
のには、各海産物混入ブロックに形成した貫通孔と、そ
れら貫通孔に同時に挿入可能な棒状又は紐状をなす挿入
体とから構成したものが挙げられる。
【0019】海底における人工魚礁の更なる安定化を図
るためには、人工魚礁に海底において潮流で流失し得な
い程度に安定設置可能な台座を具備させて、前記保持手
段によって保持された海産物混入ブロックを保持手段ご
と台座に載置し又は取り付けることが望ましい。
【0020】以上に述べた人工魚礁はいずれも複数の海
産物混入ブロックを備えたものであるが、上述した本発
明の方法により成型した海産物を含有するコンクリート
製の海産物混入ブロックは単独で人工魚礁を構成するも
のであってもよく、その場合は海産物混入ブロック自体
の一部に、餌料生物が棲息し得る隙間を形成することが
好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。
【0022】以下の説明では、本発明によるカキ殻の処
理方法の一実施形態と、その方法によって形成される人
工魚礁の複数の実施形態について述べるものとする。
【0023】まず、本実施形態におけるカキ殻の処理方
法は、図1に示すように、海Pから収穫したカキを漁港
やその近くにある加工工場などの海辺Qで実施されるも
のである。すなわち収穫したカキから可食部を取り外し
たカキ殻Aを、第1の処理工程ST1として洗浄し、そ
のカキ殻Aに付着した有機物を十分に洗い流す。この工
程では、流水下でカキ殻Aを手で洗ってもよいが、適宜
の洗浄機を利用して洗浄しても構わない。次に、洗浄し
たカキ殻Aを、第2の処理工程ST2として適宜の粉砕
機を通過させることによって粉末状に粉砕する。なお、
適切な粉砕機がない場合は、カキ殻Aを足で踏んだり石
で叩いたりして粉砕しても構わないし、粉砕したカキ殻
Aの大きさは、例えば粉末よりは大きい粉砕物(Ab)
とするなど適当に設定することができるが、ここでは粉
末として説明を進める。そして、第3の処理工程ST3
として、このカキ殻粉末Aaを、コンクリート組成物で
あるセメントやモルタル(ここではセメントZとして表
記する)及び水と混合したうえで型枠Yに流し込み、セ
メントZを硬化させて、海産物混入ブロックBを成型す
る。ここで使用する型枠Yとしては、海辺で本方法を簡
便に行うことを想定して、紙コップやプラスチックコッ
プ等のカップ類、ペットボトル、弁当の空き箱等の小型
軽量の市販汎用容器が挙げられるが、以下に説明する種
々の人工魚礁に適用される様々な形状の海産物混入ブロ
ックBを成型する際には、それぞれの形状に対応する適
宜の型枠Yを使用すればよい。したがって、以下の各人
工魚礁に対応する説明では型枠Yについては詳述しない
ものとする。また、セメントZとカキ殻粉末Aaとの混
合比は、成型後の海産物混入ブロックBの強度低下を極
力抑えつつカルシウムを含有するカキ殻粉末Aaの割合
を最大限とするように、セメントZを1とした場合カキ
殻粉末Aaを3〜5の割合としているが、必ずしもこれ
に限られるものでもない。しかして、成型した複数の海
産物混入ブロックBを、第4の処理工程ST4として籠
や網等の収容器具に詰めるなどの方法により保持させて
人工魚礁Cとした状態で、漁場を形成すべき所定の海域
に投入する。なお、海産物混入ブロックBを保持するた
めの手段としては、上述の収容器具に限らず以下で説明
する種々の方法を採用することができる。また、上述の
ように収容器具などで保持させた海産物混入ブロックB
をそのまま海Pに投入してもよいが、その収容器具など
を更により安定性の高い台座等に取り付けた状態のもの
を人工魚礁Cとして海Pに投入することも可能である。
【0024】以上に説明したカキ殻Aの処理方法に基づ
いて、前記第3の処理工程ST3で成型される海産物混
入ブロックB及び最終的に海Pに投入される人工魚礁C
の種々の態様について以下に述べる。
【0025】まず、図2に示す人工魚礁C1の第1の実
施形態は、4種類の異なる形状の海産物混入ブロックB
1、B2、B3、B4(必要に応じて単に「ブロック」
と称する。以下の実施形態においても同様)を組み立て
たものを、収容器具として略直方体の外形状をなす籠W
1に詰め込んだ構成のものである。なお、ブロックB
1、B2、B3、B4の成型(第3の処理工程ST3)
に際しては、それぞれの形状に対応する型枠Yを使用し
ている。ブロックB1は、正面視H字形をなすもので、
対向する2壁の側面B11をいずれも外側に凸となるよ
うに緩やかに湾曲させている。ブロックB2は、正面視
T字形をなすもので、長尺な壁の側面B21を前記ブロ
ックB1と同様に湾曲させている。また、ブロックB3
は正面視I字形をなすものであり、ブロックB4は正面
視略正方形状をなすものである。そして、各ブロックB
1、B2、B3、B4の奥行き寸法を略等しく設定する
とともに、角部に丸みを持たせている。しかして、ブロ
ックB1の対向する2壁の間に形成される凹部B12
に、別のブロックB1の一部やブロックB2の一部、及
びブロックB3を位置づけるようにして全体として略直
方体をなすように組み立てて、隅に配置されたブロック
B2の外方において余った空間にブロックB4を配置し
ている。ここで組み立てた状態のブロックB1、B2、
B3、B4の一部を断面図として図3に示す。すなわち
第3の処理工程ST3において成型された各ブロックB
1、B2、B3、B4は、コンクリート組成物であるセ
メントZとカキ殻粉末Aaとが混在した状態にある。ま
た、ブロックB1、B2、B3、B4の表層部は多孔質
であるため、多数の孔hが空いている。一方、籠W1
は、海中で腐食しにくい金属製やカーボン製の棒を直方
体の枠状に組み立てた骨格部W11と、この骨格部W1
1の周囲に張り巡らせた網部W12とからなり、内部を
収容部W13としている。網部W12の網目は、最も小
さいブロックB4が脱落しない程度の大きさである。し
かして網部W12の一部を開閉可能にしておいて、直方
体状に組み立てたブロックB1、B2、B3、B4を収
容部W13内に収容してその全体を人工魚礁C1として
いる。なお、収容部W13にブロックB1、B2、B
3、B4を組み立てながら順次入れていってもよい。組
み立てられたブロックB1、B2、B3、B4において
は、隣接するブロックB1、B2、B3、B4の対向す
る湾曲面同士の間や、丸みを持たせた角部の周囲に隙間
sが形成されるが、この隙間sの大きさが極力小さくな
るように各ブロックB1、B2、B3、B4を組み立て
るようにしている。なお、比較的小さいブロックB3や
B4の代わりに石等を詰めても構わない。また、ここで
は収容器具として籠W1を使用した例を示したが、その
代わりに強度及び耐久性のあるネット等を用いてもよ
い。
【0026】このような構成の人工魚礁C1を、例えば
水深5〜15mの海底に沈設すると、前記隙間sには、
前記網部W12を通じて常に新鮮な海水が流れ込むた
め、表側の隙間sから奥の方の隙間sまで多毛類や小型
甲殻類等の餌料生物にとって格好の棲息場所となる。さ
らにブロックB1、B2、B3、B4の表層部に空いた
孔hも餌料生物の棲息場所となる。またその結果、餌料
生物を目的に集まってくる有用魚類の産卵場所にもなっ
て、生まれた稚魚にとっても隙間sや孔hが良好な隠れ
場所となる。すなわちこの人工魚礁C1及びその周囲に
おいて有用魚類を増殖・培養することができ、良好な漁
場を新たに形成することが可能である。なお、以上の説
明では組み立てた状態のブロックB1、B2、B3、B
4を籠W1に収容したものを人工魚礁C1としたが、そ
の状態のものをさらに安定した比較的重量の重い台座に
取り付けてこれを人工魚礁として沈設することもでき
る。台座には、板状のコンクリートブロックや既存の人
工魚礁、自然岩などを適用することができる。
【0027】次に、図4に示して説明する人工魚礁C2
の第2の実施形態は、5種類の異なる形状をなす扁平な
海産物混入ブロックB5、B6、B7、B8、B9を金
属棒W2でいわゆる串刺しにした状態のものを、コンク
リート製の台座V1に取り付けたものである。ブロック
B5は、球体の一部を横切る面で切り取ったような円盤
状をなすものである。また、ブロックB6は平面視十字
形をなすものであり、ブロックB7は平面視H字形をな
すものであり、ブロックB8は平面視Y字形をなすもの
であり、ブロックB9は平面視八角形状をなすものであ
る。これらブロックB5、B6、B7、B8、B9を第
3の処理工程ST3において成型する際にも対応する適
宜の型枠Yを使用している。また、ブロックB5、B
6、B7、B8、B9それぞれの中央部には、前記金属
棒W2を挿入し得るように、厚み方向に向けて貫通孔B
51、B61、B71、B81、B91をそれぞれ形成
している。なお、各ブロックB5、B6、B7、B8、
B9が、セメントZとカキ殻粉末Aaとから構成されて
いる様子は、図3に断面図で示したように第1の実施形
態と同様であるため説明を省略する。以下の実施形態に
おいても同様である。すなわちこれら貫通孔B51、B
61、B71、B81、B91及び金属棒W2は、この
実施形態において複数のブロックB5、B6、B7、B
8、B9を同時に保持し得る保持手段を構成している。
しかして各貫通孔B51、B61、B71、B81、B
91に金属棒W2を挿入したうえで、この金属棒W2を
台座V1に突き立てている。なお、台座V1の形状によ
っては、金属棒を横方向或いは斜め方向に架け渡すよう
にしてもよい。金属棒W2へのブロックB5、B6、B
7、B8、B9の取り付けに際しては、任意のブロック
B5、B6、B7、B8、B9を適宜の順に取り付ける
がことができる。その際、隣接するブロックB5、B
6、B7、B8、B9同士の対向する面が平坦であれ
ば、若干の距離を置いてブロックB5、B6、B7、B
8、B9を配置すると、ブロックB5、B6、B7、B
8、B9同士の間に隙間sが形成されるため、この隙間
sにおいて餌料生物を棲息させることができる。また、
ブロックB6、B7、B8、B9が、ブロックB5の如
く湾曲する面を有していれば、距離を置かずに詰めた状
態で金属棒W2に取り付けても、ブロックB5、B6、
B7、B8、B9同士の間に隙間sを形成することがで
きる。なお、詳述しないが、この人工魚礁C2の海底へ
の投入などの取り扱いは前記第1の実施形態と同様であ
る。また、この実施形態では、金属棒の代わりにカーボ
ンその他の素材からなる棒状の部材や、ロープ等の紐状
の部材を適用することもできる。さらに、棒状や紐状の
いずれの部材を視凹した場合であっても、それらが細す
ぎたり挿入される貫通孔が大きすぎたりするとブロック
が回転して隙間sに棲息する餌料生物が墜ちてしまうお
それがあるため、若干の回転は許容されるもののブロッ
クがあまり回転しすぎないようにしておくことが有効で
ある。
【0028】次に、図5に示す人工魚礁C3の第3の実
施形態は、ボール状をなす海産物混入ブロックB10を
各辺の寸法が略等しい直方体状の籠W3に多数詰め込ん
だものを、コンクリート製の台座V2に載置して取り付
けた構成のものである。ブロックB10は、図6に拡大
して示すように、第2の処理工程ST2において前記カ
キ殻粉末Aaよりも比較的粗く粉砕したカキ殻粉砕物A
bを、第3の処理工程ST3においてセメントZと混合
して硬化させた直径数cm程度の大きさのものである。
その表面には、カキ殻粉砕物Abが金平糖のように凹凸
をなして表出している。籠W3の構成は前記第1の実施
形態のものと同様であるため説明を省略する。そして、
この籠W3内に、多数のブロックB10を密に詰め込ん
でいる。このようにすることによって詰め込まれたブロ
ックB10同士の間には、餌料生物が棲息可能な隙間s
が形成されることになる。一方、台座V2は、板状をな
す本体V21の表面に平面視十字形をなす起立壁V22
を一体に形成したものである。しかして、起立壁V22
によって仕切られた本体V21の表面に、ブロックB1
0を詰めた籠W3を4つ載せて適宜の手段で固定するこ
とによって、人工魚礁C3を構成している。このように
した人工魚礁Cの取り扱いも、前記第1及び第2の実施
形態と同様である。
【0029】なお、この第3の実施形態においては、次
に示すような変更を加えることができる。すなわち、ブ
ロックB10を詰め込む籠W4を平板な外形状をなすも
のとすることで、図7及び図8に示すような変形例が可
能となる。
【0030】図7に示す人工魚礁C4は、前記と同様の
台座V2を有するもので、起立壁V22で仕切られた本
体V21の表面の上方における空間に、それぞれ複数
(図示例では3つずつ)の籠W4を上下に所定距離ずつ
離間させて配置している。各籠W4は、側壁V22から
略水平に延びるアーム(図示省略)等に取り付けてい
る。このようにすることで、一つの籠W4に収容される
ブロックB10の数量を減らしつつ、隣接する籠W4同
士の間に空間tが形成されるので、籠W4内のブロック
B10同士の間の隙間sには、新鮮な海水が通りやすく
なって、餌料生物をより効率よく増殖させることができ
るうえに、稚魚が隠れるための空間も増やすことができ
る。
【0031】このように、平板状の籠W4を利用すれ
ば、籠W4の台座への取り付け方向の自由度を高めるこ
とができる。図8に第3の実施形態の変形例として示す
人工魚礁C5は、台座V3を平板状の本体V31と、そ
の本体V31の表面に起立させた平面視Y字形の起立壁
V32に、ブロックB10を詰め込んだ籠W4を取り付
けたものである。起立壁V32には、それぞれ外方に向
けて側面視コ字形に開口する凹部V32aを形成してお
り、その凹部V32aに略垂直に立てた状態の籠W4を
取り付けている。また、起立壁V32の上面には穴V3
2bを形成しているため、その穴V32bに有用魚介類
が好む海藻Xを生育させることも可能である。また、起
立壁V32によって仕切られた本体V31の表面には、
第3実施例と同様にブロックB10を詰め込んだ籠W3
を載置して取り付けることも可能である。このような構
成の人工魚礁C5であっても、前記第3の実施形態や図
7に示した変形例と同様の効果を得ることができる。ま
た、これら第3の実施形態及びその変形例で適用したブ
ロックB10の形状は、ボール状のものに限らず三角形
や四角形、俵形など種々のものを適用することができ
る。
【0032】また、図9に示す人工魚礁C6の第4の実
施形態は、前記第1〜第3の実施形態のものよりも若干
大がかりなものである。具体的に説明すると、この人工
魚礁C6は、大小複数(図示例では4つ)の略相似形状
をなす海産物混入ブロックB100を上下に積み重ねた
ものである。各ブロックB100は、平板状をなすブロ
ック本体B101と、そのブロック本体101の下向面
側から一体に外下方に突出させた複数の脚部B102と
からなる。ブロックB100は、図3に示したものと同
様に、セメントZとカキ殻粉末Aaとから構成されてい
るが、第2の処理工程ST2において形成されたカキ殻
粉末Aaを然るべきコンクリート工場へ運搬し、そこで
第3の処理工程ST3として成型を行ったものである。
各ブロックB100は、ブロック本体B101から脚部
B102を上下に貫通する貫通孔を有しており、4つの
ブロックB100を積み重ねた状態で全てのブロックB
100の貫通孔が上下に連通するようにしている。そし
て、それら貫通孔にボルトW5を挿入したうえで、ナッ
トW51で固定している。しかして、これら貫通孔とボ
ルトW5及びナットW51は、この実施形態における保
持手段を構成している。このようにしてブロックB10
0を積み重ねた人工魚礁C6では、下段側のブロックB
100におけるブロック本体B101の上向面と、上段
側のブロックB100におけるブロック本体B101の
下向面及び脚部B102との間に隙間sが形成されるた
め、この隙間sを餌料生物の棲息場所及び有用魚介類の
増殖場所とすることができる。ここで、隙間sは上記各
実施形態における隙間sよりも若干大きいものであるた
め、この隙間sには、アワビやイセエビなどの大型の魚
介類の生息にも有益である。なお、ここでは大きさが異
なる相似な複数のブロックB100を積み重ねたが、こ
れらは同一形状のものを積み重ねても異形状のものを積
み重ねてもよい。
【0033】さらに、図10に示す人工魚礁C7の第5
の実施形態は、コンクリート製の台座V4上に、上下に
対をなす平板状のコンクリート板V41、V42を配置
して、それらコンクリート板V41、V42の間に球状
をなす海産物混入ブロックB10を多数詰め込んだ籠W
6を配置したものである。籠W6の平面視形状は、コン
クリート板V41、V42の形状に対応させている。コ
ンクリート板V41及びV42の側部は、断面L字形状
をなす金属製のフレームV43で支持されており、両コ
ンクリート板V41、V42間は、三段分の籠W6の高
さ程度に離間させている。そして、上側のコンクリート
板V41に接するように、コンクリート板V41、V4
2間には2つの籠W6をフレームV43に支持させてい
る。また、下側のコンクリート板V42の上面には細長
い凹凸形状を形成している。しかして、下側のコンクリ
ート板V42と下側の籠W6との間には、籠W6一つ分
乃至それ以上の高さの隙間Sが形成されるようにしてい
る。さらに、上側のコンクリート板V41の上面には、
平面視正方形状をなすコンクリート製の魚礁用プレート
V44を複数載置した状態で取り付けている。この魚礁
用プレートV44の表面には、砂利などの形状を模した
凹凸形状V441を形成しており、この凹凸形状V44
1に海藻が根付きやすいようにもしている。このような
構成の人工漁礁C7であれば、籠W6内のブロックB1
0間に形成される隙間sにおいて前記各実施形態と同様
に餌料生物や稚魚を有効に生育させることができる上
に、比較的大きな隙間Sにはアワビやイセエビなどの比
較的大型の魚介類を好適に生育させることができるとい
う両方の機能を兼ね備えることが可能であり、きわめて
有用な凹魚礁C7とすることができる。
【0034】なお、本発明の海産物の処理方法やその方
法に基づいて製造される人工魚礁は、上述したカキ殻以
外にもホタテ貝等の他の貝類の貝殻や、魚類の骨、エビ
やカニ等の甲殻類の殻の処理に際しても適用することが
できるものである。特に、処理方法においては、海産物
を洗浄する第1の処理工程や粉砕する第2の処理工程は
必要に応じて省略することができる。また、成型される
海産物混入ブロックやそれを用いて作られる人工魚礁
も、例えば単独の海産物混入ブロックのみを人工魚礁と
するなどの種々の変更を加えることができる。その他、
各部の具体的構成についても、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変形が可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0036】すなわち、本発明の海産物の処理方法は、
貝殻や魚類の骨、甲殻類の殻等のカルシウムを含有する
海産物を処理するに際して、その海産物の形状や性質・
状態を変更して魚礁機能を付与する処理を行うようにし
ている。このため、これまで廃棄物として扱われてきた
カキ殻等の海産物を、魚礁として有効に利用することが
でき、廃棄物の減量するとともに海産物を置いていたス
ペースや費用を削減でき、資源の有効利用を図って、餌
料生物及び有用魚介類の有効な培養ができる良好な漁場
を形成できることにもなる。
【0037】具体的に、カキ殻等の海産物の形状や性質
・状態を変更してセメントやモルタル等のコンクリート
組成物に混合した状態で硬化させたコンクリート成型品
を魚礁とする方法を採用すれば、海産物に魚礁機能を用
意に付与することが可能である。特にこの場合、混合し
た海産物及びコンクリート組成物をカップ等の小型軽量
の市販汎用容器を型枠として硬化させるようにすれば、
魚介類が獲れた海辺でその殻等の処理を簡単にできるた
め、コンクリート成型品を製造するために海産物をコン
クリート工場などに運搬する手間や費用を省略すること
ができるうえに、使用済のカップ等を利用すればゴミを
有効に再利用することができる。
【0038】また、上述の方法において海産物を粉砕す
る工程が含まれていれば、カキ殻等の海産物の嵩を減ら
して省スペース化や運搬コストの低減を図ることができ
るとともに、コンクリート組成物と混入する際にもそれ
に適した状態に海産物を形状を変更することができる。
【0039】また、上述の方法において海産物を洗浄し
てカキ殻等の海産物に付着した有機物を洗い流す工程が
含まれていれば、餌料生物の培養効果を低下させずに付
着した有機物が腐敗することによる悪臭の発生を抑制す
ることができる。
【0040】さらに、本発明の人工魚礁は、上述した方
法により成型した海産物を含有するコンクリート製の複
数の海産物混入ブロックを備えたものであって、隣接す
る海産物混入ブロック同士の間に形成した隙間に餌料生
物が棲息し得るようにしている。このようなものによれ
ば、各海産物混入ブロックに含まれるカルシウム成分を
多く含むカキ殻等の海産物によって餌料生物の培養効果
が期待できるとともに、コンクリート組成物によって海
産物混入ブロックそのものの構造の安定化を図ることが
できる。しかも、隙間には多毛類や小型甲殻類等の餌料
生物を効率的に蝟集させてその隙間を魚介類の稚魚の隠
れ場所とすることで、人工魚礁において長期に亘って安
定的に魚介類の培養・増殖できる良好な漁場を形成する
ことができるだけでなく、従来は廃棄物扱いされていた
海産物の有効利用を図ることもできる。
【0041】特に、隣接する海産物混入ブロックの少な
くとも一方に湾曲面又は凹凸面を形成し、その面とそれ
に対向する他方の海産物混入ブロックの面との間に前記
隙間を形成するようにすれば、餌料生物や稚魚を好適に
棲息させられる有用な隙間を簡単に形成することが可能
である。
【0042】その他、ブロック本体とそれを支持する脚
部とから構成される海産物混入ブロックを複数積み重ね
て、少なくとも下段側の海産物混入ブロックのブロック
本体と上段側の海産物混入ブロックのブロック本体及び
その脚部とによって形成される空間を前記隙間とした場
合にも、好適な隙間を簡単に形成することができる。
【0043】また、人工魚礁に複数の海産物混入ブロッ
クを同時に保持する保持手段を設けている場合には、海
中で海産物混入ブロックがばらばらになってしまわない
ため長期に亘って安定した人工魚礁を構成することが可
能である。
【0044】具体的に保持手段として、通水性を有し複
数の海産物混入ブロックを収容可能な収容部を具備する
籠や網等の収容器具を採用したり、各海産物混入ブロッ
クに形成した貫通孔とそれらに同時に挿入可能な棒状又
は紐状をなす挿入体とから保持手段を構成すれば、複数
の海産物混入ブロックを簡単にひとまとめにすることが
できる。
【0045】また、人工魚礁が海底において安定設置可
能な台座を具備するものとして、保持手段ごと海産物混
入ブロックを台座に載置し又は取り付けるようにすれ
ば、海底において人工魚礁をさらに安定設置することが
できる。
【0046】さらに、上述した本発明の方法により成型
した海産物を含有するコンクリート製の海産物混入ブロ
ックは、単独で人工魚礁を構成するものであってもよい
のは勿論であって、その場合は海産物混入ブロック自体
の一部に、餌料生物が棲息し得る隙間を形成すると、複
数の海産物混入ブロックからなる上記の人工魚礁と同様
の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるカキ殻の処理方法を
説明する概念図。
【図2】図1の方法に基づいて製造される人工魚礁の第
1の実施形態を示す斜視図。
【図3】図2における部分断面図。
【図4】図1の方法に基づいて製造される人工魚礁の第
2の実施形態を示す斜視図。
【図5】図1の方法に基づいて製造される人工魚礁の第
3の実施形態を示す斜視図。
【図6】人工魚礁の第3の実施形態に適用される海産物
混入ブロックの拡大斜視図。
【図7】人工魚礁の第3の実施形態の変形例を示す斜視
図。
【図8】人工魚礁の第3の実施形態のその他の変形例を
示す斜視図。
【図9】図1の方法に基づいて製造される人工魚礁の第
4の実施形態を示す斜視図。
【図10】図1の方法に基づいて製造される人工魚礁の
第5の実施形態を示す斜視図。
【符号の説明】
A…カキ殻 Aa…カキ殻粉末 Ab…カキ殻粉砕物 B…海産物混入ブロック C…人工魚礁 V…台座 Y…型枠 Z…セメント s…隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 裕明 大阪市大正区南恩加島7丁目1番55号 住 友大阪セメント株式会社セメント・コンク リート研究所内 (72)発明者 松井 時雄 東京都千代田区神田美土代町1番地 住友 大阪セメント株式会社運材事業部内 (72)発明者 大野 卓 東京都千代田区神田美土代町1番地 住友 大阪セメント株式会社運材事業部内 Fターム(参考) 2B003 AA01 BB01 BB02 BB03 CC04 CC05 DD01 DD08 EE01 EE02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貝殻や魚類の骨、甲殻類の殻等のカルシウ
    ムを含有する海産物を処理する方法であって、当該海産
    物の形状又は性状を変更し魚礁としての機能を付与する
    処理を行うことを特徴とする海産物の処理方法。
  2. 【請求項2】貝殻や魚類の骨、甲殻類の殻等のカルシウ
    ムを含有する海産物を処理する方法であって、当該海産
    物の形状又は性状を変更しセメントやモルタル等のコン
    クリート組成物に混合した状態で硬化させることによっ
    て海産物に魚礁としての機能を付与する処理を行うこと
    を特徴とする海産物の処理方法。
  3. 【請求項3】カップ、ペットボトル、弁当容器等の人手
    で取り扱い得る程度の小型軽量な市販汎用容器を型枠と
    して、この型枠内で前記海産物及びコンクリート組成物
    を硬化させるようにしている請求項2記載の海産物の処
    理方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3に記載の方法におい
    て、海産物を粉砕する工程を含む海産物の処理方法。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4に記載の方法にお
    いて、海産物を洗浄して当該海産物に付着した有機物を
    洗い流す工程を含む海産物の処理方法。
  6. 【請求項6】請求項2、3、4又は5に記載の方法によ
    り成型した海産物を含有するコンクリート製の複数の海
    産物混入ブロックを具備してなる人工魚礁であって、隣
    接する海産物混入ブロック同士の間に、餌料生物が棲息
    し得る隙間を形成していることを特徴とする人工魚礁。
  7. 【請求項7】隣接する海産物混入ブロックの少なくとも
    一方に湾曲面又は凹凸面を形成し、その湾曲面又は凹凸
    面とそれに対向する他方の海産物混入ブロックの面との
    間に前記隙間を形成している請求項6記載の人工魚礁。
  8. 【請求項8】各海産物混入ブロックをブロック本体とそ
    れを支持する脚部とから構成するとともに、それら複数
    の海産物混入ブロックを積み重ねて、少なくとも下段側
    の海産物混入ブロックのブロック本体と上段側の海産物
    混入ブロックのブロック本体及びその脚部とによって形
    成される空間に前記隙間を設定している請求項6記載の
    人工魚礁。
  9. 【請求項9】前記複数の海産物混入ブロックを同時に保
    持する保持手段を設けている請求項6、7又は8記載の
    人工魚礁。
  10. 【請求項10】保持手段が、複数の海産物混入ブロック
    を収容可能な収容部を具備し該収容部及び前記隙間に海
    水が出入可能な籠や網等の収容器具である請求項9記載
    の人工魚礁。
  11. 【請求項11】保持手段が、各海産物混入ブロックに形
    成した貫通孔と、それら貫通孔に同時に挿入可能な棒状
    又は紐状をなす挿入体とから構成している請求項9記載
    の人工魚礁。
  12. 【請求項12】海底において潮流で流失し得ない程度に
    安定設置可能な台座を具備し、前記保持手段によって保
    持された海産物混入ブロックを保持手段ごと台座に載置
    し又は取り付けている請求項8、9又は10記載の人工
    魚礁。
  13. 【請求項13】請求項2、3、4又は5に記載の方法に
    より成型した海産物を含有するコンクリート製の単独の
    海産物混入ブロックからなる人工魚礁であって、当該海
    産物混入ブロック自体の一部に、餌料生物が棲息し得る
    隙間を形成していることを特徴とする人工魚礁。
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