JP2002136140A - 直流電源装置のスナバ回路 - Google Patents
直流電源装置のスナバ回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチング素子のチップサイズを小さくす
ると共に、素子のばらつきが小さく、温度変動も少ない
信頼性の高いスナバ回路を提供する。 【解決手段】 FET23のオフ期間において、オン期
間中に蓄えられたトランス22の磁気エネルギーによ
り、FET23のドレイン・ソース間容量及び整流ダイ
オード25のカソード・アノード間容量が充電される。
FET23のドレインに発生する電圧が、コンデンサ3
2に蓄えられている電圧を上回ったときに、ダイオード
31が導通して該コンデンサ32が充電される。コンデ
ンサ32の充電電圧が最大値に達すると、これが抵抗分
割回路35,36で検出され、この検出結果によってシ
ャントレギュレータ38がオン状態になる。これによ
り、トランジスタ37もオン状態になり、コンデンサ3
2の蓄積電荷が直ちに放電される。
ると共に、素子のばらつきが小さく、温度変動も少ない
信頼性の高いスナバ回路を提供する。 【解決手段】 FET23のオフ期間において、オン期
間中に蓄えられたトランス22の磁気エネルギーによ
り、FET23のドレイン・ソース間容量及び整流ダイ
オード25のカソード・アノード間容量が充電される。
FET23のドレインに発生する電圧が、コンデンサ3
2に蓄えられている電圧を上回ったときに、ダイオード
31が導通して該コンデンサ32が充電される。コンデ
ンサ32の充電電圧が最大値に達すると、これが抵抗分
割回路35,36で検出され、この検出結果によってシ
ャントレギュレータ38がオン状態になる。これによ
り、トランジスタ37もオン状態になり、コンデンサ3
2の蓄積電荷が直ちに放電される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流の入力電圧を
スイッチング素子によって断続し、一定の直流出力電圧
を出力する直流電源装置におけるスナバ回路に関するも
のである。
スイッチング素子によって断続し、一定の直流出力電圧
を出力する直流電源装置におけるスナバ回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のスナバ回路を有するフォ
ワード型直流電源装置の一構成例を示す概略の回路図で
ある。
ワード型直流電源装置の一構成例を示す概略の回路図で
ある。
【0003】フォワード型直流電源装置は、直流の入力
電圧Vinを入力し、制御パルスによってスイッチング
素子がオンすると直流の出力電圧Voutが発生し、こ
の出力電圧Voutの変動を検出してスイッチング素子
のオンデューティ(オン幅)を制御し、一定の直流出力
電圧Voutを出力する装置である。
電圧Vinを入力し、制御パルスによってスイッチング
素子がオンすると直流の出力電圧Voutが発生し、こ
の出力電圧Voutの変動を検出してスイッチング素子
のオンデューティ(オン幅)を制御し、一定の直流出力
電圧Voutを出力する装置である。
【0004】入力電圧Vinを入力する正入力端子1に
は、変圧器(以下「トランス」という。)2の1次巻線
2aにおけるホット側(図中の黒丸印側)が接続されて
いる。1次巻線2aのコールド側(図中の無印側)に
は、制御パルスS4によりオン、オフ動作して該1次巻
線2aに流れる直流を断続するスイッチング素子(例え
ば、Nチャネル型電界効果トランジスタ、以下この電界
効果トランジスタを「FET」という。)3のドレイン
が接続されている。FET3のソースはグランドに接続
され、このゲートが制御回路4に接続されている。制御
回路4は、出力電圧Voutの変動を検出し、この変動
を抑制するようにパルス幅制御方式によってパルス幅を
変えた制御パルスS4をFET3のゲートへ出力し、こ
のFET3のオンデューティを制御する回路であり、い
わゆる制御IC等によって構成されている。
は、変圧器(以下「トランス」という。)2の1次巻線
2aにおけるホット側(図中の黒丸印側)が接続されて
いる。1次巻線2aのコールド側(図中の無印側)に
は、制御パルスS4によりオン、オフ動作して該1次巻
線2aに流れる直流を断続するスイッチング素子(例え
ば、Nチャネル型電界効果トランジスタ、以下この電界
効果トランジスタを「FET」という。)3のドレイン
が接続されている。FET3のソースはグランドに接続
され、このゲートが制御回路4に接続されている。制御
回路4は、出力電圧Voutの変動を検出し、この変動
を抑制するようにパルス幅制御方式によってパルス幅を
変えた制御パルスS4をFET3のゲートへ出力し、こ
のFET3のオンデューティを制御する回路であり、い
わゆる制御IC等によって構成されている。
【0005】トランス2の2次巻線2bにおけるコール
ド側には、整流ダイオード5のカソードが接続され、こ
の整流ダイオード5のアノードが転流ダイオード6のア
ノード及びグランドに接続されている。転流ダイオード
6のカソードは、2次巻線2bのホット側及び平滑チョ
ークコイル7の一端に接続され、この平滑チョークコイ
ル7の他端が、平滑コンデンサ8を介してグランドに接
続されると共に、出力電圧Voutを出力する出力端子
9に接続されている。
ド側には、整流ダイオード5のカソードが接続され、こ
の整流ダイオード5のアノードが転流ダイオード6のア
ノード及びグランドに接続されている。転流ダイオード
6のカソードは、2次巻線2bのホット側及び平滑チョ
ークコイル7の一端に接続され、この平滑チョークコイ
ル7の他端が、平滑コンデンサ8を介してグランドに接
続されると共に、出力電圧Voutを出力する出力端子
9に接続されている。
【0006】この直流電源装置では、1次巻線2aのコ
ールド側に、スナバ回路が接続されている。スナバ回路
は、ダイオード11、コンデンサ12及び抵抗13で構
成されている。ダイオード11のアノードは、1次巻線
2aのコールド側に接続され、該ダイオード11のカソ
ードが、コンデンサ12を介してグランドに接続されて
いる。コンデンサ12と並列に、抵抗13が接続されて
いる。
ールド側に、スナバ回路が接続されている。スナバ回路
は、ダイオード11、コンデンサ12及び抵抗13で構
成されている。ダイオード11のアノードは、1次巻線
2aのコールド側に接続され、該ダイオード11のカソ
ードが、コンデンサ12を介してグランドに接続されて
いる。コンデンサ12と並列に、抵抗13が接続されて
いる。
【0007】次に、図2の直流電源装置の動作を説明す
る。電源が投入されると共に、直流の入力電圧Vinが
正入力端子1に入力されると、制御回路4から制御パル
スS4が出力され、FET3のゲートがドライブされ
る。FET3のゲートがドライブされると、このFET
3がオン、オフ動作して該FET3のドレイン・ソース
間に流れる電流が断続し、トランス2の2次巻線2bに
方形波電圧が発生する。この方形波電圧は、整流ダイオ
ード5及び転流ダイオード6によって整流され、平滑チ
ョークコイル7及び平滑コンデンサ8によって平滑さ
れ、直流の出力電圧Voutが出力端子9から出力され
る。入力電圧Vinが変動したり、出力端子9の出力電
流が変動すると、出力電圧Voutも変動するので、こ
の変動が検出され、制御回路4のパルス幅制御方式によ
ってその変動を抑制するように制御パルスS4のパルス
幅が変化し、FET3のオンデューティが変わり、出力
電圧Voutが一定の値に維持される。
る。電源が投入されると共に、直流の入力電圧Vinが
正入力端子1に入力されると、制御回路4から制御パル
スS4が出力され、FET3のゲートがドライブされ
る。FET3のゲートがドライブされると、このFET
3がオン、オフ動作して該FET3のドレイン・ソース
間に流れる電流が断続し、トランス2の2次巻線2bに
方形波電圧が発生する。この方形波電圧は、整流ダイオ
ード5及び転流ダイオード6によって整流され、平滑チ
ョークコイル7及び平滑コンデンサ8によって平滑さ
れ、直流の出力電圧Voutが出力端子9から出力され
る。入力電圧Vinが変動したり、出力端子9の出力電
流が変動すると、出力電圧Voutも変動するので、こ
の変動が検出され、制御回路4のパルス幅制御方式によ
ってその変動を抑制するように制御パルスS4のパルス
幅が変化し、FET3のオンデューティが変わり、出力
電圧Voutが一定の値に維持される。
【0008】FET3がオフしている時に、トランス2
に蓄積された電荷を放電しないと、該トランス2が飽和
してトランスとしての働きをしなくなり、過大電流が流
れてFET3が破壊するおそれがある。これを防止する
ために、スナバ回路が設けられている。スナバ回路で
は、FET3がオフする度に、1次巻線2aに発生する
電圧の最大値(ピーク)をコンデンサ12で吸収し、ト
ランス2に蓄積された電荷を抵抗13にて消費させ、F
ET3に印加されるピーク電圧を抑制するようにしてい
る。
に蓄積された電荷を放電しないと、該トランス2が飽和
してトランスとしての働きをしなくなり、過大電流が流
れてFET3が破壊するおそれがある。これを防止する
ために、スナバ回路が設けられている。スナバ回路で
は、FET3がオフする度に、1次巻線2aに発生する
電圧の最大値(ピーク)をコンデンサ12で吸収し、ト
ランス2に蓄積された電荷を抵抗13にて消費させ、F
ET3に印加されるピーク電圧を抑制するようにしてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
直流電源装置のスナバ回路では、次のような課題があっ
た。1次巻線2aに接続されたFET3は、オン、オフ
動作を行うものであるから、オンしている時の抵抗値は
低消費電力の面から小さい程都合が良い。しかし、オン
している時の抵抗値が小さいFET3は、耐圧が同一で
あれば、大きなチップサイズの素子となり、外形が大き
くかつ高価格であった。
直流電源装置のスナバ回路では、次のような課題があっ
た。1次巻線2aに接続されたFET3は、オン、オフ
動作を行うものであるから、オンしている時の抵抗値は
低消費電力の面から小さい程都合が良い。しかし、オン
している時の抵抗値が小さいFET3は、耐圧が同一で
あれば、大きなチップサイズの素子となり、外形が大き
くかつ高価格であった。
【0010】これを防止するために、チップサイズの小
さなFET3を使用すれば、このFET3の耐圧が低く
なって破壊するおそれがある。そこで、例えば、コンデ
ンサ12の充電電圧の最大値をFET3の耐圧以下に抑
えるために、該コンデンサ12と並列にツェナーダイオ
ードを接続することも可能である。ところが、低損失の
ツェナーダイオードの種類が少なく(例えば、ツェナー
電圧が飛び飛びの値で種類が少なく)、ツェナー電圧の
ばらつきも大きく、しかも温度によるツェナー電圧の変
動も大きいため、実用にはならなかった。
さなFET3を使用すれば、このFET3の耐圧が低く
なって破壊するおそれがある。そこで、例えば、コンデ
ンサ12の充電電圧の最大値をFET3の耐圧以下に抑
えるために、該コンデンサ12と並列にツェナーダイオ
ードを接続することも可能である。ところが、低損失の
ツェナーダイオードの種類が少なく(例えば、ツェナー
電圧が飛び飛びの値で種類が少なく)、ツェナー電圧の
ばらつきも大きく、しかも温度によるツェナー電圧の変
動も大きいため、実用にはならなかった。
【0011】本発明は、前記従来技術がもっていた課題
を解決し、スイッチング素子のチップサイズを小さくで
き、素子のばらつきが小さく、さらに温度変動も少ない
信頼性の高い直流電源装置のスナバ回路を提供すること
を目的とする。
を解決し、スイッチング素子のチップサイズを小さくで
き、素子のばらつきが小さく、さらに温度変動も少ない
信頼性の高い直流電源装置のスナバ回路を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、一端に直流の入力電
圧が印加される1次巻線及び該1次巻線に電磁結合され
る2次巻線を有するトランスと、前記1次巻線の他端に
直列に接続され、制御パルスによりオン、オフ動作して
該1次巻線に流れる電流を断続するスイッチング素子
と、前記2次巻線に接続され、該2次巻線に発生する方
形波電圧を整流及び平滑して直流の出力電圧を出力する
整流平滑回路とを備えた直流電源装置において、次のよ
うなスナバ回路を設けている。
に、本発明のうちの第1の発明は、一端に直流の入力電
圧が印加される1次巻線及び該1次巻線に電磁結合され
る2次巻線を有するトランスと、前記1次巻線の他端に
直列に接続され、制御パルスによりオン、オフ動作して
該1次巻線に流れる電流を断続するスイッチング素子
と、前記2次巻線に接続され、該2次巻線に発生する方
形波電圧を整流及び平滑して直流の出力電圧を出力する
整流平滑回路とを備えた直流電源装置において、次のよ
うなスナバ回路を設けている。
【0013】前記スナバ回路は、アノードが前記1次巻
線の他端に接続されたダイオードと、前記ダイオードの
カソードと接地電位との間に接続されたコンデンサと、
前記コンデンサの充電電圧の最大値に対応した電圧を検
出する検出手段と、前記コンデンサと並列に接続され、
前記検出手段の検出結果によりオン状態となって該コン
デンサの蓄積電荷を前記接地電位側に放電する放電手段
とを備えてる。
線の他端に接続されたダイオードと、前記ダイオードの
カソードと接地電位との間に接続されたコンデンサと、
前記コンデンサの充電電圧の最大値に対応した電圧を検
出する検出手段と、前記コンデンサと並列に接続され、
前記検出手段の検出結果によりオン状態となって該コン
デンサの蓄積電荷を前記接地電位側に放電する放電手段
とを備えてる。
【0014】このような構成を採用したことにより、ス
イッチング素子がオン、オフを繰り返すことによってト
ランスの2次巻線に方形波電圧が発生し、この方形波電
圧が整流平滑回路で整流及び平滑されて直流の出力電圧
が出力される。出力電圧が変動したときには、この変動
を抑制するように制御パルスのパルス幅が制御され、出
力電圧が一定の値に維持される。スイッチング素子のオ
ン期間中に蓄えられたトランスの磁気エネルギーは、該
スイッチング素子のオフ期間において、該トランスの他
端から放出され、この電圧がコンデンサに蓄えられてい
る電圧を上回ったときに、ダイオードが導通して該コン
デンサが充電される。
イッチング素子がオン、オフを繰り返すことによってト
ランスの2次巻線に方形波電圧が発生し、この方形波電
圧が整流平滑回路で整流及び平滑されて直流の出力電圧
が出力される。出力電圧が変動したときには、この変動
を抑制するように制御パルスのパルス幅が制御され、出
力電圧が一定の値に維持される。スイッチング素子のオ
ン期間中に蓄えられたトランスの磁気エネルギーは、該
スイッチング素子のオフ期間において、該トランスの他
端から放出され、この電圧がコンデンサに蓄えられてい
る電圧を上回ったときに、ダイオードが導通して該コン
デンサが充電される。
【0015】コンデンサの充電電圧が最大値になると、
これに対応した電圧が検出手段で検出され、この検出結
果によって放電手段がオン状態となり、該コンデンサの
蓄積電荷が接地電位側に放電される。これにより、コン
デンサの充電電圧は一定値に制限され、スイッチング素
子に加わる電圧も正確な一定値に制限される。
これに対応した電圧が検出手段で検出され、この検出結
果によって放電手段がオン状態となり、該コンデンサの
蓄積電荷が接地電位側に放電される。これにより、コン
デンサの充電電圧は一定値に制限され、スイッチング素
子に加わる電圧も正確な一定値に制限される。
【0016】第2の発明は、第1の発明の直流電源装置
のスナバ回路において、前記検出手段は、抵抗分割回路
で構成し、前記放電手段は、シャントレギュレータを有
している。
のスナバ回路において、前記検出手段は、抵抗分割回路
で構成し、前記放電手段は、シャントレギュレータを有
している。
【0017】第3の発明は、第1の発明の直流電源装置
のスナバ回路において、前記検出回路は、前記コンデン
サと並列に接続された抵抗分割回路で構成し、前記放電
手段は、前記コンデンサと並列に接続され、該コンデン
サの充電電圧の最大値よりも低い一定電圧を生成する定
電圧回路と、リファレンスが前記抵抗分割回路に接続さ
れ、アノードが前記接地電位に接続されたシャントレギ
ュレータと、前記ダイオードのカソード及び前記コンデ
ンサと前記シャントレギュレータのカソードとの間に接
続され、該シャントレギュレータのオン状態の時に前記
一定電圧によりオン状態となるトランジスタとで構成し
ている。
のスナバ回路において、前記検出回路は、前記コンデン
サと並列に接続された抵抗分割回路で構成し、前記放電
手段は、前記コンデンサと並列に接続され、該コンデン
サの充電電圧の最大値よりも低い一定電圧を生成する定
電圧回路と、リファレンスが前記抵抗分割回路に接続さ
れ、アノードが前記接地電位に接続されたシャントレギ
ュレータと、前記ダイオードのカソード及び前記コンデ
ンサと前記シャントレギュレータのカソードとの間に接
続され、該シャントレギュレータのオン状態の時に前記
一定電圧によりオン状態となるトランジスタとで構成し
ている。
【0018】このような構成を採用したことにより、ス
イッチング素子のオフ期間において、コンデンサの充電
電圧が最大値に達すると、これに対応した電圧が抵抗分
割回路で検出される。この検出結果によって、シャント
レギュレータがオン状態となり、トランジスタもオン状
態となる。これにより、トランジスタ及びシャントレギ
ュレータを通して、コンデンサの蓄積電荷が接地電位側
に放電される。従って、コンデンサの充電電圧の最大値
がスイッチング素子の耐圧以下に抑制される。
イッチング素子のオフ期間において、コンデンサの充電
電圧が最大値に達すると、これに対応した電圧が抵抗分
割回路で検出される。この検出結果によって、シャント
レギュレータがオン状態となり、トランジスタもオン状
態となる。これにより、トランジスタ及びシャントレギ
ュレータを通して、コンデンサの蓄積電荷が接地電位側
に放電される。従って、コンデンサの充電電圧の最大値
がスイッチング素子の耐圧以下に抑制される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
スナバ回路を有するフォワード型直流電源装置の概略の
回路図である。
スナバ回路を有するフォワード型直流電源装置の概略の
回路図である。
【0020】このフォワード型直流電源装置は、直流の
入力電圧Vinを入力する正入力端子21を有し、これ
にはトランス22の1次巻線22aのホット側が接続さ
れている。1次巻線22aのコールド側には、スイッチ
ング素子(例えば、Nチャネル型FET)23のドレイ
ンが接続されている。FET23のソースはグランド
(電源電位)に接続され、さらにゲートが制御回路24
に接続されている。制御回路24は、直流の出力電圧V
outの変動を検出し、この変動を打ち消すようにパル
ス幅制御方式によってパルス幅を変えた制御パルスS2
4をFET23のゲートへ出力し、このFET23のオ
ンデューティを制御する回路であり、演算増幅器、コン
パレータ、ロジック回路等のいわゆる制御IC等によっ
て構成されている。
入力電圧Vinを入力する正入力端子21を有し、これ
にはトランス22の1次巻線22aのホット側が接続さ
れている。1次巻線22aのコールド側には、スイッチ
ング素子(例えば、Nチャネル型FET)23のドレイ
ンが接続されている。FET23のソースはグランド
(電源電位)に接続され、さらにゲートが制御回路24
に接続されている。制御回路24は、直流の出力電圧V
outの変動を検出し、この変動を打ち消すようにパル
ス幅制御方式によってパルス幅を変えた制御パルスS2
4をFET23のゲートへ出力し、このFET23のオ
ンデューティを制御する回路であり、演算増幅器、コン
パレータ、ロジック回路等のいわゆる制御IC等によっ
て構成されている。
【0021】トランス22の2次巻線22bのコールド
側には、整流ダイオード25のカソードが接続されてい
る。整流ダイオード25のアノードは、グランドに接続
されると共に、転流ダイオード26のアノードに接続さ
れている。転流ダイオード26のカソードは、2次巻線
22bのホット側及び平滑チョークコイル27の一端に
接続されている。平滑チョークコイル27の他端は、平
滑コンデンサ28を介してグランドに接続されると共
に、直流の出力電圧Voutを出力する出力端子29に
接続されている。
側には、整流ダイオード25のカソードが接続されてい
る。整流ダイオード25のアノードは、グランドに接続
されると共に、転流ダイオード26のアノードに接続さ
れている。転流ダイオード26のカソードは、2次巻線
22bのホット側及び平滑チョークコイル27の一端に
接続されている。平滑チョークコイル27の他端は、平
滑コンデンサ28を介してグランドに接続されると共
に、直流の出力電圧Voutを出力する出力端子29に
接続されている。
【0022】このような直流電源装置では、従来と同様
に、電源が投入されると共に直流の入力電圧Vinが正
入力端子21に入力されると、制御回路24から制御パ
ルスS24がFET23のゲートへ出力され、このFE
T23がオン、オフ動作する。FET23がオン、オフ
動作すると、これに流れる電流が断続され、トランス2
2の2次巻線22bに方形波電圧が発生する。この方形
波電圧は、整流ダイオード25及び転流ダイオード26
により整流され、平滑チョークコイル27及び平滑コン
デンサ28により平滑され、直流の出力電圧Voutが
出力端子29から出力される。出力電圧Voutが変動
した場合、この変動が制御回路24で検出され、パルス
幅制御方式によって該変動を打ち消すように制御パルス
S24のパルス幅が変化し、FET23のオンデューテ
ィが変化する。これにより、出力電圧Voutの変動が
抑制されて一定値に維持される。
に、電源が投入されると共に直流の入力電圧Vinが正
入力端子21に入力されると、制御回路24から制御パ
ルスS24がFET23のゲートへ出力され、このFE
T23がオン、オフ動作する。FET23がオン、オフ
動作すると、これに流れる電流が断続され、トランス2
2の2次巻線22bに方形波電圧が発生する。この方形
波電圧は、整流ダイオード25及び転流ダイオード26
により整流され、平滑チョークコイル27及び平滑コン
デンサ28により平滑され、直流の出力電圧Voutが
出力端子29から出力される。出力電圧Voutが変動
した場合、この変動が制御回路24で検出され、パルス
幅制御方式によって該変動を打ち消すように制御パルス
S24のパルス幅が変化し、FET23のオンデューテ
ィが変化する。これにより、出力電圧Voutの変動が
抑制されて一定値に維持される。
【0023】直流電源装置が動作している場合、入力電
圧Vinがトランス22の1次巻線22aに与えられて
2次巻線22b側に電力を送り出している期間(オン期
間)に、該トランス22を形成する例えばフェライト磁
性体等に磁気エネルギーが蓄積される。FET23のオ
フ状態においてトランス22の1次巻線22aに電圧が
与えられていない期間(オフ期間)に、該トランス22
に蓄積された磁気エネルギーを放出しないと、フェライ
ト磁性体等が飽和現象を起し、その機能を失ってトラン
スとしての働きができなくなってしまう。このオン期間
中に蓄えられた磁気エネルギーを放出し、元の状態にす
ることを「リセット」と称している。
圧Vinがトランス22の1次巻線22aに与えられて
2次巻線22b側に電力を送り出している期間(オン期
間)に、該トランス22を形成する例えばフェライト磁
性体等に磁気エネルギーが蓄積される。FET23のオ
フ状態においてトランス22の1次巻線22aに電圧が
与えられていない期間(オフ期間)に、該トランス22
に蓄積された磁気エネルギーを放出しないと、フェライ
ト磁性体等が飽和現象を起し、その機能を失ってトラン
スとしての働きができなくなってしまう。このオン期間
中に蓄えられた磁気エネルギーを放出し、元の状態にす
ることを「リセット」と称している。
【0024】直流電源装置の動作周波数は、例えば、数
百KHzのスイッチングであり、トランス22のリセッ
ト方法として自由共振リセット法が採用され、これを実
現するためのスナバ回路が設けられている。
百KHzのスイッチングであり、トランス22のリセッ
ト方法として自由共振リセット法が採用され、これを実
現するためのスナバ回路が設けられている。
【0025】スナバ回路は、アノードが1次巻線22a
のコールド側に接続されたダイオード31と、このダイ
オード31のカソードとグランド(接地電位)との間に
接続されたコンデンサ32と、このコンデンサ32の充
電電圧の最大値に対応した電圧を検出する検出手段(例
えば、分割抵抗35及び36が直列接続された抵抗分割
回路)と、該コンデンサ32と並列に接続され、分割抵
抗35,36の検出結果によりオン状態となって該コン
デンサ32の蓄積電荷をグランド側に放電する放電手段
とで構成されている。放電手段は、コンデンサ32と並
列に接続され、該コンデンサ32の充電電圧の最大値よ
りも低い一定電圧を生成する定電圧回路(例えば、抵抗
33及びツェナーダイオード34が直列接続された回
路)と、シャントレギュレータ38と、このシャントレ
ギュレータ38と直列に接続されたトランジスタ(例え
ば、NPN型トランジスタ、以下このバイポーラトラン
ジスタを「TR」という。)37とで構成されている。
のコールド側に接続されたダイオード31と、このダイ
オード31のカソードとグランド(接地電位)との間に
接続されたコンデンサ32と、このコンデンサ32の充
電電圧の最大値に対応した電圧を検出する検出手段(例
えば、分割抵抗35及び36が直列接続された抵抗分割
回路)と、該コンデンサ32と並列に接続され、分割抵
抗35,36の検出結果によりオン状態となって該コン
デンサ32の蓄積電荷をグランド側に放電する放電手段
とで構成されている。放電手段は、コンデンサ32と並
列に接続され、該コンデンサ32の充電電圧の最大値よ
りも低い一定電圧を生成する定電圧回路(例えば、抵抗
33及びツェナーダイオード34が直列接続された回
路)と、シャントレギュレータ38と、このシャントレ
ギュレータ38と直列に接続されたトランジスタ(例え
ば、NPN型トランジスタ、以下このバイポーラトラン
ジスタを「TR」という。)37とで構成されている。
【0026】即ち、トランス22の1次巻線22aのコ
ールド側には、ダイオード31のアノードが接続され、
このカソードがコンデンサ32を介してグランドに接続
されている。ダイオード31のカソードには、抵抗33
の一端が接続され、この他端がツェナーダイオード34
のカソードに接続され、このツェナーダイオード34の
アノードがグランドに接続されている。ダイオード31
のカソードには、分割抵抗35の一端及びTR37のコ
レクタが接続され、この分割抵抗35の他端が、分割抵
抗36を介してグランドに接続されている。抵抗33の
他端はTR37のベースに接続され、さらに分割抵抗3
5と36の接続点がシャントレギュレータ38のリファ
レンスに接続されている。TR37のエミッタはシャン
トレギュレータ38のカソードに接続され、このシャン
トレギュレータ38のアノードがグランドに接続されて
いる。
ールド側には、ダイオード31のアノードが接続され、
このカソードがコンデンサ32を介してグランドに接続
されている。ダイオード31のカソードには、抵抗33
の一端が接続され、この他端がツェナーダイオード34
のカソードに接続され、このツェナーダイオード34の
アノードがグランドに接続されている。ダイオード31
のカソードには、分割抵抗35の一端及びTR37のコ
レクタが接続され、この分割抵抗35の他端が、分割抵
抗36を介してグランドに接続されている。抵抗33の
他端はTR37のベースに接続され、さらに分割抵抗3
5と36の接続点がシャントレギュレータ38のリファ
レンスに接続されている。TR37のエミッタはシャン
トレギュレータ38のカソードに接続され、このシャン
トレギュレータ38のアノードがグランドに接続されて
いる。
【0027】図3は、図1のスナバ回路のリセット動作
を示す波形図である。以下、この図3を参照しつつ、図
1のスナバ回路の動作を説明する。
を示す波形図である。以下、この図3を参照しつつ、図
1のスナバ回路の動作を説明する。
【0028】FET23のオン期間中にトランス22に
蓄えられた磁気エネルギーは、FET23のオフ期間に
おいて、トランス22の1次巻線22aのコールド側及
び2次巻線22bのコールド側がプラスとなる向きの電
圧として放出され、FET23のドレイン・ソース間容
量並びに整流ダイオード25のカソード・アノード間容
量を充電する。FET23のドレインに発生する電圧
が、コンデンサ32に蓄えられている電圧を上回った時
に、ダイオード31が導通して該コンデンサ32が充電
される。
蓄えられた磁気エネルギーは、FET23のオフ期間に
おいて、トランス22の1次巻線22aのコールド側及
び2次巻線22bのコールド側がプラスとなる向きの電
圧として放出され、FET23のドレイン・ソース間容
量並びに整流ダイオード25のカソード・アノード間容
量を充電する。FET23のドレインに発生する電圧
が、コンデンサ32に蓄えられている電圧を上回った時
に、ダイオード31が導通して該コンデンサ32が充電
される。
【0029】トランス22の2次巻線22b側の容量
は、1次側に換算して移行させることができるので、整
流ダイオード25の容量を1次側に換算し、FET23
のドレイン・ソース間容量と合計した容量をCsとし、
トランス22の1次巻線22aのインダクタンスをLp
とすれば、FET23のオフ期間にトランス22から放
出される磁気エネルギーにより、容量Csとインダクタ
ンスLpによる直列共振を起こす。即ち、FET23が
オンからオフになった直後にドレインの電圧は入力電圧
Vinのレベルに達し、そこから共振してサイン波状に
増加し、最大値Vp+Vinになる。その後、容量Cs
の電荷は放電して1次巻線22aから正入力端子21へ
流れ、該容量Csの電圧が減少し、入力電圧Vinのレ
ベルになって共振が終わる。この過程でFET23のド
レイン電圧が最大値Vp+Vinになったときに、理論
的なトランス22のリセットが終了する。
は、1次側に換算して移行させることができるので、整
流ダイオード25の容量を1次側に換算し、FET23
のドレイン・ソース間容量と合計した容量をCsとし、
トランス22の1次巻線22aのインダクタンスをLp
とすれば、FET23のオフ期間にトランス22から放
出される磁気エネルギーにより、容量Csとインダクタ
ンスLpによる直列共振を起こす。即ち、FET23が
オンからオフになった直後にドレインの電圧は入力電圧
Vinのレベルに達し、そこから共振してサイン波状に
増加し、最大値Vp+Vinになる。その後、容量Cs
の電荷は放電して1次巻線22aから正入力端子21へ
流れ、該容量Csの電圧が減少し、入力電圧Vinのレ
ベルになって共振が終わる。この過程でFET23のド
レイン電圧が最大値Vp+Vinになったときに、理論
的なトランス22のリセットが終了する。
【0030】次に、数式を用いてスナバ回路の動作を詳
細に説明する。図1において、トランス22の変圧比を
Nとすれば、整流ダイオード25のカソード・アノード
間容量CKaは、1次側に換算するとCKa/N2 とな
る。よって、FET23のドレイン・ソース間容量をC
dsとすれば、整流ダイオード25の容量を1次側に換
算し、FET23のドレイン・ソース間容量と合計した
容量Csは、次のようになる。 Cs=Cds+Cka/N2 ・・・(1) このため、トランス22の1次側のインダクタンスをL
p、入力電圧をVinとすれば、共振周波数Fは、 F=1/(2π√Lp・Cs) ・・・(2) で与えられ、一定である。
細に説明する。図1において、トランス22の変圧比を
Nとすれば、整流ダイオード25のカソード・アノード
間容量CKaは、1次側に換算するとCKa/N2 とな
る。よって、FET23のドレイン・ソース間容量をC
dsとすれば、整流ダイオード25の容量を1次側に換
算し、FET23のドレイン・ソース間容量と合計した
容量Csは、次のようになる。 Cs=Cds+Cka/N2 ・・・(1) このため、トランス22の1次側のインダクタンスをL
p、入力電圧をVinとすれば、共振周波数Fは、 F=1/(2π√Lp・Cs) ・・・(2) で与えられ、一定である。
【0031】また、FET23のオン期間の持続時間を
Tonとすれば、オン期間の最終段階での1次巻線22
aに流れている励磁電流は、(Vin/Lp)*Ton
で与えられ、トランス22に蓄積されるエネルギーは
(Vin*Ton)2 /(2Lp)となる。このエネル
ギーはコンデンサCsに転化され、この最大電圧をVp
とすれば、コンデンサ32は最大値Vp+Vinまで充
電される。
Tonとすれば、オン期間の最終段階での1次巻線22
aに流れている励磁電流は、(Vin/Lp)*Ton
で与えられ、トランス22に蓄積されるエネルギーは
(Vin*Ton)2 /(2Lp)となる。このエネル
ギーはコンデンサCsに転化され、この最大電圧をVp
とすれば、コンデンサ32は最大値Vp+Vinまで充
電される。
【0032】今、通常の動作ではシャントレギュレータ
38が導通しないように分割抵抗35,36が選択され
ていると仮定すると、コンデンサ32の電荷は抵抗3
3、ツェナーダイオード34、分割抵抗36、及び分割
抵抗35を通して放電する。例えば、トランス22に蓄
積されるエネルギーEは、スイッチング周波数F=30
0KHz、Ton=1.5μS、Vin=48V、Lp
=300μHとすると、 E=F*(Vin*Ton)2 /(2Lp) ・・・(3) で与えられ、288mWとなる。
38が導通しないように分割抵抗35,36が選択され
ていると仮定すると、コンデンサ32の電荷は抵抗3
3、ツェナーダイオード34、分割抵抗36、及び分割
抵抗35を通して放電する。例えば、トランス22に蓄
積されるエネルギーEは、スイッチング周波数F=30
0KHz、Ton=1.5μS、Vin=48V、Lp
=300μHとすると、 E=F*(Vin*Ton)2 /(2Lp) ・・・(3) で与えられ、288mWとなる。
【0033】実際の回路では、ダイオード31のカソー
ド電圧がアノード電圧より高くなったときに、漏れ電流
が流れて損失となるため、実測としてスイッチング周波
数F=300KHz、Ton=1.5μS、Vin=4
8V、Lp=300μH、Rx=1MΩの定数では、V
pは60V程度発生し、FET23のドレイン電圧は入
力電圧Vinと合わせピークで120V程度に達し、コ
ンデンサ32の直流電圧と等しくなる。
ド電圧がアノード電圧より高くなったときに、漏れ電流
が流れて損失となるため、実測としてスイッチング周波
数F=300KHz、Ton=1.5μS、Vin=4
8V、Lp=300μH、Rx=1MΩの定数では、V
pは60V程度発生し、FET23のドレイン電圧は入
力電圧Vinと合わせピークで120V程度に達し、コ
ンデンサ32の直流電圧と等しくなる。
【0034】ここで、コンデンサ32の電圧が例えば1
50Vになったときに、分割抵抗35,36で分割され
る電圧がシャントレギュレータ38のリファレンス電圧
Vrefを上回るように選択しておくと、該シャントレ
ギュレータ38のカソード・アノード間が導通し、これ
によってTR37も導通してコンデンサ32の電荷をた
だちに放電する。
50Vになったときに、分割抵抗35,36で分割され
る電圧がシャントレギュレータ38のリファレンス電圧
Vrefを上回るように選択しておくと、該シャントレ
ギュレータ38のカソード・アノード間が導通し、これ
によってTR37も導通してコンデンサ32の電荷をた
だちに放電する。
【0035】前述したように、トランス22に蓄積され
るエネルギーにより発生する電圧は、60V以上と高い
が、この電力は数百mWと小さいものであるため、TR
37に数mAの電流を流すだけで簡単に消費され、コン
デンサ32の電圧が一定値に制限される。シャントレギ
ュレータ38のリファレンス電圧をVref、コンデン
サ32の電圧をVin+Vp、分割抵抗35,36の値
をそれぞれR35,R36とすれば、 Vin+Vp=Vref(1+R5/R4) ・・・(4) で与えられる値で、コンデンサ32、FET23のドレ
イン電圧は制限される。従って、分割抵抗35,36を
選択することにより、(4)式で示されるVp+Vin
を最大150Vに制限すれば、FET23のドレイン耐
圧として150Vの素子を使用することが可能になる。
るエネルギーにより発生する電圧は、60V以上と高い
が、この電力は数百mWと小さいものであるため、TR
37に数mAの電流を流すだけで簡単に消費され、コン
デンサ32の電圧が一定値に制限される。シャントレギ
ュレータ38のリファレンス電圧をVref、コンデン
サ32の電圧をVin+Vp、分割抵抗35,36の値
をそれぞれR35,R36とすれば、 Vin+Vp=Vref(1+R5/R4) ・・・(4) で与えられる値で、コンデンサ32、FET23のドレ
イン電圧は制限される。従って、分割抵抗35,36を
選択することにより、(4)式で示されるVp+Vin
を最大150Vに制限すれば、FET23のドレイン耐
圧として150Vの素子を使用することが可能になる。
【0036】以上のように、本実施形態では、次の
(i)、(ii)のような効果がある。 (i) 本実施形態では、入力電圧Vinの一時的な上
昇や、トランス22のインダクタンスLpのばらつき等
を考慮して、通常では120V程度の電圧しかFET2
3に印加されなくても、余裕を見て200V以上の耐圧
を有する素子を使用していた回路において、次のような
手段を講じている。即ち、FET23のドレインにダイ
オード31のアノードを接続し、このダイオード31の
カソードとグランド間に接続したコンデンサ32を、F
ET23のドレイン電圧のピーク値で充電し、コンデン
サ32の電圧を分割抵抗35,36で分割した電圧をシ
ャントレギュレータ38のリファレンスに加え、コンデ
ンサ32の電圧が決められた値を上回った時にシャント
レギュレータ38が導通し、このシャントレギュレータ
38のカソードをTR37のエミッタに接続し、このT
R37のベースにはシャントレギュレータ38の耐圧以
下であるような一定電圧を加え、該TR37のコレクタ
をコンデンサ32に接続している。
(i)、(ii)のような効果がある。 (i) 本実施形態では、入力電圧Vinの一時的な上
昇や、トランス22のインダクタンスLpのばらつき等
を考慮して、通常では120V程度の電圧しかFET2
3に印加されなくても、余裕を見て200V以上の耐圧
を有する素子を使用していた回路において、次のような
手段を講じている。即ち、FET23のドレインにダイ
オード31のアノードを接続し、このダイオード31の
カソードとグランド間に接続したコンデンサ32を、F
ET23のドレイン電圧のピーク値で充電し、コンデン
サ32の電圧を分割抵抗35,36で分割した電圧をシ
ャントレギュレータ38のリファレンスに加え、コンデ
ンサ32の電圧が決められた値を上回った時にシャント
レギュレータ38が導通し、このシャントレギュレータ
38のカソードをTR37のエミッタに接続し、このT
R37のベースにはシャントレギュレータ38の耐圧以
下であるような一定電圧を加え、該TR37のコレクタ
をコンデンサ32に接続している。
【0037】このため、FET23に加わる電圧を、シ
ャントレギュレータ38の基準電圧安定度で定まる正確
な一定値(例えば、150V)に制限することが可能に
なる。これにより、150V耐圧のFETが使用できる
ので、同一サイズのパッケージであれば、オン抵抗のよ
り小さいFETが使用できるため、電源の効率が高くな
る(即ち、低消費電力化)という効果が期待できる。
ャントレギュレータ38の基準電圧安定度で定まる正確
な一定値(例えば、150V)に制限することが可能に
なる。これにより、150V耐圧のFETが使用できる
ので、同一サイズのパッケージであれば、オン抵抗のよ
り小さいFETが使用できるため、電源の効率が高くな
る(即ち、低消費電力化)という効果が期待できる。
【0038】(ii) 従来の図2において、コンデンサ
12と並列に例えば150V程度のツェナーダイオード
を接続したスナバ回路と、本実施形態のスナバ回路とを
比較してみる。
12と並列に例えば150V程度のツェナーダイオード
を接続したスナバ回路と、本実施形態のスナバ回路とを
比較してみる。
【0039】図2にツェナーダイオードを接続したスナ
バ回路では、低損失のツェナーダイオードの種類が少な
く、ツェナー電圧のばらつきが大きく、このツェナー電
圧の値も飛び飛びの選択しかできない上、温度による電
圧変動も大きいため、実用にはならない。また、FET
の耐圧ランクは、例えば30V、60V、100V、1
50V、200V、250Vのように飛び飛びの値しか
製造されないため、わずかでも耐圧オーバーの危険があ
ると、必要以上に高耐圧の素子を使用しなければならな
い。
バ回路では、低損失のツェナーダイオードの種類が少な
く、ツェナー電圧のばらつきが大きく、このツェナー電
圧の値も飛び飛びの選択しかできない上、温度による電
圧変動も大きいため、実用にはならない。また、FET
の耐圧ランクは、例えば30V、60V、100V、1
50V、200V、250Vのように飛び飛びの値しか
製造されないため、わずかでも耐圧オーバーの危険があ
ると、必要以上に高耐圧の素子を使用しなければならな
い。
【0040】これに対し、本実施形態では、FET23
のチップサイズを小さくできる。さらに、コンデンサ3
2の充電電圧の最大値に対応した電圧を分割抵抗35,
36で検出しているので、シャントレギュレータ38の
精度と相俟って、温度に対する変動も少ない。しかも、
シャントレギュレータ38を高電圧から保護するため
に、TR37を設けているので、信頼性の高いスナバ回
路を提供できる。
のチップサイズを小さくできる。さらに、コンデンサ3
2の充電電圧の最大値に対応した電圧を分割抵抗35,
36で検出しているので、シャントレギュレータ38の
精度と相俟って、温度に対する変動も少ない。しかも、
シャントレギュレータ38を高電圧から保護するため
に、TR37を設けているので、信頼性の高いスナバ回
路を提供できる。
【0041】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば次の(a)〜(e)のようなものがある。
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば次の(a)〜(e)のようなものがある。
【0042】(a) FET23は、他のTR等のスイ
ッチング素子で構成してもよい。
ッチング素子で構成してもよい。
【0043】(b) 分割抵抗35,36に代えて、コ
ンデンサ32の充電電圧の最大値に対応した電圧を他の
検出手段で検出することも可能である。
ンデンサ32の充電電圧の最大値に対応した電圧を他の
検出手段で検出することも可能である。
【0044】(c) シャントレギュレータ38に代え
て、分割抵抗35,36で分割した電圧と基準電圧とを
比較してTR37のエミッタとグランドとの間を導通/
非導通にする比較手段等を設けてもよい。
て、分割抵抗35,36で分割した電圧と基準電圧とを
比較してTR37のエミッタとグランドとの間を導通/
非導通にする比較手段等を設けてもよい。
【0045】(d) TR37は、FET等の他のトラ
ンジスタで構成してもよい。また、これらのトランジス
タは、シャントレギュレータ38に高電圧が加わること
を防止するための素子であるから、シャントレギュレー
タ38の耐圧が高ければ、該トランジスタを省略でき
る。トランジスタを省略した場合、抵抗33及びツェナ
ーダイオード34からなる定電圧回路も省略できる。こ
れにより、スナバ回路の回路構成を簡単化できる。
ンジスタで構成してもよい。また、これらのトランジス
タは、シャントレギュレータ38に高電圧が加わること
を防止するための素子であるから、シャントレギュレー
タ38の耐圧が高ければ、該トランジスタを省略でき
る。トランジスタを省略した場合、抵抗33及びツェナ
ーダイオード34からなる定電圧回路も省略できる。こ
れにより、スナバ回路の回路構成を簡単化できる。
【0046】(e) 図1では、フォワード型直流電源
装置について説明したが、FET23がオフ状態の時に
出力電圧Voutを発生するようなフライバック型直流
電源装置についても本発明を適用できる。
装置について説明したが、FET23がオフ状態の時に
出力電圧Voutを発生するようなフライバック型直流
電源装置についても本発明を適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、トランスの1次巻線の他端に発生する電圧
が、コンデンサに蓄えられている電圧を上回ったとき
に、ダイオードが導通してコンデンサが充電され、この
コンデンサの充電電圧の最大値に対応した電圧が検出手
段で検出され、この検出結果によって放電手段がオン状
態となり、該コンデンサの蓄積電荷が接地電位側に放電
されるので、コンデンサの充電電圧の最大値がスイッチ
ング素子の耐圧以下になり、このスイッチング素子に加
わる電圧を耐圧以下の一定値に正確に制限することがで
きる。このため、同一サイズのスイッチング素子であれ
ば、オン抵抗のより小さいスイッチング素子を使用で
き、これによって低消費電力化の面から直流電源装置の
効率が高くなる。
によれば、トランスの1次巻線の他端に発生する電圧
が、コンデンサに蓄えられている電圧を上回ったとき
に、ダイオードが導通してコンデンサが充電され、この
コンデンサの充電電圧の最大値に対応した電圧が検出手
段で検出され、この検出結果によって放電手段がオン状
態となり、該コンデンサの蓄積電荷が接地電位側に放電
されるので、コンデンサの充電電圧の最大値がスイッチ
ング素子の耐圧以下になり、このスイッチング素子に加
わる電圧を耐圧以下の一定値に正確に制限することがで
きる。このため、同一サイズのスイッチング素子であれ
ば、オン抵抗のより小さいスイッチング素子を使用で
き、これによって低消費電力化の面から直流電源装置の
効率が高くなる。
【0048】第2の発明によれば、検出手段を抵抗分割
回路で構成し、放電手段としてシャントレギュレータを
有しているので、抵抗分割回路が温度変化に対して変動
が少なく、この抵抗分割回路で検出した電圧によってシ
ャントレギュレータをオン/オフ状態にするので、精度
の高いスナバ回路を提供できる。
回路で構成し、放電手段としてシャントレギュレータを
有しているので、抵抗分割回路が温度変化に対して変動
が少なく、この抵抗分割回路で検出した電圧によってシ
ャントレギュレータをオン/オフ状態にするので、精度
の高いスナバ回路を提供できる。
【0049】第3の発明によれば、検出回路を抵抗分割
回路で構成し、放電手段は定電圧回路、シャントレギュ
レータ及びトランジスタで構成したので、温度変化によ
る変動が少なく、回路のばらつきも小さく、より精度の
高いスナバ回路を提供できる。
回路で構成し、放電手段は定電圧回路、シャントレギュ
レータ及びトランジスタで構成したので、温度変化によ
る変動が少なく、回路のばらつきも小さく、より精度の
高いスナバ回路を提供できる。
【図1】本発明の実施形態を示すスナバ回路を有するフ
ォワード型直流電源装置の概略の回路図である。
ォワード型直流電源装置の概略の回路図である。
【図2】従来のスナバ回路を有するフォワード型直流電
源装置の概略の回路図である。
源装置の概略の回路図である。
【図3】図1のスナバ回路のリセット動作を示す波形図
である。
である。
22 トランス 22a 1次巻線 22b 2次巻線 23 FET 24 制御回路 25 整流ダイオード 26 転流ダイオード 27 平滑チョークコイル 28 平滑コンデンサ 31 ダイオード 32 コンデンサ 33 抵抗 34 ツェナーダイオード 35,36 分割抵抗 37 NPN型TR 38 シャントレギュレータ S24 制御パルス Vin 入力電圧 Vout 出力電圧
Claims (3)
- 【請求項1】 一端に直流の入力電圧が印加される1次
巻線及び該1次巻線に電磁結合される2次巻線を有する
変圧器と、 前記1次巻線の他端に直列に接続され、制御パルスによ
りオン、オフ動作して該1次巻線に流れる電流を断続す
るスイッチング素子と、 前記2次巻線に接続され、該2次巻線に発生する方形波
電圧を整流及び平滑して直流の出力電圧を出力する整流
平滑回路とを備えた直流電源装置において、 アノードが前記1次巻線の他端に接続されたダイオード
と、 前記ダイオードのカソードと接地電位との間に接続され
たコンデンサと、 前記コンデンサの充電電圧の最大値に対応した電圧を検
出する検出手段と、 前記コンデンサと並列に接続され、前記検出手段の検出
結果によりオン状態となって該コンデンサの蓄積電荷を
前記接地電位側に放電する放電手段と、 を備えたことを特徴とする直流電源装置のスナバ回路。 - 【請求項2】 前記検出手段は、抵抗分割回路で構成
し、 前記放電手段は、シャントレギュレータを有することを
特徴とする請求項1記載の直流電源装置のスナバ回路。 - 【請求項3】 前記検出回路は、前記コンデンサと並列
に接続された抵抗分割回路で構成し、 前記放電手段は、 前記コンデンサと並列に接続され、該コンデンサの充電
電圧の最大値よりも低い一定電圧を生成する定電圧回路
と、 リファレンスが前記抵抗分割回路に接続され、アノード
が前記接地電位に接続されたシャントレギュレータと、 前記ダイオードのカソード及び前記コンデンサと前記シ
ャントレギュレータのカソードとの間に接続され、該シ
ャントレギュレータのオン状態の時に前記一定電圧によ
りオン状態となるトランジスタとで構成したことを特徴
とする請求項1記載の直流電源装置のスナバ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000320462A JP2002136140A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 直流電源装置のスナバ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000320462A JP2002136140A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 直流電源装置のスナバ回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002136140A true JP2002136140A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18798743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000320462A Withdrawn JP2002136140A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 直流電源装置のスナバ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002136140A (ja) |
-
2000
- 2000-10-20 JP JP2000320462A patent/JP2002136140A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080108 |