JP2002136022A - 電動機のスロット絶縁紙 - Google Patents

電動機のスロット絶縁紙

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JP2002136022A
JP2002136022A JP2000319676A JP2000319676A JP2002136022A JP 2002136022 A JP2002136022 A JP 2002136022A JP 2000319676 A JP2000319676 A JP 2000319676A JP 2000319676 A JP2000319676 A JP 2000319676A JP 2002136022 A JP2002136022 A JP 2002136022A
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JP
Japan
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slot
insulating paper
stator
slot insulating
extending
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000319676A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuma Sakai
数馬 阪井
Katsuyuki Takeda
勝幸 武田
Yoshihiko Nagase
好彦 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロット絶縁紙の折り返し部を無くして直巻
き式電動機の組立不良を防止することができるスロット
絶縁紙を提供する。 【解決手段】 固定子スロット1の内側に挿入されるス
ロット絶縁紙2は、軸方向に突出する折り返し部を設け
ない。スロット1の開口7に延在する延在部4を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直巻き式電動機の
固定子スロットの内側に挿入される絶縁紙に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種電動機のスロット絶縁紙
は、例えば特開平11−266557号公報(H02K
3/34)に示されている。即ち、電動機のスロット絶
縁紙102は図4、図5及び図6に示すように、固定子
105の固定子スロット101の内面及び歯部106の
先端部106A内面に沿う形状に成形されている。そし
て、スロット絶縁紙102は、その上部と下部に固定子
105の歯部106側に折曲された折り返し部103を
備え、この折り返し部103によりスロット絶縁紙10
2が固定子スロット101に挿入された際、上下の折り
返し部103の間に固定子105を挟み込む形態になっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動機のスロット絶縁紙は、固定子スロットの内面に沿
って挿入すると、どうしても弾力性によって元に戻ろう
という応力が発生し折り返し部が開いてしまう。弾力性
によってスロット絶縁紙の折り返し部が開くと、確実に
固定子スロットの内面に沿って挿入されずにずれてしま
うため、固定子の歯部にコイルを巻く際スロット絶縁紙
の巻き込みが発生して、コイルが綺麗に巻けなくなって
しまう。そこで、スロット絶縁紙を加熱しながら成型す
ることにより折り返し部を確実に折り曲げて綺麗にコイ
ルが巻けるようにしていた。このため、スロット絶縁紙
の折り返し部の折り曲げに多大な手間がかかり極めて作
業性が悪くなってしまう問題があった。
【0004】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、スロット絶縁紙の折り返し
部を無くして直巻き式電動機の組立不良を防止すること
ができるスロット絶縁紙を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の電動機の
スロット絶縁紙は、板状のフィルムを加工してなり、直
巻き式電動機の固定子スロットの内側に挿入される絶縁
紙であって、絶縁紙には、軸方向に突出する折り返し部
を設けること無く、スロットの開口に延在する延在部を
形成したものである。
【0006】本発明によれば、板状のフィルムを加工し
てなり、直巻き式電動機の固定子スロットの内側に挿入
される絶縁紙であって、絶縁紙には、軸方向に突出する
折り返し部を設けること無く、スロットの開口に延在す
る延在部を形成しているので、電動機の固定子スロット
の内面に沿って挿入した場合でも、折り返し部が無いの
で、例えば、従来のように折り返し部が弾力性によって
開いてしまうのを防止することが可能となる。これによ
り、固定子の歯部にコイルを巻く際スロット絶縁紙が巻
き込まれてしまうのを確実に防止することができるよう
になるので、綺麗にコイルを巻くことが可能となる。従
って、スロット絶縁紙を加熱しながら成型する手間を削
減でき、大幅に作業性を向上させることができるように
なるものである。
【0007】特に、固定子スロットの開口に延在する延
在部をスロット絶縁紙に形成しているので、延在部を例
えば固定子スロットの歯部の先端部内面に引っかけるこ
とが可能となる。これにより、スロット絶縁紙を固定子
スロット内側に挿入しても開口左右にスロット絶縁紙が
動いてしまうことなく確実に固定することができるの
で、歯部に綺麗にコイルを巻くことができるようにな
る。従って、コイルを綺麗に巻く信頼性及び作業性を大
幅に向上させることができるようになるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳述する。図1は本発明の電動機のスロット絶
縁紙2の斜視図、図2は本発明の電動機のスロット絶縁
紙2が固定子スロット1に装着されている状態を示す概
略図、図3はスロット絶縁紙2が固定子スロット1に装
着されている状態を示す固定子スロット1の一部縦断側
面概略図をそれぞれ示している。
【0009】スロット絶縁紙2は所定の厚さで縦長略矩
形状に形成されると共に柔軟性を有するポリエステルフ
ィルム、PET、PEN或いは合成絶縁紙などの板状の
フィルムにて構成され、固定子5の厚さより少許幅広に
構成されている(図3)。該スロット絶縁紙2は、固定
子スロット1の内面に沿う形状に折り曲げ加工されると
共に電動機の軸方向に突出する折り返し部は設けられて
いない。このスロット絶縁紙2の両端部には所定距離延
在した延在部4、4が形成されると共に、延在部4、4
は折曲して固定子スロット1の開口7に沿って形成され
ている。尚、スロット絶縁紙2は開口7内に収まり固定
子スロット1の離間側に突出しない長さ形状に加工され
ている。
【0010】上記構成のスロット絶縁紙2が固定子スロ
ット1に挿入されると、スロット絶縁紙2の両端より延
在して形成された両延在部4、4がスロット1の開口7
となる歯部6の先端部6Aに位置した状態で、他のスロ
ット絶縁紙2は固定子スロット1内に略接して装着され
る。このとき、スロット絶縁紙2は固定子スロット1の
厚さより幅広に形成しているので、固定子スロット1の
厚さより両側に少許はみ出して装着される。
【0011】即ち、軸方向に突出する従来の如き折り返
し部をスロット絶縁紙2に設けていないので、従来のス
ロット絶縁紙のように折り返し部が弾力性によって開い
てしまうこともない。これにより、固定子5の歯部6に
コイルを巻く際スロット絶縁紙2の巻き込みを確実に防
止できるようになると共に、コイルを綺麗に巻くことが
できるようになり、スロット絶縁紙2を従来のように加
熱しながら成型する手間を削減することが可能となる。
【0012】特に、スロット絶縁紙2に軸方向に突出す
る従来のような折り返し部を設けていないので、スロッ
ト絶縁紙2の使用面積を少なくすることが可能となる。
また、折り返し部を形成するためのプレス金型の設計製
作費用も不要となり、総じて大幅にコストを削減するこ
とができるようになる。
【0013】また、固定子スロット1の開口7に延在す
る延在部4をスロット絶縁紙2の長手方向両端に形成し
ているので、延在部4を固定子スロット1の歯部6の先
端部6A内面に引っかけることが可能となる。これによ
り、スロット絶縁紙2の位置を固定子スロット1の内側
に確実に固定することができ、コイルを綺麗に歯部6に
巻くことができるようになる。
【0014】また、スロット絶縁紙2は固定子スロット
1の歯部6先端部6A間の開口7に延在する延在部4を
形成することにより、スロット絶縁紙2は延在部4によ
って固定子スロット1内に位置決めされる。これによ
り、スロット絶縁紙2の位置決めを行なわなくても歯部
6にコイルを綺麗に歯部6に巻くことができるようにな
るので、スロット絶縁紙2の位置合わせ作業を大幅に軽
減させることができるようになる。
【0015】また、スロット絶縁紙2を固定子5の厚さ
より少許幅広に構成しているので、固定子スロット1の
歯部6のエッジによってコイルに傷ついてしまうのを防
止することが可能となる。これにより、従来のような折
り返し部を設けなくても固定子5の歯部6のエッジによ
ってコイルに傷つくことなく綺麗に巻けるので、コイル
を巻く信頼性及び作業性を大幅に向上させることができ
るようになる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、板状
のフィルムを加工してなり、直巻き式電動機の固定子ス
ロットの内側に挿入される絶縁紙であって、絶縁紙に
は、軸方向に突出する折り返し部を設けること無く、ス
ロットの開口に延在する延在部を形成しているので、電
動機の固定子スロットの内面に沿って挿入した場合で
も、折り返し部が無いので、例えば、従来のように折り
返し部が弾力性によって開いてしまうのを防止すること
が可能となる。これにより、固定子の歯部にコイルを巻
く際スロット絶縁紙が巻き込まれてしまうのを確実に防
止することができるようになるので、綺麗にコイルを巻
くことが可能となる。従って、スロット絶縁紙を加熱し
ながら成型する手間を削減でき、大幅に作業性を向上さ
せることができるようになるものである。
【0017】特に、固定子スロットの開口に延在する延
在部をスロット絶縁紙に形成しているので、延在部を例
えば固定子スロットの歯部の先端部内面に引っかけるこ
とが可能となる。これにより、スロット絶縁紙を固定子
スロット内側に挿入しても開口左右にスロット絶縁紙が
動いてしまうことなく確実に固定することができるの
で、歯部に綺麗にコイルを巻くことができるようにな
る。従って、コイルを綺麗に巻く信頼性及び作業性を大
幅に向上させることができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機のスロット絶縁紙の斜視図であ
る。
【図2】本発明の電動機のスロット絶縁紙が固定子スロ
ットに装着されている状態を示す概略図である。
【図3】同図3のスロット絶縁紙が固定子スロットに装
着されている状態を示す固定子スロットの一部縦断側面
概略図である。
【図4】従来の電動機のスロット絶縁紙の斜視図であ
る。
【図5】従来の電動機のスロット絶縁紙が固定子スロッ
トに装着されている状態を示す概略図である。
【図6】同図5のスロット絶縁紙が固定子スロットに装
着されている状態を示す固定子スロットの一部縦断側面
概略図である。
【符号の説明】
1 固定子スロット 2 スロット絶縁紙 4 延在部 5 固定子 6 歯部 6A 先端部 7 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長瀬 好彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H604 AA08 BB01 CC01 CC05 CC15 DB15 DB26 PB03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のフィルムを加工してなり、直巻き
    式電動機の固定子スロットの内側に挿入される絶縁紙で
    あって、 該絶縁紙には、軸方向に突出する折り返し部を設けるこ
    と無く、前記スロットの開口に延在する延在部を形成し
    たことを特徴とする電動機のスロット絶縁紙。
JP2000319676A 2000-10-19 2000-10-19 電動機のスロット絶縁紙 Pending JP2002136022A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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