JP2002135923A - タンク形遮断器 - Google Patents

タンク形遮断器

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JP2002135923A
JP2002135923A JP2000328428A JP2000328428A JP2002135923A JP 2002135923 A JP2002135923 A JP 2002135923A JP 2000328428 A JP2000328428 A JP 2000328428A JP 2000328428 A JP2000328428 A JP 2000328428A JP 2002135923 A JP2002135923 A JP 2002135923A
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tank
circuit breaker
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fin
fins
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Yuichi Yamaji
祐一 山地
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク形遮断器の放熱効果を高め、通電電流
の増大を図る。 【解決手段】 遮断器の主回路部の導体を内包するタン
クの表面に、フィンを配置し、実質的にタンクの表面積
を増大させることによって放熱効果を高め、通電電流を
増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク内に遮断部
を収納し、そのタンク内に電気的に絶縁を保つガスを封
入しているタンク形遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のタンク形遮断器の構造図を
示すものである。この図において、符号1はタンク外部
と主回路部を接続するブッシング、2は主回路部に流れ
る電流を測定する計測用変流器、3は主回路部を収納し
電気的に絶縁を保つガスを封入しているタンク、4は固
定電極側の主回路端子、5は可動電極側の主回路端子で
ある。さらに、符号8は真空バルブ6の可動部と可動電
極側の主回路端子5とをフレキシブルに接続する可撓導
体、9は操作リンク7と可動電極側を電気的に絶縁する
絶縁ロッドである。操作リンク7の他端は操作機構10
に接続され、操作機構の動作に応じて真空バルブ6内の
可動電極を動作させ、タンク形遮断器の開閉を行うもの
である。また、符号12はタンク3の内部で補強が必要
な部分に設けられたリブ、13はタンク3を支持する架
台をそれぞれ示している。
【0003】通電電流は、固定電極側の主回路端子4〜
真空バルブ6〜可撓導体8〜可動電極側の主回路端子5
の通路を流れる。この通電電流により主回路部に発生し
た熱は、タンク3内に封入されている絶縁ガスに伝わ
り、更に外気と触れる放熱面であるタンク3から外部に
放熱されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のタンク形遮断器
は以上のように構成されている。この従来のタンク形遮
断器は、電気的絶縁ガスを封入したタンク内に主回路部
を収納しているので、主回路電流によって導体に発生す
る熱の放散が非常に悪い。このため、このタンク形遮断
器において通電容量を増加するためには、通電部の導体
寸法を大きくし導体に発生する熱量を減少させる必要が
ある。さらに通電部の導体寸法を大きくすると、この通
電部の導体を収納し電気的絶縁を保っているタンクやブ
ッシング等の部品も大きくなってしまい、結果的にタン
ク形遮断器は大型となってしまうという問題があった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、主回路部の導体の寸法を変
えずに、通電容量を増加できるようにするとともに、よ
り小型のタンク形遮断器を得ることを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によるタンク形
遮断器は、遮断器の主回路部の導体を収納し電気的に絶
縁を保つガスを封入してなるタンクを備えたタンク形遮
断器であり、上記タンクの表面にフィンを設けたもので
ある。
【0007】この発明によるタンク形遮断器は、上記の
ようなタンク形遮断器において、タンクの強度補強が必
要な部分の表面に選択的にフィンを配置したものであ
る。
【0008】この発明によるタンク形遮断器は、上記の
ようなタンク形遮断器において、フィンが、上記タンク
の表面に沿う端部を有する板状の部材であり、上記タン
クの表面に複数枚の上記フィンが所定間隔隔てて立設配
置されたものである。
【0009】この発明におけるタンク形遮断器は、上記
のようなタンク形遮断器において、フィンは、タンクの
表面に沿う平板部と、この平板部から所定間隔隔てて突
出する複数の筋状の突起部とを有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1、図2はそれ
ぞれこの発明の一実施例を示すタンク形遮断器の断面図
及び側面図である。図1において符号1〜10および1
2、13は図5において付した符号と同一符号のものと
同一部分を示す。符号11はタンク3の表面に密着して
取りつけられた板状のフィンであり、フィン11はタン
ク3の表面に沿う端部を有し、この端部をタンク3の表
面に溶接によって密着させる。なお、タンク3の材質は
ステンレスであり、フィン11の材質もステンレスであ
る。
【0011】このタンク形遮断器の電流経路は、固定電
極側の主回路端子4〜真空バルブ6〜可撓導体8〜可動
電極側の主回路端子5を流れる。この通電電流によって
発生した熱は、タンク3内に封入した絶縁ガスに伝わ
り、外気に触れるタンク3の表面から放熱する。
【0012】このタンク形遮断器のステンレス製のタン
ク3の表面にフィン11を設けることにより、実質的に
外気と接するタンク3の表面積を増大させることができ
るため、外気への放熱効果が向上する。なお、フィン1
1はタンク3の表面に対して垂直となるように溶接など
の方法によって取り付けられ立設配置される。また、タ
ンク3の側面部分においては、フィン11が上下方向に
伸びるように、かつ所定間隔隔てて筋状に連続的に配置
するようにし、タンク3の周囲における外気の昇温によ
って生じる上昇気流を逃がしやすい形状とすることで冷
却効果を向上させることができる。
【0013】また、タンク3の寸法が幅600mm、高
さ600mm、奥行き900mmの立方体である場合
に、フィン11の厚さは数mm程度、外壁から突出する
高さは数十mm程度に設定する。なお、タンク3の寸
法、主回路部における発熱量に応じてフィン11の厚
さ、高さを変化させることも可能である。
【0014】このようなフィン11を有する構造とする
ことにより、このタンク3内に収納されている主回路部
の導体の発熱量に対して、外気への放熱効果が向上する
ため、このタンク3内に収納されている主回路部の導体
の寸法を変更することなく、その放熱効果の向上分の通
電電流を増大させることが可能である。また、通電電流
が定格までであれば相対的にタンク形遮断器を小型化す
ることも可能である。さらに、フィン11をステンレス
製とするのではなく、より熱導電性の高いアルミ製とす
ればさらに放熱効果を高めることが可能となる。
【0015】図1の断面図には、タンク3内の数カ所に
リブ12を配置した例を示したが、フィン11の厚みを
部分的に大きくするなどして、タンク3の強度補強を
し、フィン11にリブの役割をさせることでリブ12を
取り除くあるいは個数を減少させることも可能である。
タンク3の内部からリブ12を取り去った構造とするこ
とができれば、タンクを小型化することもできる。ま
た、通電電流が定格までであれば相対的に小型化が可能
である。
【0016】実施の形態2.図3はこの発明のタンク形
遮断器の側面図を示すものである。この図において符号
11aはタンク3の外側に接して配置されるフィンを示
すものである。このフィン11aは、例えば鋳物で構成
され、タンク3の表面に沿う平板部14aと、この平板
部14aから外側に突出する突起部14bによって構成
され、平板部14aの表面に沿って一方向に伸びる複数
の突起部14bが所定間隔隔てて筋状に配置された一体
形状のものである。
【0017】このように、複数の筋状の突起部14bと
タンク3の表面形状に沿う平板部14aが一体形状とな
ってフィン11aが形成されている場合、板状(短冊
状)のフィンをタンク3に溶接によって一つ一つ取り付
ける場合と比較すると取り付け作業性を向上させること
ができる。また、平板部14aの大きさをタンク3の一
面の大きさに揃えることによって、タンク3の一面を一
つのフィン11aによって覆うことも可能であり、ボル
トなどの固定部材を用いたフィン11aの取り付け作業
も短時間で行うことができる。図3に示すように、例え
ば直方体であるタンク3を構成する面のうち、操作機構
10およびこの操作機構10に対向する面以外の4面の
外側にフィン11aを取り付ける場合、各面毎それぞれ
の面に相当する大きさの一体形状のフィン11aを被着
させる方法が効率的であるが、フィン11aの大きさは
任意に変えることが可能であることは言うまでもない。
【0018】このような平板部14aと突起部14bが
一体形状となったフィン11aを用いる場合において
も、実施の形態1の場合と同様にフィン11aの材料を
ステンレスとする以外に、アルミなどの熱導電性の良い
材料を適用することが可能である。このような構造とす
ることにより、タンク3の放熱効果をより向上させるこ
とが可能である。従って、タンク3の外形寸法が同じ大
きさであればその放熱効果の向上分だけ通電電流を増大
させることが可能である。また、通電電流が定格までで
あれば相対的に小型化が可能である。
【0019】さらに、先述の実施の形態1においても示
したように、フィン11aにタンク3の強度を補強させ
るリブの役割をさせることで、タンク3の内部からリブ
を取り去った構造とすることも可能となる。
【0020】実施の形態3.図4はこの発明によるタン
ク形遮断器の側面図を示すものである。また、符号11
bはタンク3の外側に選択的に配置されたフィンを示し
ている。この実施の形態3の場合は、既に説明に用いた
図2のタンク形遮断器と同様にフィン11bをタンク表
面に設けているが、タンク3の強度的に補強の必要な部
分や方向に、つまり従来ではリブ12を配置していた部
分に選択的にフィン11bが配置されている。
【0021】タンク3の表面に選択的に配設されるフィ
ン11bは実施の形態1に示したように、板状のフィン
を複数個連続的に溶接によってタンク3の表面に所定間
隔隔てて立設配置しても、実施の形態2において示した
ように、タンク3の表面形状に沿う平板部14aと複数
個の突起部14bとを一体とした形状のフィン11aを
ボルトなどの固定部材によってタンク3に固定しても良
い。
【0022】このような構造とすることにより、放熱効
果を向上をさせ、その放熱向上分の通電電流を増やすこ
とが可能であるとともに、このフィン11bがタンク3
のリブの役割を果たすため、従来においてタンク3の強
度の補強としてタンク3の内部に配置されていたリブ1
2を取り除くことができる。リブが不要となるため、タ
ンク3を小型化することができ、全体としてタンク形遮
断器の小型化が可能である。さらに、通電電流が定格ま
でであれば相対的に小型化が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば遮断器
の主回路部の導体やブッシング等の寸法を変更すること
無く、タンク表面に例えば板状のフィンを設けることに
より放熱効果を向上させることができる。放熱向上分の
通電容量を増加することができ、また、通電電流が定格
までであれば相対的にタンク形遮断器の小型化が可能で
ある。
【0024】また、タンクの補強の必要な部分や方向に
フィンを選択的に配置することにより、フィンがタンク
のリブの役割を果たし、従来タンクの補強として必要で
あったリブを取り除くことができる。このリブが不要と
なるためタンクを小型化することができ、全体として小
型化が可能となる。
【0025】また、この発明によれば、タンクの表面に
取り付けるフィンをタンクの表面に沿う平板部と、この
平板部から突出する突起部を含み、上記平板部の表面に
沿って一方向に伸びる複数の上記突起部が所定間隔隔て
て筋状に配置される形状としている。従って、平板部と
突起部とが一体形状となったフィンをタンク表面に取り
付ける際の作業性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるタンク形遮断
器を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるタンク形遮断
器を示す側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるタンク形遮断
器を示す側面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるタンク形遮断
器を示す側面図である。
【図5】 従来の技術によるタンク形遮断器を示す断面
図である。
【符号の説明】
1. ブッシング 2. 計測用変流器
3. タンク 4、5主回路端子 6. 真空バルブ 7. 操作
リンク 8. 可撓導体 9. 絶縁ロッド 10.
操作機構 11、11a、11b. フィン 12. リブ 1
3. 架台 14a. 平板部 14b. 突起部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器の主回路部の導体を収納し電気的
    に絶縁を保つガスを封入したタンクを備えたタンク形遮
    断器において、上記タンクの表面にフィンを設けたこと
    を特徴とするタンク形遮断器。
  2. 【請求項2】 フィンは、タンクの強度的に補強を必要
    とする部分の表面に選択的に配設することを特徴とする
    請求項1記載のタンク形遮断器。
  3. 【請求項3】 フィンは、タンクの表面に沿う端部を有
    する板状の部材であり、上記タンクの表面に複数枚の上
    記フィンが所定間隔隔てて立設配置されることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のタンク形遮断器。
  4. 【請求項4】 フィンは、タンクの表面に沿う平板部
    と、この平板部から所定間隔隔てて突出する複数の筋状
    の突起部とを有することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のタンク形遮断器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011605A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Mitsubishi Electric Corp 電力用開閉装置
JP5236120B2 (ja) * 2010-03-25 2013-07-17 三菱電機株式会社 真空遮断器

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JP2008011605A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Mitsubishi Electric Corp 電力用開閉装置
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