JP2002135809A

JP2002135809A - 番組視聴率配信装置、番組受信装置及び番組視聴率配信方法

Info

Publication number: JP2002135809A
Application number: JP2000318833A
Authority: JP
Inventors: Hirohisa Sone; 広尚曽根; Rikiyo Imai; 理希代今井
Original assignee: STAR ALPHA KK
Current assignee: STAR ALPHA KK
Priority date: 2000-10-19
Filing date: 2000-10-19
Publication date: 2002-05-10

Abstract

(57)【要約】【課題】テレビ番組の放送に関して、正確なテレビ番
組視聴率を迅速に取得し、これを視聴者や番組のスポン
サーなどに提供すること。【解決手段】テレビ番組放送基地局と各テレビ放送受
信部とを双方向通信できるようにし、各テレビ放送受信
部が番組を視聴している間、各テレビ放送受信部を前記
双方向通信にてモニタリングする。モニタリングによっ
て視聴率を取得し、これをＥＰＧ電子番組表に付加した
後、前記テレビ番組放送基地局からこれを前記各テレビ
放送受信部に対して放送する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は番組視聴率配信装置
及び番組視聴率配信方法に関し、例えば、電子番組表に
番組視聴率を表示する番組視聴率配信装置及び番組視聴
率配信方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】テレビ放送などの放送番組の多くはスポ
ンサーの提供により視聴者に無料で提供されている。こ
れは、テレビ局が番組の合間にスポンサーの広告を放送
し、その広告料収入によって番組事業が賄われるためで
ある。そして、その広告がどれだけの人々によって視聴
されたかを示す最も大きな指標として、その番組の視聴
率がある。視聴率の高い番組ほど広告の効果が大きいこ
とになる。また、視聴者は、どの番組が人気が高いかを
視聴率により知ることができ、視聴者が視聴番組を選択
する際の一つの判断材料になる。

【０００３】そのため、テレビ番組などの番組放送で放
送番組の正確な視聴率を迅速に取得することは放送局や
スポンサーなどにとって非常に重要な事項である。とこ
ろで、従来は、放送局から視聴者へ一方的に番組を放送
するのみで、実際に視聴者が、この番組を視聴している
かどうかを確認する手段は特別な場合を除いて無かっ
た。そのため、視聴率を取得する事業者が一部の一般視
聴者とモニタ契約を結んで、視聴者のテレビなどの受信
機にモニタ用の機器を接続し、視聴者が視聴している番
組をモニタリングしていた。また、視聴者からモニタリ
ングした視聴結果は集計され、一般視聴者は雑誌や新聞
などのメディアによって、視聴率を知ることができた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、モニタリング
されている受信機は、例えば数千個程度であり、全ての
受信機をモニタリングしているわけではない。そのた
め、ごく少数の受信機に対する視聴率を用いて、膨大な
数の視聴率を推し量ることになり、実際の正確な視聴率
を知ることはできなかった。また、視聴率を取得して、
これを集計し、公表されるまでにタイムラグがあった。
例えば、一般の視聴者は、雑誌、新聞などのメディアに
より視聴率を知るのに、通常１週間程度要した。しか
も、一般の視聴者に知らされる視聴率は、ごく一部の人
気番組などに限られており、全ての番組について視聴率
を知ることは困難であった。また、雑誌などで、例えば
大阪と東京の視聴率を比較した記事が掲載されることも
あるが、広島での番組視聴率、山形での番組視聴率とい
ったように、地域ごとの細かい視聴率など、視聴率の詳
細なデータを知ることは、一般視聴者には困難であっ
た。

【０００５】そこで、本発明の目的は、視聴者が迅速に
番組の正確な視聴率を取得することができる番組視聴率
配信装置及び番組視聴率配信方法を提供することであ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、放送されている番組を視聴するか否かを
選択できる複数の番組視聴手段に前記番組を放送する番
組放送手段と、前記番組視聴手段にて前記番組が視聴さ
れているか否かの情報を取得する視聴状態取得手段と、
前記視聴状態取得手段にて取得された前記番組を視聴し
ている前記番組視聴手段の数と、前記番組を視聴してい
ない前記番組視聴手段の数とから、前記番組の視聴率を
取得する視聴率取得手段と、前記視聴率取得手段にて取
得した視聴率を前記番組視聴手段に放送する視聴率放送
手段、とを備えたことを特徴とする番組視聴率配信装置
を提供する。

【０００７】また、前記番組放送手段は、衛星回線を含
むように構成することができる。また、前記番組放送手
段は、前記番組をデジタル化した信号により前記番組視
聴手段に放送するように構成することができる。また、
番組情報をデジタル情報化した電子番組案内表取得手段
と、前記電子番組案内表に前記視聴率取得手段にて取得
した視聴率を付加する視聴率付加手段と、更に備えるこ
とによって、前記番組放送手段にて前記視聴率が付加さ
れた電子番組案内表を放送することができる。また、放
送されている番組を受信する受信装置であって、所定の
方法で計測された各番組の視聴率も受信し、この受信し
た視聴率を表示する表示手段を備えたことを特徴とする
番組受信装置を提供することによって、各視聴者は各番
組の視聴率を知ることができる。

【０００８】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、放送されている番組を視聴するか否かを選択できる
複数の番組視聴手段に前記番組を放送する第１のステッ
プと、前記第１のステップにて放送された前記番組が前
記番組視聴手段にて前記番組が視聴されているか否かの
情報を取得する第２のステップと、前記第２のステップ
にて取得された、前記番組を視聴している前記番組視聴
手段の数と、前記番組を視聴していない前記番組視聴手
段の数から、前記番組の視聴率を取得する第３のステッ
プと、前記第３のステップにて取得した前記視聴率を前
記番組視聴手段に対して放送する第４のステップと、か
らなることを特徴とする番組視聴率配信方法を提供す
る。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図１から図４を参照して詳細に説明する。図
１は本実施の形態に係る視聴率表示システム１を示した
図である。本実施の形態では、テレビ番組の放送は人工
衛星を介したデジタルテレビ放送を対象にする。視聴率
表示システム１は、番組情報提供業者３１、コンテンツ
配信業者３２及びコンテンツクリエーションセンタ５を
含んでいる。番組情報提供業者３１は、基地局４から放
送される番組の情報を第三者に提供する業者である。番
組情報提供業者３１が提供する番組情報は、例えば、映
画、音楽、スポーツなどの番組のジャンル、各番組が放
送される時間帯、番組の出演者、番組のタイトルなどで
ある。

【００１０】なお、本実施の形態では、番組情報提供業
者３１とコンテンツ配信業者３２はそれぞれ１つずつあ
るものとして説明するが、これらは複数存在しても良
い。コンテンツ配信業者３２は、例えば映画、ゲーム、
音楽などのデータを電子化した情報（コンテンツ）を市
場に供給する業者である。

【００１１】コンテンツクリエーションセンタ５はデー
タ加工部１７とコンテンツデータベース１６を備えてい
る。データ加工部１７は回線３３により、番組情報提供
業者３１及び、コンテンツ配信業者３２の図示しないサ
ーバと接続されている。回線３３は本実施の形態では専
用回線とするが、これは公衆回線、ＩＳＤＮ、無線を用
いた回線、衛星を介した回線など、デジタル情報を送受
信できる媒体であれば可能である。

【００１２】データ加工部１７は回線３３を介して番組
情報提供業者３１のサーバから番組情報を受け取り、こ
れを電子番組案内表（以下単にＥＰＧ（Ｅｌｅｃｔｒｉ
ｃＰｒｏｇｒａｍＧｕｉｄｅ）と記す）にして、これ
を基地局４から放送するためにエンコード（ｅｎｃｏｄ
ｅ；符号化）する。電子番組案内表とは、放送される番
組のタイトル、放送時間、出演者などを表にしたもので
あり、これを各家庭のデジタルテレビなどの受信端末装
置で表示できるようにしたものである。

【００１３】従来のアナログテレビ放送では、視聴者
は、例えば新聞などのテレビ番組欄によって番組情報を
得ていたが、デジタルテレビ放送では、電子番組案内表
をテレビやパーソナルコンピュータなどの各受信端末装
置にコンテンツとして配信することができる。各視聴者
はＥＰＧから視聴した番組を選択することができる。ま
た、ＥＰＧはデジタル化された情報であるため、例え
ば、スポーツ番組のみを表示させたり、番組を検索した
り、または、視聴したい番組の録画予約を行ったりなど
の、高度な機能を視聴者に提供することができる。

【００１４】データ加工部１７は回線３３を介してコン
テンツ配信業者３２からデジタル化された映画、音楽、
ゲームなどのコンテンツを受け取り、これを基地局４か
ら放送するためにエンコードする。データ加工部１７と
コンテンツデータベース１６は専用回線により接続され
ており、データ加工部１７でエンコードされたコンテン
ツはコンテンツデータベース１６に記憶蓄積される。ま
た、番組情報提供業者３１からの情報により制作された
ＥＰＧもコンテンツの１つとなる。

【００１５】また、視聴率表示システム１は基地局４を
備えている。基地局４は、データカルーセルデータベー
ス１４、スケジューラ１３、データカルーセル送出サー
バ１２及び受信サーバ１５などを含んでいる。データカ
ルーセルデータベース１４はコンテンツデータベース１
６と専用回線２５によって接続されている。専用回線２
５は例えば、光ファイバや衛星回線を使用した高速にデ
ータの送受信が行えるものである。また、専用回線２５
の代わりに公衆回線などを用いることも可能である。

【００１６】データカルーセルデータベース１４には、
後ほど説明するデータカルーセルに載せるコンテンツが
格納されている。データカルーセルデータベース１４に
格納されている各コンテンツはコンテンツデータベース
１６から専用回線２５によって送られてきたものであ
る。

【００１７】スケジューラ１３は、データカルーセルデ
ータベース１４とデータカルーセル送出サーバ１２と接
続されている。スケジューラ１３は、あらかじめ設定さ
れたスケジュールに沿ってデータカルーセルデータベー
ス１４からコンテンツを引き出し、データカルーセル送
出サーバ１２へ送り出す。

【００１８】データカルーセル送出サーバ１２はスケジ
ューラ１３から受け取った複数のコンテンツを、後に説
明するように、順次エンドレスに、図示しない放送装置
に送出する。データカルーセル送出サーバ１２から、送
出されるコンテンツの種類、送出順序はスケジューラ１
３によって管理される。なお、データカルーセル送出サ
ーバ１２から送出されるコンテンツには番組情報提供業
者３１からの情報によるＥＰＧが含まれている。

【００１９】図示しない放送装置はデータカルーセル送
出サーバ１２から送出されたコンテンツを、所定の周波
数の電波に載せたり、これを増幅したりなどして、アン
テナ３４から衛星回線９へ送出する。衛星回線９は人工
衛星２によって、中継されている。人工衛星２は、静止
軌道上にある放送衛星又は通信衛星であり、基地局４か
ら受信した放送電波の符号の誤りの訂正、周波数変換、
増幅などを行い、ケーブルテレビ局６などの基地局へ送
信する。また、人工衛星２は、通信機能を持った、地球
上空の軌道上を周回する人工衛星でも良い。

【００２０】ここで、データカルーセルの仕組みについ
て説明する。図２はデータカルーセル５１のコンテンツ
送出順序を示した図である。データカルーセル５１は、
エンドレステープに録音した音楽を繰り返し再生するよ
うに、複数のコンテンツを所定の順序で繰り返しエンド
レスに送出する。

【００２１】データカルーセル５１は、データカルーセ
ル送出サーバ１２内のハードディスクなどに格納された
コンテンツ４２、ＥＰＧ４１、コンテンツ４３、コンテ
ンツ４４、・・・を矢印５０の方向、即ち、コンテンツ
４４、コンテンツ４３、ＥＰＧ４１、コンテンツ４２、
・・・の順序にエンドレスに送出する。これを、模式的
に表現するならば、円周上に配置された複数のコンテン
ツ４２、４３、・・・が矢印５０の方向に回転してお
り、該円周上に配置され、静止しているデータ読取５３
から順次コンテンツのデータが読み取られ、送出され
る。データカルーセル５１に載せるコンテンツ、及びこ
れらのコンテンツを送出する順序などは、スケジューラ
１３によって管理される。

【００２２】以上述べたように、データカルーセルデー
タベース１４からスケジューラ１３を介してデータカル
ーセル送出サーバ１２に送信された複数のコンテンツ
は、スケジューラ１３が予め決めた順序で繰り返し、エ
ンドレスにアンテナ３４から衛星回線９へ送出される。
データカルーセル５１のコンテンツ送出が一周する周期
は、通常数十秒から数分程度に設定されているが、中に
は１時間以上に及ぶものもあり得る。データカルーセル
５１は、ユーザとの間での疑似インタラクティビリティ
を実現するために開発されたものである。データカルー
セル５１からのコンテンツの配信を希望するユーザは、
目的のコンテンツが配信される順番が巡ってくるのを待
つことになる。

【００２３】図１の受信サーバ１５は回線１１を介して
後に説明する各視聴者のセットトップボックス（ＳＴ
Ｂ）と接続されている。回線１１は本実施の形態では公
衆回線であるが、これは、専用回線、ＩＳＤＮ、携帯電
話の回線、人工衛星を用いた回線などでも良い。受信サ
ーバ１５は各視聴者のセットトップボックスから回線１
１を介して、各視聴者が視聴している番組の情報をリア
ルタイムで得ることができる。

【００２４】この、双方向通信機能により、例えば、ク
イズ番組を放送して、各視聴者から正解を回線１１を介
して送ってもらうことなどもできる。即ち、視聴率表示
システム１では、衛星回線を介して基地局４から各視聴
者へ番組を放送し、各視聴者からは回線１１を介して基
地局４へ情報を送信することができる。このようにし
て、各視聴者と基地局４の間で双方向通信が可能であ
る。なお、本実施の形態では、各視聴者から基地局４へ
の通信は回線１１を介して行われるが、これは、衛星回
線９を用いて基地局４へ送信することも可能である。

【００２５】受信サーバ１５はデータベース３を備えて
いる。回線１１を介して送られてきた各視聴者が視聴し
ている番組の情報は、データベース３に蓄積される。デ
ータベース３に蓄積されるデータから、どの視聴者が何
を視聴したかが分かり、これによって各番組の視聴率を
算出することができる。

【００２６】データベース３はデータ加工部１７、番組
情報提供業者３１、コンテンツ配信業者３２に回線３７
を介して接続されている。本実施の形態では、回線３７
は専用回線であるが、これは、公衆回線、ＩＳＤＮ、無
線、携帯電話の回線、人工衛星を用いた回線などでも良
い。

【００２７】データ加工部１７は、データベース３から
過去の視聴状況、又は、現在放送されている番組の現在
の視聴状況を取得し、これから視聴率を計算する。そし
て、番組情報提供業者３１からの情報により作成された
ＥＰＧに視聴率を付加する。視聴率は番組欄の各欄に表
示された番組に対応する視聴率を、その欄に表示する。
または、視聴者が、テレビ画面を見ながら視聴率の高い
順に番組を配列させたりなどの機能を付加することもで
きる。

【００２８】また、番組情報提供業者３１、コンテンツ
配信業者３２は回線３７を介してデータベース３から過
去の番組の視聴状況、又は、現在放送されている番組の
視聴状況を取得することができ、自分の事業のために利
用することができる。

【００２９】視聴率表示システム１は、受信端末部７を
備えている。受信端末部７は、例えば、個人宅に設置さ
れた衛星デジタルテレビ放送受信基地である。受信端末
部７は、アンテナ３６、セットトップボックス１８、デ
ジタルテレビ１９などの端末装置により構成されてい
る。

【００３０】セットトップボックス１８は、アンテナ３
６によって受信された放送電波をデコードしてデジタル
テレビ１９に送信したり、内蔵されたハードディスクに
番組を録画したり、モデムが内蔵されている場合は、イ
ンターネットに接続したりできる。また、セットトップ
ボックス１８内には視聴率を取得するための専用モジュ
ールが内蔵されており、このモジュールにより、セット
トップボックス１８で受信されているテレビ番組の情報
が回線１１を介して受信サーバ１５に送られる。なお、
セットトップボックス１８と受信サーバ１５は、視聴者
がテレビ番組を視聴している間、常時無手順プロトコー
ルなどにて接続されている。

【００３１】デジタルテレビ１９はデジタル放送に対応
したテレビであり、単に番組を視聴者に表示するのみな
らず、視聴者から情報を取得し、セットトップボックス
１８を介して基地局４に送信する、双方向通信可能な端
末装置としての機能をも有している。例えば、画面に通
信販売カタログを表示して、リモコン操作などにより、
購入を希望する商品を選択して注文することなどもでき
る。また、セットトップボックス１８がモデムが内蔵さ
れている場合は、セットトップボックス１８とパーソナ
ルコンピュータを接続し、セットトップボックス１８を
介してインターネットに接続することもできる。また、
セットトップボックス１８にテレビゲーム機を接続する
ことなどもできる。

【００３２】ケーブルテレビ局６はアンテナ３５、ヘッ
ドエンド２０などを含んでいる。アンテナ３５は人工衛
星９からテレビ放送電波を受けて、これをヘッドエンド
２０へ送る。ヘッドエンド２０はアンテナ３５から送ら
れてきたデータの符号の誤りを訂正したり、周波数を変
換したりなどした後、ケーブル網９８へこれを送出す
る。

【００３３】ケーブル網９８には複数の受信端末部８
ａ、８ｂ、８ｃ、・・・が接続されている。ここでは、
これらの受信端末部の内、受信端末部８ａについて説明
する。受信端末部８ａはセットトップボックス２１、デ
ジタルテレビ２２、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）２
４、ゲーム機２３などの端末装置によって構成されてい
る。セットトップボックス２１はケーブル網９８、ゲー
ム機２３パーソナルコンピュータ２４、デジタルテレビ
２２及び回線１１に接続されている。

【００３４】セットトップボックス２１、及びデジタル
テレビ２２の機能は、それぞれセットトップボックス１
８、デジタルテレビ１９と同じである。テレビ２２によ
って、番組が視聴されている間は、セットトップボック
ス２１と受信サーバ１５は常時接続されており、テレビ
２２で視聴されている番組の情報がリアルタイムで受信
サーバ１５に送信される。また、ゲーム機２３やパーソ
ナルコンピュータ２４によって、インターネットに接続
することが可能である。

【００３５】受信端末部８ｂ、８ｃ、・・・も、各々セ
ットトップボックスを備えている。これらのセットトッ
プボックスも回線１１を介して受信サーバ１５に接続さ
れており、各受信端末部８ｂ、８ｃ、・・・での視聴番
組がモニタリングされる。また、受信端末部７では、セ
ットトップボックス１８にデジタルテレビ１９が接続さ
れ、受信端末部８ａではセットトップボックス２１にゲ
ーム機２３、パーソナルコンピュータ２４、デジタルテ
レビ２２が接続されているが、セットトップボックスに
接続する端末装置はこれに限るものではなく、それぞれ
の受信端末部ユーザの好みによって、様々な接続形態が
ある。

【００３６】なお、視聴率表示システム１では基地局４
及び受信端末部７、８ａは１つとして説明したが、これ
は複数存在してもよい。また、視聴率表示システム１で
は、基地局４から人工衛星２を介して番組を放送たが、
これに限定するものではなく、番組を例えば地上波や有
線を介して放送しても良い

【００３７】図３はＥＰＧに視聴率を付加するプロセス
を示した図である。番組提供業者３１はコンテンツサー
バ５５とデータベース５６を備えている。データベース
５６には、番組情報提供業者３１が提供するコンテンツ
が格納されており、コンテンツサーバ５５を介して、第
三者にこれらのコンテンツが提供される。番組情報５７
はデータベース５６に格納されている複数のコンテンツ
のうちの１つであり、データ加工部１７でエンコードさ
れてＥＰＧとなる基のコンテンツである。番組情報５７
には、番組のタイトル、放送時間、出演者などのこれら
の番組に関する情報が記録されている。

【００３８】データ加工部１７はデータベース５５から
番組情報を受け取って、これを放送するためのＥＰＧに
エンコードする際に、基地局４の受信サーバ１５から、
過去に放送された番組の視聴率と、現在視聴されている
番組のリアルタイムの視聴率を受け取り、これらの視聴
率を番組情報５７に付加する。視聴率を付加された番組
情報はエンコードされてオンエア用のＥＰＧとなり、コ
ンテンツデータベース１６に格納される。このようにし
て、ＥＰＧ５８には放送時間、タイトルなどの情報に、
例えば１５％などと新たに視聴率が付加される。

【００３９】視聴率を付加されたＥＰＧはコンテンツデ
ータベース１６から基地局４に送られ、データカルーセ
ル５１に載せられて、視聴者に配信される。リアルタイ
ムの視聴率の付加を、例えば５分毎とすると、視聴者は
５分ごとに最新の視聴率を知ることができる。また、視
聴率表示システム１では、基地局４と各視聴者を双方向
通信により結び、そして、各々の視聴者がどの番組を視
聴しているかを知ることができるので、例えば地域ごと
の視聴率を表示することも可能である。例えば、広島で
の視聴率、札幌での視聴率というように都市毎の視聴率
を表示したり、または、新宿区での視聴率と練馬区での
視聴率などの更に細かい視聴率を表示することも可能で
ある。

【００４０】図４はデジタルテレビ２２に表示された視
聴率が付加されたＥＰＧ画面６０の一例である。ＥＰＧ
画面６０は、時刻欄６１、バナー広告欄６３を備えてい
る。時刻欄６１には現在時刻が表示される。図４では、
現在時刻は午後５時５１分である。バナー広告欄６３に
は、ＥＰＧを提供するスポンサーなどの広告が表示され
る。視聴者はリモコン操作などで、デジタルテレビ２２
を操作することにより、ボタン６２を押すことができ
る。ボタン６２を押すとバナー広告がスクロールされ
る。

【００４１】番組欄はテレビ局名欄６４、放送時間欄６
５を備えている。テレビ局名欄６４には、例えば「Ａ−
ＳＰＯＲＴＳ」などの、各テレビ局名が表示される。放
送時間欄６５には、各番組の放送時間が表示される。テ
レビ局名欄６４と放送時間欄６５が交差する欄、例えば
欄６６には、テレビ局名欄６４に表示されたテレビ局
で、放送時間欄６５に表示された時間に放送される番組
に関するタイトルなどの情報が表示される。

【００４２】例えば、チャンネル「ディスカバリー」で
は午後２時から「野生動物の世界」が放送されたことが
わかる。この欄には更に視聴率６７が付加されている。
「野生動物の世界」は、既に放送が終了しているので、
これは、「野生動物の世界」が視聴された視聴率を示し
ている。また、放送局「ディスカバリー」で５時から放
送されている「５時のニュース」は、現在放送中であ
り、視聴率８０は、現在「５時のニュース」が視聴され
ている視聴率を表している。

【００４３】視聴者はリモコンなどを操作して、ＥＰＧ
画面６０に表示された番組を選択できる。すると、その
番組に関する情報が、映像欄６９及び映像解説欄６８に
表示される。例えば、「テレビ２０００」で午後５時か
ら放送される「ワールドカップ情報」を選択すると、映
像欄６９に、番組の、例えば試合をしている映像が表示
される。映像は静止画の場合もあれば、動画の場合もあ
る。音声はステレオ音声で出力できる。映像解説欄６８
には映像欄に表示されている静止画又は動画に対応した
解説や、その他、その番組に関する画像股は映像が表示
される。

【００４４】映像欄操作ボタン７０は、早送りボタン７
２、再生ボタン７３、停止ボタン７４、巻き戻しボタン
７５により構成されている。視聴者は、それぞれのボタ
ンをリモコン操作などにより押すことで、映像欄６９に
表示された動画の早送り、再生、停止、巻き戻しを行う
ことができる。

【００４５】番組欄操作ボタン７１は、上スクロールボ
タン７６、下スクロールボタン７７、左スクロールボタ
ン７８、右スクロールボタン７９により構成されてい
る。番組欄に表示されている番組は、全体の一部であ
る。デジタルテレビ放送では、多チャンネル化が図られ
る。そのため、テレビ局が多くあり、デジタルテレビ２
２の画面に同時に全てを表示することはできない。そこ
で、視聴者は左スクロールボタン７８及び右スクロール
ボタン７９をリモコン操作などにより押すことで、それ
ぞれ、画面外右側及び左側にある番組情報欄をデジタル
テレビ２２に表示させることができる。

【００４６】また、視聴者は上スクロールボタン７６、
下スクロールボタン７７をリモコン操作などして押すこ
とにより、それぞれ、画面外下側及び上側の時間帯に属
する番組表示欄を表示させることができる。

【００４７】また、ＥＰＧはデジタルデータとして基地
局４から送られてくるため、容易に番組情報を加工して
デジタルテレビ２２に表示することができる。例えば、
ある期間を限定し、この期間内で視聴率の高い順番に番
組を並べ替えて表示したり、また、連続ドラマなどは、
過去の視聴率の推移を表示させたりなどすることもでき
る。以上のように、視聴率表示システム１では、デジタ
ルテレビ放送の双方向通信性により、各受信端末部で受
信されているテレビ番組をリアルタイムで知ることがで
きる。

【００４８】

【発明の効果】本発明によれば、デジタルテレビ放送な
どの、放送者と受信者が双方向通信によって、互いに情
報をやり取りできるので、双方向通信によって結ばれて
いる全ての視聴者が受信している番組を知ることができ
る。このため、正確な視聴率を迅速に得ることができ
る。そして、この視聴率をＥＰＧに表示するなどして、
視聴者に提供することができる。また、テレビ局やスポ
ンサーなどは、正確な視聴率を業務に適用することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態に係る視聴率表示システムを示し
た図である

【図２】データカルーセルのコンテンツ送出順序を示し
た図である。

【図３】ＥＰＧに視聴率を付加するプロセスを示した図
である

【図４】デジタルテレビに表示された視聴率が付加され
たＥＰＧ画面の一例を示した図である。

【符号の説明】

１視聴率表示システム２人工衛星３データベース４基地局６ケーブルテレビ局７受信端末部８ａ受信端末部１１回線１２データカルーセル送出サーバ１３スケジューラ１４データカルーセルデータベース１５受信サーバ１６コンテンツデータベース１７データ加工部１８セットトップボックス１９デジタルテレビ２１セットトップボックス２２デジタルテレビ２３ゲーム機２４パーソナルコンピュータ３１番組情報提供業者３２コンテンツ配信業者３３回線４１ＥＰＧ５１データカルーセル５５コンテンツサーバ５６データベース５７番組情報５８番組情報６０ＥＰＧ画面６７視聴率９８ケーブル網

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 5/445 Ｈ０４Ｎ 5/445 Ｚ 7/025 7/173 ６２０Ａ 7/03 7/20 ６１０ 7/035 7/08 Ａ 7/173 ６２０ 7/20 ６１０ (72)発明者今井理希代東京都世田谷区三軒茶屋２−11−22 サンタワーズセンタービル18階スター・アルファ株式会社内Ｆターム(参考） 5C025 CB08 DA04 DA05 5C061 BB13 BB20 5C063 AA01 AB03 AC10 DB09 EB33 5C064 AA06 AB04 AC12 AD06 AD08 AD14 BA07 BB10 BC18 BC23 BD03 BD07

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】放送されている番組を視聴するか否かを
選択できる複数の番組視聴手段に前記番組を放送する番
組放送手段と、前記番組視聴手段にて前記番組が視聴されているか否か
の情報を取得する視聴状態取得手段と、前記視聴状態取得手段にて取得された前記番組を視聴し
ている前記番組視聴手段の数と、前記番組を視聴してい
ない前記番組視聴手段の数とから、前記番組の視聴率を
取得する視聴率取得手段と、前記視聴率取得手段にて取得した視聴率を前記番組視聴
手段に放送する視聴率放送手段、とを備えたことを特徴
とする番組視聴率配信装置。
【請求項２】前記番組放送手段は、衛星回線に放送用
電波を中継させることを特徴とする請求項１に記載の番
組視聴率配信装置。
【請求項３】前記番組放送手段は、前記番組をデジタ
ル化した信号により前記番組視聴手段に放送することを
特徴とする請求項１または請求項２に記載の番組視聴率
配信装置。
【請求項４】番組情報をデジタル化した電子番組案内
表取得手段と、前記電子番組案内表に前記視聴率取得手段にて取得した
視聴率を付加する視聴率付加手段と、更に備え、前記視聴率放送手段は、前記視聴率を電子番組案内表に
付加して放送することを特徴とする請求項１から請求項
３までの何れかの一に記載の番組視聴率配信装置。
【請求項５】放送されている番組を受信する受信装置
であって、所定の方法で計測された各番組の視聴率も受信し、この受信した視聴率を表示する表示手段を備えたことを
特徴とする番組受信装置。
【請求項６】放送されている番組を視聴するか否かを
選択できる複数の番組視聴手段に前記番組を放送する第
１のステップと、前記第１のステップにて放送された前記番組が前記番組
視聴手段にて前記番組が視聴されているか否かの情報を
取得する第２のステップと、前記第２のステップにて取得された、前記番組を視聴し
ている前記番組視聴手段の数と、前記番組を視聴してい
ない前記番組視聴手段の数から、前記番組の視聴率を取
得する第３のステップと、前記第３のステップにて取得した前記視聴率を前記番組
視聴手段に対して放送する第４のステップと、からなる
ことを特徴とする番組視聴率配信方法。