JP2002135716A - 記録再生装置及び方法 - Google Patents

記録再生装置及び方法

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JP2002135716A
JP2002135716A JP2000329243A JP2000329243A JP2002135716A JP 2002135716 A JP2002135716 A JP 2002135716A JP 2000329243 A JP2000329243 A JP 2000329243A JP 2000329243 A JP2000329243 A JP 2000329243A JP 2002135716 A JP2002135716 A JP 2002135716A
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Yuji Ino
雄二 猪野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送局において、素材の送出段階に文字やC
Gをスーパーインポーズして送出するサーバーシステム
同士で素材を簡単に利用し合えるようにする。 【解決手段】 供給される素材に、どの場面でどの文字
またはCGをスーパーインポーズすべきかを示す情報を
付加する付加手段2と、この情報を付加された素材を記
録する記録再生手段9と、素材の送出段階に、この記録
再生手段9から素材とともに再生されたこの情報に基づ
いてスーパーインポーズを行う処理手段5とを備えたサ
ーバーシステム1を複数設置することにより、或るシス
テム1で記録した素材を他のシステム1で送出する場合
にも、後者のシステム1が、前者のシステム1から素材
を入手するだけで、どの場面でどの文字やCGをスーパ
ーインポーズするかを判断できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば放送局のサ
ーバーシステムに適用して好適な記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】放送局におけるニュース番組では、事件
現場等においてテレビカメラで撮影した映像(素材)
に、テロップ等の文字をスーパーインポーズして送出し
ている。また、ニュース番組以外の番組でも、テレビカ
メラで撮影した映像に文字やCG(コンピュータグラフ
ィックス)をスーパーインポーズして送出することが珍
しくない。
【0003】従来、このように文字やCGをスーパーイ
ンポーズした映像を送出する際には、撮影した映像の編
集段階に、映像に文字データやCGデータを合成するこ
とによってスーパーインポーズ済みの映像を作成・記録
する作業を行い、このスーパーインポーズ済みの映像を
再生して送出するのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような編
集段階でのスーパーインポーズのための作業は、工数が
多いので労力や時間がかかってしまう。特に、ニュース
番組のように編集時間に制約のある番組では、編集段階
にこうした作業を行っていると放送に間に合わなくなる
ことがある。
【0005】これに対し、テレビカメラで撮影した映像
を記録した後、映像を送出する段階に、再生した映像に
文字やCGをスーパーインポーズして送出するようにす
れば、編集段階にスーパーインポーズを行う場合よりも
工数が少なくなるので、労力が軽減されるとともに時間
が短縮される。
【0006】ただし、このような送出段階でのスーパー
インポーズを映像の場面に合わせて正確に行うために
は、映像のどの場面でどの文字またはCGをスーパーイ
ンポーズするかを示す情報を事前に作成・保存してお
き、送出段階にこの情報に基づいて文字データまたはC
Gデータを再生して映像データと合成することが必要で
ある。
【0007】この情報を保存する形態の一つとしては、
この情報を素材とは別個にデータベース化して保存する
ことが考えられる。すなわち、例えば素材を放送局のサ
ーバーシステム内のビデオサーバーに記録する一方で、
この情報をそのサーバーシステム内のパーソナルコンピ
ュータの内蔵ハードディスクにデータベース化して保存
することが考えられる。
【0008】しかし、このようにこの情報を素材とは別
個にデータベース化して保存すると、このデータベース
を参照しなければ、どのタイミングでどの文字またはC
Gをスーパーインポーズすべきなのかを判断することが
できない。
【0009】このことは、複数のサーバーシステムの間
で素材を簡単に利用し合える環境を実現する場合に不都
合を生じる。すなわち、或るサーバーシステムで記録し
ている素材を他のサーバーシステムで文字やCGをスー
パーインポーズして送出しようとする場合、後者のサー
バーシステムでは、前者のサーバーシステムから素材を
入手するだけでなく、前者のサーバーシステムのデータ
ベースを参照しなければならなくなる。このように他の
サーバーシステムのデータベースを参照することは処理
の複雑化を招き、特に、サーバーシステム同士でデータ
ベースの構造が相違している場合には、データベース構
造を解析しなければならないので一層処理が複雑化す
る。ひいては、この処理の複雑さが、サーバーシステム
同士での素材の利用に対する障壁になってしまう。
【0010】また、ここでは放送局のサーバーシステム
を例に挙げたが、例えばインターネット経由で音楽や映
像の配信サービスを行うWebサイトのサーバーシステ
ムにおいて、音楽や映像(素材)と一緒に文字や静止画
を送信する場合に、どの文字または静止画を送信するか
を示す情報を素材とは別個に保存することは、やはりサ
ーバーシステム同士での素材の利用に対する障壁になっ
てしまう。
【0011】本発明は、上述の点に鑑み、放送局におい
て、素材の送出段階に文字やCGをスーパーインポーズ
して送出するサーバーシステム同士で素材を簡単に利用
し合えるようにするために、どの場面でどの文字やCG
をスーパーインポーズすべきかを映像自体から判断でき
るようにすることや、音楽や映像の配信サービスを行う
Webサイトのサーバーシステム同士で素材を簡単に利
用し合えるようにするために、どの文字や静止画を音楽
や映像と一緒に送信すべきかを音楽や映像自体から判断
できるようにすること(より一般的には、映像や音声を
再生するシステム同士で映像や音声を簡単に利用し合え
るようにするために、映像や音声の再生と連動してどの
ような処理を行うべきかを、映像や音声自体から判断で
きるようにすること)を課題としてなされたものであ
る。
【0012】なお、以下では、映像や音声の再生と連動
して行うべき所定の処理についての情報のことを、この
映像や音声と所定の処理とをリンクさせる情報という意
味で、「リンク情報」とも呼ぶことにする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、供給される映像及び/または音声信号
に、この映像及び/または音声信号の再生と連動して行
うべき所定の処理についての情報を付加する付加手段
と、この情報を付加された映像及び/または音声信号を
記録する記録再生手段と、この記録再生手段からこの映
像及び/または音声信号とともに再生されたこの情報に
基づいてこの所定の処理を行う処理手段とを備えた記録
再生装置を提案する。
【0014】この記録再生装置では、供給された映像信
号や音声信号が、その映像信号や音声信号の再生と連動
して行うべき所定の処理についての情報(リンク情報)
を付加されて記録される。そして、その映像信号や音声
信号の再生時には、その映像信号や音声信号とともに再
生されたこのリンク情報に基づいてこの所定の処理が行
われる。
【0015】このように、この記録再生装置によれば、
映像や音声の再生と連動して行うべき所定の処理につい
ての情報が映像や音声自体に付加されるので、映像や音
声の再生と連動してどのような処理を行うべきかが映像
や音声自体から判断される。
【0016】したがって、映像や音声を再生するシステ
ムは、同じく映像や音声を再生する他のシステムのデー
タベースを参照したりそのデータベース構造を解析する
ことなく、当該他のシステムから映像や音声を入手する
だけで、その映像や音声の再生と連動してどのような処
理を行うべきかを判断することができる。これにより、
こうしたシステム同士で映像や音声を簡単に利用し合え
るようになる。
【0017】なお、この記録再生装置において、この所
定の処理は、一例として文字及び/または画像データの
再生処理であることが好適である。それにより、前述の
放送局のサーバーシステム同士や音楽や映像の配信サー
ビスを行うWebサイトのサーバーシステム同士で素材
を簡単に利用し合えるようになる。
【0018】また、映像及び/または音声信号にリンク
情報を付加する形態としては、一例として、供給される
映像及び/または音声信号をMPEG方式で符号化する
符号化手段をこの記録再生装置に備え、この符号化手段
で符号化されたビットストリームのユーザデータ領域に
リンク情報を付加することが好適である。
【0019】あるいはまた、映像及び/または音声信号
にリンク情報を付加する別の形態として、供給される映
像及び/または音声信号のブランキング期間にリンク情
報を付加することも好適である。
【0020】次に、本出願人は、供給される映像及び/
または音声信号に、この映像及び/または音声信号の再
生と連動して行うべき所定の処理についての情報を付加
する第1ステップと、この情報を付加した映像及び/ま
たは音声信号を記録する第2ステップと、この映像及び
/または音声信号を再生する第3ステップと、この映像
及び/または音声信号とともに再生されたこの情報に基
づいてこの所定の処理を行う第4ステップとを有する記
録再生方法を提案する。
【0021】この記録再生方法では、供給された映像信
号や音声信号を、その映像信号や音声信号の再生と連動
して行うべき所定の処理についての情報(リンク情報)
を付加して記録する。そして、その映像信号や音声信号
の再生時には、その映像信号や音声信号とともに再生さ
れたリンク情報に基づいてこの所定の処理を行う。
【0022】このように、この記録再生方法によれば、
映像や音声の再生と連動して行うべき所定の処理につい
ての情報を映像や音声自体に付加することにより、映像
や音声の再生と連動してどのような処理を行うべきかを
映像や音声自体から判断するので、映像や音声を再生す
るシステム同士で映像や音声を簡単に利用し合えるよう
になる。
【0023】なお、この記録再生方法においても、この
所定の処理は、一例として文字及び/または画像データ
の再生処理であることが好適である。それにより、やは
り前述の放送局のサーバーシステム同士や音楽や映像の
配信サービスを行うWebサイトのサーバーシステム同
士で素材を簡単に利用し合えるようになる。
【0024】また、映像及び/または音声信号にリンク
情報を付加する形態としては、やはり、供給される映像
及び/または音声信号をMPEG方式で符号化したビッ
トストリームのユーザデータ領域にリンク情報を付加す
るか、あるいはまた、供給される映像及び/または音声
信号のブランキング期間にリンク情報を付加することが
好適である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下では、放送局のサーバーシス
テムに本発明を適用した例について説明する。
【0026】図1は、本発明を適用したサーバーシステ
ムの構成例を示す。このサーバーシステム1には、リン
ク情報用端末(パーソナルコンピュータ)2,VTR
3,モニター4,スーパー用端末(パーソナルコンピュ
ータ)5,送出用端末(パーソナルコンピュータ)6,
データベース7,SMS(サーバーマネジメントシステ
ム)8,ビデオサーバー9及びミキシング回路10が設
けられている。リンク情報用端末2,スーパー用端末
5,送出用端末6,データベース7,SMS8,ビデオ
サーバー9は、それぞれLAN(ローカルエリアネット
ワーク)11に接続されている。
【0027】放送局内には同じ構成のサーバーシステム
1が2つ設置されており(図では一方のサーバーシステ
ム1についてのみ構成を示している)、各サーバーシス
テム1のLAN11はブリッジ12で繋がれている。
【0028】リンク情報用端末2には、ビデオサーバー
9を制御してリンク情報の付加及び素材の記録を行うた
めのアプリケーションソフトウェアがインストールされ
ている。図2は、このアプリケーションソフトウェアに
基づいてリンク情報用端末2のディスプレイに表示され
るGUI(グラフィックユーザーインタフェース)画面
の一例を示す。このGUI画面には、VTR3を動作さ
せるための複数のアイコン群21と、VTR3で現在再
生中のフレームのタイムコード値を表示する表示欄22
と、スーパーインポーズを開始するフレームのタイムコ
ード値を入力するための入力欄23と、スーパーインポ
ーズを終了するフレームのタイムコード値を入力するた
めの入力欄24と、入力欄23及び24にタイムコード
値を入力したフレーム期間にスーパーインポーズする文
字またはCGのファイル名を入力するための入力欄25
と、入力欄23,24及び25への入力結果を確定する
ためのアイコン26とが存在する。また、このGUI画
面には、VTR3でAV信号を再生させるとともにその
AV信号をビデオサーバー9に記録させるためのアイコ
ン27が存在する。
【0029】このGUI画面が表示された状態で操作者
がリンク情報用端末2を操作することにより、リンク情
報用端末2は、後で図4を用いて説明するような処理を
行う。
【0030】VTR3は、テレビカメラで撮影してビデ
オカセットテープに収録したAV(映像及び音声)信号
(素材)を再生するためのものである。VTR3で再生
された素材は、モニター4に送られて表示されるととも
に、ビデオサーバー9に送られる。
【0031】スーパー用端末5には、操作者が素材にス
ーパーインポーズする文字やCGを作成してその文字デ
ータやCGデータをファイル形式で保存する操作を行う
アプリケーションソフトウェアと、後で図6を用いて説
明するような処理を行うためのアプリケーションソフト
ウェアがインストールされている。
【0032】送出用端末6には、ビデオサーバー9に記
録されている素材の中から送出対象の素材を指定してそ
の送出時刻を指定する(あるいは直ちにその素材を送出
することを指示する)操作を行うためのアプリケーショ
ンソフトウェアと、後で図7を用いて説明するような処
理を行うためのアプリケーションソフトウェアとがイン
ストールされている。
【0033】データベース7には、図示しない上位装置
からサーバーシステム1に送られたデータや、送出用端
末6で指定された送出時刻のデータや、ビデオサーバー
9に記録されている素材を管理するデータや、サーバー
システム1を構成する個々のハードウェアの現在の状態
を示すデータ等が記録される。
【0034】SMS8は、データベース7に記録されて
いるデータや、リンク情報用端末2の操作や、送出用端
末6の操作に基づいてビデオサーバー9を制御する。
【0035】ビデオサーバー9は、ランダムアクセス可
能な記録媒体を用いて素材の記録・再生を行うととも
に、複数の入出力スロットを有する装置であり、複数チ
ャンネルで同時に素材を記録したり再生したりすること
ができる。
【0036】図3は、ビデオサーバー9の構成例を示
す。1つの入力スロット31と、3つの出力スロット3
2と、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Di
sks )技術を用いたハードディスク装置(単にRAID
と呼ぶ)33と、制御部34と、 LAN11に接続す
るためのインターフェース35とが、バス36で結ばれ
てい る。
【0037】入力スロット31には、図1のVTR3か
ら送られた素材が入力される。入力スロット31は、入
力した素材をMPEG方式で符号化(圧縮)するエンコ
ーダ37を含んでいる。入力スロット31からは、符号
化した素材がバス36を介してRAID33に送られ
る。
【0038】各出力スロット32は、RAID33から
バス36を介して送られた素材を復号(伸長)するデコ
ーダ38をそれぞれ含んでいる。出力スロット32から
出力された素材は、それぞれ図1のミキシング回路10
に送られる。
【0039】各スロット31,32は、互いに独立して
動作して素材の入力,出力を行うとともに、それぞれに
割り当てられたタイムスロット内にバス36を介してR
AID33との間での素材の送付を行う。
【0040】RAID33は、例えばRAID−3を採
用したものであり、画像データを一定の長さのブロック
データに分割して複数台のHDD(ハードディスクドラ
イブ)に記録するとともに、それらのブロックデータの
パリティデータを生成して別の1台のHDDに記録す
る。そして、再生時には、これらのHDDからブロック
データ及びパリティデータを再生し、いずれか1台のH
DDからブロックデータが再生されない場合にはそのブ
ロックデータをパリティデータを用いて復元し、それら
のブロックデータを元の画像データに一本化する。
【0041】制御部34は、SMS8の制御に基づき、
ビデオサーバー9全体を制御するとともにVTR3を制
御する。
【0042】各ミキシング回路10には、ビデオサーバ
ー9から送られた素材に合成すべきデータとして、スー
パー用端末5から出力された文字データやCGデータが
送られる。各ミキシング回路10から出力された素材
は、放送局内の送出装置(図示略)に送られて放送局か
ら送出される。
【0043】次に、この放送局において、いずれかのサ
ーバーシステム1で記録した素材を、そのサーバーシス
テム1で送出する場合の処理を説明する。
【0044】図4は、図2のGUI画面が表示された状
態で操作者の操作に基づいてリンク情報用端末2が実行
する処理を示す。示す。
【0045】操作者が、アイコン群21中の所望のアイ
コンをクリックすると、リンク情報用端末2は、そのア
イコンに応じたVTR3の制御を要求する制御信号をS
MS8に送る。これにより、SMS8及びビデオサーバ
ー9の制御部34を介してVTR3が制御される。ま
た、VTR3で再生された素材がビデオサーバー9の入
力スロット31に入力されると、その素材中のタイムコ
ード(VITC)の情報が制御部34及びSMS8を介
してリンク情報用端末2に送られて、表示欄22にタイ
ムコード値が表示される(ステップS1)。
【0046】したがって、操作者がアイコン群21中の
再生用のアイコンをクリックすると、VTR3で素材が
再生され、その素材がモニター4に表示されるととも
に、現在再生中のフレームのタイムコード値がこのGU
I画面の表示欄22に表示される。
【0047】操作者は、このモニター4の表示を見て、
スーパーインポーズを開始したい場面(フレーム)を決
定すると、その場面でアイコン群21中の一時停止用の
アイコンをクリックしてVTR3を一時停止させ、表示
欄22に表示されているタイムコード値を例えばコピー
アンドペーストによって入力欄23に入力する。
【0048】そして、アイコン群21中の一時停止用の
アイコンを再びクリックして一時停止を解除し、再びこ
のモニター4の表示を見て、スーパーインポーズを終了
したい場面を決定すると、その場面でアイコン群21中
の一時停止用のアイコンを再びクリックしてVTR3を
一時停止させ、表示欄22に表示されているタイムコー
ド値を入力欄24に入力する。
【0049】そして、入力欄23及び24にタイムコー
ド値を入力したフレーム期間にスーパーインポーズした
い文字またはCGのファイル名(スーパー用端末5に保
存されているファイル名)を入力欄25に入力し、アイ
コン26をクリックする。
【0050】こうしてアイコン26がクリックされる
と、リンク情報用端末2は、入力欄23及び24に入力
されたタイムコード値と入力欄25に入力されたファイ
ル名とを対応させて記憶する(すなわち素材とその素材
にスーパーインポーズすべき文字またはCGとをリンク
させるリンク情報を記憶する)(ステップS2)。
【0051】操作者が、スーパーインポーズしたい全て
の場面について以上の操作を行うことにより、その素材
についての全てのリンク情報がリンク情報用端末2に記
憶される。
【0052】図5は、こうして記憶されたリンク情報の
一例を示す。リンク情報No.1は、タイムコード値
「00:05:10:00」のフレームからタイムコー
ド値「00:05:20:15」のフレームにかけて、
ファイル名「テロップA」の文字をその素材にスーパー
インポーズすべきことを示している。リンク情報No.
2は、タイムコード値「00:12:30:10」のフ
レームからタイムコード値「00:13:30:20」
のフレームにかけて、ファイル名「グラフィックA」の
CGをその素材にスーパーインポーズすべきことを示し
ている。リンク情報No.3は、タイムコード値「0
0:17:00:05」のフレームからタイムコード値
「00:17:10:00」のフレームにかけて、ファ
イル名「テロップB」の文字をその素材にスーパーイン
ポーズすべきことを示している。
【0053】操作者が、以上の操作を行った後、アイコ
ン27をクリックすると、リンク情報用端末2は、ステ
ップS2で記憶したリンク情報(タイムコード値と文字
またはCGのファイル名)と、VTR3での素材の最初
からの再生を要求する制御信号と、VTR3から送られ
た素材の記録を要求する制御信号と、このリンク情報を
入力スロット31のエンコーダ37で符号化した素材の
ビットストリームのユーザデータ領域(例えばシーケン
ス層またはGOP層のユーザデータ領域)に付加するこ
とを要求する制御信号とをSMS8に送る(ステップS
3)。そして処理を終了する。
【0054】これにより、SMS8及びビデオサーバー
9の制御部34を介してVTR3が制御され、VTR3
で素材が最初から再生される。そして、制御部34の制
御のもとで、ビデオサーバー9の入力スロット31に入
力されたその素材がエンコーダ37で符号化され、その
符号化された素材のビットストリームのユーザデータ領
域にリンク情報が付加され、このリンク情報を付加され
た素材のビットストリームが入力スロット31からRA
ID33に送られ、RAID33にそのビットストリー
ムが記録される。
【0055】このようにして、素材のどの場面でどの文
字またはCGをスーパーインポーズするかを示すリンク
情報(スーパーインポーズの開始・終了フレームのタイ
ムコード値と、スーパーインポーズする文字またはCG
のファイル名)が、素材自体に付加されてビデオサーバ
ー9に記録される。
【0056】こうしてビデオサーバー9に素材が記録さ
れた後、送出用端末6で指定されたその素材の送出時刻
が到来すると(あるいは送出用端末6でその素材を直ち
に送出することが指示されると)、SMS8は、制御部
34を制御して、その素材のビットストリームをRAI
D33から再生させていずれかの出力スロット32に送
らせ、そのビットストリームからリンク情報とフレーム
の情報とを取得させ、そのリンク情報及びフレームの情
報をSMS8を介してスーパー用端末5に送らせるとと
もに、そのビットストリームをその出力スロット32の
デコーダ38で復号させてその出力スロット32から出
力させる。
【0057】図6は、素材の送出時にスーパー用端末5
が実行する処理を示す。スーパー用端末5は、ビデオサ
ーバー9からリンク情報及びフレームの情報が送られる
と、現在再生中のフレームがいずれかのリンク情報中の
タイムコード値の示すスーパーインポーズの開始フレー
ムと一致するタイミングで、そのリンク情報中でそのタ
イムコード値と対応しているファイル名の文字データま
たはCGデータを再生して出力する(ステップS1
1)。そして、現在再生中のフレームがそのリンク情報
中のタイムコード値の示すスーパーインポーズの終了フ
レームと一致するタイミングで、その文字データまたは
CGデータの出力を終了する(ステップS12)。
【0058】すなわち、例えば現在再生中のフレームが
図5のリンク情報No.1中のタイムコード値「00:
05:10:00」のフレームと一致するタイミングで
ファイル名「テロップA」の文字データを再生して出力
し、現在再生中のフレームがリンク情報No.1中のタ
イムコード値「00:05:20:15」のフレームと
一致するタイミングで、この文字データの出力を終了す
る。
【0059】これにより、このスーパーインポーズの開
始フレームから終了フレームにかけて、ビデオサーバー
9で再生・出力された素材が、ミキシング回路10でそ
の文字データまたはCGデータを合成されて放送局の送
出装置から送出される。
【0060】スーパー用端末5は、送られた全てのリン
ク情報(図5の例ではリンク情報No.1〜No.3)
についてステップS11及びS12を行い(ステップS
13)、処理を終了する。
【0061】このように、素材自体にリンク情報が付加
されて記録されているので、素材を送出する段階に、ど
の場面でどの文字やCGをスーパーインポーズするかが
素材自体から判断されて、その文字やCGをスーパーイ
ンポーズした素材が送出される。
【0062】次に、この放送局において、一方のサーバ
ーシステム1(以下サーバーシステム1Aと呼ぶ)で記
録した素材を他方のサーバーシステム1(以下サーバー
システム1Bと呼ぶ)で送出する場合の処理のうち、以
上に説明した処理との相違点を説明する。
【0063】図7は、この場合にサーバーシステム1B
の送出用端末6が実行する処理を示す。操作者がサーバ
ーシステム1Bの送出用端末6で指定した送出対象の素
材が、サーバーシステム1Bのビデオサーバー9に記録
されている素材ではなく、サーバーシステム1Aのビデ
オサーバー9に記録されている素材である場合には、こ
の送出用端末6は、サーバーシステム1AのSMS8
に、この素材のビットストリームをサーバーシステム1
Bのビデオサーバー9に転送することを要求する制御信
号をブリッジ12経由で送る(ステップS21)。ま
た、サーバーシステム1BのSMS8に、転送されたビ
ットストリームの記録を要求する制御信号を送る(ステ
ップS22)。
【0064】これにより、サーバーシステム1AのSM
S8は、サーバーシステム1Aのビデオサーバー9の制
御部34を制御して、この転送要求のあったビットスト
リームを、RAID33から再生させてインターフェー
ス35からLAN11,ブリッジ12,サーバーシステ
ム1BのLAN11経由でサーバーシステム1Bのビデ
オサーバー9に転送させる。また、サーバーシステム1
BのSMS8は、サーバーシステム1Bのビデオサーバ
ー9の制御部34を制御して、この転送されたビットス
トリームをRAID33に記録させる。こうして、サー
バーシステム1A側に存在していた素材が、サーバーシ
ステム1B側に入手される。
【0065】その後の処理は、サーバーシステム1Bで
記録した素材をサーバーシステム1Bで送出する場合の
処理と同様である。ただし、ここでは素材にスーパーイ
ンポーズする文字やCGのデータはサーバーシステム1
Aのスーパー用端末5のほうに保存されているので、ス
ーパー用端末5は、素材の送出時に、ブリッジ12経由
でサーバーシステム1Aのスーパー用端末5にそのデー
タの転送要求を送り、サーバーシステム1Aのスーパー
用端末5から送られたデータを出力する。
【0066】このように、サーバーシステム1Aで記録
した素材をサーバーシステム1Bで送出する場合にも、
素材自体にリンク情報が付加されて記録されているの
で、サーバーシステム1Bでは、例えばサーバーシステ
ム1Aのデータベース7を参照したりそのデータベース
構造を解析することなく、サーバーシステム1Aから素
材を入手するだけで、どの場面でどの文字やCGをスー
パーインポーズするかを判断することができる。
【0067】これにより、放送局内においてサーバーシ
ステム1同士で素材を簡単に利用し合える環境が実現さ
れている。
【0068】なお、以上の例では、ビデオカセットテー
プに収録してVTR3で再生した素材を、編集点を決め
ることなく送出している。しかし、編集用端末を設け
て、ビデオサーバー9への素材の記録時または記録後に
編集点を決めるようにしてもよい。その場合には、リン
ク情報用端末2では、スーパーインポーズを行う場面
を、この編集点の範囲内(in点とout点の間)で決
定すればよい。
【0069】また、以上の例ではビデオサーバー9で素
材を符号化(圧縮)して記録しているが、素材を圧縮せ
ずに記録してもよい。その場合には、例えばAV信号の
垂直ブランクング期間にリンク情報を付加するようにす
ればよい。
【0070】また、以上の例ではビデオサーバー9で素
材を記録しているが、ビデオサーバー以外の映像記録用
の機器で素材を記録してもよい。
【0071】また、以上の例ではサーバーシステム1を
2つ設置しているが、サーバーシステム1を1つまたは
3つ以上設置してもよい。
【0072】また、以上の例では、リンク情報用端末2
やビデオサーバー9やスーパー用端末5といった複数の
機器で本発明を構成しているが、単体の機器で本発明を
構成してもよい。
【0073】また、以上の例では放送局のサーバーシス
テムに本発明を適用しているが、インターネット経由で
音楽や映像の配信サービスを行うWebサイトのサーバ
ーシステムにも本発明を適用してよい。その場合にも、
全く同様にして、複数のサーバーシステム同士で音楽や
映像(素材)を簡単に利用し合える環境が実現される。
【0074】また、本発明は、こうした放送局のサーバ
ーシステムや配信サービスを行うWebサイトのサーバ
ーシステムのような、映像や音声の再生と連動して文字
データや画像データを再生するシステムに限らず、映像
や音声の再生と連動して文字データや画像データの再生
処理以外の適宜の処理を行うシステムにも適用してよ
い。その場合にも、やはり、映像や音声の再生と連動し
てどのような処理を行うべきかを映像や音声自体から判
断できるので、複数のシステム同士で映像や音声を簡単
に利用し合える環境が実現される。
【0075】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、映像や
音声の再生と連動して行うべき所定の処理についての情
報が映像や音声自体に付加されるので、映像や音声の再
生と連動してどのような処理を行うべきか(例えば映像
や音声の再生と連動してどの文字データや画像データを
再生すべきか)を映像や音声自体から判断できるという
効果が得られる。
【0077】したがって、映像や音声を再生するシステ
ムは、同じく映像や音声を再生する他のシステムのデー
タベースを参照したりそのデータベース構造を解析する
ことなく、そのシステムから映像や音声を入手するだけ
で、その映像や音声の再生と連動してどのような処理を
行うべきかを判断することができる。これにより、こう
したシステム同士で映像や音声を簡単に利用し合えるよ
うになる。
【0078】特に、この所定の処理が文字データや画像
データの再生処理である場合には、放送局のサーバーシ
ステム同士やインターネット経由で音楽や映像の配信サ
ービスを行うWebサイトのサーバーシステム同士で、
素材を簡単に利用し合えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したサーバーシステムの構成例を
示す図である。
【図2】図1のリンク情報用端末の画面表示例を示す図
である。
【図3】図1のビデオサーバーの構成例を示すブロック
図である。
【図4】図1のリンク情報用端末が実行する処理を示す
フローチャートである。
【図5】リンク情報の一例を示す図である。
【図6】図1のスーパー用端末が実行する処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】図1の送出用端末が実行する処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 サーバーシステム、 2 リンク情報用端末、 3
VTR、 4 モニター、 5 スーパー用端末、
6 送出用端末、 7 データベース、 8SMS、
9 ビデオサーバー、 10 ミキシング回路、 11
LAN、12 ブリッジ、 31 入力スロット、
32 出力スロット、 33 RAID、 34 制御
部、 35 インターフェース、 36 バス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される映像及び/または音声信号
    に、該映像及び/または音声信号の再生と連動して行う
    べき所定の処理についての情報を付加する付加手段と、 前記情報を付加された前記映像及び/または音声信号を
    記録する記録再生手段と、 前記記録再生手段から前記映像及び/または音声信号と
    ともに再生された前記情報に基づいて前記所定の処理を
    行う処理手段とを備えたことを特徴とする記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録再生装置におい
    て、 前記所定の処理は、文字及び/または画像データの再生
    処理であることを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の記録再生装置
    において、 供給される映像及び/または音声信号をMPEG方式で
    符号化する符号化手段をさらに備えており、 前記付加手段は、前記符号化手段で符号化されたビット
    ストリームのユーザデータ領域に前記情報を付加するこ
    とを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の記録再生装置
    において、 前記付加手段は、供給される映像及び/または音声信号
    のブランキング期間に前記情報を付加することを特徴と
    する記録再生装置。
  5. 【請求項5】 供給される映像及び/または音声信号
    に、該映像及び/または音声信号の再生と連動して行う
    べき所定の処理についての情報を付加する第1ステップ
    と、 前記情報を付加した前記映像及び/または音声信号を記
    録する第2ステップと、 前記映像及び/または音声信号を再生する第3ステップ
    と、 前記映像及び/または音声信号とともに再生された前記
    情報に基づいて前記所定の処理を行う第4ステップとを
    有することを特徴とする記録再生方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の記録再生方法におい
    て、 前記所定の処理は、文字及び/または画像データの再生
    処理であることを特徴とする記録再生方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の記録再生方法
    において、 前記第1ステップで、供給される映像及び/または音声
    信号をMPEG方式で符号化し、符号化したビットスト
    リームのユーザデータ領域に前記情報を付加することを
    特徴とする記録再生方法。
  8. 【請求項8】 請求項5または6に記載の記録再生方法
    において、 前記第1ステップで、供給される映像及び/または音声
    信号のブランキング期間に前記情報を付加することを特
    徴とする記録再生方法。
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