JP2002135660A - 固体撮像素子及びその電荷蓄積時間制御方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその電荷蓄積時間制御方法

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JP2002135660A
JP2002135660A JP2000325706A JP2000325706A JP2002135660A JP 2002135660 A JP2002135660 A JP 2002135660A JP 2000325706 A JP2000325706 A JP 2000325706A JP 2000325706 A JP2000325706 A JP 2000325706A JP 2002135660 A JP2002135660 A JP 2002135660A
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Katsunori Noguchi
勝則 野口
Masahide Hirama
正秀 平間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアセンサのより小型化、集積化を可能に
した固体撮像素子及びその電荷蓄積時間の制御方法を提
供する。 【解決手段】 センサ列と、該センサ列からの電荷を掃
き捨てる手段と、前記センサ列からの電荷を一方向に転
送する転送レジスタを有し、前記センサ列からの電荷を
前記転送レジスタへ読み出すための読出しゲート部を制
御して、電荷蓄積時間を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子、特
にリニアセンサ及びその電荷蓄積時間の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のリニアセンサの概略構成
を示す。このリニアセンサ1は、複数の受光センサ部2
を一方向に配列してなるセンサ列3と、センサ列3の一
側に配され、センサ列の信号電荷を読出しゲート部4を
介して読み出し、一方向へ転送する転送レジスタ(例え
ば水平転送レジスタ)5と、センサ列3の他側に配さ
れ、電荷掃き捨てゲート部6を介してセンサ列3におけ
る不要電荷を掃き捨てるドレイン領域7とを有して成
る。電荷掃き捨てゲート部6とドレイン領域7により、
いわゆる電荷掃き捨て手段8が形成される。
【0003】このリニアセンサ1では、センサ列3の各
受光センサ部2に受光蓄積された信号電荷が図8に示す
読み出しパルスφPA の印加により読出しゲート部4を
介して転送レジスタ5に読みだされ、転送レジスタ5内
を順次転送され、電荷電圧変換されて出力部9から出力
される。このリニアセンサ1における電荷蓄積時間の制
御は、図8(例えば第1リニアセンサの電荷掃き捨てパ
ルスφSA1,読み出しパルスφPA 参照)に示すよう
に、電荷掃き捨てゲート部6に印加する電荷掃き捨てパ
ルスφSA により行われている。即ち、読み出しパルス
φPA 例えば、一の読み出しパルスp1 から次の読み出
しパルスp2 までの電荷蓄積期間内の任意の時点で、電
荷掃き捨てパルスφSA1、即ちパルスs1 を印加し、一
の読み出しパルスp1 がオフした時点から電荷掃き捨て
パルスs1 が印加されるまでに蓄積された電荷をドレイ
ン領域7へ掃き捨て、電荷掃き捨てパルスs1 がオフし
た時点から次の読み出しパルスp2 がオフする時点まで
の期間を電荷蓄積時間τ1 としている。
【0004】一方、図7に示すように、例えばカラーリ
ニアセンサ、或いはその他等、複数のセンサ列、本例で
は2つのセンサ列3〔31 、32 〕を有するリニアセン
サ11も知られている。このリニアセンサ11では、図
6の構成のリニアセンサ1が複数、即ち2つ配置されて
成る。各リニアセンサ1〔11 、12 〕は、そのセンサ
列31 、32 が複数の受光センサ部2を配列して形成さ
れ、読出しゲート部4、転送レジスタ5、電荷掃き捨て
ゲート部6及びドレイン領域7からなる電荷掃き捨て手
段8、出力部9等を有して構成される。本例において
は、リニアセンサ11 、12 に対して夫々独立に読出し
ゲート部4へ読み出しパルスφPA1、PA2、が、また電
荷掃き捨てゲート部6へ電荷掃き捨てパルスSA1、SA2
が印加される。
【0005】リニアセンサ11における各センサ列
1 、32 の出力信号の大きさを制御する方法として
は、電荷掃き捨て機能を夫々のセンサ列31 、32 で別
々に制御する方法がある。即ち、前述と同様に、図8に
示すように、各読出しゲート部4に対して同時に読み出
しパルスφPA1、φPA2を印加し、各センサ列の信号電
荷を転送レジスタへ読み出した後の電荷蓄積期間に、電
荷掃き捨てパルスφSA1、φSA2、従ってパルスs1
2 を夫々任意に印加して、夫々のセンサ列31 、3 2
に対して別々に電荷蓄積時間を制御するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
複数のセンサ列を有するリニアセンサ11では、リニア
センサ11 、12 のサイズや各リニアセンサ11 、12
のライン間隔が小さくなるに従って、各リニアセンサ1
1 、12 の駆動回路の占有領域、その他等の構成パター
ンの関係からライン間隔の縮小に限界が生じ、また、ラ
イン間隔を小さくしたときには、駆動回路等の占有面積
が増して撮像素子チップが大きくなる等、より小型化、
集積化が難しくなってきている。
【0007】本発明は、上述の点に鑑み、リニアセンサ
を含めた構成パターンの制約を受けることなく、電荷蓄
積時間の制御を可能にし、併せて撮像素子のより小型
化、集積化を可能にした固体撮像素子及びその電荷蓄積
時間の制御方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像素
子は、センサ列と、このセンサ列からの電荷を掃き捨て
る手段と、センサ列からの電荷を一方向に転送する転送
レジスタを有し、センサ列から転送レジスタへ電荷を読
み出すための読出しゲート部を制御して、電荷蓄積時間
を制御するように構成する。
【0009】本発明に係る固体撮像素子の電荷蓄積時間
制御方法は、センサ列からの電荷を転送レジスタへ読み
出すための読出しゲート部を制御して、センサ列の電荷
蓄積時間を制御するようになす。
【0010】本発明では、読出しゲート部を制御、即ち
読み出しパルスのタイミングを制御することによって、
電荷蓄積時間が制御される。これにより、電荷掃き捨て
手段に供給されえる電荷掃き捨てパルスは一定周期のパ
ルスでよい。複数のセンサ列を有する固体撮像素子に適
用したときには、各センサ列での電荷掃き捨て手段を共
通に駆動することが可能になる。また、構成パターンの
制約上、電荷掃き捨て手段をセンサ列毎に制御できない
構成の固体撮像素子でも、センサ列毎に出力の大きさを
制御できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明の固体撮像素子を単一のリ
ニアセンサに適用した場合の一実施の形態を示す。本実
施の形態に係るリニアセンサ21は、複数の受光センサ
部22を一方向に配列してなるセンサ列23と、センサ
列23の一側に配されセンサ列23からの信号電荷を受
けて一方向へ転送する転送レジスタ25と、センサ列2
3と転送レジスタ25間にあってセンサ列23からの信
号電荷を転送レジスタ25へ読み出すための読出しゲー
ト部24と、センサ列23の他側に配され電荷掃き捨て
ゲート部26を介してセンサ列23の不要電荷を掃き捨
てるドレイン領域27とを有して成る。電荷掃き捨てゲ
ート部26とドレイン領域27により、電荷掃き捨て手
段28が形成される。電荷掃き捨て手段28は、オーバ
ーフロードレイン機構を兼ねる。転送レジスタ25の終
段には、電荷電圧変換手段を介して出力する出力部29
が接続される。読出しゲート部24には、図2に示す読
み出しパルスφPB が印加され、電荷掃き捨てゲート部
26には、図2に示す電荷掃き捨てパルスφSBが印加
される。
【0013】このリニアセンサ21では、センサ列23
の各受光センサ部22に受光蓄積された信号電荷が、読
み出しパルスφPB の読出しゲート部24への印加によ
り、読出しゲート部24を通して転送レジスタ25へ読
み出され、転送レジスタ25内を順次一方向へ転送さ
れ、電荷電圧変換されて出力部29から出力される。
【0014】このリニアセンサ21における電荷蓄積時
間の制御は、次のようにして行われる。電荷掃き捨てゲ
ート部26には、一定周期の電荷掃き捨てパルスφSB
が印加される。読出しゲート部24には、読み出しパル
スφPB が印加され、この読み出しパルスφPB は電荷
掃き捨てパルスφSB に同期した電荷蓄積開始用のパル
スq1 と電荷蓄積時間を設定するためのパルスq2 を有
する。電荷蓄積開始用パルスq1 は、電荷掃き捨てパル
スφSB と重なり合うが、電荷掃き捨てパルスφSB
オフした直後に、オフするようにタイミング設定され
る。電荷蓄積時間設定用パルスq2 は、パルスq1 と次
のパルスq1 との間の期間内の任意のタイミングで印加
される。
【0015】そして、先ず、電荷掃き捨てパルスφSB
が電荷掃き捨てゲート部26に印加されて、それまでセ
ンサ列23に蓄積されていた電荷が電荷掃き捨てゲート
部26を通してドレイン領域27に掃き捨てられる。こ
の電荷掃き捨てパルスφSB に同期するように読出しゲ
ート部24に読み出しパルスφPB における電荷蓄積開
始用パルスq1 が印加され、電荷掃き捨てパルスφSB
のオフ直後に電荷蓄積開始用パルスq1 がオフされて、
このパルスq 1 オフの時点t1 からセンサ列での電荷蓄
積が開始される。電荷掃き捨てパルスφSB のオフ時点
0 と電荷蓄積開始用パルスq1 のオフ時点t1 間の期
間aは、極めて短く無視できる期間である。
【0016】次いで、時点t1 から所要の期間後、読み
出しパルスφPB における電荷蓄積時間設定用パルスq
2 が読出しゲート部24に印加され、時点t1 から時点
2(電荷蓄積時間設定用パルスq2 のオフ時点)まで
蓄積された信号電荷が読出しゲート部24を通して転送
レジスタ25へ読み出される。電荷蓄積時間設定用パル
スq2 のオフ後から次の電荷蓄積開始用パルスq1 まで
に蓄積された電荷は、次の電荷掃き捨てパルスφSB
よってドレイン領域27へ掃き捨てられる。電荷蓄積開
始用パルスq1 のオフ時点t1 から電荷蓄積時間設定用
パルスq2 のオフ時点t2 までの期間T1 が電荷蓄積時
間となる。このようにして、読み出しパルスφPB によ
り電荷蓄積時間の制御が行われる。
【0017】本実施の形態によれば、電荷掃き捨て手段
28を制御することなく、リニアセンサ21における電
荷蓄積時間を読み出しパルスφPB によって制御するこ
とができる。従って、駆動回路等を含んでリニアセンサ
を構成するパターンに制約されずに容易に電荷蓄積時間
の設定が可能になり、リニアセンサのより小型化、集積
化を可能にする。電荷蓄積時間設定用パルスq2 のオフ
後から次の電荷蓄積開始用パルスq1 までに蓄積された
電荷は、次の電荷掃き捨てパルスφSB によってドレイ
ン領域27へ掃き捨てられるので、この期間の不要電荷
を転送レジスタで読み出す必要がなく、必要な信号を出
力した後、次のラインの信号を連続して出力することが
できる。
【0018】本発明は、特に、例えばカラーリニアセン
サ、その他等の、複数のセンサ列を有するリニアセンサ
に適用して好適である。図3は、複数のセンサ列を有す
るリニアセンサに適用した場合の本発明の他の実施の形
態を示す。本実施の形態に係るリニアセンサ31は、前
述の図1に示すと同様の構成を採る単体リニアセンサ2
1を複数、本例では3つ備えて成る。即ち、各リニアセ
ンサ21〔211、212、213〕は、そのセンサ列
23〔231、232、233〕が複数の受光センサ部
22を配列して形成され、夫々読出しゲート部24、転
送レジスタ25、電荷掃き捨てゲート部26及びドレイ
ン領域27からなる電荷掃き捨て手段28、さらに出力
部29〔291、292、293〕等を有して構成され
る。このリニアセンサ31では、各リニアセンサ21
1、212、213の電荷掃き捨て手段18、従ってそ
の電荷掃き捨てゲート部26が共通接続されて、各電荷
掃き捨てゲート部26に図4に示す共通した電荷掃き捨
てパルスφSB が印加されるようになされ、一方、各リ
ニアセンサ211、212、213の読出しゲート部2
4の夫々に図4に示す独立した読み出しパルスφPB1
φPB2、φPB3が印加されるようになされる。
【0019】このリニアセンサ31では、各センサ列2
31、232、233の各受光センサ部22に受光蓄積
された信号電荷が、夫々読み出しパルスφPB1、φ
B2、φPB3の読出しゲート部24への印加により、読
出しゲート部24を通して転送レジスタ25へ読み出さ
れ、転送レジスタ25内を順次一方向へ転送され、電荷
電圧変換されて夫々の出力部291、292、293か
ら出力される。
【0020】このリニアセンサ31における電荷蓄積時
間の制御は、次のようにして行われる。図4に示すよう
に、各リニアセンサ211、212、213の電荷掃き
捨てゲート部26には、共通した一定周期の電荷掃き捨
てパルスφSB が印加される。各読出しゲート部24に
は、独立の読み出しパルスφPB1、φPB2、φPB3が印
加され、この各読み出しパルスφPB1、φPB2、φPB3
は電荷掃き捨てパルスφSB に同期した電荷蓄積開始用
パルスq1 と電荷蓄積時間設定用パルスq2 を有する。
前述と同様に、電荷蓄積開始用パルスq1 は、電荷掃き
捨てパルスφSB と重なり合うが、電荷掃き捨てパルス
φSB がオフした直後に、オフするようにタイミング設
定される。電荷蓄積時間設定用パルスq2 は、パルスq
1 と次のパルスq1 との間の期間内の任意のタイミング
で印加される。
【0021】先ず、電荷掃き捨てパルスφSB が各リニ
アセンサ211、212、213の電荷掃き捨てゲート
部26に共通に印加されて、それまで各センサ列23
1、232、233に蓄積されていた電荷が電荷掃き捨
てゲート部26を通してドレイン領域27に掃き捨てら
れる。この電荷掃き捨てパルスφSB に同期するよう
に、各読出しゲート部24に読み出しパルスφPB1、φ
B2、φPB3における電荷蓄積開始用パルスq1 が印加
され、電荷掃き捨てパルスφSB のオフ直後に電荷蓄積
開始用パルスq1 がオフされて、このパルスq1 オフの
時点t11から各センサ列231、232、233での電
荷蓄積が開始される。電荷掃き捨てパルスφSB のオフ
時点t01と電荷蓄積開始用パルスq1 のオフ時点t11
の期間aは、極めて短く無視できる期間である。
【0022】次いで、時点t11から夫々所要の期間
2 、T3 、T4 後、各読み出しパルスφPB1、φ
B2、φPB3における電荷蓄積時間設定用パルスq2
各読出しゲート部24に印加され、リニアセンサ211
では時点t11から時点t14(電荷蓄積時間設定用パルス
2 のオフ時点)まで蓄積された信号電荷が読出しゲー
ト部24を通して転送レジスタ25へ読み出され、リニ
アセンサ212では時点t11から時点t13(電荷蓄積時
間設定用パルスq2 のオフ時点)まで蓄積された信号電
荷が読出しゲート部24を通して転送レジスタ25へ読
み出され、リニアセンサ213では時点t11から時点t
12(電荷蓄積時間設定用パルスq2 のオフ時点)まで蓄
積された信号電荷が読出しゲート部24を通して転送レ
ジスタ25へ読み出される。
【0023】電荷蓄積時間設定用パルスq2 のオフ後か
ら次の電荷蓄積開始用パルスq1 までに蓄積されえた電
荷は、次の電荷掃き捨てパルスφSB によてど27へ掃
き捨てられる。リニアセンサ211では期間T11が電荷
蓄積時間となり、リニアセンサ212では期間T12が電
荷蓄積時間となり、リニアセンサ213では期間T13
電荷蓄積時間となる。このようにして、読み出しパルス
φPB 〔φPB1、φPB2、φPB3〕により各リニアセン
サ21〔211、212、213〕の電荷蓄積時間の制
御が行われる。
【0024】図3〜図4の本実施の形態によれば、電荷
掃き捨て手段28を制御することなく、各リニアセンサ
211、212、213における電荷蓄積時間を読み出
しパルスφPB1、φPB2、φPB3によって制御すること
ができる。駆動回路等を含んでリニアセンサを構成する
パターンの制約上、電荷掃き捨て機能を各リニアセンサ
毎に制御できない構成の複数センサ列を有するリニアセ
ンサ21でも、リニアセンサ211、212、213毎
に出力の大きさを効率よく制御することができる。複数
センサ列を有するリニアセンサのより小型化、集積化を
可能にする。
【0025】図3の本実施の形態において、電荷掃き捨
て手段28は、センサ列23〔231、232、23
3〕の転送レジスタ25とは反対側に配置したが、その
他、転送レジスタ25の読出しゲート部24とは反対側
に配置することもできる等、種々の形態を採り得る。ま
た、電荷掃き捨て手段として、電荷を基板側に掃き捨て
る、いわゆる縦型オーバーフロードレイン機構を採用す
ることもでき、このときは更にリニアセンサ相互間の間
隔を小さくでき、より小型化、高集積化ができる。
【0026】図5は、複数のセンサ列を有するリニアセ
ンサにおいて、電荷掃き捨て機構がない場合の電荷蓄積
時間の制御の例を示す。本例は、2つのセンサ列を有す
るリニアセンサに適用した場合であり、電荷蓄積時間の
制御を読出しゲート部に印加する読み出しパルスφPB1
1、φPB12 によって行う。即ち、読み出しパルスφPB1
1、φPB12 は、図4に示したと同様に一定周期の電荷蓄
積開始用パルスq11と電荷蓄積時間設定用パルスq12
を有し、電荷蓄積時間設定用パルスq12を任意のタイミ
ングで供給することによって、パルスq11のオフ時点t
21からパルスq12のオフ時点t23、t22までの期間
21、T22が電荷蓄積時間となる。但し、第1リニアセ
ンサと第2リニアセンサで電荷蓄積開始時点を合わせる
ためには、夫々のパルスq12のオフ時点t22及びt23
ら次のパルスq11のオフ時点t24までに蓄積された電荷
をパルスq11で読み出し、転送レジスタを介して掃き捨
てる必要がある。従って、必要な信号を出力した後の1
ライン分は使用できない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、リニアセンサにおける
電荷蓄積時間の制御を、読出しゲート部に供給する読み
出しパルスのタイミングを制御することにより行うこと
ができる。これにより、リニアセンサを構成するパター
ンに制約されずに容易に電荷蓄積時間の設定が可能にな
り、リニアセンサのより小型化、集積化を可能にする。
複数のセンサ列を有するリニアセンサに適用して好適で
ある。パターンの制約上、電荷掃き捨て機構をリニアセ
ンサ毎に制御出来ない構成でも、各リニアセンサ毎に出
力の大きさを効率よく制御できる。
【0028】センサ列の不要な電荷を電荷掃き捨て手段
に掃き捨てた直後に読出しゲート部をオフし、このオフ
時点を蓄積開始時点とすることにより、精度よく電荷蓄
積時間の制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像素子の一実施の形態を示
す構成図である。
【図2】図1の固体撮像素子の駆動タイミングチャート
である。
【図3】本発明に係る固体撮像素子の他の実施の形態を
示す構成図である。
【図4】図3の固体撮像素子の駆動タイミングチャート
である。
【図5】参考例に係る駆動タイミングチャートである。
【図6】従来例に係る固体撮像素子の構成図である。
【図7】従来例に係る複数センサ列を有する固体撮像素
子の構成図である。
【図8】従来例に係る固体撮像素子の駆動タイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
21、31・・・リニアセンサ、22・・・受光センサ
部、23・・・センサ列、24・・・読出しゲート部、
25・・・転送レジスタ、26・・・電荷掃き捨てゲー
ト部、27・・・ドレイン領域、28・・・電荷掃き捨
て手段、29・・・出力部、φSB ・・・電荷掃き捨て
パルス、φPB 、φPB1、φPB2、φP B3・・・読み出
しパルス
フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA13 FA08 FA13 FA33 FA50 5C024 AX01 CX54 CX61 CY47 DX04 EX01 GX02 GY01 GZ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ列と、該センサ列からの電荷を掃
    き捨てる電荷掃き捨て手段と、前記センサ列からの電荷
    を一方向に転送する転送レジスタを有し、 前記センサ列から前記転送レジスタへ電荷を読み出すた
    めの読出しゲート部を制御して、電荷蓄積時間を制御し
    て成ることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 複数のセンサ列と、各センサ列からの電
    荷を同時に掃き捨てる電荷掃き捨て手段と、各センサ列
    に対応する複数の転送レジスタを有し、 前記センサ列から前記転送レジスタへ電荷を読み出すた
    めの読出しゲート部を制御して、前記各センサ列の電荷
    蓄積時間を制御して成ることを特徴とする固体撮像素
    子。
  3. 【請求項3】 前記センサ列の電荷が前記電荷掃き捨て
    手段に掃き捨てた直後に前記読出しゲート部がオフさ
    れ、該オフ時点が蓄積開始時点となることを特徴とする
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記全センサ列の電荷が前記電荷掃き捨
    て手段に掃き捨てた直後に前記読出しゲート部がオフさ
    れ、該オフ時点が蓄積開始時点となることを特徴とする
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 センサ列からの電荷を転送レジスタへ読
    み出す読出しゲート部を制御して、前記センサ列の電荷
    蓄積時間を制御することを特徴とする固体撮像素子の電
    荷蓄積時間制御方法。
  6. 【請求項6】 複数のセンサ列毎に、センサ列からの電
    荷を転送レジスタへ読み出す各読出しゲート部を制御し
    て、前記各センサ列の電荷蓄積時間を制御することを特
    徴とする固体撮像素子の電荷蓄積時間制御方法。
  7. 【請求項7】 前記センサ列の電荷を掃き捨てた直後に
    前記読出しゲート部をオフし、該オフ時点から前記セン
    サ列の電荷蓄積を開始することを特徴とする請求項5に
    記載の固体撮像素子の電荷蓄積時間制御方法。
  8. 【請求項8】 前記各センサ列の電荷を同時に掃き捨て
    た直後に前記各読出しゲート部をオフし、該オフ時点か
    ら前記各センサ列の電荷蓄積を開始することを特徴とす
    る請求項6に記載の固体撮像素子の電荷蓄積時間制御方
    法。
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