JP2002135651A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2002135651A JP2000318325A JP2000318325A JP2002135651A JP 2002135651 A JP2002135651 A JP 2002135651A JP 2000318325 A JP2000318325 A JP 2000318325A JP 2000318325 A JP2000318325 A JP 2000318325A JP 2002135651 A JP2002135651 A JP 2002135651A
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electric signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ISO感度が異なることによるダーク部分や
ハイライト部分の階調性の変動を防止することを課題と
する。 【解決手段】 本発明の画像処理装置は、被写体の光学
像を電気信号に変換する撮像素子(400)と、撮像素
子による光電変換後の電気信号に対して、所定のゲイン
で増幅する増幅手段(401)と、ISO感度に応じ
て、所定のゲインに増幅手段の設定を切り換えるゲイン
切り換え手段(401)と、増幅手段により増幅された
電圧に所定の直流電圧を加算するオフセット加算手段
(402)と、ISO感度に応じて、所定のオフセット
加算量にオフセット加算手段の設定を切り換えるオフセ
ット切り換え手段(402,408)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号を処理す
る画像処理装置及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体メモリ素子を有するメモリカ
ードを記録媒体として、CCD等の固体撮像素子で撮像し
た静止画像や動画像を記録及び再生する電子カメラ等の
画像処理装置が既に市販されている。
【0003】これらの電子カメラの中には、絞りやシャ
ッタースピードなどの撮影条件を選択することにより、
自動的に、あるいは、手動により回路ゲインを切り換え
て、ちょうど銀塩カメラにおけるフィルムのISO感度
に相当する感度条件を切り換えることのできるものがあ
る。
【0004】ところで、CCD等の固体撮像素子を用いて
撮像する場合、撮像素子を露光しない状態で本撮影と同
様に電荷蓄積を行った後に読み出したダーク画像データ
と、撮像素子を露光した状態で電荷蓄積を行った後に読
み出した本撮影画像データとを用いて演算処理すること
によりダークノイズ補正処理を行うことが可能である。
【0005】これにより、撮像素子に発生する暗電流ノ
イズや撮像素子固有の微少なキズによる画素欠損等の画
質劣化に関して、撮影した画像データを補正して高品位
な画像を撮影することが出来る。
【0006】特に、暗電流ノイズは、電荷蓄積時間及
び、時間の経過とともに撮像素子の温度上昇に応じて増
大するため、長秒時の露光や高温時の露光を行う場合に
大きな画質改善効果を得ることが可能となり、電子カメ
ラの使用者にとってダークノイズ補正処理は有益な機能
となっている。
【0007】そのほかに、撮像素子固有のキズによる画
素欠損等の補正方法には、上記のようなダークノイズ補
正処理以外にも、キズのない近接画素を用いた補間によ
る補正処理方法もあるが、あまりキズの数が多い場合に
は、CPUなどによる画像処理の負担も大きく、補間に
よる画質劣化も無視できなくなる。
【0008】図14は、従来の電子カメラ等の画像処理
装置の一例を表わすブロック図である。撮像素子600
と、増幅器601と、AD(アナログ−デジタル)変換
器602と、システム制御部603と、画像処理部60
4と、メモリ制御部605と、メモリ606とから構成
されている。
【0009】撮像素子600と、増幅器601と、AD
変換器602と画像処理部604とは、システム制御部
603からの各種駆動信号により駆動されており、撮像
素子600から読み出された撮像信号は、増幅器601
を介して、所定の信号振幅に増幅されて、AD変換器6
02へ入力される。AD変換器602のデジタル出力
は、画像処理部604に入力されて、メモリ制御部60
5を介して、メモリ606に記録される。
【0010】上記のダークノイズ補正処理の動作として
は、まず、撮像素子を露光しない状態において、撮像素
子600 → 増幅器601 → AD変換器602
→画像処理部604 → メモリ制御部605 → メ
モリ606 の流れで、ダーク画像データがメモリ60
6に記録される。
【0011】次に、撮像素子を露光した状態において、
撮像素子600 → 増幅器601→ AD変換器60
2 の流れで読み出された本撮影画像データと、メモリ
606に記録されたダーク画像データとがメモリ制御部
604を介して読み出され、画像処理部604によっ
て、本撮影画像データからダーク画像データが減算され
ることにより、ダーク画像と同様に本撮影画像に含まれ
る暗電流ノイズや撮像素子固有の微少なキズによる画素
欠損が相殺されて補正されるしくみになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電子
カメラ等の画像処理装置においては、補正に用いるダー
ク画像データの中に、暗電流ノイズや撮像素子固有の微
少なキズによる画素欠損ノイズを収めるための適切な信
号ダイナミックレンジが必要である。
【0013】ところが、前述のISO感度に応じた回路
ゲインの切り換えによって、必要となるダーク画像デー
タの信号ダイナミックレンジも変動する。本撮影画像デ
ータの信号ダイナミックレンジも、同様に変動する。
【0014】そして、ダーク画像データの信号ダイナミ
ックレンジをオーバーした上記画素欠損ノイズは、適切
に補正されずに残り、しかも、その数や程度もISO感
度ごとに異なるという問題があった。
【0015】また、絞りやシャッタースピードを含めた
トータルでの露出条件をたとえ同じにしても、ISO感
度ごとに信号ダイナミックレンジが変動するために、ダ
ークノイズ補正処理後の画像において、ダーク部分に浮
き沈みを生じたり、ハイライト部分の飽和レベルがまち
まちになるという問題があった。
【0016】図15は、上記の問題をよく説明する信号
のレベルダイヤグラムの一例である。AD変換器602
のボトム電圧(デジタル下限0に対応する入力電圧)に
対して、たとえば、撮像素子600の出力のダーク信号
レベル(平均値)をb、ISO100時の使用信号振幅
の上限をsとし、前記ダーク信号レベルbを基準に増幅
器601の増幅度をaとして増幅すれば、増幅器601
の出力は、ダーク信号レベルb、撮像信号振幅の上限は
(a×s)となる。このとき、同時にダーク信号に含まれ
るキズによる画素欠損ノイズの振幅も増幅器601によ
りa倍されるために、ダーク画像期間中のAD変換器6
02のボトム電圧を下回るノイズ成分や、本撮影画像期
間中のAD変換器602のトップ電圧(デジタルフルコ
ードに対応する入力電圧)を上回るノイズ成分は、前述
のダークノイズ補正処理により相殺されずに残ってしま
う結果となる。
【0017】このとき、ISO200時のセンサの使用
信号振幅の上限は(s / 2)となり、増幅器601による
増幅度は、さらにISO100時の2倍の2a倍とな
り、増幅器601の出力は、ダーク信号レベルb、撮像
信号振幅の上限はaと変わらないものの、ダーク信号に
含まれるキズによる画素欠損ノイズの振幅が増幅器60
1により2a倍されるために、ダーク画像や、本撮影画
像に含まれるノイズ成分の振幅はより一層増大し、ダー
ク画像期間中のAD変換器602のボトム電圧を下回る
ノイズ成分や、本撮影画像期間中のAD変換器602の
トップ電圧を上回るノイズ成分がより一層増加する結果
となる。
【0018】この傾向は、高ISO感度になるほど回路
ゲインの増大とともに顕著となり、極端な場合には、ダ
ーク画像や、本撮影画像の、AD変換器602に対する
オーバーレンジによって、ダーク補正後の画像の黒つぶ
れや白飛びといった画像階調性の劣化を招く結果にもな
る。
【0019】また、増幅回路のスーリューレート特性の
制約から、キズノイズなどによる過大振幅信号の飽和に
より、あるいは前述のISO感度に応じた回路ゲインの
切り換えによってゲインアップした際に、本撮影画像デ
ータの信号ダイナミックレンジの増大にともない、露出
過多による過大振幅信号の飽和により画像信号の遅延が
発生して、後続する隣接画素信号に対して妨害が発生す
るという問題があった。
【0020】図16は、上記の問題をよく説明する信号
のレベルダイヤグラムの一例である。たとえば、撮像素
子600の出力のISO100時の使用信号振幅の上限
を1(撮像素子600の飽和レベルの近傍)とし、増幅
器601の増幅度をaとして増幅すれば、増幅器601
の出力において、撮像信号振幅の上限はa、増幅器60
1の出力を1画素周期で見れば、増幅器601のスリュ
ーレート特性により、その立ち上がり、立下りにおいて
通常[ns/V]等の単位で表わされる所定の時間を必
要とし、この時間は撮像素子600の信号変動レベルに
依存し、正比例する。
【0021】この特性により、撮像素子600の出力に
対して増幅器601の出力が遅延する結果となる。この
とき、ISO200時のセンサの使用信号振幅の上限は
0.5(撮像素子150の飽和レベルの半分の近傍)、
増幅器601による増幅度は、ISO100時の2倍の
2a倍となる。ところが、増幅器601の出力において
撮像信号振幅の上限はaとはならず、実際には撮像素子
600の出力が露光条件により飽和レベルとなり、最大
2a超に達し、その分、前記スリューレートによる遅延
時間が増大する結果となる。この傾向は、高ISO感度
になるほど回路ゲインの増大とともに顕著となり、他の
色フィルタにより構成される後続隣接画素の出力に妨害
を与え、キズノイズの後続隣接画素への波及や飽和領域
における色再現性の劣化を招く結果にもなる。
【0022】本発明の目的は、ISO感度が異なること
によるダーク部分やハイライト部分の階調性の変動を防
止することである。本発明の他の目的は、ISO感度に
応じて画素のキズを適正に補正することである。本発明
のさらに他の目的は、ISO感度が異なったときの過大
信号による隣接画素に対する妨害を防止することであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、被写体の光学象を電気信号に変換する撮像手段と、
前記撮像手段による光電変換後の電気信号に対して、所
定のゲインで増幅する増幅手段と、感度条件に応じて、
所定のゲインに前記増幅手段の設定を切り換えるゲイン
切り換え手段と、前記撮像手段からの電気信号を処理す
る処理手段と、前記感度条件に応じた前記増幅手段にお
ける増幅によって生じる前記電気信号の変動に対して、
前記処理手段の処理を切り替えるように制御する制御手
段とを有することを特徴とする画像処理装置が提供され
る。
【0024】本発明の他の観点によれば、被写体の光学
像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段から
の前記電気信号に所定の直流電圧を加算するオフセット
加算手段と、感度条件に応じて、所定のオフセット加算
量に前記オフセット加算手段の設定を切り替えるオフセ
ット切り換え手段とを有する画像処理装置が提供され
る。
【0025】本発明のさらに他の観点によれば、被写体
の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手
段からの電気信号であるアナログ撮像信号をデジタル信
号に変換するAD変換手段と、前記感度条件に応じて、
所定の入力レンジに前記AD変換手段の設定を切り換え
るレンジ切り換え手段とを有する画像処理装置が提供さ
れる。
【0026】本発明のさらに他の観点によれば、被写体
の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手
段からの信号に対して前記撮像手段の持つ画素のキズを
補正するキズ補正手段と、前記感度条件に応じて、前記
キズ補正手段におけるキズ補正の数を切り換えるキズ補
正数切り換え手段とを有する画像処理装置が提供され
る。
【0027】本発明のさらに他の観点によれば、被写体
の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手
段による光電変換後の電気信号に対して、前記電気信号
の出力を所定の信号振幅で制限するクリップ手段と、感
度条件に応じて、所定の信号レベルに前記クリップ手段
の設定を切り換えるクリップレベル切り換え手段とを有
する画像処理装置が提供される。
【0028】本発明のさらに他の観点によれば、
(a)被写体の光学象を電気信号に変換する光電変換ス
テップと、(b)前記電気信号に対して、所定のゲイン
で増幅する増幅ステップと、(c)感度条件に応じて、
所定のゲインに前記増幅手段の設定を切り換える切り替
えステップと、(d)前記電気信号を処理する処理ステ
ップと、(e)前記感度条件に応じた前記増幅ステップ
における増幅によって生じる前記電気信号の変動に対し
て、前記処理ステップの処理を切り替えるように制御す
る制御ステップとを有する画像処理方法が提供される。
【0029】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
被写体の光学像を電気信号に変換するステップと、
(b)感度条件に応じて、前記電気信号に所定の直流電
圧を加算するステップとを有する画像処理方法が提供さ
れる。
【0030】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
被写体の光学像を電気信号に変換するステップと、
(b)感度条件に応じて所定の入力レンジに設定し、前
記電気信号であるアナログ撮像信号をデジタル信号に変
換するステップとを有する画像処理方法が提供される。
【0031】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
被写体の光学像を電気信号に変換するステップと、
(b)前記電気信号に対して撮像手段の持つ画素のキズ
を補正する際に、感度条件に応じてキズ補正の数を切り
換えるステップとを有する画像処理方法が提供される。
【0032】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
被写体の光学像を電気信号に変換するステップと、
(b)前記光電変換後の電気信号に対して、感度条件に
応じて前記電気信号の出力を所定の信号振幅で制限する
ステップとを有する画像処理方法が提供される。
【0033】上記手段および方法によれば、前述のIS
O感度に応じたゲインの切り換えによって、たとえダー
ク画像の信号ダイナミックレンジが変動しても、前記オ
フセット加算手段により、あるいは、前記AD変換手段
の入力レンジ変換手段により、撮像画像のダークレベル
やハイライト部分の飽和レベルを適切に設定できるの
で、同一の露出条件なのに、ISO感度が異なるとダー
ク部分に浮き沈みを生じたり、ハイライト部分の飽和レ
ベルがまちまちになるという問題のない画像処理装置、
画像処理方法を提供することが可能となる。
【0034】また、上記手段および方法によれば、前述
のISO感度に応じたゲインの切り換えによって、画素
欠損ノイズが、たとえダーク画像の信号ダイナミックレ
ンジをオーバーしたとしても、前記キズ補正手段により
キズ補正の数を切り換えることができるので、ISO感
度ごとに、キズ補正しきれずに、キズが残ってしまうと
いう問題のない画像処理装置、画像処理方法を提供する
ことが可能となる。
【0035】また、上記手段および方法によれば、キズ
ノイズなどにより本撮影画像データが過大振幅になった
場合や、前述のISO感度に応じたゲインの切り換えに
よってゲインアップした際に、本露出過多で撮影画像デ
ータが過大振幅になった場合にも、前記クリップレベル
切り換え手段により、本撮影画像の信号レベルを回路飽
和させない適切な信号レベルに設定できるので、キズノ
イズや高ISO感度時における回路飽和時のスーリュー
レート特性による信号遅延と、それによる後続する隣接
画素信号に対する妨害のない画像処理装置、画像処理方
法を提供することが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、実施
例に沿って図面を参照しながら説明する。図1乃至図1
3は、本発明の実施例の構成および動作フローおよび信
号レベルダイヤグラムを示す図である。図1において、
100は画像処理装置の全体図である。12は撮像部1
4への露光量を制御するためのシャッター、14は光学
像を電気信号に変換する撮像部である。
【0037】レンズ310に入射した光線は、一眼レフ
方式によって、絞り312、レンズマウント306及び
106、ミラー130、シャッター12を介して導き、
光学像として撮像部14上に結像することが出来る。
【0038】16は撮像部14のアナログ信号出力をデ
ィジタル信号に変換するA/D変換部である。18は撮
像部14、A/D変換部16、D/A変換器26にクロ
ック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であ
り、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50によ
り制御される。
【0039】20は画像処理回路であり、 A/D変換
部16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデ
ータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
また、画像処理回路20においては、必要に応じて、撮
像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得ら
れた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制
御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TT
L(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカ
ス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調
光)処理を行うことが出来る。
【0040】さらに、画像処理回路20においては、撮
像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得ら
れた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイト
バランス)処理も行っている。
【0041】なお、本実施例においては、測距手段42
及び測光手段46を専用に備える構成としたため、測距
手段42及び測光手段46を用いてAF(オートフォーカ
ス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調
光)処理の各処理を行い、上記画像処理回路20を用い
たAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、
EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行わない構成と
しても良い。
【0042】或いは、測距手段42及び測光手段46を
用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処
理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行い、さら
に、上記画像処理回路20を用いたAF(オートフォーカ
ス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調
光)処理の各処理を行う構成としても良い。
【0043】22はメモリ制御回路であり、A/D変換
部16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、
画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、
圧縮・伸長回路32を制御する。
【0044】A/D変換部16のデータが画像処理回路
20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換
部16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画
像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0045】24は画像表示メモリ、26はD/A変換
器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像
表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD
/A変換器26を介して画像表示部28により表示され
る。
【0046】画像表示部28を用いて撮像した画像デー
タを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現する
ことが可能である。また、画像表示部28は、システム
制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすること
が可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置
100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
【0047】30は撮影した静止画像や動画像を格納す
るためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間
の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。こ
れにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮
影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き
込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。ま
た、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域とし
ても使用することが可能である。
【0048】32は適応離散コサイン変換(ADCT)
等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であ
り、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理
或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ3
0に書き込む。
【0049】40は測光手段46からの測光情報に基づ
いて、絞り312を制御する絞り制御手段340と連携
しながら、シャッター12を制御するシャッター制御手
段である。
【0050】42はAF(オートフォーカス)処理を行う
ための測距手段であり、レンズ310に入射した光線
を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウン
ト306及び106、ミラー130そして不図示の測距
用サブミラーを介して、測距手段42に入射させること
により、光学像として結像された画像の合焦状態を測定
することが出来る。
【0051】46はAE(自動露出)処理を行うための測
光手段であり、レンズ310に入射した光線を、一眼レ
フ方式によって、絞り312、レンズマウント306及
び106、ミラー130及び132そして不図示の測光
用レンズを介して、測光手段46に入射させることによ
り、光学像として結像された画像の露出状態を測定する
ことが出来る。
【0052】また、測光手段46は、フラッシュ48と
連携することによりEF(フラッシュ調光)処理機能も有
するものである。48はフラッシュであり、AF補助光の
投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0053】なお、撮像部14によって撮像した画像デ
ータを画像処理回路20によって演算した演算結果に基
づき、システム制御回路50がシャッター制御手段4
0、絞り制御手段340、測距制御手段342に対して
制御を行う、ビデオTTL方式を用いて露出制御及びAF
(オートフォーカス)制御をすることも可能である。
【0054】さらに、測距手段42による測定結果と、
撮像部14によって撮像した画像データを画像処理回路
20によって演算した演算結果とを共に用いてAF(オー
トフォーカス)制御を行っても構わない。
【0055】そして、測光手段46による測定結果と、
撮像部14によって撮像した画像データを画像処理回路
20によって演算した演算結果とを共に用いて露出制御
を行っても構わない。
【0056】50は画像処理装置100全体を制御する
システム制御回路、52はシステム制御回路50の動作
用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリであ
る。54はシステム制御回路50でのプログラムの実行
に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッ
セージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示
部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易
い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLE
D、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
【0057】また、表示部54は、その一部の機能が光
学ファインダー104内に設置されている。表示部54
の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例
えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ
ー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、
残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値
表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、
マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表
示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情
報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、レ
ンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表
示、日付け・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態
を示す表示、等がある。
【0058】また、表示部54の表示内容のうち、光学
ファインダー104内に表示するものとしては、例え
ば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フ
ラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタ
ースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体
書き込み動作表示、等がある。
【0059】さらに、表示部54の表示内容のうち、LE
D等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影
準備完了表示、手振れ警告表示、手振れ警告表示、フラ
ッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書
き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充
電状態表示、等がある。
【0060】そして、表示部54の表示内容のうち、ラ
ンプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ
ー通知ランプ、等がある。このセルフタイマー通知ラン
プは、AF補助光と共用して用いても良い。
【0061】56は電気的に消去・記録可能な不揮発性
メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。60、6
2、64、66、68及び70は、システム制御回路5
0の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、
スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポ
インティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み
合わせで構成される。
【0062】ここで、これらの操作手段の具体的な説明
を行う。60はモードダイアルスイッチで、自動撮影モ
ード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影
モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、
焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影
モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮
影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード等の各
機能撮影モードを切り替え設定することが出来る。62
はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタ
ンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処
理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバラン
ス)処理、EF(フラッシュ調光)処理等の動作開始を
指示する。
【0063】64はシャッタースイッチSW2で、不図示
のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像部12
から読み出した信号をA/D変換部16、メモリ制御回
路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処
理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を
用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出
し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200
或いは210に画像データを書き込む記録処理という一
連の処理の動作開始を指示する。
【0064】66は再生スイッチで、撮影モード状態に
おいて、撮影した画像をメモリ30或いは記録媒体20
0或いは210から読み出して画像表示部28によって
表示する再生動作の開始を指示する。
【0065】68は単写/連写スイッチで、シャッター
スイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って待機状
態とする単写モードと、シャッタースイッチSW2を押し
ている間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを設
定することが出来る。
【0066】70は各種ボタンやタッチパネル等からな
る操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボ
タン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定
ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メ
ニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイ
ナス)ボタン、再生画像+(プラス)ボタン、再生画像
−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正
ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮
影及び再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替え
を設定する選択/切り替えボタン、パノラマモード等の
撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を
設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを
設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した
画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定
するクイックレビューON/OFFスイッチ、JPEG圧縮の圧縮
率を選択するため或いは撮像部の信号をそのままディジ
タル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択する
ためのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モー
ド、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各
機能モードを設定することが出来る再生スイッチ、シャ
ッタースイッチSW1を押したならばオートフォーカス動
作を開始し一旦合焦したならばその合焦状態を保ち続け
るワンショットAFモードとシャッタースイッチSW1を押
している間は連続してオートフォーカス動作を続けるサ
ーボAFモードとを設定することが出来るAFモード設定ス
イッチ等がある。
【0067】また、上記プラスボタン及びマイナスボタ
ンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによ
って、より軽快に数値や機能を選択することが可能とな
る。
【0068】72は電源スイッチで、画像処理装置10
0の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定する
ことが出来る。また、画像処理装置100に接続された
レンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体20
0、210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設
定も合わせて切り替え設定することが出来る。
【0069】74はリアルタイムクロック回路で、これ
によりシステム制御回路50は経過時間を計測し、各種
のタイマー機能を実現している。
【0070】80は電源制御手段で、電池検出回路、DC
-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッ
チ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電
池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステ
ム制御回路50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制
御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ
供給する。
【0071】82はコネクタ、84はコネクタ、86は
アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池や
NiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からな
る電源手段である。
【0072】90及び94はメモリカードやハードディ
スク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96は
メモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行
うコネクタ、98はコネクタ92及び/或いは96に記
録媒体200或いは210が装着されているか否かを検
知する記録媒体着脱検知手段である。
【0073】なお、本実施例では記録媒体を取り付ける
インターフェース及びコネクタを2系統持つものとして
説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインタ
ーフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの
系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規
格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備え
る構成としても構わない。
【0074】インターフェース及びコネクタとしては、
PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商
標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して
構わない。
【0075】さらに、インタフェース90及び94、そ
してコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパ
クトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用い
て構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカー
ド、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等
の通信カード、等の各種通信カードを接続することによ
り、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で
画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合
うことが出来る。
【0076】104は光学ファインダであり、レンズ3
10に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り3
12、レンズマウント306及び106、ミラー130
及び132を介して導き、光学像として結像表示するこ
とが出来る。これにより、画像表示部28による電子フ
ァインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダ
104のみを用いて撮影を行うことが可能である。ま
た、光学ファインダー104内には、表示部54の一部
の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシ
ュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露
出補正表示などが設置されている。
【0077】110は通信手段で、RS232CやUSB、IEEE1
394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種
通信機能を有する。
【0078】112は通信手段110により画像処理装
置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信
の場合はアンテナである。
【0079】120は、レンズマウント106内におい
て、画像処理装置100をレンズユニット300と接続
するためのインタフェース、122は画像処理装置10
0をレンズユニット300と電気的に接続するコネク
タ、124はレンズマウント106及び或いはコネクタ
122にレンズユニット300が装着されているか否か
を検知するレンズ着脱検知手段である。
【0080】コネクタ122は、画像処理装置100と
レンズユニット300との間で制御信号、状態信号、デ
ータ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給す
る機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信
のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成として
も良い。
【0081】130、132はミラーで、レンズ310
に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファイン
ダ104に導くことが出来る。なお、ミラー132は、
クイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラー
の構成としても、どちらでも構わない。
【0082】200はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや
磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理
装置100とのインタフェース204、画像処理装置1
00と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0083】210はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや
磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理
装置100とのインタフェース214、画像処理装置1
00と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0084】300は交換レンズタイプのレンズユニッ
トである。306は、レンズユニット300を画像処理
装置100と機械的に結合するレンズマウントである。
レンズマウント306内には、レンズユニット300を
画像処理装置100と電気的に接続する各種機能が含ま
れている。
【0085】310は撮影レンズ、312は絞りであ
る。320は、レンズマウント306内において、レン
ズユニット300を画像処理装置100と接続するため
のインタフェース、322はレンズユニット300を画
像処理装置100と電気的に接続するコネクタである。
【0086】コネクタ322は、画像処理装置100と
レンズユニット300との間で制御信号、状態信号、デ
ータ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給さ
れる或いは供給する機能も備えている。また、コネクタ
322は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝
達する構成としても良い。
【0087】340は測光手段46からの測光情報に基
づいて、シャッター12を制御するシャッター制御手段
40と連携しながら、絞り312を制御する絞り制御手
段である。
【0088】342は撮影レンズ310のフォーカシン
グを制御する測距制御手段、344は撮影レンズ310
のズーミングを制御するズーム制御手段である。
【0089】350はレンズユニット300全体を制御
するレンズシステム制御回路である。レンズシステム制
御回路350は、動作用の定数、変数、プログラム等を
記憶するメモリやレンズユニット300固有の番号等の
識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距
離等の機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する
不揮発メモリの機能も備えている。
【0090】図2及至図4は本発明の実施例の画像処理
装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。図2
及至図4を用いて、画像処理装置100の動作を説明す
る。電池交換等の電源投入により、システム制御回路5
0はフラグや制御変数等を初期化し、画像処理装置10
0の各部において必要な所定の初期設定を行う(S10
1)。
【0091】システム制御回路50は、電源スイッチ6
6の設定位置を判断し、電源スイッチ66が電源OFFに
設定されていたならば(S102)、各表示部の表示を
終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパ
ラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に
記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む
画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所
定の終了処理を行った後(S103)、S102に戻
る。
【0092】電源スイッチ66が電源ONに設定されてい
たならば(S102)、システム制御回路50は、電源
制御手段80により電池等により構成される電源86の
残容量や動作情況が画像処理装置100の動作に問題が
あるか否かを判断し(S104)、問題があるならば表
示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行
った後に(S105)、S102に戻る。
【0093】電源86に問題が無いならば(S10
4)、システム制御回路50はモードダイアル60の設
定位置を判断し、モードダイアル60が撮影モードに設
定されていたならば(S106)、S108に進む。
【0094】モードダイアル60がその他のモードに設
定されていたならば(S106)、システム制御回路5
0は選択されたモードに応じた処理を実行し(S10
7)、処理を終えたならばS102に戻る。
【0095】システム制御回路50は、記録媒体200
或いは210が装着されているかどうかの判断、記録媒
体200或いは210に記録された画像データの管理情
報の取得、そして、記録媒体200或いは210の動作
状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対す
る画像データの記録再生動作に問題があるか否かの判断
を行い(S108)、問題があるならば表示部54を用
いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S
105)、S102に戻る。
【0096】記録媒体200或いは210が装着されて
いるかどうかの判断、記録媒体200或いは210に記
録された画像データの管理情報の取得、そして、記録媒
体200或いは210の動作状態が画像処理装置100
の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動
作に問題があるか否かの判断を行った結果(S10
8)、問題が無いならば、S109に進む。
【0097】システム制御回路50は、単写撮影/連写
撮影を設定する単写/連写スイッチ68の設定状態を調
べ(S109)、単写撮影が選択されていたならば単写
/連写フラグを単写に設定し(S110)、連写撮影が
選択されていたならば単写/連写フラグを連写に設定し
(S111)、フラグの設定を終えたならばS113に
進む。
【0098】単写/連写スイッチ68によれば、シャッ
タースイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って待
機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW2を
押している間は連続して撮影を行い続ける連写モードと
を任意に切り替えて設定切り替えすることが出来る。
【0099】なお、単写/連写フラグの状態は、システ
ム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し
S113に進む。
【0100】システム制御回路50は表示部54を用い
て画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態
の表示を行う(S113)。なお、画像表示部28の画
像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画
像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表
示を行う。
【0101】そして、 シャッタースイッチSW1が押され
ていないならば(S121)、S102に戻る。
【0102】シャッタースイッチSW1が押されたならば
(S121)、システム制御回路50は、測距処理を行
って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理
を行って絞り値及びシャッター時間を決定する、測距・
測光処理を行い(S122)、S124に進む。測光処
理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。こ
の測距・測光処理S122の詳細は図5を用いて後述す
る。
【0103】その後に、システム制御回路50は、シャ
ッター12を閉じた状態で撮像素子14の暗電流等のノ
イズ成分を予め設定された時間蓄積し、蓄積を終えたノ
イズ画像信号を読み出すダーク取り込み処理を行い(S
124)、S125に進む。
【0104】このダーク取り込み処理で取り込んだダー
ク画像データを用いて補正演算処理を行うことにより、
撮像素子14の発生する暗電流ノイズや撮像素子14固
有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、撮影し
た画像データを補正することが出来る。このダーク取り
込み処理S124の詳細は図7を用いて後述する。
【0105】そして、シャッタースイッチSW2が押され
ていないならば(S125)、シャッタースイッチSW1
が放されるまで(S126)、現在の処理を繰り返す。
シャッタースイッチSW1が放されたならば(S12
6)、S502に進む。
【0106】シャッタースイッチSW2が押されたならば
(S125)、システム制御回路50は、撮影した画像
データを記憶可能な画像記憶バッファ領域がメモリ30
にあるかどうかを判断し(S127)、メモリ30の画
像記憶バッファ領域内に新たな画像データを記憶可能な
領域が無いならば、表示部54を用いて画像や音声によ
り所定の警告表示を行った後に(S128)、S502
に進む。
【0107】例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領
域内に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後で、
メモリ30から読み出して記憶媒体200或いは210
に書き込むべき最初の画像がまだ記録媒体200或いは
210に未記録な状態であり、まだ1枚の空き領域もメ
モリ30の画像記憶バッファ領域上に確保出来ない状態
である場合等が、この状態の一例である。
【0108】なお、撮影した画像データを圧縮処理して
からメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合
は、圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応
じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ3
0の画像記憶バッファ領域上にあるかどうかをS127
において判断することになる。
【0109】メモリ30に撮影した画像データを記憶可
能な画像記憶バッファ領域があるならば(S127)、
システム制御回路50は、撮像して所定時間蓄積した撮
像信号を撮像部12から読み出して、A/D変換部1
6、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、
或いはA/D変換部から直接メモリ制御回路22を介し
て、メモリ30の所定領域に撮影した画像データを書き
込む撮影処理を実行する(S129)。この撮影処理S
129の詳細は図6を用いて後述する。
【0110】撮影処理S129を終えたならば、システ
ム制御回路50は、メモリ30の所定領域へ書き込まれ
た画像データの一部をメモリ制御回路22を介して読み
出して、現像処理を行うために必要なWB(ホワイトバラ
ンス)積分演算処理、OB(オプティカルブラック)積分
演算処理を行い、演算結果をシステム制御回路50の内
部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0111】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用
いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デ
ータを読み出して、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB
(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色
変換処理を含む各種現像処理を行う(S132)。
【0112】さらに、現像処理においては、ダーク取り
込み処理において取り込んだダーク画像データを用いて
減算処理を行うことにより、撮像部14の暗電流ノイズ
等を打ち消すダーク補正演算処理も併せて行う。
【0113】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し
て、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長
回路32により行い(S133)、メモリ30の画像記
憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理
を終えた画像データの書き込みを行う。
【0114】一連の撮影の実行に伴い、システム制御回
路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶し
た画像データを読み出して、インタフェース90或いは
94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカード
やコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或い
は210へ書き込みを行う記録処理を開始する(S13
4)。
【0115】この記録開始処理は、メモリ30の画像記
憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理
を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度に、
その画像データに対して実行される。
【0116】なお、記録媒体200或いは210へ画像
データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であ
ることを明示するために、表示部54において例えばLE
Dを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行う。
【0117】システム制御回路50は、シャッタースイ
ッチSW1が押されているかどうかを判断する(S13
5)。
【0118】シャッタースイッチSW1が放された状態で
あったならば(S135)、S102に戻る。シャッタ
ースイッチSW1が押された状態であったならば(S13
5)、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ
52に記憶される単写/連写フラグの状態を判断し(S
136)、単写が設定されていたならば、S135に戻
り、SW1が放されるまで現在の処理を繰り返す。
【0119】連写が設定されていたならば(S13
6)、連続して撮影を行うためにS125に戻り、次の
撮影を行う。
【0120】図5は、図3のS122における測距・測
光処理の詳細なフローチャートを示す。なお、測距・測
光処理においては、システム制御回路50と絞り制御手
段340或いは測距制御手段342との間の各種信号の
やり取りは、インタフェース120、コネクタ122、
コネクタ322、インタフェース320、レンズ制御手
段350を介して行われる。
【0121】システム制御回路50は、撮像部14、測
距手段42及び測距制御手段342を用いて、AF(オー
トフォーカス)処理を開始する(S201)。
【0122】システム制御回路50は、レンズ310に
入射した光線を、絞り312、レンズマウント306及
び106、ミラー130、不図示の測距用サブミラーを
介して、測距手段42に入射させることにより、光学像
として結像された画像の合焦状態を判断し、測距(AF)
が合焦と判断されるまで(S203)、測距制御手段3
42を用いてレンズ310を駆動しながら、測距手段4
2を用いて合焦状態を検出するAF制御を実行する(S2
02)。
【0123】測距(AF)が合焦と判断したならば(S2
03)、システム制御回路50は、撮影画面内の複数の
測距点の中から合焦した測距点を決定し、決定した測距
点データと共に測距データ及び/或いは設定パラメータ
をシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52
に記憶しS205に進む。
【0124】続いて、システム制御回路50は、測光手
段46を用いて、AE(自動露出)処理を開始する(S2
05)。
【0125】システム制御回路50は、レンズ310に
入射した光線を、絞り312、レンズマウント306及
び106、ミラー130及び132そして不図示の測光
用レンズを介して、測光手段46に入射させることによ
り、光学像として結像された画像の露出状態を測定し、
露出(AE)が適正と判断されるまで(S206)、露光
制御手段40を用いて測光処理を行う(S206)。
【0126】露出(AE)が適正と判断したならば(S2
07)、システム制御回路50は、測光データ及び或い
は設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶し、S208に進む。
【0127】なお、測光処理S206で検出した露出
(AE)結果と、モードダイアル60によって設定された
撮影モードに応じて、システム制御回路50は、絞り値
(Av値)、シャッター速度(Tv値)を決定する。
【0128】そして、ここで決定したシャッター速度
(Tv値)に応じて、システム制御回路50は、撮像部1
4の電荷蓄積時間を決定し、等しい電荷蓄積時間で撮影
処理及びダーク取り込み処理をそれぞれ行う。
【0129】測光処理S206で得られた測定データに
より、システム制御回路50はフラッシュが必要か否か
を判断し(S208)、フラッシュが必要ならばフラッ
シュフラグをセットし、フラッシュ48の充電が完了す
るまで(S210)、フラッシュ48を充電する(S2
09)。
【0130】フラッシュ48の充電が完了したならば
(S210)、測距・測光処理ルーチンS122を終了
する。
【0131】図6は、図3のS129における撮影処理
の詳細なフローチャートを示す。なお、撮影処理におい
ては、システム制御回路50と絞り制御手段340或い
は測距制御手段342との間の各種信号のやり取りは、
インタフェース120、コネクタ122、コネクタ32
2、インタフェース320、レンズ制御手段350を介
して行われる。
【0132】システム制御回路50は、ミラー130を
不図示のミラー駆動手段によってミラーアップ位置に移
動すると共に(S301)、システム制御回路50の内
部メモリ或いはメモリ52に記憶される測光データに従
い、絞り制御手段340によって絞り312を所定の絞
り値まで駆動する(S302)。
【0133】システム制御回路50は、撮像部14の電
荷クリア動作を行った後に(S303)、撮像部14の
電荷蓄積を開始した後(S304)、シャッター制御手
段40によって、シャッター12を開き(S305)、
撮像部14の露光を開始する(S306)。
【0134】ここで、フラッシュ・フラグによりフラッ
シュ48が必要か否かを判断し(S307)、必要な場
合はフラッシュを発光させる(S308)。
【0135】システム制御回路50は、測光データに従
って撮像部14の露光終了を待ち(S309)、シャッ
ター制御手段40によって、シャッター12を閉じ(S
310)、撮像部14の露光を終了する。
【0136】システム制御回路50は、絞り制御手段3
40によって絞り312を開放の絞り値まで駆動すると
共に(S311)、ミラー130を不図示のミラー駆動
手段によってミラーダウン位置に移動する(S31
2)。
【0137】設定した電荷蓄積時間が経過したならば
(S313)、システム制御回路50は、撮像部14の
電荷蓄積を終了した後(S314)、撮像部14から電
荷信号を読み出し、A/D変換部16、画像処理回路2
0、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換部
16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30
の所定領域への撮影画像データを書き込む(S31
5)。一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチンS
129を終了する。
【0138】図7は、図2のS112及び図3のS12
4におけるダーク取り込み処理の詳細なフローチャート
を示す。システム制御回路50は、撮像部14の電荷ク
リア動作を行った後に(S401)、シャッター12が
閉じた状態で、撮像部14の電荷蓄積を開始する(S4
02)。
【0139】設定した所定の電荷蓄積時間が経過したな
らば(S403)、システム制御回路50は、撮像部1
4の電荷蓄積を終了した後(S404)、撮像部14か
ら電荷信号を読み出し、A/D変換部16、画像処理回
路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変
換部16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ
30の所定領域への画像データ(ダーク画像データ)を
書き込む(S405)。
【0140】このダーク取り込みデータを用いて現像処
理を行うことにより、撮像部14の発生する暗電流ノイ
ズや撮像部14固有のキズによる画素欠損等の画質劣化
に関して、撮影した画像データを補正することが出来
る。
【0141】なお、このダーク画像データは、新たに測
距・測光処理が行われるか、画像処理装置100の電源
がOFFされるまで、メモリ30の所定領域に保持され
る。
【0142】そして、このダーク画像データは、この
後、撮影処理が実行されて、そこで、撮影した画像デー
タを撮像部14より読み出して、現像処理を行う際に用
いられる。
【0143】或いは、先に撮影処理が実行されて、撮影
した画像データを撮像部14より読み出してメモリ30
に書き込んである状態で、このダーク画像データを用い
て現像処理を行う際に用いられる。そして、ダーク取り
込み処理ルーチンS124を終了する。
【0144】(第1の実施例)図8は、画像処理装置1
00における撮像部14およびA/D変換部16を含む
撮像装置ユニット15の内部について、より詳細な構成
を示したブロック図であり、本実施例の主要な働きをな
す部分である。
【0145】図8において、400は撮像素子でありC
CDなどの光電変換デバイスである。401は撮像素子
400の出力信号の振幅を増幅する増幅器であり、40
2は増幅器401の増幅出力に所定の直流電圧を付加す
るオフセット加算器、405はオフセット加算器402
のアナログ撮像出力をデジタル信号に変換するA/D変
換器である。408は、オフセット加算器402および
A/D変換405に対して複数の直流電圧を供給する多
チャンネルのD/A変換器であり、各直流電圧値は、図
1で示すシステム制御部50よりタイミング発生部18
を介して供給される制御バス406によって制御され
る。
【0146】D/A変換器408の出力の一つのチャン
ネル出力407は、オフセット加算器402に供給され
ており、これによりA/D変換405に供給される撮像
信号の直流電圧が切り換えられる。D/A変換器408
の出力のその他のチャンネルからは、A/D変換405
のアナログ入力レンジを決定するボトム電圧409とト
ップ電圧410が出力されている。
【0147】そして、図1に示されたタイミング発生部
18より撮像素子400、撮像装置ユニット15の増幅
器401およびD/A変換器408対して供給された制
御バス406には、撮像素子400において露光・読み
出しなどを制御するための各種駆動パルスや、増幅器4
01のゲインを複数の所定の値に切り換えるための状態
制御信号や、D/A変換器408の複数のチャンネルの
D/A出力電圧を制御するための制御信号が含まれてお
り、これらの制御値はISO感度などの撮影条件に応じ
て切り換えられる。
【0148】そして、撮像素子400から読み出された
撮像信号は、増幅器401を介して、所定の信号振幅に
増幅されて、オフセット加算器402によって所定の直
流電圧を付加された後に、AD変換器405へ入力され
る。AD変換器405のデジタル出力は、図1の画像処
理部20に入力されて、メモリ制御部22を介して、メ
モリ30に記録される。
【0149】図2及至図4のフローチャートにおいて説
明したように、まず、ダークノイズ補正処理の動作とし
て、撮像素子を露光しない状態において、撮像素子40
0→ 増幅器401 →オフセット加算器402 →A
D変換器405 → 画像処理部20 → メモリ制御
部22 → メモリ30 の流れで、ダーク画像データ
がメモリ30に記録される。
【0150】次に、撮像素子を露光した状態において、
撮像素子400 → 増幅器401→オフセット加算器
402 → AD変換器405 の流れで読み出された
本撮影画像データと、メモリ30に記録されたダーク画
像データとがメモリ制御部22を介して読み出され、画
像処理部20によって、本撮影画像データからダーク画
像データが減算されることにより、ダーク画像と同様に
本撮影画像に含まれる暗電流ノイズや撮像素子固有の微
少なキズによる画素欠損が相殺されて補正される。
【0151】図9は、図8の撮像素子400の出力信号
およびオフセット加算器402の出力信号のレベルダイ
ヤグラムである。次に、図9の信号のレベルダイヤグラ
ムを用いて図8における信号処理の具体的な説明を行
う。
【0152】撮像素子400を露光しない状態で読み出
されたダーク画像信号は、最初に、AD変換器405の
ボトム電圧に対してオフセット電圧bをもって撮像素子
400より出力される。ダーク信号画像信号に含まれる
キズや画素欠陥などのノイズ信号の最大振幅をnとすれ
ば、ダーク画像信号に続いて、次に撮像素子400を露
光しない状態で読み出された本撮影画像信号にもダーク
画像信号のノイズ信号に相関する最大振幅nのノイズ信
号が含まれる。このときのダーク画像信号を基準とした
本撮影画像信号の信号振幅をs、装置の感度をISO1
00設定とした場合の増幅器401によるゲイン設定を
a倍とすれば、増幅器401による増幅出力は信号振幅
は(a×s)となり、ノイズ振幅は(a×n)となる。
【0153】また、装置の感度をISO200設定とし
た場合には、撮像素子400から出力されるダーク画像
信号およびこれに含まれるノイズ信号については、IS
O100設定の場合と全く同様であるが、ダーク画像信
号を基準とした本撮影画像信号の信号振幅については、
ISO100設定時の2分の1の露光量により(s/2)
となり、ISO200設定とした場合の増幅器401に
よるゲイン設定はISO100設定時の2倍である(2
×a)倍となる。このときの増幅器401による増幅出
力は信号振幅は(a×s)となり、ノイズ振幅は(2a
×n)となる。したがって、ISO200設定時には、
ISO100設定時と比較して、信号振幅は同じでノイ
ズ振幅だけが2倍という結果になる。
【0154】そこで、本実施例においては、装置の感度
をISO100設定とした場合には、ダーク画像信号中
のノイズ信号および、本撮影画像信号中の信号振幅と、
これに含まれるノイズ信号とが適切にAD変換器405
の入力レンジの中に収まるように、まず、システム制御
部50 → タイミング発生部18 → 制御バス40
6 → 増幅器401 の制御の流れで、ISO100
設定用の増幅器401のゲイン設定を行う。
【0155】次に、システム制御部50 → タイミン
グ発生部18 → 制御バス406→ D/A変換器4
08の制御の流れで、増幅器401の出力信号につい
て、AD変換器405のボトム電圧に対するオフセット
電圧cおよび、AD変換器405のボトム電圧およびト
ップ電圧が設定される。
【0156】すなわち、ダーク画像期間中のノイズ信号
成分の下限を下回るボトム電圧が設定され、本撮影期間
中の画像信号に含まれる画像信号およびノイズ信号成分
の上限を上回るトップ電圧が設定される。AD変換器4
05の入力振幅レンジdは、このとき設定されたトップ
電圧とボトム電圧との差で与えられる。
【0157】また、ISO200設定とした場合にも、
ISO設定時と同様の手順により、ダーク画像信号中の
ノイズ信号および、本撮影画像信号中の信号振幅と、こ
れに含まれるノイズ信号とが適切にAD変換器405の
入力レンジの中に収まるように、増幅器401の出力信
号について、AD変換器405のボトム電圧に対するオ
フセット電圧eおよび、AD変換器405のボトム電圧
およびトップ電圧(入力振幅レンジf)が設定される。
すなわち、この場合にもダーク画像期間中のノイズ信号
成分の下限を下回るボトム電圧が設定され、本撮影期間
中の画像信号に含まれる画像信号およびノイズ信号成分
の上限を上回るトップ電圧が設定される。
【0158】ところで、ISO200設定時には、IS
O100設定時と比較して信号振幅が同じでノイズ振幅
だけが2倍になることから、このノイズ信号をAD変換
器405の入力レンジの中に収めるためには、その分だ
け、ISO200時の入力レンジfは、ISO100時
の入力レンジdよりも大きくなる。そのために、AD変
換器405への入力時の信号振幅が同じであれば、A/
D変換後のデジタル出力は、ISO100時に比較して
(d/f)倍となり、この分のゲイン補正は、図1の画
像処理部20でデジタル演算により行われる。
【0159】ここで設定されるISO100、ISO2
00の各場合におけるオフセット電圧c,eおよびAD
変換器405のボトム電圧およびトップ電圧(入力振幅
レンジdおよびf)は、システム内の制御パラメータと
して、あらかじめ図1の不揮発性メモリなどで保持され
ており、システム制御部50より、必要に応じて読み出
されて設定される。
【0160】なお、前記設定においては、ISO100
とISO200とでAD変換器405の入力レンジをd
からf(f>d)のように可変とした。しかし、ダーク画
像信号中のノイズ信号および、本撮影画像信号中の信号
振幅と、これに含まれるノイズ信号とが適切にAD変換
器405の入力レンジの中に収まるようにオフセット電
圧やAD変換器405の入力レンジを設定することが本
実施例の主旨であり、本主旨に沿いながら入力レンジを
固定(f=d)として、実施することも、もちろん可能で
ある。この場合には、実質的に、ISO100時の入力
レンジを本来、必要なレンジdからfに引き上げて利用
する結果になるため、その分、A/D変換時の量子化ノ
イズが増大するという欠点を生ずるが、入力レンジに変
動がないためISOごとのデジタル演算によるゲイン補
正が不要となる利点が得られる。
【0161】また、本実施例においては、ISO感度の
設定をISO100、ISO2002つの場合に限って
説明しているが、さらなる高ISO感度設定に対しても
適用可能であり、同様の効果が期待できる。
【0162】(第2の実施例)ところで、前記実施例の
ようなダーク画像を利用したダークノイズ補正処理だけ
では、本撮影画像信号に含まれるノイズ信号の振幅が大
きくなるにつれて、このノイズ信号のために必要とされ
る入力レンジが増大し、これによる量子化ノイズの増大
が本撮影画像信号の劣化を招くため、特に、高ISO感
度条件下の場合や、頻度は少ないが極端なレベル飛びの
キズノイズなど、全てのキズに対処することは難しい。
【0163】そこで、キズのない近接画素を用いた補間
による補正処理方法を、前記実施例に組み合わせ、うま
く適合させた方式が、第2の実施例である。
【0164】ハードウエアの基本構成および主ルーチン
のフローは、図1乃至図8を用いて第1の実施例で説明
したのと全く同様であるので、ここでは省略し、第1の
実施例と異なる部分のみを説明する。
【0165】図10は、図8の撮像素子400の出力信
号およびオフセット加算器402の出力信号のレベルダ
イヤグラムである。
【0166】図10において、第1の実施例と異なるの
は、ISO100、ISO200設定時の場合の、AD
入力信号に対する、それぞれのAD入力レンジの与え方
である。すなわち、第1の実施例においては、ダーク画
像信号中のノイズ信号および、本撮影画像信号中の信号
振幅と、これに含まれるノイズ信号とが全てAD変換器
405の入力レンジの中に収まるように設定されている
が、本実施例においては、一部、入力レンジ外のノイズ
が設定される。そして、これら入力レンジ外のノイズ
は、前記実施例と同様にして、ダーク画像を利用したダ
ークノイズ補正処理が終了した後に、図1のシステム制
御部50により、画像処理部20にて、ソフトウエア手
法でキズのない近接画素を用いて補間により補正され
る。補間による補正は、該当するキズ画素のデータを上
下や左右の近接画素の演算結果で置換することにより行
われ、そのアルゴリズムは種種多様であるが、ここでは
その内容には言及しない。もちろん、ごれらの演算処理
をハードウエア手法により実現しても良い。
【0167】あらかじめ、撮像素子400に固有のキズ
による欠損画素の位置とキズの大きさとを検出してお
き、そのキズの大きさにより、複数のグループにグルー
プ分けしておく。そして、ISO感度設定ごとのAD変
換器405の入力レンジの設定の仕方は、ノイズの大き
さと、それによる上記入力レンジ外に発生するノイズの
数をもとに決定される。
【0168】図11に、ISO100、ISO200、
ISO400の3つの感度条件に応じた、ISO感度ご
との補間によるキズ補正のフローの一例を示す。
【0169】ここでは、あらかじめ、キズの大きいもの
から順番に、そのキズの大きさに応じて、キズグループ
1、キズグループ2、キズグループ3と、各グループに
おけるキズの数が所定数になるように、3つのグループ
にグループ分けされる。そして、グループごとにキズの
位置情報とともに、図1の不揮発性メモリなどで保持さ
れている。そして、キズ補正時には、これらのデータが
随時読み出されて当該キズ画素の補正が行われる。
【0170】まず、ISO感度の設定条件に応じて分岐
処理される(S401)。ISO100の場合には、キ
ズグループ3による補正のみ行われて(S404)、終
了する。ISO200の場合には、キズグループ2によ
る補正が行われ(S403)、その後にキズグループ3
による補正のみ行われて(S404)、終了する。IS
O400の場合には、キズグループ1による補正が行わ
れ(S402)、その後にキズグループ2による補正が
行われて(S403)、その後にキズグループ3による
補正が行われ(S404)、終了する。
【0171】これにより、高ISO感度ほど、補正する
キズグループを増やして、より大きなキズ、より多くの
キズの補正が行われるように処理の場合分けが行われ
る。
【0172】そして、この補間により補正されるキズの
個数は、ダークノイズ補正処理におけるノイズレンジの
増大による画質劣化と、補間によるキズ補正処理におけ
る画質劣化と処理の負荷(処理時間)とのバランスを考
慮しながら、各ISO感度条件ごとに最適に配分され
る。
【0173】なお、本実施例においては、ISO感度の
設定をISO100、ISO200、ISO400の3
つの場合に限って説明しているが、さらなる高ISO感
度設定に対しても適用可能であり、同様の効果が期待で
きる。
【0174】(第3の実施例)ところで、ISO感度に
応じた回路ゲインの切り換えによってゲインアップした
際に、本撮影画像データの信号ダイナミックレンジの増
大にともない、回路のスーリューレートの制約から、露
出過多やキズノイズなどによる過大振幅信号の飽和によ
り画像信号の遅延が発生して、後続する隣接画素信号に
対して妨害が発生するという問題があることは、前記従
来例において説明したとおりである。
【0175】この場合には、キズノイズの後続隣接画素
への波及により、当該キズ画素を隣接画素で補間するキ
ズ補正方式が、あまり有効に働かない。
【0176】そこで、露出過多やキズノイズなどによる
過大振幅信号に対して、ISO感度ごとに、増幅回路の
出力の過飽和を抑え、補間によるキズ補正がより有効に
働くように工夫した、あるいは、飽和領域における色再
現性の劣化を防止する方法が、第3の実施例である。
【0177】ハードウエアの基本構成および主ルーチン
のフローは、図1乃至図7を用いて第1の実施例で説明
したのと全く同様であるので、ここでは省略し、第1の
実施例と異なる部分のみを説明する。
【0178】図12は、画像処理装置100における撮
像部14およびA/D変換部16を含む撮像装置ユニッ
ト15の内部について、より詳細な構成を示したブロッ
ク図であり、本実施例の主要な働きをなす部分である。
【0179】図12において、500は撮像素子であり
CCDなどの光電変換デバイスである。511は撮像素
子500の出力振幅を制限するクリップ回路であり、5
01はクリップ回路511の出力信号を増幅する増幅器
であり、502は増幅器501の増幅出力に所定の直流
電圧を付加するオフセット加算器、505はオフセット
加算器502のアナログ撮像出力をデジタル信号に変換
するA/D変換器である。508は、クリップ回路51
1、オフセット加算器502およびA/D変換505に
対して複数の直流電圧を供給する多チャンネルのD/A
変換器であり、各直流電圧値は、図1で示すシステム制
御部50よりタイミング発生部18を介して供給される
制御バス506によって制御される。
【0180】D/A変換器508の出力の一つのチャン
ネル出力512は、クリップ回路511に供給されてお
り、D/A変換器508の出力の他の一つのチャンネル
出力507は、オフセット加算器502に供給されてお
り、これによりA/D変換505に供給される撮像信号
の直流電圧が切り換えられる。D/A変換器508の出
力のその他のチャンネルからは、A/D変換505のア
ナログ入力レンジを決定するボトム電圧509とトップ
電圧510が出力されている。
【0181】そして、図1に示されたタイミング発生部
18より撮像素子500、撮像装置ユニット15の増幅
器501およびD/A変換器508に対して供給された
制御バス506には、撮像素子500において露光、読
み出しなどを制御するための各種駆動パルスや、増幅器
501のゲインを複数の所定の値に切り換えるための状
態制御信号や、D/A変換器508の複数のチャンネル
のD/A出力電圧を制御するための制御信号が含まれて
おり、これらの制御値はISO感度などの撮影条件に応
じて切り換えられる。
【0182】そして、撮像素子500から読み出された
撮像信号は、クリップ回路511、増幅器501を介し
て、所定の信号振幅に増幅されて、オフセット加算器5
02によって所定の直流電圧を付加された後に、AD変
換器505へ入力される。AD変換器505のデジタル
出力は、図1の画像処理部20に入力されて、メモリ制
御部22を介して、メモリ30に記録される。
【0183】図2及至図5のフローチャートにおいて説
明したように、まず、ダークノイズ補正処理の動作とし
て、撮像素子を露光しない状態において、撮像素子50
0→クリップ回路511 →増幅器501 →オフセッ
ト加算器502 →AD変換器505 → 画像処理部
20 → メモリ制御部22 → メモリ30 の流れ
で、ダーク画像データがメモリ30に記録される。
【0184】次に、撮像素子を露光した状態において、
撮像素子500 →クリップ回路511 → 増幅器5
01 →オフセット加算器502 → AD変換器50
5の流れで読み出された本撮影画像データと、メモリ3
0に記録されたダーク画像データとがメモリ制御部22
を介して読み出され、画像処理部20によって、本撮影
画像データからダーク画像データが減算されることによ
り、ダーク画像と同様に本撮影画像に含まれる暗電流ノ
イズや撮像素子固有の微少なキズによる画素欠損が相殺
されて補正される。
【0185】このあたりのダークノイズ補正処理の動作
については、撮像素子500と増幅器501との間に、
クリップ回路511が新たに追加された以外は、上記と
全く同様である。
【0186】図13は、図12の撮像素子500の出力
信号および増幅器501の出力信号の1画素期間のレベ
ルダイヤグラムである。次に、図13の信号のレベルダ
イヤグラムを用いて図12における信号処理の具体的な
説明を行う。
【0187】撮影信号の最大レンジが、撮像素子500
の出力でダーク信号レベルを基準にして、そこから実際
に撮像信号として使用される上限レベルまでの振幅とし
て規定できる。
【0188】装置の感度をISO100設定とした場合
に、このときの撮影信号の最大レンジを基準値1とす
る。ISO100設定時のクリップ回路511における
クリップレベル電圧は、撮像信号の最大レンジに等しい
か、または、これよりわずかに大きい電圧に、システム
制御部50により設定される。ISO100設定時の増
幅器501のゲイン設定をa倍とすれば、このときの増
幅器501の増幅信号出力は、値aとなる。この場合、
たとえば、撮像素子500の出力に、キズノイズなどの
影響により本来の撮像信号のレベルとは無関係に、撮影
信号の最大レンジを大きく超える過大な信号レベルが発
生しても、クリップ回路511で設定されたクリップ電
圧以上の出力レベルが増幅器501に与えられることが
ないので、増幅器501の出力は、この場合にも増幅出
力振幅の上限値aと同じか、それよりも僅かに大きな値
に留まり、過飽和による画像信号の遅延が後続隣接画素
に対して妨害を与えることはない。
【0189】さらに、装置の感度をISO200設定と
した場合には、このときの撮影信号の最大レンジは、I
SO100設定時の2分の1の値0.5となるので、I
SO200設定時のクリップ回路511におけるクリッ
プレベル電圧は、この最大レンジに等しいか、または、
これよりわずかに大きい電圧に、システム制御部50に
より設定される。ISO200設定時の増幅器501の
ゲイン設定は、ISO100設定時の2倍である2a倍
となり、このときの増幅器501の増幅信号出力は、値
aとなる。この場合には、キズノイズなどの影響だけで
なく、露光条件によっては、容易に撮影信号の最大レン
ジ0.5を超える過大な信号レベルが発生しうるが、ク
リップ回路511で設定されたクリップ電圧以上の出力
レベルが増幅器501に与えられることがないので、増
幅器501の出力は、やはり、この場合にも増幅出力振
幅の上限値aと同じか、それよりも僅かに大きな値に留
まり、過飽和による画像信号の遅延が後続隣接画素に対
して妨害を与えることがない。
【0190】なお、本実施例においては、ISO感度の
設定をISO100とISO200の2つの場合に限っ
て説明しているが、さらなる高ISO感度設定に対して
も、撮影信号の使用最大レンジを規定し、クリップ回路
511におけるクリップレベル電圧をこの撮像信号の最
大レンジに等しいか、または、これよりわずかに大きい
電圧に設定することで適用可能であり、同様の効果が期
待できる。
【0191】上記の第1乃至第3の実施例において、処
理手段は、オフセット加算器402、AD変換器40
5、画像処理回路20及びクリップ回路511の少なく
とも一つに相当し、制御手段は、システム制御回路50
に相当する。
【0192】第1の実施例によれば、ISO感度に応じ
た回路ゲインの切り換えによって、たとえダーク画像の
信号ダイナミックレンジが変動しても、オフセット加算
手段により、あるいは、AD変換手段の入力レンジ変換
手段により、撮像画像のダークレベルやハイライト部分
の飽和レベルを適切に設定できるので、同一の露出条件
なのに、ISO感度が異なるとダーク部分に浮き沈みを
生じたり、ハイライト部分の飽和レベルがまちまちにな
るという問題を解消できるので、ISO感度の違いに依
らず、まとまりのある絵作りの撮像画像を得ることがで
きる。
【0193】また、第2の実施例によれば、ISO感度
に応じた回路ゲインの切り換えによって、画素欠損ノイ
ズが、たとえダーク画像の信号ダイナミックレンジをオ
ーバーしたとしても、キズ補正手段によりキズ補正の数
を切り換えることができるので、ISO感度ごとに、キ
ズ補正しきれずにキズが残ってしまうという問題を解消
できるので、ISO感度の違いに寄らず、欠損のない高
品位な撮像画像を得ることができる。
【0194】また、第3の実施例によれば、キズノイズ
などにより本撮影画像データが過大振幅になった場合
や、ISO感度に応じた回路ゲインの切り換えによって
ゲインアップしたことで本撮影画像データが過大振幅に
なった場合にも、クリップレベル切り換え手段により、
本撮影画像の信号レベルを回路飽和させない適切な信号
レベルに設定できるので、キズノイズや高ISO感度時
における回路飽和時のスーリューレート特性による信号
遅延と、それによる後続する隣接画素信号に対する妨害
を生ずることがないので、これにより、キズ補正しきれ
ずにキズが残ってしまうという問題を解消でき、さらに
高輝度部分における色相曲がりや、高彩度部分における
色飛びのない安定した撮像画像を得ることができる。
【0195】なお、上記実施例は、何れも本発明を実施
するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過
ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解
釈されてはならないものである。すなわち、本発明はそ
の技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することな
く、様々な形で実施することができる。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、感
度条件によらず、高品質な画像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体の構成ブロック図であ
る。
【図2】本実施例の主ルーチンの一部のフローチャート
である。
【図3】本実施例の主ルーチンの一部のフローチャート
である。
【図4】本実施例の主ルーチンの一部のフローチャート
である。
【図5】本実施例の測距・測光処理ルーチンのフローチ
ャートである。
【図6】本実施例の撮影処理ルーチンのフローチャート
である。
【図7】本実施例のダーク取り込み処理ルーチンのフロ
ーチャートである。
【図8】第1の実施例の主要な構成ブロック図である。
【図9】第1の実施例における信号のレベルダイヤグラ
ム図である。
【図10】第2の実施例における信号のレベルダイヤグ
ラム図である。
【図11】第2の実施例における一部のフローチャート
である。
【図12】第3の実施例の主要な構成ブロック図であ
る。
【図13】第3の実施例における信号のレベルダイヤグ
ラム図である。
【図14】従来例の構成ブロック図である。
【図15】信号のレベルダイヤグラム図である。
【図16】信号のレベルダイヤグラム図である。
【符号の説明】
12:シャッター 14:撮像部 16:A/D変換部 18:タイミング発生回路 20:画像処理回路 22:メモリ制御回路 24:画像表示メモリ 26:D/A変換器 28:画像表示部 30:メモリ 32:画像圧縮・伸長回路 40:シャッター制御手段 42:測距手段 46:測光手段 48:フラッシュ 50:システム制御回路 52:メモリ 54:表示部 56:不揮発性メモリ 60:モードダイアルスイッチ 62:シャッタースイッチSW1 64:シャッタースイッチSW2 66:再生スイッチ 68:単写/連写スイッチ 70:操作部 72:電源スイッチ 74:リアルタイムクロック 80:電源制御手段 82:コネクタ 84:コネクタ 86:電源手段 90:インタフェース 92:コネクタ 94:インタフェース 96:コネクタ 98:記録媒体着脱検知手段 100:画像処理装置 104:光学ファインダ 106:レンズマウント 110:通信手段 112:コネクタ(またはアンテナ) 120:インタフェース 122:コネクタ 130:ミラー 132:ミラー 200:記録媒体 202:記録部 204:インタフェース 206:コネクタ 210:記録媒体 212:記録部 214:インタフェース 216:コネクタ 300:レンズユニット 306:レンズマウント 310:撮影レンズ 312:絞り 320:インタフェース 322:コネクタ 340:露光制御手段 342:測距制御手段 344:ズーム制御手段 350:レンズシステム制御回路 400:撮像素子 401:増幅器 402:オフセット加算器 405:AD変換器 408:D/A変換器 500:撮像素子 501:増幅器 502:オフセット加算器 505:AD変換器 508:D/A変換器
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Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光学象を電気信号に変換する撮
    像手段と、 前記撮像手段による光電変換後の電気信号に対して、所
    定のゲインで増幅する増幅手段と、 感度条件に応じて、所定のゲインに前記増幅手段の設定
    を切り換えるゲイン切り換え手段と、 前記撮像手段からの電気信号を処理する処理手段と、 前記感度条件に応じた前記増幅手段における増幅によっ
    て生じる前記電気信号の変動に対して、前記処理手段の
    処理を切り替えるように制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、前記増幅手段により増
    幅された信号に所定の直流電圧を加算するオフセット加
    算手段を含み、前記制御手段は、前記感度条件に応じ
    て、所定のオフセット加算量に設定を切り替えるために
    前記オフセット加算手段を制御するオフセット切り換え
    手段を含む請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は、前記撮像手段からのア
    ナログ撮像信号をデジタル信号に変換するAD変換手段
    を含み、前記制御手段は、前記感度条件に応じて、所定
    の入力レンジに設定を切り替えるように前記AD変換手
    段を制御するレンジ切り換え手段を含む請求項1又は請
    求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段は、前記撮像手段の持つ画
    素のキズを補正するキズ補正手段を含み、前記制御手段
    は、前記感度条件に応じて、前記キズ補正手段における
    キズ補正の数を切り換えるキズ補正数切り換え手段を含
    む請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理手段は、前記撮像手段からの電
    気信号を所定の信号振幅で制限するクリップ手段を含
    み、前記制御手段は、前記感度条件に応じて、所定の信
    号レベルに設定を切り替えるために、前記クリップ手段
    を制御するクリップレベル切り替え手段を含む請求項1
    乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 被写体の光学像を電気信号に変換する撮
    像手段と、 前記撮像手段からの前記電気信号に所定の直流電圧を加
    算するオフセット加算手段と、 感度条件に応じて、所定のオフセット加算量に前記オフ
    セット加算手段の設定を切り替えるオフセット切り換え
    手段とを有する画像処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記撮像手段による光電変換後
    の電気信号に対して、所定のゲインで増幅する増幅手段
    と、 前記感度条件に応じて、所定のゲインに増幅手段の設定
    を切り替えるゲイン切り替え手段とを有し、 前記オフセット加算手段は、前記増幅手段により増幅さ
    れた電圧に所定の直流電圧を加算することを特徴とする
    請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記オフセット加算手段による
    オフセット加算処理後のアナログ撮像信号をデジタル信
    号に変換するAD変換手段とを有する請求項6又は7記
    載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 さらに、被写体を撮像素子上に光学的に
    結像する結象手段を有し、 前記撮像手段は、前記被写体の光学像を電気信号に変換
    する請求項6乃至8のいずれか1項記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 さらに、前記AD変換手段により変換
    されたデジタル撮像信号を記録するための記録媒体を有
    する請求項8記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 さらに、前記感度条件に応じて、所定
    の入力レンジに前記AD変換手段の設定を切り換えるレ
    ンジ切り換え手段を有する請求項8記載の画像処理装
    置。
  12. 【請求項12】 被写体の光学像を電気信号に変換する
    撮像手段と、 前記撮像手段からの電気信号であるアナログ撮像信号を
    デジタル信号に変換するAD変換手段と、 前記感度条件に応じて、所定の入力レンジに前記AD変
    換手段の設定を切り換えるレンジ切り換え手段とを有す
    る画像処理装置。
  13. 【請求項13】 さらに、前記撮像手段による光電変換
    後の電気信号に対して、所定のゲインで増幅する増幅手
    段と、 前記感度条件に応じて、所定のゲインに増幅手段の設定
    を切り替えるゲイン切り替え手段とを有し、 前記AD変換手段は、前記増幅手段により増幅されたア
    ナログ撮像信号をデジタル信号に変換することを特徴と
    する請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 さらに、被写体を撮像素子上に光学的
    に結像する結象手段を有し、 前記撮像手段は、前記被写体の光学像を電気信号に変換
    する請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 さらに、前記AD変換手段により変換
    されたデジタル撮像信号を記録するための記録媒体を有
    する請求項12乃至14のいずれか1項記載の画像処理
    装置。
  16. 【請求項16】 被写体の光学像を電気信号に変換する
    撮像手段と、 前記撮像手段からの信号に対して前記撮像手段の持つ画
    素のキズを補正するキズ補正手段と、 前記感度条件に応じて、前記キズ補正手段におけるキズ
    補正の数を切り換えるキズ補正数切り換え手段とを有す
    る画像処理装置。
  17. 【請求項17】 さらに、前記撮像手段による光電変換
    後の電気信号に対して、所定のゲインで増幅する増幅手
    段と、 前記感度条件に応じて、所定のゲインに前記増幅手段の
    設定を切り換えるゲイン切り換え手段とを有し、 前記キズ補正手段は、前記増幅手段によって増幅された
    信号に対して前記撮像手段の持つ画素のキズを補正する
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 さらに、被写体を撮像手段上に光学的
    に結像する結象手段を有し、 前記撮像手段は、前記被写体の光学像を電気信号に変換
    する請求項17記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 さらに、前記オフセット加算手段によ
    るオフセット加算処理後のアナログ撮像信号をデジタル
    信号に変換するAD変換手段と、前記AD変換手段によ
    り変換されたデジタル撮像信号を記録するための記録媒
    体を有する請求項16乃至18のいずれか1記載の画像
    処理装置。
  20. 【請求項20】 被写体の光学像を電気信号に変換する
    撮像手段と、 前記撮像手段による光電変換後の電気信号に対して、前
    記電気信号の出力を所定の信号振幅で制限するクリップ
    手段と、 感度条件に応じて、所定の信号レベルに前記クリップ手
    段の設定を切り換えるクリップレベル切り換え手段とを
    有する画像処理装置。
  21. 【請求項21】 さらに、前記クリップ手段の出力電圧
    に対して所定のゲインで増幅する増幅手段と、 前記感度条件に応じて、所定のゲインに前記増幅手段の
    設定を切り換えるゲイン切り換え手段とを有する請求項
    20記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 さらに、被写体を前記撮像手段上に光
    学的に結像する結象手段を有し、 前記撮像手段は、前記被写体の光学像を電気信号に変換
    する請求項20又は21記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 さらに、前記増幅手段からのアナログ
    撮像信号をデジタル信号に変換するAD変換手段と、前
    記AD変換手段により変換されたデジタル撮像信号を記
    録するための記録媒体を有する請求項20乃至22のい
    ずれか1項記載の画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記感度条件は、ISO感度を含む請
    求項1乃至23のいずれか1項記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 (a)被写体の光学像を電気信号に変
    換する光電変換ステップと、 (b)前記電気信号に対して、所定のゲインで増幅する
    増幅ステップと、 (c)感度条件に応じて、所定のゲインに前記増幅手段
    の設定を切り替える切り替えステップと、 (d)前記電気信号を処理する処理ステップと、 (e)前記感度条件に応じた前記増幅ステップにおける
    増幅によって生じる前記電気信号の変動に対して、前記
    処理ステップの処理を切り替えるように制御する制御ス
    テップとを有する画像処理方法。
  26. 【請求項26】 (a)被写体の光学像を電気信号に変
    換するステップと、 (b)感度条件に応じて、前記電気信号に所定の直流電
    圧を加算するステップとを有する画像処理方法。
  27. 【請求項27】 (a)被写体の光学像を電気信号に変
    換するステップと、 (b)感度条件に応じて所定の入力レンジに設定し、前
    記電気信号であるアナログ撮像信号をデジタル信号に変
    換するステップとを有する画像処理方法。
  28. 【請求項28】 (a)被写体の光学像を電気信号に変
    換するステップと、 (b)前記電気信号に対して撮像手段の持つ画素のキズ
    を補正する際に、感度条件に応じてキズ補正の数を切り
    換えるステップとを有する画像処理方法。
  29. 【請求項29】 (a)被写体の光学像を電気信号に変
    換するステップと、 (b)前記光電変換後の電気信号に対して、感度条件に
    応じて前記電気信号の出力を所定の信号振幅で制限する
    ステップとを有する画像処理方法。
  30. 【請求項30】 前記感度条件は、ISO感度を含むこ
    とを特徴とする請求項25乃至請求項29のいずれか1
    項記載の画像処理方法。
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