JP2006101408A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高感度時のS/N劣化および解像度劣化を抑えた、適切な自動ISO感度設定を行う撮像装置を提供する。
【解決手段】 被写体輝度に応じて自動的にISO感度設定を行う固体撮像素子において、低輝度時の感度上昇の手段として隣接画素加算を行い、かつ解像度維持のためにフィルタ演算処理による画素補完を行う。
【選択図】 図7

Description

本発明は、静止画像や動画像を撮像、記録、再生する画像処理装置及び画像処理装置制御方法に係る撮像装置に関する。
従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、CCD、CMOS等の固体撮像素子で撮像した静止画像や動画像を記録及び再生する電子カメラ等の画像処理装置は既に市販されている。
これらの電子カメラの中には、撮影シーンの輝度に応じて自動的にISO感度を変える撮影モードを有するものもあり、この撮影モードにより撮影者の手を煩わせることなく適切な撮影条件での撮影を可能としている。
ところで、これらの電子カメラのISO感度は撮像素子の出力アナログ信号を撮像素子内外のゲインアンプのゲインを変えることで設定するか、もしくはA/Dコンバータを介して生成されたデジタルデータを画像処理装置内で乗算器を用いて演算処理することで設定することが多い。
また、ゲインアップの手段としては、隣接画素との信号加算等を行うことで、信号量を増やすという方法もある。
特開平6−205290号公報
しかしながら、このような従来の電子カメラ等の固体撮像装置においては、以下のような問題があった。
即ち、撮像素子内外のアンプを用いたゲインアップや、乗算器により感度設定を行う場合、高ISO側へと感度を上げると、ノイズ成分もその比率に応じて増幅されるため、設定感度を上げるに従い、S/Nが悪くなっていくという問題があった。
一方、隣接画素との画素加算により感度を上げた場合、信号成分が2倍になってもノイズ成分は√2倍にしか増えないため、アンプゲイン等による感度アップに比べ、S/Nの劣化が抑えられるという長所がある一方で、画素加算を行うことによって記録画素数が少なくなってしまうため、画像の解像度が悪くなるという問題があった。
本発明は以上のような問題を解決するためになされたもので、高感度時のS/N劣化および解像度劣化を抑えた、適切な自動ISO感度設定を行う撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、
撮影した画像を記録媒体に記録する撮像装置において、
露光した光信号を電気信号へと変換する複数画素で構成される撮像素子と、
前記撮像素子の出力信号に画像処理を施す画像処理手段と、
前記撮像素子の複数の画素の信号を加算する画素加算手段と、
前記画素加算手段により生成された画像信号の隣接する画素の出力を用いて該画素間の画素を補間する画素補間手段と、
前記画素加算手段による画素加算及び、前記画素補間手段による画素補間を行う
画像信号処理手段を備えたことを特徴とする。
更に本発明の撮像装置は、
前記撮像装置の感度を設定する感度設定手段と、
前記感度設定手段による設定感度が予め定められた所定の感度設定値よりも高い場合には、
前記画素加算手段による画素加算及び、前記画素補完手段による画素補完を行う
画像信号処理手段を備え、更には被写体の輝度を測定する測光手段と、
前記測光手段により測定された被写体輝度に応じて設定感度を切り換える自動感度設定手段と、任意の感度を設定する手動感度設定手段と、
前記自動感度設定手段による設定感度と前記手動感度設定手段による設定感度のいずれか一方を選択する感度設定方法選択手段を備えたことを特徴とする。
更に本発明の撮像装置は、
前記画像信号処理手段を用いて感度設定を行う第一の撮像モードと、
前記画像信号処理手段を用いずに感度設定を行う第二の撮像モードと、
前記第一の撮像モード及び前記第二の撮像モードのいずれか一方を選択する撮像モード選択手段を有し、前記撮像モード選択手段による前記第一の撮像モードの選択は、前期感度設定方法選択手段により自動感度設定手段が選択された場合にのみ行われることを特徴とする。
本発明によれば、
撮影した画像を記録媒体に記録する撮像装置であって、
露光した光信号を電気信号へと変換する複数画素で構成される撮像素子と、
前記撮像素子の出力信号に画像処理を施す画像処理手段と、
前記撮像素子の隣接する画素の信号を加算する画素加算手段及び前記画素加算手段により生成された画像信号の隣接する画素の出力を用いて該画素間の画素を補間する画素補間手段からなる画像信号処理手段を備え、
更には、高感度設定時には、前記画素加算手段による画素加算及び、前記画素補完手段による画素補完を行い、また、被写体の輝度を測定する測光手段により測定された被写体輝度に応じて設定感度を切り換える自動感度設定手段と、任意の感度を設定する手動感度設定手段とのいずれか一方を選択する感度設定方法選択手段を備え、
更には、前記画像信号処理手段を用いて感度設定を行うS/N優先モードと、
前記画像信号処理手段を用いずに感度設定を行う解像度モードとのいずれか一方を選択する撮像モード選択手段を有し、S/N優先モードの選択は、前期感度設定方法選択手段により自動感度設定手段が選択された場合にのみ行われることを特徴とする撮像装置を提供することが可能となり、
上記手段により、高感度時のS/N劣化および解像度劣化を抑えた、適切な自動ISO感度設定を行う撮像装置を提供することが可能となる。
すなわち上記手段により、S/N優先モードの場合には高感度設定時においてもノイズ感の少ない画とし、像解像度優先モードの場合には、解像感を損ねない画像とすることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例の構成を示す図である。
図1において、100は画像処理装置である。
12は撮像素子14への露光量を制御するためのシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子である。
レンズ310に入射した光線は、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130、シャッター12を介して導き、光学像として撮像素子14上に結像することが出来る。
16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
また、画像処理回路20においては、必要に応じて、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理を行うことが出来る。
更に、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
なお、本実施例においては、測距手段42及び測光手段46を専用に備える構成としたため、測距手段42及び測光手段46を用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行い、上記画像処理回路20を用いたAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行わない構成としても良い。
或いは、測距手段42及び測光手段46を用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行い、更に、上記画像処理回路20を用いたAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行う構成としても良い。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFTLCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。
また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は測光手段46からの測光情報に基づいて、絞り312を制御する絞り制御手段340と連携しながら、シャッター12を制御するシャッター制御手段である。
42はAF(オートフォーカス)処理を行うための測距手段であり、レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130そして不図示の測距用サブミラーを介して、測距手段42に入射させることにより、光学像として結像された画像の合焦状態を測定することが出来る。
44は温度計であり、撮影環境の温度を検出することができる。
温度計がセンサー内にある場合はセンサーの暗電流をより正確に予想することが可能である。
46はAE(自動露出)処理を行うための測光手段であり、レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130及び132そして不図示の測光用レンズを介して、測光手段46に入射させることにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定することが出来る。
また、測光手段46は、フラッシュ48と連携することによりEF(フラッシュ調光)処理機能も有するものである。
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
なお、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50がシャッター制御手段40、絞り制御手段340、測距制御手段342に対して制御を行う、ビデオTTL方式を用いて露出制御及びAF(オートフォーカス)制御をすることも可能である。
更に、測距手段42による測定結果と、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを共に用いてAF(オートフォーカス)制御を行っても構わない。
そして、測光手段46による測定結果と、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを共に用いて露出制御を行っても構わない。
50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、ISO感度表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示、等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示、等がある。
更に、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示、等がある。
そして、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマー通知ランプ、等がある。このセルフタイマー通知ランプは、AF補助光と共用して用いても良い。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。この不揮発性メモリ56には、各種パラメータやISO感度などの設定値、設定モード、及び水平ダークシェーディング補正を行う際に用いる1次元補正データが格納される。この1次元補正データは、工程において調整時に作成され書き込まれる。
60、62、64、66、68、69及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチで、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード等の各機能撮影モードを切り替え設定することが出来る。
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュ調光)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
66は再生スイッチで、撮影モード状態において、撮影した画像をメモリ30或いは記録媒体200或いは210から読み出して画像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示する。
68は単写/連写スイッチで、シャッタースイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW2を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定することが出来る。
69はISO感度設定スイッチで、撮像素子14或いは画像処理回路20におけるゲインの設定の変更もしくは本発明の提案する画素加算による信号量増加により、ISO感度を設定することができる。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチ、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することが出来る再生スイッチ、シャッタースイッチSW1を押したならばオートフォーカス動作を開始し一旦合焦したならばその合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードとシャッタースイッチSW1を押している間は連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAFモードとを設定することが出来るAFモード設定スイッチ等がある。
また、本発明において説明している自動ISO感度設定モードの設定及び、自動ISO感度設定モード選択時の、解像度優先モード/S/N優先モードの選択もこの操作部において行う。
また、上記プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
72は電源スイッチで、画像処理装置100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することが出来る。また、画像処理装置100に接続されたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200、210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することが出来る。
80は電源制御手段で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り換えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源手段である。
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
なお、本実施例では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。勿論、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
更に、インターフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
104は光学ファインダであり、レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130及び132を介して導き、光学像として結像表示することが出来る。これにより、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
110は通信手段で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
112は通信手段110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
120は、レンズマウント106内において、画像処理装置100をレンズユニット300と接続するためのインタフェース、122は画像処理装置100をレンズユニット300と電気的に接続するコネクタ、124はレンズマウント106及び或いはコネクタ122にレンズユニット300が装着されているか否かを検知するレンズ着脱検知手段である。
コネクタ122は、画像処理装置100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としても良い。
130、132はミラーで、レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファインダ104に導くことが出来る。なお、ミラー132は、クイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラーの構成としても、どちらでも構わない。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインタフェース204、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインタフェース214、画像処理装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
300は交換レンズタイプのレンズユニットである。
306は、レンズユニット300を画像処理装置100と機械的に結合するレンズマウントである。レンズマウント306内には、レンズユニット300を画像処理装置100と電気的に接続する各種機能が含まれている。
310は撮影レンズ、312は絞りである。
320は、レンズマウント306内において、レンズユニット300を画像処理装置100と接続するためのインタフェース、322はレンズユニット300を画像処理装置100と電気的に接続するコネクタである。
コネクタ322は、画像処理装置100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給される或いは供給する機能も備えている。また、コネクタ322は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としても良い。
340は測光手段46からの測光情報に基づいて、シャッター12を制御するシャッター制御手段40と連携しながら、絞り312を制御する絞り制御手段である。
342は撮影レンズ310のフォーカシングを制御する測距制御手段、344は撮影レンズ310のズーミングを制御するズーム制御手段である。
350はレンズユニット300全体を制御するレンズシステム制御回路である。レンズシステム制御回路350は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリやレンズユニット300固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も備えている。
図2乃至図6を参照して、本発明の実施例の動作を説明する。
図2及び図3は本発明の実施例の画像処理装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。
図2及び図3を用いて、画像処理装置100の動作を説明する。
電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し、画像処理装置100の各部において必要な所定の初期設定を行う(S101)。
システム制御回路50は、電源スイッチ72の設定位置を判断し、電源スイッチ72が電源OFFに設定されていたならば(S102)、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S103)、S102に戻る。
電源スイッチ66が電源ONに設定されていたならば(S102)、システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S104)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S105)、S102に戻る。
電源86に問題が無いならば(S104)、システム制御回路50はモードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(S106)、S108に進む。
モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(S106)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S107)、処理を終えたならばS102に戻る。
システム制御回路50は、記録媒体200或いは210が装着されているかどうかの判断、記録媒体200或いは210に記録された画像データの管理情報の取得、そして、記録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かの判断を行い(S108)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S105)、S102に戻る。
記録媒体200或いは210が装着されているかどうかの判断、記録媒体200或いは210に記録された画像データの管理情報の取得、そして、記録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かの判断を行った結果(S108)、問題が無いならば、S109に進む。
システム制御回路50は表示部54を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う(S109)。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。
シャッタースイッチSW1が押されていないならば(S121)、S102に戻る。
シャッタースイッチSW1が押されたならば(S121)、システム制御回路50は測距処理を行って撮影レンズ310の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する、測距・測光処理を行い(S122)、S123に進む。測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。
この測距・測光処理S122の詳細は図4を用いて後述する。
続いてISO感度を設定し(S123)、S124に進む。このISO感度設定処理S123の詳細は図6を用いて後述する。
シャッタースイッチSW2が押されていないならば(S124)、シャッタースイッチSW1が押されているか確認し(S125)、シャッタースイッチSW1が押された状態であるならば、再度S124に戻る。シャッタースイッチSW1が押されていないならば(S125)、S102に戻る。
シャッタースイッチSW2が押されたならば(S124)、システム制御回路50は、撮影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域がメモリ30にあるかどうかを判断し(S126)、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新たな画像データを記憶可能な領域が無いならば、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S127)、S102に戻る。
例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後で、メモリ30から読み出して記憶媒体200或いは210に書き込むべき最初の画像がまだ記録媒体200或いは210に未記録な状態であり、まだ1枚の空き領域もメモリ30の画像記憶バッファ領域上に確保出来ない状態である場合等が、この状態の一例である。
なお、撮影した画像データを圧縮処理してからメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合は、圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ30の画像記憶バッファ領域上にあるかどうかをS126において判断することになる。
メモリ30に撮影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域があるならば(S126)、システム制御回路50は、撮像して所定時間蓄積した撮像信号を撮像素子14から読み出して、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域に撮影した画像データを書き込む撮影処理を実行する(S128)。
この撮影処理S128の詳細は図5を用いて後述する。
撮影処理S128を終えたならば、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域へ書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回路22を介して読み出して、現像処理を行うために必要なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプティカルブラック)積分演算処理を行い、演算結果をシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
そして、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像データを読み出して、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色変換処理を含む各種現像処理を行う(S129)。
更に、現像処理においては、図7を用いて後述するS/N優先モード時の画素補完処理も併せて行う更に、後述のS414において画素加算設定フラグがONに設定されている場合には、画素加算処理も現像処理時に併せて行う。
そして、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行い(S130)、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの書き込みを行う。
一連の撮影の実行に伴い、システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶した画像データを読み出して、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210へ書き込みを行う記録処理を開始する(S131)。
この記録開始処理は、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度に、その画像データに対して実行される。
なお、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示するために、表示部54において例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行う。
更に、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が押されているか否かを判別する(ステップS132)。シャッタースイッチSW1が離された状態である場合、ステップS102の処理に戻る。一方、シャッタースイッチSW1が押された状態である場合、システム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶された単写/連写フラグの状態を判別し(ステップS133)、単写が設定されていた場合、ステップS132の処理に戻り、シャッタースイッチSW1が離されるまで現在の処理を繰り返す。一方、連写が設定されていた場合、連続して撮影を行うために、ステップS124の処理に戻り、次の撮影に備える。これにより、撮影に関する一連の処理が終了する。
図4は、図3のS122における測距・測光処理の詳細なフローチャートである。
なお、測距・測光処理においては、システム制御回路50と絞り制御手段340或いは測距制御手段342との間の各種信号のやり取りは、インタフェース120、コネクタ122、コネクタ322、インタフェース320、レンズ制御手段350を介して行われる。
システム制御回路50は、撮像素子14測距手段42及び測距制御手段342を用いて、AF(オートフォーカス)処理を開始する(S201)。
システム制御回路50は、レンズ310に入射した光線を、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130、不図示の測距用サブミラーを介して、測距手段42に入射させることにより、光学像として結像された画像の合焦状態を判断し、測距(AF)が合焦と判断されるまで(S203)、測距制御手段342を用いてレンズ310を駆動しながら、測距手段42を用いて合焦状態を検出するAF制御を実行する(S202)。
測距(AF)が合焦と判断したならば(S203)、システム制御回路50は、撮影画面内の複数の測距点の中から合焦した測距点を決定し、決定した測距点データと共に測距データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶しS205に進む。
続いて、システム制御回路50は、測光手段46を用いて、AE(自動露出)処理を開始する(S205)。
システム制御回路50は、レンズ310に入射した光線を、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130及び132そして不図示の測光用レンズを介して、測光手段46に入射させることにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定し、露出(AE)が適正と判断されるまで(S206)、露光制御手段40を用いて測光処理を行う(S206)。
露出(AE)が適正と判断したならば(S207)、システム制御回路50は、測光データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、S208に進む。
なお、測光処理S206で検出した露出(AE)結果と、モードダイアル60によって設定された撮影モードに応じて、システム制御回路50は、絞り値(Av値)、シャッター速度(Tv値)決定しされる。
そして、ここで決定したシャッター速度(Tv値)に応じて、システム制御回路50は、撮像素子14の電荷蓄積時間を決定し、等しい電荷蓄積時間で撮影処理を行う。
測光処理S206で得られた測定データにより、システム制御回路50はフラッシュが必要か否かを判断し(S208)、フラッシュが必要ならばフラッシュフラグをセットし、フラッシュ48の充電が完了するまで(S210)、フラッシュ48を充電する(S209)。
フラッシュ48の充電が完了したならば(S210)、測距・測光処理ルーチンS122を終了する。
図5は、図3のS128における撮影処理の詳細なフローチャートである。
なお、撮影処理においては、システム制御回路50と絞り制御手段340或いは測距制御手段342との間の各種信号のやり取りは、インタフェース120、コネクタ122、コネクタ322、インタフェース320、レンズ制御手段350を介して行われる。
システム制御回路50は、ミラー130を不図示のミラー駆動手段によってミラーアップ位置に移動すると共に(S301)、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される測光データに従い、絞り制御手段340によって絞り312を所定の絞り値まで駆動する(S302)。
システム制御回路50は、撮像素子14の電荷クリア動作を行った後に(S303)、撮像素子14の電荷蓄積を開始した後(S304)、シャッター制御手段40によって、シャッター12を開き(S305)、撮像素子14の露光を開始する(S306)。
ここで、フラッシュフラグによりフラッシュ48が必要か否かを判断し(S307)、必要な場合はフラッシュを発光させる(S308)。
システム制御回路50は、測光データに従って撮像素子14の露光終了を待ち(S309)、シャッター制御手段40によって、シャッター12を閉じ(S310)、撮像素子14の露光を終了する。
システム制御回路50は、絞り制御手段340によって絞り312を開放の絞り値まで駆動すると共に(S311)、ミラー130を不図示のミラー駆動手段によってミラーダウン位置に移動する(S312)。
設定した電荷蓄積時間が経過したならば(S313)、システム制御回路50は、撮像素子14の電荷蓄積を終了した後(S314)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域への撮影画像データを書き込む(S315)。この際、画素加算処理を行う設定となっている場合には、電荷信号は隣接する画素の信号を加算した後に読み出す。
一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチンS128を終了する。
図6は、図3のS123におけるISO感度設定の詳細なフローチャートである。
本実施例においては、ISO感度はISO100、ISO200、ISO400、ISO800、ISO1600の設定が可能とする。
操作部70によって自動ISO感度設定モードが選択されていない場合には(S401)、ISO感度としてISO感度スイッチ69によって選択されたISO感度値を採用し(S402)、S404に進む。自動ISO感度モードが選択されている場合には(S401)、測光処理(S206)時の測光結果に応じて適切なISO感度値を設定し、S404に進む。この際の自動ISO感度設定の方法としては、例えば、手ぶれの影響を受けにくいシャッター速度(Tv値)の上限値を定め、その設定以上の露光量が必要の場合にISO感度を上げていく等のシーケンスが考えられる。
ISO感度がISO100に設定されている場合には(S404)、撮像素子14の出力ゲインアンプの設定を“1倍”に設定し(S405)、ISO感度設定ルーチンS123を終了する。ISO100に設定されていない場合には(S404)、S406に進む。
ISO感度がISO200に設定されている場合には(S406)、撮像素子14の出力ゲインアンプの設定を“2倍”に設定し(S407)、ISO感度設定ルーチンS123を終了する。ISO200に設定されていない場合には(S406)、S408に進む。
ISO感度がISO400に設定されている場合には(S408)、撮像素子14の出力ゲインアンプの設定を“4倍”に設定し(S409)、ISO感度設定ルーチンS123を終了する。ISO400に設定されていない場合には(S408)、S410に進む。
ISO感度がISO800に設定されている場合には(S410)、撮像素子14の出力ゲインアンプの設定を“8倍”に設定し(S411)、ISO感度設定ルーチンS123を終了する。ISO100に設定されていない場合には(S410)、S412に進む。
S412のステップはISO感度がISO1600に設定されている場合となる。ここで、操作部70によって自動ISO感度設定モードが選択されていない場合には(S412)、撮像素子14の出力ゲインアンプの設定を“16倍”に設定し(S415)、ISO感度設定ルーチンS123を終了する。自動ISO感度設定モードが選択されている場合には、同じく操作部70によってS/N優先モードが選択されているかを判定し(S413)、S/N優先モードが選択されている場合には、画素加算設定フラグをONにして(S414)、撮像素子14の出力ゲインアンプの設定を“8倍”に設定し(S411)、ISO感度設定ルーチンS123を終了する。S/N優先モードでなく解像度優先モードが選択されている場合には、撮像素子14の出力ゲインアンプの設定を“16倍”に設定し(S415)、ISO感度設定ルーチンS123を終了する。
図7は、本実施例のS/N優先モード時の画像生成手順を説明する図である。
S/N優先モード選択時において、自動ISO感度設定によって高ISO感度が設定された場合、段階1において、同色の隣接画素の信号を加算し、加算した2画素の間の画素のデータとする。段階1の処理については、撮像信号読み出し時(S315)に撮像素子14の有する同色隣接画素加算機能によってアナログ信号の加算を実行するか、もしくは現像時(S128)に画像処理回路20においてデジタル信号の加算を実行する。
次に段階2において、左右の同色の隣接画素の平均値をもって、その間にある段階1の画素加算によって発生した空き画素のデータとする。段階2の処理については、現像時(S128)に画像処理回路20において行う。
以上、図1を用いて本発明の実施例の説明を行った。
なお、実施例の説明に於いては、単写/連写の切り替えを単写/連写スイッチ68を用いて行うとして説明したが、モードダイアル60での動作モード選択に応じて単写/連写の切り替えを行う構成としても問題ない。
また、実施例の説明においては、自動ISO設定モード、解像度優先モード、S/N優先モードの設定を操作部70によるものとして説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばモードダイヤル60によって選択可能なモード設定の1つとしても良いし、ISO感度設定スイッチによる設定可能な設定の中に含んでも良いし、それぞれ単独にスイッチを用意する構成としても構わない。
また、実施例の説明においては、ISO感度の設定はISO100,200,400,800,1600の5種類で、かつ解像度優先モードとS/N優先モードで撮像信号の処理が異なったものとなるのはISO1600設定の時のみとしたが、本発明はこれに限定されず、様々なISO感度と優先モードの組み合わせが設定可能である。
また、実施例の説明においては、撮像素子14は隣接画素の信号電荷を加算する機能を出力部に有する構成のものであるとして撮像素子14からの撮像信号読出時(S315)に画素加算を行うという説明をしたが、本発明は本実施例のようなA/D変換器16によるA/D変換前のアナログ信号の画素加算に限定されず、例えば、画像処理回路20によって行われる現像処理(S129)の一部として、デジタル変換後の信号を加算する構成としても良い。
また、実施例の説明においては、画素加算処理として、隣接する2つの画素の加算を例として説明したが、3つ以上の画素の加算を行う構成としても良く、また隣接の方向も本実施例の説明のように水平方向に限らず、垂直方向もしくは水平垂直両方の複数画素の加算を行っても構わない。
また、実施例の説明においては、画素補完処理として、補完される画素の水平方向の隣接する2画素の平均値をもって被補完画素の信号値としたが、これも3画素以上の平均値としても良く、この場合被補完画素からの距離に応じて重み付けを変えた設定式を使用しても構わない。
なお、実施例の説明に於いては、ミラー130をミラーアップ位置、ミラーダウン位置に移動して撮影動作を行うとして説明したが、ミラー130をハーフミラーの構成として、移動せずに撮影動作を行う様にしても問題ない。
なお、記録媒体200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿論問題無い。
また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であっても勿論問題無い。更に、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としても勿論問題無い。
そして、実施例の説明に於いては、記録媒体200及び210は画像処理装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が画像処理装置100に固定したままとなっていても勿論問題無い。
また、画像処理装置100に記録媒体200或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成であっても構わない。
そして、画像処理装置100に記録媒体200及び210が装着する構成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数のいずれの組み合わせの構成であっても、勿論問題無い。
本発明の一実施例の構成ブロック図である。 本実施例の主ルーチンのフローチャートの一部である。 本実施例の主ルーチンのフローチャートの一部である。 本実施例の測距・測光処理ルーチンのフローチャートである。 本実施例の撮影処理ルーチンのフローチャートである。 本実施例のISO感度設定ルーチンのフローチャートである。 本実施例の画素加算処理及び画素補完処理の流れを示す説明図である。
符号の説明
12 シャッター
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 画像圧縮・伸長回路
40 シャッター制御手段
42 測距手段
44 温度計
46 測光手段
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 再生スイッチ
68 単写/連写スイッチ
69 ISO感度スイッチ
70 操作部
72 電源スイッチ
80 電源制御手段
82 コネクタ
84 コネクタ
86 電源手段
90 インタフェース
92 コネクタ
94 インタフェース
96 コネクタ
98 記録媒体着脱検知手段
100 画像処理装置
104 光学ファインダ
106 レンズマウント
110 通信手段
112 コネクタ(またはアンテナ)
120 インタフェース
122 コネクタ
130 ミラー
132 ミラー
200 記録媒体
202 記録部
204 インタフェース
206 コネクタ
210 記録媒体
212 記録部
214 インタフェース
216 コネクタ
300 レンズユニット
306 レンズマウント
310 撮影レンズ
312 絞り
320 インタフェース
322 コネクタ
340 露光制御手段
342 測距制御手段
344 ズーム制御手段
350 レンズシステム制御回路

Claims (11)

  1. 撮影した画像を記録媒体に記録する撮像装置において、
    露光した光信号を電気信号へと変換する複数画素で構成される撮像素子と、
    前記撮像素子の出力信号に画像処理を施す画像処理手段と、
    前記撮像素子の複数の画素の信号を加算する画素加算手段と、
    前記画素加算手段により生成された画像信号の隣接する画素の出力を用いて該画素間の画素を補間する画素補間手段と、
    前記画素加算手段による画素加算及び、前記画素補間手段による画素補間を行う
    画像信号処理手段を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画素加算手段は、前記撮像素子の内部に含まれることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記画素加算手段は、前記画像処理手段の一部であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記画素補間手段は、前記画像処理手段の一部であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置の感度を設定する感度設定手段と、
    前記感度設定手段による設定感度が予め定められた所定の感度設定値よりも高い場合には、
    前記画素加算手段による画素加算及び、前記画素補完手段による画素補完を行う
    画像信号処理手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 被写体の輝度を測定する測光手段と、
    前記測光手段により測定された被写体輝度に応じて設定感度を切り換える自動感度設定手段とを備えたことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 任意の感度を設定する手動感度設定手段と、
    前記自動感度設定手段による設定感度と前記手動感度設定手段による設定感度のいずれか一方を選択する感度設定方法選択手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記画像信号処理手段を用いて感度設定を行う第一の撮像モードと、
    前記画像信号処理手段を用いずに感度設定を行う第二の撮像モードと、
    前記第一の撮像モード及び前記第二の撮像モードのいずれか一方を選択する撮像モード選択手段を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 前記撮像素子は出力信号を増幅させるアンプゲインを有し、
    前記第二の撮像モードにおける感度設定は、前記アンプゲインの設定をもって行うことを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 前記第二の撮像モードにおける感度設定は、前記画像処理手段における設定をもって行うことを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  11. 前記撮像モード選択手段による前記第一の撮像モードの選択は、前期感度設定方法選択手段により自動感度設定手段が選択された場合にのみ行われることを特徴とする請求項7及び請求項8記載の撮像装置。
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JP2009200686A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Nikon Corp 電子カメラ

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