JP2002134759A - 加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

加速度センサ及びその製造方法

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JP2002134759A JP2000321140A JP2000321140A JP2002134759A JP 2002134759 A JP2002134759 A JP 2002134759A JP 2000321140 A JP2000321140 A JP 2000321140A JP 2000321140 A JP2000321140 A JP 2000321140A JP 2002134759 A JP2002134759 A JP 2002134759A
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靖雄 山口
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邦宏 中村
Shiro Yamazaki
史朗 山▲崎▼
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輝也 深浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース部とキャップ部とが接合され、それら
の間にセンサ部が封止された加速度センサにおいて、ベ
ース部とキャップ部の接合強度を向上させた加速度セン
サを提供する。 【解決手段】 半導体基板上に、センサ部と、センサ部
の周囲を囲む枠部が設けられ、枠部上に拡散防止層とノ
ンドープ多結晶シリコン層とが積層されたベース部と、
基体上にニッケル層が形成されたキャップ部とを含み、
ベース部のノンドープ多結晶シリコン層とキャップ部の
ニッケル層とが共晶接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサ及び
その製造方法に関し、特に、内部にセンサ素子が封止さ
れた容量式加速度センサ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4に、従来の容量式加速度セ
ンサの製造工程を示す。まず、図3に示すように、シリ
コン半導体基板1上に、リンがドーピングされた多結晶
シリコン層を堆積する。次に、多結晶シリコン層を選択
的に除去して、センサ部12と枠部2とを形成する。セ
ンサ部12には、一般的な方法を用いて加速度センサ素
子(図示せず)が形成される。かかる工程で、加速度セ
ンサのベース部10が完成する。
【0003】次に、図4(a)に示すように、ベース部
10のセンサ部12を覆うためのキャップ部20を準備
する。図4(a)は、図3のA−A方向の断面図であ
る。キャップ部20の準備工程では、まず、シリコン基
板の片面に凹部を形成し、キャップ本体5を形成する。
次に、キャップ本体5の凹部を形成した面を覆うよう
に、金属層6を形成する。金属層6は、キャップ本体5
に、まずチタン層を蒸着した、続いてニッケル層を蒸着
して形成する。
【0004】次に、図4(b)示すように、ベース部1
0の枠部2に金属層6が重なるように、ベース部10上
にキャップ部20を重ねる。かかる状態で、例えば40
0℃に加熱して、枠部2のシリコンと金属層6のニッケ
ルとの反応させて、共晶合金を形成する。これにより、
ベース部10とキャップ部20が、センサ部12をそれ
らの中に封止するように接合され、全体が101で示さ
れる加速度センサが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる加速度センサ1
01では、枠部2と金属層6との接合不良が発生しやす
く、製造歩留まりの向上に限界があった。また、かかる
接合不良の発生は、加速度センサ101の信頼性を低下
させていた。
【0006】かかる原因について検討した結果、枠部2
の多結晶シリコンに含まれるリンが、加熱中に拡散して
金属層6に到達して、シリコンとニッケルとの接合界面
に析出し、かかる析出物が、不完全な接合や接合強度の
低下を引き起こしていることを見出した。
【0007】そこで、本発明は、ベース部の枠部と、キ
ャップ部の金属層とが、良好に接合された加速度センサ
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベース部とキ
ャップ部とが接合され、それらの間にセンサ部が封止さ
れた加速度センサであって、 a) 半導体基板と、該半導体基板上に堆積された不純
物がドーピングされた多結晶シリコン層から形成され
た、センサ部と該センサ部の周囲を囲む枠部と、該枠部
上に順次積層された拡散防止層とノンドープ多結晶シリ
コン層とを含むベース部と、 b) 基体と、該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコ
ン層に接するように該基体上に設けられたニッケル層と
を含むキャップ部とを含み、 該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコン層と該キャッ
プ部の該ニッケル層とが共晶接合されて、該ベース部と
該キャップ部との間に該センサ部が封止されたことを特
徴とする加速度センサである。このように、拡散防止層
を設けることにより、枠部から共晶接合面への不純物の
拡散を防止することができる。この結果、良好な共晶接
合を得ることができ、接合強度の向上が可能となる。
【0009】上記拡散防止層は、酸化シリコン層及び窒
化シリコン層の群から選択される1の層であることが好
ましい。ノンドープ多結晶シリコン層中への不純物の拡
散を、有効に防止できるからである。
【0010】また、本発明は、ベース部とキャップ部と
が接合され、それらの間にセンサ部が封止された加速度
センサであって、 a) 半導体基板と、該半導体基板上に堆積された不純
物がドーピングされた多結晶シリコン層から形成され
た、センサ部と該センサ部の周囲を囲む枠部と、該枠部
上に積層された、所定の膜厚のノンドープ多結晶シリコ
ンとを含むベース部と、 b) 基体と、該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコ
ン層に接する該基体上の領域に設けられたニッケル層と
を含むキャップ部とを含み、該ベース部の該ノンドープ
多結晶シリコンと該キャップ部の該ニッケル層とが共晶
接合されて、該ベース部と該キャップ部との間に該セン
サ部が封止され、該ノンドープ多結晶シリコン層の該膜
厚が、該枠部に含まれる不純物が該ノンドープ多結晶シ
リコン中を拡散した距離より大きいことを特徴とする加
速度センサでもある。このように、ノンドープ多結晶シ
リコン層を所定の膜厚とすることにより、枠部から拡散
した不純物が、共晶接合面に到達するのを防止すること
ができる。この結果、共晶接合面の接合強度を向上させ
ることができる。
【0011】上記ノンドープ多結晶シリコン層の膜厚
は、1μmから5μmの範囲内であることが好ましい。
かかる膜厚とすることにより、ベース部とキャップ部と
の接合工程において、不純物が接合界面に到達するのを
有効に防止できる。
【0012】上記不純物は、リンであることが好まし
い。
【0013】上記ベース部は、上記基体と上記ニッケル
層の間にチタン層を含むものであっても良い。
【0014】また、本発明は、ベース部とキャップ部と
を接合し、それらの間にセンサ部を封止する加速度セン
サの製造工程であって、半導体基板上に、不純物がドー
プされた多結晶シリコン層を堆積する工程と、該多結晶
シリコンを加工して、センサ部と、該センサ部の周囲を
囲む枠部とを形成する工程と、該枠部上に、拡散防止層
と、ノンドープ多結晶シリコン層とを、順次積層し、ベ
ース部とする工程と、該ベース部の該ノンドープ多結晶
シリコン層に接する領域に、ニッケル層が設けられた基
体からなるキャップ部を準備する工程と、該ノンドープ
多結晶シリコン層に該ニッケル層が接するように、該ベ
ース部上に該キャップ部を載置する工程と、該ベース部
と該キャップ部とを加熱して、該ノンドープ多結晶シリ
コン層と該ニッケル層とを共晶接合させ、該ベース部と
該キャップ部との間に該センサ部を封止する工程とを含
むことを特徴とする加速度センサの製造方法でもある。
このように、拡散防止層を設けることにより、枠部から
共晶接合面への不純物の拡散を防止することができる。
【0015】上記拡散防止層は、酸化シリコン膜及び窒
化シリコン膜の群から選択される1の膜から形成される
ことが好ましい。
【0016】また、本発明は、ベース部とキャップ部と
を接合し、それらの間にセンサ部を封止する加速度セン
サの製造工程であって、半導体基板上に、不純物がドー
プされた多結晶シリコン層を堆積する工程と、該多結晶
シリコンを加工して、センサ部と、該センサ部の周囲を
囲む枠部とを形成する工程と、該枠部上に、所定の膜厚
のノンドープ多結晶シリコン層を積層し、ベース部とす
る工程と、該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコン層
に接する領域に、ニッケル層が設けられた基体からなる
キャップ部を準備する工程と、該ノンドープ多結晶シリ
コン層に該ニッケル層が接するように、該ベース部上に
該キャップ部を載置する工程と、該ベース部と該キャッ
プ部とを加熱して、該ノンドープ多結晶シリコン層と該
ニッケル層とを共晶接合させ、該ベース部と該キャップ
部との間に該センサ部を封止する接合工程とを含み、該
接合工程において該枠部に含まれる該不純物が該ノンド
ープ多結晶シリコン層中を拡散する距離よりも、該ノン
ドープ多結晶シリコン層の膜厚を大きくすることを特徴
とする加速度センサの製造方法でもある。このように、
ノンドープ多結晶シリコン層を所定の膜厚とすることに
より、枠部から拡散した不純物が、接合界面に到達する
のを防止することができる。
【0017】上記ノンドープ多結晶シリコンの膜厚は、
1μmから5μmの範囲内であることが好ましい。かか
る膜厚とすることにより、ベース部とキャップ部との接
合工程に、不純物が接合界面に到達するのを有効に防止
できる。
【0018】上記不純物は、リンであることが好まし
い。
【0019】上記ベース部は、上記基体と上記ニッケル
層の間にチタン層を含むものであっても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1に、本実施の
形態にかかる加速度センサの各製造工程における断面図
を示す。かかる製造工程では、まず、図1(a)に示す
ように、シリコンの半導体基板1の上に、多結晶シリコ
ン層を堆積し、これを選択的に除去して、センサ部12
と、センサ部12を囲む枠部2とを形成する。センサ部
12には、加速度センサ素子が形成される(図示せ
ず)。かかる工程は、従来の加速度センサの製造工程と
同じである。
【0021】次に、図1(b)に示すように、半導体基
板1上に、センサ部12と枠部2とを覆うように、拡散
防止層3を堆積する。拡散防止層3には、酸化シリコ
ン、窒化シリコンの他、アルミニウムや金等の金属を用
いることもできる。
【0022】次に、拡散防止層3を覆うように、ノンド
ープの多結晶シリコン層4を形成する。
【0023】次に、リソグラフィ技術、エッチング技術
を用いて、多結晶シリコン層4、拡散防止層3を選択的
に除去して、枠部2の上部にのみこれらを残す。
【0024】次に、図1(c)に示すように、キャップ
部20をベース部10の上に重ねる。キャップ部20
は、図4(a)に示す従来の工程と同様の工程で作製さ
れる。これにより、シリコンからなるキャップ本体(基
体)5の、凹部が形成された面上には、例えばスパッタ
法を用いて、チタン層が形成され、その上に、更にニッ
ケル層が形成されている。ベース部10にキャップ部2
0を重ねることにより、枠部2上に形成されたノンドー
プの多結晶シリコン層4が、金属層6のニッケル層に接
触する。
【0025】次に、かかる状態で、加熱炉に入れられ
て、シリコンとニッケルの共晶温度以上、好ましくは約
350℃から約450℃の間、更に好ましくは400℃
程度に加熱される。加熱時間は、数10分から数時間程
度である。加熱中、加熱炉内は真空に保たれても良い
し、例えば、窒素等の不活性ガスが流されても良い。
【0026】このように、加熱することにより、多結晶
シリコン層4中のシリコンと、金属層5中のニッケルと
が共晶合金を形成し、ベース部10とキャップ部20が
接合される。これにより、内部にセンサ素子が封入され
た加速度センサ100が形成される。
【0027】本実施の形態では、枠部2の上に拡散防止
層3が形成されているため、上述の加熱工程において、
リンが、枠部2からノンドープ多結晶シリコン層4中に
拡散するのを防止することができる。この結果、ノンド
ープ多結晶シリコン層4と金属層6との接合界面にリン
が析出することなく、良好な共晶接合を得ることができ
る。
【0028】実施の形態2.図2に、本実施の形態にか
かる加速度センサ101の断面図を示す。図2の加速度
センサ101では、図1(c)に示す加速度センサ10
0の拡散防止層3、ノンドープ多結晶シリコン層4に代
えて、所定の膜厚のノンドープ多結晶シリコン層7が設
けられている。ノンドープ多結晶シリコン層7の膜厚と
しては、例えば、1μmから5μm程度が好ましい。そ
れ以外の構造は、加速度センサ100と同じである。
【0029】本実施の形態にかかる加速度センサ101
では、ノンドープ多結晶シリコン層7の膜厚を所定の厚
みに形成している。このため、加熱工程において、枠部
2からノンドープ多結晶シリコン層7中にリンが拡散し
た場合であっても、ノンドープ多結晶シリコン層7と金
属層6との接合界面にはリンが到達しない。従って、ノ
ンドープ多結晶シリコン層4と金属層6との接合界面に
リンが析出することなく、良好な共晶接合を得ることが
できる。発明者らの実験結果では、上述の加熱条件にお
いて、膜厚を少なくとも1μmより厚くすれば、接合界
面までリンが拡散しないことが確認されている。
【0030】なお、ノンドープ多結晶シリコン層7の膜
厚は、加熱工程における加熱温度、加熱時間に従って変
えてもかまわない。また、本実施の形態1、2では、枠
部2にドープされたリンが拡散する場合について説明し
たが、ボロン、ガリウム、砒素等の他のドーパントを使
用した場合にも適用することができる。この場合、実施
の形態2の加速度センサ101では、ノンドープ多結晶
シリコン膜7の膜厚をドーパントの種類に応じて調整す
る。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる加速度センサでは、ベース部とキャップ部との
接合界面に、不純物が拡散して到達するのを防止でき、
良好な接合を得ることができる。
【0032】この結果、加速度センサの製造歩留まりを
向上させることができる。
【0033】また、加速度センサの信頼性を向上させる
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかかる加速度
センサの断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態にかかかる加速度
センサの断面図である。
【図3】 従来の加速度センサのベース部の上面図であ
る。
【図4】 従来の加速度センサの断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 枠部、3 拡散防止層、4 ノン
ドープ多結晶シリコン層、5 キャップ本体、6 金属
層、7 ノンドープ多結晶シリコン層、10ベース部、
12 センサ部、20 キャップ部、100、101、
110 加速度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 靖雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中村 邦宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山▲崎▼ 史朗 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 深浦 輝也 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 Fターム(参考) 4M112 AA02 BA07 DA02 DA06 DA13 DA18 EA04 EA06 EA07 EA11 GA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部とキャップ部とが接合され、そ
    れらの間にセンサ部が封止された加速度センサであっ
    て、 a) 半導体基板と、 該半導体基板上に堆積された不純物がドーピングされた
    多結晶シリコン層から形成された、センサ部と該センサ
    部の周囲を囲む枠部と、 該枠部上に順次積層された拡散防止層とノンドープ多結
    晶シリコン層とを含むベース部と、 b) 基体と、 該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコン層に接するよ
    うに該基体上に設けられたニッケル層とを含むキャップ
    部とを含み、 該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコン層と該キャッ
    プ部の該ニッケル層とが共晶接合されて、該ベース部と
    該キャップ部との間に該センサ部が封止されたことを特
    徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 上記拡散防止層が、酸化シリコン層及び
    窒化シリコン層の群から選択される1の層であることを
    特徴とする請求項1に記載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 ベース部とキャップ部とが接合され、そ
    れらの間にセンサ部が封止された加速度センサであっ
    て、 a) 半導体基板と、 該半導体基板上に堆積された不純物がドーピングされた
    多結晶シリコン層から形成された、センサ部と該センサ
    部の周囲を囲む枠部と、 該枠部上に積層された、所定の膜厚のノンドープ多結晶
    シリコンとを含むベース部と、 b) 基体と、 該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコン層に接するよ
    うに該基体上に設けられたニッケル層とを含むキャップ
    部とを含み、 該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコンと該キャップ
    部の該ニッケル層とが共晶接合されて、該ベース部と該
    キャップ部との間に該センサ部が封止され、 該ノンドープ多結晶シリコン層の該膜厚が、該枠部に含
    まれる不純物が該ノンドープ多結晶シリコン中を拡散し
    た距離より大きいことを特徴とする加速度センサ。
  4. 【請求項4】 上記ノンドープ多結晶シリコン層の膜厚
    が、1μmから5μmの範囲内であることを特徴とする
    請求項3に記載の加速度センサ。
  5. 【請求項5】 上記不純物が、リンであることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の加速度センサ。
  6. 【請求項6】 上記ベース部が、上記基体と上記ニッケ
    ル層の間にチタン層を含むことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の加速度センサ。
  7. 【請求項7】 ベース部とキャップ部とを接合し、それ
    らの間にセンサ部を封止する加速度センサの製造工程で
    あって、 半導体基板上に、不純物がドープされた多結晶シリコン
    層を堆積する工程と、該多結晶シリコンを加工して、セ
    ンサ部と、該センサ部の周囲を囲む枠部とを形成する工
    程と、 該枠部上に、拡散防止層と、ノンドープ多結晶シリコン
    層とを、順次積層し、ベース部とする工程と、 該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコン層に接する領
    域に、ニッケル層が設けられた基体からなるキャップ部
    を準備する工程と、 該ノンドープ多結晶シリコン層に該ニッケル層が接する
    ように、該ベース部上に該キャップ部を載置する工程
    と、 該ベース部と該キャップ部とを加熱して、該ノンドープ
    多結晶シリコン層と該ニッケル層とを共晶接合させ、該
    ベース部と該キャップ部との間に該センサ部を封止する
    工程とを含むことを特徴とする加速度センサの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 上記拡散防止層が、酸化シリコン膜及び
    窒化シリコン膜の群から選択される1の膜から形成され
    ることを特徴とする請求7に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 ベース部とキャップ部とを接合し、それ
    らの間にセンサ部を封止する加速度センサの製造工程で
    あって、 半導体基板上に、不純物がドープされた多結晶シリコン
    層を堆積する工程と、 該多結晶シリコンを加工して、センサ部と、該センサ部
    の周囲を囲む枠部とを形成する工程と、 該枠部上に、所定の膜厚のノンドープ多結晶シリコン層
    を積層し、ベース部とする工程と、 該ベース部の該ノンドープ多結晶シリコン層に接する領
    域に、ニッケル層が設けられた基体からなるキャップ部
    を準備する工程と、 該ノンドープ多結晶シリコン層に該ニッケル層が接する
    ように、該ベース部上に該キャップ部を載置する工程
    と、 該ベース部と該キャップ部とを加熱して、該ノンドープ
    多結晶シリコン層と該ニッケル層とを共晶接合させ、該
    ベース部と該キャップ部との間に該センサ部を封止する
    接合工程とを含み、 該接合工程において該枠部に含まれる該不純物が該ノン
    ドープ多結晶シリコン層中を拡散する距離よりも、該ノ
    ンドープ多結晶シリコン層の膜厚を大きくすることを特
    徴とする加速度センサの製造方法。
  10. 【請求項10】 上記ノンドープ多結晶シリコンの膜厚
    が、1μmから5μmの範囲内であることを特徴とする
    請求項9に記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記不純物が、リンであることを特徴
    とする請求項7〜10のいずれかに記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記ベース部が、上記基体と上記ニッ
    ケル層の間にチタン層を含むことを特徴とする請求項7
    〜10いずれかに記載の製造方法。
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