JP2002134719A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002134719A
JP2002134719A JP2000328591A JP2000328591A JP2002134719A JP 2002134719 A JP2002134719 A JP 2002134719A JP 2000328591 A JP2000328591 A JP 2000328591A JP 2000328591 A JP2000328591 A JP 2000328591A JP 2002134719 A JP2002134719 A JP 2002134719A
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film
insulating film
lower electrode
crystal grains
silicon crystal
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JP2000328591A
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Kenichi Chiba
健一 千葉
Hisashi Ogawa
久 小川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下部電極の表面積の増大が図れ、微細でかつ
良好な容量特性を持つ容量素子を形成することができる
半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体層1上に絶縁膜2及びアモルファ
スシリコン膜3を形成する。その後、HSG化処理によ
りアモルファスシリコン膜3を変化させグレインサイズ
を大きくすることによって、島状に分離された半球形状
シリコン結晶粒3aを形成する。次に、半球形状シリコ
ン結晶粒3aをマスクにして、絶縁膜2を所定の深さま
でエッチングして、例えば深さ30nmの溝部4を有す
る下地絶縁膜2aを形成する。その後、下部電極5を形
成した後、容量絶縁膜6及び上部電極7を形成すること
によって、下部電極5と容量絶縁膜6と上部電極7から
なる容量素子を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に下部電極の表面積を増加させることに
よって、静電容量の増加が可能な容量素子の形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電荷蓄積用の容量素子を有するDRAM
等の半導体装置では、微細化に伴い、必要な静電容量を
確保するために、容量素子を構成する下部電極の占有面
積に対して効率良く下部電極の表面積を増大することが
重要となってきている。従来、容量素子を構成する下部
電極と上部電極との対向面積を実効的に広げる方法の一
つとして、下部電極にHSG(Hemi Spheri
cal Grain)化処理を行い、下部電極の表面を
半球形状シリコン結晶粒からなるHSGシリコン膜で覆
うことにより下部電極の表面積を増大させる方法が知ら
れている。
【0003】図4は、従来のスタック構造の容量素子を
有する半導体装置を示す断面図である。図4に示す半導
体装置は、半導体基板50と、半導体基板50に形成さ
れた拡散層51と、半導体基板50上に形成された絶縁
膜53と、絶縁膜53に設けられたコンタクトホール5
4と、絶縁膜53上に形成され、且つ、コンタクトホー
ル54を介して拡散層51に接続されており、HSG化
処理により表面部に半球形状シリコン結晶粒55aを有
する下部電極55と、下部電極55上に形成された容量
絶縁膜(図示せず)と、容量絶縁膜上に形成された上部
電極57とで構成されている。
【0004】このように、下部電極55の表面には、H
SG化処理により半球形状シリコン結晶粒55aが形成
されているため、下部電極55の表面積が増大し、静電
容量を増加することができる。
【0005】図5(a)〜図5(c)は、従来のHSG
化処理をした下部電極を有する容量素子を備えた半導体
装置の製造工程を示す断面図であり、図4の領域60を
拡大したものである。
【0006】まず、図5(a)に示すように、絶縁性基
板(図示せず)上に下部電極となる不純物を含むアモル
ファスシリコン膜55を形成する。ここで、絶縁性基板
は、半導体基板上に絶縁膜を形成した基板を含み、トラ
ンジスタ等の能動素子が形成されていてもよく、絶縁膜
には半導体基板に形成された拡散層に到達するコンタク
トホールが形成されていてもよい。
【0007】次に、図5(b)に示すように、シランの
熱分解及び熱処理によるHSG化処理によって、アモル
ファスシリコン膜55の表面にシリコンからなる半球形
状シリコン結晶粒55aを形成する。このとき、HSG
化処理をする前に、リソグラフィー技術及びドライエッ
チング技術により、所定のスタック電極の形状にアモル
ファスシリコン膜55をパターニングしてもよい。
【0008】次に、図5(c)に示すように、全面に容
量絶縁膜56を形成した後、上部電極となる不純物を含
むシリコン膜57を形成する。
【0009】その後、シリコン膜57をパターニングす
ることによって、下部電極55と容量絶縁膜56と上部
電極57からなる容量素子を形成することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、半導体素子の微細化、高集積化に伴って、容
量素子の下部電極となるアモルファスシリコン膜55の
薄膜化を図る必要がある。しかしながら、アモルファス
シリコン膜55を薄膜化した場合、HSG化処理により
半球形状シリコン結晶粒55aのグレインサイズを大き
くすると、アモルファスシリコン膜55の全体が半球形
状シリコン結晶粒55aに変化し島状に分離されてしま
うという問題がある。
【0011】また、図5(b)に示すように、HSG化
処理によりアモルファスシリコン膜55の表面に半球形
状シリコン結晶粒55aを形成することによって、表面
積の増大を図っている。この半球形状シリコン結晶粒5
5aのグレインサイズは、アモルファスシリコン膜55
の成膜条件やアニール時の圧力、雰囲気等により影響さ
れやすく再現性良く形成することが困難である。特に、
半球形状シリコン結晶粒55aのグレインサイズを大き
くした場合、全てのグレインサイズを均一に大きくする
ことは不可能である。そのため、半球形状シリコン結晶
粒55aを含む下部電極55の表面の凹凸の大きさや密
度にバラツキが生じ、結果的には下部電極55の表面積
にばらつきが生じるという問題があった。
【0012】本発明の目的は、下部電極の表面積の増大
が図れ、微細でかつ良好な容量特性を持つ容量素子を形
成することができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の製造方法は、基板上に絶
縁膜を形成する工程(a)と、絶縁膜上に半球形状シリ
コン結晶粒を形成する工程(b)と、半球形状シリコン
結晶粒をマスクにして絶縁膜のエッチングを行い、絶縁
膜に溝部を形成する工程(c)と、工程(c)の後に、
基板上に下部電極を形成する工程(d)と、下部電極上
に容量絶縁膜を形成する工程(e)と、容量絶縁膜上に
上部電極を形成する工程(f)とを備えている。
【0014】この製造方法によれば、半球形状シリコン
結晶粒を形成した後、半球形状シリコン結晶粒をマスク
にして絶縁膜のエッチングして溝部を形成する。その
後、半球形状シリコン結晶粒および絶縁膜に形成した溝
部によって凹凸形状を有する基板上に下部電極を形成す
る。従って、下部電極の表面積は、絶縁膜に形成した溝
部の側面積の分だけ増大することができるので、容量素
子の占有面積を増大させることなく、静電容量の増大を
図ることができる。
【0015】また、上記半導体装置の製造方法におい
て、工程(b)では、絶縁膜上にアモルファスシリコン
膜を形成した後、HSG化処理によりアモルファスシリ
コン膜を変化させグレインサイズを大きくすることによ
って、島状に分離された半球形状シリコン結晶粒を形成
することができる。
【0016】また、上記半導体装置の製造方法におい
て、工程(c)では、絶縁膜のエッチングを異方性エッ
チングで行って溝部を形成する。あるいは、絶縁膜を異
方性エッチングした後、さらに等方性エッチングを行う
ことによって、半球形状シリコン結晶粒よりも絶縁膜の
パターン幅を狭く形成しても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図1
(a)〜図1(e)を参照しながら説明する。図1
(a)〜図1(e)は、凹凸形状の下部電極を有する容
量素子を備えた半導体装置の製造工程を示す断面図であ
る。なお、図1(a)〜図1(e)は、図4に示す領域
60に相当する箇所を拡大したものである。
【0018】まず、図1(a)に示すように、絶縁性基
板(図示せず)上に不純物を含むポリシリコン膜からな
る半導体層1を形成した後、半導体層1上にシリコン酸
化膜からなる絶縁膜2を100nmの厚さで形成する。
その後、絶縁膜2上にアモルファスシリコン膜3を60
nmの厚さで形成する。ここで、絶縁性基板は、半導体
基板上に絶縁膜を形成した基板を含み、トランジスタ等
の能動素子が形成されていてもよく、絶縁膜には半導体
基板に形成された拡散層に到達するコンタクトホールが
形成されていてもよい。
【0019】次に、図1(b)に示すように、シランの
熱分解及び熱処理によるHSG化処理によりアモルファ
スシリコン膜3を変化させグレインサイズを大きくする
ことによって、島状に分離された半球形状シリコン結晶
粒3aを形成する。
【0020】次に、図1(c)に示すように、半球形状
シリコン結晶粒3aをマスクにして、絶縁膜2を所定の
深さまでエッチングして、例えば深さ30nmの溝部4
を有する下地絶縁膜2aを形成する。
【0021】次に、図1(d)に示すように、半球形状
シリコン結晶粒3a及び下地絶縁膜2aの溝部4の表面
上に、ポリシリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜
などの半導体膜、あるいは、タングステンなどの金属膜
や金属シリサイド膜などからなる下部電極5を10nm
の厚さで形成する。このとき、下部電極5の表面は、半
球形状シリコン結晶粒3a及び下地絶縁膜2aの溝部4
による凹凸形状が反映して凹凸形状となる。従って、下
部電極5は、下地絶縁膜2aの溝部4が完全には埋め込
まれず、溝部形状が反映できる程度の膜厚が望ましい。
【0022】次に、図1(e)に示すように、全面にシ
リコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、タ
ンタル酸化膜などの金属酸化膜、あるいは、これらの積
層膜からなる容量絶縁膜6を形成する。その後、容量絶
縁膜6上にポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜な
どの半導体膜、あるいは、タングステンなどの金属膜や
金属シリサイド膜などからなる上部電極7を150nm
の厚さで形成する。これによって、下部電極5と容量絶
縁膜6と上部電極7からなる容量素子を形成することが
できる。
【0023】上記第1の実施形態において、図1(a)
に示す工程で、アモルファスシリコン膜3をする前に、
リソグラフィー技術及びドライエッチング技術により、
所定のスタック電極の形状に絶縁膜2及び半導体層1を
パターニングした後、図1(d)の工程で、全面に下部
電極5を形成し、パターニングした半導体層1の上面及
び側面を下部電極5が覆うようにする。これによって、
半導体層1が下部電極5に電気的に接続されるため、半
導体層1が下部電極の一部として作用する。また、半球
形状シリコン結晶粒3aも下部電極5に電気的に接続さ
れるため、下部電極の一部として作用する。
【0024】この第1の実施形態によれば、半球形状シ
リコン結晶粒3aを形成した後、半球形状シリコン結晶
粒3aをマスクにして絶縁膜2を所定の深さまでエッチ
ングして溝部4を形成する。その後、半球形状シリコン
結晶粒3aおよび下地絶縁膜2aの溝部4によって凹凸
形状を有する基板上に下部電極5を形成する。従って、
下部電極5の表面積は、下地絶縁膜2aに形成する溝部
4の側面積の分だけ増大することができるので、容量素
子の占有面積を増大させることなく、静電容量の増大を
図ることができる。また、下地絶縁膜2aの溝部4の深
さを調整することによって所望の静電容量を得ることが
できる。
【0025】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係る半導体装置の製造方法について、図2(a)〜
図2(e)を参照しながら説明する。図2(a)〜図2
(e)は、凹凸形状の下部電極を有する容量素子を備え
た半導体装置の製造工程を示す断面図である。なお、図
2(a)〜図2(e)は、図4に示す領域60に相当す
る箇所を拡大したものである。
【0026】まず、図2(a)に示すように、絶縁性基
板(図示せず)上に不純物を含むポリシリコン膜からな
る半導体層1を形成した後、半導体層1上にシリコン酸
化膜からなる絶縁膜2を100nmの厚さで形成する。
その後、絶縁膜2上にアモルファスシリコン膜3を60
nmの厚さで形成する。ここで、絶縁性基板は、半導体
基板上に絶縁膜を形成した基板を含み、トランジスタ等
の能動素子が形成されていてもよく、絶縁膜には半導体
基板に形成された拡散層に到達するコンタクトホールが
形成されていてもよい。
【0027】次に、図2(b)に示すように、シランの
熱分解及び熱処理によるHSG化処理によりアモルファ
スシリコン膜3を変化させグレインサイズを大きくする
ことによって、島状に分離された半球形状シリコン結晶
粒3aを形成する。
【0028】次に、図2(c)に示すように、半球形状
シリコン結晶粒3aをマスクにして、絶縁膜2を半導体
層1の表面が露出するまで異方性エッチングして、下地
絶縁膜2a及び溝部4を形成する。
【0029】次に、図2(d)に示すように、半球形状
シリコン結晶粒3a及び下地絶縁膜2aの溝部4の表面
上に、ポリシリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜
などの半導体膜、あるいは、タングステンなどの金属膜
や金属シリサイド膜などからなる下部電極5を10nm
の厚さで形成する。このとき、下部電極5の表面は、半
球形状シリコン結晶粒3a及び下地絶縁膜2aの溝部4
による凹凸形状が反映して凹凸形状となる。従って、下
部電極5は、下地絶縁膜2aの溝部4が完全には埋め込
まれず、溝部形状が反映できる程度の膜厚が望ましい。
【0030】次に、図2(e)に示すように、全面にシ
リコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、タ
ンタル酸化膜などの金属酸化膜、あるいは、これらの積
層膜からなる容量絶縁膜6を形成する。その後、容量絶
縁膜6上にポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜な
どの半導体膜、あるいは、タングステンなどの金属膜や
金属シリサイド膜などからなる上部電極7を150nm
の厚さで形成する。これによって、下部電極5と容量絶
縁膜6と上部電極7からなる容量素子を形成することが
できる。
【0031】上記第2の実施形態において、図2(a)
に示す工程で、アモルファスシリコン膜3をする前に、
リソグラフィー技術及びドライエッチング技術により、
所定のスタック電極の形状に絶縁膜2及び半導体層1を
パターニングした後、図2(d)の工程で、全面に下部
電極5を形成し、半導体層1の上面及び側面を下部電極
5が覆うようにする。これによって、下部電極5が半導
体層1に電気的に接続されるため、半導体層1が下部電
極の一部として作用する。また、半球形状シリコン結晶
粒3aも下部電極5に電気的に接続されるため、下部電
極の一部として作用する。
【0032】この第2の実施形態によれば、半球形状シ
リコン結晶粒3aを形成した後、半球形状シリコン結晶
粒3aをマスクにして、絶縁膜2を半導体層1の表面が
露出するまでエッチングして溝部4を形成する。その
後、半球形状シリコン結晶粒3aおよび下地絶縁膜2a
の溝部4によって凹凸形状を有する基板上に下部電極5
を形成する。従って、下部電極5の表面積は、下地絶縁
膜2aに形成した溝部4の側面積の分だけ増大すること
ができるので、容量素子の占有面積を増大させることな
く、静電容量の増大を図ることができる。また、下地絶
縁膜2aの溝部4の深さは、絶縁膜2の膜厚によって決
まるため、絶縁膜2の膜厚を制御することによって所望
の静電容量を得ることができる。さらに、図2(c)に
示す工程において、半導体層1が異方性エッチングのエ
ッチングストッパーとなるため、下地絶縁膜2aの溝部
4を制御性良く形成することができる。
【0033】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態に係る半導体装置の製造方法について、図3(a)〜
図3(e)を参照しながら説明する。図3(a)〜図3
(e)は、凹凸形状の下部電極を有する容量素子を備え
た半導体装置の製造工程を示す断面図である。なお、図
3(a)〜図3(e)は、図4に示す領域60に相当す
る箇所を拡大したものである。
【0034】まず、図3(a)に示すように、絶縁性基
板(図示せず)上に不純物を含むポリシリコン膜からな
る半導体層1を形成した後、半導体層1上にシリコン酸
化膜からなる絶縁膜2を100nmの厚さで形成する。
その後、絶縁膜2上にアモルファスシリコン膜3を60
nmの厚さで形成する。ここで、絶縁性基板は、半導体
基板上に絶縁膜を形成した基板を含み、トランジスタ等
の能動素子が形成されていてもよく、絶縁膜には半導体
基板に形成された拡散層に到達するコンタクトホールが
形成されていてもよい。
【0035】次に、図3(b)に示すように、シランの
熱分解及び熱処理によるHSG化処理によりアモルファ
スシリコン膜3を変化させグレインサイズを大きくする
ことによって、島状に分離された半球形状シリコン結晶
粒3aを形成する。
【0036】次に、図3(c)に示すように、半球形状
シリコン結晶粒3aをマスクにして、絶縁膜2を半導体
層1の表面が露出するまで異方性エッチングした後、さ
らに等方性エッチングによりサイドエッチングを行うこ
とにより、半球形状シリコン結晶粒3aよりもパターン
幅の狭い下地絶縁膜2b及び溝部4を形成する。これに
よって、半球形状シリコン結晶粒3aの底面の一部が露
出した状態となる。このとき、絶縁膜2の膜厚が薄い場
合には、等方性エッチングのみで半球形状シリコン結晶
粒3aよりもパターン幅の狭い下地絶縁膜2b及び溝部
4を形成しても良い。
【0037】次に、図3(d)に示すように、半球形状
シリコン結晶粒3a及び下地絶縁膜2bの溝部4の表面
上に、ポリシリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜
などの半導体膜、あるいは、タングステンなどの金属膜
や金属シリサイド膜などからなる下部電極5を10nm
の厚さで形成する。このとき、下部電極5の表面は、半
球形状シリコン結晶粒3a及び下地絶縁膜2aの溝部4
による凹凸形状が反映して凹凸形状となる。従って、下
部電極5は、下地絶縁膜2bの溝部4が完全には埋め込
まれず、溝部形状が反映できる程度の膜厚が望ましい。
【0038】次に、図3(e)に示すように、全面にシ
リコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、タ
ンタル酸化膜などの金属酸化膜、あるいは、これらの積
層膜からなる容量絶縁膜6を形成する。その後、容量絶
縁膜6上にポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜な
どの半導体膜、あるいは、タングステンなどの金属膜や
金属シリサイド膜などからなる上部電極7を200nm
の厚さで形成する。これによって、下部電極5と容量絶
縁膜6と上部電極7からなる容量素子を形成することが
できる。
【0039】上記第3の実施形態において、図3(a)
に示す工程で、アモルファスシリコン膜3をする前に、
リソグラフィー技術及びドライエッチング技術により、
所定のスタック電極の形状に絶縁膜2及び半導体層1を
パターニングした後、図3(d)の工程で、全面に下部
電極5を形成し、半導体層1の上面及び側面を下部電極
5が覆うようにする。これによって、下部電極5が半導
体層1に電気的に接続されるため、半導体層1が下部電
極の一部として作用する。また、半球形状シリコン結晶
粒3aも下部電極5に電気的に接続されるため、下部電
極の一部として作用する。
【0040】この第3の実施形態によれば、半球形状シ
リコン結晶粒3aを形成した後、半球形状シリコン結晶
粒3aをマスクにして、半球形状シリコン結晶粒3aよ
りもパターン幅の狭い下地絶縁膜2b及び溝部4を形成
する。その後、半球形状シリコン結晶粒3aおよび下地
絶縁膜2bの溝部4によって凹凸形状を有する基板上に
下部電極5を形成する。従って、第2の実施形態と同様
な効果を得ることができる。さらに、半球形状シリコン
結晶粒3aよりも下地絶縁膜2bのパターン幅を狭くす
ることによって、溝部4の底面積が広がり、且つ、半球
形状シリコン結晶粒3aの底面の一部が露出するため、
この領域による面積分だけ第2の実施形態に比べて下部
電極の面積を増大することができる。
【0041】上記第1〜第3の実施形態では、アモルフ
ァスシリコン膜3を形成した後、シランの熱分解及び熱
処理によるHSG化処理によりアモルファスシリコン膜
3を変化させグレインサイズを大きくすることによっ
て、島状に分離された半球形状シリコン結晶粒3aを形
成したが、絶縁膜2上に直接モノシランガスを用いたL
PCVD法により半球形状シリコン結晶粒を形成しても
良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明しましたように本発明によれ
ば、容量素子の下部電極を半球形状シリコン結晶粒と絶
縁膜に設けた溝部からなる凹凸形状を有する基板上に形
成することによって、下部電極の表面積を増大させるこ
とができる。これによって、容量素子の占有面積を増大
させることなく、静電容量の増大を図ることができるの
で、微細でかつ良好な容量特性を持つ容量素子を有する
半導体装置を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図2】(a)〜(e)は、本発明の第2の実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図3】(a)〜(e)は、本発明の第3の実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図4】従来のHSG化処理した下部電極を有する半導
体装置の断面図
【図5】(a)〜(c)は、従来の半導体装置の製造工
程を示す断面図
【符号の説明】
1 半導体層 2 絶縁膜 3 アモルファスシリコン膜 3a 半球形状シリコン結晶粒 4 溝部 5 下部電極 6 容量絶縁膜 7 上部電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に絶縁膜を形成する工程(a)
    と、 前記絶縁膜上に半球形状シリコン結晶粒を形成する工程
    (b)と、 前記半球形状シリコン結晶粒をマスクにして前記絶縁膜
    のエッチングを行い、前記絶縁膜に溝部を形成する工程
    (c)と、 前記工程(c)の後に、前記基板上に下部電極を形成す
    る工程(d)と、 前記下部電極上に容量絶縁膜を形成する工程(e)と、 前記容量絶縁膜上に上部電極を形成する工程(f)とを
    備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記工程(b)では、前記絶縁膜上にアモルファスシリ
    コン膜を形成した後、HSG化処理により前記アモルフ
    ァスシリコン膜を変化させグレインサイズを大きくする
    ことによって、島状に分離された前記半球形状シリコン
    結晶粒を形成することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置の製造
    方法において、 前記工程(c)では、前記絶縁膜のエッチングを異方性
    エッチングで行うことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記工程(c)では、前記絶縁膜を異方性エッチングし
    た後、さらに等方性エッチングを行うことによって、前
    記半球形状シリコン結晶粒よりも前記絶縁膜のパターン
    幅を狭くすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6924523B2 (en) 2002-03-19 2005-08-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and method for manufacturing the device
US7897475B2 (en) 2007-03-28 2011-03-01 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device having projection on lower electrode and method for forming the same
JP2015041650A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 セイコーエプソン株式会社 圧電素子の製造方法、液体噴射ヘッドの製造方法及び超音波トランスデューサーの製造方法

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