JP2002134058A - 加工深さ計測機能付集束イオンビーム加工装置 - Google Patents

加工深さ計測機能付集束イオンビーム加工装置

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JP2002134058A
JP2002134058A JP2000329781A JP2000329781A JP2002134058A JP 2002134058 A JP2002134058 A JP 2002134058A JP 2000329781 A JP2000329781 A JP 2000329781A JP 2000329781 A JP2000329781 A JP 2000329781A JP 2002134058 A JP2002134058 A JP 2002134058A
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JP
Japan
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ion beam
sample
processing
irradiation system
focused ion
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JP2000329781A
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English (en)
Inventor
Koji Iwata
浩二 岩田
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Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工穴深さの計測誤差が大きく、加工位置以外
の領域にもイオンビームによるダメージを与えていた。 【解決手段】イオンビーム照射系と軸方向を異にした電
子ビーム照射系を同一試料室内に設け、該電子ビーム照
射系で加工穴底部と上部に焦点を合わせた時の差分から
加工穴深さを求めることとした。高精度で試料にダメー
ジを与えることなく加工穴深さの計測が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオンビーム加工
装置に係り、特にイオンビームによる加工穴の加工深さ
を精度良くかつ試料にダメージを与えることなく計測可
能なイオンビーム加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置ではイオンビームによる加工
穴の加工深さを求めるには、試料を傾斜させ加工穴を含
む領域をイオンビームで走査し、穴の断面のSIM(Sca
nningIon Microscope)像から、傾斜した壁の高さを求
め、幾何学的手法により穴の深さを求めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術はイオン
ビームによる穴加工を行った際の穴の側壁における傾き
についての配慮がされておらず、特に穴加工底部からス
パッタされた物質の再付着が多い場合、側壁の傾きが大
きくなり幾何学的に求めた加工深さと実際の加工深さで
は誤差が生じてしまうという問題があった。また、SI
M画像を得るために試料表面をイオンビームで新たに走
査するため、加工域以外の箇所にもダメージを与えてし
まうという問題があった。
【0004】本発明は、側壁の傾きに影響を受けること
なく、高精度に加工深さを求めることを目的としてお
り、さらに試料表面にダメージを与えることなく加工深
さを容易に求められる加工深さ計測機能付集束イオンビ
ーム加工装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、同一試料室内にイオンビーム照射系とは軸方向を異
にした電子ビーム照射系を設け、試料表面の未加工領域
に焦点を合わせた時と加工穴底部に焦点を合わせた時の
各々の位置での対物レンズ電流から一義的の求まるWD
(Working Distance)の差を求めることにより達成され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1によ
り説明する。真空チャンバー2はバルブ18を介し真空
ポンプ19により排気されるようになっている。前記真
空チャンバー2にはイオンビーム鏡筒3、電子ビーム鏡
筒1、2次電子検出器9及び試料ステージ7が設けられ
ている。前記試料ステージ7上に設置された試料6上へ
のイオンビーム5照射点の近傍には電子ビーム4がイオ
ンビーム5とはそのビーム軸方向を異にして照射される
ようになっている。ここで、イオンビーム5はコントロ
ーラ15からスキャン制御器11、ブランキング制御器
10を介してビーム走査が制御される。同様に電子ビー
ム4もコントローラ15からスキャン制御器13、ブラ
ンキング制御器12を介してビーム走査が制御される
が、イオンビーム5がビーム走査している間はブランキ
ングされるようになっている。一方、電子ビーム4がビ
ーム走査している間はイオンビーム5はブランキングさ
れる。従って、モニタ17上にはおのおののビーム走査
切替に応じて、試料から放出される2次電子を2次電子
検出器9で捕らえイメージ制御器16を介し、SEM像
とSIM像が切替表示される。
【0007】本装置構成において、イオンビーム5によ
る穴加工を行う際は、コントローラ15からステージ制
御器20を介し試料ステージ7を試料6表面にイオンビ
ーム5が垂直に入射するまで傾斜させ、所望する領域を
イオンビーム5でビーム走査することで行います。本操
作により加工された穴の深さを計測する場合は、試料ス
テージ7を試料6表面に電子ビーム4が垂直に入射する
まで傾斜を戻し、電子ビーム4で試料表面をビーム走査
し、発生した2次電子を2次電子検出器9で検出しイメ
ージ制御器16によりモニタ17上に表示した画像を用
い、レンズ制御器14で試料6の未加工域と加工穴底部
におのおの焦点を合わせたときの条件の違いより求め
る。即ち図2にあるように、未加工領域及び加工穴底部
のおのおので焦点を合わせたときの点物レンズ電流値に
対し一義的に求まるWDの値がW,W’であるとこの差
分から加工穴深さdがd=W’−Wとしてもとめられ
る。なお、本計測方法では直接加工穴上面と底面での比
較を行うため、加工穴側壁が傾斜していてもその影響は
受けず、高精度に加工深さを求められる。また、上記計
測のために電子ビーム4でビーム走査する間はイオンビ
ーム10はビーム走査しないようにブランキング制御器
10を介しコントローラ15で制御するため、試料表面
に新たなダメージを与えることもない。
【0008】ところで、試料ステージ7は試料6上の目
的の箇所が各ビーム下に来るようにX,Y方向及びチル
ト方向に移動可能であり、試料6の厚みの変化にも対応
可能なようにZ方向への移動も可能とする。また、ステ
ージ制御器20において、各ビーム方向に試料6の目的
位置が向いたときの各軸方向の位置情報を登録させるこ
とにより、イオンビーム5による穴加工直後に登録位置
情報を用いて試料ステージ7を移動し、電子ビーム4に
よる加工穴深さ計測が容易に可能となる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、高精度にかつ試料に新
たなダメージを与えることなく加工穴深さを計測可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の加工深さ計測機能付イオン
ビーム加工装置の構成図である。
【図2】加工穴深さ計測方法の説明図である。
【符号の説明】
1…電子ビーム鏡筒、2…真空チャンバー、3…イオン
ビーム鏡筒、4…電子ビーム、5…イオンビーム、6…
試料、7…試料ステージ、9…2次電子検出器、10,
12…ブランキング制御器、11,13…偏向制御器、
14…レンズ制御器、15…コントローラ、16…イメ
ージ制御器、17…モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01B 15/02 G01B 15/02 B H01J 37/28 H01J 37/28 B Fターム(参考) 2F067 AA24 BB00 EE16 HH06 JJ05 KK04 PP12 SS13 4E066 AA02 BA13 BE08 5C033 UU02 UU04 5C034 DD01 DD05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料面を走査照射するイオンビーム照射
    系と、電子ビーム照射系、各ビーム走査時に試料から放
    出される2次電子を捕らえる検出器、上記検出器からの
    出力を表示する像表示装置およびビーム切替機構を有
    し、前記イオンビーム照射系と電子ビーム照射系を軸方
    向を異にして同一試料室に装備し、前記イオンビームで
    試料を加工した際の加工深さを前記電子ビームの走査条
    件により計測することを特徴とする加工深さ計測機能付
    集束イオンビーム加工装置。
  2. 【請求項2】 試料を少なくともX,Y,Z及びチルト
    の4軸方向に移動可能な試料ステージを具有した請求項
    1記載の加工深さ計測機能付集束イオンビーム加工装
    置。
  3. 【請求項3】 前記試料ステージは各軸方向の位置情報
    を記録する手段と、該記録位置に移動する手段とが設け
    られた請求項2記載の加工深さ計測機能付集束イオンビ
    ーム加工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004276103A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Hitachi High-Technologies Corp 試料加工方法
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CN111220103A (zh) * 2020-01-21 2020-06-02 珠海斗门超毅实业有限公司 线路板表面处理厚度的测量方法

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