JP2002134019A - プラズマディスプレイパネルの製造方法および製造装置およびそれらを用いて製造したプラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルの製造方法および製造装置およびそれらを用いて製造したプラズマディスプレイパネルInfo
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- JP2002134019A JP2002134019A JP2000330216A JP2000330216A JP2002134019A JP 2002134019 A JP2002134019 A JP 2002134019A JP 2000330216 A JP2000330216 A JP 2000330216A JP 2000330216 A JP2000330216 A JP 2000330216A JP 2002134019 A JP2002134019 A JP 2002134019A
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PDPの封着工程において外周封止部材を加
熱した際に放出される、炭化水素系ガスを主体とする不
純物ガスがPDPのガス放電空間内に混入し、放電特性
の劣化をまねく。 【解決手段】 前面基板と背面基板と外周封止部材とで
囲まれたプラズマディスプレイパネルのガス放電空間の
圧力が、プラズマディスプレイパネル外部空間の圧力よ
りも高い状態で封着する。
熱した際に放出される、炭化水素系ガスを主体とする不
純物ガスがPDPのガス放電空間内に混入し、放電特性
の劣化をまねく。 【解決手段】 前面基板と背面基板と外周封止部材とで
囲まれたプラズマディスプレイパネルのガス放電空間の
圧力が、プラズマディスプレイパネル外部空間の圧力よ
りも高い状態で封着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルおよびその製造方法およびその製造装置に関
する。
レイパネルおよびその製造方法およびその製造装置に関
する。
【0002】プラズマディスプレイパネル(以下PDP
と称する)は、ブラウン管にかわる表示デバイスとして
注目されており、ハイビジョンテレビ等の大型ディスプ
レイの用途で有望視されている。
と称する)は、ブラウン管にかわる表示デバイスとして
注目されており、ハイビジョンテレビ等の大型ディスプ
レイの用途で有望視されている。
【0003】
【従来の技術】一般的なAC型PDPの構造を図5に示
す。互いに相対して対をなす表示電極101、表示スキ
ャン電極102群がガラス基板103上に形成される。
これらの電極は透明電極と、透明電極の電気抵抗による
電圧低下を防ぐためのバス電極からなる。これらの表示
電極101、表示スキャン電極102群は誘電体層10
4で被覆され、さらにMgO保護膜105で被覆され
る。これに対し、一方のガラス基板106にはストライ
ブ状のアドレス電極107が形成される。アドレス電極
107は誘電体層108に被覆されさらに、アドレス電
極107に隣接するようにリブ109が形成される。リ
ブ109はアドレス放電時の隣接セルへの影響を断ち、
光のクロストークを防ぐ働きがある。次にそれぞれのリ
ブに赤、青、緑の蛍光体110がアドレス電極107を
被覆するように塗り分けられる。ガラス基板103とガ
ラス基板106は表示電極ギャップを保ちながら組み合
わされ、ガラスフリットにより周囲を密閉する(封着工
程)。その後、ガラス基板に設けられた放電ガス通気口
を通して、加熱しながらパネル内を排気し(排気工
程)、終了後にNe等の不活性ガスを主体とする放電ガ
スを封入し(ガス封入工程)、放電ガス通気口を塞いだ
(封止工程)構造となっている。
す。互いに相対して対をなす表示電極101、表示スキ
ャン電極102群がガラス基板103上に形成される。
これらの電極は透明電極と、透明電極の電気抵抗による
電圧低下を防ぐためのバス電極からなる。これらの表示
電極101、表示スキャン電極102群は誘電体層10
4で被覆され、さらにMgO保護膜105で被覆され
る。これに対し、一方のガラス基板106にはストライ
ブ状のアドレス電極107が形成される。アドレス電極
107は誘電体層108に被覆されさらに、アドレス電
極107に隣接するようにリブ109が形成される。リ
ブ109はアドレス放電時の隣接セルへの影響を断ち、
光のクロストークを防ぐ働きがある。次にそれぞれのリ
ブに赤、青、緑の蛍光体110がアドレス電極107を
被覆するように塗り分けられる。ガラス基板103とガ
ラス基板106は表示電極ギャップを保ちながら組み合
わされ、ガラスフリットにより周囲を密閉する(封着工
程)。その後、ガラス基板に設けられた放電ガス通気口
を通して、加熱しながらパネル内を排気し(排気工
程)、終了後にNe等の不活性ガスを主体とする放電ガ
スを封入し(ガス封入工程)、放電ガス通気口を塞いだ
(封止工程)構造となっている。
【0004】従来法の封着工程では、2枚のガラス基板
と外周封止部材とで囲まれたPDPのガス放電空間内に
はガスの出し入れは行われない状態で、ガラスフリット
を溶融させるための加熱がおこなわれ、ガラスフリット
の軟化する温度よりも高い温度で、所定の時間だけ維持
された後に、常温まで冷却される。これにより、2枚の
ガラス基板はガラスフリットでもって密閉されることと
なる。すなわち、2枚のガラス基板とガラスフリットと
で囲まれたPDPのガス放電空間内の圧力とPDPの設
置されているPDP外部空間とは同一の圧力で封着が行
われている。
と外周封止部材とで囲まれたPDPのガス放電空間内に
はガスの出し入れは行われない状態で、ガラスフリット
を溶融させるための加熱がおこなわれ、ガラスフリット
の軟化する温度よりも高い温度で、所定の時間だけ維持
された後に、常温まで冷却される。これにより、2枚の
ガラス基板はガラスフリットでもって密閉されることと
なる。すなわち、2枚のガラス基板とガラスフリットと
で囲まれたPDPのガス放電空間内の圧力とPDPの設
置されているPDP外部空間とは同一の圧力で封着が行
われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2枚の
ガラス基板とガラスフリットとで囲まれたPDPのガス
放電空間内の圧力とPDPの設置されているPDP外部
空間とが同一の圧力下で封着が行われると、ガラスフリ
ットを加熱した際に放出される、炭化水素系ガスを主体
とする不純物ガスがPDPのガス放電空間内に混入する
こととなる。これらの不純物ガスは、排気工程でPDP
のガス放電空間から排除されるが、完全に除去されなか
った残留不純物ガスは、PDPの点灯時に放電特性を劣
化させることとなる。特にPDPの点灯初期段階での放
電特性の劣化をひきおこすため、この劣化の対策とし
て、所定の時間だけ点灯を行うことにより、点灯による
プラズマの効果で、PDPのガス放電空間内部に付着し
た不純物ガスを、PDPのガス放電空間内部でも放電特
性に影響しない場所に叩き出すようなことが行われる。
ガラス基板とガラスフリットとで囲まれたPDPのガス
放電空間内の圧力とPDPの設置されているPDP外部
空間とが同一の圧力下で封着が行われると、ガラスフリ
ットを加熱した際に放出される、炭化水素系ガスを主体
とする不純物ガスがPDPのガス放電空間内に混入する
こととなる。これらの不純物ガスは、排気工程でPDP
のガス放電空間から排除されるが、完全に除去されなか
った残留不純物ガスは、PDPの点灯時に放電特性を劣
化させることとなる。特にPDPの点灯初期段階での放
電特性の劣化をひきおこすため、この劣化の対策とし
て、所定の時間だけ点灯を行うことにより、点灯による
プラズマの効果で、PDPのガス放電空間内部に付着し
た不純物ガスを、PDPのガス放電空間内部でも放電特
性に影響しない場所に叩き出すようなことが行われる。
【0006】このように、2枚のガラス基板とガラスフ
リットとで囲まれたPDPのガス放電空間内の圧力とP
DPの設置されているPDP外部空間とが同一の圧力下
で封着が行われ、ガラスフリットを加熱した際に放出さ
れる不純物ガスがPDPのガス放電空間内部に多量に混
入すると、放電特性の劣化が発生し、その対策として、
排気工程を十分に行いPDPのガス放電空間内の残留不
純物ガスを十分に除去したり、エージングを十分に行っ
たりする必要があり、PDPの製造工程の中でも特に排
気工程やエージング工程にかかる時間を長くするという
問題を抱えていた。
リットとで囲まれたPDPのガス放電空間内の圧力とP
DPの設置されているPDP外部空間とが同一の圧力下
で封着が行われ、ガラスフリットを加熱した際に放出さ
れる不純物ガスがPDPのガス放電空間内部に多量に混
入すると、放電特性の劣化が発生し、その対策として、
排気工程を十分に行いPDPのガス放電空間内の残留不
純物ガスを十分に除去したり、エージングを十分に行っ
たりする必要があり、PDPの製造工程の中でも特に排
気工程やエージング工程にかかる時間を長くするという
問題を抱えていた。
【0007】本発明は上述の問題に鑑み、PDPの封着
工程において、外周封止部材を加熱した際に放出される
不純物ガスをPDPのガス放電空間内に混入させること
なくPDPの外部に排出させるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法を提供することを目的としている。
工程において、外周封止部材を加熱した際に放出される
不純物ガスをPDPのガス放電空間内に混入させること
なくPDPの外部に排出させるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプラズマディスプレイパネルの製造方法
は、前面基板と背面基板と外周封止部材によりガス放電
空間を形成し、外周封止部材を溶融して封着するプラズ
マディスプレイパネルの封着工程を有するプラズマディ
スプレイパネルの製造方法であって、前面基板と背面基
板と外周封止部材とで囲まれたプラズマディスプレイパ
ネルのガス放電空間の圧力が、プラズマディスプレイパ
ネル外部空間の圧力よりも高い状態で封着する手段を用
いる。
に、本発明のプラズマディスプレイパネルの製造方法
は、前面基板と背面基板と外周封止部材によりガス放電
空間を形成し、外周封止部材を溶融して封着するプラズ
マディスプレイパネルの封着工程を有するプラズマディ
スプレイパネルの製造方法であって、前面基板と背面基
板と外周封止部材とで囲まれたプラズマディスプレイパ
ネルのガス放電空間の圧力が、プラズマディスプレイパ
ネル外部空間の圧力よりも高い状態で封着する手段を用
いる。
【0009】本手段を用いることにより、PDPの封着
工程において、外周封止部材を加熱した際に放出される
不純物ガスをPDPのガス放電空間内に混入させること
なくPDPの外部に排出させるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法を提供することができる。
工程において、外周封止部材を加熱した際に放出される
不純物ガスをPDPのガス放電空間内に混入させること
なくPDPの外部に排出させるプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るPDP用製造
装置の構成を模式的に表す図である。PDP1には図5
に示す一般的な構造のものを用いており、それぞれ必要
な構成要素が形成されたガラス基板103とガラス基板
106を一定のギャップを保ちながら組み合わせ、図示
しない板バネで固定した後に、ガラス基板106側に設
けたガス通気口2およびガス通気口2と接続されたガス
通気管3をとおして本製造装置とつなぎあわされてい
る。ここで、外周封止部材4にはガラスフリットを用
い、PDP1の外周部に図2に示す様にPDP1の外周
部にあらかじめガラス基板106側に塗布し、120℃
で乾燥させている。また、ガス通気口2は画像表示領域
5以外の図2に示す位置に設けられている。ガス通気管
3には円筒状のガラス管を用い、ガス通気口2とガス通
気管3はガラスフリットを用いて接続されている。ガス
通気管3と製造装置側の配管6とは接続冶具7を用いて
接続され、接続冶具7には図示しないがガス通気管3と
配管6を密閉することができるようにOリングが埋設さ
れている。配管6はガスを導入するためのガス導入系
8、および、真空排気するための排気系9にガス導入系
バルブ10、および、排気系バルブ11を介して接続さ
れている。また、PDP1は全体を加熱装置12で覆っ
ている。以上、本発明におけるPDP製造装置構成を示
した。
装置の構成を模式的に表す図である。PDP1には図5
に示す一般的な構造のものを用いており、それぞれ必要
な構成要素が形成されたガラス基板103とガラス基板
106を一定のギャップを保ちながら組み合わせ、図示
しない板バネで固定した後に、ガラス基板106側に設
けたガス通気口2およびガス通気口2と接続されたガス
通気管3をとおして本製造装置とつなぎあわされてい
る。ここで、外周封止部材4にはガラスフリットを用
い、PDP1の外周部に図2に示す様にPDP1の外周
部にあらかじめガラス基板106側に塗布し、120℃
で乾燥させている。また、ガス通気口2は画像表示領域
5以外の図2に示す位置に設けられている。ガス通気管
3には円筒状のガラス管を用い、ガス通気口2とガス通
気管3はガラスフリットを用いて接続されている。ガス
通気管3と製造装置側の配管6とは接続冶具7を用いて
接続され、接続冶具7には図示しないがガス通気管3と
配管6を密閉することができるようにOリングが埋設さ
れている。配管6はガスを導入するためのガス導入系
8、および、真空排気するための排気系9にガス導入系
バルブ10、および、排気系バルブ11を介して接続さ
れている。また、PDP1は全体を加熱装置12で覆っ
ている。以上、本発明におけるPDP製造装置構成を示
した。
【0011】
【実施例】次に本装置接続後の本実施の形態に係る実施
例を示す。本装置接続時はガス導入系バルブ10、排気
系バルブ11は閉じられている。まず、ガス導入系バル
ブ10を開放し、PDP1の2枚のガラス基板と外周封
止部材4で囲まれたガス放電空間13にガスを導入す
る。導入するガスには窒素ガスを用い、ガス放電空間1
3にガスを流しつづけた。流しつづけたガス流量は図示
しない、ガス導入系8に取り付けられたマスフローコン
トローラを用いて10ccm〜500ccm(10×1
0-6m3/min〜5×10-4m3/min)程度に設定
し、ガス放電空間13の内部の圧力を大気圧より高い状
態に設定した。この時、PDP1の外周部はガラス基板
106側に形成された外周封止部材4とガラス基板10
3とが接触しているが、まだ、溶融温度まで加熱されて
いないため、外周封止部材4とガラス基板103の間に
は隙間が存在し、ガス放電空間13の圧力がその外部空
間の圧力より高いために、PDP1のガス放電空間13
に導入された窒素ガスはPDP1の外周部を通してPD
P1の外部空間に流れる状態となる。また、図2におけ
る外周封止部材のA−A断面を図3に示す。図3に示さ
れるように、外周封止部材4が凹凸形状をしていると、
PDP1のガス放電空間13から外部空間に対してより
ガスが流れやすくなることは言うまでもない。この状態
で、PDP1を加熱装置12を用いて加熱を行う。封着
工程時のPDP1の温度プロファイルを図4に示す。外
周封止部材4の材料であるガラスフリットの温度が軟化
点を超えると、外周封止部材4は溶融し、PDP1の2
枚のガラス基板と外周封止部材4は密閉される。この
時、PDP1の2枚のガラス基板と外周封止部材4で囲
まれたガス放電空間13の圧力が高すぎると、外周封止
部材4の隙間にエアーの流れが形成されてしまい、その
部分が封着されずに穴として残り、封着ミスを起こす原
因となるので、この圧力は高すぎない適切な値に設定さ
れている必要がある。以上のようにすることにより、P
DP1を加熱した際に、外周封止部材4から放出された
不純物ガスはPDP1のガス放電空間13に混入するこ
となくガスの流れにそって、PDP1の外部に排出され
ることとなる。PDP1の加熱は図4で示すようにPD
P1の外周封止部材4の軟化点以上の温度で一定時間維
持された後に常温まで冷却される。この途中で、PDP
1の2枚のガラス基板と外周封止部材4が密閉されると
ガスはPDP1の外部に流れなくなるためPDP1のガ
ス放電空間13の圧力は上昇するおそれがあるので、導
入するガスは図示しない減圧弁を通してPDP1の外部
空間の圧力より少し高い程度に適切に調整されている。
また、封着工程におけるPDP1の温度上昇時にPDP
1のガス放電空間13の圧力の変化からPDP1の2枚
のガラス基板と外周封止部材4が密着したことが確認さ
れた段階で、ガス導入系バルブ10を閉じ、ガスの導入
を停止した。PDP1の温度が常温まで冷却された後
に、排気系バルブ11を開放して、PDP1のガス放電
空間13を排気しながら再度加熱装置12を用いてPD
P1の加熱を行い(排気工程)、終了後にNe等の不活
性ガスを主体とする放電ガスを封入し(ガス封入工
程)、放電ガス通気管3をバーナーを用いて封止する
(封止工程)ことにより、PDPを作製した。放電ガスに
はNe−Xeの混合気体を用い、この放電ガス封入圧力
は100〜760Torr(13.3〜101.08k
Pa)程度に設定した。本手法を用いて作製したPDP
では、外周封止部材を加熱した際に放出される不純物ガ
スをPDP1のガス放電空間内13に混入させることな
くPDPの外部に排出させ、それにより、PDP1のガ
ス放電空間13から不純物ガスを除去する排気工程の時
間が短くなり、また、エージング工程における放電特性
の安定化時間が短くなることが確認できた。
例を示す。本装置接続時はガス導入系バルブ10、排気
系バルブ11は閉じられている。まず、ガス導入系バル
ブ10を開放し、PDP1の2枚のガラス基板と外周封
止部材4で囲まれたガス放電空間13にガスを導入す
る。導入するガスには窒素ガスを用い、ガス放電空間1
3にガスを流しつづけた。流しつづけたガス流量は図示
しない、ガス導入系8に取り付けられたマスフローコン
トローラを用いて10ccm〜500ccm(10×1
0-6m3/min〜5×10-4m3/min)程度に設定
し、ガス放電空間13の内部の圧力を大気圧より高い状
態に設定した。この時、PDP1の外周部はガラス基板
106側に形成された外周封止部材4とガラス基板10
3とが接触しているが、まだ、溶融温度まで加熱されて
いないため、外周封止部材4とガラス基板103の間に
は隙間が存在し、ガス放電空間13の圧力がその外部空
間の圧力より高いために、PDP1のガス放電空間13
に導入された窒素ガスはPDP1の外周部を通してPD
P1の外部空間に流れる状態となる。また、図2におけ
る外周封止部材のA−A断面を図3に示す。図3に示さ
れるように、外周封止部材4が凹凸形状をしていると、
PDP1のガス放電空間13から外部空間に対してより
ガスが流れやすくなることは言うまでもない。この状態
で、PDP1を加熱装置12を用いて加熱を行う。封着
工程時のPDP1の温度プロファイルを図4に示す。外
周封止部材4の材料であるガラスフリットの温度が軟化
点を超えると、外周封止部材4は溶融し、PDP1の2
枚のガラス基板と外周封止部材4は密閉される。この
時、PDP1の2枚のガラス基板と外周封止部材4で囲
まれたガス放電空間13の圧力が高すぎると、外周封止
部材4の隙間にエアーの流れが形成されてしまい、その
部分が封着されずに穴として残り、封着ミスを起こす原
因となるので、この圧力は高すぎない適切な値に設定さ
れている必要がある。以上のようにすることにより、P
DP1を加熱した際に、外周封止部材4から放出された
不純物ガスはPDP1のガス放電空間13に混入するこ
となくガスの流れにそって、PDP1の外部に排出され
ることとなる。PDP1の加熱は図4で示すようにPD
P1の外周封止部材4の軟化点以上の温度で一定時間維
持された後に常温まで冷却される。この途中で、PDP
1の2枚のガラス基板と外周封止部材4が密閉されると
ガスはPDP1の外部に流れなくなるためPDP1のガ
ス放電空間13の圧力は上昇するおそれがあるので、導
入するガスは図示しない減圧弁を通してPDP1の外部
空間の圧力より少し高い程度に適切に調整されている。
また、封着工程におけるPDP1の温度上昇時にPDP
1のガス放電空間13の圧力の変化からPDP1の2枚
のガラス基板と外周封止部材4が密着したことが確認さ
れた段階で、ガス導入系バルブ10を閉じ、ガスの導入
を停止した。PDP1の温度が常温まで冷却された後
に、排気系バルブ11を開放して、PDP1のガス放電
空間13を排気しながら再度加熱装置12を用いてPD
P1の加熱を行い(排気工程)、終了後にNe等の不活
性ガスを主体とする放電ガスを封入し(ガス封入工
程)、放電ガス通気管3をバーナーを用いて封止する
(封止工程)ことにより、PDPを作製した。放電ガスに
はNe−Xeの混合気体を用い、この放電ガス封入圧力
は100〜760Torr(13.3〜101.08k
Pa)程度に設定した。本手法を用いて作製したPDP
では、外周封止部材を加熱した際に放出される不純物ガ
スをPDP1のガス放電空間内13に混入させることな
くPDPの外部に排出させ、それにより、PDP1のガ
ス放電空間13から不純物ガスを除去する排気工程の時
間が短くなり、また、エージング工程における放電特性
の安定化時間が短くなることが確認できた。
【0012】本実施例では、封着時の導入ガスに窒素ガ
スを用いたが、酸素ガスや希ガスを用いても同様の効果
を得ることができる。また、乾燥空気等の乾燥ガスを用
いても同様の効果が得ることができる。
スを用いたが、酸素ガスや希ガスを用いても同様の効果
を得ることができる。また、乾燥空気等の乾燥ガスを用
いても同様の効果が得ることができる。
【0013】また、導入するガスを加熱すると、不純物
ガスを放出する効果を高めることができる。
ガスを放出する効果を高めることができる。
【0014】また、前記実施例と同様の装置構成の上
で、PDP1を真空排気装置内に位置させることによ
り、PDP1の外部空間を真空排気しながら、PDP1
のガス放電空間13にガスを導入すると、よりガスがP
DP1の外周部を通してPDP1の外部空間に流れやす
くなり、同様の効果を得ることができる。
で、PDP1を真空排気装置内に位置させることによ
り、PDP1の外部空間を真空排気しながら、PDP1
のガス放電空間13にガスを導入すると、よりガスがP
DP1の外周部を通してPDP1の外部空間に流れやす
くなり、同様の効果を得ることができる。
【0015】また、ガスを導入するためのガス通気口は
本実施例においては一ヶ所に設けているが、これに限ら
れるものではない。
本実施例においては一ヶ所に設けているが、これに限ら
れるものではない。
【0016】以上のように、本実施例によれば、本手段
を用いることにより、PDPの封着工程において、外周
封止部材を加熱した際に放出される不純物ガスをPDP
のガス放電空間内に混入させることなくPDPの外部に
排出させるプラズマディスプレイパネルの製造方法を提
供することができる。
を用いることにより、PDPの封着工程において、外周
封止部材を加熱した際に放出される不純物ガスをPDP
のガス放電空間内に混入させることなくPDPの外部に
排出させるプラズマディスプレイパネルの製造方法を提
供することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、PDPの封着工程にお
いて、外周封止部材を加熱した際に放出される不純物ガ
スをPDPのガス放電空間内に混入させることなくPD
Pの外部に排出させるプラズマディスプレイパネルの製
造方法を提供することができる。
いて、外周封止部材を加熱した際に放出される不純物ガ
スをPDPのガス放電空間内に混入させることなくPD
Pの外部に排出させるプラズマディスプレイパネルの製
造方法を提供することができる。
【図1】本発明に係るPDP用製造装置構成模式図
【図2】本発明に係るPDPの平面図
【図3】本発明に係る外周封止部材の断面図
【図4】本発明に係る封着工程温度プロファイルを示す
図
図
【図5】PDPパネルを示す斜視図
1 プラズマディスプレイパネル 2 ガス通気口 3 ガス通気管 4 外周封止部材 5 画像表示領域 6 配管 7 接続冶具 8 ガス導入系 9 排気系 10 ガス導入系バルブ 11 排気系バルブ 12 加熱装置 13 ガス放電空間 101 表示電極 102 表示スキャン電極 103 ガラス基板 104 誘電体層 105 MgO保護膜 106 ガラス基板 107 アドレス電極 108 誘電体層 109 リブ 110 蛍光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安井 秀明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 加道 博行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大河 政文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C012 AA09 BC03 5C040 FA01 GB03 GB14 HA01 HA04 MA20
Claims (12)
- 【請求項1】 前面基板と背面基板と外周封止部材によ
りガス放電空間を形成し、外周封止部材を溶融して封着
するプラズマディスプレイパネルの封着工程を有するプ
ラズマディスプレイパネルの製造方法であって、 前面基板と背面基板と外周封止部材とで囲まれたプラズ
マディスプレイパネルのガス放電空間の圧力が、プラズ
マディスプレイパネル外部空間の圧力よりも高い状態で
封着することを特徴とするプラズマディスプレイパネル
の製造方法。 - 【請求項2】 前面基板と背面基板と外周封止部材とで
囲まれたプラズマディスプレイパネルのガス放電空間の
圧力が、プラズマディスプレイパネル外部空間の圧力よ
りも高い状態を、封着工程における外周封止部材を溶融
させるための加熱の開始から、外周封止部材がその軟化
する温度以上になるまでの間維持することを特徴とする
請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方
法。 - 【請求項3】 プラズマディスプレイパネルの前面基板
と背面基板の一方の外周に形成された外周封止部材が凹
凸形状を有していることを特徴とする請求項1または2
に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項4】 前面基板と背面基板と外周封止部材とで
囲まれたプラズマディスプレイパネルのガス放電空間が
少なくとも一ヶ所以上のガス通気口を有し、前記ガス通
気口からガスを導入しながら外周封止部材を溶融して封
着することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項5】 導入するガスが加熱されていることを特
徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイパネル
の製造方法。 - 【請求項6】 導入するガスが乾燥ガスであることを特
徴とする請求項4または5に記載のプラズマディスプレ
イパネルの製造方法。 - 【請求項7】 導入するガスが乾燥空気であることを特
徴とする請求項4から6のいずれかに記載のプラズマデ
ィスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項8】 導入するガスが少なくとも窒素を含んで
いることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載
のプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項9】 導入するガスが少なくとも酸素を含んで
いることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載
のプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項10】 プラズマディスプレイパネルを真空排
気可能な密閉空間に位置させて前記密閉空間を真空排気
させながら外周封止部材を溶融して封着することを特徴
とする請求項1から9のいずれかに記載のプラズマディ
スプレイパネルの製造方法。 - 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載の
製造方法を実現するプラズマディスプレイパネルの製造
装置。 - 【請求項12】 請求項1から10のいずれかに記載の
製造方法で製造されたプラズマディスプレイパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000330216A JP2002134019A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | プラズマディスプレイパネルの製造方法および製造装置およびそれらを用いて製造したプラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000330216A JP2002134019A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | プラズマディスプレイパネルの製造方法および製造装置およびそれらを用いて製造したプラズマディスプレイパネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002134019A true JP2002134019A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18806776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000330216A Pending JP2002134019A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | プラズマディスプレイパネルの製造方法および製造装置およびそれらを用いて製造したプラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002134019A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100657953B1 (ko) * | 2005-02-23 | 2006-12-14 | 삼성에스디아이 주식회사 | 전계 방출 표시장치의 실링 구조 및 그 제조 방법 |
| JP2010027389A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Panasonic Corp | プラズマディスプレイパネルの製造方法 |
| JP2010267436A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | Panasonic Corp | プラズマディスプレイパネルの製造方法 |
-
2000
- 2000-10-30 JP JP2000330216A patent/JP2002134019A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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