JP2002133581A - 道路監視システム及びその方法 - Google Patents

道路監視システム及びその方法

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JP2002133581A
JP2002133581A JP2000329347A JP2000329347A JP2002133581A JP 2002133581 A JP2002133581 A JP 2002133581A JP 2000329347 A JP2000329347 A JP 2000329347A JP 2000329347 A JP2000329347 A JP 2000329347A JP 2002133581 A JP2002133581 A JP 2002133581A
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Japan
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road
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monitoring system
road monitoring
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JP2000329347A
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English (en)
Inventor
Yasushi Tokunaga
裕史 徳永
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車禁止違反検出とともに反則金徴収を自動
化できる道路監視システム及びその方法を提供するこ
と。 【解決手段】 道路に設置された違反検出センサ3にお
いて、停車中の車両を検知した際、カメラ4でナンバー
プレートを撮影して処理装置6に送り、画像認識処理装
置7を用いて車両番号を判定してもらい、最初に検知し
た時刻とともに車両番号を登録し、同一車両番号の車両
が予め設定された制限時間以上連続して停車していた場
合、駐車禁止違反と認定して予め設定された反則金の支
払いを車両1の車載装置2に対して無線信号により指示
することにより、車載装置2に挿入されたプリペイドカ
ードから該当金額分を減算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通違反、特に車
両の駐車禁止違反を取り締まる道路監視システム及びそ
の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駐車禁止違反の取り締まりは、駐
車禁止の道路(エリア)を巡回している人(警察官)が
停車中の車両の1台1台について停車位置のマーキング
と時刻の記録を行い、巡回中の人が一定時間後も同一車
両が同一場所に停車していることを確認した場合に駐車
違反と認定し、違反車両のバンパーやドアミラーに違反
検挙のマーカー(タグ)を取り付けあるいはワイパーと
フロントガラスとの間に違反検挙のステッカー(通知
書)を挟んでおくことにより、車両の所有者または運転
者に所轄の警察署への出頭を指示し(駐車禁止違反の場
合、通常、車両の所有者や運転者は車両から離れている
ため)、出頭した際、反則金の支払いを金融機関で行う
ように指示する方法が主流であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
違反検出の処理稼働が膨大となるため、全ての駐車禁止
エリアに人を巡回させ、全ての違反車両を検挙すること
は困難であり、実際、違反車両のうち検挙される車両の
割合は極めて少なかった。このため、検挙された違反者
と検挙されなかった違反者との間に不公平感を生じさせ
るとともに、検挙された違反者に今回は運が悪かっただ
けという気持ちを生じさせ易く、違反抑制効果が極めて
小さいという問題があった。
【0004】また、交通違反を犯した場合、現行法制下
では運転者に反則ポイント(違反点数)を加算し、累積
ポイント数が一定値に達した場合、免許停止等の罰則を
科すことになっているため、反則ポイントも違反を検挙
した人が作成した伝票に基づいて人手により端末から反
則ポイントデータベースに投入しなければならず、その
稼働も大きなものになるという問題があった。
【0005】さらに、違反検挙のマーカー等を付けられ
た違反者が警察署に出頭しなかったり、支払い指示書を
受け取った違反者が反則金を滞納する事態が常態化して
おり、納付督促にも大きな稼働を要しているという問題
があった。
【0006】本発明の目的は、駐車禁止違反検出ととも
に反則金徴収を自動化できる道路監視システム及びその
方法を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、車両の所有者ある
いは運転手に反則金徴収を指示した事実を自動的に通知
できる道路監視システム及びその方法を提供することに
ある。
【0008】また、本発明の目的は、反則金を自動徴収
できなかった場合、郵便等による支払い指示を自動的に
通知できる道路監視システム及びその方法を提供するこ
とにある。
【0009】また、本発明の目的は、車両の所有者ある
いは運転者に違反点数を自動的に加算でき、さらにその
事実を自動的に通知できる道路監視システム及びその方
法を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、違反検挙、反則金
の徴収と通知、反則ポイントの管理と加算通知等の作業
量を自動的に計測できる道路監視システム及びその方法
を提供することにある。
【0011】さらにまた、本発明の目的は、人手による
稼動が少なく、違反検挙数の増加や違反検挙率の向上が
可能であり、これに伴って違反者間での検挙機会の公平
化を図ることができ、さらに反則金の滞納を少なくなし
得る道路監視システム及びその方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、駐車禁
止の道路に停車中の車両を検知する手段と、停車中の車
両が当該道路に対して予め設定された制限時間以上連続
して停車していること、即ち駐車禁止違反を犯した車両
を検出する手段と、ITS(Intelligent
Traffic System)で採用されている自動
料金徴収機能の車載装置、即ち車両に設置され、外部
(通常、道路に設置される装置(道路側装置))からの
無線信号による料金支払いの指示を受けることにより当
該車両の所有者または運転者からの料金の徴収を可能と
する車載装置とが基礎となる。
【0013】即ち、駐車禁止エリアに駐車している車両
を検出し、駐車禁止違反を犯した車両から自動料金徴収
機能の車載装置を利用して反則金を徴収することであ
る。
【0014】具体的な反則金の徴収方法には、車載装置
に挿入されたプリペイドカードから、道路側装置からの
無線信号による料金支払いの指示(減算信号)に従って
反則金相当額を減算する方法と、車載装置に挿入された
デビットカードあるいはクレジットカードの番号を道路
側装置からの無線信号による料金支払いの指示に従って
車載装置から道路側装置に送信し、当該デビットカード
あるいはクレジットカードの番号に対応する金融機関の
口座から反則金相当額を引き落とす方法とがある。
【0015】また、本発明では車両を撮影し、撮影した
車両のナンバー(車両番号)を陸運局で保持する車両デ
ータベース(車両番号、車両の所有者の氏名、その連絡
先等を記録)に自動照会して車両の所有者を特定する。
そして、車両の所有者に反則金の徴収を通知するととも
に反則ポイントデータベースに検挙した違反に対応する
反則ポイントを自動的に加算し、その事実を通知する。
【0016】反則金の自動徴収事実の通知及び反則ポイ
ントの加算の通知は、前記データベースとの照合結果か
ら通知書の送付先を検索し、通知書を自動印刷すること
により行う。前記データベースに電子メールのアドレス
が記録されている場合はそれを検索して電子メールを自
動発送する。
【0017】違反検挙、反則金の徴収と通知、反則ポイ
ントの管理と加算通知等の作業量を自動的に計測する機
能も本発明の構成要素とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき、本発
明の構成と作用を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態、ここで
はプリペイドカードによる料金支払いに対応した自動料
金徴収機能の車載装置を用いた例を示すものである。図
1において、1は駐車禁止の道路に停車中の車両、2は
プリペイドカードによる料金支払いに対応した車載装置
であり、該車載装置2は車両1に設置される。また、3
は違反検出センサ、4はカメラであり、これらは駐車禁
止の道路(エリア)に設置される。また、5は通信回
線、6は違反検出センサ3と通信回線5を介して接続さ
れた処理装置(サーバ装置)、7は処理装置6に接続さ
れた画像認識処理装置である。
【0020】また、図2は本発明の第2の実施の形態、
ここではデビットカードあるいはクレジットカードによ
る料金支払いに対応した自動料金徴収機能の車載装置を
用いた例を示すものである。図2において、8はデビッ
トカードあるいはクレジットカードによる料金支払いに
対応した車載装置であり、車両1に設置される。また、
9はネットワーク、10は処理装置6とネットワーク9
を介して接続される金融機関/クレジット会社である。
なお、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0021】また、図3は違反検出センサ3の機能ブロ
ック構成を示すもので、図中、31は検知装置、32は
無線送受信部、33はカメラ制御部、34は通信制御
部、35は内部処理装置である。なお、違反検出センサ
3の構成は第1及び第2のいずれの実施の形態(以後の
実施の形態も含めて)の場合も基本的に同一であり、後
述するように処理内容のみ若干異なる。
【0022】検知装置31は駐車禁止の道路に停車中の
車両を検知し、検知結果を内部処理装置35に送出す
る。具体的には自動感応式の交差点信号機等で用いられ
ている技術で構成可能である。無線送受信部32は内部
処理装置35による制御に従って車載装置との間で無線
信号により情報をやり取りする。
【0023】カメラ制御部33は内部処理装置35によ
る制御に従ってカメラ4の動作を制御するとともにカメ
ラ4が撮影した画像情報を通信制御部34を介して処理
装置6へ送出する。通信制御部34は処理装置6との通
信を制御する。内部処理装置35は本センサが設置され
る道路に対して予め設定された駐車禁止時間帯、駐車禁
止違反かどうかを判定するための制限時間及び反則金を
記憶するとともに予め設定されたプログラムに従って前
述した各部を制御する。
【0024】ここで、自動料金徴収機能の道路側装置は
内部処理装置35における処理及び無線送受信部32に
よって構成される。
【0025】図4は処理装置内の記憶装置(図示せず)
に記憶される駐車禁止時間帯パターンテーブルの一例を
示すもので、駐車禁止の道路(エリア)における様々な
状況に対応した駐車禁止時間帯が複数、ここでは5つの
パターンで設定されている。
【0026】また、図5は同じく処理装置内の記憶装置
に記憶される駐車禁止時間帯パターン設定テーブルの一
例を示すもので、通常、複数地点に設置された違反検出
センサにそれぞれ設定される前記駐車禁止時間帯のパタ
ーンが、各違反検出センサを表す識別番号に対応して設
定されている。即ち、ここでは番号1001の違反検出
センサはパターン「3」に設定され、番号3001の違
反検出センサはパターン「5」に設定されており、違反
検出センサの設置場所により駐車禁止時間帯が異なるこ
とに対応させている。
【0027】これらのテーブルによって決定される駐車
禁止時間帯(の情報)が、予め処理装置6から各違反検
出センサ3の内部処理装置35に通信回線5経由で取り
込まれ、記憶される。
【0028】図6、図7は違反検出センサの内部処理装
置における基本的な動作(プログラム)を示すフローチ
ャートであり、図6はプリペイドカードによる料金支払
い(第1の実施の形態)に対応したもの、図7はデビッ
トカードあるいはクレジットカードによる料金支払い
(第2の実施の形態)に対応したものを示している。ま
た、全てのカードによる料金支払いに対応させる場合
は、図8に示すように2種類の処理を順次実行すれば良
い。また、図9は処理装置における基本的な動作(プロ
グラム)を示すフローチャートである。
【0029】なお、これらのフローチャートには後述す
る実施の形態に対応する処理も含まれている。
【0030】前記構成において、違反検出センサ3の内
部処理装置35は、検知装置31に停車中の車両の検知
を定期的に指示する。この周期は内部処理装置35に予
め記憶しておくか、処理装置6から設定することも可能
である。違反検出センサ3内の検知装置31が停車車両
を検知する(s1)と、内部処理装置35は現時刻が駐
車禁止時間帯かどうかを判定し(s2)、駐車禁止時間
帯でなければ最初の処理に戻り、駐車禁止時間帯であれ
ばカメラ制御部33を通じてカメラ4を起動して停車中
の車両の車両番号表示部(ナンバープレート)を撮影
し、その画像情報を違反検出センサ3の識別番号及び駐
車禁止違反の情報とともに通信回線5を通じて処理装置
6に転送する(s3)。
【0031】処理装置6は画像認識処理装置7を用いて
画像情報中のナンバープレートから車両番号を認識・判
定し、違反検出センサ3に返信する(s31〜s3
3)。この際、違反検出センサの設置場所等によって駐
車禁止違反の反則金の金額が異なる場合には、処理装置
6に予め記憶しておいた反則金と違反検出センサの識別
番号との対応表を検索し、前記車両番号とともに反則金
の金額を違反検出センサに通知するようになしても良
い。
【0032】違反検出センサ3の内部処理装置35は処
理装置6から車両番号を受信する(s4)と、車両番号
と該車両番号の車両の停車を最初に検知した時刻(停車
開始時刻)と違反処理済みか否かを表す表示とを対にし
て記録する表(計時表)を参照し、既に同一車両番号が
登録されているかどうかをチェックする(s5)。登録
されていない場合は新たに車両番号と時刻を登録し、異
なる車両番号が既に登録されている場合はそれを消去し
た上で新たな車両番号と時刻を登録する(s6)。
【0033】一方、同一車両番号が登録されている場
合、違反検出センサ3の内部処理装置35は登録された
停車開始時刻と現在時刻とを照合し(s7)、制限時間
(規定時間)が経過していなければ、最初の処理に戻
る。制限時間を経過している場合は、前記計時表に違反
処理済み表示があるか否かをチェックし(s8)、表示
があれば最初の処理に戻る。
【0034】また、計時表に違反処理済み表示がない場
合、内部処理装置35は違反処理済み表示を行う(s
9)とともに、無線送受信部32を駆動して車載装置2
(または8)に対して反則金の支払いを指示する(s1
0またはs21)。
【0035】プリペイドカード対応の車載装置2の場合
は、車載装置2に挿入されたプリペイドカードから該当
金額分が減算され、かつその完了通知が無線信号で違反
検出センサ3に送信される。また、この際、残り度数
(残金)不足、装置の故障等により減算完了通知が送信
されなかった時は減算不完了とし、違反検出センサ3は
これらの情報を処理装置6へ通知する(s11〜s1
3、s34,s35)。
【0036】一方、デビットカードあるいはクレジット
カード対応の車載装置8の場合は、車載装置8から金融
機関の口座番号あるいはクレジットカード番号が無線信
号で違反検出センサ3に送信される。この番号は処理装
置6へ転送され(s22,s23)、処理装置6ではネ
ットワーク9を介して金融機関/クレジット会社10に
該当金額分の引き落とし処理を依頼する(s36,s3
7)。また、この際、カード未挿入、装置の故障等の理
由で何も送信されなかった時は減算不完了とし、違反検
出センサ3はこの情報を処理装置6へ通知する(s1
3、s34)。
【0037】ところで、前述した駐車禁止時間帯、制限
時間、反則金の金額、反則ポイント等については道路管
制システムで管理され、その情報が提供されている場合
がある。図10に道路管制システムからの情報で駐車禁
止時間帯、制限時間、反則金の金額、反則ポイント等を
リアルタイムに変更可能な本発明の第3の実施の形態を
示す。
【0038】図10において、11は道路管制システム
であり、該道路管制システム11からの情報をネットワ
ーク9を介して処理装置6で受信し、図4の駐車禁止時
間帯パターンテーブルの内容、図5の駐車禁止時間帯パ
ターン設定テーブルの内容、前述したような反則金に関
する対応表、同様な制限時間、反則ポイント等に関する
対応表の内容(いずれも図示せず)を変更するとともに
違反検出センサ3の内部処理装置35の記憶内容を変更
することで、駐車禁止違反の時間帯、制限時間、反則金
の金額、反則ポイント等の変化にリアルタイムに対応さ
せることができる。
【0039】なお、その他の構成・作用は第1、第2の
実施の形態と同様である。
【0040】これまでの説明では、各違反検出センサ3
に対する駐車禁止時間帯設定パターンが変更される度
に、そのパターンに相当する駐車禁止時間帯の情報を処
理装置6から各違反検出センサ3に送付して記憶させて
いたが、図4のテーブルを各違反検出センサ3内に記憶
させ、処理装置6は違反検出センサ3に対する駐車禁止
時間帯設定パターンが変更された場合、該当する違反検
出センサ3に新たなパターンの番号のみを送付すること
により、違反検出センサ3側で駐車禁止時間帯を変更可
能とすることも可能である。
【0041】また、車載装置から反則金を自動徴収した
場合、車両の所有者を特定し、その事実を通知する必要
がある。図11は車両の所有者を特定可能な本発明の第
4の実施の形態を示す。
【0042】即ち、処理装置6は違反検出センサ3から
減算完了通知、減算不完了通知、金融機関の口座番号あ
るいはクレジットカード番号等を受信すると、これらに
付加されている車両番号の車両についてネットワーク9
を介して車両登録データベース12に照会する(s3
9)。
【0043】図12は車両登録データベースのデータ構
造の一例を示すもので、車両番号に、その所有者の氏
名、住所、電話番号、メールアドレス等が対応づけられ
て記録されている。
【0044】図13は車両の所有者への通知のための装
置構成を示すもので、処理装置6は車両登録データベー
ス12から所有者の住所、場合によってはメールアドレ
スを受信した後、メールサーバ13経由で電子メールに
より通知するか、印刷装置14により印刷した郵便物を
送付することによって所有者へ反則金徴収の事実を通知
する(s40)。
【0045】また、交通違反を犯した場合、運転者また
は車両の所有者に反則ポイントを加算する必要がある。
図14は車両の所有者に反則ポイントを加算可能な本発
明の第5の実施の形態を示す。
【0046】処理装置6は駐車禁止違反に対応する予め
設定された反則ポイントを、前述した如くして特定した
車両の所有者の反則ポイントとして、反則ポイントデー
タベース15に加算指示する(s41)。
【0047】図15は反則ポイントデータベースのデー
タ構造の一例を示すもので、免許証番号及びその所有者
(免許者)毎に反則ポイントの累積値及びその履歴が格
納されている。なお、ここでは車両の所有者と運転者は
同一と仮定している。
【0048】また、処理装置6は反則ポイントデータベ
ース15から反則ポイントの加算結果、即ち累積値を受
け取り、これを前記同様にして車両の所有者へ通知する
(s42)。
【0049】さらにまた、減算不完了、即ち反則金の自
動徴収ができなかった場合(s38,s34)、処理装
置6は前述した如く車両の所有者を照会して特定し(s
44)、該当所有者への反則ポイントの加算を反則ポイ
ントデータベース15に指示し(s45)、別途指定し
た金融機関への反則金の支払いの指示を、反則ポイント
の加算結果とともに前記同様にして通知する(s4
6)。
【0050】最後に、処理装置6は検挙した違反の内容
を事件毎に検挙履歴テーブルに記録する(s43)。
【0051】図16は検挙履歴テーブルのデータ構造の
一例を示すもので、事件毎に検挙日時、違反検出センサ
の識別番号、反則金の徴収先(徴収者)の氏名、違反の
種類(理由)、加算ポイント、通知(連絡)手段等が記
録される。
【0052】
【発明の効果】従来、駐車禁止違反の取り締まりは警察
官が駐車禁止の道路(エリア)を定期的に巡回し、駐車
車両と駐車時間を確認する必要があり、多大な労力を要
していた。また、検挙後の、違反検挙のマーカーやステ
ッカーの車両への添付、警察署に出頭した違反者への違
反切符の交付、反則金徴収に関わる事務作業は膨大なも
のになっていた。さらに、昨今では、警察署への未出
頭、反則金の未納事例が多発しており、徴収作業そのも
のも多くの人手と時間を要していた。
【0053】本発明によれば、これらが全て自動化さ
れ、違反摘発と同時に反則金徴収と反則ポイントの加算
が実行できるため、労力と危険を完全になくすことが可
能となる。
【0054】また、条例等の変更により反則金や反則ポ
イントが変更されても、これらの変更を遠隔から違反検
出センサに指示できるため、多くの労力をかけずにスム
ーズな条件変更が可能になる。
【0055】また、ITSで実用化されている自動料金
収納機能を反則金徴収に適用するため、未出頭、未納等
の事態を回避できるとともに、車両の所有者にとっては
駐車違反を繰り返す度に、即座に反則金を徴収されるた
め、違反に対する抑止効果が非常に大きくなる。
【0056】また、反則ポイントを自動加算するため、
人手による照会、加算処理をなくすことも可能となる。
また、違反検挙数、反則金徴収金額、反則ポイント加
算、違反者への通知等の履歴と統計情報を記録しておく
ことで、道路毎の運転者の振るまいの分析等が可能とな
る。
【0057】さらに、このような仕組みを導入すること
で、違反摘発から反則金徴収、違反者への通知までを、
警察に代わって業務請負を実行する場合に、検挙数や徴
収金額に応じた請負料の請求にも活用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概要を示すシステ
ム構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態の概要を示すシステ
ム構成図
【図3】違反検出センサの機能ブロック図
【図4】処理装置内の駐車禁止時間帯パターンテーブル
の一例を示す説明図
【図5】処理装置内の駐車禁止時間帯パターン設定テー
ブルの一例を示す説明図
【図6】違反検出センサの内部処理装置における動作を
示すフローチャート
【図7】違反検出センサの内部処理装置における動作を
示すフローチャート
【図8】違反検出センサの内部処理装置における動作を
示すフローチャート
【図9】処理装置における動作を示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施の形態の概要を示すシス
テム構成図
【図11】本発明の第4の実施の形態の概要を示すシス
テム構成図
【図12】車両登録データベースの一例を示す説明図
【図13】車両の所有者への通知のための装置構成を示
す図
【図14】本発明の第5の実施の形態の概要を示すシス
テム構成図
【図15】反則ポイントデータベースの一例を示す説明
【図16】検挙履歴テーブルの一例を示す説明図
【符号の説明】
1:車両、2,8:車載装置、3:違反検出センサ、
4:カメラ、5:通信回線、6:処理装置、7:画像認
識処理装置、9:ネットワーク、10:金融機関/クレ
ジット会社、11:道路管制システム、12:車両登録
データベース、13:メールサーバ、14:印刷装置、
15:反則ポイントデータベース。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設置され、外部からの無線信号に
    よる料金支払いの指示を受けることにより当該車両の所
    有者または運転者からの料金の徴収を可能とする車載装
    置を用いる道路監視システムであって、 駐車禁止の道路に設置され、停車中の車両を検知する手
    段と、 停車中の車両が当該道路に対して予め設定された制限時
    間以上連続して停車していることを検出する手段と、 駐車禁止違反に対して予め設定された反則金を記憶する
    手段と、 記憶された反則金の支払いを、駐車禁止違反を犯した車
    両の車載装置に対して無線信号により指示する手段とを
    備えたことを特徴とする道路監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の道路監視システムにおい
    て、 予め設定された駐車禁止時間帯の間のみ、駐車禁止違反
    を犯した車両の検出を行う手段を備えたことを特徴とす
    る道路監視システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の道路監視システ
    ムにおいて、 無線信号による料金支払いの指示に伴う支払いは、車載
    装置に挿入されたプリペイドカードから該当金額分を減
    算することにより行うことを特徴とする道路監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の道路監視システ
    ムにおいて、 無線信号による料金支払いの指示に伴う支払いは、車載
    装置に挿入されたデビットカードあるいはクレジットカ
    ードの番号を無線信号により道路側装置に送信し、該番
    号に対応する金融機関の口座から該当金額分を引き落と
    すことにより行うことを特徴とする道路監視システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれか記載の道路監視
    システムにおいて、 予め設定された制限時間、反則金、駐車禁止時間帯のう
    ちの任意の1つまたは2つもしくは全部を有線あるいは
    無線の通信回線を通じて変更する手段を備えたことを特
    徴とする道路監視システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5いずれか記載の道路監視
    システムにおいて、 道路に設置され、停車中の車両を撮影する手段と、 撮影した車両のナンバープレートから車両番号を認識す
    る手段と、 車両番号から車両の所有者を特定する手段と、 無線信号により反則金徴収を指示した事実を車両の所有
    者に電子メールあるいは郵便により通知する手段とを備
    えたことを特徴とする道路監視システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の道路監視システムにおい
    て、 無線信号による反則金徴収ができなかった場合、反則金
    の支払いの指示を車両の所有者に電子メールあるいは郵
    便により通知する手段を備えたことを特徴とする道路監
    視システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の道路監視システ
    ムにおいて、 違反点数の累積値を個人毎に記憶する手段と、 駐車禁止違反に対して予め設定された違反点数を記憶す
    る手段と、 記憶された違反点数を、当該車両の所有者の累積値に加
    算する手段とを備えたことを特徴とする道路監視システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の道路監視システムにおい
    て、 違反点数の累積値を車両の所有者に電子メールあるいは
    郵便により通知する手段を備えたことを特徴とする道路
    監視システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9いずれか記載の道路監
    視システムにおいて、 検挙した違反の内容を事件毎に記憶する手段を備えたこ
    とを特徴とする道路監視システム。
  11. 【請求項11】 車両に設置され、外部からの無線信号
    による料金支払いの指示を受けることにより当該車両の
    所有者または運転者からの料金の徴収を可能とする車載
    装置を用い、 駐車禁止の道路に停車中の車両を検知し、 該停車中の車両が当該道路に対して予め設定された制限
    時間以上連続して停車していることを検出し、 駐車禁止違反に対して予め設定された反則金の支払いを
    該当車両の車載装置に対して無線信号により指示するこ
    とを特徴とする道路監視方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の道路監視方法におい
    て、 予め設定された駐車禁止時間帯の間のみ、駐車禁止違反
    を犯した車両の検出を行うことを特徴とする道路監視方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項11または12記載の道路監視
    方法において、 停車中の車両を撮影し、 撮影した車両のナンバープレートから車両番号を認識
    し、 車両番号から車両の所有者を特定し、 無線信号により反則金徴収を指示した事実を車両の所有
    者に電子メールあるいは郵便により通知することを特徴
    とする道路監視方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の道路監視方法におい
    て、 無線信号による反則金徴収ができなかった場合、反則金
    の支払いの指示を車両の所有者に電子メールあるいは郵
    便により通知することを特徴とする道路監視方法。
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