JP2002133490A - 自動機診断システム - Google Patents

自動機診断システム

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JP2002133490A
JP2002133490A JP2000320232A JP2000320232A JP2002133490A JP 2002133490 A JP2002133490 A JP 2002133490A JP 2000320232 A JP2000320232 A JP 2000320232A JP 2000320232 A JP2000320232 A JP 2000320232A JP 2002133490 A JP2002133490 A JP 2002133490A
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Japan
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automatic
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Withdrawn
Application number
JP2000320232A
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English (en)
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Shingo Hayakawa
慎吾 早川
Teruhiro Nakamura
彰宏 中村
Naoki Yamamoto
直樹 山本
Akihiro Isono
昭宏 礒野
Seiichi Shibao
誠一 柴尾
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Oki Customer Adtech Co Ltd
Original Assignee
Oki Customer Adtech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動機毎に記録された障害の記録に基づいて、
メンテナンス作業を行う必要のある項目や箇所の選択を
自動的に行うようにする。 【解決手段】自動機に発生した障害の記録に関する情報
を読み出し、各々の前記障害に対応する作業必要量を算
出し、一定期間内に発生した前記障害に対応する作業の
必要量を合算して作業の必要度を算出し、各々の前記作
業に対応した必要度を含むファイルを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動機診断システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行等の金融機関に配設されたA
TM等の自動機は、定期的に又は不定期的に自動機の点
検、調整、修理等のメンテナンス作業が行われている。
そして、該メンテナンス作業において、作業者はあらか
じめ定められたチェックリストに基づいて点検、調整、
修理等を行うようになっている。
【0003】なお、時間的制約からすべての項目や箇所
について入念に点検、調整、修理等を行うことができな
い場合があるので、前記作業者は自動機を使用する金融
機関から連絡された障害の記録や、前記自動機本体内の
記録装置に記録された障害の記録などを参照しながら、
過去の経験に基づいて必要と思われる項目や箇所を選択
し、入念に点検、調整、修理等を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のメンテナンス作業においては、前記自動機を使用す
る金融機関から連絡された障害の記録や、前記自動機本
体内の記録装置に記録された障害の記録などを参照する
ための一般的な基準が多岐にわたるので、入念に点検、
調整、修理等を行う項目や箇所の選択が、最終的には前
記作業者の判断に委ねられるような場合がある。したが
って、前記作業者の経験、判断力等の差によって、選択
された前記項目や箇所にバラツキが生じる恐れがある。
すなわち、本来必要のない項目や箇所について点検、調
整、修理等を行ったり、必要な項目や箇所について点
検、調整、修理等を行わなかったりしてしまう場合が生
じることもある。
【0005】このため、前記メンテナンス作業の質にバ
ラツキが生じることがあり、その結果、前記自動機の信
頼性や耐久性にもバラツキが生じてしまう可能性があ
る。
【0006】また、前記項目や箇所を選択するための手
順も多岐にわたるので、前記項目や箇所を最終的に選択
するまでに時間がかかってしまうことがある。さらに、
前述されたように、本来必要のない項目や箇所について
点検、調整、修理等を行った場合は、無駄に時間を消費
してしまうこともある。また、必要な項目や箇所につい
て点検、調整、修理等を行わなかった場合には、後日に
なって必要性が判明した時点で、点検、調整、修理等を
行うことになり、再びメンテナンス作業のための時間が
必要になってしまう可能性がある。
【0007】このため、総体的に前記メンテナンス作業
にかかる時間が長くなり、前記自動機の稼働率が低下す
る場合もある。
【0008】そこで、前記自動機の各構成部品の故障に
関するデータを蓄積し、該蓄積したデータに基づいて、
各構成部品の耐用寿命を判断して、前記構成部品の交換
を促すシステムが提案されている(特開平6−7614
5号公報参照)。
【0009】ところで、一般に、自動機においては、例
えば、搬送路における紙幣の詰まりや通帳等の媒体の詰
まりのような障害は、前記自動機の構成部品の故障では
なく、紙幣や媒体が劣化していたり破損していたりする
ことによって発生する場合が多い。このような障害の場
合は、あまり頻発することがなく、点検、調整、修理等
を行う必要性が低く、放置しておいても障害が発生しな
くなることが多い。一方、同じような障害が頻発する場
合には、前記自動機の点検、調整、修理等を行う必要性
が高いといえる。
【0010】しかし、前述されたようなシステムにおい
ては、過去のデータに基づいて構成部品の耐用寿命を判
断するだけであり、障害の内容に応じて自動機の点検、
調整、修理等を行う必要性を判断することができない場
合がある。
【0011】このため、依然として、本来必要のない項
目や箇所について点検、調整、修理等を行ったり、必要
な項目や箇所について点検、調整、修理等を行わなかっ
たりしてしまう問題が生じてしまう可能性がある。した
がって、本来必要のない項目や箇所について点検、調
整、修理等を行って、無駄に時間を消費したり、後日に
なって必要性が判明した時点で、点検、調整、修理等を
行う場合もある。
【0012】本発明は、前記問題点を解決して、自動機
毎に記録された障害の記録に基づいて、真に点検、調
整、修理等を行う必要のある項目や箇所の選択を迅速
に、的確にかつ自動的に行うようにして、前記メンテナ
ンス作業の質にバラツキが生じることがなく、その結
果、前記自動機の信頼性や耐久性にもバラツキが生じる
こともなく、しかも、総体的に前記メンテナンス作業に
かかる時間を短くすることができ、前記自動機の稼働率
が低下することがない自動機診断システムを提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動機診断システムにおいては、自動機に発生した障害の
記録に関する情報が格納される記憶手段と、該記憶手段
に格納された障害の記録に関する情報を読み出し、各々
の前記障害に対応する作業の必要量を算出し、一定期間
内に発生した前記障害に対応する作業の必要量を合算し
て作業の必要度を算出し、各々の前記作業に対応する必
要度を含むファイルを作成して、該ファイルを前記記憶
手段に格納する演算手段とを有する。
【0014】本発明の他の自動機診断システムにおいて
は、さらに、前記作業の必要量は、各々の作業に対応し
て定められた必要性に、前記障害が発生してからの経過
日数に応じた定数を乗じて算出される。
【0015】本発明の更に他の自動機診断システムにお
いては、さらに、前記定数は経過日数が増えるほど減小
するように定められたものである。
【0016】本発明の更に他の自動機診断システムにお
いては、さらに、前記障害は自動機から送信されて前記
記憶手段に格納され、前記ファイルは記憶手段から作業
者用端末に送信される。
【0017】本発明の更に他の自動機診断システムにお
いては、さらに、前記ファイルは、WWWブラウザで表
示されて前記作業者用端末の表示手段に掲示される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態における
自動機診断システムの概念図、図2は本発明の第1の実
施の形態における障害データ蓄積ファイルの構成を示す
図、図3は本発明の第1の実施の形態における経過日数
ファイルの構成を示す第1の図、図4は本発明の第1の
実施の形態における経過日数ファイルの構成を示す第2
の図、図5は本発明の第1の実施の形態におけるメンテ
ナンス作業ファイルの構成を示す図である。
【0020】図において、10は自動機診断システム、
11はCPU、MPU等の素子を含む前記自動機診断シ
ステム10における演算手段であり、自動機の障害記録
手段に記録された障害データ、障害項目毎に設定された
作業項目、該作業項目の実施必要係数等に基づいて、メ
ンテナンス作業の項目毎の作業必要値を算出する。
【0021】ここで、前記自動機は、銀行、郵便局、信
用金庫等の金融機関に配設されるATM(自動現金預入
支払機)、CD(自動現金支払機)、自動振込機、自動
通帳記入機、自動両替機等の自動機械である。なお、前
記自動機は、金融機関以外の場所、例えば、電車の駅構
内、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、駐車
場等に配設されていてもよい。また、前記自動機は、貨
幣、紙幣等の現金の入出金や計数、レシート、預金通
帳、振込記録等の印刷媒体やキャッシュカード、デビッ
トカード、クレジットカード等のカードの受入れ、読取
り、書込み、排出等の作業を自動的に実施する。
【0022】そして、前記障害は、自動機が前記作業を
円滑に実施することができなくなる状態であり、例え
ば、前記自動機内部で紙幣、レシート、預金通帳等の搬
送が停止する、すなわち、紙詰まりとなる状態、貨幣、
紙幣等の計数が不能となる状態、カードが搬送不能とな
る状態、カードの記録内容の読取り、書込み等が不能と
なる状態、レシート、預金通帳等の読取り、書込み等が
不能となる状態等である。
【0023】なお、前記障害には、金融機関等の職員等
であっても容易に復旧することができる程度の軽微な障
害も、メンテナンス作業の専門の作業者が長時間かけな
ければ復旧することができないような重大な障害も、い
かなる程度の障害も含まれる。
【0024】次に、12は磁気ディスク、半導体メモリ
等から成り、前記障害データ、障害項目ごとに設定され
た作業項目、該作業項目の実施必要係数等が格納される
記憶手段である。そして、該記憶手段12は演算手段1
1と通信可能に接続されており、該演算手段11が記憶
手段12にアクセスして必要なデータを読み出したり格
納したりすることができるようになっている。
【0025】また、前記記憶手段12は、メンテナンス
作業の項目毎の作業必要値のような演算手段11の演算
の結果又は演算の途中結果、後述される入力手段13や
入出力インターフェイス15を経由して入力された各種
データ等を一時的に又は長期間格納する。
【0026】次に、13はキーボード、タッチパネル、
マウス、ジョイスティック等から成り、オペレータ(操
作者)等が障害項目ごとに設定された作業項目、該作業
項目の実施必要係数等のデータを入力するための入力手
段である。そして、該入力手段13は演算手段11及び
記憶手段12と通信可能に接続されており、前記入力手
段11から記憶手段12に格納するデータや前記演算手
段11に対する命令等も入力される。
【0027】次に、14はCRT、液晶ディスプレイ、
プラズマディスプレイ等から成り、前記演算手段11の
演算結果、前記記憶手段12に格納されている各種デー
タ等を表示するための表示手段である。そして、該表示
手段13は演算手段11及び記憶手段12と通信可能に
接続されている。
【0028】さらに、15は前記自動機診断システム1
0を外部の装置と通信可能に接続するための入出力イン
ターフェイスである。そして、前記外部の装置は、例え
ば、プリンタ、外部記憶手段等の周辺機器であってもよ
く、また、有線/無線の専用回線/公衆回線を介して直
接に、又はインターネット、LAN(Local Ar
ea Network)、WAN(Wide Area
Network)等のネットワークを経由して間接に
接続される外部のコンピュータ、サーバ、その他の装置
であってもよい。
【0029】なお、前記自動機の障害を自動的に記録す
るために自動機に配設された記録装置も、前記入出力イ
ンターフェイス15を介して自動機診断システム10と
通信可能に接続されている。これにより、前記自動機診
断システム10は多数の自動機の障害の記録を受信し
て、前記記憶手段12に格納することができる。
【0030】なお、前記自動機診断システム10は、一
つのコンピュータ等の装置として作成されていてもよ
く、複数の装置に分散されていてもよく、例えば、大型
コンピュータやサーバ等の他の装置の中の一部であって
もよい。さらに、前記自動機診断システム10は、他の
端末機器と接続されてネットワークを形成してもよい。
例えば、前記自動機診断システム10は、自動機のメン
テナンス作業を提供する者の運営する本社、本店等の中
枢部署に配設され、一方、前記メンテナンス作業を提供
する者の運営する支社、支店等、又は前記自動機が配設
された金融機関等に配設された端末機器と有線/無線の
専用回線/公衆回線を介して直接に、又はインターネッ
ト、LAN等のネットワークを経由して間接に接続され
てネットワークを形成してもよい。
【0031】そして、前記記憶手段12内には、各種デ
ータが図2〜5に示されるようなファイルの形態で格納
されている。ここでは、1例として、金融機関の支店に
配設されたATM等の自動機についてのファイルについ
て説明する。
【0032】まず、図2に示されるような障害データ蓄
積ファイルには、過去の一定期間内に発生した障害のリ
ストが発生した順番の逆順に上から記録される。また、
障害データ蓄積ファイルは前記記憶手段12に格納され
る。そして、各障害について、金融機関コード、支店番
号、自動機の番号(機番)、機種、障害発生日及び障害
番号が記録される。ここで、前記金融機関コード、支店
番号及び障害番号に代えて、金融機関の名称、支店の名
称及び障害の種類を、例えば、○×銀行、○○支店及び
紙詰まりのように自然語で表記することもできる。な
お、図2においては、説明の便宜上、複数の自動機の中
の一つの自動機に関する障害データ蓄積ファイルの一部
だけが示されている。
【0033】次に、図3及び4に示されるような経過日
数ファイルには、発生した障害に対応する作業必要量の
リストが障害発生日毎に小ファイルの形式でまとめられ
る。すなわち、図3には障害発生日が当日及び前日の小
ファイルが、図4には障害発生日が2日前及びN日前の
小ファイルが示されている。なお、図3及び4には、説
明の便宜上、複数の自動機の中の一つの自動機に関する
経過日数ファイルの一部だけが示されている。
【0034】ここで、前記Nはあらかじめ定められてお
り、前記障害データ蓄積ファイルには、現時点からN日
遡った日から現時点の日、すなわち、本日までの一定期
間内に発生した障害についてのデータが格納される。な
お、前記Nの値を、例えば、30とすることができる。
【0035】そして、前記各小ファイルには、障害の種
類、すなわち、障害番号に対応する作業項目、作業の必
要性及び障害発生日からの日数を加味した作業必要量β
が記録される。なお、一般的には、一つの障害が発生す
ると、それに対して点検、清掃、部品の交換等の複数種
類のメンテナンス作業を実施する必要があるので、一つ
の障害番号に対応して複数の作業項目が存在する。
【0036】また、前記作業の必要性は、各作業項目の
作業量を意味する。そして、前記作業の必要性は、作業
項目毎にあらかじめ定められており、前記作業の必要性
に、経過日数に応じてあらかじめ定められた定数α0
αN を乗じて、作業必要量β 0 〜βN が算出される。な
お、該作業必要量β0 〜βN を算出する演算は、前記演
算手段11によって行われる。
【0037】ここで、前記定数α0 〜αN は、例えば、
α0 =1.00、α1 =0.99、α2 =0.95、α
3 =0.90、α4 =0.85、…のように定めること
ができる。なお、前記定数α0 〜αN は適宜定めること
ができるが、経過日数が増えるほど減小するようにする
ことが望ましい。このようにすると、現時点に近い時に
発生した障害ほど重視されることになる。したがって、
過去の時点で発生していて、点検、調整、修理等を行わ
ずに放置しておいても発生しなくなった障害に対応する
作業項目については作業の必要量が低く算出される。
【0038】さらに、経過日数が増えるほど減小する定
数α0 〜αN の度合いも、例えば、ある定められた日を
境として、急激に減小するようにすることもできる。こ
の場合、前記定められた日以前には発生したが、それ以
降発生しておらず、放置しておいても問題がないと考え
られる障害に対応する作業項目については作業の必要量
が極めて低く算出される。なお、前記定められた日は、
7〜15日程度とするのが望ましい。
【0039】次に、図5に示されるメンテナンス作業フ
ァイルには、作業項目及び各作業項目に対応する作業必
要量β0 〜βN の合計値が記録される。これにより、ど
のような作業が必要とされ、かつ、作業必要量β0 〜β
N の合計値、すなわち、作業の必要度を把握することが
できる。また、メンテナンス作業ファイルは 前記記憶
手段12に格納される。
【0040】ここで、作業の必要度が所定の値を超えな
い作業項目については、前記表示手段14等に表示され
ないようにすることもできる。このようにすると、作業
者は、真に必要な作業項目を的確にかつ速やかに把握す
ることができる。
【0041】なお、前記作業の必要度を算出する演算
は、前記演算手段11によって行われる。また、図5に
は、説明の便宜上、複数の自動機の中の一つの自動機に
関するメンテナンス作業ファイルの一部だけが示されて
いる。
【0042】次に、前記構成の自動診断システム10の
動作について説明する。
【0043】図6は本発明の第1の実施の形態における
作業項目及び各作業項目に対応する作業必要量の合計値
を求める動作を示すフローチャートである。
【0044】まず、演算手段11(図1)は記憶手段1
2にアクセスして、該記憶手段12格納されている障害
データ蓄積ファイルの中から一つの自動機に関する障害
データ蓄積ファイルを読み出す。
【0045】そして、該障害データ蓄積ファイルの中か
ら障害番号を抽出し、抽出した障害番号に対応する作業
項目、該作業項目に対応する作業の必要性を前記記憶手
段12の他の領域から読み出して、図3及び4に示され
るような経過日数ファイルを作成する。この時、前記作
業の必要性に、経過日数αに応じてあらかじめ定められ
た定数α0 〜αN を乗じて作業必要量β0 〜βN を算出
する。なお、作成された経過日数ファイルは前記記憶手
段12に格納される。
【0046】次に、前記演算手段11は作業項目毎に作
業必要量β0 〜βN を合計して、作業項目毎の作業の必
要度を算出し、メンテナンス作業ファイルを作成する。
なお、作成されたメンテナンス作業ファイルは前記記憶
手段12に格納される。
【0047】そして、他の自動機についても、前述され
た動作を繰り返し行うことによって、すべての自動機に
ついてメンテナンス作業ファイルを作成する。また、作
成されたメンテナンス作業ファイルは表示装置14等に
表示されるようにし、作業者がメンテナンス作業を実施
する前にその内容を把握することができるようにする。
【0048】ここで、前記作業必要量β0 〜βN の合算
値、すなわち、作業の必要度が、ある一定の値、すなわ
ち、閾(しきい)値を超えるものに該当する作業項目に
ついてだけ作業を実施するようにしてもよいし、また、
作業の必要度の値が大きいものから順に並べて、ある一
定の順位以内の作業項目についてだけ作業を実施するよ
うにしてもよい。なお、前記閾値又は順位は適宜設定す
ることができる。
【0049】さらに、前記メンテナンス作業ファイルが
表示装置14等に表示される場合、前記閾値を超えるも
のに該当する作業項目、又は一定の順位以内の作業項目
だけが表示されるようにしてもよい。
【0050】これにより、前記自動機のメンテナンス作
業を実施する作業者は、メンテナンス作業を実施する前
にどのような作業項目について作業を実施すべきである
のかを把握することができるとともに、前記作業項目に
ついての作業の必要度を数値化された状態で把握するこ
とができる。したがって、本来必要のない項目や箇所に
ついて点検、調整、修理等を行ったり、必要な項目や箇
所について点検、調整、修理等を行わなかったりしてし
まうことがなく、さらに、作業の準備もあらかじめ入念
に整えることができる。
【0051】このように、本実施の形態においては、所
定の時間遡った過去から現時点までの一定期間内に発生
したすべての障害に関して、対応する作業項目毎に作業
の必要性を合算して、作業の必要度を算出するようにな
っている。
【0052】したがって、頻繁に発生する障害、すなわ
ち、真に点検、調整、修理等を行う必要のある障害に対
応する作業項目については必要度が高く算出され、頻繁
に発生しない障害、すなわち、自動機の構成部品の故障
ではなく、紙幣や媒体が劣化していたり破損していたり
することによって発生する障害であって、点検、調整、
修理等を行う必要性が低く、放置しておいても発生しな
くなる障害に対応する作業項目については必要度が低く
算出される。
【0053】このため、真に点検、調整、修理等を行う
必要のある項目や箇所の選択を迅速に、的確にかつ自動
的に行うことができるので、作業者によるバラツキが生
じることがない。
【0054】さらに、経過日数に応じてあらかじめ定め
られた定数α0 〜αN は、経過日数が増えるほど減小す
るようになっているので、現時点に近い時に発生した障
害ほど重視されるようになっている。したがって、過去
の時点で発生していて、点検、調整、修理等を行わずに
放置しておいても発生しなくなった障害に対応する作業
項目については必要度が低く算出される。
【0055】このため、放置しておいても発生しなくな
った障害に対応する作業項目について、作業を実施する
ようなことがない。
【0056】次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 障害データ蓄積ファイルの障害発生日が
あらかじめ定められた日、すなわち、現時点からN日前
にまで遡ったか否かを判断する。遡った場合はステップ
S5に、遡っていない場合はステップS2に進む。 ステップS2 障害番号に対応する作業項目及び作業の
必要性を抽出し、小ファイルに格納する。 ステップS3 障害が発生した日から経過した日数を求
め、それに対応する定数αk (0≦k ≦N)の値を求め
る。 ステップS4 作業項目毎に作業の必要性に定数αk
乗じた値βk を算出し、小ファイルに格納し、ステップ
S1に戻る。 ステップS5 ステップS4で算出したβkを、作業項
目毎にβ1 からβN まで合算して、メンテナンス作業フ
ァイルに格納する。
【0057】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0058】図7は本発明の第2の実施の形態における
自動機診断システムの周辺機器との連結状態を示す概念
図である。
【0059】図において、21は通信用のネットワーク
であり、インターネット、LAN、WAN、無線/有線
の公衆/専用電話回線網、無線/有線の公衆/専用通信
回線網等のいかなるものであってもよく、また、これら
の中の複数を組み合わせたもの、例えば、インターネッ
トと公衆電話回線網とを組み合わせたもの、LANと専
用通信回線網とを組み合わせたもの等であってもよい。
【0060】ここで、自動機診断システム10は、前記
入出力インターフェイス15(図1)を介してネットワ
ーク21と通信可能に接続されている。
【0061】次に、22−1〜22−n(nは自然数)
は銀行、郵便局、信用金庫等の金融機関に配設されるA
TM、CD、自動振込機、自動通帳記入機、自動両替機
等の自動機であって、金融機関内、電車の駅構内、コン
ビニエンスストア、スーパーマーケット、駐車場等に配
設される。そして、前記自動機22−1〜22−nは、
発生した障害を自動的に記録する記録装置が配設される
とともに、直接に又は金融機関のホストコンピュータ等
を介して間接に、前記ネットワーク21と通信可能に接
続され、自動機診断システム10と双方向に通信するこ
とができる。
【0062】なお、前記自動機22−1〜22−nの中
で通信インターフェイスを具備しないものの場合は、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、MO、メモリーカード
等の取外し可能な記憶手段を物理的に搬送することによ
って、前記自動機診断システム10と通信を行うように
してもよい。また、自動機22−1〜22−nを管理す
る管理者や自動機22−1〜22−nを使用する使用者
等が電話、手紙、ファクシミリ等によって、前記自動機
診断システム10のオペレータ、管理者等に連絡するこ
とにより、自動機22−1〜22−nにおける障害に関
する記録を伝達するようにしてもよい。この場合、前記
障害に関する記録は、後述されるように、オペレータ等
によって、作業情報データベース26に入力される。
【0063】これにより、前記自動機22−1〜22−
nにおいて発生した障害に関する情報は、前記記録装置
によって自動的に記録され、次に、自動的に又は管理者
やオペレータの指令に従って自動機診断システム10に
送信され、記憶手段12に格納される。なお、前記障害
に関する情報には、自動機22−1〜22−nの所属す
る金融機関等を識別する名称や金融機関番号、自動機2
2−1〜22−nの配設された場所を識別する支店名や
支店番号、自動機22−1〜22−nを識別する自動機
番号、自動機22−1〜22−nの機種、障害が発生し
た日時、障害を識別する障害の名称や障害番号などが含
まれる。
【0064】次に、23−1〜23−n(nは自然数)
は、直接に又はホストコンピュータ等を介して間接に、
前記ネットワーク21と通信可能に接続された作業者用
端末であり、各作業者に所持されるか又は作業者の執務
室等に配設される。
【0065】そして、前記作業者用端末23−1〜23
−nは、例えば、パソコンであるが、電子手帳、携帯電
話、携帯端末、PDA、テレビ電話、ゲーム機等のいか
なる形態のものであってもよく、CRTや液晶表示装置
のような表示手段を有し、前記ネットワーク21と通信
可能に接続して自動機診断システム10との情報交換が
可能であり、自動機診断システム10から送信された情
報を表示することができる機器であればよい。さらに、
前記作業者用端末23−1〜23−nは、作業者が個別
に又は共通に使用することができるものであればよく、
作業者や該作業者の所属する事業所がそれぞれ所有する
ものであっても、リース、レンタル等の形態で貸与され
たものであっても、使用料金を払って有料で又は無料で
借りたものであってもよい。
【0066】これにより、前記作業者は、作業者用端末
23−1〜23−nの図示されない表示手段に表示され
た自動機診断システム10の記憶手段12に格納された
メンテナンス作業ファイルの内容をみて、メンテナンス
作業を実施する前にどのような作業項目について作業を
実施すべきであるのかを把握することができるとともに
前記作業項目についての作業の必要度を数値化された状
態で把握することができる。
【0067】なお、前記作業者用端末23−1〜23−
nを携帯することができ、かつ、前記ネットワーク21
に携帯電話等を介して容易に接続することができるもの
である場合、前記作業者は、メンテナンス作業の現場に
おいて、自動機22−1〜22−nに関する詳細な情報
を入手することができるので、メンテナンス作業を正確
にかつ短時間で実施することが可能となる。
【0068】次に、26は電話、手紙、ファクシミリ等
によって前記自動機22−1〜22−nの管理者、使用
者等から報告された障害に関する記録が格納された作業
情報データベースである。この場合、前記障害に関する
データは、報告の内容に基づいてオペレータ等によって
入力される。また、前記作業情報データベース26に
は、前記自動機22−1〜22−nのそれぞれに関して
の、過去に発生した障害の履歴、作業者が実施したメン
テナンス作業の履歴等が格納されるようにしてもよい。
【0069】次に、27はあらかじめ登録された各自動
機22−1〜22−nの機種、特徴等の自動機情報、金
融機関等の自動機22−1〜22−nを使用している者
に関する顧客情報、自動機22−1〜22−nが配設さ
れている金融機関の支店等の所在地、連絡先等に関する
部門情報などが格納されるサービス情報データベースで
ある。
【0070】ここで、前記作業情報データベース26及
びサービス情報データベース27は独立して存在し、前
記自動機診断システム10と双方向に通信可能に接続さ
れているが、前記自動機診断システム10の一部であっ
てもよい。また、他のコンピュータ等の一部であっても
よい。
【0071】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0072】まず、自動機22−1〜22−nは障害の
発生を検知すると、障害が発生した日時、障害番号等の
障害に関する情報を自動機22−1〜22−nの動作を
統括的に制御する金融機関等のホストコンピュータ等に
送信する。
【0073】一方、該ホストコンピュータ等は、送信さ
れた前記障害に関する情報を一定期間保持して蓄積した
後、ネットワーク21を経由して自動機診断システム1
0に送信する。なお、前記ホストコンピュータ等は、送
信された前記障害に関する情報を直ちに自動機診断シス
テム10に送信するようにしてもよい。
【0074】また、前記自動機22−1〜22−nは、
障害に関する情報を前記ホストコンピュータ等に送信す
るとともに、直接にネットワーク21を経由して自動機
診断システム10に送信するようにしてもよい。この場
合、前記自動機診断システム10がリアルタイムで障害
に関する情報を処理して、メンテナンス作業ファイルを
更新することができるので、作業者は常に自動機22−
1〜22−nの状態に関して最新の情報を入手すること
ができる。
【0075】そして、前記自動機診断システム10は、
障害に関する情報を受信すると、前記第1の実施の形態
において説明したように、障害データ蓄積ファイル、経
過日数ファイル及びメンテナンス作業ファイルを作成す
る。この時、前記自動機診断システム10は、作業情報
データベース26及びサービス情報データベース27に
アクセスして必要な情報を入手することができる。
【0076】なお、前記メンテナンス作業ファイルは、
種々のフォーマットに編集可能とするために、WWW
(World Wide Web)ブラウザ等で表示す
ることができるように、HTML(Hyper Tex
t Markup Language)形式で表示され
るようにすることが望ましい。
【0077】次に、前記自動機診断システム10は、メ
ンテナンス作業ファイルの内容を前記ネットワーク21
を経由して作業者用端末23−1〜23−nに送信す
る。これにより、作業者は作業者端末23−1〜23−
nの表示手段に表示されるメンテナンス作業ファイルの
内容をみて、作業項目毎の作業の必要度等を把握するこ
とができる。
【0078】ここで、前記作業者用端末23−1〜23
−nから自動機診断システム10に適宜アクセスして、
前記メンテナンス作業ファイルの内容を閲覧することが
できるようにしてもよい。この場合、前記メンテナンス
作業ファイルの必要な箇所だけを作業者用端末23−1
〜23−nにダウンロードし、該作業者用端末23−1
〜23−nのそれぞれにおいて適宜編集することができ
るようにしてもよい。また、前記自動機診断システム1
0の記憶容量が大きい場合には、該自動機診断システム
10にアクセスした状態で、前記メンテナンス作業ファ
イルを編集することができるようにしてもよい。
【0079】さらに、前記メンテナンス作業ファイルの
各ページにリンクを適宜形成して関連箇所へジャンプす
ることができるようにすることが望ましい。この場合、
前記ページの所定箇所に対応するHTMLに、リンク先
のURL(UniformResource Loca
tor)等を書き込んだアンカータグを作成して、所望
箇所へのリンクを形成することができる。
【0080】ここで、前記メンテナンス作業ファイルの
編集の1例について説明する。
【0081】まず、最初のページに前記メンテナンス作
業ファイルの並べ方の観点が掲示される。例えば、部門
別、機器別、顧客別等の観点が掲示される。ここで、部
門とは、メンテナンス作業を実施する企業等の組織にお
いて、作業者が所属する部門や部署のことであり、機器
とは自動機のことであり、また、顧客とは自動機を管理
し使用している金融機関等のことである。
【0082】そして、作業者が自己の作業者用端末23
−kから部門別を選択すると、部門の名称が掲示された
ページへジャンプする。次に、該ページにおいて、作業
者が自己の所属する部門を選択すると、例えば、該部門
の担当する金融機関の支店のリストが掲示されたページ
へジャンプする。
【0083】ここで、該ページに掲示されたアテンショ
ンリストという項目を選択すると、作業必要量β0 〜β
N の合算値、すなわち、作業の必要度が一定の値、例え
ば、3を超えた自動機が配設された支店のリストが掲示
される。なお、前記アテンションリストとは、障害の発
生が多く、状況を監視することが必要と考えられる自動
機のリストである。
【0084】そして、リストに含まれる支店の支店番号
等を選択すると、該当する支店に配設され、状況を監視
することが必要と考えられる自動機に関して、図5に示
されるようなメンテナンス作業ファイルが掲示される。
【0085】また、最初のページにおいて、作業者が自
己の作業者用端末23−kから機器別を選択すると、自
動機の機種や番号を入力する欄が掲示されたページへジ
ャンプする。
【0086】ここで、所望の自動機の機種や番号を入力
すると、該当する自動機に関して、図5に示されるよう
なメンテナンス作業ファイルが掲示される。
【0087】また、最初のページにおいて、作業者が自
己の作業者用端末23−kから顧客別を選択すると、顧
客の名称が掲示されたページへジャンプする。次に、該
ページにおいて、前記作業者が自己の担当する顧客を選
択すると、例えば、該顧客である金融機関の支店のリス
トが掲示されたページへジャンプする。
【0088】ここで、該ページに掲示されたアラームリ
ストという項目を選択すると、作業必要量β0 〜βN
合算値、すなわち、作業の必要度が一定の値、例えば、
5を超えた自動機が配設された支店のリストが掲示され
る。なお、前記アラームリストとは、障害の発生が極め
て多く、状況を注意深く監視することが必要と考えられ
る自動機のリストである。
【0089】そして、前記リストに含まれる支店の支店
番号等を選択すると、該当する支店に配設され、状況を
監視することが必要と考えられる自動機に関して、図5
に示されるようなメンテナンス作業ファイルが掲示され
る。
【0090】なお、前記自動機に関して、メンテナンス
作業ファイルに加えて、作業情報データベース26に格
納されている過去に発生した障害の履歴、作業者が実施
したメンテナンス作業の履歴等が掲示されるようにして
もよい。この場合、作業者は、自動機の状況をより詳細
にかつ正確に把握することができる。
【0091】このように、本実施の形態において、作業
者は、作業者用端末23−1〜23−nから自動機22
−1〜22−nのそれぞれに関してのメンテナンス作業
ファイル等の情報を入手することができる。
【0092】したがって、前記作業者は、メンテナンス
作業を実施する前にどのような作業項目について作業を
実施すべきであるのかを把握することができるとともに
前記作業項目についての作業の必要度を数値化された状
態で把握することができるので、メンテナンス作業を的
確にかつ短時間で実施することができる。
【0093】また、前記メンテナンス作業ファイルに加
えて、作業情報データベース26に格納されている過去
に発生した障害の履歴、作業者が実施したメンテナンス
作業の履歴等の情報も入手することができる場合、作業
者は、前記自動機の状況をより詳細にかつ正確に把握す
ることができる。
【0094】さらに、前記作業者用端末23−1〜23
−nの表示手段に掲示される前記メンテナンス作業ファ
イルが、WWWブラウザ等で表示されている場合、種々
の観点で編集された前記メンテナンス作業ファイルを入
手することができるので、作業者は、前記自動機の状況
をより容易に把握することができる。
【0095】また、前記作業者用端末23−1〜23−
nを携帯することができ、かつ、前記ネットワーク21
に携帯電話等を介して容易に接続することができるもの
である場合、作業者は、メンテナンス作業の現場におい
て、自動機に関する詳細な情報を入手することができ
る。
【0096】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0097】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、自動機診断システムにおいては、自動機に発生し
た障害の記録に関する情報が格納される記憶手段と、該
記憶手段に格納された障害の記録に関する情報を読み出
し、各々の前記障害に対応する作業の必要量を算出し、
一定期間内に発生した前記障害に対応する作業の必要量
を合算して作業の必要度を算出し、各々の前記作業に対
応する必要度を含むファイルを作成して、該ファイルを
前記記憶手段に格納する演算手段とを有する。
【0098】この場合、頻繁に発生する障害、すなわ
ち、真に点検、調整、修理等を行う必要のある障害に対
応する作業項目については必要度が高く算出され、頻繁
に発生しない障害、すなわち、自動機の構成部品の故障
ではなく、紙幣や媒体が劣化していたり破損していたり
することによって発生する障害であって、点検、調整、
修理等を行う必要性が低く、放置しておいても発生しな
くなる障害に対応する作業項目については必要度が低く
算出される。
【0099】したがって、真に点検、調整、修理等を行
う必要のある項目や箇所の選択を迅速に、的確にかつ自
動的に行うことができるので、作業者によるバラツキが
生じることがない。
【0100】本発明の他の自動機診断システムにおいて
は、さらに、前記作業の必要量は、各々の作業に対応し
て定められた必要性に、前記障害が発生してからの経過
日数に応じた定数を乗じて算出される。
【0101】この場合、実施すべき作業毎に必要性が算
出され、かつ、時間の経過が考慮されて、作業項目の必
要度が算出されるので、真に点検、調整、修理等を行う
必要のある項目や箇所の選択の基準が明確になる。
【0102】本発明の更に他の自動機診断システムにお
いては、さらに、前記定数は経過日数が増えるほど減小
するように定められたものである。
【0103】この場合、現時点に近い時に発生した障害
ほど重視されるので、過去の時点で発生していて、点
検、調整、修理等を行わずに放置しておいても発生しな
くなった障害に対応する作業項目については必要度が低
く算出される。
【0104】したがって、放置しておいても発生しなく
なった障害に対応する作業項目について、作業者が作業
を実施するようなことがない。
【0105】本発明の更に他の自動機診断システムにお
いては、さらに、前記障害は自動機から送信されて前記
記憶手段に格納され、前記ファイルは記憶手段から作業
者用端末に送信される。
【0106】この場合、作業者は、作業者用端末から自
動機のそれぞれに関してのファイルの情報を入手するこ
とができる。
【0107】したがって、前記作業者は、メンテナンス
作業を実施する前にどのような作業項目について作業を
実施すべきであるのかを把握することができるととも
に、前記作業項目についての作業の必要度を数値化され
た状態で把握することができるので、メンテナンス作業
を的確にかつ短時間で実施することができる。
【0108】本発明の更に他の自動機診断システムにお
いては、さらに、前記ファイルは、WWWブラウザで表
示されて前記作業者用端末の表示手段に掲示される。
【0109】この場合、種々の観点で編集されたファイ
ルを入手することができるので、作業者は、前記自動機
の状況をより容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における自動機診断
システムの概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における障害データ
蓄積ファイルの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における経過日数フ
ァイルの構成を示す第1の図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における経過日数フ
ァイルの構成を示す第2の図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるメンテナン
ス作業ファイルの構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における作業項目及
び各作業項目に対応する作業必要量の合計値を求める動
作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における自動機診断
システムの周辺機器との連結状態を示す概念図である。
【符号の説明】
10 自動機診断システム 11 演算手段 12 記憶手段 22−1〜22−n 自動機 23−1〜23−n 作業者用端末 α0 〜αN 定数 β0 〜βN 作業必要量
フロントページの続き (72)発明者 山本 直樹 東京都江東区木場二丁目7番23号 株式会 社沖電気カスタマアドテック内 (72)発明者 礒野 昭宏 東京都江東区木場二丁目7番23号 株式会 社沖電気カスタマアドテック内 (72)発明者 柴尾 誠一 東京都江東区木場二丁目7番23号 株式会 社沖電気カスタマアドテック内 Fターム(参考) 3E040 AA01 AA03 AA07 AA08 BA07 CA02 CA07 CB01 5B048 AA10 CC17 FF03 5B055 NA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)自動機に発生した障害の記録に関す
    る情報が格納される記憶手段と、(b)該記憶手段に格
    納された障害の記録に関する情報を読み出し、各々の前
    記障害に対応する作業の必要量を算出し、一定期間内に
    発生した前記障害に対応する作業の必要量を合算して作
    業の必要度を算出し、各々の前記作業に対応する必要度
    を含むファイルを作成して、該ファイルを前記記憶手段
    に格納する演算手段とを有することを特徴とする自動機
    診断システム。
  2. 【請求項2】 前記作業の必要量は、各々の作業に対応
    して定められた必要性に、前記障害が発生してからの経
    過日数に応じた定数を乗じて算出される請求項1に記載
    の自動機診断システム。
  3. 【請求項3】 前記定数は経過日数が増えるほど減小す
    るように定められたものである請求項2に記載の自動機
    診断システム。
  4. 【請求項4】 前記障害は自動機から送信されて前記記
    憶手段に格納され、前記ファイルは記憶手段から作業者
    用端末に送信される請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の自動機診断システム。
  5. 【請求項5】 前記ファイルは、WWWブラウザで表示
    されて前記作業者用端末の表示手段に掲示される請求項
    4に記載の自動機診断システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094809A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2010159107A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Nec Fielding Ltd 紙類繰り出し装置の寿命管理システム、寿命管理方法、寿命管理端末、及び紙類繰り出し装置
JP2011113499A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Oki Electric Industry Co Ltd 装置診断システム

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