JP2002133267A - 新規顧客獲得方法および新規顧客獲得プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規顧客（売り上げ）を飛躍的に拡大するこ
と。 【解決手段】 ホームページにより顧客獲得を行う企業
の既存顧客３５０の紹介元端末３００へ新規顧客紹介に
関する紹介依頼メールを送信する工程と、既存顧客３５
０からの紹介元エントリを受け付ける工程と、紹介元端
末３００から被紹介者３５０−１’の紹介先端末３００
−１’へ企業の商品・サービスを紹介するためのメッセ
ージを含み紹介元端末３００から紹介先端末３００−
１’へ転送される紹介メールを紹介元端末３００へ送信
する工程と、紹介メールを介してホームページに誘引さ
れた被紹介者３５０−１’から商品・サービスの注文・
購入を受け付ける工程と、注文・購入を行った場合に限
って、被紹介者３５０−１’を既存顧客として、紹介先
端末３００−１’へ紹介依頼メールを送信する工程とを
含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットビジネスと
してホームページを運営している企業に対して、既存顧
客が新規顧客として知人や家族を紹介する行為を簡単か
つ連続的に行い、新規顧客獲得数を増加させることがで
きる新規顧客獲得方法および新規顧客獲得プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する
ものである。

【０００２】従来より、インターネットを活用したビジ
ネスシステムとして、「B to B」(企業間取引）および
「B to C」（企業−消費者間取引）は、既に多くの実用
例が知られている。また、マーケティング分野において
は、企業から消費者向けの「B to C」および、その反応
としての「C to B」も、web to機能やmail to機能など
のリアクション機能を活用した実用例が多くなってい
る。

【０００３】ここで、仮に、インターネットを活用した
販売システムを想定すれば、企業からのアウトバンドと
しての「B to C」と、その反対方向への反応である「C
to B」の関係だけでは、企業と消費者との間でやりとり
される情報は、既知関係者の間の往復情報にしか過ぎな
い。従って、かかる関係では、企業にとって、「既存顧
客」の維持であって、新規顧客の獲得の増加につながら
ないという問題があった。従って、従来よりかかる問題
を効果的に解決するための手段、方法が切望されてい
た。

【０００４】

【従来の技術】従来より、インターネット上で新規顧客
を獲得するためのマーケティングの手法としては、広告
出稿や検索エンジンへの登録を行い、企業や当該企業が
運営するホームページの知名度を上げ、顧客に当該企業
の商品を指名買いさせ、新規顧客を増加させるというＰ
ＵＬＬ方式が挙げられる。

【０００５】また、上記ＰＵＬＬ方式のマーケティング
手法以外には、ＰＵＳＨ方式が挙げられる。このＰＵＳ
Ｈ方式は、企業から見込み客へ直接、ダイレクトメール
等を送付することにより、新規顧客を獲得し、販売を促
進するためのものである。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、従来では、ＰＵＬＬ方式およびＰＵＳＨ方式によ
るマーケティング手法を用いて、新規顧客を獲得してい
る旨を述べた。しかしながら、ＰＵＬＬ方式では、多額
の広告費用が必要となり、著名な検索エンジンの登録に
時間がかかるという問題があった。また、ＰＵＬＬ方式
では、「B to C」として顧客からの反応（例えば、注
文）があっても、当該取引が完結するだけで、新たな顧
客を獲得することができない。

【０００７】一方、ＰＵＳＨ方式では、見込み客の住
所、氏名やメールアドレスなどの顧客を特定するための
属性情報を企業で把握しなければならないという前提が
あり、この属性情報としての顧客リストを内部または外
部から入手しなければならず、コストや時間がかかると
いう問題があった。また、ＰＵＳＨ方式は、一種のＰＵ
ＬＬ方式によるマス・マーケティングに他ならない。

【０００８】このように、従来のＰＵＬＬ方式およびＰ
ＵＳＨ方式のマーケティング手法は、新規顧客を獲得す
るためのコスト／時間が高くつく割には、飛躍的な新規
顧客の獲得（売り上げ）が望めないのである。

【０００９】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
新規顧客（売り上げ）を飛躍的に拡大することができる
新規顧客獲得方法および新規顧客獲得プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するこ
とを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、Ｗｅｂサイトにより顧客獲得を行う企業
の既存顧客の端末へ新規顧客紹介に関する紹介依頼メー
ルを送信する第１の送信工程と、前記既存顧客からの紹
介元エントリを受け付けるエントリ受付工程と、前記既
存顧客の端末から被紹介者の端末へ前記企業の商品・サ
ービスを紹介するためのメッセージを含み前記既存顧客
の端末から前記被紹介者の端末へ転送される紹介メール
を前記既存顧客の端末へ送信する第２の送信工程と、前
記紹介メールを介して前記Ｗｅｂサイトに誘引された前
記被紹介者から前記商品・サービスの注文・購入を受け
付ける注文・購入受付工程と、注文・購入を行った場合
に限って、当該被紹介者を既存顧客として、当該被紹介
者の端末へ前記紹介依頼メールを送信する第３の送信工
程とを含むことを特徴とする。

【００１１】また、本発明は、Ｗｅｂサイトにより顧客
獲得を行う企業の既存顧客の端末へ新規顧客紹介に関す
る紹介依頼メールを送信させる第１の送信工程と、前記
既存顧客からの紹介元エントリを受け付けさせるエント
リ受付工程と、前記既存顧客の端末から被紹介者の端末
へ前記企業の商品・サービスを紹介するためのメッセー
ジを含み前記既存顧客の端末から前記被紹介者の端末へ
転送される紹介メールを前記既存顧客の端末へ送信させ
る第２の送信工程と、前記紹介メールを介して前記Ｗｅ
ｂサイトに誘引された前記被紹介者から前記商品・サー
ビスの注文・購入を受け付けさせる注文・購入受付工程
と、注文・購入を行った場合に限って、当該被紹介者を
既存顧客として、当該被紹介者の端末へ前記紹介依頼メ
ールを送信させる第３の送信工程とをコンピュータに実
行させるための新規顧客獲得プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体である。

【００１２】かかる発明によれば、紹介依頼メールを既
存顧客の端末へ送信し、紹介元エントリが受け付けられ
た後、既存顧客の端末へ送信された紹介メールを既存顧
客が被紹介者の端末へ転送するという極めて簡単な操作
で、従来に比べて低コストで新規顧客（売り上げ）を飛
躍的に拡大することができる。特に、既存顧客が複数の
被紹介者に紹介メールを転送することにより、自己増殖
的に紹介網と販売網を拡大することができるという効果
を奏する。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にか
かる新規顧客獲得方法および新規顧客獲得プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一実施
の形態について詳細に説明する。

【００１４】図１は、本発明にかかる一実施の形態の動
作原理を説明する図である。この図において、サーバ１
００は、企業（例えば、物販業、サービス業）のホーム
ページ（ＥＣサイト）を公開するための基本機能と、後
述する新規顧客を獲得するための新規顧客獲得機能とを
備えている。このサーバ１００は、インターネット２０
０を介して、インターネット端末としての紹介元端末３
００、紹介先端末３００−１’、紹介先端末３００−
２’、紹介先端末３００−１１’、紹介先端末３００−
１２’やその他図示しない端末にアクセスされる。

【００１５】紹介元端末３００は、サーバ１００にかか
る企業の既存顧客３５０が所有する携帯電話端末、ＰＨ
Ｓ（パーソナルハンディホンシステム）端末、パーソナ
ルコンピュータ等の電子メールの送受信機能を有するあ
らゆる種類の端末（設置型電話機を含む）であり、イン
ターネット２００を介してホームページを閲覧するブラ
ウザ機能や電子メールを送受信するメール機能を備えて
いる。紹介先端末３００−１’および紹介先端末３００
−２’は、既存顧客３５０の知人や家族である被紹介者
３５０−１’および被紹介者３５０−２’が所有する端
末である。被紹介者３５０−１’および被紹介者３５０
−２’は、メール機能を用いて、既存顧客３５０から当
該企業を紹介される者である。

【００１６】紹介先端末３００−１１’および紹介先端
末３００−１２’は、被紹介者３５０−１’の知人や家
族である被紹介者３５０−１１’および被紹介者３５０
−１２’が所有する端末である。被紹介者３５０−１
１’および被紹介者３５０−１２’は、メール機能を用
いて、既に当該企業の顧客となっている被紹介者３５０
−１’から当該企業を紹介される者である。

【００１７】上記構成において、サーバ１００は、イン
ターネット２００を介して、紹介元端末３００（既存顧
客３５０）へ紹介依頼メールおよび紹介メール（転送
用）を送信する。紹介依頼メールは、既存顧客３５０に
対して知人や家族を新規顧客として当該企業に紹介して
もらうことを依頼するメールである。また、紹介メール
（転送用）は、既存顧客３５０の知人や家族に当該企業
を紹介するためのメールである。

【００１８】そして、上記紹介依頼メールおよび紹介メ
ール（転送用）が紹介元端末３００に受信されると、既
存顧客３５０は、既存顧客３５０のメール転送機能を用
いて、当該企業を紹介すべく、紹介先端末３００−１’
（被紹介者３５０−１’）および紹介先端末３００−
２’（被紹介者３５０−２’）へ紹介メールを転送す
る。

【００１９】紹介メール（転送用）が紹介先端末３００
−１’に受信されると、被紹介者３５０−１’は、サー
バ１００のホームページを閲覧し、自身の個人情報（氏
名、住所、メールアドレス）や商品情報を入力し商品の
注文を行う。これにより、被紹介者３５０−１’は、当
該企業の新規顧客（既存顧客）となる。従って、被紹介
者３５０−１’には、当該企業に新規顧客を紹介する権
利が付与される。

【００２０】以後、被紹介者３５０−１’は、既存顧客
として、既存顧客３５０と同様にして、紹介依頼メール
に基づいて、紹介先端末３００−１’を用いて、紹介メ
ール（転送用）を紹介先端末３００−１１’（被紹介者
３５０−１１’）および紹介先端末３００−１２’（被
紹介者３５０−１２’）へ送信する。

【００２１】同様にして、紹介メール（転送用）が紹介
先端末３００−２’に受信されると、被紹介者３５０−
２’は、サーバ１００のホームページを閲覧し、自身の
個人情報（氏名、住所、メールアドレス）や商品情報を
入力し商品の注文を行う。これにより、被紹介者３５０
−２’は、当該企業の新規顧客となる。従って、被紹介
者３５０−２’には、当該企業に新規顧客を紹介する権
利が付与される。

【００２２】以後、被紹介者３５０−２’は、既存顧客
として、既存顧客３５０と同様にして、紹介依頼メール
に基づいて、紹介メール（転送用）を知人や家族が所有
する紹介先端末（図示略）へ送信する。

【００２３】ここで、注意すべきは、一実施の形態で
は、当該企業を紹介された被紹介者が実際に商品等を購
入して既存顧客となった場合に限り、当該被紹介者が既
存顧客として第三者に対して当該企業を紹介することが
できる点である。逆に言えば、一実施の形態では、当該
企業を紹介された被紹介者が実際に商品等を購入しない
場合、当該被紹介者が第三者に対して当該企業をさらに
紹介することができないため、ネズミ講と称されるマル
チ販売方式とは思想的にも構造的にも全く別異である。

【００２４】いわゆるマルチ販売方式においては、親→
子→孫→曾孫→・・・と続く紹介世代の無限連鎖を前提
としている。したがって、マルチ販売方式の参加者自身
が未知である二世代以上後への広がりからの収入を期待
している点から見て、マルチ販売方式における紹介の動
機は、商品の流通またはサービスの利便性にあるのでは
なく、紹介連鎖そのものから発生する収益を期待する点
にある、ということができる。従って、マルチ販売方式
において、販売対象商品は、どのような物でもよく、通
常の市場価値から著しくかけ離れている場合が多く、ま
た、商品・サービス等の実体が全く無いものも多い。

【００２５】つぎに、一実施の形態の具体的構成につい
て図２を参照しつつ詳細に説明する。図２は、一実施の
形態の構成を示すブロック図である。この図において、
図１の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。サ
ーバ１００において、制御部１０１は、各部を制御する
ものであり、ホームページを公開する機能、メール送受
信機能、新規顧客紹介機能等を備えている。この制御部
１０１の動作の詳細については後述する。

【００２６】メインプログラム１０２は、制御部１０１
により実行され、サーバ１００の各機能を実現するため
のコンピュータプログラムである。入力制御部１０３
は、インターネット２００から制御部１０１への入力イ
ンタフェースをとる。出力制御部１０４は、制御部１０
１からインターネット２００への出力インタフェースを
とる。

【００２７】表示部１０５は、制御部１０１の制御によ
り、各種情報を表示する。サーバ１００においては、既
存顧客データファイル１０６、ホームページ表示用ファ
イル１０７、紹介元エントリファイル１０８、新規購入
客ファイル１０９が用いられている。図３に示したよう
に、既存顧客データファイル１０６は、当該企業の既存
顧客データを格納するファイルである。この既存顧客デ
ータとしては、顧客コード、住所、氏名、メールアドレ
ス、取引歴、紹介歴等が挙げられる。

【００２８】ホームページ表示用ファイル１０７は、当
該企業のホームページを表示するためのファイルであ
り、新規顧客の紹介方法／特典（ＵＲＬ−１）や企業の
営業案内（ＵＲＬ−２）等の情報からなる。紹介元エン
トリファイル１０８は、紹介元（既存顧客）の情報であ
り、顧客コード、氏名、メールアドレス等からなる。新
規購入客ファイル１０９は、紹介元（既存顧客）の紹介
により、ホームページ経由で商品・サービスを新規購入
した顧客の情報であり、住所、氏名、メールアドレス、
紹介元メールアドレス、購入データ等からなる。

【００２９】記憶部１１０（図２参照）には、一実施の
形態で用いられるメッセージ例文１１０が記憶されてい
る。このメッセージ例文１１０は、メッセージ１１１〜
１１５から構成されている。

【００３０】つぎに、一実施の形態の動作について、図
４〜図６を参照しつつ説明する。以下に説明するサーバ
１００の動作は、実際には、制御部１０１（図２参照）
の制御に従って行われる。

【００３１】図４に示したステップＳＡ１では、サーバ
１００は、図３に示したメッセージ１１１を含む紹介依
頼メールをインターネット２００を介して紹介元端末３
００（既存顧客３５０）へ送信する。この紹介依頼メー
ルが紹介元端末３００に受信されると、紹介元端末３０
０では、メール受信を表す音や振動が発せられる。

【００３２】これにより、既存顧客３５０は、図５に示
したメニュー画面１０の「メール」をクリックし、メー
ル操作画面１１の「受信メールを見る」をクリックす
る。ここで、既存顧客３５０により、受信メール一覧１
２の「紹介依頼メール」がクリックされると、画面１３
には、紹介依頼メールの内容（本文およびＵＲＬ−１）
が表示される。この紹介依頼メールは、サーバ１００上
のホームページを運営する企業から、新規顧客の紹介を
既存顧客３５０に依頼するためのメールである。

【００３３】つぎに、図４に示したステップＳＡ２で
は、既存顧客３５０は、紹介システムに興味を持ってい
るか否かを判断し、この判断結果が「Ｎｏ」である場
合、ステップＳＡ３で紹介依頼メールを無視または消去
する。一方、紹介システムに興味を持っている場合、既
存顧客３５０は、ステップＳＡ２の判断結果を「Ｙｅ
ｓ」として、ステップＳＡ４で図５に示した画面１３の
「ＵＲＬ−１」をクリックし、当該企業のホームページ
を閲覧する。

【００３４】ステップＳＡ５では、サーバ１００は、ホ
ームページ表示用ファイル１０７（図３参照）に基づい
て、紹介システム、方法、特典等を説明するためのホー
ムページ（図３：メッセージ１１２参照）を表示する。
このホームページは、上記ＵＲＬ−１にリンクしてい
る。ステップＳＡ６では、既存顧客３５０は、上記ホー
ムページから紹介システム、方法、特典等を理解し、知
人や家族を新規顧客として紹介するか否かを判断する。
この判断結果が「Ｎｏ」である場合、既存顧客３５０
は、ステップＳＡ３で当該ホームページを無視または消
去する。

【００３５】一方、ステップＳＡ６の判断結果が「Ｙｅ
ｓ」である場合、ステップＳＡ７では、既存顧客３５０
は、ホームページに紹介元としてエントリする旨を入力
することにより、紹介元エントリファイル１０８に紹介
元エントリの情報を登録するための操作を行う。これに
より、ステップＳＡ８では、サーバ１００は、紹介元ア
ドレス、すなわち紹介元端末３００（既存顧客３５０）
のメールアドレスを取得し、紹介元エントリの情報（顧
客コード、氏名、メールアドレス等）を紹介元エントリ
ファイル１０８（図３参照）に登録する。

【００３６】ステップＳＡ９では、サーバ１００は、紹
介メール（転送用）をインターネット２００を介して紹
介元端末３００へ送信する。この紹介メールは、図３に
示したメッセージ１１３を含み、既存顧客３５０自身が
当該企業を知人や家族に紹介するための転送用のメール
である。

【００３７】上記紹介メール（転送用）が紹介元端末３
００に受信されると、既存顧客３５０は、図５に示した
受信メール一覧１４の「紹介メール」をクリックする。
これにより、画面１５には、紹介メールの内容が表示さ
れる。図４に示したステップＳＡ１０では、既存顧客３
５０は、紹介メールを被紹介者３５０−１’に転送する
ための処理を実行する。

【００３８】すなわち、既存顧客３５０によりメールメ
ニュー（図示略）がクリックされると、図５に示したメ
ールメニュー画面１６が表示される。ここで、「転送す
る」がクリックされると、転送メール作成画面１７が表
示される。また、既存顧客３５０は、アドレス帳画面１
８からメールアドレスとしての「井上」（被紹介者３５
０−１’）を選択する。

【００３９】これにより、上記「井上」（メールアドレ
ス）は、転送メールの宛先として設定される。つぎに、
転送メール作成画面１７の「送信」がクリックされる
と、紹介メール（転送メール）は、紹介元端末３００か
らインターネット２００を介して紹介先端末３００−
１’へ転送される。なお、被紹介者３５０−１’以外の
被紹介者に紹介メールを転送する場合、既存顧客３５０
は、上述した転送の処理を繰り返し実行する。

【００４０】そして、紹介メールが図６に示した紹介先
端末３００−１’に受信されると、紹介先端末３００−
１’では、メール受信を表す音や振動が発せられる。こ
れにより、被紹介者３５０−１’は、メニュー画面２０
の「メール」をクリックし、メール操作画面２１の「受
信メールを見る」をクリックする。

【００４１】ここで、被紹介者３５０−１’により、受
信メール一覧２２の「紹介メール」がクリックされる
と、画面２３には、紹介メールの内容（本文およびＵＲ
Ｌ−２）が表示される。この紹介メールは、図３に示し
たメッセージ１１３を含むメールであり、被紹介者３５
０−１’に当該企業を紹介するためのメールである。

【００４２】つぎに、被紹介者３５０−１’は、当該企
業（ホームページ、商品、サービス）に興味を持ってい
るか否かを判断し、この判断結果が「Ｎｏ」である場
合、紹介メールを無視または消去する。一方、当該企業
に興味を持っている場合、ステップＳＡ１１では、被紹
介者３５０−１’は、図６に示した画面２３の「ＵＲＬ
−２」をクリックし、当該企業のホームページ（画面２
４）を閲覧する。

【００４３】ステップＳＡ１２では、サーバ１００は、
ホームページ表示用ファイル１０７（図３参照）に基づ
いて、商品、販売方法等を説明するためのホームページ
（図３：メッセージ１１４参照）を画面２４として表示
する。このホームページは、上記「ＵＲＬ−２」にリン
クしている。

【００４４】ステップＳＡ１３では、被紹介者３５０−
１’は、商品・サービスの購入意志がある場合、注文・
購入のための操作を行う。具体的には、被紹介者３５０
−１’は、図６に示した画面２４の「ご優待券」をクリ
ックする。この「ご優待券」は、ＵＲＬ−３（図３：メ
ッセージ１１５参照）を表す。これにより、紹介先端末
３００−１’には、優待販売画面２５が表示される。

【００４５】この優待販売画面２５は、企業が運営する
実店舗で優待割引等のサービスを受けることができる画
面である。被紹介者３５０−１’は、自身の住所、氏
名、購入データ、紹介元アドレス（この場合、既存顧客
３５０のメールアドレス）等を所定の入力欄に入力した
後、「注文・購入」（図示略）をクリックする。

【００４６】図４に示したステップＳＡ１４では、サー
バ１００は、被紹介者３５０−１’のメールアドレスを
キーとして、既存顧客データファイル１０６（図３参
照）を照会し、この被紹介者３５０−１’が新規購入客
であることを確認して注文を受け付ける。ステップＳＡ
１５では、サーバ１００は、新規購入客ファイル１０９
（図３参照）に、紹介元アドレスとともに購入データを
記録する。

【００４７】ステップＳＡ１６では、サーバ１００は、
紹介元エントリファイル１０８と新規購入客ファイル１
０９（図３参照）とを照合し、被紹介者３５０−１’に
かかる紹介元アドレスが一致するか否かを判断し、一致
する場合、被紹介者３５０−１’の紹介を既存顧客３５
０の紹介実績として確定する。ステップＳＡ１７では、
サーバ１００は、既存顧客３５０に対して紹介実績に応
じて特典（インセンティブ）を付与する。

【００４８】以後、被紹介者３５０−１’は、既存顧客
となるため、サーバ１００は、前述した既存顧客３５０
の場合と同様にして、新規購入客ファイル１０９のアド
レスに基づいて、図６に示した紹介依頼メールを紹介先
端末３００−１’に送信する。この紹介依頼メールが紹
介先端末３００−１’に受信されると、紹介先端末３０
０−１’では、メール受信を表す音や振動が発せられ
る。

【００４９】そして、被紹介者３５０−１’（既存顧
客）により受信メール一覧２６の「紹介依頼メール」が
クリックされると、画面２７には、紹介依頼メールの内
容（本文およびＵＲＬ−１）が表示される。この紹介依
頼メールは、サーバ１００上のホームページを運営する
企業から、新規顧客の紹介を被紹介者３５０−１’（既
存顧客）に依頼するためのメールである。

【００５０】以後、既存顧客３５０の場合と同様にし
て、被紹介者３５０−１’（既存顧客）は、図１に示し
た被紹介者３５０−１１’や被紹介者３５０−１２’に
紹介メールを転送することにより、当該企業に関する紹
介処理を実行する。なお、図４に示したステップＳＡ１
３で被紹介者３５０−１’が商品・サービスの注文・購
入を行わなかった場合には、既存顧客でないため、サー
バ１００から紹介先端末３００−１’へ紹介依頼メール
が送信されることが無い。従って、この場合、被紹介者
３５０−１’は、上述した新規顧客獲得機能により、新
規顧客（知人や家族）を当該企業を紹介することができ
ないのである。

【００５１】このように、一実施の形態は、つぎの点を
特徴としているため前述したマルチ販売方式とは全く異
なる方法により、新規顧客を獲得することができる。 （１）既存顧客が知人や家族を紹介する場合（一世代目
の紹介）でも、二世代目の紹介でも、被紹介者が注文・
購入した後に、必ず、その都度、企業（サーバ１００）
から「紹介依頼メール」を送信している。 （２）紹介の世代毎に紹介する意志を確認して、紹介者
の同意を得た場合にのみつぎの世代へ紹介するというプ
ロセスを経ている（無限の多段階連鎖とは異なる）。 （３）被紹介者が商品・サービスを注文・購入して初め
て新規購入客ファイル１０９に登録され、新規購入客フ
ァイル１０９に登録されたアドレス宛に紹介依頼メール
が送信されるため、結果的に多段階の連鎖紹介となって
も、確実な商品流通（またはサービス提供）を行うこと
ができる。

【００５２】図７は、前述した一実施の形態の適用例を
示す図である。この図において、図２の各部に対応する
部分には同一の符号を付ける。この図には、一実施の形
態を美容サロン新規顧客獲得に適用した例が図示されて
いる。この図において、サーバ４００は、図２に示した
サーバ１００と同様の機能を備えている。Ｗｅｂシステ
ム４１０は、ホームページの公開やメール送受信を行う
機能を備えている。美容サロン６００は、企業に相当し
ており、新規顧客を獲得するために、サーバ４００上に
サロン紹介ホームページ４２０を公開している。

【００５３】上記構成において、では、サーバ４００
から紹介元端末３００へ紹介依頼メール（ＵＲＬ−１添
付）が送信される。紹介依頼メールのメッセージ例とし
ては、「いつも当店を愛用いただいておりますあなた様
に特別なお願い！お友達を紹介してください。もし、紹
介して下さるのならば、この画面をクリックしてくださ
い。特典などの説明をいたします。また、もし、適当な
方がいなければ、そのまま紹介拒否ボタンを押してくだ
さい。ご協力ありがとうございました。今後ともよろし
くお願いいたします。」が挙げられる。

【００５４】ここで、既存顧客３５０が紹介を拒否する
場合、では、紹介元端末３００からサーバ４００へ紹
介拒否メールが返信される。また、既存顧客３５０が紹
介を承諾した場合、では、ＵＲＬ−１がクリックされ
る。では、上記ＵＲＬ−１に対応する紹介方法などを
説明するためのページが紹介元端末３００に表示され
る。

【００５５】このページのメッセージ例としては、「ご
紹介方法・・・・明日改めて紹介カードを当方からメー
ルさせていただきますので、あなた様の携帯電話のアド
レス帳からお友達のメールアドレスをつけて、そのまま
お友達に転送してください。特典・・・・紹介されたお
客様が来店されましたら、あなた様とその方の双方に２
０％のご優待とさせていただきます。お願い・・・・ご
紹介先は当サロンにとって初めての方のみとさせていた
だきます。また、特典は、当サロンの他の特典と併用で
きません。」が挙げられる。

【００５６】では、サーバ４００からは、前述した紹
介メールに相当する紹介カード（ＵＲＬ−２添付）が紹
介元端末３００へ送信される。では、紹介元端末３０
０から紹介先端末３００−１’へ紹介カード（ＵＲＬ−
２添付）が転送される。この紹介カードのメッセージ例
としては、「日頃から、私の行きつけの美容店「ＳＭＡ
ＲＴ」を紹介します。とても明るく、親切なお店です。
おしゃれな貴女に気に入っていただけると嬉しいのです
が・・・。サロンのページは、これをクリックすると表
示されます。」が挙げられる。

【００５７】では、被紹介者３５０−１’によりＵＲ
Ｌ−２がクリックされる。では、サロン案内、住所、
優待券等のページが紹介先端末３００−１’に表示され
る。このページのメッセージ例としては、「・・・ヘア
ーサロンのＳＭＡＲＴのご案内・・・すてきなあなたを
歓迎します。是非一度ご来店ください。場所は、＊＊駅
南口前です。ＴＥＬでの優先予約もご利用ください。こ
こをクリックするとご優待券が表示されますので、その
画面をご来店の際にご提示ください。」が挙げられる。

【００５８】これにより、被紹介者３５０−１’は、美
容サロン６００に出向き、紹介先端末３００−１’に表
示された優待券を提示することにより、新規顧客として
割引サービス等を受ける。

【００５９】以上説明したように、一実施の形態によれ
ば、紹介依頼メールを既存顧客３５０の紹介元端末３０
０へ送信し、紹介元エントリが受け付けられた後、紹介
元端末３００へ送信された紹介メールを既存顧客３５０
が紹介先端末３００−１’や紹介先端末３００−２’へ
転送するという極めて簡単な操作で、従来に比べて低コ
ストで新規顧客（売り上げ）を飛躍的に拡大することが
できる。特に、既存顧客が複数の被紹介者に紹介メール
を転送することにより、自己増殖的に紹介網と販売網を
拡大することができる。

【００６０】また、一実施の形態によれば、被紹介者が
注文・サービスの注文・購入を行った場合に、既存顧客
に対して特典を付与するようにしたので、既存顧客の紹
介意欲を高め、結果的に新規顧客をさらに拡大させるこ
とができる。

【００６１】また、一実施の形態によれば、紹介メール
が既存顧客の端末のメールアドレス帳から選択されたメ
ールアドレス宛（紹介先端末）に転送されるため、単純
操作のみで気軽に紹介することができる。

【００６２】また、一実施の形態によれば、被紹介者に
既存顧客の情報（メールアドレス等）を入力させるよう
にしたので、紹介元と紹介先とを明確に結合することが
でき、二世代以降の紹介では紹介元が前段の購入者であ
ることから、紹介メールの転送を容易に行うことができ
る。

【００６３】以上本発明にかかる一実施の形態について
図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの
一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。たとえば、前述した一実施の形態においては、前述
した新規顧客獲得方法を実現するための新規顧客獲得プ
ログラムを図８に示したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体８００に記録して、この記録媒体８００に記録さ
れた新規顧客獲得プログラムを同図に示したコンピュー
タ７００に読み込ませ、実行することにより新規顧客獲
得の機能を実現するようにしてもよい。

【００６４】図８に示したコンピュータ７００は、上記
新規顧客獲得プログラムを実行するＣＰＵ７０１と、キ
ーボード、マウス等の入力装置７０２と、各種データを
記憶するＲＯＭ（Read Only Memory）７０３と、演算パ
ラメータ等を記憶するＲＡＭ（Random Access Memory）
７０４と、記録媒体８００から新規顧客獲得プログラム
を読み取る読取装置７０５と、ディスプレイ、プリンタ
等の出力装置７０６と、装置各部を接続するバスＢＵと
から構成されている。

【００６５】ＣＰＵ７０１は、読取装置７０５を経由し
て記録媒体８００に記録されている新規顧客獲得プログ
ラムを読み込んだ後、新規顧客獲得プログラムを実行す
ることにより、前述した新規顧客獲得のための機能を提
供する。なお、記録媒体８００には、光ディスク、フロ
ッピー（登録商標）ディスク、ハードディスク等の可搬
型の記録媒体が含まれることはもとより、ネットワーク
のようにデータを一時的に記録保持するような伝送媒体
も含まれる。

【００６６】また、一実施の形態では、美容業への適用
例について説明したが、販売促進を目的としてあらゆる
分野への適用が可能である。以下に適用分野の例を示
す。 （ａ）顧客の静態的属性による多様化・差別化が可能な
分野 理容業、美容業、学習塾等のサービス業 ・年代層別による販売促進 ・誕生日、星座、血液型による販売促進 ・家族構成による販売促進 （ｂ）顧客の動態的属性による多様化・差別化が可能な
分野 自動車、家電の耐久消費財を販売する物販業 ・初回購入時点（取引継続期間）による販売促進 ・購入回数や購入頻度による販売促進 ・購入金額による販売促進 ・関連商品の購入実績による販売促進（シリーズ化粧品
等） ・疎遠化、休眠化した顧客への販売促進 ・紹介実績による販売促進

【００６７】（付記１） Ｗｅｂサイトにより顧客獲得
を行う企業の既存顧客の端末へ新規顧客紹介に関する紹
介依頼メールを送信する第１の送信工程と、前記既存顧
客からの紹介元エントリを受け付けるエントリ受付工程
と、前記既存顧客の端末から被紹介者の端末へ前記企業
の商品・サービスを紹介するためのメッセージを含み前
記既存顧客の端末から前記被紹介者の端末へ転送される
紹介メールを前記既存顧客の端末へ送信する第２の送信
工程と、前記紹介メールを介して前記Ｗｅｂサイトに誘
引された前記被紹介者から前記商品・サービスの注文・
購入を受け付ける注文・購入受付工程と、注文・購入を
行った場合に限って、当該被紹介者を既存顧客として、
当該被紹介者の端末へ前記紹介依頼メールを送信する第
３の送信工程と、を含むことを特徴とする新規顧客獲得
方法。 （付記２） 前記被紹介者が前記注文・サービスの注文
・購入を行った場合に、前記既存顧客に対してインセン
ティブを付与するインセンティブ付与工程、を含むこと
を特徴とする付記１に記載の新規顧客獲得方法。 （付記３） 前記紹介メールは、前記既存顧客の端末の
メールアドレス帳から選択されたメールアドレス宛に転
送されることを特徴とする付記１または２に記載の新規
顧客獲得方法。 （付記４） 前記注文・購入受付工程では、前記被紹介
者に前記既存顧客の情報を入力させることを特徴とする
付記１〜３のいずれか一つに記載の新規顧客獲得方法。 （付記５） Ｗｅｂサイトにより顧客獲得を行う企業の
既存顧客の端末へ新規顧客紹介に関する紹介依頼メール
を送信させる第１の送信工程と、前記既存顧客からの紹
介元エントリを受け付けさせるエントリ受付工程と、前
記既存顧客の端末から被紹介者の端末へ前記企業の商品
・サービスを紹介するためのメッセージを含み前記既存
顧客の端末から前記被紹介者の端末へ転送される紹介メ
ールを前記既存顧客の端末へ送信させる第２の送信工程
と、前記紹介メールを介して前記Ｗｅｂサイトに誘引さ
れた前記被紹介者から前記商品・サービスの注文・購入
を受け付けさせる注文・購入受付工程と、注文・購入を
行った場合に限って、当該被紹介者を前記既存顧客とし
て、当該被紹介者の端末へ前記紹介依頼メールを送信さ
せる第３の送信工程と、をコンピュータに実行させるた
めの新規顧客獲得プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体。 （付記６） Ｗｅｂサイトにより顧客獲得を行う企業の
既存顧客の端末へ新規顧客紹介に関する紹介依頼メール
を送信する第１の送信手段と、前記既存顧客からの紹介
元エントリを受け付けるエントリ受付手段と、前記既存
顧客の端末から被紹介者の端末へ前記企業の商品・サー
ビスを紹介するためのメッセージを含み前記既存顧客の
端末から前記被紹介者の端末へ転送される紹介メールを
前記既存顧客の端末へ送信する第２の送信手段と、前記
紹介メールを介して前記Ｗｅｂサイトに誘引された前記
被紹介者から前記商品・サービスの注文・購入を受け付
ける注文・購入受付手段と、注文・購入を行った場合に
限って、当該被紹介者を既存顧客として、当該被紹介者
の端末へ前記紹介依頼メールを送信する第３の送信手段
と、を備えたことを特徴とする新規顧客獲得装置。 （付記７） 前記被紹介者が前記注文・サービスの注文
・購入を行った場合に、前記既存顧客に対してインセン
ティブを付与するインセンティブ付与手段、を備えたこ
とを特徴とする付記６に記載の新規顧客獲得装置。 （付記８） 前記紹介メールは、前記既存顧客の端末の
メールアドレス帳から選択されたメールアドレス宛に転
送されることを特徴とする付記６または７に記載の新規
顧客獲得装置。 （付記９） 前記注文・購入受付手段は、前記被紹介者
に前記既存顧客の情報を入力させることを特徴とする付
記６〜８のいずれか一つに記載の新規顧客獲得装置。

【００６８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
紹介依頼メールを既存顧客の端末へ送信し、紹介元エン
トリが受け付けられた後、既存顧客の端末へ送信された
紹介メールを既存顧客が被紹介者の端末へ転送するとい
う極めて簡単な操作で、従来に比べて低コストで新規顧
客（売り上げ）を飛躍的に拡大することができるという
効果を奏する。特に、既存顧客が複数の被紹介者に紹介
メールを転送することにより、自己増殖的に紹介網と販
売網を拡大することができるという効果を奏する。

【００６９】また、本発明によれば、被紹介者が注文・
サービスの注文・購入を行った場合に、既存顧客に対し
てインセンティブを付与するようにしたので、既存顧客
の紹介意欲を高め、結果的に新規顧客をさらに拡大させ
ることができるという効果を奏する。

【００７０】また、本発明によれば、紹介メールが既存
顧客の端末のメールアドレス帳から選択されたメールア
ドレス宛に転送されるため、単純操作のみで気軽に紹介
することができるという効果を奏する。

【００７１】また、本発明によれば、被紹介者に既存顧
客の情報を入力させるようにしたので、紹介元と紹介先
とを明確に結合することができ、二世代以降の紹介では
紹介元が前段の購入者であることから、紹介メールの転
送を容易に行うことができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる一実施の形態の動作原理を説明
する図である。

【図２】同一実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。

【図３】図２に示したサーバ１００における各ファイル
およびメッセージ例文を示す図である。

【図４】同一実施の形態の動作を説明するフローチャー
トである。

【図５】図２に示した紹介元端末３００の画面遷移を示
す図である。

【図６】図２に示した紹介先端末３００−１’の画面遷
移を示す図である。

【図７】同一実施の形態の適用例を示す図である。

【図８】同一実施の形態の変形例を示すブロック図であ
る。

【符号の説明】 １００ サーバ ２００ インターネット ３００ 紹介元端末 ３５０ 既存顧客 ３００−１’ 紹介先端末 １０１ 制御部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大須賀 基泰 東京都千代田区丸の内一丁目６番１号 株 式会社富士通総研内 Ｆターム(参考） 5B049 BB49 CC05 FF03 GG04

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 Ｗｅｂサイトにより顧客獲得を行う企業
   の既存顧客の端末へ新規顧客紹介に関する紹介依頼メー
   ルを送信する第１の送信工程と、 前記既存顧客からの紹介元エントリを受け付けるエント
   リ受付工程と、 前記既存顧客の端末から被紹介者の端末へ前記企業の商
   品・サービスを紹介するためのメッセージを含み前記既
   存顧客の端末から前記被紹介者の端末へ転送される紹介
   メールを前記既存顧客の端末へ送信する第２の送信工程
   と、 前記紹介メールを介して前記Ｗｅｂサイトに誘引された
   前記被紹介者から前記商品・サービスの注文・購入を受
   け付ける注文・購入受付工程と、 注文・購入を行った場合に限って、当該被紹介者を既存
   顧客として、当該被紹介者の端末へ前記紹介依頼メール
   を送信する第３の送信工程と、 を含むことを特徴とする新規顧客獲得方法。
2. 【請求項２】 前記被紹介者が前記注文・サービスの注
   文・購入を行った場合に、前記既存顧客に対してインセ
   ンティブを付与するインセンティブ付与工程、 を含むことを特徴とする請求項１に記載の新規顧客獲得
   方法。
3. 【請求項３】 前記紹介メールは、前記既存顧客の端末
   のメールアドレス帳から選択されたメールアドレス宛に
   転送されることを特徴とする請求項１または２に記載の
   新規顧客獲得方法。
4. 【請求項４】 前記注文・購入受付工程では、前記被紹
   介者に前記既存顧客の情報を入力させることを特徴とす
   る請求項１〜３のいずれか一つに記載の新規顧客獲得方
   法。
5. 【請求項５】 Ｗｅｂサイトにより顧客獲得を行う企業
   の既存顧客の端末へ新規顧客紹介に関する紹介依頼メー
   ルを送信させる第１の送信工程と、 前記既存顧客からの紹介元エントリを受け付けさせるエ
   ントリ受付工程と、 前記既存顧客の端末から被紹介者の端末へ前記企業の商
   品・サービスを紹介するためのメッセージを含み前記既
   存顧客の端末から前記被紹介者の端末へ転送される紹介
   メールを前記既存顧客の端末へ送信させる第２の送信工
   程と、 前記紹介メールを介して前記Ｗｅｂサイトに誘引された
   前記被紹介者から前記商品・サービスの注文・購入を受
   け付けさせる注文・購入受付工程と、 注文・購入を行った場合に限って、当該被紹介者を既存
   顧客として、当該被紹介者の端末へ前記紹介依頼メール
   を送信させる第３の送信工程と、 をコンピュータに実行させるための新規顧客獲得プログ
   ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。