JP2002133223A - ネットワークショッピングサービス方法、ネットワークショッピングサービス装置およびネットワークショッピングサービスプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドユーザに対して実際のショッピング行
動を仮想現実的に体験させる。 【解決手段】 個別バーチャルショップ画面生成部３４
ｃは、クライアントマシン２０上に表示するための仮想
現実的なバーチャルショップ画面を生成する際に、少な
くともショップの背景画像と商品画像とを合成して前記
バーチャルショップ画面を生成し、且つ、ユーザ操作に
応答して前記背景画像と商品画像とを一緒にスクロール
させるような仕組みを持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークショ
ッピングサービス方法、ネットワークショッピングサー
ビス装置およびネットワークショッピングサービスプロ
グラムを格納した記録媒体に関する。詳しくは、インタ
ーネット等の通信インフラ上に、商品製造者とエンドユ
ーザとの仲介の場を仮想的に提供する、いわゆるネット
ショッピングと称されるネットワークサービス方法、装
置およびそのプログラムを格納した記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】ネットショッピングは、商圏を限定しな
い無店舗販売であるうえ、二十四時間いつでも商品の販
売を行うことができるなどの点で、既存の販売方式（有
店舗販売）にない優れたメリットを持ち、現在、有店舗
販売業者による第二の販売チャネルとして、または、商
品の生産者自らによる販売チャネルとして、様々な種類
のネットショッピングがインターネット上で提供されて
いる。

【０００３】従来のネットショッピングは、パーソナル
コンピュータなどのクライアントマシンを用いてサーバ
にアクセスし、当該サーバ上の電子化された商品カタロ
グ（以下「電子カタログ」という。）をクライアントマ
シンの画面に表示し、その電子カタログ内の商品画像を
見たり、商品の説明書きを読んだりしながら、気に入っ
た商品を探し出し、購入を決断して所要の発注手続きを
行うというものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ネットショッピングは、単なる電子カタログの閲覧サー
ビスに過ぎないものであり、いわゆるカタログショッピ
ングの域を脱していないから、エンドユーザに対する魅
力に欠けるという問題点があった。

【０００５】そこで、本発明は、エンドユーザに対して
実際のショッピング行動を仮想現実的に体験させること
ができ、以て、単なるカタログショッピングの域を脱し
てエンドユーザに対する魅力を大幅に向上することがで
きるネットワークショッピングサービス方法、ネットワ
ークショッピングサービス装置およびネットワークショ
ッピングサービスプログラムを格納した記録媒体を提供
することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、クライアントマシン上に表示するための
仮想現実的なバーチャルショップ画面を生成する際に、
少なくともショップの背景画像と商品画像とを合成して
前記バーチャルショップ画面を生成し、且つ、ユーザ操
作に応答して前記背景画像と商品画像とを一緒にスクロ
ールさせるような仕組みを持たせたことを特徴とする。
この発明では、ユーザ操作に応答してショップの背景画
像と商品画像とがクライアントマシン上で一緒にスクロ
ールする。本発明の好ましい態様は、前記バーチャルシ
ョップ画面は、さらに、選択商品画像をトルソー画像に
張り付け可能な仕組みを有し、あるいは、前記バーチャ
ルショップ画面は、さらに、選択商品画像をユーザ個々
の専用領域に格納できる仕組みを有することを特徴とす
る。この態様では、トルソー（すなわちマネキン）画像
に選択商品画像が張り付けられ、又は、選択商品画像が
ユーザ個々の専用領域に格納される。また、本発明の別
の態様は、前記バーチャルショップ画面は、さらに、ト
ルソー画像用画面又はユーザ個々の専用領域画面をオー
プンするためのボタン若しくは当該ボタンに相当するリ
ンクオブジェクトを有するとともに、バーチャルショッ
プ画面とトルソー画像用画面又はユーザ個々の専用領域
画面との間で選択商品画像を受け渡しするための商品仮
置きエリアを有することを特徴とする。この態様では、
商品仮置きエリアを介して異なる画面間の選択商品画像
の受け渡しが行われる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１は、本実施の形態にお
けるネットワークショッピングサービス（以下「ショッ
ピングサービス」という。）のビジネスモデル構造を示
す図である。なお、ビジネスモデル構造とは、対象とな
るビジネスの事業活動または事業構想を模式化したもの
で、例えば、「戦略モデル」、「運用モデル」および
「収益モデル」の三つのモデルを中心に構造化されたも
のということができる（「ネットビジネスの経営戦略」
根来龍之／木村誠、日科技連出版社発行）が、図示のモ
デルは説明の便宜上これら三つのモデルを混在して示し
ている。

【０００８】図において、生産者群１は少なくとも一つ
のメーカ（「生産者」のこと。例えば、ファッション関
連商品の生産・販売を行うアパレルメーカ。）を含む。
ここでは便宜的に３つのメーカ１ａ〜１ｃを含むものと
する。各メーカ１ａ〜１ｃは、たとえば、服飾や装身具
ならびに個人雑貨等（以下「ファッション用品」とい
う。）を生産し、その生産物（商品）を独自のブランド
（brand：商標または銘柄のこと。）で市場に投入す
る。ファッション用品の販売はブティック等の有店舗販
売やカタログ通販等の無店舗販売で行われるほか、さら
にインターネット上の無店舗販売、すなわち、本実施の
形態で開示する以下のネットショッピングサービスを利
用することによっても行われる。

【０００９】ショッピングサービス事業者（または提供
者）２は、インターネットに接続されたウェブサーバ
（後述のサーバマシン７参照）を備え、そのサーバ上
で、動的ウェブ（Ｗｅｂ）サービス処理２ａ、バーチャ
ルショップ生成処理２ｂおよびその他の処理２ｃを実行
する。動的ウェブサービス処理２ａは、エンドユーザ２
ａ〜２ｃに対して、後述のバーチャルショップ画面など
のユーザインターフェース画面を閲覧可能に提供すると
ともに、当該ユーザインターフェース画面上で行われた
エンドユーザの操作情報（商品選択情報、商品購入情報
など）を受け取るための処理を実行する。また、バーチ
ャルショップ生成処理２ｂは各メーカ１ａ〜１ｃの販売
戦略やブランドイメージに適合したバーチャルショップ
画面を生成するための処理を実行し、さらに、その他の
処理２ｃは上記動的ウェブサービス２ａおよびバーチャ
ルショップ生成処理２ｂに必要な付帯処理、たとえば、
エンドユーザ個々の情報管理、各メーカに対する発注手
続き、エンドユーザに対するダイレクトメール送信、各
メーカに対する各種分析情報提供などをの処理を行う。

【００１０】不特定多数のエンドユーザ（「消費者」と
もいう。）群３を構成する各エンドユーザ３ａ〜３ｃ
は、それぞれブラウザソフトを用いてバーチャルショッ
プ画面を閲覧し、気に入った商品があれば、ブラウザソ
フトから所定の発注手続きを行う。ショッピングサービ
ス事業者２は、エンドユーザ３ａ〜３ｃからの発注情報
を当該発注商品のメーカ（例えば、メーカ１ａ）に伝達
し、メーカ１ａは発注元のエンドユーザ（例えば、エン
ドユーザ３ａ）に対して商品の配送手続きを行う。な
お、ショッピングサービス事業者２が当該発注商品の在
庫（例えば、買取在庫や販売依頼在庫）を抱える場合、
発注者宛てにその在庫商品を発送してもよい。

【００１１】メーカ１ａとエンドユーザ３ａの間の決済
方法としては、例えば、銀行振込、カード決済あるいは
現金書留郵送若しくは代引き決済など様々あるが、ここ
では、最も簡単な代引き決済を想定することにする。す
なわち、メーカ１ａは宅配業者に商品の代引き配送を依
頼し、宅配業者はエンドユーザ３ａに対して商品代金と
引き換えに配送物を手渡すと共に、エンドユーザ３ａか
ら預かった商品代金をメーカ１ａの口座に入金するとい
う流れで決済を行うものとする。この決済方法は、ショ
ッピングサービス事業者２自らが発注者宛てに商品を配
送する場合にも適用される。但し、本発明の意図する範
囲は、この例示（代引き決済）に限定されない。銀行振
込、カード決済あるいは現金書留郵送など公知の決済方
法のいずれを用いても構わない。

【００１２】ショッピングサービスをビジネスとして行
う場合、当然ながら収益モデルの確立が必須であり、シ
ョッピングサービス事業者２は各メーカ１からの出店料
（または加盟料等）、コンテンツ製作料および販売代行
手数料などの収入を収益基盤としてビジネス活動を行
う。なお、収入には他の業界（例えば、ファッション雑
誌業界等）４の広告主４ａ〜４ｃからのバナー広告（広
告主の会社名や商品ロゴなどをデザイン化した画像オブ
ジェクトのこと。一般に当該広告主のホームページ等へ
のリンクが張られる。）、又は、その他の広告（例え
ば、取材広告やタイアップ広告）などの収入も加えるこ
とができる。

【００１３】ショッピングサービスの収益モデルを確立
するためには、これら収入の安定化ならびに増収が不可
欠である。すなわち、ショッピングサービス事業者２は
多くの加盟店（すなわちメーカ１ａ〜１ｃ）や広告主４
ａ〜４ｃを獲得しなければならず、それには、他の類似
サービスにない魅力的な戦略モデルを打ち出すと共に、
その戦略モデルを安定して運営するための堅牢な運用モ
デルを構築しなければならない。

【００１４】本実施の形態における戦略モデルの詳細は
後述するが、その魅力とするところは、要するに、エン
ドユーザ２ａ〜２ｃに閲覧させるバーチャルショップ画
面の高度な仮想現実性にある。すなわち、単なるカタロ
グショッピングの域を脱し、実際にショッピングを楽し
んでいるが如き体験をさせることができる点にあり、具
体的には、多数のバーチャルショップの外観画像を並べ
たショッピングモール画面を閲覧させて、エンドユーザ
のイメージに合ったショップを選択させることができる
とともに、選択されたショップの内部をリアルに再現し
たバーチャルショップ画面を閲覧させることにより、あ
たかもエンドユーザ自身がそのショップ内を散策しなが
ら、実際に商品を物色しているような仮想体験をさせる
ことができることにある。

【００１５】このような戦略モデルは、特にエンドユー
ザ個々の主観の違いが出やすいファッション用品に適合
したものであるということができるから、当該ファッシ
ョン用品分野において、エンドユーザ３ａ〜３ｃに提供
するショッピングサービスの質を高め、且つ、その内容
に工夫を凝らして他の類似サービスとの差別化を図るこ
とができ、ファッション用品を取り扱うネットショッピ
ングサービスの普及を促進し、以って、ネットショッピ
ングサービスのビジネスモデルの実現に大きく貢献する
ことができるのである。

【００１６】ショッピングサービス事業者２のビジネス
モデル構造は、上記のとおり、戦略モデル、運用モデル
および収益モデルの三つの要素に分けることができる。
このうち収益モデルは先に説明したとおりである。すな
わち、魅力のあるショッピングサービスを提供して多く
のメーカ１ａ〜１ｃ、エンドユーザ３ａ〜３ｃならびに
広告主４ａ〜４ｃを募り、各メーカ４ａ〜４ｃからの出
店料やコンテンツ製作料および販売手数料ならびに各広
告主４ａ〜４ｃからのバナー広告料などを収益基盤とす
るものである。これに対して、戦略モデルは上記ショッ
ピングサービスの“魅力”を直接左右する重要な要素で
あり、また、運用モデルは、戦略モデルの継続性や安定
性および信頼性ならびにパフォーマンスなどをバックグ
ランドで支える重要な要素である。

【００１７】本実施の形態におけるショッピングサービ
スのポイントは、前記のとおり、ファッション用品に関
する適切なビジネスルールを設定する点にあり、かかる
ビジネスルールは、上記三要素のうちの「戦略モデル」
に組み込まれるものであるから、以下の説明において
は、この戦略モデルについて、詳細に述べることとす
る。

【００１８】まず、ショッピングサービスの全体概念を
説明する。図２はその概念構成図である。便宜的に示す
３台のクライアントマシン５ａ〜５ｃは、いずれもブラ
ウザソフトの実行環境とインターネット６への接続環境
を備えている。ここに、それぞれの操作者を便宜的に
「ユーザＡ」、「ユーザＢ」および「ユーザＣ」という
ことにすると、これらのユーザＡ〜Ｃはショッピングサ
ービスの利用者（すなわちエンドユーザ３ａ〜３ｃ）で
ある。インターネット６は、各ユーザＡ〜Ｃ（正確には
クライアントマシン５ａ〜５ｃ）からインターネットサ
ービスプロバイダまでの公衆電話回線網（ユーザ宅に設
置されたモデムやターミナルアダプタを含む）およびイ
ンターネットサービスプロバイダ内のＤＮＳ（Domain N
ame System）サーバやネットワークなどを包括的に模式
化して示しており、このインターネット６には、ショッ
ピングサービスを提供するためのサーバマシン７が接続
されている。

【００１９】なお、サーバマシン７は、インターネット
プロバイダが用意したレンタルサーバまたはショッピン
グサービスの提供者（事業者）が自前で用意した専用サ
ーバのいずれであってもよい。専用サーバの場合、イン
ターネットプロバイダ内に設置されることもあるし、シ
ョッピングサービス事業者の事務所内に設置されること
もある。

【００２０】図３（ａ）は、クライアントマシン２０
（図２の各クライアントマシン５ａ〜５ｃに相当）のシ
ステム構成図であり、図３（ｂ）は、サーバマシン３０
（図２のサーバマシン７に相当）のシステム構成図であ
る。これらは、いずれもＯＳＩ（Open System Intercon
nection：開放型システム間相互接続）参照モデルを模
した階層構造で示されている。図において、クライアン
トマシン２０およびサーバマシン３０は、いずれも最下
位層を物理層２１、３１とし、その上にオペレーティン
グシステム２２、３２や所要のアプリケーションプログ
ラム２３、、３３〜３５を階層的に実装した多層構造を
有している。サーバマシン３０は発明の要旨に記載のネ
ットワークショッピングサービス装置に相当する。

【００２１】ここに、物理層２１、３１はイーサネット
（登録商標）カードや通信ポート等の物理的リソースで
ある。アプリケーションプログラム２３、３３〜３５
は、オペレーティングシステム２２、３２のＡＰＩ（Ap
plication Programmable Interface）を介してこれらの
リソースを間接的に利用する。オペレーティングシステ
ム２２、３２は、インターネットプロトコル（ＩＰ）を
標準でサポートするか、または、実装可能なものであ
り、望ましくは、ネットワークＯＳを標準実装した、例
えば、Microsoft Windows CE／95／98／NT／2000（マイ
クロソフト社の登録商標）やＬｉｎｕｘなどの汎用オペ
レーティングシステムである。但し、サーバマシン３０
のオペレーティングシステム３２については、「運用モ
デル」の堅牢さを確保するために、安定性や信頼性に優
れたサーバ専用のもの（例えば、Microsoft Windows NT
Server／2000 Server）を使用すべきである。

【００２２】クライアントマシン２０に実装されたアプ
リケーションプログラム２３はブラウザソフトである。
以下、アプリケーションプログラム２３のことをブラウ
ザソフト２３ということにする。ブラウザソフト２３
は、ショッピングサービスで提供されるＷｅｂコンテン
ツ（ＨＴＭＬ文法で記述されたショッピングサービス画
面等）を閲覧するのために欠くことのできないものであ
る。

【００２３】一方、サーバマシン３０に実装されたアプ
リケーションプログラム３３〜３５は、それぞれＷＷＷ
（Wold Wide Web）サーバサービスプログラム、ＣＧＩ
（Common Gateway Interface）処理プログラムおよびデ
ータベースサービスプログラムである。以下、アプリケ
ーションプログラム３３〜３５のことを、それぞれ、Ｗ
ＷＷサーバサービスプログラム３３、ＣＧＩ処理プログ
ラム３４およびデータベースサービスプログラム３５と
いうことにする。

【００２４】ＷＷＷサーバサービスプログラム３３は、
Ｗｅｂコンテンツの公開サービスを実行して、いわゆる
「ウェブサイト」（または、単に「サイト」ともい
う。）の立ち上げに必要な諸機能を提供するもので、例
えば、マイクロソフト社のＩＩＳ（Internet Informati
on Server）などを使用することができる。また、ＣＧ
Ｉ処理プログラム３４は、サーバサイドスクリプト言語
を用いて設計された、本実施の形態の主要なポイントを
実現するためのプログラムの集まりであり、サーバサイ
ドスクリプト言語としては、ＦＬＡＳＨ（オリジナルフ
ォーマットのＷｅｂ用コンテンツを作成するソフトウェ
アのこと。ＦＬＡＳＨ形式のコンテンツはドロー形式な
ので拡大・変形による画像の劣化がない、ファイルサイ
ズが小さく表示が速い、ブラウザ側にないフォントで表
示できる、ブラウザでの表示には無料で利用できるプラ
グインが必要などの特徴がある。また、モーフィングな
どのアニメーションの作成に必要な機能を備えている。
ＦＬＡＳＨはMacromedia社の登録商標）、Ｐｅｒｌ（Pr
actical extension reporting Language）やＡＳＰ（Ac
tive Server Pages）などを使用することができる。

【００２５】データベースプログラム３５は、上記のＣ
ＧＩ処理プログラム３４に対してデータベースサービス
を提供するもので、例えば、SQL ServerなどのＳＱＬ
（Structured Query Language）対応リレーショナルデ
ータベースシステムを使用することが望ましい。

【００２６】これらのプログラム３３〜３５は、クライ
アントマシン２０のブラウザソフト２３と共に、冒頭で
説明した“三階層クライアント／サーバモデル（３ＣＳ
モデル）”を構築する。すなわち、ブラウザソフト２３
をユーザインターフェース層、ＷＷＷサーバサービスプ
ログラム３３とＣＧＩ処理プログラム３４を処理層およ
びデータベースサービスプログラム３５をデータベース
層とする３ＣＳモデルを構築する。これら三つの層のう
ち前記「戦略モデル」と密接な関係にあるものはＣＧＩ
処理プログラム３４である。ファッション用品に関する
適切なビジネスルールを設定し、そのルールをサーバサ
イドスプリクト言語を用いてプログラミングしているか
らである。

【００２７】なお、以上の説明では、クライアントマシ
ン２０とサーバマシン３０について、敢えて一般的な呼
び方（例えば、パーソナルコンピュータ）をしていない
が、これは、呼び方から推測される固定的な解釈を避け
るためである。例えば、サーバマシン３０にあっては、
ショッピングサービスの規模に応じて大は並列処理型の
高性能サーバコンピュータから、小はパーソナルコンピ
ュータ等の比較的低性能なコンピュータまで幅広く、ま
た、クライアントマシン２０にあっては、パーソナルコ
ンピュータのみならず、携帯情報端末やインターネット
対応の携帯電話まで多種多様な形態をとり得るからであ
る。

【００２８】次に、本実施の形態における“３ＣＳモデ
ル”について、説明する。図４は、その概略的なモデル
構造図である。前述のとおり、クライアントマシン２０
のブラウザソフト２３はユーザインターフェース層Ｆ１
を構成し、サーバマシン３０のＷＷＷサーバサービスプ
ログラム３３とＣＧＩ処理プログラム３４は処理層Ｆ２
を構成する。また、データベースサービスプログラム３
５はデータベース層Ｆ３を構成し、これらの三つの層
（Ｆ１〜Ｆ３）によって、３ＣＳモデルが構築される。

【００２９】なお、ＣＯＭ／ＤＣＯＭ（Component Obje
ct Model／Distributed ComponentObject Model）など
の分散化テクノロジーを活用する場合、処理層Ｆ２とデ
ータベース層Ｆ３とを異なるプラットフォーム上で動作
させることも可能であり、または、処理層Ｆ２やデータ
ベース層Ｆ３の一部若しくはそのすべてを同様に分散化
することも可能であるが、ここでは、説明の簡単化のた
めに、同一のプラットフォーム（すなわち、サーバマシ
ン３０）上で動作させるものとする。

【００３０】図４において、ＷＷＷサーバサービスプロ
グラム３３はブラウザソフト２３からの要求に応じて、
公開フォルダ３３ａにあらかじめ格納されている静的ド
キュメント（たとえば、ショッピングサービスのメイン
画面など）を要求元ブラウザソフト宛てに送信すると共
に、所要の動的ドキュメントの要求が行われた場合に
は、ＣＧＩ処理プログラム３４にその要求を伝え、ＣＧ
Ｉ処理プログラム３４で生成された動的ドキュメント
（後述のバーチャルショップモール画面や個別バーチャ
ルショップ画面など）を受け取って要求元ブラウザソフ
ト宛てに送信する。

【００３１】ＣＧＩ処理プログラム３４は、概念的に、
コマンドインターフェース３４ａ、バーチャルショップ
モール画面生成部３４ｂおよび個別バーチャルショップ
画面生成部３４ｃなどに分割することができる。バーチ
ャルショップモール画面生成部３４ｂおよび個別バーチ
ャルショップ画面生成部３４ｃは、ショッピングサービ
ス特有の処理機能を実現するための部分であり、特に、
本実施の形態におけるポイント、すなわち、ファッショ
ン用品に関する適切なビジネスルールを実装したプロセ
ス部分である。

【００３２】なお、コマンドインターフェース３４ａ
は、ＷＷＷサーバサービスプログラム３３と上記特有の
処理機能部分（バーチャルショップモール画面生成部３
４ｂおよび個別バーチャルショップ画面生成部３４ｃ）
との間のコマンド中継やデータ中継を行ったりする部分
であり、ＰｅｒｌやＡＳＰなどのサーバサイドスクリプ
ト実行環境によって提供される部分である。さらに、デ
ータベースコネクション３４ｄもＰｅｒｌやＡＳＰなど
のサーバサイドスクリプト実行環境によって提供される
機能部分であり、データベースサービスプログラム３５
と上記特有の処理機能部分との間のコマンド中継やデー
タ中継を行う部分であるが、データベースコネクション
３４ｄについては、例えば、データベースサービスプロ
グラム３５に対応したＯＤＢＣ（Open Data-Base Conne
ctivity）を使用することができる。

【００３３】データベースサービスプログラム３５は、
バーチャルショップデータベーステーブル（図では“デ
ータベーステーブル”を「ＤＢ」と省略している。）３
５ａ、ユーザデータベーステーブル３５ｂおよびテンプ
レートデータベーステーブル３５ｃなどを含む。バーチ
ャルショップデータベーステーブル３５ａには、各メー
カ１ａ〜１ｃの情報とメーカごとのバーチャルショップ
情報が格納されており、また、ユーザデータベーステー
ブル３５ｂには、各エンドユーザ２ａ〜２ｃの情報が格
納されている。さらに、テンプレートデータベーステー
ブル３５ｃには、バーチャルショップのテンプレート情
報が格納されている。

【００３４】図５は、バーチャルショップデータベース
テーブル３５ａ、ユーザデータベーステーブル３５ｂお
よびテンプレートデータベーステーブル３５ｃのテーブ
ル構造概念図である。図において、バーチャルショップ
データベーステーブル３５ａは、レコード識別のための
ユニーク値を格納するレコードＩＤフィールド３５ａ＿
１と、後述のテンプレートデータベース３５ｃのレコー
ドＩＤにリレーションされたテンプレートＩＤを格納す
るテンプレートＩＤフィールド３５ａ＿２と、バーチャ
ルショップの外観データを格納するショップ外観データ
フィールド３５ａ＿３と、バーチャルショップの背景レ
イヤデータを格納する背景レイヤデータフィールド３５
ａ＿４と、バーチャルショップのトルソーレイヤデータ
を格納するトルソーレイヤデータフィールド３５ａ＿５
と、バーチャルショップの什器レイヤデータを格納する
什器レイヤデータフィールド３５ａ＿６と、バーチャル
ショップの商品レイヤデータを格納する商品レイヤデー
タフィールド３５ａ＿７と、バーチャルショップの商品
説明レイヤデータを格納する商品説明レイヤデータフィ
ールド３５ａ＿８と、メーカ情報を格納するメーカ情報
フィールド３５ａ＿９とを有している。

【００３５】ユーザデータベーステーブル３５ｂは、レ
コード識別のためのユニーク値を格納するレコードＩＤ
フィールド３５ｂ＿１と、ユーザ情報を格納するユーザ
情報フィールド３５ｂ＿２と、クローゼットデータを格
納するクローゼットデータフィールド３５ｂ＿３と、購
入（発注）データを格納する購入データフィールド３５
ｂ＿４とを有している。

【００３６】テンプレートデータベーステーブル３５ｃ
は、レコード識別のためのユニーク値を格納するレコー
ドＩＤフィールド３５ｃ＿１と、背景レイヤテンプレー
トを格納する背景レイヤテンプレートフィールド３５ｃ
＿２と、トルソーレイヤテンプレートを格納するトルソ
ーレイヤテンプレートフィールド３５ｃ＿３と、什器レ
イヤテンプレートを格納する什器レイヤテンプレートフ
ィールド３５ｃ＿４と、商品レイヤテンプレートを格納
する商品レイヤテンプレートフィールド３５ｃ＿５と、
商品説明レイヤテンプレートを格納する商品レイヤテン
プレートフィールド３５ｃ＿６とを有している。

【００３７】次に、以上のシステム構成を用いて行われ
る本実施の形態におけるショッピングサービスの処理フ
ローを説明する。図６は、クライアントマシン２０とサ
ーバマシン３０の間で行われるショッピングサービス手
続きを示す図であり、以下、クライアントマシン２０で
行われるの手続きに符号“Ｕ”を付し、また、サーバマ
シン３０で行われる手続きに符号“Ｓ”を付して、それ
ぞれを一連連番で識別することにすると、全体の時系列
的な流れは次のとおりとなる。

【００３８】（ステップＵ１）エンドユーザは、まず、
クライアントマシン２０のブラウザソフト２３から本実
施の形態のネットワークショッピングサービスにアクセ
スする。サーバマシン３０は、ネットワークショッピン
グサービスのメイン画面をクライアントマシン２０のブ
ラウザソフト２３に送信し、ユーザは、そのメイン画面
に表示されているバーチャルショップモールへの入り口
を示す所定のハイパーリンク文字列又はアイコンなどを
クリックし、サーバマシン３０に対して、バーチャルシ
ョップモール画面を要求する。サーバマシン３０は、こ
の要求に応答して、ＣＧＩ処理プログラム３４のバーチ
ャルショップモール画面生成部３４ｂを起動し、バーチ
ャルショップデータベーステーブル３５ａのショップ外
観データフィールド３５ａ＿３から各バーチャルショッ
プの外観データを取り出して、その外観データを張り付
けたバーチャルショップモール画面（図１３（ａ）参
照）を生成し、クライアントマシン２０のブラウザソフ
ト２３に送信する。

【００３９】（ステップＵ２）エンドユーザは、ブラウ
ザソフト２３に表示されたバーチャルショップモール画
面を閲覧し、それぞれのバーチャルショップの外観イメ
ージを見て、自分の好みの商品を陳列していそうな特定
のバーチャルショップを選び出し、その外観画像をマウ
ス等のポインティングデバイスでクリックする。外観画
像のクリックイベントには、当該バーチャルショップの
識別情報（ショップＩＤ）をサーバマシン３０に送信す
るスクリプトが実装されており、サーバマシン３０は、
そのショップＩＤを受け取るとともに、クライアントマ
シン２０に対して、エンドユーザの識別情報（ユーザＩ
Ｄ）を入力するための入力画面を送信する。（ステップ
Ｕ３）エンドユーザは、あらかじめ所定の手続きでショ
ッピングサービスに登録しておいたユーザＩＤ（とパス
ワード）を当該入力画面に入力し、その入力情報をサー
バマシン３０に送信する。なお、ここではユーザＩＤと
パスワードを毎回入力させるようにしているが、これに
限定されない。たとえば、クッキーなどを利用して、ク
ライアントマシン２０にユーザＩＤとパスワードの両方
または一方を保存させるようにしておき、２回目以降は
このクッキー情報を参照することにより、ユーザＩＤお
よびパスワード若しくはその一方を自動送信するように
してもよい。このようにすると、ユーザ入力の手間を省
くことができるから好ましい。（ステップＳ１）サーバ
マシン３０は、クライアントマシン２０から送られてき
たユーザＩＤ（やパスワード）の正当性を確認し、正当
なユーザＩＤ（とパスワード）であると評価された場合
に、以下のステップを実行する。

【００４０】（ステップＳ２）まず、エンドユーザによ
って選択されたバーチャルショップのショップＩＤをキ
ーワードにして、このショップＩＤと同一のレコードＩ
Ｄを持つレコードを、バーチャルショップデータベース
テーブル３５ａのレコードから検索し、検索されたレコ
ードの背景レイヤデータフィールド３５ａ＿４、トルソ
ーレイヤデータフィールド３５ａ＿５、什器レイヤデー
タフィールド３５ａ＿６、商品レイヤデータフィールド
３５ａ＿７および商品説明レイヤデータフィールド３５
ａ＿８の格納データを取り出すとともに、当該レコード
のテンプレートＩＤフィールド３５ａ＿２の格納データ
（リレーション用のテンプレートＩＤ）を取り出す。
（ステップＳ３）次に、リレーション用のテンプレート
ＩＤをキーワードにして、テンプレートＩＤと同一のレ
コードＩＤを持つレコードを、テンプレートデータベー
ス３５ｃのレコードから検索し、検索されたレコードの
背景レイヤテンプレートフィールド３５ｃ＿２、トルソ
ーレイヤテンプレートフィールド３５ｃ＿３、什器レイ
ヤテンプレートフィールド３５ｃ＿４、商品レイヤテン
プレートフィールド３５ｃ＿５および商品説明レイヤテ
ンプレートフィールド３５ｃ＿６の格納データを取り出
す。

【００４１】（ステップＳ４）次に、テンプレートデー
タベース３５ｃから取り出したテンプレートデータ、す
なわち、背景レイヤテンプレートデータ、トルソーレイ
ヤテンプレートデータ、什器レイヤテンプレートデー
タ、商品レイヤテンプレートデータおよび商品説明レイ
ヤテンプレートデータを用い、これらのテンプレートデ
ータに、上記のバーチャルショップデータ、すなわち、
エンドユーザによって選択されたバーチャルショップの
ショップＩＤに対応した背景レイヤデータ、トルソーレ
イヤデータ、什器レイヤデータ、商品レイヤデータおよ
び商品説明レイヤデータを適用して、当該バーチャルシ
ョップの画像を生成する。 （ステップＳ５）次に、エンドユーザのユーザＩＤをキ
ーワードにして、このユーザＩＤと同一のレコードＩＤ
を持つレコードを、ユーザデータベーステーブル３５ｂ
のレコードから検索し、検索されたレコードのクローゼ
ットデータフィールド３５ｂ＿３の格納データを取り込
む。

【００４２】（ステップＳ６〜ステップＳ８）そして、
取り込んだ格納データに基づいて、当該エンドユーザ固
有のクローゼットデータ（当該エンドユーザがまだ購入
の手続きを行っていない仮置き商品のデータのこと）が
あるか否かを判定し、クローゼットデータが格納されて
いる場合は、そのクローゼットデータを上記のステップ
Ｓ４で生成したバーチャルショップ画面に展開した後、
バーチャルショップ画面を所定のスプリクトファイル
（たとえば、ＦＬＡＳＨ形式のファイル）に変換し、ク
ライアントマシン２０に送信する。

【００４３】（ステップＵ４）クライアントマシン２０
のブラウザソフト２３は、このスクリプトファイルを実
行し、クライアントマシン２０の画面上にバーチャルな
ショップを表示する。 （ステップＵ５）エンドユーザは、ポインティングデバ
イス等を操作しながら当該ショップ内を縦横に閲覧し、
任意の商品画像をクリックしてその説明書きを読むとと
もに、気に入った商品があればクローゼットエリアに保
存し、また、トルソーに商品を着せたり、装身具を組み
合わせたりして試着相当行為を行ったりする。 （ステップＵ６〜ステップＵ７）そして、エンドユーザ
が、バーチャルショップ画面の終了アイコンをクリック
してショッピングを完了すると、クライアントマシン２
０は、クローゼットエリアの情報から当該エンドユーザ
のショッピングデータを生成し、その生成データをサー
バマシン３０に送信する。

【００４４】（ステップＳ９）サーバマシン３０は、送
信されたショッピングデータをユーザデータベーステー
ブル３５ｂの該当レコードに登録した後、登録完了通知
をクライアントマシン２０に送信して、以上一連のショ
ッピング手続きを終了する。上記の説明において、ポイ
ントとなる第一の点はテンプレートデータに基づいて柔
軟にバーチャルショップ画面を生成することにあり、第
二の点はそのバーチャルショップ画面上で実際のショッ
ピング行動に即したバーチャルな操作行動を実現できる
ことにある。第一の点は、各メーカの希望を取り入れた
バーチャルショップを容易に生成できることを意味し、
且つ、第二の点は、エンドユーザに対して実際のショッ
ピング行動を仮想現実的に体験させることができること
を意味するから、要するに、バーチャルショップの作成
容易性ならびに単なるカタログショッピングの域を脱し
てエンドユーザに対する魅力を向上できる点において、
従来のネットショッピングにない格別なメリットを有す
る。

【００４５】以下、上記の二つの点について具体例をあ
げながら詳細に説明する。＜バーチャルショップデータ
＞図８は、バーチャルショップデータベーステーブル３
５ａの格納データ概念図である。図において、枠線５０
〜５２は、それぞれ便宜的に示すＡ店舗、Ｂ店舗および
Ｃ店舗のそれぞれのバーチャルショップデータ群を模式
的に表しており、各枠線５０〜５２のそれぞれはバーチ
ャルショップデータベーステーブル３５ａの一つのレコ
ードに相当する。

【００４６】ここで、Ａ店舗用のバーチャルショップデ
ータ群を収めた枠線５０を同一の符号を付してＡ店舗用
レコード５０といい、Ｂ店舗用のバーチャルショップデ
ータ群を収めた枠線５１を同様にＢ店舗用レコード５１
といい、Ｃ店舗用のバーチャルショップデータ群を収め
た枠線５２を同様にＣ店舗用レコード５２ということに
する。これらの店舗用レコード５０〜５２には、バーチ
ャルショップデータベーステーブル３５ａのレイヤデー
タフィールド、すなわち、背景レイヤデータフィールド
３５ａ＿４、トルソーレイヤデータフィールド３５ａ＿
５、什器レイヤデータフィールド３５ａ＿６、商品レイ
ヤデータフィールド３５ａ＿７および商品説明レイヤデ
ータフィールド３５ａ＿８にそれぞれ相当する背景レイ
ヤデータ格納部５３、トルソーレイヤデータ格納部５
４、什器レイヤデータ格納部５５、商品レイヤデータ格
納部５６および商品説明レイヤデータ格納部５７が設け
られている。

【００４７】Ａ店舗用レコード５０の背景レイヤデータ
格納部５３にはＡ店舗の店内背景画像データ５０ａが格
納されており、Ｂ店舗用レコード５１の背景レイヤデー
タ格納部５３にはＢ店舗の店内背景画像データ５１ａが
格納されており、さらに、Ｃ店舗用レコード５２の背景
レイヤデータ格納部５３にはＣ店舗の店内背景画像デー
タ５２ａが格納されている。また、Ａ店舗用レコード５
０のトルソーレイヤデータ格納部５４にはＡ店舗の店内
に陳列するためのトルソー画像データ５０ｂが格納され
ており、Ｂ店舗用レコード５１のトルソーレイヤデータ
格納部５４にはＢ店舗の店内に陳列するためのトルソー
画像データ５１ｂが格納されており、さらに、Ｃ店舗用
レコード５２のトルソーレイヤデータ格納部５４にはＣ
店舗の店内に陳列するためのトルソー画像データ５２ｂ
が格納されている。

【００４８】また、Ａ店舗用レコード５０の什器レイヤ
データ格納部５５にはＡ店舗の店内に陳列するための什
器画像データ５０ｃが格納されており、Ｂ店舗用レコー
ド５１の什器レイヤデータ格納部５５にはＢ店舗の店内
に陳列するための什器画像データ５１ｃが格納されてお
り、さらに、Ｃ店舗用レコード５２の什器レイヤデータ
格納部５５にはＣ店舗の店内に陳列するための什器画像
データ５２ｃが格納されている。また、Ａ店舗用レコー
ド５０の商品レイヤデータ格納部５６にはＡ店舗の店内
に陳列するための商品画像データ５０ｄが格納されてお
り、Ｂ店舗用レコード５１の商品レイヤデータ格納部５
６にはＢ店舗の店内に陳列するための商品画像データ５
１ｄが格納されており、さらに、Ｃ店舗用レコード５２
の商品レイヤデータ格納部５６にはＣ店舗の店内に陳列
するための商品画像データ５２ｄが格納されている。

【００４９】また、Ａ店舗用レコード５０の商品説明レ
イヤデータ格納部５７にはＡ店舗の店内に陳列する商品
ごとの説明書きデータ５０ｅが格納されており、Ｂ店舗
用レコード５１の商品説明レイヤデータ格納部５７には
Ｂ店舗の店内に陳列する商品ごとの説明書きデータ５１
ｅが格納されており、さらに、Ｃ店舗用レコード５２の
商品説明レイヤデータ格納部５７にはＣ店舗の店内に陳
列する商品ごとの説明書きデータ５２ｅが格納されてい
る。

【００５０】＜テンプレートデータ＞図９は、テンプレ
ートデータベーステーブル３５ｃの格納データ概念図で
ある。図９（ａ）〜（ｅ）はそれぞれ、背景レイヤテン
プレート５８、トルソーレイヤテンプレート５９、什器
レイヤテンプレート６０、商品レイヤテンプレート６１
および商品説明レイヤテンプレート６２であり、これら
のレイヤテンプレートは、背景レイヤテンプレート５８
を最下層とし、その上層に、トルソーレイヤテンプレー
ト５９、什器レイヤテンプレート６０、商品レイヤテン
プレート６１および商品説明レイヤテンプレート６２を
順次に積み重ねた層構造を有する。

【００５１】ここで、各レイヤテンプレートには、それ
ぞれのレイヤごとにオブジェクトの配置エリア（ハッチ
ング部分）が設定されている。たとえば、背景レイヤテ
ンプレート５８には店内背景画像オブジェクトを配置す
るためのエリア５８ａが設定されている。同様に、トル
ソーレイヤテンプレート５９には複数のトルソー画像オ
ブジェクトを配置するためのエリア５９ａ〜５９ｅが設
定されており、什器レイヤテンプレート６０には複数の
什器画像オブジェクトを配置するためのエリア６０ａ、
６０ｂが設定されており、商品レイヤテンプレート６１
には複数の商品画像オブジェクトを配置するためのエリ
ア６０ａ〜６０ｅが設定されており、さらに、商品説明
レイヤテンプレート６２には複数の商品説明オブジェク
トを配置するためのエリア６２ａ〜６２ｈが設定されて
いる。

【００５２】各レイヤテンプレートの配置エリア（ハッ
チング部分）には、選択された一つのバーチャルショッ
プデータが挿入されるようになっている。図１０は、あ
るバーチャルショップ（たとえばＡ店舗）のデータを挿
入した状態を示す図であるる。この図では、背景テンプ
レートレイヤ５８にＡ店舗用の店内画像オブジェクト
（図８の符号５０ａ参照）が挿入され、トルソーテンプ
レートレイヤ５９にＡ店舗用のトルソー画像オブジェク
ト（図８の符号５０ｄ参照）が挿入され、什器テンプレ
ートレイヤ６０にＡ店舗用の什器画像オブジェクト（図
８の符号５０ｃ参照）が挿入され、商品テンプレートレ
イヤ６１にＡ店舗用の商品画像オブジェクト（図８の符
号５０ｂ参照）が挿入され、商品説明テンプレートレイ
ヤ６２にＡ店舗用の商品説明オブジェクト（図８の符号
５０ｅ参照）が挿入されている。

【００５３】図１１は、レイヤを上記の順番で積み重ね
た状態を示す図である。図示のように、背景画像オブジ
ェクト（図では省略）をバックにして、その前面に、様
々なトルソー画像オブジェクト６３ａ、６３ｂ、什器画
像オブジェクト６３ｄ、６４ｄ、６５ｄおよび商品画像
オブジェクト６３ｃ、６４ａ、６４ｂ、６４ｃ、６５
ａ、６５ｂ、６５ｃを表示した、各店舗ごとの異なるデ
ザインを持つバーチャルショップ画面（ａ）〜（ｃ）を
生成することができる。

【００５４】ここで、バーチャルショップ画面に配置さ
れた商品説明オブジェクトは、可視プロパティがＦａｌ
ｓｅに設定されたオブジェクトである。したがって、通
常はエンドユーザの目から見えないようになっている。
可視プロパティがＴｒｕｅになるときは、エンドユーザ
が任意の商品画像オブジェクトをオンフォーカス（カー
ソルをオブジェクトの上に位置させる操作）したとき
に、そのオンフォーカス位置に商品説明オブジェクトが
設定されている場合である。オンフォーカス期間中（ま
たは所定時間の間）可視プロパティがＴｒｕｅになって
商品説明オブジェクトが見えるようになり、当該商品の
説明書きをエンドユーザに提示できる。

【００５５】また、いくつかの商品説明オブジェクトに
は、ドラッグアンドドロップイベントを利用したスプリ
クトが設定されており、当該商品説明オブジェクトをド
ラッグすると、その下に位置する商品画像オブジェクト
が移動し、たとえば、クローゼットエリアへの商品移動
またはクローゼットエリアからの商品取り出しなどを簡
単に行うことができるようになっている。

【００５６】＜バーチャルショップ画面の使い方＞図１
２は、上記のようにして生成されたバーチャルショップ
画面の使用法を説明する図である。バーチャルショップ
画面７０は、図１２（ａ）に示すように、表示枠線７０
ａよりも広大な、たとえば、横長に形成されており、エ
ンドユーザは、表示枠線７０ａに囲まれた一部の範囲だ
けを見るようになっている。表示枠線７０ａに囲まれた
範囲外を見たい場合は、左方向移動アイコン７０ｂまた
は右方向移動アイコン７０ｃをクリックする。たとえ
ば、左方向移動アイコン７０ｂをクリックすると、その
クリックしている間、表示枠線７０ａが左方向に移動
し、あたかもエンドユーザが店舗内を左方向に移動して
いるが如き仮想体験をさせることができる。

【００５７】そして、気に入った商品が目に入ったとき
は、その商品をオンフォーカスすることにより、図１２
（ｂ）に示すように、カーソル７１ａが位置する当該商
品画像７１ｂの上に設定された商品説明オブジェクトの
可視プロパティがＴｒｕｅとなって、説明書き７１ｃが
現れるようになっている。

【００５８】＜クライアントマシン２０の画面表示例＞
図１３および図１４は、クライアントマシン２０におけ
る実際の画面表示例を示す図である。まず、図１３
（ａ）は、バーチャルショップモール画面７２を示す図
である。このバーチャルショップモール画面７２は、複
数のショップ外観画像７５ａ〜７５ｄを表示したコント
ロールオブジェクト７５を有する。このコントロールオ
ブジェクト７５は、左右方向移動アイコン７５ｅ、７５
ｆを備えており、いずれかのアイコンをクリックするこ
とによって隠れている他のショップ外観画像を表示する
ことができるようになっている。

【００５９】バーチャルショップモール画面７２は、さ
らに、エンドユーザに対する操作案内などのための適当
な文字列（図では“お気に入りのショップを選んでクリ
ック！”や“ショッピングモールへようこそ！”）の表
示エリア７３、７４を有する。エンドユーザは、それら
の文字列を見て操作法を把握し、コントロールオブジェ
クト７５の中から自分の好みにあった外観の、たとえ
ば、Ａ店舗のショップ外観画像７５ａを選択してクリッ
クする。

【００６０】図１３（ｂ）は、ショップ外観画像７５ａ
をクリックしたときに開かれるバーチャルショップ画面
７６を示す図である。今、クリックしたショップ外観画
像７５ａは「Ａ店舗」のものであるから、バーチャルシ
ョップ画面７６は、Ａ店舗用にデザインされた専用のバ
ーチャルショップ画面である。すなわち、バーチャルシ
ョップ画面７６のコントロールオブジェクト７７には、
バーチャルショップデータベーステーブル３５ａから取
り出されたＡ店舗用の背景画像オブジェクト、トルソー
画像オブジェクト、什器画像オブジェクト、商品画像オ
ブジェクト及び商品説明オブジェクトなどが含まれてお
り、たとえば、図中のトルソー画像オブジェクト７７ａ
や商品画像オブジェクト７７ｂ、７７ｃ、７７ｄ、７７
ｅ及び什器画像オブジェクト７７ｆは、バーチャルショ
ップデータベーステーブル３５ａから取り出されたＡ店
舗用の画像オブジェクトを表している。

【００６１】エンドユーザは、これらのＡ店舗用の商品
画像オブジェクトを見て、気に入ったものがあれば、そ
のオブジェクトをオンフォーカスする。当該オブジェク
ト上に商品説明オブジェクトが設定されていれば、図１
２（ｂ）に示すような商品説明書き７１ｃが表示され
る。または、コントロールオブジェクト７７内に気に入
った商品が見つからなければ、左右の方向移動アイコン
７７ｇ、７７ｈをクリックし、Ａ店舗の内部を縦横に散
策する。バーチャルショップ画面７６には、図１３
（ａ）のバーチャルショップモール画面７２へ戻るため
の「ショップ街へ」ボタン７８や、後述する試着室画面
を開くための「試着室」ボタン７９、後述するマイクロ
ーゼット画面を開くための「マイクローゼット」ボタン
８０などが配置されているほか、商品仮置きエリア８１
およびショッピングを終了するための「終了」ボタン８
２が配置されている。

【００６２】ここで、商品仮置きエリア８１は複数の個
別エリア８１ａ〜８１ｆを備えており、コントロールオ
ブジェクト７７内で気に入った商品が見つかった場合
に、その商品をドラッグアンドドロップすることによ
り、任意の個別エリアに商品画像を移動できるようにな
っている。たとえば、図示の例では、右三つの個別エリ
ア８１ｄ〜８１ｆにそれぞれ商品画像８１ｇ〜８１ｉが
格納されているが、これらの商品画像８１ｇ〜８１ｉの
すべて又はいくつかはコントロールオブジェクト７７内
からドラッグアンドドロップされた商品（または後述の
マイクローゼットから取り出された商品）である。

【００６３】図１４（ａ）は、マイクローゼット画面８
３を示す図である。マイクローゼット画面８３には、エ
ンドユーザの未決済商品の商品画像８４ａ〜８４ｆを並
べたコントロールオブジェクト８４と、図１３（ａ）の
バーチャルショップモール画面７２へ戻るための「ショ
ップ街へ」ボタン８５と、図１３（ｂ）のバーチャルシ
ョップ画面７６へ戻るための「元のショップへ」ボタン
８６と、後述の試着室画面を開くための「試着室」ボタ
ン８７と、商品仮置きエリア８８およびショッピングを
終了するための「終了」ボタン８９とが配置されてい
る。ここで、商品仮置きエリア８１は、図１３（ｂ）の
バーチャルショップ画面７６と同様に、複数の個別エリ
ア８８ａ〜８８ｆを備えており、個別エリアに入れられ
た仮置き商品をコントロールオブジェクト８４にドラッ
グアンドドロップして未決済商品に加えたり、または、
その逆にコントロールオブジェクト８４内の未決済商品
を個別エリアにドラッグアンドドロップし、「元のショ
ップへ」ボタン８６をクリックして元のバーチャルショ
ップに戻って当該商品を陳列位置に戻したり、あるい
は、後述の試着室画面でトルソーに着せて他の装飾品等
との組み合わせを確認したりできるようになっている。

【００６４】たとえば、図示の例では、左から２番目の
個別エリア８８ｂに商品８８ｇが入っているが、この商
品８８ｂをコントロールオブジェクト８４にドラッグア
ンドドロップして未決済商品に加えることもできるし、
逆に、コントロールオブジェクト８４からドラッグアン
ドドロップされたものであれば、元のショップに戻って
陳列位置に戻したり、あるいは、試着室に行って試着し
たりすることができる。

【００６５】図１４（ｂ）は、試着室画面９０を示す図
である。試着室画面９０には、初期状態では一つないし
は複数のトルソー画像オブジェクト９１ａを有するコン
トロールオブジェクト９１と、図１３（ａ）のバーチャ
ルショップモール画面７２へ戻るための「ショップ街
へ」ボタン９２と、図１３（ｂ）のバーチャルショップ
画面７６へ戻るための「元のショップへ」ボタン９３
と、図１４（ａ）のマイクローゼット画面８３を開くた
めの「マイクローゼットへ」ボタン９４と、商品仮置き
エリア９５およびショッピングを終了するための「終
了」ボタン９６とが配置されている。

【００６６】商品仮置きエリア８５は、図１３（ｂ）や
図１４（ａ）と同様に、複数の個別エリア９５ａ〜９５
ｆを備えており、個別エリアに入れられた仮置き商品を
コントロールオブジェクト９１内の任意のトルソー画像
オブジェクト９１ａにドラッグアンドドロップすること
により、そのトルソーに試着させることができるように
なっている。たとえば、図示のコントロールオブジェク
ト９１の右側には、商品９１ｂ、９１ｃ及び９１ｄを試
着したトルソーが表示されており、エンドユーザは、そ
のトルソーを見て商品の組み合わせを確認できるように
なっている。

【００６７】以上のとおり、本実施の形態においては、 （Ａ）エンドユーザにバーチャルショップモール画面７
２を提示し、そのバーチャルショップモール画面７２の
中かからエンドユーザが選択したショップ外観画像に対
応した特定店舗（たとえば、Ａ店舗）のバーチャルショ
ップ画面７６を動的に生成することができるうえ、その
バーチャルショップ画面７６は、バーチャルショップ用
のレイヤテンプレート（図９の符号５８〜６２参照）に
あらかじめ設定されたオブジェクト配置エリア（図９の
ハッチング部分参照）に、選択店舗のバーチャルショッ
プデータ（図１０の各画像オブジェクト参照）を実装し
て作られたものであるから、商品の入れ替え等に際して
は、単にバーチャルショップデータベーステーブル３５
ａのフィールドデータを書き換えるだけで済み、バーチ
ャルショップ画面７６のデザインに全く手を加える必要
がないというサービス運用上の格別な効果が得られる。
また、新たな店舗を出す場合は、バーチャルショップデ
ータベーステーブル３５ａへ商品情報等を登録するだけ
でよく、出店までの時間的ロスをほとんどなくすことが
できる。

【００６８】（Ｂ）また、バーチャルショップ画面７６
は、店内を模した背景画像の上に、トルソー画像、什器
画像および商品画像などを積み重ねた構造を有してお
り、しかも、左右方向の移動アイコンをクリックして画
像を左右にスクロールできるから、あたかも店内を散策
している如きの仮想体験をさせることができ、従来技術
のような単純な電子カタログの閲覧に比べて、実際のシ
ョッピング行動に近い操作様式を実現することができ
る。その結果、エンドユーザの興味を引き出し、且つ、
興味を持続させることができ、多くのエンドユーザを獲
得して商品の購買行動につなげることができるという格
別な効果が得られる。

【００６９】（Ｃ）また、バーチャルショップ画面７６
からマイクローゼット画面８３や試着室画面９０にワン
タッチで移ることができ、しかも、それら画面間の商品
の受け渡しを商品仮置きエリア８１、８８、９５を介し
て行っているから、バーチャルショップ画面７６で選択
した商品をトルソーに着せて商品の組み合わせを確認し
たり、マイクローゼットに格納して他の店舗を覗いた
り、又は、試着してみて気に入らない商品があった場合
には元の陳列位置に戻したりすることを自在に行うこと
ができる結果、実際のショッピング行動に即したバーチ
ャルな購買行動をエンドユーザにとらせることができる
という格別な効果が得られる。

【００７０】なお、以上の実施の形態は発明の意図する
範囲で様々な変形が可能であることはもちろんである。
例えば、本発明に係るビジネスモデルの戦略モデルを実
現するためのＣＧＩ処理プログラム３４について、ＦＬ
ＡＳＨやＰｅｒｌあるいはＡＳＰなどのサーバサイドス
クリプト言語によるほか、スクリプトブロックの全部ま
たは一部をＤＬＬ（Dynamic Link Library）やＯＣＸ
（OLE Control）またはＡｃｔｉｖｅＸなどのコンポー
ネント部品にして実装してもよいし、ＸＭＬ（eXtensib
le Markup Language）技術を活用してもよい。あるい
は、ｊａｖａを利用してもよい。また、ユーザ個々のマ
イクローゼットに格納するデータは、商品に関するデー
タのみならず、たとえば、バーチャルショップ上での当
該ユーザの操作履歴情報を含んでいてもよい。サーバ側
でユーザ個々の操作履歴を取り込み、それを分析するこ
とによってマーケティングデータ等に活用することがで
きる。

【００７１】また、本実施の形態の主要な機能は、マイ
クロコンピュータを含むハードウェア資産と、オペーレ
ーティングシステムや各種プログラムなどのソフトウェ
ア資産との有機的結合によって機能的に実現されるもの
であるが、ハードウェア資産およびオペーレーティング
システムは汎用のものを使用できるから、本発明にとっ
て欠くことのできない必須の事項は、実質的に、３Ｃ／
Ｓモデルの処理層Ｆ２（図４参照）に実装されたＣＧＩ
処理プログラム３４に集約されているということがいえ
る。したがって、本発明は、ＣＧＩ処理プログラム３４
のすべてまたはその要部を格納した、フロッピィディス
ク、光ディスク、コンパクトディスク、磁気テープ、ハ
ードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体若しく
はこれらの記録媒体を含む構成品（ユニット品や完成品
または半完成品）を包含する。なお、上記記録媒体また
は構成品は、それ自体が流通経路にのるものはもちろん
のこと、ネットワーク上にあって記録内容だけを提供す
るものも含まれる。

【００７２】

【発明の効果】本発明によれば、ユーザ操作に応答して
ショップの背景画像と商品画像とがクライアントマシン
上で一緒にスクロールするので、あたかも実際のショッ
ピング行動の如き店内散策を体感することができる。ま
た、本発明の好ましい態様によれば、トルソー（すなわ
ちマネキン）画像に選択商品画像が張り付けられ、又
は、選択商品画像がユーザ個々の専用領域に格納される
ので、前者の場合は、選択商品の組み合わせを確認で
き、後者の場合は、他のショップに移動している間、若
しくは、次回同じショップを訪れるまでの間、選択商品
をそのまま仮置きしておくことができる。また、本発明
の別の態様によれば、商品仮置きエリアを介して異なる
画面間の選択商品画像の受け渡しが行われるので、選択
商品の組み合わせ確認や、専用領域への格納を行う際の
操作性を良好にすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態におけるショッピングサービスの
ビジネスモデル構造を示す図である。

【図２】ショッピングサービスの概念構成図である。

【図３】クライアントマシン２０とサーバマシン３０の
システム構成図である。

【図４】本実施の形態における３ＣＳモデルの概略的な
モデル構造図である。

【図５】バーチャルショップデータベーステーブル３５
ａ、ユーザデータベーステーブル３５ｂおよびテンプレ
ートデータベーステーブル３５ｃのテーブル構造概念図
である。

【図６】クライアントマシン２０とサーバマシン３０の
間で行われるショッピングサービス手続きを示す図（そ
の１）である。

【図７】クライアントマシン２０とサーバマシン３０の
間で行われるショッピングサービス手続きを示す図（そ
の２）である。

【図８】バーチャルショップデータベーステーブル３５
ａの格納データ概念図である。

【図９】テンプレートデータベーステーブル３５ｃの格
納データ概念図である。

【図１０】テンプレートデータにあるバーチャルショッ
プのデータを挿入した状態を示す図であるる。

【図１１】レイヤを所定の順番で積み重ねた状態を示す
図である。

【図１２】バーチャルショップ画面の使用法を説明する
図である。

【図１３】クライアントマシン２０における実際の画面
表示例（バーチャルショップモール画面７２およびバー
チャルショップ画面７６）を示す図である。

【図１４】クライアントマシン２０における実際の画面
表示例（マイクローゼット画面８３および試着室画面９
０）を示す図である。

【符号の説明】

２０ クライアントマシン ３０ サーバマシン（ネットワークショッピングサービ
ス装置） ３４ｃ 個別バーチャルショップ画面生成部（生成手
段） ３５ データベースサービスプログラム（データベー
ス） ５０ａ 店内背景画像データ（背景画像、背景画像オブ
ジェクト） ５０ｂ トルソー画像データ（トルソー画像） ５０ｄ 商品画像データ（商品画像、商品画像オブジェ
クト） ５８ 背景レイヤテンプレート（テンプレート） ５８ａ 配置エリア ５９ａ〜５９ｅ 配置エリア ６０ａ、６０ｂ 配置エリア ６１ａ〜６１ｅ 配置エリア ６２ａ〜６２ｈ 配置エリア ５９ トルソーレイヤテンプレート（テンプレート） ６０ 什器レイヤテンプレート（テンプレート） ６１ 商品レイヤテンプレート（テンプレート） ６２ 商品説明レイヤテンプレート（テンプレート） ７２ バーチャルショップ画面 ７９、８０、８７、９４ ボタン（リンクオブジェク
ト） ８１、８８、９５ 商品仮置きエリア ８３ マイクローゼット画面（専用領域画面） ８４ コントロールオブジェクト（専用領域） ９０ 試着室画面（トルソー画像用画面）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 3/00 ６５６ Ｇ０６Ｆ 3/00 ６５６Ｄ

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 クライアントマシン上に表示するための
   仮想現実的なバーチャルショップ画面を生成する際に、 少なくともショップの背景画像と商品画像とを合成して
   前記バーチャルショップ画面を生成し、且つ、ユーザ操
   作に応答して前記背景画像と商品画像とを一緒にスクロ
   ールさせるような仕組みを持たせたことを特徴とするネ
   ットワークショッピングサービス方法。
2. 【請求項２】 前記バーチャルショップ画面は、さら
   に、選択商品画像をトルソー画像に張り付け可能な仕組
   みを有することを特徴とする請求項１記載のネットワー
   クショッピングサービス方法。
3. 【請求項３】 前記バーチャルショップ画面は、さら
   に、選択商品画像をユーザ個々の専用領域に格納できる
   仕組みを有することを特徴とする請求項１記載のネット
   ワークショッピングサービス方法。
4. 【請求項４】 前記バーチャルショップ画面は、さら
   に、トルソー画像用画面又はユーザ個々の専用領域画面
   をオープンするためのボタン若しくは当該ボタンに相当
   するリンクオブジェクトを有するとともに、バーチャル
   ショップ画面とトルソー画像用画面又はユーザ個々の専
   用領域画面との間で選択商品画像を受け渡しするための
   商品仮置きエリアを有することを特徴とする請求項１乃
   至３いずれかに記載のネットワークショッピングサービ
   ス方法。
5. 【請求項５】 クライアントマシン上に表示するための
   仮想現実的なバーチャルショップ画面を生成する生成手
   段を備え、 前記生成手段は、少なくともショップの背景画像と商品
   画像とを合成して前記バーチャルショップ画面を生成す
   るとともに、ユーザ操作に応答して前記背景画像と商品
   画像とを一緒にスクロールさせるような仕組みを持たせ
   ることを特徴とするネットワークショッピングサービス
   装置。
6. 【請求項６】 前記バーチャルショップ画面は、さら
   に、選択商品画像をトルソー画像に張り付け可能な仕組
   みを有することを特徴とする請求項５記載のネットワー
   クショッピングサービス装置。
7. 【請求項７】 前記バーチャルショップ画面は、さら
   に、選択商品画像をユーザ個々の専用領域に格納できる
   仕組みを有することを特徴とする請求項５記載のネット
   ワークショッピングサービス装置。
8. 【請求項８】 前記バーチャルショップ画面は、さら
   に、トルソー画像用画面又はユーザ個々の専用領域画面
   をオープンするためのボタン若しくは当該ボタンに相当
   するリンクオブジェクトを有するとともに、バーチャル
   ショップ画面とトルソー画像用画面又はユーザ個々の専
   用領域画面との間で選択商品画像を受け渡しするための
   商品仮置きエリアを有することを特徴とする請求項５乃
   至７いずれかに記載のネットワークショッピングサービ
   ス装置。
9. 【請求項９】 テンプレートに基づいてクライアントマ
   シン上に表示するための仮想現実的なバーチャルショッ
   プ画面を生成するとともに、 前記テンプレートは、少なくともショップごとの背景画
   像オブジェクトや商品画像オブジェクトの配置エリアを
   有し、 任意のショップのバーチャルショップ画面がクライアン
   トマシンから要求された場合に当該要求ショップの背景
   画像オブジェクトや商品画像オブジェクトをデータベー
   スから取り出し、前記テンプレートの該当配置エリアに
   実装して前記バーチャルショップ画面を生成することを
   特徴とするネットワークショッピングサービス方法。
10. 【請求項１０】 テンプレートに基づいてクライアント
    マシン上に表示するための仮想現実的なバーチャルショ
    ップ画面を生成する生成手段を備え、 前記テンプレートは、少なくともショップごとの背景画
    像オブジェクトや商品画像オブジェクトの配置エリアを
    有し、 任意のショップのバーチャルショップ画面がクライアン
    トマシンから要求された場合に当該要求ショップの背景
    画像オブジェクトや商品画像オブジェクトをデータベー
    スから取り出し、前記テンプレートの該当配置エリアに
    実装して前記バーチャルショップ画面を生成することを
    特徴とするネットワークショッピングサービス装置。
11. 【請求項１１】 クライアントマシン上に表示するため
    の仮想現実的なバーチャルショップ画面を生成する生成
    手段を実現するプログラムであって、前記生成手段は、
    少なくともショップの背景画像と商品画像とを合成して
    前記バーチャルショップ画面を生成するとともに、ユー
    ザ操作に応答して前記背景画像と商品画像とを一緒にス
    クロールさせるような仕組みを持たせたプログラムを記
    録したことを特徴とする記録媒体。
12. 【請求項１２】 前記プログラムは、前記バーチャルシ
    ョップ画面で選択した商品画像をトルソー画像に張り付
    け可能な仕組みを含むことを特徴とする請求項１１記載
    の請記録媒体。
13. 【請求項１３】 前記プログラムは、前記バーチャルシ
    ョップ画面で選択した商品画像および前記バーチャルシ
    ョップ画面上でのユーザ操作記録をユーザ個々の専用領
    域に格納できる仕組みを含むことを特徴とする請求項１
    １記載の記録媒体。
14. 【請求項１４】 テンプレートに基づいてクライアント
    マシン上に表示するための仮想現実的なバーチャルショ
    ップ画面を生成する生成手段を実現するプログラムであ
    って、 前記テンプレートは、少なくともショップごとの背景画
    像オブジェクトや商品画像オブジェクトの配置エリアを
    有し、 任意のショップのバーチャルショップ画面がクライアン
    トマシンから要求された場合に当該要求ショップの背景
    画像オブジェクトや商品画像オブジェクトをデータベー
    スから取り出し、前記テンプレートの該当配置エリアに
    実装して前記バーチャルショップ画面を生成するプログ
    ラムを格納したことを特徴とする記録媒体。